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【咲安価】京太郎「清澄の探索者」その3【ADV】
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502 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2020/12/31(木) 14:58:02.95 ID:nB+OJlir0
【蛇足2:えんだー】
京太郎「なぁ、咲」
咲「ん?どうしたの?」
女性のおめかしの最中に野郎の付け入る隙は一切ないと言ってもいい。
彼女の顔に塗り重ねられている化粧品の名前をいくつ知っているかと聞かれれば、おそらく俺はゼロと答えるほかないだろう。
しかし、それをただ黙って待つには暇を持て余しすぎていた。
京太郎「龍門渕さんってお金持ちだよな」
咲「絵に描いたような大金持ちだからね」
京太郎「それで、俺は思うんだよ」
京太郎「ひょっとしたらこんなこともあり得たのかな......ってさ」
咲「......私、今すごい忙しいんだけど」
冷たくあしらわれてしまったが、俺は聞こえないふりをして十年前のあの日へ思いを馳せた。
503 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2020/12/31(木) 14:59:01.99 ID:nB+OJlir0
【2日目 13:10】 旅館・本館 食堂
和「つまり、当分は長野には帰れそうもないということですね」
久「そうなるわね」
咲「村に代々伝わる四家......ミステリーっぽくって面白いかも」
京太郎「何言ってんだお前は」
優希「よっしゃー!学校休みだじぇ!」
まこ「帰ったらその分補習じゃと思うがの」
優希「」ガーン
村の長老である楸野氏の邸宅で話を聞いてきた俺と竹井先輩は、その内容をみんなに伝えた。
優希によって半分以上盗られてしまったトンカツを口に運ぶ......うん、ツンとした刺激が絶妙にマッチしてご飯がすすむ。
咲「えー、揚げ物にからしつけるの?」
京太郎「普通つけるんじゃないのか?」
咲「私の家ではつけたことないかな」
優希「トンカツにからしなんてありえないじょ」
和「でも、肉の臭みを消す効果もありますし.......あ、私の家ではつけてます」
久「ソーセージにつけるマスタードみたいなものじゃない?」
504 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2020/12/31(木) 15:01:11.29 ID:nB+OJlir0
まこ「しかしそうか......困ったのう」ボリボリ
優希「何かあるのか?」
まこ「ああ、おぬしらには秘密にしとったか。実は来週末に龍門渕との練習試合を入れとってな」
まこ「ちなみに終わった後はパーティーらしい」
和「そうだったんですか.........でも何故秘密に?」
久「優希なんてパーティーだって知ったら、一週間ずっと浮足立っちゃうでしょ?」
(((確かに......)))
優希「失敬な!そーいうことするのはこいつだけだ」ビシッ
京太郎「俺はそこまで子供じゃねーよ!」
どっと笑いが起きた。不本意にも部内で俺のおバカキャラが定着していっている気がする......
もう一人のおバカに恨めしい表情を送るが、俺の意図に気付きもせずタコ天を頬張っていた。
まこ「そういうわけで、事情を話して延期か中止ということにしたいんじゃが......うーむ」
女将「電話使う?」ヒョコッ
咲「あるんですか?」
女将「ええ、事務所に有線電話が通ってるから。使いたかったら気軽に言ってね」
まこ「そうですか。そんじゃあお言葉に甘えて.........」
505 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2020/12/31(木) 15:01:49.02 ID:nB+OJlir0
【2日目 13:20】 龍門渕邸
衣「ふんふんふ〜ん」
prrrrrr prrrrrr
衣「電話か......ハギヨシ!」
シーン
衣「ともきー!じゅんー!」
シーン
衣「盲亀浮木......みんな忙しいのか。余儀ないな」
衣「よいしょ!えい!」ピョン ピョン
衣「届いた!」ガシッ
pi
衣「もしもし、りゅーもんぶちです」
衣「清澄の次鋒か!今度部長に相成ったと聞いたが健勝か」
衣「ふむ、来週の合同練習のことで.........えっ?」
506 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2020/12/31(木) 15:02:59.02 ID:nB+OJlir0
衣「.........」トボトボ
歩(あれ?......どうしたんだろう)
歩「衣様、いかがなされましたか?」
衣「......あゆむ.........」ジワッ
衣「うわーん!」ギュッ
歩「こ、衣様?!」
歩「何か嫌なことでもあったんですか?!」アタフタ
衣「今しがた電話で......清澄が......みんな土砂崩れで......」グスッ
歩「えっ、えぇっ?!」
歩「ええっと、こういうときは......」ワタワタ
智紀「どうしたの?」
歩「それが清澄のみなさんが――――」
智紀「ど、どうしよう......」
純「よう智紀、あっちの掃除終わったか?」
智紀「それが今、それどころじゃなくて――――」
純「おいおい、どうなってんだよ......」
一「純くんじゃん。どうしたの?」
純「国広君!聞いてくれよ、なんでも――――」
507 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2020/12/31(木) 15:03:28.59 ID:nB+OJlir0
【2日目 13:40】 龍門渕邸 透華の部屋
透華「........」ジーッ
透華(清澄の皆さんは旅行中でしたわね......ふふふ)
透華(今のうちに牌譜を研究して、のどっちに差をつけなければ)
バンッ!
一「失礼します!」
透華「一、騒がしいですわよ」
一「透華様、今はそれどころじゃないんだよ!」
一「清澄の人たちが旅行先で土砂崩れに巻き込まれて生き埋めになってるって!」
透華「!?」
透華「そ、そんな.........」フラッ
一「わわっ!」サッ
一「あの透華さま......しっかりして――――」
透華「――――ません――――」ボソッ
一「......?」
透華「ありえません!そんなことはありえません!」グッ
透華「のどっち、勝ち逃げなど許しませんわよ!」
透華「......ハギヨシ!」パチン
ハギヨシ「――――ここに」スッ
508 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2020/12/31(木) 15:04:15.14 ID:nB+OJlir0
【2日目 17:20】 小佐目村 旅館前
柊さんたちと親交を深めた俺と咲の旅館へ向かう帰路は、既に終盤に差し掛かっていた。
京太郎「ふぅ......午後はすごく歩いた気がする」
咲「やっぱり京ちゃん、高校に入ってから体力落ちたんじゃない?」クスクス
京太郎「そんなこと――――いや、確かにそうかもな」
京太郎「って、お前なんてそもそもほとんど運動できねえじゃんか!」
咲「私は麻雀があるので大丈夫です」
京太郎「ぐぬぬぬぬ............ん?」チラッ
その時、パラパラという何処か聞き覚えのある音が微かに俺の耳に入った。
音源はどうやらこちらへ近づいているようで――――
咲「京ちゃん!あれ!」ピッ
京太郎「.........!」
――――遥か彼方から真っ直ぐ飛んでくるヘリコプターは、明らかにここを目的地としていた。
509 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2020/12/31(木) 15:04:51.97 ID:nB+OJlir0
村人A「なんだなんだ?!」
村人B「おいおい......」
村人C「おかあさーん、ヘリだー!」
村人D「しっ!黙って見てなさい!」
山里へ響き渡る不似合いなロータ―音を聞きつけた村の人々は、皆家から出て様子を伺っている。
やがて黒い機体は俺たちのいる駐車場の上空で停止し、少しずつその高度を下げていった。
北村「」ポカーン
山下「......なんじゃこりゃ」
向坂「うわっ、風すげー!」
女将「何事?!」
主人「あの、うちの駐車場......」
510 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2020/12/31(木) 15:05:21.33 ID:nB+OJlir0
操縦士『こちらアルファ1、ランディングポイントに到着』
ハギヨシ「京太郎君、宮永様!ご無事ですか!」
京太郎「ハギヨシさん?!どうしてここに......」
ハギヨシ「透華お嬢様の命で救助に参りました。さあ、早く乗って!」
隊員A「ターゲット二名を確保した。双方無事!第二小隊は予定通り降下、残り四名の捜索を――――」
十分としないうちにヘリコプターは狐につままれたような顔の六人組を乗せて離陸した。
こうして俺たちは小佐目村から脱出し、奇妙な旅行は幕を閉じたのだった.........
〜〜〜〜〜
511 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2020/12/31(木) 15:06:18.83 ID:nB+OJlir0
京太郎「――――って感じで、どうですかね」
一「流石にないんじゃないかな」アハハハ
純「いやいや、透華ならやりかねないぜ......おっと、終わったみたいだ」
スタイリスト「......いかがでしょうか?」
透華「パーフェクトですわ!超目立ってますわよ!」
咲「疲れたー」グデー
京太郎「だいぶ時間かかりましたね」
透華「この私が中途半端な仕上がりを許すはずがありませんもの」
咲「京ちゃん......どう?」クルッ
京太郎「完璧だよ。どこに出しても恥ずかしくない」
純「おいおい、出されるのはお前んところだぜ?」グイグイ
京太郎「わかってますよ」
512 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2020/12/31(木) 15:07:55.20 ID:nB+OJlir0
ガチャッ
まこ「大変じゃ!和と照さんが暴れだしおった!」
京太郎「あちゃー......放置しすぎたか」
咲「酒癖悪いからね、あの二人」
まこ「お色直し中の余興がちっとばかし盛り上がりすぎてな」
一(どんな余興だったんだろう)
透華「丁度いいですわ。そろそろ参りましょうか」
咲「そうですね......よいしょっと」
京太郎「ほら、掴まれよ」
咲「ありがと」
純「ほー、エスコートまでバッチリじゃんか?須賀くんよぉ」
京太郎「ははっ、散々言われましたからね」
控室を出て、二人並んで係員の先導に続く。
無駄にデカい建物の通路を右に曲がり左に曲がり、いくつかの扉を通り過ぎて――――
513 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2020/12/31(木) 15:08:31.16 ID:nB+OJlir0
【12:50】 龍門渕ホテル 披露宴会場
カンッ!
514 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/12/31(木) 15:10:25.46 ID:nB+OJlir0
>>450
隠密行動がメインの想定でした。
(必要なら大学生三人組を仲間に)
↓
楸野の地下研究室を調べて櫛の話を突き止める
↓
一人を櫛にする
↓
儀式中、オフラシサマが降ろされたタイミングに乗り込んで最終決戦
最終決戦は
仲間vs止めようとする小佐目側
京太郎vsオフラシサマ
という構図になる予定でした。前者は普通の戦闘で、『蘇生』などが用意されていたのもそのためです。
>>451
廃村は特に考えてなかったです。
京太郎の昏睡についてはトシさんが語っている通り、最後のオフラシサマ戦で死に過ぎた事による「魂の消耗」というのが理由です。
調査しても、結局は時が経つのを待つしかないという結論に至るのではないかと思います。
515 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/12/31(木) 15:10:53.50 ID:nB+OJlir0
以上蛇足でした。
では皆さん、良いお年を。
516 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/31(木) 15:11:53.90 ID:MRT/Fvw/0
おつおつこれは良いお年玉
何も解決しないけどもんぷちエンドで草生えますよ
517 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/31(木) 15:39:54.80 ID:h5NRCo300
乙!これは良いお年玉。LPの回復待ちじゃ、真相が分かっても京太郎が目覚めた時の土産話と関係者の心の整理ぐらいにしかなりませんね。
上手く事が運んでも本気を出した龍門渕により誘拐殺人が発覚で、どうなろうと詰んでいたのでは。前回は運良く発覚しなかったですが、今回は龍門渕が関わらなくても、その保証は有りません。隠蔽の難易度は時代と共に格段に上がります。
三家があっさり説得に応じたのも、「これ以上続けられない。もう止めたい…でも踏ん切りが付かない」と思っていたからかも。
518 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/31(木) 21:41:46.05 ID:c0u+vmr8o
乙です!
トゥルーエンドすばら!!
>>514
儀式中って事は本来は人質は救出出来ない予定だったの?救出出来ない時って村人+四家VS清澄2人+大学生3人って瞬殺されない?
519 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/01(金) 00:25:42.67 ID:RDYG9URNo
乙です!良いエンディングでした
質問だけど、京太郎が一番最初に見た走馬灯?みたいなのも死に戻り能力?
そして京太郎が突然死に戻りオカルトに目覚めたのってなんか理由あり?
520 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2021/01/01(金) 17:50:58.48 ID:x82TvnXL0
あけおめです。
>>517
現実的に考えれば勿論その通りです。大抵の問題は札束で殴れば解決しちゃうだろうし。
ただそれを言ったらシナリオになりませんから、龍門渕はネタ要員にしかならないでしょう。
>>518
儀式中は他の者は入れない(2スレ目
>>474
)ため、実際の相手は楸野、椿屋、榎田、柊の四人。榎田のジジイは置物です。
ステや装備的にはキツい戦いだけど、まあ最終決戦だしいいかなーと思って......
>>519
一番最初の時間軸ではなんやかんやあって京太郎たちは村の暗部に気づかぬままで、他方儀式も失敗に終わります。結局村は土砂に押しつぶされました。
最初の走馬灯はそこで死んだ京太郎が時間を巻き戻した際に残った記憶です。つまり、本編の時間軸の京太郎は一人目ではないのです。
メタい話をすると、本来であれば壬申の儀は余所者には決して明かされない儀式です。少なくとも仲間が突如消えでもしない限り村の異常性に気付くことはないでしょう。
しかし誘拐されてから探索を始めるのではシナリオ的に間に合わないので、なるべく早い段階で彼らに捜査の動機を与える必要がありました。そのための舞台装置に過ぎません。
次に京太郎がオカルトに目覚めたきっかけですが、これはスサノオノミコトが与えたものです。
スサノオノミコトは、自身の分身とでも言うべきオフラシサマが暴走している現状に頭を悩ませていました。
そこにちょうど村へやって来た京太郎にオカルトを授け、事態を解決するようけしかけたわけです。
それから次回安価スレのご相談です。
一応以下の候補があります。
521 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2021/01/01(金) 17:52:25.40 ID:x82TvnXL0
A案
――――5月中旬
【清澄高校 麻雀部室】
京太郎「サポート、ですか」
久「そゆこと」
ポンコツ咲の隠れた......というにはあまりにも衝撃的な特技が発覚し、あれよあれよという間に電撃入部を果たして早一週間が経ったある日の夕方。
下校時刻を知らせるチャイムから数分後、竹井部長の「話がある」という一言が出口へ向く俺の足を止めた。
久「知ってると思うけど、私は別にお遊びがしたいわけじゃない」
久「私がこの部活でやりたいのは『勝つ麻雀』よ。チームで大会に出て、勝ち進んで、そして.........」
京太郎「全国ですね」
久「わかってんじゃない」
久「......正直、今年も無理だろうって思ってたの」
久「優希にまこにそれから和。十分な実力を持った面子が揃ってる」
久「でも人が足りないことにはどうしようもなかった」
「須賀くんが女装でもしない限りはね」と冗談交じりに付け加えるが、それを聞いて笑えるほど気軽な雰囲気ではなかった。
やがて俺が淹れた安物の紅茶を口に含み一息置いてから、語調を強めて部長が続ける。
久「そこに咲が来てくれた!この時を二年以上ずっと待ってたのよ!」
久「私はこのチャンスを絶対に逃したくない。これを逃したら一生後悔するはずだから」
久「悪いけど、初心者の須賀くんには私達が指導できる機会は少なくなるわ」
久「こんなこと言うのは酷だって分かってる。それでも.........それでも、私はあなたに頼まなきゃならない」
522 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2021/01/01(金) 17:53:33.35 ID:x82TvnXL0
部長が語る間にも、俺の意識がハンドボールに打ち込んだ中学生活をなぞる。
三年間そう悪くない成績を残せたし、最後の夏は県大会の決勝まで行った。幸運なことに俺は部内でも『結構上手い奴』という地位を維持し続けていた。
でも、そうした実績が俺たちレギュラーだけの手で作られたものだとは微塵も思ってはいない。
俺たちが結果を出すことに集中できたのは何故か?練習から用具、あらゆる雑務に至るまで、それをサポートしてくれた人たちがいたからだ。
......この人はそういう存在を欲している。なら、俺はそれに応えるべきじゃないのか。
久「お願い。私に力を貸して」
京太郎「もちろんです、部長」
『京太郎おつかい伝説(仮)』
王道(?)育成系安価スレ。雑用パワーで清澄を全国優勝に導け!
523 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2021/01/01(金) 17:55:03.60 ID:x82TvnXL0
B案
「ねえねえ、おとーさん、おかーさん」
「ん?どうしたんだ?」
「どうしてふたりはずっとてをつないでるの?」
小さな娘の質問に妻はどう答えたものかと思案顔。
一方の俺は、この問いに対するたった一つの合理的な回答を持ち合わせていた。
「ふっふっふ......教えてやろうか」
京太郎「それはな、お母さんがすぐに迷子になるからだよ」
咲「もうっ、京ちゃんったら」
ピンポーン
京太郎「Zzz............お客さんか」パチッ
鳴り響いたチャイムの音に目を覚ますと、既に時刻は13時半を回っていた。朝飯はおろか昼飯まで食いそびれたか。
すぐ外には来客がいるようだが、流石にこの格好で出ていくわけにもいかない。とりあえずうがいして、上だけでも羽織って......
ピンポーン
京太郎「はいはい、今行きますよー!」
洗面台でコップに水を注ぎながらそんなことを言ってみるが、聞こえていないのか――あるいは聞こえているのに無視しているのか――チャイムは鳴り止まない。
誰だこいつ!他人の家のインターフォンを連打しやがって......近所の悪ガキと思わしき訪問者に苛々を募らせつつ、早足で玄関に向かった。
ピンポーン ピンポーン ピンポーン ピンポンピンポンピンポン
ガチャ
京太郎「はーい!お待たせしました――――って、あれ」
照「京ちゃん、久しぶり」
京太郎「照さん!お久しぶりです」
京太郎「......げっ。淡までいやがる」
淡「この淡ちゃんが来てやってるのに『げっ』とはなんだ!キョータローのくせに!」
京太郎「アラフォーが自分のこと『淡ちゃん』なんて言ってんじゃねーよ」
524 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2021/01/01(金) 17:55:55.49 ID:x82TvnXL0
「お前が殺したんだッ!!!!」ガッ
「違うんです、照さん!俺は......なら、どうすれば良かったっていうんですか!」
「そんなこと知らない!お前がやった!!お前が!お前が!お前がっ!!」ドガッ
「テル、やめてよ!!ほら落ち着いて......キョータロー、大丈夫?」
「違うんです、照さん......俺、だって.........」
「俺は............」
「......キョータロー」
『京太郎「楽しい宮永一家」(仮)』
アラフォーになった京太郎たちの話。京咲だったり京照だったり京淡だったり。基本は照と淡視点。
シリアスだったり安価要素少なめだったり重要人物にオリキャラが出てきたりするけど、それでも大丈夫なら是非。
525 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2021/01/01(金) 17:56:57.51 ID:x82TvnXL0
C案
――――冬のある夜 午後九時
【白糸台駅】
淡「あっ!待ってー!」ドタドタ
「ドアが閉まります。ご注意ください」
プシュー
淡「ふぅ、ギリギリセーフ」
寒い中で待ちたくなかったし、間に合ってほっとした。
普段ならたくさん人が乗ってるんだけど......私の他には誰も居なくて、ちょっと特別な気分になった。時間が遅かったからかも。
ガタン... ゴトン... ガタンゴトン
すぐに電車が動き出して、私の乗ってる最後尾の車両もホームの先端に差し掛かった。
私はボーッと窓から外を眺めてて――――外は暗かったけど、確かに見たんだ。
淡「............え?」
ホームの一番先っぽに立ってる、大きな鎧の姿を。
526 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2021/01/01(金) 17:58:14.41 ID:x82TvnXL0
淡「せんぱーい!」フリフリ
照「淡?」キョトン
菫「なんだろう、凄く面倒なことになる予感がする」
菫「見つかったかー?」バサッ
照「全然ダメ......あ、しまっ――――」ガラガラガラガラドサッ
菫「はぁ......この本の山、どうしたものか」
菫「何だこれ。どうしてこんな所に?」
照「石だよ、菫」
菫「そんなの見れば分かる」
照「す、すすすすすすみれ、あれあれあれあれあれって.........」ガタガタガタガタ
淡「あわわわわわわ......」ボーゼン
菫「馬鹿ッ、とりあえず逃げるぞ!」ガシッ
『菫「白糸台の亡霊」(仮)』
菫が主人公の探偵モノ。
謎解き:ホラーが7:3くらい。多分1スレで終わる。
527 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2021/01/01(金) 17:58:42.33 ID:x82TvnXL0
特に投票だとか期限があるだとかといったことはないので、
「これ良さそうだなー」というのがあったら教えていただけると嬉しいです。
528 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/01(金) 18:57:20.80 ID:MqFeNUzf0
やっぱり僕は王道を征く‥‥‥京太郎安価スレ、ですか
てなわけでAで
529 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2021/01/01(金) 21:28:14.81 ID:1FtL6vft0
B
530 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/01(金) 21:52:44.75 ID:1TdhAubuO
Bを見てみたいかな!!
531 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/02(土) 02:03:22.76 ID:0mglNZo9o
aかなやっぱり
532 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/02(土) 02:23:32.04 ID:4O4rZyk80
シリアスの内容が怖そうではあるけどBかな
Aもやって欲しいけど育成スレは中身とコンマと安価が多いと簡単に5,6スレ以上とかになる可能性があって中身のバランスが大変そう
昔は何十スレとかのもいくつもあったけど・・・
533 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/02(土) 02:48:44.06 ID:zU5hKkyBo
A
534 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/02(土) 04:05:24.77 ID:UfFc05nF0
Aじゃね?知らんけど
535 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/02(土) 11:59:20.79 ID:jgKLKPG/0
Bは安価で咲タコ脱落の脱出の後日談ルート移行も有りそうだし、選択はAで
Aも京太郎が昏睡中か覚醒後の思い出話に出来そう。ふと思ったけど京太郎の献身に対し清澄は何も出来ていない…
536 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/02(土) 18:55:23.97 ID:7QpHsMQoo
京太郎視点がいいしA一択
537 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2021/01/03(日) 20:24:01.92 ID:IOhrTyhz0
B
538 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/03(日) 21:52:12.05 ID:sXdhHHjjo
A
539 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/05(火) 04:38:24.89 ID:f3q4TBa50
淡ちゃん好きなんでB
540 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/05(火) 05:00:14.40 ID:VikKZgXfo
aで
541 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/07(木) 14:18:19.74 ID:eKvdEKMb0
A
542 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2021/01/15(金) 00:13:04.55 ID:zhQFtYus0
穏祖父「大帝かい穏は古いマシーンが好きだね」
穏「うん、だってグレートはおじちゃんって意味なんだって」
穏祖父「もしかしてグレートグランパの事かな…」
穏「とにかくおじちゃんのエンペラーだから私グレートエンペラーが大好き」
(お祖父ちゃん、今私は山の頂にいるよ)
淡「二位抜けなんてかっこわるいでしょ!」
菫「やめろ淡!ダブル(二輪駆動)でアタックするのは!」
セーラ「スピードがある大星の方が弾かれた!」
船「二輪では前方にトルクが足りないんです阿知賀のマシーンはアルミホイールと高ダウンフォースの大帝ですからね」
穏「よしここまでは好調あとは下り坂でリードを保って…」
こーこ「おおっとー!千里山が飛んだ!上り坂を加速して一直線にゴールへ!」
穏「清水谷さん山をこえてさらに山なりに///」
竜「これが怜が見せてくれた最短コース!」
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