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ボーンゴーレム娘「人間の子供拾ったっす」ドラゴン「お前ざっけんなよマジで」
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558 :
◆eUwxvhsdPM
[sage]:2021/01/31(日) 19:48:02.94 ID:T31vfieFo
今週更新ってことで許して下さい……
559 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/03(水) 16:54:09.85 ID:bxPPaG0bo
まってるー
560 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/03(水) 21:39:53.88 ID:OFyypIsIO
>>558
今週ってなんだろうね
561 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:07:55.51 ID:Zx3c6eZf0
…………
鳥紳士「――という事で、世界にあふれるマナのお陰で魔法を唱えられる訳ですね」カキカキ
マオ「なるほどー」カキカキ
ドラゴン「な……なんだコイツ……ふざけた見た目のくせして滅茶苦茶わかりやすい説明……!!」ガタガタ
ボンゴレ「あぱー……魔法についてなにも知らなくても今すぐ唱えられそうですよ!」ブルブル
クイスラ「貴方達が教えるの下手すぎるのよ……よくそんなので親やれてるわね」
562 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:10:37.41 ID:Zx3c6eZf0
鳥紳士「では、実際に魔法の練習をしてみましょうか」
マオ「はーい」
鳥紳士「時に、そちらのお父様……ドラゴンさん」
ドラゴン「おっ、おう?俺か」
鳥紳士「貴方は魔法を唱える時、何を考えていますか?」
ドラゴン「……何を?……えーっと、呪文……?」
クイスラ「いや、そうじゃなくって魔力の練り方の話でしょ……」
ドラゴン「あ、ああ。そういうことか」
563 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:12:33.88 ID:Zx3c6eZf0
ドラゴン「ええと……呪文に合ったマナと魔力を混ぜるために、イメージして……練る」
鳥紳士「GOOD。『呪文に合ったマナ』というのが大切ですね」
マオ「?……どーゆーこと?」
鳥紳士「例えば、水の魔法を唱えたいのに、燃え盛る炎をイメージしても、上手くいきそうにないでしょう?」
マオ「……なるほどー」
564 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:14:28.99 ID:Zx3c6eZf0
鳥紳士「そしてそのイメージには、自分に合ったものと合わないものがあります」
マオ「……それは、どーやったらわかるのー?」
鳥紳士「難しく考える必要はありませんよ、お嬢さん。ふふふ……まず、目を閉じて下さい」
マオ「……ん……」ギュッ
鳥紳士「胸に手をあてて、深呼吸ー。息を吸うたびに、マナが体内に満ちていき……呼吸を通して、身体が世界に溶けていくイメージで……」
マオ「……すー、はー……」
565 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:15:36.77 ID:Zx3c6eZf0
鳥紳士「息を吸って、はいて。鼓動に集中」
マオ「……すー、はー……」
鳥紳士「……貴女は今、マナが満ちた世界にいます……貴女の心に、どんな風景が映っていますか?」
マオ「…………すーっ……」
ヒュウウウ……
566 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:16:25.76 ID:Zx3c6eZf0
マオ「…………草原?」
クイスラ「……草原……」
ドラゴン「……草原かあ……」
鳥紳士「ほう、草原……」
マオ「えっとね、風がね……草を、ゆらゆらーって……そんなのがね、思い浮かんだんだけど……」パチッ
クイスラ「…………」
マオ「……先生、どーしたの?顔くらいよ?」
クイスラ「……水魔法だったら良かったのに」ボソッ
ドラゴン「お前水以外唱えられないもんな」
567 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:18:08.60 ID:Zx3c6eZf0
鳥紳士「ふふふ、貴女に合っているのは風魔法のようですね」
マオ「そうなの?……ぱっと思い浮かんだだけだよ?」
ドラゴン「そういう『思いつき』が大切なんだよ。……俺は最初、火山の山しか想像出来なくて、水魔法の感覚掴むのに苦労したし」
ボンゴレ「アタシも墓場の土しかイメージ出来ませんしねえ」
ドラゴン「それは土魔法とちょっと違う」
568 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:19:39.17 ID:Zx3c6eZf0
鳥紳士「では、そのイメージの中に自分が立ち、心地よいと感じているイメージを作りましょう」
マオ「んー……こんなので魔法となえられるのー?」
鳥紳士「ええ。大自然の精霊と心を合わせるのが大切なのですよ」
クイスラ「貴女の場合は風魔法だから、どんな状況でも『風と仲良し!』って思わないといけないわよ」
マオ「はーい。……んー、なかよし、なかよし……」
……ズズズ……
ドラゴン「……お?」
569 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:20:51.27 ID:Zx3c6eZf0
マオ「……なかよし、なかよし、なかよし……」
ゴゴゴゴゴゴゴ……
ドラゴン「…………最上位魔法でもとなえるつもりか?」
ボンゴレ「あぱー……マオちゃんの周りにオーラが見えますよお」
クイスラ「わかってはいたけど……魔力ホント凄いわね、この子」
鳥紳士「はい、良いでしょう。止めてくださいお嬢さん。……私は紳士なのでびっくりしたり焦ったりしませんが……凄いですね」
マオ「?……すごいの?あたし」
ドラゴン「凄いすごい。並みの魔法使いなんかメじゃねえな」
ボンゴレ「さすが!お母さんとお父さんの子ですね、よーしよし!」ナデナデ
マオ「えへへー」
570 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:23:37.21 ID:Zx3c6eZf0
鳥紳士「あとは魔力を練る量や加減を覚えていきましょうか。魔力は練るだけで精神力を使いますからね」
マオ「うーん、むずかしい……」
ドラゴン「感覚覚えたらすぐなんだけどなあ」
鳥紳士「まあ、それはおいおいお父様とお母様に教えていただければ、と」
ドラゴン「え?」
鳥紳士「少しばかり退屈な鍛錬ですからね。お時間をかけてのんびりやっていくのが良いかと」
ボンゴレ「そーいう事ならまーっかせてくださいな!」
ドラゴン「いやお前は教えるの無理だろ」
571 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:24:49.96 ID:Zx3c6eZf0
鳥紳士「代わりに、簡単な呪文をお教えしましょう。私実は、風呪文を少々嗜んでいましてね。ふふふ……」
クイスラ(少々……)
マオ「ホントにー!?やっと魔法つかえるんだ、あたしもー!」
鳥紳士「少し呪文が難しいかもしれませんが……試してみましょうか。まず、精霊との誓いですが――……」
ワイワイ……
…………
572 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:26:34.55 ID:Zx3c6eZf0
…………
鳥紳士「……では、あの棒に向かって……教えた通りに」
マオ「はーい。鳥紳士さん」スッ
ドラゴン「……」ゴクリ
ボンゴレ「ど、ドキドキしますね……!」ドキドキ
クイスラ「な、なによ貴方達……ソワソワしちゃって。ただ呪文唱えるだけじゃないの」ソワソワ
マオ「いきまーす。えーっと……」スウーッ
573 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:27:26.57 ID:Zx3c6eZf0
マオ「『風精シルフィードよ!我の元に集いて奇跡を呼び起こしたまえ!』」
ブワッ
マオ「えっと……『溢れ出るは感情の流出・止めどなくは精神の慟哭』……『思いを硬め・鍛え・研ぎ・汝の敵を』――……」
シュルルルル……
574 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:29:46.27 ID:Zx3c6eZf0
マオ「――……『斬り伏せろ。スライス』!」
ビュッ!
ズバアッ!!
鳥紳士「……Very Good」
ドラゴン「おおー、初歩とはいえ攻撃呪文を一発で成功させたか」
ボンゴレ「わああああああ!み、見ましたかドラゴンさんドラゴンさん!マオちゃんが!マオちゃんが!!」ユサユサ
ドラゴン「あーあー見たよ見たよ」
クイスラ「うっ、うっ……成長ね……さすが私の教え子だわ……」サメザメ
ドラゴン「なんで泣いてんのお前……」
575 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:30:58.76 ID:Zx3c6eZf0
ボンゴレ「マオちゃーん!」ギューッ
マオ「わぷ。えへへ、出来たよおかーさん。すごいー?」
ボンゴレ「すごいすごい超すごいですよ!いやもう激スゴイっす!マジパねーっす!」
ドラゴン「なんじゃそら」
鳥紳士「ふふふ……おや、もう夕刻ですか。そろそろお暇しませんと……」
マオ「えー、鳥紳士さん、帰っちゃうのー?」
ボンゴレ「マオちゃんに魔法教えてくださったお礼に、ぜひともウチで晩ごはんでも、どうです?」
鳥紳士「いえ、私は紳士ですので。……これにて失礼しますよ。お嬢さんにお父様、お母様。そして……クイーンスライム様」ペコリ
クイスラ「……」
576 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:32:09.55 ID:Zx3c6eZf0
スタスタ……
クイスラ「……貴方、何が目的だったの?」ボソッ
鳥紳士「……はて、目的……とは?」
クイスラ「とぼけないで。大方……ドラゴン君か私の暗殺でも企てていたんじゃないの?」
鳥紳士「……いえ。私は紳士ですので、そのようなことは」
クイスラ「……」
577 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:34:21.33 ID:Zx3c6eZf0
鳥紳士「ひと目、お会いしたかった。……それだけですよ。ふふふ……」
クイスラ「……フン」
…………
578 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:35:56.52 ID:Zx3c6eZf0
…………
――暗黒大陸・魔王城――
……『四天王の間』――……
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
狐娘「……はぁ〜〜……何やっとるんじゃ、他の奴らは……」バリバリ
579 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:37:14.20 ID:Zx3c6eZf0
土の『不滅』
『九尾の狐』
狐娘「他の奴らは四天王としての自覚がなさすぎるんじゃ。まったく。年寄りを待たせよってからに……せんべい無くなってしまうわい」バリバリ
580 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:38:25.93 ID:Zx3c6eZf0
人魚「フゥ……大方ドラゴニュートなどはまた何処かで遊んでいるのでしょう」
水の『流転』
『マーメイドクイーン』
581 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:40:02.02 ID:Zx3c6eZf0
人魚「だいたい私はあいつのことガボッ、ガバガボガボガボ、ガーボガボ、ガボボッ!」ブクブク
狐娘「……話すなら水から上がって話したらどうじゃ?」
人魚「嫌ガボ!エラが乾いたらほんとにしんどいガボボッ!」
狐娘「あーもう喋らんでくりゃれ。せんべいが湿気るじゃろうが……」
582 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:42:09.20 ID:Zx3c6eZf0
ドラゴ娘「……私は遊んでなどいないぞ、マーメイドクイーンよ」
火の『明星』
『ドラゴニュート』
狐娘「おー、よーやっと来よったわい」
人魚「何処に行ってたのよ、ガボボ」
ドラゴ娘「たいそう腕の立つ人間が集まるという闘技場があったのでな。人間の強さを確かめるため参戦したが……拍子抜けだ。つまらん」
人魚「……やっぱり遊んでるんじゃない。ブクブク」
ドラゴ娘「魔物の恐ろしさを人間に教えてやったまでだ。……それで……」
583 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:43:01.97 ID:Zx3c6eZf0
ドラゴ娘「『風』はどこだ?姿が見えんが――……」
「おや、きちんと時間は守ったつもりですがね……ふふふ」
ドラゴ娘「む……」
584 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:44:36.00 ID:Zx3c6eZf0
鳥紳士「失礼。素敵なお嬢さんと時を忘れるほど遊んでおりまして」
風の『逆凪』
『ハーピー・ロード』
585 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:47:04.66 ID:Zx3c6eZf0
狐娘「ようやっと揃い寄ったのお。風の四天王、お主新顔のくせに時間に『るうず』すぎるぞ?」
鳥紳士「きちんと守ったつもりでしたが……私の懐中時計が少し居眠りをしていたみたいですね。これは申し訳ない」
人魚「エセ紳士め……貴方なんてガーボガボ!ガボ、ゴボゴボ!ガボボボボ!」
ドラゴ娘「水を飛ばすな、私は湿気が苦手なんだ」
狐娘「まあええじゃろう。さっそく会議を始めるとするかのう……」
586 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2021/02/06(土) 19:51:11.45 ID:Zx3c6eZf0
狐娘「世界を支配し、魔物の王国を作るのじゃ。うしし……!」
…………
587 :
◆eUwxvhsdPM
[sage saga]:2021/02/06(土) 19:52:19.80 ID:Zx3c6eZf0
今回はここまでです
遅くなって申し訳ないです
588 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/08(月) 01:52:03.66 ID:ovF+vQEOO
ようやく来たか
おつおつ!
589 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/08(月) 18:21:20.83 ID:ArY867eto
鳥紳士……
なにやら不穏ですな
おつ! おかえりー!!
590 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2021/12/26(日) 10:28:03.68 ID:c7wIuJrEo
保守
591 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2022/01/25(火) 02:13:52.92 ID:lu6TDRAao
ほ
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