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【咲安価】京太郎「清澄の探索者」その3【ADV】
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25 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/11(水) 20:12:01.50 ID:SjFbs7KA0
母親「ちょっとお客さんにお料理出してくるわね」
少女「おかあさーん、ひーまー」バタバタ
母親「そう言われても......何なら手伝ってくれない?お駄賃出すわよ」
少女「えー、めんどくさいからいいや」
私が小さい時は両親も旅館の仕事で忙しかったから、面倒なんて殆ど見てくれなかった......今ではその苦労もわかるけどね。
だから育ての親は祖父母だったと言っても過言じゃない。特に祖父はよく遊んでくれたし、夜怖くて眠れない時は一緒に添い寝してくれたりもしたわ。
その時、決まって口にしていたフレーズがあって――――
「今晩は神様に会えるかね」
ずっと気になってたんだけど、ある夜ついに聞いてみたのよ。
祖父「ほら、そろそろ寝ようか」
少女「はーい」トテトテ
祖父「さてと......今晩は神様に会えるかねぇ」
少女「おじいちゃん、ねるときそればっかいってる」
祖父「ん?」
少女「『かみさまにあえるかな』って」
祖父「ああ、これかい?特に意味は無いんだけどね」
祖父「僕のお祖母さん――つまりお前のひいひいおばあさんだね――がよく言ってたのさ」
祖父「『べっぴんさんと一緒に寝ると、夢の中で神様に会えるんだよ』って」
少女「かみさまって、あめのかみさまのこと?」
祖父「そこまでは言ってなかったけど......この村で神様といえば、恐らくオフラシサマだろう」
祖父「お前はかわいいからね。一緒に寝てれば僕もじきに見れるだろうさ」
祖父「しかしアイツと結婚して以来、そんな夢はついぞなかったなぁ」
祖父「アイツは怖いばっかりで......っていかんいかん!聞かれたら殺される」
祖父「ほら、早く寝ようか」
少女「うん......おやすみ......」
26 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/11(水) 20:14:44.43 ID:SjFbs7KA0
女将「――――どう?何かわからないかしら」
柊「そんな話、聞いたことねえなぁ......お前らは?」
椿屋「.........いや」
榎田「僕も記憶にないな」
少なくとも四家の連中は知らないようだが、女将の家だけに残っていた貴重な話であるともいえる。
どうにも胡散臭い話だが、兎にも角にもそんなに簡単に会えるなら試してみようか......
どうする?
持ち物:
>>8
同行者:久、椿屋、榎田、女将
ステ :
>>5-7
周囲 :
人 :護衛A〜D、楸野(拘束)
武器 :
>>9
デバフ:
・京太郎→【行動】-2(【4日目 17:10】まで)
・咲→【行動】-2(【4日目 11:10】まで)、恐怖状態(【4日目 12:10】まで)、麻酔(【4日目 11:40】まで)
・優希→【行動】【体力】-1(打撲、【5日目 03:20】まで)
1. 移動する
・楸野宅から出る
・応接間へ向かう
・地下研究室へ向かう
・場所指定(地図参照)
2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】+【探索(久)】× 0.5)× 8 = 52
・話をする(10分)
・楸野を説得する(10分)
(【交渉(久)】+【交渉(京太郎)】× 0.5)× 0.5 = 6
・麻酔薬を使う
・『寝る』
3. その他
・装備を変更する
・グループ分けを変更する
<現在のグループ>
・京太郎、久、椿屋(楸野宅 2階 書斎)
・咲、優希、まこ、米本(楸野宅 地下研究室)
・和、山下、北村、向坂、堂島、主人(楸野宅 地下研究室 解読中)
4. 自由安価
榎田と女将の行動について(帰る or 着いてくる)も指定お願いします。
↓2
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/11(水) 20:22:24.65 ID:EERre4v8o
↓
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/11(水) 20:31:45.47 ID:FJes7TmNo
2 久と同じ布団で寝る
この場合、起きる時間の指定出来る?出来るなら解読までor何か重要な夢なら夢が終わるまで
榎田、女将はこのままで
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/11(水) 20:38:51.44 ID:EERre4v8o
既に咲が寝てるのにわざわざヒッサと寝る理由…ヒッサがこの集団で一番のべっぴんだからですね!
30 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/11(水) 20:39:20.29 ID:SjFbs7KA0
現在【4日目 11:10】で解読終了は【4日目 11:40】→30分間の余裕があります。
(【オカルト(京太郎)】+【オカルト(久)】× 0.5)= 9
↓2
失敗しても↓4まで連続判定
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/11(水) 20:48:18.11 ID:btidwkjK0
無理すぎww
32 :
◆copBIXhjP6
[sage]:2020/11/11(水) 21:11:01.43 ID:SjFbs7KA0
来いや!
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/11(水) 21:13:08.44 ID:dBp/NNcIO
そいや
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/11(水) 21:25:16.47 ID:FJes7TmNo
あ
35 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/11(水) 22:03:45.14 ID:SjFbs7KA0
この判定も再挑戦補正はありません。
ちなみに判定値で京太郎が等倍なのは仕様です。
43/09→失敗
44/09→失敗
47/09→失敗
幸いにもこの家には腐るほど客室があるのだし、どこか一つくらい使っても大丈夫だろう。
丁度この隣にも和室がある。そうなれば思い立ったが吉日、早速竹井先輩に――――
京太郎「先輩、俺と寝てくれませんか?」
久「......は?」
榎田「ブーッ」
柊「アッハッハッハ!!ひぃ、腹いてぇ!!」ゲラゲラ
女将「その言い方はちょっと......」
――――え、何この反応?
俺は数瞬自分の発言を顧みて......なんつー発言してんだ、俺。
京太郎「あ、いやその、これは別にそういうわけじゃなくてですね、女将が言ってたことを試してみたいっていうか」アセアセ
柊「おいおい聞いたか?『久、俺と寝てくれ』だって――」ゴチン
椿屋「柊、少し黙っていろ」
柊は後でシバく。しかし今俺が話している相手は竹井先輩であって、このエロオヤジではないのだ。
怒っているだろうかと控え目にその表情を伺うと、意外にも先輩は狐につままれたような顔をしていた。
久「えーっと、私は構わないけど......本当に良いの?」
京太郎「何がですか?」
久「いえ、別に。解読のこともあるし早く済ませちゃいましょ」
京太郎「......!!ほ、本当に不純な動機じゃないですからね!?」
久「そうしつこく言うと余計に怪しく聞こえるわよ?」
そう言いながら隣の和室へ入り、すぐ右の押し入れを開ける。
おあつらえ向きに仕舞われていた敷布団からは、少々カビの匂いが漂っていた。
36 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/11(水) 22:04:21.97 ID:SjFbs7KA0
【4日目 11:40】 楸野宅 2階 和室6
京太郎「......」パチッ
榎田「おや、おはよう須賀君。いい夢見れたかい?」
静かな和室の中にいる人間は俺以外に四人いた。
枕元に立って声を掛けてくる榎田に部屋の端で胡座といびきをかく柊、それから窓際に降りしきる雨を眺めて佇む女将。椿屋は隣の見張りか?
そして俺のすぐ隣――流石に違う布団である――で、未だ瞼を閉じたままの竹井先輩だ。
京太郎「先輩、起きてください」ユサユサ
久「ふぁぁぁぁ.........あら、失敗だったのかしら」
京太郎「みたいですね」
腕時計に目を落とすと、長針は文字盤上の"8"へ差し掛かろうというところだった。
そろそろ解読が始まって一時間、様子を見に行っても良い頃だろうか。
【4日目 11:40】 楸野宅 2階 和室6
どうする?
持ち物:
>>8
同行者:久、椿屋、榎田、柊、女将
ステ :
>>5-7
周囲 :
人 :護衛A〜D・楸野(拘束)
武器 :
>>9
デバフ:
・京太郎→【行動】-2(【4日目 17:10】まで)
・咲→恐怖状態(【4日目 12:10】まで)
・優希→【行動】【体力】-1(打撲、【5日目 03:20】まで)
1. 移動する
・楸野宅から出る
・応接間へ向かう
・書斎へ向かう
・地下研究室へ向かう
・場所指定(地図参照)
2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】+【探索(久)】× 0.5)× 8 = 52
・話をする(10分)
・楸野を説得する(10分)
(【交渉(久)】+【交渉(京太郎)】× 0.5)× 0.5 = 6
・麻酔薬を使う
・『寝る』(10分)
一人指名、【オカルト】等倍
3. その他
・装備を変更する
・グループ分けを変更する
<現在のグループ>
・京太郎、久、椿屋、榎田、柊、女将(楸野宅 2階 書斎)
・咲、優希、まこ、米本(楸野宅 地下研究室)
・和、山下、北村、向坂、堂島、主人(楸野宅 地下研究室 解読中)
4. 自由安価
↓2
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/11(水) 22:08:40.09 ID:btidwkjK0
↓
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/11(水) 22:25:10.00 ID:FJes7TmN0
地下研究室へ向かう
39 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/11(水) 22:58:14.98 ID:SjFbs7KA0
【4日目 11:40】 楸野宅 土蔵
レインコートを羽織り、玄関を開けて庭の端を目指す。
土蔵の外のひさしの下には、その狭さにもかかわらず五人もの人影を認めることができる。
一時間ぶりに見るその顔は随分疲れ果てた様子で、あの和ですら手を頭上に組んで大きく伸びをしていた。
和「竹井先輩に須賀君...んん......ふぅ、どうされたんですか?」グッ
京太郎(和......やはりいいおもちをおもちだ)
久「ちょっと様子を見に来たのよ。進捗はどんな感じ?」
和「ふふっ、それは......」チラッ
天使の眼は微笑み、その動きが土蔵の奥を指し示した。実際に行けば分かるってことか。
みんなに軽く礼を言った後、俺たちは薄暗い階段を下に踏みしめていった。
北村「宮永さんが目を覚ましたみたいだから、あんまり刺激してあげるなよー」
【4日目 11:40】 楸野宅 地下研究室
京太郎「お疲れさん。咲は大丈夫そうか?」
優希「一人にしておくぶんには暴れないみたいだじぇ。ずっと何か言ってるけど......」チラッ
まこ「可哀想じゃが、今はこうするしかないしのぅ」
部屋の隅には、やはり頭を抱えて座り込んでいる見慣れたちんちくりんの姿があった。何もしてやれないのが心苦しいが、染谷先輩の言うとおりだ。
同じように頭を抱えている――ただしこちらは椅子に座り、机に肘を立てている――山下の姿が、咲と反対側の隅にはあった。
山下「クソッ、どうしてなんだ......」
京太郎「随分やさぐれてるな。どうしたんだ?」
山下「ん?ああ、須賀か。それが実はな......」
山下「――――本当に一時間で終わっちまったんだよ」
京太郎「だろうと思ったぜチクショウ!」ガシッ
山下「本当にどうなってるんだよ!お前の要求は無茶ぶり過ぎるし、かと思えば達成できちまうし」
京太郎「いや、マジで感謝してるよ!......それでこれが例のブツか」ペラッ
山下「ただし全訳じゃない。話の流れ全体が追える分だけの要約だ」
机の中央の紙を取り上げると、それはビッシリと文字の書かれた数枚のレポート用紙だった。
端には夥しい数のメモ書きが薄く走っているが、本文だけはくっきりとした確実な筆跡で記されていた。
40 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/11(水) 22:59:48.11 ID:SjFbs7KA0
<霎伝>
昔、とある人里離れた村があった。
雨は降らず開墾も進まないその地の人々は貧しかったが、古くより霊地であるとして山々は守られていた。
ある壬申の年、木々が色づく葉月の頃のことだ。日が昇り、普段であれば一面の秋晴れであろう大空を厚い暗雲が覆う中、その隙間を縫って天より一柱の神がいらっしゃった。
村の者が「貴方はどなたか」と尋ねると、その方は堂々たる語調で「私は雨風の神である」とお答え給わった。
曰く「昔からこの地を見ているに、お前たちは一向に豊かにならない。どうして私がこれを救おうとせずいられるだろうか」とて、村の者たちは尽く感謝の意を示した。
だが神は続けて、「しかしただ雨を降らせることは出来ない。これより先は壬申の年毎に美しき妾を四人、私に差し出しなさい」と仰るのだ。
村に住む中に神が満足される女はおらず、村人たちはこれに頭を悩ませた。
そうするうちに四人の大変見目麗しい女性達がやってきた。旅の者であるという彼女たちに事情を伝えると、少し考えさせてほしいと返した。
その夕刻、一人の女がある家を訪れ「私が妻になりましょう」と言うと、そこに住む村人は嫁入りの支度をした。
次の日の夕刻、次の女がまた別の家を訪れて同じように言うので、やはり村人は嫁入りの支度をした。
そうして四日目の夕刻、ついに最後の一人がある家の戸を叩いた。
夜明け前、村で最も大きな山にある洞へ四人の女とそれに付き添う四人の男が集まった。
男達が女に禊をしてやり、そこにおわす神へ「貴方の望む麗しき女人を四名、ここへ連れてまいりました」と申し上げると、
神は「さらば汝らを我が妾としよう」とお答えなさる。この時、現世を去る女たちはそれぞれこのように詠んだ。
「妻籠に 八重垣作る たまつばき その八重垣に つきたりぬべし」
「妻籠に 八重垣作る えのきぎの その八重垣に つきたりぬべし」
「妻籠に 八重垣作る きささげの その八重垣に つきたりぬべし」
「妻籠に 八重垣作る ひいらぎの その八重垣に つきたりぬべし」
神は「この地に恵のあらんことを」と言うと、妾共と常世へ旅立っていった。
じきに土地はよく肥え、よく潤い、人々は豊かになった。秋には特に雨が降った。
世話をした四人の男はそれぞれ『椿屋』『榎田』『楸野』『柊』と名乗り、村の権力者となった。
そしていつしかその神を村人達は『オフラシサマ』と呼び、深く崇め奉るようになっていた。
41 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/11(水) 23:01:09.29 ID:SjFbs7KA0
またある壬申の年には、秋がやってきたにも拘わらず村人達は為す術がなかった。
村には醜い女の他には老婆や赤子しかおらず、旅人も居なかった。つまり生贄にするはずの女が足りなかったのである。
約束の日が近づいても妾は差し出されず、これに怒り狂ったオフラシサマによって三日三晩大雨が降り続けた。
困った人々は雨を止めるよう嘆願しに言ったが、オフラシサマは聞く耳を持たなかった。
ある晩、榎田の夢に一人の女性が現れた。錦上添花のいでたちで大変高貴に見えたその方は、榎田に一本の櫛を手渡してこう言った。
「あの方がいらっしゃったら、これを後ろ髪に挿して差し上げなさい。きっと落ち着きなさることでしょう。」
目を覚ますと、榎田の枕元には確かにその櫛が置かれていた。
そして約束の日のことである。荒ぶる形相のオフラシサマを前に榎田は、その命と引き換えにその櫛を挿し給いた。
するとはっと表情を変えた神は、理性を取り戻したかのように天へ帰っていかれたのだった。
残念なことにこの後訪れた飢饉によって村は一時荒れ果て、その混乱のうちに櫛は失われてしまった。
榎田の家の者の夢に彼の貴婦人が現れることはついぞ無く、彼らは諦めて安定して生贄を捧ぐ方法を考えるようになった。
そして結局、人里にて美女を呼び寄せ、村に滞在させるということへ思い至った。
これらが時代を下り、言い伝えられる毎に変容され、余所から来た女性を生贄とするしきたりが起こったのである。
やがて漢字が日本へ伝わると、今まで名もなかったこの村は「妾を雨の神に献上する」との事から『霎』と呼ばれるようになった。
神代が過ぎ去り律令の時代となった昨今にあっても、この霎の地には未だ神がいらっしゃるのだ。
42 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/11(水) 23:13:51.23 ID:SjFbs7KA0
京太郎「――――『霎』、ねぇ」
京太郎「いや、このバス停の名前、なんて読むのかな―って」
咲「『小佐目』...『こさめ』?」
和「『おざめ』です」
咲「『こさめでん』、だね」
京太郎「『こさめ』って...小降りの雨の『小雨』か?」
この内装......つまりこれらの書物たちは、他に小佐目村にあるどんな部屋とも似つかないものだろう。
分厚い土の層で隔てられたこの部屋に居ると、まるで俺たちは別世界に誘われたかのように錯覚してしまうのだ。
しかし数多の水滴が地面を叩き、風が大地を揺らすその音だけは、今もこの鼓膜に届いてきていた。
43 :
◆copBIXhjP6
[sage]:2020/11/11(水) 23:16:35.16 ID:SjFbs7KA0
あー最後改行間違えたー
今日はここで終わりにします。
前スレの埋め協力ありがとうございました。
>>1000
も書かせていただきますので、しばしお待ちください。
明日こそは19時に始めたい所存であります。
皆さま、今回もお疲れ様でした。
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/11(水) 23:32:45.43 ID:FJes7TmN0
乙です
夢に出てくる美人さんと接触する方法他にないか考えないと
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 18:41:03.32 ID:hhFo4CypO
爺さんの幻覚みせる目でなんとでもなりそう
46 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/12(木) 18:43:44.36 ID:5jBPmvIe0
19時から始めます
47 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/12(木) 19:06:20.99 ID:5jBPmvIe0
開始ー
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 19:11:25.08 ID:uPkp4MDZo
よし
49 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/12(木) 19:11:39.35 ID:5jBPmvIe0
突如、ぐぅという空気の絞れるような音がかすかに聞こえた。鼓膜を揺らすのは嵐の音だけでは無かったようだ。
山下が少々恥ずかしそうに頭を掻いているのをみて、張り詰めた空気がにわかにほころんだ。
京太郎「ははっ、何だよ」
山下「いやすまん、頭使ったら腹が減ってきたもんでな......」ポリポリ
久「あら、もうそんな時間なのね」
女将「申し訳ないけどまだ作ってる途中だから我慢してね?途中で呼び出されたんだから」
女将「今すぐ帰っても30分くらいは待ってもらわないと」
【4日目 11:50】 楸野宅 地下研究室
どうする?
持ち物:
>>8
同行者:久、椿屋、榎田、柊、女将
ステ :
>>5-7
周囲 :
人 :
武器 :
>>9
デバフ:
・京太郎→【行動】-2(【4日目 17:10】まで)
・咲→恐怖状態(【4日目 12:10】まで)
・優希→【行動】【体力】-1(打撲、【5日目 03:20】まで)
1. 移動する
・楸野宅から出る
・応接間へ向かう
・書斎へ向かう
・地下研究室へ向かう
・場所指定(地図参照)
2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】+【探索(久)】× 0.5)× 8 = 52
・話をする(10分)
・麻酔薬を使う
・『寝る』(10分)
一人指名、【オカルト】等倍
3. その他
・装備を変更する
・グループ分けを変更する
<現在のグループ>
・京太郎、久、椿屋、榎田、柊、女将(楸野宅 2階 書斎)
・咲、優希、まこ、米本(楸野宅 地下研究室)
・和、山下、北村、向坂、堂島、主人(楸野宅 地下研究室)
4. 自由安価
↓2
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 19:13:55.20 ID:vDv/YA/d0
2 久と寝ましょう
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 19:14:55.89 ID:uPkp4MDZo
咲とは寝れる?
52 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/12(木) 19:19:17.19 ID:5jBPmvIe0
麻酔薬を使えば寝ることには寝れますが、
判定に成功したとしてもその後の行動は保証できません。
再安価↓1
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 19:25:14.36 ID:rc9Cg1hto
2 久と寝る
他のキャラは楸野の見張りとか食事の準備とか櫛や櫛を渡した何者かについて調べたりとかやって欲しい
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 19:26:10.50 ID:rc9Cg1hto
とりあえず13時までチャレンジ
55 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/12(木) 20:08:28.00 ID:5jBPmvIe0
久「おかえりなさい。気分はスッキリした?」
堂島「ああ、すっかりリフレッシュできたよ」
向坂「晴れてないのが残念だけどな」
外で息抜きをしていた解読メンバーたちが戻ってくると、お世辞にも広いとは言えない地下室は瞬く間にすし詰めとなってしまった。
風邪ひきが混じっていればあっという間に拡がってしまいそうな距離の中、久々に集合した仲間たちに向けて俺は話した。
柊が仲間に加わったこと、楸野が話していたことに霎伝のこと、特に『榎田』が大昔に授かった『櫛』のこと......
京太郎「そういうわけで、この『櫛』について調べていきたいと思う」
京太郎「これが今後しばらくの方針だ」
優希「はいはい、しつもーん!」ビシッ
まっすぐ挙がったのは優希の手だ。このタコス娘の勘は侮れない鋭さを持っているし、
こういう時は結構的確な指摘をして――――
優希「お昼ごはんはいつ食べられるんだ?」
京太郎「真面目に聞けよ......」
それから楸野の見張りや食事についていくつか話し合い、結局米本と堂島が見張りに、
女将と主人が旅館に戻って食事を弁当に詰めてくるということで話は纏まった。
【4日目 11:40】 楸野宅 2階 和室6
京太郎「それじゃあ先輩、もう一回お願いします」
久「何回でも良いわよ?寝てていいなんて楽な仕事で助かるわ」
京太郎「あはは......」
先程まで寝ていた和室に戻り、そのまま敷かれている布団へ身を潜らせた。
こんなに寝てばかりで、いつもの俺ならすっかり目が冴えてしまって眠りに落ちるのもままならなかっただろう。
しかしながらここ数日散々な目に遭ってきた身体は、瞼を閉じるだけで自然と俺の意識を奥底へ引き摺りこんでくれたのだった。
56 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/12(木) 20:09:22.34 ID:5jBPmvIe0
↑は下記へ時間訂正お願いします。
【4日目 11:50】から【4日目 13:00】まで→70分間
(【オカルト(京太郎)】+【オカルト(久)】× 0.5)= 9
成功するまで連続判定
↓2〜8
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 20:11:43.71 ID:vDv/YA/d0
たあっ
58 :
◆copBIXhjP6
[sage]:2020/11/12(木) 20:12:04.95 ID:5jBPmvIe0
結構数もあるので連投アリアリでいきます
そいっ
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 20:16:16.29 ID:uPkp4MDZ0
あ
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 20:16:46.17 ID:nOCFR13So
ん
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 20:16:46.76 ID:vDv/YA/d0
うりゃ
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 20:17:15.44 ID:vDv/YA/d0
えいっ
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 20:17:20.91 ID:5jBPmvIe0
わ
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 20:17:28.25 ID:uPkp4MDZo
櫛櫛櫛
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 20:18:02.33 ID:uPkp4MDZ0
そい
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 20:18:56.24 ID:vDv/YA/d0
どりゃ
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 20:39:10.77 ID:I15qMtqp0
まあ、無理やね
68 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/12(木) 20:41:58.15 ID:5jBPmvIe0
95/09→失敗
29/09→失敗
......
......
33/09→失敗
【4日目 11:50】 楸野宅 地下研究室
まこ「しかし『手掛かりを探せ』と言ってもな......」ガタッ
和「相変わらず無茶なことを言いますね、須賀君」ガサガサ
元々京太郎は案外気が利くタイプで、人に指図するような事はあまりない。
私とのどちゃんで対応が違うのはなんとなく気に喰わないが、それでも色々とやってくれている。
それに比べると、この小佐目での事件に巻き込まれてからの京太郎は随分とはっきりとモノを言うようになった。
実際私たちは彼の指示でこの古史料の山をひっくり返しているわけだが、それにつけても頭にくることといえば......
優希「なーんでアイツと竹井先輩は呑気に仲良く寝てるんだ!」ウガー!
咲「」ビクッ
まこ「まあまあ優希、落ち着きんちゃい......気持ちは痛いくらい分かるがな」
和「そうですよ、あれはあくまで櫛を探すための行動の一貫なんですから......多分」
優希「はぁ、私もあったかいお布団でぐっすりしたいじょ......」
まこ「それは京太郎と一緒にってことか?」
優希「ち、違う!」
まこ「ふむ、なら久か」
優希「そういう意味でもないじぇ!」
(【探索(優希)】+【探索(和)】× 0.5)× 4 + 20 = 64
3回成功するまで連続判定(成功数に応じて手掛かりの数が変わります)
再判定補正あります(成功するたびにリセット)
↓1〜7
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 20:43:05.86 ID:vDv/YA/d0
でやっ
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 20:43:07.43 ID:I15qMtqp0
ほい
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 20:44:52.16 ID:uPkp4MDZo
ん
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 20:45:21.32 ID:ue165J48o
てや
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 20:54:09.44 ID:vDv/YA/d0
とあっ
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 21:00:20.41 ID:uPkp4MDZo
3回成功したけどまだ判定あるの?
75 :
◆copBIXhjP6
[sage]:2020/11/12(木) 21:00:52.06 ID:5jBPmvIe0
もう大丈夫です。
今続きを書いてますので少々お待ちを。
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 21:01:25.63 ID:vDv/YA/d0
あるんだったらもう一丁
77 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/12(木) 21:44:21.69 ID:5jBPmvIe0
【4日目 12:10】 楸野宅 地下研究室
バタッ
優希「およ?」
背後で......というか、もう何時間も咲ちゃんが座り込んでいる辺りで小さく物音がしたのに気付いた。
振り返るに果たして、咲ちゃんの細い体が汚い地下室の地面に倒れ伏しているのを認めることが出来たのだった。
優希「――――って、咲ちゃん!?」
和「咲さん!」ダッ
のどちゃんがその身体を(色々な意味で)揺らして一目散に駆け寄った。
あの爺さんのよく分からない術の毒牙にかかったのだ。
何かしら身体に害があるのではないかと心配されたが、しばらく肩を揺さぶっているうちに無事目を覚ましたようだった。
和「咲さん、大丈夫ですか?!」ユサユサ
咲「...うぅん.........あれ、和ちゃん?」
咲「優希ちゃんに染谷先輩も.........ってあれ?なんで私、こんな所にいるんだろ」キョロキョロ
まこ「咲!ずっと様子がおかしくなっとたけん心配しとったぞ!」
咲「様子が......?」キョトン
優希「咲ちゃん、ひょっとして覚えてないのか?」
咲ちゃんの頭が左右に振られる。話を聞くに、具体的に何があったかということは覚えておらず
ただ漠然とうなされているような、恐怖に包まれた感覚があったそうだ。
詳しいことは京太郎が帰ってきてから。そういうことで、ひとまず咲ちゃんにはここまでの話を整理して聞いてもらうことにした。
【4日目 12:30】 楸野宅 地下研究室
山下「取り敢えず、目ぼしい物はこれだけ見つかったみたいだな」
・研究日誌A
和装綴じだが他の史料に比べれば多少新しく見える冊子。
中には日記のように、日ごとの研究内容が手書きで記されている。
・研究日誌B
古ぼけているが、確かに洋式の装丁を施されている冊子。
中には日記のように、日ごとの研究内容が手書きで記されている。
・地誌
『〇〇市誌』と書かれた、割合最近の冊子。
小佐目村を含めたこの地域の自然や気候、産業などの地理全般について纏められている。
山下「須賀は何時まで寝てるつもりだって?」
和「確か、遅くとも昼の1時には戻ってくると」
山下「あと30分しか無いのか......霎伝と違って量もないし、1冊くらいなら読めそうだな」
どれを読む?
1. 研究日誌A
(【知識(和)】+【知識(北村)】× 0.5)× 4 + 30 = 78
2. 研究日誌B
(【知識(和)】+【知識(北村)】× 0.5)× 8 + 30 = 126:自動成功
3. 地誌
自動成功
4. 何も読まない
↓2
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 21:48:27.33 ID:uPkp4MDZo
1
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 21:50:00.31 ID:vvB5HJq7o
洋式とはいえ、古い方が確実に成功する不思議
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 21:50:14.71 ID:sx/TmyU+O
↑
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 21:50:20.49 ID:vvB5HJq7o
1
82 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/12(木) 21:54:37.38 ID:5jBPmvIe0
これはね、違うのですよ......Aは一応江戸時代後半くらいのイメージでして
周りがウン百年前のものばかりなので、それに比べれば新しく見えるという話です、はい。
Bの方は確実に明治以降のものなので、Bの方が新しいものになります。
日本語力が足りず申し訳ない......
2つ下げて
>>81
49/78→成功!
83 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/12(木) 22:25:33.26 ID:5jBPmvIe0
<研究日誌A>
.........
.........
文化◯年◯月○日
昨晩は一世一代のお役目、壬申の儀があった。
古くから伝わる手筈通りに榎田がオフラシサマを呼び、その後皆で娘達の喉を掻き切った。
当然ながら余り良い気分とは言えないが、これも小佐目のためであるから許してくれんと願う。
さて、古くからご先祖様代々が考察する通りのことであるが、オフラシサマはかの牛頭天王様と同体であるというのは
霎伝やその他の記述から見ても確かなことであると考えられる。
だが私の見たそれは、あくまで私の主観でしかないのだが、そのお姿は阿礼女史や安万侶公の記した御様にはとても似つかぬものであった。
オフラシサマは本当に祇園の牛頭天王様と同じ方でいらっしゃるのだろうか?
.........
.........
文政◯年◯月○日
何月か手記が空いてしまったが、この間に榎田と連れ立って出雲は諏訪大明神へ参ってきた。
壬申の儀以来、予てより行って確かめたいと思っていたので、これがようやく成就したのである。
風土記にも書かれたる社殿の石段を昇り、巴の紋へ深く礼をして宿へ帰った後に榎田に問えば、曰く「オフラシサマとは違う」とのことだった。
果たしてこの男の言うことが確かであるかということは置いておくとして、しからばこれは由々しき話ではないだろうか――――
.........
.........
84 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/12(木) 22:30:24.34 ID:5jBPmvIe0
今日はここで終わります。
久々に沢山コンマを取った気がします。前は12回連続失敗なんてのもあったなぁ......
ちなみに9%を7回取って全て失敗する確率は約52%です。
裏を返せば一度は成功する確率が48%ですから、判定としては悪くはないくらいではないでしょうか。
明日も19時開始目標で頑張ります。
皆さま、今回もお疲れ様でした。
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 23:15:47.88 ID:I15qMtqp0
乙
このスレは勧誘と睡眠薬以外のコンマは腐るので、確率以上に無理じゃね
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/12(木) 23:16:01.87 ID:uPkp4MDZ0
乙です
え?文政榎田、牛頭天王と会ったの?
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/13(金) 06:50:49.23 ID:sVD+xIViO
あ
88 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/13(金) 18:39:13.36 ID:eS3R1ojW0
30分後に始めます
89 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/13(金) 19:16:34.66 ID:eS3R1ojW0
かいしー
90 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/13(金) 19:18:18.89 ID:eS3R1ojW0
【4日目 12:50】 楸野宅 地下研究室
和「山下さん、ここに書かれているのは――――」
山下「この頃はまだ神仏習合が――――」
まこ「うむむむ......何の話をしとるのかすら分からんな」
優希「ああいうのは私たちは戦力外だから良いんだじぇ」
ブロロロ...
まこ「車か?」
優希「あ、私みてきまーす」
遠くから車のエンジン音が近づいてきているのが聞こえた。女将たちがお昼を持ってきたのか、聞き込みに行った榎田たちが戻ってきたのか。
まだ見ぬ第三勢力でないことを願いながら階段を昇って庭に出ると、丁度主人が赤い普通車から荷を降ろそうとしているところだった。
優希「おお、ついにご飯が来た!ごくろうごくろう」
主人「片岡さん、今はどういう状況で?」
優希「竹井先輩先輩と京太郎はまだ寝てて、ゴリラはのどちゃんとまた小難しいことを話してる」
優希「榎田のおっさんたちは村の人に櫛の話を聞き込みにいってるじょ」
主人「おや、そうですか。大分待たせてしまったかと思いましたが、まだ大丈夫みたいですね」
優希「ま、そのうちまた集まるじぇ」
いざ目の前にこうも重箱が並んでいるのを見てしまうと、やけにお腹が空いて仕方がない。
でも薄暗い地下室は嫌だな......せめて、どこか落ち着けるところで食べたいものだ。
そんなことを考えていると、後ろからは榎田の乗る軽トラがやって来ていたのだった。
91 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/13(金) 19:21:24.20 ID:eS3R1ojW0
久「――――なさーい、すがくーん?」ユサユサ
京太郎「.........あれ、先輩......おはようございます」ムクッ
肩を揺らす竹井先輩の声が頭に響き、働かない頭が少しずつ冴えてくる――――そうだ、夢だ。
何かを見ていた気がするのだが今ひとつ明瞭としない。確か、優希がカピに無理やりタコスを食わせて......
京太郎「......また失敗か」ガクッ
久「ま、気楽に行きましょう?そう簡単にいったら苦労しないしね」
【4日目 13:00】 楸野宅 2階 和室6
どうする?
持ち物:
>>8
同行者:久
ステ :
>>5-7
周囲 :
人 :
武器 :
>>9
デバフ:
・京太郎→【行動】-2(【4日目 17:10】まで)
・優希→【行動】【体力】-1(打撲、【5日目 03:20】まで)
1. 移動する
・楸野宅から出る
・応接間へ向かう
・書斎へ向かう
・地下研究室へ向かう
・場所指定(地図参照)
2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】+【探索(久)】× 0.5)× 8 = 52
・話をする(10分)
・楸野を説得する(10分)
(【交渉(久)】+【交渉(京太郎)】× 0.5)× 0.5 = 6
・麻酔薬を使う
・『寝る』(10分)
一人指名、【オカルト】等倍
3. その他
・装備を変更する
・グループ分けを変更する
<現在のグループ>
・京太郎、久(楸野宅 2階 和室6)
・米本、堂島(楸野宅 2階 書斎)
・咲、和、まこ、山下、北村、向坂(楸野宅 地下研究室)
・優希、主人、女将、椿屋、榎田、柊(楸野宅 庭)
4. 自由安価
↓2
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/13(金) 19:35:02.32 ID:P0PTtvEho
4 広い部屋(応接間?)で全員で食事&情報共有しつつ、気づいたこととか思い出した事がないか話し合い
捕虜の人たちも廊下にほったらかしは酷いし食事の部屋の隣の部屋に全員移して水とか食事与えてあげて欲しい
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/13(金) 19:38:33.20 ID:D6X9S71jo
↑で
旅館に残されたお爺さんは大丈夫か?
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/13(金) 19:50:03.02 ID:ezKs9OBS0
つか、村の主要人物味方化or無力化したの時点でもう拘束もいらんのやない?
普通に説得もいらないレベルの気が…
95 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/13(金) 20:32:43.50 ID:eS3R1ojW0
4. 食事を取る
【4日目 13:00】 楸野宅 1階 応接間
優希「タコさんウインナー!!」パァァ
久「本当に好きねぇ」
女将「あら、そんなもので喜んでもらえてよかったわ」アハハ
優希「美穂子おねーさんのお弁当を思い出すじぇ......」モグモグ
柊「うめぇな......よし、酒持ってくるか!」
榎田「頼むから勘弁してくれよ?昼間から酔っぱらいの相手はしたくない」
まるで宴会の仕出し弁当のような――実際一部は宴会の如き盛り上がりを見せているが――重箱を箸でつつく。
白米、焼き魚、漬物、また白米......うん、確かに旨いな。朝飯はおにぎりだけだっただけに、おかずの彩りが目も楽しませてくれる。
俺の隣に座る咲も、それは同じことのようだった。
京太郎「なあ、本当に大丈夫なのか?」
咲「うん。むしろ何があったか全然覚えてないんだよね......」
俺たちが楸野の記憶から戻って以来、向こう一時間半以上にわたって咲の記憶は欠落していた。
『榎田』が異形を呼び寄せた辺りまでは憶えているようだが......まぁ、仕方ないだろう。
腹も幾分落ち着いてきた頃に始まったのは和と山下による、研究室の捜索結果の報告である。
彼らが目をつけたものは全部で三つ。研究日誌が江戸時代後半と明治頃のものそれぞれ一つずつと、この地域の地誌が一つ。
最後のものは至って普通の書籍の見た目をしていて、町の公民館か図書館にでも行けば本棚に収まっていそうな代物だった。
京太郎「これが解読が終わってるっていう一冊か......うわっ、よく分からない単語ばっかりだ」
京太郎「この『牛頭天王様』ってのは何なんだ?」
和「この時代は『神仏習合』というものがあって、一部の単語が置き換わっていました」
和「メモ用紙が挟まってませんか?注釈があると思いますけど」
京太郎「おっと、これか」
96 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/13(金) 20:33:48.95 ID:eS3R1ojW0
・牛頭天王
「スサノオノミコト」が習合したもの。祇園精舎の守護神。
・阿礼女史、安万侶公
どちらも『古事記』の編者とされる人。
・諏訪大明神
現在の島根県にある『須我神社』の別称。
・風土記
奈良時代に作られた地方の地勢などをまとめた本。
ここではおそらく『出雲国風土記』のこと。
〜〜〜〜〜
京太郎「ふんふむ、なるほど」
京太郎(須我神社か......漢字は違うけど、ちょっとシンパシーを感じるぜ)
山下「あとの二冊はまだ手付かずだが、そう時間はかからんだろう」
榎田「次は僕らの番かな?こっちは件の『櫛』について他の家に聞きに回ってたんだ」
榎田「流石に全戸は無理だったけど、爺さん婆さんの家を中心に行ってきたよ」
榎田「結局、そういう話を知っている人は居なかった......言い伝えもないし、家族から聞いたこともないって」
女将「えぇ?......うーん、それじゃあおじいちゃんの話は何だったのかしら......」
97 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/13(金) 20:39:15.75 ID:eS3R1ojW0
実を言うと、村人たちは基本的に四家の言うことに従っているだけなので
現状彼らには敵対する動機が全くありません。
さすがにモブの村人までパーティーに入れられると捌ききれませんが、
指示さえすれば裏で普通に協力もしてくれると思います。
一応お聞きします。護衛A〜Dを解放しても大丈夫ですか?
↓1
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/13(金) 20:45:52.85 ID:RkxmIutt0
構いません
99 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/13(金) 20:50:59.79 ID:eS3R1ojW0
了解です。
それから
>>96
の榎田の台詞が一行抜けてしまいました。
以下の通り訂正お願いします:
榎田「次は僕らの番かな?こっちは件の『櫛』について他の家に聞きに回ってたんだ」
榎田「流石に全戸は無理だったけど、爺さん婆さんの家を中心に行ってきたよ」
榎田「しかしこれがさっぱりでね。困ったんで、女将が言っていた『夢』の話も一応訊ねてみた」
榎田「結局、そういう話を知っている人は居なかった......言い伝えもないし、家族から聞いたこともないって」
女将「えぇ?......うーん、それじゃあおじいちゃんの話は何だったのかしら......」
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/13(金) 21:02:07.27 ID:P0PTtvEh0
生贄出さないと村滅びるって知ってるから協力してるんだと思ってたけど、何も知らずに拉致監禁とかの補助してたの?
下手に解放すると期限が迫ったとき4家の命令も聞かずにパニック起こしたりするかと
101 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/13(金) 21:16:53.89 ID:eS3R1ojW0
前スレ
>>474
での主人の発言の通り最低限の知識は持っています。
しかしあくまで四家が中心であってその詳細は知らないわけですから、
彼らが自分からああしようこうしようと考えているわけではありません。
【4日目 13:00】 楸野宅 1階 和室1
護衛A「うめぇなぁ...」
護衛C「んだんだ」パクパク
護衛B「しかし、これからどうしたものかね」
護衛A「そうだな......あの連中の話を聞く限り、取り敢えずとんでもない話になってることは確かだ」モグモグ
護衛D「ま、俺らは今まで通り偉いさんに着いていくだけよ」
護衛C「それに連中に任せれば、このクソみてぇな因習ともおさらばできそうだしな......魚もーらい」ヒュッ
護衛D「あっ、おいてめえ!!」
ワーワー!ガーガー!
護衛B「だと良いんだがなぁ......」
102 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/13(金) 21:19:13.92 ID:eS3R1ojW0
主人「それでは......ご馳走様でした」
「「「ごちそうさまでした」」」
久々にゆったりとした――それでもたった30分だが、十分優雅に思えた――食事だった。
敵対する者は消えた今となっては時間的余裕はあるようにも思えるが、実際そうウカウカもしていられない。
俺をこうも焦らせていたのは、この瞬間も地面を叩きつける大雨だった。
たった四日前に土砂崩れが起きたのだ。こうも降り続いては、そろそろ危ないかも――――
――――あの日見た、土砂に押しつぶされる『未来』がにわかに蘇った。
【4日目 13:30】 楸野宅 1階 応接間
どうする?
持ち物:
>>8
同行者:清澄、大学生、社会人、夫婦、椿屋、榎田、柊
ステ :
>>5-7
周囲 :
人 :
武器 :
>>9
デバフ:
・京太郎→【行動】-2(【4日目 17:10】まで)
・優希→【行動】【体力】-1(打撲、【5日目 03:20】まで)
1. 移動する
・楸野宅から出る
・応接間へ向かう
・書斎へ向かう
・地下研究室へ向かう
・場所指定(地図参照)
2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【交渉】× 8
・話をする(10分)
・楸野を説得する(10分)
【交渉】× 0.5
・麻酔薬を使う
・『寝る』(10分)
一人指名、【オカルト】等倍
3. その他
・装備を変更する
・グループ分けを変更する
<現在のグループ>
4. 自由安価
↓2
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/13(金) 21:30:59.39 ID:ouAkGnRqo
櫛ガチャやるか
2 寝る 咲と
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/13(金) 21:35:43.36 ID:P0PTtvEh0
2 寝る 咲 15時まで
解読班は研究日誌Bと地誌の解読。他のメンバーは楸野の見張りとか櫛情報の探索とかオフラシ様との対決に備えて夕食の準備とかで
105 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/13(金) 22:14:08.13 ID:eS3R1ojW0
2. 咲と『寝る』
京太郎「さて、また布団に篭もるとするか」
優希「おい犬!おまえさっきから寝てばっかりサボってばっかり、たるんでるじぇ!!」
京太郎「別にサボってるわけじゃねーっての!!」
解読班が解読のため研究室へ、向坂と米本が見張りのため書斎へ。
椿屋たち村の人間も聞き込みやら準備やらと忙しなく応接間を立っていくと、ついに残ったのは和を除く麻雀部員だけになってしまった。
そうとて何時までも油を売っているわけにもいかず、果たして真偽の程の怪しい言い伝えを実行すべく部屋を出ることにした。
京太郎「竹井先輩、もう一回......」
咲「むぅ......」プクー
久(......ふふっ)
久「あー、私すっかり眠気が飛んじゃったからパスで」
京太郎「そうですか......うーん、でも困ったな」
久「他の人に頼んだら?例えば.........」チラッ
咲「え、私!?」
竹井先輩の細い指が指したのは、俺のちょうど隣――つまりそこに座っている咲だった。
話を振られた本人も、あまりに意表を突かれたのか辿々しくあれやこれやと言っている。
京太郎「咲、女将のおじいさんの話は聞いたよな」
咲「う、うん......夢の中で神様がなんとかってやつだよね」
京太郎「それに付き合ってくれないか?いや、嫌なら全然断ってくれても――――」
咲「や、やります」
京太郎「即答!?......ま、別にいっか」
咲「......//」テレ
お茶を一杯飲み干した俺は、咲と何故か着いてきた優希――曰く、「何もないように見張っておく」とのことだ――を連れ立って2階の和室へ向かった。
窓際で仁王立ちの優希に、一挙手一投足がカクついている咲。そんな二人をもろともせず、何時も通り俺の脳は休眠を始めたのだった。
106 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/13(金) 22:15:17.03 ID:eS3R1ojW0
大変なことに気づいてしまいました。
今まで(【オカルト(京太郎)】+【オカルト(久)】× 0.5)と書いておきながら、
久の0.5倍が入っていませんでした......orz
今更変えられないのでそちらに合わせます。申し訳ありません。
【4日目 13:30】から【4日目 15:00】まで→90分間
【オカルト(京太郎)】+【オカルト(咲)】 = 11
成功するまで連続判定
↓1〜9
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/13(金) 22:16:57.12 ID:P0PTtvEh0
01
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/13(金) 22:18:20.39 ID:PAEBQ4C+o
惜しい
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/13(金) 22:18:56.36 ID:P0PTtvEho
01
110 :
◆copBIXhjP6
[sage]:2020/11/13(金) 22:21:42.09 ID:eS3R1ojW0
そいやっ!
111 :
◆copBIXhjP6
[sage]:2020/11/13(金) 22:25:10.42 ID:eS3R1ojW0
>>1
がコンマ成功してしまい微妙な空気になるアレ
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/13(金) 22:25:41.44 ID:P0PTtvEh0
すばら!
113 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/13(金) 22:53:03.19 ID:eS3R1ojW0
12/11→失敗
39/11→失敗
36/11→失敗
09/11→成功!
※重要な選択です
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/13(金) 22:56:25.57 ID:MHB7M71KO
やるやんけ
115 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/13(金) 22:57:09.28 ID:eS3R1ojW0
これは間違いなく夢だな、うん。でなければこの現象の説明がつかない。
俺の前にいる少年は、小学生のころの俺自身だった。
懐かしいなぁ......小さい頃の自分を見るのはちょっと小恥ずかしい。
父さんは今よりちょっと若い顔をして、居間でテレビを観ながらお茶を啜っている。
京太郎「あれ、父さん今日休み?」
父「まあな」
京太郎「いいなー、うらやましい」
京太郎「あ、そうだ。これなんだけど.........」ガサガサ
俺の腰くらいの背丈しかない”俺”はランドセルを漁り、クチャクチャになった一枚のプリントを引き出した。
あぁ、そういえばこの光景もどこか見覚えがある気がする。この時俺が出したのって確か.........
『名前の由来を調べてみよう』
父「名前の由来?ふーむ、そういう宿題もあるんだなぁ......」
父「いいかい京太郎、お前の『京』っていうのは――――」
京太郎「あー、その前に名字のほうからおしえてくれよ」
父「名字か......よし、順番に行こうか」
父「まず『須賀』っていうのはだな――――――――――――」
116 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/13(金) 22:59:16.68 ID:eS3R1ojW0
【4日目 13:30?】 楸野宅 2階 和室?
京太郎「......あれ?」
一瞬にして視界が捻じ曲がる。気がつくと俺は元の部屋に戻ってきて.........いや、違う。
布団がなくなってるし優希がどこにも見当たらない。その上、本来聞こえるはずの雨音は全く聞こえないのだ。
俺の背中を窓から差し込む強い日差しが暖め、襖にはその影が写し出されていた。
そしてその隣には、もう一つの小さな影も。
咲「うーん......おはよう京ちゃん......あれ、優希ちゃんは?」
京太郎「俺が聞きたいくらいだぜ。しかし、これはひょっとして成功――――」
咲「――――京ちゃん、後ろ!!」
1. 振り向く
2. 起きる
↓3
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/13(金) 23:01:33.48 ID:P0PTtvEh0
1
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/13(金) 23:05:49.02 ID:b8U4Aes/o
突然重要って言われても正解全く分からん
安価下
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/13(金) 23:06:49.72 ID:9xkVSubgo
1
120 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2020/11/13(金) 23:32:38.09 ID:eS3R1ojW0
1. 振り返る
京太郎「!!」
咄嗟に振り向いた俺の目の前には、一人の女が堂々たる様子で立っていた。それは咲ではなければ姿を消していた優希でもない。
知らない顔だった。その長い黒髪を下で結い、頭には冠のようなものを被っている。
身体にまとった衣はとても古風にも見えるかと思えば、今風なファッションと言われても納得も出来る。少なくとも現代で俗に言う『和服』とは似つかないものだ。
ではそれは誰か?顔も素性も何一つが不明のこの女性を俺たちは、その内的空間に何と命名して解釈すればいいのだろうか。
俺は答えを持ち合わせていない。これまでに見た人物のうちの何人とも、それらの特徴は一致しなかったのだ。
しかし、あくまで抽象的な概念によってその人を形容するならば、これ以上ない表現があった。
俺だけではない。咲だろうと小鍛冶プロだろうと総理大臣だろうと、誰もが俺と同じ思考を辿り、この言葉に行き着くだろう。
「――――よくぞ参りました」
『女神』という、この言葉に。
121 :
◆copBIXhjP6
[sage]:2020/11/13(金) 23:37:01.63 ID:eS3R1ojW0
今日はここで終わります。
>>118
本当に申し訳ありません。
しかしもとより、この選択の情報は探索であっても事前には絶対に出さないつもりでした。
何卒ご了承ください。
明日は土曜日ですが、流石にちょっとだけ進めようかと思います。いつもと同じく19時頃に開始です。
皆さま、今回もお疲れ様でした。
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/14(土) 00:11:29.57 ID:wbiI95/m0
乙
123 :
◆copBIXhjP6
[sage]:2020/11/14(土) 19:02:26.72 ID:v+hc8AhU0
すいません、今日は安価ありません。
非安価部分だけ書き終わり次第投下します。ホントにちょっとです。
124 :
◆copBIXhjP6
[sage]:2020/11/14(土) 20:13:04.75 ID:v+hc8AhU0
咲「へ、部屋が......!!」
あまりの衝撃にこの『女神』以外に意識のいくことがなかったが、咲の言葉にハッとして周囲を見渡す。
後ろを振り向くだけの一瞬――ほんの一秒にも満たない筈の時間だ――に畳も壁も天井もを含めた何もかもが消え去り、
代わりに残ったのは周囲一面が白一色に仄明るく照らされた、のっぺりした空間だけだった。
果たしてこの足元に地面があってそれを踏みしめているのか、それとも身体が宙ぶらりんなのではないかという区別もつかない。
そんな特異な空間のド真ん中に、その特異な存在は立っていた。
咲(ぜ、全然状況が掴めないけど......この人から凄い力を感じる)
咲「あの......ひょっとして、あなたが『オフラシサマ』ですか?」
??「いいえ、違います」
咲「え?それじゃああなたは一体......」
??「汝が問わば答えましょう。私の名は――――」
京太郎「――――クシナダヒメ」
咲「......京ちゃん?」
京太郎「あれ、なんで俺.........」
優希「『天羽々斬』...なんて読むんだ?これ」
京太郎「『あめのはばきり』だな。日本神話に出てくる剣だ」
クシナダ「如何にも。私はスサノオノミコトの妻、クシナダヒメです」
京太郎「なあ、あんたが――――いや、あなたが遥か昔に榎田へ『櫛』を授けた張本人なんですね?」
クシナダ「左様」
京太郎「......あれを、俺にもください」
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