【安価・コンマ】ファンタジーな異世界に異物が紛れ込むお話

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118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 23:19:34.95 ID:LdnH5qwVO
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 23:19:36.00 ID:tiQ9GDigO

120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 23:22:18.01 ID:cfuyvFVRo
やったね
121 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/18(金) 23:22:34.17 ID:uTY52QNRo

コンマ判定:偶数 ゾロ目補正アリ



【アイリス】親密度:11? 怯え

【エレノア】親密度:15 ノミに毛が生えた知能のトカゲ人間

122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 23:23:27.88 ID:fJ9K5jqo0
しかし軒並み低くて笑う
特殊判定のおかげでアイリスには希望を持てるけど
123 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/18(金) 23:43:19.80 ID:uTY52QNRo


突然の姉の来訪に戸惑っているアイリスに、エレノアは視線で『さっさと新聞を見ろ』と示す。
アイリスは流されるままに新聞を開き、赤いペンで囲まれた記事に目を通す。

アイリス「……貴族の死亡…事故?えっ…これって此処からそう遠くない通りじゃ…」
エレノア「事故ではないわ。他殺よ」
アイリス「そ、そうなの?」

自身満々な振る舞いでそう答える姉にアイリスは戸惑いながらも、『怖いね』と此方に相槌を求めてくる。
よく分からないままオレも頷く。
……事故ではなく他殺?どういう違いがあるというのか。

エレノア「はぁ…相変わらず危機感もクソもない間抜け二人ね。まあ、そこの人間もどきのトカゲは仕方ないでしょうけれど」
エレノア「いい?これは人が人を殺した事例よ。それも死んだ相手は貴族。それもアンタみたいな平和ボケしたお間抜けな無能ではなく、れっきとした魔法使いが」
エレノア「これがどれほど機異例の事態かお分かり?」

アイリスは助けを求めるような視線でこちらを見る。


1、「大丈夫ですよ」と安心させるような言葉をかけた。
2、首を振って何も分からないと伝えた

安価↓1
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 23:46:15.59 ID:cfuyvFVRo
1
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 23:47:39.21 ID:zjKnb2MDO
どっちが正解だろう?
知力的に2?
126 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/18(金) 23:58:12.75 ID:uTY52QNRo

選択:1


「大丈夫ですよ。強盗か何か知りませんけど、お嬢様の傍にはオレが居ますから」

と、思ったままの事を口にした。

エレノア「ハイ間抜け」
アイリス「あうっ……」

エレノアのチョップがアイリスの脳天に振り下ろされる。

アイリス「な、なんで私がぶたれたの?」
エレノア「従者のアホさは主人の責任に決まってるじゃない」
エレノア「それに、今まさに主人に危害が加えられたのだけれど、止められなかったじゃない」

困惑しながらも「それは貴女がエレノア様だからです」と答えると、呆れたような顔で溜息をつかれた。
よく分からないけれど、自分が口を挟んで良い事ではなかったと理解する。

エレノアが事の顛末の詳細をアイリスに語り始める。

オレは………


1、大人しくお嬢様と一緒に話を聞いた。
2、自分の領分ではないと判断し、エレノアの護衛役のジョシュアに話しかけた。

安価↓
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 00:00:22.40 ID:moHeHNCy0
1
128 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/19(土) 00:24:31.04 ID:aoPaMhm/o

選択:1、大人しくお嬢様と話を聞く


エレノア「事件が起きたのは昨晩。被害者は貴族の魔法使いであり、魔法の研究を国公認の研究者」
エレノア「事件現場は彼の研究室。被害者は頭から血を流している状態で発見された」
エレノア「死亡した彼の死体から、時計や指輪といった装飾品が紛失していることが明らかになっている」
エレノア「まあざっと要約すると、その記事に載っているのはそんな内容ね」

エレノア「これ、何かおかしいと思わない?」

アイリスは貴方に視線を向け、お互いに首を傾げる。

アイリス「……た、ただの強盗事件ってことじゃないの?」
エレノア「その逆よ。魔法使いの研究室で殺人事件が起きてんのに、盗まれたものが金品のみなのよ」
エレノア「これってとってもおかしいと思わない?」

エレノアは何がニタリと楽しそうな笑みを浮かべる。

エレノア「貴方が強盗の立場になって考えても見なさい」
エレノア「態々貴族の家に押し入って、国家公認の魔法使いの研究室にまで忍び込んで、そこで盗んだものが殺した男が身に着けていた金品のみ?」
エレノア「ちゃんちゃらおかしいわね。リスクに対して釣り合わなさすぎるわ」

129 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/19(土) 00:51:24.79 ID:aoPaMhm/o

エレノア「誰が?何故?どうやって?どんな目的で?」
エレノア「重要な要素が全て不明瞭。状況も不自然極まりないわ」
エレノア「ただ一つ、純然たる事実として無視できないことがある」

エレノア「魔法使いが殺されたのよ。魔法の価値の分からない何者かに」

エレノア「ここまで言えば、私が言いたい事が分かったんじゃない?」
アイリス「………ま、魔法使いが…一般市民に殺されたって言う事?」
エレノア「聡明な妹で嬉しいわ」

魔法、それはこの国で最も価値のある力。
同じ動物である人間を、支配者と隷属者に仕分けるふるいでもある。
魔法が使えるからこそ貴族足り得るのであって、その力が無ければただの人間と何ら変わりがない。
自らの力を絶対的だと確信しているからこそ、その事件の異常さを理解する。

ただの人間、例えばこの家に仕えるメイド長がいる。
身だしなみに非常にうるさく、お嬢様相手でもその厳しさを見せる彼女であっても、お嬢様を殺すことは難しいだろう。
お嬢様はあれでも魔法使いだ。例えどれだけ臆病で怖がりでドジで間抜けであっても………あれ?案外殺せてしまうかもしれない。


130 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/19(土) 01:01:16.68 ID:aoPaMhm/o

アイリス「そ、それで…その事件がどうしたの?」

アイリスの質問に、エレノアは一層嬉しそうな笑みを見せる。

エレノア「どうしてだと思う?」
アイリス「え、えっと……危ないから気をつけなさいって言いに来たとか?」
エレノア「私がそんな優しいお姉ちゃんに見える?」
アイリス「み、見えません」

エレノア「結論から言ってあげるわ」
エレノア「何だか面白そうだから、調査するわよ。私と一緒に」

アイリス「え、ええ!?」

お嬢様らしからぬ大声が屋敷に響き渡る。

エレノア「どうせ暇でしょ?」
アイリス「ひ、暇じゃないです!」

お嬢様はここぞとばかりに全力で拒絶の姿勢を示す。
とはいえ、この場合はお嬢様でなくともそんな事件と関わりあいたいとは思わないだろう。
ハッキリ言って、イカレているのはエレノア様だ。


131 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/19(土) 01:19:23.07 ID:aoPaMhm/o

アイリス「えと…そう!私はこれから学校に行かないと!ち、遅刻しちゃうから!」
エレノア「あらそう。貴女がそんな模範的な生徒だとは知らなかったわ」
アイリス「え、えへへ…だから私はこれで。い、行こうエルグラッド」

そう言いながら席を立とうとするお嬢様。
そんな彼女の肩を、エレノアはまあまあと押さえつけながら椅子に座り直させる。

エレノア「いい。これは何も道楽に付き合わせようってわけじゃないの。とっても大切なことなのよ」
アイリス「え、でもさっき面白そうだからって――」
エレノア「アイリス。貴女もこのストレーン家の端切れとはいえ、由緒正しき支配者の血を引くものでしょう?」
エレノア「将来の事を思えば、ここで一つ功を立てておきたいとは思わない?」

ブンブンとアイリスは全力で首を横に振る。
エレノアはそんな彼女の頬を両手でがしりと掴むと、無理やり頭を縦に振らせる。

エレノア「う〜ん、いい子ねアイリス。そうよね、貴女は実家に居ると教育係が煩いからって私の家に逃げ込んできたんだもの」
エレノア「それから毎日別に真面目に勉学に励むわけでもなく、私のお金を使って食っては寝るだけの生活をしていたなんて、罪悪感があってもかしくないわ」
エレノア「いつかはそんな貴女を養ってあげている、お優しいお姉さまの役に立ちたいと考えていてくれたのよね?」
アイリス「お姉ちゃんの仕事って全部秘書さんが……」
エレノア「私の役に立ちたいわよね?」

選択の権利など無いと悟ったアイリスは、渋々と頷いた。
132 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/19(土) 01:32:05.70 ID:aoPaMhm/o


そこからまた一悶着あったが、結局アイリスが折れる形で話がまとまった。
元よりエレノアの命令を拒否できる人間なんてこの屋敷には居ない。こうなるのも当然の帰結だったのかもしれない。

エレノア「ま、学校に行くというのならそれはそれでいいわ」
エレノア「現状は情報が少なすぎるもの。情報収集も兼ねて行ってきなさいな」
エレノア「じゃあ、頼んだわよ」

そう一方的に言い渡し、エレノアは食堂を後にした。

取り残されたアイリスはというと、『どうしてこんなことに…』と酷く落ち込んだ様子であった。



貴方は……

1、励ます
2、慰める
3、学校の支度を促す

安価↓1
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 01:33:41.49 ID:6cUJqSJd0
134 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/19(土) 01:47:14.07 ID:aoPaMhm/o

選択:1


エルグラッド「元気出してください。これはお嬢様のお力を周囲に示すチャンスじゃないですか」
アイリス「私の力って……例えば?」
エルグラッド「……傍にオレが居ます」
アイリス「それって私の力なの?」

励ますために声をかけたものの、上手く前を向かせる言葉は思いつかなかった。
お嬢様はその………まあ、悪い人では無いのだけれど。人より優れた何かがあるわけでもないのも確かだった。


普段以上に足取りを重くし嫌がるお嬢様の手を引きながら、学校に行く身支度を整えさせた。




因みにお嬢様は学校に友達が……

1−3 いない
4−6 一人くらいは
7−9 意外と外面はよかったり
0   寧ろ避けられている

直下コンマ
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 01:49:19.82 ID:FnhXYoUz0
136 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/19(土) 01:52:19.55 ID:aoPaMhm/o

コンマ判定:2  ぼっち



というわけで本日の更新はここまでです。
ただの導入なのにくそほど時間かけてしまった……次からはもっとサクサク進められるように頑張ります。

ではでは、遅くまでお付き合いいただきありがとうございました。
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 03:13:58.79 ID:5gTB6VcsO
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 05:15:24.50 ID:/si5ggFDO
乙です
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 06:47:00.18 ID:BOuJhAEk0
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 07:33:11.23 ID:moHeHNCy0
141 : ◆7m3grp2dM2 [sage]:2020/09/19(土) 18:28:54.12 ID:aoPaMhm/o

今日は更新おやすみです。
今書いてる主人公周りの掘り下げの話は仕上がった投下するかもしれません。(安価コンマ取らない奴)
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 18:35:53.80 ID:YfDda/SAO
はひ
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 19:00:06.08 ID:BOuJhAEk0
wktkしながら待ってます
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 19:02:15.20 ID:ECnv8Ajt0
報告乙です
あとへっぽこぼっちお嬢様アイリス可愛いくて好き
145 : ◆7m3grp2dM2 [sage]:2020/09/21(月) 20:24:50.28 ID:TuWYvT/zo

昨日更新しようと思ってたのに仮眠したら5時間も寝てた。体の老化!!
というわけで更新できずにすみませんでした。ぼちぼち再開です。


名前:アイリス・ストレーン(アイリス・イル・テレジア・ストレーン)
性別:女性
年齢:15歳

身体能力:11 貧弱引きこもり
知力:69   貴族としてある程度の教養はある
精神力:11  クソ雑魚メンタル
魔法適性:69 名家の人間として必要十分程度の魔法は使える 
特異適性:30 特筆事項無し


【容姿】
緩めのパーマがかかったふわふわの黒髪。長さは肩くらい。
瞳の色はエメラルドグリーン。タレ目。
身長は148cmくらい。筋肉とは無縁の華奢な引きこもり体型。

【内面】
非常に臆病で引っ込み思案な性格。
自分に自信がなく、自分は何もできない落ちこぼれだと思い込んでいる。
何をしても優秀すぎる兄姉と比べられ続けた幼少時代だったため、そのことが非常にコンプレックスになっている。
そのため、頑張ることや努力をするといった事に対して忌避感が強い。
コミュニケーション能力が低く、人付き合いが非常に苦手。友人といえる人もおらず、家族に対しても心開いているとは言い難い。
昔はもう少し明るい性格だったらしい。
146 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 20:37:30.28 ID:TuWYvT/zo


エルグラッド「それでは、今日もいってらっしゃいませ」
アイリス「う、うん。じゃあ、また後でね」

そんなやり取りを経て、アイリスお嬢様を送り届けた。
お嬢様の通う学校は、一市民が通うような大衆用の施設ではなく、貴族の子息や特別に魔法の素質を認められた者のみが通う場所。
所謂『魔法』の扱いを学ぶための場所。
学校内では流石に常に傍にというわけにはいかない。とはいえ、お嬢様から頂いた許可証を持っているので校内を多少歩くくらいなら許されている。
まあお嬢様が傍に居てと言ってくるとき以外は特に用もないので、校内を歩くことなんて殆どないが。

いつもなら屋敷に戻って他の同僚の仕事を手伝ったり、人の居ない場所でガス抜きをしたりする。

このまま屋敷に戻ってもいいが、エレノア様から頼まれた用事もある。
あの事件について調べてみてもいいかもしれない……俺があまり力になれるとは思えないが。


さて……



1、屋敷に戻って仕事を手伝う。
2、情報集めをしてみる。
3、視点変更(アイリスに操作キャラを移す)

安価↓1
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 20:38:05.85 ID:bESrh0E30
3
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 20:38:26.54 ID:WBIcH5cDO
2
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 20:39:13.56 ID:eOtI4zhio
1
150 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 20:52:33.29 ID:TuWYvT/zo

選択:3 視点変更(アイリス)



下を向き、足元だけを見て廊下を歩く。
周りで挨拶が交わされるたびに、どこかいたたまれない居心地の悪さを感じてしまう。
足早にその場を通り過ぎ、漸く自分の領域(自分の机)にたどり着き、ほっと息を吐く。
こんな私に不釣り合いな空間でも、此処だけは唯一安息を感じられる場所だった。

改めて今朝お姉ちゃんに言われたことを思い出す。
不可解の事件の調査。危険なことに首を突っ込みたがるお姉ちゃんらしい発言だけれど、まさか私まで巻き込まれるなんて思ってもみなかった。

一応持ってきていた新聞の切り抜きを取り出し眺める。

事件が起きたのはつい昨晩。
お姉ちゃんもまだ情報が足りないって言ってたっけ。
だからって、私にできるって言うんだろう?そりゃあ確かに、お姉ちゃんには居候している迷惑もかけてるし、少しは力になってあげたいとは思うけど……。

情報集め。
どう考えても私向きの仕事じゃないよ……。



行動安価

1、新聞を読んで、自分の考えを纏める。
2、聞き耳を立てて噂になってないか確かめる。
3、この事件の事を知ってそうな人に話を聞いてみる。
4、自由安価

安価↓
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 20:54:03.72 ID:6gtZDwPVO
3
152 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 21:00:54.41 ID:TuWYvT/zo

選択:3


この事件の事を知っていそうな人。
そんな人から話を聞ければ、何か情報が得られると思う。

この事件を知っていそうな人。
例えば……被害者『ダニエル・ド・レッドグレイヴ』の知り合いとか親戚とか家族とか?
他には、事件現場の近くに住んでる人だとかが居れば何か聞けそうかな?

まあ、問題はそれ以前に……



そんな知り合いは――


0−3 一人も思い当たらない
4−6 一人だけ
7−9 家の力を使うしかないかも
0    偶然

ぼっち −2

直下コンマ 
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 21:01:55.91 ID:WBIcH5cDO
はい
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 21:06:47.67 ID:bi+AUB8p0
うーんなかなかのぼっち力
155 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 21:08:18.70 ID:TuWYvT/zo

コンマ判定:1−2 



当然ながら誰一人としてそんな知り合いは思い当たらなかった。
そもそも、私には友達と呼べる人間すらいない。
クラスメイトの誰がどこに住んでいるとか知らないし、聞いたこともない。……教えてもらったこともないと言うべき?

とにかく、アプローチとしては間違っていなかったと思うけれど、自分という人間としては致命的に難しい方法だった。
また別のやり方を考えよう。

そんな事を考えているうちに予鈴が鳴り、通常通りの授業が始まる。

私はいつも居樹に見に入らない講師の言葉を、ぼんやりとした頭で聞き流していた。
156 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 21:15:15.32 ID:TuWYvT/zo

昼休み


あっという間に時間は過ぎ、昼食の時間になる。

授業終わりの合図とともに、生徒たちは各々バラバラに集まって昼食を取り始めている。
大抵の場合はクラス内の派閥だとか、仲のいい友人グループなんかに分かれて談笑しながらお弁当を食べたり、食堂に行く人たちばかり。
私?私は当然ぼっち弁当です。注文をするために話しかけるなんて怖くてできません。

というわけで、



1、教室でご飯を食べながら、事件について考察をしてみる。
2、食堂でご飯を食べながら聞き耳を立てる。
3、気分転換に中庭でご飯を食べる。

安価↓1
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 21:15:46.43 ID:bi+AUB8p0
2
158 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 21:22:09.91 ID:TuWYvT/zo

選択:2


いつもなら教室でさっさと食べて、図書室に籠るのだけれど今日は思い切って食堂にまで足を運ぶ。
イザベラさん(メイド長)のお弁当があるから食堂でご飯を頼むわけじゃないけれど、教室より食堂の方が人がたくさんいるから、何か噂話でも聞こえてこないだろうかという希望も込めての行動だ。
周りの会話に聞き耳を立てながら食事なんてお行儀が悪いと言われそうだけど、今だけならお姉ちゃんも許してくれるよね?

そんなわけで、私は食堂でお弁当を食べることにした。


コンマ判定

1−3  特に収穫無し
4−6  気になる噂
7−9  話しかけられる
0     ???

直下コンマ
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 21:22:46.94 ID:bi+AUB8p0
あいあいあー
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 21:23:22.01 ID:6RoxAznD0
161 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 21:39:19.75 ID:TuWYvT/zo

コンマ判定:4  


食事をしている最中、後ろのテーブルを囲んでいた生徒の会話が聞こえる。


「そういや聞いたか。昨日、魔法での死亡事故が起きたって話」
「死亡事故?初耳だな。貴族が何者かに殺された、みたいな話は聞いたが」
「どうせどこぞ恨みをかった商売敵だとか、政争に巻き込まれたとかじゃねーの?」
「いや、そう言うんじゃねーんだよ。魔法の研究者が自分の研究室で頭から血を流して死んでたってよ」
「猶更事故クセーじゃねーか」
「……もしかして、あの『越境術』の講師として一度うちにも来たことある人か?」
「あー……多分そう。俺は顔も知らないけど」
「あの人の住んでた屋敷、割と近くなんだよ。学校に来る途中なんか騒ぎになってたけど、そう言う事か」
「え?近くなのかよ。じゃあ昨晩、なんか見たり聞いたりしてないか?」
「いや………あーでも、デカい音聞いたかも。一回だけだったから気のせいかとも思ってたんだけどさ」
「へーどんな?」
「無関係だからって楽しそうにしやがって…。あーなんか…『強く手を叩いたような音』かな。パーンっていうなんか弾けるみたいな音。上手く言えないけど、俺の部屋まで聞こえてたってことは、相当デカい音だったのかも」
「ふ〜ん……」
「ま、そもそもそれが事件と関係あるかも分かんないけどな」
「でもなんかその話聞いてると、事故っぽさ増した感じがするな」
「俺もちょっとそんな気する。『越境術』なんてそもそもがわけわかんない分野だしな。予想できない事故があっても不思議じゃないよ」


と、そんな会話を耳にした。
『強く手を叩いたような音』というのは少し気になる。
事件とは関係ないかもしれないけど、一応は覚えておこう。

162 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 21:45:10.42 ID:TuWYvT/zo

放課後



今日一日の全ての授業が終わり、放課後がやってくる。
いつもなら校門で迎えを待って真っすぐ屋敷に帰るけれど、どうしようかな?


1、学校に残り情報を集めてみる。
2、学校帰りにどこかへ寄り道
3、直帰
4、自由安価

安価↓2
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 21:45:43.60 ID:6gtZDwPVO
2
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 21:47:39.49 ID:6RoxAznD0
1
165 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 21:58:43.67 ID:TuWYvT/zo

選択:1



学校には集めようと思っても集められないほどたくさんの人が居る。
折角だし学校に居る人たちからもう少し情報を集めてみようかな?

とはいえ、今日一日を過ごしてみてこの事件はあまり話題になってないことは何となく分かった。
お姉ちゃんはここら一体の領主でもあるから、こういうことに敏感で真相を確かめたいと思うんだろうけど、多くの人にとってはあまり関心がない事みたい。
貴族の死というのは身近なことではないけれど、この社会で生きてきたのなら、嫌でも耳にする話でもある。

貴族が何者かに殺された。と聞けば確かに何か作意を感じるけど、お姉ちゃんが予測を立てていた『一般人が貴族を殺した』という話も実のところ確証はない。
状況的にそう言う事もあり得るかも?くらいの話で、今日噂で聞いた事故とかの方が確率が高そうに思う。
身に着けていた金品が盗まれていたって話だけど、死体を発見した使用人がこっそり懐に入れた可能性だってある。
それに、新聞に書かれていたことがそのまま真実だとは限らない。
同じ研究者が研究成果を盗みに入って、新聞社を買収したとかもあり得るし、もっと大きな政争に巻き込まれて情報を握りつぶされている可能性だってある。

まあそう言うのも含めて、お姉ちゃんは情報が欲しいんだろうけど。


私は……


1、適当に校舎を散歩する
2、図書館に行ってみる
3、昼休みにあの噂話をしていた生徒を探してみる。
4、自由安価

安価↓2

166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 22:00:03.35 ID:6RoxAznD0
ksk
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 22:00:18.65 ID:WBIcH5cDO
2
168 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 22:16:17.68 ID:TuWYvT/zo

選択:2



私は学校内に併設されてある、図書館へと足を運んだ。
図書守の騎士さんに軽く頭を下げ、図書館へとつながる扉を開けてもらう。

図書館。
それはこの学校の最も特異な空間でもあり、この学校で最も価値のある施設でもある。
原則的にこの学校に生徒以外の人間が足を運んではいけない理由の一つでもある。
校内を歩く許可証を持っているエルグラッドだって、図書館には足を踏み入れてはいけない。
それ程までに『本』という資産には価値がある。

新聞や、娯楽小説といった一般市民にも流通しているものも、広義の内には『本』ではある。
そういう括りで話すのならば、この図書館に保管されている本は所謂『禁書』と呼ばれるものである。
司書によって認められた家柄の人間、或いは魔法の分野で優秀な成績を収めたもののみ目を通すことが許される、閲覧制限の掛かった本。

此処にある本は全て、『魔法』と『異世界』にまつわる書物ばかりなのだ。

さて、図書館にやってきたわけだけれど……


1、キーワードを絞って本を探す
2、司書さんに話しかけてみる
3、普通に勉強する

安価↓1
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 22:16:39.09 ID:MDa4bIyT0

170 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 22:23:10.57 ID:TuWYvT/zo

選択:2


司書さんに話しかけてみよう。
……どんな事を聞いてみようか?


1、越境術とかダニエル・ド・レッドグレイヴについて
2、音について
3、自由安価(内容も書いてね)

安価↓2
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 22:26:37.98 ID:6gtZDwPVO
2
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 22:28:51.56 ID:6RoxAznD0
2
173 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 22:49:56.39 ID:TuWYvT/zo

選択:2 音について



「はい?音について、ですか?」
「音についての魔法はあそこの棚に……そうじゃない?ああ、またですか」
「ええ、その質問は今日で二度目です。事件の事そのものではなく、事件があった日の音について知りたい人が居るなんて、変わった偶然もあったものですね」
「まず先に、越境術の事故についてですが、これについてはかなりの事例が確認されています。その事故の中には死亡事故も含まれます」
「越境術の成功例にも失敗例にも、その際に耳を劈く様な強烈な破裂音があったという話は聞いたことがありません」
「未知の事故という可能性もありますけどね」
「あの事件現場から、音が聞こえたという屋敷までの距離、事件現場の密室性まで考慮に入れると相当大きな音であったと予想できますね」
「事件当初その屋敷に住んでいた住人も、みな一様に同じ音を聞いたと証言していますね。なので、その事件現場で大きな音がしたというのは間違いないでしょうね」
「残念ながら、音の原因までは私もまだ聞き及んでいません」

「え?何故そんなにも詳しいのですかって?司書特権です」
「同じ質問をしてきた生徒にも渡しましたが、貴女も欲しいですか?」
「ハイ、ではどうぞ。どうせこれはただの新聞の記事。図書館外への持ち出しもご自由に」


そうして、アイリスは奇妙な物音がしたという証言が載った新聞記事の切り抜きを手に入れた。
新聞には、越境術が原因だと書かれている。
とはいえ、司書は原因はまだ分かっていないと言っていた。
アイリスは、証言以外の部分はまだ話半分に覚えておこうと心に決めた。
174 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 22:54:21.46 ID:TuWYvT/zo

視点変更:エルグラッド



その日は結局いつものように屋敷に戻り、同僚の仕事の手伝いをして過ごした。
どうせ自分は頭を捻る役回りには向いていない。
エレノア様もそのことは分かっている筈だ。自分には別に期待していないだろう。

アイリス「お、お待たせ」
エルグラッド「今日もお疲れ様でした、お嬢様。今日は何か学校で用事でもあったのですか?」
アイリス「う、ううん。えと…ね、私なりにお姉ちゃんの役に立とうと思って、色々調べてたの」
エルグラッド「なんと」
175 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 23:00:58.18 ID:TuWYvT/zo

※途中送信しちゃった

アイリス「う、ううん。えと…ね、私なりにお姉ちゃんの役に立とうと思って、色々調べてたの」
エルグラッド「なんと、お嬢様が御手ずから?」
アイリス「う、うん。えへへ……ちょっと、頑張った。らしくないよね」
エルグラッド「いいえ、素晴らしい心がけかと。エレノア様もお喜びになるでしょう」

そう伝えるとお嬢様は照れた顔で『そ、そうかな』と嬉しそうな声を漏らしていた。
送り迎えの道中、お嬢様が調べたことについて話を聞いた。

周囲の人間が聞いたという奇妙な音。
あまりこの事件に関心を持っていそうな人間はいなかった事。

どれもオレには何かを判断することはできないが、一応は覚えておこうか。



イベント判定

1−4 特になし
5−7 寄り道
8,9  騒ぎ
0   ???

直下コンマ 

176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 23:01:14.96 ID:bi+AUB8p0
177 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 23:09:17.26 ID:TuWYvT/zo

コンマ判定:6


アイリス「…あ、ねえエルグラッド」
エルグラッド「はい、何でしょうか?」
アイリス「少し、寄り道してもいいかな?」
エルグラッド「夕餉までにお帰りになると約束できるのなら」
アイリス「う、うん。本当にちょっとだけだから」
エルグラッド「分かりました。お供します」

そうして、アイリスに先導されてどこかへと寄り道することになった。

向かった場所とは……


1、共同墓地
2、事件現場
3、本屋
4、自由安価(内容も書いてね)

安価↓1
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 23:10:11.73 ID:WBIcH5cDO
1
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 23:11:24.58 ID:6RoxAznD0
3
180 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 23:28:12.51 ID:TuWYvT/zo

選択:1 共同墓地


お嬢様に連れられてたどり着いた先は、教会の共同墓地。
その場所にはよく見覚えがあった。
お嬢様がこの場所に来た理由についてもすぐに得心がいった。

アイリス「来たよ、じいや」

一つの墓石の前に立ち、穏やかで優しい声色でお嬢様は物言わぬそれに話しかける。
教会の神父から貰った花を墓石の前へ備え、お嬢様はその場に膝をつき祈りを捧げるように手を合わせ目を瞑っている。
膝が汚れることも厭わず、スカートが大地に触れることも意に介さず、ただ無言で手を合わせていた。

『ゴーギュスト』

家名もなく、ただその名前だけが墓石には刻まれていた。
その墓石の下には、とある老人の亡骸が眠っていた。
かつてお嬢様のお付きの執事でもあり、オレをあの場所から拾いあげた人物。そして……オレを獣から人へと育て上げた恩師でもある。

お嬢様はただ黙々と祈りを捧げている。
お嬢様はどんな事を思っているのだろうか?
神というあるかどうかも分からない存在の事を思っているのだろうか?
それとも、死した相手に言葉を届けようと思っているのだろうか?

或いは、過去を思い出しているのかもしれない。
その過去は、ありし日の思い出だろうか?
それとも……未だに癒えぬ傷を想起しているのかもしれない。

オレは、お嬢様のように目に何かに祈りを捧げるという行為を理解できない。
だからただ、お嬢様が何物にも邪魔をされないように、オレは周囲への警戒を強く意識していた。

181 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 23:39:40.71 ID:TuWYvT/zo




一通りの職務を終え、終身までの自由の時間が与えられる。
堅苦しい礼服は脱ぎ去り、ラフな格好へと着替える。

お嬢様は屋敷に戻って夕食の後、その日の事をエレノア様に報告していた。
『よくやったわ』と簡素ながらお褒めの言葉を頂き、お嬢様はとても嬉しそうにしていた。

やや失礼ながら、その結果は意外だった。
お嬢様が褒められたことではなく、この件に対して多少なりともやる気を出していたことに、だ。
てっきりあのお嬢様の事だから、手伝っているふりだけしてエレノア様に全てお任せするものとばかり思っていた。
何かお嬢様なりに思うところがあったのかもしれない。
とはいえ、何かにやる気を出すというのは良い事だ。『目標を持つことは成長につながる』なんて事を爺様も言っていた気もするし。

さて、このまま眠ってもいいのだが……


1、お嬢様に会いに行く
2、エレノア様が訪ねてくる
3、ジョシュア(エレノアの付き人)と話す
4、イザベラ(メイド長)に会いに行く
5、一人で過ごす
6、誰かが訪ねてきた……
7、自由安価(内容も書いてね)

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用

182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 23:40:42.47 ID:93isCNsS0
3
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 23:40:53.86 ID:6gtZDwPVO
3
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 23:44:59.58 ID:6RoxAznD0
1
185 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 23:47:41.29 ID:TuWYvT/zo

選択:3  



ジョシュアとの親密度
直下コンマ(00〜99で判定。高いほど仲が良い、00or99のみ特殊判定)
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 23:48:21.36 ID:6RoxAznD0
187 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 00:04:51.22 ID:nQaK4OBNo

コンマ判定:36  普通に会話はする程度



何となく思い立ち、隣のジョシュアの部屋へと赴く。
ジョシュアはこの屋敷の主人であるエレノア様の付き人。主人は違えど、オレと同じような立場。
とはいえ、オレの先輩にあたる人物でもあるし、オレなんかよりも余程仕事が出来るため周囲からの信頼も厚い。
特に、エレノア様の無茶ぶりに常日頃から付き合っているという事からも、その有能さが伺える。
毎日あの人の傍に居るというのに、辟易としている様子は見たこともない。

ジョシュア「何だ?私に用か?」

眉を顰め、いかにも不機嫌だといった様子で対応される。
剣呑とした雰囲気を隠そうともしない。
とはいえ、この男はエレノア様以外の誰に対してもそんな感じだ。さして気にせず会話を続ける。



1、そっちは今日一日どんな様子だったか聞く
2、息抜きの組手に誘う
3、自由安価(内容も書いてね)

安価↓1
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 00:05:58.67 ID:yBOCsJbH0
189 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 00:20:33.02 ID:nQaK4OBNo

選択:2


ジョシュア「外に行くというから何処へ連れ出すかと思えば、夜遊びでも覚えたのかと思ったぞ」
エルグラッド「俺がそんな事をして楽しむ奴だと思うか?」
ジョシュア「いや、思えないな。娯楽を楽しむ知能があるとは思えん」
エルグラッド「オレにとってはこれが娯楽さ。たまのガス抜きをせんと爆発してしまいそうでな」

俺たちがやってきたのは、屋敷裏の森。
周囲は木々に生い茂る葉がこすれあう音ばかりが鳴り、近くに人が居る様子は感じられない。

ジョシュア「…昔を思い出すな。ゴーギュストもとんだ猛獣を連れ込んだものだと思っていたよ。変わるものだな、お嬢様方の前では随分お行儀がいい」
エルグラッド「ああ。……まだ慣れんよ。肩が凝る」
ジョシュア「はっ、だろうな。今ではお前に構ってくれる飼い主もおらんしな」
エルグラッド「だから代わりにお前に頼んでいるんだろう?」

何をするかを即座に理解したジョシュアと向かい合い、軽く体を動かしコリをほぐしながら会話をする。
お嬢様の元で執事としての務めを果たす事は、俺自身が望んだ使命のようなモノ。辞めたいとは片時も思ってはいないが、それはそれとして自分に合わないことをし続けるとストレスが溜まる。
その為の所謂ガス抜きだ。
偶には力を発散しなければ、この心臓から無尽蔵に溢れる魔力がはち切れそうでイライラしてしまう。

エルグラッド「魔法は使うか?手加減してやってもいいぞ」
ジョシュア「舐めた口をきいてくれる。お前の好きにしろ、合わせてやる」
エルグラッド「じゃあ……」


1、魔法抜きでの組手
2、魔法有りでの組手

安価↓1
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 00:23:16.15 ID:roM9Nac+0
2
191 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 00:27:32.18 ID:nQaK4OBNo

選択:2魔法有りでの組手



模擬戦ルール
二つのコンマ判定を振って、数値が大きい方が判定に勝利する。
本来は体力の数値を削りあいますが、模擬戦の為3回判定を行った時点で終了とします。


エルグラッド
身体能力:74
魔法適性:97

スキル

【拳闘術】
戦闘時の−補正を2まで軽減。
奇襲されたときの−補正を2軽減。
戦闘勝利時に、捕縛に移行できるようになります。

【魔法:天才型(竜の心臓)】
魔法の使用制限を無視する。
あらゆる魔法を使った行動に対してコンマ+1の補正を得る。

【固有魔法:破壊】
奇襲時+5の補正を得る。
戦闘時常に+3の補正。
戦闘時にゾロ目を出すと特殊判定に移行し、成功すると戦闘に勝利する。
192 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 00:35:53.48 ID:nQaK4OBNo

ジョシュア
身体能力:95
魔法適性:88

スキル

【武具術(ナイフ)】
戦闘時、判定に勝利した場合に相手に『負傷』を付与する。(負傷はターンを経過するごとに−1の補正が加算される(最大−3))

【魔法:天才型】
戦闘判定時+1の補正を得る。
−の補正を1まで無効にする。
ファンブル(00)時に一度だけコンマを振り直す。

【固有魔法:切断】
戦闘判定時+2の補正を得る。
相手の魔法適性が80以下の場合、判定勝利時に特殊判定に移行。特殊判定に成功すると相手は死亡する。
戦闘時にゾロ目を出すと相手のスキルを2ターンの間無効化する。
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 00:39:24.39 ID:imFW9xoI0
ジョシュアさりげに物騒なスキル持ってるな、敵としては恐ろしそう
194 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 00:39:53.57 ID:nQaK4OBNo

戦闘判定(0〜9で判定。00の場合ファンブル。99の場合クリティカル)

直下コンマ:エルグラッドの判定
魔法(天才型)  +1
固有魔法(破壊)+3


↓2コンマ:ジョシュア判定
魔法(天才型) +1
固有魔法(切断)+2
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 00:41:29.09 ID:u0CUsn0wO
kill
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 00:41:56.90 ID:imFW9xoI0
がんばえー
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 00:43:26.32 ID:u0CUsn0wO
やったか?
198 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 00:45:03.59 ID:nQaK4OBNo

コンマ判定:(9+1+3)−(0+1+2)  エルグラッド判定勝利


エルグラッド:〇
ジョシュア :×


判定差7以上により、エルグラッドが有利状態に移行
199 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 00:53:24.60 ID:nQaK4OBNo

戦いが始まると同時に薄く鋭い風切り音が鳴る。
ジョシュアはその手に持っていたナイフを一切の躊躇いなくエルグラッドに向けて投擲していた。

だが、その鋭い一閃は指鳴りと共に爆散する。

ナイフは空中に居ながら、何かに接触するまでもなくその姿を灰に帰した。

エルグラッドが獣のような雄たけびを上げる。
地の底から空気を震わせるその音は、木々をなぎ倒し目の前の敵を圧倒する。
強烈な重圧にジョシュアが思わず膝をついたその瞬間、彼のその頭に向けてエルグラッドの渾身の蹴りが放たれる。

それは正に生半可な相手であったなら必殺ともなりうる一撃――


直下コンマ:エルグラッドの判定
魔法(天才型)  +1
固有魔法(破壊)+3
有利        +1

↓2コンマ:ジョシュア判定
魔法(天才型) +1
固有魔法(切断)+2
不利(魔法により無効)
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 00:58:22.81 ID:swOy9NHDO
はい
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 00:59:37.51 ID:u0CUsn0wO
202 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 01:01:58.17 ID:nQaK4OBNo

コンマ判定:(1+1+3+1)−(1+1+2)  エルグラッド判定勝利


エルグラッド:〇〇
ジョシュア :××

有利状態継続
203 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 01:10:40.78 ID:nQaK4OBNo


頭に向けられた蹴りに対し、ジョシュアはとっさに反応し手で防御の姿勢を取る。
それと同時に、向かい来る蹴りに対して切断の魔法を行使していた。
空間に歪みを作り、断層を作り出すことによる切断。刃物を用いたものとはわけが違う。
絶対にして不可避の切断魔法。

だがしかし、それが魔力という媒体を通して起こる現象であるならば。
魔力を通して彼に触れる。その工程を経てしまう。

ありとあらゆるもの活動を停止させる『破壊』の魔力は、魔法の発動というプロセスすらも破壊し貫く。

エルグラッドの蹴りはジョシュアの手の上から彼の頭を蹴り抜く……寸前で止められる。


エルグラッド「今ので一殺。もっと魔法を使ってこい、その程度だとガス抜きにもならんぞ」
ジョシュア「チッ…言わなくとも!!」


直下コンマ:エルグラッドの判定
魔法(天才型)  +1
固有魔法(破壊)+3
有利        +1

↓2コンマ:ジョシュア判定
魔法(天才型) +1
固有魔法(切断)+2
不利(魔法により無効)

204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 01:14:16.25 ID:lDx41H3K0
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 01:14:54.64 ID:u0CUsn0wO
206 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 01:16:22.26 ID:nQaK4OBNo

コンマ判定:(5+1+3+1)−(4+1+2)  エルグラッド判定勝利

エルグラッド:〇〇〇
ジョシュア :×××


エルグラッド完全勝利
模擬戦を終了します
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 01:17:21.91 ID:imFW9xoI0
戦闘は余程トリッキーな相手じゃない限りは心配いらなさそうだな…問題は推理とか捜査の方だけど
208 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 01:34:23.34 ID:nQaK4OBNo

ジョシュア「ハァ…ハァ……」

肩で息をしながら、玉のような汗を流し地面に腰をつくジョシュア。
その一方で、エルグラッドは気持ちよさそうな表情で伸びをしていた。

エルクラッド「こんなに思いっきり魔法を使ったのは久々だ。いい気分転換になった」
ジョシュア「チッ……くそ、今日はコンディションが悪かっただけだ」
エルクラッド「そう悔しがることは無い。ここまで俺が本気で魔法を使って五体無事なんだ、大したもんだよ」
ジョシュア「嫌味は結構だ……」

忌々しいといった様子でジョシュアは吐き捨て、上着を脱ぎその汗を絞り出す。

エルクラッド「オレが嫌味なんかを言える質か?」
ジョシュア「ええい五月蠅い。はぁ……まったく忌々しいよ。竜との混血という怪物とは、これほどまでに力に差があるか」
エルクラッド「オレと戦って戦意喪失せず悔しがれるのはお前くらいのものだ。おかげで随分助かっている」
ジョシュア「……ふん、まあお前が暴走しては堪らんからな。今はゴーギュストも居ない。私の屈辱でお嬢様の身の安全が買えるなら安い物だ。お前も、精々これで大人しくしていてくれ」
エルグラッド「…ああ、分かってる」

ジョシュアは搾り上げてよれよれになった服を肩に羽織り、立ち上がる。
つい先ほどまで随分と息が上がっていた様子だったはずなのに、もうすでにその立ち振る舞いに疲れはない。
彼もまた、伊達にあのエレノアの守を務められているわけではないという事だろう。

ジョシュア「もう一本といいたいところだが、今あまり屋敷を離れるのは得策ではない。そろそろ戻るぞ」
エルグラッド「ああ、そうだな」
ジョシュア「ったく、お前のせいでまた水浴びをせんとならん」
エルグラッド「一緒に入るか?」
ジョシュア「次同じことを言えばその首を切り飛ばすぞ」

そんな軽口を言い合いながら、二人は屋敷に帰って行った。



親密度上昇判定
直下コンマ(00〜99÷3で判定。端数切捨て)
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 01:43:07.94 ID:lDx41H3K0
ほい
210 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 01:44:56.46 ID:nQaK4OBNo


コンマ判定:94÷3=31


ジョシュア親密度:36+31 【友情】


というわけで一日終了で今日の更新は終わりです。
元々ジョシュアは戦闘が出来ない主人公のお助けキャラとして用意したため、戦闘特化でとんでもなく強いです。
作中に出てくる大抵の奴らを軽く倒せるくらいの強さですげー!と思わせるつもりだったんですが、今回は明らかに主人公の方がオーバースペックですね。

次の課題はもうちょっと戦闘をコンパクトに纏めたいですね。

というわけで、随分遅くまでお付き合いいただきありがとうございました。

211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 08:57:30.04 ID:swOy9NHDO
乙です
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 09:14:08.66 ID:imFW9xoI0
乙、いい感じにあっさりしてて良いと思う
213 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 20:44:31.58 ID:U+Q+rPvTo

ぼちぼち更新再開です



名前:ジョシュア(ジョシュア・フレッツェル・アルバース)
性別:男性
種族:ハーフエルフ?
役職:ペット(エレノアの付き人)

身体能力:95  生身の戦闘で無類の強さを誇る
知力:40    無駄な知恵は不要と考えている
精神力:90   ある種狂人にもほど近い精神性
魔法適性:88  特別な血統に生まれた天性の魔法使い
得意適性:80  その血に特異なモノを抱えている


【外見】
長めの黒髪に、金色の瞳を持つハーフエルフ。
エルフ特有の尖った耳は髪の毛の長さで隠しているが、少しはみ出ている。
非常に身長が高く細身に見えるが、全身筋肉の塊。耳長ゴリラ。


【内面】
エレノアに仕える冷徹な男。
エレノア以外の人間と慣れあうことは基本的に無く、常に剣呑とした表情を崩さない。
元は高名な騎士家系の出身だったが、今では実家とは絶縁状態にある。
性格は冷徹且つ自信過剰で傲慢。敵と断定した相手には一切の容赦がない。
エレノアに心酔しており、彼女に対して絶対的な忠誠を誓っている。
非常に特殊なその生い立ちから、歪んだ欲望を抱えている。


スキル

【武具術(ナイフ)】
戦闘時、判定に勝利した場合に相手に『負傷』を付与する。(負傷はターンを経過するごとに−1の補正が加算される(最大−3))

【魔法:天才型】
戦闘判定時+1の補正を得る。
−の補正を1まで無効にする。
ファンブル(00)時に一度だけコンマを振り直す。

【固有魔法:切断】
戦闘判定時+2の補正を得る。
相手の魔法適性が80以下の場合、判定勝利時に特殊判定に移行。特殊判定に成功すると相手は死亡する。
戦闘時にゾロ目を出すと相手のスキルを2ターンの間無効化する。

214 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 20:47:38.36 ID:U+Q+rPvTo

特殊な判定
1−4 light
6−9 chaos
0,5  neutral

直下コンマ
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 20:49:14.40 ID:C7ZUB88DO
はい
216 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 20:56:45.12 ID:U+Q+rPvTo

コンマ判定:0  neutral





いつも通りのルーティンを済ませ、お嬢様をお迎えに行く。

エルクラッド「おはようございます、お嬢様」
アイリス「う、うん。おはよう、エルクラッド」

その日はキチンと着替えも済ませていたお嬢様と共に、食堂へと向かう。
朝食を食べるお嬢様の傍に控えていた時

エレノア「ふぁ〜……おはよう」
アイリス「お、おはようお姉ちゃん」

エレノア様も食堂にやってきた。
普段ならばもっと早い時間に起きて食事も済ませてどこかへ行っているというのに、その日は何処か眠たげな様子だった。


イベント判定
4以上で発生

直下コンマ

217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 20:57:11.55 ID:fPY6GvjW0
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