【ラブライブ!】雪穂「…どう言う事なのよ…コレ」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/09(金) 23:47:06.96 ID:G7UxE8R40

穂乃果「じゃあね〜絵里ちゃんっ!!」


絵里「ええ穂乃果、また明日ね」


穂乃果「うんっ…!!」



バタンッ



絵里「……………」


絵里(穂乃果ともっと仲良くなりたい)

絵里(表面上では誰でも仲良く接してくれてはいるんだけれど…
    何となく私には少し遠慮している様に感じる)


絵里(…まぁしょうがないわよね…元はと言えばスクールアイドルを真っ向から反対していた身、
    私に対して少なからずわだかまりを抱くのも無理はないわ、
    どうすれば真に仲良くなれるのかしら……)

絵里(…そう言えば私は穂乃果の事を何も知らない、
    仲良くなるためにはまず相手の事をよく知ることが重要って何かの本にも書いてあったし…)


絵里(…はぁ〜穂乃果の事もっと知りたいわ……)


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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1602254826
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/09(金) 23:49:46.51 ID:G7UxE8R40
翌日!



雪穂「……え〜と……」


鏡 キラーン☆


雪穂「確かこの子、穂乃果の妹の…雪穂ちゃん?だったかしら…、亜里沙とも仲が良いわよね……?」



雪穂(絵里)(す、少し冷静に考えてみましょうっ…私絢瀬絵里は昨日まで普通に日常を送っていた。
       練習が終わり、そのまま家に帰った後、いつも通り家でお風呂入ったりテレビ見たりして寝たはず)

雪穂(絵里)(そして今朝目が覚めたら知らない部屋、置いてあった姿見を覗いて写っていたのはこの子…)

雪穂「…訳が分からないわ……一体何が原因でこんな………」


3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/09(金) 23:50:23.64 ID:G7UxE8R40
ー絵里『穂乃果の事、もっと知りたいわ…』ー


雪穂「…まっ…まさか!…昨日のアレが原因……?
    もっと知りたいんだったら妹になって普段学校では見れない部分まで知れば良いじゃん!…的な…?」


雪穂「そんな非現実的なっ…もしこれが夢じゃなかったら一生このまま…?……まさかね
    突然の事だからきっと突然元に戻るわよねっ!!」



雪穂「…まぁとりあえずここにずっと居る訳にはいかないわ…ただの明晰夢かもしれない…
   …いや、絶対夢よ!…きっと」ガチャッ


タンッタンッタンッ

雪穂「そう悲観的になっても何も変わらないし、明日になれば元に戻ると信じましょう…
    雪穂ちゃんには悪いけれど…」スッ


ガチャッ


穂乃果「…へっ…?」クルッ


雪穂「!!?」


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/09(金) 23:53:20.94 ID:G7UxE8R40
雪穂(そ…そそそうだった!ここが雪穂ちゃんの家だったら当然穂乃果もいるじゃないっ!!?)


雪穂「おっ…おおおおおはようっ!!穂乃……じゃないっ!!」

雪穂「お……お姉…ちゃん…!?///」カアァッッ

穂乃果「あっえっ……と…おっおはよう雪穂!?」


雪穂(…想像以上に恥ずかしいっ……後輩にお姉ちゃんとかどんな罰ゲームよ…っ
    かと言ってバラす訳にもいかないし……って、ん??)


雪穂「そう言えば……もうこんな時間だけど大丈夫なの?」

穂乃果「えっと……な…何が…?」

雪穂「何がって……高校」


穂乃果「高校……?何で…?………」ハッ

穂乃果「あ…ああああぁっ!そ、そうだったああああぁ!!」ダダダッ


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/09(金) 23:55:28.71 ID:G7UxE8R40
雪穂「…まさかとは思ったけど登校を忘れるなんてどんだけよ……」ハァ

雪穂「…待って……、登……校………?」ピクッ


雪穂(……まさか…私が亜里沙と同じ中学に…登校……?)


雪穂(もしこれが夢じゃないのなら人の身体で勝手に休む訳にはいかない……いざとなったら亜里沙に頼るしか……)


雪穂(…雪穂ちゃんごめんなさい……私があんな事考えたばかりに……)

雪穂「そう言えば……私の身体は今一体どうなってるのかしら……?」

雪穂「私が雪穂ちゃんになってるってことは……やっぱり……」



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6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/09(金) 23:58:07.15 ID:G7UxE8R40
ーエリチカルームにてー


絵里(雪穂)「こ……こここの人って…髪結んでないけど…えっ絵里さんだよねっ!?」チラッ


絵里(雪穂)「…大きい…」モミモミ


絵里(雪穂)「じゃなくてっ!えっ!?何でっ私が絵里さんになってるの!!?」

絵里(雪穂)「昨日は普通に…いつも通り生活してたはずなのに……これ……夢かな……」


絵里「…あっ……も、もしかして……」


7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/09(金) 23:59:23.81 ID:G7UxE8R40
〜昨日〜


亜里沙『さっきの抹茶プリン、すっごいハラショー!な味だったよっ!!』

雪穂『本当?誘ってよかった〜、それうちの新作らしいんだ』

亜里沙『えぇっ!これ雪穂の家で作ったものだったのっ!?』

雪穂『うんそうだよ、お母さんが今回のは自信あり!って言ってたから…』

亜里沙『良いなぁすごいなぁ〜…また今度も誘ってね!』

雪穂『勿論っ!良いよ』


亜里沙『ありがと〜!じゃあまた明日っ!!』

雪穂『じゃあね〜』


バタンッ!

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:01:52.70 ID:UxuJnlH90
雪穂『……』


雪穂⦅…いつも元気っいっぱいだなぁ…亜里沙、⦆


雪穂⦅…家でもあんな感じなのかな…すごい気になる⦆


〜〜〜


絵里「あれが叶って…いや確かに亜里沙のお姉ちゃんになれば簡単に知れると思うけどっ…!」

絵里「……夢……?それにしては感覚が妙にリアルだし……ハッ!」


絵里(もしかして……私今日お姉ちゃんの通っている高校に行くの…?)


絵里「〜〜〜っ!無理無理無理っ!!高校の勉強、ましてや3年の授業なんてついていけるはずがっ…」




絵里「………どうしよう………」タラァ



-------------

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:02:57.59 ID:UxuJnlH90
絵里「えっと…こんな感じかな?」髪ギュッ

絵里「よし…多分これで大丈夫、後はせ…制服かぁ…」


絵里(うぅ…もし夢じゃなかった時を考えて行くしかない……)


絵里(…そう言えば…ここって絵里さんの家って事は亜里沙もいるはずだよね…?まだ寝てたりして)


絵里「…少し…少しだけ覗いてみよっと…」


ガチャッ


絵里「し…失礼しま〜す……」ソォーッ


10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:04:25.77 ID:UxuJnlH90
亜里沙「Zzz‐〜…」

絵里「うわっ本当に寝てたっ…」


絵里(しかも胸まで曝け出しちゃって…意外と大胆に寝てるなぁ…)


亜里沙「んん…パンが……相撲で…逆上がり…」

絵里「どんな夢見てんのっ!?」


絵里(えぇっちょっと亜里沙いつもと大分違う雰囲気なんだけど!?
    いつも家ではこんな感じなの…?)


絵里「…って言うかさっきもあんな大声出したのに起きないって…これ起こさないと不味いよね…?」


絵里「ほら亜里沙!起きてっ…」ユッサユッサ


11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:08:07.30 ID:UxuJnlH90
亜里沙「う…んんっ……ファ〜、おはよ〜絵里ちゃん…」


絵里「えっ…??」


絵里(今…聞き間違えじゃなかったら『絵里ちゃん』って……うそぉ!?)


亜里沙「…あれ?そう言えば何でここに絵里ちゃんが……あれぇ?」キョロキョロ

亜里沙「へ?…こ……ここ……どこ……?」


絵里(……これもしかして…亜里沙……寝ぼけてる……?)


絵里(…とりあえずこれは起きたって事で…ボロが出る前に早くここから出よう)

絵里「え〜と…じ、じゃあ私は高校に行ってくるから…遅刻しない様にね…?」



亜里沙「え?あっうん…」



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12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:09:20.04 ID:UxuJnlH90
バタンッバタンッ


穂乃果「いっ、行ってきますっ!!」



穂乃果「………」



穂乃果(全然意味が分からないよぉっ!何で亜里沙が雪穂のお姉ちゃんにっっ…!?)


穂乃果(亜里沙)(勢いで飛び出しちゃった…これからどうしようっ……
       雪穂が降りてきたときは本当心臓が止まるかと思ったけど…上手く誤魔化せたかなぁ…)

穂乃果「とにかく今は急がないとっ…!高校説明会で場所は知ってるけど…
    穂乃果さんの身体で遅刻しちゃううぅぅっっ!!」



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13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:12:34.11 ID:UxuJnlH90
亜里沙(穂乃果)「…絵里ちゃん行っちゃった……どうなってるんだろう……」


ピピピピピピピッッ!! ピピピピピピピッッ!!



亜里沙(穂乃果)「わぁっ!?……なんだぁ携帯の目覚ましかぁ…うん?私のじゃない?」チラッ


亜里沙「……え…」サァーッ


亜里沙「あわわ…ヤヤヤヤバイって!!も、ももうこんな時間!!?とりあえず早く着替えないとっ!!」

亜里沙「〜〜〜ってここ絵里ちゃん家?えぇっと…穂乃果昨日泊まった……け………?」チラッ



亜里沙「…あっおはよー亜里沙ちゃん?……って」


14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:14:49.51 ID:UxuJnlH90
\「ええぇぇっっ!!何これええぇぇ!!!?」/


絵里「ひっ!?」ビクッ

絵里「へ…えっ…亜里沙の声?何があったんだろ……?」


絵里(…何か…本当家での亜里沙っていつもあんな感じなんだ…早速新しい事知れちゃったなぁ…)

絵里「…あっ…そう言えば私の身体って今どうなってるんだろう…まさか…絵里さん?」


絵里「え、絵里さんが私の身体を…//」

絵里「…もしそうだとしたら絵里さんに申し訳なさすぎる…私の勝手な願いの完全とばっちりを受けたって事だから…
    あぁ〜…どう絵里さんに謝罪すればっ……」


絵里「…一応携帯は持ってきたし…多分絵里さんのだけど…もし向こうも気づいてくれたら連絡とれるかな……」

絵里「って自分の電話番号覚えて無かった……」ガクッ



絵里「……こうなったら絵里さんの方から連絡が来ることを信じるしか……!」



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15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:16:56.08 ID:UxuJnlH90

雪穂「…え〜と……確かあの通りを左に曲がって……」

雪穂「ハァ…やっぱり穂乃果の家から直接行くとよく分からないわね…
    …私の家経由で行った方が良かったかも…」


雪穂「…本当にあってるかしら……何か不安になってきた…」


タッタッタッ


雪穂「……んん…?」


「へっ?わっわわわわわ!!?」


ドッシーン!!



雪穂「えっちょ……亜里沙っ!?」

亜里沙「〜〜いったぁっ……ゴ、ゴメン亜里沙ちゃん…身体傷つけちゃった……」


16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:18:27.14 ID:UxuJnlH90
雪穂「…亜里沙…?」


亜里沙「ふぇっ!?ゆ…雪穂!!?」ビクッ

雪穂「だ…大丈夫?結構派手に転んでいたけど…」


亜里沙「…ハッ!だだ大丈夫!これ位大した事ないよっ!?」

雪穂「…全然大丈夫じゃないみたいだけど…」


雪穂(どうしてこんなに取り乱しているの……?というか今日の亜里沙妙にテンション可笑しい様な…)


雪穂(やっぱり友達と一緒の時と家の時とでは違うものなのかしら…?)

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:24:05.54 ID:UxuJnlH90
雪穂(……それになんか……この亜里沙放っておけないような感じが……)


雪穂「…そうだ、折角だし…一緒に学校行かない?」


亜里沙「へ?…あぁっ…う、うん!そうだね」

雪穂(よし…そのまま亜里沙に付いていけば確実に学校までは行けるわ……ってあっ!)



雪穂(雪穂ちゃんって…いつも亜里沙とどう言う会話しているのかしら……)



ーーーーーー

18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:25:21.82 ID:UxuJnlH90
亜里沙「…………」ソワソワ

雪穂「………」


亜里沙(どっどうしよう…成り行きでついOKしちゃったけど
     亜里沙ちゃんっていつも雪穂とどんな話してるんだろう……)

亜里沙(向こうもなかなか話題振ってくれないから気まずい…
   それに今日の雪穂何かこう…いつもより凛!としてる様な…)

亜里沙(気のせいかな…?と、とにかく話題振らないと…この空気に耐えられないよ…)


亜里沙(何か…誰がしても可笑しくない様な話は……あっ!!)

亜里沙「ねぇ雪穂!!」


雪穂「へっ、なっ……何…!?」ビクッ



亜里沙「す…好きな色は…?」


雪穂「…えっ」



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19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:26:49.47 ID:UxuJnlH90
音ノ木坂高校3年教室前!


絵里「…遂に来ちゃった……」


絵里(今更だけど…勝手に登校しちゃって良かったのかな…?)


絵里(落ち着け私っ!ここまで来たんだからもう後戻りはできない…)

絵里(そう!授業だって理解できなくても指名さえされなければ大丈夫…
    最悪黒板に書いてあるものを全てノートに丸写しすれば良いっ!)


絵里(そして戻ったら絵里さんに全力謝罪しよう、…絵里さん…本っ当にすいませんっ!!)ガラガラッ


20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:28:15.31 ID:UxuJnlH90
希「おっ来た、おはよ絵里ち」


絵里「おっ…おはよう……」

にこ「おはよ、アンタにしては珍しくギリギリじゃない?」

絵里「まぁちょっと色々あって…」



絵里(希さんににこさん…今まであまり関わった事ないけど上手く振舞えるかどうか…)

絵里(うぅ…何か騙すみたいで申し訳ないけど…絵里さんの席の場所聞かなきゃ……
   一回位なら忘れてたで済む?…レベルじゃないけどこのままウロウロしている方が余計不審だし…)


希「?どうしたん絵里ち?そんな深刻そうな顔して」

絵里「いっいや…何でもないです。」



希「…んん?」

21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:30:30.16 ID:UxuJnlH90
絵里「あっ……な…何でもない…わよ?」

にこ「とにかくほら早く席座っちゃいなさいよ、そろそろ先生来るわよ」チョイチョイ


絵里(お…おぉっ!にこさんナイスッ!!)

絵里「そ…そうですね…ありがとうございます。」


にこ「…はぁ?」


絵里「そうですわねっっ!!?」バーンッ

にこ「いや、それもおかしい」


絵里(な…慣れないよ……)


希「…?」



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22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:31:32.02 ID:UxuJnlH90
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一方2年教室前!


穂乃果「…ハァ…ハァ……なんとか間に合ったぁ…」


穂乃果(来たは良いけどこれからどうすれば……授業だけじゃなくて放課後もアイドルの練習やるんだよね?
     …それもお姉ちゃんたちと……)


穂乃果(本当になんでこんなことになっちゃったんだろ……やっぱり亜里沙の身体には穂乃果さんが入ってるのかなぁ…)

穂乃果「や、やっぱり今からでも帰って……で、でもそしたら穂乃果さんが学校サボった事にっ……」


海未「…さっきからずっと扉の前で何をやっているのです?穂乃果」

穂乃果「ひゃあぅっっ!!?」ビビクーンッ

23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:32:09.55 ID:UxuJnlH90
海未「!?す…すみません!驚かせたつもりは…」

穂乃果「はっ…う、海未さんっ!?おおおおはようございますっっ!!?」


海未「……はい?」


穂乃果「あっ…いやっそのぉ……」

穂乃果「お…おはようっ!!う……う、ううみ…」


穂乃果「海未ちゃんっっ!!!///」カアッッ


穂乃果(いっ……言っちゃったぁ!亜里沙っ憧れの海未さんをちゃん付けでっ……)


24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:33:06.53 ID:UxuJnlH90
海未「…?何をそんなに顔を赤らめて…まさかっまた風邪を…?」デコピトッ

穂乃果「はうぅっ!!?///」


海未「…ふむ…特に熱は無いようですが……」


穂乃果「あっ、あっ、あっ…///」ドキドキドキドキ

穂乃果(う、海未さんがっ…近いいぃ…/)


海未「…大丈夫そうです。体調が悪かったらちゃんと保健室へ行って下さいね?
    貴女はすぐ無理をするんですから…」

穂乃果「は……はいぃ……」フシュー


穂乃果(穂乃果さぁん……は、はらしょー………)



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25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:35:50.16 ID:UxuJnlH90
亜里沙「…でねっ!その時の海未ちゃんが面白くってさぁ!!」

雪穂「へ…へぇ〜…そ、そうなんだぁ〜…?」


雪穂(亜里沙…本当イキイキしてるわね…年上の海未の事をちゃん付けで呼んでるし…)

雪穂(…ん?そう言えば何で亜里沙が海未の事をそんなに知って…
   海未に憧れを抱いているのは分かるけど……)


雪穂(…もしかして…憧れの気持ちが強すぎるあまり…ス…ストーキングを…?
   いやまさか!うちの妹に限ってそんな……)ジィー…




亜里沙「…ハッ!!」

亜里沙(そ…そそそうだった!!今私は亜里沙ちゃんだったぁ!!
   さっきから雪穂がやたらこっちをジーッとみてると思ったら…も、もしかして……怪しまれてるっ!?)

26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:37:57.41 ID:UxuJnlH90
亜里沙「…と、そ…その話をほ…穂乃果さんから聞いてね…?」

雪穂「…へ?…あぁうんっ…そうよね!!あり得ないわよね…」


亜里沙「えっ?何があり得ないの…?」

雪穂「!なっ…何でもないwwっ…よ?」


亜里沙(…ふぇ〜…な、何とか上手く誤魔化せたかな…?)

亜里沙(雪穂たまに変な所で鋭いからなぁ……気をつけなきゃっ……)


雪穂(危ない危ない、咄嗟の事でつい素が出てしまったけど……大丈夫よね…)


27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:39:25.93 ID:UxuJnlH90
亜里沙「……」

雪穂「……」


亜里沙「…んっ…学校着いたみたい」

雪穂「あっ本当…」



ワイワイガヤガヤ…



雪穂「…えっと…ねぇ亜里沙?」

亜里沙「あぁその…雪穂?」


ありゆき「「私の席って何処だったっけ?」」



ありゆき「「えっ」」



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28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:42:12.72 ID:UxuJnlH90
高校物理!


絵里(…み、見たことない記号がびっしりと……)

にこ「Zzz」

希「………」


絵里(…当てられません様に当てられません様に当てられません様に……)


物理教諭「じゃあこれを……絢瀬!口頭で答えてくれ」

絵里「!?あっ…はいぃっ…!!」


絵里(…神様なんていなかった)


29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:44:33.67 ID:UxuJnlH90
絵里「…………」ダラダラ

物理教諭「…?どうした絢瀬、具合でも悪いのか?」


絵里「え…えぇ〜とぉ……そのぉ………」


絵里「……分かりません……」


ザワッ…ザワザワ



絵里(…へぇっ!?何この雰囲気っ!!?)

希(え…絵里ち……これ超基本問題やで……?)



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30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:45:43.95 ID:UxuJnlH90
エェーコノニジホウテイシキヲフクソスウノハンイデインスウブンカイスルニハマズジョウヨノテイリヲリヨウシテ…


穂乃果(えぇっと…フ、フクソスー…?ジョーヨノテーリ……?)


穂乃果(…全然分からないよぉ……で、でも最低ノートだけは取らないとっ……頑張らなきゃっ!)


ことり(ほ…穂乃果ちゃんが数学で眠らずに授業を……?)

海未(……ようやく真面目に勉強をする気になったのですね……感心ですっ!)


コノトイモオウヨウダ、デハマエニデテ…コウサカッ!!

ことり(あっ…指名された)


31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:48:44.45 ID:UxuJnlH90
穂乃果(早く急いで書かないとっ…消されちゃうっ!)


海未(何をやっているのですか穂乃果は……先生に指名されてますよっ!?)

ことり(う〜ん…もしかしてノート取るのに必死で先生の声が聴こえて無かったのかなぁ……)


数学教諭「高坂ぁ!前に出てこの問4を解いてくれっ!!」


穂乃果「はっ…えっ亜里沙ですかっ!!?」ガタンッ

数学教諭「…はぁ?なんだありさって…?」


穂乃果「あっ…な、ななな何でもないですっっ!!?///」

32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:49:52.39 ID:UxuJnlH90
穂乃果「…………」タラァ


海未(……これは…もしかして……?)

穂乃果「うぅ……すみません……分からないです…」


海未(やっぱりっ…授業ちゃんと聞いてても理解できてないんじゃ意味がないじゃないですか……)

ことり(…穂乃果ちゃんがさっき言ってた『アリサ』って何だろう……漫画のキャラクターとかかな?)



穂乃果(あぁ……ごめんなさい穂乃果さん……)



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33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 00:51:56.50 ID:UxuJnlH90
中学校


〜結局前に貼ってある座席表でそれぞれ席を確認しました〜


亜里沙「いやぁ〜…じ、自分の席ってさ、忘れる事ってたまにあるよね〜……」

雪穂「あはは…あ、亜里沙もなんだ〜……私もド忘れしちゃってね……」


亜里沙(いやっ…ないよ!!いくら何でも自分の席位は忘れないってっ…)

雪穂(…流石に苦しすぎた…でも席分からず突っ立ってるよりは…)


亜里沙(…あれ?)

雪穂(そう言えば……)



ありゆき((…向こうも覚えてなかった…?))

34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 01:00:17.60 ID:UxuJnlH90
雪穂(まさか亜里沙が……自分の席でも忘れる事って…やっぱり実際にあるのね…)

亜里沙(…雪穂でもド忘れとかしたりするんだ…)


キーンコーンカーンコーン


雪穂(…授業開始の予鈴……雪穂ちゃんの筆記用具や教科書を勝手に使ってしまうのには申し訳なさが……)

亜里沙(そう言えば時間割確認してなかったっ…一時間目の科目はえっとえ〜っと……)アセアセ


ガラガラ


先生「はーい授業始めるから席着いて〜、」


-------------
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 01:01:14.78 ID:UxuJnlH90
コノシキハブンパイホウソクデテンカイシテカラ-…


亜里沙(…すごいっ…数学なのにスラスラ解けるっっ!!)

亜里沙(って当たり前だよね…高2が中学問題分からないなんてヤバいなんてレベルじゃないし…)

亜里沙(あぁ…高校もこんな簡単だったら良いのになぁ〜…)


雪穂「………」


雪穂(…やっぱり聞くまでもない授業…だけど一応ノートは取った方が良いわよね…)

雪穂(さっきから亜里沙やけにソワソワして落ち着きがないって言うか…楽しそう)


雪穂(…学校の授業…好きなのかしら…?)

36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 01:02:43.34 ID:UxuJnlH90
先生「じゃあこの問題を…高坂さんっ!黒板に出て答えをお願いします」

雪穂(高坂…って事は今の私よね…)


ありゆき「「はいっ!」」ガタッ



雪穂「えっ…?」

亜里沙「…あぁっ!」



亜里沙(あぁあぁぁっっ!そうだったあぁぁ!!?)

亜里沙「…っと…す、すみません、ボーッとしてたので聞き間違えました……」


\アッハハハハハハハ/


亜里沙(うわあぁぁ……恥ずかしっ……亜里沙ちゃんゴメンッ……//)

雪穂(亜里沙…結構抜けた部分があるのね…)



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37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 01:05:24.68 ID:UxuJnlH90
4校時終了、休み時間


絵里「…ハアァァ〜……」


絵里(何で…何でこの短時間に6回も指名されたの……もう調子悪いで誤魔化せる範疇を超えてるよ…)

絵里(やっぱり…元生徒会長だから?そ…存在感あるのかな…?
   このままじゃ私のせいで絵里さんのイメージが……)

絵里(うああぁ絵里さんすみませんんん!!)



希「……絵里ち、ちょっとええか?」

絵里「!!?」ビクゥッ


絵里「なっ……何…?」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 01:06:27.81 ID:UxuJnlH90
絵里(希さん…廊下に呼び出したりしてどうしたんだろ…)


希「…今日の絵里ち本当どうしたん?授業ボロボロだったし…それに朝も様子が変やったなぁ」


絵里「えっ!?は、そ、そそそうかしらぁ!!?わ…わ私はい、いつも通りよっ!!?ねっ!!」

希(うわっ分かりやすっ!!…でもここは敢えて)


希「…うちに隠し事してるんのちゃう?」

絵里「あっえ!?……とっ…そ、そういう訳じゃ……」

希「まぁあまり話したくない事やったら流石のうちも無理に問い詰めたりせんよ。だけど……」



希「少しは……うちを頼って…ええんやで…?」

39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 01:07:39.90 ID:UxuJnlH90
絵里「うっ……」

絵里(もう駄目…良心が……もうこの事を話すしか…いやでもこんな事そう簡単に信じてくれるはずがっ…)


絵里(…待って、勝手に信じてもらえないと思い込んでいたけど……もしかしたら…希さんなら……)

希「…話はそれだけ…もし体調が悪いとかなら躊躇せず早退した方がええ」


絵里「あのっ…希さん!少し私の話を聞いてもらっても良いですかっ!!?」



希「……ん?」

40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 01:10:43.26 ID:UxuJnlH90
〜〜〜(説明省略)〜〜



希「なっ……なんてスピリチュアルな……」

絵里「…信じて頂けますか……?」


希「…にわかには信じ難い話やけど…でも絵里ちがそんな冗談言うハズないし…
  それに朝からの様子の違和感にも合点がいくしなぁ…」


希「うっし!ウチは信じんよ雪穂ちゃんっ」

絵里「ほ…本当ですかっ!?」

希「もちろんっ!本気で困っているようだしなぁ…」


希「…となると雪穂ちゃんの身体には本当の絵里ちが入ってる可能性が高い…ってことやね」

絵里「恐らく…はい」

41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 01:11:39.45 ID:UxuJnlH90
希「…あんまり自分のせいと気を落とす必要はないで?こういう時小説とかだと
  向こうも同じようなことを考えていたって言う事が多いんや!一方的なんてフェアじゃないからなぁ」

絵里「え、絵里さんも私と…同じ?」

希「…まぁ本人に確認が取れない以上あくまで推測しかないんやけど…
  もしそうじゃないとしても絵里ちなら事情を話せば絶対分かってくれるんよ」


希「そう言えば…この事うち以外に誰か話したん?」

絵里「いえ…希さんが初めてです。…こんな話誰も信じなさそうですし…」

希「なる程なぁ…って事はつまり…」



希「うちだけが頼りって事やねっ!!」バーンッ

42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 01:12:52.54 ID:UxuJnlH90
絵里「す、すみませんっ…ご迷惑をおかけする事になりますが……」


希「安心せいっ!放課後の練習うちが何とか上手い理由でっち上げて休ませてあげんよ!!」

絵里「あっ…ありがとうございます!!本当に助かります…」

希「えぇってえぇって!授業残り二時間…大変だろうけど頑張りいな!」

絵里「は、はいっ!!」



絵里(やっぱり希さんに話しておいて良かったっ…すごい頼りになるよっ…)バッ

43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 01:15:09.49 ID:UxuJnlH90
希「…いやぁ…現実は小説より奇なり!…っやね…」


希(うちに敬語使う絵里ちなんて新鮮すぎて……雪穂ちゃんには悪いけど…面白かったなぁ)

希(音ノ木坂の可愛い後輩になる子や!ここはうちが一肌脱いでっ……)


ピロリンッ♪ ピロリンッ♪


希「…ん?こんな時間にメール…誰から……」パッ

希「……穂乃果ちゃん?」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 01:16:21.05 ID:UxuJnlH90

亜里沙「はぁぁ〜……疲れたぁ〜……」


…ホワァ〜

亜里沙(あぁ〜…良い匂いが…)グゥ〜

亜里沙(…お腹が…//)


カタカタカタ… ガーッ コトンッ


亜里沙「…?」

亜里沙(……あっそうか!ここは中学校だから……)


亜里沙(給食っっ!!)キランッ


45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 01:17:37.26 ID:UxuJnlH90
雪穂(給食……なんて懐かしい…)

雪穂(…でも私が勝手に食べちゃって良いのかしら…何か罪悪感が…)


モブA「ねー雪穂ー」

雪穂「ぅえっ!?な、何…?」

モブA「雪穂も今日給食当番だよねー?」

雪穂「あっそ、そうなの…じゃなくてそうだったわねっ!!?」

モブA「早く割烹着着ないと皆終わっちゃうよー」


雪穂「あぁっえ、うん」

46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 01:21:56.63 ID:UxuJnlH90
雪穂(…連絡取れたら全力で雪穂ちゃんに謝りましょう…私の勝手な願望に巻き込んでしまって…恨まれるのは覚悟っ…)

雪穂(……連絡……そ、そうだわ!携帯が…)ゴソゴソッ


雪穂(あ…あれ……無い………?)



雪穂(あっ…もしかして部屋の机の上に置いてあったアレが……?)サァー


雪穂(…忘れたぁ…)ガクッ



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 01:24:37.26 ID:UxuJnlH90
亜里沙「ごちそう様でしたっ!」パンッ

雪穂「……」


雪穂(…今、どうしているのかしら…後はもう直接会うか家に帰ってからじゃないと連絡方法がない
    …やはり誠心誠意込めて謝るなら電話じゃなく直接会いに行った方が良いわよね…
    でも私の家に行った所で会えるかしら…?雪穂ちゃん真面目そうだからもしかしたら
    私の代わりに学校行っているかもしれないしそもそも入れ替わってるっていう前提自体
    あっているかどうかも…本当にこれからどうすれば良いの…)モクモク

亜里沙(さっきから雪穂が深刻な表情でずっと黙ってて怖い)

亜里沙(…何か考え事でもしてるのかなぁ…?)


亜里沙(…給食終わって昼休みかぁ…高校はまだ授業中かぁ)

亜里沙(…一応亜里沙ちゃんのものらしき携帯電話は持ってきたけど…
     もし授業終わるタイミングで自分のにかけたら出てくれるかな……)


亜里沙(って自分の電話番号なんて覚えてないよっ!!?……あっ…そうだ!)

48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 01:25:46.44 ID:UxuJnlH90
亜里沙「ゴメン雪穂っ!ちょっと携帯貸してくれないかなっ?」

雪穂「えっ…け、携帯!?」


亜里沙(雪穂の携帯なら私の番号が登録してあるはずっ!!
     あとはその番号をメモってこっちでかければっ…完璧だよっ!!)


雪穂「ゴ、ゴメンなさい、ちょっと家に置いてきてしまったらしくて…」

亜里沙「えぇっうそぉっ!!?」


亜里沙(あわわ…どうしようっ!何で雪穂こんな時に限って忘れちゃうのっ…)アセアセ

雪穂(亜里沙?何でそんなに焦って…何か急ぎの連絡でもあったのかしら…)

49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 01:27:35.14 ID:UxuJnlH90
亜里沙(…あっ!でももしかして…)


亜里沙「じゃじゃあ手帳貸してっ!!」

雪穂「はっ……て、手帳???」


亜里沙(…緊急用とかでどこかに私の番号メモしてあるかもっ!?あの雪穂だしっ…!)


雪穂(携帯の次点が手帳?何の脈絡が…)

雪穂(しかも何で雪穂ちゃんの手帳?他や自分のとかじゃ都合悪いの…?)


50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 01:28:22.31 ID:UxuJnlH90
亜里沙「はっ…早く!!」

雪穂「え、えぇ…!?」ビクッ


亜里沙(早くしないと間に合わなくなっちゃう!!)

雪穂(あの亜里沙がこんな切羽詰まる程の事情…ただ事じゃ…でも無理に聞き出してボロ出すわけにもいかないし…)


雪穂(…手帳ってもしかして…さっきバッグの中でチラっと見かけたあの赤いやつかしら…?)ゴソゴソ


雪穂「えっと…これで大丈夫…」スッ

亜里沙「ありがとうっ!!」パシッ


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