【リトバス安価】恭介「人気投票に納得がいかない。」理樹「ええっ?」その2

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616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/18(火) 18:08:00.42 ID:/C99nYbuO
真人
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/18(火) 19:04:43.25 ID:uSZNQnxZO
真人「おっ、理樹と二木じゃねぇか。」

理樹「あ、真人。」

佳奈多「井ノ原…」

真人「何してたんだ?こんな時間に。練習か?」

理樹「いや、勉強会だよ。真人は?」

真人「俺はトレーニング帰りだ。途中で筋肉の波動を感じたからよ。つい張り切っちまったぜ。」

理樹「そう。波動…」

理樹(僕がやった筋肉旋風かな…)

真人「俺も同調しようとしたところで波動がやんじまったのが残念だったな。」

理樹「そっか。それは残念だったね。」

佳奈多「…」

佳奈多(私が屈してたら大惨事だったわね、危なかったわ…)

真人「…ま、いいや。そんなことより、理樹。」

理樹「なに?真人。」

真人「さっきこんなものを拾ったんだよ。見てくれ。」

理樹「これは…>>618
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/18(火) 23:56:42.20 ID:lvBh6hJW0
コンバットコマンダー
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/19(水) 12:30:37.40 ID:TcWjIZ6JO
理樹「…って、け、拳銃!?」

真人「理樹、名前までわかるのか、詳しいな。」

理樹「詳しくないけど、何か、見たこと有る気がしてさ…」

佳奈多「モデルガンじゃないの?最近のは精巧に出来てるって言うけど。」

理樹「どうなのかなぁ…普通に考えればそうだけど、持った感じは結構重たいし…」

真人「確かめようにも、もし本当だったら下手なことするとさすがにあぶねぇし……」

理樹「そうだよね…」

佳奈多「……これは普通に先生に任せるべき事なんじゃないかしら、偽物でも、こんなもの持ち込むのは問題だし…本物だったら、警察沙汰よ?」

理樹「そうだけど…」

真人「なんだ、なにか引っ掛かるのか?」

理樹「ほんと、何でかわからないんだけど、見覚えがあるんだよね。この銃に。僕のじゃないはずなんだけど…」

佳奈多「…本で見たとかじゃなくて?」

理樹「うん、何か…使ったことがある気がすると言うか…」

佳奈多「使ったことがある?直枝、まさか、あなた…」

理樹「いやいやいや!違うよ、ほんと、気がするだけで…なんなんだろう…」

真人「……よくわからないけど、仮にあなたとこの銃に何かあるとしたら、持ち主を探せばそれが何か良くわかるんじゃね?理樹もそうしてるうちに何か思い出すかもしんねぇしな。」

理樹「確かに…」

佳奈多「私たちで探すって言うの?これがどんな人の物かもわからないのに?もし本物だったら、取り返しのつかないことになるかもしれないわ。ここは普通に先生に任せるべきよ。そっちの方が早いし安全じゃないかしら。」

理樹「…」

真人「どうすんだ、理樹。」

理樹「>>620
1僕らで探そう
2先生に任せよう。
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/19(水) 12:41:11.20 ID:Tgp2QTA4O
1
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/19(水) 18:29:20.43 ID:dOfEWWjKO
理樹「僕たちで探そう。やっぱり気になるからね。」

真人「そうこなくちゃな!」

佳奈多「…危ないと思わないの?」

理樹「危ないかもしれないけど、真相は早く知りたいし…もしこれが文化祭の何かで必要なものとかだと、持ち主に早く返してあげないと間に合わないしね。どうしても嫌なら、佳奈多さんに無理に付き合えとは言わないよ。」

佳奈多「………いえ、付き合うわ。あなたたちが変なことをしないように監視しないと。」

真人「俺はもちろん付き合うぜ!」

理樹「ありがとう…じゃあ真人、とりあえず落ちてた場所を教えてくれる?」

真人「ああ、落ちてたのは…たしか>>622
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/19(水) 21:27:06.20 ID:pe+8pCGTO
体育館
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/20(木) 15:07:39.22 ID:wEJhUxoQO
理樹「体育館…っていうと、今日そこを使ったのは?」

真人「授業以外だと、たしか文化祭の体育館での出し物担当だな。」

佳奈多「これは今日の落とし物って断定できるの?」

真人「そこは毎日通ってるが、昨日までなかったから、今日で間違えねぇよ。」

理樹「だったらまずその人たちから聞いてくべきだよね。えーっと、その出し物は…吹奏楽部とかだっけ?」

真人「ああ、たしか、吹奏楽部と、演劇部と…あと、ダンス部だったかな。」

佳奈多「発表会とかってことね、演劇以外は特にこういうものが必要な感じはないわね。」

理樹「そうだね、だとすると、まずはそこからかな。」

佳奈多「そうね…」

理樹「演劇部の部長さんからとりあえず聞いてみようか…」



理樹(…というわけで、演劇部の部長さんのところに言ってみた。)

理樹「本当、突然ごめんね…」

演劇部部長「別に構わないさ。それで、何か用かい?」

理樹「実は体育館でこんな落とし物があって、演劇部のじゃないかって…」

理樹(落ちていた銃を見せる?)

演劇部部長「モデルガン?」

理樹「うん、演劇部の小道具とかかなって…」

演劇部部長「残念だけど、僕たちのじゃないね。僕たちのやる演劇に銃は出てこないよ。」

理樹「何か、部員でこういうのを持ってそうな人とか…」

演劇部部長「部員にはいないかなぁ。」

理樹「そっか…わかったよ、ごめん、ありがとう。」



理樹(その後、吹奏楽部とダンス部の部長にも聞いてみたけど…)

佳奈多「…みな違ったわね。」

理樹「そうだね…」

真人「そうだなぁ…てことは、文化祭絡みじゃねぇのかもな。」

佳奈多「でも体育の授業でこんなの持ってかないし、使わないでしょう…」

真人「…そうだよなぁ…思ったより難題かもしれないぜ、これ。どうする?」

理樹「…現場に言ってみよう。他の手がかりがあるかもしれないし、落とし主が探しにきてるかもしれないし。」

佳奈多「そうしましょうか…」





理樹(真人から場所を聞き、落ちていた場所をすこし探してみる。)

真人「…お?」

理樹「真人、何かあった?」

真人「なんかあったぜ。」

理樹「これは……>>624
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/20(木) 15:37:02.11 ID:M+BRve0no
ステージの下に地下に続く謎の空間
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/20(木) 20:34:25.14 ID:UTeXmViaO
佳奈多「え?そんなことが…」

理樹「みればわかるよ、来て。」

佳奈多「…ほんとだわ…」

真人「こっから下に降りれるみたいだな。」

佳奈多「…降りるの?危険とかないかしら?」

理樹「見つけた以上は行くしかないよね。行こう。大丈夫、何かあったら僕が守るから。」

佳奈多「…わかったわ、行きましょう…」



理樹「よっと……結構広いね…」

真人「そうだな…」

佳奈多「何があるかわからないからね、慎重に行きましょう。」

理樹「うん…」



理樹(しばらく行くと…)

理樹「何か…扉だね……開けてみようか。…それじゃ、行くよ!」

理樹(慎重にあけると…そこには>>626があった。)
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/20(木) 21:19:25.28 ID:sw+b+LpV0
温泉
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/21(金) 14:50:35.08 ID:gT5iAEIeO
理樹「…なんだろう、これ…お湯?」

佳奈多「みたいだけどね…」

真人「だとしたらこの部屋は一体なんなんだ?」

理樹「…お風呂とか?」

佳奈多「なんでこんなとこにお風呂があるのよ。」

理樹「さあ…?でも、このフロアは一本道で、ここで行き止まりだったし、ここに何かあるってことだと思うけど……とりあえず、入る?温泉っぽいし…」

佳奈多「何でよ。」

理樹「なんか、それで何か解けそうなきがするから…」

佳奈多「何かって…」

真人「よし、じゃあ入ってみるか!」

理樹(真人は服を素早く脱ぎ、入っていく。)

佳奈多「っ!ちょっと…」
チャプン
真人「…おっ、いい湯だな…」

理樹「本当?大丈夫そう?」

真人「ああ、気持ちいいぜ!」

理樹「じゃあ、僕も…」

佳奈多「直枝!?」
チャプン
理樹「あっ…いい湯…」

佳奈多「…」

理樹「佳奈多さーん、気持ちいいよー!」

真人「ほら、俺はあっち向いてるからさ、入れよ。」

佳奈多「……」

理樹「それで仕掛けが解けるとかなにかあるかもしれないし…お願い、佳奈多さん。」

佳奈多「…はぁ…もう……井ノ原、絶対みるんじゃないわよ?」

真人「おう、誓って見ないぜ!」


628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/21(金) 14:53:08.92 ID:hNql5JxRO
チャプン
佳奈多「…あら、本当、いい湯かげんね。」

理樹「…」

佳奈多「…本当にこれで何か起こるのかしらね。直枝。」

理樹「…」

佳奈多「…直枝?」

理樹(…混浴…佳奈多さんと混浴…別に体を見るのは初めてではないけど、緊張と高揚が…)

佳奈多「…直枝、どうしたの?」

理樹(なんとかこの気持ちをごまかさなきゃ…)

理樹「ボドドドゥドオー」

佳奈多「…は?ぼど…?何?」

理樹「…ただの魂の叫びです。気にしないで…思春期男子はみんなこういう叫びをあげるんだ…」

佳奈多「魂の叫びってなによ……あなた以外そんな叫んでるの聞いたことないけど…」

理樹「そういうものだから、本当、気にしないで…」

佳奈多「…直枝、本当あなた時々意味がわからないわね…」

理樹「ごめん…」

理樹(などと言ってると…何か音がする。)

理樹「あれ、今そこから何か音が…」

真人「ちょっと見てくる。……お?」

理樹「どうしたの?」

真人「なんか、さらに下に行けそうな通路が出てきたぜ!」

理樹「さらに下…やっぱり、お風呂に入るのが仕掛けを解く鍵だったんだ…」

佳奈多「…一体どんな仕掛けなのよ、それは…」

理樹「まあ細かいことはいいじゃない。…さて、それじゃ、さらに下に言ってみよう!」


理樹(…更に下の階にも、同じように扉がある。)

理樹「さあ、今度はなにがあるのか…」
あるもの
>>629
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/21(金) 15:56:37.38 ID:yUoytMGio
10台以上並んだパソコン
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/21(金) 19:27:13.31 ID:76xym44dO
理樹「これは…パソコン?さっきと同じならここにも何か仕掛けがあるよね。」

真人「げ、パソコンか…俺の出る幕はないかもしれんな…」

佳奈多「仕掛けだとしたら、なにをするのかしら。」

理樹「どうしようか…あるからには、これを使うんだろうけど…とりあえずつける?」

真人「そうするか…」

理樹(とりあえず一台のパソコンをつけてみると…)

理樹「!…何か、表示されたね…」

佳奈多「何?これは…」

理樹「これは…>>631
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/21(金) 20:20:47.84 ID:0u+qlG9dO
Angel Player
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/22(土) 15:19:43.40 ID:k48iA6DDO
真人「なんだ?それ。」

理樹「さあ…?でもそう書いてあるから…なんなんだろうね?」

佳奈多「…何か画面に表示されてるわね。えーっと、ハンドソニック、ディストーション、ハーモニクス…」

真人「…それぞれなんて意味なんだ?」

佳奈多「全部音楽の用語ね、ハンドソニックは楽器の名前、ディストーションは音を歪ませたりすること、ハーモニクスは…音を調和させたりとか、和音とか、そういう意味よ。」

真人「なるほどな…」

佳奈多「だとしても、これが何を意味するのかはよくわからないけどね。」

理樹「この3つが押せるみたいだけど…どれにする?」

佳奈多「不用意に押すのは危ないとおもうけど…現状、それしか出来なさそうね…仕方ないわ、直枝、あなたが好きなのを押してみなさい。」

真人「理樹、お前に任せた。」

理樹「なら…」
1ハンドソニック
2ディストーション
3ハーモニクス
>>633
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/22(土) 16:31:02.73 ID:trzs/GAfo
1
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/22(土) 18:06:24.72 ID:whxVA0VbO
理樹「じゃあ…これ!」

理樹(それを押すと…)

理樹「!」

理樹(手の付け根から何か透明なものが生えてくる!)

真人「おおお!なんか出てきたぜ!」

理樹「えっ、何これ!?」

佳奈多「知らないわよ、何なの?これ。」

理樹「…形は何か、剣みたいな感じだけど…」

真人「剣…てことは、切れるのか?」

理樹「切れそうではあるけどね。」

佳奈多「仕組みはわからないけど、切れるのなら……これで扉を切って次の階につながるとか?」

理樹「ちょっと、やってみようか…」



理樹(しばらくやってみるけど…)
キン!キン!キン!
理樹「…だめだ、切れないよ…」

佳奈多「…だめ?」

理樹「うん、傷をつけるくらいしかできないよ…僕一人じゃ無理だ……」

真人「じゃあ残る2つのどっちかを使う必要がありそうだな。」

理樹「うん。そうだね…」
どちらを使う?
1ディストーション
2ハーモニクス
>>635
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/22(土) 19:13:43.66 ID:2Z7/ddiPO
1
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/23(日) 14:40:11.90 ID:I63ezpUDO
理樹「じゃあ今度はこっちだ!」
カチッ!
理樹「…」

真人「…」

佳奈多「…」

理樹「…あれ?何か起こった?」

佳奈多「今のところは、何も…」

真人「どういうことだ…?」

理樹「ディストーション…ゆがみ…なんだろうね…」

佳奈多「さっきのみたいに、直枝の体に何かあるんじゃ…ちょっと確かめさせて。」

理樹(そういって佳奈多さんは僕に手を伸ばそうとするが…)

佳奈多「…っ!」

理樹「え?何?どうしたの?」

佳奈多「何か…弾かれるみたいな感じが…」

理樹「弾かれる…?」

真人「…ちょっと俺もしてみるか……ふんっ!ぐっ…」

理樹「真人、どう?」

真人「ぐっ、くっ…くっ……くそぅ、だめだ…やっぱり、何かがあるぜ…破れねぇとは、悔しいぜ…あとで鍛え直さねぇと…」

佳奈多「…私だけでもなかったし、井ノ原の馬鹿力でもだめってことは…これがディストーションなのかしら。」

理樹「バリア…みたいなものなのかな。なにか、空間をゆがめて、バリアにするみたいな…」

佳奈多「原理はわからないけど、そうなんじゃない?」

真人「おいまて…てことは、俺たちはもう理樹に触れないのか!?うおおお!そんなの嫌だぁぁ!」

理樹「いや、さっきの剣みたいなのもいつの間にか消えてるから、ほっとけば治るんじゃないかな…」

真人「なんだ、なら良かったぜ…」

理樹「…まあともかく、これはあんまり開けるのには役に立たないね。残念だけど。」

佳奈多「…じゃあ最後のこれが正解なのかしら。」

理樹「さぁ…でもとりあえず、やってみよう!」
カチッ!
理樹「…あれ、今度も何も起きない…」

佳奈多「…いえ…そんなこと無いわよ…後ろみなさい。」

理樹「え?」

理樹2「……」

理樹「…え…ええええええ!?」

理樹(僕が…もう一人!?)

理樹「なに、何これ!?」

佳奈多「…ハーモニクスがこういう能力なんじゃないかしら。」

理樹「分身ってこと…?そんなこと出来る?」

真人「現実として起こってるじゃねぇか…」

理樹「そうだけど…」

佳奈多「起きてる以上は受け入れなさい…それより、これを使えば開けられるんじゃないかしら。」

真人「何?どういうことだ?」

佳奈多「直枝一人じゃ開けられなくても、分身させれば開くんじゃないかってこと。」

理樹「なるほどね…やってみようか。」
コンマ判定
下1桁が奇数なら成功
>>637
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/23(日) 17:55:52.71 ID:/tB138P1O
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/23(日) 18:25:58.91 ID:exIyuH+fO


理樹「やった!」

理樹2「開いた!」

真人「おお!やったぜ!」

佳奈多「予想通りね。…ところで…」

理樹「…ん?何?」

佳奈多「その分身って…どうやって消すの?」

理樹「え、それは…ほっとけば消えるんじゃないかな?さっきみたいに。」

佳奈多「そうなの?」

理樹2「消えないよ。アブソーブ、っていうのを使えば消えるよ!」

理樹「あ、教えてくれた…」

理樹(アブソーブ…あ、さっきのハーモニクスってところがそれに変わってる…)

理樹「じゃあ、ありがとね、もう一人の僕。」

理樹2「気にしないでよ、困ってるなら助けるさ。」

理樹「じゃあ、さようなら。」
カチッ!
理樹(分身は消えた。)

理樹「…じゃ、また先に行こうか。」

真人「おう!」
次のフロアにあるもの
>>639
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/23(日) 20:10:29.29 ID:SyZ1EBLe0
トラップ満載の部屋
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/24(月) 14:34:01.67 ID:DcU7XQOEo
理樹「…次の階は、いきなり扉だね…」

真人「よし、ならいつも通り入って、なんか解けばいいんだな!」
ガチャッ
理樹「あ、ちょっと…」

真人「…ん?あれ、何にもな…」
ブン!
真人「ん?」
ドォォォォン!
真人「ぐはっ!」

理樹「真人ーー!」

理樹(横からハンマーが突然襲いかかってきた!)

真人「くっ…はぁ…」

理樹「真人、平気?」

真人「いてて…平気だ…筋肉のお陰で助かったぜ…」

理樹「そっか…」

理樹(かなりの大きさのハンマーだけど…まあ無事でよかった。)

佳奈多「…なにやらこの部屋はなにもないように見えて、トラップが仕掛けられてる、そんな感じみたいね。」

真人「ああ、そうみたいだな…」

理樹(そういうことか…注意していかないと…)
次の罠
>>641
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/24(月) 18:08:08.48 ID:XNVK2yR4O
落とし穴
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/24(月) 19:50:10.11 ID:aKvum37jO
佳奈多「…慎重にいかないと…」

理樹「うん、次は何が襲いかかってくるかわからないからね…」

真人「ああ、そうだな…周囲を確認しながらいこうぜ…」

理樹「うん、そうだね、僕たちでちゃんと確認を…」

理樹(そういった時、僕たちの足元の地面がが突然なくなり……)

理樹「…あれ?」

佳奈多「…なっ…落とし穴…」

真人「理樹、二木ー!?」

ヒューーー…ドンッ!

理樹「っ……大丈夫?」

佳奈多「…痛いけど、なんとか…」

真人「おーーい、大丈夫かーー!」

理樹「真人は無事だったんだね!うん、なんとか大丈夫!」

理樹(どうやら真人は落ちずにすんだようだ…それだけでも安心だ。)

佳奈多「…で、これ、どうやって出る?肩車でも届きそうにないけど。」

理樹「うーん…あ。」

佳奈多「なにか思い付いた?」

理樹「こう、服を脱いでくくりつけてロープみたいにすればいいんじゃないかな。」

佳奈多「…服を?」

理樹「うん、一人じゃ足りそうにもないから…ごめん、佳奈多さんも…脱いで?」

佳奈多「>>643
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/24(月) 20:40:01.12 ID:c5lBgJAKO
井ノ原に頼みなさいよ
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/25(火) 14:57:34.22 ID:ZhIAeDFAO
佳奈多「明らかに井ノ原の方が服も大きいから長さを稼げるでしょう?下に服を下ろしてもらえば良いじゃない。」

理樹「あ、そうか…」

佳奈多「ちょっと考えればわかるでしょう?」

理樹「ごめん…ちょっと佳奈多さんの裸がみたくて…つい…」

佳奈多「……真面目にやりなさい。」

理樹「ごめん…」



理樹(…というわけで、真人に頼んで、真人にも衣服を脱いで、それを結んでもらった。)

真人「うし、いくぜ!理樹!」

理樹「うん!」

理樹(僕は落ちてきたそれを受けとる。…僕のとつなぎあわせれば、長さは絶対に足りる。全裸になってしまったが、穴のなかは暗いからよく見えないし、背に腹はかえられない。)

理樹「…よーし、じゃあ真人、ロープを投げるから、つかんでね!」

真人「おう、任せろ!」

理樹「行くよ!えい!」
シュルシュルシュル!
真人「いよっと!」

理樹(どうやら真人のところまで届いたようだ。)

理樹「じゃあ佳奈多さん、先行って良いよ。真人も上から引っ張ってくれるから、そんなに負担もないだろうし。」

佳奈多「…ええ、わかったわ。ありがとう。」

理樹(…というわけで、佳奈多さんから登り始める。)

佳奈多「…」

理樹(順調に進んでいるみたいだ…よし、大丈夫…)



真人「理樹ー、二木がおわったぞー!」

理樹「うん!よし。じゃあ僕もいくね!」
コンマ判定
下一桁が偶数なら成功
>>645
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 17:19:02.25 ID:j88p8/GZO
暗くてスカートの中は見えなかったか
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/25(火) 18:27:42.17 ID:ZhIAeDFAO
理樹(…よし、それなりに登れてきた、これなら行け……)

理樹(そう思った、その時…)
ミシミシ……ブチッ!

理樹「あっ!」

真人「理樹!?どうしたー!?」

理樹「あぁぁ…ううっ…真人、ロープが途中で切れたんだ!」

真人「なにぃ!?ロープが切れたぁ!?ちなみに何がだ!?何が切れた!?」

理樹「…えーっと…ごめん、真人のパンツのとこで切れてる…」

真人「うおおお!仕方ねぇが、ノーパンは嫌だぁぁぁ!」

佳奈多「…そこよりも、なんとかして直枝をまた引き上げる方法を考えなきゃだめでしょう。」

真人「た、確かに…」

佳奈多「とりあえず切れたロープをまた結び直せば…」

真人「でもそれだとまた切れる可能性がねぇか?少し補強した方がいいんじゃね?」

佳奈多「補強?」

真人「…二木のを少し足すとか…」

佳奈多「…」

真人「…頼むぜ二木、理樹を救うと思って…もちろん全部とはいわねぇから。頼む!」

佳奈多「>>647
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 20:29:39.16 ID:idPScybGO
しかたない
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/26(水) 14:12:26.50 ID:kdlE+Bifo
佳奈多「直枝を救うためなら…でも、一番上だけよ?下着とかは脱がないからね。」

真人「ありがとな!恩に着るぜ!」

佳奈多「…あと、こっちまじまじとみたら許さないから。」

真人「おう!」

佳奈多「じゃあ…」ヌギヌギ


佳奈多「…直枝、それじゃあ、投げるから、それでロープを補強しなさい!」

理樹「うん!」

理樹(服がまた投げ込まれてくる。…新しいこれは、おそらく佳奈多さんの服………てことは佳奈多さんの匂いが…)

理樹(…いや、変態的な考えはやめよう…真面目に脱出しなければ…こうやって補強して…)

理樹(…よし、これで…行こう!)




理樹「ふっ、よいっ…しょ…」

理樹(今度こそ、なんとか抜け出せた…)

理樹「…ふぅ…抜け出せた…」

真人「うおおおお!理樹ぃぃ!無事でよかったーー!」

理樹「ちょっと、真人…大げさだよ…」

佳奈多「…」

理樹「…佳奈多さんもやっぱり脱いでたんだ…ごめん、僕のために。」

佳奈多「…仕方ないじゃない、あなたを助けるためなんだから。」

理樹「…ありがとう、佳奈多さん。」

佳奈多「…いえ、良いわよ。別に…」

理樹「…ねぇ佳奈多さん、なんで僕の方ちゃんと見てくれないの?」

佳奈多「……あなた、自分の格好がわかってるの?あと私のほうもそんなまじまじ見ないで。」

理樹「…あ、そっか…でも、お互いみたことないわけじゃ…」

佳奈多「そう言うことじゃないわ。さっさと服を着なさい!」

理樹「…はい…」



理樹「…さて、服は着たけど…どうしようかこの後、一旦戻る?まだ行く?」

佳奈多「>>649
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 14:24:32.30 ID:XiO4PHG+O
行く
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/26(水) 18:12:50.17 ID:kdlE+Bifo
佳奈多「…拳銃らしきものの持ち主を見つける、その手がかりを得るっていう目的はまったく果たせてないじゃない。」

理樹「ま、そっか、そうだね…」

佳奈多「行きましょう、先へ。」

理樹「うん…次の階にも絶対なにかあるから、油断はしないようにね…」



次の階
理樹(…そういえば、何かまた手がかりになりそうなものが落ちたりしてないかな…)

真人「理樹、下向いてどうした?」

理樹「いや、なにか落ちたりしてないかなって…あ、みて、なにか落ちてるよ。」

真人「あ、ほんとだ、あれは…>>651
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 18:43:21.87 ID:4TT/HKECo
イヌのぬいぐるみ
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/26(水) 20:19:10.71 ID:kdlE+Bifo
理樹「…ぬいぐるみ?」

真人「ああ、ほらみろよ、かわいいぬいぐるみだぜ。」

理樹「本当だ…」

佳奈多「…これもあの銃と同じ持ち主…かもしれないのよね。」

理樹「そうだね。」

真人「今まで銃だからなんとなく男かと思ってたが、これをみるとイメージ変わったな。」

理樹「女の子ってこと?」

佳奈多「落とし物なら、だけどね。これも何かの仕掛けの可能性もあるけど。」

理樹「まあそうか…どっちにせよ、これから落ちてるものとかにも気を付ける必要があるよね。」

真人「だな…」




佳奈多「…あら?」

理樹「今度は何?」

佳奈多「あれは…>>653
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 21:15:38.01 ID:LI4L9dwT0
女子の制服
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/27(木) 14:06:45.12 ID:4ItqrF/XO
佳奈多「あそこの…うちの女子制服よね。」

理樹「え?どれどれ…本当だ…」

真人「やっぱ女だったのか…てか、これ、落とし物の範疇越えてねぇか…?」

理樹「まあ、落とすっていうのはなかなか無いだろうね…」

佳奈多「じゃあなにか、脱がなきゃいけないようなことがあるのかしら、この先に。」

理樹「そうかな…」

理樹(この先には扉がある、そこの仕掛けがもしかしたらそういうのが必要なのかもしれない。)

理樹「この扉の先になにかそういうのがあるかもね。」

真人「そうだな…開けてみるか…」
ガチャ
理樹(開けるとそこにあったのは…)

理樹「…水…だね。」

真人「水だな…」

佳奈多「…水ね。」

理樹(部屋のなかは、辺り一面に水がはられていた。)

理樹「…泳ぐ…のかな、これは。それで脱いで、先に行ったとか…」

佳奈多「…可能性はあるけど。」

真人「うし、じゃあ俺らも泳ぐか!」

理樹「それしかないかな…大丈夫かな、佳奈多さん。」

佳奈多「>>655
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 17:10:49.49 ID:V/WV0RDeO
下着姿で泳げってこと?
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/27(木) 19:05:13.72 ID:mgyCYRPoO
理樹「まあ、そうだね。」

佳奈多「だったら脱いだ服はどうするの。」

理樹「あ、そっか…こう、頭の上にのっけて…」

佳奈多「途中で落とさない?それにそれやるとスピードも落ちるし体力的にも大変だと思うけど。濡れたら後で着るにも体力奪われるし…」

理樹「まあそっか…」

真人「歩いて渡れねぇかな…」

佳奈多「見たところ相当深いし…」

真人「じゃあ服着て行くか?」

理樹「着衣は危ないよ…」

真人「じゃあどうするんだよ…」

理樹「…服は諦めるって訳にもいかないし…」

佳奈多「…どうする?」

理樹(…考えよう、何か良いアイデアがあるはず…)

理樹「…服、向こう側に投げられないかな…」

真人「投げる?」

理樹「野球で鍛えてる僕たちなら、届くんじゃないかな、向こう岸まで。」

真人「おお、なるほどな…」

佳奈多「…行けるの?」

理樹「やってみるしかないよね…とりあえず、僕がやってみるよ……いくぞ…えい!」
コンマ判定
下二桁が50以上で成功
>>657
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 20:18:59.08 ID:BHPdg1sB0
どっせい
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/28(金) 12:21:42.92 ID:3QBGOrslO
理樹「届けっ!」
ボチャン!
理樹「…あ…」

佳奈多「…全然届いてないじゃない。」

真人「8mってとこだな。」

佳奈多「野球で鍛えたんじゃなかったの?」

理樹「…あれ…おかしいな…あはは……」

真人「理樹は出来なくとも、俺ならいけるかも知れねぇ…」

佳奈多「…え、井ノ原、やるの?」

真人「俺の肩をなめるな…俺が外野を守ればエラーはするが、2塁打以上は出ねぇぜ…」

佳奈多「それ、すごいの…?」

真人「すげぇんだ。よし、次は俺がいくぜ!うおおおお!」
コンマ判定
下二桁が30以上で成功
>>659
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 22:25:20.66 ID:mzC4ocg40
どっせい!
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/29(土) 18:49:21.88 ID:SXiR3YJxO
真人「うおおおおお!」ブン!

ひゅーーー!ポトン!
真人「よし、届いたぜ!」

佳奈多「あら、さすがね。…私のもお願いできる?」

真人「おう、任せろ!うおおおおお!」

佳奈多「…これも届いたみたいね。ありがとう。」

真人「良いってことよ…」

理樹「…僕も最初から真人にやってもらえばよかった…はぁ…どうしよう服…」

真人「とりあえず、回収してこねぇと。急ごうぜ。理樹。」

理樹「う、うん…」




理樹(…何とか回収して、渡りきる。)

理樹「…ああ…びしょびょだよ…」

佳奈多「私も、服は無事だけど…ちょっと体を乾かしたいわね。」

真人「まあ確かにな…一旦休むか?」

理樹「>>661
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 01:14:32.54 ID:t33tdlHaO
そうしよう
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/30(日) 14:32:42.05 ID:/b+Ok7oNO
理樹「進みっぱなしで疲れたし…服も少し乾かしたいし…」

佳奈多「じゃあ、少し休憩しましょう。」

理樹「うん…ついでにちょっと情報を整理しとこうか…」


理樹「…えっと、じゃあ整理すると、拾ったものは拳銃、ぬいぐるみ、女子制服だね。」

佳奈多「この落とし主がいるかもしれない、地下の迷路はどんどん下へと続いてて…」

真人「中には落とし穴とかのトラップがいっぱいある…ってとこだな。ここってなんのためにあるんだろうな?」

理樹「トラップとかがあるんだから、奥になにかあるんじゃないかな。中にはトラップかどうか微妙なのもあったけど…」

佳奈多「何かって、なによ…」

理樹「…お宝とか?」

真人「宝か…すげぇな!」

佳奈多「そんなもの本当にあるわけないでしょ…手がかりがないからいいきれはしないけど。」

理樹「まあそこは結論が出るものではないよね…」

真人「まあそうだよな…」

佳奈多「本当、この地下の迷路のことも、おとした人のことも、まだ全然わからないわね…」

理樹「そうだね…女の子じゃないか、くらいしか…」

真人「なにか思い出したりとかしねぇのか?」

理樹「うーん、何かありそうだけど…思い出せないね…」

佳奈多「そう…じゃあ、これ以上考えてもどうしようもないわね…」

真人「それっぽいな。」

理樹「…じゃあ、一旦考えるのはやめようか…そうだね、休憩だし…>>663でもしようよ。」
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 21:02:54.46 ID:RbLQ86CK0
しりとり
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/31(月) 12:27:00.46 ID:4YPc+2ZYo
佳奈多「しりとり?」

理樹「暇潰しには最適かなって。」

真人「まあ確かに、基本無限に遊べるしな。」

理樹「うん、良いよね?」

佳奈多「まあ、良いけど。」

理樹「じゃあ…しりとりの「り」からだから…りんご。」

佳奈多「ゴール。」

真人「る…ルンバ。」

理樹「バ…バンド。」

佳奈多「ドリル。」

真人「る…ループ。」 

理樹「プ…プール。」

佳奈多「ルール。」

真人「る、る…ルーズボール!」

理樹「る…ルーズリーフ。」

佳奈多「…フリル。」

真人「る、る…うおおお!る攻めをやめろぉぉぉ!出てこねぇだろ!」

佳奈多「…そういうゲームでしょ?」

理樹「いや、そうなんだけどさ…暇潰しだから…そんな本気で潰しに行かなくても…」

佳奈多「あら、そう…じゃあ次からはそうしてみるわ。」

理樹「うん、じゃあ、気を取り直して…じゃあ、りからだから…リトルバスターズ。」

佳奈多「ズ…ずいき、とか?」

真人「き…筋肉!」

理樹「く…くるぶし。」

佳奈多「し…シダ。」

真人「大胸筋!」

理樹「ん、だよ…」

真人「大腿四頭筋!」

理樹「だから、ん…」

真人「なら…大臀筋!」

佳奈多「…バカなの?」

真人「んだと!?」

理樹「ごめん、一度筋肉に行っちゃったらそれしか考えられなくなってるだけだと思う……」

佳奈多「…しりとりもまともに成立しないじゃない…井ノ原、ここまでなんて…どうしようもないわね。」

真人「ありがとよ。」

佳奈多「誉めてない…」

理樹「あはは…真人もやるときはやるから…まあでも、しりとりはやめとこっか…」

佳奈多「そうね…」

真人「なら、>>665
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 16:46:38.11 ID:sdegEGsAO
スクワット
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/31(月) 17:19:05.99 ID:OVrpUbmlO
理樹「スクワットかぁ…」

佳奈多「なんで休憩なのに体を動かすのかしら?」

真人「やることねぇ時にやることと行ったら筋トレだろ。」

佳奈多「…筋肉バカね…」

真人「へっ、その通りだぜ…だから、俺はやる!ふっ!ふっ!」

佳奈多「…バカね。バカ。直枝、勝手にやらせときま…」

理樹「ふっ!ふっ!」

佳奈多「な、直枝?あなたも…」

理樹「真人がやってるのを見たらいてもたってもいられなくて…ふっ、ふっ!」

佳奈多「…」

理樹「佳奈多さんも良い汗かこうよ!楽しいよ!」

佳奈多「>>667
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 19:39:05.04 ID:ngu3okyrO
汗をかきたくないからパス
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/08/31(月) 20:31:49.71 ID:4YPc+2ZYo
佳奈多「体力も温存したいし」

理樹「そっか、残念…」

真人「しょうがねぇ、なら俺たちだけで筋肉の世界に行くしかねぇな。」

理樹「うん、そうだね。」

真人「いくぜ…ふっ!ふっ!」

理樹「ふっ!ふっ!」 

佳奈多「…」

佳奈多(何してるんだか…)

理樹「ふっ!ふっ!」

真人「ふっ!ふっ!」

佳奈多(見てるだけで暑苦しい…)




理樹「はぁ…はぁ…」

真人「ふぅ…良い汗かいたぜ…」

理樹「うん、筋肉がうなったね。」

佳奈多「…よくわからないけど良かったわね、それじゃ、休憩はそろそろ…」

理樹「ちょっと、筋トレ後だから…少し休ませて…」

佳奈多「……」

理樹「…だめ?」

佳奈多「…いいけど、追いつかないわよ?急がないと…」

理樹「…そうだけど…ほんと、少しで良いから…」

佳奈多「…」

理樹「ちょっとでも早く回復するために、佳奈多さん、マッサージでも…」

佳奈多「>>669
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 21:18:30.78 ID:Mp75Mumn0
踏んであげましょうか?
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/01(火) 13:45:18.43 ID:Ba1GbjzAO
理樹「うん、ちょっと頼める?」

佳奈多「じゃ、寝転んで。」

理樹「うん…」ゴロン

佳奈多「…じゃあ、行くわよ。」

理樹「…うっ…」

佳奈多「…ごめんなさい、痛かった?」

理樹「いや、大丈夫…続けて。」

佳奈多「ええ…」

理樹(ほどよい力加減だ…気持ちいい…)

佳奈多「…」

理樹「あふっ…んっ…ひゃっ…」

佳奈多「変な声出さないで…」

理樹「ごめん、気持ちいいから…あっ…」

佳奈多「そんなに?」

理樹「うん。とっても…」

理樹(なんだろう…なにか、少し変な気分…佳奈多さんに踏まれてると、なにか…まさか、そんな…)
コンマ判定
下二桁の数値に応じて理樹のM値が上昇
>>671
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 15:37:17.01 ID:ZdlDv9miO
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/01(火) 18:49:06.64 ID:6D4XKjNgO
理樹(…いや、そんなことは無かったね、普通にマッサージが気持ちいいだけみたいだ。)

佳奈多「はい、こんなものでいい?」

理樹「あ、うん、大丈夫。結構楽になった…真人は大丈夫?」

真人「平気だ、俺の筋肉はこの程度じゃへこたれねぇぜ!」

理樹「そっか。…じゃ、そろそろ行こう。」

真人「おう!」



理樹(僕たちは先へ進む、服は生乾きで若干不快だけど、自業自得、仕方の無いことだ…)

理樹「…そういえばさ、この制服の持ち主ってなに着てるんだろう?」

真人「替えの服とかないんなら、そのまま歩いてんじゃね?」

理樹「半裸で歩いてるってこと?」

真人「そうしか考えられねぇよ。」

理樹「だったら、大丈夫なのかな?体温とか奪われそうだけど…」

佳奈多「会えればどうなってるかわかるわ、どんどん先に…ほら、次の扉があったわ、行きましょう。」

理樹「うん…」
次の部屋にあるもの
>>673
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 19:08:52.77 ID:Z8J5M/1Do
武器製造工場
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/02(水) 12:07:15.05 ID:/HQEK3T+o
理樹「…え…」

真人「なんだ、何があった?」

理樹「これは…」

佳奈多「…工場…?」

理樹(中には銃などの武器が大量に置かれており、生産用の機械や、設計図のようなものもある。)

真人「なんだって学校の地下にこんな…」

佳奈多「というか、そもそもこんな工場みたいなのが日本にあっていいの…?」

理樹「…どういうことなんだろう…?」

真人「…!なあおい、みろよあれ。」

理樹「え、何?」

真人「人がいるぜ。」

理樹「え!?」

理樹(顔は良く見えないが、作業服みたいなものを来た男性の姿が見える。)

佳奈多「…どうする、直枝。」

理樹(どうしよう…)
話しかける
隠れる
>>675
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 16:53:37.39 ID:FKNzmZpKO
かくれる
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/02(水) 19:04:24.85 ID:/HQEK3T+o
理樹「危ない人かもしれないし、ここは隠れよう。みんな、こっちの物陰に。」

佳奈多「ええ。」

真人「おう!」

理樹(隠れて息を潜めていると…)

作業着の男「…この辺にだれかいるのが見えたんだがな…」

理樹(男の声が聞こえる、どうやらここの近くまで着ているようだ。)

作業着の男「おかしいな。」

???「動物かなにかと見間違えたんじゃないの?」

理樹(なにか別の人の声…おそらく女の子の声…が聞こえる。)

作業着の男「そうか?ここに動物なんてこないんだがな…」

???「入り口は一つしかないんだから、人がいる可能性はもっと低いと思うけど…まあ、一応確認はしときましょうか。」

作業着の男「ああ、そうだな…」

理樹(まずい、ここを少し探し始めるようだ…見つかるな…見つかるな…)
コンマ判定
下一桁が奇数で見つからない。
>>677
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 21:55:15.37 ID:j47unOPL0
えいや
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/03(木) 18:40:11.19 ID:G5Tjl49UO
理樹「…」ドッ…ドッ…

作業着の男「…さてと…誰かいるなら出てこいよ。」

理樹「…」ドッ…ドッ…

作業着の男「…」キョロキョロ…

理樹「…」ドッ…ドッ…

作業着の男「…やっぱり、誰もいねぇか…」

理樹「…」ホッ…

???「こっちにもいなかったわね…やっぱり、気のせいだったみたいね。」

作業着の男「そうみてぇだな…俺も勘が鈍ったか。誰かいる気がしたんだがな。」

???「まあ、いなかったのなら良いじゃない。」

作業着の男「まあそうだな…ん?なんだ、この扉。」

???「扉…?ああ、それね。」

作業着の男「なんだ、知ってるのか。」

???「前…たしか前のスレの>>119くらいの時にもその辺にそんな扉があったわね。あたしが行ってみたら知らないところにつながっててビックリしたわ。」

作業着の男「知らないとこだと?」

???「ええ、他作品の子達がいたわ、あの時は戻ってきたらすぐ消えたから気にしなかったんだけど、また出来てるのね。」

作業着の男「他作品だと?…信じられねぇな。」

???「行きたいなら行く?」

作業着の男「いや、ここをあけちまうのもいろいろ問題だからな、やめておこう。」

???「あらそう…」

作業着の男「…ま、いい。それじゃ、さっきまで話してた話に戻ろうか。…ほらよ、これが話してた拳銃だ。」

???「ありがとう。さすがの腕前ね。」

作業着の男「急いで作ったが、何とか出来上がった、まったく、まさかリーダーともあろうやつが…」





理樹「……行ったね…」

真人「ふぅ、見つからないで良かったな…」

佳奈多「…それよりさっきの人たち…他作品とか言ってなかった?」

理樹「…言ってたね。」

佳奈多「…だとしたら、もし私たちもまた他作品の世界に着てしまったのだとすれば、これ以上ここにいるのは…」

理樹「…うん…」

真人「でもよぉ、ここまで着て真相がわからねぇのもモヤモヤするぜ。」

理樹「…そうだね…」

佳奈多「…どうする?」

理樹「>>679
引き返す
ここに残る
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 19:49:18.11 ID:Pg0cg3X50
ここに残る
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/03(木) 20:43:58.83 ID:/V+wKfB5o
理樹「行こう、やっぱり真実が気になるから。」

佳奈多「…そう、あなたならそういうと思ってた。」

理樹「二人にもついてきてくれると嬉しいけど…戻りたいなら、止めないよ。」

真人「俺は理樹についてくぜ!」

佳奈多「…直枝が行くなら私も行くわ。」

理樹「うん、ありがとう。…それじゃ、ここに残って、手がかりを探そう。」

真人「おう。」

佳奈多「とは言っても、情報が少ないわね。」

理樹「まあね…わかってるのはここが武器工場であるってことと、少なくとも作業着を来た男性と女の子の二人が少なくともここにいるってことだね。」

佳奈多「女の子のほうはリーダーとか言われてたわね。」

真人「しかもなにか、他作品に行ったことあるとか言ってたな。」

佳奈多「その女の子が大事になりそうね。落とし主なのかもしれないし。」

理樹「うん…でも、もう行っちゃったね。」

真人「追っかけるか?」

理樹「うん。そうしよう。」



理樹(追いかけてみると、さっきの人の背中が見える。男性のほうはどこかへ行ってしまったようだ。)

理樹「…あの!」

???「ん?」

理樹「あの…初めまして?」

???「…あら、あなたは…」

理樹(その女の子は…どこかで聞いたような声、どこかであっているような雰囲気だが、少し違う。そんな感じの人だった。)

???「…どっかで見た気がするわね、良く覚えてないけど…あなた、名前は?」

理樹「えっと、直枝理樹です。」

???「…直枝、理樹…ああ、たしか、前、他作品に行った時にあったわね。」

理樹「あれ、そうですか?」

理樹(なんとなくどこかで聞いた声だと思ったけど、そういうことだったんだ…)

???「そうよ、あなたは覚えてないのね。…ま、いいわ、なら改めて、わたしは死んだ世界戦線リーダー、ゆり、仲村ゆりよ。親しい人はゆりっぺと呼ぶけど、まあ好きに呼ぶといいわ。」

理樹「仲村…ゆり…」

ゆり「ここに来たってことは、あなた死んだのね?制服は違うけど。」

理樹「え、死…?」

ゆり「…あなた、なにも知らないのね。まあいいわ、教えてあげる、なんでも聞くといいわ。」

理樹「え、じゃあ…」
1この施設のこと
2この世界のこと
3死んだ世界戦線のこと
>>681
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 22:56:51.34 ID:jNOa9kD7O
3
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/04(金) 13:19:26.14 ID:dBLMzRp3O
理樹「さっき言ってた、死んだ世界戦線…ってやつは?」

ゆり「死んだ世界戦線っていうのは、私が作った、理不尽な人生を強いた神に反抗するための戦線よ。」

真人「てことは、その神ってのと戦ってるのか?」

ゆり「それはノーね。神は姿を表さないから。私たちが今戦ってるのは、天使よ。」

佳奈多「…天使?」

ゆり「この学校の生徒会長のこと、私たちは天使と呼ぶわ。」

理樹「…生徒会長…?」

ゆり「そう、この世界の中ではもっとも神に近い人物でしょうね。ガードスキルっていう特殊な力を使うわ。剣を出したり、銃弾をゆがめたりね。」

理樹「…なるほど…」

理樹(剣を出す、弾を歪める…さっきの謎のソフトで出来たことに似てるなぁ…)

ゆり「わかったかしら。」

理樹「うん、天使っていうのは、なんとなく…でも、そんな天使とどうやって戦うの?」

ゆり「この施設を見ればわかるでしょう?武器を作って、それを使って戦うの。」

理樹「…なるほど。」

理樹(…てことは、あの武器は彼女のかも…)

ゆり「他になにか聞きたいことは?」

理樹「うーん…>>683
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/04(金) 14:33:56.37 ID:pIFW5wWaO
この拾った銃と制服は君の?
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/04(金) 18:32:39.53 ID:mneR4x8Qo
ゆり「ん?拳銃?」

理樹「学校の体育館に落ちてて、その持ち主を探しにここまで来たんだ。」

ゆり「…ちょっと、見せなさい。」

理樹「これ…」

ゆり「…どれどれ…うん、そうね、これは……私のだわ。」 

理樹「え、ほんと?じゃあこの制服と、おちてた犬のぬいぐるみは…」

ゆり「…その二つは知らないわね。私は。」

理樹「そっか…」

ゆり「…あなたたちの目的はその落とし物の持ち主探しってところかしら?」

理樹「うん。」

ゆり「…オーケー。なら拾ってもらったお礼に、私もその持ち主探し、手伝ってあげるわ。」

理樹「え、良いの?」

ゆり「一応助けてもらったわけだしね。それに人間に不親切にする理由はないし。この世界の勝手を知った人間がいた方がいいでしょう?」

理樹「それは、確かに…」

ゆり「じゃ、そういうことだから、まずは…そうね、とりあえず案内してあげるわ。」

理樹「うん。ありがとう。」

ゆり「とりあえずギルドから出ましょう。」



理樹(みんなでギルドを出て、外に出る。)

理樹「…わぁ…」

真人「広ぇ…」

佳奈多「…かなりのマンモス校みたいね。」

ゆり「まあ生徒は多いんじゃないかしら…それじゃ、どこから見たい?学校にあるものはだいたいなんでもあるわよ。」

理樹「じゃあ…>>685
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/04(金) 19:43:43.61 ID:yVBTVF/3O
屋上
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/04(金) 20:37:57.59 ID:mneR4x8Qo



屋上
理樹「いやー、すごいなぁ…ほんと、大きいなぁ…」

真人「ほんとだな…」

佳奈多「…ほんとね。」

ゆり「…別にいいけど、なんでいきなり屋上?」

理樹「いや、やっぱりせっかく来たから、全部を見渡しておきたくて…うん、大きな校庭に、体育館に…へぇ、すごいなぁ…」

ゆり「そう…ま、良いけど。」

佳奈多「…ねぇ、仲村さん…でいいかしら。」

ゆり「あら、何?」

佳奈多「これ、この学校の外はどうなってるの?見えないけど…」

ゆり「学校の外は無いわ、この学校から出られないようになってるのよ。」

佳奈多「…どういうこと?」

ゆり「文字通りよ、ここには学校しか存在しないってこと。神の準備した箱庭の中から私たちは出られないってこと。本当腹が立つわ…」

佳奈多「…なるほどね…」

真人「え、じゃあ買い物とかどうしてんだよ。」

ゆり「売店とかでもろもろ買う感じね。食事は学食よ。食べなくても死なないけど。」

理樹「死なないって?」

ゆり「そういう世界なの、何をしても死なない、年もとらない、病気にもならない…それが死後の世界であるここ。あなたたちがどうなのかは知らないけどね。」

佳奈多「…死後?そういえばさっきも言ってたけど。」

ゆり「言ってなかったわね、ここは死後の世界なの。あたしも一回死んだ人間。」

真人「え、マジ?」

ゆり「マジよ。ほとんどは人間じゃないけど。」

理樹「人間じゃない?」

ゆり「あたしらはNPCって呼んでるわね。姿かたちは人間だけど…まぁ、どういう存在かはあったときに説明するわ。」

理樹「NPC…」

ゆり「さて、そろそろ次の場所生きましょうか、次はどこいきたい?」

理樹「>>687
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/05(土) 03:18:26.26 ID:Zq5A/w4BO
天使が見たい
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/05(土) 11:52:20.57 ID:KQZ4s/sbO
ゆり「天使に会いたい?」

理樹「どんな感じなのかなって…」

ゆり「…まあ、そうよね、気になるわよね。わかったわ、来なさい。この時間なら…あそこにいるかしら。」



食堂
ゆり「…ほら、あそこで麻婆豆腐を食べてる白い髪のがいるでしょ。あれが天使。」

理樹「白いの…あ、あれか…パッと見普通の女の子だけど…」

ゆり「見た目はね…だけど、実際は様々な能力を使う神の使いよ。」

理樹「…」

理樹(…本当にそうなのかな…)

理樹「…ちょっと話しかけてみよう。」

ゆり「え、ちょっと…」

理樹「あの…」

天使「…何?…あなた、制服が違うわ…どうしたの?」

理樹「これは…えーと、来たばかりで服がないというか…」

天使「…なるほど、あなたもなのね。…なら、後で生徒会室まで来て、代わりの制服を準備するから。」

理樹「あ、どうも…」

天使「…それじゃ、もういいかしら。」
 
理樹「あ、いや…来たばかりだからいろいろ聞きたいことが…」

天使「…何かしら?わかることなら力になるけど。」

理樹「なら…>>689
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/05(土) 15:54:17.91 ID:DyoCUp8ho
この世界について
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/05(土) 19:09:37.64 ID:6v+DQzejO
理樹「この世界について教えてほしいな。来たばかりでいろいろわからなくて…」

天使「…この世界は死後の世界よ。あなたに死んだ自覚は無いかもしれないけど。」

理樹「死後の世界…やっぱりそうなんだ…でも、死後の世界のイメージとは違うよね、ここはどうみても学校だけど…」

天使「そう、ここは学校。授業、部活動、普通の学校生活がここにはあるわ。」

理樹「そっか…」

天使「…だからあなたも、昼から授業はちゃんと受けてね。教室も割り当てられてるし、教科書も準備されてるから。」

理樹「あ、うん。ありがとう。えーっと…天使…さん?」

天使「…私は天使じゃない…」

理樹「え?」

天使「私は生徒会長。…またあの人たちが言ったのね。」

理樹「あ、生徒会長さん…えっと、名前は?」

天使「…立華。」

理樹「じゃあ立華さんだね。ありがとう。それじゃ。」

天使「…ええ、授業にはちゃんと出てね…」



理樹「…話してきたよ。」

ゆり「…どうせ授業に出ろとかそんなことでしょ?言われたのは。」

理樹「まぁ、そうだね…」

ゆり「言っておくけど、天使の言うような普通の学校生活の結果待ってるのは死を受け入れ、消滅することだからね。」

理樹「しょ、消滅?」

ゆり「文字通り、この世界から消える…私たちは成仏と呼ぶけどね。天使は私たちを授業を受けたり、部活をさせたりすることで成仏させようとしているのよ。まさに神の使いね。」

理樹「…天使って言ってるけど、普通の女の子にしか見えなかったけどなぁ…」

ゆり「まだ言うのね…まあいいわ、時期にわかるわ、彼女が人間じゃないってことが。」

理樹「…」

ゆり「ま、とにかく天使がどんな奴かはわかったわよね。次はどうしたい?」

理樹「>>691
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/05(土) 22:19:14.50 ID:dZl4d8IEO
職員室
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/06(日) 12:23:04.07 ID:4N+fEBBbO
ゆり「職員室?またなんで?」

理樹「学校ってことは先生もいるんだよね。」

ゆり「ええもちろん、NPCだけどね。」

理樹「どんな感じなのか見ておきたくて。」

ゆり「そう、まあいいわ、じゃ、行きましょうか。」



職員室
ゆり「ここが職員室。校長も含めた教師たちがここにいる。」

理樹「校長先生は校長室じゃないの?」

ゆり「校長室はあたしらが占拠してるから、校長にはここにいてもらってるわ。」

理樹「ええー…」

ゆり「ま、それよりあなた、教師…つまりNPCがどんな感じか見たいって言ったわよね。」

理樹「あ、うん…」

ゆり「なら、ちょっとここにいれば…」

先生「…む?君たち、なんだその制服は。」

理樹「え、これは…来たばっかりで…」

先生「何?転校生など聞いていないが…まあいい、ならば、すぐに生徒会から制服を受け取って、着替えるように。」

理樹「は、はい…」

先生「まったく、けしからん…」

理樹「すみません…」



ゆり「…わかった?今のがNPC。」

理樹「…別に普通だったけど…ねぇ?」

佳奈多「…まあ、普通の先生だったわね。」

ゆり「そう、ここにいる先生、NPCはみんな…会話はできるし、反応も普通、スカートめくりをすれば怒るし、泣いたり笑ったりもするけど、だけど無個性で、何か人間味の無い…そんな存在よ。まあ来たばかりのあなたたちにはわかりにくいでしょうけどね。」

理樹「じゃあ先生もみんなあんな感じってこと?」

ゆり「そう。みんなあんな感じよ。」

理樹「…なるほど…」

ゆり「…これでだいたいわかったかしら、この世界のことは。」

理樹「まあ、なんとなく…」

ゆり「なんとなくわかったなら良いわ…じゃ、そろそろ次に行きましょうか。」

理樹「次か…次は…」
1校長室へ行く
2教室を見て回る。
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/06(日) 13:59:55.40 ID:9Wukp8txo
2
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/07(月) 09:02:30.16 ID:556hoKwgo
ゆり「教室ね、構わないわよ。」 



ゆり「はい、ここが教室。この時間はNPCは授業ね。」

佳奈多「授業は受けなくて良いのかしら?」

ゆり「さっきも言ったけど模範的な生活は成仏につながるからね。授業なんて受ける意味もないし。」

佳奈多「…良いのかしら? 」

ゆり「良いの、成仏しないためなんだから。」

理樹「…」

理樹(何か音が聞こえる気がする…これは…楽器?)

理樹「…ねぇ、何かさっきから聞こえる気がするんだけど。」

ゆり「ん?ああ、それは音楽室からだと思うわ。」

真人「音楽室か…授業でもあるのか?」

ゆり「たぶんあたしらの陽動部隊が練習してるわね。せっかくだから紹介してあげましょうか。来なさい。」



空き教室
理樹(来てみると、何やらギターの音が聞こえる。バンドなのだろうか?)

ゆり「入るわよー。」ガラガラ

???「ん?なんだ、ゆりっぺか…」

???「おや?ゆりっぺさん、後ろの方々は新入りですか?」

ゆり「まあ新入りというか、他作品から来たお客さんね。」

???「ふーん、他作品から…」

ゆり「何か困ってるみたいだから手伝ってあげてるのよ。その時音が聞こえたのが気になったみたいだから、つれてきたわ。」

理樹「どうも、直枝理樹です。」

真人「井ノ原真人だぜ!」

佳奈多「…二木佳奈多よ。」

???「そうか…よし、なら、一曲聞かせてやるか。」

???「よーし、やってやりますよー!」

???「いくぞ!ワンツースリーフォー!」
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/07(月) 09:03:01.73 ID:556hoKwgo
♪〜♪〜
理樹「…!」

理樹(……すごい…何か魂が震わされるような音楽だ…)




???「…どうだった、あたしの音楽は。」

理樹「…すごい…」

佳奈多「そうね、すごい技術だわ。」

真人「なんつーか、すげぇ熱量だな…」

???「そうか。素直に評価してもらえると嬉しいな。」

ゆり「これが生徒から圧倒的人気を誇る我が戦線の陽動部隊、Girls Dead Monsterよ。」

理樹「ガールズデッド、モンスター…」

ゆり「一応それぞれ自己紹介して。」

岩沢「あれ、してなかったか、あたしは岩沢。」

ひさ子「ギターのひさ子だ、よろしく。」

関根「ベース担当、関根しおりでーす!よろしくお願いします!」

入江「ど、どうも…入江です…」

理樹「よろしくお願いします。みんな学生なのにこんなに出来てすごいや、同じギター引いてる学生とは思えないなぁ。僕たちも見習わないと。」

岩沢「何?お前ギター引いてるのか。」

理樹「え、まぁ、少し…」

岩沢「そうか…どんな音楽が好きだ?ギターはどこのメーカーだ、何のコードが一番好きだ?どの…」

理樹「え、え?」

関根「すみません、この人音楽キチなんです。」

理樹「キチって…」

岩沢「否定はできないな。」

理樹「出来ないんだ…」

岩沢「…なあ直樹。」

理樹「直枝です。」

岩沢「ああ悪い。お前、ちょっと弾いて見せてくれ。経験者なら。」

理樹「え?いや、そんな大したものじゃ…」

岩沢「良いから、お前の音楽を見せてくれ。アドバイスもあればするから。」

理樹「…わかりました…」





理樹「…どうでした?」

岩沢「>>696
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/07(月) 09:36:26.66 ID:zYsNDrE2O
うちのピンク頭より上手いな
どのくらい弾いているんだ
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/07(月) 12:09:10.18 ID:556hoKwgo
理樹「えっと…2、3週間くらいです。」

岩沢「2、3週間だと!?まじか!?…ひさ子、あたしたち、とんでもない才能を見つけちまったかもしれないぞ…」

ひさ子「確かに、2、3週間であれなら上手いな…」

岩沢「ああ、それにあたしは感じる!こいつからロックをな!」

理樹「ロック…?」

岩沢「ああ。よし決めたぞ、あのピンクはクビにして、こいつをサポートに…」

ひさ子「ああ、そうするか…」

???「ちょっと待ってくださいよ!」

岩沢「ん?」

???「こんな新参に負けませんよ!ガルデモ愛なら誰にも負けませんし、私だって頑張ってるんですー!」

ひさ子「なんだお前か。だが伸び代こみでもやっぱりこいつが…」

???「あたしだって伸び代の塊じゃー!こんなどこの馬の骨ともわからない女々しそうな男になんて負けるかぁーー!」

理樹「えっと…彼女は…?」

関根「ガルデモのガヤ担当。」

???「そんな担当があるかーー!せめてアシスタントじゃーー!」

理樹「アシスタントさんなんだ、僕は直枝理樹、よろしくね。」

ユイ「あ、どうも、ユイにゃん☆です。…って、そんな穏やかに挨拶してる場合じゃないですよ!てめぇにあたしの立場は奪わせないからなゴラァァー!」

理樹「いや、奪わないよ…」

ユイ「うるせぇ!あたしの実力の差、見せつけてやりますよ!聞け、あたしの歌とギターを!おらぁぁぁぁ!」



ユイ「……」チーン…

理樹「…パフォーマンスしすぎてマイクコードが首に絡まってる…」

ひさ子「アホだな。」

ゆり「アホね。」

理樹「これ、助けなくて良いの?」

ゆり「ほっとけば蘇るから、大丈夫よ。」

理樹「ええー…」

岩沢「さて、それじゃあ直樹が新メンバーに…」

理樹「いやいやいや、入りませんよ…あと直枝です…この世界には人探しに来たようなものなんで…」

岩沢「人探し…だと?」

理樹「はい、これと、これの持ち主を…」

岩沢「ぬいぐるみと…制服?…まったく知らないな。」

ひさ子「ぬいぐるみへともかく、制服うちとは違う奴だな。なんだ?これは。」

関根「あたしも知らないねぇ。」

入江「ごめんなさい…私のじゃないです…」

理樹「そっか…」

岩沢「まあそんなことより、明日からメンバーとして…」

理樹「いやいやいや、だから入りませんよ…」




理樹「…ふぅ…」

理樹(勧誘を断るのすごく大変だった…すごく残念そうな顔をされてすこし心がいたかった…)

ゆり「ふぅ、岩沢さんの音楽キチっぷりは大変ね…ま、良いわ、なら、次の場所を案内しましょうか。」

理樹「次は…>>698
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/07(月) 17:01:01.13 ID:oJ+oQLJ8o
体育倉庫
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/07(月) 18:56:12.74 ID:6cASAkkxO

体育倉庫
真人「おお、すげぇな、いろんなスポーツできる道具があるぜ!すげぇ!」

佳奈多「…いろんな部活動があるのかしらね。」

理樹「そうかもね。」

ゆり「…こんなとこに何しに来たのよ。」

理樹「いや、なんとなく…」

ゆり「なんとなくって何よ…」

理樹「誰かいるかなって。」

ゆり「人に会いたいならもっといろいろあるでしょうに…」

理樹「あはは、確かに…あ、でも見て、誰かいるよ。」

ゆり「あら、あれは…>>700(ABのキャラクター)」
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/07(月) 21:14:03.15 ID:zw6AjS6oO
野田
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/08(火) 18:37:09.48 ID:uei53fN1o
野田「ん?…お、来てくれたのかゆりっぺぇ!」

ゆり「よーし、じゃあ次行くかー。」

野田「なっ、ちょっと待ってくれぇ!」

ゆり「何よ、あたしは案内で忙しいのよ。」

野田「案内だと?」

ゆり「そう、彼らのね。」

野田「俺よりもそいつらが大事なのか、ゆりっぺ!」

ゆり「当たり前じゃない。」

野田「なん…だと…」

理樹「えっと、この人は…」

ゆり「彼は野田くん。特徴はバカなことと、あたしに嫌われていること。」

野田「そんな悲しい特徴は嫌だぁ!」

理樹「あはは…よろしく、野田くん…僕、直枝って言います。」

野田「貴様…哀れみの視線を向けるなぁ!」ブン!

理樹「おっと!」

理樹(大きな斧みたいなものをなんとか避ける。)

ゆり「野田くん、お客さんを傷つけるようなことしたら本当にゆりっぺに嫌われているってことにするわよ。キャラ設定を。」

野田「それだけはぁ!」

ゆり「なら大人しくしてなさい。」

野田「ああ、ゆりっぺが言うなら!」

ゆり「よーし、じゃあ気を取り直して、次行くわよー。」
次に出会う人
>>702
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/08(火) 20:10:56.62 ID:b3+zQtcyO
TK
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/08(火) 20:49:15.64 ID:uei53fN1o



???「Hey!Come on! Let's dance!Foo!」

理樹「わっ、びっくりした…」

???「Don't stop dancing!」

真人「なんだこいつ…外人か?」

ゆり「ああ、彼はTK、彼もまたメンバーよ。全てが謎の存在で、見ての通り特技はダンス。」

佳奈多「TKで名前なのかしら?」

ゆり「TKは呼び名ね、由来はとにかくキてる奴だからよ。」

佳奈多「とにかくキてるって…」

TK「絶望のcarnival…」

理樹「…えっと、直枝です、よろしくお願いします…」

TK「Oh yeah!Get you reload kiss!!」

理樹「…何て言ってるの?」

ゆり「何十年といるけどよくわからないわ。よろしくー的なことを言ってるんじゃない?」

理樹「ええー、そんなのでいいの?」

理樹(というか、さっきから変な人が多い気がする…)

ゆり「良いのよ。さ、この感じでどんどん消化して行きましょうか。次は…>>704でも会いに行きましょうか。」
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/08(火) 23:34:57.24 ID:Vo8gwYJD0
遊佐さん
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/09(水) 18:57:08.75 ID:3uoiM0KBo
理樹「その遊佐って人はいったいどこに…」

???「後ろにいますよ。」

理樹「!?」ビクッ!

理樹(いつの間に後ろに!?)

ゆり「来たわね。彼らは他作品からのお客さんよ。この人たちに自己紹介して。」

遊佐「遊佐です。オペレーターとして戦線に参加してます。」

真人「なあ、オペレーターってなんだ…?」

ゆり「通信士よ。作戦伝達とか、戦線メンバーのことやら何やらの情報をあたしに伝達したりとかする仕事ね。」

真人「なるほど…なんかすごいな…あ、俺は井ノ原真人だ、よろしくな。」

佳奈多「二木佳奈多よ。」

理樹「な、直枝理樹です…ごめんね、さっきは驚いちゃって…」

遊佐「お気になさらないでください、井ノ原さん、二木さん、直枝さんですね。よろしくお願いします。」

理樹「よろしくね。」ニコッ

遊佐「…はい。」

理樹「…」

理樹(すごく無表情な人だなぁ…ほかにも気配無く僕の後ろまで来たり…なんというか、不思議な人だね…)

遊佐「……何か。」

理樹「あ、いや、ごめん…」

遊佐「…そうですか、…では、ゆりっぺさん、私はこれで。」

ゆり「ええ、ありがとう。」

理樹「あ、ちょっと、一つ聞きたいことが…あれ?」

理樹(もう彼女はそこにはいなかった。)

理樹「えっ…あれ?遊佐さんは…」

ゆり「彼女ならオペレーターの仕事に戻ったわよ?」

理樹「えっ、周りにもいないけど…こんな短時間ですぐいなくなれる?」

ゆり「なれるわよ。遊佐さんなら。」

理樹「いやいやいや、どれだけ足が早くてもこんな一瞬で消えるなんて…幽霊じゃないんだから。」

ゆり「死後の世界なんだから、幽霊くらいいても良いじゃない。」

理樹「ええー…」

ゆり「さ、そんなことは良いのよ、どんどん次行くわよ、次!」

次の人
>>706
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/09(水) 21:13:03.52 ID:SsKGuYIDo
椎名
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/10(木) 22:06:14.41 ID:k3JB6DTPO



ゆり「さて、いつもならこの辺にいるはずね…」

理樹「…パッと見人はいないけど…」

???「あさはかなり。」シュバッ!

理樹「!?!?」

理樹(突然クナイが飛んできた!?)

真人「大丈夫か理樹!?」

理樹「う、うん…」

???「…何者だ、貴様…」

理樹「!」

理樹(目の前に女の子が現れる、彼女がこれをなげたのだろうか?)

理樹「…君は一体…」

ゆり「あら、椎名さんじゃない。」

理樹「えっ?」

椎名「…ゆりか…なんだ、ゆりもいたのか。」

ゆり「そうよ。彼らは他作品からのお客さん。怪しい人じゃないから、攻撃はしないで。」

椎名「む…そうだったのか、気がつかなかった。すまない。」

理樹「え、えっと…彼女が椎名さん?」

ゆり「ええそうよ、彼女が椎名さん。あさはかなりが口癖よ。」

椎名「あさはかなり…」

理樹「あ、どうも…直枝理樹です…さっきクナイを投げてたのは…」

ゆり「椎名さんね。」

理樹「……忍者なの?あ、女の子だからくの一か…」

ゆり「そんな雰囲気はあるけど、生前は詮索しないのが戦線のルールだから、よくわからないわね。」

椎名「あさはかなり…」

理樹「そうなんだ…」

椎名「それで、ゆり、直々に来るなど珍しい、どうしたんだ。」

ゆり「彼らがお困りのようだから助けてあげてるのよ、とりあえず戦線メンバーの人たちに声かけしてる感じよ。」

椎名「ふむ…」

理樹「えっと、これとこれの落とし主を探してて…」

椎名「……!これは…」

理樹「え、なにか知ってる?」

椎名「このぬいぐるみは…私がなくしたものだ…」

理樹「えっ…」

ゆり「てことは、椎名さんもあそこを?」

椎名「ああ、外に出たら妙な世界だったからすぐ戻ったが。」

ゆり「なるほど、そういうことね。」

椎名「感謝するぞ。」

理樹「いや、持ち主がいたなら良かったよ…」




理樹「…さて、残りはこの制服だね…」

ゆり「残りの戦線幹部はみんな男だからあり得なさそうだけど…まあいいわ、一応確認していきましょうか。次は>>708
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/10(木) 23:50:14.63 ID:+6IphVly0
フィッシュ斉藤
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/11(金) 19:45:23.26 ID:Vv1LS9lMO



理樹「…へぇ、こんなところに川もある…」

ゆり「ええ、先に行っても海はないけど、ここも現世と大差なくて、魚とかもいるわよ。」

理樹「そうなんだ、本当良くできてるなぁ。」

ゆり「ええほんと、良くできた世界よ…」

真人「なあ、それでそのフィッシュ斎藤ってのはどこなんだ?」

ゆり「フィッシュ斎藤なら、…あ、ちょうどあそこよ。」

理樹「あ、ほんとだ、そこにだれかいるね…」

フィッシュ斎藤「ふぅ…はぁっ!…雑魚か…まあいい。次こそ…」

理樹(彼は魚釣りをしているようだ。)

ゆり「ちょっと良いかしら。」

フィッシュ斎藤「ん?ああ、ゆりっぺか。どうした、新入りか?」

ゆり「他作品からのお客さんよ。」

理樹「直枝理樹です。」

フィッシュ斎藤「俺は斎藤、フィッシュ斎藤だ、よろしくな。」

真人「…なんだ、すげぇ聞いたことある声な気がするんだが…」

理樹「僕もなにかそんな気がするよ…」

フィッシュ斎藤「なんだ?生前でもお前たちのような奴とあった記憶はないが…」

ゆり「似た声の人なんて良くいるじゃない。」

理樹「まあ、そうですよね、すみません。」

フィッシュ斎藤「で、なんだ今日は、オペレーションか?」

ゆり「いいえ、今日は彼らが困ってるみたいだから助けてあげてるのよ、あなたにも話を聞いておこうと思って。」

フィッシュ斎藤「なるほどな、なんだ?」

理樹「恭介…じゃなくて、フィッシュ斎藤さん、これの持ち主を探してるんです。…」

フィッシュ斎藤「…ん?女子制服…しかも一般生徒とも戦線とも違うな…」

ゆり「そうなのよ、知らない?」

フィッシュ斎藤「知らないな。」

理樹「そうですか…」

フィッシュ斎藤「すまんな……む、竿が引いている…はあっ!……くっ、まあまあ大きいが、違うな…」

真人「さっきからなに狙いで釣りしてるんだ…?」

フィッシュ斎藤「俺が狙うのは「主」ただひとり…」

佳奈多「主?」

フィッシュ斎藤「川にすむという巨大魚、男のロマン…俺はそいつをずっと狙っている…」

理樹「主…」

フィッシュ斎藤「そうだ、せっかくだしやってくか?楽しいぞ、釣りは。」

理樹「>>710
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/11(金) 21:18:36.56 ID:LWQHvjFNO
やってみる
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/12(土) 14:26:44.25 ID:thYYPYARO
理樹「やってみよう。」

佳奈多「…持ち主探しは良いの?」

理樹「ちょっとくらい脱線しても大丈夫でしょう。それに二人で釣りとかしてみたいっていってたじゃない?」

佳奈多「それは…言ったけど…」

理樹「ちょうど良い機会だよ、やってみよう?」

佳奈多「…仕方ないわね。」




理樹(…というわけで、釣りに挑戦する。)

フィッシュ斎藤「さあ、神経を研ぎ澄まして、竿に集中するんだ…」

理樹「集中…」

フィッシュ斎藤「そして引いてるのを感じ取って……釣る!」

理樹「…そんな簡単に釣れるんだ、すごいね。」

フィッシュ斎藤「まあ慣れだな。…お、お前さん、引いてるぜ。」

理樹「え?あ、ほんとだ……釣るぞ。…くっ…」

理樹(以外と…重たい…)

フィッシュ斎藤「タイミングを見ろ、、少しずついって…今だ!」

理樹「ほっ!」

フィッシュ斎藤「…ふっ、まあまあのサイズの魚だな、初めてにしてはやるじゃないか。」

理樹「やった…佳奈多さんは、どう?」

佳奈多「…まだ何もひっかからな…!?」

理樹「佳奈多さん、どうしたの!?」

佳奈多「今、すごい引きが…」

理樹「えっ。」

フィッシュ斎藤「何!?」

理樹(見てみると、佳奈多さんのほうが川におとされそうな勢いで竿が引かれている。)

フィッシュ斎藤「まさか…主か!?おい嬢ちゃん!竿を離すな!」

佳奈多「そんなこと言われても…」

理樹「佳奈多さん、助けるよ!」

理樹(佳奈多さんの竿を一緒につかむが…)

理樹「うっ…まだ…足りない…」

フィッシュ斎藤「俺も行く!ゆりっぺも頼む!」

ゆり「え、私も?」

真人「俺もやってやるぜ!」

フィッシュ斎藤「やるぞ!うおおおお!」

真人「おらぁぁぁぁ!」

理樹「いっけぇぇぇ!」
コンマ判定
下二桁がゾロ目か、80以上で釣り成功
>>712
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 16:35:20.95 ID:I4J3THhM0
フィィィッシュ!
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/12(土) 20:20:58.60 ID:WV8WVc3uO

理樹「…いけるよっ!みんな!」

佳奈多「っっっっ!」

フィッシュ斎藤「うおおおおお!」

ジャッパーーーン!

理樹(川から巨大な魚が姿を表し、陸にあげられる。)

巨大魚「…」ビチッ!ビチッ!

フィッシュ斎藤「う、うおおおおお!「主」だ!!「主」を釣った!俺たちは「主」に勝った!うおおおお!」

理樹「やったね佳奈多さん!」

佳奈多「はぁ…はぁ…え、ええ…」

真人「これが主か…でけぇ…」

フィッシュ斎藤「勝った…勝った…ついにあいつに…俺は……」

理樹「…あれ、何かフィッシュ斎藤さんの周りに光が…」

ゆり「…光?」

フィッシュ斎藤「もう俺のやり残したことは無い…」キラキラ…

ゆり「…フィッシュ斎藤?」

フィッシュ斎藤「とても晴れやかな気分だ……」キラキラ…

ゆり「ちょっと!?まさかあなた成仏しかけてない!?まだあなたには役割があるのよ!?」

フィッシュ斎藤「だが俺はもう…満足した…」

ゆり「…させないわよ…戦線メンバーに成仏なんてさせないからね!…そうだわ…井ノ原くんだったかしら、運ぶの手伝って!」

真人「え、何すんだ?」

ゆり「主を逃がすのよ。」

真人「せっかく釣ったのにか!?」

ゆり「良いから!はやく!」

真人「え、お、おう!そいやっ!」
ザッパーン!
フィッシュ斎藤「ああーーー!?主が!?」

ゆり「ふぅ…これでよし…」

フィッシュ斎藤「何をするんだゆりっぺ!?」

ゆり「成仏しないためにしかたなかったのよ。ごめんなさいね。」

フィッシュ斎藤「そんな………いや、まてよ、もう一度「主」と戦えると考えれば…燃えてきたな。」

ゆり「そうでしょ?これからもよろしくね。フィッシュ斎藤。」

フィッシュ斎藤「ああ!次は単独で釣ってやる!」

理樹(すごく復活がはやい…)

佳奈多「…」

ゆり「あなたたちも、せっかく釣ったのに逃がしてごめんなさいね。こっちの都合で。」

理樹「まあ、釣るまでは楽しめたし…」

真人「まあ良いぜ。」

佳奈多「釣りの良い経験にはなったし、別に良いわ…」

ゆり「許してくれるのね、ありがとう。……よし、じゃあそろそろ次行くか…次は、>>714
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 21:53:29.52 ID:J1kcvAyrO
大山
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/13(日) 20:04:26.93 ID:FdXKuUypO



ゆり「あ、いた、大山くん!」

大山「あ、ゆりっぺ。何かな?一杯人がいるけど…もしかして、新入りさん?」

ゆり「新入りというか、お客さんね。他作品からの。メンバーの紹介と、探し物の手伝いをしてあげてるのよ。。」

大山「他作品?へぇ、もう何十年もこの世界にいるけど、そんなこと初めてだね。珍しいなぁ。あ、自己紹介するよ、僕は大山。」

理樹「どうも、直枝理樹です。」

佳奈多「二木佳奈多です。」

真人「井ノ原真人だ!」

大山「直枝くん、二木さん、井ノ原くんだね。よろしく!…で、探し物って?」

理樹「これです…」

大山「…女の子の制服?…ごめん、僕は知らないなぁ。」

ゆり「大山くんもだめか…男子メンバーで一番持ってそうなのは大山くんなのに…」

大山「ええ!?何でそう思ったの!?」

ゆり「一番女装が似合いそうだからよ。」

大山「僕はそんなことしないよ!」

理樹「あ、そうなんだ…」

大山「そうなんだって何さ!そんな風に見えるの!?」

理樹「いや、今まで紹介された人がなんというか…個性的な感じだったから、それくらいやっててもと…」

ゆり「大山くんは特徴がないのが特徴なのよ。」

大山「あはは、まぁ確かにみんなに比べるとそうだよね…やっぱりキャラが薄いんだよね。」

理樹(否定はしないんだ…)

ゆり「大丈夫よ大山くん、ほらあなた、あれ得意じゃない、大喜利。」

大山「え、あれは人に見せるようなものじゃないよ。」

ゆり「良いから良いから、ネタ振りしてあげるから、ボケなさい。コント、>>716
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