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【モバマス安価】幸子「Pさんに構ってあげます!」

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97 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:16:11.88 ID:HwkqT6Ri0
P「ばぶばぶ」

幸子「え、突然どうしたんですか?」

P「....」

P「....」ウルッ

P「んぁっ!んぁっ!」ポロポロ

幸子「!!??!?!!?!???」

幸子「なんで突然号泣し始めるんですか!?」

幸子「赤ちゃんプレイする時間帯じゃありませんよ!?」

P「んんぁっ!!!んぁぁぁぁっ!!!!」ピエン
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 23:17:34.36 ID:a5xQuHWB0
安価がとっ散らかる前に>>1がカオスの領域に行ってしまった…
99 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:22:02.36 ID:HwkqT6Ri0
P「んぁっ!んぁっ!」

幸子「なんなんですかこれ....」

幸子「まるで本物の赤ちゃんになってしまったみたいです....」

幸子「おっぱいでもあげればいいんでしょうか....」

幸子「....」

幸子「....////」

P「ハッ!」

P「....危なかった」

幸子「Pさん!元に戻ったんですか!?」

P「あぁ、もう大丈夫だ」
100 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:22:50.43 ID:HwkqT6Ri0
P「採血を続けてくれ」

幸子「いやいや!その前に今の奇妙な行動の説明をして欲しいんですけど!?」

P「....」

P「....血の成分のほとんどは骨髄で作られるんだが」

P「大人は、胸骨や肋骨なんかの限られた場所の骨髄でしか作られないんだ」

幸子「は、はぁ....」

P「だが」

P「新生児だけは別で」

P「全身の骨髄で作ることが出来るんだよ」

幸子「....」
101 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:24:28.76 ID:HwkqT6Ri0
幸子「では....」

P「あぁ、心を新生児に戻すことで」

P「全身の骨髄での血液の生産を促したんだ」

P「だがこれは諸刃の剣でな」

P「あまり深く新生児に入り込み過ぎると....」

幸子「どうなるんですか?」

P「....」

P「心が戻ってこられなくなって」

P「見た目は大人、心は新生児っていう新種のクリーチャーが誕生する」

幸子「怖すぎますよ....」ゾッ
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/22(金) 23:24:31.39 ID:Tps6K8/d0
無茶振りについに>>1の頭がおかしくなったのかと思ったら合理的な理由……合理的?
103 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:25:22.50 ID:HwkqT6Ri0
幸子「Pさんは一体何者なんですか....」

P「俺はただのプロデューサーさ」ニコ

幸子「えぇ....」

P「幸子、早く採血を続行してくれ」

P「今の俺は、血液が生産され過ぎている」

P「このままじゃ、水を入れ過ぎた水風船のように」

P「じき身体が弾け飛ぶ」

幸子「ボクのためとはいえPさんは無茶をし過ぎでは....」

P「このくらい安いもんさ」アハハ
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 23:26:00.19 ID:plDbE5NN0
この人よくこうなるから。サメ映画になったと思ったら肝油に若返り作用があるって雑学が繰り出されたり
105 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:27:43.39 ID:HwkqT6Ri0
幸子「これが4000cc分のPさんの血液....」

P「いやー400ml献血10回分って考えたら、結構頑張ったな俺」

幸子「結構なんてものじゃないですけどね!」

P「それもそうだ!」

幸子「じゃ、ありがとうございました!」

P「おう!」

幸子「助かりました!」トテトテ

P「....」

P「....」

P「結局、俺の血液を何に使うんだろ」

P「....ま、いっか」
106 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:40:03.42 ID:HwkqT6Ri0
幸子「これで第一の目標は達成できました!」

幸子「あとはこれをどうやって飲むか、ですね....」

幸子「....」

幸子「ゲテモノは食べ慣れてますし」

幸子「動物の血液を使った料理も何度か食べました」

幸子「さすがに人、しかも見知った人の血液をそのまま飲むのは抵抗が....」

まゆ「いい香り」

幸子「!?!?!?!?!?!??」
107 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:40:29.19 ID:HwkqT6Ri0
幸子「まゆさん!?」

まゆ「呼びましたかぁ?」

幸子「まったく!これっぽっちも呼んでませんよ!!」

まゆ「....」

まゆ「....」ジー

幸子「....な、なんですか」

まゆ「それ、いいですねぇ」ニコニコ

幸子「....」
108 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:41:10.99 ID:HwkqT6Ri0
幸子「まゆさんは、人の血を飲んだことってあったり....」

幸子「ってそんなわけないですよね!」

幸子「すみません変なこと聞いちゃって」チラ

ピチャ

ピチャ

幸子「....まままままままままままゆさん?」ビクビク

まゆ「....」ピタ

まゆ「....」

まゆ「....」ピチャピチャ

幸子「そのまま飲み続けるんですか....」アキレ
109 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:42:14.80 ID:HwkqT6Ri0
まゆ「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ♪」ツヤツヤ

まゆ「やっぱり新鮮なものに限りますねぇ」

幸子「結構飲みましたね....」

幸子「まあたくさんあったのでこのくらいはいいんですけど....」

幸子「....あの、まゆさんって吸血鬼か何かなんですか?」

まゆ「同じ事務所に2人も吸血鬼がいるはずないじゃないですかぁ」ニコ

幸子「え、じゃあなんで飲んだんですか?」

まゆ「....」

まゆ「....」ニコォ
110 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:45:39.18 ID:HwkqT6Ri0
まゆ「....幸子ちゃんは」

まゆ「好きな人、いますか」

幸子「え゛っ!?」

幸子「いきなり恋バナですか!?」

まゆ「....」

まゆ「その人と、結ばれればいいなって」

まゆ「思いますか?」

幸子「それはそうじゃないですか?」

幸子「結ばれたくないのに恋をする人なんていませんよ」
111 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:47:33.97 ID:HwkqT6Ri0
まゆ「結ばれるためには」

まゆ「運命の赤い糸が」

まゆ「必要なんです」

幸子「は、はぁ」

まゆ「....この、Pさんの真っ赤な血液」

まゆ「これは」

まゆ「運命の赤い糸に他ならないわけです」

幸子「?????」
112 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:48:36.30 ID:HwkqT6Ri0
まゆ「目の前に赤い糸があったら」

まゆ「どうしますか?」

幸子「え」

まゆ「その糸を、ゆっくり、ゆっくり」

まゆ「手繰り寄せますよね」

まゆ「そのつもりで」

まゆ「啜りました」ニコォ

幸子「??????????」
113 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/22(金) 23:49:03.79 ID:HwkqT6Ri0
まゆ「素敵なものをプレゼントしてくれた幸子ちゃんに」

まゆ「お礼をしないといけませんね」ウフフ

幸子「え、いやいや、そんなの別にいいですよ」アタフタ

まゆ「この血を扱うのに、適した人を教えてあげます♪」

幸子「血を?」

幸子「そんな人がいるんですか?」

まゆ「はい」ニッコリ
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 23:56:44.77 ID:9H976ufDO
二人の吸血鬼……?
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 23:57:30.89 ID:Cp2GdPKbo
>>114
「二人もいるはずがない」だから一人
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 00:00:15.07 ID:ffa9gAhDO
>>115
いやぁ、こういうときのオチって……ね
117 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 00:05:13.04 ID:zO6oBY+W0
響子「それで私のところに....」

幸子「すみません、こんな謎の用事で....」

響子「....」

響子「ちょっと、その血液というのを見せてもらえますか?」

幸子「わかりました」スッ

幸子「これです」

響子「....」ジー
118 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 00:05:38.80 ID:zO6oBY+W0
響子「....これが、Pさんの血液」

響子「....」

幸子「....どうでしょうか」

響子「....」

響子「....少し味見を」ペロ

響子「....」クチュ

響子「....」クチュクチュ

響子「....」ゴクン

響子「....」

幸子「どうでしょうか....?」

響子「....」
119 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 00:06:13.63 ID:zO6oBY+W0
響子「そのままで大丈夫です!」

幸子「」

幸子「あの響子さん、ボクはそのままに抵抗があるからここに来たんですけど!」

響子「Pさんを想う気持ちがあるなら」

響子「むしろそのままで飲まなきゃダメですよ!」

響子「Pさんに失礼です!」

幸子「いやボクはPさん狂信者でも妄信者でもないので

響子「はい?」ニッコリ

幸子「....」

幸子「....」

幸子「....」
120 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 00:06:40.20 ID:zO6oBY+W0
幸子「....じゃああの」

幸子「....」

幸子「....1口だけ」

響子「はい♪」ニッコリ

幸子「....」

幸子「っ....」クピ

幸子「....」ゴクッ

幸子「....ぅぇ」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/23(土) 00:06:55.56 ID:VRgjY6ZO0
フェイフェイじゃないのか…
122 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 00:07:10.26 ID:zO6oBY+W0
響子「素材の味を楽しんだところで」

響子「次は料理にしていきましょうか」

幸子「ボクが飲んだ意味とは....」

響子「といっても、人の血液を使った料理なんてないので」

響子「本来は動物の血を使う料理を、Pさんの血液で作っていきましょう!」

幸子「大変なことになりそうですね....」

響子「ブーダン・ノワール、猪紅、ディヌグァン、イリチー....」

響子「血液料理のフルコースです!」

幸子「ひぇぇ....」
123 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 00:20:54.22 ID:zO6oBY+W0
響子「美味しかったですね♪」

幸子「」

響子「....」

幸子「」

響子「....幸子ちゃんもいつか、これを美味しいと思える日が来るんでしょうね」

幸子「....たぶん永遠に来ないと思います」

響子「....」

響子「....そんなことないよ」ニコ

幸子「綺麗な笑顔で言われても無理なものは無理ですよ」
124 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 00:21:31.26 ID:zO6oBY+W0
響子「ちなみに」

響子「私たちは愛があるので人の血液を飲んだり食べたりしても大丈夫ですけど」

響子「皆さんはそんなことしたらダメですよ?」

響子「病気になっちゃいますからね!」

幸子「突然在らぬ方向の虚空に向かって喋りはじめてどうしたんですか?」

響子「必要なことです!」

幸子「あ、はい」

幸子「(....誰も真似しないと思いますけど)」
125 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 00:22:58.08 ID:zO6oBY+W0
清良「それともう1つ」

幸子「!!?!?!?」

清良「採血は医療行為です」

清良「医療行為を行うには医師や看護師、臨床検査技師等の免許が必要なので」

清良「免許のない一般の方はやってはいけませんよ」

幸子「じゃあご家庭で麻雀をする時に血液を賭けるのは....」

清良「絶対ダメ」

幸子「ですよねー」
126 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 00:24:44.37 ID:zO6oBY+W0
幸子「(今日は酷い目に遭いました....)」

幸子「....」

幸子「(まあ自業自得なんですけど....)」

幸子「....」

幸子「(ただ、今日はPさんにあまり迷惑をかけなかったのはよかったです!)」

幸子「(この調子で明日からは、もっと上手に構ってあげましょう!)」

4日目に続く
127 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 00:25:13.82 ID:zO6oBY+W0
本日はここまでとさせていただきます
明日の夜に再開します
128 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 00:25:54.09 ID:zO6oBY+W0
すみません、日付が変わっていました
本日の午後9時頃に再開します
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 00:40:29.15 ID:2hlHeXURo
おつつ
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 03:38:58.14 ID:NipLLqT50
おつです
>>幸子「(ただ、今日はPさんにあまり迷惑をかけなかったのはよかったです!)」

え…?
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 09:04:13.81 ID:9EDNEjAqO
狂気
132 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 20:23:39.42 ID:zO6oBY+W0
幸子「....」

幸子「....」チラ

P「....」カタカタ

P「....」カタカタ

幸子「....」

幸子「(....昨日とそれ以前を比べると)」

幸子「(少しずつ調子が上がっているような気がします)」

幸子「....」

幸子「(....つまり)」

幸子「(ボクはスロースターターなんですね!)」フフーン

幸子「(今日も今日とて行きますよ!)」バーン

何をする? >>133
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/23(土) 20:24:14.58 ID:/1MjLIzKO
山梨りんごをアピール
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 20:25:12.04 ID:2hlHeXURo
???「ファッ?!」
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 20:29:36.48 ID:ffa9gAhDO
つか、山梨って流通に乗るほどりんごは取れないけど
136 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 20:46:29.58 ID:zO6oBY+W0
幸子「(山梨りんごをアピールしましょう!)」

幸子「....」

幸子「(....そうなると)」

幸子「(りんごのプロを呼ぶしかありませんね....)」

幸子「(山梨りんごといえばあの人ですね!)」

あかり「それで私....」

幸子「ええ、あかりさんはりんごのプロであるとありすさんから聞きまして」

あかり「プロだなんて....照れるんご////」

幸子「あ、そういえばおめでとうございます」ペコ

あかり「ありがとうございます」ペコ
137 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 20:47:01.70 ID:zO6oBY+W0
幸子「それでですね」

幸子「今回は、山梨りんごをアピールしたいんですよ」

あかり「なるほど、山梨りんごを....」

あかり「....」

あかり「や、山形りんご?」

幸子「山形?どこですかそれ」

幸子「山梨りんごですよ」

あかり「私を呼んだのに山形りんごじゃないんご!?」

幸子「え?あかりさんのいつも言ってるのって山梨じゃありませんでしたっけ?」

あかり「山梨じゃなくて山形!!!」

幸子「へ〜」
138 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 20:47:35.83 ID:zO6oBY+W0
幸子「何か違うんですか?」

あかり「違うも何も!山形は日本でも有数のりんごの産地で!」

あかり「山梨なんて都道府県別りんごの生産量トップ10にも入ってないです!!!」

幸子「りんごといえば青森か長野なのに」

幸子「常に山なんとかりんごと言っていたので」

幸子「てっきりボクの故郷のりんごをアピールしているのかと思っていました」

あかり「」
139 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 20:48:30.69 ID:zO6oBY+W0
あかり「私はまだまだ山形りんごの知名度を上げないみたいんご....」ショボン

あかり「もっと努力しないと....」

幸子「ま、まあでもあかりさんがりんごのプロであることは変わりないわけですし」

幸子「ちょっと力を貸してもらえませんか?」

あかり「はぁ、今は空いてるから別にいいですけど....」

幸子「あからさまにやる気無くしてません?」

あかり「山梨....」

あかり「....ふっ」クス

幸子「....」

山梨りんごをどうアピールする? >>140
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 20:48:42.15 ID:o5P8VOBF0
あかりのりんごろう作成キットと志希の人体錬成セットを組み合わせて新しいマスコットを作る
材料は自分の細胞だったりPの血の残りだったり他のアイドルの一部だったり
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 20:57:20.52 ID:2hlHeXURo
持っていかれそう
142 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 21:02:12.93 ID:zO6oBY+W0
あかり「山梨はそもそもりんごが有名じゃないので」

あかり「目を引くような品種もないと思います」

幸子「やはり、りんご自体の味で勝負するには分が悪いですか....」

あかり「こうなったら、搦め手で行くしかないんご!」

幸子「搦め手?」

あかり「ちょっと待っててください!」タッ

幸子「?」
143 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 21:02:56.71 ID:zO6oBY+W0
〜数分後〜

ガチャリ

あかり「持ってきました!」スッ

幸子「なんですか?このなんとも微妙なりんごのキャラクターは」

あかり「これは、りんごろうさん!」

幸子「ああ、これが噂に聞くりんごろうですか」

あかり「ゆくゆくは某ネズミや某ネコのキャラクターを凌駕する人気を得る予定です!」

幸子「無理ですよ」

あかり「それがあながち無理でもないんです」ニヤリ

幸子「というと?」
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 21:03:45.83 ID:keopZbYGo
>>141
死者じゃなければセーフじゃ
145 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 21:04:36.16 ID:zO6oBY+W0
あかり「とある界隈では今、りんごろうが流行りつつあって」

あかり「今年の流行語大賞候補に『こいつはりんごろう』がノミネートされるとも言われてるんご!」

幸子「またそうやって一部の狭い流行を世界全体のことのように話す....」

幸子「テレビみたいなことをしちゃダメですよ?」

あかり「た、確かに今のは言い過ぎましたけど」

あかり「私が言いたいのは!」

あかり「この一見可愛げのない、無骨なりんご感しかないりんごろうでも」

あかり「売り出し方次第では興味を持ってもらえるということです!」

幸子「まあ世間の人気キャラクター達と比べると何の魅力もありませんからねぇ」

あかり「そこで!」

あかり「山梨りんごをアピールできるようなキャラクターを作りましょう!」

幸子「ふむふむ」
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 21:25:10.86 ID:ffa9gAhDO
>>某ネズミに某ネコ

○カチュウとドラえも○ですな
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 21:25:53.24 ID:o5P8VOBF0
〇ッキーの可能性
148 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 21:26:03.38 ID:zO6oBY+W0
幸子「でも、なかなか難しいですよ」

幸子「王道のカワイイキャラクターを作っても」

幸子「余程の魅力がない限り、既存のキャラクターには太刀打ちできません」

幸子「かといって、りんごろうのようなシュール路線を目指そうにも」

幸子「その手のキャラクターたちも既に飽和気味....」

あかり「言われてみれば....」

幸子「つまり」

幸子「そのどちらでもない、まったく新しい要素が欲しいところです!」

あかり「なるほど〜」
149 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 21:26:32.49 ID:zO6oBY+W0
あかり「でもそれが難しいんですよね?」

幸子「その通り....」

幸子「うーん....」

あかり「むむむ....」

志希「アンチバイオエシックス系キャラって新しくない〜?」

幸子「この事務所の人は前置きをして現れるということを知らないんですか....」
150 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 21:26:59.61 ID:zO6oBY+W0
あかり「あんちばいおえしっくす?」

志希「バイオエシックス、日本語に直すと生命倫理」

志希「生命倫理って、わかる?」

幸子「字面から見るに、生命に関する倫理としか....」

志希「ま、そういうこと♪」

志希「生命倫理って、文字通り人間の命がかかわってくるから」

志希「とってもデリケートな問題なんだよねー」

あかり「難しいんご....」
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 21:30:25.59 ID:2hlHeXURo
冒涜系…?
152 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 21:31:02.53 ID:zO6oBY+W0
志希「例えば」

志希「動物の複製、クローンは作っていいけど」

志希「人間のクローンは作っちゃダメとか」

幸子「どうしてダメなんですか?」

志希「まったく同じ人間が何人もいたらどうなると思う?」

あかり「....」

あかり「....怖そうです」

幸子「体験したことがないからよくわかりませんねぇ」

志希「そう、それそれ」

幸子「?」
153 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 21:31:43.73 ID:zO6oBY+W0
志希「誰もわからない」

志希「誰もわからないからこそ、今の世界が根っこの部分からひっくり返るかもしれない」

志希「そうなる前に禁止しちゃおーって」

志希「実際、ヒトのクローンを作成したら」

志希「本来あるはずのなかった命が生まれることになるし」

あかり「でも動物のクローンは作っていいんですよね?」

志希「動物は喋らないし、人権もないからね〜」

志希「ヒトの場合は、命が生まれた時点で雑には扱えなくなっちゃう」

幸子「....」
154 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 21:32:41.84 ID:zO6oBY+W0
幸子「あれ、なんでこんな話になったんでしたっけ?」

志希「だから」

志希「その危ない要素をキャラクターに取り入れたら面白いかな〜って思ったんだけど」

志希「どうかにゃ?」ニヒヒ

幸子「数十秒前に人のクローンはタブーだって言ってたじゃないですか!?」

志希「今回はクローンじゃなくて....」ガサゴソ

ゴトン

志希「これを使おう♪」

あかり「こ、これは?」
155 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 21:33:30.03 ID:zO6oBY+W0
志希「これは....」

志希「シキちゃん特製、人体錬成セット!」

幸子「人体錬成セット....?」

志希「手順に従えば、誰でも簡単に生命を創造できる優れもの!」

幸子「....」

幸子「えーっと、ボク難しい話はよくわからないんですけど」

幸子「それって、クローンよりマズくないですか?」

志希「....」

志希「だからこそ斬新なキャラクターになるよ♪」ニッコリ

幸子「ひぇ....」ゾクッ

あかり「都会は怖すぎるんご....」ガクガク

幸子「志希さんがおかしいだけですから....」
156 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 21:51:08.87 ID:zO6oBY+W0
志希「材料はこちら♪」

幸子「結構ありますね....」

あかり「脂肪、せっけん1個」

あかり「鉄、くぎ1本」

あかり「りん、マッチ100本」

あかり「炭素、えんぴつ450本」

あかり「コップ1杯の石灰、1つまみの硫黄とマグネシウム」

あかり「そして水1.8リットル」

志希「これを機械に入れたら人間が出来るよ〜」

幸子「ふむ....」
157 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 21:51:36.69 ID:zO6oBY+W0
幸子「これにアレンジを加えれば」

幸子「山梨りんごのキャラクターが生み出せると....」

志希「たぶん、ね」

あかり「大丈夫なんですか....?」

幸子「....」

幸子「数多のバラエティ番組で体を張った企画をやってきたボクの経験上....」

幸子「どうにかなります!」

あかり「不安100%んご....」
158 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 21:52:05.35 ID:zO6oBY+W0
志希「じゃあアレンジを決めていこー」

幸子「どうするんですか?」

志希「さっきの材料に何か別の物を足す?」

幸子「それで行きましょうか〜」

幸子「あかりさんは何か足したいものあります?」

あかり「えぇ....」

あかり「うーん....」
159 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 21:52:47.15 ID:zO6oBY+W0
あかり「....」ガサゴソ

あかり「....」ガサゴソ

あかり「....!」

あかり「これでいいですか?」

幸子「なんですか、これ?」

あかり「りんごろうさん作成キットです!」

幸子「ただのりんごじゃないですか!」

あかり「ちっちっち」

あかり「それは間違いです」

幸子「?」
160 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 21:53:28.21 ID:zO6oBY+W0
あかり「これの皮を、こうやって、剥けば」

あかり「はい、りんごろうさん」バーン

幸子「....」

幸子「これ、山梨りんごじゃないんですよね?」

あかり「山形りんごです!」

幸子「ダメじゃないですか....」

幸子「ボク達が作るのは山梨りんごのキャラクターですよ?」

あかり「....」

あかり「....えい」ポーイ

幸子「あぁっ!」

幸子「勝手に入れましたね!」

あかり「入れてないんご〜」

幸子「もう....」
161 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 21:53:54.66 ID:zO6oBY+W0
志希「それで、幸子ちゃんは何を入れるの?」

幸子「ボクですか?」

幸子「そうですねぇ....」

何を入れる? >>162
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/23(土) 21:54:33.76 ID:bLGyHfVS0
七海から貰ったサバのウロコ
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 21:59:40.76 ID:ffa9gAhDO
ドラえ○んのアレかよ
164 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 22:01:16.84 ID:zO6oBY+W0
幸子「これで!」スッ

あかり「これは?」

幸子「七海さんから貰ったサバのウロコです!」

志希「どうしてそれを入れるの?」

幸子「なんかポケットにこびり付いていたので」

あかり「幸子さんも人のこと言えないくらい酷い選び方んご!」

幸子「....」

幸子「サバのウロコって凄く細かいんですよ」

幸子「だから、細やかな気遣いのできる優しい子になって欲しいということで!」

志希「こじつけにしては上出来かな〜」

あかり「そんな子供の名前を付ける感覚で....」
165 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 22:01:49.54 ID:zO6oBY+W0
志希「私はこれを入れよう♪」

幸子「えぇ!?」

志希「何かな?」

幸子「志希さんも入れるんですか?」

志希「ダメ?」

幸子「き、危険物は入れないでくださいよ....?」

志希「....」

志希「....」ニコ

何を入れる? >>166
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 22:02:10.46 ID:k4dxx7BMo
アイドルたちのフェロモンセット
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 22:04:31.56 ID:XGFAu/R/0
(前回も思ったけどよくこんなわけわからん安価をまとめ上げるよな…スゲーわホント)
168 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 22:11:21.26 ID:zO6oBY+W0
志希「....」スッ

ジョボジョボ

幸子「内容物を言わずに入れるのやめてもらっていいですか」

志希「....」

志希「....これは」

あかり「っ....」ゴクリ

志希「アイドルたちのフェロモンセットだよ♪」

幸子「フェロモンセット?」
169 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 22:12:27.55 ID:zO6oBY+W0
志希「この事務所に所属する全アイドルのフェロモンを採取して」

志希「さっきの液体に凝縮したんだ〜」

あかり「よくわかりませんけど、アイドル由来の成分なら問題なさそうです....」

志希「それはどうかなー」

幸子「どうかなーって....」

志希「アイドルってみんな可愛いでしょー?」

幸子「当然です」

志希「その大量のフェロモンを、あの少量の液体に凝縮してあるから」

志希「あれを嗅いだ人は」
170 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 22:13:04.02 ID:zO6oBY+W0
志希「一瞬で一生分を遥かに超えるアイドルフェロモンを摂取することになると思うよ」

幸子「それじゃ、どうなるんですか....?」

志希「....」

志希「さぁ?」ニヤリ

幸子「えぇ....」

あかり「もう山形に帰りたいんご....」

志希「それじゃあ」

志希「レッツ、クッキング!」

幸子「これが何かはさておき、クッキングだけではありませんよ」
171 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 22:20:52.08 ID:zO6oBY+W0
P「....」カタカタ

P「....」カタカタ

幸子「Pさん!」

P「お、今日もまた何かやってくれるのか?」

幸子「はい!」

幸子「Pさんはボクの出身地、わかりますか?」

P「当たり前じゃないか、山梨だろ?」

幸子「さすがですねPさん!」

P「担当アイドルの出身地を忘れるわけないだろ?」

幸子「////」
172 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 22:21:19.46 ID:zO6oBY+W0
P「それで、山梨がどうかしたのか?」

幸子「ええ、ボクの出身地である山梨の」

幸子「りんごについて、Pさんにアピールしたいと思いまして」

P「りんご?」

幸子「そのために、山梨りんごのマスコットキャラクターを作ってみたんです!」

P「へえ、凄いじゃないか」

幸子「それをPさんに見て欲しいんですけど....」チラ

P「....」

P「もちろん、いいに決まってる」

幸子「ありがとうございます!」
173 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 22:21:58.64 ID:zO6oBY+W0
P「この箱の中にマスコットが入ってるのか?」

幸子「はい!」

P「結構デカいな、1メートルくらいあるぞこれ」

P「着ぐるみか?それともデカいぬいぐるみか何かなのか?」

幸子「それは開けてのお楽しみということで」

P「おぉ、楽しみだ!」

幸子「それではお願いします!」

P「オープン!」

どんなマスコットキャラクターに仕上がっている? >>174
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 22:22:15.72 ID:zbzQ9Qeso
フェロモンムンムンなお魚系りんごアイドル
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 22:22:42.71 ID:hOArZDHro
蠢く肉塊
176 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 22:49:58.55 ID:zO6oBY+W0
パカッ

???「....」ジー

P「!?」

P「え、ちょっと....」

P「どなたですか?」

幸子「フフーン、驚きましたか?」

幸子「この子は、ボクたちが作った山梨りんごのマスコットキャラクター」

幸子「山梨りん子ちゃんです!」

P「名前単純すぎないか?」

幸子「りんごろうよりマシですよ」

P「確かに」
177 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 22:50:33.96 ID:zO6oBY+W0
P「いやちょっと待て」

幸子「?」

P「マスコットキャラクターってことはあれか?」

P「着ぐるみ系じゃなくてコスプレ系のキャラクターになるのか、この子は」

幸子「いえ、普通の人にコスプレさせているわけではなく」

幸子「一から作りました」

P「何言ってんだ?」
178 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 22:52:00.46 ID:zO6oBY+W0
P「しかしよくできてるな....」

P「明るい赤色の髪の毛は地毛にしか見えない」

幸子「地毛です」

P「格好はシンプルなワンピースか、マスコットキャラクターにしては落ち着いてるな」

幸子「まったく主張をしない山梨りんごの奥ゆかしさを表現しています、たぶん」

P「ふーん....」

P「あと....」

P「なんで足じゃなくて尾ひれなんだ?」

P「りんご要素は髪色しかないせいで、足の魚要素に負けてるぞ」

幸子「諸事情によりこうなってしまったんです....」

P「どんな事情だよ....」
179 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 22:53:34.50 ID:zO6oBY+W0
P「あとあれだな」

P「こう言っちゃなんだが、中の人には随分と素朴な感じの子を選んだんだな」

P「まあ地方の微妙なゆるキャラ感は出てるけど」

りん子「....」ツンツン

P「?」

P「どうした?」

りん子「....」

りん子「....」ニコ

P「!!!!!!!」
180 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 22:54:00.92 ID:zO6oBY+W0
P「なんかこの子、笑うとめっちゃいいな」ビュルル

幸子「でしょう?」ニヤリ

P「うんうん、スカウトしたいくらいだ」ドビュビュルル

幸子「!?」

幸子「Pさん!?ズボンがビショビショになってますよ!?」

P「え?」チラ

P「うわ本当だ!なんで!?」ボタボタ

幸子「ちょっと!鼻血も出てます!」

P「えーなんだよ突然....」フキフキ
181 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 22:54:48.32 ID:zO6oBY+W0
ドクンッ

P「!?」

P「やばい、なんか、急に動悸がっ....!」

バタリ

P「」チーン

幸子「Pさん!?」
182 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 22:56:15.06 ID:zO6oBY+W0
ちひろ「もうこんなことしたらダメですよ!」

幸子「すみません....」ショボン

あかり「私は無罪んご....」

りん子「....」ボー

志希「連座制?」

ちひろ「違います!」

ちひろ「というかこの子は誰ですか!?」

りん子「....」ボー

P「ちひろさん、そのくらいで」
183 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 22:57:04.66 ID:zO6oBY+W0
P「幸子たちも悪気があったわけじゃないんです」

ちひろ「そういう問題じゃありませんよ....」

ちひろ「AEDが無かったら、そのまま心臓が止まったままだったかもしれないんですよ!?」

P「まあそれはそうなんですけど」

P「結局無事だったからいいじゃないですか」フリフリ

ちひろ「....」

ちひろ「今後また酷いことになっても知りませんよ....」スタスタ

P「あはは....」アハハ

P「....」

P「それで、俺もまだ状況がよく分かってないんだが....」

P「さっきのあれはどういうことなんだ?」

幸子「説明すると長くなるんですが....」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 22:59:28.88 ID:XGFAu/R/0
おやつ感覚で生死をさ迷うなこのPは
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 23:04:46.27 ID:NipLLqT50
ディープワンズかなんかなのかw
186 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 23:08:11.86 ID:zO6oBY+W0
P「....」

P「さっぱりわからん」

幸子「正直に言うと私もです」

あかり「右に同じです」

志希「にゃはは〜」

りん子「....」

P「まあさっきのことは別にいいんだが」

P「この子はどうするんだ?」

幸子「....」
187 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 23:08:38.58 ID:zO6oBY+W0
幸子「ど、どうしましょう....」アセアセ

あかり「りん子ちゃん、住む場所だけじゃなくて、戸籍とかその他もろもろ何もかもないんご!」

志希「こればっかりはアタシにも難しいかなぁ〜」

P「ったく....」

P「人体錬成をする時は、キチンとそういうのを準備してからしないと....」

幸子・あかり「「すみません....」」
188 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 23:10:10.86 ID:zO6oBY+W0
P「まあ俺のツテで戸籍とか身分証は準備しとくから」

P「明日には渡せると思う」

幸子「(このツテは....)」

幸子「(あまり深堀りしない方がいいんでしょうか....)」

P「住む場所は....」

P「寮の部屋にはまだ余裕があるしそこで」

P「あとこれだけはお前らに気をつけてもらいたい!」

幸子「何ですか?」

P「男の人とはなるべく関わらないようにすること!」

P「俺じゃなきゃ死んじゃうからな!」

幸子「はーい」
189 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 23:10:38.64 ID:zO6oBY+W0
P「えーっと、りん子ちゃん」

りん子「....」

P「言葉とか文化とか」

P「あーあとフェロモンの操作とか」

P「アイドルたちから教わってくれ」

P「幸いこの事務所にはお手本に出来るアイドルがたくさんいるからな」

りん子「....」

P「?」
190 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 23:11:15.52 ID:zO6oBY+W0
P「あ!」

P「言葉はまだわかんないんだったか、すまんすまん」

幸子「もうPさん、自分で教われって言ってたくせに〜」クスクス

あかり「おっちょこちょいんご〜」ケラケラ

りん子「....」ツンツン

P「どうした?」

りん子「....」

りん子「....」ニコ

P「ウッ!!!」ドビュルドバドバボトボト

バタン

P「」チーン

あかり「あ」

志希「幸子ちゃーん、AED〜」

幸子「了解でーす」スタスタ

5日目に続く
191 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/23(土) 23:11:58.23 ID:zO6oBY+W0
本日はここまでとさせていただきます
明日の夜に再開します
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 23:12:13.36 ID:NipLLqT50
おつでした
どんどんカオスになって行くw
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 23:21:39.27 ID:2hlHeXURo
りん子ちゃん…ちゃんと育成しなきゃ
おつおつ
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 23:31:23.39 ID:ffa9gAhDO
りん子ちゃんのカタログスペックを決めないと





かな子や菜帆のも受け継いでいるなら、ヤバイから
195 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/24(日) 21:43:36.79 ID:4mynozTA0
幸子「今日は何をしますかね〜」

P「幸子、暇か?」

幸子「角田課長ですか、暇ですけど」

P「いやな、昨日のことをちひろさんに話したら」

ちひろ『寮に住まわせるなら、ゆくゆくはアイドルとして活動してもらわないといけませんね!』

P「って言ってるんだよ」

幸子「りん子ちゃんをですか?」

P「そうそう」

幸子「アイドル以前に、一人前の人間になるのもまだまだ時間がかかりそうですけど」

P「だからゆくゆくは、ってことなんだろうけどな」

幸子「なるほど....」
196 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/24(日) 21:44:03.30 ID:4mynozTA0
P「それでだな」

P「とりあえず、あの子のプロフィールを埋めてきてほしいんだよ」

幸子「プロフィール?」

P「まー今の段階でわかることって言ったら、身長とか体重とか、その辺りくらいだとは思うんだが」

P「そこらへんが分かれば服も用意できるからって」

幸子「確かにそれは大切ですねぇ」

幸子「身長、体重、スリーサイズでいいんですか?」

P「そうだな」

幸子「他に、りん子ちゃんのことで何か調べておくことってありますか?」

P「他?そうだな....」

他に調べることは? >>197
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