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【安価・コンマ】ファンタジーな異世界に異物が紛れ込むお話
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277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/25(金) 21:53:58.09 ID:m/xVedJb0
あ、アイリスだった…
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/25(金) 21:57:02.59 ID:iwAhu5f70
姉上の人物説明あれだけど言ってること貴族としても姉としてもまともだな
279 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/25(金) 22:07:37.52 ID:F4TSm+cro
エレノア「いくら脳が足りない貴方でも、自分の愚かさ浅はかさを理解できたかしら?」
ヒタリ、と硬い鞭の先が頬に触れる。
ハッキリ言って、エレノア様の言う事をすべて理解したとは言い難い。
お嬢様の身の安全が何よりの大事だったと、何度あの場に遭遇していようとオレなら思う筈だ。
しかし、その選択をお嬢様の手によって選ばせてしまったというのは事実であり、それによってお嬢様が何某かの不利益を被るのだと言うなら、オレに責任がある。
そうさせたのはオレだ。オレがお嬢様を追い詰めてしまった。
お嬢様を守るというその考えによって、結果的にお嬢様を危険に晒してしまった可能性があった。
そう言う事をエレノア様はオレに言っているのだと思う。
エレノア「ま、説教はこのくらいにしておきましょうか。本題を話すわ」
そう言いながら持っていた鞭をどこかへと放り投げる。
エレノア「主人の不始末は従者である貴方の失態でもある」
エレノア「というわけで、今日はあの子に学校を休ませるわ。屋敷から一歩も出さず、昨日のことを反省してもらう」
エレノア「その間、貴方にはお仕事をしてもらうわ」
頭の上から紙の束が降ってくる。
拾い上げてみると、それは何やら地図のようだった。
エレノア「それは……そうね、ざっくり言えば犯人が潜伏していそうな場所を割り出した地図よ」
エレノア「片っ端から回って、犯人の残留品でも何でも見つけてきなさい」
エレノア「何か手掛かりを見つけて来るまで、この屋敷に足を踏み入れることは許さないわ。その間、あの子もずーっと屋敷に軟禁状態」
跪いているせいでその表情を窺えないが、声色だけでどんな顔をしているかが伝わってくるような、喜悦に満ちた残酷な声色。
エレノア「さて、貴方が私に言うべき言葉は分かる?」
オレは―――
1、『謹んでお受けいたします』
2、『オレはアイリスお嬢様に仕える身です。オレに命令できるのはあの方だけです』
安価↓1
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/25(金) 22:11:06.15 ID:m/xVedJb0
1
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/25(金) 22:11:30.51 ID:hFua8fbfO
1
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/25(金) 22:12:34.60 ID:roHwOYXX0
エレノア「……あの子、今以上に肩身の狭い思いをすることになるわ」
が一番の本音っぽいね
1
283 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/25(金) 22:22:14.49 ID:F4TSm+cro
選択:1
エルクラッド「謹んでお受けいたします」
選択肢はあってもないようなモノだった。
エレノア「よろしい。じゃ、下がっていいわ」
その場に散らばる地図を拾い上げてから、エレノア様の部屋を後にした。
部屋を出た瞬間、大きな安堵の息が漏れ出る。
単純な力の差では明らかに自分が勝っている筈なのに、あのエレノア様を前にすると息が詰まる。
自分が生まれてこの方、たったの一度だけ味わった恐怖という感情にほど近い、畏怖するような気持ちが沸き起こる。
エレノア様、相も変わらず底知れないお方だ。
手元にある地図を見る。
オレが殆ど読み書きができない事を考慮されてか、絵や記号で場所を示されている。
恐らく、何とか指示している場所に行く事が出来そうだ。………昨日エレノア様は忙しそうにしていたが、これを作っていたのだろうか?
さて……
1、早速屋敷を出る
2、屋敷を出る前にお嬢様に会っておく
3、ジョシュアに一声かける
4、メイド長に弁当を頼む
安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/25(金) 22:24:15.09 ID:iwAhu5f70
3
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/25(金) 22:26:14.94 ID:roHwOYXX0
2
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/25(金) 22:26:27.24 ID:hwwyhihDO
3
287 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/25(金) 22:40:01.37 ID:F4TSm+cro
選択:2
屋敷を出る前に、暫く傍を離れてしまうお嬢様に会いに行くことにした。
部屋をノックすると、内から扉が開かれる。
アイリス「あ、エルクラッド。どうしたの?」
お嬢様はその腕にチャムを抱きながらその姿を見せた。
声色は昨日よりも幾分か落ち着きを取り戻し、顔色も明るく見える。
エルクラッド「いえ、屋敷を発つ前にお嬢様にキチンと挨拶をせねばと思いして」
アイリス「あれ、何処か出掛けるの?」
エルクラッド「…エレノア様から、何も聞いていませんか?」
アイリス「え?ええっと……暫く屋敷を出るなとは言われたけど…」
どうやら、オレが独自に調査に出向くことをお嬢様には伝えられていないらしい。
無用な心配をさせないためだろうか?それとも、俺自身の口から伝えろという事か?
オレは……
行動、会話安価(自由安価)
安価↓1
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/25(金) 22:53:54.39 ID:hwwyhihDO
とにかくエレノア様からの野暮用を命令されましたので、しばらく外出します
まあなるべく早く用事を済ませて戻ってきますので、お嬢様も休暇を貰えたと思って、私に気にせずゆっくり羽根を伸ばしていてください
自由安価は難しくて迷う
289 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/25(金) 23:08:12.85 ID:F4TSm+cro
>>288
採用
エルクラッド「オレはエレノア様から野暮用を頼まれたので、暫く屋敷を出ます」
アイリス「えっ、そうなんだ…」
エルクラッド「暫くお傍を離れることをお許しください」
アイリス「う、ううん。お姉ちゃんの言う事だもん、仕方ないよ」
エルクラッド「まあなるべく早く用事を済ませて戻ってきますので、お嬢様も休暇を貰えたと思って、オレに気にせずゆっくり羽根を伸ばしていてください」
アイリス「うん、分かった。エルクラッドも、迷子にならないように気をつけてね」
エルクラッド「……肝に銘じておきます」
オレの苦々しい顔に、お嬢様はコロコロと可愛らしく微笑む。
いらぬ恥をかいた気もするけど、無用な心配をかけないという目的は達成できたと思う。
エルクラッド「では、行ってきます」
アイリス「あ、ちょ…ちょっと待って!」
そう言うとお嬢様は部屋に戻り、腕に抱いていたチャムをベッドに放り投げ、何かを探すように棚の引き出しを開け始める。
やがて何かを手にし此方へと戻ってくる。
アイリス「…これ、いつか渡そうと思ってたの。じいやの物だったけど、私が持ってても引き出しの肥やしになるだけだから」
そう言ってお嬢様が渡してくれたのは……
コンマ判定
1−3 ペンダント
4−6 懐中時計
7−9 ブローチ
0 ???
直下コンマ
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/25(金) 23:11:58.89 ID:roHwOYXX0
あ
291 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/25(金) 23:19:01.61 ID:F4TSm+cro
コンマ判定:9 ブローチ
お嬢様が差し出してくれたものは、ブローチだった。
何かの花を模していると思われるそのブローチには、どことなく見覚えがあった。
あの爺様がよく胸元につけていたような気がする。
エルクラッド「ありがとう…ございます」
アイリス「……付け方わかる?」
エルクラッド「いえ、知らないです」
アイリス「じゃあ、付けてあげる」
エルクラッド「え、あ…」
言葉を返すまでもなく、お嬢様がオレの胸元にそのブローチをつける。
アイリス「うん。何だかそれっぽい」
エルクラッド「は、はぁ……」
お嬢様は満足げだが、普段からあまり装飾品をつけることがない自分からすれば、何だかさして重みがあるわけでもないそれがどことなく不格好にも感じてしまう。
とはいえ、頂いたものだ。
オレは深く礼ををし、お嬢様の部屋を出た。
【百合の花のブローチ】
ファンブルを一度振り直す
致命的な一撃を一度だけ防ぐ
292 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/25(金) 23:24:17.66 ID:F4TSm+cro
昼
地図を広げ、行くべき場所を確認する。
一つは町にほど近い倉庫街。
もう一つはスラム街の廃屋。
もう一つは町はずれのようだ。厩らしい。
それと、酒場の悉くに印が付けられている。夜は酒場に居る可能性が高いらしい。
さて……
1、倉庫街に行く
2、スラム街に足を踏み入れる
3、町はずれの厩に行く
4、酒場で話を聞く
5、近くから片っ端から回る
安価↓1
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/25(金) 23:31:00.58 ID:m/xVedJb0
4
294 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/25(金) 23:43:28.75 ID:F4TSm+cro
選択:4、酒場
オレは一先ず一度事件があったという酒場に向かうことにした。
まだ開店準備を進めている店主に声をかける。
見慣れない姿に少し警戒されてしまったが、エレノア様の使いだと言うと快く質問に答えてくれた。
「どんな奴だったかって?」
「あーアイツは確か……何か洒落た見慣れない帽子を被ってた」
「髪は茶で、肩くらいまではあったかな。結構長かったが、ありゃあ男だったな」
「目深に帽子を被ってたんで顔は見ちゃいないんだが声がな。軽妙な男の声だったよ」
「初めて店に来るってのに、何だか慣れた様子でよ、すぐに周りの客に溶け込んで酒盛りしてたよ」
「男は店の常連と酒の代金をどっちが奢るかって賭けをしてたんだ」
「その結果の如何で常連と揉めててよ。イカサマだどーだって。もうちょっと続くようなら止めさせねーとなとは思ってたんだ」
「だけど、目をちょっと離したすきにあのデケー音が鳴ってよ。相手の客は頭血を流して死んでた」
「もうそっからは大騒ぎよ。音と死体に店中パニック、てんやわんやしてるうちにアイツはトンズラこいてやがった。代金も払わねーでよ」
「ああクソ、忌々しいぜ。おかげでうちは商売あがったりだ」
店主はそう悪態をつく。
情報提供に感謝を述べ、オレは酒場を後にした。
※外見情報を入手しました。捜索判定に有利な補正が尽きます。
295 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/25(金) 23:44:37.77 ID:F4TSm+cro
夕方
もうすぐ日が暮れる。
別の場所を回ろう。
1、倉庫街に行く
2、スラム街に足を踏み入れる
3、町はずれの厩に行く
4、近くから片っ端から回る
安価↓1
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/25(金) 23:48:30.78 ID:hwwyhihDO
3
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/25(金) 23:48:42.05 ID:roHwOYXX0
1
298 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/25(金) 23:52:01.31 ID:F4TSm+cro
選択:3
町はずれの厩へと出向く。
ズラリと並んだ馬の嘶きばかりが聞こえてくる。
長らく清潔な空間で生活していたせいか、獣特有の匂いに鼻を摘まむ。
果たしてこんな場所に本当にあの犯人が居たというのだろうか?
イベント判定
7以上で成功
情報 +1
直下コンマ
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/25(金) 23:59:50.45 ID:roHwOYXX0
あ
300 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/26(土) 00:06:07.05 ID:4wGwnOGio
コンマ判定:5+1 失敗
餌の牧草の山をかき分けてみたりしたが、人が潜んでいる様子はなかった。
管理している人物によると、深夜明朝に不審なも音を聞いたことがあるという。
にわかに信じ難いが、一応は覚えておこうと心に決める。
犯人そのものではなくとも、残留品などがないかも調べておくことにする。
知力判定
知力:3
情報提供 +10
13以下で成功
直下コンマ
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/26(土) 00:12:16.44 ID:CmJZgRzDO
はい
302 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/26(土) 00:21:32.48 ID:4wGwnOGio
コンマ判定:44 失敗
※ゾロ目ボーナスで次回行動の成功率上昇
特に犯人の手掛かりになるような残留品も見つけられなかった。
もう少しで夜になる。
お嬢様にはすぐに戻ると伝えたが、もしかしたら自分はとても浅はかだったのではないかと、今更ながらに感じてしまう。
とはいえ、まだ捜索を開始して一日も経ったわけじゃない。
根気強く他の場所を回ってみよう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
夜
陽が落ち、月が空に昇る。
これは一日徹夜コースかもしれないことを覚悟しながら、オレは捜索を続けた。
1、倉庫街に行く
2、スラム街に足を踏み入れる
3、酒場に向かう
4、一度屋敷に戻る
安価↓1
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/26(土) 00:24:33.61 ID:6EGJwsjY0
夜は酒場に居る可能性が高いということなので
3
304 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/26(土) 00:28:12.18 ID:4wGwnOGio
選択:3
エレノア様のメモ書きに、夜は酒場に居る可能性が高いとあった。
それを信じ酒場をめぐることにする。
この街にはいくつもの酒場があるが、取り敢えず近場から巡っていくしかないか。
遭遇判定
7以上で成功
夜 +1
情報提供 +1
ゾロ目 +1
直下コンマ
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/26(土) 00:29:17.10 ID:DJksEjt80
マカセテ
306 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/26(土) 00:32:53.09 ID:4wGwnOGio
コンマ判定:0+3 失敗
二つ三つ酒場をめぐり、得た情報の男を探してみたがどうにも見当たらない。
店主に話しかけてその男が来なかったか確かめてみたが、どうやら来ていないらしい。
やり方としては間違っていなかった筈だ。
とはいえ、この町は広い。酒場も多くある。運が悪かったと思うべきか。
肩を落とし、空腹を覚えながら、オレは夜の街を練り歩いた。
イベント判定
4以上で成功
直下コンマ
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/26(土) 00:38:04.20 ID:CmJZgRzDO
はい
308 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/26(土) 00:39:29.54 ID:4wGwnOGio
コンマ判定:0 失敗
というわけで今日の更新はここまでです。
コンマ神がドケチすぎる……
ではでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/26(土) 00:40:41.35 ID:CmJZgRzDO
ごめん
乙でした
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/26(土) 07:15:22.31 ID:6EGJwsjY0
乙
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/26(土) 07:33:34.83 ID:DJksEjt80
乙
いつもなら特殊になる0が連発するってのがもどかしいな
312 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/27(日) 21:50:43.37 ID:D4j+At0co
名前:エレノア・ストレーン(エレノア・イル・アレクシア・ストレーン)
性別:女性
年齢:17歳
身体能力:10 一般的な少女と比べてもひ弱
知力:89 非常に弁が立ち、深い教養を持つ
精神力:99 何者にも揺るがされない強靭なメンタル
魔法適性:35 ほんの少しだけ魔法が使える
特異適性:10 特筆すべきモノは無い
【容姿】
金髪ツインテール。瞳の色は赤。気が強そうなツリ目。
身長は150cmほど。少女らしく華奢なボディライン。
表情筋が非常に柔らかく、品の良い可憐な笑顔から悪魔のような性悪な笑顔まで様々な笑顔を使いこなす。
【内面】
代々宰相を務めている政治家一族の四女。アイリスの2つ年上の姉。
土地の管理を任せるという名目で実家から放逐された、傲岸不遜な我儘お嬢様。
実際の管理と運営は祖父の息がかかった秘書が全て行っているため、実際は遊び惚けている。
享楽を愛し、刹那を愛する性格であり、他人の弱みを容赦なく踏みつける容赦がない残忍な一面を持ち合わせる。その苛烈な性格から、家族や従者からは疎まれている。
その一方で貴族であることに強い誇りを持ち、領内で問題があれば自ら赴き問題解決にその財を惜しみなく吐き出している。
妹であるアイリスを溺愛しており、彼女に対しては非常に甘い。
そろそろ再開です。
313 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/27(日) 21:57:47.32 ID:D4j+At0co
深夜
もう随分と夜遅い。
まともな食事もしていないし、休憩もとっていない。
得られた情報といえば、それなりに信憑性がありそうな外見の情報くらいだろうか?
街を歩き回るような人は殆どいなくなり、建物からも明かりがどんどん消えている。
オレも一度寝た方がいいかもしれない。
1、一度屋敷に戻る
2、厩に行ってみる
3、適当な場所で夜を明かす
安価↓1
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/27(日) 22:00:57.10 ID:le9i59Z50
2
315 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/27(日) 22:04:54.32 ID:D4j+At0co
選択:2
深夜明朝に不審な物音がするという話を、厩の管理者から訊いていたことを思い出し、もう一度厩へと赴く。
夕刻に訪れた時と違い、酷く静まり返った厩。
とても人が居るような場所だとは思えないが……
遭遇判定
7以上で成功
深夜 +1
情報 +1
直下コンマ
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/27(日) 22:08:54.18 ID:wep3+YrDO
成功してほしい
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/27(日) 22:18:25.54 ID:toEM0ZrhO
ナイス
お姉ちゃん情報追加されたか
妹の溺愛や貴族としての誇りと容姿や身体能力10とか見ると
>>100
の印象から大分変わるね
318 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/27(日) 22:19:24.64 ID:D4j+At0co
コンマ判定:8+2 成功
餌となる牧草の山の上に、それは居た。
厩の隙間から差し込む月明かりだけが頼りの薄暗いその場所で、夕刻には居なかったはずの人がそこにはいた。
牧草の山をベッド代わりにして、男が眠っている。
その顔を確認しようと魔法で明かりをつけようとしたが、寸でのところでそれを止める。
もしかしたら、これはチャンスかもしれない。
灯りをつけておきられるよりも、このまま即座に拘束できるかもしれない。
もし件の犯人ではないとしても、怪しい人物であることには変わりない。多少手荒いことをされても何も文句はないだろう。
とはいえ、相手がどういった攻撃手段を持っているかのカラクリが分かっているわけでもない。慎重に行動するべきだろうか?
オレは………
行動安価(自由安価)
※6分以外に安価指定が無ければ、強制イベント発生
安価↓1
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/27(日) 22:23:07.42 ID:JX8nzFGr0
先手必勝、攻撃される前に拘束
320 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/27(日) 22:28:16.96 ID:D4j+At0co
>>319
採用
……ごちゃごちゃ考えるのは俺の性にあっていない。
多少抵抗されたとしてもどうにかできる自信はある。
さっさと縛り上げて何者かを確かめるのが手っ取り早い。
オレは呼吸を整え、眠っているその男に襲い掛かった―――
奇襲判定
6以上で成功
魔法 +5
??? −3
直下コンマ
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/27(日) 22:32:59.01 ID:k6QcHeWy0
763
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/27(日) 22:33:15.78 ID:le9i59Z50
あ
323 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/27(日) 22:38:39.17 ID:D4j+At0co
コンマ判定:1+2 失敗
追加判定
1−4 黒い影
6−9 一筋の光
0,5 直前で目覚める
直下コンマ
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/27(日) 22:41:26.75 ID:le9i59Z50
あ
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/27(日) 22:41:38.87 ID:toEM0ZrhO
あ
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/27(日) 22:42:07.97 ID:JX8nzFGr0
戦闘確定だろうけどこれはまだマシな方なのか…?
327 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/27(日) 22:46:43.83 ID:wep3+YrDO
黒い影は仲間
一筋の光は魔法か銃のレーザーサイトかな?
328 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/27(日) 22:53:24.53 ID:D4j+At0co
コンマ判定:5
「止まりな」
襲い掛かろうとしたその瞬間、男は目覚め手に持った何かをこちらに突き付ける。
仄暗い月明かりに照らされたそれが、鈍い光を返す。
少なくともそれはナイフや剣といった刃物とは趣を異なる、奇妙な形をした鉄で出来たナニカであった。
「ったく、おちおち眠ることもできねーってか。ま、しゃーねーか。おれっちはどーやらお尋ね者みてーだしな」
「たかが人が死んだくらいで騒ぎすぎだぜ。こっちだってちゃんと撃つぞって警告したのによ」
緊張感の感じられない男の声だった。
今まさに寝込みを襲おうとした相手を前にしても、動揺した気配はない。
「酒場にゃ追い出されるし、寝込みは襲われるし。今日は散々だぜ」
男は悪態をつきながら、のそのそとその場から立ち上がろうとする。
知力判定
二桁コンマ03以下で成功
直下コンマ
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/27(日) 22:59:57.13 ID:wep3+YrDO
これは厳しい
330 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/27(日) 23:13:13.25 ID:D4j+At0co
コンマ判定:13 失敗 漂流者だと気づけない
エルクラッド「その口ぶり、お前が例の殺人鬼で相違ないな」
謎の男「殺人鬼って……俺はそんな悪じゃねーって。ありゃ正当な防衛行為だよ」
謎の男「お前さんだって危機を感じたら抵抗するだろう?俺だってそうしただけ。死は結果さ」
エルクラッド「減らず口を…!」
謎の男「っと、マジでそれ以上俺に一歩でも近づいてみろ。お前も同じ末路を辿ってもらうぜ」
ほんの少しにじり寄っただけだったが、男は即座にそれを見抜いて釘をさして来た。
相手が魔法使いかどうなのかは別として、相当に修羅場に慣れている様子だ。
口ぶりから察するに、誰かに雇われているという感じでもない。
異国から流れ着いた旅人か何かだろうか?
少なくとも、この国の人間ではないだろうとは思う。
とはいえ、せっかくこうして犯人と相対している。みすみす逃す手はない。
エルクラッド「腕前に大層自身があるようだな」
謎の男「はは、まあそれなりにな。アンタらはコイツを知らねーみてーだしよ」
エルクラッド「……その手に持ってる物か。それは武器なのか?」
謎の男「教えてやってもいいぜ。ただし―――」
謎の男「アンタが生きてりゃあな」
奇襲判定
5以上で負傷、7以上で………
未知の殺人道具 +5
魔法 −1
拳闘術 −2
直下コンマ
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/27(日) 23:16:32.94 ID:JX8nzFGr0
こわい
332 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/27(日) 23:25:51.46 ID:D4j+At0co
コンマ判定:4+2 負傷
男が手に持っていたそれを此方に向ける。
何かが来る。
そう感じ取ったとほぼ同時に、空気を弾ける強烈な破裂音が鳴り響く。
鉄と鉄が擦れあう火花。
何かが焦げる匂い。 ・・・・・・・
それらと共に男の手に持っていたソレから、超高速で何かが飛来するのを目視した。
指先程の小さな何か。
思考よりも先に手が動く。
顔の眉間に向けられて正確な軌道を描き飛んでくるそれを掴む様に手を向け、それに触れる。
その瞬間、強烈な衝撃と共に腕が弾き飛ばされる。
指先程の小さな塊が、人を優に超えた怪物の怪力をものともせず、破壊の魔力が回りきるよりも早くエルクラッドの肌を貫いた。
エルグラッド「ぐ、ぐぅ…!?」
燃えるような熱が掌を伝う。
それは正に理外の一撃であった。
見切り、防御してもなおこの威力。ただの魔法使いでは防ぎきれなくとも何ら不思議ではない。
改めて、昨日お嬢様をその場から逃がしたことは間違いではなかったと確信する。
目の前にいるこの男は危険だ。
333 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/27(日) 23:36:21.19 ID:D4j+At0co
謎の男「は、ハァ!!?」
しかし、オレ以上に目の前の男は驚愕の表情を浮かべていた。
謎の男「この距離で弾丸掴みやがったのかコイツ!馬鹿じゃねーのか!?」
謎の男「オイオイオイオイオイ、聞いてねーぞこんなの!」
謎の男「つかオタク、マジで人間か?よくみりゃあ角とか生えてるし……こりゃあアレかい?地獄の沙汰から、不神信者をとっちめに悪魔かなんかがやってきたってか?笑えねーぜ……」
謎の男「となりゃあ、一つしかねーわな」
男は再び此方に向けて道具を向ける。
また来るか、と身構えたと同時に男は足元の牧草を蹴り上げる。
エルグラッド「なっ!?」
目晦まし、軌道を読ませない作戦か。
俺は即座に身をかがめ、衝立に身を隠す。
しかし、いくら待ってもあの音は鳴らない。
エルグラッド「…まさかっ!」
急いで厩から飛び出すと、遠くで何者かが走り去る姿を目にした。
エルグラッド「チッ…逃がすか」
オレは逃げる男を追いかける―――
※追撃戦へ移行します。
334 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/27(日) 23:39:43.18 ID:D4j+At0co
追撃戦のルール
互いに判定を行い、数値の高い方が判定に勝利する。
先に二回判定に勝利した方が勝利する。
5ターン経過で強制的に追撃失敗となる。
追跡判定:エルグラッド
魔法 +1
負傷 −1(拳闘術により無効)
直下コンマ
逃走判定:謎の男
↓2コンマ
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/27(日) 23:41:30.26 ID:toEM0ZrhO
あ
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/27(日) 23:42:57.61 ID:le9i59Z50
あ
337 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/27(日) 23:44:26.33 ID:D4j+At0co
追跡判定:6+1
逃走判定:1
エルクラッド判定勝利
エルクラッド:〇
謎の男:×
338 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/27(日) 23:47:01.19 ID:D4j+At0co
民家の屋根に飛び上がり、見失わないように謎の男を追跡する。
男は暗い夜道なこともあってか、何度も転びそうになっていた。
謎の男「あ、テメェ!上からなんて卑怯だぞ!」
どうやらあっちも此方に気付いたらしい。
どうやら視線や物音に相当敏感なようだ。
追跡判定:エルグラッド
魔法 +1
負傷 −2(拳闘術により無効)
直下コンマ
逃走判定:謎の男
勝負師 +3
↓2コンマ
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/27(日) 23:49:05.09 ID:JX8nzFGr0
この謎の男場数は踏んでいるっぽいが魔族(?)とは接触がなかったのか
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/27(日) 23:49:13.35 ID:k6QcHeWy0
あ
341 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/27(日) 23:53:09.54 ID:D4j+At0co
コンマ判定:9+1
コンマ判定:5+3
エルクラッド判定勝利
エルクラッド:〇〇
謎の男:××
追跡成功。通常戦闘に移行
342 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/28(月) 00:06:14.88 ID:ROKu+QmIo
屋根伝いに移動し、男の目の前に飛び降りる。
謎の男「うおっ!っとと…おかしな世界だぜ、銃も知らねー未開拓地かと思ったらお前さんみたいな怪物まで居やがる。あんな高さから飛び降りて平気なのかい?」
エルグラッド「減らず口を叩くな。大人しくお縄につけ」
謎の男「おーこわ。随分いかれたニーサンだが、ちと安心したぜ。アンタも血を流すんだな」
エルグラッド「っ……」
一見追い詰めたようではあるが、状況的にはあの厩で相対した時よりも悪いと言ってもいいかもしれない。
手のひらには風穴が空き、そこから止め処なく血が流れだしている。
追跡の為に全力で体を動かしたこともあって、体力の消耗も激しい。
そして、原理は謎ではあるが、警戒すべき武器をこの男はまだその手に持っている。
謎の男「どーにも俺の住んでた場所とは違うみてーだが、会話が通じるのだけは有り難いぜ」
エルグラッド「どういうことだ?」
謎の男「それは俺が知りてーっての。ま、とにかくだちょっと話をしないか?このままタイマンでやりあってもいーけどよ、お互いこれ以上怪我をしたくないだろ?」
謎の男「穏便に済ませられるなら、穏便に行こうぜ」
謎の男「俺っちの引き金は確かに軽いが、何も殺人狂ってわけじゃねー。ここは一つ、交渉といかないか?」
べらべらと男に捲し立てられる。
交渉。こちらとしてはこの男を逃す理由はない。しかし、この怪我のまま戦いを続けるのは得策とは言い難いかもしれない。
戦って負けるとは思わない、が………どうするべきか。
1、交渉に乗る
2、口車に乗らない。戦闘続行
安価↓から最速で二票獲得した選択肢
343 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/28(月) 00:08:05.32 ID:2IXtj+dB0
2
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/28(月) 00:21:01.32 ID:UrEml1DDO
迷うけど2
345 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/28(月) 00:31:21.84 ID:ROKu+QmIo
選択:2
エルグラッド「ダメだ、交渉は出来ない」
謎の男「そりゃまたなんでさ?」
エルグラッド「オレは頭が悪い。お前に言いくるめられる予感しかしないからな」
謎の男「プッ、あーっはっはっは!……あ、アンタ正直な奴だなー」
謎の男「あ〜あ、こんな出会いじゃ無けりゃ酒の一杯でも酌み交わしたいもんだよ」
謎の男「アンタとはいい友達になれそうだったのに…」
男は残念そうに肩を竦め、帽子軽く上にあげ、隠れていた目が露わになる。
その男の眼光は、軽薄な口調とは相反して、一切の遊びを感じさせない冷たい目をしていた。
謎の男「ま、そういうこともあらーな」
男は腰に差していたそれを目にも止まらぬ速度で抜き出し、オレの額へとその先端を差し向けた。
空を劈く強烈な破裂音が再び鳴り響く。
それは、命と命の奪い合いの合図でもあった。
※通常戦闘へと移行します
346 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/28(月) 00:33:23.42 ID:ROKu+QmIo
というわけで今日の更新はここまでです。
次回からは戦闘の続きですね。
一応相手はラスボスなので、それなりにシビアな戦闘になるかと予想されます。(それでもエルクラッドならワンチャン余裕であるけど)
ではでは、お付き合いいただきありがとうございました。
347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/28(月) 00:36:05.65 ID:0lsucTRA0
乙
動機によってはあるいはと思ったがラスボスならなさそうだな
348 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/28(月) 00:49:50.17 ID:UrEml1DDO
乙です
>>345
で書かれているみたいに、口車に乗せられるか、騙し討ちされそうだったから2を選んだけど、
多分まだ序盤の段階でラスボスと言うことは1が本来のルートだったのかな…?
349 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/28(月) 06:19:19.83 ID:2IXtj+dB0
乙乙
350 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/29(火) 21:40:50.95 ID:128U4Cd+o
>>348
どちらが正規ルートだったとかいうのはあまり意識してはいないのですが、銃を巡って他勢力といざこざがあったりする予定だったので、交渉に乗った場合は所謂その路線に乗る為の引き延ばし手段みたいなもんでした。
他勢力絡んでくるイベント結構用意してたのに悉く回避したコンマが悪い!
というわけで再開です。
351 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/29(火) 21:49:49.97 ID:128U4Cd+o
エルグラッド
身体能力:74
魔法適性:97
スキル
【拳闘術】
戦闘時の−補正を2まで軽減。
奇襲されたときの−補正を2軽減。
戦闘勝利時に、捕縛に移行できるようになります。
【魔法:天才型(竜の心臓)】
魔法の使用制限を無視する。
あらゆる魔法を使った行動に対してコンマ+1の補正を得る。
【固有魔法:破壊】
奇襲時+5の補正を得る。
戦闘時常に+3の補正。
戦闘時にゾロ目を出すと特殊判定に移行し、成功すると戦闘に勝利する。
謎の男
身体能力:70
特異適性:70
スキル
【銃使い】
初回戦闘判定+5。それ以降+2。
5ターン経過で一度だけで自分の判定が4に固定。
【研ぎ澄まされた殺意】
必ず奇襲に成功する。
相手が負傷しているとき、判定差が5以上で判定に勝利すると相手を殺害。
不利な状況の時、二ターンの間+3
352 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/29(火) 21:53:43.24 ID:128U4Cd+o
エルクラッド
体力:23
謎の男
体力:15
戦闘判定
エルクラッド:直下コンマ
魔法 +1
破壊 +3
負傷 −2(拳闘術により無効)
謎の男:↓2コンマ
銃 +5
353 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 21:54:00.76 ID:axOiM4kD0
あ
354 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 21:54:18.53 ID:UDCRuqlDO
はい
355 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/29(火) 21:56:52.21 ID:128U4Cd+o
コンマ判定:(6+3+1)−(3+5)=2
エルクラッド判定勝利
謎の男
体力:15→13
1ターン経過
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 21:59:39.64 ID:scrDenti0
しかし拳闘術の補正が真面目に有難いな、流石戦闘向きスキル
357 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/29(火) 22:04:38.34 ID:128U4Cd+o
敵の攻撃は遠距離からの超高速の射撃。
弓を引くような大きな力もいらなければ、大きな道具や予備動作も必要ない。
正に生物を殺すためだけに最適化されたその一撃。
それを初めて目にした相手であれば、その必殺の攻撃を避けることはまず不可能。
だが、一度見てしまえば問題ない。
男がそれを越しから抜き取ると同時、此方は一歩を大きく踏み込む。
男は一瞬目を見開くが、それでも標準はピタリとオレの眉間にあっている。
相手はそこから攻撃に移るのに予備動作は殆どない。
・・・・・・
しかし、全くの無動作というわけではない。
引き金を引き絞るよりも早く、男の手をその拳ではね上げる。
直鬼爆音が鳴り響き、あらぬ方向に弾けた鉄の塊が、何かに当たって砕ける音が続いてなる。
謎の男「どんな胆力だよアンタっ…!」
男は再び距離をとろうとするが――――
エルクラッド:直下コンマ
魔法 +1
破壊 +3
負傷 −2(拳闘術により無効)
謎の男:↓2コンマ
銃 +5
358 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/29(火) 22:05:27.36 ID:128U4Cd+o
補正ミス!
エルクラッド:直下コンマ
魔法 +1
破壊 +3
負傷 −3(拳闘術により軽減)
謎の男:↓2コンマ
銃 +2
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 22:10:45.88 ID:DnhzBpH9O
あい
360 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 22:11:17.68 ID:scrDenti0
あ
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 22:11:29.33 ID:UDCRuqlDO
はい
362 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/29(火) 22:12:20.76 ID:128U4Cd+o
エルクラッドコンマ判定:88 ゾロ目
特殊判定に移行
363 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/29(火) 22:27:34.35 ID:128U4Cd+o
エルグラッド「悪いがもう小細工はさせん」
指鳴りと共に男の手首が爆ぜる。
その表現は比喩でも何でもない。
常人の眼には見えない、魔力の波紋。その破壊の魔法は音として空気を伝わり、波紋となってモノに沁み込み、エルクラッドの意のままにその魔力を爆発させる。
エルクラッドの破壊の魔力の前には、ありとあらゆる障害が無い物と同じ。
例え距離をとろうと、遮蔽に隠れようと、その目に捕らえられた時点で逃げる術は存在しない。
謎の男「ッ!?」
男は苦悶の表情を浮かべ、宙を舞い地面を転がる自らの腕だったものと銃を目で追う。
謎の男「オイオイ、アンタの方がよっぽどインチキじゃねえかっ!?」
この状況においても尚タフな台詞を吐く男に掴みかかり、即座に組み伏せる。
エルグラッド「小細工はさせんといっただろ」
男はうつぶせで組み伏せられ、その上にエルクラッドが圧し掛かる。
根本的な体格差、そしてそれ以上に絶対的な人間と竜の力の差。
まだ手首の付いている方の腕を背中で捻り上げ、エルクラッドはその男の背中に手を置く。
特殊判定
5以上で勝利
魔法 +1
直下コンマ
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 22:28:02.39 ID:axOiM4kD0
あ
365 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/29(火) 22:30:16.83 ID:128U4Cd+o
コンマ判定:9+1 成功
戦闘勝利
366 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/29(火) 22:41:32.37 ID:128U4Cd+o
それは、あまりにも呆気ない幕切れだった。
エルクラッド「抵抗はするな。動けば動くだけ出血が酷くなるだけだ」
エルクラッド「オレはこのまま魔法でお前の心臓を破壊することもできる。これはハッタリじゃない」
エルクラッド「僅かでも生きる意志があるなら、大人しくしていろ」
謎の男「ま、参ったよ。降参だ。今のを見てその脅しを今更ハッタリだとは思わねーよ」
抵抗をしないという意思表示か、男の全身から力が抜ける。
エルクラッド「少し前から、その武器を使って人を殺して回ってたのはお前か?」
謎の男「殺して回ってはねーよ。はぁ……結果的に殺しただけだ」
エルクラッド「…そもそもお前は何者だ?何処から来た?その武器は?」
謎の男「そう一遍に聞きなさるな……ああクソ、頭がボーっとしてきた……」
男の軽薄な声色から、どんどん気力が抜けていく。
恐らく出血が原因だろう。このまま高速を続けていれば間違いなく男は死ぬ。
生かすか殺すか、その指示は与えられていなかった。
オレはどうするべきだろうか?
1、止血をして屋敷に連れ帰る。
2、このまま男を殺し、死体を持ち帰る
安価↓から先に二票獲得した選択肢を採用
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 22:43:25.56 ID:scrDenti0
1
殺してしまっては証拠(?)にならんし
368 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 22:46:17.40 ID:UDCRuqlDO
1
369 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/29(火) 23:02:01.26 ID:128U4Cd+o
選択:1
多少迷いながらも、オレは血を流す男の手首を紐で縛り上げ、簡易的な止血をする。
死んでしまってはコイツが何者だったのか、どういう目的だったのか分からないままだ。
生きたまま話が出来る状態でエレノア様の前に持ち帰るのが得策だろう。
血を失いぐったりとした男の体を担ぎ上げる。
……早く帰ってジョシュアに治癒魔法をかけてもらうべきだろう。
地面を転がる武器を握ったままの手首を拾い上げ、オレは屋敷に戻ることにした。
顔を上げると、強い光が目に入り思わず顔を顰めてしまう。
遠くの方で朝日が昇っている。
どうやら俺は丸一日この男を探し回っていたらしい。
すぐに戻ると言った手前、随分と遅くなってしまった。
お嬢様を心配させてしまっているかもしれない。
もしオレの帰りを待っているのだとすれば、オレの負傷と死にかけの男を見たら大層驚かれることだろうな。
お嬢様の姿を想像し、フッと自然に笑みがこぼれる。
早く屋敷に帰ろう。
疲れと負傷によって気怠い体を奮い立たせ、男を背負い直し、オレは足早に屋敷への道を駆けた。
※エンディングに移行します。
370 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 23:08:43.93 ID:DnhzBpH9O
勝ったかど終わっちゃうか
もう少し交流したかったから少し残念
371 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 23:11:21.82 ID:scrDenti0
なに、後日談があるさ
…あとジョシュアのプロフになんとなく物騒なワードがあるし完全に丸く収まってるわけでもなさそう
372 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 23:14:45.82 ID:axOiM4kD0
スピンオフでアイリスお嬢様の落ちこぼれ脱却奮闘記とか、エレノアお嬢様の領内問題解決奮闘記とか、ジョシュアや名前が出てこなかった選択肢があったメイド長の使用人奮闘記とか書いてくれませんか?(小声)
373 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/29(火) 23:15:21.18 ID:128U4Cd+o
あの男を屋敷に連れ帰ってから、三日が経つ。
血を失いすぎて気を失っていた謎の男は、二日前に目を覚まし、俺とジョシュアが立会いエレノア様から詰問を受けていた。
男の名前は『ジョセフ』。姓は無く、宿無しの風来坊であったらしい。
曰くどうやら、あの男は『漂流者』と呼ばれる存在だった。
此処とは時や空間を異とする世界。
魔法すら存在せず、独自に進化を遂げた文明を持つ世界の人間だったのだ。
あの男の語る価値観や生死感というのはどうにも俺たちの持つそれと噛み合わず、エレノア様も話を纏めるのに苦労していた。
最初の被害者であった『ダニエル・ド・レッドグレイヴ』の越境術。この世界とは異なる世界を繋ぐ門を開く魔法によって、強制的にこの世界に引きずり込まれてしまったらしい。
あの男は確かにこの領地の民を無残に殺した。
とはいえ、この世界の魔法使いの好奇心によって人生を狂わされた被害者でもある。というのがエレノア様の結論だった。
一先ず処罰は追って決めるとされ、現在は屋敷の地下牢に軟禁されている。
まだ懸念することは多いが、一先ずは一連の事件は終息したと言ってもいいらしい。
374 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/29(火) 23:26:01.57 ID:128U4Cd+o
その後のオレに待っていることと言えば、日常に戻ることだけだ。
「タイ良し。ハンカチ良し。手袋良し」
鏡の傍にピン止めされている古いメモ帳を見ながら、声に出してひとつづつチェックを入れていく。
そろそろいい加減このメモ無しでも身支度くらい、完璧にできるようになるべきだろうか?
まあ、身支度が出来ないよりはマシだろう。
廊下に出て、同僚たちと挨拶を交わす。
使用人の部屋とは、大きな階段を挟んで反対側の棟。
その一室の前で、一匹の猫が扉をガリガリとかいていた。
ここ数日お嬢様に構ってもらって飯でも恵んでもらっていたからか、随分と味を占めたようだ。
図々しい不届きものの太い首を掴み、端にどける。
375 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/29(火) 23:37:57.56 ID:128U4Cd+o
コンコン
と、扉をノックし声をかける。
「おはようございます、お嬢様」
そうすると、扉越しからパタパタと軽い足音が聞こえ、扉が内から開かれる。
「お、おはよう。エルクラッド」
少し息を乱し、寝間着姿のままのお嬢様に出迎えられる。
取り繕うような笑顔を見せているが、櫛も通っていないぼさぼさの髪の毛から先ほど起きたばかりなのは一目瞭然だ。
「また随分と夜更かししていたようですね」
「えっ、えっと……ちょ、ちょっとだけだよ?」
「ここ数日厨房のハムの減りが早いと、コックのトールが嘆いておりましたよ」
「な、なんのことかなー?」
「引きこもって食べてばかりいると、あのような姿になりますよ」
そう言ってオレは階段の手すりにでっぷりと体をもたれ掛からせ、今にも落ちてしまいそうなネズミ捕りの姿を指さす。
お嬢様は顔を青くし、ペタペタとお腹をさすっている。
あんな騒動がつい数日前に会ったばかりだというのに、お嬢様はそんな事を引きずらない能天気さだ。
確かに、エレノア様から見れば心配なさるのも無理が無いかもしれない。
……だけど、オレにとってお嬢様のその姿こそが何よりの救いだ。
この人に仕えている間だけは、オレは『人間』で居られるのだから。
「さあ、早く着替えて来てください。朝食を用意してお待ちしています」
恭しく礼をし、オレは下階へと降りていく。
それは、何の代わり映えのしない、当たり前の日常だった。
『日常へと帰る』godEND
376 :
◆7m3grp2dM2
[saga]:2020/09/29(火) 23:43:19.57 ID:128U4Cd+o
最後で痛恨の誤字……正しくはgoodENDです。
というわけで一先ずエンディングを迎えられましたね。
スレを立てて安価スレを回すといった試みが本当に久しぶりだったので、リハビリも兼ねて規模の小さい話をしようと思い至って今回の話を書きました。
そんな軽いつもりで始めたのに、想像以上に反応を頂いて本当に嬉しい限りです!
>>214
の判定でどの勢力が動くかの判定だったのですが、ここでどこも動かないという結果が出仕舞ったり、そのあとの捜索妨害イベントも悉く外してしまったりで、話をコンパクトにしたいという目論見は当たったのですが、小さく纏まりすぎてしまいましたね。
まあ、こればっかりはコンマだったので致し方ないです。
もっと強制イベント作ればよかったかなと反省しています。
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荒巻@中の人 ★
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