【ミリオン】翼 & 昴 & 海美 「弟ができた!」

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1 :伊丹 [age]:2020/04/19(日) 11:34:10.47 ID:lHpmkO570



ー 765プロ ライブシアター 控室 ー



翼「あーあ!わたし、おねぇちゃんになりたいなぁ!」

昴「急になんだよ、翼」

海美「どしたの、翼?」

翼「わたしの同級生の娘に、この前弟が産まれたんだって。
写真見せてもらったんだけどすっごく可愛くって!」


翼「でね、その娘が
『頼りになるお姉ちゃんになるように、しっかりしないと』って
顔がすっかりお姉ちゃんしてて、なんかいいなぁーって!」






翼「ねぇねぇ。弟ができるのってどんな感じなんだろう?」

昴「いや、オレは5人きょうだいの一番下だからわかんないなぁ。海美は?」

海美「私も妹だからわかんないや」



翼「わたしも3人きょうだいの一番下…」





翼「そっかぁ。ここにいる3人、みんな妹……それも末っ子ってことかぁ」





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2 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:35:23.21 ID:lHpmkO570



翼「みんな、もしも弟ができたら何したい?

わたしはね、毎日一緒に買い物とか、オシャレなカフェに行くの!ぜったい楽しいよね!」


昴「うわぁ、翼の弟は大変だなぁ…。

オレなら、野球の練習に付き合わせるんだ!んで、兄ちゃん達の飯の当番とかやらせる!」

翼「えー!なんか家政婦さんみたいでかわいそー!」

昴「だってオレは姉ちゃんだぜ?『姉の命令はゼッタイ』だろ!

兄ちゃん達がよく言ってきてウザいけど、1回言ってみたいよなぁ」


海美「私はお姉ちゃんからそんなこと言われたことないけど…。

……弟ができたら、かぁ。
ん〜!一緒に遊んだりするだけで楽しそう☆
あとあと、お料理食べさせてあげたいな!」




ガチャ
3 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:36:25.98 ID:lHpmkO570



P「お、みんなおつかれ。随分盛り上がってたみたいだけど、何の話してたんだ?」

翼「あ♪Pさん、おつかれさまでーす!
ねぇねぇ、Pさん!わたしがお姉ちゃんになったら、ぜったいステキになると思いません?」


P「なんだなんだ急に。
……翼がお姉ちゃんか。
翼はしっかりしたお姉ちゃんになるには、まずレッスンをサボらずにちゃんとやらないとなぁ?」タメイキ


翼「うー……Pさん、イジワルです!だって覚えたダンスを何回も繰り返すの、つまんないんだもん!」

P「はぁ…あのな、翼。レッスンはな、同じことのように見えてもその一回一回は違うものなんだぞ!それに…」

翼「はいはーい!オセッキョーは後で聞きまーす!ところで、昴くんはどんなお姉ちゃんになると思いますか?」


4 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:37:21.13 ID:lHpmkO570




P「……昴が?うーん、ガサツだけど、頼りがいのあるお姉ちゃん……っていうより、アネキって感じだな!」

昴「な、なんだよそれ!オレだって、アイドルやってちょっとは女らしくなってきただろ」ムスー

P「んー?前の握手会で、最初は自分のことを『わたし〜』とか媚びた口調だったのに途中で顔を真っ赤にしてやめたのは誰だったかなぁ?」

昴「あ、あれは……!///
その…アイドルらしい口調のほうがファンも喜んでくれるかなって思ったけどやっぱハズくて…」







海美「ねぇねぇP!私は、私は!」

P「海美は…うん。優しくてかまいたがりのお姉ちゃんになりそうだな。
それも、かまいすぎて過保護すぎるくらいに…」

海美「え、えー!そんなに褒められるとちょっと照れちゃうよー!/// えへへ!」

P「いや、褒めてないし…。
海美はレッスンにしても仕事にしても、早とちりなところがあるからなぁ。
もうすこし落ち着きが必要かな?」


海美「あはは……気をつけまーす!」

5 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:38:26.23 ID:lHpmkO570



P「うーん、やっぱり皆にはお姉ちゃんはまだ早いかな?」





翼「むー、Pさん厳しいー!それなら、Pさんが弟になってくれればいいのにぃー!」


P「……は?俺が……弟に?」



翼「そしたら、わたし達がおねぇちゃんにふさわしいって証明、してあげられるのに!」

昴「ははは、それ面白いな!Pが弟とか野球の仕込みがいがあるぜ!」

海美「Pが弟……!?なんか想像するだけで楽しそう!」

6 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:39:20.61 ID:lHpmkO570



P「まてまて!勝手に盛り上がるのはいいが、残念ながら俺が弟になるなんて天地がひっくり返ったってないぞ!!

P「それに姉っていうのは、大きくて頼りがいがあって、模範となる存在じゃないといけないんだぞ」

翼「あれ?Pさん、きょうだいいたんだっけ」

P「いや、いないけど。なんとなくイメージで」

昴「なんだそりゃ…」



P「それに、お前ら3人がお姉ちゃんになったって、
才色兼備で美少年だった俺が、お前らに世話になることなど…ありえんな!」フフンッ




翼&昴&海美「うっそだー!」


7 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:40:04.61 ID:lHpmkO570



P「うぐ……ま、まぁいい!

ところで、今日は皆、掃除当番だろ?
劇場出入り口扉が結構汚れていてな。そこを中心にやってほしいんだ」



翼「えー!あんなにおっきい扉、めんどくさいよー!」

P「そのために3人いるんだろ?力を合わせてピカピカにしておくこと!」

P「じゃあ俺はもう帰るから、たのむな!」



海美「あれ、もう帰り?いつもより早くない?」

P「打ち合わせが早く終わってな。明日は休みだし、早く帰ってのんびりしようかな」




P「じゃあ、3人とも。また、な!」スタスタ…


8 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:40:44.24 ID:lHpmkO570


昴「さーて、Pも行っちゃったし、さっさと始めるかー」

翼「うー…めんどくさーい」

海美「きっと皆でやると掃除も楽しいんじゃないかな!一気にやっちゃおー!!」

翼「は〜い」





……



昴「だああー!もう動けない!やりきったぁー!」ドサッ

海美「あー楽しかったー!やっぱりなんでも競争すると、楽しいね!」イキイキ

翼「うー、昴くんも海美さんもムキになっちゃって、ついてくの大変だった〜!」

海美「あはは、ごめんね翼!でもみて!劇場の玄関扉ピカピカだよ☆」

翼「確かに……!こんなにキレイになったんだし、Pさんに大人のデートに連れてってもらわなきゃ♪」




昴「さ、腹減っちゃったし、早く帰ろうぜー!」

海美「あ、待ってよすばるん!電車途中まで一緒だし、一緒に帰ろう〜!」

翼「もー、海美さんも昴くんも元気すぎ!待ってくださいよー!」



9 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:41:46.94 ID:lHpmkO570


ー 夢の中 ー



翼「……んー、あれ?なにここ?わたし達、確か……」

昴「あっ翼!3人で電車乗ってたのに、なんだよここ!なんかスッゲーぼんやりした空間…」

海美「あれ?翼とすばるん?」

翼「海美さんも!どこなんだろ、ここ…」




???「おさんかた〜!ようこそ〜!!」





翼&昴&海美「だれ!?」




魂ちゃん「いらっしゃい、サナギちゃん達♪私は……765プロライブ劇場に宿る魂!
……さしずめ、『劇場の魂』ってやつ。魂ちゃんでいいわよ♪」


10 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:43:05.44 ID:lHpmkO570



昴「な、何こいつ…スッゲー馴れ馴れしい…」ドンビキ


海美「ね、ね!魂ちゃん!ここどこなの!やっぱり夢!?夢なら私、空とか飛べちゃったり!?」フンフン

魂ちゃん「あらぁ素直なお姫様は好きよ!それくらいお茶の子よ〜!あ、そーれ♪」

海美「わはーーー!浮いた浮いた!すご〜い!」キャッキャッ

翼「わー……すっごい順応性…」

昴「いや、なんかブキミだよ…。夢なのは分かったし、こんなところから早く出してくれよ!」


魂ちゃん「あら〜、つれない!今日はね、あんたらにご褒美をあげに集まってもらったのよ!」




翼 & 昴 & 海美 「ご褒美…?」

11 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:44:49.30 ID:lHpmkO570



魂ちゃん「そうよー!劇場の扉をピカピカにしてくれたわね!それのお礼♪」

昴「……たしかに、今日掃除したけどさ。そんなに大層なことじゃないと思うけど」


魂ちゃん「あら、玄関って運気の通り穴なんだから♪そこをあれだけキレイにされると、劇場の魂的には超ポイント高いってわけよ!」


翼「ふーん、まぁいいや。ところで、ごほうびって何もらえるの?」

海美「それそれ!私も気になるー!」

魂ちゃん「あらー!乗り気な天使ちゃんね!まぁ、あした劇場に来たらわかるわよ♪ご褒美はサプライズが基本でしょ♪」ウィンク


昴「こ、こいつのノリすっげー疲れる…。頼むからこれ以上出てこないでくれよ……」



魂ちゃん「あらー…ずいぶんな妖精ちゃんね。じゃあ説明は省いて、アタシはおいとまかしらね?


拉致ってくるから、明日ちゃんと3人で劇場に来なさいね!



あ、そーーれ♪」


12 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:45:24.68 ID:lHpmkO570



ー 電車内 ー




ガタンガタン……


翼&昴&海美「……ハッ!!」



翼「んん〜〜!3人で寝ちゃってたんだ…」

昴「ふぁーーぁ!なんか……すっげー変な夢見た…」

海美「私は空飛んだりしたような……」

翼「…」

昴「…」

海美「…」






翼&昴&海美「……あ、あのさ!」



13 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:46:41.06 ID:lHpmkO570



翌日 早朝


ー 765プロ ライブシアター前 ー



昴「まさか、昨日3人とも同じ夢見てたなんてなー!」

海美「うんうん!しかも私達、3人とも今日お休みだし!グーゼンってすごいね!」

翼「……で、魂ちゃんに言われたとおり劇場に3人で来たわけだけど…」

昴「ノコノコ来ちゃったもんはしょうがないし、とりあえず、事務所入るか〜」




ガチャ

14 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:47:10.51 ID:lHpmkO570



昴「おはようございまーす……って、今日P休みだし誰もいないか」

海美「……あれ?あそこ!見て!ソファに誰か寝てるよ!」

翼「……え、ホントだ!(ドタドタ……)



……えっ、こ、この子は……!?」




???「……んー、うるさいなぁ……あれ?ここ、どこ?お姉ちゃんたち、だぁれ?」





翼&昴&海美「……小さい、男の子!?」


15 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:48:52.06 ID:lHpmkO570






昴「なるほど。朝から公園でひとりでいたら、急に眠くなってベンチで一眠りしたらここにいた、と……」

男の子「うん。夢の中で女の人が、『日暮れ時には帰してあげるからお姉ちゃん達と遊んでおいで〜』とか言ってた」




海美(ねぇ翼!これって絶対魂ちゃんの……)ヒソヒソ

翼(うん。間違いないと思う!じゃあこの子は…)ヒソヒソ





海美「ねぇ、ぼく?お名前はなんていうのかな?」


男の子「うん…みんなぼくのこと、『ピー太』とか『ピーくん』って呼ぶよ!

男の子「ほら、見て!ぼくのお気に入りの帽子!毎日つけてるんだ!かっこいいでしょ!」フンス




昴「野球帽にでっかく 『P』 ってワッペン…。わかりやすっ!」


16 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:50:22.28 ID:lHpmkO570


翼(間違いなく、小さいPさんだよ!なんかオモカゲあるし!今と違ってすっごい可愛いー!)ヒソヒソ

昴(Pにケータイでメッセージ送ったら普通に返事きたし)

昴(…つまり、今この世にPは二人いて、コイツは過去から連れてこられたってことか…)ヒソヒソ





ピー「……で、おねぇちゃんたち、だぁれ?」

翼「あ、そっか。まだわたし達のこと知らないんだ。じゃあ、自己紹介。わたしは翼!14歳!」

昴「オレ、昴!15!」

海美「私は海美だよ!16歳、よろしくね!」





ピー「そっか!


   翼おねぇちゃんと、
   昴おねぇちゃんと、
   海美おねぇちゃんだね!

   今日一日、よろしくね!」ニコッ






翼&昴&海美「……!?」 稲妻 ズガーーーンッ!!!




17 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:50:51.66 ID:lHpmkO570




海美「……み、みみみみんな!聞いた!?海美おねぇちゃんだって!!海美おねぇちゃん!!!!」



昴「あ、あぁ!昴おねぇちゃんって……すっげーハズいけど…なんか…」



翼「わたしたちが……おねぇちゃん……っ!」




翼&昴&海美 (ニマー)




ピー「……?」


18 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:52:17.56 ID:lHpmkO570





ー 劇場近くの公園 ー


昴「そっか。ピー太は10歳なんだ……なっ!」シュッ

ピー「うん!小学……4年生っ!」シュッ

昴「へー、苦手な教科とか……あんのっ?」シュッ

ピー「……最近は体育。でも外で遊ぶのは……大好きっ!」シュッ





海美「キャッチボール楽しそー!グローブが1セットしかなくって残念!いいないいな!」

翼「こういうとき男の子とすぐ仲良くなれる昴くんが羨ましいなぁ〜」


19 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:53:17.96 ID:lHpmkO570


ピー「昴ねぇちゃんの球、速いね!すごいや!」


昴「えへへ……!そうかな…?じゃあ、もっとすごいの見せてやるよ!
ピー太、グローブ構えろ!」

ピー「う、うん!」



昴「……そらっ!」シュッ

ピー「……っ!(スカッ)あっ……」球コロコロ…



昴「ありゃ、流石にスライダーは取れなかったか…」

ピー「でも、すごい!昴ねぇちゃん、変化球投げれんの!」



昴「へへー、どーだ!スッゲーだろ!」フンス


20 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:54:18.40 ID:lHpmkO570


ピー「たしかに、すごいんだけど…」

ピー「昴ねぇちゃん、野球もうまいし自分のこと『オレ』っていうし…女の子なのに変わってるね!あはは!」



昴「……うっ!こいつ、人が気にしてることを!チビプロデューサーのくせに、ナマイキだぞ!こうしてやる!」ヘッドロック



ピー「ゔぅ…ぐるじい……昴ねぇちゃん、ごめんなざ〜い!」





翼「あーっ!昴くん!弟くんにらんぼーは禁止ー!」

海美「ねぇねぇ、ピーくん!キャッチボールはそれくらいにして、私と遊ぼうよ!シーソーも砂場も、鉄棒もあるよ!」



ピー「……うみみおねぇちゃん!シーソーも砂場もぼく、もうソツギョーしてるよ!」

ピー「しかも鉄棒なんか、今一番やりたくない!」プイッ



海美「うっ、子どもってむずかしい……」

21 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:55:14.67 ID:lHpmkO570


ピー「それよりおねぇちゃんたち、アイドルなんでしょ!?昴ねぇちゃんみたいになんかスゴイ事できるんでしょ?やってみてよ!」瞳キラキラ


翼「うわぁ、子供の悪意のないムチャ振り……!」





海美「あ♪はいはーーい!私はね、これ!」体グニー

ピー「わっ!うみみおねぇちゃん、体、凄いことになってるよ!」



海美「まだまだー!こんなこともできちゃうよ!」グニグニー

ピー「わ、わぁ……足とお手てがすごい位置に……」

海美「どう!私、バレエやってたから、体の柔らかさなら自信あるよぉー!」





ピー「う、うん。すごいと……思うけど、早く元に戻って!……なんかちょっと…………き……」ドンビキ

海美「あれ?なんか、思った反応と……違う?」


22 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:55:52.78 ID:lHpmkO570



翼「わたしは……野球もできないし、あんなになれないし……ジャンケンが強いくらい、かな?」

ピー「えー!うっそだぁー!だってジャンケンなんて、運でしょ?」

翼「あはは!まぁ、やってみれば分かるよ♪」



ピー「うん!ジャ〜ンケ〜ン…」

翼「ポンッ!」



ピー「あ、負けた!これはグーゼンでしょ?もっかい!」

ピー「ジャ〜ンケ〜ン…」

翼「ポンッ!」



ピー「あれ?また負けた…… ムッ! もっかいだよ!」


23 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:56:25.03 ID:lHpmkO570



……



ピー「そ、そんな…」ガーン

翼「は〜い、わたしの勝ち〜!10連勝〜♪なんで負けたのか、明日までに考えてきてね♪」



ピー「な、なんで!?なんでそんなに強いの!ぼくがなに出すかわかるの?」

翼「ふふーん♪じゃあ、ヒント!指の動きをよーく見ること…かな」



ピー「指…?もしもジャンケンが強かったら、いろんな事に有利になるんだ!明日までに考えとかなきゃ…」


昴「わかるなぁ。子供の時って決め事はすぐジャンケンだかんなぁ」ウンウン


24 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:57:20.53 ID:lHpmkO570



海美「ねぇねぇ!ふたりもピーくんも、もうそろそろお昼の時間だし、ご飯にしようよ!」

昴「ああ、そういえばもうそんな時間か。なんか食いに行く?」




海美「いや、そこは私……うみみおねぇちゃんに任せて!!!」フンフン





翼 & 昴「えぇ……」



25 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:58:01.99 ID:lHpmkO570





ー 劇場 キッチン内 ー


海美「ふんふふーん♪ふっきん♪はいきん♪きょうきーん♪」トントントン…

ピー「わー!うみみねぇちゃん、お料理じょうずなんだ!」

海美「ちょっとまっててね!ピーくん!うみみんおねぇちゃん特性フルコース作ってるからね♪」グツグツ…

ピー「ふるこーす!ふるこーす!」キャッキャッ





翼(ね、ねぇ!昴くん!海美さんの料理って……!)ヒソヒソ

昴(あぁ!のり子が卒倒するぐらいだろ!そんなもんピー太に食わせるなんて、やばすぎる……!)ヒソヒソ


26 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:58:28.31 ID:lHpmkO570



海美「あー翼!足りない食材、早く買いに行ってきてよ!」


昴(と、とにかくここはオレがなんとかする!ここでピー太が死んだら……未来が変わって、オレたちアイドルになれないかも!)

翼(海美さんの料理で……未来が変わっちゃうの!?わ、わかった!!昴くん、お願いね!)タタタッ








海美「いってらっしゃーい!さぁー今日はなんだか最高ケッサクが出来そう☆」


昴「さて……オレは料理はひと通りできるから、なんとか海美を……」






ガチャッ
27 :伊丹 [sage]:2020/04/19(日) 11:59:31.04 ID:lHpmkO570




歌織「なんだか、キッチンが賑やかねぇ……あら?」

美奈子「佐竹飯店スペシャルご馳走しま……ん?」

琴葉「美奈子、あんまり作り過ぎちゃだめ……って……あれ?」





ピー「(ビクッ)昴ねぇちゃん……あのおねぇちゃんたち、だぁれ……?」





歌織&琴葉&美奈子「その子……だぁれ?」





昴「う、うわぁ…めんどくせぇ…」
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