【艦これ】吹雪「パート3始まりました」 キット「最終章です」

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38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 23:07:27.63 ID:NUsI4haT0
乙おつ
確かに黒潮とか標準語口調じゃないキャラは難しいけど司令はんってあるし違和感無いですよ、呼称さえ間違えなければ大丈夫かな
どちらかというと浦風の方が難しい印象を受ける、広島弁は知識無かったら本当無理

あと一つ指摘を、伊良湖が伊良子になってまっせ(清下にもびっくりしたが)
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/03(水) 22:52:45.00 ID:d6/f9Bay0
>>38
申し訳ない。以後気を付けます。
時々PCがおバカな変換するんですよね。まー、お前がちゃんとチェックすれば済む話だと言われればそれまでですが。
『卯月』も散々入力してるのに未だに真っ先に『疼き』って変換されるし。PCより携帯の方が賢いよ・・・。
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/03(水) 22:54:00.86 ID:d6/f9Bay0
恐らく今年最初で最後のガンプラを買ったでち(と思ったらHG ヘビーアームズ決定かー。買わないと言う選択肢は無いやつだー)。
ヴァーチェは来年出るよね?ね?何ならガワ無しで中の人だけでもいいです。
あと大本命のハルートはよ!

本日分、始まります。
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/03(水) 22:54:52.38 ID:d6/f9Bay0

-四国沖-

睦月「睦月達はこのまま北上するのね」

呉・伊58「それじゃこの辺でお別れでち」

睦月「また会ったらお話しようね」

呉・伊58「バイバイでち」フリフリ

〜しばらく後〜

如月「今日は凪いでて航行しやすいわね」

卯月「天気もいいし帰ったら思いっきり遊ぶぴょん!」

弥生「イタズラはダメ」

卯月「そんなことしないぴょん!まったく、弥生はうーちゃんを何だと思ってるんだぴょん!」

睦月「日頃の行いのせいにゃ」

如月「そうね〜」

卯月「二人とも酷いぴょん!」

???「クックック・・・。見えてきたぞ」

母なる深海棲艦E「アレか」

???「今日はちょっとした挨拶だ。少し脅かすだけでいい、当てるなよ」

母なる深海棲艦E「分かった」

ドーン!

ヒューン

卯月「何の音だぴょん?」

睦月「!? 卯月ちゃん、危ない!」

バシャーン

卯月「うぴゃぁ!?」

如月「砲撃!?」

弥生「何処から・・・?」

睦月「電探に反応が無いにゃ!」

卯月「兎に角、急いで逃げるぴょん!」


※Eはエリートの略です
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/03(水) 22:57:48.08 ID:d6/f9Bay0

-鎮守府 執務室-

吹雪「いいお天気ですね〜」

提督「ああ、こんな日は仕事なんてぜずに日向ぼっこをしたいな」

キット「では、私が留守番をしているので、お二人は休まれては?」フォンフォン

提督「流石にそうはいかんさ。気持ちだけ受け取っておこう」

キット「遠征中の睦月さんから入電です」フォンフォン

提督「繋いでくれ」

キット「はい」フォンフォン

提督「こちら執務室の提督。どうした?」

ドーン!

バシャーン!

吹雪「今の音って・・・」

睦月「提督、大変だにゃー!」

提督「どうした?何が起きている!」

如月「敵襲よ!」

提督「敵の数は分かるか?」

如月「分からないわ!電探にも反応が無いの!」

睦月「今度は艦載機が飛んで来たにゃー!」

提督「資材は捨てていい。全速力で逃げるんだ!」

睦月「でも!」

提督「資材はまた集めればいい。物よりお前たちの方が大事だ!」

睦月「・・・。分かりました。皆、資材を捨てて逃げるにゃー!」

提督「直ぐに救助に向かうからそれまで持ちこたえろ。吹雪!」

吹雪「はい!」

提督「今からメンバーを招集する。そろい次第出発だ!」

ピンポンパンポーン

スピーカー「緊急事態発生、緊急事態発生!今から読み上げた者は大至急、出撃ドックへ!赤城、加賀、金剛、摩耶、秋月」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/03(水) 22:59:28.29 ID:d6/f9Bay0

-淡路島沖-

弥生「もうダメ・・・」

卯月「諦めちゃダメぴょん!もう直ぐ助けが来るぴょん!」

弥生「敵艦載機が・・・。燃料も少ないし、逃げ切れない・・・。卯月だけでも逃げて」

卯月「嫌だぴょん!弥生を見捨てて逃げるなんて出来ないぴょん!」

弥生「二人で沈む必要なんて無い・・・。卯月は生きて」

睦月「弥生ちゃん!」

弥生「睦月ちゃん、如月ちゃん・・・ごめんね」

如月「嫌ぁぁぁぁ!」

摩耶「ぶっ殺されてぇかぁ?」

秋月「撃ち方、始め!」

バババッ

ドカーン!

弥生「助かった・・・?」

吹雪「睦月ちゃん!」

睦月「吹雪ちゃぁぁぁぁーん!(泣)」

金剛「私たちが来たからもう大丈夫デース!」

加賀「彩雲の妖精さんが敵影は見当たらないと言っているわ」

赤城「ですが、先ほど摩耶さんと秋月さんが敵艦載機を撃ち落とした以上、まだ何処かに居るはずです」

吹雪「睦月ちゃんたちを中心に第三警戒航行序列をとりましょう」

???「ほう、思ったより早かったな。だが、当然か。仲間の命が掛かっているんだからな」

母なる深海棲艦E「どうする?まだ続けるか?」

???「いや、もういい。引き上げるぞ」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/03(水) 23:01:20.54 ID:d6/f9Bay0

-鎮守府 埠頭-

提督「・・・」

キット「そんなにソワソワしなくても大丈夫です。吹雪さんから無事合流できたと連絡があったではありませんか」フォンフォン

提督「それは分かっているが、顔を見るまでは安心できない」

キット「吹雪さんたちが見えてきました」フォンフォン

提督「何処だ!?」キョロキョロ

キット「まだ肉眼では見えない距離です」フォンフォン

〜数分後〜

睦月「提督(泣)」

如月「ごめんなさい(涙)」

弥生「ごめんなさい・・・。全部、弥生が悪いんです・・・」

卯月「違うぴょん、悪いのはうーちゃんだぴょん!だから皆は許してください!」

提督「何を言うんだ、謝らないといけないのは俺の方だ。遠征に使っているルートは安全だと思って油断していた俺の責任だ。皆、すまなかった。それと、よくぞ無事帰ってきてくれた」

四人「提督(司令官)(泣)」

提督「よしよし、もう大丈夫だ」ナデナデ

〜しばらく後〜

提督「落ち着いたか?」

睦月「はい」

提督「では、今日はもう休みだ。コレで甘い物でも食べて気分転換をするといい」つ間宮券

睦月「でも・・・」

提督「さっきも言っただろ?今日のことは俺の落ち度だ」

金剛「好意は素直に受け取るべきデスヨ」

睦月「分かりました。ありがとうございます」

提督「悪いが睦月だけ少し残ってくれ。詳しい話を聞きたい」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/03(水) 23:02:43.85 ID:d6/f9Bay0

-執務室-

提督「はい、はい。そうですか。わかりました。ありがとうございます」

ガチャ

吹雪「どうでした?」

提督「睦月たちが途中まで一緒だった呉の艦娘たちは襲撃を受けてないし、何も見てないそうだ」

吹雪「そうですか・・・」

提督「たまたま付近に居たはぐれ深海棲艦の襲撃を受けたと考えるべきか、それとも・・・」

吹雪「味方を疑いたくはありませんが、呉の提督さんが嘘をついていることは無いですか?」

キット「彼の言葉に嘘偽りはありませんでした」フォンフォン

提督「もし、深海側に情報を漏らしているのが俺だったらどうする?」

吹雪「司令官はそんな人じゃないって信じてます。でも、もしも司令官が深海側と繋がっているなら・・・私が連れ戻します」

提督「連れ戻すか・・・。もしも本当に俺が敵になったら吹雪が討ってくれ。吹雪に討たれるなら本望だ」

吹雪「冗談でも二度とそんなことは言わないでください」

提督「悪かった。だが、こんなご時世だ、いつ何が起こるか分からない。頭の片隅に置いておいてくれ」

吹雪「・・・」

提督「心配しなくても裏切ったりしないさ。まずは上に報告しておかないといけないな。それに遠征をどうするか・・・。資材は余裕がるからしばらくは止めても問題ないが、護衛として大鷹たちを付けることも考えないといけないか」


-夜 工廠-

吹雪「キット、起きてる?」

キット「私は常に起きています」フォンフォン

吹雪「良かった。バッテリーの充電中は寝てるかと思ったけど、そんなことは無いんだね」

キット「わざわざこんな時間にどうされましたか?」フォンフォン

吹雪「司令官のことなんだけど」

キット「やはりそうでしたか。昼間の発言が気になっているのですね?」フォンフォン

吹雪「うん」

キット「アドミラルは過去に深海棲艦に拉致されたことがありました」フォンフォン

吹雪「そんなこともあったね」

キット「その時に洗脳でもされて知らぬうちに情報を漏らしているとでも思っているのかも知れませんが、私が見ている限りアドミラルは正常です」フォンフォン

吹雪「本当に大丈夫だよね?」

キット「貴女が信じてあげないでどうするのです?」フォンフォン

吹雪「そうだね。私が司令官を支えないと」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/03(水) 23:03:46.80 ID:d6/f9Bay0

-三日後 ???-

北太平洋深提「あれから本当に遠征を止めている様だな」

???「言っただろ、俺は奴だ。奴の考えることなど手に取る様に分かるさ」

北太平洋深提「とは言え、数日間遠征を止めたところで影響は微々たるものだが」

???「所詮これは始まりだ。だが、終わりの始まりでもある。やがて大きなうねりとなって襲い掛かる」

北太平洋深提「そうやってジワジワ痛めつけるのも彼の嗜好か?」

???「いいや。だが、これまで散々苦汁を味わっててきたんだ、簡単に終わっては面白くないだろ?」

北太平洋深提「そうだな(わざわざいたぶって止めを刺そうとは・・・。未来の私たちはそこまで追い詰められているのか)」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/03(水) 23:04:29.19 ID:d6/f9Bay0
去年、寒くなったら「カスミール地方のカスミヤ山羊」の話を書きたいって言ったけど気付けば夏が近づいてるな(前スレが終わる頃に思い付いたからしゃーない)。
今年こそやります!
それと11月になったら「もえの あかぎ」が大活躍する『一航戦と豚饅』もやります。

本日はここまで。
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 22:50:15.82 ID:JswiU29A0
コロナ死すべし慈悲は無い。
許さん。
マジでゆ゛る゛さ゛ん゛!!

本日分、始まります。
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 22:50:57.58 ID:JswiU29A0

-夜 食堂-

テレビ「まもなくケネディ宇宙センターから新型の衛星を乗せたロケットが打ち上げられます」

提督「こうやってロケットを打ち上げられるのもナ○スのお陰だよな」

ビスマルク「ええ、そうね」

プリンツ「そうですね〜」

グラーフ「うむ、その通りだ」

アイオワ「ちょっと!貴方、何時からナ○スの信奉者になったのよ!」

提督「誰がナ○スの信奉者だ?失敬な。あのアホ共は絵画を含む美術品を燃やした。そんな奴らを信奉する訳無いだろ」

卯月(やっぱりパパは絵画警察だぴょん)

アイオワ「だってナ○スのお陰って言ってたじゃない!」

提督「客観的事実を述べたまでだ」

アイオワ「やっぱりナ○スを褒めてるじゃない!」

提督「はぁ・・・。ロケットの父と呼ばれるヴェルナー・フォン・ブラウンって居ただろ?」

アイオワ「ええ、アメリカが誇る工学者ね!」

提督「彼は元ナ○スの親衛隊だぞ。ナ○スでミサイルの研究開発をしていたからな」

アイオワ「な、何を言っているの・・・?」

サラトガ「提督の言っていることは事実です」

アイオワ「!?」

提督「キット、ヴェルナー・フォン・ブラウン氏の経歴を説明してやってくれ」

キット(コムリンク)「はい。ヴェルナー・フォン・ブラウン(中略)です」

アイオワ「ナ○スの科学力は世界一ィィィ!」

提督「落ち着け(汗)」

テレビ「今回の衛星は深海棲艦の活動を監視するために打ち上げられましたが、監視対象が本当に深海棲艦だけなのか?とプライバシーの侵害が懸念されており」

提督「それにしてもアメリカはよく戦犯を受け入れたよな。そこまでしてソ連に勝ちたかったのか?」

ビスマルク「戦犯とは失礼ね。彼は優秀な科学者よ」

提督「アメリカとドイツの立場が逆だったとして、敵国の科学者なんて戦犯だろ?」

ビスマルク「確かに提督の言うことも一理あるわね」

提督(この衛星で深海棲艦の動きを察知できるなら、先日の様な予期せぬ会敵も避けられるだろうか?) 

川内「提督」

提督「ん、どうした?」

川内「ちょっと相談したいことがあるんだけど、後で部屋に行ってもいい?」

提督「別に構わないが、二人だけの方がいいか?もし、そうなら吹雪はしばらく席を外してもらうが」

川内「聞かれて困る話じゃないからそこまでしなくていいよ」

提督「そうか」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 22:52:07.77 ID:JswiU29A0

-提督私室-

提督「で、相談って何だ?神通か那珂と喧嘩でもしたか?」

川内「そんなんじゃないよ。実はね・・・」

吹雪(何を相談をするんでしょうか?)

川内「お父さんもそうだけど、夕張や金剛さんたちも自分の乗り物を持ってるでしょ?私も自分の乗り物が欲しいな〜って思って」

提督「なんだそんなことか。それなら申請書出しといてくれればそれでいいぞ」

川内「うん、それで車種のことを相談したくて」

吹雪「それなら確かに司令官に相談するのが確実ですね」

川内「うんうん、そうだよね。カワサキとかヤマハとかスズキとか色々あるけど何処のがいいかな?流石にハーレーは無いよね」

提督「ん?カワサキ、ヤマハ?一体何を買う気だ?」

川内「何ってバイクに決まってるじゃん!」

提督「キットが居なくてよかったな。アイツが居たらボロクソに言われてるぞ」

川内「だからこそ、こうしてお父さんの部屋に相談に来たんだけどね」

提督「まー、そうだな。スーパーカブとかでいいんじゃないか?」

川内「もー、真面目に答えてよ!」

提督「スーパーカブは名車だぞ(多分)。だいたい俺に二輪のことを相談するのが間違ってるだろ」

吹雪「この鎮守府には車に乗る人しか居ないから、バイクの相談は難しいでしょうね」

川内「えー、だってお父さんはナイトライダーでしょ?ライダーならバイクに詳しいと思うじゃない」

提督「ライダーってのは元々、馬に乗る人を指す言葉だからな。バイクじゃない」

川内「!?」

提督「車もバイクも誕生したのは多分19世紀末か20世紀初頭辺りだろ?馬は有史以前から存在する元祖乗り物だぞ。あと、ボナパルトが馬に乗ってる有名な絵あるだろ?アレ本当は馬ではなくロバだ。馬でアルプス越えは出来なかったからな。これ豆知識な」

川内「そんな・・・ライダーがバイク乗りを指す言葉じゃなかったなんて・・・。ドゥ〇ー・イク許すまじ」orz

提督(ドゥ〇ー・イクって誰だ?)

川内(誰だ?って顔してるね)

川内「ドゥ〇ー・イクは地上をバイク乗りの楽園にとか言ってバイク戦艦に乗ってた人だよ」

提督「あ〜、何か居たな。あのアニメは最終回の電子レンジに入れられたダイナマイトの演出はアニメ史に残る派手な演出で鮮明に記憶しているぞ。そしてアビ〇ルバインは今でも待ち続けているからな」

川内「タイの人の?アレは流石に出ないんじゃないかな」

提督「いいや、何をトチ狂ったか審判を出したんだ、まだ可能性はある。とは言えリアル・プル〇ーネの悲劇(売れずに爆死)を引き起こさなければの話だが。ここまで来たらもうア〇ルホールも出すんじゃないかとさえ思えてきたからな」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 22:53:23.14 ID:JswiU29A0

川内「で、話を戻すけど、何かいいバイクない?お父さんしか頼れる人いないし」

提督「そう言われてもな・・・」

川内「何か一台くらいコレ!っての無い?」

提督「う〜ん・・・。あ!」

川内「なになに?」

提督「いや、まぁ、あることはあるけどな・・・」

川内「歯切れが悪いな〜。男ならビシッと決めてよ」

提督「じゃあ言うぞ」

川内「うん!」ワクワク

川内「あ、でも、スーパーカブは止めてよね。確かに名車だけど私が求めてるものとは違うから」

提督「大丈夫だ。では、今度こそ言うぞ。心の準備はいいな?」

川内「うん!」ワクワク

提督「バ〇ルホッパーだ」

川内「バ〇ルホッパー?」

吹雪(予想はしてたけど、この鎮守府には普通の乗り物って無いよね・・・)

提督「ああ。ブ〇ックサンのバイクだ」

川内「あー!ブ〇ック=サンの!」

提督(つーか、何で仮面ライダーブ〇ックの正式名称で通じてるんだ?)

川内「あのバイクなかなかカッコイイよねー」←あくまでニ〇ジャスレイヤー的に〇〇=サンって言ってるだけの人

提督「そうだろ」

川内「でもアレって何かの改造車?あんなの無いよね」

提督「スズキのバイクだと聞いたことがある。まー、ネットで調べれば分かるだろ」

川内「じゃあ、下調べをして今度の休みに早速買いに行かないと!」

提督「その時は明石か夕張を連れてけよ。バイクの知識は無くてもメカの知識はあるから状態の良し悪しは判断できるだろう」

川内「え?お父さんは来てくれないの?」

提督「行っても構わんが送迎しか出来んぞ。バイクのことはサッパリだからな」

川内「それでも十分だよ。居てくれるだけで安心だし」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 22:54:06.01 ID:JswiU29A0

-数日後 工廠-

明石「いい買い物したわね〜」

キット「川内さん、何故車輪付きほうきなど買ったのです?この様な進化の乏しい乗り物より車にするべきです」フォンフォン

提督「まー、そこまで毛嫌いしてやるな。俺も二輪の良さはサッパリ分からんが、コイツは特別だ。すぐに分かるさ」

川内「そうそう、キットも気に入ってくれるって。あー、早く乗りたい!」

提督「それじゃ頼んだよ」

妖精ズ「お任せください」

川内「完成までどのくらい掛かりそう?」

夕張「仕事の合間に作業することになるから直ぐにとはいかないけど、一週間以内には完成すると思うわ」


-3日後 執務室-

ジリリリリーン

ガチャ

提督「もしもし、こちら執務室の提督」

明石「明石です。提督、例のブツ完成しましたよ」

提督「例のブツ?」

明石「バイクですよ。バ・イ・ク」

提督「え?もう完成したのか?」

明石「ええ。妖精さんたちが超やる気満々で」

提督「そうか。妖精さんたちに何か差し入れしないとな。後で川内を連れて行くからお披露目の準備をしててくれ」

明石「はーい。お待ちしてます」

提督「では後ほど」

ガチャ

提督「川内のバイクが完成したそうだ」

吹雪「ずいぶん早かったですね」

提督「妖精さんたちがやる気を出しまくったそうだ」

吹雪「確かにただのバイクではないですからね」

提督「川内を呼んで見に行こうか。キットも毛嫌いせずに一度見てみるといい」

キット「仕方ありませんね」フォンフォン
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 22:54:59.77 ID:JswiU29A0

-工廠-

明石「では、これよりお披露目会を開催します」

妖精ズ「イエーイ」

パフパフ

明石「じゃあ、夕張はそっち側持って」

夕張「はーい」

明・夕「いっせいのーで」

バサッ

キット「このバイクは・・・」フォンフォン

川内「おぉー!カッコイイー!」キラキラ

妖精ズ「ご要望通りです?」

川内「もうバッチリ!コレお礼ね」つお菓子詰め合わせ

妖精ズ「わーい、ありがとうございます」

明石「再現したのは見た目だけじゃないですよ。ほらご挨拶して」

ホッパー「はじめまして、川内さん」

川内「おぉー、喋った!」

吹雪(キットを完全再現する妖精さんたちだから今更だけど、本当にどうなってるの?)

夕張「ホッパーは最後の最後にちょっと喋った程度だけど、この子は普通に喋れるのよ!」

提督「どうだ?このバイクなら認めざるを得ないだろ?」

吹雪「キットの弟って感じかな?」

キット「そうですね。弟分として認めてあげなくもありません」フォンフォン

ホッパー「ありがとう、お兄さん」

川内「今夜は早速ツーリングだね!」

提督「ツーリングは構わんが問題を起こすなよ」

川内「大丈夫大丈夫。事故ったりしないって」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 22:55:37.73 ID:JswiU29A0

-夜 路上-

川内「やっぱ夜はいいよね。夜戦もいいけど、夜のツーリングも最高だよ!」

川内「ん、アレは・・・」

チンピラA「よー姉ちゃん、俺らと遊びに行こうぜー」

チンピラB「忘れられない夜にしてやっからよ」

女性「は、放してください!」

チンピラA「あぁ?俺らが楽しませてやるって言ってるのに気に入らねぇのか?」

川内「止めなアンタたち」

チンピラB「あ?何だテメー」

川内「その人、嫌がってるじゃない」

チンピラ「うるせーな。引っ込んでろ」

川内「はぁ・・・。口で言っても分からないなら、体で分からせようか?」

チンピラA「ケッ!デカイ口叩きやがって、やっちまうぞ!」

チンピラB「おう!」

川内「やれやれ・・・」

バキッ!

ゴスッ!

メキッ!

チンピラA「」チーン

チンピラB「」チーン

川内「口ほどにもない」

女性「あ、あの、助けていただきありがとうございます!」

川内「いいっていいって」

女性「あの、お名前を」

川内「私は川・・・じゃなかった、夜戦仮面」

女性「夜戦仮面様///」ポッ

通行人「お巡りさん、こっちです!」

川内「ヤバッ!そろそろ行かないと。それじゃ!」

女性「あの!何かお礼を」

ブーン

警察官「若い女性がチンピラに襲われていると通報があったのですが・・・、伸びてる?」

女性「はい。夜戦仮面と名乗るお方が助けてくださいました」

川内「お父さんから、もめ事を起こすなって釘を刺されてたのに早速やっちゃった・・・。でも、人助けだし、別にいいよね」

ホッパー「正義のライダーとして当然の行いです」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 22:56:28.56 ID:JswiU29A0

-翌朝 食堂-

テレビ「昨日夜10時頃、若い女性が暴漢に襲われる事件が起こりました」

提督「物騒だな」

吹雪「ええ」

テレビ「通報を受けた警察官が現場に駆け付けたところ容疑者は既に撃退された後でした。こちらが視聴者から提供された映像です」

嵐(あのバイクカッコイイな)

提・吹「!?」ブーッ

那珂(せ、川内ちゃん!?)

神通「夜戦仮面・・・、一体何者なのでしょう?」

那珂「え?本気で言ってるの?」

神通「?」

那珂「あ、うん、何でもないよ。気にしないで」

提督「とりあえず川内から話を聞く必要がありそうだな」

吹雪「ええ」


-執務室-

提督「何故呼ばれたか分かるか?」

川内「な、何でだろうね〜(汗)」

提督「さっきニュースで夜戦仮面なる人物が暴漢に襲われた女性を助けたと言っていた」

吹雪「アレって川内さんですよね?」

川内「えっと・・・成り行きと言うか、人助けだし」

提督「人助けは良いことだが、あんな目立つバイクで目立つ行動をしないでくれ」

川内「ごめんちゃい」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 22:58:21.41 ID:JswiU29A0
川内=サンのバイクが深海棲艦の攻撃から主を庇い大破するも、翌週、進化して復活って展開は無いです。はい。

二輪の免許って確か16歳で取得できたよな?
嵐あたりが免許を取得して川内=サンとツーリングする話を書くのもアリだけど、次こそ本当にスーパーカブになりそう(二輪のことは分からん奴)。


イベントのメンテが定刻通りに終わらないのは今やこれは常識!! by フェニックス〇輝
定刻通りに終わらせるなんてサイトーが虚夢に落ちるくらい夢の中の夢の中の夢。でも、たまには予定通り終わってほしいよな。予定通りって何回あったっけ?ゼロではなかったのは確かなんだけどな。

本日はここまで。
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/17(金) 21:23:21.02 ID:zoqbENG60
今回のイベントで数年ぶりに潮を使いましたが、レベル低くてもE1程度なら結構いけるもんですね。
でも、E1にしてはボス強かった。E3なんて先制攻撃だけで仕留められるザコなのに。

本日分、始まります。
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/17(金) 21:24:47.67 ID:zoqbENG60

-工廠-

テレビ「では、クッションの上に卵を置いてその上に座ってみてください」

明石「本当に割れてないわね。図面を引く時なんか長時間座っててお尻が痛くなる時あるし、一つ買ってみようかしら」

妖精ズ「!?」

明石「どうしたの?」

妖精ズ「これを提督さんにプレゼントしたら喜ぶです?早速取り掛かるです!」

トンカン

トンカン

夕張「明石ー、いる〜?」

明石「はーい」

夕張「あれ?妖精さんたちは何してるの?」

明石「通販番組を見て提督にプレゼントだって何か作り始めたわ」

夕張「通販番組を見て?」

ウィーン

ガガガガガ

トンカン

トンカン
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/17(金) 21:26:51.36 ID:zoqbENG60

-執務室-

吹雪「今日も雨ですね」

島風「かけっこしたいのに〜!」

提督「梅雨だからな。雨も降ってもらわないと水不足になって困るだろ?とは言え、降りすぎても災害が発生するから困るが」

吹雪「確かにそうですね」

島風「でも暇〜!お父さんもかけっこしたいでしょ?」

提督「俺は仕事中なんだが」

コンコン

ゴトランド「ゴトランドです」

提督「どうぞ」

ガチャ

バタン

ゴトランド「あら、今日は島風も居たのね。悪いんだけど、提督と二人だけでお話をしたいから席を外してくれる?」

提督「それなら間宮さんの所にでも行ってくるといい」つ間宮券

吹雪「ありがとうございます」

島風「わーい、行ってきまーす!」

ガチャ

バタン

提督「それで話って?」

ゴトランド「二人きりでって言ったよね?」

スタスタ

提督(おいおいおい、近い近いって!)

ゴトランド「失礼します」

ピッ

キット「!?」フォンフォン

プシュー

提督「お、おい!キットをシャットダウンして何のつもりだ?」

ゴトランド「それともう一つ」

スッ

ブーン

提督「ちょっと待て!」

ポイッ


-天井裏-

プスッ

青葉(ひっ!?司令官のセイバーが目の前に・・・)

ゴトランド「青葉、居るんでしょ?悪いけど提督と二人だけにして欲しいな〜」

青葉(ここは大人しく従うのが吉ですね。次は本当に当ててきそうです)
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/17(金) 21:34:34.11 ID:zoqbENG60

ゴトランド「これで人払いは完了ね」

提督「一体何のつもりだ?」

ゴトランド「そんな怖い顔をしないでよ」

提督「吹雪と島風を追い払うだけなら兎も角、その後の行動を何とも思わない訳が無いだろ?」

ゴトランド「手荒なことをしてごめんなさい。でも、どうしても二人だけで話をしたかったの。でも、誤解しないで、提督に危害を加える気は一切無いから。だから刀から手を離して」

提督「・・・」

ゴトランド「まぁいいわ。本題に入りましょうか。提督、いえ、司令官。シュレーディンガーの猫はご存知ですか?」

提督「以前、相○でやっていたな。一定の確率で毒ガスが噴射される箱の中に猫を入れたとして、蓋を開けるまでは猫の生死は分からないとする。そうすれば蓋を開けるまでは猫が生きている世界と死んだ世界が同時に存在するとか」

ゴトランド「ええ。それと同じように提督が生きている世界と死んでしまった世界が存在しているとしたら?」

提督「俺が深海棲艦に殺された世界が存在したとしても不思議ではないな(実際、デロリアンのお陰で回避したが、二度ほど殺されているからな)」

ゴトランド「そう、ゴリアテによって貴方が殺された世界・・・」

提督「ゴリアテ?確かに先日、ゴリアテの襲撃を受けた時は危なかったな」

ゴトランド「私が言ったのはそのゴリアテではありません。K.A.R.Rが姿を変えたオリジナルのゴリアテです」

提督「何を言っている?(ゴトランドにK.A.R.Rのことは話してないぞ・・・)」

ピカッ

ゴトランド「あの日、私は、いえ、私たちは必死に戦いましたが、貴方を守れなかった・・・。たまたま鎮守府を離れていた睦月ちゃんを除く全員が殺された世界」

ゴロゴロ

提督「さっきから何を言っているんだ?」

ゴトランド「まだ分かりませんか?」

提督「・・・」ゴクッ

ゴトランド「ええ、そうでしょうね。最初は私自身が信じられなかったんですから」

提督「君は疲れているんだろう。変な夢を見たが、疲れから夢と現実の区別が付いていない」

ゴトランド「残念ならがそうではありません。ゴトランドとして産まれた瞬間からあの日のことを鮮明に覚えていました。そして忘れられないんです。あの痛みを、貴方を助けられなかった無念を・・・」

提督(いや、あり得ない)

ゴトランド「私はあの世界で死んだの吹雪の生まれ変わりです!」

ドーン!

提督「!?」

ゴトランド「あり得ないと言いたげな顔ですね。でも、これは真実です」

提督「・・・。その話が本当だったとして、何が目的だ?自分も吹雪だから指輪が欲しいと言いたいのか?」

ゴトランド「いいえ、私の司令官はあの世界で死んでしまったあの人だけです。貴方は同じであって同じでは無い、もう一人の司令官です」

提督「では、どうして」

ゴトランド「貴方には知っておいて欲しかったんです。それと、この世界では貴方を死なせはしないと宣言しておきたかったんです」

提督「心配しなくても俺は死なんさ」

ゴトランド「そうであることを願うわ。伝えたいことは伝えたし、帰るね」

ガチャ

バタン

提督「・・・。にわかには信じられない話だな」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/17(金) 21:37:49.17 ID:zoqbENG60

コンコン

夕張「夕張です」

提督「!? ちょっと待ってくれ!」

提督(とりあえずキットを再起動させないと怪しまれる!)

ピッ

フォンフォン

キット「ゴトランドさんは?」フォンフォン

提督「その話は後だ。とりあえず今は何事も無かったかの様に振舞ってくれ」

キット「分かりました」フォンフォン

提督「待たせたな。入ってくれていいぞ」

ガチャ

バタン

夕張「あれ?吹雪ちゃん居ないんですね」

提督「吹雪なら休憩中だ」

夕張「そうなんですか。ところで先ほど、ゴトランドさんが来てましたよね?」

提督「ああ」

夕張「二人で何を話してたんですか?」

提督「何って・・・、次の作戦行動海域でゴトランドに出撃してもらう予定だからその打ち合わせだ」

夕張「そうですか」

提督「そんなことを聞いてどうするんだ?」

夕張「いえ、別に」

提督「それで夕張の用事は何だ?」

夕張「まずは妖精さんからです」

妖精ズ「提督さんに贈り物です?衝撃吸収インソールです」

提督「衝撃吸収インソール?」

妖精ズ「はい。銀イオンによる消臭機能付きです?」

提督(そこは断言しないんだ)

提督「まぁ、ものは試しだ。靴に入れてちょっとジャンプしてみるか」

ピョーン

スタッ

提督「おお!着地しても衝撃のしの字も無いぞ!」

妖精ズ「今から30分以内にお申込みの方限定で同じ物をもう一つお付けしてボーキサイト1000(税込み)です!」

夕張「安い!安すぎます!」

提督「よし、もう一つもらおう!って何で通販番組みたいになってるんだ?」

妖精ズ「雰囲気は大事です?」

提督「うん、まぁ、そうだな」

妖精ズ「これで剣術を使っても体への負担を大幅に軽減でるはずです」

提督「そのためにわざわざ造ってくれたのか、ありがとう」

妖精ズ「お役に立てて良かったです」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/17(金) 21:40:43.56 ID:zoqbENG60

夕張「こっちは私からなんですけど、卯月ちゃんの魔法少女ステッキも完成しましたよ」

提督「そう言えばそんな話もあったな」

夕張「じゃーん!コレです!」

提督「見た目はいたって普通だな。何が出来るんだ?」

夕張「では実演しますね。えい!」

ポン!

提督「!!!」

夕張「この様に何も無い場所に花を咲かせられます」

提督「却下ーーーーッ!!!」

夕張「えー」

提督「えーじゃねぇよ!それアレだろ?某国営放送の子供向け歌番組の奴だろ?」

夕張「流石提督!よく分かりましたね」

提督「俺も最初は可愛らしいなって思って微笑ましく観ていたさ、だが犬や猿の尻尾に花が咲き、象の鼻に花が生えた所でヒッ!?ってなったぞ。きっと彼らはいずれ花に養分を吸われてミイラになるんだ・・・」

夕張「えぇ・・・(困惑)」

提督「挙句の果てにブラックホールにまで花咲かせただろ?何かもう・・・、花の化け物に乗った鉄の仮面さんの『フハハハハ!怖かろう?』って台詞が浮かんだぞ」

夕張「考えすぎですよ(汗)」

提督「いいや、あの猫はいずれ手足を使わず脳波だけで花咲かすぞ。『しかも脳波でコントロール出来る!』ってな。そうなれば世界中いや、宇宙の生命は全て花に養分を吸い取られてミイラになる・・・。そんな物騒な物を卯月に渡せるか!処分しろ!」

夕張「せっかく造ったのに」

提督「絶っっっ対に認めんからな!」

夕張「そこまで言うなら仕方ありませんね。処分します」

提督「それでいい。そんな物騒な物は存在してはいけないんだ」

夕張「でも、本当に養分を吸い取られてミイラになるなら深海棲艦相手だったら」

提督「ダメなものはダメだ。そんなに深海棲艦の干物を見たいか?」

夕張「・・・。確かにグロテスクですね・・・」

提督「分かったなら処分してくれ」

夕張「残念だけど仕方ないですね」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/17(金) 21:44:36.82 ID:zoqbENG60

-夜 執務室-

提督「と、言う訳だがどう思う?」

キット「録音を聞く限り、ゴトランドさんの発言に嘘はありません」フォンフォン

提督「しかし、そんなことがあり得るのか?」

キット「これまでに何度かタイムマシーンを使って未来を変えた訳ですから、いわゆる平行世界が存在すること自体は否定できません」フォンフォン

提督「そこに関しては否定しないが・・・、吹雪の生まれ変わりってのがな」

キット「妖精さんの様な不思議な存在の前ではそんなことは些細な問題です」フォンフォン

提督(ロボットにこんなこと言われるとは思わなかった・・・)


-工廠-

大淀「緊急招集なんてかけてどうしたんですか?」

夕張「昼間にゴトランドさんが提督と二人きりで何かをしていたわ」

明・大「!!!」

夕張「提督は次の出撃に関する打ち合わせって言ってたけど・・・」

明石「提督におかしな様子は無かったの?」

夕張「うん。でも、彼女と入れ違いでになったんだけど、直ぐには部屋に入れてくれなかったし、何かを隠してる感じがしたわ」

大淀「やはり彼女には何かありますね」

明石「ますます怪しいわ」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/17(金) 21:46:34.55 ID:zoqbENG60
今回の話は昨年、入院中に観た相〇の再放送で思い付いた話だったりします。
アレってパラレルワールドで実際に起きた出来事なのか、頭の中で展開した話かどっちだったんだろう?
シュレディンガーの猫って言ってるくらいだからやっぱりパラレルワールドか?


次は三機目の天山(村田隊)を入手した頃に更新します。多分。
E7は村田三連星によるジェットストリームアタックだな。

では、E5も終わったのでE6逝ってきます。
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/02(日) 21:27:38.75 ID:2EL2WAWH0
前回、村田隊を取った頃に更新すると言ったな。アレは嘘だ。
あれから一週間後には後にあっさりE6は終わった。ボス戦だけならE4より楽だったし。ネルソンがねぇ、タッチでダイソン×2とネ級仕留めるとか優秀過ぎて笑うわ。タッチで沈むとかネオジ〇ングですか?
ただし、E4 Xマス(ボス一個前のレカス!)とE6 Vマス(の手前のPマス)テメー等はダメだ!

E7-2に友軍プリーズ!ラスダンになった途端に強すぎるだろ。

本日分、始まります。
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/02(日) 21:28:14.20 ID:2EL2WAWH0

-執務室-

提督「今日の開発はこれで頼む」つ資料

吹雪「はい!では行ってきます!」

ガチャ

バタン

提督「ふぅ、吹雪が帰ってきたら少し休憩するか」

提督「そう言えば冷蔵庫にバンレンタインにもらったチョコがまだあったな」

ガチャ

提督「一足先に一個摘まんどくか」

パクッ

モグモグ

提督「!?」

ゴクン

提督「ぐはっ(吐血)」

バタッ

キット「アドミラル?」フォンフォン

提督「」

キット「アドミラル、しっかりしてください!」フォンフォン


-工廠-

プルルルル

明石「はいはい、今出ますよっと」

ガチャ

明石「こちら工廠の明石です」

キット「明石さん、大変です!アドミラルが倒れました!」

明石「提督が!?」

キット「はい!直ぐに執務室に来てください!」

明石「分かったわ!」

吹雪「明石さーん」

明石「吹雪ちゃん、大変よ!提督が執務室で倒れたって!」

吹雪「え・・・」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/02(日) 21:28:54.34 ID:2EL2WAWH0

-執務室-

吹雪「司令官、しっかりしてください!」

ユサユサ

明石「何があったの?」

キット「冷蔵庫に入っているチョコを摘まんだ途端倒れました」フォンフォン

夕張「これね。キット、このチョコを解析して」

明石「犯人が分かったわ」

吹雪「一体誰なんですか?」

明石「犯人は・・・宮崎〇子さんよ!」

夕張「宮崎〇子って女優の?」

明石「ええ。大福、最中、おはぎ、チョコ、ババロア・・・これらに思い当たる節は無い?」

吹雪「ま、まさか・・・」

夕張「あり得ないわ!」

明石「そう、捜査〇課長でチョコこと、高井〇代子を演じる宮崎〇子が犯人で間違いないわ!」

夕張「はいはい、バカやってないで早く提督を医務室へ連れていくわよ」

吹雪「司令官、直ぐに処置してもらいますからね!」

明石「・・・。二人とも冷たくない?」

キット「今回は明石さんが悪いかと」フォンフォン

明石「ヤレヤレ・・・。とりあえずチョコの分析をお願い」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/02(日) 21:29:53.15 ID:2EL2WAWH0

-医務室-

提督「う〜ん」

吹雪「気が付きましたか?」

提督「ここは・・・、医務室?」

吹雪「はい。チョコを摘まんだ途端倒れたってキットが」

提督「チョコを?そうだ!あのチョコレートだ!アレにコーヒーが入ってたんだ!」

ガラガラ

如月「司令官、ごめんなさーい!(泣)」

睦月「罰は睦月が受けます、だから何卒如月ちゃんだけは!(泣)」

提督「二人とも何を言っているんだ?」

如月「犯人は如月なんです!」

提督「如月が?どういうことだ?」

如月「実は・・・」

〜回想中〜

如月「今年はどんなチョコを贈ろうかしら」

ペラッ

ペラッ

如月「隠し味としてほんの少しインスタントコーヒーを入れると美味しい?」

如月「う〜ん、司令官はコーヒーが嫌いだったわね・・・。でも、隠し味として入れると美味しいって書いてあるし、ほんの少しなら大丈夫よね?」

〜回想終了〜

如月「チョコにほんの少量コーヒーを入れると美味しいって雑誌に書いてあったの。だから・・・」

提督「そうだったのか」

如月「全て如月が悪いんです!」

睦月「悪いのはその雑誌を買った睦月です!睦月がそんなのを買わなければ・・・。だから如月ちゃんではなく、睦月を罰してください!」

提督「如月は美味しいチョコを作ろうとしてくれたんだろ?」

如月「はい」

提督「じゃあ、睦月も如月も何も悪くない。今回の件は運が悪かっただけだ」

如月「司令かーん(泣)」

提督「よしよし、もう泣くな」ナデナデ
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/02(日) 21:30:30.42 ID:2EL2WAWH0

嵐「お!司令、目が覚めたんだな」

提督「嵐と萩か、心配かけてすまなかった」

萩風「司令が倒れたとお聞きして萩風特製の栄養ドリンクをお持ちしました!」

ゴポゴポ

吹雪(何この強烈な臭いは・・・)

睦月「うぷっ」

如月「」チーン

提督(いや、ちょっと待て、色も臭いも明らかにヤバイだろ!挙句の果てにゴボゴポいいながら泡立ってるぞ!おい、嵐!)

嵐(ゴメン、萩を止められなかったぜ・・・。司令、ファイト!)←ジェスチャー

提督(ファイト!じゃねぇよ!)

萩風「あ!成分が気になるのですね?霊芝、冬虫夏草、ドクダミ、クローブ、ウコン、芍薬、生姜、朝鮮人参、桂皮、八角、タツノオトシゴ、スッポン、鹿の角(中略)です。全て萩風が集めた安心安全な素材です」

提督「お、おう・・・」

萩風「お召し上がりください」ニコッ

提督(ここで拒否すると萩は泣くよな。俺のために用意してくれたんだし・・・。いや、でも、色々とヤバイだろコレ。ええい、良薬口に苦しって奴だ!)

ゴクッ

嵐(スゲー、本当に飲んだ!)

提督「・・・」

萩風「お味はいかがですか?」

提督「とっても美味しいです(涙目)」

萩風「お口に合った様で良かったです」

夕張「あ!気が付いたんですね。お水どうぞ」

提督「ありがとう」

明石「それにしてもほんのちょっとのコーヒーで倒れるなんて」

提督「一種のアレルギーだ」

夕張「ここまで来るとアナフィラキシーショックですね」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/02(日) 21:32:54.80 ID:2EL2WAWH0

卯月「パパー、死んじゃ嫌だぴょーん!(泣)」

提督(おい!皆の前でパパって呼ぶな!)

睦月「パパ?」

吹雪「聞き間違いじゃない?」

卯月「うーちゃん、パパなんて言ってないぴょん!」

提督「いや、もういい、この場にいるメンバーには正直に話そう」

吹雪「いいんですか?」

提督「聞かれた以上仕方ない。それにいずれ話すことだ、多少早くなっても問題ない」

提督「皆、聞いてくれ。さっき卯月が俺のことをパパって呼んだが、俺は希望者を娘として引き取ることにした。とは言え今すぐって訳にはいかないが」

提督「急にこんな話を聞かされて驚いただろ?キモイでも変態でも好きなように言ってくれて構わない。それにこんな鎮守府に居るのが嫌なら転出届も受理する」

嵐「何言ってんだよ、親父!俺たちがそんなこと言う訳無いだろ!」

萩風「嵐の言う通りです!私たちはお父さんのことを嫌いになったりする訳がありません!」

睦月「その通りにゃ!」

如月「パパ♡」

提督(この子たち順応性が高すぎませんかね?)

夕張「聞いた瞬間は驚きましたけど・・・」

明石「いつか戦いが終わった時のことを考えるといいことだと思いますよ」

提督「このことはおいおい皆に話すが、今はまだ黙っておいてくれ」

一同「はーい」

ドドドドド

提督「この音は・・・(汗)」

吹雪「きっと金剛さんでしょうね(汗)」

金剛「テートクー、死なないでー!(泣)」

榛名「提督が亡くなったら榛名も後を追います!(泣)」

提督「二人とも心配かけてすまなかった。この通り俺は無事だ。今回の件はちょっとした食あたりみたいなものだ。な、吹雪?」

吹雪「え?ええ、そうですね」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/02(日) 21:34:08.57 ID:2EL2WAWH0

-夕方 執務室-

川内「それにしても災難だったね(笑)」

提督「笑いごとじゃねーよ!」

吹雪「そうですよ」

川内「今度から私が毒見をしてあげようか?私は艦娘だし、人間より体は丈夫だよ」

荒潮「荒潮もしてあげるわ〜」

提督「大事な娘に毒見をさせる奴が居るか。毒見ならキットに頼めばいい」

キット「私にお任せください。ただし、アナライザーに入る物に限りますが」フォンフォン

川内「お父さんっばそんな風に思ってくれてたんだ」

提督「娘になりたいって言ったのは川内だろ?俺は約束はきちんと守る主義だ」

川内「それにしても今後こんなことが起きたらどうするの?」

吹雪「その点は大丈夫だと思います」

提督「ああ。青葉に頼んでそれとなく新聞に載せてもらうことにした。これでまだコーシーを盛る奴が居ればそれはもう深海側のスパイだろ」

川内(盛るってまるで毒物みたい。まぁ、実際毒なんだろうけど)

山風「パパ死なないで・・・」ギューッ

提督「お前たちを残して逝く訳無いだろ。それと、苦しいから少し力を緩めてくれ」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/02(日) 21:34:46.09 ID:2EL2WAWH0

-翌日 執務室-

赤城「提督、今日は土用の丑です。鰻の日ですよ」

提督「そうだな」

キット「土用に鰻を発案したのは江戸時代の発明家 平賀源内です。それと鰻の血液には毒素が含まれており、目に入ると最悪の場合失明します。それ故、生食には向きません」フォンフォン

赤城「それは知りませんでした。鰻を食べたいです」

提督「鮎(和菓子)ならあるぞ。この季節、中身は一緒だが鮎が鰻になってたりするよな」

赤城「アリーナーーーーーーッ!」

キット「たむ〇んさんですか?」フォンフォン

赤城「よく分かりましたね」

提督「ソレはあゆ違いだ。で、要るのか?要らないのか?」

赤城「いただきます」

提督「ほれ」つ鮎

モグモグ

ゴクン

赤城「提督、鰻を食べたいです」

提督「今食べたじゃないか」

赤城「今のは鰻ではなく鮎です。それに私が食べたいのは本物です」

提督「食べたらいいじゃないか」

赤城「他人のお金で焼き肉を食べたいのと同じで他人のお金で鰻を食べたいのです」

提督(なんつーセコさ)

赤城「鰻を食べたい♪鰻を食べたい♪」

提督「パンケーキ食べたいみたいに歌うんじゃない。前に織〇信成がパンケーキ食べたい♪ってやってるのを見て何やってんだコイツ・・・。ってなったが何かそんな芸人?が居るみたいだな」

赤城「はい、鰻を食べたいです!」

提督「はぁ・・・(クソデカイため息)」

赤城「このままでは鰻を食べたいあまり、銀〇ャリの鰻さんを襲撃してしまいそうです!」

キット「それは止めてあげてください。彼にはなんの罪もありません」フォンフォン

赤城「美味いの『う』」

キット「何ですかそれは」フォンフォン

赤城「あら、知りませんか?鰻さんが美味しい物を食べたときにするポーズですよ。自分で考えたポーズなのによく忘れるオチまで付いてます」

キット「なるほど。勉強になりました」フォンフォン

赤城「提督、いいんですか?このままでは橋〇さんを襲撃してしまいますよ」

キット「鰻さんでは無かったのですか?」フォンフォン

赤城「もうこの際どっちでもいいです。銀〇ャリなんて美味しそうな名前がいけないんです!」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/02(日) 21:35:39.33 ID:2EL2WAWH0

提督「伝助穴子」ボソッ

赤城「て、提督、今何と?」

提督「で・ん・す・け・あ・な・ご」

赤城「やはり聞き間違いでは無かったのですね。伝助穴子、それは明石海峡で時々水揚げされる300g以上の大物」ジュルリ

キット「涎が垂れていますよ」フォンフォン

赤城「それで伝助穴子がどうしたんですか?」

提督「鰻は無いが伝助穴子なら有ると言ったらどうする?鱧も付けるぞ」

赤城「食べ物で釣ろうとは・・・、私はそんな安い女ではありません!」

キット「鰻、鰻と連呼していた人が言っても説得力がありません」フォンフォン

提督「どうする?穴子で妥協するか、絵に描いた鰻で我慢するか」

赤城「当然、穴子です!でも、伝助穴子なんてどうしたんですか?」

提督「知り合いの店に入ったって連絡があってな。だが、全員分は無いから赤城と加賀の二人分だな」

赤城「わざわざ私たちの分を用意してくださるなんて・・・。提督、食後は私と加賀さんをデザートとしてお召し上がりください」

提督「そういう発言は止めてくれ。それに加賀を巻き込むんじゃない」

赤城「仮にここに居るのが私ではなく加賀さんだったとして、彼女も同じことを言いますよ」

提督「だとしてもだ」

赤城「私と加賀さんでは不満ですか?」

提督「そんなことを言ってるんじゃない。吹雪に聞かれたらどするんだ?」

赤城「英雄色を好むと言うではありませんか」

提督「俺は英雄なんかじゃない」

赤城「自分のやったことに自惚れられないようではダメよ」

提督「ミ〇イさん、いや、セ〇ラさんだったか?まぁ、どっちでもいいが、そんな感じのこと言うんじゃない」


-執務室前-

吹雪(やっぱり司令官はジュウコンを望んでいるのでしょうか・・・。赤城さん、加賀さん、金剛さんに榛名さん、皆さん美人だし、私よりスタイルが良いから仕方ないよね・・・)
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/02(日) 21:36:23.43 ID:2EL2WAWH0

提督「俺には吹雪が居る。愛人も側室も必要ない」

赤城「スキャンダルなら男の勲章です!」

提督「ガン〇ムの次はテ〇サ・テンか!マジで何処でそんなネタを覚えるんだ?」

赤城「鎮守府で逢って私の恋は始まりました(中略)恋の町鎮守府」

提督「今度は石原裕〇郎かよ!お前さんが恋してるのは食べ物だろ!」

赤城「失敬な!私を食べることしか考えていない女だと思っているのですか?」

提督「そうは言わんが、赤城の気持ちには応えられない。分かってくれ」

赤城「提督は罪な人ですね」

提督「悪かったな」

赤城「そんな提督だからこそ皆さん惹かれるんでしょうけど」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/02(日) 21:37:43.43 ID:2EL2WAWH0
近々、珍走団が活躍する話を書きますが、余の車は何にしよう?
とりあえず初回登場時に車乗ってきたから所有しているのは確定だけど、車種は決めてなかったりします。
外車ばかりだからそろそろ日本車もいいかなって思ってたりしました。
GT-Rとかいいかも?って思った時期もありましたが、思った矢先にゴンの事件だったせいで日〇車はねーなってなったでござる。
英国艦だし、やっぱボンドカーか?


今までに登場した乗り物一覧 ↓

提督:ナイト2000
夕張:デロリアン
金剛:偽ナイト2000
サラトガ:バイパー
ウォースパイト:DB5
アークロイヤル:BMW Z8
ネルソン:???(まだ決まってない)
川内:バトルホッパー


本日はここまで。
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/04(火) 12:47:43.95 ID:X4tlQloNO
フェアレディZ432
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/24(月) 21:52:50.69 ID:V1Aw4fGC0
先日、伊47とフェネ〇スのイラストを見ましたが、意味を理解するまでかなり時間が掛かったでござる。
こういうのを思いつくダムオタの人って催眠術をかけたらガン〇ム全43話の台詞を顔芸込みで再現してくれそう。
拙者?拙者は違うでござるよ。拙者はBF界隈の住人側でござるよ。
響とフェネ〇スのネタも考えてたけど、今後ヨナと不死鳥の座を巡って争うことになりそう。言うてもヨナが登場するのは相当先だけど。

E7-2ですが、友軍来た結果、一発で終わりました。友軍つおい。

本日分、始まります。
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/24(月) 21:56:04.20 ID:V1Aw4fGC0

-朝 睦月型私室-

テレビ「この夏のオススメお出掛けスポットは」

皐月「へぇ〜、楽しそうでいいな〜」

卯月(いいこと思いついたぴょん!)

卯月「ねぇねぇ、皐月」

皐月「何だい?」

卯月「皐月にうーちゃんのオススメお出掛けスポットを教えてあげようと思ったんだぴょん」

皐月「オススメスポット?」

卯月「そうだぴょん!司令官にお願いしたら連れて行ってくれると思うぴょん!」

皐月「うん、そうだね!頼んでみるよ!それで何処なの?」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/24(月) 21:57:14.88 ID:V1Aw4fGC0

-昼 食堂-

皐月「司令官!」

提督「皐月か。どうした?」

皐月「実はね、連れて行って欲しい場所があるんだけど」

提督「おう。遠い所は難しいが、出来る限り連れて行ってやるぞ」

皐月「じゃあ、言うね。ランゲルハンス島って所なんだ!楽園だって聞いたよ」

提督「はい?」

吹雪「え?」

皐月「ん?聞こえなかったかな?もう一回言うね。ランゲルハンス島だよ」

ザワザワ

ランゲルハンストウッテ

アノランゲルハンストウダヨネ?

提・吹(聞き間違いじゃなかった・・・)

吹雪「皐月ちゃん・・・(また卯月ちゃんのイタズラだね・・・)」

皐月「え、何?その哀れむような目は」

提督「皐月よ、落ち着いて聞いてくれ」

皐月「?」

吹雪「司令官、ここは私が」

提督「そうか、では頼む」

吹雪「皐月ちゃん、ランゲルハンス島って言うのはね」

皐月「うん」

吹雪「私たちの体の中にあるんだよ」

皐月「体の中?どういうこと?」

吹雪「すい臓って臓器があるでしょ?」

皐月「うん」

吹雪「すい臓の中には島の様な形の細胞あって、ランゲルハンスさんが発見したからランゲルハンス島って呼ばれてるんだよ」

皐月「・・・。つまり、ボクは騙された?」

吹雪「残念だけど、そうなるね」

皐月「ふふふ・・・、そうなんだ・・・。じゃあ、卯月のランゲルハンス島に遊びに行かないとね!」

吹雪「皐月ちゃん?」

皐月「卯月ぃぃぃ(怒)」ダッ
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/24(月) 21:58:23.84 ID:V1Aw4fGC0

皐月「あ、睦月!いい所に居たね。卯月を見なかった?」

睦月「うーちゃんならさっき出て行ったぴょん」

皐月「ふーん、そうなんだ。で、睦月はこんな所で何してるんだい?」

睦月「何ってお昼ご飯だぴょん」

皐月「朝から遠征だったのに帰ってくるのが随分早いね」

睦月「お腹空いてたから急いで帰ってきたぴょん(汗)」

皐月「さっきからどうして卯月みたいに『ぴょん』なんて言ってるんだい?」

睦月「い、言ってないにゃ(汗)」

皐月「わざわざヅラまで用意して睦月に変装して観察しようなんて、その浅はかな知恵が可愛いね!」

ガシッ

ポイッ

卯月「ひっ!?」

皐月「瞳の色が違うんだよ!」

卯月(コンタクトが怖くて入れなかったのが失敗だぴょん!)

提督「はぁ・・・。遊園地でも何処でも好きなところへ連れて行ってやるからその辺にしておけ」

皐月「本当に?」

提督「ああ、約束する」

皐月「破ったら針千本だよ!」

提督「分かった。ただし、急に深海棲艦共が攻めてきたら後日ってことになるが、そこだけは了承してくれよ」

皐月「やったー!ボクも艦娘だし、その辺は分かってるから大丈夫だよ!」

提督「卯月、皐月に何か言うことがあるんじゃないか?」

卯月「ごめんなさいぴょん」

皐月「今日は許すけど、今度やったら許さないよ」

提督「まったく、イタズラも程々にしとけよ」

卯月「ここまで怒るとは思わなかったぴょん・・・」

夕立「提督さん」

提督「どうした?」

夕立「ちょっと相談したいことがあるんだけど、お仕事が終わったら提督さんの部屋に行ってもいいかしら?」

提督「別に構わないが、相談なら昼食後にでも聞くぞ」

夕立「わざわざ執務室でする様なな話じゃないっぽい」

提督「そうか?じゃあ、夕方以降に部屋に来てくれ」

夕立「はーい」

青葉(これは面白そうな予感です!)
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/24(月) 22:01:02.61 ID:V1Aw4fGC0

-夜 提督私室-

提督「それで相談って何だ?」

夕立「実は・・・」

提督(ん?まてよ・・・執務室ではなく、わざわざ部屋に来たってことは、山風辺りから例の件がばれたか?どうせ公表することだから別に構わんが)

夕立「時雨が暁ちゃん、響ちゃんと艦プラバトルをすることになったっぽい。で、二対一だとバトルにならないから夕立が助太刀することにしたの」

提督「なるほど。それで夕立の機体を見繕ってほしいってことか」

夕立「流石提督さん。話が早くて助かるっぽい」

提督「それでバトルはいつなんだ?」

夕立「三日後っぽい」

提督「三日後って・・・。流石に今から作ったら間に合わないな」

夕立「そうなの。だから提督さんのを貸してほしいな〜って」

提督「艦プラバトルはプラモの出来がステータスとして反映されるから、俺のを使えばその分有利になる。なのであまり宜しくないが今回は仕方ないな。どんなのがいい?」

夕立「時雨は自分の名前に似た機体を使うって言ってたから、ガ〇プラを貸してほしいの。鹿島さんと戦った時の機体はダメ?」

提督「貸しても構わんが、初心者向けの期待ではないから使いづらいと思うぞ」

吹雪「下手したら勢い余ってバトルフィールドから飛び出すんじゃないかな?」

夕立「やっぱりそうよね。じゃあ、その大きな剣を持ってる機体は?」

提督「射撃が使い物にならないからやめた方がいい。ライフルの代わりにナイフ投げて戦うことになるぞ」

夕立「じゃあ、その隣の剣を二本持ってるのは?」

提督「コイツはパイロットがこんな装備使えるか!って切れたいわく付きの機体だ。ただ、文句言いながらも使いこなしたらしいから爺ちゃんマジパナイ。まー、その頃は爺ちゃんどころか20代前半らしいが」

夕立「じゃあ、あの羽が生えてるのは?」

提督「アイツのライフルは超強力だが、三発しか撃てないという欠点がある。あと、特技は自爆だ」

夕立「その隣のちょっと似てるのは?」

提督「アレは強化型・・・と言うか原型となった機体だな。パワー、スピード、丈夫な装甲を兼ね備えているヤバイ奴。コイツもトー〇ギスと同じくパワーに振り回される危険あり」

夕立「う〜ん、じゃあ、あの変なポーズしてるのは?」

提督「アレはコロニー格闘王の機体で無茶苦茶強いが格闘戦しか出来ない」

夕立「あの金と黒のは?」

提督「残念ながらアレは天津風専用機だからダメだ」


-私室前-

青葉(フムフム。艦プラバトルですか・・・。週末はビデオカメラ持参で撮影会ですね)
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/24(月) 22:13:10.46 ID:V1Aw4fGC0

夕立「・・・。じゃあ、テレビでやってた一角獣はどう?」

提督「コイツのマグナムは強力だが、トリガーを引いた後チャージしてから発射するから隙が大きい、それに弾数が少ないんだよな(あと、清霜の機体だったりもする)」

夕立「イロモノしか無いっぽい・・・」

提督「イロモノとは失敬な。まぁ、初心者が使いやすい機体が無いのは事実だが。ダムかスト〇イクでもあればいいんだけどな」

夕立「アレは違うの?」ユビサシ

提督「アレはパーフェクトだ。三種の装備を全部乗せしたら強いだろうってノリで作られたが、ただただ使いづらいだけの機体に仕上がったそうな」

夕立「あっちのよく似てるのは?」

提督「アレはギャラクシーコス〇スだ。使いづらいってことは無いだろうが、う〜ん・・・、そうだ!」

夕立「?」

提督「確かこの辺りに」

ゴソゴソ

提督「あった!」

夕立「・・・」ワクワク

テッテテー

提督「A〇E-1フルグランサ」

夕立「それはどういう機体なの?」

提督「元々超オーソドックスだった機体に追加装備を持たせて火力、装甲、機動性を強化したダム界で一二を争うご長寿さんだ。一位はまぁ、文字通り桁違いで2000年位埋まってて久しぶりに起動した奴だが」

夕立「何だか分からないけど強そう!」

提督「改修を繰り返して中身は別物になっていたが、半世紀も戦い続けた機体は伊達じゃない」

夕立「早速バトルしてみたいっぽい!」

提督「今日はもう遅いから明日にしよう。手取り足取りレクチャーしてやろう」

夕立「明日が楽しみ〜!」

提督「もし、プラモに興味が出たなら100均に行ってみるといい。100均はモデラーであふれている」

吹雪「何ですかそのJ〇J〇さんと三〇さんの番組のタイトルみたいなのは?」

提督「最近の100均はニッパー、スポンジヤスリ、ネオジム磁石、塗装用の持ち手にスタンド等々、明らかにモデラー向けだろって物が沢山置いてある。本当にナニコレってなるぞ」

夕立「へぇ〜、行ってみたい!」

提督「じゃあ今度行ってみるか?」

夕立「ぽい!それじゃ、そろそろ部屋に帰るっぽい。おやすみなさい」

提・吹「おやすみ(なさい)」

提督「ん?」

吹雪「どうしました?」

提督「いや、何でもない」

提督(おかしいな。一角獣、泣き妖精、不死鳥の三体は並べておいたはずだが、不死鳥だけが無い。箱に仕舞ったんだったか?)
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/24(月) 22:14:41.95 ID:V1Aw4fGC0

-翌日 大ホール-

提督「操作方法は以上だ。何か質問はあるか?」

夕立「大丈夫っぽい!」

提督「では、早速バトルしてみるか?」

夕立「するする〜!」

提督「よし、では始めよう」

夕立「フルグランサ出撃するわ!」

提督「しし座出撃する」

夕立「何だか弱そう。これなら提督さんが相手でも勝てそう」

提督「そういう発言は実際に勝ってからにするんだな」

夕立「先手必勝っぽい!狙い撃ちにしてあげ・・・いない!?」

ブーン

提督「何処を見ている?」

夕立「!? そんな・・・今の一瞬で背後を取られるなんて・・・」

提督「本番ならこのまま斬って終わりだ。まぁ、暁と響の二人ならここまでは出来ないだろうが」

夕立「やっぱり提督さんは凄いわ!」

提督「褒めても何も出ないぞ」

蒼龍「あ、提督発見!艦プラバトルしてるの?」

夕立「そうなの」

蒼龍「いいな〜、私も提督と戦いたいな〜!」

提督「悪いが俺はそろそろ戻らないといけない。夕立の相手をしてやってもらえるか?」

蒼龍「今度バトルしてくれるならいいですよ」

提督「それなら今週末、お相手しよう」

蒼龍「じゃあ、トー〇ギスで戦ってね」

提督「分かった」

蒼龍「やったー!それじゃあ夕立ちゃん、お姉さんが相手してあげましょう」

夕立「お願いしますっぽい」

蒼龍「アルトロン出撃よ!」

夕立「フルグランサ出撃するわ!」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/24(月) 22:17:14.55 ID:V1Aw4fGC0

-土曜日 大ホール-

提督「夕立とのバトルはどうだった?」

蒼龍「それがですね〜、あの子ったらメキメキと腕を上げて10戦して5勝5敗でした」

提督「ほう・・・、短時間で蒼龍相手に5勝か。なかなかやるじゃないか」

蒼龍「このままだと提督も危ないんじゃないですか?」

提督「俺なんて大したこと無いさ。メイジンには及ばないからな」

蒼龍(あの子がメイジンを名乗れるのって単に暇で艦プラバトルに入り浸って戦果稼いでるからなんじゃ・・・)

秋津洲「小娘の実力見せてもらうかも!」

時雨「夕立」

夕立「なぁに?」

時雨「提督や蒼龍さんに特訓してもらったんだよね?」

夕立「そうよ」

時雨「それなら練習通りにやればいい。戦うからには勝ちに行くよ」

夕立「ぽい!」

扶桑「時雨〜、夕立ちゃん、頑張るのよ」

山城「こうして姉さまが応援してくださっているんだから、負けたら承知しないわよ!」

時雨「扶桑、山城、ありがとう」

夕立「応援してもらった以上、負けられないわ!」

響「フフッ、いい意気込みだね。でも、勝つのは私たちだ」

暁「一人前のレディとして当然勝つんだから」

電「暁ちゃん、響ちゃん、頑張るのです!」

雷「二人ならやれるわ!」

霧島「青葉さん、準備は宜しいでしょうか?」

青葉「バッチリです!」

霧島「皆さん、準備はいかがですか?」

四人「準備完了です」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/24(月) 22:18:27.32 ID:V1Aw4fGC0

霧島「では、始めましょう。艦プラバトルレディィィィ ゴーーーーー!」

バトルシステム「Please set your KP Base」

ガチャ

バトルシステム「Begining Plavsky particle dispersal」

バトルシステム「Field :Space」

バトルシステム「Please set your Kan Pla」

時雨「時雨、シ〇ー行くよ!」

夕立「夕立、A〇E-1フルグランサ出撃よ!」

暁「暁、アカツキ出撃します」

吹雪「暁ちゃんのって、前に司令官がプレゼントした機体ですよね?」

提督「ああ、そうだな。名前が同じってことで気に入ってくれた奴だ。夕立は仕方ないが、暁は自分で作った機体で戦えよ・・・」

響「響、フェ〇クス出撃する」

吹雪「暁ちゃんたち二人とも金色。すごく目立ちますね(笑)」

提督「!?」

吹雪「どうしたんですか?」

提督「響の機体・・・」

吹雪「フェニックスでしたっけ?」

提督「いや、フェ〇クスだ。語源は不死鳥フェニックスだが・・・ってそんなことはどうでもいい。部屋に飾っていたのが無くなったと思ったら響の奴が勝手に持ち出したんだ!あの、おバカ何勝手なことしてんだ!」

吹雪「えぇー!」
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/24(月) 22:19:57.68 ID:V1Aw4fGC0

夕立「早速攻撃するっぽい!」

ビューン!

暁「無駄よ!」

時雨「夕立!」

夕立「!? ビームが跳ね返ってきたわ!」

響「回避するとは流石だね。まぁ、この程度で終わってもらっては困るけど」

暁「次はこっちからよ!ドラ〇ーン!」

時雨「止まれば狙い撃ちにされる。動き続けるんだ!」

夕立「了解!」

ビューン!

ビューン!

響「敵は暁だけじゃないよ」

ブーン

夕立「!!!」

バチバチ

響「シールドで受け止めたか。でも、この状態では動けまい。暁、今だよ!」

夕立「夕立を甘く見てもらっては困るっぽい!ミサイル発射!」

響「!?」

ドカーン!

モクモク

夕立「やったっぽい?」

響「流石に驚いたよ。こんな至近距離からミサイルを撃ち込むなんて自爆する気かい?」

夕立「(あまり効いてないわね)夕立のフルグランサは装甲を強化してあるから、被弾しても追加装甲が無くなるだけっぽい」

時雨「ふぅ、夕立にはヒヤヒヤさせられるよ」

暁「よそ見をしてる暇なんて無いんだから!」

ビューン!

ビューン!

霧島「手に汗握るバトルが展開されています!先日のメイジン・アキツシマvs鹿島さんの時とは大違いです!」

秋津洲「失敬な!アレは機体が悪かっただけかも!」

吹雪「それにしてもすごいバトルですね」

提督「ああ。ただし四人中三人が俺の作った機体で戦っていることを除けばな」

吹雪「そこはまぁ、ご愛敬ってことで」
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/24(月) 22:23:20.57 ID:V1Aw4fGC0

響「なかなか楽しいバトルだったよ。でも、そろそろ終わりにしようか。暁、フォーメーションΔだ!」

暁「了解よ!」

時雨「!?」

夕立「何が始まるの!?」

時雨「響の機体のシールドが本体から離れて動き始めた?」

暁「ドラ〇ーン!」

時雨「まさか・・・」」

響「そう、そのまさかさ」

夕立「囲まれたっぽい!」

時雨「オールレンジ攻撃を仕掛ける気だ!」

ビューン!

ビューン!

ビューン!

ビューン!

ビューン!

ビューン!

夕立「四方八方からのビーム攻撃!?」

時雨「危ない!」

ドカーン!

夕立「時雨、どうして?」

時雨「ボクのシ〇ーより夕立のフルグランサの方が出来がいいからね。少しでも可能性のある方に賭けたんだ。後は頼んだよ」

霧島「残念ながら時雨選手はここで脱落です。皆さん、彼女の健闘を称えてあげてください!」

扶桑「よく頑張ったわね」

夕立(時雨の仇を討ちたいけど、二対一なうえにオールレンジ攻撃だなんて・・・どうすればいいの?)

響「考え事をしている暇なんて無いよ。トドメの一撃だ」

夕立「!?」

提督「蒼龍、やるぞ」

蒼龍「はい!」

ドカーン!

暁「やったわ!私たちの勝ちよ!」

響「おかしい。何故バトルが終了しない?」

提督「ここからはお仕置きタイムだ」

蒼龍「二人ともおイタが過ぎたわね」

霧島「おーっと、ここで司令と蒼龍さんが乱入です!」

飛龍「提督、蒼龍、やっちゃえー!」

提督「二人の仇は俺たちが討ってやる」

蒼龍「私たちの手にかかればイチコロよ!」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/24(月) 22:26:00.72 ID:V1Aw4fGC0
適当に書いたけど、不死鳥のアーム〇アーマーDEってシールドファンネル出来るんだろうか?
もし出来ないとしたら、そこはまー艦プラバトルだからってことで。
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/24(月) 22:34:06.84 ID:V1Aw4fGC0

響「例え司令官が相手と言えども手加減はしないよ。暁、もう一度フォーメーションΔだ!」

暁「・・・」

響「暁!」

暁「ハッ!?あまりのエレガントさに見とれていたわ!」

ブーン

スパッ

ドカーン!

暁「きゃー!」

霧島「暁選手、撃破されました!」

響「チッ!エレガントさで暁を魅了して撃破するんんて卑怯じゃないか!」

提督「暁が勝手に引っかかっただけだろ?それより問題は響の方だ。勝手にプラモを持ち出すとは悪い子だ」

響「何を言うんだい?私は不死鳥の通り名を持つ艦娘だよ。同じく不死鳥の名を冠するこの機体は私にこそ相応しいと思わないかい?」

提督「欲しいならやるが勝手に持ち出すな」

響「勝手に持ち出した件については謝るよ。ごめんちゃい(笑)」

提督「・・・」イラッ

吹雪(響ちゃん、流石にそれはダメだよ)

響「今だ!行けシールドファ〇ネル!」

ビューン!

提督「そんな攻撃当たる訳無いだろ?」

響「最初から当てる気は無いさ、こうして距離を詰めるのが目的だからね。ゼロ距離からのマグナムは避けられるかな?」

霧島「響選手のマグナムは既にチャージが完了しています。司令はこのまま負けてしまうのか!?」

ビューン!

提督「お前はトー〇ギスの加速性能をナメ過ぎだ」

響「消えた!?」

霧島「避けましたー!あの状況で回避です!流石司令!」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/24(月) 22:35:26.03 ID:V1Aw4fGC0

蒼龍「ドラゴンハング!」

響「おっと!」

提督「蒼龍の攻撃ばかりに集中していると命取りになるぞ」

スパッ

ドカーン!

響「シールドが!」

ガンッ!

響「何が起きたんだ!?」

蒼龍「捕まえたわ!」

響「マズイ!」

ガチャガチャガチャ

響「振り切れない・・・、このままでは!」

蒼龍「このままビームキャノンでトドメを刺すのもアリだけど・・・」

提督「離すなよ」

蒼龍「大丈夫です!」

響「ま、待って司令官!ちゃんと謝るから!」

提督「もう遅い。お仕置きの一撃だ!」

スパッ

響「うわぁぁぁぁーっ!」

ドカーン!

バトルシステム「Battle Ended」

霧島「司令、蒼龍さんペアの勝利です!」

秋津洲(やはり提督は侮れないかも。プラモだから自分に負担は掛からないし、バラバラにならない程度に限界まで加速されると対処出来ないかも)
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/24(月) 22:37:11.80 ID:V1Aw4fGC0

提督「仇は討ったぞ」

夕立「提督さんすごーい!」

時雨「やっぱり提督は強いね。蒼龍さんもありがとう」

蒼龍「どういたしまして」

響「司令官」

提督「気に入ったならソイツはプレゼントしよう。ただし、今度から勝手に持ち出すなよ」

響「ごめんなさい」

提督「分かればいい。さて、やるか?」

蒼龍「う〜ん、さっきのバトルで満足したし、今日はいいかな」

提督「そうか?」

蒼龍「はい!(本当は戦いたいけど、今の私じゃ返り討ちに合うのが関の山だと認識させられたからね)」


-深海教団 日本支部-

教祖「そろそろ北太平洋深海提督からの使いが来る時間だな」

コンコン

教祖「来たか。入ってくれ」

ガチャ

教祖「お、お前は!?」

???「おいおい、そう身構えないでくれ。俺はアンタたちの味方だ。これは北太平洋深海提督からの親書だ。確認してくれ」つ親書

教祖「・・・」

???「嘘じゃない。まぁ信じられないのも仕方ないが。では、親書はここに置くから回収してくれ。俺は後ろに下がって待とう。それなら大丈夫だろ?」

教祖(このシーリングスタンプは確かに本物の様だが・・・)

ペリッ

教祖「!? 疑ってすまなかった。ここに書いてあることは本当なのか?」

???「北太平洋深海提督ともあろう者が嘘を書くと思うか?」

教祖「ふはははは!そうか、ついにこの時が来たか!我が世の春が来たのだ!」

???「喜ぶのはまだ早いぞ。まずはそこに書いてあることを実行してもらわないとな。その後のことは保証しよう」

教祖「やってやるとも!ようやく巡ってきたチャンスだ、必ずや掴んで見せる!」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/24(月) 22:46:06.85 ID:V1Aw4fGC0
今年の夏はコロナで何処にも行けないからランゲルハンス島でバカンスだZE☆
(訳:コロナ+クソ暑いから極力外に出ずに艦これとロックマンゼロを楽しんでます)


赤城「全ての深海棲艦に感謝していただきます」

加賀「(パンケーキ完食)やりました」


提督歴5年半、今回初めてラスボスのラスダン一発クリアできました(しかもS勝利)。クソガキ撤退はボスと戦ってないからノーカンで。

いっつも削り中はバンバン魚雷CI発動するのに、ラスダンになると何故か全く発動せず何でやーーーー!(血涙)がデフォだから本当に嬉しい、嬉しい。
E7-2よりE7-3の方が楽って噂は本当だったな。ただ、X,Yは許さん。何度も何度も何度もX,Yを攻略させられたせいで零時迷子のトラウマが蘇ったではないか!

今回のイベントはE7-2(甲・友軍なし)>E4(甲・友軍なし 特効持ちのづほばっか狙うなクソ共!)>E7-3(甲)≒E6-2(甲)>E5(敵は弱いけどただただ面倒くさい。輸送量多過ぎ!)>残りの有象無象って感じだった。


本日はここまで。
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 21:46:49.71 ID:zOY4T0sP0
>>76
ネタが浮かんだのでネルソン用ではありませんが、近々登場させます(次の次くらいの予定)
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 21:48:42.20 ID:zOY4T0sP0
イベント終了の10日程前にE7攻略が終わったからひらすら掘りに行ったけど、大東、大東、大東、大鳳、大東、大鳳、大東。違うそうじゃない(半ギレ)。
大鳳(2号、3号)が来たのは嬉しいけど、海防艦違いの大東さんはもういいです。本当に「オラは怒ったぞ深海ホーネット!」ってなりかけた所で屋代来ました。ええ、一日延長されなければアウトでしたよ。

ただ、四号海防艦は掘れんかったけど別にいいや、海防だし(建前)
全艦コンプ記録が途絶えたのは癪だけど、海防だから(ry(本音)

本日分、始まります。
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 21:53:37.37 ID:zOY4T0sP0

-8/21 執務室-

龍驤「大変やで君!今日はヒロシの誕生日やで!」

提督「提督です。何だか分かりませんが、龍驤に絡まれているとです。提督です」

龍驤「そのヒロシやない!」

提督「・・・。ところがぎっちょん、行けよ臭い靴下ぁ!」

龍驤「そっちのヒロシはもう居らんのや・・・(涙)」

提督「ヒロシの遺作のドリ〇ル面白かったぞ。俺はエ〇ィ・マーフィーのより好きだ。エ〇ィはビバリーヒルズで警察官をするか、ニューヨークにでも行けばいい。もしくはデブったり、痩せたりとか。緑色の怪物の親友のロバ?アレは山寺〇一だろ?」

龍驤「まだ分からんか?」

提督「ヒロシでもヒロシでも無いとなると、どのヒロシだ?」

龍驤「篠原〇彦や!」

提督「篠原〇彦?・・・。どなた?」

龍驤「まだ分からんか?よし、これなら分かるやろ。わーすれてしまいたーいこーとがー♪」

提督「ま、まさか・・・」

キット「そのまさかです。篠原〇彦とは円〇志さんの本名です」フォンフォン

提督「なん・・・だと・・・」

龍驤「君、ファン失格やで!」

提督「誰がファンやねん!そもそもヒロシのことを歌手ではなく、面白いおっちゃんだと思っていた奴がファンな訳ないやろ!」

龍驤「なっ!?君、絶対に言うたらアカンことを言うたな・・・」

提督「流石に今のは冗談だ」

龍驤「何や冗談かいな」

提督「しかし、若い子は本当にただのおもろいおっちゃんって思ってそうだよな」

龍驤「残念ながら否定できんわ。よし、今から布教活動や!早速行ってくるで!」

提督「おう、頑張れよ」

ガチャ

バタン

提督「やれやれ、嵐の様に去っていったな」

漣「ご主人様」

提督「どうした?」

漣「円〇志って歌手だったんですか?」

吹雪「え?」

漣「え?」

提督「まさか目の前に居たとは・・・」

吹雪「漣ちゃん、知らなかったの?」

漣「むしろ姐さんは何で知って・・・あっ(察し)」

漣「前から思ってたんですが、ひょっとしてご主人様って年齢詐称してませんか?」

提督「してねーよ。して何の得があるんだ?」

漣「えっと・・・若い嫁さんもらえるとか?」

提督「なんつーこじつけだ」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 21:54:35.71 ID:zOY4T0sP0

-ショッピングモール-

女「なぜわざわざこんな場所を選んだんだ?」

???「木を隠すなら森の中、取引をするなら人混みの中。こんな人の多い場所で堂々とヤバイ取引をしているなんて誰も考えないだろ?」

女「確かに一理あるな」

叢雲「あとは初雪に頼まれたマンガを買ってっと」

叢雲「ん?アレは司令官と・・・誰よあの女!」

???「ん?アレは艦娘!駆逐艦の叢雲だ」

女「やるか?」

???「いや、今はまだその時ではない。それにこんな場所で騒ぎを起こす訳にはいかん。移動するぞ」

女「分かった」

???「命拾いしたな艦娘」

叢雲「アイツ、女を連れて何処へ行く気?まさか・・・」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 22:00:20.66 ID:zOY4T0sP0

-夕方 執務室-

ドアバーン!

提督「!?」ビクッ

漣「敵襲だー!」

提督「何だ叢雲か。普通にドアをノックしてか『このクソ司令官!』」

提督「は?」

漣「ご主人様、何してでかしたんですか?叢雲姐さんがボノたんみたいになってますよ」

提督「何しでかしたって全く身に覚えが無いぞ」

叢雲「アンタ、姉さんというものがありながら!」

ブンッ!

提督「危ないじゃないか」

スッ

漣「おーっとご主人様、姐さんの攻撃を華麗にかわしました!そう言えば姐さんの槍って久しぶりに見ましたね〜」

キット「叢雲さん、これは何のマネですか?」フォンフォン

提督「この男は外に女を作って浮気してたのよ!」

ブンッ!

漣「マジっすか!?それはご主人様が悪い。死んで償え(笑)」

提督「何の話だ?あと、漣は後で話があるからそこに居なさい」

スッ

漣「えぇー!何で漣だけ・・・」

提督「叢雲『も』に決まってるだろ」

漣「キタコレ!でも、その前にご主人様がやられちゃったら困るんで主砲取ってきましょうか?」

提督「その必要はない。いくら艦娘と言えども艤装(主機)が無ければちょっと強い程度の小娘だ。やられはせんよ」

叢雲「その余裕はいつまで続くかしら?」

ブンッ!

スッ

キット「浮気とは何の話です?」フォンフォン

叢雲「さっきショッピングモールでコイツが女と歩いてるのを見たのよ!証拠写真もあるわ!」

キット「アドミラルは今日、鎮守府から出ていません」フォンフォン

叢雲「アンタは主を庇ってるだけでしょ!」

漣「本当にご主人様は外出し『アンタは黙ってなさい!』」

漣「はい!お口にチャックです!」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 22:02:20.31 ID:zOY4T0sP0

叢雲「瞬〇槍!」

提督「おっと!」

ヒョイッ

提督「イマノナニ?瞬〇剣なら知ってるが・・・。テイ〇ズに槍使いなんて居たっけ?」

漣「ご主人様、それってボケてるんですか?」

提督「いや、マジだが」

漣「やれやれだぜ。Aの大佐やVのジュ〇ィが槍使いじゃないですか。今の技は大佐が使ってましたよ」

提督(忘れてたとか言えない)

叢雲「隙あり!」

ブンッ!

ガキン!

漣「ちょっ、ご主人様!抜刀しちゃマズイですよ!」

提督「心配するな。槍を受け止めるために抜刀しただけだ。斬る気は無い」

漣「いや、そうじゃなくて、火に油注いでますよ!」

叢雲「罪を認めず抵抗するとは・・・。どこまでも舐めてくれるわね」イラッ

漣「ほら、激オコですよ!」

提督「怒りは判断を鈍らせる。冷静さを欠いた叢雲に勝利は無い」

叢雲「どこまでもコケにして!いいわ、だったら最強の技で」

吹雪「叢雲ちゃん、何してるの?」

叢雲「!!!」

提督「ほらこの通り。吹雪が帰ってきたことに気付かなかっただろ?」

叢雲「姉さん、この男は外に女を作って浮気してたのよ!証拠の写真もあるんだから!」つスマホ

吹雪「確かによく似てるね」

叢雲「そうでしょ!よく似・・・似てる?」

吹雪「うん。似てるけど別人だよ」

叢雲「・・・」ジー

叢雲「別人!?」

提督「これで容疑は晴れたか?」

叢雲「ご、ごめんなさい!」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 22:04:11.69 ID:zOY4T0sP0

漣「勘違いで暴れまわって執務室をグチャグチャにするとは・・・罰を与えないといけませんな!」

提督「そうだな。では、罰として二人で片づけをしてもらおうか」

叢雲「私は司令官を殺そうとしたのにその程度で済ますなんて・・・」

提督「俺がそれでいいって言ってるんだから、それでいいのだ」

漣「ん?二人って」

提督「お前さんと叢雲だよ」

漣「何で!?」

提督「死んで償えとか言ったのは誰だっけ?」

漣「知りませんなー」

キット「マジっすか!?それはご主人様が悪い。死んで償え(笑)」フォンフォン

漣「・・・(汗)」

キット「この通り録音してあります。言い逃れは出来ませんよ」フォンフォン

吹雪「漣ちゃん、後で話があります。もちろん叢雲ちゃんもだよ」

漣「イエスマム」涙目

叢雲「はい」

提督「これに懲りたら早とちりで行動しないことだな」

叢雲「ごめんなさい」

提督「で、その証拠写真ってのを見せてもらえるか?」

叢雲「はい」つスマホ

提督「確かににてるな」

キット「勘違いするのも仕方ありませんが・・・」フォンフォン

提督「俺ってそんなに人望無いのかねぇ」

叢雲「うっ・・・」グサッ

提督「まー曙ほどでは無いが、叢雲も出会った頃から風当たりは強い方だったし」

叢雲「うっ・・・」グサッ

提督「それにしても若いって怖いねぇ。俺なら確かめもせずカチコミなんて怖くて出来ないぞ」

叢雲「うっ・・・」グサッ
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 22:06:24.17 ID:zOY4T0sP0

漣「ご主人様、いじめ過ぎでは?あと、最後のはどこぞの海軍大将ですか?」

提督「嫌味の一つや二つ言う権利はあるだろ?海軍大将は意識してなかったが、言われてみれば何かそれっぽいな。で、漣の説教は今か後、どっちがいい?」

漣「後でお願いします。今、あんな風に言われると漣のガラスのハートは粉々にブロークン・アローして片付けどころではなくなってしまいます」

提督(漣よ、ブロークン・アローは核兵器が強奪された、あるいは紛失を意味する隠語であって、それを言うならブロークンハートだ。もしかしてボケてるのか?)

叢雲(何アホなこと言ってるのよ)

吹雪(いつも通りふざけてるだけだよね?)

提督「そうか。では、俺たちは間宮さんの所にでも行ってくるから後片付け頼むぞ。キットは見張りを頼む」

キット「お任せください」フォンフォン

提督「じゃあ、行こうか」

吹雪「はい」

バタン

漣「例の証拠写真を見せてちょ」

叢雲「これよ」

漣「うわ〜、本当にご主人様そっくりだ。間違うのも仕方ないぜ。とは言えいきなり襲うのはどうかと思うけど」

叢雲「五月蠅いわね!これだけ似てる奴が居るのが悪いのよ!」
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 22:08:38.92 ID:zOY4T0sP0

-1時間後 甘味処間宮-

キット(コムリンク)「アドミラル、掃除が終わりました」

提督「思ったより早かったな。じゃあ、戻るから二人には待機するように伝えてくれ」

キット(コムリンク)「分かりました」

提督「さて、二人に何か買って帰るか。何がいいと思う?」

吹雪「暑いしアイスが良いんじゃないですか」

提督「そうだな。間宮さーん、アイス二つ持ち帰りでお願いします」

間宮「はーい」


-深海教団 日本支部-

教祖「なるほど。コレが例のマシーンか、素晴らしい!」

ヲ級「ええ、まさに芸術作品。奴の車など足元にも及びません」

教祖「このマシーンはお前に預ける」

ヲ級「ありがたき幸せ。かならずや奴を倒し、貴方様を深海提督にしてみせましょう」

教祖「提督よ、もうすぐお前の命は終わる。残り短い日々を精々楽しむのだな。フハハハハ!」

ヲ級「神をも恐れぬ愚か者に裁きを」
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 22:09:18.48 ID:zOY4T0sP0
最近ジェット機関連のアイテム配布してたから加賀さんは装甲空母になると思ってたのに失望したよ。
5スロットで高火力だろうが、中破したら終わりじゃ話にならんのだよ。
今回のE4でも瑞鳳がボス戦で一巡目すら回ってこないとか笑えるよな。笑えねーよ、クソが!
噴進砲で事故率下がったとは言え、ダイソン、レカス、ナ級辺りが居たら正規(軽)空母じゃ話にならんのよ。
E7-3で仕留め損ねたナ級の開幕雷撃が翔鶴、瑞鶴に飛んで行って初っ端中破とか割とよくあったし。本当に装甲空母で助かったわ。

加賀さんの任務でも何故か毎度一航戦だけ酷い目に合うし・・・(一航戦以外はほとんど被弾しなかった)。

結論:装甲空母をよこせください。大鳳改二でもいいです。流石に装甲から正規になることは無いやろ。無いよね?

本日はここまで。
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 22:07:29.40 ID:uFke23GI0
先日、初めてマッドマックス観ました。
北斗の拳のモデルって話は聞いたことがありましたが、想像以上に世紀末でした。
自分が生まれる前に始まった映画が未だに続いてる(と言うか突然の復活。しかもリメイクではなく続編)って何気にすごいですよね。どんだけ長寿なんだか。

と、言う訳で二週連続怒りのデスロード(デスロードするとは言ってない)始まります。
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 22:08:23.78 ID:uFke23GI0

-朝 提督私室-

テレビ「先週から市内で暴走行為を続けている車が昨晩も現れました」

吹雪「物騒ですね」

卯月「パパ以外にこんなのが居るなんて驚きがぴょん」

提督「どういう意味だ?俺は族みたいなことなんてした覚えが無いぞ」

卯月「言葉のあやだぴょん」


-執務室-

提督「わざわざ署長さんがお越しになるなんて、今日はどういったご用件で?」

署長「最近、街で暴走を繰り返している車をご存じですか?」

提督「ニュースでやってましたね。何でも物凄いスピードで暴走しているとか」

吹雪「物騒ですよね。まだ事故が起きていないのが奇跡ですよ」

署長「その車を取り締まろうとしてはいるのですが、圧倒的な加速性能でパトカーも振り切られてしまいまして」

提督「そんなにですか」

署長「ええ。それに、その車を運転している人物ですが、その・・・」

提督(歯切れが悪いな)

署長「深海棲艦ではないかと言われていまして」

提督「深海棲艦が?」

署長「はい。かなりブレていますが、パトカーの車載カメラが捉えた映像です」つUSBメモリ

提督「早速再生してみるか」

提督「う〜ん、確かにヲ級と言われればヲ級の様にも見えるが・・・」

吹雪「黒〇徹子さんかも知れませんよ」

キット「湯〇婆の線も捨てきれません」フォンフォン

署長(黒〇徹子に湯〇婆って)

提督「深海棲艦が関わっている恐れがある以上我々も動きますが、今回はそちらからの要請ということになるので」

署長「はい。出来る限り協力させてもらいます」
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 22:08:55.56 ID:uFke23GI0

〜しばらく後〜

提督「急に呼び出して悪かった。ちょっと聞きたいことがあってな」

ヲ級「私に答えられることなら何でも聞いてちょうだい」

提督「それは頼もしいな。では、早速だが車を運転する深海棲艦を見たり、聞いたりしたことはあるか?」

ヲ級「車を?う〜ん・・・、残念ながら私は知らないわね」

提督「そうか」

ヲ級「でも、イ級とかならともかく、私たちの様な人型の深海棲艦なら無いとは言えないわ」

提督「ふむ」

吹雪「そう言えば、新提さんが深海側に居た頃に深海棲艦を連れて街を暴走してませんでしたか?」

新提「ああ、あれか。あれは残念ながら私の後ろを追尾する様にしてあっただけだから、アイツ等はただ乗っていただけだ。それで車がどうしたんだ?」

提督「これを見てくれ」

ヲ級「かなりブレてて分かりずらいけど、確かに私の仲間が運転している様に見えるわね」

新提「これが最近話題の暴走族なのか?」

提督「そうらしい。深海棲艦が関わっているかも知れないってことで警察から協力要請があってな」

ヲ級「もし本当に深海棲艦が関わっているなら人間だけでは対処できないわね」

提督「ああ。だが、本当に深海棲艦がこんなことをするのかが疑問なんだよな」

新提「私の時の様にお前を誘き出すためにやっているとも考えられるが、情報が少なすぎて分からないことだらけだな」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 22:09:24.58 ID:uFke23GI0

-夕方 執務室-

提督「全員そろったし、今回の作戦についての説明を始める。最近、物凄いスピードで暴走している車が居るのは知っているか?」

金剛「知ってマース」

夕張「捕まえて解体してみたいです!一体どんなエンジンを積んでるだろ」

ウォースパイト「知っています」

アークロイヤル「ニュースでやっていたな」

ネルソン「暴走族という奴だな」

提督「全員知っているなら話が早い。その族だが、深海棲艦の可能性があると言うことで警察から協力要請があった」

一同「!?」

ウォースパイト「本当にその様なことがあるんでしょうか?」

提督「分からん。ヲ級にも確認してみたが、車を運転する深海棲艦に心当たりは無いそうだ。だが、パトカーの車載カメラの映像にはそれらしき姿が映っていた。これを見てくれ」

夕張「う〜ん、確かにぽいと言えばぽいですよね」

ネルソン「車を運転する深海棲艦とは面白い。余が捕らえてやろう!」

金剛「ところで今回の作戦にニンジャガールは参加しないのデスカ?」

提督「ニンジャガール?」

金剛「川内デス」

提督「何故、川内が?」

金剛「今話題の夜戦仮面って川内デショ?」

提督「ナンノハナシカナー?」

アークロイヤル「工廠に例のバイクが停まっているのを見たぞ」

ウォースパイト「私も見ました」

提督「まぁいい。ばれているなら仕方ない。と言うか、別に隠すことでもないか。アイツは別動隊として動いてもらう」

夕張「バイクの方が小回りが利きますからね」

提督「準備もあるので作戦決行は明日の夜からだ。夕張、明石と共に皆の車の整備を頼む」

夕張「はい!」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 22:10:03.45 ID:uFke23GI0

-翌日夜 正門前-

吹雪「司令官、お願いします」

提督「・・・」

那珂(誰に手を合わせてるの?死傷者なんて出てたっけ?)※出てません

提督「これより例の暴走族を捕まえるために出撃する」

ネルソン(いよいよ余のロータス・エスプリの出番だな)

提督「被害者の無念を晴らすため、必ずホシをあげる!」

一同「はい!」

那珂「提督って捜査一課の課長さんだったっけ?」

神通「何を言っているの?提督は提督ですよ」

吹雪「那珂さんどうしたんですか?」

那珂「え、何?この那珂ちゃんがおかしいみたいな空気は」

神通「提督、一つお願いがあります」

提督「聞かせてもらおうか」

神通「例の暴走車を取り締まる時に夜戦仮面を見かけたら注意して欲しいんです。姉さんが変な影響を受けそうで心配なんです」

那珂(え、ちょっ、神通ちゃん!?本当に気付いてなかったの?)

提督「分かった(本当に気付いてないのか?いや、もしかして遠回しにバイクの乗るのを止めるよう説得しろと言っているのか?)」

那珂(これは本気で気付いてないと思うよ)ジェスチャー

提督(マジか・・・)

神通「どうしたんですか?」

提督「何でもない」

神通「?」

提督「では、留守中は頼むぞ。俺たちを誘き出して鎮守府を襲撃することも考えられるからな」

新提「任せておけ」

提督「よし、出発だ」

ブーン

神通「提督、どうかご無事で」

新提「アイツ等を見ていると私も久しぶりにドライブに出かけたくなってきたな」

長門「そう言えば金剛の車は元々お前の物だったな」

新提「ああ。今度暇なときに良い車がないか探してみよう。もちろん助手席は長門の指定席だ」

長門「///」

那珂「ヒューヒュー」

神通「那珂ちゃん、そういうのは良くないですよ」
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 22:10:40.00 ID:uFke23GI0

-1時間後 国道2号線-

吹雪「見つかりませんね〜」

提督「まー、簡単には見つからないだろうな」

吹雪「ニュースでも神出鬼没って言ってましたし、見つかるとラッキーって感じでしょうか?」

提督「そうだな、持久戦を覚悟しないといけないかもな」

提督(金剛のくじ引きで担当箇所を決めようって提案に乗ったのが間違いだった・・・。こんな所に現れないだろ)

キット「川内さんから着信です」

提督「繋いでくれ」

川内「提督、ターゲットを見つけたよ!現在地は京橋」

提督「でかした!」

川内「今は大阪方面に向かって走ってるよ。どうする?このまま追跡すればいい?」

提督「このまま大阪方面に向かわれると面倒だな。可能ならポーアイ方面へ誘導してくれ」

川内「了解!」

提督「もし誘導に失敗したら西宮までは追跡するが、尼崎に入ったら引き上げていい」

川内「え?いいの?」

提督「当然だ。大阪は管轄外だからな」

川内「え?尼崎って」

提督「キット、大阪の市外局番は?」

キット「06です」

提督「尼崎は?」

キット「06です」

川内「そっか、尼崎って大阪だったんだ。私ってばずっと勘違いしてたよ」

吹雪(お二人が納得してるんだからこれでいいんだよね?)

提督「キット、皆に川内の現在地を送信してくれ」

キット「送信済みです」

提督「よし、では俺たちも向かうか」

吹雪「ところで司令官」

提督「どうした?」

吹雪「どうしてポートアイランドに追い込むんですか?」

提督「あそこは出入口が神戸大橋と港島トンネルの二か所しか無い。両方を封鎖してしまえば相手は袋のネズミだ」

吹雪「なるほど」

提督「スーパーモードを使うぞ。しっかり掴まってろ」

吹雪「はい!」

『SPM』ピッ

ピューン

警察官A「おい、今の見たか?制限時速を軽く50キロはオーバーしてたぞ!」

警察官B「今のは提督さんだったな」

警察官A「提督さん!?ってことは例の暴走族を見つけたのか?」

警察官B「そーじゃないの?」

警察官A「だったらぼさっとしてないで俺たちも追いかけないと!」
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 22:11:19.17 ID:uFke23GI0

-阪神高速-

川内「ちょっと休憩しようとパーキングエリアに立ち寄ろうと思ったら目の前を通り過ぎるとは思わなかったよ」

ホッパー「見逃さなくて良かったです」

川内「ポートアイランドに追い込めってことだったから、一度下道に降ろさないといけないね」

ホッパー「どうしますか?」

川内「私にいい考えがある」

ヲ級(アレは艦娘!)

川内「オラ!」

ゲシッ

ヲ級(!?)

ホッパー「蹴ったら危ない」

川内「大丈夫だって、私は艦娘だよ。ちゃんと怪我しない程度に加減してやってるって」

ホッパー「それでも危ない」

川内「もう一発!」

ゲシッ

ヲ級「チッ!」

川内「よし、進路を変えることに成功したよ!ここで一気に加速して前に出てっと」

ヲ級?「鬱陶しい奴だ。提督の前にまずはお前を血祭りにあげてやる!」

川内「ほらほら、私はこっちだよ!」

ホッパー「相手はかなり怒ってる」

川内「これでアイツには私しか見えてない。このまま追いつかれないようにしながら誘導するよ」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 22:11:51.59 ID:uFke23GI0

-しばらく後 神戸大橋-

提督「川内は誘導に成功した様だな」

吹雪「ネルソンさんが近付いてきましたよ」

提督「窓を開けて何か言ってるな」

ウィィィーン

ネルソン「奴の逃げ場を無くすためにここに追い込んだのだろう?」

提督「そうだ」

ネルソン「ならば一つ提案がある」

提督「聞かせてもらおう」

ネルソン「Bridgeを落とす!」

提督「却下!」

ネルソン「何故だ!?」

提督「ここで生活している人も多く居るんだぞ!だいたい何で艦娘がそんな陸軍みたいな発想をしてるんだよ!」

ネルソン「ふむ・・・。Admiralがダメだと言うなら仕方ない。だが、どうするのだ?」

提督「ちゃんと考えがある。まずは全員が集まらないとな」

キット「金剛さん、サラトガさん、アークロイヤルさんは既に川内さんと合流しています」

提督「後は俺たちと夕張か」

キット「夕張さんも見えてきました」

提督「ん?何処だ?」

キット「上です」

吹雪「ホントだ。降りてきましたよ」

提督「よし、全員渡り切ったら橋を封鎖してもらおう」
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 22:12:19.51 ID:uFke23GI0

提督「川内たちはどの辺りだ?」

キット「次の角を左に曲がってすぐの所にいます」

提督「よし!」

吹雪「居ました、川内さんです!」

提督「アレは・・・ダガーDX、ダガーDXじゃないか!」

吹雪「ダガーDX?」

キット「ナイトライダー シーズン3の第三話『ひき逃げ!死のスピードレース!黄金のスーパーカーを追え!』に登場した車です」

吹雪「あー、あの車」

提督「昨日見せてもらった車載カメラの映像はアップで映っていたから気付かなかったが、パトカーが振り切られるのも納得だ」

ヲ級「あの車は!教祖様、やりました!提督を誘き出すことに成功しました、あと少しで我々の悲願が達成される!」

ネルソン「ふむ、アレが例の族か。よし」

川内「提督、この後どうするの?」

提督「空港方面に誘導する。あそこの駐車場ならそこそこ広いから相手が暴れても大丈夫だろう」

ネルソン「Nelson Touch!主砲、1番!2番!行くぞ、もう一撃だ!」

ヲ級「!?」

ドカーン!

ドカーン!

バババッ

川内「うわぁ・・・」

吹雪「ネルソンさんとサラトガさんはミサイル、ウォースパイトさんはマシンガンで攻撃しています・・・」

提督「おいおいおいおいおい!何やってんだあの英米艦共は!」

キット「幸運なことに攻撃は全て外れました」

提督「本当に当たらなくて良かった。もし相手が軽とかだったら避けられず、爆死してただろうな」

吹雪「そう考えると相手が普通じゃなくて良かったですね」

提督「ああ、そうだな」

ヲ級「おのれ艦娘共・・・。教祖様から預かった大切なマシーンを攻撃するなど許さんぞ!全員まとめて血祭にあげてやる!」

提督「引くくらいキレてるな。それにしてもあのヲ級、何か顔色良くないか?」

吹雪「言われてみれば確かにそうですね。深海棲艦ってもっと青白いですし」
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 22:13:00.40 ID:uFke23GI0

提督「よし、今だ。マイクロロックでブレーキを固定してやれ」

『MICRO LOCK』ピッ

キキーッ

ヲ級「勝手にブレーキが!?」

キキーッ 

キキーッ 

キキーッ 

キキーッ 

キキーッ 

キキーッ

キキーッ 

キキーッ 

ヲ級「クッ・・・囲まれた。だがまだチャンスはある。奴が車から降りたら刺せばいい。相手は人間だ。確実に殺せる」

ウィィィーン

提督「お前は完全に包囲されている。大人しく投降するんだ!」E:拡声器

吹雪「行ってきます」

提督「相手は一隻だが、何をしでかすか分からない。気を付けろ」

吹雪「はい!」

ガチャ

バタン

提督「大人しく投降すれば危害は加えない」E:拡声器

吹雪「早く出てきなさい!」

ガチャ

ヲ級「お前たちの提督と話がしたい」

キット「アドミラル、彼女は深海棲艦ではなく人間の女性です」

提督「人間!?じゃああれは」

キット「変装、いえ、コスプレでしょうか?」

ヲ級(さあ、早く降りて来い。あと少し、あと少しで・・・)

ガチャ

吹雪「ダメです!」

提督「心配無い。相手は人間だ」

吹雪「え?」

提督「話を聞こう」

ヲ級「死ねぇぇぇぇぇ!」ダッ

提督「やれやれ。ナイフ片手に突っ込んでくるとは」

アークロイヤル「Swordfish shoot!」

ドカーン!

ヲ級「きゃぁぁぁぁぁ!」

提督「うぉぉぉーい!やり過ぎだー!!」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 22:13:50.89 ID:uFke23GI0

刑事「ご協力ありがとうございました。何か分かれば連絡させていただきます」

提督「お願いします」

刑事「きびきぎ歩け」

ヲ級「神をも恐れぬ愚か者共め!お前たちは必ず神によって裁かれる!」

刑事「いいから黙って歩け」

ヲ級「例え私が失敗しても仲間たちがお前の首を取ってくれる。その日を怯えて待つのだな!」

提督「人気者は辛いねぇ」

金剛「私たちが全部返り討ちにしてやりマース!」

提督「キット、あの車を調べてくれ」

キット「はい」フォンフォン

キット「助手席に赤外線もX線も通さない箱が置かれています。それ以外におかしな物は見当たりません」フォンフォン

提督「怪しいな。ちょっと調べてみるか」スタスタ

ヲ級(クックック・・・。あと少し、あと少しで・・・)

夕張「中身が分からない箱?まさか・・・。提督、直ぐに離れてください!」

提督「?」

夕張「早く!」

提督「お、おう」ダッ

ボンッ!

提督「爆発音?」

ボンッ!

ボンッ!

ボンッ!

ボンッ!

ドカーン!

一同「!?」

メラメラ

ヲ級「クソッ!」

提督「証拠を残さないために爆破処分か。夕張が気付いてくれなければ巻き込まれてお陀仏だったな」

深海妖精「ケケケ、奴等は爆発した車に釘付け。気付かれる前にお仕事しますかね」

ポイッ

ペタッ

深海妖精「お仕事完了っと。とっ掴まった姉ちゃんもご苦労だったな。お前はちゃーんと仕事をしたぜ。しっかり上に報告しといてやるよ」
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 22:14:25.00 ID:uFke23GI0

-翌日 鎮守府 工廠-

明石「今日はしっかりメンテしとかないとね!」

キット「お願いします」フォンフォン

明石(妖精さんが作ってくれたから使ってるけど、いつもボニー(エイプリル)が使ってたこの棒って結構謎よね。あんなので本当にスキャン出来るのかしら?)

妖精ズ「これは何です?」

明石「どうしたの?」

妖精ズ「シャーシに見たことのない物体が付いているです」

明石「見たことのない物体?」

妖精ズ「はい」

明石「夕張〜、悪いけどクリーパー取ってくれる〜?」

夕張「はーい」

夕張「持って来たわよ。でも、キットの下に潜ったりしてどうするの?」

明石「妖精さんたちが変な物体が付いてるって言ってるのよ」

夕張「変な物体?」

明石「うん、とりあえず確認してみるわ。よっこらせっと」

明石「こ、これは!?」

〜しばらく後〜

提督「緊急の要件って何だ?」

明石「キットのメンテ中に妖精さんが見つけたんですが、シャーシに変な機械がくっ付いてました」

提督「変な機械?」

明石「はい。それでまさかと思い調べたんですが、もう少しでキットのプロテクトを破られるところでした」

提督「!?」

明石「既に取り外して電波を遮断できる箱に入れたんで大丈夫です」

提督「そうか・・・。それにしてもいつの間に?そんな物を取り付けられたらキットが気付きそうだが」

明石「恐らく昨日のカーチェイス中に付けられたのではないかと」

夕張「キットが存在に気付かないようにジャミングまでしてましたよ」

提督「キットを乗っ取るのが目的か、それとも情報を抜き取るのが目的だったのか分からないが、深海勢力の技術も侮れないな」

明石「ええ」


-深海教団 日本支部-

教祖「あと一歩のところで作戦は失敗したか・・・。だがヲ級よ、お前の仕事ぶりは見事であった。出所した暁には幹部として取り立ててやろう」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/25(日) 22:14:52.95 ID:uFke23GI0
先日実装された「秋」の付く甲型駆逐艦って秋霜だと思ってたら秋雲だったでござる。
うん、オークラ先生のこと忘れてたとかじゃないよ。本当に違うから。違うからね!

本日はここまで。
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/10(火) 21:35:45.95 ID:ThfPogIo0
今年二つ目にして最後のガンプラを買ってしまったでち。
来年はデスサイズかヴァーチェが発売されなければセロになるだろうな。神龍?その子はいいです。はい。
今年はどの大将軍が出るかとワクワクしてたら大将軍ですら無いし・・・。
もう那珂ちゃんのファン辞めます。

本日分、始まります。
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/10(火) 21:38:20.83 ID:ThfPogIo0

-執務室-

提督「はぁ・・・」

吹雪「どうしたんですか?」

提督「いや、何か変な夢を見てな」

吹雪「変な夢?」

提督「ああ。最近、芸能人の訃報が続いただろ?」

吹雪「はい」

提督「その影響か、一流芸能人がピーしたって夢を見てな」

吹雪「あの人に限ってそんなことは無さそうですけどね」

提督「ああ、そうだな。しかし、夢では何が起きるか分からない。それで、来年の格付けが中止になるって流れだったんだ」

吹雪「個人の連勝記録を更新し続けているあの人が居なくなると中止になるのも分かる気がします」

提督「それに岡山の日生にある渡し舟の会社も気になる。大丈夫なんだろうか?」

吹雪「岡山?」

提督「哲〇渡船って会社があってな、まぁ、自分の名前を社名に付けたのであって渡哲〇とは関係無いそうだが」

吹雪「関係ないと言われても疑いたくなる名前ですね」

提督「たまたま目の前を通った時にここだったんかい!ってなったぞ」

コンコン

大淀「大淀です」

提督「どうぞ」

ガチャ

バタン

大淀「提督宛に警察からお手紙が届いています」つ手紙

提督「先日の暴走族の件だな。なになに」

提督「うん、まぁ、そうだろうなと思った」

大淀「どんな内容だったんですか?」

提督「例のヲ級のコスプレ女は深海教団の構成員だそうだ」

吹雪「深海棲艦を神と崇めているおかしな人たちですね」

提督「で、俺の首が目的だったと」

大淀「ここまでは大方予想が付きますね」

提督「それ以外は黙秘で何も話さないそうだ」

大淀「せめて本部の場所でも分かればこちらも動けますが、何も分からないのであれば手の打ちようがありませんね」

提督「そうだな。おっと、もうこんな時間か!」

大淀「何かあるのですか?」

提督「新提の奴が車を買ったそうで、お披露目会をしたいと。午後からは長門とドライブだそうだ」

吹雪「お二人は似た者同士で仲がいいですよね」

大淀「いずれ何かやらかすんじゃないかと心配です」

提督「気持ちは分かるが、まぁ、うん・・・とりあえず信じてやるしか・・・ないのか?」
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/10(火) 21:41:45.01 ID:ThfPogIo0

-工廠前-

新提「皆、よく来てくれた。私の愛車をお披露目しよう!」

バサッ

提督「えっと・・・、トヨタ2000GT・・・じゃないよな?あの車はリトラだし」

新提「全然違う!お前2000GTを見たこと無いだろ?」

長門(やはりフォルムが似てると思ったのは私だけでは無かったか。提督でも間違うんだ、私が区別が付かないのも仕方ない)

提督「いいや、ある。何故か商店街にあるホテルの入り口横のスペースに展示してあって通行人に見えるようにしてあるからな」

吹雪「確かにありますね」

提督「このホテル、何処に金掛けてるんだ?って通るたびに不思議に思いながら見てるんだよな。2000GTって物凄く高いんだろ?」

夕張「中古車として流通はしてないから、オークションか所有者との直接交渉になるらしいですよ」

提督「まー、俺は色んな意味で手が出せないな」

明石「提督なら元帥にでもお願いしたら買ってもらえるんじゃないですか?それだけ手柄を立ててますし」

大淀(!? お願いそこは触れないで!)

提督「仮に入手したところで運転出来ない」

明石「え?」

提督「俺はAT限定だからな。キットはAT車だからMT免許とる必要も無いし、何より学生時代の知り合いにMT免許取ったのが何人か居たが、皆口をそろえて乗り方を忘れたって言うんだよな」

新提「日本はAT率が高いからそうなるのも仕方ないか」

提督「そうだろ?だから教習代も高くて面倒なMTをわざわざ取らなくて良かったって思うんだよな。MT免許取ったところでバスかトラックでも乗らはるんですか?ってなるだけだし。それにキットはAT車だからな」

陸奥「大事なことだから二度言ったのね?」

提督「よく分かったな」

新提「ゴホン。では、改めて・・・」

キット「この車は1969年発売のフェアレディZ432です」フォンフォン

新提「いや、それ、私の台詞・・・」

キット「申し訳ありません。こうしないと先に進まないと思ったので」フォンフォン

提督「フェアレディZ?何か俺が知ってるのと違うんだが」

キット「現行モデルと旧モデルでデザインが全く違う車は多くあります。私の前の世代のファイヤーバードもそうでしょ?」フォンフォン

提督「確かにそうだな。先日、最新モデルが発表されたが、アレよりコッチの方がいいな。何だあのデカイ口開けた様なフロントバンパーのデザインは?ぬけ〇く先生に見えてきたぞ」

夕張「ぬけ〇く先生(笑)」

新提「ぬけ〇く先生?」

提督「ん?お前さんは知らないのか。ぬけ〇く先生と言うのはだな・・・、キット説明してやってくれ」

キット「はい。ぬけ〇く先生とは1985〜1989まで週刊少年ジャ〇プで連載されていたマンガの主人公で一言で言い表すなら『アホ』です。携帯に画像を転送したので確認してください」フォンフォン

提督「え?俺ってもしかしてリアルタイム世代なのか?小学生の頃、夕方にアニメの時間があって北〇の拳とか、ア〇レちゃんとか、奇〇組とか、その枠で観てた気がするんだが。つーか、よく北〇の拳を地上波で放送できたよな」

キット「アドミラルの記憶がどこまで正しいか分からないので何とも言えませんが、リアルタイムで観ていた可能性はあります」フォンフォン
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/10(火) 21:45:56.30 ID:ThfPogIo0

新提「・・・」プルプル

提督「ん?どうした?」

新提「お前のせいで本当にぬけ〇く先生にしか見えなくなったじゃないか!どうしてくれるんだ!」

提督「心配するな。ぬけ〇くなのは最新モデルであって、お前さんの愛車では無い」

夕張「そうですよ(笑)」

新提「夕張がこっちを見ながら笑ってるじゃないか!」

提督「気のせいやろ」

夕張「気のせいですよ(笑)」

佐渡「お!この車カッコイイな〜!」

新提「提督と違って佐渡様は分かってくれるか!」

提督「いや、別に俺はお前さんの愛車をダサイとかブサイクとかそんなことは一言たりとも言ってないが」

佐渡「そうだろ、そうだろ。佐渡様は違いの分かる女だぜ!」

新提「流石、佐渡様!ヨッ、日本一!」

佐渡「いいな〜、佐渡様も乗せてくれよ〜」

提督「残念ながらそれは無理だろう」

佐渡「どうしてだよ!」

提督「日本の法律では子供はチャイルドシートの着用が義務付けられている」

佐渡「佐渡様は子供じゃねーぞ!」

提督「別に佐渡を子ども扱いしている訳では無いが、一般人から見れば小学校低学年くらいにしか見えないだろう(下手したら園児だ)。今度、ドライブに連れて行ってやるから今日は我慢してくれ」

佐渡「ブーブー!」

提督「仕方ないだろ?法律で決まってるんだから」

新提「フッフッフ」

提督「何がおかしい?」

新提「こんなこともあろうかと、ちゃんと用意しておいた」

テッテケテッテーテーテテー

新提「ジュニアシート!」

提督「何で用意してるんですかね?」

新提「むしろ何故用意していない?お前だって吹雪を乗せる時に・・・って必要ないな」

提督「暁や朝潮なら兎も角、吹雪は必要無いだろ」

吹雪「子供扱いしないでください!」

新提「すまなかった」
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/10(火) 21:52:19.04 ID:ThfPogIo0

提督「とりあえずこれでドライブに行けるぞ。良かったな」

佐渡「やったぜ!」

陸奥「それじゃ、姉さんを頼むわね。お義兄さん」

新提「あ、ああ、任せてくれ。それじゃ、そろそろ行こうか」

ガチャ

佐渡「・・・。シートが二人分しか無いぞ」

長門「佐渡様は私の上に座ればいい(これで合法的に海防艦と触れ合えるぞ!)」

提督「これってもしや、チャイルドシートやジュニアシートが有っても意味が無かったのでは?」

吹雪「えっと、ほら、今回は長門さんと一緒だから必要無いだけで佐渡ちゃんだけなら必要でしたよ」

提督「流石にその場合は許可出来ないけどな」

明石「流石にそれはちょっと・・・ってなりますよね」

佐渡「レッツゴー!」

新提「それじゃ、行ってくる」

提督「おう、楽しんでこい」

ブーン

提督「行ったな。何か急に心配になってきたが、どうしようも無いから信じて待つか」

吹雪「そうですね。心配ですけど、こっそり尾行する訳にもいきませんし、信じて待ちましょう」

陸奥「ええ、信じて待つしか無いわね」

大淀「もしもの時は最初からあの二人は居なかったことにしましょう」

明石(妹にまでこんな風に言われる長門さんって・・・)
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/10(火) 21:55:01.94 ID:ThfPogIo0

佐渡「おー、スゲー!速えー!」

新提(佐渡様が喜んでくれている・・・。こんなに幸せなことは無い・・・。次は誰を連れてこようか?清霜ちゃんもいいが、松輪ちゃんも捨てがたい)

佐渡「もっと飛ばしてくれよ!」

新提「残念ながらこれ以上は警察に捕まってしまうからダメだよ」

長門「佐渡様もドライブに来られなくなるのは悲しいだろ?」

佐渡「しゃーねーな」

ドバイバー「お、いい女発見!って何だよ子連れかよ。リア充爆発しやがれ」

バキッ!

新提「バキッ?何の音だ?」

長門「ハ、ハンドルが!?」

新提「ハンドル?」

佐渡「うわぁ〜、ハンドルが取れたぞ!にひひ」

長門(何故、この状況で笑える・・・)

新提「な、何とかしてくっ付けないと!」

長門「取れたハンドルを付けるなんて無理だ!」

ドバイバー「ん?何か様子がおかしいか?」

新提「しかしだな!」

長門「そうだ!コレを使え!」つモンキーレンチ

新提「何でこんな物を持っているんだ・・・」

長門「今はそんなことを言っている場合では無い!」

新提「そうだな。とりあえず今はコイツを付け根部分にかまして・・・、出来た!これで何とかなりそうだ」

佐渡(何とかなるのか?)

新提「とりあえず長門は鎮守府に連絡を入れてくれ」

長門「分かった!」

ドバイバー「気のせいか」

〜しばらく後〜

夕張「オーライ、オーライ、ストップ」

明石「いくら古いと言ってもハンドルが取れるとか聞いたことありませんよ」

新提「私も信じられんよ」

明石「この後はどうしますか?このまま移動本部で鎮守府へ帰りますか?」

新提「車がこの状態だ、そうするしかあるまい」

佐渡「ドライブ楽しかったな。また行こうぜ!」

長門「と、当然だ!私もビッグセブンとして楽しんだぞ・・・」

明石(この状況で楽しめる佐渡さんは将来、大物確定ですね・・・。普通、長門さんみたいになりますよ)
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/10(火) 21:56:40.18 ID:ThfPogIo0

-翌日 工廠-

新提「作業はどんな感じかな?」

明石「もうバッチリ完璧ですよ!」

新提「それは助かった。皆で食べてくれ」つお菓子

明石「ありがとうございます!古い車なだけあって色々ガタが来ていたので全部直しときましたよ」

新提「おぉー!ピカピカになったな!」

明石「それに新機能も付けときました!」

新提「新機能?」

明石「はい!説明するので早速運転席に座ってください!」

ガチャ

新提「座ったぞ。ん?何だこのボタンは」

明石「では、その『M』のボタンを押してください」

新提「これか」ポチッ

ウィィィーン

ガコン

新提「は?」

明石「この通りミサイルが出てきます!さらにこの『MG』のボタンを押すとマシンガンが出てきますよ!」

新提「いやいやいや、何してんだよ!」

明石「何って見ての通り武装を追加したんですよ」キョトン

新提「レストは頼んだが、こんな改造は頼んでないんですけど!」

明石「貴方も今や海軍の人間、いつ深海棲艦に襲われるか分からないんだからこの位必要ですよ。他にもですね」

新提「だとしてもこれは」

佐渡「お!スゲー!カッケー!」

新提「明石よ、良くやってくれた」

明石(この変わり身の早さは流石ですね。深海側からこちらへ寝返ったのも納得です)
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/10(火) 21:58:46.71 ID:ThfPogIo0
GACKT様のくだりは某詐欺師の映画を観た翌日くらいに実際に見た夢だったりします。
本当に大丈夫だよな?大丈夫だと言ってよバーナード。いや、マジで。
詐欺師の映画、次はジェシーもスターも居ないのか・・・。

本日はここまで。
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/11(水) 23:09:04.77 ID:C5FsWs0+0
諸事情により今回と次回は順番が逆になります。
今日は豚まんの日だから仕方ない。

遅くなりましたが本日、11月11日は『豚まん』の日です。

本日分、始まります。
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/11(水) 23:10:57.28 ID:C5FsWs0+0

-10月下旬 執務室-

提督「先日、南京町で食事をしていた時のことなんだが」

赤城「はい」

提督「店の有線か、CDかは分からないが、聞き覚えのあるメロディが流れていてな。中国語だから歌詞の内容は分からなかったが、テ〇サ・テンであることは間違いないと思った」

赤城「はい(何の話でしょうか?)」

提督「その時は曲名が分からずモヤモヤしたが、後で分かってスッキリした。あの曲は」

時雨「あーめに煙った♪」

提・赤「!?」

提督「いつからそこに?」

赤城「いつのまに現れたんですか?」

時雨「提督ある所に時雨あり、だよ」ニコッ

提督(怖えぇ・・・。川内やヒトミなら兎も角、時雨もそっち系か?)

提督「ところで時雨さん?」

時雨「何だい?」

提督「まだ何も言ってないのにどうしてその曲が空港だと分かってのかと思いまして」

時雨「フフッ。おかしなことを聞くね。さっきも言ったじゃないか。提督ある所に時雨あり、だよ」

提督「それってつまり・・・」

時雨「ボクたちも現場に居たってことさ」

提督(いやいやいやいや、怖すぎるだろ!長靴をはいた猫に出てきた卵かよ!実は最初から猫の側に居たって終盤に明かしてたよな)

赤城「ボクたち?時雨さん以外にどなたがいらっしゃったんですか?」

提督(おいおいおい、余りの衝撃に聞き逃していたが、どうなってんだよ!?)

時雨「それはね・・・」
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/11(水) 23:12:08.13 ID:C5FsWs0+0

夕立「ぽーい!」

提・赤「!?」ビクッ

夕立「夕立よ」

時雨「そう、ボクと夕立さ」

夕立「今から夕立が提督さんの言おうとしていたことを当てるっぽい!提督さんは赤城さんを豚まん大食い大会に誘おうとしていたっぽい!」

赤城「そうなのですか?」

提督「うん、まぁ、そうなんだけどな。所謂、広報活動の一環としてどうか?って話をもらってな」

夕立「夕立もその大会に参加したいっぽい!」

提督「夕立はそんなに食べられないだろ?」

夕立「そんなこと無いっぽい。今から証明するっぽい!」

提督「証明?」

夕立「お願いしまーす!っぽい」

大淀「はーい」

ゴロゴロゴロ

提督(ワゴンの上に大量の豚まんが・・・。30、いや50はあるか?)

大淀「お待たせしました。55〇です」

時雨「55〇と言っても潤滑油じゃ無いよ」

提督「あの、大淀さん?」

大淀「はい。何でしょうか?」

提督「その豚まんの購入費用はどうしたのかと思いまして」

大淀「もちろん提督のお給料から天引きです」ニコッ

提督「は!?」

大淀「冗談です。経費ですよ」

提督「何だ冗談か」
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/11(水) 23:14:21.81 ID:C5FsWs0+0

大淀「ほら提督、夕立さんの方を見てください」

提督「!? 既に10個ほど無くなっているだと」

赤城「何という速さでしょう。既に半分無くなりました」

提督(は?あの体のどこにあんなに入るんだ?アレか?全部胸に行ってるのか?そうならば吹雪にも沢山食べされればいいのか?)お目目グルグル

時雨「提督、残念ながらそれは無いよ」

提督「何の話だ?」

時雨「食べた分だけ胸に行くって考えてたでしょ?ボクもそう考えたことがあったけど、結果は違ったよ」

提督「そ、そんなこと考えてる訳無いだろ(汗)」

夕立「ご馳走様でした」

提督「は?もう完食だと!?」

大淀「ただ今の記録3分20秒です」

提督「えっと・・・、50個を3分20秒でってことは」

キット「一つあたり4秒になります」フォンフォン

提督「!?」

赤城「私も負けていられませんね」

ガチャ

吹雪「ただいま戻りました。あれ?皆さんおそろいでどうしたんですか?」

提督「夕立も例の大会に参加することになった」

吹雪「え?夕立ちゃんが参加しても」

提督「いや、それがな・・・赤城にも負けないということが分かった」

吹雪「またまたー(笑)」

赤城「本当ですよ」

吹雪「え?」

キット「夕立さんは豚まん50個を3分20秒で完食されました」フォンフォン

吹雪「えぇー!?」

提督「俺も吹雪と同じ気持ちだ。自分の目を疑ったぞ・・・」

夕立「えっへん!」

提督「とりあえず大会参加にあたって一つ注意事項があるからよく聞いてくれ」

赤城「はい」

夕立「夕立はその場に居たから知ってるっぽい」

時雨「ここは大人しく話を聞くところだよ」

夕立「はーい」

提督「ゴホン。では、よく聞いてくれ。まぁ難しいことではない。優勝しても構わんが、ブッチギリの優勝は止めてくれ。以上だ」

赤城「確かに一般参加者の方が10個食べる間に私たちが100個食べたら、こんなもん勝てるかい!話にならんわ!となりますね」

提督「そういうことだ。夕立もきちんと守ってくれよ」

夕立「はーい」
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/11(水) 23:15:53.14 ID:C5FsWs0+0

-11/11 南京町-

司会者「お集りの皆さん、今年も豚まん大食い大会の開催をここに宣言します!」

ワー!

司会者「それでは出場選手の紹介です!まずは昨年のチャンピオン ビッグ黒田選手!」

黒田「今年もやってやるぜー!」

ワー!

司会者「次に(中略)そして今年は特別ゲストとして艦娘のお二方が参加されます!」

ワー!

キャー!

赤城「赤城です。よろしくお願いします。優勝目指して頑張ります!」

夕立「夕立よ。同じく頑張るっぽい!」

司会者「それでは皆さん、席に着いてください。準備はいいですね?それでは、よーい」

ピーーーーーーッ!

黒田「・・・」モグモグ

赤城「・・・」モグモグ

夕立「・・・」モグモグ

司会者「各選手、順調な滑り出しです」

黒田(この艦娘たちは他の選手とは違う・・・。コイツ等出来る!)モグモグ

赤城(流石は去年の優勝者。他の方々とは違いますね)モグモグ

夕立(美味しい♪)モグモグ

キャー!

ウォー!

アカギサンカワイイ!

赤城「・・・」

提督「ん?どうしたんだ?赤城の手が止まったぞ」

吹雪「何かあったんでしょうか?」

司会者「何が起きたのでしょう?赤城選手の手が止まりました!」

赤城「萌え、萌え、モグモグ」

黒田(その余裕、どこまで持つかな?)モグモグ

キャー!

加賀「」ポタポタ

吹雪「か、加賀さん!?鼻血が出てますよ!」

加賀「」

吹雪「加賀さん?」

加賀「」

吹雪「司令官、大変です!加賀さんが立ったまま気を失っています!」

提督「加賀!?しっかりしろ!」

加賀「ハッ!?」

提督「良かった。気が付いたか」

加賀「余りの尊さに一瞬気を失っていました」フキフキ

提督(ナニソレ)
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/11(水) 23:18:43.00 ID:C5FsWs0+0

〜しばらく後〜

挑戦者A「うぷっ・・・。もう無理。ギブ」

司会者「ここで挑戦者Aさん脱落です。皆さん、彼に惜しみない拍手を!」

ワー!

パチパチ!

黒田「お代わり!」

赤城「私もお願いします!」

夕立「夕立も!」

挑戦者B(この人たちまだ余裕なの!?)

黒田「・・・」モグモグ

赤城「・・・」モグモグ

夕立「・・・」モグモグ

加賀「赤城さんたちを見ていたらお腹が空いてきたのでゴマ団子でも買ってきます」

提督「気を付けてな」

加賀「子供扱いしないでください」

提督「えぇ・・・」

加賀「冗談です」

挑戦者B「私ももう無理・・・」

司会者「挑戦者Bさんも脱落です。ここまで頑張った彼女を称えてあげてください!」

ワー!

パチパチ!

加賀「殺気!?」

???「めでたい奴らだ。だが、こんなことをしていられるのもあと少しだ。精々残り僅かな平和を楽しんでおけよ、俺」

加賀(提督にそっくり。でも、彼とは違う異質な何かを感じる・・・。一体何者なの?)

提督「ん?」キョロキョロ

吹雪「どうしたんですか?」

加賀(追いかけるべき?でも、彼からは危険なオーラを感じる。一人で追いかけるのは・・・)

提督「誰かに見られている気がしたんだが・・・、多分気のせいだろう」

吹雪「司令官は有名人ですし、誰かが見ていたのかも知れませんね」

提督「そうかもな」

加賀(考えている間に見失ってしまった・・・。今は提督の所へ帰りましょう)

加賀「ただいま戻りました」

提督「お帰り」

加賀「提督もいかがですか?」つ山盛りのゴマ団子

提督「せっかくだから頂くよ」

加賀「吹雪さんもどうぞ」

吹雪「ありがとうございます」
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/11(水) 23:22:57.20 ID:C5FsWs0+0

司会者「いよいよ大会も大詰め、残り5分となりました。黒田選手、赤城選手、夕立選手共に同率で並んでいます!」

提督「赤城たちには手加減しろとは言ったが、普通に食いついて来ている彼は化け物か?」

吹雪「ええ。去年の優勝者なだけあって只者ではありませんね」

加賀「彼は数々の大会で優勝を掻っ攫った強者よ。先日も大食い番組で優勝していたわ」

吹雪「そうだったんですか!?」

提督「マジか。それなら納得だな」

〜4分50秒後〜

司会者「いよいよ終わりです。5、4、3、2、1、しゅうーりょー!手を止めてください!」

司会者「まずは夕立選手、残り一個です」

吹雪「夕立ちゃん頑張ったね!」

夕立「やったっぽい!」

司会者「続きまして黒田選手、残り半分!そして赤城選手は1/3個です!」

提督「と言うことは」

加賀「ええ」

司会者「勝者は赤城選手!皆さん、彼女に惜しみない拍手を!」

ワー!

パチパチ!

司会者「優勝者の赤城選手には賞品として豚まん一年分が贈られます!」

ワー!

パチパチ!

黒田「アンタたち凄いな。流石艦娘だ」

赤城「黒田さんも凄かったですよ。ここまで本気になったのは久しぶりです」

夕立「黒田さんも強かったっぽい!」

提督「せっかくだからお土産として豚まんを買って帰るか」

吹雪「いいですね!」

加賀「それでは春巻きと、ちまきと、北京ダックも追加で」

提督「どんだけ食べるんだよ(汗)」

時雨「お土産にパンダのぬいぐるみを買ってきたよ。もう直ぐ会えなくなるからね」

提督(またしても何処から出てきたんだよ)
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/11(水) 23:24:06.16 ID:C5FsWs0+0
次のイベントでいよいよシロッコが実装される様ですが、どんな子なんでしょうね?
名前が名前なだけに期待値が高すぎる(笑)
ヴィットリオ・ヴェネトもそろそろ来ないかな。一応、話は考えてる(かなり前にそれっぽいの書いた)けど結局ボツで終わりそう。

本日はここまで。
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/31(木) 21:50:31.39 ID:8zDdau3s0
E4攻略中にコロ助(2号)拾ったんだけど、この子どうすればいいんだ?
解体は選択肢に無いけど、正直使いどころが無いよね・・・。
改二 or 姉妹艦実装時にコロタッチが使える様になることに期待するしか無いか。

本日分、始まります。
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/31(木) 21:51:12.97 ID:8zDdau3s0

-9月下旬 執務室-

コンコン

ジャーヴィス「ジャーヴィスよ」

提督「どうぞ」

ガチャ

バタン

ジャーヴィス「ねぇDaling、今年ももう直ぐ新しい子が来るんでしょ?」

提督「ああ、そうだな」

ジャーヴィス「そこで私から提案があるんだけど」

提督「提案?聞かせてもらおうか」

ジャーヴィス「いつも歓迎会を開いてるけど、今年はHalloween Partyなんてどうかな?」

提督「なるほど、ハロウィンか。クリスマスは毎年しているが、ハロウィンは前に一度やったきりだったな」

吹雪「楽しそうですね!」

キット「海外の方も増えていますし、いい機会では?」フォンフォン

提督「そうだな、前向きに検討しよう。やるならウォースパイトやアイオワにも相談した方がいいしな」

ジャーヴィス「それじゃ、お願いね。それと吹雪と少し話をしたいんだけどいい?」

提督「構わんぞ」

ジャーヴィス「それじゃマミーヤの所にでも行こっか」

吹雪「うん。行ってきます」

ガチャ

バタン

キット「アドミラル、一つ聞いても?」フォンフォン

提督「何だ?」

キット「ハロウィンは前に一度やったきりでしたが、何故その後しなかったのですか?」フォンフォン

提督「ああ、そのことか。10月には新人が着任するから歓迎会をするだろ?更にハロウィンパーティまでしたら準備が大変でな。12月も色々大変だが、年末くらいはちゃんと労ってやりたいし」

キット「そういうことでしたか」フォンフォン

提督「だが、ジャーヴィスがやりたいって言っている以上、要望は叶えてやりたいからな」


-甘味処 間宮-

ジャーヴィス「最近、Dalingに変わった様子は無い?」

吹雪「変わった様子?う〜ん、思い当たる節は無いかな」

ジャーヴィス「そう?例えばJohnstonとか」

吹雪「ジョンストンちゃん?特に何も無いよ。あ、でも・・・」

ジャーヴィス(やっぱりあるんだ!Old Radyに伝えないと)

吹雪「本人は気付いて無いかも知れないけど、峯雲ちゃんを目で追ってたりするね。司令官は胸の大きな子が好きだから・・・」ハイライトオフ

ジャーヴィス(Mine踏んじゃったー!相手がYankeeじゃなくて良かったけど、これはこれで何とかしないと・・・)

ジャーヴィス「ほ、ほら、DalingがRingを贈ったのは吹雪なんだし、自信を持ってよ!」アタフタ

吹雪「ジャーヴィスちゃんは司令官のことをダーリンなんて呼んでるよね。もしかして・・・」

ジャーヴィス「ち、違うよ!親しみを込めてそう呼んでるだけで、Englandでは普通のことだよ!DaddyだってDaringって呼ぶんだから!」

吹雪「別に隠さなくてもいいよ。ライバルが一人増えた所で今更気にしないし」

ジャーヴィス「ホントに違うから(汗)」

ジャーヴィス(Old RadyはDalingを狙ってるけど、もしも吹雪と別れたら全力でGetするって宣言してたし、今は何もしないはず)
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/31(木) 21:51:39.23 ID:8zDdau3s0

-夕方 会議室-

提督「急に呼び出してすまなかった。本日の議題なんだが・・・」

金剛(大規模な作戦でも始まるんでしょうカ?)

提督「今度着任する新人の歓迎会としてハロウィンパーティはどうか?とジャーヴィスから提案があった」

ウォースパイト「ハロウィンパーティですか。楽しそうですね」

アークロイヤル「前に一度やったきりだな」

金剛「いいと思いマース!」

アイオワ「いいわね!」

リシュリュー「私もいいと思うわ」

リットリオ「いいと思います」

ビスマルク「腕が鳴るわね!」

吹雪(何に対してでしょうか?お菓子作りですか?)

提督「ふむ。では、賛成ということでいいな?」

一同「はい」

新提(駆逐艦や海防艦の子たちと合法的に触れ合える。ぐふ、ぐふふ・・・)ニヤニヤ

提督「じゃあ、約一名は無視して具体的な話に移ろうか」
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/31(木) 21:52:09.35 ID:8zDdau3s0

-ハロウィンパーティ当日 執務室-

ワイワイ

ガヤガヤ

提督「お、早速誰か来たぞ」

吹雪「来ましたね」

レーベ「トリック」

ビスマルク「オア」

マックス「トリート」

呂500「ですって」

プリンツ(ビスマルク姉さま・・・)

提督「あのー、ビスマルクさん?」

ビスマルク「何?」

提督「ビスマルクさんはお菓子をあげる側じゃないかな〜なんて思ってみたり」

ビスマルク「誰も来なかったら可哀そうだから来てあげたのに文句あるの?」

提督「いえ、滅相もございません。むしろ、お気遣いありがとうございます!」

ビスマルク「それに私が作ったプレッツェルはグラーフに預けてきたから、今頃やってきた子に配ってるわよ」

提督「気を取り直してお菓子をあげよう」

一同「ダンケ!」

提督「ほら、プリンツも」

プリンツ「え?いいの?」

提督「ああ。せっかく来たんだ、手ぶらで帰らせる訳にはいかないからな。それにお菓子は十分な数を用意してある。遠慮はいらんよ」

プリンツ「ダンケ!」
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/31(木) 21:52:36.64 ID:8zDdau3s0

夕張「提督、お手伝いに来ましたよ〜」

提督「それは助かる。夕張が来てくれたし、吹雪も行ってくるといい」

吹雪「良いんですか?」

提督「ああ、今日は余計なことを考えずに楽しむといい」

ジャーヴィス「Darling♪」

提督「おっと、次のお客さんが来たな」

ジャーヴィス「Trick or Pico Ham!」

ジェーナス「Trick or Treat!」

ジェーナス(Pico Ham?)

提督「ピコハンは遠慮しておきたいからお菓子をあげよう」

ジャーヴィス「Thank you!」

ジェーナス「Thanks a lot!」

ジャーヴィス「それじゃ次行ってくるね〜」フリフリ

提督「おう、楽しんで来いよ」

ジェーナス「ところでJervis、その恰好は何?」

ジャーヴィス「ああ、これはね」

提督「天使だったな」

夕張「ええ、天使ですね」

吹雪(司令官はジャーヴィスちゃんみたいな子が好みなんですね。あの子、将来ウォースパイトさんの様な美人になるでしょうし)ムスッ

提督「ん?何ふて腐れてるんだ?」

吹雪「別に。何でもありません」
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/31(木) 21:53:48.04 ID:8zDdau3s0

提督「あ、もしかしてさっきの天使って発言にやきもち妬いたのか?そうなら誤解だ」

夕張「そうよ。さっきの天使は可愛いとかそんな意味じゃないわ」

吹雪「じゃあ何なんですか?」

提督「えっと・・・、兵器?」

夕張「まぁ、そうなりますよね?実際、兵器って説明になってましたし。ある種、私たちに近い存在的な?」

吹雪「???」

キット「吹雪さん、モニターをご覧ください」フォンフォン

吹雪「さっきのジャーヴスちゃんにそっくり」

提督「T〇Sというゲームに登場したキャラクターでさっきのジャーヴィスはその子のコスプレだ」

吹雪「それと兵器に何の関係が?」

提督「このゲームの舞台となった時代の数千年前の戦争中に人間やハーフエルフを『天使』と呼ばれる兵器に改造する技術が誕生したって設定になっていてな」

夕張「まぁ、倫理的にどうなの?ってなるけど、戦争中は倫理云々どころじゃなかったんでしょうね」

提督「しかも時の流れとともに忘れ去られて、真実を知っているのは一握りのみ。世間一般では天使とは天の機関に属する特別な存在って認識になってたからな」

夕張「天使になったこの子自身も真実は知らず、自分は世界再生のための生贄って認識でしたね」

吹雪「その子、生贄になっちゃったんですか?」

提督「いいや、紆余曲折を経て生贄にはならず、世界再生を何遂げてめでたしめでたしだったぞ」

夕張「ところで提督は何故、刀を二本も持ってるんですか?」

提督「刀一本の力が100なら、二本で200だ!」

夕張「・・・」

提督「やらせといてそんな目で見るな!」

夕張「ごめんなさい。つい・・・」

提督「ついじゃねぇよ!」

夕張「今のもそのゲームのネタでね、主人公が旅の仲間に剣術の指南をしてもらうんだけど」

提督「二刀流の理由を尋ねられて、二本なら200だ!って自信満々に答えるシーンがあった」

吹雪「えっと、まぁ、分からなくも無い・・・様な?単装砲より、連装砲の方が・・・うん、まぁ」

夕張「しかもこの話には続きがあって、その人は主人公が幼い頃に生き別れになった実のお父さんなの」

吹雪「え?」

提督「父の方はこの時既に息子だと気付いていた。他にも超センスが悪かったりで、自分が育ててやれなかったばかりに・・・って嘆いていたな」

吹雪「色々と残念過ぎてそうなりますよね」

提督「アホだけど決して悪い奴じゃないんだけどな。アホなことを除けば物凄く良い奴だ。アホだけど」

夕張(そんなに強調しなくても(笑))

夕立「提督さん」

睦月「提督」

夕立「トリック オア」

睦月「トリート」

提督「では、お菓子をあげよう。丁度いいし、吹雪も二人と一緒に行ってくるといい」

吹雪「では、お言葉に甘えて」

提督「楽しんでこいよ」
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