【安価・コンマ】ループ世界の主人公として生きる

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102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/15(金) 22:23:19.99 ID:k899Yvfb0
ちょっと離席します。
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 22:25:09.02 ID:ThimCoDn0
1
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 22:26:44.24 ID:AZBkJaU8O
1
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 22:26:58.98 ID:rC/L+UebO
1
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/15(金) 23:49:18.80 ID:k899Yvfb0
1ついていく

冬野「分かりました...」

花柳「なら、ついてきて下さい」

先生と共に学校から出ると、近くに止まっていた黒のセダンに乗せられた。

黒服「チーフ、それは対象なのでは...?」

花柳「状況が変わった。車を出せ」

黒服「...わかりました」

そして車は走り出した。走行中はただエンジン音だけがその場を支配していた。

しばらく走る事数分、廃工場で車は止まった。

花柳「さあ降りて下さい」

先生に促され車から降りると、黒服が近くの地面を触っている。

冬野「あの...」

花柳「まあ、慌てないでください」

すると黒服が地面に隠してあったハッチを開け、その中へ入っていった。先生に目で促され私もその中へ入る。

しばらく階段を降りていると、開けた空間に出た。そこには大量のコンピュータやよくわからない機器、そして大きなモニターがあった。

冬野「ここは?」

花柳「私達の研究所です」

研究所...?確かに研究所勤めならMIT卒っていうのも納得がいく。

先生は自らのデスクに座る。

花柳「それでどこまで知っていますか?」

冬野「え、と...」

さっきは盗み見た単語から適当に類推して嘘を言ったが、ここではその意味もないだろう。

冬野「先生達が私を監視している事以外は何も...」

花柳「そうですか」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/15(金) 23:52:39.32 ID:k899Yvfb0
先生は私の目をじっと見つめる。

冬野「それで...一体何のために私を?」

花柳「あなたを助けるためです」

冬野「助ける?」

花柳「はい。そうですね...例えば突然頭の中に知らない誰かの声が響いたりしませんか?」

冬野「っ...」

花柳「やっぱり。その声はあなたに付いている悪い物なんです。私達はそれからあなたを助けたいんです」

冬野「悪い、物」

『待て、耳を貸すな』

頭の中で声が響く。

冬野「あなたは静かにしてて下さい!」

花柳「やっぱり苦しんでるみたいですね」

冬野「それで、その悪い物って...?」

花柳「そこは重要じゃありません。正体なんかより大事なことを言います。昔...私の友人も、ある日から声に悩まされるようになりました」

『駄目だ、聞くな』

聞こえてくる声を無視する。

花柳「彼女は毎日毎日声が聞こえる、と苦しんでいました。そしてある日突然人が変わってしまいました。温厚な人物だったのに激しい気性に変化し、他人を傷つけるようにもなりました。...声に乗っ取られたんです」

気性が変わる...乗っ取る...。そうだ、コイツは記憶も消せるんだ。なら、不可能じゃない...?

花柳「そして彼女は1日だけですが元に戻りました。ですが...それまでの自分の行為、そして人を傷つけた罪悪感に耐えきれず命を断ちました。私はあなたにはそんなふうになって欲しくないんです」

冬野「そんな...」

『違う!...いや、確かにそれは事実だ。だが皆がそうなる訳じゃない!』

冬野「そんなの...!」

そうだ、そもそもループの原因だってコイツなんだ。もしかしたら私の精神を疲弊させてから乗っ取るつもりなのかも...!それに、私の目的はループを脱する事...でしょ?

『俺たち全てを信じなくても構わない!だが、だけど...私だけは信じて!』

花柳「声は無視しなさい。私達なら安全にその声を取り除く事ができるの。勿論あなたが望むのならね」

冬野「私は...」

↓3まで多数決
1声を取り除く
2声を取り除かない
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 23:53:41.00 ID:GJuGV2/yo
2
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 23:54:26.59 ID:ThimCoDn0
2
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 23:54:56.84 ID:XhYyG/bDO
2
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/16(土) 00:19:14.19 ID:5k4vOW/L0
2声を取り除かない

冬野「やめておきます」

花柳「何故?」

冬野「分からない、けど、駄目な気がする。全てを知らないと...」

『...』

花柳「...残念です。殺す必要は無くなったと思ったのに」

先生が引き出しから拳銃を取り出す。

冬野「そんな、まさか...!」

花柳「私は2度と彼女の様な犠牲者出さない。その為には...ごめんなさい」

先生が引き金を引くのと同時に視界が真っ暗になった。

冬野「はぁっ...!死んだ...また。でも...今回は色々分かった。声、聞こえてるんでしょ。あなたの正体は?」

『これは引っかかるか...?だが、この程度なら...』

声は私に返事するでもなく、独り言を呟いている。

冬野「なら、いいです」

『いや...言おう。詳しい定義は難しいが...簡単に言うなら地球外生命体、エイリアンだ』

冬野「は...?」

『タチの悪い冗談だとでも?だが事実だ』

普通なら信じられないけど、とっくに今の状況は普通じゃない。

冬野「で、何で私に取り付いてるの?」

『詳しい事は言えないが、俺たちは知的生命体の精神を糧にして生きている。簡単に言えば生きる為だ。...言えるのはここまでだ』

冬野「そう...。で、ループはどうすれば終わるの?」

『お前から出ていったらだ』

冬野「...どうすれば出ていくの?」

『そのうち言うよ』

冬野「はぁ...」

思わずため息がこぼれる。

死亡により能力僅かに上昇
身体能力 1→2 運動慣れしている
洞察力 3 2.5/7→3 3/7

身体能力2 運動慣れしている
洞察力3 3/7 人より優れている
13ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5殺人者に勝てるよう鍛える
6洞察力を鍛える

今日はここまで。
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/16(土) 00:22:30.14 ID:miLl3SlvO
6
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/16(土) 00:25:44.50 ID:SxMtYhjDO
乙 6
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/16(土) 14:17:36.32 ID:dAnWBOhSo
洞察力鍛えるよりも何か調べてコンマにかけた方がいいんじゃね?デスペナで下がるんだし。
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/17(日) 20:28:47.33 ID:sJzJ3N1V0
6

冬野「...」

あの臆病な花柳先生に殺されたという事実のせいで、いまいち気分が乗らない。

『今日は何もしないのか?』

冬野「あ...いや、そういう訳じゃ無いけど...。ただ、親近感を持ってた先生に殺されるのは結構ね...」

『ふむ。...今日は洞察力の訓練でもしたらどうだ?例えば殺される瞬間の事を思い出して、何か気にかかる事がなかったか、とか』

冬野「そうだね...」

目を瞑ると銃を構えた先生の姿が脳裏に浮かぶ。...そういえば、あの時はショックで分からなかったけど...。

冬野「先生の手、震えてた...。案外先生が打たれ弱いのは本当なのかも。なのに、私を殺してまで新たな犠牲者が出るのを止めたかった...ってことかな」

『かもな...』

冬野「もしかして私を元気付けるためにアドバイスしてくれたの?」

『そんな訳ないだろ』

声はそう言い放ったが、どこか語気に優しい雰囲気を感じ取る事ができた。

冬野「少し元気も出たし学校に行くよ」

『勝手にしろ』

そして図書室でいつも通り本を読み、いつも通り帰り道で殺された。

冬野「そういえばあの殺人者は先生って事なのかな。仮に違ってても対外的脅威監視室ってとこの人間なのは間違いないよね」

洞察力上昇
3 3/7→3 4/7

身体能力2 運動慣れしている
洞察力3 4/7 人より優れている
14ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5殺人者に勝てるよう鍛える
6洞察力を鍛える
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 20:30:41.70 ID:flLE/CnA0
1
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 20:33:37.84 ID:d4WeIvxDO
1
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/17(日) 20:51:47.20 ID:sJzJ3N1V0
1

冬野「今日は...関係ないと思うけど水面ちゃんを調べてみようかな。親友だし、何か困ってるなら助けてあげたい...!」

という訳で学校へ登校し、10分休みの間に彼女のもとを訪れた。

朝霧「あれっ、真白!どうしたの?」

いつもと変わらない笑顔だ。

冬野「いや、今日って何か用事があるのかなーって」

朝霧「あっちゃー、今日はダメなんだ、ごめんね!でも、何で?」

冬野「いや、一緒に帰ろうかと...」

朝霧「あー...ホントごめん!」

↓3まで多数決
1問い詰める
2放課後に尾行する
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 20:52:15.96 ID:siNm7etoo
2
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 20:55:39.83 ID:flLE/CnA0
2
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/17(日) 21:12:18.86 ID:sJzJ3N1V0
2

冬野「いや、いいんだよ」

朝霧「ありがと!じゃねー」

余り気は進まないけど...放課後に後を追ってみよう。

そして放課後、下校している多くの生徒の中から彼女の姿を探し出す。

冬野「あ、いた...。でも...」

彼女が向かったのはいつもの帰り道とは真逆の方向だ。

冬野「追いかけないと!」

彼女にバレない様に追いかける。だが、先程まで歩いていたのに突然走り出した

冬野「は、速い!そういえば水面ちゃんって運動神経良かったっけ!校内トップ...いや、それ以上だったよね!」

↓1 身体能力2
00〜70 見失った
71〜99 なんとか付いて行けた
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 21:15:03.30 ID:dIUYEMXJO
ほう
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/17(日) 21:32:17.48 ID:sJzJ3N1V0
コンマ30 見失った

冬野「はぁ...はぁ...。水面ちゃん、速すぎるよぉ」

『で、どうする?』

冬野「どうするも何も...見失ったし。諦めるよ」

『もう少し体力つけたらどうだ?』

冬野「だね...。これでも皆と比べたらある方なんだけど...」

そして帰り道。

ザクッ

冬野「...ふぅ」

冷や汗は相変わらず出るが、もう叫ぶ事はなくなった。

死亡により能力僅かに上昇
身体能力 2→2 0.5/3
洞察力 3 4/7→3 4.5/7

身体能力2 0.5/3 運動慣れしている
洞察力3 4.5/7 人より優れている
15ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 21:34:57.10 ID:flLE/CnA0
2
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 21:38:51.64 ID:d4WeIvxDO
2
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/17(日) 22:00:04.08 ID:sJzJ3N1V0
2

冬野「水面ちゃんの事も気になるけど、そういえば座間くんも様子がおかしかったよね...。今日は座間くん!」

『なあ、ループを脱するって目的は?』

冬野「う...でも急がば回れって言うでしょ。それにアナタが私から出ていく条件を教えないのが悪いんでしょ」

『...ふん』

感じの悪い声は無視して学校へと登校した。そして昼休み、座間くんとご飯を食べる。

座間「な、なあ」

以前と同じ様に座間くんが口を開く。

冬野「なあに?」

座間「...いや、何でもない」

冬野「...座間くん、何か悩んでるの?」

座間「え?」

冬野「もしそうなら言ってよ。助けになれるかは分からないけど、私達幼なじみでしょ?」

座間「あ、ああ。でも安心してくれ、別に悩み事じゃないさ」

冬野「じゃあ何?」

座間「いや、ただ...今日の放課後商店街に、一緒に行かないか?」

心なしか座間くんの表情がいつもに増して硬い。

冬野「へ...?」

↓3まで多数決
1行く
2行かない
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 22:01:16.58 ID:/+otsovF0
1
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 22:04:17.57 ID:x3bRBjrmO
1
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/17(日) 22:20:06.74 ID:sJzJ3N1V0
1行く

冬野「うん、行くよ」

座間「よ、よかった。なら放課後な」

それだけ言って、彼は弁当を食べ終えてもいないのに自分の席に戻った。

冬野「うーん、何だろ?」

『鈍いな』

冬野「コイツ、馬鹿にして...!」

声に対する怒りは抑えつつ、放課後のことに考えを巡らせながら弁当を食べた。

そして放課後、校門で座間くんを待っていると昇降口から彼がやってきた。

冬野「じゃあ行こっか?」

座間「あ、ああ。行こう、ま、真白」

冬野「む...?」

↓1 洞察力3
00〜40 気づかなかった
41〜99 気づいた
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 22:21:39.93 ID:pFRB+F2h0
はい
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/17(日) 22:43:46.13 ID:sJzJ3N1V0
コンマ93 気づいた

冬野「どうしたの、下の名前で呼んで?」

座間「べ、別に。昔はこう呼んでただろ」

冬野「...そっか」

昔...そうだったっけ?あれ、何だろ。何か違和感がある。昔の記憶が、ない...?

何故か冷や汗が流れる。

いや、ないっていうのは正確じゃない。昔の記憶はあることにはある。でも...何だろ、断片的にしか覚えてない。何か大切な事を忘れてる気がする...。

座間「真白?」

考える私に気づかずに先に進んでいた座間くんが振り返る。

冬野「あ、いや、何でもないよ」

座間「そうか?なら、行こう」

冬野「うん」

そのまま座間くんと他愛無い会話をしながら商店街までゆっくり歩いた。

冬野「それで水面ちゃんがね──」

座間「...」

返事をしない座間くんに気づいて、顔色をうかがう。

↓1 洞察力3
00〜40 気づかなかった
41〜99 気づいた
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 22:46:06.90 ID:siNm7etoo
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/17(日) 23:04:03.43 ID:sJzJ3N1V0
コンマ90 気づいた

座間くんの視線の先には岸園高校の女子生徒に人気のパフェ店があった。

冬野「なるほど...パフェが食べたいんでしょ?」

座間「なっ、ちがうぞ!」

慌てて否定するが、依然として彼の目はパフェに釘付けだ。

冬野「気にしないでいいんだよ。昔から好きだったもんね?」

座間「...ああ。じゃあ、食べようかな」

冬野「うん!それなら私は──」

2人でパフェを注文し、ベンチに座ってその甘味をじっくり堪能する。

座間「う、美味い!」

冬野「ふふ、昔なら遠慮なく食べれたかもだけど...今のガタイなら躊躇する気持ちもわかるよ」

座間「ハハハハ...」

冬野「もしかして今日私を誘ったのはこの為?」

そう聞くと彼は動揺して首を横に振った。

座間「ち、違う!そんなつもりじゃ──」

その慌てっぷりを見て思わず笑みがこぼれる。そういえば最近、こんな風に心から笑った事、なかったな。

冬野「分かってる、冗談だよ」

私の顔を見た座間くんが固まる。

冬野「どうしたの?」

座間「可愛い...」ボソッ

冬野「え?」

『鈍すぎる...見てられんな』

私を馬鹿にする声に思わずイラつくが、ここで返事をすると周りの人に頭のおかしい人と思われかねないので無視する。

座間「あ、いや、何でもない。それより早く食べよう。溶けるぞ」

冬野「そうだね」

パフェを食べ終えてからも、そのままベンチで話し続ける。

楽しい会話を続ける中、少し気になるものが視界に入った。

↓1 洞察力3
00〜40 気づかなかった
41〜99 気づいた

今日はここまで。
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 23:07:49.10 ID:flLE/CnA0
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 20:17:13.86 ID:xOw1/KuB0
コンマ10 気づかなかった

冬野「うーん...」

座間くんが鞄につけているストラップ、不思議とそれに注意を引かれたが、その理由までは分からなかった。

座間「そろそろ帰るか」

確かに気づけばもう遅い。これ以上遅くなると私が殺される時に座間くんまで巻き込んでしまう。

冬野「そうだね」

でも結局、様子が変だったのは何だったんだろう。気のせいかな?

なんて事を思いながら座間くんと喋りながら歩いていると、気づかぬうちに家の前に着いた。

↓1 洞察力3
00〜40 気づかなかった
41〜99 気づいた
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:17:40.91 ID:H9KQNaLmo
NT
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:17:44.09 ID:Gjen7ni7o
うぬ
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 20:32:48.16 ID:xOw1/KuB0
コンマ91 気づいた

別れを告げようと座間くんの顔を見ると、彼が口籠っているのに気づいた。

冬野「どうしたの?言いたいことがあるなら言ってよ」

私の言葉を聞いて座間くんは目を見開く。

座間「な、何で分かったんだ?」

冬野「そりゃあ幼なじみ、だからかな?」

座間「ふっ...」

彼の表情が柔らかくなる。

座間「少し、安心したよ」

冬野「え、何で?」

座間「いや...昔、あの事故があった時、少しの間だけだったが真白の性格が変わった事があっただろ?」

冬野「...」

あの事故?私の覚えている限りじゃ、産まれてから今までずっと事故なんてあったことないけど...。それに、性格が変わった?

座間「だから安心したよ。真白が変わってない事を改めて確認できて」

身に覚えのないことで安心されても腑に落ちない。

冬野「うん...」

↓3まで多数決
1事故について聞く
2事故について聞かない
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:34:01.00 ID:URhpR3gR0
1
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:37:47.05 ID:Gjen7ni7o
1
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:38:44.32 ID:pyell0FDO
1
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 21:08:34.57 ID:xOw1/KuB0
1聞く

冬野「その...事故って?」

座間「え?」

彼が顔をしかめる。

冬野「いや、どんな事故だったっけ?」

座間「覚えて...ないのか?」

冬野「うん...」

そう言うと座間くんは俯いてしまった。

冬野「座間くん...?」

彼の肩に触れようとしたが、避けられてしまった。

冬野「あ...」

座間「っ...。すまない」

それだけ言うと彼はその場から走り去った。

冬野「...」

やってしまった...。

ボーっと遠ざかっていく彼の姿を見つめていると、突然背中に痛みを感じた。

冬野「うわぁっ!」

ベッドで目覚める。

冬野「...死んだ、のは良いんだけど。それより...」

座間くんの事が、事故とやらのことが気になる。けどあの様子じゃ彼に聞くのはやめたほうがいいかも。家族に聞いてもいいけど...同じ結果になりそう。

冬野「はぁ...」

死亡により能力僅かに上昇
身体能力 2 0.5/3→2 1/3
洞察力 3 4.5/7→3 5/7

身体能力2 1/3 運動慣れしている
洞察力3 5/7 人より優れている
16ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 21:10:11.69 ID:XNha6deKO
6
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 21:13:28.31 ID:pyell0FDO
6
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 21:31:30.74 ID:xOw1/KuB0
6

冬野「最近調べてばかりだったしたまにはトレーニングするかなぁ」

『それでどこいくんだ?』

向こうは覚えてないとはいえ、座間くんと顔を合わせるのはなんだか気まずいし...。

冬野「図書館に行くよ」

『そうか』

図書館に着くといつも通り本を読み漁った。そして帰り道。

ザクッ

冬野「ふぅ...」

洞察力上昇
洞察力 3 5/7→3 6/7

身体能力2 1/3 運動慣れしている
洞察力3 6/7 人より優れている
17ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 21:34:47.84 ID:URhpR3gR0
6
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 21:36:24.29 ID:nmb+1C/3O
6
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 21:49:54.03 ID:xOw1/KuB0
6

ベッドで仰向けになりながら天井を見つめる。

冬野「もう本もだいぶ読んだしな...。それに活字は飽きてきたよ...」

そのまましばらく呆けてると1階から声が聞こえてきた。

母「早く起きなさーい!」

冬野「...サボろう」

1階に降り、母に頭が痛い事を伝えた。勿論嘘だが、簡単に信じてくれた。

冬野「...そうだ!文字に飽きたんなら映像、つまり音にしたらいいんだ!」

その日は動画サイトでひたすら洞察力を鍛える動画を見まくった。

そして夕方、インターフォンが鳴った。

冬野「あれ、お母さんかと思ったけど宅配か〜」

外に出て荷物を受け取ろうとしたらナイフで刺された。

冬野「はぁっ!...家がバレてる。ま、私を監視してるんだし家くらい知ってるか...」

洞察力上昇
洞察力 3 6/7→4 最大値まで到達

身体能力2 1/3 運動慣れしている
洞察力4 秀才
18ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 21:52:38.29 ID:URhpR3gR0
3
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 21:57:50.93 ID:pyell0FDO
3
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 22:05:25.94 ID:xOw1/KuB0
3

『よし、今日はテストだ』

冬野「誰もやるとは言ってませんけど」

『やるんだ』

声の主が語気を強める。

冬野「分かりました」

前と同じように商店街に着くと突然思考にモヤがかかった。

『さあ、今回はどうかな?』

↓1 洞察力4 秀才
00〜10 気づかなかった
11〜99 気づいた
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 22:05:26.28 ID:j6gDUzitO
3
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 22:11:28.78 ID:xOw1/KuB0
コンマ28 気づいた

冬野「えーと...そうそう、ループの原因はアナタ」

『よくできました。さあ、次だ』

そして公園に着いた。

『じゃあ次だ。別に好きでお前を選んだわけじゃない』

↓1 洞察力4 秀才
00〜25 気づかなかった
26〜99 気づいた
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 22:11:47.76 ID:URhpR3gR0
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 22:18:51.23 ID:xOw1/KuB0
コンマ76 気づいた

顎に手を当て考え込む。

冬野「そうか...。その言葉、昔聞いた事があるんだ」

だが更なる違和感に気づく。

冬野「違う...聞いたんじゃなくて言ったんだっけ...?どっちだろ、思い出せない」

『ふむ...よし。なら次だ、行くぞ』

声に促されて示された場所まで移動する。

↓1 洞察力4 秀才
00〜25 気づかなかった
26〜99 気づいた
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 22:19:40.97 ID:nmb+1C/3O
はい
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 22:34:54.02 ID:xOw1/KuB0
コンマ97 気づいた

『それでここまで来て何か分かったか?』

冬野「うん。どこかに誘導してるでしょ」

『よし、合格だ』

その声は心なしか嬉しそうだ。

冬野「それでどこに誘導してるの?」

『やつらの研究所だ』

冬野「それって先生の?」

『いや、どうやら違うみたいだ』

確かに先生の研究所は廃工場にあった。だがこの辺りに廃工場は無く、あるのは廃病院だけだ。

冬野「よく分からないな...先生のとことは別の組織って事?」

『さあな。だがそこには俺の仲間が囚われてる、感じるんだ。だからそいつらを助け出してほしい』

冬野「そんな無茶な...。それなら洞察力より身体能力を鍛えた方が良かったんじゃない?」

『かもな...。ま、色々あるんだよ。気づいた方がいい事があるからな』

冬野「何それ?」

『それは言えない。だが...俺がお前から出ていく条件は教えてやる』

冬野「はぁ...どうぞ」

『仲間を助けてくれたらだ』

冬野「な、なるほど...」

『それで、助けてくれるのか?』

↓3まで多数決
1助ける
2助けない
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 22:37:08.29 ID:Gjen7ni7o
2
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 22:40:03.06 ID:URhpR3gR0
1
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 22:48:40.72 ID:pyell0FDO
1
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 23:32:12.76 ID:xOw1/KuB0
1助ける

冬野「そりゃ...助けるよ。そうしないと出てってくれないんでしょ?」

『ああ。なら早速行くとしよう』

冬野「それで場所は分かるの?」

『大まかにだがな。向こうの方に見える廃病院の方から仲間の気配がする』

冬野「なら、取り敢えずそっちに向かおうか」

廃病院に近づくと人影に気付いた。ホームレスのような格好をしてはいるが、明らかに廃病院の警備をしている。

冬野「とはいったものの私だけでどうこうできるとは思えないんだよな...」

『だが他に助けはないだろ?』

声の言う通りだ。先生はエイリアンを助けるんじゃなくて殺さなくてはならないと考えている人間なんだから論外だとして、私が頼れるのはあと2人。座間くんと水面ちゃん。

冬野「だけど2人をこんな事に巻き込むわけにはいかないよね...」

『まあ、最悪死んでもループ出来るんだ。気にするな』

冬野「それはそうだけど...」

コイツがループの張本人とは言え、言っていることには一理ある。

冬野「流石に怖いけど...頑張るしか、ないか...」

そう覚悟を決めると廃病院に侵入することに決めた。

↓1 洞察力4秀才
00〜25 気づかれた
26〜99 気づかれなかった

今日はここまで。
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 23:32:36.01 ID:URhpR3gR0
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 20:02:37.42 ID:22EdlAq30
コンマ01 気づかれた

男「おい、何してる!」

茂みから病院に近づこうとしていたら、後ろから声をかけられた。

冬野「やばっ...!」

振り返ってみると汚れた衣服に、ボロボロのキャップをかぶった男がいた。その見た目に反して体格はとても良く、目にも生気が宿っている。

男「...こんなとこで何してる?」

冬野「え、えーと...迷ってしまって」

すると男は耳に手を当てた。無線だろうか?

男「...すまないな、お嬢ちゃん。今は色々とタイミングが悪い」

そう言うと男はゆっくりと近づいてきた。

冬野「逃げないと...!」

↓1 身体能力2 運動慣れしている
00〜70 捕まった
71〜99 逃げられた
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 20:03:48.69 ID:DeE4+i5Eo
YOU DIED
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 20:15:07.83 ID:22EdlAq30
コンマ69 捕まった

冬野「やめてっ!」

男「暴れるな!」

腕を掴まれてしまって身動きができない。とてもじゃないが私の力じゃ振り解けなさそうだ。

男「本当にすまない...こっちも非常事態でな」

そう言うと男は上着の下から消音器を付けた拳銃を取り出した。

冬野「い、嫌...!」

パスッ!

ベッドで目が覚める。

冬野「はぁ...」

『ま、今回は駄目だったな』

冬野「偉そうに...」

死亡により能力僅かに上昇
身体能力 2 1/3→2 1.5/3

身体能力2 1.5/3 運動慣れしている
洞察力4 秀才(上限値)
19ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 20:15:57.27 ID:PP1TG/zt0
5
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 20:28:59.51 ID:v3seO+UDO
5
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 20:44:21.98 ID:22EdlAq30
5身体能力を鍛える

冬野「アナタの仲間を助けたいのは山々なんだけど、先に身体的に鍛え方がいいと思うんだ」

『好きにしろ、何も言わん』

冬野「はいはい」

その日は学校に登校し、放課後校庭でひたすらトラックを周回した。勿論部活動中の生徒に変な目で見られたが。

冬野「でもどうせ死ぬんだし、何か気にならないや」

『随分性格が変わったな。前は何をするにしても躊躇いがちだったのに』

冬野「まあね。何回も死んでたら性格も変わるよ」

『それも...そうか』

そしてジャージから制服に着替え、帰り道。

ザクッ

冬野「...ふぅ。さ、今日はどうしよっかな」

身体能力上昇
2 1.5/3→2 2.5/3

身体能力2 2.5/3 運動慣れしている
洞察力4 秀才(上限値)
20ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 20:51:14.18 ID:xNmUbjKxo
5
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 20:51:32.68 ID:PP1TG/zt0
5
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 21:07:13.87 ID:22EdlAq30
5身体能力を鍛える

冬野「今日もトレーニング!」

その日は学校をサボり家で筋トレをやってから、夕方は近所で持久走をした。

そしてまた殺され、ベッドで目が覚める。

冬野「っ...!」

酷く頭が痛む。

『大丈夫か?』

冬野「う、うん...。アナタは何ともないの?」

『ああ』

冬野「そう...」

身体能力上昇
2 2.5/3→3 0.5/7

デスペナルティで能力低下
身体能力 3 0.5/7→2 0.5/3
洞察力 4→3 3/7

身体能力2 0.5/3 運動慣れしている
洞察力3 3/7 人より優れている
21ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える






172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 21:13:02.71 ID:DeE4+i5Eo
5
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 21:14:40.64 ID:v3seO+UDO
5
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 21:34:02.50 ID:22EdlAq30
5身体能力を鍛える

その日も学校を休んでトレーニングに勤しむ事にした。

『今日もランニングか?』

冬野「そうだよ」

運動靴の靴紐をしっかりと結び、走り出す。

冬野「そういえば、アナタに名前はあるの?」

『名前...?』

冬野「うん。今考えてみればアナタのこと全然知らないから」

『そんなのはどうでもいいだろう』

冬野「ま、それはそうだけど...。でも私たちは運命共同体でしょ?」

『まあな。...そのうち分かるさ』

冬野「ふーん...」

相変わらず掴みどころのないヤツ...。

そしてやはりその日も殺される。

身体能力上昇
2 0.5/3→2 1.5/3

身体能力2 1.5/3 運動慣れしている
洞察力3 3/7 人より優れている
22ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 21:37:08.20 ID:p6iq5IJE0
5
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 21:41:02.67 ID:v3seO+UDO
5
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 21:41:09.58 ID:PP1TG/zt0
5
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 21:54:53.71 ID:22EdlAq30
5身体能力を鍛える

冬野「今日も頑張るぞ!」

そう意気込むと、その日はスポーツジムに行くことにした。勿論受付の人に不思議そうな目で見られたが。

冬野「そりゃ十代が、しかもこんな平日に来たら怪しいと思うよね。ま、気にしないけど」

そして1日の殆どをジムで過ごし、帰り道に殺された。

身体能力上昇
2 1.5/3→2 2.5/3

身体能力2 2.5/3 運動慣れしている
洞察力3 3/7 人より優れている
23ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 21:55:18.98 ID:DeE4+i5Eo
6
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 21:58:15.00 ID:v3seO+UDO
5
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 22:01:09.46 ID:PP1TG/zt0
6
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 22:44:41.78 ID:22EdlAq30
6洞察力を鍛える

冬野「今日は洞察力を鍛えよう!」

その日は本や動画を見る事はやめて現状の確認をする事にした。

冬野「まず私のループの原因は精神を糧にするエイリアンであるアナタ」

『そうだ』

冬野「それで、ループを脱するにはアナタが私から出ていく必要があるんだけど、それにはアナタの仲間を助けてあげないと駄目」

『その通りだな』

冬野「そしてアナタの仲間が捕まってるのは多分あの廃病院。そこに居るのが先生の組織の仲間なのかは分からないけど、とにかく警備をつけるほどの場所」

『しかも偽装してまでな』

冬野「そうそう、それで先生の組織は恐らくエイリアンを監視する組織かな。けど先生はエイリアンによる被害が広まらないように私を殺したい...と」

今でも先生に向けられた銃口が脳裏に浮かぶ。

冬野「あと気になるのは水面ちゃんと座間くん。座間くんは...多分私の事を心配してるだけだと思う。けど彼の言ってた事故っていうのが気になる...」

『朝霧はどうなんだ』

冬野「結局前回は見失っちゃったし...今のところは何も分からない、かな。...こんなところかぁ」

その後も色々と考えているとすでに日が暮れていた。そしてインターホンが鳴った。

冬野「...ここで出なかったら殺されないんじゃ?」

そう思い居留守を決め込んでいると、玄関から大きな音がした。

冬野「どうしよ...」

部屋で狼狽えていると段々と足音が近づいてきた。

冬野「っ...!」

そしてドアが開き、次の瞬間にはベッドで目が覚めた。

冬野「...結局殺されちゃうんだ」

洞察力上昇
3 3/7→3 4/7

身体能力2 2.5/3 運動慣れしている
洞察力3 4/7 人より優れている
24ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 22:53:17.19 ID:DeE4+i5Eo
5
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 23:04:02.73 ID:PP1TG/zt0
5
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/25(月) 20:35:55.61 ID:3WYPXr7q0
5身体能力を鍛える

冬野「今日は身体能力だね!」

今日は学校へ行き放課後にトレーニングをした。そして帰り道。

いつも通り殺人者が目の前に現れる。

冬野「...試してみようかな」

一目散に反対の方向へと走って逃げる。勿論相手は私を追ってきた。

冬野「はぁ、はぁ...!」

息を切らしながらも走り続けていると、気づけば殺人者の姿は消えていた。

冬野「いないよね...?」

肩で息をしながらその場で周りを見渡す。

冬野「やった!」

息を整え終えてから、角を曲がると意識を失った。

冬野「うわぁっ!」

そしてベッドで目覚める。

冬野「...待ち伏せされてた。でも、体力がついたのは間違いなさそう」


身体能力上昇
2 2.5/3→3 0.5/7 校内トップクラス

身体能力3 0.5/7 校内トップクラス
洞察力3 4/7 人より優れている
25ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 20:42:13.49 ID:CZQ9W9zY0
3
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 20:42:24.34 ID:4zc0HDvGO
5
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 20:48:22.05 ID:Vp//pZnDO
3
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/25(月) 20:56:58.16 ID:3WYPXr7q0
3エイリアンの仲間を助ける

冬野「よし...助けに行こう」

『本当か?もういけそうなのか?』

冬野「まあ、前よりは鍛えたしね。それに死んでもやり直せるって言ったのはアナタでしょ」

『まあな』

冬野「じゃあ行くよ」

そして学校に行くフリをして家から出ると、廃病院へと向かった。

冬野「うーん...」

やはり警備は健在のようだ。

冬野「頑張るか...」

↓1 洞察力3
00〜40 見つかった
41〜99 見つからなかった
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 20:57:33.04 ID:Cd652KDUo
はい
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/25(月) 21:04:45.51 ID:3WYPXr7q0
コンマ04 見つかった

男「何してる!」

またもや見つかってしまった。

冬野「やばっ、逃げないと!」

↓1 身体能力3
00〜40 捕まった
41〜99 捕まらなかった
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 21:06:46.82 ID:CZQ9W9zY0
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/25(月) 21:42:23.92 ID:3WYPXr7q0
コンマ82 捕まらなかった

冬野「はぁ...助かった。にしても、ここは何処だろう?」

警備から逃げ回っているうちに、病院の中にたどり着いた。しかし周りが暗くて何も見えない。

冬野「えーと...うわぁ!」

とにかく移動しようと壁に手をつくと、突然壁が開いて転んでしまった。

冬野「いてて...」

地面に打ちつけた腰に手を当てながら様子を伺うと、細長い通路がずっと奥まで続いている。

冬野「とにかく...進んでみよう」

『ああ、この先から仲間の気配がする』

暗闇に飲み込まれるような感じはしたが先へと進む。ずっと歩いていると広い空間に出た。よくわからない機材やら何やらが山のように置いてある。

冬野「んー...」

道を探しているとどこからか声が聞こえてきた。

男「侵入者は!?」

男「分からない...とにかく探すぞ!」

慌てて物陰に隠れる。

ゴトッ

冬野「あ...」

だが肘が機材に当たり音を出してしまった。足音の近づく音が聞こえる。

冬野「っ...!」

男「居た...見つけたぞ!」

男が拳銃を取り出し、私に向ける。もう終わりだ、そう思った時轟音が響き渡った。

男「何だ!お前は──」

銃声が数発、すると目の前の男が倒れた。そして男の向こうには見知った顔があった。

花柳「あれ...どうして冬野さんがここに?」

辛うじて息のあった男にとどめを刺しながら私に質問する。

冬野「い、色々ありまして...。先生こそ何で?」

先生は私を真っ直ぐ見つめながら聞こえない大きさで独り言を呟く。

花柳「まあ、いいです。さ、ついてきてください」

冬野「...」

花柳「断れる状況ではないと思いますけど」

先生が銃をチラつかせる。

↓3まで多数決
1ついていく
2ついていかない
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 21:46:09.81 ID:0w1gBlv1o
1
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 21:47:16.77 ID:Vp//pZnDO
1
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/25(月) 22:12:59.54 ID:3WYPXr7q0
1 ついていく

冬野「分かりました...」

花柳「じゃあ後ろにピッタリついて離れないでくださいね」

先生の言う通りついていく。

男「チーフ」

花柳「ここは制圧した。2人、私と来い。残りはここを確保」

先生の指示を聞いて男達はテキパキと動き始める。


すいません、全然進んでないけど終わります。眠すぎて頭が働かない...
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 22:14:10.04 ID:CZQ9W9zY0
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/27(水) 20:29:39.08 ID:CwpPxlrp0
花柳「それでどうしてここに?」

通路を進みながら先生が私に聞く。

冬野「えーと...」

花柳「まあ、いいです。でもここの存在を知ってるのなら私達のことも知ってるんですよね?」

冬野「は、はい」

花柳「そうですか。...まったく監視役は何をしていたんだか」

先生はため息をつきながら先へと進む。しばらく歩いていると、突然向こう側から照明で照らされた。

室長「いい加減にしたまえ、花柳!」

逆光でよく分からないが向こう側には武装した人物が数名、そして奥の方に白衣を着た中年男性が見える。

花柳「分かっていないのはそちらです!奴らは今すぐに始末しないと危険です!」

室長「それは勘違いだ!現に対象者の暴走は起きていないだろう!彼らの性質を理解することができれば我々人類はより高みにいける!」

花柳「そんなのは夢物語です!奴らが事を起こす前に全て排除しないと!」

しばらく沈黙が続いた後、白衣の男は号令をかけた。

室長「これ以上は無駄か...。やむを得ん、殺せ!」

花柳「っ...、応戦しろ!」

銃弾が飛び交う。

冬野「う、嘘でしょ...!?」

慌ててその場で伏せる。頭を抱えながら周りの様子を必死に伺う。すると横に逸れる道を発見した。

冬野「どうしよ...今なら行けるかな?」

↓3まで多数決
1逃げる
2とどまる
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 20:31:34.53 ID:A0/D8Hr3O
1
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 20:35:57.10 ID:AsmDmPQS0
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/27(水) 20:46:28.35 ID:CwpPxlrp0
1 逃げる

冬野「よし...!」

決意を固めるとその場から走り去る。背中越しに先生の声が聞こえた気がするが、無視して通路へ飛び込んだ。

それから走り続けて数分。

冬野「...ふぅ。もう安全かな。気配はどう?」

『近づいているな』

道は二手に分かれている。片方は資料室、もう片方は実験室に続いているようだ。

冬野「どっちに行こうかな...」

↓3まで多数決
1資料室
2実験室
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 20:48:06.59 ID:rPlpW45w0
1
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 20:48:33.81 ID:s/kFhZ+DO
1
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/27(水) 21:14:30.26 ID:CwpPxlrp0
1資料室

冬野「こっちにしよう!」

通路を進み、扉を開けて中に入る。

冬野「真っ暗...。照明はどこかな?」

手探りで入り口近くの壁を触っていると手がスイッチに触れた。明かりをつけると部屋の全容が見えてきた。

冬野「棚に箱がたくさん...」

箱には全く理解できない数字の羅列が書かれている。しばらく歩いていると机の上に置いてある資料が目に入った。

冬野「これ私の写真だよね...」

文章の内容は花柳先生の鞄から見えた資料と大体同じだ。今回は時間もあるためじっくり読むことにした。その中で気にかかった記述があった。

『対象は8歳の時、大きな事故に遭っている。幼なじみである座間徹を暴走したトラックから守る為身代わりになった。怪我の影響か対象は事故以前の記憶を失っていた』

冬野「事故...座間くんの言ってた...」

突然頭が痛み、記憶の断片が蘇る。

冬野「思い出してきた...」

痛みに苦しみながら頭を抑えていると、後ろから近づいてくる足音に気付いた。

だが慌てて振り返った時には意識を失い、ベッドで目覚めていた。

冬野「死んじゃった...。でも、事故のことは思い出した、から一歩前進かな?ごめんね、仲間を助けられなくて」

『別に構わない』

死亡により僅かに能力上昇
身体能力上昇 3 0.5/7→3 1/7
洞察力上昇 3 4/7→3 4.5/7

身体能力3 1/7 校内トップクラス
洞察力3 4.5/7 人より優れている
26ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 21:18:51.30 ID:A0/D8Hr3O
5
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 21:24:02.20 ID:s/kFhZ+DO
5
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/27(水) 21:38:11.92 ID:CwpPxlrp0
5 身体能力を鍛える

冬野「何というか...色々分かってきたのはいいんだけど、思ったよりハードなんだよね...」

殺人者との追いかけっこぐらいは想定していたが、まさか銃撃戦に遭遇するとは思わなかった。

冬野「だから今日は鍛えよう!」

そして今日はいつも通りトレーニングを行い、殺された。

身体能力上昇 3 1/7→3 2/7

身体能力3 2/7 校内トップクラス
洞察力3 4.5/7 人より優れている
27ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 21:41:56.58 ID:AsmDmPQS0
5身体能力を鍛える
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 21:45:42.00 ID:s/kFhZ+DO
6
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 21:46:34.69 ID:rPlpW45w0
6
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/27(水) 22:01:02.62 ID:CwpPxlrp0
6洞察力を鍛える
 
冬野「ふぅ...昨日は身体だったし今日は頭を鍛えようかな」

今日は図書館で論文を読みあさり、いつも通り殺された。


洞察力上昇 3 4.5/7→3 5.5/7

身体能力3 2/7 校内トップクラス
洞察力3 5.5/7 人より優れている
28ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 22:04:32.79 ID:i3SBAduB0
4
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 22:09:17.41 ID:s/kFhZ+DO
4
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/27(水) 22:49:18.25 ID:CwpPxlrp0
4 先生を調べる

冬野「今日は先生を調べよう...!」

そして学校へ行き放課後に先生と話す。早々に先生の組織のことを話すと、以前と同じようについてくるよう促された。

↓3まで多数決
1ついていく
2ついていかない
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 22:58:39.69 ID:rPlpW45w0
1
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 23:04:51.61 ID:s/kFhZ+DO
1
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/27(水) 23:30:47.10 ID:CwpPxlrp0
1ついていく

勿論ついていくことにした。そして車内。

冬野「先生は...室長とエイリアンの扱いに関して対立してるんですよね。何故ですか?」

花柳「そこまで知られているんですか...。まぁ、その理由は簡単です。室長、彼らはエイリアンを利用できると考えています」

『ふざけた話だな』

花柳「ですがそれは大きな間違いです。私達にとって彼らはコントロールできたり、理解し合えるものではありません、異種族なんです。手遅れになる前に彼らを抹消しないと...」

そう言った先生の目はどこか遠くを眺めているようだった。

『...』

花柳「本来なら今日、武力をもってでもそれを実現する予定だったんですが...」

先生は私を一瞥する。

花柳「予定が狂いました」

そして以前と同じように研究所に案内され、同じ問いがなされた。

花柳「さあ、エイリアンを取り除きましょう」

↓3まで多数決
1取り除く
2取り除かない
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/27(水) 23:31:14.54 ID:CwpPxlrp0
今日はここまで。
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 23:32:24.51 ID:f+sLP9Foo
2
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 23:38:04.73 ID:rPlpW45w0
2
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/01(月) 20:25:00.59 ID:SHEDBPd60
2取り除かない

冬野「嫌です」

花柳「なるほど」

そう言うと先生は引き出しを開けようとした。それを見て前回のことを思い出す。その場から逃げ出そうと出口へ向かおうとした。

黒服「悪いな...」

当然外へと繋がる通路には黒服が2人立っていた。

冬野「っ...!」

花柳「ごめんなさい。けどこれも人類の為よ」

銃口から吹き出る発火炎を目にすると同時に視界は暗くなり、ベッドで目が覚める。

冬野「...何か分かると思ったんだけどな」

死亡により僅かに能力上昇
身体能力上昇 3 2/7→3 2.5/7
洞察力上昇 3 5.5/7→3 6/7

身体能力3 2.5/7 校内トップクラス
洞察力3 6/7 人より優れている
29ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 20:25:32.34 ID:1Gfl0dGf0
6
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 20:26:04.25 ID:u5qgrsEDO
6
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/01(月) 20:45:45.93 ID:SHEDBPd60
6 洞察力を鍛える

冬野「洞察力でも鍛えようかな...」

今日は趣向を変えて学校に行き、生徒の観察をした。普段は気にも留めない行動や発言の裏に隠された意図を読み取ることができた。

冬野「人って意外と思ってることが知らないうちに出てるんだね...」

そんなことを思いながらその日も殺された。

洞察力上昇 3 6/7→4 上限まで到達

身体能力3 2.5/7 校内トップクラス
洞察力4 秀才(上限値)
30ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 20:54:58.43 ID:8XxLVe+lO
5
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 21:00:42.58 ID:1Gfl0dGf0
5
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/01(月) 21:15:31.74 ID:SHEDBPd60
5身体能力を鍛える

冬野「今日は身体能力だね」

その日は走り込みをした。そして試しに殺人者から逃げてみたが結局殺された。けど今度は1人目に加えて2人目も撒くことができた。結局3人目に殺されたが。

冬野「頭が痛い...。また負荷が来たの...」

身体能力上昇 3 2.5/7→3 3.5/7

デスペナルティで能力低下
身体能力 3 3.5/7→3 0.5/7
洞察力 4→3 3/7

身体能力3 0.5/7 校内トップクラス
洞察力3 3/7 人より優れている
31ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 21:28:16.06 ID:1Gfl0dGf0
2
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 21:37:16.98 ID:u5qgrsEDO
2
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/01(月) 21:51:40.27 ID:SHEDBPd60
2座間徹を調べる

冬野「...座間くんの事、まだ気になるんだよなぁ」

という訳で今日は幼なじみである座間くんの事を調べることにした。

前回と同じく商店街に行かないか誘われた。

↓3まで多数決
1行く
2行かない
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 21:52:08.17 ID:95XYezEPo
1
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 21:52:35.42 ID:hiAGwxU1o
1
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/01(月) 22:02:49.62 ID:SHEDBPd60
1行く

勿論行くことにした。

前回と同じように商店街に行き、パフェを食べながら話をした。日も暮れてきていい時間になったので、家の前まで2人で並んで歩いた。

そして座間くんは以前と同じように事故について言及した。

冬野(事故...。多分あの研究所で見たヤツだよね。私が座間くんを庇ってっていう...)

↓3まで多数決
1事故について聞く
2事故について聞かない
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 22:04:31.57 ID:1Gfl0dGf0
1
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 22:07:52.17 ID:u5qgrsEDO
1
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/01(月) 22:40:48.57 ID:SHEDBPd60
1事故について聞く

冬野「事故ってトラックの...だよね?」

座間「ああ。...その、すまなかった」

冬野「え?」

座間「俺が不注意だったせいで真白が...」

冬野「...いいんだよ。私がしたくてしたことだから。大事な幼なじみだからね!」

座間「幼なじみ...か」

座間くんが顔を両手でパチンと叩いた。

冬野「ど、どうしたの?」

座間「その...ああ、ダメだ。はっきり言うよ。好きだ、真白」

冬野「へ?」

耳から入った情報が脳みそに到達するまで時間がかかる。その言葉を理解した瞬間、顔が真っ赤になった。

『...早く返事しろ』

声を聞いて我にかえる。座間くんの顔も真っ赤だ。

冬野「えと...その、私も、す、好きだよ」

座間「本当か!?」

座間くんの顔に笑顔が広がる。

座間「な、なら...恋人っ...てことでいい、のか?」

冬野「えと...うん」

その言葉を聞いて座間くんが思わずガッツポーズをした。

座間「あっ、すまない!嬉しくて...」

冬野「ふふ、いいよ。私も嬉しいから」

座間「ああ!おっと、もうこんな時間だ!それじゃあな、真白!」

そう言うと彼はその場から走り去って行った。

冬野「...えと、家に帰ろう」
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/01(月) 22:42:10.64 ID:SHEDBPd60
その日起きた出来事を頭の中で反芻しながら家に入る。そしてそれから眠る直前までずっと頭が喜びに支配されていて、次の日になるまで大事なことに気づかなかった。

冬野「あれ...殺されてない!?」

『確かにそうらしいな』

冬野「な、何でだろう...」

その理由を考えていると下から母親に呼ばれた。私に手紙が来てるらしい。受け取りに行って、ベッドの上で封を開ける。

冬野「一体誰だろう...。まさか...座間くんかな!」

期待に満ちた思いで手紙の文章を読む。内容は...

『冬野真白。座間徹の身は預かった。助けて欲しかったら、廃工場に1人で来い』

冬野「な...」

頭が真っ白になる。

『どうするんだ?』

声が問う。

冬野「そんなの...」

↓3まで多数決
1行く
2行かない
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 22:42:40.71 ID:95XYezEPo
1
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 22:52:15.32 ID:u5qgrsEDO
1
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/01(月) 23:16:57.76 ID:SHEDBPd60
1行く

冬野「勿論行くよ!」

『まさか、無事で済むとは思ってないよな?』

冬野「うん...。多分誘拐の相手は先生...。きっと待ち構えてるよね」

『だろうな』

冬野「だから色々と準備してから行こう」

ホームセンターやコンビニに寄って必要な物を買ってから廃工場へと向かう。どうやら秘密の研究所ではなく普通に工場の中に居るみたいだ。

物陰から様子を伺う。

冬野「やっぱり先生...。それに黒服が2人、座間くんを取り押さえてる」

『どうするんだ...?』

冬野「任せてよ」

色々と仕込みを終えてから工場の中に入る。

花柳「ようやく来ましたね」

座間「真白、ダメだ!」

座間くんの方を一瞥する。

冬野「どうも、先生」

私の態度に引っ掛かった先生が不思議そうな表情をする。

花柳「驚かないんですね...」

冬野「はい」

座間「どうして来たんだ、真白!」

黒服に掴まれた座間くんがもがきながら私に問う。

冬野「そんなの...決まってるでしょ。座間くんのことが好きだから!」

座間「っ...!」
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/01(月) 23:20:17.16 ID:SHEDBPd60
花柳「あらあら」

冬野「私は大好きな座間くんの為なら何度だって危険に立ち向かうよ。それがトラックだろうと、誘拐犯だろうと!」

座間「真白...」

花柳「フフフ、美しい愛です。けれどそのお陰で冬野さんが来たんだから感謝しないといけませんよね。ありがとう、座間くん。わざわざ冬野さんを殺し易い環境を整えてくれて」

座間「このっ!」

黒服「暴れるな!」

男が座間くんの鳩尾に1発叩き込む。

冬野「ちょっと!もう離してください!」

花柳「あらあら、純真ですね、冬野さん。本当に彼を解放すると思いましたか?」

冬野「いいえ」

笑みを浮かべた私とは対照的に先生の表情が曇る。

冬野「この事は室長に告げ口しましたよ。今、工場の周りで貴方達を包囲してます」

花柳「そんなの...嘘です。大体どうして室長の、いえ、私達のことを...」

勿論嘘だ。

冬野「信じてくれないんですね?...皆さん、今です!」

私が声を上げると同時に工場の周りから銃声が響き渡る。それを聞いて先生と男達はその場で伏せた。

冬野(ただの爆竹だけどね。っと、そろそろ時間かな)

冬野「座間くん、横に飛んで!」

私の声を聞いて素早く座間くんはその場を離れた。と同時に屋根に開いた穴からレンガが男達に降りかかる。

レンガが頭やその他諸々に直撃し2人は動かなくなった。

冬野(死なないよね...?ま、まあ、私も殺されそうなんだし...)

花柳「このっ!」

私のブラフに気づいた先生が銃を取り出そうとする。

3点先取で勝ち
冬野 0
花柳 0
↓1 身体能力3 校内トップクラス
00〜40 劣勢
41〜99 優勢

今日はここまで。
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 23:21:44.48 ID:95XYezEPo
ばきゅーん
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 00:11:46.89 ID:v7Xxs2IDO
乙です
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 23:06:41.03 ID:Tn1JGlRA0
乙でした
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/04(木) 20:16:46.92 ID:KltW4mdM0
コンマ48 優勢

だがそれを予め予想していた私は、すぐに走り出し先生に肉薄した。

花柳「この...!」

先生が咄嗟に銃を構える。

しかしポッケに潜ませていたトンカチを取り出し、先生の手に殴りかかる。

ドゴッ

花柳「っ!」ゴトン

落とした銃を足で遠くに蹴飛ばす。

3点先取で勝ち
冬野 1
花柳 0
↓1 身体能力3 校内トップクラス
00〜40 劣勢
41〜99 優勢
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 20:17:33.75 ID:CVO3HwxzO
フルボッコ
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/04(木) 20:32:50.59 ID:KltW4mdM0
コンマ75 優勢

先生は素早く距離を取り、特殊警棒を取り出した。

花柳「私は諦めない...。必ず奴らを抹殺します!」

すると先生は私に向かって突っ込んできた。

花柳「はあっ!」ブオン!

大きく振りかぶった警棒を避け、脇腹を狙う。完全にもらったと思った瞬間、先生がニヤついた。

冬野「え?」

私の攻撃は素早く警棒で防がれ、頭にキックを喰らってしまい、思わずよろめく。

花柳「さよなら、冬野さん」

再び先生は大きく振りかぶる。

が、突然体制を崩した。座間くんが先生にタックルをかましたのだ。

座間「今だ!」

その隙を見逃さず先生の足を思い切り殴る。

花柳「うぐあああっ!」

3点先取で勝ち
冬野 2
花柳 0
↓1 身体能力3 校内トップクラス
00〜40 劣勢
41〜99 優勢
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 20:42:19.89 ID:NMHgdSdY0
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 20:43:32.11 ID:PZ4GLWZ5o
ストレート勝利ジャマイカ
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/04(木) 21:23:47.71 ID:KltW4mdM0
コンマ89 優勢

冬野「先生?もう諦めたらどうですか?」

先生は床に崩れ落ちながら、意志のこもった目で私を睨みつける。

花柳「それはあり得ません...。必ず奴らを...」

冬野「...」

とは言うものの先生は完全に動けなさそうだ。流石に無抵抗の人間を殴れるほどメンタルは強くなっていない。

座間くんの所に行くために先生の側から離れようとした時。

座間「危ない、真白!」

座間くんの声に反応して素早く先生の方へ視線を移すと、もう一丁隠し持っていた銃を取り出していた。

冬野「っ!」ブオン!

ドガッ

花柳「ぐ...う...」ドサッ

冬野「先生...」

座間「大丈夫か?」

座間くんが駆け寄ってきた。

冬野「うん。それよりざまく...いや、徹くんは?」

座間「少し痛むけど大丈夫だ。それより真白、どうして来たんだ。放っておけばよかったのに...」

冬野「さっきも言ったけど...徹くんの事が大好きだから」

こんな台詞を自分で言っておきながら顔が熱くなるのを感じる。

座間「...俺も大好きだ、真白」

抱きしめられて更に身体が熱くなる。

座間「ところで、警察を呼ばなくていいのか?」

冬野「うん...。きっとね...」

国民に知らせてもいない秘密の組織だ、警察を呼んでも無意味だろう。それにこれだけ派手にやれば、おそらくだけど室長の側のグループが先生の事は何とかするだろう。

冬野「さあ、行こう」

徹くんに手を差し出す。

座間「ああ!」

そして彼はその手をしっかり握ってくれた。
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/04(木) 21:25:04.32 ID:KltW4mdM0
私の読み通り、その日から殺人者が来る事はなくなった。まだエイリアンは私の中にいるのだがもう死ななくて済むと言う安心感と、徹くんと共に過ごせるという嬉しさでその事も次第に気にならなくなった。

気づけばあの声は聞こえなくなっていた。そして私は高校を卒業し、大学を経て社会人になってから徹くんと結婚し、幸せに過ごした。

座間「それじゃあ行ってくるよ、お母さん」

真白「行ってらっしゃい、お父さん」

すかさず徹くんが私にキスをする。

「うわぁ!チューした!」

「チューだ、チューだ!」

後ろから子供達が騒ぎ立てる。

座間「それじゃあな。2人もちゃんと学校行くんだぞ」

「「はーい」」

そう言って座間くんは家を出た。

真白「さ、準備して。学校に行くよ」

私の話を聞いて子供達が準備を始める。

真白「...とっても幸せ。だけど...アイツはどうなったんだろう」

この日常はこの上なく幸せな日々だが、唯一その事だけが未だに気にかかっていた。

幼なじみEND

↓3まで多数決
1これで終わる
2他のENDを目指す
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 21:38:45.89 ID:NMHgdSdY0
2
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 21:39:09.71 ID:wj8FCjWDO
2
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/04(木) 22:03:10.59 ID:KltW4mdM0
2他のENDを目指す

そして私が寿命を迎えて死ぬ寸前の事だ。

『久しぶりだな」

聞き慣れた声が頭に響く。

『お前が死ぬ前に一つだけ聞いておく。もう1度やり直すか?』

やり直す?

『ああ。...いや、やり直すという言い方は正しくないか、まあいい。俺はどっちでもいいんだ。お前が望まないならループはここでやめる』

やり直す...。確かにこれまでの生活は幸せだった。けれど...何か大事なことを忘れてる気がする。それを、思い出したい。思い出さないといけない。

だから私は願った。もう1度、と。

『...お前がそう望むのなら、分かった』

そして意識を失ったかと思えば、ベッドで目が覚めた。

冬野「はぁっ!...本当に戻ってる」

『よかったのか?』

冬野「...うん」

身体能力3 0.5/7 校内トップクラス
洞察力3 3/7 人より優れている
32ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 22:20:37.43 ID:NMHgdSdY0
3
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 22:23:07.14 ID:wj8FCjWDO
3
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/04(木) 22:58:42.57 ID:KltW4mdM0
3エイリアンの仲間を助ける

冬野「仲間を助けに行こう」

『わかった』

いつも通り廃病院へ赴く。今回は先程の経験も活かして、トンカチを持っていくことにした。

冬野「やっぱり警備はいるよね...」

↓1洞察力3
00〜40 見つかった
41〜99 見つからなかった

今日はここまで
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 23:01:11.09 ID:PZ4GLWZ5o
ほあ
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 23:01:19.06 ID:wj8FCjWDO
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/05(金) 00:09:57.12 ID:kRmH/YlAo
幸せな人生全うさせてからループさせてくれるのなんか優しいな
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/08(月) 20:04:16.30 ID:SlstSbZq0
コンマ09 見つかった

男「おい、動くな!」

冬野「嘘っ!?」

↓1 身体能力3
00〜40 捕まった
41〜99 捕まらなかった
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:06:06.46 ID:Ht8Ft75FO
逃げる
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/08(月) 20:11:17.53 ID:SlstSbZq0
コンマ46 捕まらなかった

冬野「逃げ切れた...。たしかこの辺りに隠し通路があったよね?」

無事隠し通路を見つけて進んでいくと前回と同じく広い空間に出た。

そして勿論、襲撃に来た先生と遭遇し、付いてくるよう言われた。

↓3まで多数決
1ついていく
2ついていかない
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:15:36.77 ID:uFHpOO8z0
2
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:25:49.20 ID:3HFqmSdDO
2
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/08(月) 20:39:22.02 ID:SlstSbZq0
2 ついていかない

花柳「どうしたんですか?」

周囲を伺う。

逃げれなくはなさそうだ。先生について行っても最終的に殺されるに違いない。それならさっさと逃げてしまおう。

その場から素早く走り出す。

花柳「ちっ!発砲を許可する!」

先生の合図と共に部下達が私に向けて撃ってくる。

↓1 身体能力3
00〜40 逃走できなかった
41〜99 逃走できた
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:39:49.13 ID:CqNy1mJxO
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/08(月) 20:53:03.09 ID:SlstSbZq0
コンマ13 逃走できなかった

ダァン!

冬野「っ!!」

足に猛烈な痛みを感じると同時に、転んでしまった。痛む箇所に目をやると、足が鮮血に彩られている。

花柳「馬鹿なことをしましたね」

先生が私を見下ろす。

花柳「さようなら、冬野さん」

脳天をぶち抜かれ、ベッドで目覚める。

冬野「はぁ...失敗した」

死亡により能力僅かに上昇
身体能力 3 0.5/7→3 1/7
洞察力 3 3/7→3 3.5/7

身体能力3 1/7 校内トップクラス
洞察力3 3.5/7 人より優れている
33ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:55:46.53 ID:uFHpOO8z0
1
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:08:01.96 ID:3HFqmSdDO
1
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/08(月) 21:17:52.38 ID:SlstSbZq0
1

冬野「水面ちゃんの事でも調べようかな...」

学校に行って彼女と話をする事にした。

↓3まで多数決
1問い詰める
2放課後に尾行する
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:23:22.42 ID:3HFqmSdDO
2
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:30:51.34 ID:jckRycu40
2
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/08(月) 23:07:21.14 ID:SlstSbZq0
2放課後に尾行する

冬野「という訳で今日も尾行するんだけど...」

校門の側で様子を伺う。

冬野「走り出した、追いかけないと!」

↓1 身体能力3
00〜40見失った
41〜99 見失わなかった
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 23:08:03.79 ID:SxX56LIuo
にょ
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/08(月) 23:37:56.63 ID:SlstSbZq0
コンマ79 見失わなかった

水面ちゃんを追って辿り着いた場所は、あの廃病院だった。

冬野「な...なんで...」

ホームレスに扮装した警備員に止められる事なく水面ちゃんは中へ入って行った。

冬野「っ...」

驚きで頭が上手く働かない。

『しっかりしろ』

冬野「う...うん。そうだよね、考えても仕方ない。本人に直接聞こう!」

頬を叩いて気合を入れ直す。

冬野「まずは中に入らないと...」

↓1 洞察力3
00〜40 見つかった
41〜99 見つからなかった

今日はここまで。
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 23:38:42.74 ID:3HFqmSdDO
乙です
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 20:21:24.01 ID:XG8RPESh0
コンマ74 見つからなかった

いつもと同じく病院内の隠し通路の中に入る。

冬野「ふぅ...今回はバッチリだね。早く水面ちゃんの後を追わないと!」

通路を進むと例の如く広い空間に出た。

冬野「いた、水面ちゃんだ...」

水面ちゃんが黒服の男と話しているようだ。

朝霧「えと...室長室ってどこでしたっけ?」

黒服「あっちだ。報告か?」

朝霧「はい」

黒服「そうか。大変だな」

朝霧「はい。でも、真白のためですから」

そう男に告げて朝霧は奥へと進んでいった。

冬野「私のため...?」

『おい、見失うぞ』

声で思考が呼び戻される。

冬野「そ、そうだね、進もう。今回は警戒されてないし楽に進めそうかな」

予想通り警備の黒服達は侵入者が居るとも思っていないので、楽に水面ちゃんの後を追うことができた。

ずっと後を追っていくとやがて一つの部屋の中に入った。

冬野「ここが室長室、かな?」

そっと耳を当ててみると声が聞こえてくる。

室長「では報告を頼む」

朝霧「えと、はい。真白はいつも通りで──」

その後は水面ちゃんの報告が続いた。内容は私の状態だとかに関するものだった。

室長「そうか...ご苦労」

朝霧「...」

室長「どうした?」

朝霧「いえ...。ただ、本当にこれが真白のためになるのかと...」

室長「何を今更!あの事故以来ずっとやってきたことじゃないか」

朝霧「そうですけど...。けれど私の干渉が無ければ真白はもっと多くの友達に囲まれてたはずです!それを私が...」

室長「その件については何度も話し合っただろう?これも彼女の為なんだ」

朝霧「...はい」

水面ちゃんの足音が聞こえる。扉に近付いてるようだ。

冬野「間に合わない...!」

その場から去る前に水面ちゃんが部屋から出てきて、私に気づいた。

朝霧「っ!」

驚きを隠せないようだけど水面ちゃんは声をあげなかった。けれどその場からすぐに走り去ってしまった。

↓3まで多数決
1追いかける
2室長室に入る
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 20:22:41.90 ID:nGTt9L3Yo
1
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 20:34:04.58 ID:Q+2U32jw0
1
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 21:25:14.69 ID:XG8RPESh0
1追いかける

慌てて水面ちゃんの後を追いかける。

冬野「待って!」

警備にバレることも無視して水面ちゃんを必死に呼び止める。けれど、止まってはくれず彼女は走り続けた。

冬野「お願い!」

やがて水面ちゃんは扉をくぐり抜けて部屋の中へ入った。勿論私もその中へ入る。

すると中では水面ちゃんが自分の首にカッターを当てていた。

冬野「な、何してるの!」

朝霧「来ないで!」

どうやら冗談なんかじゃ無さそうだ。

冬野「いいから、落ち着いてよ...水面ちゃん」

彼女の目を見つめる。今にも涙が溢れ出しそうだ。

朝霧「全部聞いてたんでしょ...!」

冬野「それは...」

朝霧「真白には知られたくなかった!」

泣きじゃくるように彼女は叫ぶ。

朝霧「私は馬鹿だから!...だから、これで真白を守れるって言われてそれに飛びついたの!」

ここまで取り乱す水面ちゃんは初めて見る。

朝霧「こんなの正しくないって分かってる...。けど、それでも真白を守りたかった!2度と真白を失う思いをしたくなかった!」

しばらく俯いた後、彼女は顔を上げた。

朝霧「こんな私に失望したでしょ?...真白に嫌われて生きていくなんて耐えられないっ!」

冬野「そんな事ない!水面ちゃんを嫌うなんてそんなのあり得ないもん!」

朝霧「違う...嘘だ!」

錯乱状態で信じてもらえないようだ。とにかくカッターを取り上げないと、そう思い彼女に近づくと刃を向けられた。

朝霧「近づかないで!」

冬野「いいから...ゆっくり話そうよ、ね?」

私がゆっくりと彼女に近付いていると、背後でドアの開く音が聞こえた。

黒服「大丈夫か!」

彼は部屋に入ってすぐ、顔見知りである朝霧がカッターを侵入者に向けているのに気付いた。それからは一瞬だった。

銃声が聞こえたと同時に激痛が走り、地面に倒れる。薄らんでいく視界の端に、駆け寄ってくる水面ちゃんが見えた。

↓1 洞察力3
00〜80 聞こえなかった
81〜99 聞こえた
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 21:27:58.91 ID:czFxPajDO
はい
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 21:46:41.13 ID:XG8RPESh0
コンマ91 聞こえた

意識が薄れていく中、水面ちゃんの声が聞こえた。

朝霧「ウソウソウソっ!」

水面ちゃんは横たわる私のもとへ駆け寄って、私の体を起こした。ボンヤリと彼女の顔が見える。

朝霧「そんな、そんな...!」

冬野「うぅ...」

朝霧「痛い、痛いよね?!大丈夫、安心して!私が付いてるから...!世界に1人の親友を、孤独に死なせなんかさせないからっ!」

そんな風に泣きながら声を荒げる彼女の姿が段々と薄くなり、やがて暗闇に包まれた。

そして目が覚める。

冬野「はぁ...!...ふぅ」

いつもと同じくループしたようだ。

冬野「水面ちゃん...。今回は説得できなかった...けど、次はきっといけるはず」

彼女の言葉を思い出す。

冬野「世界に1人の親友...か。私にとっても、そうだよ、水面ちゃん」

死亡により能力僅かに上昇
身体能力 3 1/7→3 1.5/7
洞察力 3 3.5/7→3 4/7

身体能力3 1.5/7 校内トップクラス
洞察力3 4/7 人より優れている
34ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 22:24:13.96 ID:fuptDaSNO
1
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 22:26:51.59 ID:Q+2U32jw0
1
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 22:48:19.03 ID:XG8RPESh0
1

冬野「今度こそ...。取り敢えず、怪しまれないように学校に行こう」

↓3まで多数決
1問い詰める
2放課後、廃病院に行く
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 22:50:18.20 ID:czFxPajDO
2
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 22:51:22.48 ID:nGTt9L3Yo
2
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 22:55:42.84 ID:XG8RPESh0
2

放課後、行き先は既に分かってるので尾行はせずさっさと廃病院へ向かった。

冬野「良し、中に入ろう」

↓1 洞察力3
00〜40 見つかった
41〜99 見つからなかった
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 23:04:52.89 ID:qlSzxHmE0
はい
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 23:30:49.11 ID:XG8RPESh0
コンマ89 見つからなかった

冬野「よかった、バレずに中に入れたよ...」

ここに来るまで水面ちゃんの姿はまだ見かけていない。

冬野「けど、きっと室長室に行くんだよね?取り敢えずそこに行けば水面ちゃんに会えるはず...!」

今度は前回のようなヘマはしない、そんな決意を胸に抱いて先へ進む。

今日はここまで。
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 23:43:08.94 ID:MAJvj3yM0
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/12(金) 08:46:25.97 ID:h2tq/nHDO
乙です
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/23(火) 21:22:14.56 ID:zP10G/+h0
しばらく更新できずすみません
色々と忙しくて・・・
多分今週末はできると思います

295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/23(火) 21:29:16.31 ID:iJcSmWRL0
了解です
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 20:21:26.67 ID:VIG1tRMr0
室長室まで行こうと通路の角を曲がったところで水面ちゃんと出会した。

朝霧「え...真白?」

水面ちゃんは口をぱくぱくしながら私を指差す。

冬野「そうだよ」

朝霧「な、なんで...」

冬野「水面ちゃんのこと、知ったから」

その言葉を聞くと水面ちゃんの表情は一気に暗くなった。

朝霧「じゃあ全部知られちゃったんだ...私がずっと嘘ついてたことも...」

冬野「うん。でも──」

私が全てを言い終える前に彼女は走り出していた。

冬野「待ってよ!」

水面ちゃんは呼びかけも無視して奥へと走っていく。

このままだと前と同じだ。内心そんな焦りを抱えつつ、けれども同時に今回はきっと上手く行く予感もしていた。

そして前と同じ小部屋に入り、前と同じ問答を繰り返す。

朝霧「違う...嘘だ!」

冬野「...」

この場面だ、前はここで間違えた。けれど今回はきっと大丈夫。

落ち着こうと深く息を吸い、真っ直ぐに水面ちゃんを見つめる。

冬野「私は何があっても水面ちゃんの事を嫌いにはならない。...だって、世界に1人の親友だから、でしょ?」

私の言葉を聞いて水面ちゃんの目から大粒の涙が溢れる。

朝霧「覚えて、たの...?」

冬野「うん...」

そう、前のループで死ぬ瞬間に聞いて思い出したが、元々これを言ったのは私の方だった。

水面ちゃんはちょっと抜けてるところがあって、だから幼い頃は思った事をすぐ口に出してしまう子だった。

それが原因でいじめとまではいかないが嫌がらせを受けてた時もあった。そんな時、私は落ち込む彼女に、世界に1人の親友だよ、そう言ったんだ。

朝霧「ごめ...ごめんね...!」

水面ちゃんは息を詰まらせながら謝り、抱きついてきた。

冬野「うん...」

勿論彼女を抱きしめ返す。
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 20:22:37.43 ID:VIG1tRMr0
冬野「ふふ...」

思わず笑みが溢れる。

朝霧「な、なに?」

冬野「別に〜」

朝霧「...私のこと子供っぽいって思ったでしょ」

冬野「さあね〜」

朝霧「もうっ!」

水面ちゃんは怒ったような口調だが、その表情には確かに笑顔が浮かんでいる。

けれど幸せな2人の時間もすぐに終わることになった。

黒服「大丈夫か!」

警備の男が部屋に入ってきたのである。彼は素早く状況を確認すると、見知らぬ顔である私に銃を向けた。

朝霧「ま、待って!」

水面ちゃんが庇うように私の前に立つ。

黒服「ソイツは誰だ!」

朝霧「え、えと...」

黒服「とにかく室長のとこまで行くぞ!」

朝霧「駄目!」

黒服「何...?抵抗するなら...」

そう言うと男は引鉄に指をかけた。だが、その瞬間大きな音と共に施設が揺れた。

黒服「な、何だ!」

朝霧「ごめんなさい!」

水面ちゃんは男の注意が逸れたのを見て、股間に思いっきり蹴りを入れた。

黒服「っ...!!」バタッ

冬野「ちょ、ちょっと...。こんなことしていいの?」

朝霧「良くないけど...。でも、真白を守るためだから...」

冬野「そ、そっか。取り敢えずここから出よう、ね?」

私の問いかけに反応せず、水面ちゃんは俯いたままだ。

冬野「水面ちゃん?」

側によると、突然私の手を掴んできた。

朝霧「ねぇ...2人で逃げようよ」

冬野「う、うん。だからそう言って──」

朝霧「違うよ!...私が言いたいのは、ここからじゃなくて、この組織からって事だよ」

冬野「え...と?」

朝霧「私も...真白を監視してる側だったから分かるの。コイツらは一生真白を自由にさせる気なんて無い!だから...私と一緒に逃げようよ!私が絶対に守ってみせるから...!」

冬野「...」

1逃げる
2逃げない
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 20:24:31.93 ID:s93pUJMo0
1
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 20:24:53.96 ID:xvXzulwDO
2
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 20:44:56.91 ID:H67l948M0
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 21:24:23.64 ID:VIG1tRMr0
1逃げる

冬野「分かった、逃げよう」

朝霧「良かった...。それじゃあ──」

冬野「でも」

朝霧「な、何?」

冬野「守られるだけじゃない、私だって水面ちゃんを守るから」

私の言葉を聞いて水面ちゃんが微笑む。

朝霧「...うん!」

差し出された手をしっかりと握る。
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 21:25:53.85 ID:VIG1tRMr0
数年後 某国 とある山の奥深く

冬野「ふぁ...おはよ」

朝霧「おはよう、寝坊助さん」

冬野「別にそこまで遅くないでしょ...」

朝霧「まあね。さあ、今日は街に出て色々買うから準備して」

冬野「はーい」

顔を洗い、歯を磨き、服を着替えて水面ちゃんと外に出る。

山の麓に位置する町まで徒歩で向かう。町に着くとカフェで少し息抜きをしてから、市場へ向かった。

朝霧「こんにちは、おばさん」

おばさん「ああ、いらっしゃい!今日も仕入れに来たのかい?」

冬野「はい、いつものありますか?」

おばさん「勿論用意しておいたよ」

おばさんが奥から日用品を詰め込んだ袋をいくつか持ってきた。

朝霧「ありがと!」

おばさん「いいんだよ。...ところで、あんたたち何かまずい事にでも巻き込まれてんのかい?」

手で口元を隠しながらおばさんが囁いた。

朝霧「どうして?」

おばさん「男が何人か、あんた達について聞いて回ってるんだよ。勿論あたしは答えなかったけど、他の奴が答えちまったかも」

冬野「そうですか...ありがとうございます」

水面ちゃんに目配せをする。

朝霧「それじゃあそろそろ行くね、ありがと!」

おばさん「ちょっと待った!」

朝霧「なに?」

おばさん「これ、あげるよ」

おばさんはいくらかのお金と、いつもは用意してもらっていない種類の日用品が詰め込まれた袋を手渡してきた。

冬野「そんな、頂けないですよ」

おばさん「いいんだよ!あんたらを見てると...娘を思い出しちゃってね...。ほら!」

そう言って半ば強引に渡されてしまった。

朝霧「ありがとうございます!...また、どこかで!」

おばさん「そうだね...。ほら、行った行った!」

私達は促されるようにしてその場から立ち去った。
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 21:27:43.98 ID:VIG1tRMr0
朝霧「そろそろ違うところに移るべきみたいだね」

冬野「うん...。早く小屋に戻ろう」

本来なら町の宿に宿泊する予定だったが、急いで戻る事にした。日中歩き続け、着いたのは夜中だった。

朝霧「準備できた?」

冬野「うん」

リュックに必要なものだけを詰め込んで、外に出る。

カランカラン!

冬野「今の...!」

手作りの警報装置が作動した音だ。

朝霧「すぐ近くにまで...。早く行こう!」

冬野「うん!」

森を駆け抜ける中、ちらちらと背後でフラッシュライトが動いているのが見える。

「向こうに居るぞ!」

「追え!」

がむしゃらに走り、少し離れたところで息を整える。その際に、水面ちゃんが口を開いた。

朝霧「ごめんね...。真白を巻き込んで、守るって言ったのにこんなことさせて...」

水面ちゃんはひどく思い詰めているのか、表情が暗い。

そんな様子を見かねた私は、彼女の頬に軽くキスをする。

朝霧「へっ!?」

冬野「気にしてないよ。だって、世界に1人の親友だから!」

水面ちゃんの顔に笑顔が戻る。やっぱり水面ちゃんは笑顔でないと。

「こっちだ!」

朝霧「っと...。じゃあ、行こっか!」

冬野「うん!」

あの時と同じように、差し出された手をしっかりと握る。

親友END

↓3まで多数決
1これで終わる
2他のENDを目指す
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 21:28:32.83 ID:s93pUJMo0
2
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 21:28:51.31 ID:xvXzulwDO
2
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 21:36:59.89 ID:VIG1tRMr0
2他のENDを目指す

『また会ったな』

冬野「うん...もしかして、また選ばせてくれるの?」

『まあな』

冬野「どうして、私に選ばせてくれるの?」

『別に、気まぐれだよ。これまで真実の愛と、友情とやらを見せてもらったからな。そのお礼だよ』

冬野「そう...」

今回のループ、水面ちゃんとの誤解は解けたけど...。でも、まだ思い出してないことが...。

冬野「...ループするよ」

『わかった』

そして、気づけばベッドにいた。

冬野「...よし!」

身体能力3 1.5/7 校内トップクラス
洞察力3 4/7 人より優れている
35ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 21:45:00.56 ID:s93pUJMo0
3
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 21:54:58.95 ID:xvXzulwDO
3
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 22:07:53.13 ID:VIG1tRMr0
3

冬野「仲間を助けに行くよ」

『...そうか』

仲間が捕らえられている廃病院へ向かう。

冬野「さてと...中に入ろう。慣れてきたとはいえ、気をつけないとね」

↓1洞察力3
00〜40 見つかった
41〜99 見つからなかった
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 22:16:52.01 ID:HLxAthpp0
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 22:21:05.82 ID:VIG1tRMr0
コンマ01 見つかった

冬野「よしよし、こっそりと...」

だが警備の動向に注目するあまり、足元を見ておく事を忘れ小枝を踏んでしまった。

男「何だ!?」

音に気づいて男が振り向く。

冬野「やばっ!」

↓1 身体能力3
00〜40 捕まった
41〜99 捕まらなかった
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 22:23:25.68 ID:xvXzulwDO
はい
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 22:33:23.03 ID:VIG1tRMr0
コンマ68 見つからなかった

冬野「ふう...」

無事警備の追手から逃れ、隠された施設の中へと入っていくことができた。

そして今回も、襲撃に来た先生と鉢合わせてしまい付いてくるよう言われた。

↓3まで多数決
1ついていく
2ついていかない
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 23:02:54.59 ID:HLxAthpp0
1
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 23:05:06.25 ID:xvXzulwDO
1
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 23:39:24.04 ID:VIG1tRMr0
1ついていく

大人しく先生に付いてしばらく進んだ後、以前と同じ様に室長達と鉢合わせ、銃撃戦が始まった。

冬野「今なら逃げられそう...」

↓3まで多数決
1逃げる
2とどまる

今日はここまで。
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 23:45:46.15 ID:HLxAthpp0
1
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 23:47:44.16 ID:kkqQSrJh0

2
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/27(土) 00:37:57.34 ID:NL6vu99DO
乙です
1
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/28(日) 20:03:59.18 ID:aESBwlMS0
1 逃げる

隙を突いて走り出す。

しばらく施設を駆け巡り、物陰に隠れて息を整える。

冬野「...誰も来てない、みたいだね」

それから通路をしばらく歩くと、左右に道が分かれた場所に出た。

冬野「さてと...」

↓3まで多数決
1資料室
2実験室
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 20:09:47.20 ID:JPC/X+/DO
2
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 20:18:27.44 ID:ESVI2udw0
2
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/28(日) 20:54:00.24 ID:aESBwlMS0
2実験室

実験室と書かれたプレートが備え付けられたドアを開けて中に入る。

冬野「なにここ...」

室内には円筒状のガラスケースが3、4個ほど置いてある。

『居た、あいつらだ』

声が指し示したのはそのガラスケースの中だった。何も入ってないように見えたがよく目を凝らして見てみると、白い光の玉のような物が浮いている。

冬野「これがアナタたちなの?」

『正確には違うが、まあそうだ』

冬野「どうゆうこと?」

『本来俺たちに肉体は存在しないんだ』

冬野「じゃあこの玉は何?」

『仮初の肉体だ。緊急時にはここに入る。勿論、玉そのものは知的生命体ではないから一種の冬眠状態に入るが、死ぬ事はない』

冬野「...想像もつかないや。とにかく助けてあげよう。でも...どうすれば?」

取り敢えずケースのすぐ側にあるコントロールパネルへと向かう。

冬野「どう、分かる?」

『サッパリだな...。お、これじゃないか?』

ソイツが赤いボタンを示す。その下には小さな文字で放出と書かれている。

冬野「だ、大丈夫かな?毒ガスとかが出てきたらどうするの?」

『...試さない事には何もわからないだろ?』

冬野「まあ...」

それから暫く沈黙が続いた。

このままここで悩んでもどうしようもない。そう覚悟を決めた私は思い切ってボタンを押した。

『正解みたいだな?』

声の言う通りで、ガラスケースが開いて玉を取り出せるようになった。

冬野「それで?」

『次は...宇宙船だな』

冬野「え、この仲間たちは?」

『ポケットにでも入れておけ。宇宙船を探すぞ』

仲間の扱いの雑さに呆れつつ、声に従って部屋の中を進む。
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/28(日) 21:07:07.37 ID:aESBwlMS0
しばらく進むと、部屋の中央に石ころのようなカケラが仰々しく置かれていた。

冬野「もしかしてこれ?」

『ああ』

冬野「...」

こんなのが本当に宇宙船なのかと疑問に思い、間近でそれを見つめる。

『さっきも言ったが俺たちに肉体はない。だから宇宙船と言っても厳密には違う。まあ、それは説明すると長くなるからいい。とにかく──』

すると背後から足音が近づいてくるのが聞こえた。振り返るとそこには、例の室長が居た。

室長「やあ、冬野さん」

銃弾で所々穴の開いた白衣を纏い、額から血を流しつつ室長は言った。

室長「まずは...密かに監視していた事を詫びよう」

彼は深々と頭を下げた。想定外の行為に面食らう。

室長「だがどうか分かってほしい。日本、いや、地球の為なんだ。彼らの特性や技術を理解できれば、地球をより良い場所にすることができるはずなんだ」

その目に嘘の姿は見えない、真剣な目だ。

室長「だからどうか...彼らを逃すのは諦めてくれないか」

冬野「...」

↓3まで多数決
1諦める
2諦めない
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 21:29:14.62 ID:ESVI2udw0
2
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 21:39:03.70 ID:0GZuQbfl0
2
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/28(日) 21:59:45.09 ID:aESBwlMS0
2諦めない

冬野「...ごめんなさい」

私の言葉を聞いて室長は深いため息をついた。

室長「そうか...」

すると彼は特殊警棒をポケットから取り出した。

室長「やりたくはないが...仕方ない」

それを見て私もトンカチを手に取る。

『気を付けろよ...』

冬野「分かってるよ...!」

3点先取で勝ち
冬野 0
室長 0
↓1 身体能力3 校内トップクラス
00〜40 劣勢
41〜99 優勢
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 22:08:34.23 ID:JPC/X+/DO
はい
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/28(日) 22:32:00.17 ID:aESBwlMS0
コンマ23 劣勢

まずは機先を制さなくては、そう思った私は一目散に駆け、室長に近づいた。

トンカチで脇腹を殴ろうとしたがヒラリと躱され、逆に一撃を喰らってしまった。

冬野「っ...!」

先程までは血で汚れながらもどこか優しい雰囲気をたたえていた為気付かなかったが、彼の肉体はそこらの一般人よりも遥かに鍛え上げられていた。

3点先取で勝ち
冬野 0
室長 1
↓1 身体能力3 校内トップクラス
00〜40 劣勢
41〜99 優勢
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 22:34:35.40 ID:g3w1hROEo
それ
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/28(日) 23:08:42.11 ID:aESBwlMS0
コンマ40 劣勢

先程のような失敗を犯さない為にも、距離を保って戦略を考える。だが、そんな暇も与えずに室長は向かってきた。

冬野「このっ!」ブン!

ある程度身体能力を鍛えたとはいえ、それはこんな戦いなんて想定してなかった。またしても躱され、今度は側頭部に一発もらってしまった。

室長「もう諦めなさい。決して悪いようにはしないから」

冬野「そんなの誰がっ...」

3点先取で勝ち
冬野 0
室長 2
↓1 身体能力3 校内トップクラス
00〜40 劣勢
41〜99 優勢

今日はここまで。
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 23:10:41.72 ID:0GZuQbfl0
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 23:10:57.80 ID:JPC/X+/DO
はい
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/30(火) 19:58:25.94 ID:gX+iCkeR0
コンマ72 優勢

どうやって室長を倒すか考えていると、視界の端に消火器が見えた。

冬野「あれだ...!」

消火器のもとへ駆け寄り手に取ると、室長目掛けて噴射する。

室長「ゲホッ!」

粉を真正面から吸い込み、咳き込んでいる室長の左脚をトンカチで殴る。

室長「ぐっ...!」

冬野「よし!」

3点先取で勝ち
冬野 1
室長 2
↓1 身体能力3 校内トップクラス
00〜40 劣勢
41〜99 優勢
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 19:59:21.99 ID:w9SF7Lkfo
ほい
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/30(火) 20:08:22.62 ID:gX+iCkeR0
コンマ99 優勢 ゾロ目ボーナスで次のコンマ判定緩和

吸い込んだだけでなく目にも粉が入っていたので、室長はいとも簡単に私を見失った。

室長「このっ...!」

物陰から素早く飛び出し、背中を殴る。

室長「ガハッ...!」

冬野「行ける、あと少し!」

3点先取で勝ち
冬野 2
室長 2
↓1 身体能力3 校内トップクラス
00〜20 劣勢
21〜99 優勢
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 20:10:52.62 ID:7kRHzhmDO
はい
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/30(火) 21:14:38.26 ID:gX+iCkeR0
コンマ62 優勢

室長「このっ!」

振り向きざまに警棒で殴りかかってくる室長をなんとか避ける。

冬野「はぁっ!」

素早く室長目掛けてトンカチを振るう。が、警棒で受け止められた。

思わず笑みが溢れる。

室長「なに...?」

股間を最大限の力を込めて蹴り上げる。

室長「ッッッ!!!」ドサッ

冬野「ふ、ふぅ...」

室長が起き上がってこない事を確かめると、その場で座り込む。

『終わったな』

冬野「うん...」

『なら、こっちも終わらせるぞ』

冬野「はいはい」

声が指示する通りに彼らの宇宙船を弄り、仲間も船内に入れてあげた。

冬野「これで...終わりだね」

『ああ』

冬野「じゃあ、お別れ?」

『そうだな...。だが、何か思い出さないか?これまでお前は座間徹と朝霧水面、真実の愛と友情を見てきたはずだ』

別に何も、そう言いかけたとき頭に激痛が走る。それと同時に今までの記憶がフラッシュバックする。

『別に...好きでお前を選んだ訳じゃない』

『気弱だな、一体誰に似たんだか...』

『俺たち全てを信じなくても構わない!だが、だけど...私だけは信じて!』

『いや...昔、あの事故があった時、少しの間だけだったが真白の性格が変わった事があっただろ?』

『違う...聞いたんじゃなくて言ったんだっけ...?』

『怪我の影響か対象は事故以前の記憶を失っていた』

『真実の愛と友情』

冬野「思い出した...!」

『ようやくか?』

冬野「ああ...。エイリアンはお前じゃない、俺だ...」

『...そうだよ』
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/30(火) 21:16:48.36 ID:gX+iCkeR0
記憶が蘇る。あれは、座間徹を冬野真白が庇って大怪我を負った日だ。

彼女は一命を取り留めていたが、事故の影響で内臓がひどく損傷しており、余命は僅か数日といったところだった。

冬野「...死ぬ、のかなぁ」

そんな事を呟きながら窓の外に目をやっていると、何か閃光が迸るのが見えた。

冬野「何だろ、あれ?」

理由は分からないが、不思議とその光に惹かれた。気づけば病院を抜け出し光の元へ向かっていた。

冬野「確か...この辺り」

そこには小さなクレーターがあり、その中央には何かモヤのようなものが漂っていた。

『聞こえるか?』

冬野「え?」

突然頭に声が響く。

『クソ...。時間がない、さっさと答えろ。お前はまだ生きたいか?』

冬野「へ?」

状況が飲み込めず、アホみたいな声を出す。

『急げ!』

冬野「え、う、うん!」

『分かった。だが条件がある。それは──』

回想が終わり、意識が現在に戻る。

冬野「それは...俺とお前が入れ替わる事」

『そうだよ。アナタに身体を明け渡す代わりに、私は生きられる』

冬野「だが...いくら俺たち精神生命体でも入れ替わりなどと、そんな事は容易にはできない」

『だから更なる制約として、アナタは人間の真実の愛と友情を知るまで記憶を失い、冬野真白として生きることを付け加えたの』

冬野「そうだったな...」

『それじゃあ...そろそろ戻らない?』

冬野「あ、ああ」

意識が入れ替わる。
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/30(火) 21:18:12.78 ID:gX+iCkeR0
冬野「ふぅ〜、久しぶりの肉体だよ!」

『...』

冬野「何黙ってるの?」

『オレに怒りの感情を向けないのか?』

冬野「...何で?」

『確かにお前はあの日から生きることができた。だが、それは...いわば仮初の人生だ。お前は見てるだけしかできず、オレがお前の人生を生きていただろ?』

冬野「そりゃ勿論恨んでるよ」

『...』

冬野「なんて、冗談だよ!むしろ感謝してる。本来なら私が見られないはずだった景色をアナタは見せてくれた、それだけで十分なの。それに、これからは私が私自身の人生を生きられるしね」

『そう...か。だが、何故ループを?あれは...お前に想像を絶する痛みが襲いかかったはず』

冬野「勿論私が死にたくなかったのもあるよ。けど...何でかな、アナタにも死んで欲しくなかったから」

『...わからないな、人間は』

冬野「これまで散々経験したのに?」

『ああ。...そろそろ、お別れの時間だ』

冬野から離れ宇宙船に乗り込もうとしたとき、彼女が口を開いた。

冬野「本当に行っちゃうの?」

『なに?』

冬野「残ってもいいんだよ、私の身体に。勿論身体を操るのは私だけどね」

冬野は笑顔でそう言った。

『な、何故...?』

冬野「んー、なんでかな。私にとって...アナタは弟、いや妹?まあどっちでもいいや。とにかく、家族...みたいなものだと思ってるから」

『そうか...』

冬野「それで?」

↓3まで多数決
1残る
2残らない
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 21:23:15.30 ID:cx1hPvb80
1
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 21:30:39.54 ID:7kRHzhmDO
1
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/30(火) 21:49:59.75 ID:gX+iCkeR0
1残る

『そう...だな。お前がいいなら』

冬野「へぇ〜、そんなに私と居たいの?」

『違う...監視だ』

冬野「素直じゃないね。ま、いいや。じゃあお別れを言って」

『ああ』

仲間たちに地球に残る事、そして彼らの安全を祈る事を伝えた。

冬野「じゃあ、行こうか」

『ああ』


数年後

あれから対外的脅威監視室がオレと冬野をつけ狙う事はなくなった。

どうやら組織内部のゴタゴタのせいで強制解体させられたようだ。

冬野「水面ちゃん、久しぶり〜!」

朝霧「久しぶり、真白!」

冬野と朝霧の間にあった誤解も無事消えた。今でも2人は親友だ。

朝霧「それで明日のデートはどうなの〜?」

冬野「準備はバッチリ!」

座間は何とか男気を見せて冬野に告白して、今は付き合っている。...まあ、あいつになら冬野を任せても大丈夫だろう。

2人は日が暮れるまでおしゃべりを続け、オレが冬野に指摘をしてようやく終わった。

冬野「もー、何で邪魔したの?」

『別に邪魔した訳じゃない、さっさと帰りたかったんだ』

冬野「はいはい、嫉妬しないの」

『黙ってろ...』

冬野「はーい」

すると、冬野が赤信号になっていることにも気づかず歩き出そうとした。

『おい!』

冬野「おっとっと。ありがと!」

『ったく。死なれたら困る』

冬野「お姉ちゃん思いだね〜」

『...姉だとは思ってないからな』

冬野「はいはい。さ、行こ!」

『...ふっ、ああ』

トゥルーEND
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/30(火) 21:50:50.61 ID:gX+iCkeR0
1残る

『そう...だな。お前がいいなら』

冬野「へぇ〜、そんなに私と居たいの?」

『違う...監視だ』

冬野「素直じゃないね。ま、いいや。じゃあお別れを言って」

『ああ』

仲間たちに地球に残る事、そして彼らの安全を祈る事を伝えた。

冬野「じゃあ、行こうか」

『ああ』


数年後

あれから対外的脅威監視室がオレと冬野をつけ狙う事はなくなった。

どうやら組織内部のゴタゴタのせいで強制解体させられたようだ。

冬野「水面ちゃん、久しぶり〜!」

朝霧「久しぶり、真白!」

冬野と朝霧の間にあった誤解も無事消えた。今でも2人は親友だ。

朝霧「それで明日のデートはどうなの〜?」

冬野「準備はバッチリ!」

座間は何とか男気を見せて冬野に告白して、今は付き合っている。...まあ、あいつになら冬野を任せても大丈夫だろう。

2人は日が暮れるまでおしゃべりを続け、オレが冬野に指摘をしてようやく終わった。

冬野「もー、何で邪魔したの?」

『別に邪魔した訳じゃない、さっさと帰りたかったんだ』

冬野「はいはい、嫉妬しないの」

『黙ってろ...』

冬野「はーい」

すると、冬野が赤信号になっていることにも気づかず歩き出そうとした。

『おい!』

冬野「おっとっと。ありがと!」

『ったく。死なれたら困る』

冬野「お姉ちゃん思いだね〜」

『...姉だとは思ってないからな』

冬野「はいはい。さ、行こ!」

『...ふっ、ああ』

トゥルーEND
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/30(火) 21:51:19.58 ID:gX+iCkeR0
という訳で短いですがこれで終わりです。お付き合い頂きありがとうございました。
感想としては、やっぱりループものはムズイっすね...。
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 22:06:54.30 ID:7kRHzhmDO
完結乙です
楽しかったです
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 22:09:13.68 ID:zazSqVBy0
お疲れ様でした。今回と傭兵を見てきた者ですが次回作の予定や構想は今のところありますか?
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 22:24:46.10 ID:cx1hPvb80
乙乙
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/30(火) 22:38:49.13 ID:gX+iCkeR0
>>347
スーパーヒーローものとかやってみたいですね。他に何か見てみたいのとかあります?
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 12:08:30.06 ID:J+IckZOc0
スーパーヒーローものいいと思います
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