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レッド(無口とか幽霊とか言われるけどダイマーックス!)

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511 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/24(水) 22:45:59.67 ID:jSFIawTO0
レッド「……ご主人様、一緒に写真撮ろう…?」✨✨

ライ「しゃっ、写真!?!? な、なんで、オレが……」

レッド(これどうやって使うんだろう カメラみたいなやつ)

ユウリ「!!! 貸してくれたまえ、レッド。私がシャッターを押そう…さ、もっと寄って寄って!」

レッド「……だって、ライ…じゃなくて、ご主人様……」

ライ「お、オレは別に写真なんて と、撮りたくねーしっ……!!」

レッド「……本当に…?」✨✨✨✨

ライ「う" いや う ウソ、じゃ ねー……」グラッ

キョウヘイ(あっ)

ファイア(あー)

ライ「〜〜〜〜〜〜〜ッ 荒行してくる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ダッ

ファイア「あ〜あ……未熟ものめ〜」
512 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/24(水) 22:50:03.04 ID:jSFIawTO0
レッド「ら、ライ……」アセ

キョウヘイ「まぁ今のは十中八九レッドさんのせいっすけど、元はと言えば指示した人の責任すからね」

ファイア「結構惜しい所までいったんだけどな〜。駄目だったか」

ユウリ「どうやら、かなりのシャイボーイのようだね……可哀想に、こんな可愛い子と写真を撮る機会を逃すなんてね」✨✨

レッド(まぶしい)

ファイア「さっきまで輝いてた人が何か言ってる」

マサル「……途中から展開についていけなかったんだが、どういうことだ?」

ホップ「なんか走っていっちゃったんだぞ?」

トウヤ「うーん……からかいすぎちゃった、ってところかなぁ……」

ファイア「じゃあツーショは俺と一緒に撮ろ」

レッド「! うん……!」

ファイア(あとで自慢したろ)
513 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/24(水) 22:56:31.48 ID:jSFIawTO0
ファイア「……と、おふざけはこれくらいにして。俺たち、マジで兄さんの応援に来たんだよね」

レッド「……!!」

キョウヘイ「すっげー嬉しそうっすね」

トウヤ「よかったねぇ」

ファイア「あと……これはオフレコなんだけど、一応俺なりにライの心配しててさ。無理矢理連れてきたのもほんと」

レッド「……?」

ファイア「…前さ、アローラでさ……ほら、色々やったじゃん。それから、俺たちも色々あったんだけど」

ファイア「最終的に、ライに足りないものはガラルで得られると俺は思ったわけ」

ファイア(正確には…ガラルでの兄さんの戦いと、兄さんと戦う人を見て…だけど)

レッド「……なるほど…」

ファイア「まずはあれだよ、兄さんの前で緊張しないように精神力の再特訓からかなー。ファイア式荒行はブルー式より優しいことで有名だしね」

レッド(知らなかった……)
514 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/24(水) 23:00:12.58 ID:jSFIawTO0
ファイア「なんかライより俺のが喋ってるね。いかんいかん、安価で指定されたのはライだってのに」

キョウヘイ「まぁそこはキャラの違いっすよね。悲しい運命っす」

ファイア「他のキャラを食いがちなキョウヘイさんに言われたら元気出てきたな……んじゃ、俺はこれで」

レッド「……もう、行っちゃうの…?」

ファイア「行っちゃうよ〜。けど、多分また会えると思うからさ。俺かライが安価に指定されればね」

ホップ(あんか……?)

マサル(ホップ、多分その辺りは考えたら駄目なやつだ…)

ファイア「次は俺かライとバトルでもしましょーや。ばいばーい! あ、ライがおいてった木の実あげるねー」ポーン

色リザードン「ぐおおおう!!」バサッバサッ

ユウリ「……前回も思ったが、やはり自由奔放な子だね」

マサル「あのライっていう子も、苦労してそうだな……」
515 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/24(水) 23:05:56.94 ID:jSFIawTO0
ホップ「はっ……!! み、みんなーー!! 見るんだぞ!!」

ユウリ「ん、どうしたんだい?」

ホップ「このきのみ……すごいつやつやしてるんだぞ……!」

マサル「本当だ…! これを使えば、すごく質の高いカレーが作れそうだ!!」

キョウヘイ「まさかの!? え、それもマサラ人パワーっすか…?」

レッド「ううん……あ、でも…姉さんは、サバイバルとか好きだし……」

キョウヘイ「ブルーさん式の荒行にはサバイバルが組み込まれてもおかしくない、と…」

トウヤ「サバイバルの中でも、より美味しいものを食べようとしたんだね……」
516 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/24(水) 23:14:35.80 ID:jSFIawTO0
ユウリ「……前々から何となく察してはいたけれど、レッドの故郷はどういうアレなんだい?」

レッド「普通のマサラタウン……」

キョウヘイ「マサラタウンとしては普通なのかもしれないっすけど……マサラタウンってのが普通じゃないんで……」

レッド「……今度、お話するね……」

ユウリ「ふっ、中々スリルのある話が聞けそうだね……楽しみになってきた…!」

マサル(500キロを持ち上げることを楽しみとする子供がいる街だもんな……)

ホップ「……もぐ…」

トウヤ「今つまみ食いすると、ご飯食べられなくなっちゃうよ…!」コソ

ホップ「!!!! と、トウヤ…半分あげるんだぞ…!」

トウヤ「あはは、いいよ。これ美味しいね」
517 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/24(水) 23:21:10.98 ID:jSFIawTO0
レッド「……? この光…確か……」

ユウリ「おや、これはポケモンの巣穴だね! この光……ダイマックスポケモンがいるようだ!」

マサル「お、久々に見たな。それじゃあ三人と……、ん トウヤ?ホップ?何してるんだ?」

ホップ「な、なんでもないんだぞーーー!!!」

トウヤ「んぐ、なんでもないよ……!」

キョウヘイ「……ダイマックスポケモンがいるらしいっすよ、そんで一人助っ人を頼もうってことなんすけど…」

ユウリ「前回は私が案内したんだったね。じゃあ、次はマサルに頼もうか」

マサル「あぁ、わかった。それじゃあ行こう、何が出るかはお楽しみだな」

レッド「うん……!!!」ワクワクワク

巣穴にいたポケモン 下1
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/24(水) 23:30:45.37 ID:JI9voJm60
あれは誰だ 誰だ 誰だ
オーロンゲマン
519 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/24(水) 23:37:52.05 ID:jSFIawTO0
てれってってれってー

デカオーロンゲ「うおーん!!!」

レッド「……っ! は、初めて見る……!」

マサル「あれはオーロンゲだな。珍しいあくフェアリータイプのポケモンだ!」

キョウヘイ「ロンゲっすね!!!」

マサル「オーロンゲにはキョダイマックスの姿もあるんだが……これは違うみたいだな」

トウヤ「あの黒いの、全部毛皮なんだ? なんか……すごいね…」

キョウヘイ「確かにちょっと裏切り者の名を受けてそうっすね…全てを捨てて戦ってそうっす」

レッド「……ゲット、して見せる……!」グイッ

デカオーロンゲ「ここーすき」
520 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/24(水) 23:48:47.65 ID:jSFIawTO0
レッド「あくフェアリー、なら……ニンフィア!」ポーン

ニンフィア「ふぃあー……」(せっかくしばらく出番がなくてニートしてたってのに)

トウヤ「ダグトリオ、いっておいで!」ポーン

アローラダグトリオ「だぐ」「とり」「お!」

キョウヘイ「出たっすね、王国民…! じゃあハガネール、いっけー!」ポーン

ハガネール「ねええる!」

マサル「ザマゼンタ、頼んだ!」ポーン

ザマゼンタ「うぉっふ!」

キョウヘイ「…鋼率高いっすね! これは鋼ポケモン品評会が始まる予感っす」

マサル「はは、奇遇だな。けど、ザマゼンタはダイマックスポケモン相手に強いんだ。少しも負けてないぞ!」

マサル「ザマゼンタ、巨獣弾!」

ザマゼンタ「ぐるるるぅ……うぉーーーーん!!」ドカッ
521 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/24(水) 23:51:17.79 ID:jSFIawTO0
デカオーロンゲ「ぅおーーーん!!」(めっちゃ痛い!)

ゲンガー「ゲンガーもそう思います」

キョウヘイ「誰だ今の」

レッド(ちくわ大明神)

トウヤ「あはは、僕たちも負けていられないね。ダグトリオ、アイアンヘッド!」

アローラダグトリオ「だ!」
522 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/24(水) 23:55:16.28 ID:jSFIawTO0
アローラダグトリオ「ぐ!(まって!)」「とりお!(おいてかないで!)」

キョウヘイ「なんか俺のダグトリオと違って文字余らせないっすね…ハガネール、アイアンテール!」

ハガネール「ねえええる!」ブンッ

レッド「ニンフィア……鋼タイプ、なる…?」

ニンフィア「ふぃあ」(は? 無理に決まってるだろJK これだからゆとりは…)

レッド「……ニンフィア、アイアンテール……!」

ニンフィア「ふぃーあ」(いやいや無理に決まって)ブンッ 「にふぁ!?」(うわできた!?!?!?)

デカオーロンゲ「ぅおーーーーん!!」(この四人組めー!)(どの子 好き? 僕は この子)

下1
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/25(木) 00:07:31.02 ID:J1O2P6CZ0
ニンフィア
524 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/25(木) 00:13:07.87 ID:VxwgXEJH0
デカオーロンゲ「この子……」ギュッ

ニンフィア「……ふぃあ!?!??!?!?!?!?」(俺!?!??!?!?!?!?)

レッド「に、ニンフィア……!」

マサル「人質かなにかのつもりか…!?」

キョウヘイ「いや、違うっすね……多分ラブっすよこれは……」

トウヤ「今なら、暴れたりしないんじゃない? レッド、ボールを!」

レッド「う……うん!」カチッ ボン  ブンッッッ!!!

デカオーロンゲ「ぅぉーーーん!」ヴッヴッヴッ カチッ

レッド「……オーロンゲ、ゲット…!」

ニンフィア「ふぃあ…」(マジか……謎のロンゲとの同居が決定してしまった件について)

レッド「……仲良くしてあげてね……」
525 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/25(木) 00:13:42.84 ID:VxwgXEJH0
今日はここまで。次は金曜夜
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/25(木) 00:16:02.47 ID:OvCaUt0w0
乙です
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/25(木) 00:18:25.83 ID:J1O2P6CZ0
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/25(木) 20:36:13.72 ID:PzYdP3Fg0
エーフィさん的にファイア×ライはありなのか
529 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 21:01:01.77 ID:3VoG+YpQ0
はじめますわ
530 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 21:04:39.64 ID:3VoG+YpQ0
キョウヘイ「前回のあらすじ! レッツゴーワイルドエリア、っす!」

レッド「オーロンゲ……ゲットだぜ」

トウヤ「やったね〜」

マサル「見事なゲットだったな。それじゃ、外に出るか」

レッド「うん……」ザッザッザ

キョウヘイ「移動音がドラクエの階段のそれなんすよね」


〜ワイルドエリア〜

ホップ「お帰りなんだぞー!」

ユウリ「思ったより早かったね? その表情だと、無事ゲットしたようだね、おめでとう!」

レッド「……」ドヤ
531 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 21:09:27.34 ID:3VoG+YpQ0
マサル「まさか、ダイマックスポケモンに対してあんなに早くバトルが終わるとはな」

ユウリ「だろう、私も驚いたともさ……」

ホップ「楽しそうなんだぞ〜〜! 次はオレと行くんだぞ!」

レッド「うん……」

キョウヘイ「んじゃ、そろそろ進むっすか〜……どっち行きます?」

トウヤ「広いしねぇ、どこの道からでも目的地には着けるっていうのがいいよね」

ユウリ「ふっ……私たちが通った後に道が出来るのさ!」

レッド「……」キョロキョロ

1,あっち(王道の気配がする) 2,こっち(ポケモンの気配がする) 3,そっち(闘争の気配がする)
下1
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 21:14:04.18 ID:j9PkYta70
ドッチ〜ニョ
そっち!
533 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 21:19:15.51 ID:3VoG+YpQ0
レッド「……そっち!」ダッ

キョウヘイ「レッドさんがなんかわくわくしてるっすね!?」

トウヤ「これは一波乱ありそうな予感がするね……!」

ユウリ「そうなのかい!? これは目が離せなくなってきた…!!」


ジャッジ「こんにちは! ここではワイルドエリアのワイルドレースを行っています!!!!!!!」

キョウヘイ「おお、レッドさんが好きそうなやつっすね」

マサル「こんな事やってたのか?」

ホップ「へ〜っ、初めて見たんだぞ!」

ジャッジ「アローラでこういう観光スポットがあるらしいので、パクりました」

ユウリ「ふっ、オマージュと言ったほうがいいね!」
534 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 21:23:50.61 ID:3VoG+YpQ0
レッド「どんなレース……?」

ジャッジ「ここでは二人一組になってもらい、ワイルドなレースをしていただきます!」

キョウヘイ「聞いた事あるっすね〜〜〜」

トウヤ「もしかして、操縦士が一人と妨害役が一人のやつかな?」

ジャッジ「その通り! もしやアローラで体験されたかた?」

レッド「やった……(負けたけど)」

キョウヘイ「懐かしいっすね〜…」

マサル「それはまた大変そうだな……」

トウヤ「あ、僕は見学でもいいかな? 前もそうだったし…」

キョウヘイ「そういやずっと実況役だったっすねぇ。けど、そーすると奇数になるんすよね」

ジャッジ「大丈夫です!ちょうどおひとりの参加者さんがいましたので!」

キョウヘイ「なら相乗りっすね。運命を乗り合わせることになるっすけど」

組み合わせ 下1(ゲスト込み)
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 21:33:19.85 ID:aufprZyZ0
女装レッドとユウリ
ホップとマサル
キョウヘイとアクロマ(ゲスト)
536 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 21:39:28.21 ID:3VoG+YpQ0
レッド(なんで僕は女装が前提になってるのだろうか)

ユウリ「レッド、せっかくだからお揃いにしないかい!?」

レッド「………わかった…」

ユウリ「ふっ……少なくとも優美さでは私たちの優勝だね」✨✨

ホップ「マサルとなんだぞー? よーし、絶対に勝とうな〜〜!」

マサル「そうだな。僕たちの本気、見せてやるとしようか」

ホップ(オレたちのナイスコンビネーションなら優勝間違いなしなんだぞ!)

マサル(他の二組が中々曲者だな……優勝するためには、少し考えないといけないな)

キョウヘイ「……若干ヤな予感はしてたっすけどぉ」

アクロマ「頑張りましょうねキョウヘイくん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

キョウヘイ「トウヤさーーーん!!! 恨むっすよ!!!」

トウヤ「ご、ごめんね〜……」

キョウヘイ「ま、組むことになったんならしょうがねーっす。足引っ張ったら承知しねーっすからね」

アクロマ「もちろんです!!!!全力を尽くすと約束いたしましょう!!!!!!」

537 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 21:44:31.50 ID:3VoG+YpQ0
ジャッジ「では、操縦士と妨害役で分かれて配置についてください!」

ジャッジ「今回乗るのは……こちら!」

バイウールー「めええ〜〜〜……」

レッド「もふもふ……!!!!!!!!」

ユウリ「バイウールー…なるほど、これは難しい勝負になってきたね」

マサル「ホップ、どう思う? バイウールーの事なら、僕より良く知ってるだろう」

ホップ「多分、あのバイウールーたちは野生なんだぞ。だと、個体によってかなり指示を聞かない可能性もあるんだぞ!」

キョウヘイ「もふもふっすねー…レッドさんが嬉しそうでよかったっすけど。こいついう事聞くっすかね〜」

アクロマ「どうしても駄目でしたら行ってください!最終手段(機械)がありますので」

キョウヘイ「ぜって〜〜〜〜〜〜言わねえっす」
538 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 21:48:00.76 ID:3VoG+YpQ0

ジャッジ「という訳でやってまいりました! ワイルドエリアのワイルドレース、第一回!」

ジャッジ「実況は私、ジャッジがお送りいたします。解説はこちら」

トウヤ「トウヤです、よろしくね〜」

ジャッジ「選手入場です! エントリーナンバー1,レッド&ユウリ!」

レッド「……もふもふ……」

ユウリ「ふっ、私が妨害役か……任せたまえ! 見事敵を攪乱しようじゃないか!」

ジャッジ「やる気十分ですね!」

トウヤ「レッドはもふもふが嬉しすぎて女装を気にしなくなっちゃいましたねぇ」

ジャッジ「続いてエントリーナンバー2,ホップ&マサル!」

ホップ「バイウールーのことなら任せてほしいんだぞーー!」

マサル「妨害役…あまり気は進まないけどな、出来る限り頑張るよ」

ジャッジ「おや、妨害役は優しい子のようですね?」

トウヤ「そうですねぇ。でも、操縦の子はバイウールーと旅しているので期待のホープです」

レッド(シープだけに…!!!!!)
539 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 21:50:03.46 ID:3VoG+YpQ0
ジャッジ「エントリーナンバー3,キョウヘイ&アクロマ!」

キョウヘイ「よーし、勝つっすよ!!!!!!」

アクロマ「お任せくださいキョウヘイくん、妨害なら得意ですからね!!!!」

ジャッジ「一応言っておきますが怪我無いようにしてくださいね!?」

トウヤ「先に言っておかないと、あの妨害の人はなにをするかわかりませんからねぇ」

ジャッジ「では、選手出そろいました。これから始まる血で血を洗うレース!!!果たして優勝は誰なのか!」

トウヤ「さっきまで怪我無いようにって言ってた人のセリフとは思えませんね〜」
540 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 21:50:57.26 ID:3VoG+YpQ0
ジャッジ「れでぃーーーーーーー ごーーーーーーー!!!!!!!!」

コンマ 高いほうが早い
下1 レッド&ユウリ   下2 ホップ&マサル   下3 キョウヘイ&アクロマ
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 21:52:36.65 ID:j9PkYta70
そうとうゆうしゅう
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 21:53:35.74 ID:BmEWoLEf0
並々
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 22:02:01.74 ID:NVjFQYJm0
もふもふ
544 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 22:08:18.95 ID:3VoG+YpQ0
レッド「……この子、しっかり走れそう……」

ユウリ「それはいいね! しかし妨害か、何をしようかな…バナナの皮でも持ってくるんだったね!」

レッド(大事故)

ユウリ「けれど、このスピードなら特に何もしなくてよさそうだけれど…」


マサル「どうだホップ、行けるか?」

ホップ「ぜっこーちょーなんだぞーー!! 気が合いそうなバイウールーなんだぞ!」

バイウールー「めぇ〜〜〜!」

マサル「頼りになるな! それにしても妨害か……いや、そうだな。ホップ、速度を落としてくれ」

ホップ「えー!? なんでなんだぞ!?」

マサル「勿論、そういう作戦だ」


キョウヘイ「っしゃーーーーー言う事聞いた!!!」

アクロマ「素晴らしい走りだしですキョウヘイくん! あとはゴールに一直線出来ればいいのですが!」

キョウヘイ「その為にも、出来る限りの妨害はするっすよ!! 速いレッドさんとこから潰すっす!」

アクロマ「御意にーーーッ!!!!!!!!!!」
545 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 22:14:03.81 ID:3VoG+YpQ0
レッド「……、何か、来る。ユウリ、警戒して……」

ユウリ「あぁ……っと、後ろから一組来てるね! キョウヘイ達だ!」

レッド「…………やだな……」

ユウリ「…キョウヘイはあの白衣の人を嫌っているようだけれど、かなり息ピッタリじゃないかい?」

レッド「うん…」


キョウヘイ「もーちょっとで追いつくっすよ! 準備はできたっすか!?」

アクロマ「勿論です!! 装弾ヨシ、安全装置ヨシ! いつでも発射できます!!」

キョウヘイ「っしゃ、やれーーーーーーーーーーーッ!!!!」

アクロマ「対ポケモンレース用バズーカ! あみあみくん、発射します!!!!!」ドカーン

レッド「……! 絡まる…転倒する!」

ユウリ「えーーーー!!! 大丈夫なのかいそれ!?」

レッド「だいじょば、ない……!!! いや…バイウールー、止まって!!」

バイウールー「めめえ〜〜〜〜!!」キキーッ

ユウリ「わーーーーーーーーーーーッ!!! ……なるほど、絡まる前に止まってしまえば…人間は放り出されてもバイウールーは無事で住む……」

レッド「……ごめんね…大丈夫…?」

ユウリ「大丈夫さ。ただ一つ残念な事があるとすれば……キミに勝利をもたらせなかったことさ、レッド…」ガクッ

レッド「ユウリ……!」
546 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 22:17:45.83 ID:3VoG+YpQ0
ジャッジ「死んだんですか?」

トウヤ「あはは、違いますねぇ。ほら、ひと段落ついたみたいで再びバイウールーに乗ったみたいです」

ジャッジ「一度落ウールーしても諦めないその姿勢、まさにワイルド!! 素晴らしい!!」

トウヤ「その横をホップとマサルが追い抜いていきますね、一度止まっちゃったバイウールーも調子が出ないみたいです」


ホップ「レッドたちがやられたんだぞーー!!」

マサル「そうみたいだな! あのコンビ、中々手強い……だが、作戦は功を奏したみたいだ」

ホップ「そうなのか!?」

マサル「さっき、レッドが急ブレーキをかけていっただろう。その砂埃が、あの二人を妨害してるみたいだ」

ホップ「あ、ほんとなんだぞ! 若干スピードが下がってるんだぞ……!」

マサル「僕たちのバイウールーも、徐々に加速している。このスピードなら…勝てるぞ、ホップ!」

ホップ「燃えてきたんだぞ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!! バイウールー、頑張ろうな!!」

バイウールー「めえ!!!!!!!!」
547 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 22:22:15.73 ID:3VoG+YpQ0
キョウヘイ「げほっげほっ……お、追い抜いたはいいっすけどぉ…めっちゃ砂埃浴びたっすね…!!」

アクロマ「真後ろにいましたからね、私たち! むしろぶつからなかったのが凄いです、さすがキョウヘイくん!」

キョウヘイ「あそこで衝突事故ったら流石にヤバいっすからね!!!」

アクロマ「む…レーダーに反応あり! どうやら彼らが追い上げてきているようですよ」

キョウヘイ「レーダーなんて持ち込んでたんすね…めっちゃガチじゃないっすか…」

アクロマ「キョウヘイくんの為ですからね、万全の用意で挑みますとも!」

アクロマ「…かなりスピードが出ています。計算上では、このまま追い抜かされてしまいますが……」

キョウヘイ「なぁ〜〜〜〜んすかそんな事。お前、俺が計算通りにいったことあったっすか?」ニッ

アクロマ「ありませんとも!!!!!!!!! 素晴らしいですキョウヘイくん、私興奮のあまり一瞬で加速装置を作ってしまいました!!」

キョウヘイ「キモッ」
548 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 22:27:10.59 ID:3VoG+YpQ0
ホップ「並んだんだぞ……!」

マサル「よし、後は前方直線だ! 下手に動かず速度を維持すれば勝てる……!」

キョウヘイ「そう簡単にはいかねーっすよ!! なぁ!?」

アクロマ「その通りです! スイッチオン!」

バイウールー「めえ〜〜〜〜っ!!!」ダダダ

ホップ「な、なんなんだぞそれ!?!?」

マサル「ホップ前見ろ!! 僕が代わりに向こうの様子を…なんだそれ!?」

アクロマ「詳しい事は省略しますが加速装置です! 勿論、バイウールーには負担がかからないものですとも!」

キョウヘイ「俺はこいつの人間性は信じてないっすけど、機械の出来は信じてるっすからね。このまま勝つっすよ!」

ホップ「お、オレたちだって負けないんだぞ〜〜〜!! オレとマサルとバイウールーのチームワークで! 勝つんだぞ!」

マサル「そ……そうだ! いけるぞホップ、頑張れバイウールー…!!」

バイウールー「「めえ〜〜〜〜〜〜〜!!!!」」
549 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 22:30:56.39 ID:3VoG+YpQ0
ジャッジ「ゴーーール! ビデオ判定しますので少々お待ちください!」

ジャッジ「っと、少し遅れてレッド&ユウリもゴールですね!」

レッド「……ごめん…」

ユウリ「いや、一度止まってからこの速さでゴール出来たんだ。むしろ誇るべきさ」

ユウリ「しかし、せっかくの服がかなり泥だらけになってしまったね?」

レッド「……ユウリの服も、汚れちゃった…」

ユウリ「私のは冒険用のだからいいのさ。ま、君がこれを機に、その服を普段使いにしてくれれば問題ないけれどね」

レッド(普段から女装始めちゃったらそれはただの女装癖の人なんだ)

ジャッジ「どうです? ビデオ判定は」

トウヤ「うーん……スロー再生してみたけど、やっぱり同時だね。うん、同着!」

ジャッジ「なんと! 第一回のレースで、こんな熱い展開になるとは……ジャッジ、感動です」
550 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 22:34:27.19 ID:3VoG+YpQ0
ホップ「同着ってことは……どっちもすごく頑張ったってことなんだぞ〜〜!」

マサル「ビデオ判定したうえで同着か…そんなこともあるんだな」

キョウヘイ「…なんか、意外っす。最後明らかにあっちが主人公だったし、あ〜負けたかって思ってたっす」

アクロマ「最近は全体的にヴィランが注目される世界でもありますしね、気にすることはないですよ!」

キョウヘイ「それは俺が悪役側だっつってんすかぁ?? 俺はまっと〜〜〜なBW2主人公っすから!!」

マサル(わりとイキイキしながら妨害の案を出してるのが見えてたんだけどな……)

ジャッジ「さ、商品贈呈のお時間です! こちら、急遽二組分用意しましたので!」

商品 下1
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 22:40:55.02 ID:NVjFQYJm0
ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 22:44:33.13 ID:j9PkYta70
完成度たけーなオイ
553 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 22:46:54.99 ID:3VoG+YpQ0
キョウヘイ「うわーっ、ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃないっすか 完成度たけーなオイ」

ホップ「なぁマサル!これって」

マサル「ホップ!!! 言ったら駄目だ!!!!!」

アクロマ「これは素朴な疑問なのですが、何故雪が解けていないのですか?」

ジャッジ「ポケモンの吹雪で出てきた雪を使っているからですね! しかしもうすぐ解けます」

トウヤ「なんだか久々に見た気がするな〜……シンオウ編以来だっけ」

キョウヘイ「いや、そのあと何かでネタを擦ってるはずっすよ」

アクロマ「キョウヘイくん、擦ってるってもう一回言ってもらっていいですか?」

キョウヘイ「シンプルにキモイから死ね」

レッド「(これも何年前のネタなんだろうか)」
554 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 22:51:31.97 ID:3VoG+YpQ0
ホップ「あ〜〜……解けちゃったんだぞ……」

マサル「良かった…いやこれは観光客向けの商品にしたら駄目じゃないか?」

ジャッジ「そうでしょうか…喜んでいただけるかと思って……」

キョウヘイ「まぁ喜ぶのは一部の人だけだと思うっすね〜」

トウヤ「優勝者が二人だからって二つ並べるのもちょっとアレだよね…」

レッド「……悪趣味…」

ユウリ「そうだね」(ちょっと笑ってしまったけれども…懐かしくて…)

ジャッジ「ではミニチュアサイズにしておきます…」

マサル「そういう問題じゃないんだけどな……」

キョウヘイ「マサルはあれっすね、偉いっすね。最近の子はコンプラしっかりしてるっすよ…」

レッド「うんうん……」
555 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 22:57:06.07 ID:3VoG+YpQ0
ジャッジ「それでは自分はこれで! ワイルドエリアのワイルドレース、よければSNSなどで広めてくださいね〜」

マサル「……あぁ…」

ホップ「すっごい複雑そうなんだぞ…まぁ、オレたちSNSとかしてないからなー!」

キョウヘイ「そうなんすか? じゃあ俺が投稿しとくか〜…おいアクロマ、カメラ」

アクロマ「はい!!!!! ではバイウールーと共に写ってこの画角でいきましょう 撮りますよ〜〜!!」

ユウリ「この人は執事か何かなのかい?」

キョウヘイ「どっちかってと下僕っすね☆」✨✨

アクロマ「やはりキョウヘイくんの写真写りは天才ですね……かっこかわいいの最先端を行っています、この写真で三日は断食できそうです」

キョウヘイ「はいはいどーも……っと、すぐ投稿するのはダメっすね。時間差でアレしないと」

トウヤ「あ、偉いね〜。ネットリテラシーがしっかりしてる」

キョウヘイ「ま〜……最近はこれくらいちゃんとしないとヤバいっすからね〜」
556 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 23:00:45.04 ID:3VoG+YpQ0


レッド「……」モフモフ

バイウールー「め〜」

ジャッジ「あれ、レッド選手。どうされましたか?」

レッド「この子……ジャッジさんの…?」

ジャッジ「まぁ、一応そうですね。といっても先ほど捕まえたポケモンですので…」

ジャッジ「先ほどのレースで絆も芽生えたようですし、よければその子をお願いします!」

レッド「あ、ありがとう……! よろしくね、バイウールー…!」

バイウールー「め〜〜!」

レッド「もふもふ………」モフモフ

ジャッジ「あ、その代わりといってはなんですが…写真いいですか? レースのポスターにしたくて」

レッド「……」👌
557 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 23:03:03.83 ID:3VoG+YpQ0
レッド「……」

バイウールー「め〜!」

キョウヘイ「あれ、レッドさん。そのバイウールーさっきのっすか?」

トウヤ「譲ってもらったんだ? よかったねぇ」

レッド「うん……」

ユウリ「先ほどのレースは見事だったからね! また乗せてくれるさ、その子も!」

バイウールー「めめえ!」

マサル「さて……沢山遊んだし、そろそろ夕方だな。キャンプの準備をするか」

ホップ「あ! 白衣の…アクロマさんも一緒にカレー食べるんだぞ?」

アクロマ「おや、よろしいのですか? 皆さんが良ければ是非ご一緒させていただきましょう!」

キョウヘイ「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………まあいいっすけど…」
558 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 23:06:56.22 ID:3VoG+YpQ0
マサル「それじゃあ…そうだな、ホップとユウリ、レッドはテントを立ててくれ」

マサル「キョウヘイとアクロマさんは薪集めを、トウヤにはカレー作りの手伝いを頼んでもいいか?」

レッド「……」💪

ホップ「オッケーなんだぞー!」

ユウリ「ふっ、お安い御用さ」

キョウヘイ「えー、こいつとっすか…ま、他の人と組まれても不安なんでいいっすけど」

アクロマ「心配なさらずとも、私はキョウヘイくん一筋ですよ!!!」

キョウヘイ「びっくりするほど嬉しくないっす」

トウヤ「カレー作りだね、わかった。すぐ準備するね〜」


どこに視点を投げるか
1,テント立て組(ホップ・ユウリ・レッド) 2,薪集め組(キョウヘイ・アクロマ) 3,料理組(マサル・トウヤ)

下1
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 23:08:30.55 ID:BmEWoLEf0
560 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 23:14:15.65 ID:3VoG+YpQ0
〜カレー作り組〜

トウヤ「マサルはさっきレースしてきたから、疲れたんじゃない? 休んでても大丈夫だよ」

マサル「いや、大丈夫だ。僕は操縦していたわけでもないからな、ただホップにアドバイスをしてたくらいで」

トウヤ「そうなの? …そういえば、二人の組は何か大きな動きがあるわけじゃなかったもんね。力を温存してたんだ」

マサル「まぁ……平たく言えばな。実際は、ただ漁夫の利を狙っただけだ。レッドは初速が抜きんでていたし」

マサル「キョウヘイは恐らく強敵から脱落させるだろうから、序盤は大人しくしていたほうがいい」

トウヤ「あはは、マサルもキョウヘイのことがわかってきたみたいだねぇ。そういう子なんだよね〜、普段はそれで足元を掬われるんだけど…」

マサル「今日は優秀な補佐役がいたからな、作戦通りにはいかなかった」

トウヤ「……あの人も、変なことしなければ普通に良い人なんだけどね……」

マサル「……」(そういえば、こうやって食事の支度をしながら二人でゆっくり話すのは初日以来か?)

マサル(今なら何か聞けるかもしれないな……)

1,目覚めトウヤについて  2,英雄について  3,理想について
下1
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 23:16:09.49 ID:aXLIOX7KO
ここは3 聞いてみたい
562 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 23:27:46.72 ID:3VoG+YpQ0
マサル「……以前、他の地方の伝説について調べたことがあるんだ。その時、特にゼクロムとレシラムの伝説について調べてな」カチャカチャ

トウヤ「うんうん」トントントン

マサル「ゼクロムは…理想を追い求め、希望の世界を造るもの補佐すると読んだんだ。トウヤにとっての理想っていうのは、何だ?」

トウヤ「……そうだねぇ…」ジャー

トウヤ「そんな難しい話じゃないんだよ。僕は、ただ皆と穏やかに過ごしたいなと思っているだけなんだ」カチャカチャ

トウヤ「皆が笑顔で…嫌な事はなくて、未来への希望が常に満ちている……そんな世界が、あったらいいなって」

トウヤ「理想っていうと堅苦しく感じるけど、こうだったらいいなって思っているだけだよ」

マサル「……なんというか、随分と優しい世界が理想なんだな」

トウヤ「そうだね。これは理想って言葉の便利なところだと思うんだけど……理想は、どれだけ夢のような話でもいいと思うんだ」

トウヤ「理想は高ければ高いほどいい。実現できるかは別として…そうすれば、味方が増えて、より理想に近付けるから」

トウヤ「ゼクロムも、そうだったんじゃないかな。彼、厳しそうに見えて結構優しい子なんだよ」
563 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 23:31:09.38 ID:3VoG+YpQ0
マサル「……なるほどな。確かに、トウヤを見ていると納得する」

マサル「トウヤなら、本当に……と、思ってしまったよ。その理想の世界に、連れて行ってくれるんじゃないかと」

トウヤ「あはは、それは嬉しいな。たまに見通しが甘い!って怒られちゃうんだけどね」

トウヤ(…トウコとかに…)

マサル「俺も、トウヤみたいになれるだろうか……あ、いや」

トウヤ「…」パチ

マサル「すまない、何でもないんだ。気にしないでくれ」

トウヤ「……うん、君がそういうなら気にしないことにするけど…それでも、一つ言うとしたら」

トウヤ「あまりお勧めはしない、かな……」

マサル「……?」
564 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/26(金) 23:31:41.64 ID:3VoG+YpQ0
今日はここまで。次は〜…多分明日の夜!
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 23:34:24.08 ID:BmEWoLEf0
乙です
566 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/27(土) 17:51:29.88 ID:xVrLvmw50
今日の夜無理でした 次は火曜日〜!
567 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/02(火) 19:34:55.08 ID:SNLY7I3b0
すんません体調不良につき木曜夜!
568 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 21:00:14.78 ID:rYr57j4L0
はじめます〜
569 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 21:05:18.49 ID:rYr57j4L0
トウヤ「前回のあらすじ、カレーを作ってたんだよね〜」

マサル「ど、どうしたんだ? 急に遠くを見て…」

トウヤ「あはは、まぁ色々あってね〜……それより、もうそろそろ準備は終わるかな?」

マサル「そうだな。後は煮込めばいいだけ……なんだけどな……」

トウヤ「うん……薪集めに行った二人、遅いねぇ……」

マサル「火が準備出来ないと、煮込めないしな。テントの方は……」


レッド「がんばれ……! がんばれっ できる…!」

ホップ「もう少しなんだぞーーーー!!!!」

ユウリ「うおーーーーーッ!!!!!! ファイトーーーーーーーっ!!!!!」

ホップ「いっぱぁ〜〜〜〜〜〜つ!!!!!!!」

レッド「か、完成……!!!!!」
570 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 21:09:02.73 ID:rYr57j4L0
マサル「……大丈夫そうだな」

トウヤ「うん、大丈夫そうだねぇ。おーい、三人とも〜!」

マサル「少しいいか?」

レッド「……?」トコトコ

ホップ「どうしたんだぞ〜?」トコトコ

ユウリ「よ、呼んだかい……?」ゼエハア

マサル(園児みたいな集まり方したな……)

トウヤ「実はね、薪を集めに行った二人が中々帰ってこなくて…探しに行ってきてほしいんだけど」

マサル「ユウリはだいぶ疲れてるみたいだしな……ホップかレッド、どっちか探しに行ってきてもらっていいか?」

どっちに任せるか 下1
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 21:15:14.83 ID:qEnK8Mpq0
何かあったら困るし二人で行っちゃいかんです?
だめならレッドさん
572 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 21:19:51.84 ID:rYr57j4L0
ホップ「そうだな!!!二人で行くんだぞーーー!!!」

レッド「……任せて……」グッ

マサル「そうだな、僕もそう思う……ん、どうしたんだトウヤ?」

トウヤ「う、ううん。何でもないよ」

トウヤ(レッド、誰かと一緒だとはしゃぎすぎちゃうことがあるからな……大丈夫かなぁ)

ホップ「それじゃー森方面にしゅっぱーつ! なんだぞ!」

レッド「お〜〜〜……」

ユウリ「任せたよっ、二人とも……」ゼエハア

マサル「遅くならないうちに戻ってくるんだぞ」

トウヤ「何かあったら連絡してね〜!」
573 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 21:24:28.43 ID:rYr57j4L0


〜森〜

レッド「……森、って行っても……あんまり、深くない……」

ホップ「そうなんだぞ、木がいっぱいあるな〜ってくらいなんだぞ〜?」

レッド「迷子になるとは……思えないけど……」キョロキョロ

ホップ「こういう時は……アレなんだぞ!」

レッド「?」

ホップ「聞き耳なんだぞ!!!!!!!!!!!!」

レッド「……!!!」「(知力ボーナス使った判定だから苦手なんだよな〜)」

ホップの聞き耳 技能値50(直下コンマ)   レッドの聞き耳判定 (レンジャー技能7+知力ボーナス1)×5 40(判定:下2コンマ)
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 21:26:54.39 ID:W8ZT0IfZ0
はい
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 21:27:33.67 ID:KrUxcG8W0
いいえ
576 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 21:32:13.25 ID:rYr57j4L0
ホップ「……」

レッド「……」「?」

ホップ「…! これはキョウヘイの声なんだぞ…! あっちなんだぞ!」ダッ

レッド「(全然聞こえなかった……!!!!)」ダッ

エーフィ「レッド!」ポーン

レッド「! ど、どうしたの……?」

エーフィ「スケベなこと起きてると思う?」

レッド「ちきゅうなげ」

エーフィ「すいませんでした!!! 冗談です!!!!!!! えっとねあのね」

エーフィ「どれくらいヤバい事になってるかなって話題を振りたかったの!!!!!」
577 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 21:36:07.23 ID:rYr57j4L0
レッド「……?」

エーフィ「もしさ、全然大丈夫な危機度だったらさ、すけべな事が起きてると思うんだよ」

レッド「ちきゅ」

エーフィ「それでね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エーフィ「……もしかしたら、大変な事になってる可能性もあるんだよ」

レッド「……どういうこと…?」

エーフィ「一応、僕もテレパシ〜で探してみたんだけど…キョウヘイの声しか聞こえないんだよね」

レッド「……?」

危機度 直下コンマ(高いほうが高い)
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 21:37:28.03 ID:2sV/5X3G0
エーフィ×レッド
579 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 21:44:57.05 ID:rYr57j4L0
エーフィ「僕はホモな訳じゃなくてさ〜、やってるのを見てるのが好きなんだよね」

レッド「ちきゅうなげ」

エーフィ「ぎゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ホップ「この辺りから聞こえたはずなんだぞ〜?」

キョウヘイ「ホップ!? た、助けてくださいっす〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」

レッド「……大きな穴…」

キョウヘイ「レッドさ〜〜〜ん!? 助けてくださいっす!! こいつが!!こいつが!!」

レッド「(アクロマさんが仰向けになって手を組んで倒れている……)」

キョウヘイ「こいつが……、… な、何があったかは言えないんすけどぉ……」

エーフィ「えっちな事したんですね!?!??!?!?!?!?」

キョウヘイ「ちっげーーーーーーよ!!!!!!!!!!!!」
580 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 21:50:24.41 ID:rYr57j4L0
レッド「……この穴、なんだろう……」

ホップ「すっごい深いんだぞ……オレ二人分はあるんだぞ!」

キョウヘイ「地面がいきなり崩れたんすよ……なんか、地面が脆かったんすかね〜」

ホップ「地面が脆かった? 少し気になる話なんだぞ……この辺りのポケモンが地面に巣を作ってたんだぞ…?」

キョウヘイ「ガチ考察の前に助けてもらえないっすか!?」

レッド「……任せて…」ピョン

キョウヘイ「わ! 来てもらえたのは嬉しいっすけど……ここはロープとかで……」

レッド「……もっと速い方法が、ある…」ガシッ

キョウヘイ「あっ(察し)」

レッド「……えいっっ!!!!」ブンッ

キョウヘイ「ぎゃーーーーーーーーっ!?!?!?!?」

エーフィ「ごばあーーーーーーーーーーーっ!!!!!」

キョウヘイ「え、エーフィの上に丁度来るように…!? なんてコントロール…」

エーフィ「ふぅ〜、オボンの実を持っていなければ即死だったぜ」
581 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 21:56:29.42 ID:rYr57j4L0
レッド「ふたつめ……」ガシッ ブンッ

アクロマ「」ヒューン

エーフィ「ごばあーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!」

レッド「…これで、よし……」ピョン

キョウヘイ「び、び、びびった〜〜〜……あざっす、レッドさん」

レッド「よい……」

ホップ「…ところで、なんでアクロマさんは倒れてるんだぞ?」

キョウヘイ「…………いや、地面が崩れたとき、俺が落ちそうになって……それをアイツが…」

ホップ「? よくわからないけど、キョウヘイにしては言葉が途切れ途切れなんだぞ?」

キョウヘイ「ぐうーっ正直!!! あいつが俺をかばおうとした時に、うっかりガチでしがみついちゃって」

キョウヘイ「それで動揺したアイツがさらに足を滑らせて頭から落ちたんすよ!!!!」
582 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 22:02:10.48 ID:rYr57j4L0
エーフィ「…………」ミョンミョン

キョウヘイ「な、なんすかエーフィこっち見て……ちょっと何すかマジで!!」

エーフィ「いやホントかな…あの危機度の低さからしてもうちょいえっちな事になってんじゃないかなって……」

キョウヘイ「なって!!! ねえから!!! ちょっとレッドさ〜〜〜ん!」

レッド「ちきゅうなげ」

エーフィ「ごめんごめんごめんごめんごめん!!!!もう読まない!!!事故チューしたのまでは見えたけどそれ以上は あっ」

ホップ「えっ」

レッド「……」

キョウヘイ「おりゃーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エーフィ「こ、この型はレッドと同じもの…いつのまにちきゅうなげをマスターしていたんだ!?」早口

エーフィ「ぐわーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」K.O.
583 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 22:06:09.50 ID:rYr57j4L0


マサル「あいつら、遅いな……ん、帰ってきたか」

トウヤ「みんな、大丈夫……じゃ、なさそうだねぇ。少なくともアクロマさんは……」

マサル「…僕には、キョウヘイも大丈夫そうには見えないんだが…」

レッド「……」

ホップ「オレは何も知らない!!! オレは何も知らないんだぞ〜〜〜!!!」ブンブン

キョウヘイ「違うんすよアレは…アレはそーじゃなくて 事故でぇ…………」

レッド「うん……うん……」

アクロマ「」ズルズル

ユウリ「あ、あそこまで大丈夫じゃなさそうなキョウヘイ…初めて見たね……」
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 22:10:25.98 ID:2sV/5X3G0
アクキョウなら宇宙編でもキスしてたやんか
エーフィのせいで
585 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 22:13:18.66 ID:rYr57j4L0
キョウヘイ「……トウヤさ〜〜〜〜ん!!!!」

トウヤ「わ 大丈夫じゃないねぇ……よしよし、どうしたの?」

キョウヘイ「おれ……おれ……あんなつもりじゃ……うわ〜〜〜〜ん!!!」

トウヤ「うんうん……大丈夫だよ、ゆっくりでいいからね」

ユウリ(こんなキョウヘイ初めて見たな…何かを掻き立てられる…これが、母性……!)

マサル(トウヤ、慣れてるな……)

レッド「……、…」

トウヤ「うん。それじゃ、後はみんなに任せていいかな?」

レッド「任せて……」b

ホップ「薪は持ってきたんだぞ〜〜〜〜!!!! 美味しいカレー作って、早く元気になってもらうんだぞ…!」

マサル「……あぁ、そうだな。それじゃ、準備手伝ってくれ」
586 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 22:20:24.12 ID:rYr57j4L0


トウヤ「……で、何があったのかな」

キョウヘイ「…俺、さっきアクロマとなんだかんだで穴に落ちたんすけど…」

トウヤ「え、大丈夫だったの!?」

キョウヘイ「あ、それはレッドさんにぶん投げてもらったから大丈夫っす! …なんすけど、その前に…」

キョウヘイ「アクロマがぶっ倒れてるじゃないっすか。あれ、皆には穴に落ちたときに…って説明したんすけど」

トウヤ「別の事情があるの?」

キョウヘイ「……あの、穴に落ちたときに……じ、事故が起きたんすけど……」

トウヤ「うん(察し)」

キョウヘイ「そん時、あいつがすっげーショックみたいな顔してたから逆に腹立ってきて…」

キョウヘイ「そんな顔するくらいなら庇おうとするんじゃねえ!って怒ったら…弁明しようとアイツが立ち上がって滑って転んで頭打って」

トウヤ(そこだけなんかコントの流れみたいになってるね……)
587 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 22:25:40.62 ID:rYr57j4L0
キョウヘイ「悪い事したな〜となるような あいつのせいだろっていうか」

キョウヘイ「そもそも起きた事故にショックを受けてる俺がいるんで……」

トウヤ「そっかぁ……大丈夫だよ、頭打ってるんでしょ?」

トウヤ「その隙に記憶を消すとか……キョウヘイのランクルスなら出来るんじゃない?」

キョウヘイ「……! やっぱトウヤさんは尊敬出来る先輩っすよ〜〜〜!!」

キョウヘイ「そうと決まれば早速! 善は急げってことでやってくるっすー!!」

トウヤ「あはは、行ってらっしゃーい……」

トウヤ「…悪い事教えちゃったかなぁ」
588 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 22:30:05.27 ID:rYr57j4L0


レッド「一方そのころ……僕たちは、カレーを作っているのだった……」

ホップ「火加減はこれくらいなんだぞー?」

マサル「あぁ、後は鍋を置いて煮込めば完成だな」

ユウリ「大体の具材は切り終わっているんだったね」

ホップ「じゃあ煮込むんだぞ〜〜!!」

レッド「……」ウズ

マサル「ん、どうしたレッド? 何かあったか?」

レッド「……か、隠し味を……」

マサル(…これはどうやめさせるべきか)

ホップ「隠し味! なんかおしゃれな感じがするんだぞ〜!」

ユウリ「いいね、隠し味。ミステリアスな味になりそうだ! キミもそう思うだろう、マサル!」

マサル「…………あぁ……」

レッド「何入れよう……」

下1
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 22:33:25.65 ID:VDC04SlJO
キョダイマックスパウダー
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 22:34:37.32 ID:uqr/MotN0
ナゾのみ
591 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 22:39:06.09 ID:rYr57j4L0
レッド「……前…ニャースを倒したときに、拾った粉……」

ユウリ「素晴らしいッ……! 謎の粉、ミステリアスなカレーにピッタリだ!」

ホップ「ニャース…確かダイマックスニャースだったんだよなー? ならそれはキョダイパウダーなんだぞ!」

マサル「それ、食べれるのか…? 確かに食材ですみたいな顔をしているな、とは思っていたが…怖くて入れたことはないんだよな」

レッド「ちゃれんじ、精神……!!!」ドバッ

ユウリ「マーーーベラス!!!」

ホップ「キョダイパウダー大盛なんだぞ〜〜〜!」

マサル「い、入れすぎじゃないか!? ここからどう美味しいカレーに持っていくか…僕の腕の見せ所ってわけか…!」

レッド「……じゃあ、僕たちは…応援隊になります…」

ホップ「頑張れマサル〜〜〜〜〜〜!!!!!!」

ユウリ「君なら出来るとも!」

マサル「全く……」
592 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 22:45:28.28 ID:rYr57j4L0


キョウヘイ「うし、やれーっランクルス!」

ランクルス「みょーん」ミョンミョン

アクロマ「う〜〜〜ん……」

キョウヘイ「お前は一人で穴に落ちて頭を打った…お前は一人で穴に落ちて頭を打った……」コソコソ

キョウヘイ「なんかASMRの録音したときみたいになってしまったっす…まぁいいや」

キョウヘイ「そろそろ忘れたっすかね…?」

アクロマ「う、うーん……キョウヘイくん……?」

キョウヘイ「お……だ、大丈夫っすか〜? お前ひとりで穴に落ちて……っ」

アクロマ「キョウヘイくん……私は……ただ…!」ガシッ

ランクルス(なにご主人に触ってるんじゃパーーーーンチ!!!!)ゴスッ

アクロマ「」バタッ

キョウヘイ「わーーーー!!! よ、ようやったっすランクルス…今めっちゃ物理だったっすけど…」

ランクルス「みょるーん」ドヤ
593 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 22:48:51.41 ID:rYr57j4L0
キョウヘイ(こいつが何を言おうとしてたのかは気にならないでもないっすけど…)

キョウヘイ「ま、ランクルスのおかげで記憶は消せただろーし、さっさと戻るっすか!」

ランクルス「みょらん」

キョウヘイ「今日もカレーみたいっすからねぇ。こっちまでいい匂いしてくるっすよ〜」トットコ



キョウヘイ「なんじゃこりゃあ!!!?!?!??!」

トウヤ「あ、お帰り〜……あはは、びっくりしたね」

マサル「……すまない、出来る限りのことはしたんだが…」

キョウヘイ「そうみたいっすね!? でも…何入れたんすかこれ!!!」

レッド「………謎の粉……」

トウヤ「粉って何が起きるかわからないよね〜……」

キョウヘイ「そこでそれは流石に甘すぎないっすか!? だ、だってこれ……」

直下コンマ ×10cm の高さのカレー
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 22:50:27.98 ID:qEnK8Mpq0
無限ホテル
595 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 22:54:04.23 ID:rYr57j4L0
キョウヘイ「デカすぎんだろ…………」

トウヤ「10メートル近くありそうだねぇ」

キョウヘイ「食べ物ってレベルじゃねーっすよ!? どうすんすかこれ!」

レッド「ぼ……僕が、責任もって……」

ホップ「オレも賛成したんだぞ!! オレも一緒に食べるんだぞーーー!!」

ユウリ「それを言ったら私も同罪というものさ……! 一緒に戦おうじゃないか!」

レッド「二人とも……!」

キョウヘイ「良い感じの友情を築いているところ悪いっすけど、流石のレッドさんでも無理っすよ!!」

マサル「僕が……僕がもう少しうまい事やれたら……!」

トウヤ「いや、仕方ないよ…多分僕にもどうにもできなかったやつだからね、これ……」

キョウヘイ「メタ的な話してもほぼ最大っすからね どうしてこうなった」
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 22:55:25.36 ID:KrUxcG8W0
カビゴン出せばどうにかなる
597 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 22:58:08.88 ID:rYr57j4L0
レッド「せめて、あと僕が三人いれば……」

キョウヘイ「それでも一人3メートルカレーになるっすけど」

トウヤ「うーん、レッドくらい沢山食べる子……あんまりいないよねぇ」

レッド「マサラ式食事術で……沢山食べれるように……あ」

トウヤ「あっ」

キョウヘイ「あ〜」



ファイア「いやーすみませんねぇ。ご飯どうしよっかなーって思ってたから普通に嬉しいよ」モグモグ

ライ「ふんっ、まあ美味いんじゃねーの。姉ちゃんには負けるけどなー!」パクパク

マサル「いや、こちらこそ来てくれてありがとう。助かったよ」

ユウリ「本当に君たちもよく食べるね。育ち盛り、という事かな」

ホップ「オレも負けてられないんだぞ〜〜〜〜!!!」モグモグ
598 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 23:02:38.80 ID:rYr57j4L0
トウヤ「レッドもよく見つけてきたねぇ」

キョウヘイ「荒行してくる〜って言ってたっすけど、マジでしてたんすか?」

レッド「うん……この辺りの、滝を探して……そこで……」

ファイア「やっぱり修行って言ったら滝行って言いますからなー」

ライ「おい、あんまりベラベラ話すんじゃねー! 修行の内容ってのは基本内密なもんなんだよ」

ファイア「ごめんてごめんて。ほーらおかわりだぞー」

ライ「自分でよそうっつってんだろ!!!」

マサル「すごいな……あんなにあったカレーがどんどん減っていく」

レッド「緑がいたら……四人で食べきれた……」

キョウヘイ「マジっすか…これを……?」

ライ「兄貴はすげーからな!」ドヤ

レッド「普段…いらないやつ押し付けてるから…」ドヤ

ライ「お前〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」
599 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/04(木) 23:03:46.58 ID:rYr57j4L0
今日はここまで。次回は〜〜〜 明日夜!
先に宣言しておきますが、来週からは更新頻度が下がる予定です。
春なので。春なので。
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 23:05:25.40 ID:KrUxcG8W0
乙、就活ガンバ
601 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/05(金) 21:03:41.91 ID:Toekmvuh0
はじめまっすよ
602 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/05(金) 21:05:07.33 ID:Toekmvuh0
ファイア「ねえ兄さん〜、せっかくだから隣にテント立てていい?」

レッド「いいよ………」

ライ「は!? なんでそーなんだよ!」

ファイア「いーじゃん、寝るギリギリまで隣のテント行って恋バナとかしよーよ。ねっ男子ィ〜」

ライ「すっ、するわけねーーーーだろ!!!」

マサル「はは……」

ホップ「おおおおおおれはなんにもしらないんだぞ!!!」

レッド「………………」

トウヤ「恋バナかぁ、多分みんな引いちゃうからなぁ」

キョウヘイ「話が漏れたらまずいんで……」

ファイア「ここまで恋バナに適さない空気あるんだ…」
603 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/05(金) 21:10:06.01 ID:Toekmvuh0
ファイア「ま、こーして焚火囲んで話してるだけでもいーんだけど…」

ユウリ「そうだね……君たち、好きな子とかいないのかい?」

ファイア「あ、もう適さないの承知で始めちゃうんですね」

キョウヘイ「待った!!! その話はわりとデリケートっすよ…うっかり地雷踏んだらやべーことになるっす」

ユウリ「地雷? 恋の話はどれも美しいものさ。そう表現するのはよしたまえ」

ファイア「地雷…それはそれで気になるけど」

キョウヘイ「見えてる地雷第一号、トウヤさんっす」

トウヤ「うっかり話したら通報されそうだからあまり話したくないかな」

ユウリ「なるほどね……」

キョウヘイ「それを踏まえて、誰に話を振るべきか考えたほうがいいっすよ……!!」

誰に話を振るか 下1(コンマが高いほど話す)
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/05(金) 21:20:54.59 ID:9ZALit560
マサル
605 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/05(金) 21:27:26.31 ID:Toekmvuh0
ユウリ「そうだね……マサル、何かないのかい?」

キョウヘイ(見事に見えない地雷に突っ込んでいったっすね……)

マサル「うーん……まぁ、そういう話が無いわけじゃない」

レッド「え……そうなんだ」

トウヤ「……」

キョウヘイ(トウヤさん、こういう時の嘘めっちゃ下手なんすからあんま喋らないでくださいっすよ……)

トウヤ(うん……)

マサル「実は好きな奴がいるんだ」

トウヤ「え!?!??」

レッド「!??!」

ユウリ「そうなのかい!!??!?!」

キョウヘイ(う、動くか……!?!?)
606 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/05(金) 21:31:33.01 ID:Toekmvuh0
ユウリ「全く気付かなかったぞキミ!! いつのまにそんなアレをアレしてたんだい!?」

ホップ「オレもわからなかったんだぞー! 誰なんだぞ!?!?」

ユウリ(情報収集は任せるんだ、ビート……!!!)

マサル「誰か……は、恥ずかしいから秘密って事にさせてくれ」

レッド(これどういう空気?)

ファイア(兄さん、もしかしてこれ人間関係ややこしかったりする?)

レッド(ファイア……するどい)

ファイア「まぁ兄さんよりは……あっごめん声に出ちゃった」

ライ「おい、テレパシーしてんなよ! オレは出来ねーんだから!」
607 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/05(金) 21:38:42.25 ID:Toekmvuh0
マサル「相手は……別に好きな人がいるらしくてな。諦めてるんだ」

ユウリ「なるほど…」(ビートじゃないな…)

マサル「いつも強がっているんだが、可愛らしいところもあって」

ユウリ「ふむ?」(ビートか?)

マサル「けど、僕よりも大事な人がいるらしい」

ユウリ「ん〜〜」(ビートの大切な人っていったら…ポプラさん…はっ)

ユウリ(もしかしてマサルは…ビートが枯れ専だと勘違いしているのか!?それなら納得がいく…!!)ハッ

キョウヘイ(ろくでもね〜〜〜ひらめきをしていそうっすね)

トウヤ(僕は何も言わない…僕はなにも言わない…)

レッド(みんなちゃんと恋愛とかするんだなぁ)
608 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/05(金) 21:43:34.72 ID:Toekmvuh0
ユウリ「きっと大丈夫だとも、マサル! 私が保証する!!」

ホップ「よくわからないけどオレも応援するんだぞーー!」

ユウリ「結婚式の暁には私が友人代表スピーチをするとしよう」

キョウヘイ(もうやめて!! マサルのライフは……)

マサル「はは、楽しみにしてるよ」

キョウヘイ(…ゼロじゃない…ライよりよっぽど悟ってないっすか?)

ライ「おい、今オレのこと馬鹿にしただろ!!!!」

キョウヘイ「何のことっすか〜?」

ファイア「キョウヘイさん、そこのお家はマサラ式読心術に長けてるんだよ」

キョウヘイ「確かにグリーンさんとかも心の中の発言にツッコミ入れてきたりするっすもんね…」
609 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/05(金) 21:49:41.51 ID:Toekmvuh0
ファイア「面白い話聞けたな〜。ていうか、それって辛くない? 諦めてるって割には…アレですけども」

キョウヘイ(切り込むっすね、ファイア…)

マサル「まぁ……辛いといえば、辛いが……かといって、すぐ忘れられるようなものじゃなくってな」

ファイア「ふーん……俺から出来るアドバイスとしては『愛人になる』くらいしかないからな〜」

キョウヘイ「怒られるっすよ〜」

ファイア「あっはっは、あの人はメタに弱いから大丈夫大丈夫」

マサル「…もしかして、君も」

ファイア「おっと、それ以上は俺がガチだと思われちゃうからやめましょう」


〜カロス地方〜

カルム「っくしゅん!」

セレナ「あら、風邪ですの? 暖かくしないと駄目ですわよ!」
610 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/03/05(金) 21:53:51.99 ID:Toekmvuh0
ライ「…………」

ファイア「ふぁ〜……過酷な修行を終えてきた育ちざかりはそろそろ寝るとしますかね〜」

レッド「…………」

キョウヘイ「うちの育ちざかりも眠そうっすもんね〜、そろそろ寝るっすか〜」

トウヤ「そうだねぇ。じゃあ、後片付けはしておくからテントに戻ってて」

ユウリ「ありがとう、次は私が……ふあぁ、しかし夜更かしは肌の大敵だ……」

ホップ「オレもねむくなってきたんだぞ〜……」

マサル「……そういえば、キョウヘイ」

キョウヘイ「へ?」

マサル「あの白衣の…アクロマさんはどうしたんだ?」

キョウヘイ「……」

マサル(あからさまに忘れてたって顔してるな……)
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