【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その2【安価】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

88 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 20:06:18.69 ID:iPUb2fKy0
菊月「……」


曙「なによ、ここまで言って何も言わないわけ!?」


曙「あんたにとって私達ってなんなの?相談する価値も無いの!?」


菊月「…そうだ」


曙「はぁ!?」


菊月「お前達のことは司令官を取り戻す為の道具としか見ていない。目的が達成された今、もう価値は…」


バッチーン!


菊月「……」


曙「あんた…あんたねぇ!!」
89 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 20:11:00.05 ID:iPUb2fKy0
曙「あんたがそうやって一人で行動しようとしてる時は、決まって危険なことがあるからよ」


曙「そう言ってあたし達を遠ざけようとしてるのは見え見え」


曙「でも……だからといって言っていいことと悪いことがあるでしょ!!」バッチーン


菊月「……」


曙「あたし達はどれだけあんたと頑張ってきたか!!その苦労をあんたが一番知ってるはずよ!!」バッチーン


菊月「……」


曙「あたし達を否定することは自分を否定することにもなるのよ!」


曙「クソ提督だってそう、手に入れてもう終わりなの!?」


菊月「……」


曙「なんとか言いなさいよクソ菊月!」


菊月「安価」


下1〜3高コンマ 菊月の台詞やその他起こったことなど
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 20:16:49.98 ID:IJBDrtRDO
殴りすぎだこのバカ…!バッチーン
ああもう解った好きにしろ後で後悔しても遅いからな!
その後ぼそりと小声で悪かった…と
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 20:23:23.67 ID:H4MSrzsTo
>>90
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 20:25:30.17 ID:k4hr0/sVo
逆ギレした菊月、二人で取っ組み合いになって周りに止められる
けど菊月から勝手にしろって言質は取ったぼのたん
93 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 20:32:16.75 ID:iPUb2fKy0
菊月「殴りすぎだこのバカ…!」バッチーン


曙「な……なによ!この分からず屋!」バッチーン


菊月「お前……!」


曙「言って分からないならこれしか無いじゃない!」バッチーン


菊月「こ、この……!」バッチーン


曙「あんたのなんか、痛くも無いわよ!」バッチーン


菊月「……!」


曙「……!」
94 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 20:38:47.15 ID:iPUb2fKy0
ーー執務室


多摩「…ということで殴り合ってた二人を多摩が止めてここに持ってきたにゃ」


菊月提督「二人共…」


菊月「……」ボロボロ
曙「……」ボロボロ


多摩「早めに気付けて良かったにゃ。下手したらグラーフの世話になる所だったにゃ」


菊月提督「菊月……」


菊月「例え司令官の頼みでも聞けないものもある」


曙「あんた、この期に及んで…」


菊月「私が決めたことを覆した事があるか?」


多摩「ほんとにコイツは、もういい加減に…」


菊月「私は曙を連れて行かない。だが付いてきたいなら好きにしろ」


多摩「……はぁ〜〜…」
95 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 20:41:35.44 ID:iPUb2fKy0
菊月「付いてきた後悔しても遅いからな、私は一切責任を取らない」


菊月提督「…だそうだぞ曙」


曙「分かってるわよ」


菊月「ふん、なら勝手にしろ」


多摩「菊月提督の艦娘はどうしてこんなにも拗らせたのが多いんだにゃ?」


菊月提督「俺に言われてもな…」


菊月「曙……悪かった」ボソッ


曙「何か言った?」


菊月「……」


曙「…全くもう」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 20:54:45.61 ID:O5VYPyO5o
菊月が何かを考えてる事は菊月提督の耳にも入れることに
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 20:58:23.30 ID:e0GlKzk8O
どーやって探すのって言われて聞き込みだって返す菊月
あたりはついてるのって聞かれて、………ってなる
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 21:06:17.77 ID:H4MSrzsTo
>>97
>>96
99 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 21:11:36.02 ID:iPUb2fKy0
ーー


菊月提督「結局は二人で行ってくれて何よりか…」


多摩「まだ安心はできないにゃ。菊月は何かを考えてるにゃ」


菊月提督「それくらい分かる。だがそれが何か分からないんだ」


多摩「それは分かってないのと一緒にゃよ」


菊月提督「……」


多摩「荒潮を呼んでおいた方がいいかもしれないにゃ」


菊月提督「それ程危険な目に遭うと?」


多摩「可能性はあるにゃ」


菊月提督「…分かった、俺から連絡しておこう」
100 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 21:13:45.81 ID:iPUb2fKy0
ーー


曙「菊月、どーやって探すのよ」


菊月「聞き込みだ」


曙「あたりはついてるの?」


菊月「……」


曙「呆れた、それでよく一人でやるって言ってたわね」


菊月「アイツの苗字は分かっている。血筋の奴を辿っていけばいずれ辿り着く」


曙「本当にそうなんでしょうね…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 21:22:22.71 ID:V6b7UxxPo
珍しい名字なので結構楽に辿れた(合ってるかはわからん)
ご立派な豪邸の門前で立ち尽くす二人
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 21:28:23.29 ID:e0GlKzk8O
>>101
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 21:30:54.40 ID:IJBDrtRDO
辿り着いた先は元帥の屋敷だった場所
今は誰も住んでいないとの話だったが不思議と掃除が行き届いている
あいつの名字を知ったのはつい最近だ…まさかあいつが血縁とはとひとりごちる菊月
104 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 21:38:11.15 ID:iPUb2fKy0
ーー某所


曙「あっさりと来れたわね…」


菊月「アイツは死んだ元帥の血族、しかもその苗字が変わっているとなれば容易い」


曙「よく言うわよ、たまたまじゃない」


菊月「偶然でも何でも良い。とにかくこの屋敷にはたどり着いた」


曙「で、ここからどうするのよ」


菊月「一人でなら手荒なことも考えたが、ここにはお前がいる」


曙「はぁ?」


菊月「中の様子を見ろ」


曙「こんな所来たこと無いんだから無理よ」


菊月「大体分かればいいんだろう?目の前に屋敷がある」


曙「……分かったわよ、やればいいんでしょ」
105 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 21:41:08.62 ID:iPUb2fKy0
曙「菊月が探してる子の見た目は?」


菊月「さぁな」


曙「さぁなって……」


菊月「私も忘れかけている。詳細は思い出せない」


曙「よくそれで探す気になれたわね……」ブツブツ


菊月「……」


雲林院邸ーー


菊月「お前の事を忘れてしまう前に…助けてやる」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 21:47:05.82 ID:IJBDrtRDO
屋敷の中を視ようとした曙が頭を押さえて蹲る
視ようとしたら強い思念のようなものに弾かれた感覚だったと
聞いた話では死んだ元帥の怨みの声が聞こえてくるらしいと周辺住民は怖がって近付かないのだと
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 21:49:38.88 ID:H4MSrzsTo
家主と思われる女性が一人と女中が数人いるのが見える
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 21:51:09.97 ID:O5VYPyO5o
>>106
109 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 21:55:51.70 ID:iPUb2fKy0
曙「……ぅぐ!!」ガクッ


菊月「どうした曙?」


曙「ぁ……ぐ…う……っ!」


菊月「なんだ何があった、何が見えたんだ?」


曙「み…見えなかった……」


菊月「なんだと?」


曙「強い力……信念…怨念とか……そんなのに…弾かれたような……」


菊月「死んだ元帥の怨念とでも言うのか?」


曙「とにかく…これ以上は……」


菊月「分かった、ここは一旦引くぞ」
110 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 22:04:02.86 ID:GZ2vtbxbO
ーー


菊月「この近くの住民に話を聞いたが、ここは幽霊屋敷らしいな」


曙「もうここには誰も住んでいないみたいね。元帥が死んだ後売りに出そうとしたけど、変な声が聞こえるから無理だって」


菊月「その話が近所にも広まり誰も近付かなくなった…か」


曙「元帥が死んだのはそこまで前じゃないからまだ屋敷も荒れてないのね」


菊月「……」


曙「菊月、ここには誰も居ないわよ」


菊月「曙、中を調べるぞ」


曙「…あんた話聞いてた?」


菊月「誰も居ないのなら好都合だ。何かが残っている可能性があるしな」


曙「…あたしは止めたわよ」


菊月「そうか」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:05:27.33 ID:/UM22gjzO
ポルターガイスト現象のように窓がガタガタと音を立てたり、棚の中の皿が落ちて割れたりする
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:10:44.71 ID:e0GlKzk8O
門を開いて屋敷に向かう途中窓から人影のようなものがみえる
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:11:14.37 ID:V6b7UxxPo
敷居を跨いだ途端感じる、明らかになにかが居る…
114 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 22:14:42.19 ID:GZ2vtbxbO
ーー屋敷内


曙「……」


菊月「……」


曙「家具もある程度は残ってるのね」


菊月「運び出そうとしたが、止めたんだろう」


曙「それ程怖いっていうの?」


菊月「さぁな、私には生きた人間の方がよっぽど怖い」


曙「それは私もよ」
115 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 22:16:59.81 ID:GZ2vtbxbO
菊月「……」ピクッ


曙「どうしたのよ」


菊月「…今人影が見えなかったか」


曙「あたしは見てないわよ」


菊月「気のせいか…」


曙「ここには誰も住んでないんでしょ?」


菊月「……屋敷の中を徹底的に探すぞ」


曙「それ本気?ここって結構広いわよ?」


菊月「二人でやればすぐ終わる」


曙「終わるわけないでしょ…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:19:04.84 ID:H4MSrzsTo
グルーっと屋敷を回ると間取り的に空白の部分がある
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:21:28.65 ID:IJBDrtRDO
そもそも元帥にまで上り詰める程の人間だ、死後に何になっても不思議じゃないかもな
善悪は別としてなと話す菊月
そして鍵の掛かった扉から赦さんぞ若造め…と声が聞こえる
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:31:45.39 ID:uzz4RlCR0
>>116
119 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 22:35:02.19 ID:GZ2vtbxbO
ーー


菊月「……」


曙「こっちには変な所は無かったわね」


菊月「私もだ。ここ以外におかしい場所は無い」


曙「この壁、明らかにおかしいのよね。上の階の部屋の間取りも考えると、ここに壁は不自然」


菊月「ということはここに何かがある」


曙「隠し部屋なら入り口があるはずよ、この壁に面した部屋を探しましょう」


菊月「私は向こうを探る」


曙「ならあたしはこっちね」
120 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 22:38:12.43 ID:GZ2vtbxbO
菊月「この部屋は和室か。何もおかしい所は無さそうだが…」


菊月「この壁の後ろがあのおかしい空間になっているが、家具が邪魔だな」


菊月「あの空間は出入りするものならこんな家具は置かないか…いや待てよ」


ズズズ…


菊月「…動く。見た目よりもかなり軽い」


菊月「この家具の後ろの壁が扉か何かになっているのか?」


菊月「ここに一体何があるんだ……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:40:04.69 ID:/UM22gjzO
銀行の金庫のような暗証番号つきの重い鉄の扉がある
錆びさせればなんとかなりそうだ
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:40:54.05 ID:uzz4RlCR0
自身の計画を事細かに記した手帳が見つかる(和風の書斎のようなう空間)
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:41:53.89 ID:IJBDrtRDO
地下への階段を見付ける
下りていく毎に重圧感が増していく
本能的にこのまま進むのはまずいと感じる二人
その時外から車の音が聞こえた
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:42:46.96 ID:kt++PF2eo
奥には人が1人暮らせそうな感じのスペースが
125 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 22:44:42.11 ID:GZ2vtbxbO
菊月「これは…」


曙「そっちはどう?」


菊月「こっちが当たりだ。見てみろ」


ズォォォォォ…


曙「地下への階段…」


菊月「あの空間の正体が分かったな。この部屋から出入りしていたんだろう」


曙「この下に何があるのかしら…」
126 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 22:47:58.36 ID:GZ2vtbxbO
曙「何…ただの階段なのに……この雰囲気は…」


菊月「……」


曙「菊月、このまま進むのは何か嫌な雰囲気がするんだけど」


菊月「怖気付いたのか」


曙「そうじゃなくて…」


キキィッ


菊月「…車の音?」


曙「この屋敷の前に止まったみたいね」


菊月「ここに入ってくるつもりか?」


曙「誰が、何の為に?」


菊月「私に聞くな」
127 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 22:50:39.28 ID:GZ2vtbxbO
曙「もし警察にでも通報されたら厄介よ」


菊月「……」


曙「どうするのよ、このまま進むの?」


菊月「……」


曙「それとも車の方を見に行って様子を見てくる?」


菊月「……」


曙「一人ずつ行動するのは危険よ、どっちかを二人でやるの」


菊月「安価」


下1〜3高コンマ 菊月の台詞やその他起こったことなど
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:51:45.60 ID:e0GlKzk8O
車の方に行くことに
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:55:48.98 ID:5M7Rbc9wo
車で
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:59:48.53 ID:H4MSrzsTo
車の様子を見に行くと和装の女性が降りているところ
131 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 23:05:13.66 ID:GZ2vtbxbO
菊月「車の方にする。警察を呼ばれるのは面倒だ」


曙「そうね、私もそう思うわ」


菊月「まずは私が様子を見る、お前は戦闘になりそうなら…」


曙「ほんと……車の方で良かった」ボソッ


菊月「………おい曙、今自分の事を私と…」


曙「ふんっ!」ドガッ


菊月「…」ドサッ


曙?「危なかった、間一髪って所ね」


「コイツの名前が分からなかったからどうしようかと思った。私が化けた方の名前は曙…ね」
132 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 23:08:01.55 ID:GZ2vtbxbO
「黄色い方の名前は菊月よ。私はそう言ってたじゃない」


「え、それ私聞いてないわよ?」


「……まあ結果オーライってことで」


「ちょっと!」


「まあまあ、なんとかなったんだしこれでいいわよ」


「全く…それで、コイツらはどうするの?」


「とりあえず地下に放り込んどく」


「迎えが来たし、連れて行ってもいいんじゃない?」


「そうね……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 23:09:30.04 ID:e0GlKzk8O
目覚めた曙と菊月、それぞれ能力で拘束を説いて状況確認
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 23:10:26.51 ID:/UM22gjzO
>>133
気圧から地下に移送されたのが分かる
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 23:14:34.78 ID:H4MSrzsTo
>>133
本物だろうなとお互いを確認してこんなことできる艦娘あたし達の他にいる?と
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 23:17:01.03 ID:IJBDrtRDO
車から降りて来た女性は菊月の顔を見て何処かで会ったような…と考え込む
とりあえず丁重にお願いしますと言って別の部屋へ消えた
137 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 23:25:05.29 ID:xONAV0ms0
ーー


菊月「……」ピクッ


菊月「ここは……ぅ…頭を……やられたか…」


ガシャッ


菊月「手錠に足枷……こんなもの…」ズズズッ


カランッ


菊月「錆させてしまえば…こんなものだ……」


菊月「……ここは独房のようになっているのか」


菊月「この扉も……錆させれば意味も無い」ズズズッ
138 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 23:28:20.35 ID:xONAV0ms0
菊月「……次は…」


曙「!」


菊月「……お前は偽物か」


曙「こっちの台詞よ!よくも菊月に化けてあたしを騙したわね!」


菊月「…お互い同じ手でやられたということか」


曙「何よ白々しい!不意を突かれない限りあたしは…!」


菊月「炎で燃やすんだろう?」


曙「……」


菊月「手錠と足枷を燃やしたように、お前は炎を操ることができる」
139 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 23:31:26.69 ID:xONAV0ms0
曙「…あんたは全てを錆させることができる。だから独房の旅も開けることができた」


菊月「お互いに本物のようだな」


曙「どうやらね…」


菊月「敵は二人以上だ。二手に分かれるのは愚策だったか」


曙「こっちも応援を呼んで一気にやっちゃう?」


菊月「まぁ待て、この地下を調べてからでも遅くはない」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 23:37:30.64 ID:kt++PF2eo
地下室は和の雰囲気漂う人が住める空間になってる
どうやら地下シェルターのよう
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 23:38:43.73 ID:uzz4RlCR0
地下の女の子らしい部屋には一人本を読む少女が
二人を見てきょとんとしている
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 23:42:02.99 ID:e0GlKzk8O
>>140
>>141
二人が身構えるけど女の子に敵意はない
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 23:42:18.16 ID:hqV2ieD/O
>>141
部屋を薄汚い書庫にして閉じ込められてた感じで
144 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 23:50:56.47 ID:xONAV0ms0
ーー


曙「ここ…刑務所みたいな所かと思ったけど違う、シェルターよ」


菊月「あの独房は後付けか」


曙「それで説明はつく、けど…」


菊月「この広さはなんだ。地上より大きいんじゃないか」


曙「元帥が逃げるにしては大き過ぎる…」


菊月「その家族を含めるなら納得できないことも無いが…」
145 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 23:53:17.84 ID:xONAV0ms0
「ねぇ」


菊月「誰だ!?」


曙「女の子……?」


「貴女たちはどこから来たの?」


曙「菊月、敵意は無さそうよ」


菊月「……」


曙「聞いてるの菊月?」


菊月「時間が巻き戻った?いや、辻褄を合わせるにはこうなるしか無かったのか…」


曙「何をブツブツ言ってるのよ」


菊月「…お前はいつからここに居る?」


「私?分からない。でもここには本が沢山あることは分かる」
146 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 23:55:40.88 ID:xONAV0ms0
曙「あんた、名前は…」


菊月「雲林院だな?」


雲林院「うん」


曙「この子が探してた人間だっていうの!?こんな子どもが!?」


菊月「そうだその顔だ、完全に思い出した」


雲林院「?」


菊月「お前はここに閉じ込められているんだな」


雲林院「分からない」


菊月「…曙、こいつを連れて逃げるぞ」


曙「はあ?あたしにちゃんと説明しなさいよ!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:04:21.73 ID:Lg5kUPKOO
菊月?曙?が現れて
やっぱりお嬢様を狙っていたのか!お嬢様が少し特殊だからって!と敵対心

雲林院ちゃんは仲良くしてほしいとお願い

なんか話が噛み合わないのでお互い一旦冷静になる
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:04:34.05 ID:oIBtBeT10
なんとか帰還したあとで冷静に今の状況を分析する
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:07:19.86 ID:UTdoGbY7O
>>147
150 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 00:14:13.76 ID:NxyYDp5J0
シュバッ


曙?「……」


菊月?「……」


曙「あんた達は…!」


曙?「コイツらやっぱりお嬢様を狙っていたのか!」


菊月?「お嬢様が少し特殊だからって…許さない!」


菊月「何の話だ?」


雲林院「喧嘩しないで」


曙?「お嬢様を守るためなんです!」


菊月?「悪党どもめ、覚悟ーー!」
151 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 00:20:23.64 ID:NxyYDp5J0
菊月「待て、私達も雲林院を保護しに来たんだ」


曙?「嘘つくな!」


菊月?「お前達もさっきの輩と同じだ!」


曙「なによそれ!」


曙?「車でやってきた連中だ!迎えなんかじゃなくて私達の…お嬢様を拐いにきた悪者だ!」


菊月「それは違う。私達とは関係ない」


菊月?「問答無用!だぁーーーー!」


雲林院「待って」


曙?「敵を庇うの!?」


雲林院「話し合って。どっちも悪い人じゃない」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:23:50.25 ID:389dZZNAo
曙「菊月、知ってること全部話して。あと偽物!あんたらもよ!!」
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:24:35.04 ID:UTdoGbY7O
とりあえず車の連中とは違うことは分からせた
居処がすでにバレてるのでとりあえず全員で脱出する
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:25:10.08 ID:zXmRlFdAo
>>152
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:25:25.75 ID:53z+7/woo
>>152
>>153
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:25:56.90 ID:bOxXw9wDO
もう…やめなさい!!!と一喝する雲林院
窓ガラスがその一喝で全部割れた
あああ、お嬢様ごめんなさい!と狼狽える二人と呆気にとられる菊月曙
157 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 00:31:10.11 ID:NxyYDp5J0
曙「菊月、知ってること全部話して。あと偽物!あんたらもよ!」


曙?「そっちを信じられないのに言えるはずあるかぁ!」


菊月?「お嬢様、やっぱりコイツらは…!」


菊月「…私は雲林院を助けに来た。それは元帥が関係している」


雲林院「続けて」


菊月「私が知っている雲林院は元帥に恨みを持っていた。それこそ殺してやりたいくらいに」


菊月「雲林院は自分を犠牲にし復讐の機会を待った。だがそれは叶わなかった」


菊月「元帥は被曝し、死んだ。復讐を成し遂げることができなかった」


菊月「……そうか、そういうことなんだな」
158 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 00:34:49.71 ID:NxyYDp5J0
曙「なによ、何一人で納得してるの?」


菊月「お前も私達と同じか」


雲林院「うん」


菊月?「お嬢様、なにを…」


菊月「能力は?」


雲林院「いくつも使える」


菊月「……そういう能力か」


雲林院「そう」


曙?「お嬢様…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:37:16.30 ID:UeOUIszzO
今日のところは引き上げる
今度はゆっくり話をしようと
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:38:43.58 ID:bOxXw9wDO
お祖父様は元帥となってから人が変わってしまった
私はお祖父様を止めたかった…どんな事をしてでも
でも…こうして亡くなってからは…と言葉に詰まる
憎しみと愛情は表裏一体かと悟る菊月
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:40:05.64 ID:53z+7/woo
目の前で能力を見せてやって同じだということを見せてやる
お前たちのように誰かの姿を真似られる仲間もいる

全て見せて信頼を得ようとする菊月を信じることにする
162 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 00:48:33.08 ID:NxyYDp5J0
菊月「私の能力はこれだ」ズズズッ


曙?「床が……!シェルターの壁が錆ていく!?」


菊月?「そんな!コイツもお嬢様と…!」


菊月「こっちにはお前のように誰かの姿を真似られる仲間もいる」


雲林院「だって」


曙?「……」


雲林院「この子達に変身能力は無いの。私の能力」


菊月「そうだろうな」


菊月?「…そうです、お嬢様の力を借りました」


曙?「分かりました、信じましょう。目の前で能力を見せるということは敵意が無い証拠です」


曙「なら一旦引くわよ、また変な奴らが来るかもしれないんでしょ」


雲林院「うん、そうした方が良い」


ーー
163 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 00:49:14.54 ID:NxyYDp5J0
続く

昨日今日と外伝ネタを使いました


コメントなどあればお願いします
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:50:51.29 ID:53z+7/woo
おつでした
やっぱ外伝ネタですよね
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:53:23.28 ID:bOxXw9wDO
お疲れ様でした
荒潮の人今も見てるかな…
怨霊元帥の構想だけはあった、構想で終わってしまった
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 01:03:21.71 ID:389dZZNAo
おつおつ
聞いたことあるな雲林院と思ったら…!
菊ぼのコンビってなかなか長い付き合いだと思うけど今まで描写はあまり無かったので嬉しい
167 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 19:24:02.06 ID:NxyYDp5J0
ーー


雲林院「お祖父様は昔はああでは無かった」


雲林院「誰よりも平和を愛し、平穏を願った」


雲林院「私はそんなお祖父様を助けになりたかった」


雲林院「お祖父様は私の力を信じてくれた。周りの大人は誰も信じなかった」


雲林院「私が……お祖父様を変えてしまった」


雲林院「私は人の心を読むこともできる。それを続けているとお祖父様はおかしくなっていった」


雲林院「お祖父様の周りの人間は、誰も平和を望んでいなかった」


雲林院「考えているのは金、金、金。命よりも金だった」
168 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 19:28:27.05 ID:NxyYDp5J0
雲林院「おかしくなってしまったお祖父様は私を地下にやった」


雲林院「それがどれくらい前かは覚えていない」


雲林院「はっきり分かるのはお祖父様が死んでしまったということ」


雲林院「私の力を悪用しようとしている誰かが居る」


雲林院「……それだけだ」


曙「なるほどねぇ…人の心が読めるだなんて、そんなの皆欲しがるわよね」


菊月「誰が裏切ろうとしているか、すぐに分かる」


雲林院「お祖父様を殺したのはお前達か?」


菊月「それは違う。奴は勝手に死んでいった」


曙「元はと言えば自業自得ね…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 19:36:14.09 ID:VYlqn5ixO
隠すこともできないしそもそも隠す必要もないので足りないもの鎮守府で何があったかを話す
大本営の暴走、上層部の腐敗、その結果の被爆等々
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 19:40:11.69 ID:kstv1vqdo
>>169
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 19:52:38.30 ID:zXmRlFdAo
>>169
172 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 19:58:49.50 ID:NxyYDp5J0
全て同じは再安価です


下2 お願いします
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 20:02:41.63 ID:53z+7/woo
ksk
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 20:03:44.17 ID:VYlqn5ixO
>>169
175 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 20:14:05.70 ID:NxyYDp5J0
ーー足りないもの鎮守府


雲林院「……そうか、そんな事になっていたのか」


菊月提督「元帥一人を責めるのは違うが、奴も原因の一つだ」


菊月「テレビやラジオを見るつもりは無かったのか?」


雲林院「ダメだ、喋ってる奴の心の声が聞こえる」


菊月提督「テレビでもか?」


雲林院「そうだ、人間な皆んな同じで金の事しか頭に無い」


雲林院「金の力で操られたメディアなど、見る価値も無い」


菊月「それは当たっているな」
176 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 20:17:32.15 ID:NxyYDp5J0
雲林院「しかし世界が滅びようとしていたとは…」


菊月「人の声を聞きたくないのは分かるが、少しくらい世界に興味を持て」


雲林院「持つ気になれたかった。本を見ていれば無限に時間を消費できた」


菊月提督「とりあえずはここに居れば安心だ、今のうちに色々と知ればいい」


雲林院「そうさせてもらう」


菊月「…そういえばあの二人はどうした?」


菊月提督「あの二人?」


菊月「コイツを守っていた二人だ。ここには付いて来たんだろ?」


雲林院「そのはずだ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 20:21:20.93 ID:53z+7/woo
リュウジョウとかと飯食ってる
ずっとレトルトとかばっかり食べてたので大喜び
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 20:21:33.77 ID:oIBtBeT10
2人はどっちが雲林院の今日のお風呂をお世話するか言い争っている
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 20:25:53.02 ID:kstv1vqdo
ずっと気を張ってたから安全なところに来れて暫し戦士は休息
180 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 20:33:39.75 ID:NxyYDp5J0
ーー食堂


「美味しい!」


リュウジョウ「そうかそうか、遠慮せずに食べりや」


曙「リュウジョウが作ったんじゃないでしょ、もう」


「本当に美味しい……人が作った料理を食べるのは凄く久しぶり」


リュウジョウ「今までどないしてたんよ?」


「シェルターにあった非常食」


「あと水さえあれば食べられるインスタントとか」


曙「よくそれで凌げてたわね…」


「栄養価には問題は無かったから」


「味気は無かったけどお嬢様を守る為なら…」
181 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 20:37:10.92 ID:NxyYDp5J0
リュウジョウ「暫くはあったかいご飯が食べれるで。菊月はあの子を保護するつもりみたいやし」


「お嬢様を!?」


「でもお嬢様を守ってくれるなら…」


曙「そもそもなんであんた達は雲林院を守ってたのよ」


「それは…」


「言えません」


リュウジョウ「そんな事言わんと教えてな」


「お嬢様を守ってくれるのは有難いですが、それとこれとは別物です」


「お嬢様…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 20:44:27.61 ID:UTdoGbY7O
ここの仲間を紹介しようとするが
声が聞こえてしまうのが怖くて行きたがらない雲林院さん
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 20:46:46.97 ID:bOxXw9wDO
菊月に前に何処かで会ったような気がする雲林院
地下に居て会えるはずはないと不思議に思っている
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 20:47:36.97 ID:VYlqn5ixO
まあ言えるようになったらでいいと言われる二人
185 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 20:52:15.38 ID:NxyYDp5J0
リュウジョウ「まあ言えるようになったらまた聞かせてや」


曙「それでいいの?こっちは飯を食わせてやるのよ?」


リュウジョウ「まぁまぁ、ウチらも身に覚えがあるやん?」


曙「……」


リュウジョウ「そういう訳やから、お二人さんは安心しいや」


「…ありがとう」


「感謝します」
186 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 20:55:27.98 ID:NxyYDp5J0
ーー執務室


雲林院「しかし不思議だ。菊月とはどこかで会った気がする」


菊月提督「君はずっと地下だったんだろう?」


雲林院「そうだ、会えるはずが無いのに」


菊月「……」


雲林院「なに?」


菊月提督「どうした…?」


雲林院「…私にも理解できないことはある」


菊月提督「はぁ……?」


雲林院「例え相手の心が読めても、その意味が分からないこともあるんだ」
187 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 20:59:04.35 ID:NxyYDp5J0
雲林院「私は本来艦娘になる予定だった。だが『扉』の影響でそれが無くなった」


雲林院「『扉』が何かは分からない。だが菊月は責任は無い」


菊月「…なぜだ」


雲林院「菊月達の『扉』は私に関係していない」


菊月「なぜ分かる」


雲林院「私だからだ」


菊月「……」


雲林院「菊月が責任を感じて、私を守ろうとしているのならもういい。菊月は悪くない」


雲林院「私は一人でも大丈夫だ。それは菊月も分かっているだろう」


菊月「安価」


下1〜3高コンマ 菊月の台詞やその他起こったことなど
325.17 KB Speed:0.5   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)