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【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その5【安価】
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107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 00:25:38.30 ID:UVRD6EKDO
側に置いてあった箱に雲林院の吐いた血がかかる
すると箱が開き槍が飛び出して雲林院を救った
これは…お祖父様が私には触れるなといつも言っていた箱の…何故私はわざわざこれの映像を見せたのか…
震える手で槍を掴むと全てを実感と共に思い出した
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 00:27:36.96 ID:Ppn1QeRYo
雲林院が目を覚ますとあの二人と同じ病室
今のお前に力はない、だがその子達にはお前が必要だろう
幸い提督は生きているんだ因果で諦めるな断ち切れと菊月
あとこの箱はお前のものだから渡しておくと
富士は騒ぎを聞きつけた龍驤がなだめてる
乱暴のしすぎはあかんよって
109 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 00:38:10.34 ID:0TruSUal0
ーー病院
雲林院「……」
雲林院「……病院…」
菊月「隣を見てみろ」
雲林院「あ……」
「……」
「……」
菊月「二人と同じ病院にしてやった、有り難く思え」
雲林院「……」
菊月「今のお前に力はないが、二人にはお前が必要だろう」
雲林院「……」
110 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 00:44:03.77 ID:0TruSUal0
菊月「提督は生きている。だが因果ごときで諦めるな」
雲林院「…無理だ」
菊月「そんなものくらい断ち切れ。あと…この箱はお前のものだから渡しておく」ゴトッ
雲林院「……」
菊月「お前はこの中身を知ってるな?」
雲林院「…そうだ」
菊月「中身については触れないでおいてやる。後はお前次第だ」
雲林院「……ありがとう、菊月」
菊月「ふん…」
111 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 00:49:42.24 ID:0TruSUal0
ーー
龍驤「そっか、怪我させちゃったんだね」
富士「ぐす…」
龍驤「お父さんがやられそうになったんだから止めるのは間違ってない。けど乱暴のし過ぎはいけないね」
富士「ごめんなさい…」
龍驤「私に謝るよりその子に謝ろ?」
富士「うん…」
龍驤「よしよし、これからも気を付けるんだよ」
ーー
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 00:53:12.29 ID:Ppn1QeRYo
終わり前にタメがあるのはなんか起こる気配
113 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 00:53:22.82 ID:0TruSUal0
ーー
八島「さて、たまには解説でもしとこうかな」
朝潮「八島さん…」
八島「あ、ダメダメ。ここに来るならちゃんと名前を変えて。因果に潰されちゃうよ」
朝潮「……」
敷島「はい、分かりました」
八島「よしよし。じゃ、やっていこうか」
敷島「八島さん解説って何を?」
八島「雲林院についてに決まってるじゃん」
敷島「人物について…?」
八島「それを決めるのはあたしじゃないよね、下2さん?何が知りたい?」
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 00:54:48.47 ID:Ppn1QeRYo
質問コーナーだ!ksk
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 00:57:53.18 ID:3RNWgAWrO
まずは
>>63
の文章との関連を
あの槍にまつわる生い立ちだと思ってるんだけど
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 01:00:46.12 ID:PTdwa/n3o
おお!彼岸こたつコンビ久しぶり!
117 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[saga]:2020/09/06(日) 01:06:50.15 ID:0TruSUal0
八島「アレね。薄々分かってると思うけどポーラとかに配ってた欠片は槍の鏃の部分ね」
敷島「槍が力を持っていたんですか?」
八島「槍が持ってたというより持たせたんだよ」
敷島「力を持たせた?」
八島「雲林院は槍とセットみたいなもの。生まれる前からその役割が決まっていた」
敷島「だから彼女が生まれる前の古い資料や記録があったんですね」
八島「ある意味実験みたいなことをしたんだよ。普通なら成功しないんだけど結果は大成功。どうしてだと思う?」
敷島「……因果」
八島「その通り。雲林院は扉の影響、帳尻合わせで生まれた存在。だからその力を宿すことに成功した」
118 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 01:12:47.55 ID:0TruSUal0
敷島「彼女が扉を開いたんじゃなかったんですね」
八島「雲林院も巻き込まれた側だし」
敷島「でも彼女は力を失ってしまった…」
八島「そういう制約というか槍がそうだったからね。でも完全に消えてはないと思うよ」
敷島「菊月提督さんは死にませんでしたからね」
八島「ま、幼女が全身の骨を砕かれちゃったんだしトントンってことにしてあげようよ」
敷島「八島さんがそう言うなら…」
八島「じゃあもう遅いし今日はここまで。以上八島でした」
敷島「同じく敷島でした」
八島「ち、な、み、に。いつでもあたしが来るとは思わないでね。今日来たのは偶々」
八島「だってさ、虫干しでもしておかないとダメになっちゃうかもしれないじゃん?」
八島「あっれ〜〜何がだろうね〜気になるね〜〜〜〜」
八島「じゃ、またね」
119 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 01:13:52.68 ID:0TruSUal0
good
bad
death
コメントなどあればお願いします
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 01:16:18.37 ID:3RNWgAWrO
ですよね〜
この最後はヒントをくれたのかな
八島やお姉ちゃんもちょくちょく出さないとってことなんだろうか
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 01:21:55.68 ID:UVRD6EKDO
お疲れ様でした
雲林院が記憶を取り戻す時は来るのだろうか
ゾロ目だったらその時点で皆殺し確定だった…?
その場合富士闇落ちまで行きそう
虫干しってぬいぐるみかな?
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 01:42:29.59 ID:PTdwa/n3o
おつおつ
デス引かなくて良かった…本当に…
菊月雲林院で(周りにメッチャ影響でるてるけど)友情の衝突に着地できて良かったよおぉ
八島融合?継承?してからちょいちょい人を食った口調が出てるな…名前の業かな?
123 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 19:10:40.52 ID:0TruSUal0
ーー
提督「そんなことがあったのか…」
菊月提督「刺された傷はグラーフに治してもらって被害は軽く済んだがな」
提督「幹部さんは何と言っていた?」
菊月提督「本来なら処分があってもおかしくないが、奴は雲林院の事情を知っている。厳重注意やその辺りの処分になりそうだ」
提督「そうか…しかしまさか彼女が……」
菊月提督「色々と巡り合わせが悪かった結果だ、雲林院一人を責めるべきではないだろう」
提督「そうだな…」
菊月提督「力の使い方を間違えれば誰だって悪になれるんだ」
124 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[saga]:2020/09/06(日) 19:14:34.04 ID:0TruSUal0
菊月提督「今日お前を呼んだのは世間話をするためじゃない。知らせがあるんだ」
提督「俺にか?」
菊月提督「傷は治ったとはいえ一応怪我人だ。幹部が言うには数日でもいいから休めと」
提督「そうか……」
菊月提督「普通なら秘書艦が代理になるが、丁度目の前に謹慎明けの横須賀の提督がいる」
提督「……」
菊月提督「何が言いたいか分かるな?」
提督「…幹部さんに話が通っているなら断る必要は無い」
菊月提督「俺に代わって数日間、この足りないもの鎮守府の提督を任せるぞ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 19:21:12.20 ID:UVRD6EKDO
多少変わっているが久しぶりの慣れ親しんだ執務室にてやはりここは落ち着くなと提督
横須賀の執務室は立派すぎるんだ…
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 19:22:44.54 ID:Ppn1QeRYo
北上がそこに座ってるの見るのは久しぶりだねーってやってくる
手には赤ちゃんを抱っこして
127 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 19:29:35.97 ID:0TruSUal0
ーー足りないもの鎮守府
提督「…この景色も久しぶりだな」
北上「おいっす提督〜」ガチャッ
提督「北上…」
北上「いやぁ〜提督をそこに座ってるの見るのは久しぶりだねぇ」
提督「そうだな……抱いているのはきたかみか?」
北上「そだよ〜あたしの可愛い可愛い子どもだよ〜」
きたかみ「んぁーーー」
提督「…北上に似て可愛いな」
北上「もうちょっと〜あたしには旦那がいるんだから口説くとかやめてよ〜」
提督「……そんなつもりじゃなかったんだが」
128 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 19:36:50.95 ID:0TruSUal0
多摩「おみゃーは自分の持ち場に戻れにゃ」ガチャッ
北上「そうは言うけどさ、せっかく提督がここに居るんだよ?」
多摩「そんなの関係ないにゃ」
北上「はいはい…っと。じゃあまた後でね〜」ガチャッ
提督「多摩が秘書艦…だったな」
多摩「多摩くらいしかまともなのがいないからにゃ」
提督「……」
多摩「復帰したてだからって仕事は待ってくれないにゃ。雲林院が集めた深海棲艦を殲滅するために、ほぼ全員出撃した件の後始末もたっぷり残ってるにゃよ」
提督「それは大変そうだ…頑張るしかないな」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 19:43:03.18 ID:/46UgAdPo
旧足りないもの鎮守府にいなかった人員に改めて挨拶
菊月提督独自のやり方などがあったら教えて欲しいと
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 19:48:03.63 ID:PTdwa/n3o
>>129
131 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 19:55:23.40 ID:0TruSUal0
ーー
曙「あたし達に話ってなによ」
提督「改めて挨拶をと思ったんだが…」
望月「そういうのはいいよ〜こっちは好き勝手にやってるし」
提督「そうは言ってもな…」
リュウジョウ「他人の心配より自分の心配しいや。あんたは臨時やけどここの提督に戻ったんやで」
千代田「言っとくけど提督は私にとって一人だけ。あんたなんか提督とは思わないからね!」
グラーフ「顔…人相悪い……怖い…」
提督「……」
望月「ね?相手にするだけ時間の無駄だと思うよ」
提督「…菊月提督はこんなことを毎日……」
望月「いやいや、司令官の言うことはちゃんと聞くよー」
132 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 19:59:22.41 ID:0TruSUal0
多摩「菊月提督は仕事はできるにゃ。提督と同じかそれ以上の実力はあるにゃ」
曙「当たり前でしょ!あたし達の提督なのよ!」
多摩「…ずっとこんな調子にゃ。コイツらは無視していいと思うにゃよ」
千代田「なによその言い方!」
提督「……」
グラーフ「ひぃぃ…睨まれてるぅ…!」
提督「…菊月提督ができる奴なのは間違いないようだな」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 20:02:21.06 ID:cqSGg2Rv0
曙たちをスルーするのも
かわいそうなので北上に
彼女らのしつけを命ずる
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 20:11:36.41 ID:Zb6bc4b3O
横須賀には提督が足りないもの鎮守府を数日臨時で受け持つと連絡が入る
菊月提督が負傷とは向こうは中々大変みたいですなと漣
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 20:16:16.89 ID:5fDksSrbo
>>134
龍驤は主婦やってるのかも聞いとく
136 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 20:21:09.45 ID:0TruSUal0
ーー
漣『あ〜そっちの話はさっき幹部さんから聞きましたよー』
提督「そうだったか、連絡が遅れてすまない」
漣『菊月提督が負傷とは中々大変みたいですな』
提督「かなり大変だったらしい」
漣『ま、無事ならそれでオッケーってやつですよ。あとこっちのことは心配しないで大丈夫です』
提督「本当か?」
漣『そうですねぇ強いて言うならあの人の様子はどうですか?』
提督「龍驤……か」
137 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 20:27:14.52 ID:0TruSUal0
漣『あの人は相変わらずですか?ちゃんと主婦の仕事をしてんでしょうねぇ』
提督「……」
漣『ご主人様ぁ?』
提督「…ちゃんとしていたんだ。まるで別人かと思うくらい……」
漣『演技じゃないとしたらそれが素なのかもしれませんね』
提督「……」
漣『あの女は調子に乗らせないで下さいよ。ちゃんとご主人様が調教するんです』
提督「調教…」
漣『言い方に拘ってるんじゃねぇですよ!要はあの女をコントロールしろって言いたいんです!』
漣『それくらい分かるでしょうがよぉ!!ええ!?ボケてんじゃねぇですよ!!』
提督「……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 20:45:30.30 ID:Ppn1QeRYo
聞こえてくる声を聞いて漣さんヒートアップしてますねとS朝潮
八島さんは漣も口調荒く言ってるけど優しい子だねって
手元には鋭意製作中の人形があって今は衣装をS朝潮と考えてる
着物ベースなんだけど趣味を入れて和メイドもいいかななんて
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 20:53:45.05 ID:Zb6bc4b3O
>>138
朝ちゃんの趣味的にはどう?と意見を求める八島
140 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 21:02:12.47 ID:0TruSUal0
「ーーーー!!」
S朝潮「漣さんヒートアップしてますね…」
八島「そりゃあ大好きな提督が帰ってこないんだもん、イライラもしちゃうよね」
S朝潮「漣さんは口調荒いですけど優しい人なんです」
八島「漣もある意味提督と同じだよね。潜水新棲姫がいないとダメなんだよ」
S朝潮「…さっきから何を作ってるんですか?や 」
八島「ん〜人形。本体はできたんだけどあとは衣装なんだよね」
S朝潮「着物ベースでいくんじゃなかったんですか?」
八島「それも良かったんだけど、あたしの趣味を入れて和メイドもいいかなって思ってるんだよね〜」
141 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 21:05:59.47 ID:0TruSUal0
八島「朝ちゃんはどう思う?」
S朝潮「八島さんの好きなのがいいと思います」
八島「そうだよね〜朝ちゃんに聞くとそう答えるもんね〜」
S朝潮「……嫌なんですか?」
八島「ちょ…こんなので怒るとか無しだって」
S朝潮「……」
八島「え、え?あたし何かした!?」
S「……」
八島「だぁーーー!もう敷島はいいから!あたしが呼ぶ時以外はやめてって!」
S朝潮「……」
八島「なに…?何でそんなに怒ってるの?あたし何もしてないよ!」
S朝潮「安価」
下2 台詞やその他行動など
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 21:11:15.92 ID:UVRD6EKDO
何もしてないからです
もっと構ってください
拗ねた犬みたいになってる
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 21:13:46.41 ID:PTdwa/n3o
無言で八島のお腹に前から抱きつく
(構って攻撃)
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 21:14:06.40 ID:cqSGg2Rv0
メイド服着せてください
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 21:16:19.10 ID:ZDWNnIZwo
>>142
八島がごめんね〜って慌てだすと
なーんて慌てる八島さんも可愛いですね…ちゅ、などと惚気けて笑いだすS朝潮
このこのこのぉ〜ってS朝潮を抱えてぐりぐりする八島
でも八島さんがいいと思う物がいいのは本当です。私も好きになりたいです。さあ完成させましょう!
146 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 21:18:42.92 ID:0TruSUal0
S朝潮「……」ダキッ
八島「ぬふぅん……」
S朝潮「……」
八島「えっと…朝ちゃん…?」
S朝潮「……」グリグリ
八島「えっと…頭をお腹に擦り付けて…楽しい…の?」
S朝潮「……」
八島「……あ…」
八島「……」
八島(分かった…朝ちゃんが怒ってる理由が分かった……あたしが何もしなかったからだ…)
147 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 21:24:46.44 ID:0TruSUal0
八島(いや、あのさ……朝ちゃんが大切なのは本当なんだよ?でもさ…手の出し方とか……分かんないって…)
八島(あ……そうだ…結婚するとまで言っちゃったんだ…いくら安価だからって…もう少し表現を考えるべきだったかな……)
八島(どうしよう……朝ちゃんは何をすれば満足してくれるんだろ…)
S朝潮(……)
八島(とりあえずこのまま抱き締めてあげて…後は……流れで…話でも聞いてあげれば……うん…分かってくれるよね…)
S朝潮(……)
下2 この後の展開やその他起こったことなど
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 21:27:17.23 ID:UVRD6EKDO
長らく魂のみだったのでスキンシップには疎い八島
肉体的欲求も知識としては知っているがどうしたらいいか解らずテンパる
こう…するんです
とS朝潮が
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 21:33:58.94 ID:Ppn1QeRYo
抱きしめて話そうと思ったけど雰囲気に押されてなんとかキスまではできる
でもその先はわからなくて正直にやり方わかりません!と白状する八島さん
S朝潮はできる限りしてくれて気持ち伝わりましたと笑って、でも八島さん初心すぎますよといぢわるにクスっと笑いながら一緒に少しずつ進んでいきましょうと言う
150 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 21:38:56.71 ID:0TruSUal0
八島「朝ちゃん…!」ダキッ
S朝潮「……」
八島「ん………んぅ…」
S朝潮「……んっ」
八島「……」
S朝潮「……」
八島「…ごめんなさいこの先のやり方がわかりません!」
S朝潮「……」
八島「だって…知識はあるけど……やり方なんて…」
S朝潮「ふふふ…できる限りのことはしてくれました。その気持ちは伝わりましたよ」
八島「朝ちゃん……」
151 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 21:46:48.80 ID:0TruSUal0
S朝潮「でも八島さん初心過ぎますよ。たかがキスであんなに…」
八島「だってさ!」
S朝潮「いいですよ、一緒に少しずつ進んでいきましょうね」
八島「…うん」
S朝潮「……あともう少し注意した方がいいですよ」
八島「えぇ?」
S朝潮「私はY子さんの体、力をもらって新しい力を得ました」
八島「うん…」
S朝潮「ということは…貴女と繋がろうと思えば繋がれるんですよ」
八島「…?」
S朝潮「あ……そうだ…結婚するとまで言っちゃったんだ…」
八島「は!?」
S朝潮「とりあえずこのまま抱き締めてあげて…後は……流れで…話でも聞いてあげれば…」
八島「な、なんで朝ちゃんが!?」
S朝潮「気付いてましたか?私も途中から八島さんの心の中に居たんですよ」
八島「朝ちゃん……!」
S朝潮(ふふふふふ…絶対幸せにして下さいね……)
八島「朝ちゃんに力を宿したのは失敗だったのかなぁ……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 21:51:06.89 ID:UVRD6EKDO
ところでその人形なんですが…
××さんの為の依り代ですよね
名前が呼べないのがこんなに不便だとは思いませんでした
漣さんとかはどういう認識になってるんですかねとS朝潮
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 21:58:55.41 ID:Zb6bc4b3O
>>152
人形が完成すればまたお話できるんでしょうか
ご挨拶もしないといけないですし
154 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 22:07:07.20 ID:0TruSUal0
S朝潮「ところでその人形なんですが…」
八島「話戻るんだ……」
S朝潮「それって××さんの為の依り代ですよね」
八島「あーうん…まあそうだよね」
S朝潮「名前が呼べないのがこんなに不便だとは思いませんでした」
八島「因果のある名前を背負ってしまったからね。あたしの忌み名と逆みたいな」
S朝潮「漣さんとかはどういう認識になってるんですか?」
八島「何か居たっていう程度の認識かな。それが誰なのか分かってないし、何をしたのかすら覚えてない」
S朝潮「そうなんですね…」
155 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 22:12:06.88 ID:0TruSUal0
S朝潮「人形が完成すればまたお話できるんでしょうか。ご挨拶もしたいですし」
八島「どうかな…それはあたしには分かんないよ」
S朝潮「…分かりました」
漣「ーーーー!」
八島「お…話に出したから現れたね」
S朝潮「かなり怒ってる感じですね…」
八島「電話してもイライラは収まるどころか増してしまったと」
S朝潮「大丈夫でしょうか漣さん…」
八島「ま、なんとかなるって。漣は心配しなくていいやつだからさ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 22:18:13.63 ID:PTdwa/n3o
やけ食いしようとしたら新棲姫が既に食堂にいた
こんな時は顔を合わせない方がお互いいいでしょ、いやそういう時だからこそ漣を癒やすと(端からみたらイチャイチャの)押し問答
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 22:20:38.19 ID:UVRD6EKDO
覚えてるのも居るみたいだけどね
世界が改変されても記憶を保ってるあいつらは例外中の例外
さぞかし気持ち悪い思いをしてると思うよと八島
名前が出てこない奴に嵌められたとかね
その後
>>156
158 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 22:29:20.04 ID:0TruSUal0
S朝潮「八島さん、漣さんは覚えてないって言ってましたけど…」
八島「一部覚えてるのも居るみたいだね。でもあいつらは例外中の例外」
八島「扉で世界が改変されても記憶を保ってるあいつらがおかしいんだよ」
S朝潮「どうして記憶が…」
八島「扉関係はあたしにも分かんないよ。でもさぞかし気持ち悪い思いをしてると思うよ」
八島「もう名前が出てこない奴に嵌められたとか、誰を憎んでいいか分かんないだろうし」
八島「ま…騙された方が悪いってことにするしかないんじゃないかな?」
S朝潮「……」
八島「とりあえずこれくらいにしといてさ、後は見守っておこうよ」
S朝潮「…はい」
159 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 22:32:22.34 ID:0TruSUal0
ーー食堂
漣「……」
潜水新棲姫「そんな顔をしてどうしたんだ」
漣「イライラするんでやけ食いってやつですよ」
潜水新棲姫「体に悪いぞ」
漣「ちょっと書庫に帰ってくれません?こんな時は顔を合わせない方がお互いいいでしょう」
潜水新棲姫「いやそういう時だからこそ漣を癒やす」
漣「やめて下さいよ」
潜水新棲姫「やめない。ワタシは漣の嫁なんだ」
漣「嫁なら旦那の言うことを聞くもんです」
潜水新棲姫「亭主関白には反対だ」
160 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 22:37:15.16 ID:0TruSUal0
神通「見て下さい…」
黒潮「なんやあの二人、真っ昼間からイチャイチャしよって」
神通「最近の漣さんは心配でしたが…そんなことは無かったみたいですね…」
黒潮「当たり前やあのクソピンクは他人に迷惑かけとるだけや」
神通「それは…言い過ぎですよ…」
黒潮「それより心配なんは霞や。今が司令はんが一番側におったらなあかん時期や」
神通「妊娠が分かってすぐ…提督が意識不明にもなりましたからね…」
黒潮「やっと会えると思ったらまた数日帰ってくるのが延びる。よぉ見といたらなあかんな」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 22:52:31.08 ID:PTdwa/n3o
本当に駄目そうと自分で判断したら勝手に何が何でも会いに行くから心配しなくていいわよ
様子見に来た黒潮神通に宣言する霞
…張り付くかぁと黒潮ら
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 22:52:37.02 ID:Zb6bc4b3O
霞は落ち込む暇もない
なぜなら伯母さん?になる榛名がマタニティ用品揃えて、ケアの仕方覚えて、早く休めるようにして、趣向品は母体にいいもの探してと張り切りまくってるから
張り切りすぎよお姉様と呆れつつも嬉しい霞
163 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 23:00:53.49 ID:rDhoVpWIO
ーー霞の部屋
霞「……」
榛名「霞ちゃん!また新しいマタニティ用品を用意しましたよ!」
霞「……」
榛名「それだけじゃありません!お腹周りのケアの仕方も覚えてきました、早速試してみましょう!」
霞「…それはまだいいわ」
榛名「なら早く体を休めて下さい!薬の調合なん絶対にしちゃいけません!」
霞「分かってるから…」
榛名「霞ちゃんにはそう言って守らなかった前科があります!油断できません!」
霞「……」
164 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 23:05:55.47 ID:rDhoVpWIO
榛名「そうです他にも妊娠中の方にいいものがあると聞いたんです!まだまだ探してきますね!」
霞「張り切りすぎよお姉さま…」
榛名「だって霞ちゃんが妊娠!子どもを産むんですよ!」
霞「そうだけど…」
榛名「きっと霞ちゃんに似た可愛い子どもが産まれてくるんです!」
霞「榛名お姉さまったら…私が落ち込む暇なんか与えてくれないわね」
霞「本音を言えば司令官にはずっと隣に居て欲しい。夜中に突然不安になってしまうことがあるの」
霞「でもお姉さまが騒がし過ぎて…それどころじゃないのよね」
榛名「次はあれで……その次は…」
霞「でも…嬉しいからいいわ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 23:13:31.29 ID:UVRD6EKDO
黒潮の改二用艤装を改装している明石夕張秋津洲
再び改二になろうという黒潮の負担を減らす為に試行錯誤している
夕張の様子を気にする二人
そういえば夕張ってもう大丈夫なのと聞こえないように話す
166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 23:14:01.02 ID:45LXZMRXO
>>165
167 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 23:22:12.63 ID:0TruSUal0
ーー工廠
明石「秋津洲ちゃん、次はこっち…」
秋津洲「その後はこれを……」
黒潮「うちの改二用艤装の改装は難儀してるみたいやなぁ」
明石「はっきり言ってかなり苦戦してます」
秋津洲「このクセが独特過ぎるかも…」
黒潮「体に負担が大きい割に劇的に強くなるわけやない。無理して改二にする必要は無いかもしれんけど、それでもやりたいんや」
明石「黒潮さんの気持ち、分かります。だかは私達もお手伝いしてるんですけど…」
秋津洲「これは苦労するかも」
黒潮「うちにも手伝えることがあったら言うてな、何でもやるで」
168 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 23:25:21.74 ID:0TruSUal0
明石「あの…じゃあ一ついいですか?」
黒潮「何や?」
明石「夕張さんの様子はどうなんでしょうか?」
秋津洲「確かに気になるかも。夕張は足りないもの鎮守府に残ったから様子がよく分からないかも」
黒潮「あかんって聞けへんから悪くは無いと思うで」
明石「悪くないことを知りたいです。確認してもらえませんか?」
黒潮「うちが〜?」
秋津洲「直接言ってきてとは言ってないかも。電話とか色々手段はあるかも!」
黒潮「…ま、何でもするって言うたしええよ。夕張の様子、確認するわ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 23:32:42.72 ID:PTdwa/n3o
せっかくだし提督の様子見兼ねて外出届だして直接行く事に
もう普通に食べさせあいしよった提督代理にピキピキしつつ許可を貰う
170 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 23:34:19.92 ID:6oPdqYmEO
>>169
171 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 23:35:20.73 ID:PTdwa/n3o
(漣が提督代理って文言出てきてないじゃんね見間違えたごめんなさい)
172 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 23:41:16.42 ID:0TruSUal0
ーー食堂
黒潮「おい」
漣「あーん…」
潜水新棲姫「ん…美味しい」
漣「次は漣の番ですよ、早く早く」
潜水新棲姫「待ってくれ、はいあーん」
漣「あーーーん…」
黒潮「聞いとんかこのクソピンク」
漣「何すか邪魔しないでもらえません?」
黒潮「こっちもお前と話したくなんか無いんや。用事があるから仕方なしや」
漣「ならその用事を諦めろってんですよ」
黒潮「ふざけとん違うぞ」
173 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/06(日) 23:44:49.80 ID:0TruSUal0
黒潮「外出許可証や。これから司令はんの所に行ってくる」
漣「なぜそれを漣に?」
黒潮「今から出るからや!執務室に行って提督代理、秘書艦代理に判子もらう時間が勿体ないやろが」
漣「ほーん」
黒潮「面倒臭いことはお前がやっとけ、暇なんやろ」
漣「暇じゃないっすねぇ、嫁とラブラブタイム中なんすよ」
黒潮「ええからやっとけよ。書類は渡したからな」
漣「全く…自由人はいいですな」
潜水新棲姫「漣、あーん…」
漣「すいませんね、急な仕事が入ったんで続きは夜っすね」
潜水新棲姫「…ん」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 23:49:48.95 ID:UVRD6EKDO
久しぶりの外出でのびのびする黒潮
買い食いしながら鎮守府に着く頃には両手一杯に食べ物のお土産が
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/06(日) 23:51:43.58 ID:/46UgAdPo
埋め合わせはたっぷりしてくれないと嫌だからなとあざとく言う潜水新棲姫と、うちの嫁は世界一と抱きつく漣のバカップル
その後174
176 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/07(月) 00:00:48.18 ID:6fiHL1yf0
漣「…さて、執務室に……」
潜水新棲姫「漣……」ダキッ
漣「お…?」
潜水新棲姫「埋め合わせはたっぷりしてくれないと…嫌だからな」
漣「……んとにもぉーー!上目遣いであざといんですよぉーー!」ギュッ
潜水新棲姫「んふ……」
漣「あーやばい…うちの嫁は世界一だわ……」
潜水新棲姫「そんな…褒め過ぎだ……」
漣「いーやそんなこと無いっすよ、本当に可愛いわぁ…」
神通(漣さん…早く執務室に行った方がいいですよ……)
177 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/07(月) 00:03:15.96 ID:6fiHL1yf0
ーー足りないもの鎮守府
北上「久しぶり〜ってどうしたのさその荷物」
黒潮「来る途中で買い食いしまくったらこうなったんよ」
北上「流石は大食いだねぇ〜」
黒潮「お土産は皆んなで分けてな。それで夕張はどこにおる?」
北上「いつも通り工廠〜」
黒潮「ありがとうな、ほな行ってくるわ」
北上「この量を持ち運ぶか……流石は黒潮だねぇー」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/07(月) 00:14:20.34 ID:22poiPcDO
よ…よお、元気しとる?
あら黒潮さんわざわざ横須賀からどうしたんですか?
なんとなくしどろもどろになってしまう黒潮
見た所普通に見える
考えてみたら夕張はかなり危険な状態にまでいったはずなのにいつの間にか復帰している
何があったんやろ…と
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/07(月) 00:28:38.25 ID:7O/voFwTo
>>178
180 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/07(月) 00:33:21.97 ID:6fiHL1yf0
ーー工廠
黒潮「よ…よお、元気しとる?」
夕張「黒潮さん!わざわざ横須賀からどうしたんですか?」
黒潮「ちょっとした用事でな…」
夕張「そうでしたか、せっかくここに来たんですしゆっくりしていって下さいね!」
黒潮「そうさせてもらうわ…」
夕張「じゃあ私は作業に戻りますね!」
黒潮「……夕張は普通に見えるな」
黒潮「それはええことなんやけど、違和感は感じるわな…」
181 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/07(月) 00:36:48.86 ID:6fiHL1yf0
黒潮「夕張はかなり危険な状態までいったはずやのに、いつの間にか復帰しとる」
黒潮「普通やったら無理や、普通に生活するだけでも大変やのに…」
黒潮「……何かがあったんや。それしかない」
黒潮「考えられるのは……」
ヒュンッ
黒潮「う!?」
カラーン……
夕張「いけないいけない!手が滑っちゃいました!」
黒潮「き…気を付けてな。こっちの方まで工具が飛んできたで」
夕張「勿論です!」
黒潮「……気のせいやんな、うん。うちを狙ったんじゃない…」
夕張「〜〜〜〜」
黒潮「夕張は…何も無い。それを確認できて良かったんや……」
ーー
182 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/07(月) 00:37:14.79 ID:6fiHL1yf0
今日はここまでです
コメントなどあればお願いします
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/07(月) 00:43:35.67 ID:22poiPcDO
お疲れ様でした
触れてはいけない事もある…
アルカイックスマイルになってそう
184 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/07(月) 00:48:32.08 ID:7O/voFwTo
おつおつ
同じ手は駄目ですよとね…
S朝潮ちゃん力使いこなしてて笑っちゃう
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/07(月) 23:37:55.50 ID:ctIZi6NGO
夕張の復帰っていつの間にかではなかったよね?
過程は語られなかったけど迎えに行って横須賀に顔出したところはあったはずだけど
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/08(火) 00:33:48.04 ID:uCgWVrMDO
退院したという描写はありましたね…
ただ完全に復調したのかとか療養の過程は確かに見受けられませんでしたが
もう治ったかどうかはこれからかな
187 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/10(木) 00:08:22.91 ID:c6ml6VbBo
その3の埋め立てレスが気になって仕方ない
188 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/10(木) 18:40:22.81 ID:4C/F80bkO
ーー足りないもの鎮守府
黒潮「謹慎明けの提督はちゃんと仕事してるみたいで良かったわぁ」
提督「あぁ、もちろんやってるぞ」
黒潮「直接ここに来る必要は無かったかもしれんけど、来てよかったわぁ」
提督「ここの景色か?」
黒潮「それは司令はんこみやで。司令はんとここの景色が合ってるんよ」
提督「…そう言ってくれて嬉しい」
黒潮「横須賀なんかよりもこっちの方が司令はんらしいわ」
提督「そうかもしれないが立場上甘えてはいられない。俺に与えられたのは横須賀鎮守府の提督という仕事なんだ」
黒潮「それが分かってるんやったらええんやで」
189 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[saga]:2020/09/10(木) 18:43:38.29 ID:4C/F80bkO
提督「ところで黒潮はここに何をしに来たんだ?」
黒潮「それは…まぁ」
提督「…?」
黒潮「うちも用事が済んだら帰るよ。それより司令はんはいつ帰ってくんの?」
提督「菊月提督の状況次第だ。長くても一、二週間といった所だろう」
黒潮「そうか、漣らも限界が近いから早く帰ってきてな」
提督「もちろんだ。菊月提督が帰ってくればすぐにでも横須賀に帰る」
黒潮「それやったらええけど…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/10(木) 18:48:13.27 ID:GUjgYgpjO
夕張について詳しく確認する
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/10(木) 18:48:34.72 ID:2OzckduDO
ふたつの鎮守府に提督に会いたがっている艦娘が居る
それを解ってて提督を引き抜いた幹部さんちょっと恨むで…と黒潮
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/10(木) 18:49:23.30 ID:WZB3afSL0
菊月提督の見舞を
しようと夕張が提案
193 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/10(木) 19:08:32.36 ID:MDNNzZUe0
ーー
黒潮「しかし幹部はんも厄介なことしてくれたなぁ。二つの鎮守府で一人の提督の取り合いや」
黒潮「そうなるって解っとってやったんやろ、幹部はんはちょっと恨むな」
駆逐棲姫「幹部がすまない」
黒潮「う…ぉ!?」
駆逐棲姫「どうした?」
黒潮「なんでクキがここにおるんよ?」
駆逐棲姫「揉めた。夫婦喧嘩というヤツだ」
黒潮「またかいな。ちょっと前もやって仲直りした所と違うかったか?」
駆逐棲姫「前のは幹部が悪い。今度のは私が悪いんだ」
黒潮「ほぉん…せやから逃げてきたって?」
駆逐棲姫「ここに提督が居ると聞いた。知らない場所に逃げるよりはいい」
黒潮「そうかもしれんけどレ級が幹部はんをシめる前に仲直りしときや」
駆逐棲姫「分かってる」
194 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/10(木) 19:11:15.51 ID:MDNNzZUe0
駆逐棲姫「ここに来たのはそれだけが理由じゃないぞ」
黒潮「他に何があるんよ?」
駆逐棲姫「何かイヤなものを感じたんだ」
黒潮「えらい抽象的やなぁ」
駆逐棲姫「第六感と言えばいいのか。とにかく言葉で表せない何か変なものを感じとった」
黒潮「菊月らと違ってクキには何も無いんやろ?単なる気のせいと違うか」
駆逐棲姫「その可能性もある」
黒潮「ま、ほとぼりが冷めたら一緒に帰ろか。一人で帰るよりええやろ?」
駆逐棲姫「そうだな…頼む」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
195 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/10(木) 19:27:21.69 ID:HXhsuhHqO
夕張が元気になったきっかけを考える黒潮
元気になったから迎えに行ったけど退院直前の様子はどうだっただろうと
196 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/10(木) 20:01:22.01 ID:FP9XzIy2o
>>195
197 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/10(木) 20:18:50.03 ID:MDNNzZUe0
ーー食堂
黒潮「……夕張や」
黒潮「あいつはいつ元気になったんや。再起不能とまで言われとったのに、いつの間にか退院しとる」
黒潮「そもそもうちは途中経過を知らん。迎えには行ったけど退院する直前やからもう元気やった」
黒潮「…入院中に何かがあった」
黒潮「それしか考えられへん。他に方法も無い」
黒潮「本人に聞くのが一番やろうけど……」
夕張(あ、ごめんなさい!工具がそっちに…)
黒潮「…違う。あれは偶然やない。うちを狙ってたんや」
198 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/10(木) 20:22:50.72 ID:MDNNzZUe0
黒潮「司令はんは詳しい事情は知らんはずや。もう横須賀に行っとったからな」
黒潮「……横須賀には司令はんだけが行ったんやったか?」
黒潮「夕張を迎えに行った?うちが?」
黒潮「あれ…その時うちは横須賀におったはず……」
黒潮「あ、あぁ……?」
黒潮「何や……頭痛い…何かが……」
黒潮「こんな時に…改二の……頭痛…」
黒潮「い…痛い……わけが…分かれへん…」
黒潮「うちは……何を……何を…?」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
199 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/10(木) 20:23:33.53 ID:moVMHki+o
kskst
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/10(木) 20:35:23.12 ID:Gq9yD52BO
クキがどうしたしっかりしろと心配する
201 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/10(木) 20:40:49.83 ID:MDNNzZUe0
駆逐棲姫「ん、あれは…」
黒潮「うう、うぅぅ……」
駆逐棲姫「どうしたんだ黒潮、なにを苦しんでいる?」
黒潮「頭が……」
駆逐棲姫「具合が悪いのか?なら誰かを…」
夕張「私に任せて下さい!」
駆逐棲姫「夕張か丁度良かった、黒潮の体調が悪そうなんだ」
夕張「はい!工廠に連れて行きますね!」
駆逐棲姫「頼んだぞ」
……
駆逐棲姫「さっきは普通だったが急に具合が悪くなったのか。私は感覚が鈍いからそういう経験は無い」
駆逐棲姫「少し心配だったが夕張に任せれば問題無いだろう。あいつも医療班だったはずだ」
駆逐棲姫「…ん?工廠に連れて行くと行ってたか?いや、聞き間違いだろう」
202 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/10(木) 20:43:23.77 ID:MDNNzZUe0
ーー
黒潮「……待て…」
夕張「あ、起きてましたか。おぶって移動してるんで暴れないで下さいね〜」
黒潮「うちを…どこに……」
夕張「大丈夫ですよ」
黒潮「お前……質問に…答えろ……」
夕張「機嫌が悪いみたいですね、でもすぐに良くなりますから大丈夫ですよ!」
黒潮「おい……」
夕張「もう少し待ってて下さいね〜」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/10(木) 20:45:51.67 ID:WZB3afSL0
夕張の工具飛ばしについて
殺意のなかったことが知れる
204 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/10(木) 20:52:20.32 ID:oc0enxOQo
丁度工廠に向かってた北上と鉢合わせして明らかに体調が悪いんだから向かう先は医務室でしょと突っ込まれる
クキはやっぱり違う何かおかしいと気づいて人を呼んで工廠へ向かう
205 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/10(木) 20:58:37.34 ID:MDNNzZUe0
ーー工廠
夕張「……」
北上「待った」
夕張「北上さん」
北上「黒潮、体調悪いんだよね?だったら連れて行くのは医務室でしょ」
夕張「そんなことよりお子さんは放っておいて大丈夫なんですか?」
北上「あの子なら憲兵が見てるから平気」
夕張「そうでしたか。なら…」
北上「話を戻そうよ。黒潮は…」
夕張「どうして北上さんが黒潮さんの体調が悪いのを知ってるんですか?知ってたなら北上さんが介抱してあげないといけないですよ」
駆逐棲姫「私が教えたんだ」
夕張「……クキさん」
206 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/09/10(木) 21:01:24.59 ID:MDNNzZUe0
駆逐棲姫「私はずっと違和感や嫌な感じがしてたんだ」
夕張「それが?」
北上「まずこっちの質問に答えて」
夕張「なんなんですか二人とも、私が何かしましたか?」
駆逐棲姫「まだ質問に答えないか」
夕張「だから…」
北上「だから?」
夕張「…そもそも二人で一人を責めるなんて不公平ですよ。私達はそんなことしちゃいけません」
駆逐棲姫「どうする?」
北上「どうするもこうするも無いよねぇー」
夕張「……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
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