バニル「安価式占い」カズマ「なんだそれ」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 23:56:11.15 ID:DM2i0w2K0
キールのダンジョンの奥の方
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 00:05:40.99 ID:ZvFlz8470
『キールのダンジョンの奥の方』

バニル「キールのダンジョン…?あそこは我輩がモンスターもあの不届き者も殲滅したはずだが…」

バニル「…」

バニル(きな臭いな、あの爆破スイッチを寄越した輩といい…あの場を何かの実験台にでもしているのか…?前に行った際に見通しておくのが正解だったか)

バニル「何にせよウィズを向かわせるか」








ウィズ「え、あそこに雄のオークがいるんですか?」

バニル「占いによるとそのようだ」

ウィズ「えっと、確かポーション制作の際に必要なんですよね、2つありましたけどもう一つの方は」

バニル「我輩が担当する、我輩が前につけていた量産型仮面の1つをくれてやれば喜んで差し出してくるだろう」

ウィズ「サキュバスさん達バニルさんに心酔してますもんね…分かりました、私はダンジョンに行ってきますね」

290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 00:12:57.70 ID:ZvFlz8470
めぐみん「おや?どこかに出かけるのですか?」

ウィズ「はい、キールのダンジョンに雄オークがいるらしいので血を分けてもらいにいってきます!」

ダクネス「雄オークだと!!!!????」

めぐみん「むぎゅ」

ダクネス「ほ、ほほほ本当か!?雄の!?オークが!!」

ウィズ「ダクネスさん落ち着いて!めぐみんさん潰してますから!」

ダクネス「はっ…私としたことが…失礼。で、本当にいるのか?」

ダクネス「雄の!!オークが!?」

めぐみん「だああああ!うるさいですよダクネス!」

ウィズ「バニルさんの占いによるとダンジョンの奥にいるそうですが…」

ダクネス「ふむ…ウィズ、私も連れて行け」

めぐみん「うわぁ…」

ウィズ「一緒に来てくれるのはありがたいのですが…いいんですか?」

ダクネス「いい。雄オークに捕まりあれやこれやをされるのは女騎士の役目だ。血が必要なのだろう?私が囮になれば無駄な戦闘をする必要もないだろう」

めぐみん「全国の女騎士に心の底から謝罪した方がいいと思いますよ」
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 00:19:08.96 ID:ZvFlz8470
ダクネス「では支度をしてくりゅ!」

めぐみん「あれはもうダメですね」

ウィズ「テンションがとても高かったですね…」

めぐみん「で、アクアは何やってるんですか?」

アクア「それがカズマさんがオークの単語を聞いた瞬間震え上がって縮こまってしまったのよ」

めぐみん「ああ…紅魔の里に向かう時の」

アクア「大丈夫よ、大丈夫よカズマ」

カズマ「はぁ…はぁ…」

アクア「よしよし、嫌なことは忘れましょうね…」

ウィズ「アクアさんが優しい…」

めぐみん「傷ついた相手にはアクアはだいたい優しいですよ、治してもらった後は一転して恩着せがましく振る舞うものでそこが残念なところではありますが…」

ダクネス「待たせたな!」

めぐみん「…いつもより鎧が小さくありませんか?」

ダクネス「気のせいだ」

めぐみん「はぁ…ウィズ、ダクネスは頼みましたよ」
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 00:24:17.14 ID:ZvFlz8470
>>291
ウィズ「アクアさんが〜」

ウィズ「アクア様が〜」
に訂正






キールのダンジョン


カズマ「で、何だ俺がここにいるんだよ!」

ダクネス「野生の雄オークは雌の存在に強く怯えるらしいから仕方ないだろう…女を怖がるなどそれでも男か!」

カズマ「俺にキレるなよ!オークに言えよ!」

ウィズ「すみません、無駄な警戒心を抱かせないためにもどうしても男性の方は必要で…」

カズマ「…血を取るだけでいいんだな?」

ウィズ「はい!」

カズマ「ならぱっと行ってぱっと帰ってくるぞ!絶対長居はしないからな!」

ウィズ「ありがとうございますカズマさん!」




293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 22:10:43.85 ID:ZvFlz8470
カズマ「そうだ…おいダクネス」

ダクネス「なんだ?」

カズマ「ほら、前にウィズの店にスイッチ置いた奴追いかけてここにきたことあったろ」

ダクネス「…そういえばそうだな、あれから動きを見せてないとすると…」

カズマ「ここにいるかもしれない」

ウィズ「?何がいるんですか?」

カズマ「ウィズの店を爆破した奴がいるかもしれないんだよ」

ウィズ「…私のことですね…すみません…」

カズマ「言い方が悪かった、ウィズの店にスイッチ売りに来た奴がいるかもしれないってことだ!」

ウィズ「えっ」

ダクネス「以前私とカズマでそいつがここに入っていくのは確認したんだ」

ウィズ「そういえばそう仰ってたような…」

カズマ「バニルから何か聞いたりしてないのか?あいつ時が来るまでは静観とか言ってたけど」

ウィズ「特には…聞いてないです。ここにオークがいるから行ってきて、とだけ」

カズマ「バニルならそこらへんのことわかってるはずだし…うーん」

ダクネス「警戒するに越したことはないからな、慎重に行こう」



294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 22:11:19.22 ID:ZvFlz8470
カズマ「結局雄オークがここに逃げ込んだだけだったな」

ダクネス「ああ…私とウィズを見ただけであの震え上がりよう、相当雌オークにいたぶられていたのだろうな」

ウィズ「カズマさんがいてくれて良かったです」

カズマ「俺はなんというか同情しちまったというか…まああそこにいればしばらくは安全だろうし、あのオークにとっては良い隠れ場所だな。オーク以外モンスターほとんどいなかったし」

ダクネス「爆弾魔は見当たらなかったな」

カズマ「爆弾魔って…その通りかもしれんが。実際いたとしたらバニルがなんかしら言ってきてただろうし取り越し苦労だったかな」

ウィズ「爆弾魔の方は少し気になりますけど…今日のところは帰りましょうか」

ダクネス「そうだな、ところでウィズ。その血は何に使うんだ?」

ウィズ「これはですね、ひょいざぶろーさんにポーションを作ってもらうために必要な素材なんです」

カズマ「…どんな効果の?」

ウィズ「えーと、この血を使うポーションは…発情してしまう代わりにスタイルが良くなる…だとか」

カズマ「ああ…バニルが前持ってたやつか…そうか、揃うのか」
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 22:11:49.83 ID:ZvFlz8470
ウィズ「それ以外にもバニルさんか色々注文したらしいです、私はただその注文内容が書かれたものを渡しただけなので」

ダクネス「前にも聞いたがめぐみんの父君は凄いものを作るのだな…」

カズマ「副作用で身体が敏感になるとか男からすれば夢のようなポーションを作ってくれる神様みたいなもんだよ」

ウィズ「な、なんでこっちを凝視してるんですかぁ…」

カズマ「いや、なんでもない。また行きすぎると怖いし」

ウィズ「…副作用まだ残ってますので、あまり私に触れないよう…」

カズマ「触れなくても視線当てただけで」

ウィズ「カズマさん!!!」
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 22:14:01.83 ID:ZvFlz8470



バニル「というわけでポーションを仕入れてきたぞ、小僧」

カズマ「…多くね?」

バニル「注文したのでな。製作者の本人が言うには作ろうと思って作るのは久しぶりだとか言っていたが」

カズマ「つまり俺が今持ってるダクネスとの仲が進展するやつだったりスタイル良くなる代わりに発情するのは偶然の副産物だと…紅魔族ってすげえな」

バニル「紅魔族の独特な感性と知力があるからこその産物だな、さて小僧よ待たせたな。これがそのポーションである」

カズマ「これがあれば…」

バニル「貴様はあの紅魔族の娘に襲われるし、貴族の娘との仲は進展する。前々から言ってる通り揃って使うのが効果的だ」

カズマ「…今更だけど揃って使う必要あんの?いや俺はね?片方ずつの効果だけでも嬉しい結果になるからいいんだけどね?」

バニル「我輩が楽しむために揃って使う必要がある。安心しろ、紅魔族の娘に襲われてる最中にバニルさん登場など野暮なことはせん」

カズマ「それやったら本当に許さねえからな」

バニル「だから安心しろと言ってるだろうに」
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 22:14:44.46 ID:ZvFlz8470
バニル「そして手元にもまだポーションがあるが、この内2つをまた無償で提供してやろう」

カズマ「え、いいのか」

バニル「宝くじだったり仮面製作だったりで世話になったからな、悪魔は貸し借りについてはうるさい種族故、ありがたく受け取るが吉」

カズマ「効果は?」

バニル「1つは漏らし癖が治る効果がある。副作用は力のステータスが落ちることくらいだ」

カズマ「漏らし癖って…」

バニル「お宅の娘が悩んでますよ的な話をウィズにしてもらったのでな」

カズマ「力のステータスならめぐみんにとってそこまで重要じゃないし、飲んでもいいやつだなこれ」

ウィズ「うむ、敏感店主は私もそっちの効果の方が良かったと泣いていたが」
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 22:20:13.04 ID:ZvFlz8470
バニル「そしてもう1つ、こちらの効果は…」


ポーション系の安価はこれが最後です、安価回収の難易度を劇的に下げるアイテムみたいなもんになってるので悪しからず…

ちなみに今の時点で回収されてない安価は以下の通りです


・めぐみんに性的に襲われる
・めぐみんはスタイル抜群になる
・ウィズの借金が100万エリス増える
・ダクネスの目が覚めてまともな人間になり今までの自分の言動を恥ずかしく感じる
・ダクネスがカズマと結婚する
・クリスがダクネスと結婚したカズマと既成事実(証拠写真付き)を作る
・クリスが貧乳を隠すための胸パッドと失禁癖を隠す尿取りパッド両方を買いに来る(エリス用の買い物)
・カズマとダクネスの中身が入れ替わる
・クリスとダクネスの借金が増える
・アクシズ教徒は5年間で1000万人増える


このうちめぐみんのスタイル、襲うの項目とダクネスの目が覚める云々の項目は既に持ってるポーションで回収予定です

ちなみに長々と安価回収がどうのこうの述べてますが今まで通り特に制限しませんので安価内容はとりあえずなんでも良きです

ポーションの効果>>300

ポーションの副作用>>302
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 22:22:55.45 ID:X69zozbe0
a
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 22:24:32.35 ID:SC/W+gaM0
筋力、体力、魔翌力、速力、運、その他諸々ありとあらゆるステータスが向上、絶対的な全能感に溢れる


…気がするだけで特に意味はない
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 22:31:17.60 ID:X69zozbe0
a
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 22:49:28.97 ID:SSjVVkpOO
>>300の作用が続く間、よく考えずに善意で相手にトラブルや試練、いばらの道を持ってくる、どこかの水を司るなんたら様みたいな性格になる。

作用がアレなのに副作用をどうすればいい!?
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 22:49:54.35 ID:FqlK4VyRO
自分にかけられたバフデバフの効果が乱れるようになる。
強化がさらに強まったり、減衰したり、弱体化が無効になったり、あるいは全然別のステータスが影響されたりする。
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 23:02:07.51 ID:ZvFlz8470
『筋力、体力、魔翌翌翌力、速力、運、その他諸々ありとあらゆるステータスが向上、絶対的な全能感に溢れる …気がするだけで特に意味はない』

『上記の作用が続く間、よく考えずに善意で相手にトラブルや試練、いばらの道を持ってくる、どこかの水を司るなんたら様みたいな性格になる』

安価ありがとうなんだぜ、これらを踏まえてちょいと書き溜めしてくるのでまた今度!
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 23:14:05.53 ID:Ng+p6Yon0
アクア様量産するだけじゃないか…w
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 23:17:29.95 ID:j3/TQLCNO
むしろステータスがアクア並みってわけじゃない分アクアよりたちの悪いのができる
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 23:19:44.89 ID:SC/W+gaM0
実質ただ傲岸不遜になるだけの薬だこれ!どこのどいつだこんな効果にしたやつ!
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 23:32:05.03 ID:j3/TQLCNO
でもアクアみたいな性格なら仕事は真面目にするってことだろうか
たぶん女神の仕事はちゃんとしてたしバイトもサボらず頑張ってたよね?

ただそれ以上にツケとかで借金を作るってだけで
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/12(金) 00:42:08.04 ID:Tx7XKX3mO
逆に考えるんだ、能力自体はめちゃくちゃあるけど引っ込み思案な奴に使えばいいと
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 01:04:02.21 ID:FxDANqipO
『筋力、体力、魔力、速力、運、その他諸々ありとあらゆるステータスが向上、絶対的な全能感に溢れる …気がするだけで特に意味はない』


『上記の作用が続く間、よく考えずに善意で相手にトラブルや試練、いばらの道を持ってくる、どこかの水を司るなんたら様みたいな性格になる』


カズマ「アクアを増やすだけじゃねーか!いるかこんなもん!」

バニル「まあ待て小僧、使いようによっては中々の効果を見込めるとは思わんか?」

カズマ「使いようったってなあ…例えば?」

バニル「それは自分で考えるが吉。それが悪い方に転ぶか良い方に転ぶかは汝次第だ」

カズマ「自分で考えろって言われてもなあ…アクアを量産するメリット…」

バニル「くれ悪じゃぞ」

カズマ「やかましい」
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 01:04:34.31 ID:FxDANqipO
カズマ「うーん…」

ダクネス「どうした、困った顔をしてるようだが」

カズマ「ダクネスか、少し考え事をな」

ダクネス「手助けは必要か?」

カズマ「いや、自分で考えるのが正解らしいから大丈夫だ、助けてくれようとした姿勢だけ受け取っておくよ」

ダクネス「そうか…しかし最近のカズマは朝からちゃんと起きてるな、前までの生活習慣の乱れは正直目に余っていたがこの調子なら大丈夫そうだな」

カズマ「そういや朝から起きてんな…この前もダンジョン行ったり商品制作してたり働き過ぎてる気がする」

ダクネス「いいことではないか」

カズマ「いーや、俺の性根は腐ったまんまだ、しばらくは昼に起きるし屋敷から出ることもしない!」

ダクネス「また前の生活に逆戻りか?」

カズマ「おう、止めてくれるな」
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 01:05:06.26 ID:FxDANqipO
ダクネス「うーむ」

カズマ「なんだよ」

ダクネス「…私は、今のカズマの方が好き…だ、ぞ?前の生活のカズマより」

カズマ「…」

ダクネス「…」

カズマ「…」

ダクネス「…///」

カズマ「す、すすすすすす好きとか簡単に言うんじゃねーよ!!!!」

ダクネス「言った私が言うのも何だが、凄い動揺してるな…」

カズマ「動揺!?そらするわ!もっとこう、ロマンチックな…」

ダクネス「ロマンチックな?」

カズマ「…」

ダクネス「ん?」

カズマ「ナンデモナイデス…」

ダクネス「何でもなくはないだろう?ほらなんだ?ロマンチックな場所と雰囲気で?」
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 01:06:13.32 ID:FxDANqipO
カズマ「一転攻勢のつもりかこの野郎!お前責める側じゃなくて責められる側だろ!」

ダクネス「ふふ、焦ってるな」

カズマ「よ、余裕の態度がムカつく…!お前いいか?最近の健康な生活サイクルで俺絶好調だぞ?スティールなんて目当てのもん絶対奪えるくらいには絶好調だぞ?いいのか?」

ダクネス「何を奪うんだ?」

カズマ「…ほら、いつもの」

ダクネス「下着か…?」

カズマ「上目遣いで俺を見るな!悪かったから!スティールしないから!」

ダクネス「カズマには普段責められてばかりだからな、それは大いに構わないしもっとやって欲しいが…たまにはこういうのも」

カズマ「よくない」

ダクネス「拗ねるな拗ねるな、こういうところは年相応というか…ん?カズマ、それは…」

カズマ「あん?ああ、バニルから貰ったポーションだよ」

ダクネス「前に私が見たやつと同じのだな」

カズマ「そうだな、こっちが前にダクネスがみたやつでこっちがさっきバニルから貰ったやつ。他にも貰ったけどそれは部屋に置いてきてる」

ダクネス「…なんだか無性に気になるな、それ」

カズマ「それ前も言ってたな」

カズマ(ダクネスとの仲が進展する効果を持つポーションの方をじっと見てるが…実際に使ったわけでもないのにこの反応、やはり本物か…さすがバニル先生だ)
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 01:06:52.93 ID:FxDANqipO
ダクネス「で、そっちは…」

カズマ「これはまあ、なんだ…うん」

ダクネス「なんだその歯切れの悪さは…ん?待てよ、確かウィズとお前と一緒にダンジョンに行った際に…」


ウィズ『えーと、この血を使うポーションは…発情してしまう代わりにスタイルが良くなる…だとか』


ダクネス「とかなんとか…まさか、それが」

カズマ「こいつ変なところで鋭い…!」

ダクネス「その反応はつまりそういうことだな!?バニルめ、よりにもよってカズマに渡すか!」

カズマ「よりにもよってとは言ってくれるじゃねーか!俺が悪用するとでも!?」

ダクネス「そっち方面には謎の行動力を持ってるカズマなら悪用するだろうさ!そのくせいざそういう雰囲気になってもヘタレる男だがな!」

カズマ「言ったなおいコラ!」
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 01:07:46.18 ID:FxDANqipO
ダクネス「先程絶好調とか宣ってたな!表に来い、相手してやる!」

カズマ「お前何剣持ち出そうとしてんだ!スティール!」

ダクネス「あっ!表に出る前に攻撃とは卑怯者!」

カズマ「ばーか!地球からすりゃここも表だわ!このまま勝ち逃げさせていただきます!」

ダクネス「意味のわからん理屈で投げ出すな!お、おい本当に逃げる奴がいるか!」

カズマ「やっべポーション回収しないと!」

ダクネス「隙あり!」

カズマ「うわあぶね…あっ!」

ダクネス「うわあっ!?」

バシャッ

カズマ「あー!ポーションが!全部かぶっちゃったのか!」

ダクネス「……?な、なんともない…」

カズマ「へ?なんともない?」
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 01:08:23.50 ID:FxDANqipO
ダクネス「発情がどうとかの方ではなく私が気にしてた方を被ってしまったのか…うん、なんとも…ないな」

カズマ「ええ…?何かしら効果出ると思ってたんだがな…」

ダクネス「よし、なら第2ラウンドといこうか!」

カズマ「いかねーよ!普段はただのドMのくせになんでこういう時めっちゃ責めてくるんだ!」

ダクネス「…!」

カズマ「え?き、急に止まってどうしたんだよ」

ダクネス「…あ、あああ、ああああああ」

カズマ「…ダクネス?」

ダクネス「あ、あああ!!!うわあああああ!あああああああァァァァ!」

カズマ「ダクネス!?おいどうした!」

ダクネス「がああああああああァァァァァァァァッ、あああああ!!!」

カズマ「なんでそんなに頭を掻き毟ってるんだよ!なにがあった…まさかポーションか!今になって効果が出たのか!?」
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 01:08:54.06 ID:FxDANqipO
バニル「ふーむ、些か拒絶反応が強すぎる…相変わらず欠陥の部分が極端に大きい商品だな」

カズマ「バニル!?おい、あのポーションは具体的にどんな効果だったんだよ!この急な荒れようの原因はあれだろ!」

バニル「説明の前にこれを浴びせるとしよう」

バシャッ

ダクネス「あああ…ああ…」バタリ

カズマ「ダクネス!」

バニル「安心しろ、すぐ目を覚ます」

カズマ「バニル…あれはダクネスとの仲が進展する効果だって言ってたな?」

バニル「そうだ。ちなみにアレの効果は被虐趣味を無くすというものだ」

カズマ「被虐趣味を…?」

バニル「自分の被虐趣味を思い出すと拒絶反応が起きて今のような状態となる。我輩が浴びせたのは拒絶反応の緩和が期待できるポーションだ」

カズマ「ポーションからポーションでわけわかんねえ…ダクネスは結局どうなるんだよ」

バニル「先ほどの反応は貴様がドMというワードをあの娘にぶつけたから起きたものだ。目を覚ましたときには拒絶反応から恥ずかしく感じる程度には緩和してるだろうて」

カズマ「お前な…」

バニル「我輩とて理由もなく汝らを傷つける真似はせん。今のは我輩の想定以上に拒絶反応が強かった。緩和ポーションを持って準備していたがまさかこうなるとは、な…詫びを入れよう」

バニル「我輩が見通せない商品というのは怖いな」

ダクネス「う、うーん」

カズマ「ダクネス、起きたか」

ダクネス「カズマ…それにバニルも?私は…ええと」
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 01:09:27.49 ID:FxDANqipO
ダクネス「…///」

バニル「というわけだ、緩和に成功したようで何より」

カズマ「ドMじゃないダクネス…だと?」

ダクネス「ドMとか言うな!あれは忘れてくれ!」

カズマ「確かに恥ずかしがる程度には治ってはいるけど…」

バニル「うむ、羞恥の悪感情がひしひしと伝わってくる、大変、大変美味である」

ダクネス「うううううう…」

カズマ「ダクネス、さっき頭掻き毟ってたけど痛くはないのか?」

ダクネス「掻き毟ってた…?ああ、髪がボサボサになってる!な、なぜ…」

バニル「拒絶反応時の記憶はないみたいだな」

カズマ「良かった…おいコラバニル、お前悪感情美味であるじゃねえ、何美味しい思いしてんだよ…あのままダクネスに何かあったらどうするつもりだったんだコラ」

バニル「我輩の想定では軽い拒絶反応を緩和ポーションで治した後散々弄りまくって悪感情を大量にいただくつもりだったのだが、流石に自重している、美味しい思いはそこまでできてはいない。ちなみにあのポーションが関わる部分は見通せないがこの先ピンピンしている娘が我輩には見えたため特に問題はないと判断していた」

カズマ「ぜーんぶお前の掌の上で転がされてる展開だよなあ…」

バニル「この後貴様も悪くない思いをするのだ、期待しておけ」
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 01:09:56.80 ID:FxDANqipO
バニル「で、だ。我輩は汝にポーションは揃って使うように言ったな?」

カズマ「…ああ、そういえば」

バニル「この事態は仕方のないこと、もう一つの方は保管しておけ。いつかは使う機会が来る」

カズマ「わかった」

バニル「さて、我輩は去るとしよう」
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 01:10:46.29 ID:FxDANqipO
カズマ「本当に大丈夫か?」

ダクネス「そんなに心配しなくても平気だ。私は人の何倍も頑丈だからな、ちょっとやそっとじゃ傷はつかん」

カズマ「ならいいけど」

ダクネス「…ところで、あの」

カズマ「ん?」

ダクネス「わ、私が今まで…その、攻撃を受けたがったり…色々迷惑かけたな」

カズマ「別に今更迷惑だとか言われてもな…ダクネスはそういうもんだって受け入れてたし」

ダクネス「いや、流石に行きすぎてた時もあってだな…ああ恥ずかしい…」

カズマ「顔真っ赤じゃん」

ダクネス「そ、そこでだ。迷惑をかけたお詫びをだな…」

カズマ「?」
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 01:11:14.00 ID:FxDANqipO
ダクネス「カズマと2人でアクセルを歩くのは、新鮮な感じがするな」

カズマ「普段4人で歩いてるしな」

ダクネス「ところで…詫びがで、デートで良かったのか?」

カズマ「詫びでもデートでも何でもなくただダクネスと歩きたいなって思っただけだよ、さっき下らん言い争いしてたし気分転換にな」

ダクネス「でも…今までの私の非礼を考えると…」

カズマ「いいから気にすんなって」

ダクネス「…デートだと意識してるのは私だけか?」

カズマ「と、唐突になんだよ…いくらドMを恥ずかしがるようになったからって攻めすぎではありませんこと?」

ダクネス「ぷ、なんだその口調…ふふ…」

ダクネス「そうだな、今までの私の言動が恥ずかしかったのはそうだが…そんな私でも面倒を見ていてくれたカズマが、今までより…こう、感謝の念が強くなったというか…」

ダクネス「と、とにかくこれはデートだ!」

カズマ「お、おう…」

カズマ(仲が進展するってこういうことか…拒絶反応の時はどうなるかと焦ったが結果オーライ、かな?)
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 01:12:50.36 ID:FxDANqipO
クリス「あれ?カズマくんとダクネス?」

ダクネス「ん?おおクリス!戻ってきてたのか」

クリス「あははー、少し前にね…ちょっと、(女神の時に必要な)買い物してたから」

ダクネス「そうか、声をかけてくれても良かったのに」

クリス「…ダクネス?」

ダクネス「?」

クリス「…なんでカズマくんの手を握ってるの?」

ダクネス「ハッ、ち、ちちちがー!じゃない、す、すまないカズマ」

カズマ「もっと握ってくれてもいいのよ」

ダクネス「カズマ!?」
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 01:13:40.14 ID:FxDANqipO
クリス「おお…?私が見ない内に君たちになにがあったのかね」

ダクネス「そ、それは…まあ…色々と…」

カズマ「今までドMの私の面倒見てくれてありがとうって言ってきてその流れでね」

ダクネス「全部言う奴がいるか!」

クリス「ドMの面倒って…なら私にも感謝してほしいかな!カズマくんの前任者は私だし!」

ダクネス「く、クリスも変なことを…だが、感謝は本当にしてるぞ。あんな痴態を晒していた私と友人でいてくれてありがとう、クリス」

クリス「…」

ダクネス「クリス?」

クリス「カズマくん、ちょっと?」

カズマ「え?あ、はい」
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 01:14:47.28 ID:FxDANqipO
クリス「ダクネスに何やったのさ」

カズマ「なんで何かやったのが前提になってるんだよ」

クリス「だって普段のダクネスならあんな痴態を晒していた私、なんて言わないし…カズマくんが何かやったからでしょ?流石にダクネスの急変には気づくよ」

カズマ「何かやったと言われてもなあ…」




325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 01:18:18.62 ID:FxDANqipO
ちなみに現時点でのカズマのヒロインはダクネス、クリス、めぐみんで今後ヒロインになり得るのがゆんゆんとアイリスです

もちろん今後の安価時代で如何様にも発展しますが既にヒロイン確定してる人たちは変動はないと思います、某水の女神の名前がないけどあの人はアクシズ教徒が爆増する占いの結果を半分信じて布教活動に勤しんでます


というわけで今日はここまで、安価だけ最後に出させていただきます
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 01:20:42.47 ID:FxDANqipO
クリス「なにやったのか素直にクリスさんに吐いてみ?」

カズマ(素直に言って信じるか…?でも誤魔化すのもなあ…どうしようか)



素直にダクネスになにやったのか打ち明ける
or
ダクネスなにやったのかは誤魔化す

安価下3まで多数決
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 01:21:42.60 ID:IkNWhI8HO
誤魔化す

バニルに手出されても嫌だし
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 01:22:56.73 ID:82eEqvzXO
おつ

打ち明ける。どちらに転んでも面白ければおk
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 01:25:03.39 ID:tj4QsUjS0
うちあける
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 01:27:37.56 ID:hs0o1uvdO
ぶっちゃけ打ち明けたところで問題ないと思うバニルとかウィズっつーより仲間の父親が作ったポーション被りましたで済むわけだし
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 22:07:31.53 ID:lizXbz6r0
クリス「ふうん…へえ…」

カズマ「言っておくけど本当のことだぞ?」

クリス「うん、ちゃんと嘘はないってわかってるから大丈夫。ただ、さ…それダクネスの意思はある?」

カズマ「ダクネスの…意思?」

クリス「そ。ダクネスはあの…その、せ、性癖?を治したいと思ってたのかまでは私は知らないんだ。今はあんな感じで治って恥ずかしがるようになってるけど…それってダクネスは本当に望んでたのかなーって」

カズマ「…」

クリス「ダクネスが自分から志願してめぐみんのお父さんが作ったっていうポーションを受け入れたっていうのなら私はそれでいいんだけどさ」

クリス「あと、キミまだ何か隠してるでしょ」

カズマ「へ?隠してることなんてないぞ?」
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 22:08:00.86 ID:lizXbz6r0
クリス「カズマくん的には誤魔化さずにちゃんと言ってくれてるのはわかってるし、隠してることもないんだろうけど…少し情報が抜けてるよ?」

クリス「ポーションの製作者はともかく、誰がそれをカズマくんに渡したのかとかね…あと気になるのは拒絶反応を和らげるだなんてそんなピンポイントなものまで用意してあったことかな?」

カズマ(え、言ってなかったか…?無意識のうちにバニルとクリスを繋げるのはまずいと判断して伏せてたのかな)

クリス「誤魔化そうとして言わなかったわけじゃないのは様子を見てわかるしカズマくんを疑ってるわけじゃないから安心してよ!」

カズマ(誤魔化そうとしてたらクリスの信頼失ってたかもな…ダクネスのことに関しちゃクリスには色々素直に言った方がいいのかもしれない)

クリス「で、誰かな?」

カズマ「ええと…」
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 22:08:31.66 ID:lizXbz6r0
クリス「ごめんね、折角のデートを中断させることになっちゃって」

ダクネス「い、いやそれはいいんだ…私たちから一緒に行くと言ったんだから」

クリス「そう?ありがとね!あ、そうだ!久しぶりにお邪魔するわけだから何かお土産買ってくね!先にお屋敷に戻ってて!」

ダクネス「あ、ああわかった」

カズマ「…行ったか」

ダクネス「ど、どどどどうするカズマ!ウィズはお店の再建に関するあれやこれで今屋敷にいないがバニルはいるのだろう!?クリスと悪魔を引き合わせるのは…!」

カズマ「悪い、まさかバニルに会いたいと言い出すなんて思わなかった…会わせたらまずいのは俺も理解してるが…」

ダクネス「ああ、アクアとバニル以上に争う未来しか見えない…クリスの悪魔嫌いはかなりのものだ、一緒に冒険している時に出くわした悪魔を残機まで全部潰した!と笑顔で言うクリスは忘れもしない!」

カズマ「うーん…バニルには前に会うのは得策じゃない的なこと言ったし…見通して既に別の場所に移動してる可能性も…」

ダクネス「以前バニルはクリスが見通しづらいと言っていたのを覚えている、そううまくはいかないと思うが…クリスが今いないうちにバニルに事情を説明して隠れて貰えばこの場はなんとかなるだろうか」

カズマ(そういえばバニルがクリスを占った際の結果の一部が見えなかったとか言ってたな…)

カズマ「よし、ならそれに賭けよう。そうとなりゃ急いで屋敷に戻るぞ!」
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 22:09:08.87 ID:lizXbz6r0
屋敷前 



クリス「や、遅かったね」

ダクネス「クリス!?お土産を買うとかいってなかったか!?」

クリス「あれは嘘だよん、私が屋敷行くって言ってから挙動不審になりすぎだよ2人とも。屋敷に何かあるって考えちゃうよ?」

カズマ(バレテーラ)

クリス「屋敷に何かあるっていうか…そのバニルって人と会わせたくないとか?かな?だから急いで屋敷に戻って私がいないうちに隠れてもらおうと考えて、いざ戻ったら私が既に屋敷前にいた…どう?あってる?」

カズマ「鋭すぎる…!」

カズマ(何?悪魔が関わってるから?なんかこのクリス怖いんだけど?)

クリス「さて、不躾な訪問を許してね?たのもーう!」

ダクネス「ちょ、ちょっと待ってくれえええ!!!!!」
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 22:09:34.61 ID:lizXbz6r0
クリス「…んー、あれ?」

めぐみん「おや、どうしましたクリス。いらっしゃい…であってますよね?」

クリス「うん、お邪魔しますなんだけど…バニルって人いない?」

めぐみん「バニルなら高笑いをあげながらすぐ戻ると言って出て行っちゃいましたよ」

カズマ「うおおおおお!!!落ち着けクリス…あれ?めぐみん?」

ダクネス「バニルは、いないのか…?」

めぐみん「ええ…どうしたんです?3人揃って」

クリス「まあすぐ戻るって言ってたみたいだし…ちょっと待たせてもらうね?」

ダクネス「」

カズマ「もう会わせないようにする選択肢は潰えたな…仕方ないダクネス」
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 22:10:14.01 ID:lizXbz6r0
めぐみん「あ、そうだカズマ。バニルからカズマから、と我が父制作のポーション貰ったんですがおかげで、その…」

カズマ「え?ああ、漏らし癖を治すとかいう…あいつなんで俺に渡したくせして自分でめぐみんに寄越してるんだよ…」

めぐみん「副作用なのかちょっと力のステータスが下がってしまいましたが…多分カズマと同じくらいに」

カズマ「ステータス下がってようやく同等とか悲しすぎる」

ダクネス「まあまあ…良かったじゃないかめぐみん」

めぐみん「ええ、ありがとうございますカズマ!」

カズマ(注文したのはバニルだし制作したのはめぐみんのお父さんで俺なんもやってないとは言えない)

カズマ(というか、前に占いでゆんゆんがめぐみんのお漏らしの気配で絶頂する云々と出てたから多分またどっかで漏らすわ)

クリス(尿取りパッド買ったけどそんなのあるなら私もポーション欲しい)

オニイサマ-

カズマ「ん?なんか声が聞こえる」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 22:10:47.22 ID:lizXbz6r0
パリ----ン!!!

アイリス「お兄様ああああああああ!!!!!!!!!」

カズマ「はぁ!?ガラスを割ってアイリスがとんでうっぎゃあああああああああ!!!!」

ダクネス「カズマぁ!?」

アイリス「お兄様!お兄様が喜んでくれると聞いてガラスを破って飛んできました!あ、ガラスは後で弁償しますね?」

めぐみん「何事ですかこれ!王女がガラスをぶち破って来たんですが!」

ダクネス「アイリス様!?傷は!お体にお怪我はありませんか!?カズマも無事か!?ガラスの破片は飛んできてないか!?」

クリス「なにこの状況…」
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 22:11:22.26 ID:lizXbz6r0
アクア「最後のガラスをぶち破れー!」

ガシァァァァァァン!

ダクネス「」

めぐみん「」

カズマ「お、おもいアイリス…」

アイリス「あ、ごめんなさいお兄様!」

アクア「一度やってみたかったのよねえこれ」

カズマ「ふぅ…」

ダクネス「ふぅ…じゃない、収拾つけてくれカズマ…展開に…ついていけない…」

ゆんゆん「たのもおおおおお!!!!」

パリ----ン!!!

めぐみん「はああああああ!?!?」

アクア「タイミング完璧ねゆんゆん」

ゆんゆん「本当ですか!ありがとうございます!」

カズマ「なんでそんな親の仇のようにガラスぶち破るのお前ら!?」
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 22:11:58.01 ID:lizXbz6r0
アイリス「ハチベエがこうすればお兄様が喜ぶと仰っていたので…一緒にいたお二方にもお願いしてこうしてお兄様のもとへ馳せ参じました!」

カズマ「ハチベエ…ああ、バニルか…あいつなんてもん王女に仕込んでんだ、というかアクアもゆんゆんも乗っかってんじゃねー!」

アクア「あら、私は乗っかったわけじゃなく前々からやりたかっただけよ?そこは勘違いしないでよね」

カズマ「ソゲキッ」ペッ

アクア「ぎゃあああああ!!あんた女神に唾吐きかけるとか罰当たりにも程があるわよ!というかスキルで精度あげてんじゃないわよ!」

カズマ「うるせー!何が前々からやりたかっただ!中途半端に日本に染まった結果がこれか!」

アクア「中途半端なわけないでしょーが!私は日本担当のエリィィィト女神よ!日本の知識はこの大容量の脳に刻まれてるわ!」
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 22:12:32.63 ID:lizXbz6r0
クリス「ストップ、ストップ2人とも!ね、ね!さっきバニル…いや、ハチベエが教えてくれたって言ってたよね!本人はどこにいるの!」

ゆんゆん「あ、バニルさんなら私たちがガラスを破ったのを見届けた後しばらく隠れると言ってました、なのでもうこの周辺にはいないかと…」

クリス「逃げたぁ!?」

ダクネス「なんという危機察知能力…」

クリス「に、逃すか!」

アイリス「やはりここは賑やかで楽しいですね!」

ダクネス「そうだ!なぜアイリス様がここに!ああ、ガラスが散らばってるのであまり動き回らないでください!」

ゆんゆん「どうだっためぐみん、今のスタイリッシュなお邪魔します、どうだった?」

めぐみん「人の家のガラス破った時点で何もかもがマイナスですよこのおばか!」

ウィズ「すみません、戻りました…ええーーーー!?なんですこの状況!?」
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 22:12:59.75 ID:lizXbz6r0
カズマ「みんなで事態の収拾をつけるまでに1時間かかりました」

アクア「学校の先生みたいな言い回しね」

カズマ「で。アイリスはなんでここに来たんだ?少なくとも1人で来て偉いな、いらっしゃい!で出迎えるには難しすぎるぞ」

アイリス「実は、ある占い師様に相談したことがこのお屋敷に来ることになるきっかけとなっあのですが…」

ダクネス「バニルが…?」

アイリス「あ、占い師様は紅魔の里の方です!」

めぐみん「紅魔の里…ああ、そけっとですか」
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 22:13:30.87 ID:lizXbz6r0
アイリス「はい!それで、占いをしていただいた結果、このお屋敷がどうやら今1番安全とのことでしたので、許可をいただいてから来ました!」

ダクネス「王家の公認を得てるのですか!?」

アイリス「そろそろ事情説明の伝達が来るはずですが…遅いですね」

めぐみん「そもそもなぜ占いをそけっとにしてもらうことになったのですか?」

アイリス「…それがーーーー
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 22:14:07.79 ID:lizXbz6r0




カズマ「カズマ「爆破スイッチがまさか王都にまで被害を及ぼしてるとは…」

アイリス「いつ城が狙われてもおかしくはありません。犯人もわかっていない状況で、わたくしがお城に留まるのは危険だとクレアやレインの勧めもあり、1番安全な場所はどこか、と占っていただいたのです」

アクア「それがここなのね」

アイリス「はい!それも1人で行くのがいいと…それを聞いてからクレアが血の涙を流していましたが…」

カズマ(ガラスを破る暴挙のお陰で安全性が少し下がった気がするがアイリスが悲しむので何も言うまい。全てはあの仮面悪魔のせいなのだ)

ウィズ「王都を狙うような犯人がなぜ私の店も爆破していったのでしょう…」

めぐみん「爆破していったというか爆破させたのはウィズですけどね」

ウィズ「うう…」

ダクネス「ん?屋敷の前に誰か…ああ、アイリス様の言う伝達か?私が行ってくる」

カズマ「まあ、ここが安全だっていうなら是非ここにいてもらって構わないぜ、我が妹よ」

アイリス「お兄様…!」

爆破スイッチがまさか王都にまで被害を及ぼしてるとは…」

アイリス「いつ城が狙われてもおかしくはありません。犯人もわかっていない状況で、わたくしがお城に留まるのは危険だとクレアやレインの勧めもあり、1番安全な場所はどこか、と占っていただいたのです」

アクア「それがここなのね」

アイリス「はい!それも1人で行くのがいいと…それを聞いてからクレアが血の涙を流していましたが…」

カズマ(ガラスを破る暴挙のお陰で安全性が少し下がった気がするがアイリスが悲しむので何も言うまい。全てはあの仮面悪魔のせいなのだ)

ウィズ「王都を狙うような犯人がなぜ私の店も爆破していったのでしょう…」

めぐみん「爆破していったというか爆破させたのはウィズですけどね」

ウィズ「うう…」

ダクネス「ん?屋敷の前に誰か…ああ、アイリス様の言う伝達か?私が行ってくる」

カズマ「まあ、ここが安全だっていうなら是非ここにいてもらって構わないぜ、我が妹よ」

アイリス「お兄様…!」
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 22:15:02.51 ID:lizXbz6r0
あれ、なんか変になった
>>343はなしで



カズマ「爆破スイッチがまさか王都にまで被害を及ぼしてるとは…」

アイリス「いつ城が狙われてもおかしくはありません。犯人もわかっていない状況で、わたくしがお城に留まるのは危険だとクレアやレインの勧めもあり、1番安全な場所はどこか、と占っていただいたのです」

アクア「それがここなのね」

アイリス「はい!それも1人で行くのがいいと…それを聞いてからクレアが血の涙を流していましたが…」

カズマ(ガラスを破る暴挙のお陰で安全性が少し下がった気がするがアイリスが悲しむので何も言うまい。全てはあの仮面悪魔のせいなのだ)

ウィズ「王都を狙うような犯人がなぜ私の店も爆破していったのでしょう…」

めぐみん「爆破していったというか爆破させたのはウィズですけどね」

ウィズ「うう…」

ダクネス「ん?屋敷の前に誰か…ああ、アイリス様の言う伝達か?私が行ってくる」

カズマ「まあ、ここが安全だっていうなら是非ここにいてもらって構わないぜ、我が妹よ」

アイリス「お兄様…!」

345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 22:16:07.14 ID:lizXbz6r0
バニル「ま、撒けぬ!我輩が追手を撒けないとは!」

バニル「しつこすぎるだろう、クリスとやら…ううむ、我輩の予定では完全に撒いてほんの少しの間雲隠れのつもりだったのだがな…侮っていたわ」

バニル「だが…見通しづらい相手に対しても使える手段を我輩は持っている」

バニル「とうとう失敗することなく内容を指定して占えるようになったのは幸いだった」

バニル「追われてる身だ、とっとと取りかかろうではないか」


占い対象…クリスを撒く方法>>347
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/15(月) 22:29:02.33 ID:RM9/KrMd0
a
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/15(月) 22:39:49.73 ID:O5LVAN+p0
人形を潰して仮面だけ何かの隙間に隠れる
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 22:49:45.40 ID:lizXbz6r0
『人形を潰して仮面だけ何かの隙間に隠れる』

バニル「…我輩はなぜこれを自分で思いつかなかった…」

バニル「本体が画面であることを忘れるくらいにはずっとこの仮の土くれの人形で動いていたからか」

バニル「とにもかくにも行動に移るとしよう」







クリス「いない…完全に撒かれたかな」

クリス(逃げたってことはやましいことがあるってことだもんね…まさかダクネスを使って何かやろうとしてるんじゃないかと思ってたけどビンゴかな)

クリス「とりあえず…今日のところは諦めて帰ろう、しばらくはダクネスの側にいないとな…面倒な仕事が舞い込んできませんように!」




349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 23:03:56.83 ID:lizXbz6r0
バニル「いったか…体を形成…と、よし元通りだな」

バニル「人混みに逃げようとしてギルド付近まで来たのは正解だったな、酒樽の隙間にいたが見つからずにすんだようで何よりだ」

バニル(しばらくは屋敷にはあのクリスとやらが住み着くのが予想できる…立ち寄るのはやめておくとしよう)

バニル(王女が引っ越したことで更に面白い展開が期待できそうなのが実に惜しいが)

バニル「ふむ、こうなったら早めの店の再建でも頑張るとしようか」






アイリス「お兄様!お兄様!お兄様!」

めぐみん「うるさいですよ!テンション高いですねこの娘!」

カズマ「よしよし」

めぐみん「こっちもヘラヘラしすぎですよ!」

アイリス「わたくしこうして他所様の家に泊まることに憧れていたのです!」

めぐみん「んん…そう言われると…」

ダクネス「こんなに喜んでいただけると私達も嬉しいですよ、アイリス様」

アクア「ねえ、ゆんゆんは泊めなくて良かったの?」

ウィズ「何やら用事があると仰ってましたから泊まることができなかったんだと思います…泣いてましたが」
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 23:09:35.37 ID:lizXbz6r0
カズマ「しかしよく1人で泊まること許してくれたなあ」

ダクネス「…気付いてないようだから言っておくが、屋敷の周りには王家の騎士達が見張っているぞ?」

カズマ「え」

アイリス「安全だと紅魔族一の占い師が言ってるから大丈夫だとわたくしもわがままを言ってみたのですが…見張りは最低条件だと言われてしまいまして」

めぐみん「当然でしょうね、というかよく譲歩してくれたものだと思いますよ」

ウィズ「あの…アイリスさんって…」

アクア「私のくもりなきまなこによるとそれ以上踏み込むのは危険だと出たわ」

ウィズ「あ、アクア様が言うならやめておきます」

アイリス「それでお兄様…わたくし今日はお兄様と一緒のベッドで寝たいんです」

カズマ「喜んで」

ダクネス「喜んで、じゃないこのたわけ!」
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 23:16:15.00 ID:lizXbz6r0
カズマ「いった!いいだろ妹と寝るくらい!」

ダクネス「アイリス様を妹扱いするな!」

めぐみん「今日のアイリスは積極的すぎやしませんか…?ガラスを破ってカズマに飛びついたり」

アイリス「クレアがお兄様のことを散々に罵るものですからその反動かどうしてもお兄様と一緒にいたくて…」

カズマ「クレアか…アイリスが1人で俺が住んでる屋敷に泊まりにいくと知ったからボロクソにこき下ろしてなんとしてもアイリスを行かせたくなかったんだろうな」

アイリス「ええ、いつまでも子ども扱いされるし、そのことも相まってわたくしもついムキになってお兄様と一緒の方がいいといってしまって…」

カズマ「クレアにそれはトドメだな」

アイリス「クレアは過保護すぎるんです!」

ダクネス(さっき屋敷の前の見張りにいた気がする)



352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 23:21:55.01 ID:lizXbz6r0
アイリス「なのでお兄様、今宵はわたくしと一緒に寝ましょう…?」

カズマ「喜んで」

アクア「デジャヴね」

ダクネス「だからやめろ!アイリス様には1番良い部屋をご案内しますのでそこでお休みください!」

アイリス「お兄様も連れていっちゃ…ダメですか?」

ダクネス「う、上目遣い…!?どこでそんな技を!」

カズマ「俺」

ダクネス「貴様ああああァァァァ!!」

カズマ「そんなにキレるところだった今!?」

アクア「ふぁ〜あ、私ちょっと眠くなってきちゃったんですけど」

めぐみん「王女様が寝るという時に騒ぎ立ててはいけませんし
、私達もそろそろ寝ましょうか」

ウィズ「そうでs…王女様…?」

アクア「くもりなきまなこ」

ウィズ「寝ましょうアクア様!」
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 23:27:24.37 ID:lizXbz6r0
アイリス「どうしてもダメですか?」

ダクネス「ダメに決まってます!アイリス様と寝かせるくらいなら私がこの男と一緒に寝ますよ!」

カズマ「えっ」

めぐみん「どさくさに紛れて何いってるんですか!」

ダクネス「ち、ちがう!私はアイリス様の安全を確保する義務があるんだ!カズマなんて危険の塊だろう!?」

カズマ「ひでえ言い草」

アイリス「むー…ではこうしましょう!お兄様、誰と一緒に寝るかお兄様が決めてくださいませんか?」

ダクネス「アイリス様!?」

アイリス「折衷案というものですよララティーナ!私もララティーナもお兄様と寝たい。ならお兄様に決めていただければ済むお話しです!」

ダクネス「済まない!絶対に済みませんから!」

めぐみん「おや、では私も選択肢の1つに加えていただこうか」

ダクネス「めぐみんまで!」
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 23:33:57.38 ID:lizXbz6r0
めぐみん「カズマにはポーションをいただいたお礼もあります、一緒に寝るくらいなら構いませんよ」

ダクネス「れ、礼だとか言われると私が強く言えない…」

カズマ「ふーむ、いいね」

ダクネス「この男は…!」

カズマ「アクアは?」

アクア「私?何カズマさん私と寝たいの?」

カズマ「ちげーよ形式上聞いてるだけだよ」

アクア「別に寝るのはいいけどね、馬小屋暮らしの頃から一緒に寝てるし今更じゃない」

カズマ「それもそうか」

ダクネス「一緒のベッドで寝るのとはまた訳がちがうような…」

カズマ「ウィズは?」

ウィズ「わ、私は…その、住まわせていただいてる身なので…カズマさんが望むから私も…選択肢に入れても大丈夫、です…」

アクア「あら、5人全員から誰と一緒に寝るのか選ぶ形になったわね。カズマ、これ恋愛ゲームによくありそうなやつよ!これで好感度が上がりやすい人とか下がっちゃう人とか出るイベントよ!」

カズマ「お前ホント日本のゲームまで知ってんのな…」

カズマ(さて、静観してたらえらいことになった)
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/15(月) 23:38:13.55 ID:lizXbz6r0
カズマ(アイリス、ダクネス、めぐみん、アクア、ウィズ)

カズマ(この中から1人と寝る…いいなこれ、アクアじゃないけどギャルゲーのイベントみたいじゃん!)

カズマ(慎重にだ、慎重に選ぶんだ…大丈夫、俺ならいける)

カズマ(俺の名は佐藤和真…今最高のモテ期がきている男だ!)



安価下からアイリス、ダクネス、めぐみん、アクア、ウィズの内誰と一緒に寝るか多数決

今日はここまでにするので期限は明日の23時あたりとします
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/15(月) 23:41:50.92 ID:O5LVAN+p0
折角なのでアイリス
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/15(月) 23:56:13.05 ID:rsSWFhstO
折角だから俺は誰も選ばなさそうなアクアを選ぶぜ!
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/15(月) 23:58:22.96 ID:rA+82aEX0
じゃあアクア様で
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 00:06:28.31 ID:+lJoX11BO
じゃあ俺もアクア
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 00:16:44.18 ID:4SHiPMqB0
やだこのスレアクシズ教徒多い……

アクア
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 00:26:38.31 ID:aF8muzPIO
1000万人ぐらい信者いそう(伏線感)
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 00:36:39.31 ID:X2iGq+GqO
割と本気でアクア様選ぶのが一番平和に終わりそうな気がしてる
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 00:58:49.63 ID:jQRHh2EWO
アイリスに一票。

アクアが選ばれたら「ヘタレたな、こいつ」的な空気になりそう(こなみ)
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 01:18:45.06 ID:/cWmK+qj0
アイリス
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 03:09:04.11 ID:dS/t0+myo
アイリス
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 03:41:26.35 ID:zfySzUp30
ふむ、中々に激戦区と化しているなよかろう我輩も1票入れてやろう!


このレスのコンマが偶数ならアクアで奇数ならアイリスで
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 08:33:19.14 ID:G6YBOB7eO
アクア様
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 10:00:41.12 ID:4Gwcru09O
アクア
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 17:06:45.18 ID:VpROrxNO0
王族の頼みを断るとか普通は罰せられるレベルだけどな
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 17:19:11.96 ID:cUVCO5y3O
王族に恥をかかせるなんて確実に処されるし、
王族と同衾するとかどうあっても処されるし、
カズヤさんの明日はどっちだ
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 17:25:45.55 ID:1l5KHOFCO
断るとヤバイとは頼みではなく命令では?
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 17:39:40.98 ID:DOVk+nhD0
そうかもしれない
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 19:06:28.29 ID:mu3LJaQ+0
アイリス
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 19:29:13.91 ID:pdBkYwvj0
アクア
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 20:13:27.29 ID:edO+ROfaO
アイリス
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 21:00:12.91 ID:FnIhRzF1O
アクア
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 21:05:17.54 ID:6yOJjmtIO
アイリス
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 21:32:26.56 ID:vLk5qEOQ0
アイリス
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/16(火) 23:15:19.76 ID:YQBVJcimO
>>1です

アイリス:9
アクア:8

アイリスですね、アクシズ教徒やけに多くてびぴりました(小並感)
ちなみにアイリスかアクアを指定したレスのみで数えてます

僅差過ぎてるのでアクアを絡めつつ最終的にアイリス選ぶ形にします、安価ありがとうございました。また後日書き溜め終わってから来ます
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/27(土) 02:14:42.28 ID:ICM3jFwp0
カズマ「うーん…」

ダクネス「…迷い過ぎでは」

カズマ「だって今後同じようなことがあるなんて保障はないんだしこのチャンスはきちんと…お?」

めぐみん「カズマ?」

カズマ「アクア」

アクア「…ひぇ!?な、なにカズマ」

カズマ「なにって、お前眠いなら無理して付き合う必要ないぞ」
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/27(土) 02:15:22.53 ID:ICM3jFwp0
ウィズ「カズマさん、アクアさんを選んだんですね…!」

カズマ「へ?ああ、今のは違う…アクアがほとんど寝てるようなもんだったから…えーと、アイリス」

アイリス「は、はい…」

カズマ「そ、そんな固くならないでくれ俺まで緊張しちまう…その、今日はアイリスと一緒に寝るわ」

アイリス「お兄様…!」

カズマ「ただその前にアクア部屋に連れてくわ、ダクネス手伝ってくれ」

ウィズ「あ、私もお手伝いします」

めぐみん「アイリスを選んだんですね…一瞬アクアを選んだのかと思いました」

カズマ「紛らわしかったか、そりゃすまん」
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/27(土) 02:16:02.04 ID:ICM3jFwp0
カズマ「まあでも…アクアも…うん」

ダクネス「なんだその歯切れの悪い言い方は」

カズマ「いや、アクア本人も言ってたけど馬小屋暮らしをそこそこ続けてたからアクアと一緒に寝るなんてぶっちゃけ日常の1つみたいなもんだったんだよ。だからアクアが1番抵抗なく選べたかもしれん」

ウィズ「そんなに長く馬小屋て…」

アイリス「アクア様とお兄様のその日常の話は是非お聞きしたいです」

カズマ「お、いいぞ。寝る前に色々話しちゃうぜ」

ダグネス「よっと…アクアは私が背負うからウィズはドアを開けておいてくれ」

ウィズ「はーい!」

ダクネス「それとカズマはアイリス様とご一緒に寝るなら準備しておけ。アクアは任せろ」

カズマ「準備って言われてもなあ…」

ダクネス「いいからしろ。本来なら一国の王女と同衾…は言い過ぎか、一緒に寝るなんてそれこそ婚約者ぐらいしかできないことだ」

カズマ「お、おう…」
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/27(土) 02:16:43.24 ID:ICM3jFwp0
ダクネス「私はお前のことをよく知ってるし当の本人であるアイリス様がいいと言っている。止めはしないが…屋敷の外には見張りがいること、相手は王女だということ…それを把握しておけ」

カズマ「…」

カズマ(アイリスから寝たいとわがまま言ってくれたのが嬉しくてアイリス選んだけど選択ミスでは?)

ダクネス「私としては本当に猛反対だが…目を瞑ろう」

めぐみん「色々としがらみがありますねえ」

アイリス「…」

カズマ「…だ、大丈夫だ心配すんなアイリス。で、どっちの部屋で寝る?」

アイリス「あ…お兄様のお部屋でも…よろしいでしょうか」

カズマ「俺の部屋ね…準備してきます」

めぐみん「いかがわしいものは見せてはいけませんからね、隠してくださいよ」

カズマ「そんなもんねえよ!…ねえよ!」

アクア「…zzz」
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/27(土) 02:17:34.73 ID:ICM3jFwp0
ーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ーー




アイリス「ではお金のほうは…」

カズマ「そうだな、全然貯まらなかった…労働で得た金を1日の終わりにパーっと使ってたしな…でもあれはあれで楽しかったなあ、労働は辛かったが」

アイリス「それが今ではお屋敷も持っていて…そういえばお聞きしました、宝くじも当てたと!」

カズマ「え、どっかで聞いたのか?」

アイリス「はい、今回の宝くじの1等はとんでもない額だったそうなので誰が当てるかみなさん動向を伺っていたそうです」

カズマ「…マジか」

カズマ(日本でも宝くじ当てたら金銭目当てで色んな人が近づいてくるみたいな噂聞いたことあるけど…やっぱこの世界でもそういうのあるのか)

アイリス「ですが実際に当てたお金を受け取ったのはお兄様ではないとも聞きました」

カズマ「そこまで割れてるのか…実はバニル…ええと、アイリスがハチベエって呼んでる奴な、あいつが宝くじが絶対当たるから引いてくれって頼んできたんだ。だから受け取りはそのバニルに任せた」
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/27(土) 02:18:09.49 ID:ICM3jFwp0
アイリス「えっ、ハチベエが…?受け取ったのは女性と…」

カズマ「…なるほどな、変に絡まれないように受け取る時だけ姿を変えたわけだ。俺も受け取る直前まで一緒にいたけど知らなかったな」

アイリス「姿を変えられるのですか!?」

カズマ「あいつの本体は仮面であの体は土くれの塊らしい。だから姿を変えられるとか」

アイリス「き、気にしていなかったのですがハチベエは凄いですね…」

カズマ「最近は占いとかいう未来予知紛いのことも覚えてるし俺たちの常識に当てはめちゃいけない奴だよ」

アイリス「占い…」

カズマ「お?なんだアイリスも占いとか好きなタイプか?」

アイリス「うーんどうなのでしょう…そけっと様にやっていただいた際は少しだけわくわくしましたが…」

アイリス「…好き、とまでは言いませんが楽しいものだとは思っています!」
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/27(土) 02:18:45.87 ID:ICM3jFwp0
カズマ「ならバニルのは受けるべきじゃないな」

アイリス「今のお話の流れですとハチベエに受けてもらおうとなるはずではないのですか!?」

カズマ「さっきも言ったけどあいつのは占いじゃなくてもう未来予知だから…占ったことが確定しちゃうんだよ」

アイリス「そ、それは…では将来結ばれる人をハチベエが占うと結果で出た方と絶対結ばれるということでしょうか?」

カズマ「そうそう、実はアイリスが引っ越してくるってのもバニルが占っててな。結果こうしてアイリスと一緒にいるけど本当に凄いよあれは」

アイリス「国のことも占えるのでしょうか…いえ、そういうのは聞くべきではありませんね」

カズマ「そういうのはたしかに聞かないほうが良いな。…で、そろそろ夜も遅いが寝るか?」

アイリス「…」

カズマ「ん?どうした?」

アイリス「お兄様。私はお兄様からすれば妹のようなものでしょうが…」

カズマ「お、おいアイリス…なんでそんなすり寄ってくるんだ」

アイリス「ですが私も王女である前に女…今、私はお兄様と寝るとなって今更のように緊張しております。…わかりますか?」

カズマ(そうしてアイリスはゆっくりと俺の手を掴み、その手を心臓…つまり胸元へ導くーーーーー)
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/27(土) 02:19:16.77 ID:ICM3jFwp0
カズマ「い、いやいやいやいやそれはダメだ!アイリス、腕枕をしてあげよう!今日はゆっくり寝よう!」

アイリス「むー」

カズマ「むーじゃない!」

アイリス「…」

カズマ「そんな目で見つめてもダメだ…ダクネスにも散々釘を刺されたからな、今日のところは2人でゆっくり寝よう。それで良いだろ?」

アイリス「…わかりました、私は住まわせてもらっている身です。これ以上お兄様にご迷惑はおかけできません」

カズマ「…」

アイリス「ではお兄様…腕をお借りしますね」

カズマ「ああ」
243.43 KB Speed:0.2   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)