西住まほ「大洗玉球物語2」

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184 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:33:07.70 ID:75V8wf/GO
ペパロニ「ドゥーチェの事……自分なりに色々考えたんすよ! 姉さんって呼ぶのも勿論嫌いじゃないっす……でも、ある時気付いたんすよ!」バンッ

アンチョビ(私の事を越えるべき壁と考えているとか? こう正面から越えるべき目標と言われると何だか嬉しくなるな……ペパロニの奴め……後で何か好きな物でも作ってやるか……)ニコニコ

ペパロニ「私……ドゥーチェの事……姉さんじゃなくてお嫁さんにしたいんだって気付いて……だから姉さん呼びは卒業したっす! ドゥーチェ、私と結婚してくださいっす!」バンッ

アンチョビ「…………は?」キョトン

ペパロニ「だからドゥーチェの実家に連れてってくださいよぉ! ドゥーチェのご両親にご挨拶したいっす! お願いしますよぉーっ!」バンッ

アンチョビ「……あ、あほかぁーーーーーっ! このバカロニーーーーっっ!」ポコッ

ペパロニ「いてっ! へへへ……ドゥーチェ……大好きっすーーっっ!」ギュウウ

アンチョビ「だぁぁーーったくもう、本当にしょうがない奴だな……」ポンポン

ーーーーーーーーーーー
185 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:34:28.18 ID:75V8wf/GO
みほ「…………」キョロキョロ

アリサ「……ん? あそこに歩いているのは……サイコ女! 一体何して……」チラッ

ケイ「こらーアリサ、余所見をしない! ボールがそっちに行ったわよ!」

アリサ「えっあ、ちょ……へぶっ!」ビターン

典子「サービスエースが決まった! おおあらーい……ふぁいっ!」バンッ

あけび、忍、妙子「おーっ!」ババンッ

ケイ「んもー、アリサったら。ナオミ……取られたポイントは直ぐに取り返すわよ!」スッ

ナオミ「イエス、マム! こっちは何時でもオーケーさ!」グッ

アリサ「……ちょ、ちょっと待ってください! もういい加減バレーは止めませんか!? かれこれ数時間はやってますよ!?」

典子「なにー!? バレーは何時間やっても楽しいんだぞ! 皆、そうだろ!?」

妙子「楽しいです!」

忍「それに嬉しくもある!」

あけび「時には悔しさだってあります!」

典子「その悔しさだってバレーボールは全て受け止めてくれる! よし、根性で行くぞ!」バンッ

アリサ「待てぇぇーーーーっっ! ちょっと止まれぇっ!」グッ

ケイ「アリサ……どうかしたの? 大丈夫?」フゥ

アリサ「隊長! もう無理ですよぉ……身体が持ちませんって……少し休みましょうよぅ?」ジッ

ナオミ「うーん、流石にアリサもそろそろ限界かもね。ケイ、どうする?」チラッ

ケイ「でもまだ決着も付いていないし……向こうのチームに聞いてみましょう?」
186 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:35:38.32 ID:75V8wf/GO
典子「何々……メンバーの一人が限界……休みたいと……ふむふむ」フンフン

典子「分かりました! では休憩を取りましょう! よし、皆……休憩時間だ!」

アリサ「あぁぁーやっと休めるぅぅ……ほんっとスポーツなんて私には向いてないっていうか、そもそも私やりたいだなんて言ってないしまほさんはどっか行っちゃうし……」ブツブツ

典子「さぁこの休憩時間もいつも通りにバレーの練習をしよう! 行くぞ皆!」バシッ

アリサ「…………は?」

ケイ「ボールが来たわ! ナオミ、アリサ、行くわよ!」グッ

アリサ「あの、私の話聞いてました?」

忍「アターック!」バシィ

アリサ「うわっ、え、えーい!」バシッ

ナオミ「オーケー、直接叩き込んであげるよっ!」バッシィ

妙子「す、鋭いぃ……っ!」スカッ

ケイ「ナイスナオミ! 惚れ惚れしちゃうわ!」

典子「あの長身は厄介だな……でも私達には根性がある! よーし、次……行くぞ!」バンッ

アリサ「待って、何かおかしいわ! お願いだから一回止まってぇ!」グググッ

ケイ「もーそんなに慌ててどうしたのアリサ。何かあった?」チラッ

アリサ「あの、今って休憩時間ですよね!? バレーの休憩時間に何でバレーが始まるんですか!? ちょっとぐらい休ませてくださいよぉ!」

ケイ「うーん……そうねぇ、バレーボールが飛んできたから? でも安心して、今は休憩時間よ!」グッ

アリサ「休憩時間でもバレーボールが飛んできたらバレーが始まるんですか!? それなら休憩が終わったらどうするんです!?」

ケイ「……おそらく、バレーがまた始まるわね!」グッ

アリサ「だから休ませてくださいよぉ! あ、ほらあそこ、あそこにプラウダのーー」ビッ
187 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:36:17.93 ID:75V8wf/GO
カチューシャ「……あんた達こんな所で何やってんの?」

アリサ「ほら! ほらっ! プラウダのカチューシャが来ましたよ! さぁさぁちょっとでいいですからバレーはお休みしましょ!?」グッ

カチューシャ「何を騒いでんのよ、というかいくらここの天井がそこそこ高いからってバレーするってどうなの?」

典子「あっカチューシャさん、丁度いい所に。バレーやりませんか!?」バンッ

カチューシャ「嫌よ。何でこのカチューシャがそんなことしなくちゃならないのかしら」

典子「そうですかぁ……それなら仕方がない、皆……バレーをしよう!」グッ

妙子、忍、あけび「はいっ!」バンッ

アリサ「待て待て待て待て待って待って本当に待って! 何なの!? あんたらの頭の中はバレーしかないの!? 一度あんたらの頭の中見てみたいわ!」

ホシノ「……頭の中は見せられないが……思考の片鱗程度は見せられるよ!」バンッ

アリサ「はぁ? あんたそんな格好で何言ってんのよ、バニースーツみたいなの着て恥ずかしくないの!?」

ホシノ「……あれから着替える時間が無かったんだよ、あまり格好は気にしないでくれ。ま、それはともかく……スズキ、あれを持ってきてくれ」バッ

スズキ「はいはーい。一応作ってあった4つ全部持ってきたよ!」バンッ

アリサ「何よこれ、頭に嵌める……のかしら?」

ホシノ「そうそう、それでこっちの輪っかは手首に嵌めるんだ。折角4つあるんだし、誰か他に……」キョロキョロ

アリサ「ちょ、何で私が嵌める流れになってんのよ! あそこのバレー中毒の4人に付けなさいよ!」ビシッ
188 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:37:14.18 ID:75V8wf/GO
ノンナ「ーーお言葉ですが、カチューシャに限ってそれは決してありえません」ニヤリ

妙子「キャプテンこそが本物です! これは誰が相手でも譲れません!」フンス

アリサ「……何か言い争っているわね……隊長、何があったんです?」

ケイ「うーん、そうねぇ……つまり、どっちがピュアかって話かしら?」

アリサ「ピュア? 何言ってるんですかねあの人達は……付き合ってらんないわ。向こうにでも行こうかしら……」フゥ

ノンナ「くぅっ! 大洗には分からず屋が多いようですね……っ! 偉大なる同志カチューシャのピュアさが分からないとは……どうにかしてカチューシャの御心をこの人達に教えなければ……!」ギリギリ

あけび「そっちこそわかってないです! キャプテンのこの姿を見てわからないんですか!? ピュアさでいったらカチューシャさんは元よりどの学園の人よりピュアな筈ですっ!」ギリギリ

カチューシャ「…………ん? 皆何を言っているの?」チラッ

典子「……バレーの事以外だというのは確かですね、カチューシャさん!」

ホシノ「まぁまぁ諸君! 落ち着いてくれ! そんな君達に朗報だ! ここにあるこの機械はなんと……言った言葉を嘘かどうか見抜く事ができる!」

ホシノ「これを着けたまま質問すればその人がピュアかどうか……判明すると思わないか!?」バーン

ノンナ「いいでしょう、カチューシャ……奴等にカチューシャの偉大さを示すいい機会です。さぁこれを着けましょうね」カチャカチャ

カチューシャ「え、これは何なの? ちょっとノンナ、説明しなさいよ!」プンプン

忍「キャプテン、大洗の秘蔵っ子……いえ、隠れショタと言われる所以をプラウダの方達に見てもらいましょう!」カチャカチャ

典子「ショ、ショタって……私は女だよ! 一体何なの!?」プンプン
189 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:37:53.96 ID:75V8wf/GO
ケイ「アリサ……あなたはピュアとはむしろ対極に位置する娘だけど、面白そうだからこれをつけてね?」カチャカチャ

アリサ「え、い、嫌ですけど!? ちょ、嫌ですってば! はな、離してぇ!」ジタバタ

ナオミ「おっと、諦めなって。さぁさぁじっとして」カチャカチャ

アリサ「くっ……え、これ外れないんですけど!? 二人ともふざけないでくださいよ! 何で私がこんなものつけなきゃならないんですか、大体……」ブツブツ

ナカジマ「うーん、一個余ったね。どうする?」チラッ

スズキ「何だか各チームから一人ずつ出ているし、うちからも一人出そうか!」ウンウン

ホシノ「そうだね……ツチヤ、お願いできるかな?」クルッ

ツチヤ「え、嫌だよ?」キョトン

スズキ「うん、ありがとう。それじゃ早速……」カチャカチャ

ツチヤ「いやいやいやいや、それあれじゃん! 嘘言うと電気流れる奴じゃん! いーやーだー! やーだーやーだー!」クネクネ

ホシノ「ははは……まぁ少しの辛抱だよ。今度の金曜日にドリンクバーを奢ってやるからさ……」

ツチヤ「…………ケーキは?」チラッ

ホシノ「わかったわかった。好きなだけ頼んでいいよ」ニコッ

ツチヤ「……それなら……やる」

ナカジマ「よーし、全員準備完了!」バンッ
190 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:38:40.56 ID:75V8wf/GO
undefined
191 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:39:36.53 ID:75V8wf/GO
ホシノ「それじゃ、皆に紙を配るからこの四人に聞きたい事書いてね。全員に聞くことになるから、個人宛の質問は駄目だよ? あ、一応何枚か渡しておくからね。書くことがなかったら白紙で出してくれればいいよ」

ケイ「オーケー! さーて、なに書こうかしらね……」スラスラ

アリサ「……これ、私も書くの? 別に聞きたい事なんて無いわよ……」スラスラ

ノンナ「奴等に偉大なる同志カチューシャを知らしめる質問……一体何を書けば……」

忍「……個人宛は禁止だけど全員に聞けばそれは個人宛と変わらない……つまり……」スラスラ

ホシノ「……これは丁度良い機会かもね……」スラスラ

ナカジマ「はいはーい、それじゃ紙を回収しするよー!」ワシャワシャ

スズキ「箱に入れて、と……」ガシャガシャ

ホシノ「それじゃルールを説明するよ! 今から読み上げる質問に答えて貰う訳だけれど、四人に嵌めてもらったのは嘘発見器だからね。嘘を言ってしまうと手首の輪から電気が流れるから嘘は言わない方がいいよ!」

ノンナ「ちょっと待ってください! 電気が流れるなんてそんな事は初耳ですよ。カチューシャに痛い思いはさせられません、直ぐに外してください! もしくは手首の輪だけ私に着けてください!」グッ

ナカジマ「いやーこれは頭のリングと連動して嘘を判断するんでどっちか片方を外す事なんてできないんですよー」

ノンナ「ならこんな茶番は結構です! さぁカチューシャ、そんな物外してしまいましょう」スッ

忍「……逃げるんですか?」ニヤリ

ノンナ「…………今なんと仰いましたか?」ジッ

あけび「所詮偶像は偶像ですぅ。崇めて奉っても張りぼてはキャプテンの様に本物にはなり得ません。外したければどうぞご自由に……」ニヤニヤ

ノンナ「……こいつら……っ! いいでしょう、この勝負……受けてたちます! カチューシャ……あなたの偉大さをこいつらに知らしめてあげましょう!」グッ
192 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:40:23.55 ID:75V8wf/GO
カチューシャ「……全然意味がわかんないんだけど、とりあえず質問に答えればいいのね?」

アリサ「下らないわね、さっさと終わらせなさいよ!」プンプン

典子「……私の質問が読まれるといいなぁ」ポケー

ツチヤ「……罰ゲーム用に作った機械がこんな所で使われるなんて……お願いだから答えられる質問にしてよ?」チラッ

スズキ「それは書いた人にしか分からないからねぇ……とりあえず一枚引いてみるよ!」ガサガサ

ホシノ「ん……『正直な話、試合で通信傍受機って引く?』」バンッ

ケイ「アリサ……あなた、気にしてたのね……」ホロリ

アリサ「…………」///

ホシノ「嘘をついたら針千本では無いけど、それなりの電気が流れるからね! それじゃ回答を……どうぞ!」

カチューシャ「……特に何の問題も無いわ。卑怯とも思わない、但し……勝てればの話よ」フンッ

典子「私も特に気にしてません! むしろそういう作戦もあると気付かせてくれる良い機会でした!」

ツチヤ「……うーん、あーいうの見てるとさ、そういうグレーな事ってどこまでやっていいのかなって思うな。あ、別に引いたりはしないけどねー」ニコニコ

アリサ「…………!」ホッ

ナオミ「ふふふ……アリサは気にしすぎさ。でも、良かったね」ニコッ

アリサ「べ、別に気にしてねーし! 良くともなんとも思ってないし!」フンッ ビリリリリリ

アリサ「んきゃぁぁぁぁーーーーーっっ!」ビクビクビクン

ホシノ「だ、駄目だよ嘘を言ったら! 大丈夫かい?」

アリサ「痛いじゃない! 何なのよバカ!」

ケイ「うふふっ! もう、アリサったら嘘は駄目よ? 人間素直に生きなきゃ……ね?」ウフフ

アリサ「くそっ! 機械を嵌めてるのを忘れてたわ……」

ノンナ「……矮小な人物の下らない質問でしたね。次の質問をお願いします」ジッ

スズキ「嘘をついたら機械が反応するから気をつけてくださいよーっと」ガサガサ
193 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:40:57.79 ID:75V8wf/GO
undefined
194 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:41:26.65 ID:75V8wf/GO
ホシノ「次は……『バレーは好きですか?』と……誰が書いたか解りそうなものだが……」チラッ

典子「はい! 大好きですっ!」キラキラ

カチューシャ「バレーというか、スポーツ全般が余り好きじゃないわ。カチューシャの体型では不利な事はわかってるもの……」フンッ

典子「カチューシャさん、バレーにはリベロ制度というものがありますよ! それに私もカチューシャさんと同じで体型では余り向いていないかもしれません……でも、バレーが大好きです!」キラキラ

ノンナ「くっ……眩しい……っ!」バッ

妙子「キャプテンの真っ直ぐな気持ち……最高ですぅ! 主に下腹部辺りにキュンキュンきますよぉ!」フンフン

カチューシャ「ふーん、ま、気が向いたら調べてあげるわ。あくまで気が向いたらだからね!」フンッ

ツチヤ「いやー身体を動かすぐらいなら車を動かしてた方がいいよねぇー。だからバレーは好きでも嫌いでもないかなー」

アリサ「何時間もやらされたせいでさっき嫌いになったわ。大体ね、私はインドア派なのよ。あんな何時間もバレーやらされたら死ぬわ!」フンッ

典子「そんな!? 私達の行為がバレーから人を遠ざけてしまったのかぁーーっ! うぅ、アリサさん……私の事は嫌いでも、バレーは嫌いにならないでください!」

アリサ「そ、そんな事言われても……別にあんたの事は嫌いじゃないし……」
195 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:42:04.15 ID:75V8wf/GO
典子「バレーの事も嫌いにならないでください! 先ずは言葉からだけでもバレーが好きと言ってください、お願いします!」ペコペコ

アリサ「あーうっさいわねぇ、はいはいバレーが好きバレーが好き。これでいいんでしょ? しっしっ!」フンッ ビリリリリリ ビリリリリリ

アリサ「うわちゃぁぁぁぁーーーーーっっ!」ビクンビクン

ケイ「アハハハハハハハハッ! あなたも懲りないわねぇ、ふふふふ……っ!」ゲラゲラ

典子「あぁぁーーっ! すみませんすみません、私ったら機械嵌めてるのを忘れてアリサさんになんて事を……こうなったら私も嘘を吐いて電気を流すしか……っ!」グッ

アリサ「い、いいから……とりあえず離れて……」ピクピク

ツチヤ(うわぁ……流れる電気も結構痛そうだし、こりゃ絶対に嘘は吐けないねー)フゥ

スズキ「まだまだ行きますからねー、今度は私がっと……」ガサガサ

ホシノ「ん……ん? 随分と長いな……『どうも、偉大なる同志カチューシャのおはようからおはようまでを見守るノンナともうします。偉大なる同志カチューシャは……』いや、長いよ! えーと、質問は……『下の毛について、同志カチューシャはその純粋たる心を表すが如く当然天然無毛ですが、そちらのキャプテンとやらはどうせアマゾンの湿地林なのでしょう? お答えください』って……これ質問としてどうなの?」チラッ

ナカジマ「……もう滅茶苦茶だね、とりあえず皆さん回答をお願いします」サッ

ツチヤ「えぇっ!? これ私も答えるの!?」ビクッ

スズキ「そういう企画だから……ツチヤ、変な質問引いてごめーん」ペコッ
196 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:42:39.32 ID:75V8wf/GO
カチューシャ「……確かに生えてこないけど、それが何なのかしら?」///

ノンナ「いいえ、カチューシャはそれで良いのです。いつまでもそのままで居てください……」ギュウ

忍「……ふふふ、キャプテンを甘く見て貰っては困るな。キャプテン、言ってやってください!」バンッ

典子「……えーと、生えてないけど、いやいや本当に何なのこの質問は! 流石の私でもちょっと恥ずかしいよ!」///

ノンナ「ちぃっ! 土手は五分という訳ですか……やりますね」チッ

典子「土手とか言わないで!」///

あけび「キャプテンナイスバンクですぅ!」

ホシノ「…………」ジー

ツチヤ「いやいやそんな見られても皆でお風呂とか入ってるんだから知ってるでしょ。そりゃ生えてるよ、年相応でしょ!」///

ホシノ「確かに知ってはいるけど、改めて聞かされると……何か不思議な気分だね」チラッ

ツチヤ「もー何だよこの質問はー、何の意味があるんだよぉー」ブツブツ

スズキ(ツチヤ……いじけちゃった……可愛いなぁ……)

ナオミ「……最後はアリサの番だよ?」ジー

アリサ「……………………ぼ、ぼーぼーよ? 年頃だもの当然でしょ、それが何か?」プイッ ビリリリリリ

アリサ「あだちゃぁぁーーーーっっ!」ビクンビクン

ケイ「んふふふふ……っ! 何で電気が流れるのが分かってて言うのかしら、あなたも生えてこないじゃない!」ケラケラ

アリサ「ちょ、ちょっと隊長! プライベートな事をばらさないでくださいよ!」

ノンナ「つまりあなたもピュア土手と……そういう事ですね?」ニヤリ

アリサ「ピュア土手とか言うな、バカ!」ガルルル

ナカジマ「はぁ……もうちょっとまともな質問は……と、これはどうかな?」ガサガサ
197 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:44:01.85 ID:75V8wf/GO
ホシノ「んむ、何々、『ここから西を見るとお城を模した建物が見えます、あの建物について説明してください』と書いてある。西は……あっちだね」チラッ

スズキ(まぁ所謂ラブホテルだよねー、私は利用したことないけど……当たり前か……)フフフ

妙子(私の質問が出ましたね。ふふふ……キャプテンならきっとファンシーな感じのふわっふわした答えが返ってくる筈。プラウダの連中にキャプテンの存在を知らしめるチャンスです!)ニヤリ

ノンナ(あのような低俗な建物をプラウダに置きたくもありませんが、下賎な輩共は何処にでもいるもので、真に残念ながらプラウダにも似た建物が少なからずあります。ですが私は今日までカチューシャにあの建物についてピュアッピュアな説明を再三してきました。さぁ、大洗の愚か者共よ……純真無垢なカチューシャの答えを聞くがいい!)ニヤリ

カチューシャ「連れ込み宿ね、低俗な建物だわ」フゥ

ノンナ「カチュゥゥゥゥシャアアアアァァァァァァアーーーーーーッッ!!! そ、そんな下劣な言葉を何処で覚えたんですか!? 私はあの建物についてそんな説明はしていないでしょう!?」ガクガクブルブル

カチューシャ「ひぃぃっっ! に、ニーナとアリーナが話してて、それで知ったの……」ビクビク

ノンナ「あの糞ゴミ共おおぉぉぉーーーーーっっ!! 絶っ対に許さんっっ! 三度切り刻んで燃やしてくれるっっ!」グォォ

忍「ぷくく……皆、ノンナさんのあの狼狽えかたを見てよ」ニヤニヤ

あけび「まるで道化みたいですぅ!」ニヤニヤ

妙子「そんなに狼狽えなくてもいいのに……だって、張りぼてからメッキが剥がれた……ただそれだけの事でしょう? さぁキャプテン……回答をお願いします!」バッ

典子「え? ラブホテルだよね?」キョトン

妙子「いやああぁぁぁぁぁーーーーーーっっ!! キャ、キャプテンの口からラブホテルだなんてそんな……もういやっ! 何でこの世はここまで私を苦しめるのっ! 大体何処でそんな言葉を知ったんですか! キャプテンのえっちっち!」
198 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:44:58.02 ID:75V8wf/GO
典子「そんな事を言われても……私、これでも妙子より年上なんだから、そりゃそういうことも少しは知ってるよ……」

忍「駄目っ! キャプテン、ちょっとタイム! それ以上の言葉は妨害行為ですよ、だから少し抑えてください!」バッ

あけび「がふ……っ!」ガクリ

忍「あけび、しっかりして……あけびぃぃーーー!」ギュウ

あけび「だ、大丈夫です。キャプテンがそういうことを認識していると知って、少し動揺しただけですから……」ニコッ

アリサ「阿鼻叫喚じゃない……何なのこいつら……」ハァ

ナカジマ「それじゃ、ツチヤー回答おねがーい」ニコッ

ツチヤ「……ファッションホテルだねー。もうこれくらいの答えじゃ何も感じないよ」

スズキ「でもちょっと顔が赤いねー」ニヤニヤ

ツチヤ「う、うるさいなー。ほっといてよ!」プイッ

ケイ「最後はアリサねー、電気流れる様な事は言っちゃ駄目よ?」チラッ

アリサ「……いや、あの……ホテル、ですよね?」オドオド

ケイ「そうよ? 何でそんなにおどおどしているの?」
199 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:45:34.27 ID:75V8wf/GO
アリサ「え、あ……いやー、皆なんか色々ホテルの前にくっ付けてるじゃないですか。ラブだのファッションだのと……だからホテルとはまた違うのかなーって思って……でもやっぱりホテルで合ってたんですね、良かったぁ……」エヘヘ

ケイ「ちょっと待って。アリサ……あなたあのホテルを何だと思っているの?」ピタッ

アリサ「そりゃホテルですから、泊まる所ですよね? サンダースにもちらほらありますし……」

ナオミ「アリサ……あのホテルについて誰かから聞いた事は?」

アリサ「え? パパとママは年齢制限があるから大人にならないと入れないよって言ってたけど? だからまだ入ったこと無いのよねぇ……」キョトン

ナオミ「……ちょっと聞いていいかな。ガルパンGを打っている時、まほにホテルでハプニングがどうとか言ってたけど……そのハプニングって何?」ジー

アリサ「私は行ったことが無いからわからないけど、ママは『あなたが将来愛した伴侶と色々な所へ行くときっと素敵なハプニングが起こるわ』って言ってたから。まほさんとあんなお城みたいなホテルに行ったら……きっと素敵な事が起こるのよ!」ニコッ

ナオミ「ケイ……ケイッ! アリサに電流が流れない……故障かもしれないな。修理をお願いしよう! 今すぐに!」バッ

ケイ「ナオミ、大丈夫よ落ち着いて。アリサもそんなに怯えなくて大丈夫、あなたはあなたのままで大丈夫だから……」ギュウ

アリサ「はぁ、別に怯えてませんけど……?」

ノンナ「くぅ……っ! その程度のピュアさで余り調子にのらないでもらいましょう。まだまだ勝負はついていないのですから……さぁ、次の質問を読んでください!」

スズキ「人は見掛けによらないというか……次は……これにしよう!」ガサガサ

ホシノ「思わぬ伏兵ってところだね……えーと『去年のクリスマスには誰からのプレゼントが枕元にありましたか?』」バンッ
200 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:46:07.15 ID:75V8wf/GO
ノンナ「っしゃぁ! 失礼、取り乱しました。これはとても良い質問ですね、皆さんの回答がとても楽しみです」ニコニコ

ノンナ(私は毎年毎年カチューシャの為にサンタという虚像を完璧に作り上げてきました。カチューシャと共にサンタさんへの手紙を書き、そして靴下を飾りました。クリスマスの夜にはサンタに扮しバレないように細心の注意を払ってプレゼントを靴下の中に入れてカチューシャの呼吸を採取しカチューシャの頬をスリスリしカチューシャの抜け毛を全て保管してきたのです。所詮大洗の仮バレー部などという作って一年も経っていない柔な絆とは年期が違うのですよ。ふふふ……奴等の回答が楽しみですね)

典子「……何も無かったよ。女子寮だし、今年も特には何も無いんじゃないかなぁ……」

忍「……もう一年、もう一年あればキャプテンの枕元にプレゼントを置けたのに! そうすればサンタを作れたのに……キャプテンのサンクチュアリにアタック出来たのにぃ!」バンッ

典子「サンクチュアリにアタックって何なの? 今日の皆はちょっと怖いよ……」ブルッ

ノンナ「ぷふぅーーっ! おっと失礼、余りの回答に口から息が漏れ出てしまいまぷふぅーーーっ!」ニヤニヤ

あけび「あいつマジでムカつきますぅ! でも今年はキャプテンにサンタさんがちゃーんと来ますから安心してください!」ムフー

妙子「今年のキャプテンはとってもいいこいいこでしたからねぇー。今度一緒にサンタさんへお手紙書きましょうね……」ニコリ

典子「いや私の方が年上だよ? そんな子供をあやすように言われても困るよ……」

ノンナ「今更取り繕っても無駄無駄無駄ぁ! さぁ次は誰が答えるんです!?」
201 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:46:40.63 ID:75V8wf/GO
スズキ(去年のクリスマスはツチヤの枕元にプレゼント置いたっけ……バレバレだったけど、ツチヤも喜んでくれたなぁ……)ニコニコ

ホシノ(普段は年の差なんて感じさせないけど、ツチヤは私達の一個下だからね。もっと色々可愛がってあげたかったな……)ニコニコ

ナカジマ(今年も何か置いてあげないとね……来年は置けそうにないし……)フゥ

ツチヤ「えーとじゃあ私から言おうかなー、去年のクリスマスはサンタ達からのプレゼントが置いてあったよ。ふふ……あれは嬉しいサプライズだったね!」ニコッ ビリリリリリ

ツチヤ「どわっちゃああぁぁーーーーーーっっ!!?」ビクンビクン

ツチヤ「い、い……いったああぁぁぁぁーーーーいっっ!」ゴロゴロ

ホシノ「ツチヤッ!? 大丈夫か! 何で電流が流れて……あのプレゼントはサンタさんからという体だったよね?」チラッ

ナカジマ「もしかして……私達からって気付いてたからじゃない? そりゃバレバレだったしさぁ」

スズキ「あぁ……それで嘘と判定して電流が流れたんだ……ツチヤ、大丈夫?」サッ

ツチヤ「クリスマスの素敵な思い出が電流で上書きされたよぉ! 痛かったよぉ!」

スズキ「あーよしよし、いたいのいたいの飛んでけー……なんてね」ニコッ ギュウ

ツチヤ「うぅぅぅーーー……痺れたよぉぉーー!」ギュウ

ノンナ「サンタは純真無垢で素直な良い子の元にしかやって来ませんからね。そこのキャプテンさんもツチヤさんも資格を有していなかった……それだけの事です。さぁカチューシャ、あなたのピュア力を見せ付けてやりましょう! 偉大なる同志カチューシャからのお言葉です、愚民ども……心して聞くがいい!」バッ
202 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:47:20.50 ID:75V8wf/GO
カチューシャ(ちょっと待って、ツチヤって他の自動車部からのプレゼントをサンタさんからって事にして貰ったのよね? それをサンタさんからって回答したら電流が流れた……つまりノンナが毎年クリスマスプレゼントを枕元に置いているカチューシャと同じ状況……)

ノンナ「どうしましたカチューシャ、当たり前の回答をごく自然に答えるだけですよ? あいつらにカチューシャの純真な御心を見せてやりましょう……さぁ!」バッ

カチューシャ(これってカチューシャもプレゼントはサンタさんからって言ったら嘘の判定をされて電流が流れるんじゃ……だってあのクリスマスプレゼントって全部ノンナからだもの。カチューシャだってこれでも大人のレディーなんだからサンタさんの正体ぐらい知っているわ。でもノンナからって言ったらまたノンナが発狂するかも……だけどサンタさんって答えたら電流が……あぁもう! どうすればいいのよ!)

ノンナ「カチューシャ? 大丈夫ですか?」

カチューシャ「…………ノンナからのクリスマスプレゼントが枕元に置いてあったわ!」バンッ

ノンナ「…………」

カチューシャ「ごめんなさいごめんなさい! でも電流びりびりは嫌なの、ごめんなさいごめんなさい!」ペコペコ

ノンナ「……いえ、いいのです。ただ、すこしだけ……休ませてくださ……い……」パタリ

カチューシャ「ノンナァァァーーーッッ!」ギュウウウ

ノンナ「……誰だって電流を流されるのは嫌ですものね、私はカチューシャが無事なら……それで……いいのです……」ギュウウ スンスンスン ハスハスハス

カチューシャ「んふ、んふふふ……ちょっと、くすぐったいわよ、ノンナったら何で抱き着いたときはスンスンするのよ、んふふ……」クネクネ

ホシノ「あっちは意外とダメージ少なそうだね。最後はアリサだけど……」チラッ
203 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:48:38.88 ID:75V8wf/GO
ナオミ(ケイ、どう思う?)

ケイ(アリサも寮暮らしだし、大洗のキャプテンと同じ答えじゃない? サンタは流石に……ねぇ?)

アリサ「何も置いて無かったわよ。当たり前じゃない」フンッ

ケイ(ほらね?)ニコッ

ナオミ(だね)ニコッ

ケイ「あら、それは残念だったわね。アリサの元に来なかったのなら、サンタも去年は忙しかったのかしらね!」ウフフ

ナオミ「だとしたら今年は大丈夫さ、アリサはこんなにも良い子なんだから」ナデナデ

アリサ「頭を撫でるな鬱陶しい! ま、去年は煙突も作って無かったし、仕方ないわよ」

ケイ「……ホワッツ? ちょっと待ってアリサ、煙突を作るってどういうこと? 煙突ってそんな一朝一夕に作れる物じゃないと思うんだけど……」

アリサ「あー、隊長の実家なら家に煙突は元々付いてそうですもんね。私はほら、実家が煙突付きの家って訳じゃないから、クリスマスの前にはミニ煉瓦で小さい煙突を作るんですよ。サンタさんが来てくれますようにって!」エヘヘ

アリサ「そうするとクリスマスにはちゃーんとサンタさんがクリスマスプレゼントをくれるんですよ? ま、去年は忙しくて煙突も作れなかったからサンタさんは来てくれなかったけど……」フゥ

ナオミ「参ったねこりゃ……本物だよ。アリサは本物のピュアエンジェルだったんだよ! ケイ、すまないが頼みがある!」バンッ

ケイ「えぇ、今年は作りましょう……サンダース総出で立派な煙突をね!」ニコッ

アリサ「だ、駄目ですよそんな事をしちゃ。私は一昨年までサンタさんからいっぱいプレゼントを貰いましたから、サンタさんには今度から私の分まで誰かにプレゼントを配って貰わなきゃ! だってサンタさんは皆のサンタさんなんですからっ!」ニコッ

ケイ「……そうね、サンタさんは皆のサンタさんだものね! 私ったらうっかりしてたわ、ソーリー!」テヘッ
204 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:49:13.48 ID:75V8wf/GO
ホシノ「……これはもうぶっちぎりで優勝なのでは? 全校生徒を集めてもここまでの童心を持ったピュアな人材は居ないだろう」ウンウン

忍「悔しいけど……完敗だね。でもクリスマスを挟んだ来年ならまだチャンスがある!」

典子「無いよ! 皆は私の事を子供扱いしすぎだよぉ!」

カチューシャ「それにしてもアリサって子供なのねぇ……でもつまりノンナはこのカチューシャにあんな感じになって欲しいわけ?」チラッ

ノンナ「…………いえ、カチューシャは例え連れ込み宿とサンタの正体を知っていてもカチューシャですから。今日は私も色々ご迷惑お掛けしました……」ペコリ

カチューシャ「いいのよ、いつもノンナには頑張って貰ってるんだから」

ノンナ「それに……」

カチューシャ「それに?」

ノンナ「正直な話、17、8にもなる年頃の女があれほど性に無頓着……もといピュアだと若干引きます。あれではアリサさんの将来が心配になります」

カチューシャ「今日のノンナは結構ずけずけ言うわね、でもそれ……アリサには言っちゃ駄目よ」

ノンナ「ふふ……わかっていますとも。私にカチューシャが居るようにアリサさんにはケイさん達がいらっしゃいます。ですからきっと大丈夫ですね」ニコニコ

スズキ「はいはーい、それじゃ最後の質問にしようか……えーと……ほいっと」ガサガサ

ホシノ「ふむ、これは……私では恥ずかしくて読めないな。スズキ、悪いが代わりにこれを読んでくれないか?」チラッ
205 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:50:22.27 ID:75V8wf/GO
undefined
206 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:51:22.74 ID:75V8wf/GO
スズキ「ちょっと! ホシノが恥ずかしくて読めないのを何で私に読ませようとするのっ!? 大体それって一体どんな質問……って、そういう事ね……了解了解。『ツチヤ……このような場を借りて言うのは卑怯かもしれないが、君を迎えて過ごした自動車部の2年間はとても素晴らしいものだった。しかし私達は自動車部から一足先に卒業してしまって、君を一人だけ残すような形になってしまうのをどうか許して欲しい。その罪滅ぼしではないのだが、君から何か望みがあれば叶えてあげたいと思う。ツチヤ、本当に今までありがとう。そしてこれから私達が卒業するまでの少しの間もどうかよろしく。ホシノより』」

ツチヤ「…………っ!」ビクッ

ツチヤ「……そんなの、そんなのいきなり言わないでよ! バカホシノ!」ダッ ギュッ

ホシノ「おっと……っ!」ギュッ

ツチヤ「……そんなこと、言わないでよ……来年の事を考えると、寂しいよ……苦しいよ……でも仕方ないもん、私は皆より一つ下なんだから……」ギュウ

ホシノ「そうだね……でも、だからこそ残る時間をツチヤの為に使ってあげたいんだ。皆もそうだろう?」チラッ

ナカジマ「勿論だよ。残り少ない時間かもしれないけど、ツチヤに何か残せればいいよね。自動車部は残りそうに無いし……」ズーン

ツチヤ「うぅ……ぐすっ……」グズグズ

スズキ「ナカジマ……それは言っちゃ駄目でしょ! あーぁ、ツチヤがグズっちゃったじゃん。こうなるとポルシェティーガーより気難しいんだから……よーしよーし」ナデナデ

ツチヤ「皆……うぅ……ぞれなら留年じでぇ!」ビエーン

ホシノ、スズキ、ナカジマ「それは勘弁して!」
207 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:52:05.57 ID:75V8wf/GO
カチューシャ「……結局、ホシノのいいように使われたって所かしら」チラッ

ノンナ「そうかもしれません、ですがカチューシャにも望みがあればこの私が叶えて差し上げますよ。何でも仰ってください」

カチューシャ「そうねぇ、当面は身長でも願っておこうかしら。ノンナ、叶えられる?」

ノンナ「当然ですとも、さ……どうぞ」スッ

カチューシャ「……ふん。ま、暫くはノンナの肩の上で我慢しておくわ。これからもよろしくね、ノンナ」ニコッ

ノンナ「えぇ、勿論。カチューシャの側にはいつも私とクラーラが控えております。ご安心ください」ニコニコ

クラーラ「…………っ!」グッ

典子「……なんかよくわかんないけど、望みを言えばいいのかな?」チラッ

忍「私達に叶えられる望みなら、任せてください!」バッ

妙子「……キャプテンの性に関する記憶を消去するとかどうですか?」

あけび「それ最高ですぅ! 早速その方法を西住隊長に聞きに行きましょう!」バンッ

忍「妙子冴えてる! そうすればキャプテンはまた純真無垢な子に戻れるんだね!」

典子「……望みが決まったよ! 皆は私をちゃんと年上の女の子として扱う事! これでもう私に変な事は言わないよね!?」バンッ

あけび「……うーん、なしよりのなしですぅ! 却下しまーす!」
208 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:52:40.13 ID:75V8wf/GO
典子「なんでそうなるのっ!? 別にいいじゃん、私が、その……えっちーな話してもさぁ……」モジモジ

忍「あのぉキャプテン。私達は別にえっちーな話をしたい訳じゃないんですよ?」

妙子「そうですそうです! でもキャプテンがどうしてもっていうのなら……はいぃっ!」ゴソゴソ バンッ

典子「……これ何?」チラッ

忍「妙子のお宝同人誌ですね。大洗学園の生徒向けに限定30部だけで配布されたんですよ。誰が書いたのかは判らないんですけど……」

あけび「これは本当に超お宝な物なんですよぉ! 抽選だったんですけど、人数が凄く多くて私も忍ちゃんも当たらなかったんですから!」

典子「……へぇ……そんなのあったんだ……」ペラッ

典子「ほわぁっ! ちょっ、これえっちーな奴じゃん! 止めてよもぉ!」バッ

妙子「キャプテンのこの反応……もしかしてありよりのあり?」チラッ

忍「むしろ……」チラッ

あけび「ありありのありですぅ!」バンッ

妙子「キャプテーン、ほらほらこのページなんて書き込みが凄くて……西住隊長の表情がまた良いんですよぉ……」グイグイ

典子「見ない! 見ないからね! はーい、お目々ブローック! えっちーな物は見ませーん!」ギュウ

あけび「んふぅー、キャプテンのこの反応……これはこれで良いものですぅー! はいお目々ブロック解除ー!」グイッ

典子「止めてよぉ! 見ーなーいー、見ないもんっ!」ギュウ

忍「ふふふ……キャプテン……これから楽しみですね……」ギュウ

妙子「皆、これからもキャプテンの為に頑張ろう! おおあらーい……ファイ!」バンッ

忍、あけび「おーっ!」バンッ

典子「絶対見ないからぁーーっ!」ギュウ
209 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:53:22.88 ID:75V8wf/GO
アリサ「……えーと、私も望みを言っていいんですかね?」ウーン

ケイ「私達に叶えられる事に限るけど、オーケーよ!」ニコッ

アリサ「それじゃ、あのぉ、聞きたいことが……ぜ……全国大会の事なんですけど……お、怒ってますか?」チラッ

ケイ「アリサ、あなた……ずっとその事を引き摺ってるわね……」フゥ

アリサ「だってぇ……最初から隊長が指揮していたら勝ってたかもしれないじゃないですかぁ……」エグッ エグッ

ケイ「そんな事を言ったらあの時最後に全車投入してたらって話になるでしょー? ザッツ戦車道っ! 勝ったとか負けたとかの話じゃないわよ?」

アリサ「でも……でもぉ……」グズッ

ケイ「ほらほら泣かないの! アリサの折角の可愛い顔が台無しじゃない」スッ

アリサ「へぶっ……」グシグシ

ケイ「アリサ、いい? 大会だけが戦車道じゃないの。戦車を降りても私達の道は続いているんだから、いつまでも終わった事を気にしてちゃだーめ!」ニコッ

アリサ「た、たいちょおぉぉぉーーー…………」ギュウウウ

ケイ「はいはい、んもう……アリサったら甘えん坊ねぇ」ナデナデ

ナオミ「おいおいケイ、私にもアリサのそのキュートな頭を少しは撫でさせておくれよ。独り占めはよくないよ?」ニコッ ナデナデ

アリサ「うぎゅぅ……ふみゅぅ……」ナデナデ

ナオミ「ふふふ……本当にアリサは可愛いね……持って帰りたいくらいさ……」ナデナデ

アリサ「う、うるさいうるさーい! 私が可愛いなんて言われなくても知ってるし! つーか触んなし! やめろし!」バッ ビリリリリリ

アリサ「いっぎゃーーーーーっっ!!」ビクンビクン

ケイ「あらら、今度はどんな嘘に反応しちゃったのかしら?」フゥ

ナオミ「あははは……なんでもいいじゃないか。アリサは素直で可愛い子、それだけさ!」ニコッ

ケイ「それもそうね!」

アリサ「…………むぎゅぅ」パタリ

ーーーーーーーーーーー
210 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:54:27.66 ID:75V8wf/GO
みほ「…………」キョロキョロ

優花里(んひぃ! あ、あれは西住殿! どうやら誰かを探しておられるご様子! これは是が非でもお力にならなければなりませんね!)ビクン

優花里(……ですが、私の身体は先程のはむふぇすを享受した余韻が残ってて……動けないでありますぅ……)ビクンビクン

優花里(うぅ……西住殿を見ているとあの柔らかな指の感触……薄い唇に反して生き物の様に蠢く舌先と掠れるような声の残響を思い出してしまって身体が勝手に反応しちゃいますぅ……あふぅ……っ!)ビクッ

優花里(あぁ……西住殿が行ってしまわれました……この身体が動けさえすれば必ずお役に立てたものを……んふぅ……)ビクン

優花里(それにしても久し振りのはむふぇすは大盛り上がりでしたぁ! しかも今回はポイント消費がありませんでしたからね! 貯めた西住ポイント……NPを使わずに済んだのは正に僥幸ですよ!)ハフゥ

優花里(はむふぇすを開催して頂くには約53万NPを払わなければなりませんからね! 如何に私のNPが100万そこそこ貯まっていようとも無駄遣いはいけません! まだまだ貯めていきますよぉ!)フンスフンス

優花里(……でも、ある程度のNPが貯まると西住殿が色々なイベントで搾取しに来るんですよねぇ……この前なんてやっと300万ものNPが貯まったと思ったら期間限定イベントと称してぺろぺろふぇすてぃばる権が250万NPで売られていましたし……買いましたけど!)ムフー

優花里(ぺろふぇす……あれは本っ当に最高でした! なんとなんとなーんとリバ有りでしたからね! んふふ……あの時の私はそりゃもうぺろぺろぺろりあんでしたとも。西住殿はですね、あまり嬌声をあげる事は無いのですけど、あの時の上擦った声が……掠れたような声が今も耳に残っていますよぉ! あぁ……また開催したいですねぇ……っ!)フンフンフンフン
211 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:55:33.59 ID:75V8wf/GO
華「……あら、優花里さん? そのような所でどうかなされたのですか?」ピタッ

優花里「い、五十鈴殿! いやぁちょっと先程の疲れが残ってて……少し座って休んでいるんですよ!」エヘヘ

華「……ん、成る程。優花里さんは相変わらずの様ですね」クンクン

優花里「え、に……匂いますか? きちんとシャワーも浴びたんですけどね」クンクン

華「いえいえ、余りお気になさらず。私が少し過敏なだけですわ。それで優花里さんの体調はもうよろしいんですの? 体調が優れないのなら誰か呼んできましょうか?」チラッ

優花里「あはは、大丈夫ですよ! 元気爆発が私の取り柄の一つですからね! ご心配をおかけしてすみません!」ペコリ

華「そうですか、それなら安心ですね。では何か飲み物でもお持ちいたしましょうか? 何に致します?」ニコッ

優花里「いやいや、私の事は気にしなくて大丈夫です! 本当に少し休んでいただけですので!」ニコッ

華「ですけど……このような騒がしい場所では休むのにも一苦労ですね……そうだ! 私、良い場所を知っているので、そこで休んではどうですか?」チラッ

優花里「…………その良い場所って向こうの方ですかね?」スッ

華「……そうですよ?」ニコリ

優花里(さっき西住殿と入った部屋の方向……)ゴクリ

優花里「その良い場所って、もしかして中から鍵が掛かったりしちゃいます?」チラッ

華「……掛ける方もいらっしゃるそうですね!」ニコリ

優花里「……もしかしてシャワー室があったり?」チラッ

華「有事にはお花にお水をかけなければなりませんもの。そのような備えも必要ですからね!」ニコリ

優花里「何故かお布団が備えてあったり?」チラッ

華「勿論です! 優花里さんは大切なお友達ですもの、床に直接なんて寝かせられません! 万事この五十鈴華にお任せを!」ニコリ

優花里(……………………このままだとヤられるっ!)ピクッ
212 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:56:22.08 ID:75V8wf/GO
華「さぁさぁ優花里さん、一緒に行きましょう? 体調の悪いのを我慢するなんて身体に毒ですよ?」ニコニコ

優花里「あは、あはははは……では私はこれで失礼しますっ!」ダッ

華「逃がしませんよ? 優花里さんが悪いんです、そのような艷っぽい匂いを漂わせられたら私も我慢できません!」ギュッ

優花里「ちょ、ちょっと五十鈴殿! 私はそんな匂い出してませんよ! 止めてください!」ジタバタ

華「では確認してみますか……あの部屋で、じっくりねっとり時間をかけてどのような匂いかを教えて差し上げますね!」ニコリ

優花里「わた、私には西住殿という心に決めたお方がいるんです! 毎度毎度五十鈴殿の性の捌け口にしないでください!」ジタバタ

華「まぁ、そのような言葉は心外です。それに優花里さんのみほさんを想うその気持ち! 私、とても感動いたしました!」グイイイ

優花里「いったたたた、いったい! 五十鈴殿、痛いですよ! 何でその返答で尚更引っ張るんですか!? 止まってくださぁい!」グイイイ

華「ですから何時も言っているではありませんか。私は優花里さんが如何にみほさんを想っていようが構いません。ただ、その都度身体をお貸し頂ければよいのです。人様の恋慕を邪魔するような野暮などとてもとても……ね?」グイイイ

優花里「あぁ……引き摺られて行くぅ……西住殿ぉ……非力な秋山優花里をお許しくださぁい……」グスングスン

華「あらあら優花里さんったら、いつもいつもこのような茶番など挟まなくても宜しいのに……女心は複雑ですわね……」グイイイ

???「ちょ、ちょっと待てお前ら! 皆も居る場所で何と言う会話をしているんだ!」バッ
213 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:56:57.82 ID:75V8wf/GO
優花里「あ……あなたは……っ!」

桃「ほら、五十鈴もその手を離せっ!」グイッ

優花里「あっ……」パッ

華「あらら……」パッ

杏「…………ふーん」ジー

桃「お前ら神聖な学舎で一体全体どういうつもりだ! それにいつもいつもってどういうことだ!」

華「どうと言われましても……優花里さんがこのように抵抗するのはいつもの事ですから……ね?」チラッ

優花里「うぅ……そ、そんなことは……」ソラシ

桃「何ぃ……?」ジー

杏「成る程、つまり秋山ちゃんも望んで引っ張られていたって事だね。どーりで秋山ちゃんの抵抗が形だけだったわけだ」フーン

優花里「こ、心からの抵抗ですよ! 私には西住殿というお方が居ますから! こんな愛の無い行為は心底お断りですぅ!」

桃「しかし会長、秋山はこう言っていますが……」チラッ

杏「うーん、それにしては秋山ちゃんに拒絶の色が無さすぎるんだよね……」

華「うふふ……女性には時として理由が要りますから……」

優花里「理由だなんてそんな……拒絶に理由なんてありませんよ!」フン

華「あらぁ……優花里さんにそこまで嫌がられては仕方ありません……誰か別の方で我慢致しますわ」

優花里「あ、ちょ……べ、別の方が五十鈴殿の毒牙を受けるなんて事は見過ごせません! 誰かが犠牲になるのなら……私がなりますぅ!」ガルーン

華「……と、いうことです。優花里さんの尊い自己犠牲の精神を蔑ろにするのも偲びありませんし……そろそろ行ってもよろしいですか?」ニコッ
214 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:57:45.97 ID:75V8wf/GO
桃「え、えぇー……会長、ど、どうしましょう?」チラッ

杏「どうしましょうって言ってもねー、まぁお互いの合意があるのなら此方側としても言うことは無いんだけど……」

優花里「ご、合意では……ない可能性も微粒子レベルで……残留している……のかも……ですけど……」

華「うふふ、優花里さんも強情ですわね。そうですわ、私……良い事を思い付きました。生徒会の皆さんには本当に優花里さんが嫌がっているのか目の前で見て貰って判断して頂きましょう!」ポンッ

杏「……それって私達の目の前で五十鈴ちゃんと秋山ちゃんがおっ始めるって事? 流石にそれはちょっとねぇ……」

華「百聞は一見にしかず! 優花里さんが嫌がっていると皆さんが判断したのなら私は手を止めますわ!」バンッ

桃「では逆に我々が嫌がっていないと判断するとどうなる」

華「……それは私の口からはとてもとても……ですが、内側から鍵が掛かってしまう密室のような部屋に布団が数組敷いてある部屋ですから……私達のみならず……皆さんどうなってしまうんでしょうね?」チラッ

杏「…………っ!」ゴクリ

桃「会長? 大丈夫ですか?」

華「あらあら……もしかして会長さんも体調が悪いのでは? それなら尚更あの部屋にご一緒いたしましょう。きっとその体調も良くなるはずですわ!」ウフフ

杏「……私もちょっと疲れてるのかもね。すこ、少し休もっかなぁ、なぁんて……」ハハハ

優花里「うぅ……合意ではないです、おそらく……決して……さ、先っちょだけですから西住殿ぉ、見捨てないでくださいねぇ……」ズルズル

華「はいはい、今日は足腰が立たなくなるまでしますからね。優花里さん、しっかり覚悟をしておいてくださいね……?」ツネリッ

優花里「……あひゅんっ! そ、そこはつままないでぇ……っ!」ビクッ

華「会長さんも無理をなさるとお身体に毒ですから……私達の確認をしがてらあのお部屋でご休憩なさってはいかがです?」チラッ

杏「うーん……ま、まぁ確認は必要だよね?」スッ
215 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:58:15.98 ID:75V8wf/GO
桃「あ、会長! うぅ……皆行ってしまった……ど、どうしよう……?」ウルッ

柚子「…………じゃ、私達も行こっか?」ガシッ

桃「へぐっ! ちょ、ちょっと痛いよ柚子ちゃん! 柚子ちゃん!? うわぁ引き摺られるぅぅーーーっっ! やめてぇぇーーーーーっ!」ズルズル

柚子「今日は離しませーん! 最近の桃ちゃんったら会長会長まほさんまほさんと……たまには私の事も見てもらわなくちゃね!」ニコッ

桃「ゆ、柚子ちゃんの事もちゃんと見てるよぉ! だから……ねぇ、やめて……ね?」ウルッ

柚子「…………っ!」ゾクゾク

柚子「今日は絶対に止めないからね? 桃ちゃんの敬愛する会長の前でしっかりとその身体に刻み込んであげる……私の気持ちをね」ニヤリ

桃「ひぇぇ……や、やめてよぉ柚子ちゃん!」ズルズルズルズル

柚子「やーめーまーせーんっ! はいはーい、とうちゃーく!」ズルズル

桃「た、たすけもがっ」ギュウ

柚子「……さ、二人でたっぷりと楽しもうね?」ギュウ

桃「もがもがー!」ジタバタ

柚子「うふふふ……ま、たまにはこういうのもいいよねー?」ニコニコ

……………………

………………

…………

ーーーーーーーー
216 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:58:57.17 ID:75V8wf/GO
みほ「…………」キョロキョロ

オレンジペコ「あ、みほさんですぅ!」

アッサム「本当ね、誰か探しているようだけれど……でも先ずはこっちの問題を先に解決しないといけないわ」フゥ

オレンジペコ「そうですね……うぅ……ダージリン様、おいたわしや……」ウルウル

ダージリン「粛清……淘汰……虐殺……追放……排除……」ブツブツ

オレンジペコ「うぅぅぅーーっ! こんなにやさぐれたダージリン様は初めて見ますぅ! 隅っこで膝を抱えてぶつぶつと物騒な言葉を……可哀想ですぅ!」ウルウル

アッサム「それだけあの三人から受けた仕打ちは屈辱的だったということね。さて、どうしたものかしら……」ウーン

ダージリン「掃討……根絶……掃滅……破壊……抹殺……」ブツブツ

オレンジペコ「呟いている言葉が破壊衝動に満ちてますぅ! マイナスイメージというか、ネガティブといった方がいいのか……アッサム様ぁ、どうすればいいんですか?」ウルウル

アッサム「そうねぇ……とりあえず、言葉の方向性を変えてみましょう。耳元でもっとポジティブな言葉を囁いてみればダージリンの呟く言葉も変わるのではなくて?」チラッ

オレンジペコ「そうですかねぇ……では、ダージリン様ぁ耳元で失礼いたしますぅ……」サッ

オレンジペコ(えぇと……祝福……解放……紅茶……多幸……戦車……こ、こんな感じでいいですかぁ……?)ボソボソ

ダージリン「衝動……災害……………………展開……輪廻……禍福……」ブツブツ

アッサム「あら……流れが変わったわね。この調子でどんどん行きましょう!」ムフー

オレンジペコ「今のダージリン様の状態は大体ニュートラルという事ですかね、禍福とか混ざっていますし……」
217 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 01:59:40.45 ID:75V8wf/GO
オレンジペコ(……この状態ならもしかしてダージリン様の性嗜好をコントロール出来るのでは? これは試してみる価値がありますぅ!)ムフフ

オレンジペコ(百合……ビッフェ……御神酒徳利……サッフィズム……)ボソボソ

ダージリン「転身……安置……………………バリタチ……フェム……モノガミー……」ブツブツ

オレンジペコ「やったぁ! 成功ですぅ!」ニパー

アッサム「ぶっふーーっっ! ゴホッゴッホッ……ちょ、ちょっとオレンジペコ! ダージリンに何を言ったの!? 一気に呟く方向性が変わったじゃない!」ジロッ

オレンジペコ「そんなぁ、ポジティブな言葉を羅列しただけですよぉ! さぁこのままどんどんいきますよぉーー!」バンッ

アッサム「ちょっと止めなさい! ダージリンが戻ってこれなくなったらどうするの!」ギュウ

オレンジペコ「それならそれでオールオッケーですぅ! 私はどんなダージリン様でも愛せますから……アッサム様、手を離してくださぁい!」グググ

???「……どうやら我等の仲間を増やすチャンスですぞ!」ニヤリ

???「我等も呟いてみるぞな!」

???「それじゃ、えーと……」コソッ

オレンジペコ「あぁーー! 止めてください! ダージリン様はこれを期に誘い受けのバリタチに生まれ変わるんです! 私のダージリン様に不純物を入れないでぇーーー!」ジタバタ

アッサム「こらっ! オレンジペコったら暴れないで! そこの貴方達……えぇと、ねこにゃーさん達も変な言葉をダージリンに吹き込まないで!」

ねこにゃー(上腕二頭筋……大胸筋……三角筋……だにゃー)ボソボソ

ももがー(インターナルオブリーク……インターナルインターコスナル……イレクタスパイニー……)ボソボソ

ぴよたん(シットアップ……ツイストクランチ……シーテッドニーアップ……)ボソボソ
218 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 02:00:14.57 ID:75V8wf/GO
アッサム「ちょっと貴方達、止めなさいって言っているでしょう!? ダージリンに悪影響が出たらどうしてくれるのよ!?」バンッ

オレンジペコ「あぁぁーーっ! 私のダージリン様が穢れるぅ! 離れて、離れてくださぁい!」ジタバタ

ねこにゃー「ふふふ……これできっと聖グロリアーナ女学院にも筋トレの波が来ますぞぉ!」キャッキャッ

ももがー「楽しみぞな!」キャッキャッ

ぴよたん「んん!? ダージリンさんの様子が変だっちゃ!」ビクッ

ダージリン「ん……んんんんんーーーーーっ! ティーターイム!」バーンッ

アッサム「ダ、ダージリン……!? 貴方……大丈夫なの?」チラッ

ダージリン「えぇ……アッサム、それにペコにも心配を掛けたわね。この通り、私はもう大丈夫よ」ニコッ

アッサム「…………ほっ。これでとりあえずは一安心かしらね。ですがダージリン、あなた……変な言葉に影響なんて受けてないわよね?」ジトッ

ダージリン「アッサムったら心配性ね。勿論大丈夫よ、ふふふ……それでは早速だけれど、ペコ……紅茶を頂けるかしら?」チラッ

オレンジペコ「あ、はい! かしこまりましたぁ!」トテトテ

ねこにゃー(うーん……影響は見られないにゃー)

ももがー(まぁ耳元でごちゃごちゃ言ってただけだからもにゃ)

ぴよたん(残念ほい……)シュン
219 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 02:00:53.95 ID:75V8wf/GO
オレンジペコ「お待たせしましたぁ! どうぞ!」タンッ

ダージリン「ありがとう……あらペコ、あなた……タイが曲がっていてよ?」スッ

オレンジペコ(はわわはわぁーーっ! きたきたきたきちゃいましたぁ! これこれこういうのを私は求めてたんですぅ! はっふぁ、はっふぁぁぁーーっっ! ダージリン様の麗しい御手が私の胸元のはっふぁーーーー!)ビクビクン

ダージリン「ん、これで大丈夫。いつもの可愛いペコの出来上がりね」ニコッ

オレンジペコ「はっふぁ……うぅ……ダージリン様の前でペコはタイも満足に結べずに恥ずかしゅうございます……」ウルウル

オレンジペコ(そしてダージリン様の視線を縫って更に下腹部の装飾を少しずらしておきますぅ! そうしたらまたダージリン様に優しく手直しして頂けるかもぉ! 催眠は失敗しましたけど、今度は失敗しませんよぉ!)フンスフンス

ダージリン「……あら? まぁまぁペコったら……こっちも……」スッ

オレンジペコ(きたきたきたきたキマシタワー建立ですぅ! 次のダージリン様の言葉を合図に一気に畳み掛けますよぉー! さぁ、さぁさぁ私の望んだダージリン様が今ここに顕、現ですぅーっ!)フンスフンス

ダージリン「体幹……インナーマッスルの追い込みが足りていないわね」ニコリ

オレンジペコ「こんなダージリン様は望んでいません!」キッパリ

ねこにゃー「成功ですぞぉーー!」バンッ

ももがー「ダージリンさんはインナーマッスル派ぞな?」キョトン

ぴよたん「我等の言葉が少し偏っていたのかもしれないぴよ」ウンウン

ダージリン「さぁ、トレーニングを始めましょう!」ウインクバチーン

オレンジペコ「私はこんなの望んでいませぇん! うぅ、折角のチャンスがぁ! 私のダージリン様がぁ!」ビエーン
220 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 02:01:48.95 ID:75V8wf/GO
ダージリン「ほらほら、ペコもアッサムもぐずぐずしていると置いていくわよ! ねこにゃーさん、ミュージックスタート!」サッサッ

ねこにゃー「おねがいまっそー!」ジャンジャン

ももがー「めっちゃ」ジャンジャン

ぴよたん「もてたーい!」ジャーン

オレンジペコ「うげぇ、うごぉ、ちょちょっと待っ、紅茶の飲み過ぎでお腹が……うっぷ……」ユサユサ

ダージリン「ペコったら、私達聖グロの高潔な精神を培うには健康な身体も必要よ? 今日からみっちりトレーニングをしますから、そのつもりで覚悟しておいてね?」ニコッ

オレンジペコ「明日から、明日から頑張りますから、きょ、今日は……駄目、出ちゃう、私のオレンジペコが出ちゃう……」ガクガク

ぴよたん「きゃーーーっ! 大変ぴよぉーーっ!」ババッ

ももがー「あっち、あっちに連れていくっちゃ!」ササッ

ねこにゃー「早速筋トレの効果を試す時が来たなりな!?」サササッ

オレンジペコ「ダ、ダージリン様、アッサム様……少し失礼しますぅ……」ダダダダッ

ダージリン「……ふぅ、行ってしまったわね」

アッサム「ダージリン、あなた……皆をからかって遊んでいるでしょ?」ジトッ

ダージリン「あら、流石にアッサムにはお見通しね。でも遊んでいる訳ではないわ……ただ……」

アッサム「ただ……?」

ダージリン「これで人知れず私をバリタチにしようとしている子が懲りてくれればいいのだけれど……」フゥ

アッサム「…………そうねぇ」ハァ

ダージリン「ペコったら見かけによらずおませさんなのね……私、卒業まで無事でいられるかしら……?」チラッ

アッサム「暫くは筋トレに比重を置いて、無駄な雑念、色欲が浮かばないようにしてあげましょう」

ダージリン「それがいいわね……」フゥ
221 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 02:02:53.37 ID:75V8wf/GO
アッサム「ふふふ……ですがダージリン、こうして二人だけでカップを傾けるのも久しぶりね? 卒業までの少しの間……ペコだけでは無く、私の事も忘れないでね?」ニコッ

ダージリン「えぇ、勿論……ですけどアッサム、貴方は少し間違えていますわ」チラッ

アッサム「……私が何を間違えたのかしら?」

ダージリン「私は卒業までの間だけでは無く、卒業してからも貴方を離す気は無いわよ? それも、覚悟しておいてね?」ニコッ

アッサム「…………そうね、そう考えると……また少し、未来に楽しみが増えたわ……んっ……ふぅ……」キュッ

アッサム「……貴方のその言葉も、今日の素敵なパーティーもこうして紅茶の味と共に覚えておくわ……」フフフ

ダージリン「えぇ、是非そうしておいて……」フフフ

オレンジペコ「あぁーーっ! ダージリン様とアッサム様が何か良い雰囲気ですぅ! 何ですか、何があったんですか、ナニがナニで受けはどっちなんですかぁぁーーっ!?」ピエン

ダージリン「騒がしい子はローズヒップだけで充分なのだけど……それではねこにゃーさん、とびっきりきつめの追い込みでお願いします」チラッ

ねこにゃー「任されましたぞぉーーっ! それシットアップ、シットダウン!」パンッ パンッ

ももがー「今日はドラゴンツイストが出来るまで帰さないぞな!」

ぴよたん「はいもっとここを意識して! 意識的に力を込めないと効果は出ないぴよ!」

オレンジペコ「おっげ、ちょ、無理です! 体格的にこれはうっぷ、無理ですぅ! ふ、ふんぬぅぅぅーーーやっぱ駄目ぇ……」パタリ

ダージリン「ふふふ……たまにはこんな夜もいいわね……」ニコッ

アッサム「もう……これでは先が思いやられるわ……」ハァ

………………………………

……………………

…………

ーーーーーーーーーー
222 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 02:04:18.32 ID:75V8wf/GO
みほ「…………」キョロキョロ

みほ「…………」キョロキョロ

みほ「……………………っ!」キョロキョロ ピタッ

みほ「ーーーーっ!」ダダダダダダダッ

みほ「……おねーちゃんっ!」バンッ

まほ「ん? みほか、そんなに慌ててどうしたんだ?」キョトン

みほ「んもぅ、ずっと探してたよ。主賓がこんな所で隠れてちゃ駄目だよぉ、それでお姉ちゃんはここで何をしてたの?」

まほ「ふふっ……隠れていた訳じゃないさ。ただ、こうして皆の喧騒から離れて休憩しているだけでも楽しくてな。黒森峰ではこうした催しは無いし、例えあってもここまでは盛り上がらないだろうから……」ニコッ

みほ「そうかなぁ、お姉ちゃんがパーティーの主催をしたら私が大洗の全校生徒を引き連れて絶対に盛り上げてみせるよぉ! 三日三晩のパレードを約束するね!」フンスフンス

まほ「え、えぇ? そんな大掛かりな事をしなくても……というか三日三晩ってそんなディズニーでもそこまでしないだろ……」フゥ

みほ「お姉ちゃんの為なら何て事無いよぉ! 何時にする? 来週? それとも今から?」ピポパポ

まほ「待て待て待て。みほ、そのスマホから手を離しなさい。だめだめ、だめだからね。良い子だから止めなさい」クイッ

みほ「あんっもう、お姉ちゃんったら恥ずかしがりなんだから」

まほ「恥ずかしいとかの問題では無い気がするがな。そんな事をしたらエリカ達に何を言われるか分かったもんじゃない、止めてくれ」フゥ

みほ「エリカさん? エリカさんがお姉ちゃんに何をするの? 何も出来ないように剥製にしておこうか?」ジッ
223 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 02:05:02.41 ID:75V8wf/GO
まほ「……え? 今剥製にするって言った? エリカを剥製に?」キョトン

みほ「……ん? そうだよ?」クリッ

まほ「…………」ゴクリ

みほ「…………」ジー

まほ「…………」ダラダラ

みほ「……………………冗談だよぉ! んもう、お姉ちゃんったら本気にしないでよぉ!」

まほ「そうだな! ははは、その冗談はちょっと吃驚してしまったな! みほがそんな、エリカを剥製にだなんてするわけないよな!」ハハハ

みほ「……エリカさんを剥製になんてそんな……しないよ?」ニヤリ

まほ「はは、はははは……全く私もどうかしている、こんな可愛い妹をどう思っているのだか……」

みほ「本当だよもう、だけどお姉ちゃんに可愛いって言われるなんてちょっと嬉しいよぉ」ニコニコ

まほ(こっわぁ……みほって昔からこうだったかな……大洗に行ってから随分変わったような……)

みほ「それじゃそろそろ戻ろうよ。休憩するなら休憩するための部屋もあるし、そこだったらゆっくり出来るよ! 飲み物も食べ物もあるし、休憩だけじゃなくてお布団もあるからばっちりだよ!」ニコッ

まほ「ん……ん? 大洗にはそんな凄い部屋があるのか。この学園には何でもあるな」

みほ「あるある、凄い部屋があるんだよぉ! まぁいくつかは誰かが使ってるかもしれないけどぉ、私専用の部屋もあるから、ね? お姉ちゃん……いこ?」ギュッ

まほ「おいおい、今日は随分と甘えてくるな……しかしみほがそこまで言うならそろそろ中へ戻ろうか。だけどこうやって改めて考えると、みほは……凄いな」スッ

みほ「そんな、私なんてお姉ちゃんに比べたら全然だよぉ……」テレッ

まほ「ふふふ、そう謙遜するな。みほは私などより余程天稟を持ち合わせているよ、みほには確かな才とそれを裏付ける実力がある」キリッ

みほ「そうかなぁ……」

まほ「そうだとも。みほ、私はな……常々感じていた事がある」サッ
224 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 02:06:23.68 ID:75V8wf/GO
まほ「私達は皆……西住みほという人物が歩く戦車道の軌跡に佇む人影に過ぎないのだと……そう思わざるを得ない程にみほの才覚は突出している。みほ……お前は本当に凄い戦車乗りになったよ……」

みほ「お姉ちゃんに誉められて嬉しいけど、流石にそれは誉めすぎだよぉ……それに……」チラッ

まほ「……ん?」

みほ「お姉ちゃんの言う私の戦車道の軌跡にはちゃんとお姉ちゃんもいるんでしょ? それなら、私の歩いていく戦車道は……お姉ちゃんの戦車道でもあるんだよ! うん、きっとそうだよ!」ニコッ

まほ「そう言われると……そうとも言えるな……」フーム

みほ「そうだよぉ! さ、行こ?」ニコッ

まほ「ん……そうだな、でもみほはそこでちょっと待ってくれ」トテトテ

みほ「待つのはいいけど、一体どうしたの?」

まほ「……一緒の戦車道を歩いていくのなら、私はいつか必ずみほに追い抜かれるだろう。その時、優しいお前はきっと私に手を差し伸べてくれると思う。だからその時が来るまで、せめて今だけでもみほの手を引いて行きたい。会場の中までだが……着いてきてくれるか?」サッ

みほ「…………勿論だよぉ!」ギュウウウ

まほ「ふふふ、こうして私がお姉ちゃんぶれるのもいつまでかな……それじゃ、行こうか……」ニコニコ

みほ「うん、お姉ちゃん……大好きだよっ!」ニコッ
225 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 02:07:08.69 ID:75V8wf/GO
みほ(……お姉ちゃんが手を引きたいっていうのなら、私はずっと後ろから着いて行くよ? もし将来、お姉ちゃんの言う通りになったとしても、私は絶対にお姉ちゃんの手を離さないよ、お姉ちゃんが嫌って言って、暴れて、逃げても叫んでもお姉ちゃん離さないから、私だけのお姉ちゃんなんだから……お姉ちゃん……大好き、大好き、大好き大好き大好き大好き大好き大好き好き好き好き好き好き好き……今は別々だけど、将来はずっとずっとずっとずっとずっとずーーーーーーーーーーっと一緒になるんだから……待っててね……お姉ちゃん?)

まほ「…………っ!」ゾワッ

まほ「何か寒気が……」

みほ「んもう、私が暖めてあげるね!」ギュッ

まほ「ははは、ありがとう。大事なみほが風邪を引くといけないからな……私もみほを暖めてあげるよ」ギュッ

みほ「んふふ、嬉しくて身体全体がぽかぽかだよぉ!」ギュウウウ

………………………………

……………………

…………

ーーーーーーーーーーーーーー
226 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 02:07:57.02 ID:75V8wf/GO
???「ん! ということで今日も風紀に乱れ無し! お疲れ様!」バンッ

???「いや、あちらこちらで結構乱れてると思うんだけど……」

???「…………」コクン

みどり子「いいの! 私は今年で卒業だし、西住隊長も来年卒業になるんだもの! それまで事を荒立てるのは良くないわ……いいわね?」

モヨ子「うわぁ、後輩にぶん投げってそれは酷いよ……ま、西住さんが学園にいたらそうなるのもしょうがないよね……パゾ美、どう思う?」ポンッ

希美「……無理だと思います」フルフル

みどり子「何で首を振るのよ! 再来年になったら風紀委員を集結してでも風紀を守るのよ! これは再来年の風紀委員の使命になるわよ!」バンッ

希美「……下級生に西住さんの熱烈なシンパがいますから、この風習はそれまで続くと思います……」フルフル

モヨ子「というか、そど子が西住さんを何とか抑えてくれれば解決するんじゃ……」チラッ

みどり子「無理、無理無理! ほんっとうに駄目なの、ごめんなさい! お願いだからもう二度とそんなこと言わないで、もうあれは嫌なのぉ……」ビクビク

モヨ子「西住さんを説得しに言ったとき、一体何があったの?」チラッ

みどり子「……駄目、言葉にするだけで風紀委員的NGワードに該当するからあの時に何があったかは聞かないで……」シュン
227 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 02:08:59.42 ID:75V8wf/GO
モヨ子(一体何があったんだろう……)フム

希美「……それより、私達もそろそろ混ざろう?」

モヨ子「え? そうだよね! よーし、それじゃ、行こっか!」ニコッ

みどり子「……仕方ないわね。今日も風紀に乱れは一切無かったから、私達も楽しみましょう!」ウンウン

モヨ子「そうそう、そうこなくちゃ! あー、お腹減った!」

希美「……これ美味しい」モムモム

みどり子「……ふふふ……今日も平和ねぇ……」ニコッ

モヨ子「見ない振りをしてるだけのくせに……」ボソッ

みどり子「それが出来るのも平和だからなの! だからいいの!」

希美「……飲み物を持ってきました」スッ

みどり子「あら、ありがとう……では、今日も守られた風紀に……乾杯!」バンッ

モヨ子「乾杯っ!」バンッ

希美「……乾杯」スッ

………………………………

……………………

…………

終わり

ーーーーーーーーーー
228 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 02:10:00.78 ID:75V8wf/GO
ここからは出てきた機種の注釈になります。

・マジハロ5

特に書くことは無いですね。

キンカボ以外にも楽しい所がいっぱいありますから、

まだまだ打てるので、最後の思い出作りに是非!

マジハロ7? まだ出てませんよ?(すっとぼけ)

・アリアAA

これも特には書くことは無いです。

まだ打てますし、あかりちゃんが好きなら甘デジも出てますから是非。

あかりちゃんにひどいことするな!

アプリもあるよ!

・吉宗

正直、千代さんのような展開ならほぼ当たります。

鷹柄出たらほぼ当たり、外れたら帰ろう。

・まどか☆マギカ

初代はストーリー待ち、劇場版は逆に魔法少女共闘待ち。

出玉感はライトミドルでは随一です。
229 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/12(火) 02:13:02.14 ID:75V8wf/GO
・サンダーVSP

15年も前の機種なんで結構うろ覚えですけど、桃ちゃんが狙ったように打っても4コマ滑りはしません、1コマで止まります。

初代は左ベリスで1殺でしたけど、VSP以降は1殺にはなっていません。

ただ、ダイナミックとリボルトは1枚役でそこを補っているので、外れでも左ベリスが止まります。

VSPだけが左ベリスで子役以上なんですよね。

あとはVSPだけビタの制御が違うんで、押してみると結構混乱するかも……といっても、もう打てませんが……

・ガルパンG

本当は全部の特化ゾーン出したかったけど、カチューシャ、マウス、まほだけ破壊力が違うので出せませんでした、すみません。

演出のチャンスアップパターンも他にも色々あります、是非探してみてください。

あとこんなに簡単にポンポン黒森峰まで辿り着けません。

ほぼ2戦目で殺されます。

アプリも出てるので是非体験してみてください。

ーーーーーーーーーーー

色々見苦しい点も多々あり、皆様のお目汚し大変失礼を致しました。

おそらく大洗の主要キャラは大体出せたかと思います。

ボコ人間より後に書き始めましたが、先に書き終わってしまいました。

またガルパンのパチンコかスロットが出たら書くと思います。

ここまで読んで頂き、本当にありがとうございました。
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 08:05:01.73 ID:s6gX+jG+0
お疲れさまです
最近すっかりガルパンSS減ったから尊いです
231 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/14(木) 22:08:16.31 ID:tH18L54CO
感想ありがとうございます!
とても嬉しいです!
また何か書きますのでその時はよろしくお願いします!
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/16(土) 10:56:37.22 ID:zKh68dJx0
乙乙

色んなカプの組み合わせとちょこちょこ打ってた台混ざってた所為で良い意味で楽しすぎた件

とりあえずはよ収まってくれー
233 : ◆DLwRpsYLYI :2020/05/16(土) 18:03:11.16 ID:PuyHGJAdO
ちょっと王道カプ多すぎたかなと思ったんですけど、
楽しんで頂けたなら嬉しいです。

早く打ちに行きたいですよね!
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