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設計者「安価で平和に町を作るよ」
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12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/03(水) 18:17:11.20 ID:3+uiQZrbO
2
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/03(水) 18:26:13.24 ID:eOVGhnIL0
4
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/03(水) 18:28:04.05 ID:QTiLeF+DO
4
15 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/03(水) 18:47:54.67 ID:wSQep6J8o
設計者「凍原に決めた」
設計者「王国の栄えている地域からは……かなり遠いな」
設計者「こんな気候だから仕方ないか」
秘書「それでは、開拓の準備を進めてまいります」
設計者「よろしく。あと、計画の方の準備もね」
秘書「調査書と開拓団の件ですね。承りました」
設計者「溶け残った雪の白と、わずかなコケの緑」
設計者「あとは砂利と石しかない」
設計者「平地と丘陵がどこまでも続く」
設計者「いわゆるツンドラ地帯だ」
設計者「どうしようか。漁業もできないし、砂漠や雪原の方がまだやりやすいぞ……」
16 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/03(水) 18:59:22.66 ID:wSQep6J8o
設計者「今回の僕には秘策がある」
設計者「前回の開拓の反省を生かして、自由な町作りのための新制度を計画してきたんだ」
プラン1.開拓地ランクシステム
設計者「開拓地が発展するとランクが上がる」
設計者「そのランクの度合いに応じてインフラ整備が進むように、前もって各所に手配しておいたんだ」
設計者「もちろん僕の手でインフラ整備を行えば、ランク相応のそれよりも優れたものになる」
設計者「ただし寒すぎる土地や雨の少なすぎる土地では、一部のインフラが使えないという懸念がある……この凍原とかね」
プラン2.調査書システム
設計者「秘書に依頼して、開拓予定地の近隣に住む村人の主な農作物、そして地下資源を調べてもらっておいた」
設計者「作物を指定せずに農業を振興すると、農民はその土地で元々育てていた作物を育てる」
設計者「また、地下資源の種類と量を見て、鉱業を行うべきかどうかを判断できる」
設計者「無人の土地や農業を行っていない土地では、何の作物が適しているかわからないのが難点……この凍原のようにね」
プラン3.開拓団システム
設計者「開拓前にいろいろな職種の人を集めてチームを作っておいた」
設計者「彼らがいるから、施設に応じた労働者教育を行わなくても、何かの職業がいなくて困ることはない」
設計者「ただし開拓が終わると僕らとともに町を去る」
設計者「その後は……他の町から必要な職種の人が移り住んでくるんじゃないかな」
設計者「以上。これが僕の都市計画術さ」
設計者「この凍原では半分くらい使えないけれどね!」
17 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/03(水) 19:11:36.96 ID:wSQep6J8o
秘書「調査報告書でございます」
設計者「ありがとう」
設計者「でも、案の定……」
・主要農作物……無し
秘書「農業を行っている現地住民は存在しませんでした」
設計者「そもそも誰か住んでるの?」
秘書「トナカイを放牧している先住民がおりました。開拓地からは離れていましたが」
設計者「なるほど。で、地下資源だけど」
・主要地下資源……不明
設計者「これはどうして?」
秘書「都市から遠すぎて、最新型の地質調査機器を運べなかったためです」
秘書「出来る限り調査を試みたものの、凍土層が厚く歯が立たなかったと報告を受けています」
設計者「なんて無意味な報告書なんだ……」
18 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/03(水) 19:22:51.92 ID:wSQep6J8o
1週目
称号:生命を拒む荒野
ランク:集落
●開拓地
・凍原……常に氷点下を下回る荒原で、降雪が少ない。夏になると地衣類が一斉に芽吹く。
・凍川……一年の半分は凍り付いている。
●住民
・開拓団……農業、工業、建築、医療、教育など、様々な分野に長けた団員がいる。
・労働者……特別な技術や知識を持たないが、熱心に働く。
●その他
・農業と鉱業を育てるのは簡単ではない。
●ステータス
一次産業Lv.0
二次産業Lv.0
三次産業Lv.0
開拓団農家「ここを開拓するって、何かの罰か?」
開拓団医者「すぐに引き返しましょう」
設計者「駄目だ。一度やると決めた以上、簡単に覆しちゃいけない」
設計者「君たちも、開拓は困難の連続だと分かっていて応募してきたんじゃないのか?」
労働者「こんなに絶望的な環境だとは誰も思わないだろ!」
開拓団配管工「おーい、川を見つけたぞ!」
設計者「グッジョブ! そこに町を作るのがベターだね」
開拓団配管工「でも完全に凍ってたぞ」
労働者「嘘だろ……」
19 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/03(水) 19:25:44.90 ID:wSQep6J8o
開拓団建築士「一応、住むための小屋は作った」
労働者「やべえ、毛布かぶっても寒い」
ランク:集落
交通……川に沿った道なき道
水道……氷を溶かす
医療……近隣の町へ搬送(遠い)
廃棄物……ゴミ置き場
公共サービス……まだ無い
設計者「まあ、最初はこんなものだ。集落というか開拓団が住む準備をしただけだし」
20 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/03(水) 19:33:08.14 ID:wSQep6J8o
開拓団事務員「今後の方針を聞かせていただけませんか?」
設計者「町を作るなら、何かの産業を育てないといけない」
設計者「産業が生まれたら交通の便をよくする必要が出てくる」
設計者「王国の大きな町がある辺りからは遠すぎるし、船も使えない。鉄道を敷くことになるね」
設計者「僕は施設の設計が得意だ。僕の書いた仕様書に従えば、週に三件の建築が可能だ」
設計者「開拓者には二件が限界だね」
設計者「一次産業か二次産業がLv.2まで育つと、ランクが上がってインフラが整う」
設計者「今後どんな町にするかを考えつつ、施設を作っていこう」
安価↓1、2、3 施設を作ります(用地・店舗・公共施設ほか)
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/03(水) 19:34:21.98 ID:dO9BF6Q8o
開拓地付近での放牧を禁止するため柵を作る
植物育てよう
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/03(水) 19:34:31.84 ID:3+uiQZrbO
化石燃料を用いる暖炉
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/03(水) 19:35:16.50 ID:0km8gG480
トナカイ遊牧地
24 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/03(水) 20:00:57.69 ID:wSQep6J8o
設計者「設計図は、これで大丈夫かな」
開拓団メカニック「暖炉っすか」
設計者「まずは暖を取らないと。できるだけ少ない材料で作れる暖炉を設計してみた」
設計者「燃料は石炭だから限りがあるけど、多めに運んできたからしばらくは持つと思う」
開拓団メカニック「おおっ、こいつを量産すればいいんすね!」
設計者「事故につながるから、設計図通りに正しく作るんだよ」
労働者「お、終わる気がしない」
開拓団工員「木々がないから、広大さを余計に感じてしまうな」
設計者「皆、柵の設置は順調?」
労働者「こんな柵なくても、誰も来ないでしょう!」
設計者「いや、先住民がいるんだ。トナカイを遊牧して暮らしてる」
設計者「ここからは遠いと聞いてるけど、間違って開拓地に入ってこられるとお互いに困るからさ」
開拓団農家「柵の内側に農作物を植えて育てるんだよな。でも氷点下の土に何を植えるんだ」
設計者「この環境では農作物は育たない。夏はどうか分からないけど」
開拓団農家「じゃあ何を植えるってんだ」
設計者「野草だよ」
25 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/03(水) 20:06:45.71 ID:wSQep6J8o
●開拓地
・ハナゴケ栽培地……町になる予定の区域に緑を増やす。
・トナカイ放牧地……町の外側でトナカイを放牧する。
●その他
・石炭を使う暖炉が普及している。
●ステータス
第一次産業Lv.1
設計者「先住民に学ぼう」
設計者「彼らはトナカイを育てているからこそ、この厳しい土地で生きていくことができるんだ」
開拓団飼育員「牛と馬と羊の役目をトナカイだけで全部まかなうんですね」
設計者「ミルクを飲んでみたけど……濃厚で、慣れない後味がする」
26 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/03(水) 20:10:36.91 ID:wSQep6J8o
設計者「僕は人に何かを指導した経験がほとんどない」
設計者「だから、労働者教育は君に任せるよ」
開拓団教師「設計者さんの方針に従って、講習会を開けばいいんですね?」
設計者「うん。今週使ってほしい教本は……これとこれかな」
安価↓1、2 労働者に学ばせるテーマ
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/03(水) 20:12:29.54 ID:wjxMFktzo
サバイバル知識(極寒地)
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/03(水) 20:12:41.29 ID:dO9BF6Q8o
土木工事
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/03(水) 20:12:44.62 ID:GLLuQjHN0
畜産
30 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/03(水) 20:28:14.48 ID:wSQep6J8o
設計者「極寒地サバイバルの講習会は、超満員だった」
設計者「まあ、知らないと死ぬからね……僕も教本を読んでおこう」
設計者「なるほど、まずは何が何でも体温の維持……焚火、洞窟、おやつ、動きを止めてはいけないが汗をかいてもいけない……」
●住民
・ツンドラ労働者……凍原で生き残る術を持ち、熱心に働く。
・土木作業員……大規模建築や道路、橋などの大がかりな工事現場で働く。
●ステータス
第二次産業Lv.1
労働者A「もう何も怖くない!」
労働者B「バカ。何を怖がればいいかを学んだんだろ」
労働者C「氷を食べたら駄目だったのか。海水と同じだな」
開拓団建築士「建築の人手が増えて助かるよ」
土木作業員「どんどん建てないと凍えちまいますから!」
開拓団医者「都市に住んでいるときは土木の仕事を下に見ていたが……」
労働者「俺たち間違ってたな……道路も家も、誰かが作らないと町は成り立たないよな」
31 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/03(水) 20:31:24.56 ID:wSQep6J8o
秘書「やはり、苦戦しておりますね」
計画者「まあね……町を作る準備だけで一週間使ってしまった」
計画者「物資も人員も潤沢ではあるけど、もっとペースを上げたい」
計画者「秘書。王都にお使いを頼みたいんだけど」
安価↓1 秘書への依頼
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/03(水) 20:35:30.64 ID:eOVGhnIL0
世界の農作物の中から何とかこの環境でも育てられる農作物を調べてもらう
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/03(水) 20:36:17.96 ID:xAbh54GP0
南の針葉樹林帯との間に
キャラバンルートを開設
34 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/03(水) 20:40:52.93 ID:wSQep6J8o
設計者「この凍原でも育つ農作物を調べて欲しいんだ」
秘書「失礼ながら……存在しないと思いますが」
設計者「品種改良技術は日進月歩だ。世界のどこかにはあるかもしれない」
秘書「そうですね。失礼いたしました」
秘書「学問の都で研究者を訪ねてみます」
設計者「よろしく頼んだよ」
1週目結果
称号:生命を拒む荒野 → 荒野に挑む人間と生き物たち
〜住民の声〜
労働者「ホワイトアウトのリスクが少ないのがせめてもの救いだな」
土木作業員「土が冷てえ……基礎工事も大変だ」
〜来訪者の声〜
無し
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/03(水) 20:41:48.13 ID:dO9BF6Q8o
夏の間に水分と肥料さえ供給できれば寒いところの作物ならなんとかなりそう?
完全に適応してるのなら低木性のツツジ科の果実とかだろうか…
36 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/03(水) 20:53:27.34 ID:wSQep6J8o
2週目
称号:荒野に挑む人間と生き物たち
ランク:集落
●開拓地
・凍原……常に氷点下を下回る荒原で、降雪が少ない。夏になると地衣類が一斉に芽吹く。
・凍川……一年の半分は凍り付いている。
・ハナゴケ栽培地……町になる予定の区域に緑を増やす。
・トナカイ放牧地……町の外側でトナカイを放牧する。
●住民
・開拓団……農業、工業、建築、医療、教育など、様々な分野に長けた団員がいる。
・ツンドラ労働者……凍原で生き残る術を持ち、熱心に働く。
・土木作業員……大規模建築や道路、橋などの大がかりな工事現場で働く。
●その他
・農業と鉱業を育てるのは簡単ではない。
・石炭を使う暖炉が普及している。
●ステータス
第一次産業Lv.1
第二次産業Lv.1
第三次産業Lv.0
博士「オホン。それは無理だね」
秘書「やはりそうでしたか……」
博士「雪に耐える品種ならともかく、年中凍り付いた土地ではね」
博士「どうしてもと言うなら、鋼鉄の都を訪れてみたまえオホン」
博士「魔法を使い、不可能とされた品種改良に成功した町だね」
博士「ただしそれは研究所の培養器の中でしか育たないね。オホン。魔法を使った弊害だね」
秘書「なるほど……培養器ですか」
博士「寒冷地での品種改良……オホン、機会があれば取り組んでみたいものだね」
37 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/03(水) 20:58:27.03 ID:wSQep6J8o
秘書「遺伝工学の権威に話を伺ってきました」
設計者「どうだって?」
秘書「かくかくしかじか」
設計者「……ああ、そうか。直接土を耕して植えようとするからいけないんだ」
設計者「培養器の設計は植物学の知識も要るし、すごく難しそうだ……植木鉢じゃ駄目かな」
秘書「植木鉢の土も凍るのではありませんか?」
38 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/03(水) 21:00:37.69 ID:wSQep6J8o
設計者「今週分の建築を指示しようか」
設計者「土木作業員もいるし、滞りなく作業してくれると思う」
安価↓1、2、3 施設を作ります(用地・店舗・公共施設ほか)
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/03(水) 21:01:53.29 ID:A4PLFV7rO
植物工場
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/03(水) 21:02:14.19 ID:xAbh54GP0
カヌーの集まる水運基地
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/03(水) 21:03:30.52 ID:Lcs6XN+Po
太陽炉
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/03(水) 21:12:53.75 ID:dO9BF6Q8o
地位類って食用になるのかな?
イワタケは地衣類だしあとバンダイキノリとか食えるらしいけど
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/04(木) 10:57:48.62 ID:H42f3thpo
交通は基本的に河川交通だな
凍ってるんなら重量物の運搬も可能だろう
44 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/04(木) 21:44:24.74 ID:qj6rizG+o
設計者「川があるなら水運ができる。そのためにカヌーを設計して船着き場を作ってもらおうとしたけど……」
土木作業員「駄目だな。分厚い氷が張ってる状態で工事はできない」
設計者「季節が変われば役に立つのは間違いない……」
労働者「カヌーをトナカイに引かせてみたらいい感じで進めるぞ」
設計者「危ない! 船底が壊れる!」
設計者「この形だと凹面鏡が要るけど、流石に準備はしてきてなかったな……」
開拓団科学者「何の設計図を書いているんですか?」
設計者「集光装置だよ。幸い日は出ていることが多いから、日光の熱を利用しようと思ったんだ」
開拓団科学者「太陽炉ですね」
設計者「そう、それ。川の氷を融かすのに使えれば、燃料の節約になる」
開拓団科学者「平面鏡で作ってみますか。効率は落ちますが」
設計者「そうするしかないか」
45 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/04(木) 21:45:58.10 ID:qj6rizG+o
設計者「あと、日光を活かすとしたら、こうかな」
開拓団農家「こりゃなんだ?」
設計者「壁を厚く、床を高くして、ドアは二重。断熱性を入念に確保した」
設計者「天井は二重ガラスにして日光を取り入れるようにした」
設計者「計算上、中は氷点下を下回らないはず」
開拓団農家「もしかして、温室か?」
設計者「よく分かったね。でも温室というほど暖かくもないよ」
設計者「植物の工場……栽培室と呼ぼうか」
開拓団農家「今度こそ農作物が育てられるな!」
設計者「小規模だけれどね。天井が低いから背の高い植物は育てられないし」
開拓団農家「中も寒いとなると、結局小麦や米は無理だな」
設計者「小麦は寒さに強いほうじゃなかった?」
開拓団農家「米に比べりゃそうだが限度はある」
開拓団農家「穀物を育てるなら、アワ、ヒエ、ライ麦が寒さに強いといわれてる」
設計者「うわ、美味しくなさそう」
開拓団農家「野菜ならほうれん草、カブ、玉ねぎ。果物ならベリー類だな」
設計者「とりあえず、できるだけ試してみてよ。一種でも上手くいけば御の字だ」
46 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/04(木) 22:01:22.29 ID:qj6rizG+o
★ランクアップ★
集落 → 村
設計者「家が増えて、わずかだけれど農業と畜産業が生まれた」
設計者「第一次産業Lv.2を達成。開拓地のランクが村になった」
秘書「おめでとうございます」
設計者「目標は町を作る。そして鉄道を通すことだ。まだまだだね」
秘書「次のランクアップ条件は、産業Lv.4の達成となっております」
47 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/04(木) 22:02:41.87 ID:qj6rizG+o
土木作業員「いくつか深めの穴を掘ったぞ。汚いものはここに捨ててくれ」
労働者A「ここの土で、有機物を分解できんのかな……」
開拓団農家「活動してる微生物もいるはずだ。もちろん少ないが」
労働者B「焼いて処分した方がいいんじゃないか?」
開拓団医者「建屋を一件いただき、診療所を開設しました」
労働者「まだ病気しても一安心とはいかないな……ここも寒いし」
設計者「青年団を組織した」
労働者「全員参加かよ」
設計者「要するに、火事が起きたり揉め事があったりしたときは、動ける人が動いて解決しようという取り決めだ」
設計者「パトロールが必要な時は、当番制にするよ」
ランク:村
交通……川に沿った道なき道+村の中の小道
水道……氷を溶かす+肥溜め
医療……診療所
廃棄物……焼却炉
公共サービス……青年団
48 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/04(木) 22:03:56.72 ID:qj6rizG+o
●開拓地
・カヌー庫……川の水が解けている時期に、カヌーを用いて水運を行う。
・栽培室……寒さに強い農作物を試験的に栽培している。
・太陽炉……太陽光を集めて中心に置いたものを加熱する装置。高さは2mほど。
●ステータス
第一次産業Lv.2
設計者「太陽炉は、量産するか、大型のものを作れば、使い道の幅が広がるかもしれない……」
開拓団工員「反射板を曲げる機材を用意しておくか」
49 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/04(木) 22:05:23.74 ID:qj6rizG+o
開拓団教師「設計者さん、今週の教本はどうしますか?」
設計者「まだ専門職は土木作業員しかいなかったか。じゃあ……」
安価↓1、2 労働者に学ばせるテーマ
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/04(木) 22:07:45.35 ID:o+xgHx1h0
凍った川の下の魚を捕る漁
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/04(木) 22:12:12.43 ID:ildX/joEo
地衣類の活用法
52 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/04(木) 22:57:44.36 ID:qj6rizG+o
設計者「今回は魚釣りの本と、地衣類の図鑑だ」
開拓団教師「とことん環境を利用しようという構えですね」
設計者「ここに合った町を作らないと、ここに町を作る意味がないからね」
●住民
・釣り人……川の魚を釣る。凍った川には穴を空けて魚を釣る。
・地衣類研究家……凍原の地衣類を何かに使えないか調べている。
釣り人A「鮭だー」
釣り人B「鮭ってこんな川にいるのか?」
釣り人A「さあ?」
釣り人B「じゃ、これ鮭じゃないんじゃねーの」
釣り人A「なんだこの魚」
53 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/04(木) 23:06:42.38 ID:qj6rizG+o
研究家A「うーむ、我慢すれば食えなくもない……」
労働者「うえっぷ! なんてもの食わすんだ!」
研究家B「お茶にしてみたぞ」
労働者「ぺっ! うっすら変な風味のお湯!」
研究家C「この色……染め物に使えるかもしれない!」
労働者「この布、汚れてるけど雑巾か?」
労働者「……使い道合ってるのか?」
研究家A「四季林では地衣類が珍味だとか」
研究家B「山岳では地衣類をお茶にするって図鑑に書かれてた」
研究家C「低木林の沿岸部の地衣類は染料に使う」
労働者「ここは凍原だぞ」
設計者「謎魚と謎サラダと謎茶じゃ産業は育たないか……」
釣り人「そもそも漁獲量が少ないからな。氷が解ければもっと釣れる」
労働者「マヨネーズと胡椒をかけたら何とか食えるようになった」
設計者「地衣類図鑑の利用法のページを見たら、食べれる種類もあるにはあるようだけど」
設計者「美味しさに差があるのは野草やキノコと一緒か」
54 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/04(木) 23:12:58.50 ID:qj6rizG+o
秘書「農業はなかなかうまくいかないようですね」
設計者「当然だよ。長い歴史の中で、先住民も、何度も農業を試したことがあるに違いない」
設計者「そんな難題に挑んでいるんだ。一朝一夕にはいかないよ」
安価↓1 秘書への依頼
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/04(木) 23:22:19.34 ID:tfo2Tx1mO
品種改良の専門家の派遣
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/04(木) 23:24:08.73 ID:Kb2xw7q20
地下調査
57 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/04(木) 23:32:40.58 ID:qj6rizG+o
設計者「秘書。先週訪ねた、品種改良の専門家に再度面会してきてくれないかな」
秘書「もう一度ですか?」
設計者「彼に開拓地に来てもらって、品種改良してもらおうと考えているんだ」
秘書「分かりました」
秘書「先方も、寒冷地での品種改良に興味がおありのようでしたので、良い返事がいただけるかと思います」
2週目結果
称号:荒野に挑む人間と生き物たち → 凍ってさえいなければの村
〜住民の声〜
釣り人「地衣類を餌にしてみたが……釣れないなぁ」
労働者「肥料にもならないし、排泄物は焼くか遠くに捨てるかした方がいいな……」
〜来訪者の声〜
無し
58 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/04(木) 23:42:38.97 ID:qj6rizG+o
2週目
称号:凍ってさえいなければの村
ランク:村
●開拓地
・凍原……常に氷点下を下回る荒原で、降雪が少ない。夏になると地衣類が一斉に芽吹く。
・凍川……一年の半分は凍り付いている。
・カヌー庫……川の水が解けている時期に、カヌーを用いて水運を行う。
・ハナゴケ栽培地……町になる予定の区域に緑を増やす。
・トナカイ放牧地……町の外側でトナカイを放牧する。
・栽培室……寒さに強い農作物を試験的に栽培している。
・太陽炉……太陽光を集めて中心に置いたものを加熱する装置。高さは2mほど。
●住民
・開拓団……農業、工業、建築、医療、教育など、様々な分野に長けた団員がいる。
・ツンドラ労働者……凍原で生き残る術を持ち、熱心に働く。
・土木作業員……大規模建築や道路、橋などの大がかりな工事現場で働く。
・釣り人……川の魚を釣る。凍った川には穴を空けて魚を釣る。
・地衣類研究家……凍原の地衣類を何かに使えないか調べている。
●その他
・農業と鉱業を育てるのは簡単ではない。
・石炭を使う暖炉が普及している。
●ステータス
第一次産業Lv.2
第二次産業Lv.1
第三次産業Lv.0
博士「オホン。それは無理だね」
秘書「そこを何とか、考えていただけませんでしょうか」
博士「凍土でも育てられる品種を作るとしても、凍土では作らないね」
博士「まずは、オホン、涼しい気候の土地で栽培して、低温への抵抗力が高い性質の株を選ぶという方法が一般的だね」
博士「どうしてもと言うなら、鋼鉄の都を訪れてみたまえオホン」
秘書「魔法による品種改良ならば可能性がある、と」
博士「ただし、私は詳しくないのだが……オホン、魔力の得られない土地では難しいと聞くね」
秘書「なるほど……参考になりました。お話ありがとうございました」
博士「オホン、役に立てずすまないね」
※雪山の町はまだできていません
59 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/05(金) 00:06:57.68 ID:NjJhJAFro
秘書「良い返事はいただけませんでした……」
設計者「そうか……。この小さい栽培所だけで品種改良を頼むのは無茶だったかもしれない」
設計者「こんな時、開拓者たちだったらどうしたかな……」
設計者「僕にできるのは、建物を設計したり、頭を使うことだけだ……」
秘書「十分ではありませんか?」
秘書「設計者様は、設計者様の強みを活かせばいいのです」
設計者「うん。少し考えてみるよ」
設計者「意見を聞きたいんだけど、実際、魔法で品種改良ってどう?」
開拓団魔法使い「植物の性質をいじるわけですから、魔法でも簡単にはできませんよ」
設計者「たしかに、予期しない性質も付加されそうで怖いね」
設計者「トライ&エラーの連続……そこは普通の品種改良と一緒かな」
開拓団魔法使い「しかし、氷点下の土地で農作物を育てるなんて、マナタケを育てるくらい無謀でしょう?」
設計者「その例えはよくわからないけど」
開拓団魔女「魔界で農業をするくらい無理よ。諦めた方がいいわ、代表さん」
設計者「ああ、それは無理そうだ……」
開拓団魔法使い「その例えは分かるんですか?」
60 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/05(金) 00:09:15.18 ID:NjJhJAFro
設計者「秘書の帰りが早かったから、週末少し時間が余ってるな」
設計者「やっぱり、農業を何とかしたい……」
1.栽培室を大きくする
2.魔法に手を出してみる
3.一旦考えを切り替える(建築ターンが1回増える)
↓1選択
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/05(金) 00:11:41.87 ID:OTuUHbXW0
1
62 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/05(金) 00:28:17.88 ID:NjJhJAFro
設計者「いや、僕は設計者だ」
設計者「設計で立ち向かうしかない……この逆境に!」
設計者「単純な話だ。栽培室の中で、寒さに強い植物の生存が可能だと分かったのなら、栽培室を大きくすればいい!」
設計者「問題は温度管理だ。太陽光じゃ足りない。火を焚いて、金属板からの放射熱で内部を温めよう」
設計者「昼間は太陽炉も使える……! だったらここの構造はこうして……」
●開拓地
・栽培棟……寒さに強い農作物を試験的に栽培している。中は常に0℃を下回らない。
●ステータス
第一次産業Lv.3
労働者「これで植木鉢全部か。栽培棟に移し終わったぞ」
設計者「全種類生きてる?」
開拓団農家「アワが耐えられなかったみたいだ。他は今のところ枯れてないな」
設計者「よしよし、いい調子だ」
設計者「普通の農地よりはまだ狭いけど、生産量の増加が見込める」
設計者「自給率100%にはほど遠いけどね」
63 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/05(金) 00:31:37.96 ID:NjJhJAFro
設計者「さて、今週の建築だけど」
設計者「今ある施設の増築や内装の改良をすると、施設のレベルが上がる」
設計者「僕は設計が得意だから、最大で4段階まで上げることができる」
設計者「まあ、あまり4段階目までは上げることはないんだけどね」
設計者「下手すると他の施設の仕事を奪ってしまって、町のバランスが崩れるから」
安価↓1、2、3 施設を作ります(用地・店舗・公共施設ほか)
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/05(金) 00:39:26.58 ID:Net7rju9o
ソリ工場
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/05(金) 00:43:22.03 ID:mnUMDs/2o
犬ソリ用の犬の飼育施設
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/05(金) 04:26:33.07 ID:Ap0PRyE80
醗酵蔵(研究所)
67 :
短いけど進めます
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/05(金) 22:04:09.37 ID:NjJhJAFro
設計者「栽培棟と同じ仕組みを使って、発酵蔵を建ててみた」
研究家「ならば、地衣茶と染料を」
労働者「やめてくれ」
釣り人「魚が長持ちするように発酵させてみるか」
労働者「すげー臭くなりそう」
ハスキー「バウッ」
サモエド「……」
開拓団飼育員「元気なそり犬たちです」
設計者「ハスキー犬とサモエド犬だね」
設計者「ハスキーだけで良かったんじゃない?」
開拓団飼育員「サモエド、可愛いじゃないですか。穏やかな笑みを浮かべていますよ」
68 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/05(金) 22:08:03.99 ID:NjJhJAFro
●開拓地
・発酵蔵……室内を温めて、発酵食品の製造を試している。
・ソリ工場……他の地域から持ってきた木材などを材料にソリの製造・修理を担う。
・犬飼育場……そり犬たちが風をしのげる建物。
●ステータス
第二次産業Lv.2
労働者A「食料と燃料が届いたぞ!!」
労働者B「川の氷が割れやしないかと冷や冷やした」
開拓団飼育員「犬ぞりで川を上る計画は大成功ですね」
設計者「氷が解けたらカヌーが使える。氷が張っていたら犬ぞりが使える」
設計者「氷が薄く張った時期は……犬ぞりで陸路を進むには雪が少ないな」
設計者「物資を多めに蓄えてしのぐしかないか」
69 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/05(金) 22:09:10.45 ID:NjJhJAFro
設計者「職業も、施設と同じようにさらに専門的な教育によってレベルを上げることができる」
設計者「僕は労働者教育を不得手としているけれど、開拓団に教師がいるから、3段階まで上げられる」
設計者「知り合いの指導者と呼ばれてる女性は、4段階まで教育することができるらしい」
設計者「彼女が求職者に設計と都市計画を最大まで教え込んだらどうなるんだろう……。まさか僕を超えたりしないよな……」
安価↓1、2 労働者に学ばせるテーマ
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/05(金) 22:12:23.54 ID:CHHbnzAjO
狩猟
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/05(金) 22:26:15.87 ID:KKrFMeFk0
養殖
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/05(金) 22:26:38.18 ID:9kw8CDdhO
地質調査
73 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/05(金) 23:21:24.72 ID:NjJhJAFro
設計者「僕たち開拓団がここを離れても食料に困ることがないようにしよう」
設計者「今週の講習テーマは狩猟と養殖だ」
開拓団教師「狩猟はともかく、養殖は可能なんでしょうか?」
設計者「やってみないと分からないままだよ」
ハンター「……」
設計者「何かいた?」
ハンター「あの丘を越えてみようか」
ハンター「……」
設計者「何かいた?」
ハンター「もう一つ丘を越えてみようか」
ハンター「……」
設計者「野生動物が見当たらない」
ハンター「足跡やフンから、ウサギやヘラジカ、キツネ、オオカミ、クマがいるのは分かってるんだが……」
設計者「肉食動物が多いな。しかも寒冷地の哺乳類は体が大きくなる傾向がある……」
設計者「……町の防衛力を上げないと!」
ハンター「必要ない。この通り、滅多に遭遇しないし、柵がある」
設計者「でも、柵を壊されない?」
ハンター「よほど飢えていない限り、野生動物が進んで人間に接触することはない」
74 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/05(金) 23:27:03.45 ID:NjJhJAFro
●住民
・ハンター……野生動物を狩る専門職。狩りすぎ注意。
・養殖者……一般的な魚介類の養殖の知識を持つ。
●ステータス
第一次産業Lv.4
養殖者「鮭もどきは籠の中で元気に泳いでいるぞ」
設計者「うん、養殖ってこういうことじゃないよね」
養殖者「川が凍っていて養殖場は作れない。大きな水槽も用意できてない」
養殖者「しかも水槽だと水温調節が難しいんだよ」
設計者「太陽炉でどうにかならない?」
養殖者「煮魚にする気か」
75 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/05(金) 23:38:54.12 ID:NjJhJAFro
★ランクアップ★
村 → 田舎町
設計者「そうこうしている間に、開拓団の力で石畳の道ができた」
設計者「産業も、見込み値だけど第一次産業Lv.4を達成」
設計者「大きな町に近くて、普通の農業や漁業ができる地域なら、他の町に食糧を売れるくらいの生産量になる値だ」
設計者「これで開拓地のランクが田舎町になった」
秘書「おめでとうございます」
秘書「町へのランクアップ条件は、二種類の産業レベルがLv.5を達成することですが……」
設計者「……見込み値だけ提示して町を名乗るのは難しいだろうね」
設計者「開拓地ランクシステム、失敗か……」
秘書「いいえ、他の開拓地であれば十分に通用する制度です!」
76 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/05(金) 23:56:07.78 ID:NjJhJAFro
開拓団教師「学校を開校しました!」
労働者「俺、小学校中退なんだ。親がいろいろあってな」
開拓団魔女「人間の知識……興味深いわ」
開拓団数学者「ボクは教育を受けるべき年齢ですから。先生、まずは初歩的な代数幾何学からでいいですか」
開拓団教師「生徒数は三人……」
設計者「開拓に子供を連れてこれる環境じゃないしね」
開拓団事務員「燃えないゴミは広場で回収いたします」
ハンター「獣の骨は燃やしていいのか?」
土木作業員「折れた釘と割れた鉄骨置いてくぞ」
開拓団事務員「廃水の汲み取り回収サービスも始めました」
労働者「ここの家の廃水だけ死ぬほど臭せぇ……」
ハンター「魚の血と内臓が入ってるからじゃないか?」
釣り人「あなたが獲ってきた動物の腸でしょ?」
開拓団飼育員「金属のゴミは再利用できる町に持っていけばいいんだね?」
土木作業員「ゴミが刺さらないように気をつけろよ」
設計者「田舎町になると、他の町への道路整備の必要があったけれど」
設計者「幸い、犬ぞりがあったおかげで何とかなった」
ランク:田舎町
交通……犬ぞり+石畳の道路
水道……氷を融かす+廃水汲み取り回収
医療……診療所
廃棄物……焼却炉+ゴミ分別
公共サービス……学校(初等・中等)・青年団
77 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/05(金) 23:57:56.28 ID:NjJhJAFro
秘書「今週は順調でしたね」
設計者「そうかな。農業や養殖が上手くいかなければ、最悪、産業Lvが下がるなんてこともありえるよ」
設計者「気を抜くには早すぎるね」
安価↓1 秘書への依頼
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/06(土) 00:05:31.83 ID:aKzgGXELO
地質調査の専門家と機材の派遣
79 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/06(土) 00:14:10.46 ID:SaH8Bo/do
設計者「ねえ、犬ぞりが使えるようになったってことは、開拓前に断念した地質調査ができるんじゃないかな?」
秘書「ええ、わたくしも同感です。しかし、川の氷が重機の重さに耐えられるでしょうか」
設計者「それは確かに考えられる」
設計者「その懸念も含めて専門家に相談してきてよ」
秘書「承りました」
3週目結果
称号:凍ってさえいなければの村 → 試行錯誤の食卓
〜住民の声〜
労働者「トナカイヨーグルトでも作ってみるか」
開拓団環境学者「水道が通せないのは厳しいですね」
〜来訪者の声〜
無し
80 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/06(土) 00:18:51.32 ID:SaH8Bo/do
>>58
は3週目でした
81 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/06(土) 00:25:33.14 ID:SaH8Bo/do
4週目
称号:試行錯誤の食卓
ランク:田舎町
●開拓地
・凍原……常に氷点下を下回る荒原で、降雪が少ない。夏になると地衣類が一斉に芽吹く。
・凍川……一年の半分は凍り付いている。
・カヌー庫……川の水が解けている時期に、カヌーを用いて水運を行う。
・ハナゴケ栽培地……町になる予定の区域に緑を増やす。
・トナカイ放牧地……町の外側でトナカイを放牧する。
・栽培棟……寒さに強い農作物を試験的に栽培している。中は常に0℃を下回らない。
・発酵蔵……室内を温めて、発酵食品の製造を試している。
・太陽炉……太陽光を集めて中心に置いたものを加熱する装置。高さは2mほど。
・ソリ工場……他の地域から持ってきた木材などを材料にソリの製造・修理を担う。
・犬飼育場……そり犬たちが風をしのげる建物。
●住民
・開拓団……農業、工業、建築、医療、教育など、様々な分野に長けた団員がいる。
・ツンドラ労働者……凍原で生き残る術を持ち、熱心に働く。
・土木作業員……大規模建築や道路、橋などの大がかりな工事現場で働く。
・釣り人……川の魚を釣る。凍った川には穴を空けて魚を釣る。
・地衣類研究家……凍原の地衣類を何かに使えないか調べている。
・ハンター……野生動物を狩る専門職。狩りすぎ注意。
・養殖者……一般的な魚介類の養殖の知識を持つ。
●その他
・農業と鉱業を育てるのは簡単ではない。
・石炭を使う暖炉が普及している。
●ステータス
第一次産業Lv.4
第二次産業Lv.2
第三次産業Lv.0
地質調査技師「ああ.。いいとも」
地質調査技師「氷の厚さ? そんなの、予備の機材で確かめながら進めばいいのさ」
秘書「二つ返事で引き受けていただけました」
設計者「そんなにあっさり? 品種改良は渋られたのに」
秘書「先方は興味津々といった様子でした」
設計者「前々から興味があったけど、調べに行くための手段がなかった、といったところかな?」
82 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/06(土) 00:32:27.86 ID:SaH8Bo/do
地質調査技師「サンプルは無事に採取できた」
地質調査技師「オイルが凍結しないか、地盤が硬すぎないかが不安だったが、案外なんともなかった」
地質調査技師「あとは分析待ちだな。今週末には届けられるぞ」
設計者「ありがとう。結果が楽しみだよ」
地質調査技師「サンプル見て一つだけ分かったんだが、石油があるぞ」
設計者「石油! 王国ではまだ貴重な資源の!」
地質調査技師「まだ量は分からんがな」
地質調査技師「前々から、ここにはいい資源がありそうだと思ってたんだ」
83 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/06(土) 00:35:04.94 ID:SaH8Bo/do
設計者「細々と農作物を栽培できたとして、ここに住むのを選ぶ理由はあんまりない」
設計者「その点、地下資源が見つかれば、町がこの地にある妥当性が生まれる」
設計者「本当に調査結果が楽しみだよ」
安価↓1、2、3 施設を作ります(用地・店舗・公共施設ほか)
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/06(土) 00:42:55.96 ID:n4Tst+sEo
発酵蔵の試作品が時々出てくるレストラン
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/06(土) 00:44:30.94 ID:eBeNPIn00
養殖施設
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/06(土) 00:48:03.53 ID:VkJDq1zHO
毛皮の加工場
87 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/06(土) 21:06:45.12 ID:SaH8Bo/do
設計者「結果が出るまでは、引き続き生活基盤の安定化に力を入れよう」
養殖者「鮭もどきが水槽の中で元気に泳いでいるぞ」
設計者「産卵はした?」
養殖者「いや。人工孵化に挑戦するしかないな」
養殖者「なあ、もっと水槽を増やせなかったのか? これじゃ大した数は飼育できないぞ」
設計者「今の設備でこれ以上広くするのは簡単じゃないよ」
開拓団職人「毛皮の加工場を作ってもらった。今後はここで毛皮を買い取ろう」
ハンター「ちょうどいい。毛皮が余ってたんだ」
開拓団職人「近いうちにコートの販売を始める。どうぞよろしく」
設計者「毛皮の買い取りと毛皮の防寒具の普及で、狩りに行く人の数が増えた」
88 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/06(土) 21:10:22.76 ID:SaH8Bo/do
●開拓地
・養殖棟……捕獲した魚を温かな部屋の水槽で飼育している。養殖場としては手狭で養殖の役目は果たせていない。
・毛皮加工場……ハンターの狩ってきた動物の毛皮を防寒具や家具に加工する。
・お試しレストラン……普通の料理の他にお試し料理が出てくる。どんな味かは食べてみるまで分からない。
●ステータス
第一次産業Lv.5
第二次産業Lv.3
第三次産業Lv.1
開拓団スタッフ「レストランChief Luisへようこそお越しくださいました」
労働者「店名が地衣類」
開拓団スタッフ「コケティッシュな創作料理をお楽しみください」
開拓団スタッフ「本日はこけら落としを記念した特別コースをご提供しております」
労働者「コケコケうるさいな……特別コースってどんなの?」
開拓団スタッフ「前菜の乳酸発酵コケサラダでございます」
労働者「うぉえっ!! 酸っぱい分、普通の地衣類サラダより不味い!」
開拓団スタッフ「お口直しに赤ワインをどうぞ」
労働者「ああ、ありがとう……ブフォッ!! 何か入ってるぞ……」
開拓団スタッフ「ブドウの絞り汁にみじん切りにした地衣類を入れ一晩漬け込む、独自の製法でございます」
労働者「アルコール発酵すらしてねぇのかよ!」
開拓団スタッフ「大変失礼いたしました! メインディッシュのトナカイチーズ、一口だけでも召し上がっていただければ……!」
労働者「本当に一口分しかねぇ!」
開拓団スタッフ「一日に作れる量がごく少量でございまして……」
設計者「いつか美味しい創作料理が出てくるといいな……」
89 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/06(土) 21:15:44.39 ID:SaH8Bo/do
開拓団教師「今回は採掘と製錬の教本でいいですか?」
設計者「えっ、もう決まってるの」
開拓団教師「前もって準備した方がいいと思いまして。それでは私は教室に」
設計者「待つんだ、勝手に話を進めないで」
安価↓1、2 労働者に学ばせるテーマ
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/06(土) 21:26:23.43 ID:FreM9Q5Po
防寒ファッション
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/06(土) 21:42:46.49 ID:eBeNPIn00
では採掘と製錬(どっちかだけなら前者で)
92 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/06(土) 22:22:44.05 ID:SaH8Bo/do
設計者「分かったよ、労働者に採掘の専門知識を教えていいよ」
開拓団教師「はい。それでは行ってきます」
設計者「待った。製錬の教本は置いていくんだ」
設計者「今回はこのファッションの本を使ってほしい」
設計者「見つかる地下資源が金属資源とは限らないからね」
設計者「確実に、この土地ならではの産業を生み出していくよ」
●住民
・ファッションデザイナー……防寒具にデザイン性をプラスする。
・鉱山労働者……掘る。
労働者男「おっ、それ今売り出し中の細見え毛皮コーデってやつ?」
ハンター女「便利よ。どこかに引っかかったりしにくいし。あなたのその靴もかっこいいね」
労働者男「これの良さが分かるか。オオカミの脚がモデルでさ。ワイルドだろ?」
鉱山労働者「掘る」
設計者「とりあえず調査結果を待とうか」
鉱山労働者「早く掘りたい」
鉱山労働者「ここ掘る」
設計者「ど、道路を掘らないで! 川の氷を掘ってきてよ」
鉱山労働者「川、掘る」
設計者「掘りすぎて落ちないようにね」
93 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/06(土) 22:27:24.53 ID:SaH8Bo/do
地質学者「ちょっと、このサンプル間違ってない!?」
地質調査技師「はぁ!? この分析結果間違ってるだろ!?」
地質調査技師「申し訳ないな……どうやら調査サンプルに別のサンプルが大量に混ざってしまったようだ」
設計者「しっかりしてもらわないと困るよ。開拓の時間は有限なんだから」
地質調査技師「どこで混入したんだろうなぁ……俺にも、分析を頼んだ地質学者にも、心当たりが全くない」
設計者「……一応、その間違った分析結果見せてよ」
94 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/06(土) 22:38:26.30 ID:SaH8Bo/do
・主要地下資源……石炭(超大量)・石油(超大量)・リン(超大量)
鉄(大量)・鉛(大量)・錫(大量)・亜鉛(大量)・コバルト(大量)・ニッケル(大量)・アルミニウム(大量)・タングステン(大量)
金(中量)・銀(中量)・銅(中量)・プラチナ(中量)・水銀(中量)・エメラルド(中量)・トパーズ(中量)
ダイヤモンド(少量)・ウラン(少量)
設計者「ありえない、この報告書は間違っている!」
地質調査技師「だよな。パッと思いつく限りで、載ってない金属資源はリチウムくらいか?」
設計者「他のサンプルが混ざったという見立ては正しいと思う」
地質調査技師「でもさっきな、念のためもう一度いくつかサンプルを取ってみたんだ。ほれ」
設計者「……サンプルのこの辺り、金色に光ってない?」
地質調査技師「ここの色違う部分が分かるか? ダイヤモンドの原石だ」
設計者「つまり分析結果は本物ってことかい?」
地質調査技師「ははは。そんな馬鹿な」
95 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/06(土) 22:42:43.74 ID:SaH8Bo/do
設計者「だったら、正しい地下資源はこうだね?」
・主要地下資源……金(極微量)・ダイヤモンド(極微量)
設計者「まあ、これでも掘る価値はあるかもしれないな」
地質調査技師「極微量かどうかは分からないが、こちらのほうが現実的だ」
地質調査技師「ああ、一つ注意がある」
地質調査技師「一つの鉱山で地下資源が全部採れるわけじゃないからな」
地質調査技師「金鉱山の副産物で銀が採れたり、銅と一緒に錫やニッケルが採れることもあるが、絶対に出るとは限らない」
設計者「なるほど。ターゲットを絞って採掘する必要があるんだね?」
地質調査技師「でないと採算が取れないからな」
地質調査技師「じゃあな、俺はこのサンプルをまた届けてくる」
設計者「今度は他のサンプルが混入しないように気を付けてよ」
96 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/06(土) 22:45:10.28 ID:SaH8Bo/do
設計者「ふう、焦った」
秘書「これは……あり得ない調査結果ですね」
設計者「秘書もそう思うよね」
鉱山労働者「おーい。さっき見つけた崖を掘ってみたら、銅鉱石があったぞ」
設計者「勝手に掘らないでよ」
安価↓1 秘書への依頼
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/06(土) 23:23:30.31 ID:1pKsd7QXO
製錬について資源メジャーの力を借りさせてもらう
98 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/06(土) 23:40:20.17 ID:SaH8Bo/do
設計者「秘書。資源の採掘、製錬に強い世界的企業の協力が得たい」
秘書「……!? つまり設計者様はこの報告書を信じたのですか?」
設計者「流石にあの報告書は盛りすぎだ」
設計者「でも、少なくとも開拓地の近くに、石油、金、ダイヤモンドがあることは分かった」
設計者「そして、地下資源があるのはこの辺りだけじゃない」
設計者「これほど広大で誰も手を付けていない土地に、地下資源が少ないわけがないじゃないか」
秘書「そうですね……。わたくしの考えが至りませんでした」
秘書「確認ですが、力を借りるのは世界的企業でよろしいのですね?」
設計者「うん。正確には製錬、精製の設備だけ使わせてもらう。採掘権は譲らない」
秘書「それならば、王国もしくは鉱山の町に依頼してはいかがでしょうか」
設計者「普通はそう考えるね」
99 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/06(土) 23:55:30.45 ID:SaH8Bo/do
設計者「秘書。今回の開拓で、物資と人員はどこが提供してる?」
秘書「物資は設計者様のパトロンから。開拓団は募集に応じて集まった方々で構成されております」
設計者「そう。王国から助けてもらったのは、使者さんからご好意でいただいた開拓候補地のリストだけ」
秘書「お言葉ですが、開拓の権利も王からいただいたものではありませんか?」
設計者「おっと、秘書はもしかして僕が地下資源を独り占めしようとしてると思ったのかい?」
秘書「違いますか?」
設計者「いやあ、ただね……今はあまり王様や市長の力を借りない方が都合がいいと思っただけだよ」
秘書「今朝がた読んでいた新聞に関係がありますか?」
設計者「秘書は鋭いな」
設計者「気にしないで、とにかく秘書は企業に話を持っていけばいいんだよ」
秘書「承りました。理由は、いずれ分かることですね」
100 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/06(土) 23:56:04.30 ID:SaH8Bo/do
設計者「栽培棟に来てくれと言われたけど……」
開拓団農家「おお、設計者さん、待ってたぞ」
設計者「こ、これは……ほとんどの植物が枯れている!」
開拓団農家「水やりが少なかったか、中の気温も低すぎたか、」
開拓団農家「開拓中にだけ使う特別な肥料の影響で、無理をさせてしまったか……」
設計者「おや、生き残っている植木鉢もあるじゃないか」
生き残ったのは
1.ベリー類
2.穀物類
3.野菜類
↓1選択
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/06(土) 23:59:15.10 ID:MiBynPDyo
2
102 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/07(日) 00:19:15.35 ID:XYo/Mc2to
開拓団農家「それはヒエとライ麦だ」
設計者「穀物が生き残ったか」
開拓団農家「はじめは慣れないかもしれないが、小麦や米の代わりが務まる大事な作物だ」
設計者「もっと暖かくすれば育てられる農作物も増えるかもしれない」
設計者「水不足の問題は開拓地のランクが上がればいずれ解決する、かな……?」
●開拓地
・栽培棟……ヒエとライ麦を栽培している。中は常に0℃を下回らない。
●その他
・農業と鉱業が可能になった。
4週目結果
称号:試行錯誤の食卓 → 毛皮を着こなす村
〜住民の声〜
デザイナー「ウサギの毛皮は他の町でも売れそうね」
開拓団製錬工員「俺の出番だな……。えっ、町で製錬はしないって?」
〜来訪者の声〜
先住民「季節外れの洪水の兆候。気を付けて」
103 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/07(日) 00:22:45.44 ID:XYo/Mc2to
5週目
称号:毛皮を着こなす村
ランク:田舎町
●開拓地
・凍原……常に氷点下を下回る荒原で、降雪が少ない。夏になると地衣類が一斉に芽吹く。
・凍川……一年の半分は凍り付いている。
・カヌー庫……川の水が解けている時期に、カヌーを用いて水運を行う。
・ハナゴケ栽培地……町になる予定の区域に緑を増やす。
・トナカイ放牧地……町の外側でトナカイを放牧する。
・栽培棟……ヒエとライ麦を栽培している。中は常に0℃を下回らない。
・発酵蔵……室内を温めて、発酵食品の製造を試している。
・養殖棟……捕獲した魚を温かな部屋の水槽で飼育している。養殖場としては手狭で養殖の役目は果たせていない。
・太陽炉……太陽光を集めて中心に置いたものを加熱する装置。高さは2mほど。
・ソリ工場……他の地域から持ってきた木材などを材料にソリの製造・修理を担う。
・犬飼育場……そり犬たちが風をしのげる建物。
・毛皮加工場……ハンターの狩ってきた動物の毛皮を防寒具や家具に加工する。
・お試しレストラン……普通の料理の他にお試し料理が出てくる。どんな味かは食べてみるまで分からない。
●住民
・開拓団……農業、工業、建築、医療、教育など、様々な分野に長けた団員がいる。
・ツンドラ労働者……凍原で生き残る術を持ち、熱心に働く。
・土木作業員……大規模建築や道路、橋などの大がかりな工事現場で働く。
・釣り人……川の魚を釣る。凍った川には穴を空けて魚を釣る。
・地衣類研究家……凍原の地衣類を何かに使えないか調べている。
・ハンター……野生動物を狩る専門職。狩りすぎ注意。
・養殖者……一般的な魚介類の養殖の知識を持つ。
・鉱山労働者……掘る。
・ファッションデザイナー……防寒具にデザイン性をプラスする。
●その他
・石炭を使う暖炉が普及している。
●ステータス
第一次産業Lv.5
第二次産業Lv.3
第三次産業Lv.1
労働者「し、死ぬかと思った……」ガタガタ
設計者「犬ぞりが川に落ちたって!? 犬は無事か!?」
労働者「俺の心配は……?」
開拓団医者「皆、現在のところ命に別条はありません」
設計者「良かった……。でも犬が風邪をひかないか心配だ」
労働者「俺は……?」
104 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/07(日) 00:40:47.21 ID:XYo/Mc2to
養殖者「明らかに川の氷が薄くなってるぞ」
開拓団飼育員「しばらく犬ぞりは出せないね」
設計者「恐れていたことが現実になった」
設計者「でもこれから冷えてくる時期なのにどうして?」
鉱山労働者「地質調査技師さんが機材を持ってこれない……」
ハンター「皆、大変だ! 今すぐここから離れろ!」
釣り人「川が増水してる! 割れた氷ごとあふれ出てくるぞ!」
設計者「なんだって!?」
翌日。
労働者「建物が水浸し……」
養殖者A「水槽から魚が逃げた……!」
養殖者B「その辺の水たまりに鮭もどきが残されてるから放り込んどけ」
開拓団農家「栽培棟もやられた……」
研究家「町にハナゴケを植えなおさなければ……」
設計者「急いで復旧工事だ。幸い、流された建物はほとんどなかった。人も犬も無事だし、被害は少ないよ」
土木作業員「ミステリーだな。凍った川でなぜ洪水が?」
設計者「上流の川の水が融けたんだよ。すると水量が一時的に増えて、氷の下からあふれ出すんだ」
設計者「春の洪水。山の麓の町ではよくあることだよ」
土木作業員「頭いいなー。ミステリー解決だ」
設計者「今は春じゃないというミステリーは残っているけどね」
105 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/07(日) 00:43:12.41 ID:XYo/Mc2to
昔、とある土地での開拓中の出来事。
気候学者「か、乾季の最中に豪雨が降るなんて。こんなことあり得ない!」
開拓者「ほう、久しぶりに見たな」
気候学者「開拓者さん、何か知っているんですか?」
開拓者「これは俺が王国に雇われる前、流浪の開拓団にいた頃の話なんだが」
開拓者「俺たちの開拓は、半年以内の短期間で行われていた」
開拓者「あまり時間をかけすぎると、作った町がどこかの連中に乗っ取られてしまうからな」
開拓者「しかし世界には、季節によって全く姿を変えてしまう土地がある……」
気候学者「それではせっかく出来た町が季節の変化で水没することも起こり得ますね」
開拓者「ああ」
開拓者「だがそういう土地では、不思議なことに、開拓中に他の季節に変化することが稀に起こる」
開拓者「俺たちはその現象を『自然の悪戯』と呼んでいた」
開拓者「他の季節の様子が知れて開拓の役には立つのだが……急な現象だから、起こるたびに軽くパニックに陥っていたな」
106 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2020/06/07(日) 00:45:53.77 ID:XYo/Mc2to
設計者「凍った川が融けて、カヌー水運の準備が始まった」
設計者「犬ぞりはしばらくお休みだ」
設計者「先住民の話によると、通常この時期に洪水は起きないし、本来ならこの開拓地の建物が沈むほど水量は増加しないらしい」
安価↓1、2、3 施設を作ります(用地・店舗・公共施設ほか)
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/07(日) 00:56:35.72 ID:epFjlQQiO
水路とかあったほうがいいのかな
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/07(日) 00:58:51.69 ID:znFTmPRto
冬季と夏季に対応させた養殖場
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/07(日) 00:59:23.39 ID:yjc3MOvdo
堤防ほしいな
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/06/07(日) 01:01:01.46 ID:AdMeTeP+o
太陽炉大きくすればそれで温水を作って利用できたりするかしら
111 :
◆CpUz7d.S3o
[sage saga]:2020/06/07(日) 01:13:39.95 ID:XYo/Mc2to
水路・養殖場・堤防で確定して今夜はここまで
太陽炉に限らずなんでも大きくして質を向上させられます
異様に充実した地下資源は
>>17
の時点で決まっていました
道路かそれに類するものが出来た後に安価で地下を調査すると開示される設定でした
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