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【安価・コンマ】ファンタジーな異世界に異物が紛れ込むお話
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56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 22:12:21.70 ID:kJgOX/zM0
筋肉質な竜の角の生えたおっさん
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 22:15:01.66 ID:0VsUB5g9O
大柄でスキンヘッド。肌は色黒。目付きが鋭い
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 22:15:02.65 ID:81h0flzyo
なんか魔法使ってそうな緑髪
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 22:16:03.93 ID:oqZgz1Tz0
隻眼
60 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/17(木) 22:16:55.63 ID:ROrzGGsFo
>>56-58
採用
※年齢はあとで決めるので筋肉質と竜の角が生えているのみ採用させていただきます。
ごめんね!
矛盾した内容が挟まっているのでコンマ
偶数 スキンヘッド
奇数 緑髪
直下コンマ
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 22:17:36.96 ID:oqZgz1Tz0
あ
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 22:17:52.78 ID:nKHe7tqDO
はい
63 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/17(木) 22:21:21.18 ID:ROrzGGsFo
やっぱ今の無し!!
年齢と一緒に決めます。
【容姿】
筋肉質な体系で竜の角が生えている。
大柄な体格であり、肌の色は黒。目つきが鋭い。
年齢
1、青年(緑髪)
2、おっさん(スキンヘッド)
安価↓から先に2票取った方で
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 22:22:11.66 ID:W4PfxqWl0
1
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 22:23:20.40 ID:nKHe7tqDO
1
66 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/17(木) 22:26:57.83 ID:ROrzGGsFo
投票結果:1、青年
【容姿】
筋肉質な体系で竜の角が生えている。
大柄な体格であり、肌の色は黒。目つきが鋭い。
長く波打つ緑髪の青年。
貴方が仕えているのは……
1、天真爛漫お嬢様
2、ドS我儘お嬢様
3、お淑やか清楚お嬢様
4、引っ込み思案で暗いお嬢様
安価↓から最速で2票取った相手に決定
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 22:27:37.77 ID:oqZgz1Tz0
4
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 22:27:49.96 ID:kJgOX/zM0
3
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 22:27:55.50 ID:nKHe7tqDO
4
70 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/17(木) 22:30:01.05 ID:ROrzGGsFo
投票結果:4 貴方が仕えているのは、引っ込み思案で暗くてドジで役立たずなお嬢様です。
71 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/17(木) 22:32:06.69 ID:ROrzGGsFo
そんな貴方の役目といえば…
1、護衛役
2、執事(知力3)
3、風呂焚き
4、ペット
安価↓3まで最もコンマの高いものを採用
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 22:33:54.96 ID:QCs7UOjdO
2
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 22:35:00.82 ID:0VsUB5g9O
1
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 22:35:24.34 ID:nKHe7tqDO
1
75 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/17(木) 22:37:38.17 ID:ROrzGGsFo
>>72
採用:執事(知力3)
※適材適所なんてなかった。
そんな戦闘マシーンなのに執事をやっている貴方の内面の設定。(性格とか好き嫌いとか来歴とか)
安価↓3までを混ぜます。
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 22:41:00.31 ID:/GsTobBc0
傲慢で気の強いところがあるが、
見捨てられたものや不当に扱われた者達に同情心がある性格
ただし権力者や権威を感じさせる肩書きには滅法弱い
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 22:41:45.99 ID:kJgOX/zM0
小さい頃に孤児であったところをお嬢様の元執事(既に亡くなっている)に拾われてそのまま弟子入り的な
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 22:42:05.12 ID:lhR853AC0
関西弁を喋る
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 22:45:15.50 ID:nKHe7tqDO
お嬢様とは幼少時代は兄妹のように育ってきたが、お嬢様が今の性格になった事件の責任の一端を背負っていると負い目を感じている
80 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/17(木) 22:55:41.69 ID:ROrzGGsFo
>>76-78
採用 纏めます
名前:エルクラッド
性別:男
年齢:青年
身体能力:74 非常に高く、武術の知識がなくとも成人男性をひねり上げるくらいなら訳ない
知力:3 信じられないほど知能が無い。実は1+1は2なんだ(ナンダッテー!というレベル
精神力:49 一般ピープル
魔法適性:97 天性の魔法使い。よほどの名家の生まれか、実験による人造生命体かを疑うレベル
特異適性:69 ぎりぎり一般人。
【容姿】
筋肉質な体系で竜の角が生えている。
大柄な体格であり、浅黒い肌色。爬虫類のような鋭い眼光。。
長く波打つ緑髪の青年。
【内面設定】
その特異な体質から、他者を不当に見下すような傲慢さと気の強さを持つ。
しかしその一方で孤児として生を受けた生い立ちからか、理不尽に虐げられた弱者には同情心を抱く。
幼い頃にかつてその家の執事であった老人に拾われ、必要最低限の社会的生活を送る知識と、執事としての振る舞いを叩きこまれた。
この土地ではない西の異郷の出身で、独特の方言が抜けず気が緩むとその喋り方が出てしまうことがある。
生い立ちによるコンプレックスか、拾ってもらった感謝からか、権力者や権威を感じさせる肩書を持つ人間には腰が低い。
所有スキル
【拳闘術】
戦闘時の−補正を2まで軽減。
奇襲されたときの−補正を2軽減。
戦闘勝利時に、捕縛に移行できるようになります。
【魔法:天才型(竜の心臓)】
魔法の使用制限を無視する。
あらゆる魔法を使った行動に対してコンマ+1の補正を得る。
【固有魔法:破壊】
奇襲時+5の補正を得る。
戦闘時常に+3の補正。
戦闘時にゾロ目を出すと特殊判定に移行し、成功すると戦闘に勝利する。
81 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/17(木) 22:57:18.88 ID:ROrzGGsFo
プロローグを書いてきますので、少々お待ちください。
ただ一つ言えることは、コイツにとって銃なんてこれっぽっちも脅威じゃないであろうことは確かですね!!(こんな筈では……)
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 23:01:17.63 ID:kJgOX/zM0
謎は解けないけど暴れん坊将軍並みに犯人への鉄拳制裁は出来るな!
83 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/17(木) 23:19:48.33 ID:ROrzGGsFo
とある世界に一つの国。
その国は『魔法』によって文化と文明を発展させてきた巨大な国家。
『魔法』を使う事の出来る支配階級である貴族と、魔法を扱えない被支配階級である民衆たちによってその国は成り立っていた。
その国が成り立ってから幾星霜もの年月が流れたが、労働者たちによる大きな反乱は数えるほどしか起こっていない。いずれの反乱も、貴族によって速やかに鎮静化され続けた。
それ程までに『魔法』の力は絶対的であり、支配するものと支配される者たちの間には決定的な隔たりが存在していた。
その国は今まさに、文化的繁栄の全盛期ともいえる絶頂に位置していた。
魔王と呼ばれる国主の元1000年もの平和を実現したその国で、人々は歌を歌い芸術を愛し流れゆく日々の安寧を享受していた。
そんな国で、とある奇妙な事件が起きる。
一人の貴族の男が、何者かに殺害されたという。
その貴族の男の名はダニエル・ド・レッドグレイヴ。『境界術』と呼ばれる異世界への干渉を目的とした魔法を研究する研究者であった。
そんな彼が昨晩未明、彼の研究室で頭から血を流し死亡している姿で発見された。
まだその詳細が明るみになっていないその事件は、その国に眠る多くの火種に火をつけようとしていた。
84 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/17(木) 23:37:06.34 ID:ROrzGGsFo
そんな事件が、自らの仕える『ストレーン家』の領地で行われたという事は露知らず、彼はいつも通りの朝を迎えていた。
浅黒い肌に、ギョロリとした爬虫類のような目。それ以上に目を引く魔物のような一対の角をその頭に携えた青年――エルグラッド。
彼は目覚め特有の気怠さを身に纏いながら、身支度を始める。
執事として専用の個室が与えられている彼は、くすみが目立つ古い鏡にその姿を映しながら服を着替える。
依然は髪の毛も梳いていたが、いくら梳いても整わないと諦めきっている貴方は、川の流れのようにうねる緑髪を鬱陶しそうに持ち上げる。
「タイ良し。ハンカチ良し。手袋良し」
鏡の傍にピン止めされている古いメモ帳を見ながら、声に出してひとつづつチェックを入れていく。
大変物覚えが悪く酷く爺様を困らせた貴方が何とか一人でも身嗜みを整えられるようになったのは間違いなくそのメモ書きのおかげだった。
「目ヤニなし。歯も磨いた。顔も拭いた。寝ぐせは……ええやろ」
全部良しと容姿のチェックを終えると、彼は大きく息を吐いて自室を出る。
上等な赤い絨毯の敷かれた廊下。
今日も朝早くから、同じ仕事仲間であるメイド或いは掃除婦が忙しなく自らの務めを果たしている。
「おはようございます」
「ん、おはよう…ございます」
その屋敷に努めて十年以上たつが、彼はいまだにその堅い喋りになれておらず、その様子をクスクスと微笑ましげに笑われてしまう。
そんな視線を後ろに感じながら彼は一つ咳ばらいをし、一つの扉の前に立つ。
コンコン
とその扉を叩く。
1、反応が返ってくるまで待つ
2、「入るぞ」と勝手に開ける
3、「おはようございます」と声をかける
安価↓1
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 23:38:43.10 ID:cgDUupAk0
3
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 23:38:43.73 ID:oqZgz1Tz0
3
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 23:39:05.88 ID:nKHe7tqDO
1
88 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/17(木) 23:47:27.39 ID:ROrzGGsFo
選択:1
「おはようございます」
と扉越しに声をかける。
決まり切った様式。一見当たり前のことに見える礼儀だが、その当たり前を身に着けるために彼はずいぶんの苦労をした。
しかし、恩師の手厚い指導もあってか、彼は執事として必要な最低限度の礼儀作法は身に着けているようだった。
扉越しから何やら物音が聞こえる。
軽い足音が、パタパタと鳴っては止んでを繰り返す。
その部屋の中に居る住人こそ、彼が仕える主人である『アイリス・イル・テレジア・ストレーン』その人であった。
声をかけてから暫くの時間がたったのち、ヒタリと扉越しから何かが近づいてくる気配がある。
コンマ判定
1−3 か細い声
4−6 扉が開く
7−9 定例行事
0 ???
直下コンマ
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 23:47:48.23 ID:c82Gr+Wp0
よ
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/17(木) 23:48:53.58 ID:nKHe7tqDO
はい
91 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/18(金) 00:02:01.54 ID:uTY52QNRo
コンマ判定:3
扉越しから
「た、助けて……」
とか細い声が聞こえてきた。
貴方は慌てて扉をこじ開ける。
扉を開けた先で見たものは、寝間着姿で腰を抜かしその場にへたり込むお嬢様の姿だった。
貴方の姿を涙目で見上げる彼女が、震える指先で何かを指し示す。
その先には、手のひらほどの大きさのネズミだった。
出不精で引きこもり気味な彼女の部屋はお世辞にも衛生的とは言い難い。
ネズミは机の上に置かれた皿にたたずんでいる。
その皿は、昨日彼女が勝手に夜食として厨房からちょろまかしたチーズとハムの残飯だった。
貴方は……
1、指を鳴らし『掃除』する
2、溜息を吐きながら片付ける。
3、「早く着替えて来てください」と扉を閉める。
安価↓1
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 00:02:37.18 ID:AK6XBvQy0
1
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 00:03:11.69 ID:zjKnb2MDO
2
94 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/18(金) 00:15:30.51 ID:uTY52QNRo
選択:1
貴方はネズミの方に目を向けて指を鳴らした。
すると、たちまちにネズミの体は痙攣を引き起こし、その活動を停止する。
「立てますか」
貴方は腰を抜かしたお嬢様の手を取り、立ち上がらせる。
「次からはちゃんと片付けて……じゃなくて、次からは鼠一匹侵入を許さないようチャム(ネズミ捕り役の雇われ猫)に言いつけておきます」
「う、うん。ごめんなさい」
「………」
「あ、えっと……ありがとう。つ、次からは気をつけなさい?」
「はい。では、また来ますのでそれまでに着替えを済ませておいてください」
そう言い残し、鼠の死骸の乗った皿を持ち部屋から出ていった。
鼠の死骸は廊下の端でふてぶてしく眠るチャムの頭にのせてやった。
仕事をしなかった罰だと心の中で毒づく。
95 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/18(金) 00:30:35.45 ID:uTY52QNRo
貴方は幼い頃にその家のかつて執事を務めていた老人に拾われ、執事としての心得をこれでもかと教え込まれて育った。
その老人が仕えていた相手も、先ほどのとても貴族とは思えないおどおどとした立ち振る舞いの少女アイリスであった。
年のそう変わらない彼女との関係は幼い頃からの縁ではあるが、かつての執事亡き今、エルグラッドが彼の代わりである。
そのため、最低限主従の立ち振る舞いをしようと彼らは努めていた。
その結果が、先ほどの微妙にぎこちの無いやり取りだった。
エルグラッドの不器用さ、物覚えの悪さもある。
しかし、それと同じくらいアイリスの主としての自覚の無さもその原因の一端を担っていた。
ストレーン家は、この国で代々宰相を務める名家。
政を成す者の血を引く身分ではあるが、いかんせんアイリスは8人兄妹の末妹。
女であるという事を差し引いても、家内での地位は低く期待もされていない。
図らずしも、何も頑張らなくとも生きていけるという環境が今の彼女の人格形成の一因となっていることは間違いなかった。
貴方はそんな現状を……
1、特に気にしていなかった。
2、多少なりとも不安に思っていた。
3、寧ろ良いと思っていた。
安価↓1
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 00:31:58.50 ID:h4BJ+0d10
3
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 00:32:21.62 ID:zjKnb2MDO
2
98 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/18(金) 00:41:48.51 ID:uTY52QNRo
選択:3
楽して生きていけるならそれでいいよな、と考えていた。
貴方は頭が良くない自覚がある。
難しい事を考えることも苦手だ。
出来ることと言えば、食べることと、眠ること。そして――壊すことくらい。
こうしてこの家に拾われていなければ、獣と大差ない生き方をしていただろうと容易に想像できる。
そんな自分をこうして人間として養ってくれた家、そして主人に対して何ら不満もない。
自分にできることと言えば、爺様に教え込まれたとおりに振舞い、名家の執事としてお嬢様に恥をかかせないように背筋を伸ばしていることだけだ。
……このさい、お嬢様自体が恥を量産しているという事には目を向けないでおく。
あれはあれでいい。何も悪いことなんてない。
幸福を手にすることができる人間が、幸福を享受して何が悪いというのか。
そんな事を考えながら、鼠が触れた食器を捨てるかどうか厨房のコックと相談した。
99 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/18(金) 01:06:15.88 ID:uTY52QNRo
ぼさぼさの髪の毛をメイド長にガミガミ怒られながら、お嬢様が階段を降りて食堂へとやってくる。
まあまあとメイド長を窘め、椅子を引いてお嬢様を座らせる。
もそもそとゆっくりと食事を始めるお嬢様の傍に控え、指示を待つ。
ごく普通の日常の風景。
朝食を終え、食後の飲み物を用意しようとしたとき。
慌ただしい足音と共に、何者かが屋敷の戸を開く。
何事かと、少し遠くから聞こえるその足音に意識を集中すれば、その足音は徐々にこの食堂へと近づいている。
やがて、豪快な勢いで食堂の扉が開かれる。
「ん、いたわね。おはよう駄目妹と、その下僕」
美しい金髪を振り乱し不遜な態度でアイリスに話しかけてくる勝気な女性。
づかづかと無遠慮に此方に歩み寄り、食事を終えたばかりのアイリスに向けて新聞を投げ渡す。
「喜びなさい、学校にも碌に顔を出さない穀潰しちゃんに、お仕事を持ってきてあげたわよ」
そう言いながら、ニヤリと口の端を意地悪く持ち上げる。
彼女こそ、この家の本当の主人でありアイリスの姉。
そして、ここ一体の管理を任されている領主『エレノア・イル・アレクシア・ストレーン』であった。
嵐のようにやってきた彼女が持ってきた仕事。
それこそが、これから巻き起こる大事件の序章。
エルグラッドとアイリスはその事件に、いやがおうにも巻き込まれていくことになる。
100 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/18(金) 01:14:31.38 ID:uTY52QNRo
というわけでプロローグ終了です。
久しぶりのスレ立てでちょっとグダリましたが、明日からもぼちぼち更新していくのでお付き合いくださればと思います。
簡単な人物説明
『アイリス・ストレーン(アイリス・イル・テレジア・ストレーン)』
代々宰相を務めている政治家一族の末妹。
才能無し、やる気なし、カリスマ無し。と無い無い尽くしの落ちこぼれ。
というか兄姉家族が優秀なので、することがなく本人自身が目標を失っている状態。
現在は学校が近いからという理由で実家から逃げ出し、姉であるエレインの家に転がり込んでいる。
『エレノア・ストレーン(エレノア・イル・アレクシア・ストレーン)』
代々宰相を務めている政治家一族の四女。アイリスの2つ上の姉。
土地の管理を任せるという名目で実家から放逐された、傲岸不遜な我儘お嬢様。
実際の管理と運営は祖父の息がかかった秘書が全て行っているため、実際は遊び惚けている。
享楽主義かつ刹那主義の考えを持ち、人の弱みや傷を抉りださずにはいられない強烈な加虐趣味により家族からや部下から恐れられている。
その上で非常に弁が立つという厄介なおまけ付き。
101 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/18(金) 01:23:34.65 ID:uTY52QNRo
因みにお嬢様は学校に……
1、顔出してないに決まってるじゃん!
2、ひっそりと通ってはいる陰キャ
安価↓1
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 01:23:48.55 ID:bWhnsgtmo
2
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 01:24:21.99 ID:bWhnsgtmo
おつ
104 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/18(金) 01:25:32.92 ID:uTY52QNRo
選択:2、ひっそりと通ってはいる陰キャ
今日の更新はここまでです。
お付き合いいただきありがとうございました。
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 01:27:27.13 ID:Mim5tmF10
おつ
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 08:42:55.59 ID:zjKnb2MDO
乙
期待してます
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 15:06:50.20 ID:g0K99+UtO
おつー
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 21:47:54.99 ID:cfuyvFVRo
これ魔翌力値150とかだったらそもそも相手にも出来ないと思われて神格化でもされてたのかね
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 21:48:26.12 ID:cfuyvFVRo
誤爆
110 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/18(金) 23:14:16.61 ID:uTY52QNRo
遅い時間ですがぼちぼち再開
アイリスからの親密度
直下コンマ(00〜99で判定。高いほど気を許している、00or99のみ特殊判定)
エレノアからの新m都度
直下コンマ(00〜99で判定。高いほど評価されている、00or99のみ特殊判定)
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 23:14:40.11 ID:OggMPH1B0
あ
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 23:15:23.15 ID:zjKnb2MDO
はい
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 23:15:38.39 ID:YUETbU2q0
ゾロ目はなにもなしの?
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 23:16:22.65 ID:OggMPH1B0
親密度低い値出してしまった…無念
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 23:16:33.39 ID:tiQ9GDigO
00か99のみって書いてあるべよ
116 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/18(金) 23:18:14.90 ID:uTY52QNRo
あんま決めてなかったんで今後ゾロ目出おまけがつくかどうかも決めますか
偶数 ゾロ目補正アリ
奇数 特になし
直下コンマ
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 23:19:30.40 ID:cfuyvFVRo
はい
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 23:19:34.95 ID:LdnH5qwVO
あ
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 23:19:36.00 ID:tiQ9GDigO
ん
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 23:22:18.01 ID:cfuyvFVRo
やったね
121 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/18(金) 23:22:34.17 ID:uTY52QNRo
コンマ判定:偶数 ゾロ目補正アリ
【アイリス】親密度:11? 怯え
【エレノア】親密度:15 ノミに毛が生えた知能のトカゲ人間
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 23:23:27.88 ID:fJ9K5jqo0
しかし軒並み低くて笑う
特殊判定のおかげでアイリスには希望を持てるけど
123 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/18(金) 23:43:19.80 ID:uTY52QNRo
突然の姉の来訪に戸惑っているアイリスに、エレノアは視線で『さっさと新聞を見ろ』と示す。
アイリスは流されるままに新聞を開き、赤いペンで囲まれた記事に目を通す。
アイリス「……貴族の死亡…事故?えっ…これって此処からそう遠くない通りじゃ…」
エレノア「事故ではないわ。他殺よ」
アイリス「そ、そうなの?」
自身満々な振る舞いでそう答える姉にアイリスは戸惑いながらも、『怖いね』と此方に相槌を求めてくる。
よく分からないままオレも頷く。
……事故ではなく他殺?どういう違いがあるというのか。
エレノア「はぁ…相変わらず危機感もクソもない間抜け二人ね。まあ、そこの人間もどきのトカゲは仕方ないでしょうけれど」
エレノア「いい?これは人が人を殺した事例よ。それも死んだ相手は貴族。それもアンタみたいな平和ボケしたお間抜けな無能ではなく、れっきとした魔法使いが」
エレノア「これがどれほど機異例の事態かお分かり?」
アイリスは助けを求めるような視線でこちらを見る。
1、「大丈夫ですよ」と安心させるような言葉をかけた。
2、首を振って何も分からないと伝えた
安価↓1
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 23:46:15.59 ID:cfuyvFVRo
1
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/18(金) 23:47:39.21 ID:zjKnb2MDO
どっちが正解だろう?
知力的に2?
126 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/18(金) 23:58:12.75 ID:uTY52QNRo
選択:1
「大丈夫ですよ。強盗か何か知りませんけど、お嬢様の傍にはオレが居ますから」
と、思ったままの事を口にした。
エレノア「ハイ間抜け」
アイリス「あうっ……」
エレノアのチョップがアイリスの脳天に振り下ろされる。
アイリス「な、なんで私がぶたれたの?」
エレノア「従者のアホさは主人の責任に決まってるじゃない」
エレノア「それに、今まさに主人に危害が加えられたのだけれど、止められなかったじゃない」
困惑しながらも「それは貴女がエレノア様だからです」と答えると、呆れたような顔で溜息をつかれた。
よく分からないけれど、自分が口を挟んで良い事ではなかったと理解する。
エレノアが事の顛末の詳細をアイリスに語り始める。
オレは………
1、大人しくお嬢様と一緒に話を聞いた。
2、自分の領分ではないと判断し、エレノアの護衛役のジョシュアに話しかけた。
安価↓
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 00:00:22.40 ID:moHeHNCy0
1
128 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/19(土) 00:24:31.04 ID:aoPaMhm/o
選択:1、大人しくお嬢様と話を聞く
エレノア「事件が起きたのは昨晩。被害者は貴族の魔法使いであり、魔法の研究を国公認の研究者」
エレノア「事件現場は彼の研究室。被害者は頭から血を流している状態で発見された」
エレノア「死亡した彼の死体から、時計や指輪といった装飾品が紛失していることが明らかになっている」
エレノア「まあざっと要約すると、その記事に載っているのはそんな内容ね」
エレノア「これ、何かおかしいと思わない?」
アイリスは貴方に視線を向け、お互いに首を傾げる。
アイリス「……た、ただの強盗事件ってことじゃないの?」
エレノア「その逆よ。魔法使いの研究室で殺人事件が起きてんのに、盗まれたものが金品のみなのよ」
エレノア「これってとってもおかしいと思わない?」
エレノアは何がニタリと楽しそうな笑みを浮かべる。
エレノア「貴方が強盗の立場になって考えても見なさい」
エレノア「態々貴族の家に押し入って、国家公認の魔法使いの研究室にまで忍び込んで、そこで盗んだものが殺した男が身に着けていた金品のみ?」
エレノア「ちゃんちゃらおかしいわね。リスクに対して釣り合わなさすぎるわ」
129 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/19(土) 00:51:24.79 ID:aoPaMhm/o
エレノア「誰が?何故?どうやって?どんな目的で?」
エレノア「重要な要素が全て不明瞭。状況も不自然極まりないわ」
エレノア「ただ一つ、純然たる事実として無視できないことがある」
エレノア「魔法使いが殺されたのよ。魔法の価値の分からない何者かに」
エレノア「ここまで言えば、私が言いたい事が分かったんじゃない?」
アイリス「………ま、魔法使いが…一般市民に殺されたって言う事?」
エレノア「聡明な妹で嬉しいわ」
魔法、それはこの国で最も価値のある力。
同じ動物である人間を、支配者と隷属者に仕分けるふるいでもある。
魔法が使えるからこそ貴族足り得るのであって、その力が無ければただの人間と何ら変わりがない。
自らの力を絶対的だと確信しているからこそ、その事件の異常さを理解する。
ただの人間、例えばこの家に仕えるメイド長がいる。
身だしなみに非常にうるさく、お嬢様相手でもその厳しさを見せる彼女であっても、お嬢様を殺すことは難しいだろう。
お嬢様はあれでも魔法使いだ。例えどれだけ臆病で怖がりでドジで間抜けであっても………あれ?案外殺せてしまうかもしれない。
130 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/19(土) 01:01:16.68 ID:aoPaMhm/o
アイリス「そ、それで…その事件がどうしたの?」
アイリスの質問に、エレノアは一層嬉しそうな笑みを見せる。
エレノア「どうしてだと思う?」
アイリス「え、えっと……危ないから気をつけなさいって言いに来たとか?」
エレノア「私がそんな優しいお姉ちゃんに見える?」
アイリス「み、見えません」
エレノア「結論から言ってあげるわ」
エレノア「何だか面白そうだから、調査するわよ。私と一緒に」
アイリス「え、ええ!?」
お嬢様らしからぬ大声が屋敷に響き渡る。
エレノア「どうせ暇でしょ?」
アイリス「ひ、暇じゃないです!」
お嬢様はここぞとばかりに全力で拒絶の姿勢を示す。
とはいえ、この場合はお嬢様でなくともそんな事件と関わりあいたいとは思わないだろう。
ハッキリ言って、イカレているのはエレノア様だ。
131 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/19(土) 01:19:23.07 ID:aoPaMhm/o
アイリス「えと…そう!私はこれから学校に行かないと!ち、遅刻しちゃうから!」
エレノア「あらそう。貴女がそんな模範的な生徒だとは知らなかったわ」
アイリス「え、えへへ…だから私はこれで。い、行こうエルグラッド」
そう言いながら席を立とうとするお嬢様。
そんな彼女の肩を、エレノアはまあまあと押さえつけながら椅子に座り直させる。
エレノア「いい。これは何も道楽に付き合わせようってわけじゃないの。とっても大切なことなのよ」
アイリス「え、でもさっき面白そうだからって――」
エレノア「アイリス。貴女もこのストレーン家の端切れとはいえ、由緒正しき支配者の血を引くものでしょう?」
エレノア「将来の事を思えば、ここで一つ功を立てておきたいとは思わない?」
ブンブンとアイリスは全力で首を横に振る。
エレノアはそんな彼女の頬を両手でがしりと掴むと、無理やり頭を縦に振らせる。
エレノア「う〜ん、いい子ねアイリス。そうよね、貴女は実家に居ると教育係が煩いからって私の家に逃げ込んできたんだもの」
エレノア「それから毎日別に真面目に勉学に励むわけでもなく、私のお金を使って食っては寝るだけの生活をしていたなんて、罪悪感があってもかしくないわ」
エレノア「いつかはそんな貴女を養ってあげている、お優しいお姉さまの役に立ちたいと考えていてくれたのよね?」
アイリス「お姉ちゃんの仕事って全部秘書さんが……」
エレノア「私の役に立ちたいわよね?」
選択の権利など無いと悟ったアイリスは、渋々と頷いた。
132 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/19(土) 01:32:05.70 ID:aoPaMhm/o
そこからまた一悶着あったが、結局アイリスが折れる形で話がまとまった。
元よりエレノアの命令を拒否できる人間なんてこの屋敷には居ない。こうなるのも当然の帰結だったのかもしれない。
エレノア「ま、学校に行くというのならそれはそれでいいわ」
エレノア「現状は情報が少なすぎるもの。情報収集も兼ねて行ってきなさいな」
エレノア「じゃあ、頼んだわよ」
そう一方的に言い渡し、エレノアは食堂を後にした。
取り残されたアイリスはというと、『どうしてこんなことに…』と酷く落ち込んだ様子であった。
貴方は……
1、励ます
2、慰める
3、学校の支度を促す
安価↓1
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 01:33:41.49 ID:6cUJqSJd0
1
134 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/19(土) 01:47:14.07 ID:aoPaMhm/o
選択:1
エルグラッド「元気出してください。これはお嬢様のお力を周囲に示すチャンスじゃないですか」
アイリス「私の力って……例えば?」
エルグラッド「……傍にオレが居ます」
アイリス「それって私の力なの?」
励ますために声をかけたものの、上手く前を向かせる言葉は思いつかなかった。
お嬢様はその………まあ、悪い人では無いのだけれど。人より優れた何かがあるわけでもないのも確かだった。
普段以上に足取りを重くし嫌がるお嬢様の手を引きながら、学校に行く身支度を整えさせた。
因みにお嬢様は学校に友達が……
1−3 いない
4−6 一人くらいは
7−9 意外と外面はよかったり
0 寧ろ避けられている
直下コンマ
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 01:49:19.82 ID:FnhXYoUz0
ん
136 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/19(土) 01:52:19.55 ID:aoPaMhm/o
コンマ判定:2 ぼっち
というわけで本日の更新はここまでです。
ただの導入なのにくそほど時間かけてしまった……次からはもっとサクサク進められるように頑張ります。
ではでは、遅くまでお付き合いいただきありがとうございました。
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 03:13:58.79 ID:5gTB6VcsO
乙
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 05:15:24.50 ID:/si5ggFDO
乙です
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 06:47:00.18 ID:BOuJhAEk0
乙
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 07:33:11.23 ID:moHeHNCy0
乙
141 :
◆7m3grp2dM2
[sage]:2020/09/19(土) 18:28:54.12 ID:aoPaMhm/o
今日は更新おやすみです。
今書いてる主人公周りの掘り下げの話は仕上がった投下するかもしれません。(安価コンマ取らない奴)
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 18:35:53.80 ID:YfDda/SAO
はひ
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 19:00:06.08 ID:BOuJhAEk0
wktkしながら待ってます
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/19(土) 19:02:15.20 ID:ECnv8Ajt0
報告乙です
あとへっぽこぼっちお嬢様アイリス可愛いくて好き
145 :
◆7m3grp2dM2
[sage]:2020/09/21(月) 20:24:50.28 ID:TuWYvT/zo
昨日更新しようと思ってたのに仮眠したら5時間も寝てた。体の老化!!
というわけで更新できずにすみませんでした。ぼちぼち再開です。
名前:アイリス・ストレーン(アイリス・イル・テレジア・ストレーン)
性別:女性
年齢:15歳
身体能力:11 貧弱引きこもり
知力:69 貴族としてある程度の教養はある
精神力:11 クソ雑魚メンタル
魔法適性:69 名家の人間として必要十分程度の魔法は使える
特異適性:30 特筆事項無し
【容姿】
緩めのパーマがかかったふわふわの黒髪。長さは肩くらい。
瞳の色はエメラルドグリーン。タレ目。
身長は148cmくらい。筋肉とは無縁の華奢な引きこもり体型。
【内面】
非常に臆病で引っ込み思案な性格。
自分に自信がなく、自分は何もできない落ちこぼれだと思い込んでいる。
何をしても優秀すぎる兄姉と比べられ続けた幼少時代だったため、そのことが非常にコンプレックスになっている。
そのため、頑張ることや努力をするといった事に対して忌避感が強い。
コミュニケーション能力が低く、人付き合いが非常に苦手。友人といえる人もおらず、家族に対しても心開いているとは言い難い。
昔はもう少し明るい性格だったらしい。
146 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/21(月) 20:37:30.28 ID:TuWYvT/zo
エルグラッド「それでは、今日もいってらっしゃいませ」
アイリス「う、うん。じゃあ、また後でね」
そんなやり取りを経て、アイリスお嬢様を送り届けた。
お嬢様の通う学校は、一市民が通うような大衆用の施設ではなく、貴族の子息や特別に魔法の素質を認められた者のみが通う場所。
所謂『魔法』の扱いを学ぶための場所。
学校内では流石に常に傍にというわけにはいかない。とはいえ、お嬢様から頂いた許可証を持っているので校内を多少歩くくらいなら許されている。
まあお嬢様が傍に居てと言ってくるとき以外は特に用もないので、校内を歩くことなんて殆どないが。
いつもなら屋敷に戻って他の同僚の仕事を手伝ったり、人の居ない場所でガス抜きをしたりする。
このまま屋敷に戻ってもいいが、エレノア様から頼まれた用事もある。
あの事件について調べてみてもいいかもしれない……俺があまり力になれるとは思えないが。
さて……
1、屋敷に戻って仕事を手伝う。
2、情報集めをしてみる。
3、視点変更(アイリスに操作キャラを移す)
安価↓1
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 20:38:05.85 ID:bESrh0E30
3
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 20:38:26.54 ID:WBIcH5cDO
2
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 20:39:13.56 ID:eOtI4zhio
1
150 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/21(月) 20:52:33.29 ID:TuWYvT/zo
選択:3 視点変更(アイリス)
下を向き、足元だけを見て廊下を歩く。
周りで挨拶が交わされるたびに、どこかいたたまれない居心地の悪さを感じてしまう。
足早にその場を通り過ぎ、漸く自分の領域(自分の机)にたどり着き、ほっと息を吐く。
こんな私に不釣り合いな空間でも、此処だけは唯一安息を感じられる場所だった。
改めて今朝お姉ちゃんに言われたことを思い出す。
不可解の事件の調査。危険なことに首を突っ込みたがるお姉ちゃんらしい発言だけれど、まさか私まで巻き込まれるなんて思ってもみなかった。
一応持ってきていた新聞の切り抜きを取り出し眺める。
事件が起きたのはつい昨晩。
お姉ちゃんもまだ情報が足りないって言ってたっけ。
だからって、私にできるって言うんだろう?そりゃあ確かに、お姉ちゃんには居候している迷惑もかけてるし、少しは力になってあげたいとは思うけど……。
情報集め。
どう考えても私向きの仕事じゃないよ……。
行動安価
1、新聞を読んで、自分の考えを纏める。
2、聞き耳を立てて噂になってないか確かめる。
3、この事件の事を知ってそうな人に話を聞いてみる。
4、自由安価
安価↓
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 20:54:03.72 ID:6gtZDwPVO
3
152 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/21(月) 21:00:54.41 ID:TuWYvT/zo
選択:3
この事件の事を知っていそうな人。
そんな人から話を聞ければ、何か情報が得られると思う。
この事件を知っていそうな人。
例えば……被害者『ダニエル・ド・レッドグレイヴ』の知り合いとか親戚とか家族とか?
他には、事件現場の近くに住んでる人だとかが居れば何か聞けそうかな?
まあ、問題はそれ以前に……
そんな知り合いは――
0−3 一人も思い当たらない
4−6 一人だけ
7−9 家の力を使うしかないかも
0 偶然
ぼっち −2
直下コンマ
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 21:01:55.91 ID:WBIcH5cDO
はい
154 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/21(月) 21:06:47.67 ID:bi+AUB8p0
うーんなかなかのぼっち力
155 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/21(月) 21:08:18.70 ID:TuWYvT/zo
コンマ判定:1−2
当然ながら誰一人としてそんな知り合いは思い当たらなかった。
そもそも、私には友達と呼べる人間すらいない。
クラスメイトの誰がどこに住んでいるとか知らないし、聞いたこともない。……教えてもらったこともないと言うべき?
とにかく、アプローチとしては間違っていなかったと思うけれど、自分という人間としては致命的に難しい方法だった。
また別のやり方を考えよう。
そんな事を考えているうちに予鈴が鳴り、通常通りの授業が始まる。
私はいつも居樹に見に入らない講師の言葉を、ぼんやりとした頭で聞き流していた。
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