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貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
- 4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/20(木) 20:19:02.46 ID:8TELrjhJ0
- マダー?
(ってレス打つやついるけどsageるんだぞ)
- 5 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/20(木) 22:10:45.86 ID:/CXVGEo50
- ――――
4日目 教室
自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。
すると挨拶が返ってきた。
さやか「おはよー」
まどか「おはよう、【貴方】くん」
ほむら「……おはよう」
今朝も三人で話しているところだ。
さやか「ね、今日は調理実習だけどお昼少な目にしてきた?」
貴方「ああ、いつもよりは」
さやか「ほむらなんて昼ご飯食べないで済ませそう。いつも小食じゃん」
ほむら「お腹が減らなかったら食べないかもしれないわね」
まどか「そういえば今日って調理実習あったんだね……」
さやか「どうした?なにかまずい事でも?」
- 6 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/20(木) 22:20:02.93 ID:/CXVGEo50
-
まどか「三角巾を持ってき忘れちゃった。エプロンは置いてあるんだけど」
まどか「……今から帰っても間に合うかなあ?」
さやか「いや、いくらあたしたちがアレ――でも、走ったって無理でしょ!あたしならまだともかく」
まどか「あ、足遅くてごめんね?」
ほむら「私の力が必要なら……」
さやか「そんなことに使うのも馬鹿らしいでしょ。あたしたちの目的は一応、街のためなんだよ?忘れましたでいいじゃん」
鹿目さんが困っているようだ。
1代わりになるものがないか探してみようか?
2マミさんに借りにいくのはどうか?
3美樹なら間に合う!(無茶ぶり)
4自由安価
下2レス
- 7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/20(木) 22:30:02.55 ID:uLLb+8ws0
- 加速
- 8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 00:30:54.02 ID:S3Ng3duc0
- 1
- 9 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/21(金) 22:32:38.29 ID:y5PUrO+e0
-
貴方「何か代わりになるものがないか探してみようか?」
まどか「うーん、何なら代わりになるかな?」
ほむら「ハンカチなら貸せるけど小さいかしら?」
まどか「わたしもハンカチなら持ってるんだけどギリギリで……」
暁美さんが薄い紫色のハンカチを出した。
確かに三角巾にするにはあれじゃ小さく見えるけど、紳士用なら大丈夫かな。ポケットを探る。
貴方「よかったら、俺のを貸すよ」
まどか「あ、たしかにこれなら足りそう。ありがとう!家庭科の時間になったら借りるね」
まあ、持っててよかったかな。
――――
――――
- 10 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/21(金) 23:28:39.60 ID:y5PUrO+e0
-
――――それから、朝話題になってた家庭科の時間。
調理実習で作るのはシチューだ。ルーを使わない料理なんてはじめてやるから、敷居が高く思えてしまう。
得意な人にでも任せる気で他の男共と一緒に皿洗いの役割を買って出ていたが、まだ洗うような段階でもない。
貸したハンカチを三角巾にしている鹿目さんを眺めてみると、見た目に違和感はあまりない。
いつも使ってる地味なハンカチも鹿目さんが着けていると印象が少し変わって見えた。
まどか「あとじゃがいもを切って……あ、【貴方】くんじゃがいも剥いてもらってもいい?」
貴方「ああ、そのくらいなら」
まどか「芽はちゃんと取ってね」
貴方「毒があるもんな。わかってるよ」
みんなで野菜を剥いて切って材料をそろえる。難しくない作業を最初に振ってもらってなんとか活躍できた。
フライパンを使うようになるところからは複雑そうで俺は洗い物に回ってたけど、鹿目さんは割と仕切っているようだった。
まどか「――……このくらいで水を足していいかな。もう少し煮たら出来上がりだね」
貴方「おお、いい感じに出来てきてる!鹿目さん、普段から家の手伝いとかしてるの?」
まどか「普段はそうでもないよ……。でも、今回のはパパに教えてもらったから」
まどか「最初の時は焦がしちゃってホワイトシチューにならなかったの」
予習なんてする気にもならなかったから素直に尊敬した。
1料理が出来る女子っていいな
2焦げたシチューはどうなった?
3自由安価
下2レス
- 11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 23:30:34.36 ID:fzJCkX7A0
- 3まどかのお父さんってたしか料理上手なんだっけ
料理がうまい男の人って憧れるな〜
- 12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 23:44:36.36 ID:VO2Pe5lB0
- ↑
- 13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 23:45:24.51 ID:VO2Pe5lB0
- まどかの好物はクリームシチューだってどこかで見たような
- 14 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/22(土) 00:30:33.09 ID:G/FwdxGd0
-
貴方「鹿目さんのお父さんってたしか料理上手なんだっけ。料理がうまい男の人って憧れるな〜」
まどか「パパに伝えておくね。きっと喜ぶよ。【貴方】くんは料理はするの?」
貴方「まあ、壊滅的ってわけじゃないと思う……」
まどか「そっか。それならやってみれば上手くなるよ!」
まどか「わたしもパパを見てると、料理上手な男の人っていいなって思うよ。ママが料理してる家のほうが多いのかもしれないけど……」
貴方「お母さんはバリキャリか。それも憧れるな」
まどか「それも伝えておくね! シチューそろそろかな。ハンカチ本当にありがとう」
鹿目さんはフライパンを覗きこむと、嬉しそうに火を止めて完成と言った。
食欲をそそられる見事な出来だ。
最初は焦がしててもこうしてみんなから頼りにされるようになったんだもんな。
鹿目さんのおかげでまともなものが食べられると思うと感謝しないと。あと、鹿目さんのお父さんのおかげか。
調理が終わって食べる頃にはエプロンと三角巾も外して、ハンカチも返してもらった。
……自分の手元に戻るとやっぱりただの地味なハンカチだ。有効に使ってもらってよかった。
*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3レッツスポーツ!(内容指定)
4他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/22(土) 00:33:14.30 ID:8XAroZyL0
- 2杏子
せっかく料理した後だしそういうのも含めて話したい
- 16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/22(土) 00:43:33.34 ID:WEJobj3g0
- 2杏子マミ
- 17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/23(日) 18:03:07.03 ID:BcfJ98zj0
- 乙
- 18 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/23(日) 23:30:24.25 ID:9O2Qf2jz0
- ――――
――――
学校が終わって放課後になると、今日は巴さんと佐倉さんと一緒にパトロールに出ていた。
ベテラン二人に囲まれていると安心感は段違いだ。だが、任せきりっていうわけにはいかないよな。
貴方「……二人と一緒で活躍できますかね、俺」
杏子「ああ? 出番なんかないかもな。あたし一人でも十分だってのに、マミまでいるならヨユーで勝てる」
マミ「何を言ってるの、佐倉さん。後輩の育成だって先輩の大事な仕事よ」
マミ「あなたもベテランといえるくらいになって、後輩が出来たのだから、お姉さんにならなくちゃね」
杏子「わ、わかってるっての!いつまでも後輩とか子どもの扱いするなよな!」
マミ「わかっていればいいのよ」
俺や新参のやつらからすれば随分ベテランに思える佐倉さんも、巴さんの前では敵わないらしい。
……佐倉さんは巴さんを除くみんなとは年は同じらしいが。
マミ「それにしても、新しく仲間になったのはみんな【貴方】くんと同じクラスかぁ」
マミ「学校でも楽しそうでいいわね。普段からよくお話するの?」
貴方「ああ、まーそりゃあ。契約する前から仲は良かったほうだと思いますよ。どちらかというと平和なクラスなんで」
貴方「契約してからは共通の秘密ができて更に関わるようにはなりましたけどね」
- 19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/23(日) 23:36:24.34 ID:TPRtyMzn0
- まどか、さやか、杏子、ほむら、この全員を鍛えたのはマミさんだしな
マミ「みんなは私が育てた」
- 20 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/23(日) 23:53:39.11 ID:9O2Qf2jz0
-
マミ「……共通の秘密を持てるクラスメイトの友達か。考えたこともなかったな。ちょっとだけ羨ましい」
貴方「よく考えたら、うちのクラスだけすごい偏りですよね。クラスっていうか学年で見てもだし」
貴方「まったく素質ってやつもなにを基準にしてるんだか……」
マミ「この前キュゥべえが言ってたことだと、年によって契約しやすいピークがあるのかもしれないわね」
マミ「魔法少女は一年も持てばベテラン。……不思議なことだけれど、私の周りでは佐倉さん以外に見たことがないわ」
俺たちは運のいいことに契約したてから仲間や先輩に囲まれているし、これまで大した危機もなくやってきた。
しかし、魔女との戦いは本来なら命懸けだ。気を抜いてたらいけないってことだろう。
杏子「それにしても偏ってる気がするけどなぁ? まるで誰かが中心になってるような……」
貴方「誰かって、うちのクラスメイトの中で?」
杏子「勘だよ勘! 言ってみただけだ!」
貴方「ま、偏りについてはわからないけど、賑やかで毎日楽しいクラスっすよ。今日は調理実習でホワイトシチュー作ったんだ」
貴方「うちの班は鹿目さんのおかげでうまくできたけど、美樹の班は焦げたって悔しそうにしてたな」
マミ「まあ、鹿目さんってお料理得意なの?」
貴方「お父さんに習ったんだって。うまくできてすっげえ嬉しそうにしてた」
他愛のない話をしながらみんなで魔女を探し歩く。
1巴さんのクラスでの過ごし方について聞いてみる
2佐倉さんに学校の楽しさをアピールする
3自由安価
下2レス
- 21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 00:06:32.56 ID:LKEnCfRz0
- s
- 22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 00:42:12.75 ID:ynxo+YjWo
- 3.まどかは褒められるの慣れてなさそうだ的な話(参考>>14)
- 23 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/24(月) 01:01:58.04 ID:KlWSE6po0
-
貴方「とにかく、今日の鹿目さんは頼りになったよ。普段そういうイメージなかったけど、面倒見の良さとかが垣間見えた感じで」
マミ「本人に言ってあげたら喜ぶでしょうね?」
貴方「ん〜……鹿目さんどんな反応するかな。なんとなくですけど、褒められるの慣れてなさそうじゃないっすか?」
マミ「反応を見るためにも褒めてみればいいじゃない」
……なるほど、それは考え付かなかったな。
あの時憧れるって言ったのも鹿目さんじゃなくて、『鹿目さんのお父さん』のほうだったし。
杏子「調子に乗せてなんかうまいもんでも作ってもらうか?」
マミ「こら。そういう話じゃないでしょ?友達に手料理を振舞う機会っていうのも、両親が健在だとそうないものだしね」
マミ「それこそ『調理実習』でも一緒にやるのでもないと」
話しているうちに魔力を感知して、結界を探すことに意識を切り替えていった。
少しの差ではあるが、気付いたのはやっぱり魔法少女を長くやってる巴さんと佐倉さんのが先だった。
魔力の根源を追って結界の中に入っていく――――。
- 24 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/24(月) 01:39:14.96 ID:KlWSE6po0
-
前衛に佐倉さんと俺が並び、後ろを巴さんが守る形で迷宮を進んでいく。
右側に現れた敵は佐倉さん、左側に現れた敵は俺が。
正面から来た敵を仕留めるのはどうしているかというと、武器のリーチが長い佐倉さんのほうが速かった。
杏子「モタモタしてるなよ?わざわざ譲ってやってるんだから」
それに加え、倒すのにモタついた時は巴さんか佐倉さんが援護してやっつけてくれていた。
貴方(こっちも長めの武器にするか……?でもあんまり扱ったことがないしな)
今の武器は魔力の刃を短く出した短剣だ。
基本的に刃の出力は大きいほうが魔力もかかるから、特別力を込める魔女戦でもない今、長くするなら細剣とかになるだろうか。
けど多分、倒すのが速いのも武器のリーチだけの差じゃない。反応の速度も佐倉さんのほうが上なんだろう。
下手に変えても武器に振り回されてしまうのが容易に想像できる。
マミ「【貴方】くんはいろんな戦い方ができるけど、代わりにあまり定まってないのね」
マミ「色々と試してみるのは構わないわよ。私達もついてるんだし自由にやってみたら?」
巴さんは二体以上の敵が現れた時にだけ的確に援護して撃ち落としてくれている。
使い魔を倒すのに弾は一発、多くても二発だ。誤射は一切なかった。
今はペーペーの俺も含めて三人いるからこういうふうなんだろうが、きっと一人でも全部対処してのけちゃうんだろうな。
・戦い方とか
1このままでいこう
2細剣にしてみる?
3鞭とか?
4杖から魔力を飛ばす飛び道具に挑戦してみる
5自由安価
下2レス
- 25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 02:11:36.22 ID:ynxo+YjWo
- ksk
- 26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 02:11:38.04 ID:kEutjgpZ0
- 3
ブルウィップ(一本鞭)でお願いします
- 27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 16:08:29.41 ID:Go/yclSk0
- 固有魔法は何がいいかな
原作的に願いによって決まるんだろうけど、貴方がどんな願いで魔法少年になったか予想つかない
「まどか達の力になりたい」なら仲間ブーストで「みんなを守りたい」なら防御系になるだろうし
ただ「みんなのように魔法を使いたい」なら色んな魔法を使える固有魔法になったりするのかな?
- 28 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/24(月) 18:41:26.45 ID:KlWSE6po0
-
……これでいこう。イメージを明確にし、魔力の刃先を細く伸ばしてしならせる。
刃に使う魔力は変えずに鞭の完成だ。
杏子「へえ、考えたな。でもまだまだ狙いが甘いよ!」
振り回せばなんとかなる剣のような武器とは違って、扱いは少々独特だ。
佐倉さんが手本とばかりに槍を変形させ、多節棍を扱って使い魔2体をまとめて倒してみせる。
上手く扱えばここまで連続して当てられるのか。まとめて叩くにはもう少し伸ばしたほうがやりやすいかな。
マミ「私たちも似たような武器は使えるからね。必要なら今度じっくり見てあげられるわ。今は色々と見て盗んでみて」
二人に指導してもらいながら進んでいった。
▼鞭の腕が上達しました。 Lv0→Lv1
- 29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 19:16:31.79 ID:YwQbtZNg0
- ワイヤーソードとかレーザーカッターとか
- 30 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/24(月) 20:03:40.33 ID:KlWSE6po0
- ――――
――――
――――魔女を倒して街に戻ってくる。
やっぱり二人がついてるからあっというまだった、って感想だ。
佐倉さんは普段反発してることも多いけど、戦いの中だと的確に巴さんの指示に合った動きをしてたのが印象深かった。
なんだかんだ息合ってるよな、あの二人。
そんなことを少し口に出してみると、予想外に怒られてしまった。
杏子「当たり前だろっ! 最低限やりたいことが合わなきゃ足引っ張り合っておしまいだ」
杏子「今回はアンタもいるから細かく指示してたが、あたしならマミの考えは大体読める。一緒に戦うからには互いに命預けてんだぞ」
……これは自慢もされてる、のかな?
マミ「あら、そこまで言ってくれてありがとう。佐倉さんもちゃんと後輩の面倒見てるのね」
杏子「な、なんだよそれ!?」
マミ「佐倉さんはこういうところ結構真剣だから。態度は厳しいけど落ち込まずに受け取っておいて」
貴方「そうっすね。一緒に戦うなら連携は大事だし」
マミ「じゃ、パトロールはここまでにする?佐倉さんはこれからはどうするの?」
杏子「えー、あたしは…………」
マミ「決まってないならうちに来る?どうせ帰っても一人だし。ご飯くらいなら出せるわよ」
杏子「まあ飯食えるならそれでもいいや」
渋々を装ったような佐倉さんの返事。それから巴さんはこっちを見る。
マミ「【貴方】くんは……――」
このあと
1行きたい
2家で食べるので…
3待ってる人がいるので
4その前に特訓してほしい
5自由安価
下2レス
- 31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 20:09:02.29 ID:jBD4Ep9Q0
- 1
前の世界だと関係薄かったからね
- 32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 20:18:04.93 ID:hpWR0LwI0
- 1
- 33 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/24(月) 20:33:49.51 ID:KlWSE6po0
-
噂に聞いた巴さんの作るケーキ……ではないけどご飯。
別れる前に食べにいく流れでも悪くないな。
貴方「あ、じゃあ行きたいです!」
マミ「あー……いえ、家にはご家族がいるのかなって聞こうと思ったんだけど」
貴方「えっ」
あー!早とちり!
マミ「いいわよ。そう言ってくれるのなら用意しましょう! たまには三人でっていうのも悪くないわね」
杏子「何食う?鍋とかどうだ?」
マミ「三人で鍋パーティしましょうか」
みんなで巴さんの家に向かい出して、ふと巴さんがした質問を考える。
貴方(俺の家庭……?)
1一人だ
2普通に家族がいる
下2レス
- 34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 20:36:51.13 ID:hpWR0LwI0
- 1
- 35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 20:37:53.13 ID:AgcV2i3s0
- 2
- 36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 20:39:18.61 ID:jBD4Ep9Q0
- 前回の貴方と一応同一人物か?
- 37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 20:45:48.47 ID:AgcV2i3s0
- マミさんがアイドルになる時間軸もあるからな
- 38 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/24(月) 21:00:59.93 ID:KlWSE6po0
- 『一応』同一人物です。身の回りの設定は変わることありますが。
------------------------------------------------------------
まあ、普通か。特に他の人と変わりはないと思う。
……別に気にする意味もないな。なんで気になったんだろ。
貴方(鍋楽しみだな)
ちょっと買い物をしてから高層マンションの中の巴さんの部屋に上がらせてもらうと、お言葉に甘えて佐倉さんと並んでソファに座る。
巴さんは鍋の用意に行っている。手伝わなくて大丈夫かな。
貴方「手伝うことあります?」
マミ「大丈夫よ。具材を切るだけだから」
佐倉さんはソファの上であぐらをかいている。……遠慮がないなぁ。まるで自分の家みたいなくつろぎ方だ。
貴方「佐倉さんは前からよくこうして上がっていたの?」
杏子「ああ。昔は訓練か魔女狩りの後のお茶会だけだったけどな」
貴方「お茶会か……この前も聞いたような。楽しそうだね。女子会みたいなもの?」
杏子「一応魔法少女の活動の一貫としてだよ。反省点言ったりすんの。……前は魔法少女のこと以外で関わることって少なかったからな」
貴方「あぁ……なるほど」
1今はそうでもなくなった?
2どうして仲良くなったの?
3自由安価
下2レス
- 39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 21:02:37.90 ID:LnAf+hbQ0
- あ
- 40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 21:04:39.13 ID:jBD4Ep9Q0
- 2+なにかきっかけでも?
そういえば、杏子は同い年設定?
年下だったら面白そうである
- 41 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/24(月) 21:46:22.15 ID:KlWSE6po0
-
貴方「どうして仲良くなったの?なにかきっかけでも?」
杏子「きっかけってゆーか…… まどかやさやかたちが契約してからだな。そっから変わったのかもしれねーな?」
マミ「やっぱり、一人は寂しいからよ」
巴さんが材料の入った鍋を持ってテーブルのほうに来た。あとは火をつけるだけらしい。
マミ「多分少し素直になっただけ。今思えば、正義の味方ってことばかりに囚われてたのは生きづらかったと思う」
マミ「自分も他の魔法少女も、ただの人だって思っていいんだって気づいたのが一番のきっかけじゃないかしら」
杏子「……まあ、理想に囚われてたのはマミだけじゃないしな。あたしもマミとは違う魔法少女としての『理想』があったし」
杏子「今も完全に否定はしてないけど」
貴方「…………」
……俺が契約する前?それとも後?
鹿目さんや美樹が契約してから何があったのかはしらない。けど強く感じるのは、今二人は『とても満足してそうだ』ってことだった。
マミ「さあ、煮立ってきたわよ!もう少し白菜がしなっとしたら食べごろね」
マミ「鍋パーティっていうのもいいわね。普段とは違って賑やかな感じがする」
――――巴さん宅で鍋をつつき、ご馳走をいただいてから帰った。
今日は少し二人のことが理解できたかもしれない。
二回目【貴方】 4日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・一緒に遊んだ
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親しみが持てる完璧
・佐倉杏子・・・鍋囲んだ↑
・巴マミ・・・鍋囲んだ↑
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら
- 42 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/24(月) 22:10:43.21 ID:KlWSE6po0
- 教室 5日目
自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。
すると挨拶が返ってきた。
さやか「おはよー」
まどか「おはよう、【貴方】くん」
ほむら「……おはよう」
昨日はちょっと話題に上がったけど、扉を開けたら一つの教室に三人も魔法少女がいるってすごいな。
俺も合わせたら4人も終結してるのか。
貴方「佐倉さんも学校に来られればもっと楽しいのになあ……」
ふとそんなことを考える。
佐倉さんはそもそも『あんなこと』があったせいで身元の証明もできないらしいけど、学校に通ってたとしたらどこの生徒なんだろうか。
やっぱり風見野のほうかな。こっちは遠すぎるだろうし。けど、一緒のクラスにいたら楽しいだろうな。
なんにしても、佐倉さんは学校の話になると自分とは無関係のことのように反応するから。
さやか「杏子?杏子のことがどうかしたの?」
貴方「あー、いや。別に。ちょっと考え事してただけ」
と、空想を終わりにして目の前の風景へと目を移した。
1なんかごきげんそうな鹿目さんに声をかける
2そんな鹿目さんを眺める暁美さんに声をかける
3美樹と雑談
4自由安価
下2レス
- 43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 22:11:36.02 ID:xoxHuJvJ0
- 2
- 44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 22:13:46.38 ID:jBD4Ep9Q0
- 2
- 45 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/24(月) 22:32:39.30 ID:KlWSE6po0
-
まどか「〜♪ 〜〜♪」
ほむら「…………」
鹿目さんがなにか鼻歌を歌っている。そんな鹿目さんを暁美さんが見ていることに気づいた。
暫く眺めてみるけど、暁美さんは何を言うでもなくじっと鹿目さんを見つめている。
貴方「暁美さん、何見てるの?」
ほむら「えっ……なんでもないわ」
貴方「嘘でしょ。本当はアレ見てたんじゃない?」
鹿目さんはまだ歌ってる……曲調を聞くに演歌っぽい?
ほむら「……ええ。まあ」
貴方「気になるのはわかるよ。声かけたらやめちゃうだろうしな。けど、暁美さんってよく鹿目さんのこと気にかけてるなって」
ほむら「友達だから。……そう言ってくれてるから。『友達』なら、気にかけるのは当たり前のことでしょう?」
貴方「んー、まあそれもそうかな……」
女同士の友情ってよくわかんないし。……でもなーんか、ちょっとだけ言い方に違和感を覚えた。
貴方「とにかく、鹿目さんのことが好きなんだってのはわかるけどさ」
ほむら「好き……?」
貴方「あ、別に変な意味じゃないよ!?」
ほむら「変な意味って何?」
貴方「いや……なんでもないよ。大した話じゃないからさ」
暁美さんと俺も『友達』。なのに、暁美さんってなんか時々不思議な感じだ。
- 46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 22:45:06.48 ID:jBD4Ep9Q0
- 真面目にそっちの気ありそうで攻略できるか不安になる
安価↓
- 47 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/24(月) 22:57:05.20 ID:KlWSE6po0
-
――――チャイムが鳴って英語の授業。
今日はペアで英文を読みあう授業だ。
周りを見るとすでにちらほらと出来始めてる。誰を誘おうかな?
1クラスメイト(キャラ指定)
2まさかの先生と
下2レス
- 48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 22:58:56.66 ID:2W+iR7jP0
- 1仁美
- 49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 23:00:51.89 ID:wx2beN0VO
- ↑
- 50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 23:18:20.18 ID:YALDet/30
- 今回はマミ杏子と繋がりコネクトがあっていいね
- 51 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/24(月) 23:41:10.04 ID:KlWSE6po0
-
貴方「志筑さん、一緒にやる?」
……そういえば、前までだったらこの人もよく美樹や鹿目さんと一緒にいたはずだったんだよな。
色々あって一時期避けていたように見えたけど、美樹も吹っ切れたようだし、これからは元に戻っていくかもしれないな。
仁美「ええ、喜んで。ちょうど一人でしたから」
誘ってみると快諾してくれた。
しかし、そう言って志筑さんが一瞬目を向けたのは上条のほうだ。……上条の相手は中沢か。
アイツもクラスで人気の高い奴だ。たかが授業の一部とはいえ、友情もいいけどこっちを優先してやれよな。彼女寂しがってるぞ。
と、心の中で零しながら授業をこなしていく。
貴方「志筑さん、さすが発音いいね……。もしかして英語ペラペラだったりする?」
仁美「難しいのは無理ですが、簡単なものなら。英会話は小さい頃からずっと習ってますので」
貴方「習い事かー……」
駄目だ、自分のが恥ずかしく思えてくる。授業はできるほうだと思ってたが志筑さんとは比べられない。
貴方「お節介かもしれないけど、本当は上条と組みたかったんでしょ」
仁美「!」
貴方「ごまかす必要はないよ。美樹の周りは大体知ってるし。んーと、だから……」
貴方「英語ってアイツの夢に必要なものでもあるじゃん?次からは志筑さんが得意なことを教えるってことで誘うのはどうかな!」
仁美「……そうすれば、私のことを優先する、と?」
貴方「適当に考えただけだけど!あ、席戻るって。今日は一緒にやってくれてありがと!」
仁美「あ、こちらこそ、ありがとうございますわ……」
ペアが終わって自分の席に戻っていく。
……やべえ、マジでいらんお節介言っちゃったかな。そういう経験すらないのに。
そんなことを思いながら――残りの授業を聞いていた。
*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3レッツスポーツ!(内容指定)
4他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/24(月) 23:45:18.07 ID:jBD4Ep9Q0
- 2杏子
- 53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/25(火) 00:08:40.67 ID:epbjWIoA0
- 4教会に行ってみよう
- 54 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/25(火) 22:31:10.18 ID:IB5I1U/l0
-
――――学校が終わると、街の外れに来ていた。
前に佐倉さんの話で聞いたことのある、今は使われていない古い教会だ。実際に足を運んだことはなかった。
杏子「よー、何しにきたんだよ?」
誰も居なければすぐ立ち去ろうかと思ってた。
人がいないのをいいことに踏み荒らすわけにもいかないし。てか、変なことしたらシメられる。
貴方「パトロールのついでに寄っただけ。佐倉さんももしかしたらいるかもしれないと思って」
杏子「あたしを誘いに来たのか?」
貴方「佐倉さんは? ここによく来るの?」
杏子「……あたしが自分の家に帰るのに理由がいるのか?」
言われてみればその通りか。何にもなくなって住めなくなったって、ここは佐倉さんの家だ。思い出は残ってる。
そう簡単に未練なんかなくならないよな。
- 55 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/25(火) 23:24:00.16 ID:IB5I1U/l0
-
貴方「佐倉さんってさ、本当に強いよね。『あんなこと』があったのに」
数ヶ月前にはこの教会に人がいて、ひっそりとだけどちゃんと運営してたらしい。
神父は佐倉さんのお父さん。だけど、佐倉さんが契約したせいで家族は崩壊した――……詳しいことはわからないけど。
杏子「やめろ。同情とかマジでされたくない」
佐倉さんは突き放すように言った。
たしかに、俺には気持ちはわからない。家に帰れば家族がいて、とくに悲劇なんて味わった覚えもない。
いい意味で、俺はどこまでも普通だ。いや、そうでなくとも佐倉さんが負った傷の大きさなんて本当の意味じゃ誰にもわからない事だろう。
1いい場所だね
2昔の事、詳しく聞いちゃ駄目かな?
3パトロール一緒に行かない?
4自由安価
下2レス
- 56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/25(火) 23:27:04.25 ID:ApV3Kl0A0
- 3
- 57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/26(水) 00:00:20.93 ID:bpq10uKR0
- 3
巡回するか
- 58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/26(水) 18:24:55.40 ID:0gr895gU0
- チンピラに絡まれてる仁美を助けるイベントとかないかな
- 59 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/26(水) 20:56:17.84 ID:2WiNow3W0
-
貴方「……じゃあせっかくだし、今日もパトロール一緒に行かない?」
杏子「パトロールか。いいけど?」
貴方「えっ、ホント?よかった」
杏子「誘っといて何だよ」
貴方「いや、なんか邪魔されたくなかったりするかなって思って」
杏子「……別に何かしてたわけでもねーし。ここに来てももう何もできないからな」
何もできなくても、佐倉さんにとっては意味はあるとは思う……けど。
とりあえず、佐倉さんがついてきてくれるなら心強い。
けど二人だとなんとも会話がなくて、どうしようかと悩む。――考えてると、佐倉さんのほうから話してきた。
杏子「アンタさ、周り女子ばっかでやりづらくねーの? むしろ役得とか思ってる?」
貴方「クラスでもよく知ってる人が多いからそんなに疎外感はないよ。前はちょっとボヤいてたけど。ほら、実力差とかも男女であるわけじゃないし」
元々の腕力の差もまったく影響がないというわけではないのか、俺は大抵の魔法少女よりは身体能力は高いほうだ。
けど、佐倉さんがその『大抵』の中に含まれない人だから、ここじゃ差があるなんて言えない。
それ以前に実力は純粋な身体能力だけで決まるわけじゃない。経験や技術の方が大事なのは他の人を見てさんざん実感してきたし。
杏子「まあそこんとこ理解して、ウワついた気持ちじゃないならいいんだけど。チャラついた考えしてたらシメてたとこだ」
……昨日も言われてたけど、本当に佐倉さんってこういうところ真面目なんだな。
貴方「でも、もしみんなが危なそうな目に遭ったりしたら見過ごせないし、助けたいとは思うよ」
貴方「それは仲間や友達としてもそうだし、実力とかも関係なく、男としてもそうだ」
杏子「あぁーそう?それは立派なことだけどさぁー…………面倒臭いな、野郎って」
貴方「まあ、そういうもんなんだよ」
佐倉さんは理解できなさそうにしてたけど、否定はしなかった。
それから魔女結界を見つけて乗り込んでいく。
- 60 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/26(水) 22:03:12.86 ID:2WiNow3W0
-
昨日と比べたら巴さんが減って、自分が気にかける範囲が広がった。しかしやることは変わらない。
杏子「このくらいさっさと伸して魔女んとこ行くぞ」
杏子「チッ……このくらい一人だったら避けて進むんだがな。全部は倒そうとしなくていい」
貴方「でも巴さんが結界に迷いこむ人がいるかもしれないから出来るだけ倒しておいたほうがいいって」
杏子「無駄なことはするなって言ってんだよ。使い魔に足をとられて結界を消すのが遅れたら元も子もないだろ。融通効かせろよな!」
貴方「ああ、なるほど……安全のことも考えてるんだね」
杏子「はぁ? ……さあね」
佐倉さんは相変わらず動きが速くて、ついていくのが精いっぱいだ。
……佐倉さんはあまり人を頼ろうとしてないのはわかる。俺のことも、他の人のことも。
後輩なんて頼ってられないってことなのかな。巴さんに対してはまた違う意味で反発を感じるけど。
貴方「……この奥が魔女かな?」
杏子「ああ、魔力の感じからしてそうだろうな。大物の気配がする」
貴方「大物!……強い?」
杏子「いや、これまでの雑魚と比べたらってことだよ。まあ、油断はしないがな」
簡単な戸を破り、魔女のねぐらを襲撃する。
二人で囲み、佐倉さんが隙を突いた大きい攻撃を仕掛け、そこから一気に畳みかけていった。
魔女があっというまにグリーフシードに変わる――――
佐倉さんの戦い方は、強力なパワーとスピードを活かしての短期決戦がメインのようだ。
巴さんが先導して佐倉さんがそれに合わせていた昨日とは少し違った戦いを終える。
- 61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/29(土) 16:05:48.03 ID:BY1N9tEE0
- あんなスカートで動き回ったらパンツ丸見えだろうな
- 62 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/29(土) 23:04:39.28 ID:x/YOorpe0
-
貴方「今回も無事終わってよかった」
杏子「当たり前だろ。無事じゃなきゃ困るんだよ」
佐倉さん、やっぱり態度は厳しいけど……。
貴方「魔女との戦いで苦戦することってある?怪我したりとか。美樹がいない時は巴さんが治療してたのかな?」
杏子「前はあったが、自力でやったって魔力があればなんとかなる」
杏子「もちろん今じゃ傷つくこともそうそうねーよ。でも、あたしは治療は得意じゃないからな」
杏子「ソッコーで敵を倒した後さやかかマミんとこに運ぶくらいはしてやるけど、お前がヘタ打って大怪我したって治さないぞ?」
貴方「軽い怪我は?」
杏子「大怪我じゃないなら自分で治せるだろ。それかガマンしとけ。男だろ」
貴方「厳しいね……」
杏子「だから無事でいろっての。怪我ならまだしも死んだら誰にも治せないんだからな」
それはごもっともだ。
杏子「……逆に、もしあたしがヘマしても下手になんとかしようとするなよ。二人でくたばるこたぁないんだ」
貴方「それって、まさか見捨てろって言ってる?」
杏子「生き残るための行動を考えろってこと。ま、あたしがやられるくらいの相手ならすぐ逃げたほうがいいかもな」
貴方「それは……できないよ。さっきも言ったけど、誰かが危ない目に遭ってたら助けたいんだよ」
杏子「はぁ!?聞き分けがねーな!そのために自分が死んでもいいってのか?」
貴方「そんなことは言ってないけど!」
そんなことを言ったつもりじゃなかったけど、結局はその二択になるのか?
それでもやっぱり、どんな状況になっても見過ごすなんて選択はとりたくなかった。
- 63 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/29(土) 23:25:22.78 ID:x/YOorpe0
-
杏子「もう……やりづれぇなあ。もしもの話だろ?」
貴方「ゴメンって。でも他の仲間もそう言うんじゃないかな、みんな」
杏子「……いや、『もしも』だからか……? わかったよ、あたしはヘマなんかしない」
貴方「そうだね。無事に勝たないとね」
それ以来また暫く会話がないままパトロールを続ける。昨日巴さんも一緒だった時はもっと会話があったんだけどな。
……ふと、最初に話していたことを思い出して考えた。
貴方「……佐倉さんは、今まで女子だけだったところに俺が入ってきてやりづらい?」
貴方「やっぱ、空気は少し変わるでしょ?男はいないと思ってたみたいだし」
杏子「まあな。長いこと話すらしてなかったな、そーいえば」
貴方「他の人とだともっと賑やかなのかなって思って……」
杏子「別に話すことなくねー?無理に話さなくてもいいじゃん、魔女倒せれば。そのためのパトロールじゃん?」
杏子「なんか話したいことでもあんの?プライベートで聞きたいこととか?」
佐倉さんのプライベート、確かにあんまり知らないな。
1おいしい店とか…?
2好きなものはある?
3スリーサイズ教えて
4自由安価
下2レス
- 64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/29(土) 23:38:02.89 ID:ePh8g2Zi0
- 加速
- 65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/29(土) 23:43:02.37 ID:zu/R2Alt0
- 4よく行く所があったら教えて欲しい
- 66 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/01(日) 00:18:46.11 ID:m2Z+ovJU0
-
貴方「じゃあ、よく行く所があったら教えて欲しいかな」
杏子「よく行く所? 飯の話?」
貴方「飯屋でも、遊びにいくとこでも」
杏子「……繁華街にはよくいるよ。飯も大体そこだ」
貴方「そうなんだ。あ、佐倉さんも何か聞きたいことあったら聞いていいよ。こっちだけ質問しちゃって悪いし」
杏子「んー?そうだな…………」
……佐倉さんが考え込んだまま時間が流れる。
杏子「……考えたけど別にねーわ」
貴方「ええ!? 興味なしってこと?」
杏子「仕方ないよね?急に言われても思い浮かばなかったんだから」
貴方「まあ無理にとは言わないけど……!」
杏子「てか、本当はアンタもあたしにそこまで興味なんてないんじゃない?話題がないから振り絞っただけでさ」
貴方「いや、そんなことはないって……。仲間なんだし。佐倉さんのことももっと知りたいと思うよ」
杏子「……マジで言ってる?」
杏子「あっそ。そう言われたって思い浮かばないモンは思い浮かばないからな!魔女探すぞ」
貴方「わ、わかったよ……」
今日一日一緒に行動して、少しは距離が近づけたかな……?道のりは遠そうだ。
二回目【貴方】 5日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・一緒に遊んだ
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親しみが持てる完璧
・佐倉杏子・・・興味なしか…↑
・巴マミ・・・鍋囲んだ
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら
――――
明日は休日だ……。誰か誘おうか?
・キャラ選択(まどか/さやか/ほむら/杏子/マミ)
・何に誘う?※キャラによっては断られることもあります
1遊びに行く
2パトロールに行く
3訓練する
4家に誘う
5相手の家に行く
6自由安価
下2レス
- 67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/01(日) 00:22:00.16 ID:ll9EEF0m0
- 5マミ
- 68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/01(日) 00:25:46.53 ID:d9CBldsm0
- ↑
- 69 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/01(日) 00:47:13.30 ID:m2Z+ovJU0
-
帰宅してから、巴さんにメールを打ってみた。
また家に行ってもいいか聞いてみると、『それなら人数が多いほうがいいわね』とみんなでお茶会をすることになった。
連絡手段のない佐倉さんも、見かけたら誘っておくと言っていた。
……お茶会。
話には聞いていたが、参加するのははじめてだ。なんか手土産でも持って行ったほうがいいかな?
――――
――――
一週目 週末
巴宅
インターホンを鳴らして部屋に入れてもらうと、甘い匂いが漂っていた。
貴方「おじゃましまーす……ケーキの匂いがする」
さやか「おう!早くこっち来てみなよ、今日のケーキもうまそうだから!」
なぜだか出たのは巴さんではなく美樹だ。
というのも、巴さんは色々と準備をしていたからだったらしい。奥に進むと姿が見えた。
マミ「いらっしゃい。もしかしてその袋、何か持ってきてくれた?気を遣わせちゃったかしら?」
貴方「一応手土産は必要かなと思って。でも、これだけあったらいらなかったですかね」
マミ「いえ、気持ちは嬉しいわよ」
杏子「余ったら食うけど?」
さやか「杏子もちょっとは見習いなさいよ。ていうか、あたしも何か持ってくればよかったかな?」
マミ「気にしなくていいんだけどね」
杏子「待ちくたびれたし早く始めようよ」
マミ「みんなが揃ったらね」
- 70 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/01(日) 01:18:06.20 ID:m2Z+ovJU0
-
この時点では鹿目さんと暁美さん以外は集まっていた。佐倉さんも誘えたみたいだ。
それから少しすると二人もやってくる。
ケーキは聞いた通りの出来栄えだ。手作りって聞かされなかったら買ってきたと思ってしまう。
マミ「お待たせ。紅茶を淹れてきたわ。それじゃ、ケーキを分けましょうか」
まどか「わあ、ありがとうございます!今日も美味しそうです!」
ほむら「今日は【貴方】くんもいるのね?」
さやか「珍しいよね。マミさんが誘ったんですか?」
マミ「まあ、そうね。でも提案したのは【貴方】くんよ」
貴方「こんなすごいお茶会開いてもらえるとは思ってなかったですけど」
杏子「……ふーん」
さやか「アンタは誰がいてもいなくても関係なさそうねぇ……」
ほむら「むしろ取り分が少なくなると思ってそうかも……」
この前の鍋みたいに、またなんか集まって遊んだりできればいいなってくらいの気持ちだった。
生返事しながら食べてる佐倉さんは、やっぱり俺には興味なさそうだけど……。
マミ「人数が増えた分は量を多くしてるわよ。ケーキだけじゃなくて他にも足したりね」
マミ「それに【貴方】くんも持ってきてくれたから、普段より多いくらいよ」
まどか「そのプリン、【貴方】くんが持ってきてくれたんだね」
貴方「高価なものではないけどね」
ほむら「こんなに食べられるかしら……。持って帰ってもいい?」
杏子「あ!余ったら――」
マミ「さすがに意地汚いわよ?保冷剤ならいくつかうちでも用意できるから、心配しないで」
暁美さんは表情が変わりにくいけど、ちょっと苦笑いしたように見えた……。
1みんなの仲について
2巴さん、大変じゃないんですか?
3自由安価
下2レス
- 71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/01(日) 01:20:18.61 ID:ll9EEF0m0
- 2
- 72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/01(日) 08:48:24.67 ID:f5tiX5Yno
- 1
- 73 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/04(水) 22:46:58.54 ID:P9LTF40K0
-
貴方「みんな仲いいよな」
さやか「どこを見て言ったの?」
貴方「美樹と佐倉さんとかも、互いに遠慮ない感じするし」
杏子「こいつが生意気なだけだろ?困ってるんだよ!」
さやか「なにそれ、どこが生意気よ!」
貴方「あとは、学年の違う巴さんとかさ。同じクラスのメンツは仲いいのはわかるんだけど」
暁美さんは横に居る鹿目さんと話していたが、俺が見ていることに気づくとこっちにじっと視線を移す。
……鹿目さんと美樹が幼馴染なのは知ってるけど、暁美さんは転入生だ。それに、誰とでも仲良くするタイプではない。
正直、きっかけ――というのだろうか。ここまで二人が急激に仲良くなった理由がわからないんだよな。
さやか「何ー?【貴方】、ヤキモチ焼いてるの?みんなが仲いいから?」
まどか「【貴方】くんも大事な友達だし、仲間だよ!」
杏子「まあ、イイモノ持ってきてくれたから気が利く奴だとは見直したよ」
さやか「なんで上から目線なんだこの子は」
貴方「ははは……まあ、喜んでもらえたならなによりだよ」
マミ「今日のケーキと紅茶はどうかしら?紅茶のおかわりが欲しくなったら言ってね」
貴方「美味しいです!すごいっすね」
みんなとお茶会を楽しんだ。話して食ってただけだったけど、なんか優雅な雰囲気は味わえた。
今日のメインであるケーキは言うことなしの出来だったし、クッキーもさくさくとして美味しかった。
けど、ちょっと甘いもの食べすぎたかな。――お茶会も終わりの頃、そう思ってると佐倉さんがこんなことをつぶやく。
- 74 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/04(水) 23:46:03.86 ID:P9LTF40K0
-
杏子「……さてと、ラーメンでも食いに行くか」
マミ「まだ食べるの?」
まどか「太……らないんだよね、杏子ちゃん。むしろ細いくらい。うらやましいかも」
ほむら「まどか、我慢しているの?私はもうお腹いっぱい。プリンはお土産にいただいていくわね」
まどか「べ、べつに我慢ってほどじゃないよ?ご飯はもうちょっと経ってからがいいかなあ」
さやか「あたしもこれ以上はいいや」
何気なさそうなつぶやきにそれぞれ言葉を返すが、みんな同じような反応だ。
そんな中、俺はこってりしたラーメンを思い浮かべる。口直しにはちょうどいいだろうな。
貴方「それ、いいかもな」
さやか「おー、マジか!行ってくれば?杏子ってやっぱ食う量違うわ」
まどか「あははは……」
杏子「……行くならついてきてもいいけど?店までは決めてない」
貴方「そ、そうだね。行ってから決めよう」
佐倉さんと巴さん宅を出た。 優雅なお茶会は終わりにして、頭の中はラーメン一色だ。
貴方「どんなのが食べたいっていうのは決めてる?」
杏子「まあね。合わせる気はないよ。で、アンタはどうなのさ?」
貴方「あっさりよりこってりがいいかな。豚骨系とか。そんで、背脂浮いてるやつ!」
杏子「お、話がわかるじゃん!そうだよな。甘いものの後はガツンと脂の浮いたラーメンだよな!」
食べ物の話で珍しいまでに意気投合。……まあ、興味があるのは食べ物のことなんだろうけど。
杏子「……みんな小食すぎるんだよな。お菓子だけでお腹いっぱいってさ」
貴方「特に暁美さんは小食な感じするかな。俺はよく食べる人っていいと思うよ。見てて気持ちいい」
杏子「そ、そうか? それより話してたらますます腹減ったな!そこなんてどうだ?なかなかうまそうだぞ」
貴方「ああ、よさそうだね」
……――――お茶会と食後のラーメンを楽しんだ!
― 一週目休日 終了 ―
- 75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/05(木) 08:07:58.34 ID:Edm7zEuM0
- 杏子かわいい
- 76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/07(土) 15:02:10.71 ID:+Ogqge/K0
- まだかな
- 77 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/07(土) 22:44:51.71 ID:OwIVVr/z0
- 教室 6日目
自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。
今日の教室内は――――……
さやか「おはよー」
まどか「おはよう、【貴方】くん」
ほむら「……おはよう」
仁美「おはようございます」
4人から声が聞こえてくる。今日は志筑さんも一緒に話してるんだ。
珍しく思ったけど、 暁美さんが来る前までは三人といえばこの三人だったはずだった。
三人は魔法少女で、志筑さんはそうでないからというのも理由かもしれない。
それから志筑さんは、上条と付き合い始めて、一時期は美樹と気まずくなってて――……。
やっと元の形に戻りはじめたってところか。とはいっても、お互い他に優先することは増えたわけだけれど……。
しばらく四人の様子を眺めて、朝の時間が過ぎていった。
――――
――――
- 78 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/07(土) 23:03:52.55 ID:OwIVVr/z0
-
――――下校のチャイムが鳴ると、みんな次々ちらほらと机を収納して教室を去っていく。
今日は帰りも四人一緒にいた。
貴方「今日は志筑さんと一緒に下校?」
さやか「うん、久しぶりに遊びに行こうって話になってさ。あ、【貴方】も一緒に来る?」
貴方「うーん、どうしようかな」
1行くよ
2他の人を誘ってパトロールに行こう(マミ/杏子)
3他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/07(土) 23:04:20.08 ID:jM5hQbnm0
- 1
- 80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/07(土) 23:06:19.85 ID:byy4HAid0
- 1
- 81 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/08(日) 01:00:00.75 ID:2ALLRlOe0
-
最近パトロールに訓練続きだったし、たまにはそういうのは忘れて遊ぶのも悪くないか。
貴方「行くよ。久しぶりなんだ?」
まどか「うん、仁美ちゃんは習い事もたくさんやってるから」
さやか「そうだよ?仁美と遊べるのなんて貴重なんだからね?」
仁美「あの、実は習い事は少なくしてもらったんです。これからは高校受験もありますし」
仁美「なにより……私も好きでやっていたわけじゃありませんから」
まどか「え、そうなの?」
さやか「気ぃ早すぎない?」
貴方「志筑さんのことだし、俺らとは比べられないような名門校なんだろ?」
仁美「そう言う【貴方】くんも、貴方の学力ならその気があればかなり上を狙えると思いますけど」
貴方「その気があれば、か……。そんなに上を目指す気もないけどな。面倒そうだし」
仁美「ええと、話を戻しますね。なので、時間は今までより少し空いているのですが……」
そう言う志筑さんが一瞬どこかへ視線を向ける。
視線の先は――――上条か。友達と一緒に帰るところみたい。
それに美樹も気づいたみたいで。
さやか「あ、そっちはそっちで優先してくれていいからね?」
仁美「ええ。ありがとうございます」
ほむら「……最近は私たちのほうが予定があったわね」
まどか「あ、たしかに」
仁美「そちらも落ち着いたのでしょうか?」
まどか「えっと……前よりは落ち着いたかな」
仁美「それなら、よろしくお願いしますね」
仁美「勉強もしないといけないのでいつでもというわけにはいきませんが、私もこれからはいくらか自由になりましたから」
志筑さんはふわりと笑って挨拶をした。
今日は俺も誘ってもらえたけど、この5人で出かけるのってはじめてだな。普段どんなところで遊んでるんだろう。
- 82 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/08(日) 01:23:51.54 ID:2ALLRlOe0
-
貴方「それで、今日はどこに行くんだ?」
さやか「ショッピング行こうって話してて。それでいい?」
貴方「ああ、構わないけど……何か見たいものはあるの?」
さやか「いーや、行き当たりばったり。あとのことはついてから決めよー!」
――……随分と適当なノリで駅前へと足を進めていく。
デパートに入ると、まずは服や雑貨の店が並ぶフロアだ。……普段なら素通りするところだ。あんまり興味は惹かれないかな。
綺麗な小物類を置いてる店の前で足を止めて、二人がそっちに目を向けていると、志筑さんがこっそりと話しかけてきた。
仁美「あの、少しよろしいですか? 【貴方】くんが知っているかはわからないのですけど……」
貴方「え?いいけど、どうかしたの?」
仁美「はい。【貴方】くんは美樹さんや暁美さんとは仲がいいようですし、最近三人とよく一緒にいるのを見かけますので……」
仁美「学校を出る前にも話していた、三人の『予定』って何かご存じだったりしませんか?」
貴方「あー……予定か」
恐らく魔法少女のことだろうな。
知ってるけど、正直には話せないことだ。なんて言ったらいいか迷うな。
1知らない
2話せない
3ボランティア、とぼかす
4自由安価
下2レス
- 83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 01:31:47.35 ID:5GaHSTo20
- 3
- 84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 03:40:33.20 ID:g5q/b3zbo
- 2
- 85 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/09(月) 23:17:39.23 ID:NVDBMp1z0
-
貴方「んー、それはちょっと俺には話せないっていうかー……」
仁美「まあ……!」
俺が曖昧に言うと、志筑さんは口に手を当てて大げさに驚いたポーズをとる。
……フィクションでしか見ないようなお上品な驚き方だから、本気でやっているのか疑問に思うが、まあ本気なんだろう。
仁美「つ、つまりお二人はその、人には言えないようなことをなさって……!?」
貴方「あ、いや、別にやましい事してるってわけではないけど――って、その反応だとそうは勘違いしてなさそうだね?」
仁美「私にはやましいと言っていいのかわかりませんわ。たとえ禁断でもそれもひとつの愛の形……!」ブツブツ
貴方「お、おーい?」
やべえ、変なスイッチでも入った?
仁美「……でも、その様子だと【貴方】くんはご存知なようですわね。なんだか少し寂しいです」
貴方「あ……それは」
仁美「いつからなのでしょうね。私も転校生の暁美さんとは変わらないかもしれませんが、二人とはずっと近くにいたんです」
仁美「きっと、本当に悩んでいることとかも【貴方】くんには話せるのでしょう?」
貴方「そ、そうかな……?」
魔法関連のことならたしかにそうだけど、俺だけじゃなくて先輩で頼りになる巴さんとかもいるし。
それを抜きにしても頼ってもらえてるかな。
俺がみんなの支えになれるだろうか。
- 86 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/09(月) 23:31:55.19 ID:NVDBMp1z0
-
仁美「それともまさか、四角関係……?奪い合いなんですの!?」
貴方「それは頭から抜こうか!?仲はいいと思うけど、友情っていうか仲間としての思いだろうし!」
貴方「他は冗談で済むかもしんないけど、俺なんかにそういう風に捉えちゃさすがに悪いよ」
アレ、本当に本気……なんだよな?
志筑さんとの会話に意識を向けていると、いつのまにか三人は買い物を済ませていたみたいだ。
さやか「……何話しこんでんの?そろそろいくよ?」
貴方「なんか買ったの?」
まどか「うん!学校にも付けていけるようなちょっとしたものだよ」
貴方「へー」
1鹿目さんに似合いそうなストラップだ
2暁美さんに似合いそうな髪飾りだ
3美樹に似合いそうなアクセサリーだ
4志筑さんに似合いそうなものを発見した
下2レス
- 87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/09(月) 23:37:22.01 ID:kl0Ygnp50
- あえて4
- 88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/09(月) 23:46:46.25 ID:FIW7JbKB0
- 2
- 89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/09(月) 23:46:59.85 ID:mg6XxKQuO
- アゲ
- 90 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/10(火) 00:55:42.51 ID:dbGUVfiT0
-
貴方「暁美さんに似合いそうな髪飾りだ」
今着けているカチューシャと雰囲気の似た黒いカチューシャだ。
決して派手ではないが、シンプルながらキラキラとした装飾が入っていて上品にまとまっている。
ほむら「え、ええ。そうかしら。……まどかが勧めてくれて」
貴方「鹿目さんのセンスか。いいね」
まどか「でしょ?似合うと思ったんだ。こうやって似合うもの見つけ合うのって楽しいんだよ!」
貴方「たしかにまあ、暁美さんなら選びがいがありそうだよな」
まあそれは完全に本心というか、自然に口から出たような言葉だ。
男子の中でも女子の中でも暁美さんは憧れの的だし、人気は高い。美人で勉強もできる高嶺の花というのはみんなの共通認識だった。
ほむら「……そう?」
しかしそう言うと、暁美さんは表情を変えずに聞き返してくる。褒め言葉なら言われ慣れてるはずなのに。――いや、だからか。
道歩いてるだけでも散々聞こえてきそうなものだし、適当に聞き流してそうだ。
ほむら「【貴方】くんもそういうことを言うってことに驚いたわ」
貴方「……えーっと!硬派に思われてた?だったら失敗したなあ」
さやか「硬派ってより、鈍感って言われてんじゃない?」
貴方「えっ、そうか?どこがだよ?」
……――みんなで話をしながらフロアの中を一通り見て回った。
- 91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/10(火) 08:30:11.29 ID:xcFg73Mi0
- 乙
- 92 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/13(金) 23:52:49.67 ID:fhT8ABvq0
-
結局歩きつかれたみんなが辿りついたのはカラオケで、
個室のソファで落ち着くと、端末を操作する美樹を眺める。
さやか「よし、あたしは決めた!次まどかね」
貴方「鹿目さんはどんなの歌うの?」
まどか「えっと、わたしはえん……じゃなくて、普通にその時の流行りだよ!」
……なんか今言いかけたような。
美樹の選んだ曲のイントロが流れ出す。
貴方「あー、そう?二人も気になるなぁ。なんとなく、英語の歌とか歌ってもサマになりそう」
仁美「洋楽ですか?知らないこともないですが……」
ほむら「私は……どうかしら。回ってきた時に決めるわ」
さやか「はい、聞いて聞いて!そう言うアンタはどうすんの?」
鹿目さんが入力し終わって端末が回ってくる。
どうしようかな?
主人公の【歌唱力】
1前回と変えない(5)
2コンマ再判定
3自分はいいや
下2レス
- 93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 00:00:19.53 ID:mH2JeD9g0
- 3
- 94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 00:07:53.17 ID:I4MgD1EHo
- 2 運ゲする
- 95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 00:08:38.54 ID:7D6xgnk10
- 7か、前回より良くなったな
- 96 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 00:17:22.35 ID:zpLf6hzY0
- あ、前スレ>>888みたいに選択肢の次のレス(ここ)で決めます
----------------------------------------------------
コンマ再判定
下1レスコンマ判定1ケタ 歌唱
0〜9
※0が最大、1から9は大きいほど良い。例によって00はクリティカルだよ。
- 97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 00:24:03.49 ID:RCfD24BEo
- beep
- 98 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 00:37:32.05 ID:zpLf6hzY0
- 9 誰もが聞き惚れる…!
----------------------------------
美樹の元気な歌声を聴きながら、端末を操作する。カラオケは嫌いじゃない。
貴方(これでいいか)
……全員に一通り回し終わる頃には一曲目が終わって、鹿目さんの二曲目が流れ始めた。
まさに鹿目さんのイメージ通りな可愛らしい歌だ。
さやか「よっ、かわいいぞまどかー!」
他の人が歌ってる時には盛り上げ役な美樹。横で小さく口ずさんでるけど、音楽好きだからか歌もそこそこうまいよな。
それからまた順番が回って、自分の番でマイクを取る。……すると、歌いだし早々から空気が変わる。
さやか「……えっ、うまくね?」
仁美「本当ですわ。プロの方みたい」
ほむら「意外な特技なのね……」
なにかと盛り上げ役だった美樹もこの曲の間は静まっていた。
一斉にやたらとべた褒めされて、照れたけど気分はいい。
- 99 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 00:47:14.76 ID:zpLf6hzY0
-
さやか「わー、すっげー!【貴方】にそんな特技あるなんて知らなかったよ!」
歌い終わりと同時に美樹が言う。
貴方「はは……大げさじゃねーか?」
まどか「大げさでもないよ、【貴方】くん。素直に上手だなぁって感心しちゃった」
さやか「そうだそうだ。どうせなら歌手デビューとか狙っちゃえば?」
貴方「いや、そこまでは無理だって」
仁美「最近ネットで動画を上げて有名になる人も見ますよ? 歌い手……とか言ったでしょうか」
とはいえ、そんなに目立ちたくもないんだよなぁ。趣味に留めていたい。
一通りは回って、選曲はそろそろ二巡目に入る。
1ところでえんって?
2選曲に悩む暁美さんに声をかける
3志筑さんって歌も習ってたりするの?
4自由安価
下2レス
- 100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 00:52:42.98 ID:7D6xgnk10
- した
- 101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 01:16:12.50 ID:rXTt5+nK0
- 3
仁美の好感度あげたい
- 102 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 12:48:43.35 ID:zpLf6hzY0
- この時間、人はいるだろうか?
- 103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 13:05:52.13 ID:10sqsQyWO
- いない
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