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【咲安価】京太郎「清澄の探索者」その2【ADV】
- 283 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 22:22:39.53 ID:7mtLUmrt0
- 持ち物
・携帯電話
俺のケータイ。高画素の背面カメラが自慢の機種だ。
・腕時計
旅行の時は身につけている腕時計。
普段学校に行くときはかったるいので着けないのが男子高校生。
・旅館の地図
泊まっている旅館の館内地図。流石にもう迷わない。
http://imgur.com/laCzxEN
・懐中電灯
俺の泊まっている部屋にあった懐中電灯だが、もはや私物化してしまっている。
結構酷使しているが電池は絶対大丈夫。
・小佐目村の地図
この村の簡単な地図。やけに手書きっぽく雑に見えるが目の錯覚である。
http://imgur.com/a/xUtc2WP
・電子メモ帳
神楽神社の縁台下に落ちていた電子メモ帳。充電ケーブルがあれば動きそうだ。
・曲げたヘアピン
優希から貰ったヘアピンを曲げたもの。
相当頑張れば、補正なしの【探索】でピッキングできるかもしれない。
・小さな鍵
小佐目山の炭鉱入り口で拾った、旅館事務所の金庫の鍵だ。
・古い新聞
とても古そうに見える英字新聞。1932年に発行されたアメリカの記事だった。
・麻酔薬
「ケタミン」という麻薬指定のアブナイ薬。茶色いビンに入っている。
・注射器
お医者さんごっこのおもちゃではない、正真正銘の注射器。
ビンから薬品を抜き出すのには多少手間取る。
・小瓶
注射一回分の薬品を入れることができる小瓶。
ここに入っている薬品はノータイムで注射できる。
・車の鍵(榎田)
榎田の作業着に入っていた鍵。白米くんストラップ付き。
・ガムテープ
榎田のコンバインの座席から見つけた黒いガムテープ。今のところ人を縛る用途にしか使っていない。
- 284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 22:29:04.64 ID:h1hcqkaAo
- 2
先ずはヒッサの安否と場所の確認だ
- 285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 22:30:25.58 ID:jR116SUno
- ↑
- 286 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 22:54:18.62 ID:7mtLUmrt0
- 2. 話をする:58/72→成功!
京太郎「なあ主人、竹井先輩は無事なんだよな?」
主人「えぇ、生きているはずです」
京太郎「どこにいる?」
主人「......分かりません」
京太郎「何だって?」
まこ「おいワレェ!、おぬしが攫ってたんと違うんか!?そないなこと抜かしとると――」
主人「違います!確かに、彼らに加担して人身供与まがいの事をしているのは...本当です」
主人「でも、あくまでそこまで......我々旅館の側には、それ以上のことは教えられていません」
主人「実を言えば、この村で行われる儀式というものが何なのかすら、ごく基本的な事柄以外は知らないのです」
まこ「...その言葉、嘘はないだろうのう?」ギラッ
主人「も、もちろんです」
咲「ひぃ!...」ビクッ
和(やはり凄むと迫力ありますね、染谷先輩)ヒソヒソ
優希(あれが広島の......)ボソボソ
それはともかくとして、だ。確かに主人が何か嘘を言っている様子はない。
榎田の老人も、「旅館は生贄を呼び寄せて提供する役目」とだけ証言していたのだ。
これだけの事をしているのであれば、信頼できる四家以外には秘密主義的な態度をとっていてもおかしくはないだろう。
【3日目 19:20】 旅館・本館 2階 203号室
どうする?
同行者:咲、和、優希、まこ
持ち物:>>283
ステ :>>4
周囲 :
人 :主人(拘束)
武器 :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足;100min/day)
1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)
2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・話をする(10分、内容安価)
(【交渉(京太郎)】+【交渉(まこ)】× 0.5)× 8 = 72
3. 自由安価
↓3
- 287 : ◆copBIXhjP6 [sage]:2020/10/04(日) 22:54:48.39 ID:7mtLUmrt0
- 安価先間違えたー
ksk
- 288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 22:59:02.53 ID:ibF+RZFV0
- ksk
- 289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 23:04:48.54 ID:Taca4mp1o
- とりあえず女将を内線で呼び出して部屋に入れて縛られた主人を見て動揺してるところをふんじばる
- 290 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/04(日) 23:26:39.90 ID:7mtLUmrt0
- そろそろ京ちゃんがそういうプレイに目覚めそう
まこ「主人、女将は今どこにおる?」
主人「317号室に配膳しに行きましたが、そろそろ事務所に戻った頃かと......そういうことですか」
主人「――あの、お願いです...女将には」
主人「家内だけは、乱暴しないでください」
主人「この通り、お願いします......!」
まこ「――――そんなこと、言わなくとも分かっとるわ」ヤレヤレ
コンコン
女将「失礼します...あの、こちらでトラブルが...と......?」
主人「や、やぁ...」
女将「...えっ?」ポカン
和「失礼します」ガシッ
優希「確保だじぇ!」ガシッ
女将「えっ、ちょっと??」
京太郎「騙すような真似をしてすみません」
京太郎「でも、お互い様だよな?」
主人「...ということになってしまったよ」
女将「......なるほどねぇ」ハァ
【3日目 19:20】 旅館・本館 2階 203号室
どうする?
同行者:咲、和、優希、まこ
持ち物:>>283
ステ :>>4
周囲 :
人 :主人(拘束)、女将(拘束)
武器 :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足;100min/day)
1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)
2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・話をする(10分、内容安価)
(【交渉(京太郎)】+【交渉(まこ)】× 0.5)× 8 = 72
3. 自由安価
↓2
- 291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 23:29:56.61 ID:7sXtO+8Yo
- 安価↓
- 292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 23:31:39.42 ID:h1hcqkaAo
- 2 ヒッサや宿泊してた社会人女性を引き渡した相手の名前と場所を聞き出す
- 293 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 00:01:22.82 ID:7ckI3s/i0
- 2. 話をする:42/72→成功!
京太郎「...なあ、女将さん」
京太郎「101号室の社会人と、うちの竹井先輩」
京太郎「3人を村の連中に引き渡したのはあんたらだな」
女将「...ええ、間違いないわ」
京太郎「なら彼女たちは今どこにいるんだ?!主人は知らなかった」
京太郎「だが、先代の娘であり昔からこの村にいるあんたなら...あんたなら、知らされてるんじゃないか?」
それは目の前にある最後の希望だった。主人は場所を知らない。榎田は知っているようだったが決して口を割らないだろう――さもなくば、俺たちの救出によって儀式は失敗する。
だが無情にも女将の首は、横方向に数度振られただけだった。
京太郎「そう、か......」
和「なら、相手だけでも教えていただけませんか?」
和「毎回この旅館から女性を攫っていく、その実行犯の名前だけでも」
女将「それは...毎回、四家の若い男が交代で、二人ずつやってくるわ」
女将「一人目の時は椿屋と榎田の、二人目の時は榎田と柊の息子さんが来たけど...二人目の時は失敗した」
女将「逃げたのよ、直前で。結局捕まっちゃったみたいだけどね」
女将「それで三人目...あなたたちの先輩の時、つまり今日来たのは椿屋と柊よ」
和「そうですか...なるほど」
咲「そんな、柊さんが......」
女将と主人は二人揃って畳に正座し、いかにもばつの悪そうな顔で俯き続けている。
しかし、「二人目は直前に逃げた」か――――
京太郎(...その人の残したものが、何かないだろうか?)
- 294 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 00:01:49.78 ID:7ckI3s/i0
- ということで今日はここまでです。
謎解きかと思っていたらTWENTY FOURみたいな感じになってきやがったぜ。
また一週間が始まるのかという絶望に包まれながら今後の展開考えておきます。
明日はいつも通り、夜18〜19時のスタートになります。
みなさん、今回もお疲れ様でしたー
- 295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 00:06:22.93 ID:151PMOOF0
- 乙です
- 296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 00:14:31.42 ID:DZz56qx50
- 乙〜
- 297 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 01:47:17.58 ID:7ckI3s/i0
- 今後の方針ですが、京太郎が取るべき選択肢として大きく分けて2つのルートを考えています。
1. 脱出:自分が生き残り、村を脱出することを最優先にする。
「自分」が指す範囲は京太郎自身のみかもしれないし、清澄麻雀部かもしれないし、それ以外の何かかもしれない。
このルートではオカルトによって京太郎の生存が確定している。その他は...脱出経路とコンマ神次第。
きっと小佐目村は、その謎を残したまま数十人の住人と共に土砂の下に埋もれてしまうことだろう。
2. 解決:小佐目村に残る厄災を解決し、その謎を暴く。
このルートを経ることで物語は大団円を迎える。麻雀部のみんなも旅行者も、村の人々さえも救われる。
しかし京太郎がそれに含まれるかは分からない。このルートの場合、京太郎が自身のオカルトによって保護されるとは限らないからだ。
近いうち、たぶん次回か次々回くらいに投票安価を取ることになります。
その後もう片方へ行くような行動をすることは勿論できますが、>>1は投票で決まったルートに行きやすいよう物語や安価を展開します。
ちなみに1.の場合早ければ【4日目】の早朝くらいには終わり、2.では確実に【5日目】朝に終了します。
このスレの結末を決める選択ですので、それまでに何か質問があれば出来る範囲内で答えます。意見も歓迎です。
- 298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 07:04:08.58 ID:67O3XrY2o
- 1ってただのバッドエンドじゃん
- 299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 07:58:59.27 ID:Ecrco19e0
- 乙
1のタイプのストーリーも嫌いじゃないがせっかくこういうスレなら解決目指したいところだなー
- 300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 17:21:44.08 ID:WppOjGnKo
- この村の人たちって引越出来ないの?
- 301 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 17:43:13.60 ID:7ckI3s/i0
- 一応TRPGのようなものを目指していたので、生存最優先というのがRP的に自然かなと思いルートを作った次第です。
死んでもコンティニューできるのでその要素が薄れてしまっていますが......
>>300
そこを突かれると痛いので許してください。山村独特の閉鎖的なコミュニティ構造が
その中で生まれ育った者に村の外に出るという発想自体を与えないんですよ、たぶん。知らんけど。
30分後に開始します
- 302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 18:07:28.38 ID:R7ewKGezo
- 引越しなくても避難するだけでやりすごせそう
それよりお祓いとか鎮魂?みたいなのは試してないのかね。生け贄の対価は生存できるってだけだし、永水みたいな人たち呼ぶ以外に解決方法が分からん
- 303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 18:20:49.26 ID:Hm78lrza0
- デスペナ無しで緊張感ないし、2にしかならないんじゃないかな。
せめてルート2はデスペナ有か、死んだらルート1に強制移行くらいはあっても?
- 304 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 18:26:09.99 ID:7ckI3s/i0
- 避難は出来ますが、現時点では塞がった道路と獣道しか発見されていないので村人全員は難しいでしょう。
1は京太郎は死にませんが、みんなで生き残ろうとすると若干シビアです。2はデスペナというか、どのくらい死んだかで結末に影響します。
どちらのルートにせよ最後の最後は身体が資本です。ちょっとした睡眠不足もバカになりませんので、探索と休息のバランスが大事です。
しかしそもそも清澄勢の【体力】が低いので、どうするか......という感じですね。
Mリーグ観ながら開始です
【3日目 19:30】 旅館・本館 2階 203号室
どうする?
同行者:咲、和、優希、まこ
持ち物:>>283
ステ :>>4
周囲 :
人 :主人(拘束)、女将(拘束)
武器 :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足;100min/day)
1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)
2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・話をする(10分、内容安価)
(【交渉(京太郎)】+【交渉(まこ)】× 0.5)× 8 = 72
3. 自由安価
↓2
- 305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 18:39:37.89 ID:R7ewKGezo
- 全員で101号室に行く。旅館の主人と女将は厳重に拘束して口もふさぐ
- 306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 18:40:23.94 ID:7dM33jcJo
- ↑
- 307 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 18:51:21.66 ID:7ckI3s/i0
- あー...こうなる前に101号室に行ったら描写しようと思っていたんですが、既に荷物は回収された後です。
そしてその中身は事務所にある件のロッカーの中で、鍵は現在主人が持っています。
鍵を受け取って事務所に行きますか?
・事務所へ
・別の行動
↓1(連取可)
- 308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 18:54:36.40 ID:Hm78lrza0
- 事務所へ
- 309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 19:03:38.46 ID:7dM33jcJo
- 事務所へ
- 310 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 19:24:54.87 ID:7ckI3s/i0
- 以後は特に指定なければ全員で移動します
1. 事務所へ
京太郎「......あっ、そういえば」
咲「どうしたの?」
京太郎「みんな、101号室に行こう」
優希「...ああ、何となくわかったじぇ」
すっかり忘れていた......咲と神楽神社で見つけた電子メモ帳、その充電器と思わしきものを101号室で見つけたのだった。
その時は鍵が開けられなくて入れなかったが、今なら取りに行ける。中に何か情報が――
主人「101号室の荷物なら既に回収してありますよ」
京太郎「え?」
主人「昨日の深夜、あなた方がどこかに行っている間にね」
主人「今は事務所の鍵付きロッカーに入れてあります。鍵は......ここに」
主人が座ったまま身体をひねり、縛られた手で上着のポケットを指す。
近寄って中を探ると出てきたのはごく一般的なシリンダー錠の鍵だった。ストラップすら付いていない。
それを受け取り、二人を動けないようにより強く縛る。最後に口を塞ぐところになって、ふと気になった疑問が口に出た。
京太郎「なあ、なんでそんなこと俺に教えてくれたんだ?」
京太郎「別に黙ってればよかったじゃないか」
主人「......だって、どうせまた聞きに来るんでしょう?」
主人「二度手間を省いだだけですよ」ニヤッ
京太郎「...そうかい」
バタン
咲「わー...もう外が真っ暗だね」
優希「もうそんな時間か、一日が早いじぇ」
和「部屋にずっといるとそうでもありませんけどね」
主人を追いかけている時にはそんなこと気に掛ける由もなかったが、ガラス越しに見える屋外は既に闇に包まれていた。
上を見れば、吹抜で四角く切り取られた夜空には半分以上欠けた月が既に昇っている。
この空の下のどこかに、未だ竹井先輩が元気であることを願った――――
- 311 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 19:25:26.76 ID:7ckI3s/i0
- ガチャ キィィィィ......
錆びついたロッカーを開けると、中には丁寧に整えられた荷物が詰められていた。
流石に女性の荷物を俺が漁るわけにもいかない。その役目を託した和は、数分もせずそれを見つけ出した。
和「...これでしょうか?」
京太郎「ありがとう和、バッチリだ」
電子メモ帳の充電器を手に入れた
【3日目 19:40】 旅館・本館 1階 事務所
どうする?
同行者:咲、和、優希、まこ
持ち物:>>283
ステ :>>4
周囲 :
人 :
武器 :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足;100min/day)
1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)
2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・荷物を探る(10分)
(【探索(優希)】+【探索(咲)】× 0.5)× 8 = 84
3. 自由安価
↓2
- 312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 19:28:34.71 ID:gncdu2QT0
- 荷物を探る
- 313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 19:31:13.19 ID:151PMOOFo
- 2 荷物を探る
- 314 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 19:48:19.89 ID:7ckI3s/i0
- 持ち物
・携帯電話
俺のケータイ。高画素の背面カメラが自慢の機種だ。
・腕時計
旅行の時は身につけている腕時計。
普段学校に行くときはかったるいので着けないのが男子高校生。
・旅館の地図
泊まっている旅館の館内地図。流石にもう迷わない。
http://imgur.com/laCzxEN
・懐中電灯
俺の泊まっている部屋にあった懐中電灯だが、もはや私物化してしまっている。
結構酷使しているが電池は絶対大丈夫。
・小佐目村の地図
この村の簡単な地図。やけに手書きっぽく雑に見えるが目の錯覚である。
http://imgur.com/a/xUtc2WP
・電子メモ帳
神楽神社の縁台下に落ちていた電子メモ帳。充電ケーブルがあれば動きそうだ。
・曲げたヘアピン
優希から貰ったヘアピンを曲げたもの。
相当頑張れば、補正なしの【探索】でピッキングできるかもしれない。
・小さな鍵
小佐目山の炭鉱入り口で拾った、旅館事務所の金庫の鍵だ。
・古い新聞
とても古そうに見える英字新聞。1932年に発行されたアメリカの記事だった。
・マスターキー
事務所からくすねた旅館のマスターキー。307号室の鍵を墓地に送って召喚した。
・麻酔薬
「ケタミン」という麻薬指定のアブナイ薬。茶色いビンに入っている。
・注射器
お医者さんごっこのおもちゃではない、正真正銘の注射器。
ビンから薬品を抜き出すのには多少手間取る。
・小瓶
注射一回分の薬品を入れることができる小瓶。
ここに入っている薬品はノータイムで注射できる。
・車の鍵(榎田)
榎田の作業着に入っていた鍵。白米くんストラップ付き。
・ガムテープ
榎田のコンバインの座席から見つけた黒いガムテープ。今のところ人を縛る用途にしか使っていない。
・電子メモ帳の充電器
101号室の宿泊客、米本の荷物に入っていた充電器。100V:50-60Hz。
- 315 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 19:49:14.63 ID:7ckI3s/i0
- 2. 荷物を探る:19/84→成功!
咲「京ちゃん、あったよー」
京太郎「おう!サンキューな」
咲「ふふん」ニコニコ
優希「おーい、私も見つけたんだけど...?」
そう言って見つけてきたのは、二人の荷物に入っていた身分証だった。
片方から出てきたのは堂島の運転免許証。住所は東京都内になっている。短髪で鋭い目線、いかにもキャリアウーマンという外見だ。
もう片方、つまり充電器と同じバッグから出てきたのは――――「無線従事者免許」?
京太郎「へぇ......って、住所はないのか」
名前欄には米本の文字が踊り、顔写真欄には黒髪でおさげの女性が写っている。
【3日目 19:50】 旅館・本館 1階 事務所
どうする?
同行者:咲、和、優希、まこ
持ち物:>>314
ステ :>>4
周囲 :
人 :
武器 :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足;100min/day)
1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)
2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・荷物を探る(10分)
(【探索(優希)】+【探索(咲)】× 0.5)× 8 = 84
3. 自由安価
↓2
- 316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 19:56:30.54 ID:151PMOOF0
- 電子メモ帳を確認
- 317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 20:02:31.62 ID:3UskIrjwo
- ↑
- 318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 20:03:09.90 ID:DZz56qx50
- ↑
- 319 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 20:11:15.50 ID:7ckI3s/i0
- 京太郎「そうだ、早速メモを読んでみるか」
部屋の中にあるコンセントを探すとデスクの上に電源タップが見つかったが、全て埋まっている。
おいおい、これって外してもいいのか?恐らく安全であろう電気ポッドのプラグを引っこ抜き、手早く充電ケーブルをメモに繋げる。
京太郎「あれ......?」
電源ボタンを探して――といってもボタンが一つしかないので探しようがないのだが――押してみるが、黒い画面に何も変化はない。
長押ししたり連打したり、強く押し込んでみたり...へんじがない。ただのぶんちんのようだ。
和「まだ電圧が足りないのでは?もう少し充電した方がいいと思いますよ」
京太郎「そうなのか?...まあ、もうちょっと待つか」
【3日目 19:50】 旅館・本館 1階 事務所
メモ帳の充電はまだ終わっていない。
どうする?
同行者:咲、和、優希、まこ
持ち物:>>314
ステ :>>4
周囲 :
人 :
武器 :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足;100min/day)
1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)
2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・荷物を探る(10分)
(【探索(優希)】+【探索(咲)】× 0.5)× 8 = 84
3. 自由安価
↓2
- 320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 20:23:56.33 ID:VW/rXD1q0
- ↓
- 321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 20:39:27.88 ID:151PMOOF0
- 荷物を探るってまだ選べるの?
- 322 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 20:40:46.86 ID:7ckI3s/i0
- ごめんなさい、消し忘れです。
再安価↓1(連取可)
- 323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 20:52:37.63 ID:151PMOOF0
- 一度部屋に戻って拘束してる二人に地下祭壇への秘密通路の鍵の場所を尋ねる
- 324 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 21:23:21.13 ID:7ckI3s/i0
- 1. 203号室へ
ガチャッ
京太郎「うぃーっす、充電充電」
優希「ういーっすだじぇー」
主人「あ、ああ。おかえりなさい」
まこ「ん、どうかしたか?」
女将「久々に夫婦水入らずで話してたのよ、ね?」
まこ「おや。そりゃ悪かった」
京太郎「それはそうとして...鍵の場所を聞きたいんだ」
主人「鍵って、どこのですか?」
京太郎「秘密の地下通路だ。大浴場の横にあるだろ?」
女将「やっぱりそんなことまで知ってるのね...」ハァ
女将「...でも、残念だけど私たちは持ってないのよ」
優希「持ってないって...そんなことはないだろ。なら誰が持っているんだ?」
女将「四家よ。私たちはあそこを通ることはないから...そのうちの誰かも分からない」
まこ「出入り口だけ置かれて鍵は持ってないなんて、難儀じゃのう...」
【3日目 19:50】 旅館・本館 2階 203号室
メモ帳の充電はまだ終わっていない。
どうする?
同行者:咲、和、優希、まこ
持ち物:>>314
ステ :>>4
周囲 :
人 :主人(拘束)、女将(拘束)
武器 :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足;100min/day)
1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)
2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
3. 自由安価
↓2
- 325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 21:27:41.78 ID:vy8tF+8aO
- kskst
- 326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 21:33:45.95 ID:151PMOOFo
- 個人持ちか旅館のかどっちかはありそうだし、車を借りる
- 327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 21:44:44.53 ID:3bNXjkgao
- てか口はほんと塞いどかないと騒がれたらダメじゃね?
- 328 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 22:08:07.95 ID:7ckI3s/i0
- >>327
ああああああ!!!!塞いでるの忘れてたぁぁ!!
脳内補完お願いします......
- 329 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 22:11:43.31 ID:7ckI3s/i0
- まこ「なあ、京太郎」
京太郎「なんですか?」
まこ「――――というのはどうじゃ?」
京太郎「え、外真っ暗ですけど......まあいいですよ」
まこ「よっし!というわけで主人、車持っとるよな?」
主人「ええ。外の駐車場に一台――――まさか」
まこ「ああ、そのまさかじゃ」ニヤリ
主人「えーっと...」チラリ
女将「はぁ......」
主人「あの...壊さないでくださいね?」チャラッ
車の鍵(旅館)を手に入れた。
まこ「おお、快晴快晴!絶好の運転日和じゃわ」
和「...なんだか、いけないことしているようでドキドキしますね」ワクワク
優希「実際いけないことだじぇ......というか、なんで染谷先輩はそんなに元気なんだ?」
まこ「フフフ、実は昔から憧れとったんじゃ。楽しそうだなぁと」
咲「私、運転なんて絶対できないよ......」
京太郎「お前は...うん、止めといたほうがいいかもな」
外に出ると、昼間の暑さは鳴りを潜めすっかり涼しくなっていた。
先輩の言う通り運転日和――かは分からないが、活動するにはちょうどいいくらいの気温だ。
駐車場では昼頃から変わらぬ位置で銀色のミニバンが存在感を放っており......
......その隣には一回り小さい、赤色のコンパクトカーが停まっていた。
【3日目 19:50】 小佐目村 旅館前 駐車場
どうする?
同行者:咲、和、優希、まこ
持ち物:>>314
ステ :>>4
周囲 :ミニバン(大学生)、コンパクトカー(旅館)
人 :
武器 :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足;100min/day)
1. 移動する
・旅館に入る
・場所指定(10分)
(【行動(まこ)】+【行動(京太郎)】× 0.5)× 8 = 64(まだ行ったことのない場所)
2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・運転練習(20分、一人指定)
【行動】× 4
【行動(まこ)】× 6 = 48(まこのみ)
3. 自由安価
運転練習、流石に夜間判定入れます。
あと、もし連続判定(成功するまで続けて)する場合はレスの人指定お願いします。
↓2
- 330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 22:16:16.24 ID:151PMOOF0
- 運転練習
- 331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 22:21:36.71 ID:ysFHXbIyo
- 成功するまで練習運転
- 332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 22:23:39.59 ID:hIIDZoi2o
- キャラは指定してよ。多分まこだろうけど。一応↓にズレるならまこで運転練習で
- 333 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 22:24:18.36 ID:7ckI3s/i0
- ↓1で人物指定お願いします
コンマも直下から
- 334 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 22:25:00.39 ID:7ckI3s/i0
- あ、>>332採用で
- 335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 22:28:43.72 ID:151PMOOF0
- たしか作者のコンマも採用してたし2回目で成功?
- 336 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 22:44:11.84 ID:7ckI3s/i0
- 40分で運転習得ってどういうこっちゃねんって感じですが、まあゲームということで
2. 運転練習:
59/48→失敗
36/58→成功!
まこ「ふぅ...」キラキラ
京太郎「す、すげぇ...」
和「染谷先輩!すごくかっこいいです!!」バッ
まこ「お、おう...ありがとう」ハ、ハハッ
優希(...のどちゃん、案外こういうのが好きなのか?)
だが確かに、練習を始めてから僅かこれだけの時間で車を動かせるようになるというのは驚天動地だ。
正直もっと時間がかかるだろうと思っていた。別のことをしたいが、かといってみんなが離れるのは危険だし......
そう思って待つこと40分、そこには既に発車・走行・停車と一通りをこなした――まだ動きはぎこちないが――先輩が居た。
咲「凄い...ひょっとして前にも運転したことがあるんじゃ?」
まこ「そういうわけじゃないんじゃがの」
まこ「運転方法とか色々調べて、ずっとイメージトレーニングしとったんじゃ」
まこ「いやぁ、楽しかった!もし車で逃げる時はわしに任せろ!」ドヤァ
京太郎「先輩、その調子で帰っても運転しないでくださいね」
【3日目 20:30】 小佐目村 旅館前 駐車場
どうする?
同行者:咲、和、優希、まこ
持ち物:>>314
ステ :>>4
周囲 :ミニバン(大学生)、コンパクトカー(旅館)
人 :
武器 :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足;100min/day)
1. 移動する
・旅館に入る
・場所指定(10分、自動車使用で0分)
(【行動(まこ)】+【行動(京太郎)】× 0.5)× 8 = 64(まだ行ったことのない場所)
2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・運転練習(20分、一人指定)
【行動】× 4
3. 自由安価
↓2
- 337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 22:47:29.47 ID:mQygMI41o
- ↓
- 338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 22:48:21.30 ID:151PMOOF0
- 電子メモ帖を調べる
- 339 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 23:14:47.03 ID:7ckI3s/i0
- 京太郎「さて、染谷先輩の気も済んだことだしそろそろ行くか」
優希「メモも読みたいしな...二人は練習しなくて大丈夫か?」
咲「絶対大丈夫」ブルンブルン
和「ぁ...大丈夫です」
まこ「...ええかの。ほんなら行こうか」
【3日目 20:30】 旅館・本館 2階 203号室
部屋に入ると二人は変わらず大人しく――――おっと、二人ともおねむの時間か?
することもないだろうし話もできないし、まあ当然か......
京太郎「おっ。電源付いたな」カチッ
京太郎「ってうわっ!なんだこれ」
ホーム画面に表示された直近のメモをタップすると、一面にビッシリと文字の敷き詰められた文章が表示された。
しかも3ページ......メモの主は相当筆まめのようだ。
咲「どう?何が書いてあったの?」
京太郎「まあ待て、結構長そうだ...隣の部屋で読もう」
女将は完全に寝に入り、主人も船を漕いでいる。だがもしもということもあるし、一応移動するのが得策だろう。
【3日目 20:30】 旅館・本館 2階 205号室
隣の部屋の鍵はやはり開いたままだった。もっとも閉まっていたとして、マスターキーで開ければいいだけの話だが。
扉を開けると中は真っ暗で、辛うじて外の星明りが俺に照明のスイッチの場所を知らせてくれた。
蛍光灯が眩い光を発し、畳と柱の隙間までもを照らす。203号室より多少狭いくらいだろうか。
優希「そういえば、なんで204号室はないんだじぇ?」
和「諸説ありますが、やはり"4"が『死』を連想させるからというのが有名です」
和「同じような命名規則を病室に使っている病院もありますね」
優希「へぇ〜」
まこ「また一つ賢くなったな、優希」
京太郎「ほらほら、もう読んじゃいますよ!」
京太郎「...ふぅ」
深呼吸で息を整え、文章を読む心の体勢を整える。小学校の頃、国語の朗読をさせられた時ような気分だ。
京太郎「...『私は米本まり。長いけれど読んでほしい。そして、これを見る人が良心ある人間であることを願う――』」
- 340 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 23:17:08.74 ID:7ckI3s/i0
- 私は米本まり。長いけれど読んでほしい。そして、これを見る人が良心ある人間であることを願う。
最初に結論から言うと、私は今追われている。既に一人消えて次は私だ。
私は恋人とこの村に旅行へ来た。私は普段からこの近くの街に住んでいるけれど、彼女は普段都心で働いているので久々の休養だった。
旅館についたその日のうち、夕方に恋人は突然姿を消した。最初は村を見て回ってくるといって外に出た。
日も傾いていたので明日にしたらどうかと言ったが、結局そのまま行ってしまった。
最初はあの時もっと強く止めておけばと思ったけど......実際のところそんなことしなくとも時間の問題だったのかも。
恋人が帰ってこないということを旅館の主人に言ったがまともに取り合ってもらえない。もう遅かったので、日が昇ってから自分で探すことにした。
次の日、つまり今日。朝から私は村人に顔写真を見せて回った。
最初は柔らかい物腰で対応してくれた人も聞いた途端に冷たくなったり挙動不審になったりした。今思えばこの時から怪しむべきだった。
そのあと昼にかけて私は村の東の方にある山を探したけど、その間ずっと目線を感じていた。
そして最後に、地面にネックレスが落ちているのを見つけた。私が彼女にあげた世界に一つのものだ――――見間違えのはずがなかった。
私は必死で逃げた。この村は何かがマズいということだけは分かった。結局旅館にも戻らなかったから、持っているのは携帯とこのメモ帳だけだ。
目線は一瞬で消えたけど、すぐに追手が来たのがわかった。今でも遠くから茂みをガサガサと揺さぶる音が聞こえてきている......多分、男三人組だ。
私は今、村の西にある神社の境内に身を隠している。もう日が暮れているし豪雨だからしばらくは大丈夫だろうけど、いつかは見つかってしまう。
寒いけれどここに留まることもできないし、これから森を越えて街の方へ向かう。街までは行けないだろうけど、電話が繋がるところまでたどり着けるかもしれない。
最後に繰り返すけどこの村は確実にヤバい。あなたがもし旅行者か何かであれば、すぐに離れるべきだ。
幸運を祈ってる。
- 341 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/05(月) 23:20:47.90 ID:7ckI3s/i0
- というところで今日は終わります。Mリーグ開幕戦面白かった...
再度になりますが、>>297については一度目を通していただくようお願いします。
明日も今日と同じ時間から。ひょっとしたらちょっと早いかも?
それではみなさん、今回もお疲れ様でしたー
- 342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/05(月) 23:24:19.91 ID:151PMOOF0
- 乙
- 343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 06:11:20.62 ID:2OwQmdHQO
- 女同士で恋人だって?
- 344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 14:54:40.09 ID:F57ur8PPo
- しかし毎年行方不明者が出る旅館って怪しすぎる。警察もグルなのか?死体の処理もだけどひぐらしの園崎家みたいなのがいないとすぐ逮捕されそう
- 345 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/06(火) 20:11:52.79 ID:3ztDbKRa0
- >>343
咲の世界ならむしろ多数派の可能性も......
というのは冗談で、NPCの関係はダイス振って適当に決めただけなので特に他意はありません。
>>344
一体いつから――毎年だと錯覚していた?
予告より遅くなりましたが始めます。
- 346 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/06(火) 20:18:32.86 ID:3ztDbKRa0
- 今後の方針を決めますので、したいことが大方終わって「もう大丈夫!」となったら
「4. 話し合う」を選んでください。
それから訂正:>>340
>多分、男三人組だ。
↓
>詳しくは分からないが、かなり大人数でこちらを探しているらしい。
京太郎「『――幸運を祈ってる。』......これで終わりだ」
和「須賀君、日付などは書いてありませんか?」
京太郎「ここには書いてないな......いや、ちょっと待て」
ふと思い立ち、画面右上のメニューボタンをタップする。メモそのものには日付はなかったが――
果たして、保存履歴よりこのメモが【1日目】、つまり俺たちがこの村にやってきた日の深夜に書かれていることがわかった。
和「なるほど。文中の『豪雨』という表現にも一致しますね」
まこ「つまりわしらがこの村に到着した頃には......」
優希「もうこの米本さんは逃走中だったってことだじぇ」
ここで一つ、違和感を覚えていた点が頭の中で繋がった。
一昨日この村に入って最初に抱いた感想は、相当寂しい村だということだった――実際活気はないが、それにしても人が居ないように思えた――。
しかし翌日に神楽山の山頂から村を俯瞰すると、そのイメージに反して案外人気は多く感じられた。
あれは気のせいではなく、米本さんの捜索に人員を割かれたことで本当に人が少なかったのだろう......ということが想像できた。
【3日目 20:30】 小佐目村 205号室
どうする?
同行者:咲、和、優希、まこ
持ち物:>>314
ステ :>>4
周囲 :
人 :
武器 :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足;100min/day)
1. 移動する
・旅館を出る
・場所指定
・旅館内場所指定(地図参照)
2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
3. 自由安価
4. 話し合う
↓2
- 347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 20:45:24.36 ID:xsR10P5q0
- 2 事務所や台所で武器になりそうなものを探す
- 348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 20:55:11.50 ID:UCJ4ISBz0
- ↑
- 349 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/06(火) 21:00:20.60 ID:3ztDbKRa0
- 2. 事務所や台所で武器になりそうなものを探す
20分くらいでいいかな
コンマ÷20の小数点以下切り上げで見つかった本数
↓1
??
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
↓2
- 350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 21:16:25.79 ID:xsR10P5qo
- それ
- 351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 21:16:46.38 ID:NdDRiI+Wo
- あ
- 352 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/06(火) 22:16:18.28 ID:3ztDbKRa0
- ・本数:79÷20→4本
・??:38/80→成功!
もしもの為に武器になるものを揃えておこうという提案から、俺たちは1階、2階と旅館の中を探して回っていた。
そして3階。俺の部屋...もう殆ど帰ってきていない307号室の近くにそれはあった。
プレートも何も付いていない名無しの扉は、俺たちの興味を多少ばかり惹きつけたのだ。
ガチャ
京太郎「真っ暗だ......ここか」カチッ
咲「うぇ、すごいホコリっぽい...」コホッ
【3日目 20:40】 旅館・本館 3階 物置
照明をつけると、窓もなく何も見えなかった室内の全貌がようやく顕になった。
床には古新聞、工具箱、壊れた家具類などが床から所狭しと積まれている。つまるところ、物置というやつのようだ。
足元の工具箱を開けると、中に入っていたのはヒューズや電線......それから、ハンダごてとワイヤーカッターが入っていた。
ワイヤーカッターは武器にはならないだろうが、そこまで大きくもなく持ち運びが効きそうだった。
京太郎「鎖は流石に無理だろうけど、鉄線やフェンスなら切れそうだな」
京太郎「...不思議なことにポーチが全く膨らまない」
京太郎「こっちはハンダごてか......もう一足早く見つかってればなぁ」
ワイヤーカッターを手に入れた。
まこ「おっ、みんな見てみろ」
優希「どれどれ?...咲ちゃんが写ってるじぇ。『嶺上開花を和了る宮永選手(長野・清澄)』...うわっ、悪い顔してる」
咲「別にそんな顔してないよ!」プンスカ
和「全国大会......随分前に感じますが、まだ2ヶ月も経っていないんですね」
まこ「そうじゃのう...」
何事かと覗き込むと、染谷先輩の手に握られていたのは少し前の古新聞。日付は夏真っ盛りの8月中旬だった。
文化面には「今年度麻雀IH決着!」の文字と、表彰を受ける清澄麻雀部の写真が写っている。
清澄高校麻雀部といえば、一般にもちょっとは知られてるんだろうか。
【3日目 20:50】 小佐目村 205号室
見つかったもの一覧
・金属パイプ
軽くて取り回しのいいパイプ。判定値+20、与ダメージ+1。素の【探索】が5以上なら隠し持てる。
・包丁×3
どこにでもある普通の包丁。与ダメージ+2。小さいので隠し持てる。
戦闘の際、【体力】最大以外の装備効果は判定値と同様に1/2補正で反映されます。
小数点以下は切り上げです。
誰が持つ?
↓1 金属パイプ
↓2〜4 包丁
- 353 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/06(火) 22:20:02.84 ID:3ztDbKRa0
- 訂正です
金属パイプの隠し持ちは【探索】じゃなくて【行動】が5以上でした。すみません
あと一応
【3日目 20:50】 小佐目村 205号室
↓
【3日目 20:50】 旅館・本館 2階 205号室
安価はずらし
- 354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 22:20:19.52 ID:xsR10P5q0
- 京太郎
- 355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 22:32:29.65 ID:/GJaNm1yo
- 半だごてとかどこにあるんだよって思ってたらそんな所に
タコス
- 356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 22:33:51.82 ID:66GmoTgMO
- まこ
- 357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 22:42:41.49 ID:1tOt03yvo
- のどか
- 358 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/06(火) 23:15:51.35 ID:3ztDbKRa0
- さて、こうして何とかかき集めた武器類を分配していくのだが......
京太郎「...」チラッ
咲「ん、どうしたの?」キョトン
こいつに包丁でも持たせてみろ、5秒もしないうちに指を切ることだろう。
あるいは仲間を間違って切りつけたり、下手をすればブスリと刺されてもおかしくない。
京太郎「こいつ以外のみんなで分けようか」
和「賛成です」
まこ「咲には持たせられんわ」
優希「残当だじぇ」
咲「そんなぁ...」グスッ
京太郎「咲、丸腰にして悪いな...」
咲「......京ちゃんが守ってくれるなら許してあげる」
京太郎「お前なぁ...あぁ、わかってるよ」ハハッ
咲「ならいいよ」ニコッ
優希「くぅ〜!見てるだけでお尻がこそばゆいじぇ」
和「それにしても、包丁の鞘が置いてあって良かったですね」
まこ「むき出しで持ち歩くのは危ないしのう......まあ、運が良かったわ」
京太郎は金属パイプを装備した。
和、優希、まこは包丁を装備した。
【3日目 20:50】 旅館・本館 2階 205号室
どうする?
同行者:咲、和、優希、まこ
持ち物:>>314
ステ :>>4
周囲 :
人 :
武器 :
・京太郎→金属パイプ(戦闘時、判定値+20・与ダメージ+1)
・和、優希、まこ→包丁(戦闘時、与ダメージ+2)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足;100min/day)
1. 移動する
・旅館を出る
・場所指定
・旅館内場所指定(地図参照)
2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
3. 自由安価
4. 話し合う
↓2
- 359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 23:29:29.86 ID:1hu5vRhh0
- ↓
- 360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 23:34:21.92 ID:xsR10P5q0
- 4
- 361 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/07(水) 01:06:35.47 ID:sB05w/HF0
- 4. 話をする
京太郎「相談したいことがあるんだ。みんな聞いてくれるか?」
4人が俺の言葉に頷いたのを確認して床に座る。胡座をかけば編まれた藺草がくるぶしを擦った。
ふと南向きの窓を見るが、外には月明かりと星空の他は街灯もない。ただガラスに反射された自分の顔が映るだけだ。
和「それで、相談とはなんでしょうか?」
優希「作戦会議とかそんなとこだろ」
京太郎「うぐっ...図星だ、優希」
咲「作戦?なんの?」
優希「もうだいぶ派手にやらかしてるからな。今後どうするかは考えたほうがいいじぇ」
京太郎「ああ。俺たちはもう榎田に手を出しちまったし、旅館も押さえた」
京太郎「こっちから情報が漏れることはないとは思うけど...他の連中が音沙汰無いのを不審に思ってもおかしくない」
京太郎「身の振り方を決めておかないと、後々危なくなるだろう」
まこ「なるほどな...それで、具体的なプランはあるのか?」
京太郎「ええ。といっても、俺らに残された選択肢は――――」
和「――――この村から逃げるか、事態そのものを解決するかということですね」
京太郎「...和、台詞奪うなよな」
どちらにせよこのまま放っておけば、壬申の儀を実行するために生贄を確保しようとする奴らの手が伸びる。
――竹井先輩だけでなく――目の前の四人の女子部員のうち、少なくともあと一人が犠牲になってしまうのだ。
それを避けるために出来ることは殆ど無い。その前に小佐目村から脱出するか、厄災の元凶を何とかするかの二つに一つだ。
小佐目村から脱出するのは一番簡単そうに思える。だが今使える道は土砂崩れの起こった道路か獣道だ。
道路を通るならば途中で迂回しなければならず、下手をすれば獣道すら無い未開の森林を歩き続けるハメになるだろう。
この面子でその行程を踏破することが出来るだろうか?――――少なくとも、相当の準備は必要だ。
その上、未だ場所すら分かっていない竹井先輩のこともある。
しかし元凶を何とかするというのも難しい選択だ。なにせ現状では、手立てがあるかどうかすら判明していないのだ。
榎田の老人は手がかりは楸野が持っていると言っていたが......たとえあったとしても、それを遂行できるかはまた別の話だ。
正直、望みはかなり薄いだろう。
周囲を見ると、他の部員もそれぞれ眉間に皺を寄せていた。優希すら腕を組んで微動だにしないのだからその深刻さは甚だしい。
誰もが一言も発さぬまま数分が過ぎた後、和が最初に口を開いた。
- 362 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/07(水) 01:10:38.21 ID:sB05w/HF0
- 和「オカルトがあるかどうかなんて...認めたくないけれど、正直なところ私には分かりません」
和「しかしどちらにしても、この村の人たちのほとんどは敵なんです。解決は絶望的でしょう」
和「竹井先輩の居場所をすぐに見つけて、この6人で逃げるべきです」
咲「...私は何とかしないといけない思う」
咲「地下の祭壇で見たもの......あんなのを続けてちゃ、絶対ダメだよ......」
まこ「わしもじゃ。生贄は余所者の女でなきゃいかんのじゃろう?」
まこ「逃げた所で、連中も血眼になって追ってくるに違いない...件の米本さんと同じようにな」
優希「私はすぐにでも逃げるべきだと思うじぇ」
優希「私にはわかるんだ。連中、きっと私たちを本気で殺しに来る」
優希「のどちゃんの言う通り、四家のおっさんたちや村の人...敵は多い」
優希「竹井先輩は見つけたい。でも、その余裕があるのか私にはわからん」
優希「一つ言えるのは、命あっての物種ってことだじぇ......」
和「ゆーき...!」
四者の主張は割れた。和や優希の言うことは現実的だが、染谷先輩の言うような恐れもある。
咲もまた言説を通して、その眼が見た凄惨な歴史を断ち切らねばならないという意志を訴えかけてくるのだ。
和と優希の考えもまた違った。竹井先輩を、俺たちを導いてくれた恩人であり家族である人を...助けるべきか、あるいは。
そんな狭間に囚えられて、最後まで言葉が出ないのは俺だった。
まこ「......京太郎、おぬしが決めてくれ」
京太郎「えっ...でも」
まこ「何が『でも』じゃ。ここまで中心になって調べてきたのは京太郎じゃろ?」
まこ「京太郎の考えが一番大事じゃけんの」
京太郎「染谷、先輩......」
まこ(...許せ、京太郎)
...染谷先輩は卑怯だ。
にわかに窓の隙間が小気味悪い音を出す。いつの間にか、外を強い風が吹いているようだった。
しばらくしてその音が少し収まったころ、俺はようやくその決心をした。
京太郎「俺は――――」
1. 村から脱出する
2. 厄災を止める
- 363 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/07(水) 01:11:41.94 ID:sB05w/HF0
- 下7レスまで、あるいは次回投下までの多数決です。
同一IDや解答の無いものは無効票として1レスずつずらします。
今日は遅れて申し訳なかったです。次回は明日か明後日で、いつもの時間にどうするかアナウンスします。
みなさん、今回もお疲れ様でした。
↓7まで
- 364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 01:19:43.57 ID:v1CXPdgu0
- 乙
2
- 365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 01:20:11.86 ID:Pa+HlLCK0
- 乙
1. 村から脱出する
- 366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 01:22:52.17 ID:1iHvwT7Co
- 乙です
2
- 367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 01:23:41.08 ID:LKC9HeiO0
- 乙です
2
- 368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 01:24:16.03 ID:PRVpo+Rdo
- 2.厄災を止める
- 369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 01:39:27.83 ID:A4wa1j1lo
- 2
- 370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 03:15:40.27 ID:l8bR7dox0
- 2
- 371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 08:01:48.56 ID:28/fggn9O
- 1見てみたいぜ
- 372 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/07(水) 18:35:03.05 ID:sB05w/HF0
- 今日もやります!
投票は「2. 厄災を止める」に決定ということで、>>1はその方向でやっていきます。
もし完結後にスレが余ってたら1も書きたいなとは思っています(安価は取らないかも)が、
全てが終わった後に水をさす事になるんじゃないかなどという懸念も...
19時から開始予定です。
- 373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 18:39:12.67 ID:kz5XXVwAo
- そっちも気になってるからやってくれるなら嬉しい
- 374 : ◆copBIXhjP6 [sage]:2020/10/07(水) 18:55:21.37 ID:sB05w/HF0
- 19:30に伸ばします
- 375 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/07(水) 19:37:12.76 ID:sB05w/HF0
- もう終盤っぽい雰囲気出てますが、まだまだ続きそうなんじゃ
ところで戦闘なんですが、どうしてもテンポの悪さと分かりづらさが拭えなくてどうしようかなと。
いっそRPGみたいに個別コマンドにしようか...とか思ってますが如何でしょうか、という相談です。
はじまるよー
- 376 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/07(水) 19:39:25.40 ID:sB05w/HF0
- 2. 厄災を止める
京太郎「――――俺は逃げない」
京太郎「竹井先輩は見つけ出す。小佐目村の儀式も止める。神様ってやつも何とかする」
京太郎「それで全部解決して、笑顔で清澄に帰ってやる!」
和「須賀君、正気ですか!」
優希「京太郎、私は......」
京太郎「...『二人だけでも逃げてくれ』って言えるなら、どんなに楽なことか」
俺と咲、そして染谷先輩がこの村に残れば取り残されるのが和と優希だ。
当然彼女たちには選ぶ権利がある。解決には手を貸さず、俺たちを置いて二人でこの村から逃げるという選択をする権利だ。
にも拘わらず、その選択は無いにも等しいものだ。このちょっと麻雀が強いただの少女たちが、どうやって村を取り囲む広い山林を抜けられよう?
俺の意志を示す宣言は、彼女たちに地獄への道連れを言い渡す宣言でもあったのだ。
それでも俺の決意は揺るがない。ここで情けなくも「やっぱり逃げよう」と言い出すのは簡単だろう。
だが、俺たちが去った後にこの村が待つのは破滅だけだ。ここで出会ったわずかな人々...柊の奥さんや幼気なカブ。
俺たちを信じて証言した榎田の老人――あるいは隣の部屋にいる主人たちさえも――、彼らを捨て置くことなど俺には出来なかった。
京太郎「咲、染谷先輩...俺に力を貸してください」
咲「京ちゃんのためなら、もちろんだよ」
まこ「端からわしはお前に賛成じゃけん当たり前じゃ」
京太郎「ありがとう!......和、優希」クルッ
京太郎「どうか......どうか俺に、俺たちに命を預けてくれないか」
優希「はぁ...しょうがない犬だじぇ」
優希「ただーし!帰ったらお前の奢りでお寿司だから、よーく覚悟しておけ!」
京太郎「そんなんでいいのか?いくらでも食わせてやるぜ!」
優希「よしよし、言質は取ったじぇ」
和「......」
京太郎「和......ダメか?」
和「.........やるからには絶対に成功させますからね?」
京太郎「......ああ、勿論だ!」
- 377 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/07(水) 19:44:32.63 ID:sB05w/HF0
- 【数十分後】
和「......ここまでの話をまとめると、直近の課題はこのようなところですね」
・竹井先輩の居場所を突き止める
・戦力の増強
・「オフラシサマ」を鎮める方法を探る
優希「一番最初のは、どうにかして榎田の口を割れればすぐなんだけどなぁ」
京太郎「今のままじゃ絶対に無理だろうな。せめて何か交渉材料が必要だろう」
まこ「戦力...こればっかりは頭数を揃えんことにはどうしようもないな」
和「とはいっても、この村の殆どの人は敵でしょうからね......アテがあればいいんですが」
咲「三番目は...行くしかないのかな」
京太郎「......無策に行っても事を荒立てるだけだ。気付かれずに忍び込めればベストだな」
グゥ〜
優希「あはは......ごめんだじぇ」
和「そういえば、まだ晩ご飯を食べてませんでしたね」
咲「もう冷めちゃったかなぁ...私もおなか減っちゃった」
【3日目 21:20】 旅館・本館 2階 205号室
どうする?
同行者:咲、和、優希、まこ
持ち物:>>314
ステ :>>4
周囲 :
人 :
武器 :
・京太郎→金属パイプ(戦闘時、判定値+20・与ダメージ+1)
・和、優希、まこ→包丁(戦闘時、与ダメージ+2)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】−1(睡眠不足;100min/day)
1. 移動する
・旅館を出る
・場所指定
・旅館内場所指定(地図参照)
2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
3. 自由安価
↓2
- 378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 19:48:09.50 ID:v1CXPdguo
- 3 大学生に事情を話して仲間にする。会社員のメモや花の違法採取の証拠をちらつかせて説得
- 379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 19:51:28.57 ID:FeufpgK1o
- ↑
- 380 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/07(水) 21:11:15.96 ID:sB05w/HF0
- なんか全然筆進まん。遅れてごめんなさい。
【3日目 21:20】 旅館・別館 3階 317号室
最初来た時に比べれば相当マシだが、相変わらず賑やかな声の漏れるドアをノックする。
話し声はすぐに止み、「はーい」という野太い返事がやってきた。
ガチャッ
山下「女将さん、遅かったけど何か...って、君は確か......」
京太郎「お昼ぶりです」
山下「鍵のことか?探してくれてありがとう」
山下「でも悪いんだけど、あの後結局食堂のあたりで見つけたんだ。済まないな」
京太郎「いえ、実は別で用事があるんです。ええっと......これ見てください」
山下「ん?.........それは――――」ガッ
俺の携帯の画面を見た瞬間山下が扉を閉じようとしたのを、足を突っ込んで何とか阻止する。くそっ、すげえ力だ...
蝶番を支点とした木板引きが始まった。
山下「おいっ...どこでそれを......!」グググ
京太郎「それも含めての用事ですよ......!」ググ
山下「俺たちを警察に通報するつもり、かっ...!」ググググ
京太郎「その辺についっ、ても...とにかく、話だけでも、聞いてください......!!」グワッ
山下「はぁ...はぁ......分かったよ。取り敢えず部屋に――――えっ?」
ついに諦めた山下は扉を開けると、不意に驚いたような素っ頓狂な声をあげた。
恐らく彼の目には今、後ろで待機していた咲たちが映っているはずだからだ。
咲「えっ...あ、あはは...どうも」フリフリ
〜〜〜〜〜
北村「つまり、僕らにそれに協力しろってことかい?」
和「はい、そうです」
まこ「それで勝手に花を採ってた話は水に流しちゃる。というか、そんなこと気にしてる暇ないわ」
北村「なるほどね......しかし、そんな事があったなんて、正直聞いたって全然信じられないよ」
優希「でも事実だじぇ。何ならそのへんで寝てる主人からも聞くか?」
山下「いやいい......だが、俺たちには全然得が無いんじゃないか」
優希「えっ?」
山下「その儀式に必要なのは女の人なんだろう?俺たちが逃げた所で、その楸野って人や村人も追ってこないだろ」
山下「俺たちにしちゃあ、とっととこの村から脱出しちまったほうが得策ってもんだぜ」
京太郎「......頼む。いや、頼みます」
京太郎「あんたたちの力が必要なんだ......!」
北村「そりゃあ気持ちは分かるけど......悪いけど知り合いでもないのに――」
向坂「――なら、俺がやろうって言ったらやるか?」
ここまで黙り続けてきた向坂がようやく口を開いた。話をしている間もその後も、ずっと俺の拾った電子メモ帳を読んでいたのだ。
今でも、その右手にはメモ帳を持っている。
向坂「なあ兄ちゃん、これは確かに...あの人のもんなんだよな」
京太郎「...ああ、そうだ」
俺が免許の顔写真で見た彼女、丸顔で黒い髪の容姿は向坂らが神楽山で会ったという女性の特徴と一致していた。
この三人の中でも彼女に...米本に相当の思い入れがあるようなのが、この向坂だった。
向坂「...俺はこの人を助けたい」
北村「ちょっと向坂くん!」
山下「北村!......すまん、ちょっと相談させてくれ」
- 381 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/07(水) 21:13:23.71 ID:sB05w/HF0
- 【3日目 21:40】 旅館・別館 3階 317号室
廊下で十数分待っていると、扉を開けて出てきた山下が「相談が終わった」と告げる。
それに連れられ再度317号室に入った俺たちを待っていたのは、何故かボロボロになった北村と向坂だった。
京太郎「...それで、どうだった?」
山下「ああ。その話、乗せてもらうぜ」
京太郎「!!」
山下「北村もそれでいいよな?」
北村「うん...負けちゃったしね、もう吹っ切れた」
和「あの、とても有り難いんですが...どうしてボロボロなんですか?」
山下「俺はすぐ折れたんだが北村が譲らなくてな。殴り合いで決めた」
咲「な、殴り合い...?!」
優希「男ってなんかバカだなー」ハァ
山下「お嬢ちゃんキツいな...とにかく、自己紹介くらいしておくか」
山下「俺は山下だ。大学では歴史学を勉強してる」
北村「僕の名前は北村、情報工学だけど、機械系は大抵何とかなるよ」
向坂「そんで俺は向坂!食える草と食えない草の違いが分かるぜ!」
山下「むさ苦しい野郎しかいないが、以後よろしく!」
山下が仲間になった
北村が仲間になった
向坂が仲間になった
この三人(大学生)は基本的には判定に参加しませんが、戦闘には加勢します。
また、それぞれの専門分野についてわからないことがあれば聞いてみるのもいいでしょう。
さらに大学生には簡単な指示を出し、京太郎たちと別行動をすることが可能です。
別行動中に判定が生じた場合は描写せずコンマだけ取ります。
- 382 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/07(水) 21:14:48.81 ID:sB05w/HF0
- ステータス一覧:大学生
山下
【探索】:5
【行動】:5
【交渉】:6
【知識】:4
【オカルト】:2
【体力】:8
北村
【探索】:5
【行動】:6
【交渉】:2
【知識】:8
【オカルト】:6
【体力】:4
向坂
【探索】:4
【行動】:7
【交渉】:4
【知識】:6
【オカルト】:4
【体力】:6
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