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響「林檎の様に、プロジェクト・フェアリー」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/18(土) 18:22:23.96 ID:wxbkEhUW0
「ありがとうございましたー!!」
歓声、なんて言い方は似合わない、埋まりきらない客席からのぱらぱらとした拍手とわざとらしく愉快さ大きく主張するBGM、そして少し離れたジェットコースターのトロッコがレールを走るかたんかたんという足音に包まれながら、自分達が舞台袖に捌けていくその時だった。
ステージの規模だとかお客さんの入りなんてものは置いといて、というより弱小プロダクションの駆け出しアイドルグループにはこれ以上無くお似合いだと思うのだけれども、今回はなんだか上手く踊れて歌えた、そんな単純で上擦った気持ちでどこか足取りの軽い自分と同様に、前を歩く美希も身体をるんるんと揺らして歩いていく。
しかし、それ以上に先頭の貴音は、これまた非常に珍しい様な気もするのだが、どうやら今回のパフォーマンスが至極満足なものであったのだろうか、興奮冷めやらぬ、いや冷めやらぬも何も数十秒前迄舞台上立ったのだから冷ます風が吹き込む余地も無いのだけれど、冷めやらぬといった様子で無性にそわついていた。
そわつくというのは何か、普段の貴音は、自分我那覇響から見る四条貴音なのであるが、やたらゆったりと優雅を気取っていて、気高いだの高貴だのという言葉を信条とするようじいやに教え込まれました、なんて身の運びを満足げに取るのがいつもの貴音であり、それを周りのみんなは、素敵とか流石とか言うから調子に乗って更にしゃなりしゃなりしていく訳なのだが。
話が逸れた。という様に、普段はゆったりとした動き、こういう表し方をすると完全に動物のそれになってしまうのだけども、あんまりそわついたり感情のそれを身体に出そうとはしないのである。に対して今の貴音は先頭で舞台の袖に入るなり、客先から視線が切れる所まではどうにか我慢したのだろう、後ろのこちらを振り向いて手を口元に当てたり握り開きしているのだった。
「美希、響。やりましたね。わたくし達はやりましたね」
珍しく大手を広げて、貴音は白い頬を赤く染めながら言った。
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