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貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
- 753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 21:42:07.32 ID:ujHwBS9Oo
- ↑
- 754 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/31(日) 23:17:20.61 ID:YWZWKXvJ0
-
――掃除が終わってからみんなと下で合流する。
二人ずつに分かれるならやっぱ暁美さんは鹿目さんと行きたがるのかな。
とりあえず俺は暁美さんとは最近一緒に行ってたし、今日は久しぶりに美樹と一緒だ。暁美さんと鹿目さんの二人とは校門で別れた。
貴方「三人でのパトロールっていつもどんな感じ?」
さやか「弓使いのまどかと銃使いのほむらは一応後衛でしょ。二人とも射撃の腕は的確だよ。まどかだって誤射なんかしないし」
さやか「そして、二人の前を颯爽と守るあたし!」
貴方「あー、切り込み隊長やってるイメージは容易につくな」
さやか「まーそんな感じかな?もたもたしてるとほむらやまどかに全部撃ち落とされちゃうからね」
貴方「一人で前に突っ込んでって傷ついたりするなよ。今日は俺だって前に出られるから」
さやか「そうだね。たまには歩幅を合わせて戦うのも悪くないか」
ベテランの暁美さんと一緒の時は何かあっても負けないだろうって安心感はあったし、教えてもらうことも多かった。
今日は指示をくれる人はいない。
美樹のことも仲間として信頼してるけど、やっぱ危なっかしいところはあるし、治せるとはいえ傷つく姿は見たくない。
――ひっそりとした廃屋に魔力を感じて乗り込んで、無事倒して戻ってきた。
『守らないと』っていうのはお互い同じ気持ちだ。美樹とは一番契約時期も近そうだから、同じ視線に立ってる気がする。
- 755 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/31(日) 23:24:37.34 ID:YWZWKXvJ0
-
さやか「ふー、一仕事おわったぁ。さすがに空気悪いとこには長いこといたくないわよね」
貴方「そうだなぁ。美樹、制服に黒い埃みたいなのついてる」
さやか「この制服白いから目立つんだよね。一旦帰って着替えてくればよかったかな。まあでも、街を守る魔法少女たるもの汚れる程度気にしてられないし」
さやか「いざとなれば魔力の使い方次第で綺麗にも出来るってマミさん言ってたわ」
貴方「へえ。魔力って思ってたよりも万能なんだな」
美樹は制服の袖をはたきながら言う。志筑さんの反応と比べると逞しいものだなと思う。
魔法少女はみんなああ見えて逞しいのかもしれない。
貴方「あ、頭に蜘蛛の巣も……」
さやか「やだぁー!取ってよ」
……さすがにこれは嫌だったらしい。まあ、俺でも嫌だし。
取ってあげた後、しばらく髪をなおしていた。一戦した後だしちょっと休憩にしよう。
貴方「まあでも、お互い傷はつかないでよかったよな」
さやか「だねー。やっぱ傷つきながら戦う魔法少女って見栄え悪いし」
貴方「そこ気にしてんの? 見栄えって見てるの俺だけじゃん」
さやか「やっぱ憧れるじゃん。理想と現実は違うってのはあるけどさ。【貴方】は憧れない?【貴方】が思う魔法少年ってどんなの?」
1ヒーロー?
2騎士?
3魔法少年は魔法少年だよ
4自由安価
下2レス
- 756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 23:25:12.10 ID:G2IptPKR0
- 3
- 757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/31(日) 23:46:59.46 ID:G2IptPKR0
- 安価↓
- 758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 00:13:55.14 ID:1CTkJM0Io
- 2
- 759 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/01(月) 01:05:57.29 ID:uJJyRLrN0
-
貴方「騎士?」
さやか「おーっ、かっこいー!見滝原を守るナイト?」
貴方「スーパーマンみたいなのよりはそれが近いかな。魔法少年っつーのもファンシーすぎてちょっと恥ずかしいし」
さやか「うーん、まあたしかにね」
貴方「正義のヒーローって聞くと超人をイメージしちゃうんだよな。自分がそんなにすごい存在だとは思えないし」
さやか「えー、そう聞くとあたしが自信過剰みたいじゃん。まあいいや、あたしはあくまで正義のヒーローを志す者だからね」
貴方「いや、美樹はそれで合ってる気がするよ」
さやか「そう!?」
貴方「俺はもっと身近なところ……たとえばその場に居合わせた人や、仲間とか。まずはそういうのを守ることから考えたいと思って」
貴方「それが街を守るっていう大きいことにもつながるし」
さやか「それってじゃあ、あたしも入ってるってことだよね」
貴方「ああ。もちろん」
今までたいして考えたことなかったけど、『騎士』か。悪くないな。
さやか「さてと、じゃあまた人々を守りにいきますか!騎士長殿!」
貴方「そう言われるとやっぱ恥ずかしいな……」
『ヒーロー』と『騎士』はともに並んで次の戦場を探しにいく。
現実は理想通りにいかないこともあるけど、志に恥じない戦いをしたいと思った。
四回目【貴方】 11日目終了
★仁美ルート★
- 760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/06/03(水) 20:25:44.36 ID:xUxbKmfw0
- 仁美は魔女の口づけ付けられそうだな
- 761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 15:44:14.19 ID:DYJAD+qu0
- ひとみんntrタイム
- 762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/06/06(土) 18:48:51.24 ID:I51Brv1p0
- まだかな
- 763 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/07(日) 17:27:10.93 ID:CdwyHhHm0
- ――――
――――
12日目 放課後
――和風の家屋のある一室でバイオリンの音色が響いていた。
志筑邸にある防音の音楽室よりは狭いが、十分な大きさと設備を備えた部屋だった。
これが自室だというのだから音楽好きは本格的なものだというのが伝わってくる。
恭介「……今の、少し違ったな」
彼は曲の途中で演奏の手を止めて口を開いた。
恭介「志筑さんはどう思う?」
仁美「音は合ってたと思いますけど……」
恭介「音じゃなくてさ。僕の思ってた表現と違った気がしたんだ」
仁美「えっと……そうなんですの?私にはとても綺麗に思えましたけど」
恭介「……そうか」
褒められても困るというように、彼はちょっと落胆したようだった。
もしかしたら失望されてしまったのではないかとも思う。
練習についていけるだけでも光栄だと言ったのは自分だった。
近くに居られれば、彼の奏でる音色を直接聴けるなら、と思っていたものの、何も力になってあげられないのは残念に思ってしまう。
- 764 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/07(日) 17:57:39.02 ID:CdwyHhHm0
-
恭介「さやかだったらこういう時、結構鋭いこと言ってくれたりするんだけどね」
仁美「どうしてさやかさんなんですの?」
恭介「え、それは幼馴染だし、よくバイオリンを聴いてくれたから……深い意味はないよ!」
多分彼にとっては本当になにげなく漏れた一言だったのだろう。
しかし私は負けた気がしてしまった。バイオリンどころか、学校の授業以外で楽器を習ったことすらない彼女に。
かつて恋のライバルだった親友。私は彼女を負かす形で彼の隣に寄り添った。
……そして、そんな彼女が今、だれに心を寄せているかも私は知っていた。
仁美「そういえば、さやかさんとは今は?」
恭介「あんまり会ってないよ。なんかあっちも忙しいらしくてね。何かやることがあるんだってさ」
仁美「……」
恭介「とりあえず、練習を続けるね。何か思ったことがあったら言って」
再びバイオリンを構える。
――……二つ、心に棘はひっかかったままだった。
- 765 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/07(日) 18:17:03.35 ID:CdwyHhHm0
- ――――
――――
13日目 放課後
――――あれから志筑さんは放課後上条と一緒に帰ることが多くなった。
俺はやっぱりそれをちょっと寂しく思ってた。
それに合わせるように俺も誰かとパトロールに行くことが増えて、でもそれを見られると志筑さんとは少し気まずくなってしまう。
貴方(志筑さん、問い詰めはしなくても絶対怪しんでるよな。それに――)
貴方(――――そういうとき、なんだか少し悲しそうな目をしてる気がする)
リスクは承知で、本当は今すぐ全て話してしまったほうがいいんだろうか。
……いや、違う。今すぐ話すか、話さないかじゃない。
貴方(……話しても不安が消えるわけじゃないっていうのはわかってたじゃねーか)
とりあえず、話をしたかった。
こっちから声をかけないと行ってしまう。
貴方「志筑さん、今日ってこれから空いてる?」
仁美「ええと……特に決まった予定はありませんが」
貴方「じゃあ話せないかな。場所は屋上で」
- 766 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/07(日) 19:32:23.54 ID:CdwyHhHm0
-
放課後の屋上。
前にも志筑さんと何度かここに来ている。話といえばこの場所だった。
貴方「急にごめん。最近上条とは上手くやれてるみたいだね」
仁美「私から申し出て練習の付き添いをさせてもらっているのですが……最近、私がいても邪魔なだけなのではないかとも思えてきました」
仁美「前までは近くに居られるだけでいいと思っていたのに。高望みしすぎなんですかね。段々、上条君に何をしてほしいのかわからなくなってきてしまいましたわ」
貴方「してもらいたいことははっきり伝えたほうがいいと思うよ。本当は自分ではわかってるんじゃない?」
貴方「もっとこうしてくれたらいいのに、こうだったらいいのに……とか」
仁美「そうですわね……。私、もう自分の気持ちに嘘はつかないと決めましたのに」
そう言いつつも、何も言わなくても相手からしてほしいって気持ちもなんとなくわかる。
あまり口を出すことじゃないのかもしれないけど、待ってても変わらない気はした。
……でもまずは、ここで話すのは俺と志筑さんの間にある問題だ。
今すぐ事情を話すか話さないかじゃなくて、俺が安心させられてないままにしてたから駄目だったんだ。
貴方「暁美さんや美樹とのこと、やっぱり志筑さんからしたら不安だよね。そのことについて話そうと思って」
仁美「話してくれるんですの?」
貴方「まだ事情は話せないけど……」
仁美「『まだ』?」
貴方「……うん。でも絶対にいつか話すって、それだけは伝えたかった」
貴方「今は話せないし、何年か先になるかもしれない。卒業したら高校は離れるし……その時に一緒にいるかわからないからこの前はそう約束できなかったけど」
貴方「やっぱり志筑さんとは一緒にいたいなって思ったんだ」
仁美「わかりましたわ。【貴方】くんがそこまで言うのなら信じます」
仁美「でしたら、一緒にいるために……約束を果たすためにも、危ないことは極力避けてくださいね?それから、さやかさんたちのことも……!」
貴方「うん。わかってる。約束するよ」
戦いをやめるのは無理だけど、危ない戦い方だけはしないようにしたいと思った。
幸い心強い仲間もいっぱいいるんだ。もちろんその仲間、彼女の親友に危機が迫った時にも守ることを再び決意した。
仲間と守り合っていけば、危険もぐっと減る。
そして――――早く見滝原を戦う必要のない平和な街にしよう。
四回目【貴方】 13日目終了
★仁美ルート★
- 767 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/07(日) 19:56:39.41 ID:CdwyHhHm0
- ――――
――――
14日目
志筑さんと話をして、その翌日。
あれはちょっとした決心だった。少しは不安や疑念も解けたのだろうか。
何かの心変わりは果たしたらしい。しかし、その結果がこんな形で出てくるとは思ってなかったんだが――。
ほむら「……」
さやか「これは?」
貴方「『果たし状2』?」
ほむら「……どう考えても志筑さんよね」
今回は昼を待たずして、暁美さんが小休憩から戻ってきた隙に置いてあった。
実は置くところも目撃している。
あまり隠す気もないらしく、志筑さんも会話に加わった。……まだ諦めきれてなかったのだろうか。
仁美「暁美さん!いざ尋常に勝負でしてよ!……この間は気づいていただけなかったようでしたから」
無視されたことはあえて知らないふりなのか。
今回はむしろ、みんなのいるところで話すことでスルーできないようにしてるみたいだ。
ほむら「……勝負って言われても、合気道は無理よ」
仁美「はい。それは嘘だと教えていただきましたから。勝負の内容はみなさんにお任せしますわ」
仁美「わたくし、暁美さんとお近づきになりたいんですの。暁美さんの本当の得手不得手も知りたいですし」
まどか「わたしたちがやることを決めるの?」
仁美「そのほうが公正になるかと」
……勝負の内容は任せるって。
習い事やってるぶん、志筑さんのほうが有利なことも多そうな気もしてきた。
・勝負の内容(自由安価)
下2レス
- 768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 20:01:55.55 ID:0LBgF6FO0
- a
- 769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 20:14:03.15 ID:L3204Pr70
- まどかに関しての問題とか?(この世界のほむらはタイムリープしていないかもしれないけど)
安価↓
- 770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 20:31:14.32 ID:9/jezAF3o
- ダーツ
- 771 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/07(日) 21:13:18.01 ID:CdwyHhHm0
-
貴方「ダーツとか……?」
ほむら「それはどこに行けばいいの?」
さやか「ゲーセンとかにあったっけ?」
貴方「たしか駅前にあったよ」
仁美「それなら放課後は対決しに行きましょう!よろしいですか?」
ほむら「別に構わないけど……」
仁美「ちなみにご経験は?」
ほむら「ないと思うわ」
仁美「そうですか。でしたら差はありませんわね」
――――放課後は駅前の複合施設に行くことになった。
まずは二人の勝負で、俺らも観客としてついていっている。
下1レスコンマ判定 どっちが勝った?
0~50 仁美
51~99 ほむら
- 772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 21:14:56.73 ID:L3204Pr70
- 確率半分なのか
- 773 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/07(日) 21:53:24.05 ID:CdwyHhHm0
-
ドリンクを片手に座って眺める。
暁美さんがしょっぱなから真ん中を当てたりしたものの、二人とも経験はないらしく、その後は当たることもあり外れる事もありって感じだった。
仁美「あら……負けてしまいましたわ。暁美さん、おめでとうございます」
まどか「一発目真ん中あててたもんね」
ほむら「ビギナーズラックってやつじゃないかしら?ただの運よ。次やったら結果はわからないわ」
さやか「ほむらって勝っても負けても平然としてそうだよねぇ。何かほむらが負けて悔しがるものってないのかなぁ」
ほむら「……自分でも思い浮かばないわ」
強いて言うなら本当の魔女との戦いくらいか。
そういえば、合気道ではないけど格闘の勝負だったら結果はどうなったんだろう。案外動きだけなら互角くらいにいったりして。
仁美「勝負も終わりましたし、全員で遊びましょうか。見てるだけよりもきっと楽しいですわよ」
貴方「それもそうだな。ちょっとやってみたかったんだ」
さやか「あたしもー!」
仁美「暁美さん、また何か勝負しましょうね。今回は未経験同士でしたが、経験のある物事で戦ったらまた心境も違うと思いますし」
まどか「今度はお料理対決とかどう?」
ほむら「……やったことがないわ」
仁美「また未経験同士になりそうですわね……ですが、やるなら準備はしましてよ?」
未経験同士なのか、とか思いつつ羽を手に取ってダーツ盤に向かう。
――――ひさしぶりにみんなで遊んだ!
四回目【貴方】 14日目終了
★仁美ルート★
- 774 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/07(日) 22:37:25.23 ID:CdwyHhHm0
- ――――
15日目
今日は放課後になると、志筑さんはすぐに帰ってしまった。
学校が終わるとまた週末がやってくる。
そして、俺も帰宅した後、日が暮れる頃の時間になってから志筑さんから連絡が来た。
『先週は急用を優先してしまいすみませんでした。今週は空いていますか?』
とくに予定はなかったので、了承の返事を送る。
――――
――――
三周目休日
貴方「志筑さん」
仁美「【貴方】くん、ご機嫌麗しゅう」
この独特の挨拶も少し慣れてきた。
待ち合わせにしてたのは小さなカフェだが、志筑さんがいるだけで更に上品さが増して見えた。
貴方「おとといは楽しかったね。みんなでダーツやって」
仁美「はい。まだ仲良くなったと言うには早いかもしれませんが、暁美さんとも遊べてよかったですわ」
仁美「自分から誘えてよかった。【貴方】くんも楽しい遊びを提案していただきありがとうございます」
貴方「思いついたことを言っただけだよ。でもよかった」
ちょっとした雑談に一区切りがつく。……すると、志筑さんは少し神妙な顔をする。
仁美「実は私……バイオリンの習い事をやめてしまいました」
貴方「え、そうなんだ……どうして?」
仁美「私はやっぱり好きだからやっていたわけではないし、向いてないことがわかったので」
仁美「どちらかといえば、感性はさやかさんのほうがあるのかもしれませんね」
貴方「まあ、あいつは音楽好きとは言ってたな……」
バイオリンは上条との共通点でもある。そりゃ比べたら自信なくすだろうけど、向いてないって言うほどなのかな――とは思った。
続けるのが重荷になったのだろうか。
- 775 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/07(日) 23:04:07.84 ID:CdwyHhHm0
-
仁美「そして……昨日、上条君に『本当の気持ち』を伝えてきたんですの」
仁美「伝えて、別れてきました」
貴方「えっ!…………それでよかったの?」
仁美「『もっとこうしてくれたら、こうだったら』を伝えて、でもそれを望むことが上条君の重荷になるのなら」
仁美「彼にはもっとふさわしい女性がいるはずですわ。私なんかじゃもったいなかったんです」
貴方「そんなことはないよ!」
仁美「……えっ?」
貴方「上条とは多分合わなかったんだと思う。でもそうやって卑下はしてほしくないなって」
★個別END分岐点★
貴方「志筑さんは俺の好きな人だから」
仁美「!」
貴方「ごめんね。別れたって話のすぐ後に話すことじゃないかもしれないけど、今じゃなきゃ伝えられないって思ったんだ」
貴方「上条ほど大きい取り柄はないし金持ちでもないけど、でも大切にするから。寂しい思いはさせないから」
貴方「……俺と付き合ってくれないかな?」
この勢いで告白する。
この前屋上で話したのもほとんど告白みたいなものだったけど、あの時はまだ二人が付き合っていたからここまでは言えなかった。
やっぱりいきなりすぎるかな。今じゃないほうがよかったかな。色々と考えながら返事を待っていると、思いがけない返事をもらえた。
仁美「はい。よろこんで」
貴方「!」
仁美「実は私も【貴方】くんに心は傾いていたんです。隠し事のことで不安を覚えたり、私だけが知らないことに嫉妬したりもしましたが」
仁美「あの約束を信じますから……これからも一緒にいましょうね」
貴方「ああ!一緒にいよう」
―仁美END―
- 776 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/07(日) 23:11:12.26 ID:CdwyHhHm0
-
四回目【貴方】 三週目休日終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・献身的な娘
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・☆恋人☆
・暁美ほむら・・・頼ってほしい
・佐倉杏子・・・仲間
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
[好感度] to貴方
志筑仁美☆>美樹さやか★★★巴マミ★★★>暁美ほむら★>鹿目まどか・佐倉杏子
★…フラグ一段階目 「気になる」
※大抵の場所なら誘ったらOKしてくれると思います。
※放課後行動では勝手についてくることもあるかもしれません。
★★…フラグ二段階目 「特別」
※【貴方】との行動を優先します。
※ここまでくればあとは流れに乗るだけだ!
★★★…フラグ三段階目 「恋慕」
※実質落ちてる。
※個別ENDにいってもいかなくても攻略済み。
☆…互いに恋人として誓い合った仲。他の人の好感度上げすぎると多分マズイことになる。
もし他の人に言い寄るようなことしたら普通に浮気です。
▽…嫉妬Lv1
※ハーレムならつきものくらいの可愛い嫉妬だよ。
※この辺で留めておかないと色々濁るかもよ。マズそうな選択肢は控えよう。
1直前の好感度★★★のまま続行(ハーレム主人公が鈍感なのはお決まりのこと)
2一日目からリセット…攻略済記録は引き継がれます。設定変更が可能。
下4レス多数決
- 777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 23:12:18.13 ID:0LBgF6FO0
- 1
- 778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 23:12:29.79 ID:39mR226do
- 2
- 779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 23:13:22.51 ID:L3204Pr70
- 1
- 780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 23:15:18.18 ID:YYSSGchC0
- 1
- 781 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/07(日) 23:46:18.37 ID:CdwyHhHm0
- 直前の好感度★★★のまま続行(ハーレム主人公が鈍感なのはお決まりのこと)
貴方「志筑さんは俺の大事な親友だから」
貴方「きっとすぐに志筑さんに合う人だって見つかると思う。俺が一番に応援してるよ!」
仁美「……はい、ありがとうございます。頑張りますわ」
仁美(本当は私もこの場で気持ちを伝えようかと思いましたが……こうはっきり『親友』と言われるとさすがに切り出せませんわね)
仁美(暁美さんは見た感じでは今は気持ちはなさそうですが、さやかさんとはまたライバル同士になってしまいましたわ)
仁美(……本当に、頑張らないと)
四回目【貴方】 三週目休日終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・献身的な娘
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友↑
・暁美ほむら・・・頼ってほしい
・佐倉杏子・・・仲間
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
[好感度] to貴方
美樹さやか★★★巴マミ★★★志筑仁美★★★>暁美ほむら★>鹿目まどか・佐倉杏子
★…フラグ一段階目 「気になる」
※大抵の場所なら誘ったらOKしてくれると思います。
※放課後行動では勝手についてくることもあるかもしれません。
★★…フラグ二段階目 「特別」
※【貴方】との行動を優先します。
※ここまでくればあとは流れに乗るだけだ!
★★★…フラグ三段階目 「恋慕」
※実質落ちてる。
※個別ENDにいってもいかなくても攻略済み。
☆…互いに恋人として誓い合った仲。他の人の好感度上げすぎると多分マズイことになる。
もし他の人に言い寄るようなことしたら普通に浮気です。
▽…嫉妬Lv1
※ハーレムならつきものくらいの可愛い嫉妬だよ。
※この辺で留めておかないと色々濁るかもよ。マズそうな選択肢は控えよう。
- 782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 23:46:49.73 ID:9/jezAF3o
- リセットしなくて大丈夫か?
ギャルゲだから聞くけど次は誰を攻略すんの?
- 783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 23:48:34.31 ID:L3204Pr70
- ほむら狙って無理だったら他の三の人を狙ってリセットする
- 784 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/08(月) 20:18:35.48 ID:B48WUBDX0
- ――――
16日目 教室
週が明けて、月曜日。
変わらない日常だが、俺の周囲の雰囲気はすこしだけ変わっていた。
前まで暁美さんは四人でいるとほぼ喋っていなかったけれど、
あの勝負の一件から少しだけ、ほんの少しだけ他の人と話すことも増えたように見えた。
それから昼。
誰かと教室を出て行くことのなくなった志筑さんが、隣の席に来ていた。
俺も話したいことがある時には屋上に行くこともあるが、基本的には教室で食べている。
上条も教室で他の人と食べているみたいだ。……考えてみれば振られたわけだからヘコんでるかとも思ったが、割と普段通りに見えた。
仁美「お昼って、みなさんいつも屋上のほうに行ってるのでしょうか?」
貴方「あぁ、そうだね。志筑さんの知らない先輩も一人いるよ」
仁美「金髪を巻いている方でしたら、姿だけは拝見したことがありますわ」
貴方「まあその人なんだけど……」
いつかは話すと言ったけれど、あまり今そっちに関わられるのは困るだろうなと思った。
契約者だけだから堂々と話せる場にもなってるし、たまに佐倉さんが来ることもある。
……高所を軽々と渡る姿なんて見られたら卒倒するだろう。
仁美「あら、やっぱり。でも私は【貴方】くんがいるならこっちで食べますわ」
とりあえず、志筑さんは屋上に向かう気はないようだ。
1そういえばお料理対決の話ってどうなったの?
2会うことの少ない佐倉さんが気になるな
3自由安価
下2レス
- 785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:19:09.96 ID:pUafmuZy0
- 1
- 786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:31:22.18 ID:IzkBFipQ0
- 1
- 787 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/08(月) 20:51:18.34 ID:B48WUBDX0
-
貴方「そういえばお料理対決の話ってどうなったの?」
仁美「それは…… お互いまだ準備期間が必要みたいですから、一時休戦ですわ」
貴方「休戦かぁ」
仁美「ちなみに、【貴方】くんは何か好きな食べ物はありますの?」
・自由安価(食材か料理)
下2レス
- 788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:52:34.23 ID:pUafmuZy0
- ハンバーグ
- 789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:01:27.94 ID:IzkBFipQ0
- カレー
- 790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:01:31.03 ID:soL3lLxmo
- 上
- 791 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/08(月) 21:06:17.96 ID:B48WUBDX0
-
貴方「カレーかな」
仁美「なるほど、カレーですか……!」
そう答えて、ふと思った。
志筑さんも市販のルーのカレーとか食べることあるのかな。それとも、本格インド派……?キーマカレーとかもある。
どんなものを想像するのか、意外と奥深い料理なのかもしれない。
貴方(考えたらカレー食いたくなってきた)
そうして、昼休みが過ぎていく。
――――
――――
*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:07:26.26 ID:pUafmuZy0
- 2ほむら
- 793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:10:31.13 ID:N/TaA4fC0
- 2ほむら
- 794 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/08(月) 21:50:46.97 ID:B48WUBDX0
-
――――放課後はまたクラスメイトで二人ずつに分かれてパトロールに出た。
場所を分担してるから早く終わるはずだ。……が、しかし、歩けども今日は魔力に遭遇しなかった。
貴方「うーん、なかなか反応がないね」
ほむら「そんな時もあるわよ」
魔女がいてもいなくても暁美さんは冷静だ。
こういうのは散歩を楽しむくらいの余裕を持ったほうがいいのかもしれない。
……気は抜いちゃダメだけど。
ほむら「他にもたくさん魔法少女がいるんだもの。前日に狩りつくしたのかもしれないわ」
ほむら「まどかたちも私達の行っていないところを探しているし」
貴方「前日って休みじゃん。訓練なかったけど、回ってた?」
ほむら「私は回ったわよ。……暇だったから。散歩のついでよ。何もしないよりは落ち着くかと思って」
貴方「戦いに行って落ち着くってすごいな……」
しかし、そう聞くと少し引っ掛かった。
それって逆にそれまで落ち着いてなかったってことなのか。
貴方「何か落ち着かないことでもあったの?」
ほむら「……暇だっただけよ。休みの日は時間がありすぎる。また何か趣味にできそうなものでもあったら紹介して」
貴方「この前やったダーツとかどう?」
ほむら「でも、あまりやる気がしないのよね」
貴方「難しいね……」
なんだか、何を勧めてもそう言う気はした。
失礼かもしれないけど、何に対しても興味がなさそうっていうのが暁美さんの印象でもあった。
1戦いが好きなの?
2興味を持とうとしてないんじゃない?
3自由安価
下2レス
- 795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:57:50.51 ID:soL3lLxmo
- 2
- 796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:58:22.13 ID:pUafmuZy0
- 安価↓
- 797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 22:01:04.73 ID:h+Y3zOZGO
- 2
- 798 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/08(月) 22:33:09.06 ID:B48WUBDX0
-
貴方「興味を持とうとしてないんじゃない?楽しもうとしなくちゃ何事も楽しめないと思うよ」
ほむら「……そうなのかしら」
無自覚なのか。てっきり、わざと何事にも興味がないってスタンスを取っているのかと思ってた。
入院生活が長かったせいなのか?魔法少女としての経験が長かったせいなのか?
ほむら「たしかに、私は無気力なのかもしれないわね」
貴方「やってみる気になれば、やれることはたくさんあるよ。娯楽もそのへんに溢れてるんだし」
貴方「そういえば、暁美さんって漫画やゲームもしないの?」
ほむら「少なくとも今は。……気が向いたら、いいえ、気が向かなくても何かやってみるのはいいのかもね」
不思議な答え方をする。
これを機になにか世界が広がるのならいいんだけど。
貴方「無理にとは言わないけど。魔法少女として戦うのが落ち着くっていうのもさすがって感じだけどね」
ほむら「私に出来ることがそれだけだっただけよ」
貴方「それだけ、ってこともないと思うけど……」
聞けば聞くほど私生活は無味乾燥な印象を受ける。
完璧じゃないところもあるしそういうところには親近感がわくこともあるけど、やっぱりミステリアスで、不思議で、それは変わらない。
……結局、今日は魔女とも使い魔とも会わないままパトロールを終えた。
魔力が足りないわけでもないし、まあ平和だと思えばいいのかな。
別れ際――今日も帰ったら暇な時間を過ごすのだろうか。
1料理対決って準備してる?
2入院中って何やって時間つぶしてたの?
3自由安価
下2レス
- 799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 22:35:13.71 ID:pUafmuZy0
- 1+3よかったら手伝おうか
- 800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 22:42:01.18 ID:kJXbWPJa0
- 上
- 801 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/08(月) 23:23:53.03 ID:B48WUBDX0
-
貴方「料理対決って準備してる?」
ほむら「いいえ……」
貴方「料理ってのも趣味にいいかもよ。一人暮らしなら役立ちそうだし。志筑さんはやる気っぽいからさ」
ほむら「道具もないし、なにから始めればいいのかわからないわよ」
貴方「道具か……パトロール早く終わったし、よかったら一緒に見に行く?」
ほむら「安いのでいいわよ。使いこなせるとも限らないのだし」
貴方「百均とかでも売ってるのかな。どうなんだろう。使えるならそれでもいいのかな」
パトロールはやめにして、二人でデパートの中を探しに行った。
……まずは道具をそろえるところからだ。
それから、料理本も一冊買っていた。
ほむら「……使いこなせる日が来るかはわからないけれどね」
貴方(強調して言うなぁ……)
これからどうなるかは少し楽しみだ。
四回目【貴方】 16日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・献身的な娘
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・頼ってほしい
・佐倉杏子・・・仲間
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
- 802 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/08(月) 23:42:40.36 ID:B48WUBDX0
- 17日目 教室
今日も昼は志筑さんと一緒だった。
仁美「あら……ということは、暁美さんお料理はじめたんですのね」
貴方「まあ、はじめた?というか、準備の準備は出来たのかな。昨日帰った後さっそくやってみたのかは知らないけど」
仁美「私も昨日少し挑戦してみたんですの。でもまだ、お見せできるようなものではありませんわ」
貴方「へえ、気になるなあ」
本人はここにいないけど、話の中で暁美さんのことも出てきた。
暁美さんもうまいことライバル意識でも持ってくれれば無味乾燥の状態から抜け出せるような気もするけれど、
そううまくはいかないか。
ふと、志筑さんの弁当を見てみる。さすがに豪華だ。
貴方「弁当はいつもコックさんかメイドさんが?」
仁美「はい。私がこのレベルのを作れたら良かったのですけどね。残念ながらまだ程遠いです」
貴方「でもすっげーうまそう」
仁美「よろしかったら、一口いります?」
貴方「えっ、いいの?」
……教室で二人で食べていると、周りからの視線が突き刺さる気がした。
ここで志筑さんと二人きりっていうのは注目されるかなあ。
――――
――――
*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 23:45:10.23 ID:pUafmuZy0
- 1ほむら
- 804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 23:47:30.22 ID:kJXbWPJa0
- 1ほむら
- 805 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/09(火) 00:18:09.30 ID:TxyqoxlA0
- 放課後
ほむら「……パトロール?」
帰りのHRを終えて、暁美さんに話しかけに行くとまず出てきたのがその言葉だった。
たしかに最近はパトロールに誘うことが多かったけれど。
貴方「いや、何か話したいなと思って」
ほむら「何を?」
……まるで雑談なんて始めさせてくれないような雰囲気だ。
みんなといても自分から話題を振ったりすることはほとんどない気もする。
ほむら「話の腰を折ってしまってごめんなさい。何か聞きたいことがあるなら聞いて」
不器用……なのかな。
1魔法少女の話
2学校生活の話
3昨日の話
4家族の話
5逆に聞きたいことはないか
6自由安価
下2レス
- 806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 00:19:56.93 ID:MWzdu7Tb0
- 3とご家族に食べさせたりしないか
- 807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 01:11:28.77 ID:FTYm8z1I0
- 2
- 808 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/09(火) 23:18:28.98 ID:TxyqoxlA0
-
貴方「暁美さんって成績いいよね」
ほむら「まあそうね」
貴方「みんなの憧れって感じで、そんな暁美さんがまさか魔法少女だったなんて」
ほむら「……『魔法少女だから』じゃないの?」
ほむら「勉強の方はともかく、運動のほうはきっと契約してなければこんなには動けない」
貴方「まあそれはそうだけど……」
ほむら「あなたもいつも、体育の時間は退屈そうにしてるでしょう?」
貴方「あ……バレてた?」
体育の時間は離れてるのに、意外とこっちのことも見てるんだな――と思った。
契約してから本気を出すことも本気で取り組むこともなくなって、味気ない時間になっていた。
美樹も本当はやろうと思えば自分のほうが活躍できるのにって言ってたっけな。
貴方「でも、勉強のほうは普段の努力の結果ってやつじゃない?」
ほむら「……」
努力。言っておいてなんだけど、普段涼しい顔をしている彼女の印象には合わない言葉に思えた。
いや、実際には努力してるんだとは思う。
学校の勉強もそうだし、魔法少女としてもあれだけの力を身につけているんだから。
……暁美さんは答えることはなく、長い髪をふわりと手で靡かせるように梳いた。
1パトロールに誘う
2遊びに誘う
3自由安価
下2レス
- 809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 23:20:45.47 ID:VhSqeiuto
- 2
- 810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 23:21:29.07 ID:eYQtvsKWo
- 3あるけどこれどっちかにしろってことだよな…
安価下
- 811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 23:23:44.43 ID:MWzdu7Tb0
- 2
- 812 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/09(火) 23:59:40.64 ID:TxyqoxlA0
- 自由安価は「その他」っす
たとえば特訓を頼むとか、全然別のキャラ誘いに行くとか。
------------------------------------------------------------
ほむら「……今日は本当に雑談だけ?」
貴方「そろそろ出るか。パトロールが続いてたみたいだし、気分転換に行くのはどう?」
ほむら「どこに?」
貴方「暁美さんは行きたい場所はない?」
ほむら「……別に。任せるけど」
鹿目さんたちといても、暁美さんは大体人に合わせてる感じがする。
まあ、任せてくれるならそれはそれで楽しんでもらえるように頑張らないとな。
貴方「とりあえず駅かな。大体揃ってるし。何か食べたいものとかない?」
ほむら「お腹はあまりすいてない」
貴方「じゃあ、見たいものとか」
昨日は調理器具を見て帰った。あれは早速使ったんだろうか。
今日はなにをしようか、詳しいことは歩きながら話す。
- 813 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/10(水) 22:41:10.19 ID:rDWiWjI00
-
貴方「みんなといるときはこういうの見てたよね。何か気になるのある?」
ほむら「私は別にそこまでは。それに、あなたが見てもつまらないでしょう?」
デパートの中を歩きながらいろんなものを軽く見て回る。
まあ、目的のないショッピングもたまにはいいかな。今いるのはアクセサリーの売ってる店だった。
……結局『何をするか』は駅前についても決まらず、興味があるものを探しながら適当にぶらついていた。
しかし、ほとんどのものはスルーしてしまう。
こっちのことも考えてくれているみたいだけど、今日は暁美さんの興味のあるものを知りたいんだけどな。
ほむら「あ、そういえば……」
そして、暁美さんがはじめて反応を示したのは昨日と同じ百均だった。電池が並ぶ棚。
ほむら「電池の残りを使い切っていたわね」
貴方「あ、そうなんだ。買っておく?」
ほむら「そうね」
やっと興味を持ってくれたのが消耗品の生活用品だった。
一人暮らしだからそういうのも気にかけないといけないのはわかるけど……。
貴方(実用的なものしか興味ないのかな……)
そんなところにさらに無味乾燥さを覚えていたが、ふと隣の棚を見ていることに気づく。
視線の先にあるのは小さな黒猫のぬいぐるみだった。
1ぬいぐるみが好きなの?
2猫が好きなの?
3鹿目さんが好きそうだね
4自由安価
下2レス
- 814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 22:43:37.42 ID:XdCGpIgt0
- 3
- 815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 23:23:53.95 ID:F+O8t3Bmo
- 3
- 816 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/11(木) 00:00:35.40 ID:zfrM3Lzs0
-
貴方「鹿目さんが好きそうだね」
ほむら「まどか? ……そうね。そういえば、最近黒猫と仲良くなったって言ってたわ」
と、特にそれ以上は気にする様子はなく手元に視線を戻した。
ほむら「電池、買ってくるわね」
貴方「ああ、うん」
一通りフロアを回って、今日は帰ることにした。
……収穫は電池一個か。連れ回すような感じになってしまったけど、暁美さんは楽しめたのだろうか。
貴方「疲れてない?」
ほむら「身体は魔力で強化されているから、別に」
貴方「そっか。あれ?暁美さんって契約で体力が上がってる以上に何か強化してるの?」
ほむら「……普通は違うのね。多分、癖になっているだけ」
それがないともっと身体は弱いっていうことだろうか。
強化している状態でも、魔法少女の中では身体能力の低いほうということだった。
入院してたって聞いてるけど、本当に本来は病弱なのかもしれない。
ほむら「精神的なことを言うなら、もう少し目的があるほうがいいわね。私の興味になんて合わせようとしてどうなるの?」
貴方「何か興味のあるものが見つかればって思ったんだけどな。ごめん、失敗だったね」
貴方「今度はまた違うことしようか」
四回目【貴方】 17日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・献身的な娘
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・頼ってほしい
・佐倉杏子・・・仲間
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
- 817 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/11(木) 00:26:45.71 ID:zfrM3Lzs0
- --------------------------------------------------------------------------------------------
クール版のほむらは話の都合上一癖あるキャラになってるので一番難易度が高いかもしれません
現在★なので【貴方】自体には少なからず興味を持ってくれています
恋愛攻略のほかに、このほむらが何者かということを解き明かすことを狙ってみてもいいかもしれないです
- 818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 00:29:10.68 ID:BG5nSdCV0
- 普通に原作通りのタイムトラベラーではないのか?
平和なこの世界に来てしまったとか
このシリーズで1か月後の世界描写されてないから色々不明なんだよな
- 819 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/11(木) 21:34:38.68 ID:zfrM3Lzs0
- 18日目 教室
なんだかんだ昨日までと同じ場所から動かなかった昼休み。
さやか「いや〜、今日のはマジで自信なかったわ。漢字の小テストあったなんてすっかり忘れてたもん」
仁美「テストがなくても日常的に使えるものですから、覚えておいて損はありませんわよ」
さやか「仁美はいいよねぇ」
貴方「努力の結果だろ?」
というか、教室で二人きりで食べるのは視線が気になるから移動しようかと提案しかけてたところに、
今日は美樹まで来てしまったから結局このままここで食べていたのだった。
まあ三人になれば嫉妬のようなまなざしも薄れるだろう。そもそも本当はやましいことなんかない。親友同士で食べてるだけなんだから。
貴方「美樹だって勉強すればとれるよ」
仁美「【貴方】くんはどうでしたか?」
貴方「まあそこそこ……かな」
さやか「そんなこと言って満点取ってるんだよ!はらたつー」
貴方「きっと勉強すれば美樹も取れるよ」
しかし、どうして急に美樹まで屋上を抜けてこっちに来たのだろうか。
仁美「【貴方】くんは成績も良いですし、私と同じ高校を目指しませんか?目標が同じなら私も頑張りやすいですし」
さやか「……え、マジ?」
貴方「いやぁ、そんなに進学校は狙ってないよ」
さやか「だよね!」
貴方「だよねってどういうことだよ」
三人に増えれば見る目も変わるだろうと思ってたが、心なしか視線の鋭さは増しているきがする。
……そんなことを考えつつ、昼を過ごした。
――――
――――
*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 21:38:29.52 ID:SkWHPIHQ0
- 1ほむら
- 821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 21:42:57.33 ID:X69zozbe0
- 2ほむら
- 822 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/11(木) 22:27:08.65 ID:zfrM3Lzs0
- 放課後
ほむら「今日は最初からパトロールの誘いなのね」
貴方「暁美さんがいるとやっぱ心強いからね……指示貰えるのは成長できる気がするし」
貴方「でも、暁美さんの気に入ること探しも諦めたわけじゃないよ」
ほむら「そう……」
相変わらず気のなさそうな……ちょっと困ったような、そんな曖昧な返事。
ほむら「それならあなたの好きなことでいいわよ。私のよりはそっちのほうが興味がある」
貴方「お、興味があるって言ってくれるんだ?」
ほむら「私のよりは、ね。それより今はパトロール中よ。遊びのことはまた今度考えましょう」
ほむら「ぼーっとしてると反応を逃がすわよ。……私は気を抜いていても気づけるとは思うけど」
魔法関連のことになると、やはり暁美さんは自信を持った振る舞いもあって頼もしい。
反面なんでも一人でこなしてしまうから、寂しくもあるのだけれど――。
しかし、プライベートではふと驚くほど自己評価の低い面を見せることがあることも知っていた。
1暁美さんはなんのために戦ってる?
2今まで苦戦したことってあるの?
3自由安価
下2レス
- 823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 22:30:45.87 ID:X69zozbe0
- 1
- 824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 22:55:54.45 ID:jiv/YKEu0
- 1
- 825 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/11(木) 23:27:36.21 ID:zfrM3Lzs0
-
貴方「暁美さんはなんのために戦ってる?」
ほむら「……今更どうしたの?これは平和のためのパトロールでしょう?」
貴方「もちろんパトロールは平和のためだけど、根底にあるのはそれだけとは限らないのかなって」
ほむら「たとえば?」
貴方「魔女を倒した時に拾えるグリーフシードが目当てで、魔法を使うために戦う人もいるっていうのは聞いた」
ほむら「グリーフシードが目当てならわざわざ他人と一緒になんて行ってない」
貴方「あ、それもそうか……」
でも正直、暁美さんは巴さんや美樹みたいに純粋に正義のヒーローを志してるって感じにも見えないんだよな。
……失礼な話だろうか。そう思ってると、言い当てられてしまう。
ほむら「やっぱり私は正義のヒーローって風には見えないかしら」
貴方「え、いや、別にいいことだと思うよ!?」
ほむら「フォローは嬉しいけど、理由なんてないのよ。強いて言うなら『魔法少女だから』」
ほむら「……それと、守るためよ」
貴方「鹿目さんのこと?」
ほむら「……まあ、そうね」
それって、契約しちゃったからってことなのかな。
義務感に駆られているんだとしたら、それはそれで律儀だと思う。
鹿目さんがいない一人の時や、ほかの仲間と一緒の時でも手を抜いたりはしないことは知ってるし。
- 826 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/11(木) 23:56:27.78 ID:zfrM3Lzs0
-
ほむら「あなたはどうなの?」
貴方「もちろん、魔女のいない平和な街を取り戻すためだよ」
この前志筑さんのことがあって誓ってから、更に強く決心した。
魔女がいなくなれば、みんな戦いの運命から解放される。
暁美さんは魔法少女としての自分に自信を持っているとはいえ……――。
基本的にはみんな、世界が平和なら危険を冒して戦いたくなんてない。俺だって。
ほむら「素敵な決心だと思う。いつかそんな日が来たらいいわね」
貴方「戦いを続けていれば、きっと。いつかは」
暁美さんも穏やかにわずかに笑みを向けてくれた。
理由はないと言ってたけど、平和を願うことには賛同してくれるようだ。
ほむら「早速魔力の反応があるわ。その目標のためにも倒しに行きましょう」
二人で魔力の源を探しに行った――……。
――――
――――
これから
1ご飯に誘う
2自炊ってした?
3ヒミツの特訓
4自由安価
下2レス
- 827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 23:57:34.69 ID:KHFWk4ppo
- 2
- 828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/12(金) 00:08:20.77 ID:kjMcSFbmo
- 2
- 829 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/12(金) 00:33:32.53 ID:C1tqcPFb0
-
貴方「そういえば、調理道具買ったのって使ってみた?」
ほむら「あぁ……」
……あ、この反応、やってないやつだ。
もしかして料理本買って道具そろえたところで満足しちゃう人か。意外と。
ほむら「どうせなら何か目的がほしいものね。どうせ作っても食べるのが私一人と思うとなかなか」
貴方「志筑さんとの勝負のための練習と思ったら?」
ほむら「というけれど……別に私、勝ち負けも気にしてないもの」
貴方「あ、自作の弁当作ってきたら鹿目さんとか褒めてくれるんじゃない?」
ほむら「まどかのお父さんは料理上手だし、いつものお弁当のほうがよほど美味しいわ。私のなんて」
屋上でいつも昼一緒だし、と思ったけど比較対象がまずかったか。
貴方「……じゃあ、差し出がましいかもしれないけど、俺なら実験台にしていいからさ!食わせてくれるなら大歓迎だよ」
ほむら「…………今度考えておく」
出来は置いといて、なんだかんだでクラスの誰もが羨む美少女の手料理だ。
いつになるのだろうか、と……ちょっとだけ期待をした。
四回目【貴方】 18日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・献身的な娘
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・頼ってほしい
・佐倉杏子・・・仲間
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
- 830 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/13(土) 19:38:55.88 ID:uDQ+3XKF0
- 19日目 教室
――――今週ももう週の半分を超す。なんだか時が経つのを早く感じた。
昼休みは今日も三人で食べていて、鹿目さんたちと暁美さんが教室に戻ってきた時には、みんなが寂しがっていたという話も聞いた。
美樹はなんといっても、あの中じゃ一番のムードメーカーだろうからな。
同じく活発そうな雰囲気の佐倉さんが来てないと、魔法少女たちは割と大人しいタイプが多いから。
貴方(活発そうな――といっても、俺はほとんど話したことがないけど)
学校も違うし、彼女とは関わることが圧倒的に少ない。それにあまりフレンドリーなタイプでもないのかもしれない。
まどか「わたしも明日はお昼ごいっしょさせてもらってもいい?」
さやか「え?……まーいいけど。そんなにあたしがいないとさびしかったかぁー!」
貴方「そろそろ俺たちも場所変えない?ここの机はあんまり大人数で囲むの向いてないし」
仁美「ああ、どんどんライバルが増えていきますわ……」
貴方(また誰かと対決でもするのかな?)
志筑さんの発言の真意に気づくことはなかった。
――――
――――
*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/13(土) 19:41:47.82 ID:OmTdGcCT0
- 2ほむら
- 832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 19:55:24.81 ID:Wuw5s8REo
- 2ほむら
- 833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 20:45:02.16 ID:suFpzYV60
- 誘導尋問で正体を聞き出せないかな
- 834 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/13(土) 21:01:34.32 ID:uDQ+3XKF0
-
今日の放課後もパトロールに出る。
歩き回っても魔女と会うことのなかったこの前に比べ、今日は三度も遭遇した。いや、使い魔も含めれば四度だ。
暁美さんと一緒のパトロールは、ほとんど暁美さんには後ろについてもらっているだけになっていた。
それは暁美さんが積極的に戦おうとすればこちらが逆にすることがなくなるからに他ならないのだが、
特に最近は連日出ているし、おかげで戦いのための技術は少し上がった気がする。
――魔女にトドメを刺して、戦いを終える。
後ろから横に並ぶように踏み出した暁美さんから、ふわりと硝煙の匂いが鼻につく。
たまに気まぐれのように攻撃を撃ちこむくらいだったから、まだ匂いは薄い。もちろんそのすべてが見事に命中だった。
そういえば前に匂いのことを気にしていたっけ。変身を解くと服に残っていた匂いも消える。
貴方「暁美さんって、ミリタリーが好きってわけじゃないんだよね」
ほむら「いきなりどうしたの?」
貴方「いや、男女関わらずそういう人もいるみたいだから聞いてみたんだよ」
この前見事に敗退した暁美さんの興味を探るためのショッピングを思い出した。
暁美さんは基本的な銃だけじゃなくて、軍事用の武器ならほとんど持っているらしかった。銃にしても種類は様々だ。
その手の趣味を疑ってしまうのも無理もないと思う。というか、その手の趣味の人がいれば暁美さんの魔法には大歓喜だろうな。
貴方「それにしても……今日は慌ただしかったね。最近はやっと魔女も減ってきたのかと思ったのに」
ほむら「魔女がいれば使い魔を産み出す。巴さんの話だと使い魔は栄養をつければ魔女になるらしいから……」
ほむら「今いる数だけを倒せば済むというわけではないということ。根絶には時間がかかるでしょうね」
1それって巴さんから聞いたの?
2特訓を頼む
3自由安価
下2レス
- 835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 21:05:32.56 ID:kBKn2XhC0
- 1
こっちの方が正体に近づけそう
- 836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/13(土) 21:07:42.15 ID:OmTdGcCT0
- 3使い魔から魔女になる以外に魔女が生まれることはないのかな?
安価↓
- 837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 21:25:43.52 ID:PiLzzHZ3O
- 1
- 838 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/13(土) 21:43:19.22 ID:uDQ+3XKF0
-
貴方「それって巴さんから聞いたの?」
ほむら「……?ええ。なにかおかしいことを言ったかしら?」
貴方「俺らは契約してからすぐ聞いたし、長い事やってればわかるものなのかなと思ってたから」
貴方「ベテランの暁美さんが巴さんに聞いて初めて知ったっていうのがちょっと意外で」
ほむら「私は別に、長い事やってるなんて一言も言ってないのだけれどね」
貴方「えっ、違うの!? 暁美さん強いし、てっきりそうかと……」
ほむら「まあ少なくともあなたたちよりは長いでしょうけど」
貴方「……本当にミリタリー好きじゃないの?契約する前から訓練してたとか?」
ほむら「……さあね」
なんか、むしろ謎が増えた気がした。
1いつから契約してたの?
2そのくらいはぐらかさないで教えてよ
3特訓を頼む
4自由安価
下2レス
- 839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 21:44:19.54 ID:kBKn2XhC0
- 1
- 840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 21:45:22.74 ID:OmTdGcCT0
- 1
- 841 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/13(土) 21:58:44.13 ID:uDQ+3XKF0
-
貴方「いつから契約してたの?」
ほむら「退院する前から……かしらね」
貴方「あ、入院中に病気を治したくて契約したとか?」
ほむら「いいえ。それなら私の魔法は治療に特化した魔法になっているでしょうし、もっと身体も丈夫なはずだわ」
暁美さんは少し残念そうに言った。
そして、ちょうど治療のための願いで契約した美樹のことが思い浮かんだ。
たしかに美樹は治療に特化した魔法が使えるし、仲間の中じゃ身体の丈夫さは随一だ。
貴方「あー、じゃあ入院する前か……」
ほむら「入院中は病気を治すこと以外が望みになるとはそう思えないから、そうかもね」
俺はもちろん事実を知らないから推測で言っている。
けど、暁美さんまで推理のような調子で言うから弄ばれているような気になった。やっぱりまたはぐらかされているのだろうか。
むっとしたような視線を送るが、暁美さんはどこ吹く風だ。
貴方(…………)
とりあえずわかったのは、正確なことは教えてくれそうにないということだった。
四回目【貴方】 19日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・献身的な娘
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・頼ってほしい
・佐倉杏子・・・仲間
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
- 842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:09:29.57 ID:XY0xzXD50
- これヒントだよな、ほむらの魔法が時間操作なのは知ってるしそこから推理できる
- 843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:11:52.49 ID:OmTdGcCT0
- でも問題なのはそこから時間逆行という「あくら魔法でもそこまで出来るのか?」という壁にぶつかる
安価↓
- 844 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/13(土) 22:29:11.88 ID:uDQ+3XKF0
- 20日目
昼休みになると、俺らは教室から校舎周りにあるテラススペースに移動して食べていた。
昨日約束した鹿目さんが加わって四人だ。一つのテーブルを囲むのにちょうどの人数。
たまには外で食べるのも悪くはない。そういえば屋上も外といえば外だし。
仁美「今日はいい天気ですわね。日差しが暖かいですわ」
貴方「秋になってもまだ暖かいくらいだね」
さやか「たまには花壇見ながらお昼ってのもいいね。これって園芸部で育ててるんでしょ?」
まどか「うん。パンジーとコスモスが咲いてるね。こっちにはリーフレタスを植えてたかな」
貴方「さすがに詳しいんだね」
まどか「部活動はたまにしか顔を出さないけど、家でもパパが園芸やってるから」
鹿目さんは手芸部と園芸部を掛け持ちしているらしいけど、園芸はお父さんの影響だろうか。
……この時、上から自分たちを見ている視線があることには気づいていなかった。
――――
屋上
マミ「…………」
ほむら「…………」
マミ(……気まずい。気まずいわ)
マミ(今まで鹿目さんと美樹さんがいたからよかったものの、暁美さんと二人だとこんなにも会話がなくなってしまうものなのね)
- 845 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/13(土) 22:47:00.78 ID:uDQ+3XKF0
-
マミ「えっと……いい天気ね」
ほむら「そうかしら。晴れてはいるけどそれだけよ」
マミ(暁美さん、なんだか私のこと嫌ってないかしら? 私と二人だといつもより表情が硬いし、後輩なのにため口だし……)
マミ(いえ、むしろため口なのは親しみを感じているという理由では……)
ほむら「…………何かしら?」
マミ(……ないわね)
マミ「あの。ところで前から思ってたんだけどね。佐倉さんは学校の外で出会ったからいいとして、どうして私にだけため口なのかしら」
マミ「この前見たけど、他の三年生には敬語で話すじゃない?」
ほむら「……説教されてます?」
マミ(あっ、ちょっと拗ねた……?)
ほむら「……でも、言われてみればそれもそうだわ」
マミ「え……?」
ほむら「今まで無礼な態度をとったことをお許しください、巴先輩」
マミ「なんだか寒気がしたから、やっぱり今までどおりでいいわ……」
ほむら「どこに行くの? 私のせいで寒気がしたからって身投げまでしなくても……」
マミ「しないわよ!少し間が悪くなったっていうのはあるけど、外の景色を眺めるだけ」
眼下に見えるは美しき花壇と食後の談話を楽しむ4人。
ほむら「! あれは……」
マミ「……あれは、4人用ね」
ほむら「……ええ」
――――
――――
*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:51:50.55 ID:OmTdGcCT0
- 2 ほむら マミ
- 847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:53:55.64 ID:XY0xzXD50
- 2ほむら
- 848 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/14(日) 00:30:44.17 ID:BeGhKJWI0
- 放課後
――――今日の放課後もパトロールだった。
魔女を倒したところで、暁美さんが労いの言葉をかけてくれた。といっても、いつも通りのそっけない調子だけど。
ほむら「……お疲れ様」
貴方「今の魔女は大したことなかったね。こういうのばっかりなら良いんだけど」
ほむら「おかげでいつも以上に何もすることがなかったわ」
貴方「あー、暁美さんからしたらそうだね……」
ほむら「ところで、最近張り切っているようだけど、私は指導役としては役に立っているの?」
ほむら「強くなりたいのなら巴さんや佐倉さんのほうが役に立つと思うわ」
貴方「暁美さんも役に立ってるよ。指示してくれるだけで十分だし、居てくれるだけで安心感もその二人と同じかそれ以上にはあるよ」
ほむら「もちろん何かあったらあなたのことも守るけど……でも今日なんかは何も言わなくても自分で動けてたでしょう?」
貴方「そりゃいつかは自分で暁美さんと同じ考えができるようになるのが目的だから」
ほむら「いつか、ね」
いつか、戦闘でも暁美さんに守ってもらうだけじゃなくて、頼ってもらえるようになるだろうか。
その時になっても暁美さんに敵う気はしていない。それ以外の技術で追いついても時間停止の魔法は強力すぎる。
いつも以上に鋭く凛々しい眼差し。魔法少女としての暁美さんは普段よりもさらにクールな印象が強い。
そこから変身を解いて、わずかに表情をゆるませる。
1暁美さんといるのは強くなりたいからってだけじゃないよ
2暁美さんはどうして自分のことを隠そうとするの?
3自由安価
下2レス
- 849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 00:31:08.66 ID:ZxZ1GCoR0
- 1
- 850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:33:19.34 ID:mVgG1gzao
- 1
- 851 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/06/14(日) 00:56:57.30 ID:BeGhKJWI0
-
貴方「暁美さんといるのは強くなりたいからってだけじゃないよ」
ほむら「他に何かあるの?」
貴方「だって、クラスメイトだし。そういう面でも親近感というか、安心感はあるよ」
貴方「他の人にそれがないってわけじゃないけど。……まあ、一緒に行きたかったから誘ったんだよ」
ほむら「遊びに行くんじゃないのよ。そんな私情を持ちこんでどうするのよ。自分にとって一番メリットのある人と行くべきだわ」
貴方「……」
……それは暁美さんにだけは言われたくないなって、思ったけど。
貴方「……あ、でもメリットって言うなら俺にも暁美さんにも一つあるよ」
ほむら「私にも?」
貴方「暁美さんとの連携を鍛えるっていうのも一緒に行く目的じゃないかな」
貴方「もう少し強い魔女が出てくれないと鍛えられないけど」
ほむら「すぐ調子に乗る……。それなら、次は少しは手ごたえのある魔女が出るように祈っておきましょうか」
四回目【貴方】 20日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・献身的な娘
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・親友
・暁美ほむら・・・頼ってほしい
・佐倉杏子・・・仲間
・巴マミ・・・親友
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
志筑仁美
――――
明日は休日だ……。誰か誘おうか?
・キャラ選択(まどか/さやか/ほむら/マミ/仁美)
・何に誘う?※キャラによっては断られることもあります
1遊びに行く
2パトロールに行く
3訓練する
4家に誘う
5相手の家に行く
6自由安価
下2レス
- 852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 01:21:22.17 ID:WoqY38So0
- 1ほむら
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