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【艦これ】提督「俺と……愛宕と高雄」

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654 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:35:01.78 ID:SCwtjgY10

< なし崩しにやりたいことだけやる一日に…… >







あきつ丸「自分としてはあの後そのまま宴会に突入しなかった方に驚いたが」

霧島「そんな大湊じゃないんだから」

あきつ丸「……? 」

金剛「……常識って案外遠くにあるものネー」
655 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:36:35.65 ID:SCwtjgY10

< 本来なら自然治癒はしない云々 >







鈴谷「あ、でも思ったんだけどさ、鈴谷たちって虫歯にはなるのかな? 」

時雨「理論的にはなるんじゃない? 痛んだか痛んでないかのうちに修復されそうだけど」

鈴谷「でも風邪引いて熱出たりはするじゃん。
あれって免疫ブーストかけ過ぎると体力ごっそり持っていかれるからでしょ? 」

あきつ丸「症状が酷いとその分だけ直すのにもリソースが必要だからな。
自分たちの修復能力はあくまで自己保存に特化したものなのであります」

時雨「度を越した病気や怪我は即死級でも無い限り緩やかに直していくわけだ」

鈴谷「うーん……」

あきつ丸「……」

時雨「……」

春雨「つまり、春雨たちでも虫歯で苦しむのは有り得るってこと……? 」
656 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:37:28.18 ID:SCwtjgY10

< 誰に言われたかはまぁ…… >








江風「……………………」

海風「うん? 変な顔してどしたの? 」

江風「……………………」

涼風「くふふ……いやな、提督に客人が来てただろう」

海風「あぁ、海軍省のお役人」

涼風「それで茶請けにカステラを出すって話になったんだけど暇そうなのがあたいと江風しかいなくてさ」

海風「? うん」

涼風「じゃあ自分が切って出してくるって江風が言ったら」

江風「監視もいないのに包丁を持たせられないし客人用は駄目、って言われたンだ」

海風「うーん……分かるような分からないような」
657 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:38:21.67 ID:SCwtjgY10

< 使う人にしか場所が分からない >







愛宕「んーと……あれ? 」

高雄「? 探し物? 」

愛宕「うん、あれ、本当どこにあるのかしら」

高雄「? 」

愛宕「爪切り。足用にしてたやつなんだけど」

高雄「私のを貸す、ってのも嫌な話ね」

愛宕「問題は無いけどちょっとねぇ……うーん」

高雄「というかそもそも私もどこにあるのか忘れたわ」

愛宕「この部屋にあるのは確実なんだけど……」






提督「え? ベッド下の一番足元側にある収納のボックスに……うん? 呆けか? 」
658 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:39:26.23 ID:SCwtjgY10

< 夜に切ると泥棒だか蛇だかが >








明石「いや、爪って普通自分で切りません? 」

高雄「? 」

愛宕「手の指は自分で切るわよ? 」

提督「普通はな。……俺も楽しいからいいんだよ、笑っとけ」
659 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:41:52.89 ID:SCwtjgY10

< 風俗慣習文化全否定 >







明石「? 親の死に目に会えないんじゃなかったでしたっけ」

提督「口笛とごっちゃになってんのかな。どうでもいいといえばいいけど」

愛宕「あら、泥棒なんてできるものならやってみなさいって感じだし」

高雄「今更蛇なんて恐るるに足りませんね」

龍田「親なんてそもそもいないしねぇ〜」

明石「そりゃあそうでしょうけども……」
660 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:42:19.37 ID:SCwtjgY10

< 大奥を取り仕切る者がすなわち男さえも…… >







提督「もしさ、複数の子と情を交わしていても高雄と愛宕、
そうじゃなくても誰か一人だけを選べていたとして」

天城「はぁ」

提督「そういう場合って外の子には性悪で陰険な女に誑かされてるとか思われてたのかな俺」

天城「さ、さぁ……? 」
661 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:43:26.84 ID:SCwtjgY10

< 異世界染みた >







雲龍「でも今でもギリギリあるんじゃない? 化け物姉妹に籠絡されているわけでしょう? 」

天城「確かに」

提督「まぁ……そうかな」

山城「その場合私たちもあの二人の下女みたいなものね」

雲龍「いいじゃない。側室から這い上がるなんて歴史上ありふれた話だし」

天城「奥方が率先して会計もお料理もしてますけれどね。
……数千年の歴史とはいえこんな空間が他に沢山あっても困りますが」
662 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:44:09.45 ID:SCwtjgY10

< 助詞(女子)って難しいね! >







江風「ふぃー……やっぱ風呂は暑苦しくないときこそいいもンだな」

扶桑「ん……」

江風「一週間前くらいなら乾かしてるときからもう汗かいてたし」

扶桑「ふぅ……やっぱり大事なものでも大変は大変よね」

江風「ン? 髪? 」

扶桑「大変じゃない? あなたもそれなりに長いじゃない」

江風「まぁね。でも姉貴が梳かしたりしてくれるし常に自分だけでしてるわけじゃないから」

扶桑「私もそうだけれど……まぁ、でもそれなりに自慢ではあるのよ、これでも」

江風「ああ、確かに扶桑さんン髪は綺麗だもンね」

扶桑「…………ええ、ありがとう」

江風「うン……? 」
663 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:45:23.76 ID:SCwtjgY10

< 反転 >







扶桑「、っていうことがあったの」

山城「江風ならそんなものですよ。悪意は無いんです」

扶桑「もちろん理解しているけれど……ええ」

龍田「うふ……ね、私、そこまで長くはないけどこれでも結構お手入れしてて自慢なのよ? 」

山城「はいはい、龍田ちゃんは髪も綺麗ですね」

龍田「髪の他は? 」

山城「心意気だとか精神性だとか所行」

龍田「あらぁ〜。山城の人間性程じゃないわぁ」

扶桑「……そこまで穿ってお互いに言葉遊びをしてほしいわけでもないのだけれど」
664 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:47:12.73 ID:SCwtjgY10

< 冗談の先回りは程々に >






龍田「まぁ、私も扶桑の髪好きよ? 」

山城「生々しくて病的な女らしさに溢れてるから? 」

龍田「え? うん、まぁ、そうね」

扶桑「……龍田さえ単純に褒めようとしてくれたみたいなのに私の妹ときたら」

山城「ね、姉様……あのぅ……? 」
665 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:48:06.23 ID:SCwtjgY10

< 問いへの答えにはなっていないけれど >







扶桑「……って、さっき」

提督「ん……俺も好きだよ、扶桑の髪。ただ見た目が綺麗とかじゃなくてね」

扶桑「そう……」

提督「うん? もっと素朴な返しの方が好みだった? 」

扶桑「いえ、先程の話の流れを話した後のお遊びですし。
……そういう悪戯っぽさってどこで身に付けてきたのかしら」
666 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:48:35.54 ID:SCwtjgY10

ありがとうございました





667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/18(水) 23:55:02.35 ID:3ZX5xQTF0
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/19(木) 02:22:32.97 ID:fz/+Dy2wo
お疲れ様です
669 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:18:08.16 ID:Q+emx4ty0

< 配送業者の倉庫が如く >







赤城「嗚呼……シンプルな焼き鮭とはいいものですねぇ……」

加賀「ええ、塩引き鮭ですので余計な小細工は要りません」

阿賀野「朝から贅沢にも程があるよねぇ……」

愛宕「料理人としては腕のかけようが無かったりもするんですけどね」

高雄「多少つまらなかったりはまぁ。
粗雑な素材がいいというわけでもありませんが」







提督「塩引き鮭って段ボールで冷凍室に重ねるものだったかなぁ」

明石「そもそも……この人数でこの規模の冷凍室を稼働させている方に引っ掛かるべきでは? 」
670 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:19:18.69 ID:Q+emx4ty0

< 異国のヒト >







Littorio「そういえばここの面子って大概のことはこなせますけれど」

明石「まぁ、本当に珍しい特殊技能でも誰か一人くらいはセンス持ってますからね」

Littorio「誰か農業系のことに詳しい子はいないの? 」

明石「農業? 家庭菜園でも始めるんですか? 」

Littorio「いえね、Romaと話していたのだけれど青森でオリーブの木は育てられないのかな、と」

明石「うぅん……? 」
671 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:22:11.34 ID:Q+emx4ty0

< 伊国のヒト >







Roma「新鮮なオリーブの実を知らないなんて残念ね」

Littorio「塩漬けした瓶詰めもいい肴にはなりますけど、そういうのじゃないんです」

Roma「熟し切ったオリーブは秋の終わりになると渋みはそのままでも仄かに甘いの」

Littorio「陰干しもいいですしvinoに漬けるのもスイーツっぽくて好きなんです。
ああいったものはあまりこの国では見ませんが」

加賀「ほう……」

赤城「……なるほど」

明石「……余計なヒトに聞き耳立てられてるじゃないですか無理ですよ少なくとも私には」
672 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:22:55.91 ID:Q+emx4ty0

< 愛だよ愛(適当) >







高雄「今夜はフグにするので頑張って釣ってきてくださいね」

提督「うぃーっす」

明石「釣れるかなぁ……こういうときに限って……いやいや」

伊14「ちゃーんと潜ってくるからよゆーよゆー」

伊13「まだ、あったかいしね、海」







阿賀野「二年以上の修行がどうとか調理師免許の所有が必須とかそういうのはもういいけどさ」

能代「……ふぐ調理師免許を持たないヒトの捌いたフグをよく食べられるよねあのヒト」
673 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:23:42.52 ID:Q+emx4ty0

< 必要に駆られてですよ? >







高雄「いえ、一応持ってるんですよ、ふぐ調理師免許」

愛宕「ちゃんと実技試験もプロの元やったのよ?
受験資格とか日程はまぁ帝国海軍様々だけど」

高雄「そもそも調理師免許も持ってますし」

江風「それでいて大型免許とか海上無線技士とかも持ってるのか」

能代「……ただの資格マニア? 」
674 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:24:15.18 ID:Q+emx4ty0

< 調理という魔術への求道が故に >







Littorio「フグといえば鍋な気がしますが」

天城「天城はてっさですね。お鍋ももちろん好きですけれど」

Littorio「フグは兎も角として最初はしゃぶしゃぶやすき焼きのお肉を見て愕然としたものです」

天城「はぁ」

Littorio「嗚呼、この国ではこんなに薄い肉をありがたがっているのか、と……懐かしいものですね」

天城「なるほど……? 」
675 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:25:24.45 ID:Q+emx4ty0

< 獣に違いなど分かろう筈も無く >







提督「ふぃー……相変わらず美味かったよ、ありがとう高雄」

高雄「いえ、一応法的に捌けて経験もあるのが私のみ、というだけですから。
用意は割と皆でやっていますよ」

提督「それでも、さ。高雄がいないとやろうと思いもしないだろう? 」

高雄「まぁ……そうかもしれませんね」

提督「賛辞くらい素直に受け取っておくものだよ。……フグってさ」

高雄「? 」

提督「精力が云々の食材に挙げられるけど効果ってあるのかな? 」

高雄「はぁ、知りませんけど……あぁ」

提督「うん? 」

高雄「今晩、一人で寝てみれば感覚として分かりやすいのでは? 」

提督「そんな無体な」
676 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:26:48.06 ID:Q+emx4ty0

< オススメの店でオススメの品だけは頼まないような >







提督「まぁ、大体それなりに冗談だよ。
……大人数では無いけど何人かで飯食いに行ったことはあるじゃん」

高雄「出張の帰りだとか大掛かりな買い物のついでではありますね」

提督「一応持ち回りにしてみたり満遍無く外には連れ出してるつもりなんだよ。
どうしても工具関係だと明石だし料理関係でも人選は絞られるけど」

高雄「それは仕方無いでしょう? 」

提督「うん、恩を着せようとか不満を持ってると思ってるわけじゃない。
……“ あ、自分も同じので ”って一回も聞いたこと無い気がする」

高雄「? 」

提督「自分の好みに忠実というか食への拘りというか……いや、別にどうということもないんだけどね」
677 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:29:24.83 ID:Q+emx4ty0

< 将を射んと欲すればただ将を射よ >








山城「でもあれね、私たちはもう色々と諦めてなんとなく囲われてしまっているけれど」

龍田「よくできるわよねぇ〜」

山城「分の悪い賭けに出て喪う方が余程怖いもの。
……あなたって周り中敵だらけじゃない、それも女ばかり」

龍田「んー? 」

山城「愛宕も高雄も、加賀さんや雲龍も、姉さまや私だって敵でしょう?
全員打ち倒してあの人奪っていくんなら」

龍田「あぁ、そういう……馬鹿ね、敵なんてそんなに多くないわ」

山城「愛宕と高雄しか匹敵する相手はいないと? 」

龍田「んーん、私の敵は____って男一人だけだから。
あれの心撃ち落とせばそれで全て終わるもの」

山城「なるほど。…………確かに、そう言われてみるとそうね」
678 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:29:52.05 ID:Q+emx4ty0

ありがとうございました
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/19(木) 23:37:51.05 ID:SRk6BBDS0
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/20(金) 10:41:57.85 ID:03V63YkEo
お疲れ様です
681 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/22(日) 23:23:44.28 ID:lgSfumt40

< 不和の林檎を考える和 >








山城「誰が一番愛されているのかしら、とか」

龍田「現状だと高雄と愛宕が競い合う体の戯れ合いをして終わりね」

扶桑「誰が一番強いのかしら、なら? 」

山城「自分で言うのもなんですが私や龍田ってかなり強い部類でしょう。
でも戦況如何によっては加賀さんにも勝てるし江風に完敗することだってあります」

龍田「全員そこそこ以上に強いから不毛な議論って気付いちゃうわねぇ〜」

扶桑「じゃあ、ええっと、誰が一番頭がいいのかしら? 」

龍田「分かってて言ってない? あの人にイカれた時点で皆馬鹿って皆思ってるでしょう」

扶桑「む……」

山城「まぁ、ちょっと特殊だけれど平和でいいじゃない。
…………投げる林檎の形を考えるって酷い倒錯だと思うけれど」
682 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/22(日) 23:24:19.26 ID:lgSfumt40

< 迫真の >









浜風「あぁ……また、ブラが……」

時雨「思い悩むのはいいけどさ、脱衣所で横並びの時には呟かないでほしかったよ」

浜風「思わず出るものなんです。……時雨」

時雨「なにさ。僕のを着けても意味なんて無いよ」

浜風「そんな嫌味言うわけ無いでしょうが。……重く、なるの」

時雨「うん? 」

浜風「胸が大きくなるとね、重く、なるの。重く、なるんですよ……? 」

時雨「う、うぅん……? 」
683 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/22(日) 23:25:08.42 ID:lgSfumt40

< 大き過ぎるとこう、面白びっくり人間みたいな >









あきつ丸「まぁ、仕方あるまい。派手に動く分“ 艦娘 ”は筋肉質になりがちだ」

時雨「あぁ、脂肪より筋肉の方が重いんだっけ」

浜風「だとしても、ですよ」

あきつ丸「もちろん身体の最適化が働くお陰で、
意識して取り組まなければ筋肉だらけになることも無いが」

時雨「だよね? 個人差はあるとしても胸が大きくなったって騒いでるのってさ、
僕の知ってる限り浜風以外だと数人しかいないよ」

浜風「別に大きくなれと念じているわけでは……」

あきつ丸「それこそ遺伝子やポテンシャルの為せる技なのかもしれんな。
もし人間になれたとして“ 艦娘 ”が持つ枷が解かれれば……」

浜風「…………」

時雨「…………素直に驚くだけになるかもね。誰も嫉妬さえしないかも」
684 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/22(日) 23:26:00.47 ID:lgSfumt40

< ニワカにもなれないくらいが丁度良いかもね、って >








江風「ゴン攻め? 」

加賀「はぁ……私でも知っているのに」

海風「ちゃんと観てたの? 」

江風「う、うぅン……? 」

明石「まぁ、競技に夢中だったと思えば……いえいえ」
685 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/22(日) 23:27:08.78 ID:lgSfumt40

< 剣女とかそういうジャンルが開花しないかなぁ…… >








赤城「惚れ惚れする背中ですねぇ……」

雲龍「濡れた」

天城「……姉様? 」

葛城「やれやれ」

初月「わぁ……っ☆ 」








加賀「三尺越えの大太刀……どうにかなりそうですね」

提督「……お前が何を目指しているのか皆目分からないよ」
686 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/22(日) 23:27:55.58 ID:lgSfumt40

< 今日のハイライト@30万 >







提督「生姜ぁぁぁぁぁぁぁぁっ! 」

高雄「…………うん? 」

愛宕「飛んだ、って言えるのかしら」

叢雲「軸どころか一点買いなんだから飛んだでいいでしょ。馬ッ鹿じゃないの」

明石「ちょっと何言ってるのか分からないです」







雲龍「競馬で殺された日って激しいのよねぇ……獲るわ」

天城「あの、ラブちゃんどうして……とか呟いて目死んでますけど……」
687 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/22(日) 23:28:25.17 ID:lgSfumt40

< 壊れた(実話) >








提督「ふははははっ! 白いなぁ! 白いのは正義だなぁっ! なぁ!? 」

高雄「Littorio? 」

Littorio「あの……なんと、言えばいいので? 」
688 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/22(日) 23:30:14.91 ID:lgSfumt40

< はい >







提督「ラブちゃん……」

愛宕「うん?私のこと? 」

提督「君はあーちゃんでしょ嫌だな」

愛宕「その気持ち悪い喋り方はなんなの? 」

提督「ぶっ壊れちゃった」

愛宕「そっかぁ」

提督「……」

愛宕「……」

提督「……」

愛宕「……? 」

提督「…………それでも、それでも俺は次もオンリーユーだよ、ラブちゃん」

愛宕「…………? 」
689 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/22(日) 23:30:42.83 ID:lgSfumt40

ありがとうございました


690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/22(日) 23:43:59.80 ID:AQjAmK+70
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/23(月) 12:03:18.01 ID:VJX2iqo7o
お疲れ様です
692 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:08:06.21 ID:Ub8/qdlc0

< 古今東西の凡ゆる本を読めるのなら >







提督「どうする? 」

阿賀野「千年の痛苦に苛まれたとして、万年の罪科を背負わされたとして、許せる」

提督「本当それ。結婚しよ? 」

阿賀野「処女と結婚したいとかきんも」

提督「読書仲間の豪華なオマケだね」

阿賀野「……文革」

提督「……バグダッドの戦い……知恵の館」

阿賀野「八王の乱……というかもう大体全部の戦争が悪い」

提督「嗚呼……知ってるか? 実際にはアレクサンドリア大図書館の大破壊って無かったんだぜ」

阿賀野「さすがに知ってる。……異教徒の神学論……」

提督「……名も無き秀才の日記…………嗚呼……」

阿賀野「…………」

提督「…………」

旗風「…………? 」
693 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:09:44.44 ID:Ub8/qdlc0

< 誕生日からこっち三日目にしてお休みでしたが >







Littorio「? 何の懺悔をしているんです」

阿賀野「や……今回提督さんは悪くな……うん? 」

提督「あぁ^〜……ニットの白セッターに紺のマキシでウエスト紐っぽく縛るの浄化されるぅ……」

Littorio「うん? 」

阿賀野「草原が似合いそうだね。あとお城の正面とか」

Littorio「ちょっと意味が……まぁ、お気に召したようですけれど」

阿賀野「この上無くクリティカルですよ。
さっきまでの戯言全部どうでも良くなるくらいには」

Littorio「はぁ」

提督「あぁ^〜……」
694 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:10:47.03 ID:Ub8/qdlc0

< 風と草の音だけでもそれはそれで >






Littorio「ええっと……よかった、ビールですね。
燻製ソーセージに余っていた溶けるチーズを少し

提督「あぁ^〜」

Littorio「…………会話にならないんですけど」

阿賀野「わぁっ、美味しそう。……雲龍さん連れてきてバグパイプとか演奏してもらえば?
テキトーでも踊ってあげたら狂喜乱舞すると思うけど」

Littorio「はぁ……? 」
695 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:11:33.69 ID:Ub8/qdlc0

< 最近の通販系は侮れないものですが >







雲龍「あのね……なんでも取り敢えず私を呼べば解決すると思ってない?
バグパイプなんてここに無いわよ」

Littorio「アスクルは? 」

阿賀野「今すぐはさすがにちょっと」

天城「そもそも……アスクルにバグパイプなんてあるわけないでしょうが」
696 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:12:25.94 ID:Ub8/qdlc0

< 本気でバグパイプ探してしまうくらい豊富 >







叢雲「公式見たらクラベスとかトーンチャイムはあるみたいだけどね」

阿賀野「えぇ……」

Littorio「学童用品……? 」
697 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:14:05.26 ID:Ub8/qdlc0

< 理想が唐突に降って湧くと >







提督「あぁ^〜……リッちゃんさ、まだ飲みたい? 」

Littorio「は? いえ、まぁ、他に何かあるならそこまでは」

提督「サモン! 当警備府のヘアメイクアーティストあーちゃん! 」

愛宕「はいはーい♪……何? 」

提督「リッちゃんを草原と馬とビールと理不尽な悲哀の似合う女の子にしてくれ」

愛宕「また難しい注文ねぇ……ここでいい? 」

Littorio「え、まぁ……」

愛宕「ふふ、お姉ちゃんの好みも訊かないとねぇ〜……」






能代「…………何故あの人はLittorioさんに平伏しているので? 」

阿賀野「持病、かなぁ……阿賀野も雪風ちゃんが漢服着て結い上げて髪飾り挿して扇とか持ってたら危なかったよ」

能代「はぁ……? 」
698 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:15:04.40 ID:Ub8/qdlc0

< ショットで飲むなんて面倒とか言い出しちゃうヒトたち >







那珂「あのさ……いや、言っても仕方無いことだと思うんだけど」

Pola「はい〜? 」

那珂「…………なんで、那珂ちゃんとPolaちゃんがテキーラ勝負なんてさせられてるの? 」

Pola「うーん……? 」

那珂「那珂ちゃんが負けるわけ無いじゃん。そんな貧弱な肝臓してないよ、ねぇ? 」

Pola「だからじゃあ……いえ、Polaは心ゆくまで飲めて幸せですけどぉ〜」

那珂「はぁ……意識失うまで飲みたい気分だよ、まったくもう」
699 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:16:37.18 ID:Ub8/qdlc0

< 魔女 >







時雨「……やり過ぎじゃないかなあれ」

GZ「すまない……すまない……Bismarckの間抜けが煽り立ててお膳立てをしてしまったから」

WS「あれ、いつ終わるの? 」

時雨「Polaがぶっ倒れるまでかな」

Maestrale「諸悪の根源? のBismarckさんは? 」

Aquila「哄笑と見紛う爆笑の上でフェードアウトして行きましたねぇ〜……」

GZ「逃げた、というんだそれは……すまない……すまない……」
700 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:18:24.47 ID:Ub8/qdlc0

< 鬼の居ぬ間(数時間前) >







那珂「浜風ちゃん? レモン追加で」

浜風「あの、もうやめた方がいいと思いますけど……」

那珂「なんで? Polaちゃんまだいけるみたいだよ? 那珂は言うに及ばず」

Pola「お酒の強さにだけは自信がありますので〜。
テキーラの山もBismarckがどこからか貰ってきたものですしぃ」

浜風「それはそれでどうなんです。……あのですね」

那珂「? 」

Pola「? 」

浜風「明日の早朝、赤城さんが来るそうなので」

那珂「? それ関係ある? 」

Pola「」

那珂「? 何で青褪めるの? 明日オフなんでしょ? 」







時雨「真なる飼い主が来訪するんじゃあねぇ……ねぇ? 」

大井「そうね。…………水喉に詰まらせてるけどアルコールより飲みにくそうじゃないあれ。どうなってんのよ」
701 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:19:31.04 ID:Ub8/qdlc0

< 何かへの反応ですらなくて >







江風「あぁ^〜……! 黒髪乙女の湯上がり濡れ髪しっとりボディ巻き巻きタオル付きぃ」

扶桑「……はい? 」

能代「…………さっきまで工廠に籠ってたんですよね? 」

海風「えっ、と……はい」

明石「三人で艤装の確認してましたよ」

阿賀野「飼い主に似るというかなんというか……いやいや」
702 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:20:36.72 ID:Ub8/qdlc0

< 誰しも信ずる限りは…… >







山城「良かったですね姉さま。江風は乙女だと思ってくれているみたいですよ」

龍田「そうねぇ……思わず周り見渡しちゃったけど乙女っぽい子は兎も角黒髪は他にいなかったもの」

扶桑「あのね……」
703 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:21:59.58 ID:Ub8/qdlc0

< 自称の乙女っていうのもアレですが >







山城「他に黒髪っていうと高雄に加賀さん、赤城さん、瑞穂、阿賀野、松風、ヒトミイヨ姉妹? 」

龍田「ギリギリで初月ちゃんもかなぁ。たぶん茶髪だけど」

扶桑「乙女っぽいのは結局いないじゃない」

松風「えっ」

伊14「えっ」

伊13「はぁ。…………イヨちゃんは、たぶん、お酒が、無ければ……まぁ……」
704 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:23:23.85 ID:Ub8/qdlc0

< フェチというものの収斂 >







雲龍「いえ、戦闘衣のことだと思うけれど。
幼女すれすれの少女があの衣装って清純では有り得ない話だと思うの」

伊14「なるほど確かに」

松風「僕は? 」

雲龍「僕っ娘はそれだけで性的過ぎるわ」

伊13「なる、ほど? 」

松風「……は? 」
705 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:28:37.76 ID:Ub8/qdlc0

< 灯台の下というか足下レベルのお話 >







那珂「ふぅ……開けたやつは飲んだよ? 」

浜風「お疲れ様です。顔色一つ変わらないのはいっそ恐怖を覚えますが」

那珂「そういう体質だもん仕方無いね」

浜風「Polaさんでさえ頬は赤らんでいるのに」

那珂「それも体質なんじゃない? それにこれでもPolaちゃん結構酔ってるよ」

浜風「本当ですかそれ」

那珂「本当本当。強いのは強いけどね」

浜風「はぁ。私もそれくらい強ければずっと食べていられるかもしれないのに」

那珂「死ぬでしょそれ。那珂ちゃんさすがに食べるのはそこそこじゃないと戻すし」

浜風「本当ですかそれ」

那珂「本当に本当本当。……あのさ、沢山水飲んでるところ悪いけど酔い過ぎじゃない? 」

Pola「ふぇ〜……だから飲んでるんですよお水ぅ〜」

那珂「そうだね。…………身体機能向上させて消化酵素弄れば? 」

Pola「あっ」

浜風「…………Polaさんが本当に酔っているのは良く、分かりました」
706 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:29:05.90 ID:Ub8/qdlc0

ありがとうございました
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/24(火) 22:31:45.24 ID:ckwJBUyM0
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/25(水) 01:53:10.38 ID:DFHT9M4Go
お疲れ様です
709 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/25(水) 22:03:29.93 ID:knMzY+BA0

< 普通に何の違和感も無く死ぬ >







提督「テレビ観ながら冗談でさ、俺もマン島TTみたいなの出たいなぁ、とか言ったら」

旗風「言ったら? 」

提督「バイクレースですか……とか言って笑いながら冗談飛ばしてた高雄が」

旗風「ええ」

提督「天辺回ってベッドの中で“ 絶対に許しませんからね ”って抱き着いてきたときは鬼気迫るものを感じたね」

旗風「うーん……? 」
710 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/25(水) 22:04:20.50 ID:knMzY+BA0

< 遂に(車を無視して)買いました >







明石「そりゃそうでしょ。あなた素人の人間なんだから」

提督「同じく素人の明石ちゃんは大丈夫だって? 」

明石「弾け飛んでも基本直る化け物ですからね」

瑞穂「えーと……あの」

提督「そいつの言うことも時々は容れてやれよ」

明石「あなたも乗りたいくせに。嫉妬ですかぁ? 」

提督「……」

漣「こやつ煽りおる」

雲龍「取り敢えず駄目。高雄じゃないけど、駄目」

能代「いくら明石さんとはいえバイクで言えば素人なヒトが整備したものに乗る、ですか……うーん……」
711 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/25(水) 22:08:59.40 ID:knMzY+BA0

< 信用が無いという意味でもなくて可能性がある時点で >







旗風「えっと……え、着いてきただけだから知りませんけどそれに乗るんですか? 」

明石「ええ、これからちょっとずつカスタムしていこうかと」

瑞穂「くれぐれも安全には考慮してくださいね? 」

明石「死にはしないしへーきへーき」

旗風「はぁ? 」

明石「それこそレース並の速度だとそれだけでイきかけると思いますよ? それか脳汁がヤバい」

旗風「ちょっと意味が」

提督「敷地内ならまぁ今すぐいけるな。……高雄と愛宕にキーの場所は極秘って約束で買わせてもらったらしいぞ」

旗風「妥当ですよね。……あなたが勝手に他人の物乗り回す人だとは思いませんけど」

712 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/25(水) 22:09:26.77 ID:knMzY+BA0

< 最高の自分というものを常に考えていると逆に >







愛宕「今日は何を着て行こうかなぁ、なんて」

高雄「うん? 」

愛宕「そう思えるような女の子になりたかったなぁ……」

高雄「……うん? 」

愛宕「朝起きてお風呂に浸かりながら考えてみたりして、はぁ……」

高雄「…………はい? 」
713 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/25(水) 22:11:01.11 ID:knMzY+BA0

< あなたが似合うと言ってくれた過去を振り切って >







愛宕「だってそうでしょう? デートの約束したらもうその瞬間から全部考え始めるじゃない」

高雄「まぁ……分からなくはないけど」

愛宕「その日の天気と気分でふわふわ悩めたらもっと楽しいのかなぁ、って」

高雄「それはあなたの考える普通の女の子、らしいかもしれないけど私の思うあなたらしさじゃないわ」

愛宕「そうよね。ペディの色もヘアもランジェもバッグも何もかも決めて、
その日の事情で少しだけ修正するくらいなのが私」

高雄「普通そうでは? あなたは明日いきなり叢雲さんになったりするの? 」

愛宕「なれたらいいな、とは思うけど……そういう話じゃなくてね? 」

高雄「……? 」
714 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/25(水) 22:12:14.95 ID:knMzY+BA0

< 一時期その日の出来事や誕生日、なんてものに凝りましてね? >








漣「明日は! なんと! 」

提督「なんと? 」

漣「なななーんと! 」

提督「うん? 」

漣「漣様に全てを捧げる日です! 喜べ騒げ喝采せよ! 」

阿賀野「ラヴォアジエとかアンティゴナ・ゴンジャ・ボヤジの誕生日だね」

提督「坂井三郎生誕とかド・ゴール入城とか」

叢雲「あんたたちの好きそうなのだとドレスデンの戦い開始とか?
あとこの国初の缶ビール発売とかも二十六日らしいわね。さっきたまたま調べただけだけど」

漣「漣もさっきググったけどパワプロの日みたいだね。……それ全部マジに覚えてんの? 」

阿賀野「? 」

提督「? 」

叢雲「だから私はさっき調べたんだってば。
……この辺の歴史オタク馬鹿にしない方がいいわよ、時々キモいけど」
715 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/25(水) 22:16:17.97 ID:knMzY+BA0

< 冗談に冗談で返さなければならないルールはありませんので…… >







提督「まぁ、あれだな。西暦3373年まで俺が生きてたら何もかも漣様に捧げてやるよ」

漣「や、そんな生きたとしても高雄さんとか愛宕さんが離してくれるとは到底思えませんし」

阿賀野「まったくだね。下手したら3000年越えた辺りで漣ちゃんの方が排除されてるよ」

叢雲「永遠と信じられる時間を生きてなお至上の更に上の幸福を、か……化け物って怖いわね」

提督「…………何故真顔なんだ? 冗談だぜ? 」
716 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/25(水) 22:17:12.06 ID:knMzY+BA0

ありがとうございました
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/25(水) 22:24:29.04 ID:BppTdwTx0
718 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/28(土) 21:56:06.69 ID:skcO9a3R0

< 怪力乱神然もありなん >







雲龍「愛と勇気だけは友達にしていればなんとかなるわ」

山城「情愛と蛮勇の間違いでしょうそれ」

雲龍「少なくともあの人は歪んだ情愛と特攻兵器輸送艦の蛮勇を受け入れてくれたもの」

扶桑「えーとあの、誠意とか信頼は」

雲龍「好きだから抱いてくれるわけでもないし、
信ずるから犯してくれるわけでもないじゃない? 」

龍田「そういう話だったかしらねぇ〜……赤城さんが珍しくコンビニのあんぱんなんて食べてるから連想されたんですよ? 」

赤城「いえ、これはさすがに私悪くないでしょう……」
719 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/28(土) 21:58:12.15 ID:skcO9a3R0

< 寧ろ小さく少しずつ消して頬張らないで >







赤城「そもそもこれはあんドーナツです。もちもちですよ」

龍田「知りませんよそんなこと」

明石「ドライブのお土産にそんなもの頼まれたの初めてですよ私」

赤城「一度食べてみたかったんです。あ、カスタードもありますから」

山城「から、ってなんですか。だからなんだっていうんです」

赤城「? 美味しいですよ? 」

雲龍「普段の赤城さんにある緊張感とかシニカルな面欠片も無いですね」

扶桑「つまり当たりの日でしょう? 」

赤城「大当たりですね」

龍田「あんぱんが? 」

赤城「だからあんドーナツです。…………時々こんな感じを思い出さないと擬態もできませんからねぇ……」
720 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/28(土) 21:59:00.26 ID:skcO9a3R0

< それどころか一仕事終えた後の可能性 >







龍田「、という冗談? 」

赤城「ご馳走様でした。……ええ、別にこんなもの全然食べたくなんてなかったですよ? 」

明石「物凄い馬鹿レベルの救えない逆張り人間でも信じませんよそんなこと」

山城「本当に大当たりの日ね。赤城さん、一緒にお料理でもしませんか? 」

扶桑「いえ、私と縫い物でもしましょう? クラシックを聴きながら」

赤城「どっちもできますよ、時間的には」

龍田「赤城さんのカラータイマーって三分もちましたっけ? 」

雲龍「さすがにもつでしょう。…………ここまでほんわかしてくると逆に怖いわ。
世紀の大罪でも起こす前兆か何か? 」
721 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/28(土) 21:59:58.69 ID:skcO9a3R0

< 相性というもの >








赤城「でもね、普段の私でも常に何かしているわけではありません。
オフの日くらい誘っていただければ喜んで遊びますよ? 」

山城「ハズレの赤城さんは要りませんので」

扶桑「お酒が入るなら幾らでも付き合いますけれど……うーん……」

赤城「…………」

龍田「付き合う分には楽しいけど最優ではないしベターですらないのよねぇ〜……楽しいのは間違い無いんだけど」
722 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/28(土) 22:03:38.81 ID:skcO9a3R0

< 同類とはいえ程度の差は大事なんですよ、個人としては >







龍田「でもよかったじゃないですか。やっぱり擬態してるときの赤城さん大人気ですよぉ」

山城「横須賀の大多数が信じる素の赤城さんね」

扶桑「この世で最も本人からは遠い他人だけど」

赤城「あのね、これでも割とハートに近い部分は繊細で

提督「だからお前はお前をやっていられるんだろうが。繊細で他人を見れるから擬態が上手い」

龍田「見えるだけで慮りはしないのね」

赤城「否定はしません。……でもあなたがそれを言うんですか? 他でも無い、あなたが? 」
723 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/28(土) 22:04:27.23 ID:skcO9a3R0

< 何をしたのか >







時雨「ふとした瞬間思い出したんだけどさ」

あきつ丸「あぁ」

時雨「Aquilaって美人だよね。ショートシャツにUネックとか着こなしちゃって」

あきつ丸「スタイルも抜群だからな。ただ多少頭が弱いだけで」

時雨「そうなんだよ。ちょっと常識とまともさが足りてないだけで実際はクール系美人だよね」

Pola「素直に憧れちゃいますぅ〜」

Aquila「謝りますから……ねぇ〜……許してくださいよぉ〜……」
724 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/28(土) 22:04:58.87 ID:skcO9a3R0

ありがとうございました
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/28(土) 22:11:23.90 ID:kLAIJN1R0
乙 Polaまで参加してるのってよっぽどだよね...
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/28(土) 22:21:06.77 ID:CGRfuL3no
お疲れ様です
727 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/29(日) 21:40:37.12 ID:ntnQXS0E0

< 正射必中 >







赤城「正しく射れば応えてくれる、弓は素直でいいですねぇ……」

加賀「正しく生きてなどいない赤城さんには眩しいでしょうね」

赤城「それはあなたも同じでしょう、加賀さん」

加賀「赤城さん程弓が正確ではない分それなりに幸せですから」

赤城「幸せ自慢なんてみっともないですよ。……ねぇ、加賀さん」

加賀「なんでしょうか」

赤城「弓弦の音高く真っ直ぐに射る、そんな簡単なことだけで世界が変わると思いますか」

加賀「所謂ところの中二病というやつですか? 」

赤城「そんな幼さは生憎と持っていませんよ。お婆さんですから」

加賀「はぁ。……赤城さんならば正道であっても必ずや目的を成し遂げる、そう信じてはいます、が」

赤城「ええ」

加賀「この世の中、正道を進めば進む程に死人は増えるでしょう。
正道が正道として正しいが故にそれは倫理的に正道ではなくなります」

赤城「困ったものですよねぇ……いやいや、邪道を突き進んでいる私が免罪符として主張するわけではありませんけれども」
728 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/29(日) 21:41:56.68 ID:ntnQXS0E0

< 戦いといえばまぁ…… >







山城「あ、っは……汗臭さなんて、もうどこかに行ってしまったわね。昨日の話ではあるけど」

提督「別の強い匂いがあるからな。……足、大丈夫か? 」

山城「股関節は危なかった、というか微妙にイってたわ。直したけど」

提督「」

山城「男に組み敷かれているときなんて戦闘と同じじゃない。どうということも無いわ」

提督「いや、え…………そう……? 」
729 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/29(日) 21:42:44.93 ID:ntnQXS0E0

< 嘘のような本当 >








鹿島「うふ……あぁ、動かないで、首、締まっちゃいます」

あきつ丸「はぁ……何故自分はネクタイなど締められているのでありますか」

時雨「いいじゃないか。お世辞抜きに似合うよ」

春雨「なんなら時雨ちゃんも似合うと思うけど」

Aquila「可愛い女の子で似合わない子なんていないですからぁ〜」

あきつ丸「ではせめて鈴谷くらい呼んでくれないか」

時雨「戦闘衣はスカーフだもんね」

あきつ丸「まぁ、あれ以上に似合うものなど無いかもしれんが」

春雨「そうですね。……これでお互いが嫌いじゃないの知っててまだ告白も返答も保留してるって嘘でしょ? 」
730 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/29(日) 21:44:31.42 ID:ntnQXS0E0

< スカーフって多用途()だと思うの >







GZ「ふむ……若葉、逆にスカーフなんてどうだ? 」

若葉「どうせネクタイよりは嵌るまい。若葉はこのままの自分だけでいい」

GZ「……そうか」

若葉「ま、伯爵がどうしても見たいというのであれば新しい甘味で手を打つが」

WS「寧ろ伯爵がスカーフにしてみるべきですよね」

若葉「まぁ、確

GZ「この前してやっただろうが」

WS「そうでしたっけ」

若葉「伯爵……? 」
731 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/29(日) 21:46:08.03 ID:ntnQXS0E0

< 草臥れていても許せる数少ない…… >








あきつ丸「まったく……これだから馬鹿女の相手は疲れるであります」

鹿島「嗚呼それっ、それっ」

あきつ丸「あ? 」

鹿島「嗚呼……あゝ……あぁもう……」

春雨「気怠そうにネクタイを緩める男装の麗人っていいですよね、はい」

時雨「そもそも男がやってカッコいい仕草だしね」

GZ「……若葉? 」

若葉「やってもいいが期待値は越えられないと思うぞ」

WS「期待値なんて相手によっては簡単に……いえ、若葉の気持ちはよく分かりますけれどね」
732 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/29(日) 21:48:46.69 ID:ntnQXS0E0

< 主体とは >







時雨「というか何さ、伯爵は若葉を毒牙にかけたいわけ? 」

GZ「甚だ不当な言い掛かりだな。私は若葉の多様な面を見せてほしいだけだ」

WS「あの子なら私も構いませんよ」

GZ「……は? 」

時雨「えぇ……」
733 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/29(日) 21:51:23.97 ID:ntnQXS0E0

< 何かあれば仕方無い風で助けるところまで含めて >







秋雲「あきつ丸さんって」

あきつ丸「? 」

秋雲「この狭い界隈では本人公認で鈴谷さんのこと大好きだから許されてますけど」

あきつ丸「?? 」

秋雲「鹿島さんの扱い見る限りやれやれ系のクソ主人公みたいな雰囲気ありますよね」

春雨「若干のセフレ感みたいなやつあるよね」

秋雲「それそれ」

あきつ丸「???? 」
734 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/29(日) 21:54:48.26 ID:ntnQXS0E0

< 個人による倫理のカタチ >







雲龍「まぁ、ボテ腹とか母乳は無理よねそもそも」

漣「その唐突な話の転換、見習いたくない」

天城「さっきまで無理な姿勢だとかって話だったのに」

山城「無理なプレイの話はしていないのだけれど」

雲龍「ボテ腹なんて……本当に…………あぁ……

山城「まぁ……私たちに妊娠なんて尊いことできるわけな

雲龍「安定期だからって信用なんて……危ないし……無理に決まって……

漣「そういう……いや、決して悪くないどころか善性甚だしいけど…………そういう? 」
735 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/29(日) 21:55:35.54 ID:ntnQXS0E0

< 手に入れられないこともないけども >







提督「何、暇とな? では吾輩が愉快な友人の話をしてやろう」

葛城「何そのうっざいキャラ」

涼風「どうせそれ海軍内の変なのの話だろ」

提督「はて……まぁ、同い年の勇壮な男子で

葛城「はいはい同期の桜同期の桜」

提督「其奴は殊更にゲータレードを好む男でな」

涼風「ゲータレード……? 」

提督「え……え? 」

江風「2015年までは売ってたンだけどなぁ……久々に飲みたいかも」

涼風「飲み物……? 」

736 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/29(日) 21:56:41.96 ID:ntnQXS0E0

< 出す >







雲龍「ね、お願い」

提督「まぁ……それくらいなら」

雲龍「別に殴ってくれとか絞めてくれって言ってるわけじゃないんだし」

提督「うん……うん? 」

天城「姉様……今度は何を頼んだんです」

雲龍「自分がただただイく為だけに腰を振ってほしい、って。
時間とかそういうのどうでもいいから何もかも自分の一番気持ち良い動きで相手してって」

提督「…………」

天城「ん、んんっ……? 」
737 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/29(日) 21:59:09.49 ID:ntnQXS0E0

< (モノは取り敢えず)出る >







提督「まぁ、プレイとしてならいいけど……それフッツーにつまんねぇと思うぞ俺」

雲龍「つまらないならつまらないでいいじゃない。
セックスはコミュニケーションだったってだけだし、
その次はちゃんとその分も足して愛してくれればいいの」

提督「うーん……」

雲龍「でも自分の気持ち良さだけ、種蒔くことだけ考える動きで消費されたら物凄く気持ち良いと思うの。
使われてる背徳感と使ってもらえている承認欲求の満足で。
勿論あなたのことを愛しているわけだし? 元が大きいから勝手にイけるだろうから一回くらい試して」

提督「…………」

天城「…………ちょっと納得しかけた自分が嫌です、天城」
738 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/29(日) 21:59:37.88 ID:ntnQXS0E0

ありがとうございました
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/29(日) 22:14:59.90 ID:GvjZlnFYo
お疲れ様です
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/29(日) 22:16:55.90 ID:uRjSv74a0
741 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/30(月) 23:07:02.94 ID:yDQvxXF00

< 嫌いな人は本当に無理らしいですが >







阿賀野「うんうん、成育は順調ですよ、っと」

能代「栗の木の成長日記って小学生みたい」

阿賀野「これはこれで楽しいものだよ? 家庭菜園の延長だし」

能代「まぁ、植物の成長って中々侮れない楽しさらしいけど……」

阿賀野「それにほら、あの人たちに本物の栗の花の香りをおしえてあげようかなって」

能代「えぇ……」
742 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/30(月) 23:08:09.26 ID:yDQvxXF00

< 愛情込めていつまでも >







愛宕「ついでに桃と柿も植えてみたら? それも苗木からでしょう? 」

阿賀野「検討してもいいけど阿賀野は栗ご飯が食べたいの」

愛宕「ふぅん? 食べたいなら明日か明後日はそれにする? 」

阿賀野「いいけど阿賀野の最優先はこの木だよ? 」

愛宕「? なんで? 」

阿賀野「なんで、って……自分で育てた子だよ? 」

愛宕「?? 」

能代「そんな農家さんみたいなこと言われても……」
743 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/30(月) 23:09:13.62 ID:yDQvxXF00

< はーゔぇすと >







阿賀野「ほら、提督さんに頑張ってほしいときとかって素材選んでしっかりお料理してるでしょ? 」

愛宕「あぁ、そういうこと」

能代「前言撤回。……そんなので理解した気になる方もさせる方も農家さんに謝っては? 」
744 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/30(月) 23:10:19.67 ID:yDQvxXF00

< 即答 >







雲龍「天城ってね、誰かに聞かれるかもしれない、
見られるかもしれないって思うとキュッと締め付けてくれるのよ」

葛城「妹に語る意味」

雲龍「でもそれを続けて弄ってあげると見られてもいい、
寧ろ聞かせてやるって壊れていくの、素晴らしいわね」

葛城「だからそんな世迷言聞かせる意味」

雲龍「いえ、あなたもそういうタイプなのかしら、って」

葛城「それはどっちかというと瑞鶴さんの方かな」

雲龍「へぇ……」

瑞穂「あのですね……」
745 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/30(月) 23:11:13.95 ID:yDQvxXF00

< 公序良俗さんはお休み >







瑞穂「瑞穂は妹ですらないのですけれど」

雲龍「あら、あなたも明石とシてみればいいじゃない」

葛城「最初は窓開けっ放しとかでレベル上がると廊下とかになるよね」

瑞穂「……なるほど」

明石「…………雲龍さんとシてれば? 」

葛城「またまたー。私知ってるよ? あの人に廊下で苛められてそのまま部屋に消えたの」

雲龍「へぇ……」

明石「あの人とだから許されるっていうか絵面を想像する暇も無いというか……あのですねぇ……」
746 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/30(月) 23:12:39.23 ID:yDQvxXF00

< 頑なな否定はいつかの…… >







葛城「まぁ、別にいいじゃん。瑞穂さんとヤったら感想聞かせてね? 」

明石「はいはい検討しておきます」

雲龍「頑張りなさいね」

瑞穂「頑張るというのは違う気がしますけれど……まぁ、はい」

明石「言い触らすんなら絶対やりませんから」

雲龍「こういうのを変えていってしまうのが楽しいのよ、ね? 」

葛城「あ、それ分かるー」

瑞穂「なるほど確かに」

明石「だーかーら……あのですね……」
747 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/30(月) 23:14:10.08 ID:yDQvxXF00

< 二人きり没頭して >







葛城「なんか変に気分良く酔ってるかも。……双頭ディルドって間抜けだよね」

雲龍「端から見れば、そうかも」

葛城「でさ、ああいうの使ってると本人たちはかなりイイから絵面とかは実際どうでもいいんだけど」

瑞穂「? 」

葛城「やっぱ棒、っていうか男とヤるのって気持ちいいものなのかなって思うよね」

明石「女ってそういう風にできてますから仕方無いんですよそれは」

瑞穂「む、むむ……それは……いえ、でも…………」
748 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/30(月) 23:15:02.26 ID:yDQvxXF00

< (強い)ツッコミ不在とも言える >







雲龍「ホルモンバランスの崩壊で母乳が出てしまうケースがあるそうだけど」

明石「まぁ……はい。しっかしなんでこの面子だとひっどい下ネタになるんですかね」

雲龍「実はうぶな龍田ちゃんとかすぐに愛がどうとかいう愛宕とか、
そういうのがいると長続きしないで話が流れていくだけね」

瑞穂「天城さんがいるとすぐオチを付けてしまいますし」

葛城「あれはあれで羞恥とかなのかな? 」

雲龍「さぁ? ……つまり意識して代謝を弄れば私たちって母乳プレイはできそうじゃない? 」

明石「…………」

瑞穂「…………」

葛城「…………」

雲龍「…………? 」
749 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/30(月) 23:16:08.29 ID:yDQvxXF00

< そういう問題かな? >







明石「まぁ……できてしまうでしょうね、理論上は」

葛城「体内物質を弄るんじゃなくて、
あくまでコンディションを生存に最適な身体へ持っていくわけだからかなり難しいと思うけどね」

雲龍「で、それを固めて加工すればバターくらいは? 」

明石「いやいやいや……」

瑞穂「何を行き過ぎたヤンデレみたいなこと言ってるんですか……」
750 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/30(月) 23:18:13.44 ID:yDQvxXF00

< 興味の範囲= ? >








海風「ちなみに巾着だとか蛸壺と言われるあれは鍛えれば誰でも身に付くそうですよ」

葛城「なんか増えた」

明石「海風ちゃんは別に鍛えなくても大丈夫でしょう。体躯的に」

海風「あれするとあの人の顔、ぐんと良くなるんです」

雲龍「確かに」

瑞穂「確かに、って……雲龍さんの守備範囲に限界は無いんですか? 」
751 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/30(月) 23:22:01.10 ID:yDQvxXF00

< 艦にとっての重荷となるとこれくらいは >







漣「そういえばここの総旗艦って? 」

阿賀野「それ実際の軍では概ね使わない言葉だし……どうなの? 」

愛宕「うん? 興味無いわ」

高雄「さぁ? どうでもいいですね」

加賀「はい? この二人を差し置けると? 」

Littorio「え? 一応外国籍ですよ? 」

叢雲「は? いや、いやいやいや……あのね……」

漣「陣形とか駆逐とかんなもんクソどうでもいいでしょ?
むーちゃん以外の誰にその座を任せられるのって話ですよマジで」

提督「別にそんなの誰でもいいんだけどなぁ……やる? 」

伊14「そんな軽い言葉で任せられるのものじゃ……や、そんな輝く自殺行為押し付けないでくださいよー……」
752 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/30(月) 23:24:54.76 ID:yDQvxXF00

< 怖いもの知らずだなぁ、とかなんとか >






愛宕「でも……つまりそれ総司令官的な立場の乗艦なわけでしょう? 」

漣「まぁ、そっすね」

愛宕「公私共に三笠さんでいいんじゃない? 」

漣「なるほど? 」

高雄「随分と小型で古めかしい旗艦で……あの、なんですその目は」

提督「え、いや……別に? 」
753 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/30(月) 23:26:37.61 ID:yDQvxXF00

< 誇りある高らかな宣言 >






何かヤバい黒幕っぽいやつ『八咫烏、という名を聞いてお前はどう思う』







漣「ノータイムでサッカーとか答えるのが江風だとして」

叢雲「私はくだらない雑学でも語ると思われてるのかしらね」

漣「漣とご主人様しかいないときだけでしょ。
……漣は某ゲームの某組織を思い浮かべるんだけどさ」

叢雲「ふぅん? 」

漣「次の目標はむーちゃんもそういう考え方ができるように調教することです! 」

叢雲「調教ってあなたね……」
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