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【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その4【安価】
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242 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/12(水) 20:29:15.27 ID:12l1NmLC0
S朝潮「そう思って執務室に行ったんですが、生憎席を外しておられました」
S朝潮「今日の秘書艦代理である漣さんの話によると…司令官は早霜さんと居るはずだと」
S朝潮「先程あんな話をした直後に司令官と……」
S朝潮「…いえ、早霜さんも苦しんでいるんです。殺人衝動は薬物中毒よりも厄介だと聞きました」
S朝潮「司令官の出したモノを殺して気を紛らわせる…確かに理に叶っているかもしれません」
S朝潮「でも…それを朝霜さんが見ていたとしたら…」
S朝潮「とにかく司令官に会いに行きましょう」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/12(水) 20:35:55.98 ID:r8+KR+tDO
断られた話を聞いた早霜が諦めずに何度でも説得してほしいと頼んで、懇願していた
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/12(水) 20:43:48.17 ID:cFOtjicho
↑+提督も朝霜をなんとかして救いたいと考えている
今たどり着いているのは表面を救っても変わらない、ただ説得するだけでは駄目だということ
そして自分達が諦めては駄目だということ
245 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/12(水) 20:49:23.30 ID:12l1NmLC0
ーー
早霜「姉さんの治療の話、諦めずに何度でも説得して」
提督「もちろん何度も説得している。朝霜をなんとかして救いたいんだ」
提督「もちろん表面だけを救うんじゃない。ちゃんと朝霜という存在を助けたいんだ」
早霜「じゃあ何故姉さんは…」
提督「ただ説得するだけでは駄目だった。酷い時はその話を続けるなら窓から飛び降りると言われた」
早霜「姉さん…」
提督「良い方法があるならそれを教えて欲しいくらいだ。もちろん諦めるつもりは無いが…」
早霜「姉さんは貴方との関係が終われば死ぬと言ってたわよ」
提督「……そんなことはさせない」
246 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/12(水) 20:51:36.95 ID:12l1NmLC0
S朝潮「探しましたよ司令官」
提督「朝潮、今は…」
S朝潮「早霜さんも居てちょうど良かったです。朝霜さんの話をしようとしてたんです」
早霜「さっきもしたじゃない」
S朝潮「お二人と朝霜さんについて話したかったんです」
提督「朝霜について…?」
早霜「何かいい考えでもあるっていうの?」
S朝潮「安価」
下2 朝潮の台詞やその他起こったことなど
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/12(水) 21:01:19.79 ID:r8+KR+tDO
慢性化する痛みは精神を蝕む
ああなった原因の一端にはそれがあると思います
今朝霜さんの服用している薬はどんなものなんですか?
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/12(水) 21:19:11.88 ID:poWsVWrXO
上
249 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/12(水) 21:26:34.17 ID:12l1NmLC0
S朝潮「慢性化する痛みは精神を蝕みます。ああなった原因の一端にはそれがあると思います」
早霜「どういうこと?」
S朝潮「今朝霜さんの服用している薬はどんなものですか?」
提督「最初は病院の薬を飲んでいたが、全く効果が無かったから霞の薬に切り替えたんだ」
S朝潮「それでどう変わりましたか?」
提督「全く効かないというレベルから、多少はマシになるレベルになったそうだ」
早霜「霞の薬が原因だって言いたいの?」
S朝潮「そうは言ってません。私が言っているのは痛みが精神を蝕むということです」
250 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/12(水) 21:30:21.87 ID:12l1NmLC0
S朝潮「霞の薬は間違いなく効いています。でもそれを朝霜さん自身が拒否しているんです」
提督「拒否…?」
早霜「悪い方にプラシーボが働いていると言いたいの?」
S朝潮「朝霜さんは薬なんか効くはずがないと思い込んでしまっているんですよ」
提督「そうだとしてどうすればいい?」
早霜「姉さんの思い込みを無くす方法があるの?」
S朝潮「確証はありませんが、お二人に試してもらいたいことがあったんです。だから最初にお二人を探していたと言ったじゃないですか」
早霜「分かったわ、何か考えがあるなら教えて」
251 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/12(水) 21:33:13.58 ID:12l1NmLC0
ーー
朝霜「〜〜」
朝霜「なぁ司令、今日は…」
早霜「嫌だもう…フフフ…」
提督「……」
朝霜「早霜…パパ……?」
S朝潮『朝霜さんの思い込みの一つにお二人の関係があると思うんです。特に早霜さんは司令官の事を嫌っていますよね』
S朝潮『ですからお二人が仲良くしている所を見せれば、きっと精神的に安定するはずです』
提督(朝潮の言う通りにやってみてはいるが…朝霜に効果はあるのか?)
下2 この後の展開やその他起こったことなど
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/12(水) 21:40:51.17 ID:+ULwWuu5o
朝霜「た、たちの悪いイタズラすんなよな」
早霜「あらイタズラなんかじゃないわ。ねー提督?」
さらに過度気味なスキンシップで朝霜の動揺が広がる
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/12(水) 21:46:54.83 ID:e7q8dYysO
早霜にどういう風の吹き回しなんだと言いつつ言葉には棘がない朝霜
なんなら三人でお茶しようとまで
254 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/12(水) 21:56:51.13 ID:12l1NmLC0
朝霜「早霜、どういう風の吹き回しなんだよ」
早霜「どうもこうも無いわよ、ねぇ司令官?」
提督「そうだな…」
朝霜「なんだよ早霜も司令もよ…」
早霜(朝潮の言葉は信じられなかったけど、この反応を見てると嘘とは言えないわね)
提督(本気で嫌がっていない。言葉に棘が無いからな)
早霜(もう少し続ける価値はあるわね…)
早霜「…せっかくだから三人でお茶でもしない?」
朝霜「本気なのかよ…」
早霜「勿論よ、すぐに用意するわね」
255 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/12(水) 22:02:00.18 ID:12l1NmLC0
ーー
早霜「お茶菓子は司令官のお手製よ」
提督「口に合えばいいんだがな」
早霜「司令官の作るものは全部美味しいじゃない」
朝霜「……」
早霜(私を見てるけど、怒ったりもしてない)
提督(不安定な様子も見えないな)
早霜(こんなことで姉さんの心が安らぐなら、いくらでもやってあげるわよ)
下2 この後の展開やその他起こったことなど
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/12(水) 22:13:24.09 ID:cFOtjicho
談笑がノッてきたところで提督が自信作を出してきてまず早霜が食べると本音で美味しいわと言葉が出てくる
朝霜も早霜がそこまで言うか〜と期待して食べて絶賛
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/12(水) 22:36:08.72 ID:EUA5yBrVO
上
258 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/12(水) 22:44:46.70 ID:12l1NmLC0
提督「…そうだ、今日は新作を作ってきたんだ」スッ
早霜「これは?」
提督「サツマイモをぐしゃっとやって、ぐりんってやったやつだ」
朝霜「美味いのか?」
提督「そのはずなんだが…皆んなの口に合うかが分からないんだ」
早霜「なら私が食べてみるわね」パクッ
提督「どうだ?」
早霜「あら…美味しいわね」
朝霜「早霜が素直に褒めるのは珍しいな。そこまで美味いってことなのか?」
提督「朝霜も食べてみてくれ」
朝霜「勿論だ!いただきま〜すっと」パクッ
259 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[saga]:2020/08/12(水) 22:48:16.94 ID:12l1NmLC0
朝霜「…んまい!これは美味いぞ司令!」
提督「それは良かった」
朝霜「流石だよな司令〜!」パクパク
早霜「…あの朝霜姉さんの表情。あんなに明るいのは久しぶりに見たわ」
提督「朝潮の言う通りだったのかもしれないな」
早霜「この調子が続くなら朝霜姉さんの前では仲良くしてあげるわ」
提督「そうしてくれ。朝霜が良くなるのは俺も喜ばしいからな」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/12(水) 23:06:38.41 ID:pTI+j5Ado
初めは提督と仲良くするフリだったけど段々意識することなく普通に接するようになる早霜
朝霜とも軽い話題で会話できるようになってくる
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/12(水) 23:07:23.15 ID:U7M5ALvQo
朝潮
感触は良さそうですね…お二人も朝霜さんから見た家族の括りなんです、それが仲が悪かったら心中穏やかであろうはずがありません(提督の新作もぐもぐ)
262 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/12(水) 23:14:33.25 ID:12l1NmLC0
ーー
S朝潮「どうですか?私の言う通りでしたよね」
早霜「まだ決めつけるのは早いけど、逆効果では無さそうね」
提督「そうだな…」
S朝潮「当たり前です、お二人も朝霜さんから見た家族の括りなんですよ」
提督「家族…」
S朝潮「家族の仲が悪かったら、心中穏やかであろうはずがありませんから」モグモグ
早霜「…貴女の言いたいことは分かったわ」
S朝潮「それは良かったです…あ、これ本当に美味しいですね。八島さんにお土産に持って帰りましょう」
263 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[saga]:2020/08/12(水) 23:18:45.89 ID:12l1NmLC0
提督「こうやって普通の関係を続けていけばいいのか?」
S朝潮「勿論です。でもそれだけじゃ足りません」
早霜「まだ何かをやらせようっていうの?」
S朝潮「ちょっと待っ……」モグモグ
提督「……」
S朝潮「…ふぅ。ええ、そうです。更に朝霜さんを安心させてあげればいいんですよ」
早霜「どうすれば…何をすればいいのかしら?」
S朝潮「安価」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/12(水) 23:49:07.74 ID:EUA5yBrVO
それですよ、朝霜さんをどうしたいのかではなく何をしてあげたいか考えてください
変化を押し付けられると心は休まりません
穏やかでも激流でも身を任せられると心は落ち着くんです
家族ってそういうものだと思います(八島さんを思い浮かべながら)
考えを変えると穏やかに過ごす中で何気ない朝霜の引っ掛かりを見つけてフォローすることができる二人
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/12(水) 23:49:58.82 ID:6kRQWezUo
早霜が執務も手伝う
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/12(水) 23:51:47.02 ID:6kRQWezUo
やらかしたもうしわけねえ
267 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/12(水) 23:52:36.02 ID:12l1NmLC0
再安価
下2 お願いします
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/12(水) 23:55:09.96 ID:EUA5yBrVO
>>264
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/12(水) 23:58:48.21 ID:cFOtjicho
>>264
負い目からではなくて今の等身大の朝霜を見て何ができるか考えるようになった
270 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 00:06:08.01 ID:1MwY+n0w0
S朝潮「それですよ」
提督「何がだ?」
S朝潮「朝霜さんをどうしたいのかではなく、何をしてあげたいか考えてください」
S朝潮「変化を押し付けられると心は休まりません。穏やかであっても激流でも、身を任せられると心は落ち着くんです」
早霜「私達にそうなれって言うの?」
S朝潮「家族ってそういうものだと思います。私は…そう教わりました」
提督「俺は今まで朝霜の為だと思って色々とやってきた。そうでは無く、何をしてあげたいのか…」
S朝潮「早霜さんは朝霜さんへの負い目は一旦忘れて下さい。今の朝霜さんに何が必要なのかをよく考えて下さいね」
早霜「分かったわ」
271 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 00:09:38.93 ID:1MwY+n0w0
ーー
朝霜「〜〜でさぁ、本当にどうかしてると思うぜ」
提督「そうだな」
朝霜「……」グリグリ
提督「義足が気持ち悪いか?なら外して俺の膝に座ったらどうだ?」
朝霜「ん…じゃあちょっと」ガチャッ
提督「よし…じゃあ話の続きを聞かせてくれ」
朝霜「それでさ、あたいは……」
提督「そうかそうか…」
272 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[saga]:2020/08/13(木) 00:14:22.90 ID:1MwY+n0w0
ーー
朝霜「司令はまだ仕事中か…」
朝霜「幻肢痛が出そうだし、風呂はまた明日に…」
早霜「姉さん、一緒にお風呂にでも入らない?」
朝霜「……」
早霜「背中、流してあげるわよ」
朝霜「早霜が居るなら…入っとこうかな」
早霜「司令官と入るだけじゃなくて、私とも入って欲しいわ」
朝霜「分かったよ、これからは早霜にも頼むから」
早霜「…負い目を関係なく朝霜姉さんを見る。こんな簡単なことが今までできていなかったのね」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 00:24:42.05 ID:gv2BfcJDO
お風呂で早霜に手を貸してもらう朝霜
やっぱり…不便だよな…とぽつりと溢す
失ったものは戻らない
その拘りはかつての朝霜が救えなかった艦娘達への想いが根底にあった
あたしの脚が簡単に戻っちまったらあいつらは何だったんだって思うんだよと
274 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 00:34:16.41 ID:JiZqSbJlo
>>273
を受けて早霜
奪う事しかしてこなかった私は姉さんの覚悟を否定なんてできない
けど今の姉さんを見て、簡単に脚を治そうとしてるなんて誰にも言わせない
提督から聞いたわ、どんなに幻肢痛で苦しんでても自分から治そうと言わなかったって
275 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 00:42:04.11 ID:1MwY+n0w0
ーー
早霜「姉さん滑るから気を付けて」
朝霜「……やっぱり…不便だよな…」
早霜「姉さん…?」
朝霜「失ったものは二度と戻らねぇんだよ。脚だって腕だって……命だって」
早霜「……」
朝霜「あたいの脚が簡単に戻っちまったら、あいつらの…救えなかった命は、一体何だったんだって思うんだよ」
早霜「奪う事しかしてこなかった私は、姉さんの覚悟を否定なんてできない。 けど今の姉さんを見て、簡単に脚を治そうだなんて言えないわ」
朝霜「……」
276 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 00:49:22.98 ID:1MwY+n0w0
早霜「司令官から聞いたわ、どんなに幻肢痛で苦しんでても自分から脚を治したいって言ったことが無いって」
朝霜「何十人、何百人も救えなかった…あたいが強かったら全部救えてた命なんだよ…」
朝霜「そんなあたいが…簡単に治すだなんて…」
早霜「姉さん……」ギュッ
早霜「貴女を傷付けてしまったからじゃなく…一人の妹として姉さんを支えさせて」
朝霜「早霜ぉ…」
早霜「脚を治せだなんて言わない。でもこれだけは言わせて」
早霜「生きることを諦めずに……幸せになって」
朝霜「うぅぅ……」
早霜「姉さんの為なら死ぬ覚悟だった。それに比べたら家族ごっこなんてなんてこと無い」
早霜「司令官も利用して……朝霜姉さんは絶対に不幸になんかさせない」
ーー
277 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 00:49:54.20 ID:1MwY+n0w0
今日はここまでです
コメントなどあればお願いします
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 00:52:20.68 ID:PSTaGpm+O
負い目からではなくだから最後に前向きにしてあげたかった…が仕方ない
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 00:55:50.06 ID:dSrAgfVLo
早霜も朝霜もまだスタートラインよ
利用だとかごっこと思ってるウチはまだダメダメ
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 01:01:28.63 ID:gv2BfcJDO
お疲れ様でした
提督のキャパシティを考えるとこのままではやっぱり良くないのかな
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 01:09:00.05 ID:8Q3By226O
乙でした
やっぱその後は全体的に過去との付き合い方を考えないと行けない感じかな
いつまでも足枷になって思考が停滞してると何も変われなくて、過去があるけどこれから何をやってその中で変わっていくのが重要?
最後も早霜の過去のせいで何も言えないとか朝霜が辛いのは知ってるで止まっちゃったから考があまり変わってない?
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 01:13:23.85 ID:x83XbAhWo
今回って朝霜の解決フェーズのようで早霜も解決フェーズだよね
朝霜一辺倒の早霜を変えてやらないと
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 01:37:46.96 ID:dSrAgfVLo
>>280
関係のあり方次第じゃないかな
常に寄りかかるんじゃなくて側に並んでいて躓いたときやよろけた時には助けるとかがいい関係だと思う
フォローは早霜にほとんど全部任せますじゃあ逆に変だと思う
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 01:54:16.57 ID:JiZqSbJlo
おつです
>>281
未来を見ろとの忠告がここでも生きてた…良くなかったなあ許して八島さん…
本当の家族じゃないから幸せに出来ないというのはちゃんちゃらおかしいと思うんですよね血が繋がってても相手を不幸にしかしないのもおる
285 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 19:03:46.47 ID:1MwY+n0w0
ーー
バキッ、ドガガッ
由良「……」
早霜「……」
ドゴッ
由良「…っ」
早霜「……」
名取「そこまで!」
由良「…負けた」
早霜「こんな所かしらね」
名取「今まで二人はほぼ互角くらいだったのに…今日は早霜の圧勝…」
由良「…」
名取「しかも早霜は今までと違って、忍びの技だけで組手をやった…」
早霜「悪いけどこれでまだ本気じゃないのよ」
由良「…」
286 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[saga]:2020/08/13(木) 19:08:12.49 ID:1MwY+n0w0
由良「どうして」
早霜「私のやるべきことが分かったから、かしら」
名取「それと強さは関係ないんじゃ…」
早霜「あるのよ。私は姉さんを傷付けてしまったという罪に怯えていた。でもその考えは間違いだった」
早霜「家族ごっこも司令官も、徹底的に利用して姉さんを幸せにするのが私の役目」
名取「力を使う目的ができた…?」
早霜「ただの快楽殺人鬼だった頃の私とは別人。貴女達二人と戦っても勝つわよ」
名取「私はともかく、由良が歯が立たないだなんて…」
由良「…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 19:13:05.08 ID:gv2BfcJDO
由良さん最近集中力を欠いている
負けたのもそれが一因
原因は旦那と川内の事
前シリーズ最終回以降どうなっていたのか顛末を
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 19:15:03.45 ID:dSrAgfVLo
ごっこや利用と言いつつ普段から意識せず当たりが柔らかくなったりしてる早霜
むしろごっこや利用だと言う時に意識してる感じ
289 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 19:25:57.18 ID:1MwY+n0w0
ーー
由良「早霜」
早霜「あら、どうしたの?」
由良「貴女を見ていた」
由良「貴女は変わった」
早霜「……」
由良「棘が無くなった」
由良「まるで別人」
早霜「…それが言いたかっただけ?」
由良「違う」
由良「忠告よ」
290 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 19:30:11.77 ID:1MwY+n0w0
由良「家族ごっこと」
由良「自分に言い聞かせてるつもりでも」
由良「うまくいっていない」
由良「溜まった感情が爆発すれば」
由良「何人も死ぬ」
早霜「そうでしょうね。私は貴女を捻り潰せるのよ」
由良「貴女」
由良「もう一度日陰に戻るの」
由良「せっかく日の当たる所を歩いているのに」
早霜「もしそうなっても後悔は無いわ。私には光が眩し過ぎただけの話よ」
由良「…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 19:55:28.46 ID:JiZqSbJlo
由良さん
朝霜はどうするの
先に貴女が駄目になったら意味がない
変われた意味をよく考えて
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 20:05:56.35 ID:LWT72mfaO
由良がじゃあ今溜まってる思い私に吐き出して
家族には言えないこともあるでしょう?
言葉にすれば整理できることもある
なんで貴女に…と言おうとしてからやっぱりお願いするわと早霜
293 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 20:11:54.15 ID:1MwY+n0w0
由良「今溜まってる思い」
由良「私に吐き出して」
早霜「なんで貴女に…」
由良「言葉にすれば整理できる」
由良「『家族』には言えないことも」
早霜「……」
早霜「…ちょうど貴女になら言えるかもしれないわね」
早霜「貴女…夫とはうまくいってるの?」
由良「どういう?」
早霜「男と女の関係よ。私が吐き出そうとしているのはそういう話よ?」
由良「…」
由良「分かった、答える」
294 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 20:15:02.36 ID:1MwY+n0w0
由良「この体になってから」
由良「うまくいっていない」
早霜「そうよね、深海棲艦の体に欲情はしないわよね」
由良「違う」
由良「力が強過ぎて、あの人のを壊す」
早霜「…モノを?」
由良「…」コクリ
早霜「……そう」
由良「私は言った」
早霜「……家族で体を重ねるのはどう考えてもおかしいわよ」
早霜「なぜ司令官は朝霜姉さんを娘だと言いながら、あんな行為ができるのよ」
295 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 20:18:31.09 ID:1MwY+n0w0
由良「普通ならおかしい」
由良「でもあの提督なら考えられる」
早霜「あの男が…」
由良「提督はファミリーコンプレックス」
由良「彼なりの愛情表現で、家族の絆を保とうとしてる」
早霜「そんなふしだらな絆は家族じゃない」
由良「早霜」
由良「艦娘に親は居ない」
由良「親が居ない提督と、引き合うものがある」
由良「提督も艦娘も、普通じゃない」
由良「大事なのは強制されていないこと」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 20:27:35.16 ID:EHAGEv53o
自分が否定されない世界というのは心地よいもの
でもどうやったって提督も艦娘も人間の社会に組み込まれて生きていくしかない
常識から逸脱しているとその歪みは必ず何らかの形で正される時が来る
そうなる前に少しずつでも治していくか、社会から逃げるしかないわよと早霜
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 20:27:59.25 ID:gv2BfcJDO
ただ問題なのは他の鎮守府の規範となるべき横須賀の内情がそうであるという事
端から見たら爛れているようにしか見えないだろうと由良は危惧する
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 20:32:20.13 ID:dSrAgfVLo
でも確かに彼も変わる必要がある
貴女なら見せてあげられるはず、貴女が自分で見つけた家族の形
形だけや利用なんて建前で隠さないで彼の為に見せてあげて欲しい
それが朝霜や貴女の為になる
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 20:34:41.59 ID:LWT72mfaO
早霜が不安定なところに変に常識で考えてとかぶっこむと無茶しそうで怖い…
300 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 20:35:49.52 ID:1MwY+n0w0
由良「ただ」
由良「彼は横須賀の提督」
由良「人一倍規律を求められる」
由良「他人から見れば」
由良「爛れているようにしか見えない」
早霜「私はそれが嫌なの。姉さんを節度のない連中の仲間にされたくない」
由良「じゃあ」
由良「それさえ解決できれば」
由良「提督と朝霜の関係は」
由良「認めるのね」
早霜「……」
301 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 20:38:47.80 ID:1MwY+n0w0
由良「認められないの」
早霜「……」
由良「貴女は」
由良「何がしたいの」
早霜「うるさいわね!貴女に話しても何も解決しなかっただけよ!」
由良「…」
早霜「勝手に私を観察しないで!」
由良「…」シュバッ
早霜「……」ギリギリ
早霜「私には姉さんだけが居ればいいのよ…!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 20:44:13.92 ID:wHrut2ejO
結局貴女は何かもっともらしい理由をつけて朝霜を提督から離したいだけなのねと由良
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 20:47:02.56 ID:dSrAgfVLo
そう、それがあなたの良くないところと由良が指摘
周囲も朝霜を構成する要素なの
だからもっと広い視野で見て、朝霜も貴女も周囲との関係は切り離せない
から
>>298
ハッとする早霜
304 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 20:56:14.13 ID:1MwY+n0w0
「そう」
「それが貴女のよくない所」
早霜「由良…!」
「貴女の周りも、朝霜の一部」
「それなのに」
「貴女は朝霜しか見ない」
「もっと周りを見て」
「簡単には切り離せない」
「朝霜も貴女も周りも」
305 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[saga]:2020/08/13(木) 21:00:43.88 ID:1MwY+n0w0
「貴女は結局」
「朝霜を提督から離したいだけ」
早霜「…!」
「貴女は玩具を取り上げられた子ども」
「朝霜のことを救おうとしていない」
「玩具を大人から取り戻したいだけ」
「だから周りも見ない」
「自分は朝霜の持ち主だから」
「何をしても許される」
「大人は」
「持ち主じゃないから、触って欲しくもない」
「早霜」
「朝霜は玩具じゃない」
早霜「よくも好き勝手に…!」ギリギリ
306 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 21:03:33.51 ID:1MwY+n0w0
「大前提として」
「朝霜は誰の物でもない」
「彼女自身のもの」
「なぜ貴女が介入するの」
早霜「うるさい……!」
「彼女は手を伸ばしていない」
「貴女が無理やり」
「手を出させてる」
早霜「知った風な口をきかないで!!」
「…」
早霜「朝霜姉さんには私が………私だけが必要なのよぉ…!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 21:14:26.92 ID:JiZqSbJlo
貴女は朝霜という存在意義に依存している
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 21:17:20.50 ID:gv2BfcJDO
それらは早霜の自問自答だった
少し頭を冷やさなければ…と
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 21:22:15.00 ID:LWT72mfaO
安価取りたいけどどんどん良くない方に進んでく気がするぞ…
310 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 21:22:28.03 ID:1MwY+n0w0
「貴女は朝霜に依存…
早霜「黙りなさいよ!!」
……
早霜「はぁ…はぁ…!」
早霜「何なのよ……」
早霜「全部私の頭の中の……声…」
早霜「自分がまともじゃないのは分かってたけど…これは少し……頭を冷やさないと…」
早霜「ええ、そうよね……」
早霜「ここには殺してもいいのが何人か居るわよね」
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 21:25:29.44 ID:LWT72mfaO
あーニュートラルな安価はBADに傾く…
312 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 21:27:01.76 ID:1MwY+n0w0
「……」
早霜「ちょうど誰か…来たみたいね」
早霜「そういえば私、通り魔みたいにすれ違いざまに殺すのが好きだったわよね」
早霜「あれは最高だったわ…」
早霜「またあれをやればきっと落ち着ける……」
早霜「大丈夫、大丈夫…」
早霜「朝霜姉さんの為なら、一人くらい殺しても許されるのよ」
下2 通りかかったのは?
313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 21:29:20.03 ID:dSrAgfVLo
提督と朝霜
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 21:29:31.72 ID:JiZqSbJlo
朝霜と提督
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 21:31:22.73 ID:gv2BfcJDO
いったん落ち着こうって言ってじゃあ誰か殺そうって早霜ならでは
鎮守府としての問題は早霜がタッチするべき事ではなかったね…
316 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 21:44:27.82 ID:1MwY+n0w0
朝霜「…司令はどう思う?」
提督「本人の意思が大切だと思う」
朝霜「あたいがいいって言うなら早霜もいいって言うに決まってんだろ!」
提督「……」
朝霜「やっぱりさ、あたいにとって早霜も司令と同じくらい大切なんだよ。だからさ……」
提督「朝霜はそうか思っているかもしれないが、肝心の早霜は俺のことを…」
朝霜「…………」
提督「朝霜、どうした………」
朝霜「……ごぼっ」ベチャッ
317 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[saga]:2020/08/13(木) 21:48:55.51 ID:1MwY+n0w0
ーー
早霜「ふぅぅ……はぁ…」
早霜「やっぱり血はいいわね。煮え沸った頭を冷やしてくれるのはこれしか無いわ」
早霜「二人歩いててヤったのは一人。流石に二人同時は怪しいものね」
早霜「きっと今頃血が…綺麗な水溜りができているでしょうね」
早霜「あら……そういえば何で冷静になろうとしてたのかしら?」
早霜「…そうね、朝霜姉さんに会いに行こうとしてたのよ」
早霜「この時間だと執務室に行けばいるわよね」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 21:53:39.10 ID:dSrAgfVLo
鎮守府内だったことが幸いして朝霜は応急処置を施されて、グラーフを助けに呼んで一命を取り留める
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 21:55:27.84 ID:wHrut2ejO
血を流しすぎて輸血の処置が必要
鎮守府のデータを照合し適合者をすぐに洗い出す
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 21:56:07.29 ID:LWT72mfaO
>>318
目が冷めた朝霜は提督と共に早霜と話
ビクビクする早霜にあたいだからギリギリ助かったと説教
そして困ってるなら思ってることがあるならちゃんと話せ妹だろうとここに一番ブチギレ
321 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 22:01:09.06 ID:1MwY+n0w0
ーー医務室
明石「血が……!!傷口は小さいのに血が止まらない!!」
秋津洲「早く輸血しないと数分も持たないかも!!」
提督「朝霜!朝霜!!」
朝霜「…」ゴボッ
明石「提督は緊急招集をかけて下さい!!朝霜さんと血液型の合う皆さんを大至急集めて!」
提督「…分かった!」
秋津洲「朝霜は絶対助けるかも!!」
朝霜「…」ゴボッゴボッ
322 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 22:04:02.94 ID:1MwY+n0w0
ーー
由良「血の絨毯」
名取「暗殺の一種で相手を苦しめて殺す技」
由良「特徴は出血量」
名取「傷口は小さいのにそこから血が吹き出す。これは見る人が見ればすぐに分かる」
由良「貴女」
由良「自分が何をしたか分かっているの」
早霜「……」
名取「どうしてあんな事…朝霜は大切な存在じゃなかったの?」
早霜「安価」
下2 早霜の台詞やその他起こったことなど
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 22:08:34.52 ID:dSrAgfVLo
何も喋らない、喋れない早霜を由良がビンタ
そこまで追い詰められていることに気づけなかった私達にも問題がある
でもこんなことしてる場合じゃない、大切なのは朝霜、あなたの姉
早霜の悪いぐるぐる回ってた思考が全部吹き飛んで朝霜を助けるという思いで一致する
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 22:10:01.21 ID:LWT72mfaO
>>323
早霜の輸血分でギリギリグラーフの到着に間に合う
325 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 22:39:44.41 ID:1MwY+n0w0
早霜「……」
早霜「…………」
由良「…」バチンッ
早霜「……」
名取「そこまで追い詰められていることに気づけなかった、私達にも責任はあるよ…」
名取「でもこんなことしてる場合じゃない、大切なのは朝霜…あなたのお姉さんでしょ?」
早霜「……」
由良「早く医務室に行きなさい」
早霜「……」
326 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 22:42:48.37 ID:1MwY+n0w0
ーー医務室
提督「朝霜はどうだ!?」
秋津洲「ダメかも……早霜の輸血があってもギリギリ…」
提督「そんな…」
明石「この鎮守府の皆さんからはもう輸血は貰えません!」
早霜「……」
菊月「緊急事態だと言われたから来てやったぞ」バシュッ
グラーフ「血が…!」
提督「助かった!!朝霜を頼む!」
菊月「助けるつもりだったが止めた」
明石「どうして!?」
菊月「理由はそこの奴が知っている」
早霜「……」
327 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 22:44:58.63 ID:1MwY+n0w0
菊月「朝霜をやったのはお前だな」
早霜「…」コクリ
提督「ど…どうして……?」
菊月「理由はどうあれ仲間割れは助ける理由にならない」
秋津洲「朝霜を見捨てるかも!?」
菊月「捨てるさ」
グラーフ「血…血が……」
提督「頼む!朝霜を治療してくれ!俺にとって大切な…大事な娘なんだ!!」
早霜「安価」
下2 早霜の台詞やその他起こったことなど
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 22:55:22.86 ID:dSrAgfVLo
自分の罪であることと思いを全部吐き出す
でも姉さんを助けて欲しいたった一人の姉なのと懇願
するとほぼない意識で朝霜が妹が姉をちょっと突いて当たりどころが悪かったんだ…本当はいい子なんだよ…というので早霜は涙が止まらなくなる
それを見て菊月が直せという時にはグラーフが直しててテヘペロ
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 23:00:18.62 ID:x83XbAhWo
↑早霜は心が満ちてやっと何が足りてなかったのか分る
朝霜に無二の妹と認められたかったそれだけ
殺人衝動や朝霜を独占したいという渇望も心の隙間を埋めようとしていただけだった
330 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 23:07:28.26 ID:1MwY+n0w0
早霜「姉さんは…私がやった……やってしまったのよ……」
提督「早霜が……」
秋津洲「改心も何もしてなかったかも!?」
早霜「違う!姉さんだと知って殺そうとしたんじゃない…誰でもいいから殺そうとしたの……」
明石「殺人衝動……」
早霜「姉さんを助けて欲しい…」
菊月「自分で殺そうとしておいてか」
早霜「私にとってたった一人の姉なのよぉ!!」
331 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 23:15:37.33 ID:1MwY+n0w0
朝霜「早霜はな……本当はいい子なんだよ…」
提督「朝霜!?」
秋津洲「無理に喋ると死ぬかも!!」
朝霜「こんなの……妹が姉を…ちょっと突いて……当たりどころが悪かっただけだ……」
早霜「姉さん…………!!」ポロポロ
朝霜「ごめんな……早霜…お前は……ずっと……そうだったんだよな……」
朝霜「夕雲型で……あたい達が……唯一…生き残って……その後…お前が……」
早霜「姉さん、姉さん……!」
朝霜「早霜は……ちゃんと……あたいの…妹だ……」
早霜「わぁぁぁぁぁーーー!!」
332 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 23:20:06.80 ID:1MwY+n0w0
秋津洲「どつういうことかも?」
提督「朝霜と早霜の着任時期は違うんだ。早霜が以前の鎮守府に着任した頃、夕雲型は朝霜だけになっていた」
明石「ちゃんと妹……そういう意味なんですね」
提督「早霜は朝霜に妹だと認められたかったんだ。だから朝霜は殺さずにマインドコントロールを行った」
秋津洲「それが裏目に出たかも…」
提督「そこまでやっても朝霜は早霜を本当の妹だとは認めようとしなかった。それで余計に拗れてしまったんだ」
明石「単純だけど…複雑な事情があったんですね…」
早霜「あぁ、あぁぁぁぁーーーー!!」
333 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 23:25:48.75 ID:1MwY+n0w0
早霜「私に足りなかったのは……あぁぁ…!!」
早霜「殺人衝動も……朝霜姉さんを独占したいという渇望が……!!」
早霜「私は……姉さんという心の隙間を…埋めようとしていただけだったのよぉ…!!」
早霜「それだけ……たったそれだけの為に……私は…何人……殺して……!」
早霜「姉さん、姉さん、姉さん……!!」
菊月「……おいグラーフ、朝霜を…」
朝霜「早霜……」ギュッ
早霜「朝霜姉さん……!!」
菊月「…おい」
グラーフ「だって!!血が!怖い!!」
菊月「…チッ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 23:33:28.08 ID:LWT72mfaO
ポンコツのフォローだから大サービスだと周囲の付着してる血だけサビに変える菊月
血でなくなればへっちゃらでアイアイマムと治療するグラーフ
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 23:33:56.61 ID:EHAGEv53o
菊月が目隠ししてグラーフの腕を取りここだと誘導する
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 23:34:14.85 ID:gv2BfcJDO
早霜が自らの内面を自覚し受け入れた時、朝霜限定で以前の能力が発動し朝霜がリスポンした
しかし早霜に能力が戻ったというわけではないようだった
337 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 23:42:41.16 ID:1MwY+n0w0
菊月「…目を閉じていろ。お前の手を朝霜に当てる」
グラーフ「それならまだ…」
早霜「お願い!!朝霜姉さんを助けてぇ!!」
グラーフ「……」
朝霜「ぁ……」
グラーフ「…終わった」
明石「傷口が治って出血も止まりました…」
秋津洲「流石チート能力かも…」
菊月「用が済んだら帰る。こんな所にいつまでも居る価値は無い」
グラーフ「……ひぃぃ!!手に血がついてる!!」
菊月「…神威、もういいぞ」バシュッ
338 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 23:44:38.91 ID:1MwY+n0w0
朝霜「……」
早霜「姉さんは助かったのよね!?」
秋津洲「血が足りてないだけかも」
明石「このまま安静にしていれば良くなります」
早霜「良かった……!!」ギュッ
提督「…早霜と話をしなければならないが、今は朝霜の側に居てやってくれ」
早霜「……はい」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 23:48:43.22 ID:9c9DZINUO
頭の中身を弄ってもいいから、殺人衝動を取り去ってしまいたいと提督に告げる早霜
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/13(木) 23:51:18.35 ID:LWT72mfaO
すっかり殺人衝動もなくなったけど早霜の処遇を話し合うことに
朝霜が姉のあたいも悪いからあたいが責任をもって面倒見るとだから今回のことは不問にしてくれと
341 :
◆I4lwDj9Dk4S2
[sage saga]:2020/08/13(木) 23:59:18.23 ID:1MwY+n0w0
ーー
漣「早霜さんの処遇についての話し合いですが…まずは現在の早霜さんは殺人衝動はもう起こっていないと?」
早霜「ええ…あれから全く無いわ」
漣「それは素晴らしいことですが、無罪放免という訳には…」
朝霜「姉のあたいも悪いから早霜は責任をもって面倒見る」
漣「ぶっちゃけ朝霜さんにそう言われても説得力が無いんですよ。幻肢痛で苦しんでるのは散々見てますからね」
提督「朝霜は俺が面倒を見る。大切な家族だからな」
漣「う〜ん……これは悩みますな」
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