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レッド(無口とか幽霊とか言われるけどダイマーックス!)
- 853 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 23:49:26.91 ID:fwHMMA7X0
- オニオン「……がんばって……!」ポーン
ヨノワール「よのわわ……」
レッド「……」ポーン
ダークライ「……」
オニオン「……その子……」
レッド「……大丈夫……」
オニオン「わ、わかりました……!」
実況『聞いている側としてはまったくわからない会話が繰り広げられている!』
実況『もしやチャレンジャー、オニオンと相対するほどの不思議パワーの持ち主か!?』
レッド「……いくよ……!」
ダークライ「!」バッ ブンッ
ヨノワール「のわ!?」バタッ
オニオン「……ヨノワールが、一撃で……」
オニオン「そっか……その子……とっても仲良し、なんですね……」
レッド「…………」
ダークライ「……」
オニオン「それなら……、」ポーン
ポットデス「じゃば……」
- 854 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 23:55:28.14 ID:fwHMMA7X0
- レッド「……」スッ
ダークライ「……!」ブンッ
ポットデス「ぶじゃば!」バッシャ
レッド(あ、耐えた)
オニオン「……たえ、ます……」「ギリギリだけど……」
オニオン「……こっちも……シャドーボール……!」
ポットデス「じゃばーー!!」ゴゴゴ ブンッ
ダークライ「!」
レッド「……ダークライ」
ダークライ「……」コク バッ
オニオン「! いなくなった……」
ポットデス「じゃばすくりぷと……」キョロキョロ
ダークライ「!」バッ ゴンッ
ポットデス「ぱりーん!」バタッ
オニオン(ふいうち! ……ぶつり技は、難しかったね。ポットデス……)シュウン
オニオン「……次で、最後の一匹……です」
- 855 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 23:59:17.88 ID:fwHMMA7X0
- オニオン「最後……寂しいね……怖いね……でも……」
オニオン「がんばろう、ゲンガー……!」ポーン
ゲンガー「げぇん!!」
レッド「……」
ダークライ「……」コク
レッド「……」シュウン ポーン
レッド(ダイマックス、するはず。だとしたら、今のダークライには少し大変)
レッド(……ゴーストタイプか、あくタイプが、いいかな……それ以外でも勝てるけど)
レッド(僕の仲間の中だと……今戦いたそうなのは……)
出すポケモン 下1
- 856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 00:15:34.91 ID:4u3i0wgP0
- アブソル
- 857 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 00:24:21.56 ID:IyDDgXbU0
- レッド「……」ポーン
アブソル「そるっ」「……?」
レッド(メガシンカは出来ない ごめんね……)
アブソル「そる!」
レッド「……うん」(それがなくても戦えるように、シロガネ山で特訓してきたもんね)
オニオン「あくタイプ……怖いね……大丈夫……」
オニオン「……ゲンガー、キョダイマックス」シュウン ポーン!
キョダイゲンガー『げえええ ええ えええん……』ゴゴゴ
オニオン「闇で包んで……!」
レッド「……アブソル、いくよ……」
アブソル「そる!」シュウン
レッド(メガシンカとはちがうけど これはこれで 面白いと思う!)ポーン
ダイアブソル『そーーーーる!!』ズシン
レッド(……楽しそう)
- 858 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 00:32:32.94 ID:IyDDgXbU0
- オニオン「逃がさない……こっちにおいで……ゲンガー、キョダイゲンエイ……!」
レッド「……正面から、ダイアーク……!」
キョダイゲンガー『げえええええええええん!!!』ゴゴゴゴゴ
ダイアブソル『! そるーーーーっ!!!』ブンッ
オニオン「! 闇が……切り払われる……!」
レッド「……暗いのも、楽しいけど……」
レッド「今日のバトルは……見せたいやつが、いるから……」
グリーン「あいつの戦い方、変わらねえな」
マサル「へえ、そうなのか?」
グリーン「変わらねえよ。変わらねえまま、強くなっていきやがる」
オニオン「……!」
キョダイゲンガー『げええん……』バタッ シュウン
オニオン「……すごい……ボクの、まけです……」
- 859 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 00:35:36.12 ID:IyDDgXbU0
- オニオン「つよかった……あの、レッドさん、ですよね……」
レッド「……」コク
オニオン「……」
レッド「……」
オニオン「お、応援……してます! これ、その、ゴーストバッジ、です」
レッド「……ありがとう」
レッド(バッジ、ゲットだぜ)
オニオン「……よければ、また……お話、してくれませんか……」
レッド「……うん。いいよ……」
オニオン「ありがとうございます……夜、おむかえにいきますね……」
レッド「まってる……」
〜控室〜
キョウヘイ「会話だけ見るとめっちゃホラーなんすけど」
トウヤ「レッドは全然気にしてなさそうだねぇ」
キョウヘイ「レッドさんっすもんねー……」
- 860 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 00:37:41.45 ID:IyDDgXbU0
- 今日はここまで。
SS速報くんめちゃめちゃ重くて書き込みに苦労するので、次スレから引っ越しを視野に入れてます
掲示板式で他にいいところ……どこなんだろう 探してみます とりあえずの報告でした
- 861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 00:42:36.50 ID:moPdBW3c0
- 乙でした
- 862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 01:44:38.93 ID:4u3i0wgP0
- 乙乙
報告あざす
- 863 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 20:59:55.21 ID:IyDDgXbU0
- はじめます
- 864 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 21:05:53.54 ID:IyDDgXbU0
- 〜観客席〜
レッド「……」v
ホップ「レッド、もう体調は大丈夫なのかー!?」
レッド「バトルしてたら……治った……」
グリーン「お前はほんと単純だよな」
レッド(うるさ……)ベシ
グリーン「やめろやめろ」
ユウリ「フ、仲がいいことは素晴らしいことだ……!」
マサル「そうだけどな、そろそろトウヤの出番だぞ」
レッド「! ……」イソイソ
〜スタジアム〜
ジムトレ「コーヒーカップです!」
トウヤ「ですねぇ」
トウヤ(確かにぐるぐる回るし、全体の把握は難しそうだけど……さっきレッドの挑戦を見てたから、なんとかなるかな)
- 865 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 21:09:55.35 ID:IyDDgXbU0
-
トウヤ「だめかもしれない〜〜〜〜〜〜!!!」グルグル
トウヤ「お、思ったより回るっ……」
トウヤ(けどここで左にいけば、最低限の被害で済むはず!!!)グルグル
〜観客席〜
レッド(見てるだけで酔いそう)
マサル「あれは大変だよな……トウヤはああいうの苦手なのか?」
レッド「ふつう、だと思う……」
ユウリ「だとしたら大変だろうね! あぁ、普通の人にアレはつらいとも……」
グリーン「でも、なんだかんだ最短ルート通ってるよな……」
レッド(トウヤ、すごいな〜……)
ぐるぐる度 下1コンマ(高いほどぐるぐる)
- 866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 21:22:15.23 ID:moPdBW3c0
- はい
- 867 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 21:32:43.28 ID:IyDDgXbU0
- トウヤ「あはは、大変だったねぇ」スッ スタスタ
〜観客席〜
レッド(凄いまっすぐ歩いてるーー!!)
グリーン「あいつ……かっけえじゃねえか!!」
ユウリ「何ィ!? な、なかなかやるね……!」
〜バトルフィールド〜
トウヤ「こんにちは」
オニオン「こ ……こんにちは……オニオン、です……」
トウヤ「僕はトウヤです、よろしくね」
オニオン「は、はい……! い、いきます!」ポーン
シャンデラ「しゃあ〜〜〜〜ん!」
トウヤ「見慣れたポケモンが出てくると安心するなぁ……」
トウヤ「この子にぶつけるなら……」ポーン
カイオーガ「ぐおーーーう!!!」
〜控室〜
キョウヘイ「やりおったーー!! やりおったでこいつ!!!」
- 868 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 21:43:23.25 ID:IyDDgXbU0
- オニオン「……!!」
トウヤ「あはは、びっくりするよね……大きいし」
トウヤ「けど、あまり動揺はしないほうがいいよ。ポケモンにも伝わるからね……カイオーガ!」
カイオーガ「ぐおおおおおお!!!」バーーーッ
シャンデラ「しゃあーーー!?!?」
オニオン「あ、っ……シャンデラ……!」
トウヤ「僕はこの子のまま戦うよ。次はどうする?」
オニオン「……サニゴーン!」ポーン
サニゴーン「さあにい……」
トウヤ「確か……ゴーストタイプだけ、だったかな。それじゃあ試しに……カイオーガ!」
カイオーガ「ぐおおおおおおおおお!!!!」バーーーッ
サニゴーン「さにい……!」
トウヤ「……なるほどね」
- 869 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 21:51:41.92 ID:IyDDgXbU0
- オニオン「まだまだ……まだです……、サニゴーン、ちからをすいとる……!」
サニゴーン「さああ……にい……!」ギュウウ
カイオーガ「ぐおお!!」
トウヤ「! 回復されちゃったかぁ……それに、攻撃も下げられちゃったね」
トウヤ「うーん……けど、ここは突破できそうかな。カイオーガ、アクアテール!」
カイオーガ「ぐ、おおおお!!!」ブンッ
サニゴーン「さにーー!!」バタッ
オニオン「あ……最後の、最後の一匹……寂しいね……大丈夫……」
オニオン「……ゲンガー!」ポーン
ゲンガー「げえん!」
トウヤ(……さて、どうしようかな。あくタイプのポケモン持ってないから、僕自身が悪役っぽくなることで対応してたけど)?
トウヤ(このゲンガーもキョダイマックスするはず……カイオーガでも無理やり相手出来るかもしれないけど、攻撃も下がってるし……)
1,続投 2,手持ち入れ替え 下1
- 870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 22:56:28.29 ID:9UMYTBfpO
- カイオーガって特殊型じゃなかったっけ?
1の続投で
- 871 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 23:09:50.29 ID:IyDDgXbU0
- トウヤ(確かに特殊技でごり押しすればいっか……)
トウヤ(……元々大きいカイオーガがダイマックスしたらどうなるか、僕も気になるしね)
オニオン「……闇で包み込んで……キョダイマックス……!」ポーン
キョダイゲンガー『げえええええん!!!』
トウヤ「カイオーガもやってみようか。ダイマックス!」ポーン
ダイカイオーガ『ぐおおおおおおおおおおおおお!!!!』
〜観客席〜
レッド(劇場版?)
マサル「スケールがすごいな!」
ユウリ「周りが暗い分、闇落ちしたみたいに見えるね……」
オニオン「……ぶつけあい、ですね……」
トウヤ「そうだねぇ……どうなるかな」
オニオン「真っ暗な……海には、友達がたくさん……ゲンガー、キョダイゲンエイ……!」
トウヤ「それなら、みんなまとめて流しちゃおうか。ダイストリームをぶつけちゃおう!」
実況『これは……水しぶきの気配! こちらのジムはバウスタジアムと違い濡れることはないのでご安心を!』
トウヤ「いいことを聞いたね。それじゃあカイオーガ、全力で!」
- 872 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 23:17:51.95 ID:IyDDgXbU0
-
〜観客席〜
トウヤ「お待たせ〜、バッジ貰って来たよー」
レッド「おかえり……」
グリーン「お前、たまに大人気ねえよね……」
トウヤ「あはは、バトルはいつだって全力だからねぇ」
マサル「かなりの迫力だったな……」
ホップ「すっごかったんだぞーーー!!!」ブンブン
ユウリ「ふっ、ホップには好評だったようだね……」
マサル「お、キョウヘイの番が来たみたいだな」
レッド「……キョウヘイは、ぐるぐる得意だけど……」
トウヤ「あぁ……ここの雰囲気は苦手かもね?」
〜スタジアム〜
キョウヘイ「暗い!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キョウヘイ「いや 落ち着くっすよ俺……今回はスタジアム、色んな人が見てるわけで」
キョウヘイ「当然俺のファンも見てるわけっすから! カッコ悪いとこは見せらんないっすね!!」
- 873 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 23:23:12.31 ID:IyDDgXbU0
-
キョウヘイ「わーーーーーーい!!!」グルグルグルグル
キョウヘイ「ちょっとコントロールは難しいっすけど、慣れればいけるっすねこれ!」
キョウヘイ「何がいいって、回っちゃえば周りの暗さが気にならないところっす!! ……と、チェックポイントっすね」
キョウヘイ「道中のバトルもサクサク終わらせ……」
ジムトレ「ゴーストの強さ、お見せしよう……」ヌッ
キョウヘイ「うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
ジムトレ「」キーーーン
キョウヘイ「あーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」ポーン
キリキザン「……」
怖かった度 直下コンマ
- 874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 23:30:22.22 ID:9UMYTBfpO
- てい
- 875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 23:38:00.21 ID:4u3i0wgP0
- 言うほどでもないな
- 876 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 23:39:26.68 ID:IyDDgXbU0
- キョウヘイ「なんだ、よく見たらただのじいちゃんばあちゃんっすね!」
ジムトレ「失礼な! まだまだ現役じゃわい!」
キョウヘイ「あっすません!!」
〜バトルスタジアム〜
キョウヘイ「普通のスタジアムなの助かるっすね〜〜……お」
オニオン「……今日は、お客さんがいっぱい……よかったね、淋しくないね……」
キョウヘイ(こええ…………)
オニオン「……こんにちは、オニオン、です……」
キョウヘイ「こんちわ! 俺はキョウヘイっす! よろしゃす!!!」
オニオン「…………」ジッ
キョウヘイ「……えっと」
オニオン「あ……す、すみません……まず、バトルを……!」ポーン
ヨノワール「よのわわ……」
キョウヘイ「エッなになになになに!? と、りあえず キリキザン!!」ポーン
キリキザン「じゃきん!」
- 877 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 23:49:30.84 ID:IyDDgXbU0
- キョウヘイ「ヨノワール……なら、残念なことによーく知ってるんすよねー」
キョウヘイ「まぁ世のヨノワールは悪くないんすけど! 残念なのは一個体だけなんすけど!」
〜観客席〜
レッド(世の ヨノワール!?)ガタッ
キョウヘイ「先手を取って撃破っすよ! キリキザン、辻斬り!」
キリキザン「じゃきん!」ザシュッ
ヨノワール「よのわ……、のわ!!」キィン
キリキザン「!」
ヨノワール「……」バタッ
キョウヘイ「げ、今の……」
オニオン「……かなしばり、です……最後の力を……ふり絞って……」
キョウヘイ「うげ〜〜〜……困る〜〜〜……」
- 878 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 23:58:42.63 ID:IyDDgXbU0
- オニオン「……次は……この子……!」ポーン
シャンデラ「しゃあ〜〜ん!」
キョウヘイ「げ」
キリキザン「……」
オニオン「……影の動きは、すっごく速いんです……光に頑張ってついていくから……」
オニオン「回り込んで……火炎放射!」
シャンデラ「しゃあ〜〜〜ん!!」ボオッ
キリキザン「!!」
キョウヘイ「キリキザンーーー!! ぎ、ギリ耐えっすね……! つーか絵面がめっちゃイッシュでいいっすね今」
キョウヘイ「なんて言ってる場合じゃないっす! 一か八かだったっすけど、かかったっすね!」
キョウヘイ「しっぺ返し!」
キリキザン「……、じゃきん!」バッ
シャンデラ「しゅあ〜〜!」バタッ
キョウヘイ「うし、なんとか……あ!?」
キリキザン「じゃ、き……!」ボオッ バタッ
キョウヘイ「……ほのおのからだ〜〜〜!!!」
- 879 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/22(火) 00:03:40.73 ID:T3OyjUj/0
- オニオン「……最後の一匹……悲しいね、寂しいね……」
オニオン「すぐ……友達を……増やしてあげる……」
キョウヘイ「怖いっすよお〜〜〜……、ごほん」
キョウヘイ「だーっはっはっはァ! すぐにお友達のところに送ってやるっすよ!!」
オニオン「ひ……!」
キョウヘイ(え? 逆に怖がられてしまったっす 申し訳無……)
オニオン「……ゲンガー、キョダイマックス……!」ポーン
キョダイゲンガー『げえええええん!!!』
キョウヘイ「さ、て そうくるっすよねーー……」
キョウヘイ「相打ちを狙うか〜、ちゃんと耐えて倒すか……」
出すポケモン 下1
- 880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 00:17:15.97 ID:1IdDzS1I0
- あえてヨノワール
- 881 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/22(火) 00:27:07.40 ID:T3OyjUj/0
- キョウヘイ「マジか……いやまぁ、ゴーストにはゴーストをぶつけるんすよ!!」ポーン
ダイヨノワール『世界の中心で愛を叫びます!!!!!』
キョウヘイ「叫ぶな!!!!!!!」
オニオン「……素敵なお友達ですね……ボクらも負けない……」
オニオン「……キョダイゲンエイ……!!!」
ゲンガー『げえええええええええええん!!!!!!!』ゴゴゴゴ
キョウヘイ「よしヨノワール、特攻! パワーに任せてダイホロウっす!!」
ダイヨノワール『はい!!!!!!!! この身砕けても!!!!!!』ゴゴゴゴ
実況『呪いのパワーがぶつかり合う!! これはどちらも倒れたか!?』
ゲンガー『げええん……』バタッ
ヨノワール『勝ったーーーー!!! 勝ちましたよ!!!』フラフラ
キョウヘイ「なーんだ、一緒に倒れてくれると思ったんすけどね」
ヨノワール(そう言いつつ、倒れない事を計算の上で指示をしているの知ってますよ……)
- 882 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/22(火) 00:34:45.48 ID:T3OyjUj/0
- オニオン「あ、ありがとうございました……強かった、です……!」
オニオン「ゴーストバッジ……どうぞ……!」
キョウヘイ「あざっす! ……ところで、最初に見てたのって……」
オニオン「…………えっと……」
キョウヘイ「もーーー!! なんで視える系の人みんな同じリアクションなるんすか!!」
オニオン「………………」
〜観客席〜
キョウヘイ「いえーい勝ったっすよ!」
レッド「おめでとう……」
トウヤ「良いバトルだったねぇ」
キョウヘイ「そうっすよねーー!!」
マサル「あぁ、キリキザンとシャンデラの戦いが特によかったな……」
ホップ「オレは最後の立ってたヨノワールがカッコよかったと思うんだぞ!」
- 883 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/22(火) 00:36:21.05 ID:T3OyjUj/0
- 今日はここまで。明日も21時からです(終わりは早め)
- 884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 00:44:05.76 ID:ouBBBQUl0
- 乙ですタ
- 885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 00:55:46.54 ID:w3jngAkvO
- 乙
- 886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 02:17:22.47 ID:1IdDzS1I0
- 乙です
某フヒヒの人でも見えてたんですかね
- 887 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 21:00:10.68 ID:T3OyjUj/0
- はじめます
- 888 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 21:05:51.87 ID:T3OyjUj/0
- 〜ラテラルタウン〜
マサル「グリーンから見て、ガラルのジムバトルはどうだった?」
ユウリ「素晴らしいだろう、そうだろう!」
グリーン「なんつうか……面白いよな。技が当たるたびに歓声が起きて、最後の方は応援歌まで流れてたろ」
グリーン「カントーじゃ、バトルってのはトレーナーだけのもんだが……こっちじゃそうじゃないんだな」
グリーン「確かに、これは町おこしにうってつけだよな。バトルを見るために人が大移動する訳だ」
レッド「すごい……」
キョウヘイ「電車が発達してるのも納得っすよねー。イッシュも電車があるとはいえ、結構違うっすもん」
トウヤ「あの場に立つ身からすると、ちょっと緊張するけど……見たところ、他のチャレンジャーはそうでもなさそうだよねぇ」
ホップ「オレたちにとっては、これがジムバトル! だから、あんまり違和感はないんだぞ!」
- 889 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 21:13:57.08 ID:T3OyjUj/0
- グリーン「……この光景も、ガラルじゃ普通なのか?」
観客「いやー、今日もすごかったよな!」「見たか? レッドのあのアブソル! かっけぇー!!」「マジ尊い……」
観客「トウヤくん、すごいポケモン出してたねー!」「コーヒーカップも平気そうだったし〜!」「かっこよかったー!」
観客「キョウヘイ様マジ最高だった。。。」「グッズ爆買い確定」「今日もビジュよかったね」
マサル「まぁ……ちょっと過度ではあるが、出待ちはよくあるものだな」
ユウリ「三人も順調にファンが増えているみたいだ、流石だね!」
ホップ「キョウヘイ、ぐっず? 出してるんだぞ?」
キョウヘイ「バトル中の写真とか、そういうのだけっすけどね」
レッド(いつの間に……)
グリーン「はあ〜……すげえな……おいレッド、お前大丈夫かよ?」
レッド「……まぁ、わりと……」
レッド(エリカとかと似たようなものと思えば……)
マサル「それにしても……すごいな。ここにいるの、ほとんど三人のファンじゃないか?」
レッド(そうなのかな……)
様子を見てみるグループ 1,レッドファン 2,トウヤファン 3,キョウヘイファン 下1
- 890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 21:15:53.21 ID:ouBBBQUl0
- キョウヘイファン
- 891 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 21:27:02.73 ID:T3OyjUj/0
- レッド(……ちょっと様子を見てみようかな)サッ
マサル(変装の手際が良すぎる 探偵か……?)
レッド(キョウヘイ、もともとファンが多いからなぁ……どうだろう)コソコソ
観客「でさぁ……見た? バトルに勝った時の……ファンサ……」
観客2「見たあ〜〜泣 絶対こっち見てたよね泣 うちわ持ってきててよかった泣」
観客3「私、キョウヘイ様はバトルから入ったんだけど……マジいいね……」
コトネ「でしょーっ! 映画のDVD持ってきてるから、今度一緒に見よう!!」
レッド(コトネ、こっちで友達作ったんだ……よかったね……)ホンワカ
レッド(……っていうか、若い女の子ばっかり……流石……)
観客「あ!!! SNS更新されてる〜〜〜〜、ユニフォーム自撮りは流石に犯罪じゃない!?」
観客2「好きすぎる〜〜〜……オタクの需要をわかってるよお……保存しよ」
レッド(……なんかみんな……似たような服を着ているので……よくわからない コトネしかわからない)
レッド(誰かに話を聞いてみようかな……)
誰に話を聞くか 1,観客1 2,コトネ 3,その他(いそうな人) 下1
- 892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 21:40:57.35 ID:A9QD6Z+g0
- 1
- 893 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 21:47:44.22 ID:T3OyjUj/0
- レッド「……こんにちは……」
観客「え? こんにちはー、えーと……僕、どうしたの?」
レッド「えっと……キョウヘイの話してたのが、聞こえて……」
レッド「キョウヘイの、どういうところが好きなのかな、って……」
観客「え、聞きたい!?!?」
観客2「こいつ、推し語り長いよ〜」
レッド(熱意あるファンだ……!)
観客「私、もともとバトルとかあんまり好きじゃなかったんだけど、SNSで俳優がジムチャレンジに出るってバズっててね」
観客「誰だろーってみたら、イッシュの若手俳優で私より年下で、そんで顔がいい!」
観客「せっかくだからテレビで配信してたジムチャレンジの……ターフタウンのバトル見たんだ」
レッド(あれってテレビ配信されてたんだ……そういえば言ってたような……)
観客「そしたらさ、自信満々にでてきて。観客にもカメラにも全然臆してない上に、すっごいポケモン出してて」
レッド(そういえば、キュレム出してたっけ……)
- 894 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 21:58:38.60 ID:T3OyjUj/0
- 観客「めっちゃすごいポケモンだ! って、全然詳しくない私でもわかったんだけど」
レッド(特性、プレッシャーだもんね……)
観客「キョウヘイ様も、ぜんっぜんそれに負けないくらい存在感があってさ」
観客「その時思ったんだ、この人についていきたいって」
レッド「……ついて、いく?」
観客「あーー、ちょっと違うかも? 追いかけたい! みたいな……見てたいな、って感じの……」
観客「一瞬でファンになったみたいな! もちろん顔の良さもあってなんだけど〜」
観客「ああいう自分を持ってて自信満々なタイプとか元から好きだったし」
観客「で、バウスタジアムに応援にいったら丁寧なファンサしてるところも見ちゃって〜〜! 推すしかない!」
レッド(なるほど……確かにキョウヘイは堂々としててすごい)
観客2「キョウヘイ様はこういう狂信者的ファンを作るのが上手だよねー。あたしもそうだけど……笑」
観客「あとなんか、関係性オタク? みたいな人もいたよ。よく一緒にいるらしいお友達と先輩がいるらしくって」
観客「お友達の方はちょっと年下みたいなんだけど、ちょうど君くらいに……」
レッド「…………」
観客「…………わーーーーー!?!? レッドくん!?!?!?」
レッド(やっべバレた!!!!!)ダッ
- 895 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 22:03:37.32 ID:T3OyjUj/0
-
レッド(危なかった……人が多いから、なんとか撒けた)
キョウヘイ「あ、いたいた。レッドさーん、自分のファンほっといて何してたんすか?」
レッド「……キョウヘイの、ファンと……お話」
キョウヘイ「えー!? 俺の!? ……どうだったっすか?」
レッド「面白かった……ふぁんさ? が、よかったって……」
キョウヘイ「そうっすよね〜〜。俺、スタジアムにいるの全部自分のファンだと思って全方位にサービスしてるんで!」
レッド「そうなの……?」
キョウヘイ「そうすれば、目が合わなかった人が出ないっすし。ファンじゃなくとも落としてやる気概でやってるっすよ」
レッド「おおー……ぷろ……」パチパチ
キョウヘイ「実はそうなんすよ〜、俺プロなんすよね〜〜〜!!」ドヤ
レッド「……あれ、トウヤたちは……?」
キョウヘイ「それが、俺もさっきまで単独行動でファンサして回ってたんで知らないんすよね〜。どこ行ったんだか」
- 896 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 22:08:52.81 ID:T3OyjUj/0
-
グリーン「で? あの辺りがレッドのファンなのか?」
トウヤ「そうだよ……やっぱり、前回と比べてかなり増えてるね」
ホップ「人気がどんどん出てるってことなんだぞ!」
ユウリ「フ、私も油断していられない勢いだね……!」
マサル「……で、なんで二人は変装してレッドのファンの様子を見に行こうとしてるんだ?」
グリーン「あいつは変なのに好かれやすいからな。一般人があいつにボコられる前に止めねえとだろ」
トウヤ「僕も似たような理由かなぁ。キョウヘイは慣れてるから大丈夫だけど、レッドはね……心配で……」
ユウリ「トウヤに関しては、自分のファンの方を優先したほうがいいと思うけれどね?」
トウヤ「うーん……僕は、いいかな。キョウヘイみたいに人を喜ばせるとかできないから」
グリーン「人が多すぎてどれが怪しいかわかんねえな……適当に声をかけてみるか」
どんな人に声をかけるか 下1(コンマが高いほどヤバイファン)
- 897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 22:22:45.43 ID:lG4BZX+HO
- 昔のTheオタクみたいな奴
- 898 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 22:35:26.21 ID:T3OyjUj/0
- オタク「いやww 今回のレッド氏のバトルも最高でしたなww フホホww」
グリーン「あいつ怪しすぎんだろ!!! 今のご時世チェックシャツにリュックだぞ!?」
トウヤ「僕の時代にもいなかったなぁ、ああいう人……」
グリーン「アレはヤバいだろ……おい、お前」
オタク「え?ww 何ですかな?ww 貴殿もレッド氏のファンですかなww」
グリーン「…………まあ、そんなところだ。お前、レッドのどんなところが好きなんだよ」
オタク「それは勿論あの強さwwwwww 開会式からヲチしてるジムチャレガチ勢ですが、レッド氏は飛びぬけてますからなww」
オタク「オタクとしてはチート級の強さトレーナーとか注目せざるを得ないww」
グリーン「へえ、わかってんじゃねえか」
トウヤ(嬉しそうだね……)
オタク「それと忘れてはならないのはあのビジュアルwwwwww 儚げな強キャラ美少年とかwwwwww いやむしろロリwwwwww」
グリーン「ああ!?」
トウヤ「へぇ、わかってるね」
- 899 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 22:47:31.01 ID:T3OyjUj/0
- グリーン「お前な、見た目は一旦置いとけよ!! 今はジムチャレンジだろうが! 強さを見ろ強さを!!」
オタク「んんwwwwwwww ガチ勢ktkrですなwwwwwwwwww」
グリーン「が、ガチじゃねえし! いやお前らと比べたらガチだけどよ!!!」
トウヤ「まぁまぁ……ところで、お兄さんは他のファンみたいに直接レッドに会おうとは思わないの?」
オタク「いやいやww 自分から会いに行くのはあまりに恐れ多くwwwwww しかしうっかりエンカウントしないかとウロウロしてる次第wwww」
オタク「まぁww うっかり会えたら握手とかww あわよくば連絡先をとは思いますがwwww」
グリーン「……微妙だな。セーフか? アウトか?」
トウヤ「まぁ、わりと平均的なヤバさかな……まだ妄想だけで済んでるみたいだし」
グリーン「一応顔は覚えておくか……実際に近付いてきたらその時だな」
トウヤ「そうだね……」
オタク「んんwwwwwwww 貴殿たちは中々のレッド氏ガチ勢と見たwwwwwwww 新参でスマソ」
- 900 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/22(火) 22:55:46.08 ID:T3OyjUj/0
- グリーン(話の内容はともかく、雰囲気はわりと懐かしいから嫌いじゃねえんだよな……)
トウヤ(この先もあのチェックシャツで生きていくのかな……)
オタク「ところでww こちらにレッド氏のバトル中写真があるのですがwww」
オタク「そちらでお持ちのレッド氏の写真があれば交換しませぬかwww」
グリーン「はあ!? レッドの写真!? そんなの……」
トウヤ「うーん、どんなのがいいかなぁ」
グリーン「あるのかよ……!!」
オタク「ではこちらをw ……お主www この写真www カメラ目線な上に信頼しきった目線を送られているようですが」
オタク「レッド氏とどういう関係にあるのか説明しろお!!!!!!!!」
グリーン「やべっオタクがキレた!!!!」ダッ
トウヤ「逃げようか!!」ダッ
- 901 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/22(火) 23:02:03.73 ID:T3OyjUj/0
-
キョウヘイ「お」
レッド「あ……」
グリーン「なんだ、戻ってたのかよ」
トウヤ「ぜえ……はあ……」
キョウヘイ「え!? どこで走ってきたんすか!?」
マサル「……」察し
ユウリ「人ごみの中を走ると危ないから気を付けるようにね! ……マサルが言わないので、代わりに私が言っておこう」
マサル「あ、あぁ……ありがとな。それで、どうだった?」
グリーン「平均的だったな。最後キレてたけどよ」
トウヤ「そうだね、撮ってた写真も平均的にアレだったけど」
レッド「……???」
キョウヘイ「なるほど……」察し
- 902 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/22(火) 23:03:19.46 ID:T3OyjUj/0
- 今日はここまで。次は木曜日です
- 903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 23:06:31.49 ID:ouBBBQUl0
- 乙乙
- 904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 23:29:14.96 ID:MGZJa4cJ0
- 乙!
- 905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 11:26:11.44 ID:dz9KEzXxO
- SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
- 906 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 21:00:47.80 ID:TbBt4iL00
- はじめます
- 907 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 21:06:16.90 ID:TbBt4iL00
- キョウヘイ「さーて、ファンとも触れ合ったっすし……」
レッド(ポケモンみたいな言い方だ……)
キョウヘイ「そろそろ出ますか! いやー、楽しかったっすねラテラルタウン……と思ったっすけど、遺跡とかがあるんでしたっけ」
ユウリ「そうだとも! 遺跡と言っても、見どころは像くらいだけれどね。さ、こっちだ!」
マサル「スタジアムを出て、西側に少し行けば遺跡だな」
〜ラテラルタウン〜
レッド「……あっち?」
グリーン「なんつうか……思ったより人がいるもんだな」
ホップ「遺跡にある像は最近見つかったものだからなー! 今、観光の目玉なんだぞ!」
トウヤ「へぇ、それは楽しみだなぁ」
- 908 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 21:12:32.87 ID:TbBt4iL00
-
〜ラテラル遺跡〜
キョウヘイ「お、これが例の像っすね。……あ、二人の連れてるポケモンとそっくりじゃないすか!」
レッド(かわいい……)
トウヤ「その奥にも人の姿をしたものが二つ……これがタペストリーに出てきた人だね」
ユウリ「そうだね、これはザシアンとザマゼンタを模した像だろう。この像はつい最近、事故により見つかったんだけれどね」
マサル(事故……まぁ、事故みたいなものだったな)
ホップ「それまでは英雄が人であると信じられていたものの、この像の発見でより英雄ポケモン説の信憑性が強くなったんだぞ!」
レッド「へー……」
トウヤ「二匹が人を守るように立っているのが印象深いねぇ」
キョウヘイ「あの人たちとこの二匹も仲良かったんすかね〜」
マサル「本人たちはそうだったかもしれないが……後世の王族にとってはそうではなかったみたいだ。この像も隠されていたしな」
レッド(難しい話になってきた……)
???「……見つけました」ザッ
- 909 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 21:18:10.59 ID:TbBt4iL00
- レッド(闘気!)バッ
トウヤ「うん?」
キョウヘイ「お?」
マサル「どうした? ……あぁ、サイトウさん。三人とも、彼女がこの街のもう一人のジムリーダーだ」
サイトウ「はい、わたしがサイトウです。みなさま、はじめまして」ペコ
レッド「……」ペコ
トウヤ「はい、はじめまして」
キョウヘイ「はじめまして〜。なんか……格闘タイプの人っぽいっすね」
サイトウ「お分かりになりますか。そうです、わたしは格闘タイプのポケモン使いであり……」
サイトウ「ガラル空手で己を鍛えてもいます」
レッド「……ガラル空手……」
サイトウ「百年ほど前、東の地からこのガラルに伝わった格闘技です」
レッド(面白そう…………)
グリーン(おもしれえじゃねえか……)
キョウヘイ(面白がっちゃったっすね)
- 910 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 21:23:02.48 ID:TbBt4iL00
- サイトウ「今回、皆さんを探していたのは他でもありません」
サイトウ「わたしと、手合わせをしていただきたいのです」
レッド「……!」
トウヤ「多分ポケモンバトルのことだと思うよ……」コソ
ユウリ「そうなのかい? 三人の事は知っていたんだったかな」
サイトウ「はい。これまでのご活躍、中継で見させていただきました。皆さん、チャンピオンが推薦するのも納得の強さです」
サイトウ「しかし……生憎、今日のジムバトル担当はわたしではありませんでした。強者である皆さんと戦えず終わるわけにはいきません」
サイトウ「ジムバトルを終えた直後で、お疲れだとは思いますが……お願いしますッ!」バッ
キョウヘイ「そんながっつり頭下げなくても大丈夫っすよ! ねっ二人とも!」
トウヤ「そうだねぇ、僕も大丈夫だよ。ポケモンたちも少し休ませたしね」
レッド「僕も……」
レッド(それから、何となくこの人の姿勢に好感がもてるので……戦ってみたい)
- 911 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 21:26:48.53 ID:TbBt4iL00
- サイトウ「ありがとうございます! 皆さんにとっても有益な時間になるよう、全力で挑ませていただきます」
サイトウ「……というのは、少しおかしいですね。一応皆さんはチャレンジャーという立場でした」
ユウリ「ふっ……そんなところも素敵だよ」クイ ✨
サイトウ「ゆ、ユウリさん……その……」アセアセ
ブラッキー「やったーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」ポーン シュウン
ホップ「な、なんなんだぞ今の鳴き声!?」キョロキョロ
レッド「何でもない……」
キョウヘイ「気にしないで大丈夫っす」
トウヤ「あはは……それはそれとして、誰からバトルしようか?」
キョウヘイ「そうっすねー。尺的に他二人はダイジェストになりそうっすし……」
誰がバトルするか 下1
- 912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 21:38:23.70 ID:TFV09cap0
- レッド
- 913 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 21:46:43.72 ID:TbBt4iL00
- レッド「……僕が、行く」
キョウヘイ「お、レッドさんやる気満々っすね!」
トウヤ「わかった。それじゃ、頑張ってね」
グリーン「一応市街地だからな、ほどほどに……っつっても聞かねえよな、お前は」
サイトウ「……あなたは、一番の実力者だと聞いています。わたしもバトルを見てそう思いました」
サイトウ「戦いの最中も感情の揺らぎを見せないそのバトルスタイル……まさに、わたしの理想です」
レッド(そう見えてるんだ……まぁ、確かにそうかも。表情筋は鍛えてないし)
サイトウ「ですが、わたしもカラテを通じて精神を鍛えてきました。わたしのカラテとあなたの武術……」
サイトウ「どちらが勝るか、の勝負でもあります。いざ!」ポーン
ルチャブル「ちゅばーーー!!」
レッド「……!」ポーン
ファイアロー「るおーー!」バサッ
- 914 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 21:53:34.47 ID:TbBt4iL00
- サイトウ「……」
レッド「……」
キョウヘイ「両者にらみ合いからスタート! いや、トレーナー同士の顔が怖いっすよ!!」
トウヤ「それだけ真剣ってことじゃないかな?」
キョウヘイ(そうだ、この人もバトルの時顔怖いんだった……顔がキュートなの俺だけっすね)
レッド(素早そうなポケモン……だから、咄嗟にファイアローを出したけど、間違ってなさそう)
レッド(一気に勝負をつけないと……よし)
レッド「……いくよ」
ファイアロー「るぉーーーッ!」バッ
サイトウ「飛んだ!? これは空を飛ぶ……いや、これは……ルチャブル!」
ルチャブル「ちゃば!?」ガッ バタッ
キョウヘイ「決まったァーーーー!! ファイアローのブレイブバードで一発KOっすね!」
グリーン「加速するために一旦離れたのがフェイントにもなったな……それにしても、すげえ威力だぜ」
レッド(……反動が大きいんだよね。まだいける?)
ファイアロー「!」コク
- 915 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 22:02:25.46 ID:TbBt4iL00
- レッド「……」
キョウヘイ「ファイアローは続投っすね! サイトウさんの次のポケモンは……」
サイトウ「では……タイレーツ!」ポーン
タイレーツ「たっ!」「「「「「たー」」」」」
レッド「……!?」
キョウヘイ「えー!? なんすかあれ!? いっぱいいるー!」
マサル「あれはタイレーツだな。6匹で1匹のポケモンなんだ。隊列を組んで戦う、守りが得意なポケモンだな」
レッド(……けど、その分動きは重い。守りが固いってことは体力も高い……のかな? ブレイブバードはやめておこうかな……)
ファイアロー「るぅおーーーっ!」バサッバサッ
レッド(いや……ファイアローはやる気だ。なら、ファイアローを信じよう)
レッド「行って!」
ファイアロー「!」バサッ 「るおーーーー!!!」
サイトウ「同じ手! タイレーツ、」
レッド(間に合う!)
- 916 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 22:07:50.90 ID:TbBt4iL00
- タイレーツ「ば」「「「「「たー……」」」」」バタバタッ
ファイアロー「……るおう!」
レッド(……耐えた。やったね、ファイアロー!)
ファイアロー「♪」
キョウヘイ「まさかのごり押し二連ブレバ!! ボーリングみたいに散っていったっすね……」
マサル「タイレーツ達に守りの陣形を組ませない……素早さに特化した戦い方だな」
レッド(でも、流石に交代。次はどうしようかな……)
サイトウ「ここが……スタジアムでないのが、残念でなりません」
サイトウ「もしそうなら、本気のわたしたちをお見せできたはずです。ですが、」
サイトウ「通常のバトルであろうと、ここが踏ん張りどころなのは間違いありません!」ポーン
カイリキー「かぁい!!!」
レッド(……すごい懐かしい気持ちを感じた カイリキー、強いよね)
レッド(それに合わせるなら……タイプ有利をとるか、格闘をぶつけるか……)
交代するポケモン 下1
- 917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 22:31:46.35 ID:iilBOWJK0
- ケルディオ
- 918 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 22:39:55.93 ID:TbBt4iL00
- レッド(……格闘タイプをぶつけよう。ケルディオ!)ポーン
ケルディオ「頑張るね! ……わぁ、強そうなポケモン……でも、僕は負けない!」
キョウヘイ「アレは確かケルディオっすね! テラキオンとコバルオンとビリジオンに戦いを学んだっていう幻のポケモンっす!」
グリーン「すげえ主人公みてえなポケモンだな……レッドの手持ちとは思えねえぜ」
トウヤ「キラキラしてるよね……若者って感じ……」
サイトウ「初めて見るポケモンですが……強い意志と闘志は伝わってきます。良いポケモンですね」
レッド(相性も何気によかったりするんだよね……ケルディオ、やろう!)
ケルディオ「うん、わかった! 僕の覚悟……見せてやる!」ジャキン
トウヤ「フォルムチェンジしたね……角が大きくなってる」
レッド(思いっきり斬りつけて!)
ケルディオ「えーーーいッ!!!」バッ
カイリキー「かあ"い!!!」ズサッ
- 919 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 22:44:49.78 ID:TbBt4iL00
- サイトウ(速いッ! それに……)
カイリキー「……かあい!!!」
サイトウ(タイプ相性は悪くないはず。なのに、カイリキーが受け止めるだけでここまで消耗するとは……)
サイトウ(ですが、あのポケモンの大きさからして体力はあまりないはず……こちらも一気に!)
サイトウ「よく耐えました、カイリキー! ここで、リベンジです!」
レッド(カウンター技! 耐えきれないことはない、けど)
ケルディオ「!」バッ
サイトウ「素早いですが、届きます! カイリキー!」
カイリキー「かあい"!!!!」バッ 「……!?」
サイトウ「なっ……消えた!?」
レッド「……残像だ」
サイトウ「!!!」
レッド「ケルディオ!」
ケルディオ「うん!!! 水のちから、アターーーック!!!」バッ
- 920 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 22:49:39.43 ID:TbBt4iL00
- カイリキー「かあい……」バタッ
サイトウ「! ……お見事です。ありがとうございました」スッ
レッド「……こちらこそ、ありがとう……」スッ グッ
キョウヘイ「二人が握手してるの見ると、生身で戦いました? みたいなすごみがあるっすね……」
トウヤ「二人ともそれが出来る人だもんね……」
レッド「……楽しかった」
サイトウ「そう言っていただけると嬉しいです。最後のアレは……どういった仕組みなのですか?」
レッド「……なんか……特訓してたら、できた……ね」
ケルディオ「うん! 僕、素早く動くのは上手だってお師匠たちにも言われてたんだ!」
トウヤ「そういえば、三闘士の伝説について調べた時に見た気がするなぁ、残像が出来るって」
グリーン(俺もたまにレッドとファイアにやられるんだよな……残像)
サイトウ「なるほど……鍛え上げれば、既存の技の型にとらわれない戦いが出来るということですね」
キョウヘイ「真面目ェ〜〜〜!」
- 921 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 22:53:49.47 ID:TbBt4iL00
- マサル「サイトウさん、ポケモンを回復するよ。この後二人ともバトルするんだろ?」
サイトウ「すみません、ありがとうございます。皆さんも、お時間をいただいてすみません」
キョウヘイ「ま、楽しいバトルは俺も楽しみっすから!」
トウヤ「そうだね、僕たちだけ一回多くジムバトルをしちゃっていいのかな……あはは、少し贅沢だよね」
サイトウ「こ、これはあくまでプライベートのバトルとして! ……失礼しました、ご冗談みたいですね」
キョウヘイ(この真面目さ、なんかデジャヴなんすよね……あ、性癖が曲がらなかった世界線のシルバー!?)
トウヤ「それじゃあ、次の相手は僕かな。その後はキョウヘイだね」
キョウヘイ「んじゃ、楽しく頑張っちゃいますか〜!」
- 922 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 22:59:52.37 ID:TbBt4iL00
- トウヤ「うん、いいバトルだったね」
ゴチルゼル「ごち〜」
キョウヘイ「いやー、パワー凄かったっすね……」
色ギャラドス「ぐおおおおう」
サイトウ「お二人とも、ありがとうございました。どちらもわたしには無い戦い方で……とても参考になりました」
トウヤ「そっか、ならよかった。僕たちも楽しかったよ。ねぇ、キョウヘイ?」
キョウヘイ「そっすね! 最後のダイマックスが無かった分、むしろ懐かしさもあったっす」
サイトウ「……して、少し聞きたいことがあるのですが……わたしはあえて、事前の調査というのをしていないのですが」
サイトウ「お二人の強さからして、以前別地方でご活躍されていたり……?」
トウヤ「……まぁ、イッシュでそれなりに……かな?」
キョウヘイ「なんでそこぼやかすんすか……俺もトウヤさんも、元チャンピオン経験者っすよ」
キョウヘイ(俺は俳優業で忙しいから辞退したっすけど……トウヤさんもすぐ降りたみたいだし)
サイトウ「そうだったのですね! 納得しました。バトルの際、一切の迷いがなかったのはそれ故ですね」
サイトウ「レッドさんも。お三方とのバトル、大変貴重な経験になりました。ありがとうございました」バッ
- 923 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 23:05:25.66 ID:TbBt4iL00
- レッド「……こちらこそ、ありがとう……」ペコ
ホップ「サイトウさん、凄く楽しかったんだな! まだちょっとにこにこしてるんだぞ!」
サイトウ「そう、でしょうか。そうかもしれません。本当に楽しいバトルでしたから」
サイトウ「バトル中は感情を抑えていますが、終わって気が抜けたのかもしれません。修行不足です」グッ
レッド「……少しくらいなら、大丈夫だと思う……」
サイトウ「そ、そうでしょうか? では、そう努めてみます」
キョウヘイ「まっじめ〜〜……」
ユウリ「……そんなサイトウさんだが、一部では彼氏がいるのではないかと噂になっているんだよ」コソッ
キョウヘイ「え!? マジっすか……」コソ
ユウリ「取材の際に、笑顔で誰かに駆け寄るサイトウさんの姿を見た人がいてね……彼氏ではなくファンだとか、カラテのコーチという噂もあるけれど」コソソ
キョウヘイ「普段パパラッチに追いかけられてる側として、人の熱愛報道は気になるっすね〜……」
キョウヘイ「ポケモンの悪用……にはギリ当たらないと信じて! ランクルス!」
ランクルス(ひとのこころをのぞきみる〜〜〜)ミョンミョン
サイトウさんに彼氏は 50以下でいる 51以上でいない ぞろ目でなんかある
- 924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 23:09:44.06 ID:ccvuR/OcO
- どうだ
- 925 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 23:14:22.15 ID:TbBt4iL00
- ランクルス「……」
キョウヘイ「ど、どうっすか?」
ランクルス(ばちこりおる!!!!!!!!!!!!)
キョウヘイ(ばちこりおるかぁ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!)
キョウヘイ(知ってスッキリしたっす やっぱストイックな人には私生活を支えてくれる人が必要っすよね)
キョウヘイ(レッドさんにもいつか……無理かな。グリーンさんも……うーん……)
キョウヘイ(トウヤさんは法改正されない限り無理だし もしかして幸せになるの俺だけ?)
ユウリ「……凄く悩んでいるようだが、どうしたんだい? もしかして何かわかったのかい!?」
キョウヘイ「あ!! 駄目っすよ秘密っす!!! 俺は人の幸せを守りたいんで!!」
ユウリ「うわ〜〜! その発言がほぼ答えのようなものじゃないか! 少しショックだ!!」
ユウリ(憧れの強い女性に恋人がいると少しショックを受ける 何故だろうな……ファンだからかな……)
ユウリ(ルリナさんはそうじゃありませんように!!!!)
- 926 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 23:19:31.21 ID:TbBt4iL00
- サイトウ「そうだ、皆さんはこの後もジムチャレンジを続けるんですよね」
レッド「……」コク
トウヤ「そうだね、次は……」
マサル「アラベスクジムだな。ジムリーダーはビートだ」
ホップ「ビートは新人ジムリーダーだけど、すっごい頑張ってるんだぞ!」
サイトウ「この先、ルミナスメイズの森を通ることになるかと思います。どうかお気をつけて」
レッド「……?」
サイトウ「あの森は……フェアリータイプのポケモンが多く暮らしています。彼らは少し悪戯好きで……」
サイトウ「わたしは、少し……苦手だったりします。皆さんは人数も多いですし、彼らに気付かれやすいかと」
レッド(効果は抜群だ……多分僕にも抜群)
トウヤ(どうだろう、レッドはフェアリータイプも複合してそうだからなぁ……ロリだし……)
レッド(コイツ脳内に直接!?)
- 927 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 23:24:09.46 ID:TbBt4iL00
- グリーン「フェアリータイプなあ……発見されてからそれなりに経つけどよ、未だに馴染まないぜ」
レッド(わかる)
ユウリ「確かに少し悪戯好きなポケモンが多いかもしれないが、可愛いものさ!」
マサル「ガラルは昔から妖精伝説やフェアリータイプのポケモンの伝承が多かったからな……」
マサル「次に向かうルミナスメイズの森、それからアラベスクタウンはそういった伝承の舞台になることが多い場所だ」
ホップ「オレもいくつか知ってるんだぞ! 確かに、妖精は結構自由なんだぞ〜」
サイトウ「命を取られたという話までは聞きませんが、どうかお気をつけて」
サイトウ「それから……こちらをどうぞ。今後の旅でお役に立つかもしれません」
レッド「?」
貰ったもの 下1
- 928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 23:28:31.99 ID:2ddom+jC0
- アクロマの触角
- 929 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 23:28:51.27 ID:ccvuR/OcO
- たつじんのおび
- 930 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 23:31:45.90 ID:TbBt4iL00
- キョウヘイ「」
レッド「………………」「?」
ユウリ「ん? それって……」
トウヤ「えーと……それは、どこかで拾った のかな?」
サイトウ「はい。街の郊外近くで落ちていたものです。恐らくポケモンから千切れた毛の一部なのではと……」
サイトウ「これほどまでに大きいポケモンの一部があるのなら、ルミナスメイズの森のポケモンたちも恐れて逃げ出すのでは、と」
レッド「……確かに……」
レッド(いや確かにじゃないかもだけど とりあえず受け取っておこう)
キョウヘイ「…………それ…」
ホップ「凄い顔なんだぞ……」
キョウヘイ「だってそれ……あ、絶対俺に近付けないでくださいっす! 多分振動するんで!!」
サイトウ「?」
- 931 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 23:36:01.52 ID:TbBt4iL00
- トウヤ「あはは、こっちの話だよ……ありがとう、サイトウさん」
レッド「また、バトルしたい……」
サイトウ「そうですね。運が良ければ、また戦う事になるかと思います」
サイトウ「ジムチャレンジの最後、リーグ本戦でお会いする事。楽しみにしています」ペコ
キョウヘイ「いやー……最後のサプライズにはビビったっすけど、結構この街を満喫したっすね」
レッド(バトルできたのよかったな〜)
トウヤ「それで、次が森だっけ」
グリーン「んじゃ、俺はこの辺りで離脱だな。この後シュートシティ?とかいう場所に行かなきゃなんねえんだよ」
マサル「シュートシティか。確かにあそこにはリーグ本部があるからな」
ユウリ「そしてガラル1の大都会だとも! 是非とも楽しんでくれたまえ」
グリーン「マジかよ……今まで通ってきた街のほとんどがカントーより都会だったっつうのに」
レッド「……」
グリーン「じゃあな、レッド。また暇になったら様子見に来てやるよ!」
レッド「ん。 ……ばいばい」
- 932 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 23:37:10.56 ID:TbBt4iL00
- 今日はここまで。次回は明日です
- 933 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 23:38:57.00 ID:iilBOWJK0
- 乙です
- 934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 23:39:09.46 ID:TFV09cap0
- 乙です
果たして引っ越しの目途は立ったのか…
- 935 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 23:42:41.74 ID:2ddom+jC0
- 乙
- 936 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 00:05:46.30 ID:z6mI8veh0
- https://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1648134067/l30
新スレです 掲示板ごと移動したのでご注意ください!
- 937 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 21:01:27.00 ID:z6mI8veh0
- はじめます
- 938 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 21:07:11.08 ID:z6mI8veh0
- キョウヘイ「前回のあらすじ! レッツゴールミナスメイズの森っすよ!」
レッド(トキワみたいな感じかな……)
ユウリ「私たちは案内人だが……フッ、迷子になる予感しかしないとも!」
マサル「あの森はかなり薄暗いからな……はぐれないように気を付けよう」
ホップ「そうなんだぞーー!! 入り組んでるし暗いし、いきなりポケモンが出てくるんだぞ!」
レッド(ポケモン……)ワクワク
トウヤ「フェアリータイプのポケモンの多いって話だもんねぇ。お守りが機能すればいいけど……」
キョウヘイ「その触覚のことお守りって言うのやめません?」
マサル「はは……とにかく入ってみよう。百聞は一見に如かずだな」
- 939 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 21:12:26.18 ID:z6mI8veh0
- 〜ルミナスメイズの森〜
レッド「…………暗い……」
キョウヘイ「想像の五倍くらい真っ暗っすね!?」
トウヤ「わ、あそこにあるキノコ光ってるよ」
マサル「この森に生えている謎のキノコだな。触れると光が強くなるんだ」
ユウリ「アレを使ってこの森を攻略していくべし! ……ん?」
ユウリ「あれ?」キョロ
ユウリ「もしかしてさっそくはぐれてないかい!?!?」
ベロバー「しししっ」
ユウリ「フェアリーポケモンのしわざか! 困ったな……」
どう分かれたか 下1
- 940 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 21:32:40.85 ID:zUYX7RIK0
- レッド・ユウリ・ホップ、キョウヘイ・マサル・トウヤ、緑
- 941 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 21:40:21.70 ID:z6mI8veh0
- 緑は帰りました!!!!
レッド「ど、どうしよう……」
ホップ「三人がいなくなっちゃったんだぞーーーー!!!!」
ユウリ「二人とも! 近くにいたんだね、よかった!」
レッド「……もしかしたら、向こうは……キョウヘイと、マサルと、トウヤ?」
ユウリ「ふーーむ……」
ユウリ「向こうの事は心配しなくていいのでは?」
ホップ「しっかりした人たちが集まってる……んだぞ!」
レッド「うん……」
レッド(……けど、妖精がいたずらしてくるんだよね。大丈夫かな……)
ユウリ(このメンバーだと……私が仕切り役なのでは!? ふ、三人を守らねば……)
ホップ(ルミナスメイズの森に出てくるフェアリータイプのポケモンは、同じ種類を卵で孵化させたときと比べて自由奔放な事が多い研究結果が出てるんだぞ)
ホップ(この間通った時はよくわからなかったけど、今解明出来たらいいな〜!)
- 942 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 21:47:31.03 ID:z6mI8veh0
-
マサル「……はぐれたみたいだな」
キョウヘイ「あれー!? 足を踏み入れて一歩目だったっすよねぇ!?」
トウヤ「驚いたねぇ、瞬きをする間に景色が変わってるなんて……」
マサル「彼らは本当に悪戯好きだな……」
トウヤ「お守り振り回しておこうかな……」ブンブン
キョウヘイ「うわーーーー気持ち悪い!!!! やめてくださいっすそれ!!!!」
マサル「ま、まぁまぁ……でも、物を振り回したりした方がポケモンも警戒して寄ってこないかもしれないぞ」
トウヤ「そうそう」ブンブン
キョウヘイ「そ、そおっすかね〜……???」
ミブリム「……」チラッ コソコソ
妖精たちの悪戯 レッドたちに下1 キョウヘイたちに下2
- 943 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 22:30:35.66 ID:FWK8Z3KN0
- 幻覚でその人にとって最も怖いものが見えるようになる
- 944 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 22:37:11.50 ID:FWK8Z3KN0
- フィーなオーロンゲに襲われる
- 945 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 22:38:20.29 ID:FWK8Z3KN0
- あり?書き込めてないと思って書き込みなおしたら書き込めてた 連投スマソ安価下
- 946 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 22:41:37.85 ID:yLRPpTsk0
- 今一番会いたくない人の幻覚が見える
- 947 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 22:47:37.11 ID:z6mI8veh0
- レッド「……?」キョロ
ホップ「ん、どうしたんだー?」
レッド「何かの気配が……、」
ユウリ「霧? その向こうに、何か……あれは……」
ユウリ(マサル? ビートにマリィもいる。それに……ホップ?)
ユウリ(姿が、遠ざかっていく。何処へいくんだ、この霧の中……待ってくれ)
ユウリ(待って)
ユウリ(私を置いていかないで)(一人に、しない で)
ホップ「っ、兄貴!!!」
ユウリ「!」ハッ
ユウリ「……そうだ、ホップは横にいるじゃないか。と、なると……幻覚か!」
ホップ「そんなわけない、兄貴が、兄貴はつよいんだ、こんなこと……」ガク
ユウリ「ホップ! しっかりしてくれ、ホップ!!」
- 948 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 22:53:27.99 ID:z6mI8veh0
- ホップ「兄貴は、兄貴は……」
ユウリ「ホップ、それは幻覚だ! 惑わされるんじゃない!」
ユウリ(私が見たものからして、おそらくこちらの精神を揺さぶるものが見えているのだろう)
ユウリ(ホップは……ダンデさんの強さを、誰よりも信じ、追いかけている。そんな彼が見ているのは……)
ホップ「兄貴は、そんな事言わない、兄貴はずっと、かっこよくて、オレの兄貴で」
ホップ「でも……駄目なのか、オレじゃ……」
ユウリ「っ……ホップ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ホップ「わーーーーーーーー!?!?」キーーーン
ホップ「……ゆ、ユウリ? あれ、オレは……」
ユウリ「フェアリーにつままれたようだね。向こうは見ず、早く切り抜けた方がいい」
ホップ「そ、そうだな! それじゃあレッド……」
ユウリ(そういえば、彼はずっと静かだったが……)
- 949 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 23:00:00.46 ID:z6mI8veh0
- レッド「…………」
ユウリ「れ……レッド!?」
ユウリ(あの表情は……恐怖と、驚き? あの彼がこんな顔をするなんて、一体何が見えているんだ?)
ホップ「だ、大丈夫か!?」
レッド「こ、」ザッ 「来ないで!!!」バッ
ホップ「!!」
ユウリ「レッド! ……ホップ、怪我は?」
ホップ「大丈夫だぞ、でもレッドが……」
レッド「嫌だ……触らないで……見ないで……」
レッド「こないで……こないで……!」グッ
ユウリ「……」
ユウリ(思えば、彼は……過去のバトルや、ポケモンの話はすれど、自身の話はしなかった)
ユウリ(話す気になるまで聞くまいと思っていたが……こうして苦しむ友人を前にして、打開策が見つからない事の)
ユウリ(何と悔しいことか)
- 950 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 23:10:48.81 ID:z6mI8veh0
-
マサル「前に通った時とは地形が変わっている……簡単に出られそうにないな」
キョウヘイ「まぁ……初見で攻略ってのも醍醐味っすよ。ただ、霧が出てきてさらに迷いそうっすけど」
トウヤ「そうだねぇ、さっきまではこんな霧出てなかったのに……ん?」
キョウヘイ「あれ、誰か……あ?」
マサル「人影、が……」
マサル「…………」チラ
キョウヘイ「うげっ……な、なんで……」
トウヤ「……」グッ
マサル(なるほど。二人の様子を見るに、これは良くないものを、対象にとって忌避するものを見せているようだな)
マサル(そして、俺が二人の見ているものを見られないように、二人も俺が見ているものに気付くことはないのだろう)
マサル(……俺は、この場でお前たちの姿を見たくはなかったよ)
マサル(お前たちは俺の事を優しいというけれど、本当にそうなら、こんなもの見ていないはずなんだ)
マサル(けれど、やはり……俺は、)
マサル(この光景を見ても、笑顔のままでいるんだろうな)
- 951 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 23:21:40.61 ID:z6mI8veh0
- トウヤ「…………」
目覚めトウヤ『あれ、仮にも英雄様がそんな怖い顔してていいのかな?』
トウヤ「うるさいな」ボソッ
目覚めトウヤ『声も小さいよー、もっと堂々と……あれ、もしかして横の二人に聞こえないようにしてる?』
目覚めトウヤ『あらら……もしかして、仕組みはもうバレてるのかな』
トウヤ「事前に聞いていたからね。フェアリータイプのポケモンのこと」
トウヤ「霧に紛れて、幻覚を見せてきてもおかしくない。ましてや、相手がお前なら……」
目覚めトウヤ『そう。幻覚なんて所詮、自分の中にある記憶から引っ張り出したものをこねくり回しただけに過ぎない』
目覚めトウヤ『その点、僕は。お前の中に全部が入ってるから、再現も完璧ってわけ』
目覚めトウヤ『それにしても……一番会いたくない人、で僕が出てくるのも腹立つなあ。ゲーチスとかにしない?』
トウヤ「確かに、あいつも会いたくないけど……お前が一番だよ」
トウヤ「今じゃなくても、これまでも、これからもずっと」
トウヤ「一番の汚点だ」
目覚めトウヤ『散々な言いようだね。そこまで言われるようなことしたかな。したかもしれないけど』
- 952 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 23:26:54.00 ID:z6mI8veh0
- 目覚めトウヤ『ま、何だっていいや。次は、そこにいる子がいない時に呼んでよ』
トウヤ「……」チラ
マサル「…………」
目覚めトウヤ『まったくもって自分勝手だよね。皆が幸せならそれでいい、その皆に自分が入ってなくたって構わない』
目覚めトウヤ『自分がどうなってもいいと……それどころか、何かの罰のように自分を追い込み続ける』
トウヤ「……そんな事」
目覚めトウヤ『博愛主義、と言えば聞こえはいいけどね。僕から見たら、自分をおざなりにして満足してる自己中心的な奴だよ』
目覚めトウヤ『みんながみんな、お前に救われたいと思わない事だね』
トウヤ「本当によく回る口だね。幻覚なら、早く消えて欲しいんだけどな」
目覚めトウヤ『僕だって楽しくないよ。けど、あの子たちの前で見せないような顔をしてるのが面白いからな〜』
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