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【安価】真実の瞳
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160 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/04(火) 23:27:53.02 ID:D0duper/0
占い師「能力を使いこなせないとトラブルに
巻き込まれるでしょう、
もっと大きなね」
男「能力……何か知っているのか?」
占い師「……いえ、でもカードはそう言っています」
エルフ「能力?まさか私と同じ力を……」
男「違います」
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/05(水) 01:07:21.76 ID:ZcdMBA7x0
男(能力か……確かに、あまり使わないな)
エルフ「どうかしたのか?」
男「これからはもっと、
自分の力を生かしていこうかな」
エルフ「まだ隠された力があるんだな」
占い師「そこのお嬢さんも占っていくかい?」
エルフ「ああ、頼む」
占い師「はいよ!」
占い師は再び同じ行程を行った
エルフ「ど、どうだ?どうかな?」
占い師「
>>163
」
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/05(水) 01:58:46.39 ID:rf1tr7mZo
おめでたです
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/05(水) 06:07:13.97 ID:R0Vg3x9VO
あの方は伴侶とすべき方でしょう、将来的には↑
164 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/06(木) 00:54:55.77 ID:d9SWQiAO0
占い師は彼女に耳打ちする
占い師「あの方は伴侶とすべき方でしょう、
将来的にはおめでたです」
エルフ「えっ……おめ……えっ」
占い師「以上です。代金をお支払い下さい」
男「ああ、ありがとう」
二人は代金を払い、店から出た
エルフ「はぁー……」
男「どうかしたのか?」
エルフ「いっ!?いや!なんでもないぞ!?」
165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/07(金) 01:21:34.83 ID:Kn9wl25/0
男「次の列車はいつかな」
エルフ「暫く来ないだろう」
男「え、そうなの?ここは観光街なんじゃ」
エルフ「昼は人が少ないからな。
朝と夕方には多いんだが……」
男「そうか……」
エルフ「観光に興味がないのか?」
男「ないわけではないが……」
166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/07(金) 01:32:16.52 ID:Kn9wl25/0
男「そういえば先程何か占い師と話していたが」
エルフ「えっ」
男「一体何を話していたんだ」
エルフ「え……そ……それはだな……」
彼が彼女の心を読まんとした時である
唐突にその耳へ絶叫が飛び込んだ
少女「う、うわぁぁぁぁ!!」
男「……うるさいですよ。なんですか」
少女は片手に何やら杖のようなものを持っている
少女「
>>168
」
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/07(金) 01:49:13.47 ID:laojiU8wo
こんな辺境になんて業物! 宝珠には純度100%のオリハルコンを使用した賢人の杖が、お値段なんとこれっぽっち!?
さあ買った買った! 早い者勝ちだよ!
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/07(金) 07:21:25.78 ID:RrX1hTXqO
↑
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/07(金) 07:59:51.45 ID:laojiU8wo
ええ……自分で安価しといて何だけどkskついででネタに走ってたわ
170 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/08(土) 01:06:20.19 ID:SZGhjq7d0
少女「こんな辺境になんて業物! 宝珠には
純度100%のオリハルコンを使用した
賢人の杖が、お値段なんとこれっぽっち!?
さあ買った買った! 早い者勝ちだよ!」
男「……こわ、近寄らんとこ……」
エルフ「そうだな。面倒事は関わらないが吉だ」
少女「ちょ、ちょっと待ちなよー!」
すると、少女の周りに大人が集まってくる
男「大人たちが来たし今のうちに行こう」
171 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/09(日) 00:07:10.13 ID:1awOE5dC0
エルフ「なぁ、神殿に行かないか?」
男「古代神殿か……行ってみてもいいな」
エルフ(ふふ、きっとびっくりするに違いない)
男「……?」
エルフ「どうかしたか?」
もし先程の占いを信じるならば、
その神殿について詳しく聞くべきだろう。
そしてきっとロクでもない真実を知れる。
だが。僕にはそれができなかった。
彼女の期待する顔を見て嬉しくなったからだ。
愚かにも、それを壊したくないと願ったのだ。
男「……いや、考え事さ」
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/09(日) 00:16:28.31 ID:1awOE5dC0
男「……なるほど……」
彼は彼の予想通り後悔した
神殿への階段があり、その段数は200段を超える
重い鎧を身に付けた彼女は笑顔で昇っていく
エルフ「男よ。辛いならおんぶしてもいいぞ?」
男「……いや結構」
正直むかつく。
だが、いつも硬い彼女の表情が和らいでいる。
それを嬉しいと思ってしまう自分が憎らしい。
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/09(日) 00:27:19.67 ID:1awOE5dC0
倒れそうになりつつ、彼は神殿に到着した
エルフ「いい運動になったな」
男「許さんぞ……」
エルフ「はは、安心しろ。荷物は持ってやる」
男「土産まで買う前提ですか……」
二人の後方からドタドタと足音がする
それがついに二人に追い付いた
おっさんA「はーっはっは!!」
おっさんB「へっへっへ!!」
数人の男性が階段を駆け昇って来た。
すごい体力だと感心する
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/09(日) 00:33:56.46 ID:1awOE5dC0
しかし、彼女には感心している場合ではなかった
エルフ「む、殿方ら。その背負っているのは?」
おっさんA「これは不届き者だ!」
見れば、男性らは神輿のように少女を担いでいる
先程の商魂たくましそうな少女である
男「どうしてその少女を?」
おっさんB「我らの故郷を辺境扱いしたからだ」
男「はぁ……その少女をどうするつもりですか?」
少女「助けてー!」
おっさんC「
>>176
」
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/09(日) 03:39:00.46 ID:pafdUzbZo
次の神にする
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/09(日) 07:43:16.13 ID:lc9UBrECO
そりゃ牢獄に打ち込むに決まってらぁ
良くて人身御供だろうな、ここの神はプライドが高く馬鹿にされるとここら一帯に災いを落とす
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/10(月) 00:59:33.52 ID:oLhurCtX0
おっさんC「そりゃ牢獄に打ち込むに決まってらぁ
良くて人身御供だろうな、ここの神は
プライドが高く馬鹿にされると
ここら一帯に災いを落とす」
エルフ「なっ、何!?」
彼女が驚いている内に少女は神殿に運び込まれた
そしてすぐさま血相を変えて喋り出す
エルフ「まずいぞ男!いくらなんでも命は……」
男「そうは思うけども、神サマって
僕たちより上位の存在なんでしょう?」
エルフ「くっ……」
男「結局はそうなんだ。見えない物は怖くない」
エルフ「それでも私は助けたい」
男「分かっているよ。じゃあ行こうか」
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/10(月) 01:05:56.97 ID:oLhurCtX0
神殿の内部には、法衣を纏った者が多い。
観光地になっても神殿として機能しているらしい
エルフ「どこから捜そうか?」
男「こういうのって大体地下だと思うんだけど」
エルフ「なるほど、じゃあ地下に行こう」
神殿のエントランスから階段を降りる
地下の空気は湿っていて心地良くない
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/10(月) 22:56:54.17 ID:oLhurCtX0
神殿の地下は一本道になっていて、
その奥から先程の男性の声がする
男「この先から恐らく奴らが来るだろう」
エルフ「だろうな。私が倒してやろう」
男「……[
ピーーー
]のか?」
エルフ「まさか。まぁ見ていろ」
180 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/08/10(月) 22:57:58.96 ID:oLhurCtX0
神殿の地下は一本道になっていて、
その奥から先程の男性の声がする
男「この先から恐らく奴らが来るだろう」
エルフ「だろうな。私が倒してやろう」
男「……殺すのか?」
エルフ「まさか。まぁ見ていろ」
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/11(火) 00:01:49.41 ID:JhhUiNAx0
彼女は自信がある様子なので、僕は物陰に隠れた
ゆっくりと歩を進め、遂に男性らと遭遇した。
エルフ「その先に先程の少女はいるか?」
おっさんA「いるが、拷問はまだやめとけよ?」
おっさんB「はっはっは!」
エルフ「……やはり、貴様らには罰を与えねば」
おっさんC「罰ゥ?言ってくれるじゃないか」
おっさんA「やれるもんならやってみろ!」
おっさんAはエルフに掴みかかった
>>183
……エルフはどうした?
182 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/11(火) 00:26:06.30 ID:4HflMdego
爆発
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/11(火) 01:23:43.72 ID:7AtO+mtFO
華麗な剣技で峰打ちを披露し気絶させる
184 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/11(火) 23:57:35.70 ID:JhhUiNAx0
エルフ「参る!」
彼女はどこからか剣を取り出し、
華麗な峰打ちを決めた
おっさんB「くそっ!挟み撃ちだ!」
おっさんC「おうよ!」
息のあったおっさんのコンビネーションアタック
彼女はこれに剣をもう一本増やすことで対応した
洗練された体重移動の踏みきりで峰打ちする
エルフ「ふ!」
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/12(水) 00:03:26.44 ID:Jnpotno00
男「……すばらしい腕前ですね」
エルフ「素人相手に負ける訳なかろう」
男「では、これからもお願いします」
エルフ「これから、か……ふふ」
二人は道を進み、牢屋にたどり着く
牢屋には鍵がかかっており、少女が囚われていた
少女「あっ、あなたは先程の!」
エルフ「よし、ここは私が扉を……」
男「待ってください」
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/08/12(水) 00:07:46.81 ID:Jnpotno00
少女「ど、どうして!?」
エルフ「そうだぞ、男」
男「殺すのはやりすぎだろうけど……
元はといえば君の言葉遣いが原因だろう」
少女「………………」
男「少しでも悪いと思うなら償うことですよ。
その意志があるなら君をここから出そう」
少女「
>>188
」
187 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/12(水) 05:28:19.65 ID:OF1tjGxtO
そうは思ってないんだよ
188 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/12(水) 05:36:27.99 ID:UyeoBYhuO
商売をしたりしただけなのに言いがかりなんだよ!
189 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/13(木) 00:40:33.37 ID:qKvbGSht0
少女「商売をしたりしただけなのに
言いがかりなんだよ!」
男「……面倒くせぇ……」
エルフ「!?」
男「すみません。聞かなかったことにして下さい」
少女「だいたいさぁ!さっさと私を見捨てた
あなた達にも責任があるんじゃない!?」
エルフ「う……ううむ……」
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/13(木) 01:19:39.96 ID:qKvbGSht0
男「……なるほど、君は出さない」
少女「そ、そんな!」
エルフ「しかし男よ」
男「安心してくれ。神とも折り合いをつける」
エルフ「強欲だな」
彼は既に勝ち誇ったような顔で言う
男「それでこそ人間、というものです」
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/14(金) 02:18:28.41 ID:UzGYQUQe0
二人は神殿の一階に戻った
エルフ「どうするんだ?」
男「神は降りてくるもののような扱いだった。
つまり会話は成立する可能性が高い」
そこら辺にいる神官を見繕って話しかける
男「神官さん」
神官「はい、どうかなさいましたか?」
男「ここの神さまっていつ降りてくるんですか?」
神官「
>>192
」
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/14(金) 02:21:29.77 ID:vOq7O2qJo
私が神ですが
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/14(金) 22:27:23.68 ID:UzGYQUQe0
神官「私が神ですが」
男「へ……すみません。ご無礼お許し下さい」
古代神「……まぁ、いいでしょう。
それで、何用ですか?」
男「愚かにもこの地を愚弄した女がいるのです」
古代神「……ほう?」
場の空気が張り詰める。
彼女の感情に揺さぶられミシミシと鳴るようだ。
194 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/14(金) 22:34:55.43 ID:UzGYQUQe0
男「ですが神よ。どうか彼女を赦してほしい」
古代神「貴方にその権利はありません……
命が惜くばその女の居場所を吐け」
物腰は一見すると柔らかである
しかしその眼差しは氷のようで、
毅然とした殺意に満ちているようだった
男「お願いです。確かに彼女は傲慢でがめつく
品性もあまりない愚者そのものです。
ですが、彼女が死ぬには若すぎる」
古代神「……ならば、条件を一つ呑んで見せよ」
男「なんでしょう」
古代神「
>>196
」
195 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/14(金) 22:45:55.84 ID:lD11N1uYo
酒樽を1ダース御供えしろ
196 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/14(金) 23:12:27.68 ID:g5nQAYCuO
私をあのふざけた女神の元へ連れていけ
197 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/15(土) 01:15:11.85 ID:VXnnSirG0
古代神「私をあのふざけた女神の元へ連れていけ」
男「へ?」
古代神「とぼけないで。
貴方から奴の力を感じるのよ」
男「……じゃあ、やってみましょう」
古代神「できるの?」
男「今はできないので、その内に」
古代神「はぁ……あんだけ必死だったのに
随分悠長なのね」
198 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/15(土) 01:18:55.82 ID:VXnnSirG0
古代神が同行することになった。
正直怖い。いつ殺されても不思議ではない。
エルフ「……まぁ、いいだろう」
男「?」
古代神「さて、どこへ向かうのです?」
男「そろそろ夕方だな……駅に行こうか」
下りで転ぶと手がつけられないので、
帰りの階段はゆっくりと歩いていくことになった
199 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/15(土) 01:23:23.81 ID:VXnnSirG0
エルフ「古代神は誰に会いに行くんだ?」
古代神「この世界の女神です」
エルフ「会えるものなのか……」
ふと、思い出したように男は口を開く
男「古代神さん。あなたは何故女神に会いに?」
古代神「決まっているでしょう。
>>200
」
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/15(土) 01:24:51.18 ID:HKqM8ib4O
好きだと告白するためです
201 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/16(日) 03:09:39.19 ID:+l3ct6sO0
古代神「好きだと告白するためです」
男「……そうですか、素敵ですね」
エルフ「え?彼女は女で女神様も女で……」
古代神「そんなことは些細なことよ」
男「その通りだね」
エルフ「???」
202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/16(日) 22:08:29.72 ID:+l3ct6sO0
彼女は何か考えては不思議そうな顔をしていたが
駅前に着く頃にはいつもの顔に戻っていた
何を考えているかは読むまでもないだろう。
古代神「で、王都を目指すのですか?」
男「そうですね」
エルフ「今なら王都方面の列車が出ているぞ」
男「へぇ、早速乗り込もうか」
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/17(月) 02:16:10.11 ID:sZ33qf/G0
こうして一向は列車に乗り込んだ
車掌「ディナーはお済みでしょうか?」
男「……夕飯食べてないなぁ」
車掌「でしたら追加料金をお支払戴ければ
ディナーをご提供致しますが」
エルフ「そうだ、古代神よ」
古代神「どうなさいました?」
エルフ「神の力で食べ物とか出せないのか?」
古代神「うーん……そういう神ではありませんが
とりあえずやってみましょうか」
彼女は両腕に力を込めてふんばる
そしてその腕を強く前に伸ばした
古代神「ぴゃあああああっ!!」
>>204
…何が出た?
204 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/17(月) 02:51:54.64 ID:FhiiU7XCo
オリーブオイル
205 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/17(月) 20:13:55.06 ID:sZ33qf/G0
男「ふぎっ!?」
彼女の手から黄金色の液体が発射された
これは彼女の直線上にいた男に直撃した
エルフ「なっ!何!?この色は……!」
男「いくらなんでもそれはなくないですか!?」
古代神「ちっ……違いますよ!?
おしっこじゃないですからね!」
車掌「おお、この香りはオリーブオイルですね」
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/17(月) 20:41:41.64 ID:sZ33qf/G0
男「なんだオリーブオイルか……」
車掌「追加料金でオリーブオイルに合う料理を
お持ちしますよ」
男「じゃあ……お願いしようかな」
車掌「かしこまりました」
車掌はどこかへ食事を取りに行ったようだ
古代神「……あの……すみません」
男「とりあえずタオル下さい」
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/18(火) 20:33:42.81 ID:3FipIxkq0
こうして、若干オリーブオイル臭い男と
その仲間達は食事を済ませた
男「なかなかいける飯だった」
エルフ「あぁ、なんか眠くなってきたな……」
古代神「鎧姿のまま寝るのですか?」
エルフ「当然だ。夜襲には用心しなければな」
男「そうだ、古代神は眠るのか?」
古代神「この姿のときは睡眠を必要とします。
眠いとは思いませんが」
男「へぇ……じゃあ僕は眠ります」
208 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/18(火) 20:48:10.42 ID:3FipIxkq0
二人が寝て数時間が経過した
古代神(なんだか、また空腹感が……)
古代神(しかし、お二人は寝ていますね……)
古代神「……」
古代神(まぁいいでしょう。私は神なので、
しくじっても許してくれるでしょう)
古代神は再び精神を集中し、
今度は両の手を天頂に掲げた
古代神「つぁっ!」
>>210
……何が出た?
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/18(火) 20:49:22.38 ID:7GdKfr1No
追いオリーブオイル
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/18(火) 20:50:27.49 ID:PVPZkzoNO
菓子パンと梅干し入りおにぎり
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/19(水) 19:49:55.49 ID:UBsudK0f0
テーブルの上に菓子パンとおにぎりが現れた
古代神「やりました」
彼女は菓子パンをまず平らげた
古代神「クリームパンとクロワッサンが
特においしかったですね」
次におにぎりへと手を伸ばし、食べ始める
ここで、彼女は想定外の事態に驚くことになる
古代神「すっっっぱ!梅干しじゃないですか!」
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/19(水) 19:52:28.71 ID:UBsudK0f0
古代神「うぅ……もういいです。寝ます」
彼女はようやく眠りについた
それから数時間後、日の出とともに男は起きた
男「んー……あ、車掌さん」
車掌「はい」
男「王都まであとどのくらいですか?」
車掌「
>>214
」
213 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/19(水) 19:54:58.63 ID:JDTtN/PKO
あと数刻くらいですね
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/19(水) 19:55:27.26 ID:nMurjCLVO
このまま順調ならもう1時間もすれば着くかと
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/20(木) 20:34:53.80 ID:WMlvlzl10
車掌「このまま順調なら
もう1時間もすれば着くかと」
男「そうですか。ありがとうございます」
エルフ「む、もう朝か」
男「もう少し寝ててもいいと思いますよ。
このままならあと1時間で着くらしいので」
エルフ「……いや、だめだ」
男「どうして?」
エルフ「とにかくだめだ。特に、
『このままいけば』なんて
強調するあたりがだめだ」
男「へ?全然問題ないじゃないか」
エルフ「いや、とにかくだめな気がする
なんとなくだがだめな気がする」
216 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/20(木) 20:46:39.55 ID:WMlvlzl10
男「変なことを言うね……」
エルフ「すまない……」
男「いやいいんだ。戦士のカンという奴だろう」
そのときどこからか、ガコン!と鳴った。
金属同士が擦れ合うような音が遅れて聴こえる。
……色々と、信じられない。
エルフ「何事だ!?」
男「今後部車両から来た車掌が
運転席に走っていったし、いつか分かるよ」
古代神「はっ!?」
男「あ、どうも、おはようございます」
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/20(木) 20:57:55.75 ID:WMlvlzl10
古代神「何があったのですか!?」
男「列車が止まりました」
古代神「そうですか。ムカつきますね。
実に不遜甚だしい」
男「どうかお気を静めて下さい」
古代神「……」
男「それじゃあ僕が様子を伺ってきますね」
男が席を立つと、息を切らして車掌が入ってきた
男「ど、どうしたんですか!?」
車掌「
>>219
」
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/20(木) 20:58:30.44 ID:kDjr/ih1O
歯科をはねてしまったようで…
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/20(木) 20:58:58.94 ID:FwQvadOqO
何者かがこの先の線路を寸断したみたいでなんとか止めました…
怪我はありませんか?
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/21(金) 20:47:07.58 ID:rnw6J32m0
車掌「何者かがこの先の線路を寸断したみたいで
なんとか止めました…
怪我はありませんか?」
男「へぇ、怪我はありませんよ」
車掌「これから本部と通信して対応を決めますが
恐らくこの先へは進めません」
男「どうしたらいいんですか?」
車掌「申し訳ないのですが、徒歩となります」
男「分かりました」
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/21(金) 20:52:09.55 ID:rnw6J32m0
こうして、一行は列車を降りる運びとなった
古代神「どうして私が歩かねばならないのです」
男「ははぁ、すみません」
エルフ「おんぶしてやろうか?」
古代神「それはそれで癪なので遠慮します」
男「じゃあ神の力で乗り物出せたりしません?」
古代神「私をなんだと思っているのですか!?」
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/21(金) 21:18:25.79 ID:rnw6J32m0
エルフ「そうだ!神さまだし何か捧げてみよう」
男「いいですね……よしじゃあこの干し肉で」
古代神「食べ物持ってたんですか!?」
男「非常食ですよ」
古代神は彼の干し肉をかっぱらって
そのままかぶりついた
古代神「……干し肉って感じですねー
それじゃいきますよ!」
手のひらをこちらに向けてぐるぐる回している。
この動きに意味はあるのだろうか?
古代神「オラァ!」
>>224
…何がでた?
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/21(金) 21:19:56.89 ID:hsS/rg5LO
馬車
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/21(金) 21:20:03.02 ID:MG6VAPg/O
人力車
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/21(金) 21:20:07.51 ID:T9u1SOJMO
ドラゴン
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/22(土) 02:26:14.48 ID:Q8KRHGS+0
辺りが煙に包まれる
その煙が晴れると、そこには人力車があった
男「人力車……?」
エルフ「おお!人力車ではないか!」
古代神「やけにうれしそうですね」
エルフ「ああ。人力車を用いたトレーニングを
昔、よくしていたんだ」
なんだその破天荒なトレーニングは。
と思ったが、実家のペットに再会したかのような
その瞳の輝きは本物だった。
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/22(土) 02:32:00.26 ID:Q8KRHGS+0
男「なるほど……じゃあ乗らせてもらおうかな」
古代神「え?彼女一人でこれを引くのですか?」
エルフ「その通りだが」
古代神「いくらなんでも無理ってものですよ」
男「では、実際に見てみるとしましょう」
二人は人力車に乗り込む
そしてエルフは強く人力車を引き______
そのまま走り出した
古代神「おお!すばらしい力をお持ちですね」
男「ええ、彼女がいて良かったです」
エルフ「……ふっふふ……
嬉しいことを言ってくれる!」
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/22(土) 07:02:56.90 ID:6x/pVjoio
どんなゴリマッチョエルフなんだろう…
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/22(土) 16:54:25.45 ID:8F3+LhHgO
鎧の下はグラマラスなんだろうな…
エルフがクルセイダーみたいな役割なんだろうけど
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/22(土) 21:44:32.53 ID:Q8KRHGS+0
何もない草原を力強く駆けること数時間
前方に都らしきものが見えてきた
エルフ「おお、目的地が見えてきたぞ!」
男「なんと!すばらしい速度ですね!」
古代神「しかし、この分では到着しても
エルフは活動できないのでは?」
エルフ「問題ない。だが明日は筋肉痛だろう」
男「筋肉痛で済むのか……」
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/22(土) 22:08:38.59 ID:Q8KRHGS+0
エルフ「到着だ!」
男「ここが……王都」
遠くから見た王都は華やかなものだった。
しかし、今居るここの風景といえば、
ボロ家が建ち並び、スラムの様相を呈していた。
古代神「これが王都ですか?随分チンケですね」
男「破綻した社会主義……かな?」
エルフ「ここは吹き溜まりさ」
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/22(土) 22:13:24.04 ID:Q8KRHGS+0
男「吹き溜まり?」
エルフ「それなりに仕事のできるものは
自由を求めて都を出る」
古代神「ではここに居るのは出来損ないですね」
エルフ「そんなところだ。ごく優秀な者は
王都の中心部で暮らしている」
男「……なるほど、なるほどなぁ……」
古代神「どうかしましたか?」
男「いや、別になんでもございません」
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/22(土) 22:20:57.78 ID:Q8KRHGS+0
男「それでは、中心部に向かいましょうか」
エルフ「待て。中心部には衛兵がいる」
古代神「では、どうするのです?」
エルフ「ここには私の知り合いがいる。
奴の手を借りよう」
そう言うと彼女はおもむろに足元のマンホールを
リズム良く七回蹴飛ばした
すると、マンホールの中から
>>235
が現れた
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/22(土) 22:27:30.73 ID:bOYcu/n1O
ゴブリン
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/22(土) 22:27:59.82 ID:br/FJq67O
獣人のストリートチルドレン
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/24(月) 01:53:33.94 ID:T17ohx360
獣人「おぉ、エルフの姉さん」
中から出てきたのはいかにもな
ストリートチルドレンだった。
エルフ「そっちはどうだ?」
獣人「わりと順調」
エルフ「そうか。今行けるだけでいいから、
私達は中心部へ向かいたい」
男「どういうことだ?」
エルフ「彼は下水道に穴を開けて
隠し通路を作っている」
古代神「一体、どうしてですか?」
獣人「中心部で盗みを働くのさ」
男「なかなかクレイジーな人だね」
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/24(月) 20:34:39.20 ID:T17ohx360
獣人「そうか?ま、生きるためだからな……」
男「……」
獣人(俺は獣人だ。だから、掘り続けなければ
下に堕とされる。死にたくはない)
男「……ま、いいです。行きましょうか」
一行はマンホールの梯子を降りていった
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/24(月) 20:56:35.07 ID:T17ohx360
通路の中はトンネル状になっている。
所々木枠で補強されており、
坑道のような雰囲気を感じさせる
獣人「意外と短いんだ、この道」
古代神「どういうことですか?」
獣人「曲がる必要がない、直線距離だからさ」
男「ここの出口もマンホールなんですか?」
獣人「いや、流石に目立つから違うよ」
男「じゃあ、どこなんです?」
獣人「
>>240
」
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/24(月) 21:03:16.28 ID:Hl5oh7zWO
泉の中
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/24(月) 21:04:33.38 ID:XIKzuvVnO
王宮に一番近い商店街の外れさ、たまに王に近い人らも買い物に来るしな
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/24(月) 23:42:26.25 ID:T17ohx360
獣人「王宮に一番近い商店街の外れさ、
たまに王に近い人らも買い物に来るしな」
男「へぇ」
エルフ「なんだ、もうそんな所まで掘ったのか」
獣人「暇だったからな……そろそろ、出口だ」
最奥にはやはり梯子がかかっていた
獣人「じゃあ、がんばれよ」
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/24(月) 23:49:18.68 ID:T17ohx360
梯子を昇り、狭い穴に体をねじこむ。
這い出てみればどうやら路地裏のような場所だ。
男「さて……どうします?」
エルフ「とりあえずこの建物を登ろう」
彼女はおもむろに壁を掴み、言う
男「……ま、いいですけども……
古代神は大丈夫なんですか?」
古代神「私は羽を生やせるので大丈夫です」
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/24(月) 23:59:20.95 ID:T17ohx360
建物の上に登ることができた
およそ100メートルほど先に王城がある
エルフ「あれが王城だ」
男「なるほど……ですが兵がたくさんいますね」
古代神「でしたら、私にお任せ下さい。
厄神の力、しかとご覧あれ……」
古代神はぶつぶつと呪詛のようなものを唱える
初対面で感じた、大気を覆うほどの力。
氷点下に置かれたかのような悪寒が走る。
古代神「森羅万象よ、裁きの代行を______」
>>245
……何が起こった?
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/25(火) 01:58:24.08 ID:wITnvX7Qo
服だけ消し飛んだ
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/25(火) 07:06:48.65 ID:4ZSmPFf9o
古代神がいままで人身御供から吸ったエネルギーの転化は、悪の生命エネルギーすなわち疫病菌と化し、兵は嘔吐や吐血により総崩れ
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/25(火) 20:39:15.37 ID:SJ5x0OgH0
彼女から、強烈なエネルギーが発せられる
まるで、地獄の釜の蓋が開いたかのような感覚だ
男「これは……」
古代神「こういう時の為に捧げさせた、
人身御供のエネルギーです」
エルフ「なんと邪悪な……!」
そのとき、彼は後悔した
あれは悪に染められた生命エネルギーであり、
歪められてこそいるが魂そのものでもあった
彼の脳内には死者の怨嗟の声が流れ込む
死を拒む断末魔、死してなお苦しむ嗚咽、
後悔、悲哀、絶望、そして憎悪……
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/25(火) 20:47:25.99 ID:SJ5x0OgH0
男「まずいな……吐きそうだ」
古代神「ふんっ!」
彼女はそのエネルギーを兵士らにぶつけた
しばらくは何も変化がなかったが、
一人の兵士が急に苦しみだした
そのまま嘔吐し、それに気づいた兵士が近寄る
すると、その兵士もまた嘔吐しはじめた
そして、それは兵士らの間に瞬く間に広がった
エルフ「……さすがに、趣味が悪いな」
古代神「申し訳ございません……しかし、
これが最も優れたやり方なのです」
男「兵士が一人城に逃げ込んでいくが……」
古代神「異変に気付かれたのか、
閉めきられてますね」
エルフ「うーむ……しかし、私も奴らに
恨みはあるしいいだろう」
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/25(火) 21:06:26.94 ID:SJ5x0OgH0
古代神「彼、絶望してますね……あ、兜を取って
……なんだ、女性だったんですか。
いやぁ、最高ですね!」
エルフ「……やはり、趣味でやってないか?」
古代神「いえいえ……みなさん死にましたね。
それではいただきます」
彼女が死体の群れに手をかざすと、
死体から生命エネルギーがあふれる
そして、それを余すことなく彼女は吸い取った
古代神「こういう風に生命を疫病にすれば
また沢山回収できてお得ですので」
男「もう、突入できそうですか?」
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/25(火) 21:15:58.35 ID:SJ5x0OgH0
古代神「疫病は死滅しました。行けますよ」
エルフ「そろそろ決戦か……腕が鳴るな」
男「……えぇ、ここで終わりにしましょう」
一行は城の前までやってきた
城は四階建てのようだが、かなり高い
男「さて、どう入ろうか……」
>>251
……1.正面から突入!
2.壁を登って一階をスキップ!
3.自由安価
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/25(火) 21:16:53.44 ID:pM8nHDo0O
1
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/25(火) 21:16:59.98 ID:PGiSPZZXO
1
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/25(火) 21:17:03.55 ID:/Fu9VqE1O
1
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/25(火) 21:17:12.57 ID:hlX25C6DO
2
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/25(火) 23:46:39.06 ID:SJ5x0OgH0
エルフ「よし、正面からいくぞ!」
彼女は剣を出現させ、一瞬にして門を切り刻んだ
崩れた門の隙間から内部を見ると、誰もいない
男「おかしいな……」
古代神「疫病に恐れをなしたのでしょうね」
エルフ「そうだといいが……」
一行は城内に侵入する
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/26(水) 00:00:22.13 ID:uZ0ZPzun0
男「上への階段は近いですね」
古代神「ならば素早く上りましょう」
エルフ「待て!」
エルフが素早い動きで二人の前に躍り出る
その瞬間、エルフに向かって閃光が走る
男「な、なんだ!?」
古代神「何者かが階段の裏に隠れていたようです」
階段の裏から姿を表したのは、エルフ族だった
しかし、今まで会ったエルフ族とは違う雰囲気だ
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/26(水) 00:05:38.61 ID:uZ0ZPzun0
そして現在、二人のエルフは
鍔迫り合いをしている
エルフ「久しぶりだな……ホーリーエルフ!」
ホーリー「いずれやって来るだろうと
思っていました」
男「奴は一体……」
古代神「それを気にしている暇はありません!
今すぐ階段を上るべきです」
ホーリー「そうはさせませんよ!
私の必殺
>>257
を食らいなさい!」
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/26(水) 00:33:14.65 ID:ozHYbAMbo
清浄なる光
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/26(水) 21:08:52.91 ID:uZ0ZPzun0
ホーリー「清浄なる光!」
彼女からすさまじい閃光が発せられる
男(まぶしいだけだ。突破してしまおう)
古代神「あ、これまずいですね……力出ません」
男「へ」
古代神「私は厄神なので聖属性特効なんです」
どうやら、ここで奴を倒すしかなさそうだ
エルフは鍔迫り合いを続行できているが、
二人戦力を拘束されるのはまずい。
射撃したいが、目が眩んでとても狙えない。
鎧に当たれば弾かれ、エルフに当たったらまずい
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/26(水) 21:13:13.23 ID:uZ0ZPzun0
エルフ「心眼!」
男「どうしたら……」
???「グアアアアアッ!!!」
彼は聞き慣れない声がして、振り返る
そこには、黒い塊が蠢いていた
男「な、なんだ!?」
それは敵に飛びかかった、味方なのか?
塊「ゴギャギャギャギャ!」
ホーリー「くっ……お前は一体……」
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