他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
ボーンゴーレム娘「人間の子供拾ったっす」ドラゴン「お前ざっけんなよマジで」
Check
Tweet
458 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/08(水) 20:58:35.18 ID:Tso8GVWZ0
マオ「あたしの住んでるのはこっちだよー。来て来て」
少女(……ついていって大丈夫かしら。けどメッチャお腹空いてるのも事実だし……)
マオ「どうしたのー?こっちこっち!」
少女「……ハア。わかったわよ……変な物食わせたら承知しないわよ?」
マオ「おかーさんのごはんはいつも美味しいよー大丈夫大丈夫」テクテク
少女(……心配だわ……)テクテク
…………
459 :
◆eUwxvhsdPM
[sage saga]:2020/07/08(水) 20:59:11.23 ID:Tso8GVWZ0
今回はここまでです
460 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/13(月) 23:13:27.99 ID:xwqVRNzjO
人間の町あるんだっけか
461 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 19:29:15.35 ID:aXP8cLpr0
…………
タタタッ……
マオ「おとーさんおかーさん、ただいまー」タタッ
ドラゴン「おーおかえりー」
ボンゴレ「おかえりなさーい。遅かったですねー」
マオ「ごめんね遅くなって。あのねあのね、おかーさん」
ボンゴレ「はい?なんでしょう」
462 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 19:34:43.17 ID:aXP8cLpr0
マオ「友達をね、そこで待たしてるんだけど……おなか、空いてるみたいなの」
ボンゴレ「ほう、お友達」
ドラゴン「オークさん所のか?」
マオ「ううん。さっき知り合ったの」
ドラゴン「……友達か?それ」
463 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 19:39:02.13 ID:aXP8cLpr0
ボンゴレ「迷いの森の人っすかねえ?種族は?」
マオ「わかんない……あたしに似てるよ」
ボンゴレ「ならエルフ族かなー。お野菜準備しないといけませんかね」
マオ「んー、耳は短かったけど」
ボンゴレ「あぱー?じゃあなんでしょ。ドワーフかノームか……ハーフリングはこのあたりじゃ見ないし……」
ドラゴン「まあ、待たしたまんまのも悪い。とりあえず連れてきなさい」
マオ「はーい」テコテコ
464 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 19:47:24.22 ID:aXP8cLpr0
ボンゴレ「ええと、食器食器……お肉食べられる種族の方だったらいいんですけど」イソイソ
ドラゴン「……」
ボンゴレ「ほえ?どうかしましたかードラゴンさん。こわーい顔になってますよ?」
ドラゴン「いや……」
465 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 19:50:01.95 ID:aXP8cLpr0
ドラゴン(娘に似ていて耳が短い?ドワーフもノームも町に住んでるのが大半だし、もしかして……)
マオ「ほら、こっちこっちー」
少女「こっちって、家もなんもないけ、ど……」ピタリ
466 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 19:53:48.47 ID:aXP8cLpr0
ドラゴン「…………」
少女「…………」
マオ「紹介するねー。この子少女ちゃん!あ、少女ちゃん。あたしのおとーさんとおかーさんだよ」
ドラゴン「……」
少女「……」
467 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 19:59:26.76 ID:aXP8cLpr0
ドラゴン(うえええええええええ!!!?人間じゃねえかあああああああ!!!?)ガビーン!
少女(ぎゃああああああああああ!!!!!どどど、ドラゴンだあああああああ!!!?)ズガーン!
468 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 20:05:36.81 ID:aXP8cLpr0
ボンゴレ「いらっしゃーい。マオちゃんのお母さんでーす。……あぱー、なんだかあたしに似てますねえ。ボーンゴーレム仲間ですかね?」
ドラゴン「いや違ェよ!人間だ人間!」
ボンゴレ「あぱ?にんげ……え、マジすか」
少女「あばばばばばば……どどど、どら、どら……」ガタガタ
マオ「?……どうかした?少女ちゃん」
少女「どうしたもこうしたも!!あ、アンタ、一体……?」
469 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 20:14:48.91 ID:aXP8cLpr0
少女「もしかしてアンタ、魔物!?」
マオ「うん。魔物だよー」
少女「あ、あたしを罠にハメて食べようっていう気!?ドラゴンが親って……アンタもしかしてドラゴン、いや竜人族なの!?」
マオ「種族はニンゲンだよ?」
少女「どういう事なの!?」
470 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 20:18:51.19 ID:aXP8cLpr0
少女「はっ!……わかったわ!そこのドラゴンがそのお姉さんやこの子に洗脳魔法をかけているのねっ!?」
ドラゴン「おおう……なんかすげえ悪者にされてる」
ボンゴレ「まーまーまーまー落ち着いて。ええと、少女ちゃんですっけ?」
少女「は、はい……」ガタガタ
ボンゴレ「そんなに怖がることないですよー。ドラゴンさん見た目は怖いっすけど、いい人っすからねー」
少女「そんな事言われても――……ん?」
ボンゴレ「はい?」
471 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 20:25:52.96 ID:aXP8cLpr0
少女「ちょ、貴女……手、手……!!」
ボンゴレ「手?」ガチャガチャ
少女「イヤアアアア!!手がほ、骨ェ――ッ!」
ボンゴレ「あぱー、なんか新鮮な反応」ガチャリ
ドラゴン(いやこれマジでどうすんだ)
472 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 20:31:27.75 ID:aXP8cLpr0
ドラゴン(どうしよ。人間にマオの事バレるのは面倒だぞ……町で言いふらされたりでもしたら……)
少女「食べたの!?ドラゴンに食べられたの!?はっ!……骨を魔法で動かしてるってワケ!?あ、アンデット……スケルトン……」
ボンゴレ「そんな低級種族じゃありませんよ。シッケイな」
マオ「おかーさんはボーンゴーレムだよ?」
少女「何それゴーレム!?生き物ですりゃないじゃん!!」
ボンゴレ「生きてますよぉ何てこと言うんですかー」
473 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 20:40:21.11 ID:aXP8cLpr0
ドラゴン(マオを保護するとか言って人間が押し寄せてくるか?魔物狩りが来たら迷いの森や生命の湖に迷惑が――……)
ボンゴレ「はい!首すぽーん!」ガチャーン!
少女「ぎゃあああああああああああ!!!!」
マオ「あははっ!おかーさんすごーい!」キャッキャッ
ボンゴレ「いやー反応面白いっすねー」
ドラゴン「俺今真剣に考えてるんだけど」
474 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 20:44:32.15 ID:aXP8cLpr0
少女「あ……ああ……」
ヘタリッ
少女(もうダメだあ……お腹空いたし驚きすぎたしで、力が……)
ドラゴン「!……ったく……おい、もういいだろボンゴレ」
ボンゴレ「ちぇーっ。もう少し遊びたかったのにー」
ドラゴン「状況を見ろ、状況を」
475 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 20:50:09.06 ID:aXP8cLpr0
ボンゴレ「はいはい。すぐ準備しますからー」パタパタ
カチャカチャ……
少女(準備……あたしを料理する準備かな……うう、せめてもう少し長生きしたかった……)
マオ「おかーさん、あたしなにすればいいー?」
ボンゴレ「ではこのスプーンを運んでもらいましょうかね」
マオ「はーい」
ガチャガチャ
少女(スプーン?……何に使うんだろ……)
476 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 20:57:22.50 ID:aXP8cLpr0
ボンゴレ「さーて、ではお皿に取り分けて、と……」
マオ「おかーさん、今日のごはんはなーにー?」
ボンゴレ「ふふふ、今日はですねー」
少女(あたしの丸焼き?あたしのカツレツ?なんだろ……)
477 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 21:11:44.94 ID:aXP8cLpr0
ボンゴレ「シカ肉のシチューとカモ肉ステーキ、それにパンとサラダに、デザートにはオレンジを用意しましたよーっ」
バーン
マオ「わーいシチューだー!」
ボンゴレ「ふふふ、マオちゃんはシカ肉シチュー大好きですもんねー?」
マオ「うんー!」ニパー
少女「…………へ?」パチリ
478 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 21:16:19.56 ID:aXP8cLpr0
ボンゴレ「はい、少女ちゃんの分」スッ
少女「う……ええ……?」
マオ「おかーさんの料理はすっごくおいしんだよー!?」
ボンゴレ「あぱぱー、テレますねえ」
ドラゴン「……シカ肉シチューはミノタウロス娘からレシピ教えてもらったんだろ」
ボンゴレ「アタシがアレンジしたのでアタシのレシピっすよっ!」
479 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 21:22:05.30 ID:aXP8cLpr0
ドラゴン「じゃあ……」
「「「いっただっきまーす」」」
少女「…………ます……?」
480 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 21:26:20.36 ID:aXP8cLpr0
マオ「んー!今日もおかーさんのごはんはおいしいー!」モグモグ
ドラゴン「うん、うまいな。パンも綺麗に焼けてるよ、ボンゴ――……お母さん」パクパク
ボンゴレ「んふふっ、おかわりもたーんとありますからねーっ」イソイソ
少女「…………」
ボンゴレ「さ、さ。どうぞどうぞ少女ちゃんも食べてくださいな。一気に食べるとお腹にワルいかもしれませんから、ゆっくりシチューをのんでみてください」
少女「……」
481 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 21:30:14.13 ID:aXP8cLpr0
少女「……あ……あたしを……」
ドラゴン「?……」
ボンゴレ「はい?」
482 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/16(木) 21:34:26.04 ID:aXP8cLpr0
少女「……あたしを太らせてから食べる気……?」ビクビク
ドラゴン「……疑り深いやつだなーコイツ……」
ボンゴレ「そんなことしませんってぇ……」
483 :
◆eUwxvhsdPM
[sage saga]:2020/07/16(木) 21:35:15.59 ID:aXP8cLpr0
今回はここまでです
484 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/19(日) 01:53:39.50 ID:4iLgp91Co
やっと最新まで読めた
485 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/19(日) 08:04:15.85 ID:g9flTOyjo
面白いけど長いわな
486 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/25(土) 21:58:02.95 ID:GjXSHrSc0
>>485
赤ん坊のまま終わると思ってた
487 :
◆eUwxvhsdPM
[sage]:2020/07/26(日) 16:08:23.85 ID:zu3k/jQ6o
少し更新遅れます。すみません
水曜か木曜あたりになるかと
488 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/30(木) 22:13:06.05 ID:nFLxYojB0
ボンゴレ「確かにアタシ達は魔物ですけど、人を襲ったりしませんって」
ドラゴン「……ん」
ボンゴレ「あー……ドラゴンさんは時効ってことで」
少女「……」ジトッ
マオ「おかーさん、おかわりー!」
ボンゴレ「はいはい、ちょっと待ってくださいねー」イソイソ
489 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/30(木) 22:17:24.89 ID:nFLxYojB0
ドラゴン「……冷めるぞ、シチュー」
少女「……い、いただきます……」スッ……
ズズッ
少女「!!……え、おいし……」
ボンゴレ「!!」パァァ!
ドラゴン「ボンゴレ、顔に出過ぎ」
マオ「ねー!おかーさんのシチューおいしいよねー!?」
少女(しょ、正直……)
490 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/30(木) 22:20:40.77 ID:nFLxYojB0
少女(魔物の作った料理なんて、野菜の切れ端や腐った肉使ってるとか思ってたけど……失礼だった)
少女(ていうかいつもあたしが食べてるものより美味しいし……なにこれ)
少女(野菜が甘い……すごい新鮮で、お肉も……こんなの買ったらいくらするのか……)
少女「……」ゴクゴクゴク
ドラゴン(……すげえ勢いで食うなあ……)
ボンゴレ「鴨肉とパンもどうぞ。熱いですから気をつけてくださいねー」
少女「うう……いただきます……」パクパク
491 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/30(木) 22:23:17.79 ID:nFLxYojB0
少女(うう、焼いたお肉をこんなにも豪快に食べるなんて……生まれて初めてだし)パクパク
少女(パンも……パンってこんなにもやわらかくて、あったかいものだったの?)ガツガツ
ボンゴレ「よっぽどお腹空いてたんですねえ」
ドラゴン「……やけどすんなよ?」
少女「……うっうっ……うう……」ジワッ
492 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/30(木) 22:25:54.52 ID:nFLxYojB0
ドラゴン「あーあー、言わんこっちゃない」
ボンゴレ「あぱー、大丈夫ですか?あつあつですからねえ。お水でも――……」
少女「ちがう……違うの……」
ドラゴン「?……」
493 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/30(木) 22:27:26.32 ID:nFLxYojB0
少女「こんな美味しいごはん……食べるの、初めてで……おいしくって……!」ポロポロ
ドラゴン「……そうか」
…………
494 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/30(木) 22:28:49.21 ID:nFLxYojB0
…………
ドラゴン「ご馳走様でした」
マオ「ごちそーさまでしたー!」
少女「……ごちそうさま、でした」
ボンゴレ「おそまつさまでした。ではでは後片付けはお母さんがやりますからねー」
マオ「ありがとうおかーさん!明日はあたし手伝うよー」
ボンゴレ「はい、お願いしますねマオちゃん」
495 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/30(木) 22:30:42.24 ID:nFLxYojB0
マオ「じゃあ少女ちゃん、身体洗いにいこっか?」
少女「え、身体?……別に汚れてないからいいけど」
マオ「ダメだよー毎日身体洗わないといけないっておかーさん怒るものー」
少女「そ、そうなんだ……」
ドラゴン「あー、マオ。今日はお母さんと身体洗いに行ってきなさい」
マオ「あぱ?」
496 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/30(木) 22:34:15.20 ID:nFLxYojB0
ドラゴン「ボンゴレも、食器は後で俺が手伝うから」
ボンゴレ「珍しいですね、ドラゴンさんがそんなこと言うなんて」
ドラゴン「……送ってくから」
ボンゴレ「あ、そういう……了解しました。……細かい説明も任せますよ?」
ドラゴン「ああ。そのつもりだ」
ボンゴレ「じゃあマオちゃん、今日はお母さんと身体洗いっこしましょっか!」
マオ「はーい」
テクテク……
497 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/30(木) 22:37:26.05 ID:nFLxYojB0
ドラゴン「……さて……」
少女「?……」
ドラゴン「色々あって驚いただろうが……改めて。俺は見た通りドラゴンで、あいつはボーンゴーレムって魔物で……マオは、人間の娘だ」
少女「え、あ……はあ」
498 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/30(木) 22:40:05.08 ID:nFLxYojB0
ドラゴン「数年前、赤ん坊のあいつを拾って……俺たちが親となって育ててる」
少女「……」
ドラゴン「別に人間に危害を加えようって訳じゃあないし、あの娘を魔物として育てたい訳でもない。ただ――……」
499 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/30(木) 22:43:13.41 ID:nFLxYojB0
ドラゴン「……ただ、あの娘には立派に育ってほしいだけなんだ」
少女「……」
ドラゴン「だから……今日見た事は、言いふらさないでもらえると……非常に、助かる」
少女「……うん。大丈夫。……だって……あたし、友達だし」
ドラゴン「……ありがとう」
少女「あ、あはは……なんか、魔物ってもっと怖いかと思ってたけど……町の人間なんかより、優しいんだね?」
ドラゴン「……お前……少女、って言ったか」
少女「あ、はい」
500 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/30(木) 22:45:52.89 ID:nFLxYojB0
ドラゴン「俺は百年ほど前の町しか知らんが――……その頃の町人はもっと上等な服を着ていたし、一人でこんな山の中まで来ようとはしないもんだが」
少女「……」
ドラゴン「……少女、町のどこに住んでるんだ?親は?……送っていってやる」
少女「親は、死んで――……今は遠い親戚のおばさん家で……暮らさせて、もらってる」
ドラゴン「……」
501 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/30(木) 22:47:00.89 ID:nFLxYojB0
少女「あたしのね、お母さんのお母さんのお母さん……『狂乱の魔女』なの」
ドラゴン「!」
少女「だから、あたし――……『墓暴きの一族』だとか、『人智の理を外れたバケモノ』だとか、散々でさ……おばさんからもまともな暮らし、させてもらってない」
ドラゴン「……子孫に罪はないだろうに。人間ってのは……」
少女「いいの。あたし……あたしはね、偉大なる血を……人とは違う、魔女の血を受け継ぐもの、なんだから」
ドラゴン「……」
502 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/30(木) 22:48:29.25 ID:nFLxYojB0
少女「だから、あたし、もう人間として、生きるのやめようって決めて――……この山で暮らそうって決めたの」
ドラゴン「……」
少女「そしたら、あの子にあって……今日、生まれてはじめてよ。あんなおいしいご飯食べたの!」
ドラゴン「……背中に乗れ。ひとっ飛びで町の近くまで送っていってやるから」
少女「ねえ、お願いよ。あたしを――……」
503 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/30(木) 22:50:38.39 ID:nFLxYojB0
ドラゴン「おばさんには何も言ってないんだろ?」
少女「……」
ドラゴン「……心配しているだろう。……送っていってやるから」
少女「……また……」
504 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/07/30(木) 22:52:43.84 ID:nFLxYojB0
少女「……また、遊びに来てもいいかな?」
ドラゴン「……ああ。マオも喜ぶよ」
…………
505 :
◆eUwxvhsdPM
[sage saga]:2020/07/30(木) 22:53:33.96 ID:nFLxYojB0
今回はここまでです
506 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/07(金) 21:51:56.54 ID:aF1bxFKj0
面白い 支援
507 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2020/08/12(水) 00:44:28.34 ID:Pe43s+/w0
しばらく読んでなかったけど追いついた
おもしろいなー
どこまで続くのかな
続きが楽しみ
508 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/29(土) 12:14:15.59 ID:reYFwnXbo
月1くらいかな?
509 :
◆eUwxvhsdPM
[sage]:2020/09/08(火) 21:40:15.20 ID:ujaZElZgo
すみませんだいぶ遅くなってます
今週更新します。申し訳ないです
510 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/09(水) 07:09:40.91 ID:DFkn/NC4O
よかったエタってなくて待ってる
511 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/11(金) 20:21:20.50 ID:6e+a0oZuo
楽しみに待ってる!
512 :
◆eUwxvhsdPM
[sage saga]:2020/09/13(日) 21:04:30.32 ID:Pn+wHKGO0
ごめんなさい明日更新です
ちょっとスランプ入ってるなあ
513 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 21:31:54.16 ID:SGFcXgVa0
…………
ゴォォオォオオォ……
『どうした、ドラゴン。その程度か』
ドラゴン『……魔女、テメェ……!』
514 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 21:34:10.02 ID:SGFcXgVa0
『私を止めてみろ、ドラゴン。私は自分の野望のため……貴様を殺す!!』
ズオオオオ
ドラゴン『――!!』
ゴォオオォォ……
…………
515 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 21:35:29.09 ID:SGFcXgVa0
ドラゴン「!!……」パチリ
チュンチュン……
ドラゴン「……あー……ヘンな夢見た……」
ムクリ
516 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 21:36:56.51 ID:SGFcXgVa0
ノソノソ……
ドラゴン「……すまん、寝過ごしたか。ボンゴレ」
ボンゴレ「おはようございますドラゴンさん。お疲れのようっすねー?」
ドラゴン「ん、まあ……」
ボンゴレ「保存してある食材はたくさんありますし、今日はゆっくりお休みしたらどうです?」
ドラゴン「あー……悪いな。そうする」
ボンゴレ「いえいえ。いつもご苦労さまです」
517 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 21:38:45.06 ID:SGFcXgVa0
パンッ
ボンゴレ「うーん、こう天気がいいと気持ちいいですねー。洗濯物がよく乾きそうです」イソイソ
ドラゴン「マオは?」
ボンゴレ「今日は朝からクイーンスライムさん所でお勉強だそうです。早くから行っちゃいましたよ」
ドラゴン「ん、そうか……勉強、か……」
ボンゴレ「……なにやら浮かない顔っすねぇ。せーっかくの晴れの日が曇っちゃいますよ」
ドラゴン「いや……別に暗い気分な訳じゃあないんだよ。ただ……」
518 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 21:41:16.90 ID:SGFcXgVa0
ドラゴン「……そろそろ色々教えといた方がいいのかなあ、と……」
ボンゴレ「色々、って……」
ドラゴン「なんとなく詳しく説明してなかったしな。人間と魔物について、とか。人間の町について、とか」
ボンゴレ「そうっすねぇ……」
519 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 21:42:58.33 ID:SGFcXgVa0
ドラゴン「マオは娘だが……人間だからな。色々と……教えといた方がいいだろう」
ボンゴレ「……」
ドラゴン「昨日みたいに、いつ人間がここに来るかわからん。最低限……な」
ボンゴレ「確かにそうっすねえ。今度町に連れて行って、お買い物の仕方とか教えてあげましょうか」
ドラゴン「ああ……簡単な法律やルールなんかもな」
520 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 21:44:46.40 ID:SGFcXgVa0
ボンゴレ「他には――……」
ドラゴン「まあ、そのくらい……最初は簡単に教えたらいいだろ」
ボンゴレ「そうっすね。……あぱー?なーんか忘れてるような」
ドラゴン「気のせいだろ。最初はそーいうんからでいいんだよ」
ボンゴレ「そうっすかねえ」
…………
521 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 21:46:24.89 ID:SGFcXgVa0
…………
サワサワサワ……
クイスラ「さて、マオちゃん。今日は理科よ。色々な生き物を見ていきましょう」
マオ「はーい」
クイスラ「マオちゃんはどんな生き物を知っているかしら?」
マオ「んーっと……おとーさんはドラゴン!おかーさんはボーンゴーレムで、友達はオークでー」
クイスラ「ああ、魔物じゃなくって、普通の生き物は?」
マオ「えー?……んーっと、ウサギとかー、ハトとか?」
クイスラ「……狩猟系ばっかじゃないの」
マオ「この前すっごくおおきなウサギとったんだよ!」
クイスラ「ああそうなの。今はその話置いとこうかしら」
522 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 21:48:40.97 ID:SGFcXgVa0
クイスラ「今日は昆虫や草花を中心に見ていくわよ。迷いの森まで行くから、気になったものはどんどん言いなさい」
マオ「はーい」
クイスラ「っと……素手で触ったらちょっと危ないかしら。手袋でもあればいいけど……あ、そうだマオちゃん」
マオ「はい先生」
クイスラ「もうそろそろ、魔法結構使えるようになったんじゃない?ドラゴン君の教えがあれば、二元素くらい貴女なら習得出来るでしょう」
マオ「あぱ?」
523 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 21:51:01.09 ID:SGFcXgVa0
クイスラ「貴女は風か水が使えそうだけど、どっちか使えるかしら?これから生き物は素手で触らず、魔法で捕まえるようにしたいのよ」
マオ「……えーっと、先生」
クイスラ「何?……あ、もしかして攻撃呪文しか教わってないの?」
マオ「いや、あのー……そうじゃなくってー……」
524 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 21:54:27.88 ID:SGFcXgVa0
マオ「あぶないから……魔法、教えてもらってない……です」
クイスラ「……」
マオ「……あぱー……」
クイスラ「…………」
525 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 21:55:53.20 ID:SGFcXgVa0
クイスラ「…………はァ゛?」ミシリ
マオ(あぱー……先生、怒ってる……)
…………
526 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 21:57:46.71 ID:SGFcXgVa0
…………
パンッ!
ボンゴレ「よーし、洗濯物、終わりーっと」
サンサン……
ボンゴレ「うひー、太陽が眩しいっす。ちょっとお茶入れて休憩しようかなー」
ドラゴン「……俺は二度寝しようかな。あったかくて眠くなってきた」
ボンゴレ「あ、それいいっすね。アタシもご一緒しますよ」
ドラゴン「いやご一緒はしなくていい」
ボンゴレ「なーんて冷たいことを!」
527 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:00:15.22 ID:SGFcXgVa0
ボンゴレ「ほらほらー、そこでしゃがんで。手は前にしてください」
ドラゴン「ええー……」
ボンゴレ「よっこいしょ……わ、ドラゴンさんあったかーい。ポカポカですねえ」ピトッ
ドラゴン「ひっつくなよ……お前は冷たいんだよ。骨が」
ボンゴレ「翼!翼上からかけてくださいよ!翼ふとん!」
ドラゴン「羽毛じゃないからそんな良いもんじゃねえぞ」バサッ
ボンゴレ「いやいや良いもんですよーこれ。ほんのりあったかくて」
ドラゴン「あっそ……」
528 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:03:08.29 ID:SGFcXgVa0
ボンゴレ「ふー……」
ドラゴン「……ふぁア〜……」
ボンゴレ「……こうして干した洗濯物を見ながら、天気の良い日にゴロゴロするのも、なかなかオツな――……」
……ゴロゴロゴロ……
ボンゴレ「……あぱー?」
ドラゴン「えっ」
529 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:04:29.35 ID:SGFcXgVa0
ザアアー!!
ボンゴレ「あ、あぱぱー!!急に雨がっ!いきなり天気が悪く!!」
ドラゴン「……ええ……」
ピカ!
ピシャアアン!!
ボンゴレ「あわ、あわわわわわわ、洗濯物!洗濯物取り込まないとっ!!」
ドラゴン「……いや、待てボンゴレ」
ボンゴレ「なんすかー!?今しゃべってる場合じゃないっすよ!雷もすごいですし!」
ドラゴン「すまん手は動かしていい」
530 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:06:18.78 ID:SGFcXgVa0
ドラゴン「いや、な……この雨、魔力を感じるっつーか……ていうか絶対、魔法で降らしてる雨だな」
ボンゴレ「な、なんでそんなイヤガラセを!?ていうか誰がっ!?」
ドラゴン「俺も一回、魔法で雨降らした事あるけど……ぶっちゃけ四天王クラスの魔力ないと無理だからな、こんな芸当」
ボンゴレ「も!……もしかして、昔に火の四天王が来たみたいに、今度は水の四天王が!?」
ドラゴン「いや……四天王は四天王だが――……」
531 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:08:46.64 ID:SGFcXgVa0
ザバザバザバザバ……
クイスラ「…………」ズゥゥウウン……
マオ「……あぱー……」
ボンゴレ「……あれ?クイーンスライムさんと……マオちゃん?」
ドラゴン(なんで滅茶苦茶キレてんだ、こいつ……)
532 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:10:28.37 ID:SGFcXgVa0
クイスラ「……悪いわね、ボーンゴーレムちゃん。私、日光に弱いのよ。お肌が乾燥してね」
ボンゴレ「いや、それはいいんすけどー……こっちに来るなんて珍しいっすね、クイーンスライムさん。……えっと、もしかしてその、娘が何か……?」
クイスラ「いいえ。マオちゃんは何も悪いことしてないわ。……今回ちょっと、ドラゴン君に用があって、ね」
ドラゴン「俺かよ」
クイスラ「……もうわかってるでしょ、ドラゴン君」
ドラゴン「……え、何が?」
533 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:12:11.62 ID:SGFcXgVa0
クイスラ「とりあえず、土下座しなさい」
ドラゴン「何故だ」
クイスラ「私じゃあなく、マオちゃんに」
ドラゴン「なおさら何故だ」
マオ「せんせー、おとーさんいじめたげないでよー……」
クイスラ「貴女はもっと怒ってもいいのよ、この爬虫類に」
ドラゴン「誰が爬虫類じゃい」
534 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:13:52.39 ID:SGFcXgVa0
クイスラ「私、言ったわよね?この子を預かる時に」
ドラゴン「は?……7年前の事か?」
クイスラ「私は文字の読み書きや計算、礼儀作法等をこの子に教えてあげるって」
ドラゴン「……言ってた」
クイスラ「時期が来たら、ドラゴン君……貴方が魔法を教えなさい、って」
ドラゴン「…………言ってました」
535 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:15:18.51 ID:SGFcXgVa0
クイスラ「なーんでまだ初歩魔法どころか魔法理念の一つすら教えてないの?こーの過保護バカが!!」ゴオッ!!
ボンゴレ「あーそういう感じっすか……」
ドラゴン「いやだって!まだその、早いんじゃあねえかって思ってさぁ……」
クイスラ「『来たれ天上の恵み。今ここに、全てを裁く災厄となりて――……』」
ドラゴン「待てお前水の上位魔法はやめろ。マジで死ぬ」
536 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:16:54.11 ID:SGFcXgVa0
ドラゴン「っていうかお前には関係ないだろ!魔法教えようが教えまいが!」
クイスラ「何言ってんのよ!この子の魔力わかってんの!?そこらのザコ魔法使いなんてメじゃないレベルの潜在力よ!!」
ボンゴレ「褒められてますねえ、マオちゃん」
マオ「よくわかんない……ちょっと先生こわい……」
537 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:18:07.42 ID:SGFcXgVa0
ドラゴン「潜在力あろうがなかろうが、まだ子供だろ。マオは」
クイスラ「ダイヤの原石腐らせるような事して……!!私だったら2歳の頃から仕込んでるわよ!」
ボンゴレ「それはやりすぎだと思うっす」
クイスラ「この子が魔法覚えたらどんな使い方するのかなーとか、水魔法色々教えてあげたいなーとか考えてたのに、何をしてんのよ、貴方は!!」
ドラゴン「お前の考えは知らんがな」
538 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:20:22.17 ID:SGFcXgVa0
クイスラ「とにかく!……マオちゃん、今日の授業は特別編よ」
マオ「あぱー?」
クイスラ「ドラゴン君が魔法を教えてくれるから……しっかり習得しなさい」
マオ「!……本当にー!魔法、教えてくれるの?おとーさん!」
ドラゴン「……」ブスッ
クイスラ「なあにドラゴン君、そんなに私の水魔法喰らいたい?しょうがないわねー」
ドラゴン「あーわかったわかった……教える……教えますよ。くそ……」
539 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:21:39.92 ID:SGFcXgVa0
ドラゴン「いいか?マオ。まず言っておくが、魔法ってのは危険なものなんだ」
マオ「……そうなの?べんりで楽しそうだけどー」
ドラゴン「ウサギを獲る時に使う弓矢や皮を剥がすのに使うナイフだって、便利だが怪我することもあるだろ?」
マオ「……ゆび切ったとき、いたかった……」
ドラゴン「魔法は使い方によっては、誰かを傷つけることもあるんだ。それをよーく理解して――……」
クイスラ「はやく本題に入りなさいよ、イライラするわね」
ドラゴン「あっハイ」
540 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:22:51.87 ID:SGFcXgVa0
ドラゴン「ではまず、魔法というのは四元素魔法と二色魔法があって、合わせて六大魔法と呼ばれ――……いやそれより魔法理論のが先か。いいか、この世界にはマナと呼ばれる魔法の元になるのがあって、魔法を唱えるにはこのマナと自分の魔力を混ぜ、精霊の言霊により形にし――……」
マオ「?……??……あぱー?」
クイスラ「……説明下手ね」
ドラゴン「ううう、うっさいわ!」
ボンゴレ「……クイーンスライムさんが教えたらいいんじゃないっすか?」
541 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:25:15.37 ID:SGFcXgVa0
クイスラ「ハァ、仕方ないわね……いい?マオちゃん」
マオ「はい」
クイスラ「目を閉じて――……水をイメージするの。川の水や湖や――……」
ドラゴン「お前それ水魔法の唱え方じゃん」
クイスラ「仕方ないでしょ、私それ以外わかんないもの」
542 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:27:09.57 ID:SGFcXgVa0
ドラゴン「お前も教えるの下手じゃねーか!まずどの系統が合ってるかだな――……」
クイスラ「何はともあれ唱えるのが先でしょ!この子ならなんでもいけそうだし――……」
ドラゴン「変な癖つくだろ!ていうか魔法の成り立ちから――……」
クイスラ「それよりも実践的なものから――……」
アーダコーダ……
マオ「……おかーさん、魔法教えてー」
ボンゴレ「あぱー、アタシもよくわかんないんすよねー」
マオ「えー」
543 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:29:15.32 ID:SGFcXgVa0
???「失礼……皆々様方」
ザッ
ドラゴン「……は?」
クイスラ「……何?貴方」
???「いえ……私は通りすがりの『紳士』……なのですがね……」
ボンゴレ「……あぱー?」
544 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:30:48.00 ID:SGFcXgVa0
???「見たところ、その子に魔法を教えようとしている……所ですね?」
ドラゴン「……そうだけど……え?」
クイスラ「!……もしかして、貴方――……」
???「何も言わなくて良いですよ。ふふふ……この私、『紳士』が……ひと肌脱ぎましょうか?宜しければ……ですが」
マオ「……おー……」
545 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:33:25.76 ID:SGFcXgVa0
マオ「鳥さんだ!」
鳥紳士「いえ、私は『紳士』……ですが、お嬢さん。貴女が仰っしゃりたいのであれば、『鳥紳士』……と呼んでいただいても結構ですよ。ふふふ……」
ドラゴン「……鳥?」
ボンゴレ「あぱー……顔が鳥、ですね……」
546 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:35:06.16 ID:SGFcXgVa0
ドラゴン「……けど身体、人間だぜ?……スーツ着た」
ボンゴレ「…………」
ドラゴン「……ハーピー、か?いやけど翼ないし……」
ボンゴレ「ハーピーの亜種、ですかねえ。顔だけ鳥の人間……初めて見ます……」
鳥紳士「『紳士』ですよ。おせっかい焼きの、ね……」
クイスラ「……」
547 :
◆eUwxvhsdPM
[saga]:2020/09/14(月) 22:37:19.61 ID:SGFcXgVa0
鳥紳士「教えてあげましょう、お嬢さん。魔法のABCを、ね……ふふふ……」
ドラゴン(大丈夫か、これ……)
ボンゴレ(誰なんだろ、この人……)
…………
548 :
◆eUwxvhsdPM
[sage saga]:2020/09/14(月) 22:37:58.59 ID:SGFcXgVa0
今回はここまでです
ちょっと間空きすぎましたね……投稿頻度上げます。すみません
549 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/15(火) 20:23:07.43 ID:Ya/XZkkF0
鳥紳士何者??
550 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/09/17(木) 02:56:47.05 ID:LDlki80l0
奴隷娘の頃から見てて期間割と空くのに馴れてるんでゆっくりお体に気をつけて書いてください!!
551 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/30(金) 01:09:08.28 ID:A19Z+wJk0
エタだとやだなあ〜
552 :
◆eUwxvhsdPM
[sage]:2020/11/04(水) 23:38:35.87 ID:hg7EoKbPo
申し訳ありません、更新かなり遅れることになります
ここで書くことで筆が乗ってきたんですが、
ずっと放置していた他の話にこの勢いを使いたくなりまして……申し訳ないです。もしかしたら更新1月とかになるかもしれません……すみません
再開した時は更新頻度上げようと思います。本当に
553 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/05(木) 06:25:49.27 ID:dAz95izcO
ほかの話?
554 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/05(木) 13:32:08.92 ID:KC862Kefo
どっちも読んでるやで!
気長に待ってる
555 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2020/11/12(木) 01:38:30.96 ID:DP3eDsSR0
もう一つのやつってどれ?
556 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/16(月) 15:18:34.69 ID:XkD8lXZYo
>555
隣に住んでる女大生「あの……魚醤作りすぎたんですけど」社会人男「魚醤!?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1594822921/
557 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/22(金) 15:44:20.00 ID:Km6T+IAIo
明けまして待機
228.34 KB
Speed:0.3
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)