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魔竜「ふふ…異世界転生やるぞ…」
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1 :
初投稿
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:05:08.30 ID:hD/GGSQw0
初投稿につき色々ミスってたらスマソ
では、
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1590577508
2 :
初投稿
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:08:22.48 ID:hD/GGSQw0
ちかどうくつ
魔竜「異世界から来たというやたら強い人間の話を聞いて、それから多分一ヶ月が経過したが…」
魔竜「やっと術式完成…!」
魔竜「人間変化…異世界観測魔法…能力維持術式に異世界転移術式…!」
魔竜「ふふ…!楽しみすぎて、寿命の8734万分の1も使ってしまった…!」
魔竜「魔竜ちゃん…おちゃめ…!」
魔竜「んぇ…?5432万分の1だったか…?」
魔竜「…どうでもいいや…!長生きなのは変わらないだろうし…!」
魔竜「喜びの咆哮…やる…っ!」
\ギャオーン/
地上 グラグラッ…
村人「ひえーっ!?なにごとだーっ!?」
3 :
初投稿
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:09:14.54 ID:hD/GGSQw0
魔竜「ふふ…浮かぶ…目に浮かぶ…!人間達の泣き喚く姿…!」
魔竜「我に恐れ慄き、怒り狂う姿…!」
魔竜「考えただけで…んっ…達する…!」
魔竜「あっ…ふうっ…うぁっ…」ビクビクッ
魔竜「………ッ!」グッ
魔竜「くふふ…っ!魔力全開……!」
魔竜「なのはいいけど…」
魔竜「今のは…魔竜ちゃん……あうと…///」
魔竜「………………………」
魔竜「………っ」キョロキョロ
魔竜「…………今の誰も見てないよね…?」
魔竜「……っ」キョロキョロキョロキョロ
魔竜「……………見てない……よね……?」
魔竜「…………………………」
魔竜「…///」ボンッ
地上 ベキバキボキッ
村人「ひえーっ!地下が割れただーっ!!」
4 :
初投稿
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:10:12.64 ID:hD/GGSQw0
魔竜「ではさっそく…人間変異魔法機動!」
ピカーン ゴゴゴ
少女「よし…っ」
少女「………小さい!」
少女「魔竜ちゃん…実年齢若すぎた…」
少女「………調整…!」
……
男「よし…っ!会心の出来…!」
男「中年男性…!ちょっと太り気味…!」
男「中年男性が目的地で強いのはリサーチ済み…!」
男『おい!!俺はコロナだぞ!』
男「思い出すだけで…ちびる…」ブルブル
男「でも、見知らぬ場所で強者になるのは当然の事…!」
男「これすなわち不戦勝…っ!」
男「…………………」
男「…もうちょっと可愛くしようかな…っ」
地上 ピカーン ゴゴゴ
村人「ひえーっ!丸顔デブのおっさんになっただー!」
5 :
◆X0lVDgvcQ2
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:12:12.59 ID:hD/GGSQw0
魔竜少女「次は異世界観測魔法…!」
魔竜少女「行きたい場所が出るまで、ひたすら術式を使う…過酷な作業…!」
魔竜少女「ただ…世界自体は確定済み…!」
魔竜少女「あとは場所…座標だけ…!」
魔竜少女「魔竜ちゃん…あたまがいい…!」
…
ズゴゴ…
魔竜少女「………ここは…べでるぎるす…ダメ……」
ズゴゴ…
魔竜少女「…ここは………うちゅう……ダメ…」
ズゴゴ…
魔竜少女「………ここは……地球!……地殻…ダメ…」
ズゴゴ…
魔竜少女「ここは…火星都市……ダメ…」ウツラウツラ
ズゴゴ…
魔竜少女「………地球…さいたま新都心…ダメ…」ウツラウツラ
ズゴゴ…
魔竜少女「…たいようけいがい…」ウツラウツラ
魔竜少女「つかれた……」
魔竜少女「次で最後にしよう……」
ズゴゴ…
魔竜少女「………………………」
魔竜少女「…!きたっ!きたきたきた!!魔竜ちゃん…きた…!」ピョンピョン
地上 ズゴゴ…
村人「ひえーっ!!頭の中に変な曲が流れてるだーっ!」コンギョ
6 :
◆X0lVDgvcQ2
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:13:08.64 ID:hD/GGSQw0
魔竜少女「ふふふ…!そろそろ終わり…!」
魔竜少女「能力維持…!魔法を向こうでも使う為の技術…!」
魔竜少女「これがあれば…!向こうの世界でも自由自在に地面にお絵描きが出来る…!」
魔竜少女「魔竜ちゃん…美術家…!!」
魔竜少女「さて…!いくぞ…!」
ピカーン
魔竜少女「あれ…?成功したのか…?」
魔竜少女「………多分成功…!!」
地上 ピカーン
村人「うわーっ!?いきなり髪がふさふさになっただーっ!?」
村人「あと農業が上手くなった気がするだーッ!?」
7 :
◆X0lVDgvcQ2
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:20:17.11 ID:hD/GGSQw0
魔竜少女「くふふ…!」
魔竜少女「ついに…!ついに…!異世界転移…!」
魔竜少女「プロセス的には一度死ぬこの術式は、その在り方故に異世界転生などと呼ばれている…!」
魔竜少女「とらっく…?なんかに轢かれると出来る術式とも言われてるらしいが…!」
魔竜少女「魔竜ちゃんクラスになると…!とらっくすら必要無い…!」
魔竜少女「魔竜ちゃん…!天下無双…!」
魔竜少女「では起動……!!!」
ズババ…ッ ビシュッ
地上 村 ビシュッ
村人「うわーっ!???????」ビシュッ
8 :
◆X0lVDgvcQ2
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:21:14.90 ID:hD/GGSQw0
日本 さいたま新都心 駅構内
魔竜少女「到着したみたい…!」
ザワザワ…アノコドコカラデテキタノ…!?ザワザワ…
ツノチッチャイ…
インスタニアゲナキャ…
魔竜少女「くふふ…!やはり恐れは隠せないみたい…!」
魔竜少女「愚かな種族…可哀想…!」
魔竜少女「魔竜ちゃん…慈悲深い…」
デュフフ…カワイイデュス…
魔竜少女「っ!?」ゾクゾクッ
魔竜少女(なんだ今のは…!?侮れないな…人間め…!)
魔竜少女「早く移動しよ…っ」ピコピコ
ア、アノコトンデル…ッ
カワイー!
ハゲ爺「……」ドンッ
魔竜少女「あうっ!」バタッ
ハゲ爺「…………」スタスタ
魔竜少女「く………!ごめんなさいっ…」
…
魔竜少女「目的地…到着…!」ストッ
魔竜少女「人が結構居てここまで来るだけで疲弊…」
魔竜少女「ぶつかって沢山謝った…!」
魔竜少女「魔竜ちゃん…礼儀正しい竜族…っ」
魔竜少女「そしてここは…!」
魔竜少女「こんびに…っ!」
9 :
◆X0lVDgvcQ2
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:22:23.73 ID:hD/GGSQw0
ギャル「いらっしゃーせー」
魔竜少女「たのもーっ!!!」
ギャル「」
ギャル(な、なんだあれ…迷子…?なんでコスプレしてるんだ…?)
ギャル(けどかわいいな…!ハーフかな?)
魔竜少女「……」ジッ
魔竜少女(あの人間が店員…っ。中々強そう…!魔竜ちゃん…見てもビビらない…!)
ギャル(目は赤いのか…!綺麗だな…)
魔竜少女「……」ピコピコ
ギャル「!」
ギャル(とんでる…!)
ギャル(ちっちゃいはねピコピコ動かして飛んでる…!)
ギャル(どういう理屈かは知らんけど…!)
ギャル(めっちゃかわいいな!)
10 :
◆X0lVDgvcQ2
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:23:27.03 ID:hD/GGSQw0
魔竜少女「店主!!!」ストッ
ギャル(地面に降りた…!)
ギャル「はいっ!」ピシ
魔竜少女「この店にあるもの、あそこからあそこまで全部買う!!!」
ギャル「えっマジ?」
魔竜少女「……まじだ!!」メラメラ
ギャル(…おままごとか。客も居ないし…付き合ってやろ…!)
ギャル「…じゃあ先払いで!」
魔竜少女「これで払う!」ドンッ
魔竜少女(ふふふ…!これは魔竜ちゃんが死ぬ思いで探しだした魔石…!)
魔竜少女(向こうの価値で言えば国一つは買えるくらいに換金出来る…っ)
魔竜少女(つまり!…こんびにで使えば、おかしぱんにおむすびやおかしが買い放題…!)
魔竜少女(魔竜ちゃん…お金持ち…!)
ギャル(…?なにこれ、綺麗なうんこ…?)
ギャル(おもちゃだな)
ギャル「あー、お嬢さん?ごめんなさいねーこれはー」
魔竜少女「お嬢さんじゃない!魔竜ちゃんだ!」フンス
ギャル(胸張るまりゅーちゃん?すっごいキュートだ…!)
ギャル「じゃあ、まりゅーちゃん。これ、このお店じゃ使えないの」
魔竜少女「……えっ」
ギャル「ごめんね。換金してきたら、また相手してやるからさ」
魔竜少女「な……!」プルプル
魔竜少女(くそっ…!用意するべきはこの国の通貨だったかっ…!!)
魔竜少女「魔竜ちゃん……致命的ドジ……」ガクッ
ギャル(ドジっ子…!)
魔竜少女「………っ!」
魔竜少女「また来るからな…っ!!覚悟しろ人間…!」
ギャル「はーい?」
11 :
◆X0lVDgvcQ2
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:24:18.21 ID:hD/GGSQw0
路地裏
ピコピコ
ピコピコ
ヘタァ
魔竜少女「…はぁ…はぁ……道具屋が無いぃ…」
魔竜少女(くそう…!道具屋なんて何処の村にもあると思ったのに……!)
魔竜少女(さいたまには無いのかっ…!)
魔竜少女「人も多すぎて…限界魔竜ちゃん……」
魔竜少女(人が少ないところになんとか逃げたけど…)
魔竜少女(術式を使う体力も使い果たした…!)
魔竜少女「でもこのままじゃ…お金が手にはいらない…っ!」
ピギャーン
魔竜少女「うわっ!?」
魔竜少女「な、なんだ今のは…」
おじさん「……お金が欲しいのかい…?」ヌッ
魔竜少女「うわぁ!?今度は何奴!!」
おじさん「…お金が欲しいのかい…?」ニタァ
魔竜少女「うっ………!」
魔竜少女(こいつ…やばい…!凄い力を放っている…!)ブルブル
魔竜少女(やはり中年男性…強いのか…っ!)
おじさん「…おじさんに着いてきたら、お金をあげよう……!」
魔竜少女「なっ…!?」
魔竜少女(な、なんだと…!)
おじさん「デュフフフ…」ノッシノッシ
魔竜少女(お、お金をくれる…!)
魔竜少女(こいつ…!『力がほしいか』系の良い奴なのか…!?)
魔竜少女(あるいは、魔竜ちゃんの正体を見抜いて…!)
おじさん「…………」ノッシノッシ
魔竜少女「あっ…」
魔竜少女「待て!!行く!!!」
12 :
◆X0lVDgvcQ2
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:25:37.06 ID:hD/GGSQw0
おじさんの家
魔竜少女「………ここは…!」
魔竜少女(…ピンク色の部屋…?)
魔竜少女(かわいいけど…臭いな…っ)
おじさん「デュフフフ……!来たね…」ヌチォッ
おじさん「じゃあさっそく、ご奉仕してもらおうかな…!」
魔竜少女「な…っ!着いてきたらお金くれるって!!」
おじさん「まだ"その領域"には辿り着いてないよねぇ…」ヌチォッ…
魔竜少女「くっ…!そういう事か…っ!」
幼女「サンタさんこの娘だれー?」
魔竜少女「…!?」
魔竜少女(何故こんな場所に幼子が…!)
魔竜少女(ま、まさかこのおじさんっ、この世界における"種付けおじさん"の一族なのか…!)
魔竜少女(魔竜ちゃん………敗北させられる…っ!!!)ガクブル
魔竜少女(わからせられちゃうっ…!!)ブルブル
おじさん「デュフフフ……!幼女ちゃん…!」
おじさん「この子は、幼女ちゃんの友達になってくれる娘だよ…っ!」
魔竜少女「えっ…!?」
幼女「本当に!?ありがとうサンタさん…っ!!」
おじさん「プレゼント…一日限定なのが…」
お父さん「少し…心残りだな……」スウ…
魔竜少女「!?」
幼女「サンタさん!サンタさーん!!」ポロポロ
魔竜少女「!?!?!?!?」
13 :
◆X0lVDgvcQ2
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:27:04.83 ID:hD/GGSQw0
魔竜少女「ついていけない…」
幼女「そりゃ死んじゃったもの。ついていけないわよ」
幼女「死人はいつでも勝手に逝くから…」
魔竜少女「それでいいんだ…」
魔竜少女「というか、あの人種付けおじさんじゃなかったの…?」
幼女「種付けおじさん…?」
魔竜少女「ヤバい漫画によく出てくる人で…。えと、おかし、してくるらしい。エロ同人みたいに……」
幼女「エロ同人舐めとんちゃうぞこら」
魔竜少女「はうあっ…!?」ズキッ
幼女「あと、サンタさんバカにしとんちゃうぞ、おうませがき」
魔竜少女「くうっ…!」ズキズキッ
魔竜少女「サンタさんって…。あれお父さんじゃないの…?」ブルブル
幼女「ああんっ!?私の親父があんな訳ないやろがー!!!」ガタンッ
魔竜少女「ひいっ!!」ビクッ
魔竜少女(わ、訳がわからない上に怒鳴られて…!)
魔竜少女(まるで悪い契約書を書かされるみたいな…)
魔竜少女(!悪い契約をされるのか…!)
魔竜少女「も、もう逃げる…!!!」
魔竜少女(魔竜ちゃん………、人間界…舐めてた…!!!)
幼女「逃げとんちゃうぞコラー!!」
魔竜少女「うー!!」ダダッ
幼女「あっ、いや本当に待って…!」
ピギャーン
魔竜少女「はぁ…はぁ…」タッタッタ…
魔竜少女「うぅ…っ!」バタッ
魔竜少女「………………」
ギャル「…………あれ?昼間の…」
ギャル「……ボロボロじゃん…!」
14 :
◆X0lVDgvcQ2
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:28:07.85 ID:hD/GGSQw0
朝
魔竜少女「うっ……逃げられない………」
魔竜少女「……んが」パチ
魔竜少女「…ここどこ………」
ギャル「ん、起きた?」
魔竜少女「き、昨日の人間…っ!」
ギャル「人間って…」
ギャル「まいいや、はい。卵焼きに味噌汁、白米」コトッ
魔竜少女「いきなり何を…!」
魔竜少女「ってこれは…!?!?」
魔竜少女(めっちゃいい匂い…!絶対美味しい…!!」
ギャル「あはは、そりゃよかった」
魔竜少女「……………」モジモジ
魔竜少女「………」ジロッ
ギャル「あれ、食べないの?」
魔竜少女「た、食べていいのか!?!?」キラキラ
ギャル「その為に作ったんだし。ほら食べなよ」
魔竜少女「ありがと人間!恩に着る!!」モグッ
魔竜少女「う………!うまい……!!」
ギャル「そ?なら良かった」
魔竜少女「……………うぅ……」ポロッ
ギャル「は??な、なんで泣くんだし…」オロオロ
魔竜少女「ご、ごめっ…んぐぐ」ポロポロ
ギャル「わっ、落ち着いて話して」ナデナデ
魔竜少女「んっ……!」ポロポロ
魔竜少女「その………」ポロポロ
魔竜少女「ごはん、おいしくて…!」ポロポロ
ギャル「えっ」
魔竜少女「わらひっ、本当は美味しいものをお腹いっぱい食べたかっただけなのに…!」ポロポロ
魔竜少女「なんか大変な事になっちゃって…!」ポロポロ
ギャル「うんうん…」ナデナデ
魔竜少女「でもやっと食べれたら……!」ポロポロ
魔竜少女「なんか…勝手に…!」ポロポロ
ギャル「……うんっ………!」
15 :
◆X0lVDgvcQ2
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:29:06.33 ID:hD/GGSQw0
魔竜少女「…………むすーっ!」
ギャル「なんでそんな顔してんのさ…」
魔竜少女(くそ…っ!気高い竜の一族とあろうものが…!)
魔竜少女(人間如きに餌付けされた挙げ句に、お世話までされてしまった…!)
魔竜少女「魔竜ちゃん…不覚…!」
ギャル「不覚って…」
ギャル「あたしさ、もう学校行くけど…」
ギャル「本当に一人で帰れるのね?」
魔竜少女「か、帰れるわい!」ズムッ
ギャル「…ふふ、そっか」
ギャル「また来てもいいからねー」ナデナデ
魔竜少女「………………」
魔竜少女「お、おい!」ジロッ
ギャル「…ん?」
魔竜少女「何故助けた…!」
ギャル「んー、言わなきゃ駄目?」
魔竜少女「言え!魔竜の一族は、助けられたらしっかり感謝する決まりがあるのだっ!」フンス
ギャル「そっか…言わなきゃ駄目か…」ニコニコ
魔竜少女「そうだ!言うのだ!」フンス
ギャル「……小さい頃、一人ぼっちだった時に会ったお友達に似てたからかな!」
魔竜少女「えっ……!」
ギャル「あーもう、なんか恥ずかしくなってきたしっ///」
ギャル「じゃあね!少女!コンビニ食ばっか食べるんじゃないぞ!!」タッタッタ
魔竜少女「あ……!おいっ…!」
魔竜少女「………行ってしまった…」
16 :
◆X0lVDgvcQ2
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:30:11.88 ID:hD/GGSQw0
ちかどうくつ
魔竜「………」ゴロゴロ
魔竜(……あいつ、怒鳴ってきたから逃げちゃったけど…)
魔竜(よくよく考えたら、折角友達が出来たのに逃げられちゃったんだよな…)
魔竜(………それから、一人ぼっち……)
魔竜(……魔竜ちゃんと…同じ………)
魔竜(………)
魔竜「…よし!」
…シュバッ
17 :
◆X0lVDgvcQ2
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:37:32.39 ID:hD/GGSQw0
キーンコーンカーンコーン
ギャル「ふぅ……疲れたー…」
女友A「それなー」
女友B「てか、なんか遊び行きたくなってきたわー」
女友A「これからいかね?」
ギャル「…………」
男友A「いいNE!!!」
男友B「あーでもギャルちゃんはバイトだもんなァー」
ギャル「あ…明日ならいけるけど、どう?」
男友A「俺、明日は無理かなー!!週末だし!」
女友C「あたしも。家族旅行なんだよねー。マジ、行かないと親父がうるさくてさー」
ギャル「え?…………家族旅行……」
ギャル「そっか…じゃあ、また!」
男友B「おう、またなー!」
女友A「んー!」
マジカンジワルイヨナ
サソッテモコネェシ…
ヨユウブッテンデショー
アハハハハ
ギャル「………………」スタスタ
ギャル「……今日も学費稼ぐかなーっ!」
ハゲ爺「……」ドンッ
ギャル「いって!」
ハゲ爺「おお、これはすみません…」
ギャル「ああ、はい、こちらこそ…」
ハゲ爺「…!!???」ズイッ
ギャル「え、なに?なんですか…?」
ハゲ爺「この指輪の宝石……!ワシに鑑定させてくれないか…!!」
ギャル「え…?なにこの黒い指輪…いつの間に…」
ハゲ爺「鑑定させてくれないか…!!!」ガシッ
ギャル「あ、はい、いいっスけど…」
18 :
◆X0lVDgvcQ2
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:39:32.61 ID:hD/GGSQw0
ギャル「くっそ疲れた……まさかあの石がそんなに凄かったなんて…」トボトボ
ギャル「…バイト、サボっちゃったなぁ…。…解雇されるかも…」
ギャル「………」スマホイジリー
〈世界を変える新エネルギー体!発見者は埼玉県女子高生!〉
ギャル「はぁ……特定されんじゃね…?これ…?」
ギャル「まじ無理……」ガチャッ
魔竜少女「………おかえりなさいっ」
ギャル「あれ、来たんだ」
魔竜少女「……………あの時、一人ぼっちにしちゃったから…」
ギャル「え?」
魔竜少女「な、なんでもないっ!」
魔竜少女「魔竜は誇り高い…!だから人一人の願いくらい叶えられる…っ」フンス
ギャル「あはは、なにそれ?」
魔竜少女「……お姉さんが望むならっ!魔竜ちゃん…友達にもなるし家族にもなる…!」
魔竜少女「どうせお姉さんが死ぬまでに、寿命の…9275分の1くらいしか使わないし…っ!」
ギャル「………っ」
ギャル「…ごめん、私、貴女を養えるだけのお金は無…」
魔竜少女「お金ならある!ほらこれ!」
ギャル「この石…!新エネルギーの…!」
魔竜少女「………お姉さんは寂しそうだ…」
魔竜少女「だから魔竜ちゃんが眷属にしてやる…!」
ギャル「…………」
ギャル「…ふふ、そっか……!」
ギャル「………っ」ガバッ
魔竜少女「うわぁっ!抱きつくな!」
ギャル「…ありがとうね、魔竜ちゃん…」
魔竜「ふんっ!感謝するがいい…!…と言いたいところだけど…」
魔竜少女「………魔竜ちゃん、えらいから………」
魔竜少女「……今だけ、異世界で生きてあげる……」ギュッ
19 :
◆X0lVDgvcQ2
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:40:40.74 ID:hD/GGSQw0
ギャル「さっきはあんな事言ってたけどさ」モグモグ
魔竜少女「うんっ…」モグモグ
ギャル「ご飯食べたいだけだよね」モグモグ
魔竜少女「………………うるさい!」
魔竜少女「てれびでも見てろ!!」ポチッ
ギャル「あはは、かわいいな、このこの」ナデナデ
魔竜少女「うわ!撫でるな!」
アハハ コラー
TV〈先日、北○鮮にて死亡していたと思われていた金○恩委員長が天から舞い降りました
TV〈これにより、公式でテレポート能力を否定していた北朝○の専門家は意見を変えるなど、動きが見られたようです
TV〈また、現在では動きがわからなくなる前とはうって変わって、国民と共に農業に励む姿が確認されています……
村人「突然移動したと思ったら、国の長になっただーっ!?!?」
20 :
◆X0lVDgvcQ2
[sage saga]:2020/05/27(水) 20:41:56.24 ID:hD/GGSQw0
これにておしまい
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/27(水) 22:13:26.15 ID:EQE31fh7o
おつー
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2020/05/28(木) 01:04:14.13 ID:qIwvOHTh0
微妙に頭に入らない話だ…
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/28(木) 08:29:20.26 ID:UtR0b3WY0
村人、逆に自国の上級国民に暗殺されそう。
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