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貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
- 104 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 13:37:54.21 ID:zpLf6hzY0
- ん…!?
-----------------------------
貴方「志筑さんこそ、歌も習ってたりするんじゃない?」
仁美「習ってるには習ってたのですけど……合唱ですから。全然違いますわよ」
貴方「ああ、どおりで声の幅が広いなーと。それに腹から声が出てるよな」
背筋をぴんと伸ばして歌う姿は美しく見えるし、普段喋る時のおっとりした声とは変わった印象。
芯のある透き通った歌声だ。
貴方「俺の事をほめてくれたけど、志筑さんだって十分上手なほうだよ」
仁美「それほどでもありませんよ。でも、嬉しいですわ」
貴方「もっと色々聞いてみたいな」
向こうでは、端末を持ったまま悩む暁美さんと鹿目さんが話していた。
まどか「ほむらちゃん、悩んでるの?」
ほむら「あまり流行りの歌って知らないのよね。さっき思い浮かんだのは……どこかで聞いた覚えがある気がしたから」
まどか「カラオケの定番だからかな?わたしたちもよく歌うし」
仁美「別に流行りの曲にこだわらなくてもいいのでは?」
ほむら「じゃあ……こういうのでもいいかしら?」
暁美さんが悩んだ末選んだのは合唱用の曲だ。それも、少し前に音楽でやったやつ。
本格的に、流行どころか歌をあまり知らないのかもしれないな。
貴方「お、こういうのは志筑さんの得意分野じゃないか? みんな知ってるしどうせならみんなで歌うか!」
まどか「こういうのもアリなら、わたしも歌ってみようかな……」
さやか「まどかの本領発揮!?」
みんなで合唱した後は、鹿目さんが今までのイメージからかけ離れた昭和歌謡をかっこよく歌ったり、演歌歌ってたり。
意外にもカッコいい曲も歌うんだな、なんて思ってたけど、お母さんがよく歌ってたらしかった。
……それを聞くと、俺以外のみんなはなぜか妙に納得してた。
- 105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 13:51:54.90 ID:iVAsvUbg0
- まどかは演歌が好きだっけ
- 106 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 14:50:44.79 ID:zpLf6hzY0
-
さやか「今日は久しぶりによく遊んだなー!」
仁美「やっぱり、みんなで遊ぶと楽しいですわね」
カラオケを出ると、エレベーターを下って帰り路の方向に歩き出していた。
仁美「【貴方】くんが歌がとてもお上手だっていうこともわかりましたし。また誘いましょうよ」
貴方「俺も楽しかったから誘ってくれるのは大歓迎だよ」
さやか「そういえば、仁美は恭介とはこんな感じで遊んでたりするの?」
仁美「えっ? えーと……そうですわね。たまに一緒にお買い物をしたりはします」
仁美「大体CDショップや楽器屋がメインですから、カラオケとかは行きませんね」
さやか「あー、なんか想像ついたよ。あいつ、興味あることは一直線だもんね」
さやか「今日はまどかのカッコいい姿も【貴方】からしたら収穫じゃない?驚いたでしょ」
まどか「そっ、その話はいいよう」
貴方「意外だったけどイイと思うよ。そういうギャップ」
まどか「えへへ、そうかなぁ……」
エレベーターが1Fについて外に出ると、家の近い人から段々と別れていく。
美樹と鹿目さん、あと志筑さんも家は近いらしい。
駅の近くに住んでいる暁美さんが一番に抜けて、それから自分も途中でみんなと手を振って別れた。
二回目【貴方】 6日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・ギャップ↑
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・一緒に遊んだ↑
・暁美ほむら・・・親しみが持てる完璧↑
・佐倉杏子・・・興味なしか…
・巴マミ・・・鍋囲んだ
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら
- 107 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 16:19:56.29 ID:zpLf6hzY0
- ――――
7日目 教室
自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。
すると挨拶が返ってきた。
さやか「おはよー」
まどか「おはよう、【貴方】くん」
ほむら「……おはよう」
仁美「おはようございます」
昨日から増えた志筑さんも加わって、4人一緒だ。
それ以外はいつもと同じ様にも思えたが、一つ違うところに気づく。暁美さんの頭についているカチューシャだ。
貴方「暁美さん、昨日の早速つけたんだね」
ほむら「ええ。せっかく選んでくれたから」
今までのと色は同じだし、雰囲気は似ている感じだ。昨日のことを知ってるか、注意深く見ていないと気づかないだろうな。
主張しすぎないくらいの華やかさというのが暁美さんに合っていると思った。
1やっぱり似合ってるな
2鹿目さんセンスいいね
3自由安価
下2レス
- 108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 16:31:37.13 ID:iVAsvUbg0
- 1
- 109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 16:38:58.21 ID:10sqsQyWO
- 3 さすが鹿目さんだねほむらちゃんに何が似合うかわかってる
- 110 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 17:06:06.17 ID:zpLf6hzY0
-
貴方「さすが鹿目さんだね。暁美さんに何が似合うかわかってる」
ほむら「ええ、そうね」
昨日はピンとこないような反応だったけど、そう言うとあっさりと肯定する。
ほむら「自分だとよくわからないから、選んでもらったほうが間違いがないかも」
貴方「えっ、そういう意味?」
たしかに暁美さんは、飾らない美人って感じかな。
まどか「昨日【貴方】くんも言ってた通り、やっぱり選びがいあるから!」
さやか「くそう、仲いいなー。でもまどかはあたしの嫁だぞ?」
貴方「モテモテだね」
仁美「あぁ、いけませんわ。いけません……」
鹿目さんもみんなから好かれるタイプだ。その理由もよくわかる。
志筑さんの反応はよくわからないけど。
そんなこんなで、学校での一日を過ごしていった……――。
*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3レッツスポーツ!(内容指定)
4他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 17:10:15.67 ID:iVAsvUbg0
- 加速
- 112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 17:31:44.43 ID:SiReztES0
- 2マミ
- 113 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 18:31:40.62 ID:zpLf6hzY0
- ――――
――――
放課後
学校が終わると、今日は三年のフロアまで巴さんを誘にいってパトロールに出かけた。
巴さんは同じ学校にいるけど、学年が違うから学内で関わることはほとんどない。
マミ「――さて、今日はこの順番で回りましょうか。特にここは不審な事故の情報があったから怪しいと踏んでるわ」
貴方「ちゃんとニュースとか調べてるんですね」
マミ「ええ、まあ……日課かしら」
本当、巴さんって『魔法少女』だよな。責任感もあるし。
もちろん美樹にも鹿目さんにも自覚や責任はあるんだけど、巴さんはそれ以上に『魔法少女』であることが日常になってる気がする。
俺も魔法が使えるけど、まだここまでにはなれないだろうな。
マミ「怪しい場所の近くに来たら気を付けるのよ。気を抜いていたら、魔法少女でも不意を突かれて取り込まれることもあるんだからね」
貴方「えっ、そうなんですか?」
マミ「そういうのが得意な魔女なら。今は私がついているから、ある程度気配は察知出来るけどね」
マミ「あとは悩んだりしない事よ。戦いにも影響が出るし、悩み事があったらすぐにみんなで共有しないとね」
マミ「それで美樹さんは一回危ないことになったから……」
貴方「あぁ、上条のことか……」
今は折り合いつけられたみたいだけど。
マミ「あれから美樹さんはどう?みんなの様子ならあなたのが詳しいんじゃない?」
貴方「美樹は今のところ問題ないように見えます。拗れそうになった友達ともまた仲良くしてますし」
マミ「そう。よかった。クラスのことは私は詳しく知らないから」
マミ「……ところで、みんなもっとこっちに来てくれてもいいのよ?」
貴方「もしかして、寂しかったりします?」
マミ「べ、別にそこまでは言ってないわよ」
ちょっと拗ねた様子な巴さん。まあたしかに、普段はクラスのこと優先しがちだからなぁ。
1たまに顔出しにいきますよ
2巴さんもみんなと一緒に登校してみるのは?
3同じ学年で魔法少女候補探してみます?
4自由安価
下2レス
- 114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 18:32:40.29 ID:DqiDwuh8O
- 3
- 115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 18:33:13.08 ID:SiReztES0
- 3だとキリカがいるけど登場はしないって明言してるしな
- 116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 18:38:11.69 ID:GDbib5Tl0
- 3
- 117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 18:40:25.81 ID:DqiDwuh8O
- キリキリカップルは名前は出さないけど、この世界でも生きているのを見せてほしい
- 118 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 18:58:26.00 ID:zpLf6hzY0
-
貴方「キュゥべえに頼んで、同じ学年で魔法少女か魔法少年の候補探してみます?」
マミ「それは…… 無理に増やそうとするのも良くないわよ。寂しいからって理由でこちら側に引き込むわけにはいかないわ」
貴方「そうっすか……割といい案だと思ったんだけどな」
マミ「今は一つの街を守るには十分な人がいるから。魔法少女じゃなくても、友達なんてものは自分で増やせばいいんだわ」
巴さんは少し無理をしているような笑顔を作った。
……三年生の交友関係は俺はさっぱり知らないけど、今一番仲良くしてるのは俺たちなんだろうな。
でもみんな違う学年だし、佐倉さんはそもそも学校に通ってない。
マミ「ずっと一人だったから、仲間が増えたのは嬉しかったのよ。それなのにまた不満を持つなんてわがままよね」
貴方「それは…………」
魔法が使えるという『共通点』があれば否が応でも関わることになるし、巴さんは指導者という立場もあるから頼られやすいだろう。
むしろ巴さんは他の人と仲良くなるのに遠慮があるのかな。普通の人とは違うから?
マミ「……結界を見つけたわ。ここよ」
弱い一面を垣間見たのは束の間、魔女を見つけると巴さんは凛々しい戦士の顔になっていた。
入り口を開き、二人で結界に突入する。
- 119 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 20:00:13.17 ID:zpLf6hzY0
-
――――
――――
……――それから、魔女を倒して結界が崩壊する。
マミ「お疲れ様。武器の扱い、上達してきたわね」
貴方「ありがとうございます!」
俺はほとんど巴さんの指示に沿って動いてただけだった。
この前佐倉さんが言ってたように、もっと経験を積めばもっと少ない指示で巴さんの考えを読めるようになるのかな。
マミ「【貴方】くんの武器は発想次第でいくらでも活かすことができるからね。伸び代はかなりあるわよ」
貴方「じゃあ訓練頑張らないとっすね」
マミ「ええ。その意気よ」
魔法少女のことになると本当に頼もしい。
しかし、少しだけさっきの寂しげな表情も浮かんだ。
これから
1ご飯に誘う
2ヒミツの特訓
3自由安価
下2レス
- 120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 20:07:31.53 ID:GDbib5Tl0
- 1
- 121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 20:14:53.20 ID:rXTt5+nK0
- 1
- 122 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 20:43:17.57 ID:zpLf6hzY0
-
貴方「あの、よかったらこの後ごはんにでも行きませんか?」
マミ「ご飯? 私は帰っても自分で作らないとだからいいけど……」
そういえばこの前も家族が待ってるかどうかを気にしてたな。
他の人と違って家族がいないというのもどこか気負ってる部分があるのかもしれない。
貴方「じゃ、行きましょ。一日くらい家事サボったっていいでしょ」
マミ「……そうね。今日は楽しようかしら」
魔女のいた怪しい場所から離れて、人通りのあるほうへ向かっていく。
一人暮らしなら美味しい店とかよく知ってるのかと思ったけど、あまり知らないらしい。
良さそうな店で腰を落ち着けて話し始める。
貴方「巴さんってあんまり外食しないんですか?」
マミ「普段は自分で作るかな。家族がいた時も外に食べに行くより家のご飯のほうが好きだったし」
貴方「お母さんも料理上手だったんすね。……それともお父さん?」
マミ「お父さんもたまに料理はしたわね。今思うと上手だったと思うわ。ずっとそれが普通だと思ってたけど」
育った環境を普通だと思うのは当たり前か。
巴さんにも料理が下手くそだった時があるのかと思うとなんか不思議な気分だ。
- 123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 20:44:43.94 ID:rXTt5+nK0
- 1人暮らし設定だったらもっと共感できたのかもしれない
- 124 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 22:09:08.97 ID:zpLf6hzY0
-
マミ「今でもね、たまーに思うのよね。またお母さんのご飯が食べたいなって。今じゃ他人の手料理を食べることもほとんどないから」
貴方「……」
マミ「ごめんなさい、しんみりさせちゃったかしら?」
貴方「いや、そう思うのは当然っす。うまくいえないけど、そういうのは吐き出したらいいと思います」
マミ「……ありがとう。あら、これなんか美味しそうね。外食もいい刺激になるわ。参考にできそう」
貴方「あー、再現とかできるんですね」
マミ「レパートリーが増えそうだわ。外食はあまりしないけど、ケーキや紅茶はよくお店にも食べに行くし参考にすることもあるわね」
貴方「なら、今度そっちのほうでオススメな店とか教えてもらおうかな」
マミ「ええ。もちろんいいわよ。スイーツも紅茶も奥深い世界なんだから!」
……新しい約束ができた。やっぱり、巴さんも好きなことを語る時は楽しそうだ。
おいしいご飯を食べて、今日は帰路についた。
二回目【貴方】 7日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・ギャップ
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・一緒に遊んだ
・暁美ほむら・・・親しみが持てる完璧
・佐倉杏子・・・興味なしか…
・巴マミ・・・弱い一面を見た↑
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら
- 125 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 22:36:20.25 ID:zpLf6hzY0
- ――――
8日目 教室
自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。
すると挨拶が返ってきた。
さやか「おはよー」
まどか「おはよう、【貴方】くん」
ほむら「……おはよう」
仁美「おはようございます」
すっかり元に戻ったな。この光景も見慣れた感じだ。
1四人が何を話してるか聞いてみる
2巴さんのことが思い浮かんだ
3自由安価
下2レス
- 126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 22:37:38.90 ID:rXTt5+nK0
- 1
- 127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 22:38:00.26 ID:2DxMdjTx0
- 1
- 128 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 23:09:30.44 ID:zpLf6hzY0
-
何の話をしてるかちょっと耳を傾けてみると、美樹と志筑さんが漫画の話をしていた。
そういう俗な話もするんだな。
貴方「志筑さんも漫画とか読むんだね」
仁美「イメージにありませんか?読んでみると面白いものってたくさんあって」
さやか「仁美も案外ハマると一直線なタイプだよねぇ」
貴方「へぇ。イメージにはなかったけど、いいこと知ったよ。ちょっと親近感湧いた」
仁美「まあ、こっそり……なのですけどね」
まどか「やっぱ家の人には知られちゃまずいの?」
仁美「なんて言われるかわかりませんから。知られたくはないです。でも、そのドキドキもまた楽かったり。……不良ですね、私」
さやか「漫画読んだくらいで不良ならあたしは大悪党だぞー?」
貴方「ははは、そりゃそうだ」
1さらに志筑さんと漫画について話す
2鹿目さんにも話を振ってみる
3暁美さんも漫画って読むの?
4自由安価
下2レス
- 129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 23:12:28.17 ID:WToim3Da0
- 3
- 130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 23:12:36.17 ID:rXTt5+nK0
- 3
- 131 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/14(土) 23:47:39.69 ID:zpLf6hzY0
-
意外なことが知れたな。……もしかして、志筑さんが時々変なこと言ってるのも漫画の影響だったりする?
貴方「暁美さんも漫画って読むの?」
どうせだから他の人にも聞いてみる。暁美さんも同じくイメージにないんだよな。
お嬢様ってわけではないだろうけどなんだか浮世離れした雰囲気はある。趣味だとか、人間臭いところが見えないような……。
ほむら「いいえ、今はあまり」
貴方「『今』は?」
ほむら「入院していた頃は時間が余っていただろうから、読むこともあったかもね」
貴方(……?)
さやか「ほむらもあんまりイメージにないよねぇ」
ほむら「そうかしら……。まあ当たってるわね」
仁美「暁美さんも読んでみたらいいですわ。気に入るものがありますよ!」
――……みんなで雑談して朝の時間を過ごした。
*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3レッツスポーツ!(内容指定)
4他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 23:48:22.60 ID:WToim3Da0
- 1
- 133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 23:53:58.60 ID:rXTt5+nK0
- 1ほむら
このまま攻めたい
- 134 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/15(日) 00:12:50.38 ID:6LYbqJ6A0
- ――――
――――
放課後
――――帰りのHRが終わってチャイムが鳴る。
貴方「そういえば、暁美さんはなにか好きなものってある?」
ほむら「好きなもの?」
貴方「趣味とか」
朝の漫画の話の時には聞けなかったから改めて聞いてみる。
ここで意外なことでも聞けたら面白いんだけど。……暁美さんの返答はある意味予想どおりだった。
ほむら「……特に思い浮かばないわね。それじゃおかしいと思う?」
貴方「いや、おかしいってことはないよ!今時無趣味な人だって多いだろ。考えてみたら、そんなこと言ってる俺だってそうだった」
ほむら「そう、よかった」
別におかしいとは言ってない。おかしいことはないけど、これで会話が終わったら何もわからないままだ。
暁美さんのことはもっと知りたいと思ってた。
1少し話題を変えて、好きな食べ物について聞いてみる
2暁美さんの好きなものといえば、鹿目さん…?
3一緒に趣味でも探してみる?
4自由安価
下2レス
- 135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 00:13:52.99 ID:3VEtAQeV0
- 2
- 136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 00:15:23.69 ID:l9gk4vfO0
- 2
- 137 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/15(日) 00:53:48.19 ID:6LYbqJ6A0
-
とはいえ、何か聞くにしてもとっかかりは必要か。
今、暁美さんについて一つだけわかることといえば……。
貴方「好きなもの……っていうか、鹿目さんのことはよく気にかけてるよな。鹿目さんとはどうして仲良くなったの?」
ほむら「どうして…………」
鹿目さんのことについて聞いてみると、暁美さんはどこか答えにくそうにした。
貴方「転入してきてからなんかあったの?暁美さんの方から声かけたんだっけ?」
ほむら「どうして……それは…… 私はあの子のことを守らないといけないからよ」
いくらか待って、確かめるように暁美さんの口から出てきた言葉はそんな斜め上の答えだった。
ともすれば電波とでも言われそうな、そんな答え。
ほむら「あの子のことを見てると、守らないといけないって思って。ただそれだけ」
貴方「……あー、鹿目さんって小動物みたいな雰囲気あるもんな。そういう意味か?」
貴方「けど、鹿目さんも守んないといけないほど弱い人には見えないよ。むしろ、芯はかなり強いほうなんじゃないか?」
ほむら「そんなことはわかってる。私もまどかに助けられてることのほうが多いから」
貴方「じゃあなんで」
ほむら「そんなの、印象以外に言い様がないわよ。……それより、もうこれから帰るんじゃないの?」
貴方「あぁ……引き留めた感じになったなら悪いな」
1一緒にパトロール行く?
2ヒミツの特訓
3自由安価
下2レス
- 138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 00:58:02.17 ID:l9gk4vfO0
- 1
- 139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 00:59:41.12 ID:3VEtAQeV0
- 1
因果は貴方に集まっていると思ったけど、原作通りにまどか中心でほむらは時間旅行者なのか?
- 140 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/15(日) 01:15:58.18 ID:6LYbqJ6A0
-
話しているうちに、教室に残っている人はもう少なくなっていた。
貴方「ていうか、用事がないなら一緒にパトロール行く?暁美さんと一緒なら俺も心強いし」
ほむら「ええ。構わないわ」
俺たちも鞄を取って学校を出る。
昨日も巴さんとパトロールしたことは伝えて、被らない場所を探すことになった。
貴方「この辺は反応なしか。魔女か使い魔が近くに居ると、暁美さんもやっぱ気配でわかるんだよな」
ほむら「そうね。そのあたりは経験だと思うわ。すぐにわかるようになるわよ」
貴方「経験か……暁美さんって巴さんより長いんだっけ?入院中もやってた?」
ほむら「そうかもね。私は治療は得意ではないから」
貴方「ふーん……美樹までいかなくても、巴さんや鹿目さんくらいだったら病気なんて魔法で治しちゃいそうだもんな」
ほむら「そうね」
……忘れがちだけど、暁美さんって身体弱かったんだよな。
それが表れてるのかは知らないけど、魔法少女の中では体力は高くないほうだ。かといって、勝てる気はしないんだけどな。
1じゃあ体調には気を付けないとな
2暁美さんってなんで契約したんだっけ?
3自由安価
下2レス
- 141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 01:17:49.77 ID:hPhU8szR0
- 2
- 142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 01:20:34.78 ID:Drgi2mbOO
- 2
- 143 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/15(日) 01:33:01.97 ID:6LYbqJ6A0
-
貴方「暁美さんってなんで契約したんだっけ?」
ほむら「話したことはないわよ」
貴方「じゃあ、差支えなければ教えてもらってもいい?」
そう言うと暁美さんはなにかを考えるように間をあけてから、言った。
ほむら「…………話せないわ」
貴方「そうか。じゃあ、無理には聞かないよ。ちなみに、俺には話せなくても他に知ってる人はいるの?」
ほむら「いいえ、誰もいない。誰かから聞きだそうとしたって、それは無理よ」
貴方「いや、別にそんなつもりで言ったんじゃないよ?」
ほむら「私はあなたのことも信頼してるの。他の人に言えることなら隠したりしない」
貴方「はは、ありがと……たとえそれが鹿目さんであっても?」
ほむら「ええ。……まどかであってもよ」
暁美さんにとって鹿目さんだけは特別だと思ってたから、その返答だけは意外だった。
でも、謎が多いな…………。
そのうちに暁美さんが気配を察知して、俺もソウルジェムを見て気づく。
結界に入っていった。
- 144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 07:18:09.72 ID:3VEtAQeV0
- 真面目にこの世界にワルプルギスの夜が現れないだけでこのほむらは原作のほむらとほぼ同一?
だいたい三週間程度したらいなくなっちゃうのか?
- 145 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/15(日) 17:30:37.36 ID:6LYbqJ6A0
-
貴方「――うおっと!びっくりした」
ほむら「見通しが悪いのだから前に出すぎるのは危ないわよ。落ち着いて対処すればすぐに倒せるわ」
入り組んだ道にいきなり現れる使い魔。
俺は少し手こずってたけど、暁美さんは慎重に足を進めつつ目の前に現れた使い魔にも冷静に一歩引いて弾丸をお見舞いして倒していた。
銃を扱う姿とか様になっててカッコいいよな。巴さんとはまた違う感じだ。
ほむら「とはいえ、この使い魔はあまり相手にしたくないわね。足を止められたくない。時間を止めて駆け抜けてもいいのだけど……」
貴方「手、つなぐ?」
ほむら「え、ええ。そうね」
こっちを見ていることに気づいて手を差し出した。
触れている者以外の時を止めてしまう魔法。誰かと協力するには、こうして手をつなぐなり、どこかで接触してないといけない。
二人程度だからできることだ。手を触れて、しっかりと握ってから暁美さんが時間を止めた。
……細い指だ。肉付きは薄いのに柔らかく感じる。
魔女の前に行くまではこのままでいないと。戦いの中なんだけど、なんか今更に手をつないでるということを意識してきた。
貴方「動かなくても敵が見えるとちょっとビビるな。……すげー、本当に止まってるなあ」
ほむら「感心してないで、急ぎましょう」
- 146 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/15(日) 19:17:46.71 ID:6LYbqJ6A0
-
手をつないだまま結界の中を進んでいく。
攻撃されることはないのはわかってるけど、ここはまだ敵地だ。戦いが終わるまで気は抜けない。
時間を止めているのだって魔力を使ってるんだ。
貴方「そういえば、この魔法って時間制限みたいのはないの?どのくらい経ったら解けちゃうみたいな」
ほむら「……強いて言うなら、魔力がなくなったら」
貴方「じゃあ、ほとんどないようなものだね。どのくらい減ってるのかはわからないけど」
ほむら「無駄遣いはできないから早めに終わらせるに越したことはないわ」
ほむら「もしくは、私が何かのせいで気を抜いたりしたら。……大丈夫。油断したりはしない」
貴方「うん。暁美さんのことは頼りにしてるよ」
早足で歩く暁美さんの横顔を見ると、真剣な表情。
いつも冷たい印象に見える整った顔立ちだが、表情がないわけではない。
……見ていると、暁美さんと目が合った。
ほむら「……【貴方】くんも気を抜かないようにね」
貴方「ああ、もちろんだよ!」
- 147 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/15(日) 20:04:25.19 ID:6LYbqJ6A0
-
貴方「はぁー、今の危なかったな。暁美さんが様子見とくように言ってなかったら対処できなかったかも」
ほむら「宿主と寄生虫……みたいなところかしらね。私も助かったわ。【貴方】くんが居てくれて」
ひとまず一件落着して日常に戻る。
さっきまでずっと手つないでたんだよな。理由は全然ロマンチックなものじゃないが、そう思うとなんか不思議な気分だ。
貴方「ほとんど暁美さんのおかげだよ。おかげで道中すごい楽できた」
ほむら「いつでもあの手が使えるわけじゃないから、対処も出来るようにならないと駄目よ」
ほむら「……私も一人だと使うことはあるけど、二人でああして切り抜けたのは初めてね」
貴方「なんか、貴重な体験ができたよ」
ほむら「……ええ」
これから
1ご飯に誘う
2ヒミツの特訓
3自由安価
下2レス
- 148 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/15(日) 20:04:54.80 ID:6LYbqJ6A0
- ありゃ、1レス抜かし
- 149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 20:05:13.94 ID:cRevw7MQ0
- 1
- 150 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/15(日) 20:05:33.93 ID:6LYbqJ6A0
-
先の見えない結界なだけにいつ終わりが来るのか不安にもあったが、入り組んだ道を抜けると一際大きな部屋へと出た。
おそらくここが最深部だろう。魔女の姿を見つけて足を止める。
貴方「やっと抜けられたか」
ほむら「ええ。どうせだから、このまま攻撃も仕掛けてしまいましょう」
暁美さんが止まった空間の魔女目掛けて銃を撃ちこみ、トドメに爆弾を取り出していくつか放り投げる。
そのまま背後へと回り込んでいく。
貴方「……俺は攻撃しなくてもいいのかな?」
武器を振るいに行くには手をつないだままじゃやりにくい。
ほむら「これだけでも並みの魔女なら仕留められるけど、様子を見て倒しきれなかった時には攻撃して」
貴方「わかった。背後は取ってるんだもんな」
まあ、魔女からしたら何が起きたかわからないだろうな。突然爆弾が仕掛けられてて、俺たちに背後に回られてるなんて。
暁美さんが時間停止を解くと、さっき仕掛けた攻撃が動き出して、魔女の前方で一斉に大爆発が起こる。
……手が離れた。武器を構え直していつでも攻撃できるようにしておく。
すると、爆散した魔女の身体の中から小さい別の敵が飛び出してきた。注意しておいて正解だ。一気に踏み込む。
ほむら「! 本体はこっちよ!」
貴方「――――とりゃあっ!」
杖に纏わせた魔力で一刀両断にすると、今度こそ結界が消えた。
貴方「はぁー、今の危なかったな。暁美さんが様子見とくように言ってなかったら対処できなかったかも」
ほむら「宿主と寄生虫……みたいなところかしらね。私も助かったわ。【貴方】くんが居てくれて」
ひとまず一件落着して日常に戻る。
さっきまでずっと手つないでたんだよな。理由は全然ロマンチックなものじゃないが、そう思うとなんか不思議な気分だ。
貴方「ほとんど暁美さんのおかげだよ。おかげで道中すごい楽できた」
ほむら「いつでもあの手が使えるわけじゃないから、対処も出来るようにならないと駄目よ」
ほむら「……私も一人だと使うことはあるけど、二人でああして切り抜けたのは初めてね」
貴方「なんか、貴重な体験ができたよ」
ほむら「……ええ」
これから
1ご飯に誘う
2ヒミツの特訓
3自由安価
下2レス
- 151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 20:06:55.27 ID:cRevw7MQ0
- 1
- 152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 20:15:24.00 ID:/PrCWpiw0
- 1
- 153 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/15(日) 20:29:29.77 ID:6LYbqJ6A0
-
貴方「無事に一仕事終えたことだし、このあとご飯とかどう? 暁美さん」
ほむら「何処に行くの?」
貴方「暁美さんが食べたいものがあるなら合わせるけど」
ほむら「……私は特にないわ。なんでも」
なんでもいいって言われると悩むなぁ。
暁美さんが喜びそうな店ってどこだろ。
1ファミレス
2カフェ飯
3ラーメン
4イタリアン
5中華
7和食
8ファーストフード
9自由安価
下2レス
- 154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 20:33:48.49 ID:/PrCWpiw0
- どれが喜ぶのか分からん
- 155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/15(日) 20:36:18.56 ID:3VEtAQeV0
- 2?
安価↓
- 156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 21:01:01.93 ID:GJlyMXZHo
- 8
- 157 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/15(日) 21:54:26.29 ID:6LYbqJ6A0
-
貴方「そこのハンバーガーショップでもいい?……それともそういうのは嫌かな?」
ほむら「いいえ。帰りはよくそれで済ませることはあるし」
……暁美さんのなんでもいいは本当になんでもよかったみたいだ。
店に入って注文を済ませると、適当に空いている席に腰を落ち着ける。
貴方「それだけで足りるの?」
ほむら「ええ」
貴方「よくここで済ませるって言ってたね」
ほむら「安いし手間もかからないから」
貴方「……あれ?暁美さんも巴さんと一緒で一人暮らしだっけ」
ほむら「ええ」
まあ、普通一人だったらそうなるほうが多いだろう。巴さんが特殊すぎるだけなのかもな。
ほむら「むしろ……【貴方】くんはご家族がいるのに私なんかに付き合ってていいの?」
貴方「今日は俺から誘ったんだよ。そういう気分だったんだ」
暁美さんはどこか不思議そうな顔をしてた。
たまに自分を卑下するよな。多分、暁美さんと一緒にご飯行くってクラスの男子たちからは羨ましがられるぞ。
1次はまた違うところに行こうか?
2自炊はする?
3自由安価
下2レス
- 158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 21:55:30.64 ID:IKdPbRdh0
- 2
前回のメガほむは自炊してたな
- 159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 22:01:09.38 ID:b92TJaiA0
- 2自炊の方が経済的だし
- 160 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/15(日) 22:50:45.62 ID:6LYbqJ6A0
-
貴方「自炊はする?」
ほむら「いいえ……。失敗しそう」
貴方「あー、まあなかなか難しいよなぁ。自炊のほうがお金かからないっていうけど……」
ほむら「そんなこともないんじゃないかしら? 食材を買っても、使い切れる気がしないもの」
外食でもあまりお金をかけないなら、そういうこともあるのかな?
……けど、そうすると今度は栄養面が心配になってきた。
100円のハンバーガーとコーヒーだけってのがよくあるんじゃ持たないよなあ。
ほむら「まあでも、出来た方がいいとは思うわ」
貴方「ああ、それなら応援してるよ!別に最初から完璧じゃなくてもいいと思うし」
ほむら「……ええ」
暁美さんも苦手なものってそこそこあるんだよな。
謎は多いけど、思ってるよりも根はそれなりに弱みもある普通の人なのかもしれない。
二回目【貴方】 8日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・ギャップ
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・一緒に遊んだ
・暁美ほむら・・・手をつないだ↑
・佐倉杏子・・・興味なしか…
・巴マミ・・・弱い一面を見た
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら
- 161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/17(火) 07:51:28.04 ID:Q7XUqy7K0
- この世界のほむらルートが気になるなぁ……
- 162 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/19(木) 23:21:36.94 ID:PqSnQ4TU0
- ――――
9日目 教室
*「であるからして、この文章は現代語では――――」
……教師が前で話しながらホワイトボードに文章を書き連ねていく。
手書きなのに綺麗に整列された文字。授業の内容は興味津々なわけじゃないがつまらないってほどではない。
刺激のなさに少々の退屈さを感じながらも集中しようとしていると、呑気に昼寝してる人外の姿が目に留まった。
QB「きゅー……すぴー」
貴方「………」
キュゥべえは日の当たる窓際の空席で丸まっている。
これがただの動物だったら可愛いかもしれないが、人語を巧みに操る獣だからそれだけには思えない妬ましさを感じる。
気にしてはいけないと思いつつ気になっていると、キュゥべえが赤い目を開く。
QB「どうかしたのかい?【貴方】」
貴方『別に』
- 163 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/19(木) 23:34:14.22 ID:PqSnQ4TU0
-
QB「そうかい?」
貴方『つか、なんのために学校までついてきてんの? 学校も試験もないお前にはわかんないかもしれないけど、授業の邪魔するなよ』
QB「だからこうして何もせず身体を休めていたんじゃないか」
貴方『外でしてこいよ……。あとよくじっと見つめてる時あんの怖いんだけど』
QB「異常がないか観察してるんだよ」
*「……次、順番は【貴方】くんですよね? ここの答えは?」
そんなことに気を取られてるうちに、順番が回ってきたらしい。
質問の内容を理解しようと頭を回転させはじめると、その前に頭の中に声が響いた。
QB「目が覚める、だよ」
貴方「……目が覚める?」
*「はい、そのとおりですね」
キュゥべえに教えられて答えるなんて釈然としない。というか、学校も試験もないのに。
貴方『なんでそんな答え知ってるんだ』
QB「君が思ってる以上に、僕たちは昔から人間の歴史を見ているんだよ。古語も理解してる」
QB「どうだい? 邪魔をするどころか、役に立っただろう?」
貴方『まあ、そうだけど……。にしても気が散るから!話も終わり!』
QB「まどかたちはこうしてよく話してるみたいだけどね。君は加わっていないのか」
貴方『そうなのか……? まああのへん席近いし、親友同士だからな』
1鹿目さんたちと話してみようか…?
2巴さんに話しかけてみようか…?
3キュゥべえ、暇なの?
4杏子に何か伝言頼む(安価内容)
5自由安価
下2レス
- 164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/19(木) 23:37:33.58 ID:g7sNIZIp0
- 1
- 165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/19(木) 23:41:43.32 ID:1BD+cgyZ0
- 1
- 166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/19(木) 23:42:40.56 ID:5AEz+TYx0
- 2
- 167 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/20(金) 00:05:25.55 ID:/8P/lBpP0
-
……鹿目さんたち、テレパシーで話してたのか。
傍から見れば私語もせず真面目に授業受けてるように見えてるのに。まったく気づかなかった。
貴方『……鹿目さん』
まどか『えっ?どうしたの【貴方】くん。テレパシーなんて珍しいね』
貴方『いや、なんか気になってさ。そっちは授業中にもテレパシー活用してるらしいって聞いて』
まどか『あー、えへへ……バレてた?あんまり褒められたことじゃないんだけどね』
貴方『もしかして、なんか話中断させちゃった?』
さやか『べつに大した話はしてないからオッケー。よっしゃ、順番回ってきそうな時に答え聞ける仲間が増えたね』
貴方『そういうつもりじゃないんだけど』
ほむら『でも意外だわ。【貴方】くんは勉強も出来るし真面目なほうだと思ってたから』
貴方『勉強が出来るって暁美さんに言われてもほとんどイヤミだぞ……? こっちからしたら、暁美さんのほうが意外かも』
ほむら『私は別に……そこまで勉強熱心なわけじゃない』
さやか『勉強しないでも出来るとか天才自慢かよ!』
ほむら『そんなつもりでもないのだけど……』
まどか『でも天才って感じはわかる!ほむらちゃん、かっこいいよね』
ちょいちょいテレパシーを交わしつつ、授業をこなしていった!
*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3レッツスポーツ!(内容指定)
4他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/20(金) 00:06:20.72 ID:1u7gvnOc0
- 1マミ
- 169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/20(金) 00:09:55.47 ID:8n1wxHiu0
- 1マミ
- 170 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/20(金) 00:41:32.61 ID:/8P/lBpP0
- ――――
――――
放課後
帰りのHRが終わると、下校する生徒たちの行く流れに逆らい、三年生の巴さんの教室を訪ねていった。
マミ「あら【貴方】くん、お疲れ様。パトロールか訓練のお誘い?」
貴方「いや、まあ来たのはなんとなくっすよ。巴さん、もっと来てほしいって言ってたし……。この後そうしてもいいんですけど」
マミ「そう。嬉しいわ」
教室の中を見回してみると、自分のクラスとそう変わらない。
巴さんはいつもここで授業を受けてるのか。
貴方「えっと、授業どうすか?」
マミ「難しいものや苦手分野もあるけど、全教科ついていけるようにはしてるわ。鹿目さんや美樹さんに聞かれた時には教えられるようにしたいし」
マミ「といっても、あんまり機会はないんだけどね……」
貴方「同じ学年に暁美さんとかいるからかな。俺も教えることはあるし。ていうか、下まで面倒見るのはさすがに大変でしょう」
マミ「大変でも、頼られることがあったら先輩として完璧にしておきたいのよ」
マミ「ああ、そうそう。【貴方】くんも勉強得意だって聞いたわよ。両立出来てるのね」
貴方「まあ……そうすかね」
マミ「……そろそろ私達も行く?」
1帰りに前言ってたおすすめの店紹介してください
2パトロール行きますか?
3自由安価
下2レス
- 171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/20(金) 00:43:04.27 ID:1u7gvnOc0
- 1
- 172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/20(金) 00:53:20.57 ID:8n1wxHiu0
- 1
- 173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/20(金) 00:56:15.32 ID:1u7gvnOc0
- 前回まったく関われなかったからマミさんと距離縮めたいよな
- 174 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/20(金) 22:45:06.42 ID:/8P/lBpP0
-
教室に残っている人も少なくなってきて、巴さんも荷物をまとめてそう言った。
巴さんは先輩としても魔法少女としても規範のような人だ。
でも、この前見た寂しげな顔を思い出すと、頼られることに張り切ってるのかな……って感じもした。
貴方「そうですね。帰りに前言ってたおすすめの店紹介してください」
マミ「ええ。もちろんいいわよ」
教室を後にする。
巴さんについていくと、行き先は……繁華街のほうかな。
足を止めた先には、巴さんの雰囲気に馴染みそうな洒落た店があった。店頭で持ち帰ることもできるカフェだ。
- 175 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/20(金) 23:13:00.90 ID:/8P/lBpP0
-
教室に残っている人も少なくなってきて、巴さんも荷物をまとめてそう言った。
巴さんは先輩としても魔法少女としても規範のような人だ。
でも、この前見た寂しげな顔を思い出すと、頼られることに張り切ってるのかな……って感じもした。
貴方「そうですね。帰りに前言ってたおすすめの店紹介してください」
マミ「ええ。もちろんいいわよ」
教室を後にする。
巴さんについていくと、行き先は……繁華街のほうかな。
足を止めた先には、巴さんの雰囲気に馴染みそうな洒落た店があった。店頭で持ち帰ることもできるカフェだ。
マミ「まだ連れてきたことのない場所といったら、まずはここかしらね。ここなら落ち着いて食べることもできるし」
貴方「おおー、オシャレっすね。一押しメニューとかあります?」
マミ「そうね、イチオシはベリータルトかな。紅茶と抜群に相性がいいのよ」
貴方「へー。たしかにうまそう」
マミ「この店は紅茶がクセのないマイルドな風味だからよく合うのよね」
マミ「フルーツジャムをつけてロシアンティーにして飲む時とも似た感じかな」
貴方「詳しいんすね。俺は紅茶とか詳しくないからさっぱり。ジャム入れる飲み方もあるんですね」
マミ「ロシアンティーはジャムを入れるわけじゃないわよ?もちろん入れても美味しいのだけど、紅茶が飲み頃より少し冷めてしまうのが難点ね」
貴方「へえー……」
とりあえず今日は巴さんのおすすめ通りにしてみる。
……正直、普通の紅茶との違いはよくわかんねえ。そもそも基準がわからないが。
とにかくうまいのはわかった。それでいいか。
巴さんといると自分も紅茶に詳しくなれるような気がするけど、まあ追いつくことはないだろうな。
貴方(巴さんとカフェ、か。二人だけは初めてだな。なんかちょっと大人になったような気がするぞ!)
1二人きりですね
2普段は一人なんですか?
3自由安価
下2レス
- 176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/20(金) 23:14:20.52 ID:bRYNiVDj0
- 1
- 177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/20(金) 23:17:32.90 ID:aIQswE4W0
- 1
- 178 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/21(土) 00:02:39.88 ID:HPCKEZ2x0
-
貴方「二人きりですね」
マミ「えっ?」
貴方「あーいや、こういうとこって大体来る時みんな揃ってたから! 今日は騒がしい美樹のやつもいないし静かだなって」
マミ「美樹さんよりももっと騒がしい佐倉さんもね」
俺とだとあんまりしゃべることがないからそう言われるとあまりイメージがないが、巴さんや美樹とは仲良さそうだ。
……騒がしいっていうか、この洒落た店では食べ方が心配になるとこはあるかもしれない。
反面というのもなんだけど、巴さんの食べ方は綺麗だな。品のある感じだ。
マミ「静かなのもいいと思うわよ。今日は、たまには作戦会議とかなしで楽しみましょ」
貴方「そうっすね、たまにはこういう雰囲気もいいな」
てことは、今は巴さんも気を抜いてくれてるわけなんだな。
魔法少女関わる時はやっぱり気を張ってるから、こういう姿を見れるのはちょっと特別だ。
貴方「また魔法少年とか関係なしに食べに行ったり、遊んだりしましょうよ」
マミ「ええ!」
二回目【貴方】 9日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・ギャップ
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・一緒に遊んだ
・暁美ほむら・・・手をつないだ
・佐倉杏子・・・興味なしか…
・巴マミ・・・プライベート↑
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら
- 179 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/21(土) 23:35:37.33 ID:HPCKEZ2x0
- --------------------------
ハジメルヨ
- 180 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/22(日) 00:02:21.57 ID:R1YgYbVV0
- ――――
10日目 教室
自分の教室に入って、ひとまずみんなに挨拶する。
さやか「おはよー」
まどか「おはよう、【貴方】くん」
ほむら「……おはよう」
仁美「おはようございます」
笑い声が聞こえる。話してる内容が気にならないこともないけど、今朝は何をして過ごそうか。
……よく見ると、教室の隅にキュゥべえもいるな。
1四人の会話に加わる
2巴さんの教室に行ってみる
3キュゥべえに話しかける
4自由安価
下2レス
- 181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/22(日) 00:51:03.97 ID:aXG6XTEuo
- 1
- 182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/22(日) 00:51:50.47 ID:U+miW5bW0
- 1
- 183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/24(火) 18:29:20.97 ID:9+EVyU240
- ,. -- ...,,,_
_,.ィ"´ ``ヽ、
,. -‐''"´ ヽ、
. / ヽ、
, ' / \
. / ‘,
/ / ‘,
,' / / ,ィ′ '.
. l ./ / ./ l .ト l ヽ l
l / / /., ' .l lヘ ト、 ヽ、 ', ヽ\ !
l ノ l / /./ ト、 .! ヽ. '.ヽヽヽ. ', .\ヽヽ.!
. / .l :l レ' | V_l ヽ. ',_ヽヽ \ ! ヽゝヽ
. / l :l ! . ´ ̄ヽl ヽ. ',` ヽ. \l .l \
/ ∧ト ! ヽ〉‐ ゙イノ / \
. { l 〉〉、 ', . ァャ===、 ァャ==ァ'` ./ /ヽ ヽ. Y
\ .l / ヽミi、ヘ , , , , , , , , , , / ,.イヽノ ノ ノ
\ .レ l ヘ`` 、 -彡イ´ / ./
) ヽ ヽ、 ノレ'´ ,.イ ,. イ
、--‐'′ \ ≧- 、 /`ヽ ,. ィ´/ λ(
>-‐ ) . ヽ≪/,.ィ''"´ヘ<!‐-、/ ノ \
/ ,.-‐ァ‐'’ }.〈 ''"´ ̄Y /{ ,.--―_二 \
. (. / .( __ノ‐∧  ̄ ̄} /人 (l_l_ ̄ ∨ )
\ / \ (´l::::::::::∧ {Υ''"´:::::::::`) ) ∨ /
ヽ、 / `、!:::::::::: ∧ Y:::::::::::::::::::::レ/ ∨ (__,.ィァ
/ ヽ::::::::::/ .〉 Y、:::::::::::::::::: l / '.-‐''"´
. /. ,. -―- 、 ヽ::::/ ヽ、 ノ Υ::::::::::::::::レ′ \
レ''´ `>Υ ノ八l l=> 、;;;;;;} ,.-―- ヽ
ヽ ∧ // l:l 〉〉 / / ノ
. \ __ 7∧ // .l:l /∧ { / /
`ヽ、 `ヽ /L∧// l:レ':/〉::〉 ', // /
‘, / Y/ l /l/Y´ ./ /
. ‘, / l /、 / /
〉 /. Y ヽ、. / /
/ l / `/ /
\ ヽ / ./ / ./
\ / / / . /
- 184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/24(火) 18:30:08.22 ID:9+EVyU240
- / | \ \ ヽ
. l i \ \ '.
′ l ト 、 ’, ヽ l
,'/ / l {:::: ぃ::\ ! ', '. |
. 〃 ′ ::A-‐、 ∨: ', \:__、__ !\ i : '. l
. / i :/ '、 ,ハ::: '. \:ヽ`ト、 ∨:| ト、 ', ヽ.l
′ l ' ,xr=\ ヽ\:: ; __\::j l:::i ;:::::\ 、∧
l :l ハ:::「`\ ヽ\{ 7 )::个 、 |::′ ハ__:::i ` ',
. { l :| iト::jr| \{ iト:::j:爿 }ミi::′ /'´ ∨ ',
'. liヽ ::'. 廴ノ 乂 ソ, }/ /'⌒ !::! ',
ヽ l!::::j\V / , `¨´ / /}`) ノ::::! ノ
\ :::::ト.、 / / ハ //r--<::::::::i /
) }::/:个:..、 ‐ 、 , イ::::::::/:::::::::::::::′′
-=彡' i/ /:::::::::>....、 , 个ノ::::::::/::::::::::::::/ {
〃 /:::::::/::i:r<<`__´____ l>>'´:::::::::::::八 ヽ
i ! {:::::::/:::ノ」 ` ┐{ r――‐'´ ,':::::::::::::/:::::::\ \
| \ヽ:::{-II7_{ヽ ! | | _/ ∨:::::::/__:::::::::__::ハ }
. , '´\ ヽ:::|'´: : : : :`>---<´: { ヽ:::{  ̄ `ヽ /
- 185 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/24(火) 22:48:29.77 ID:0pHZlo260
-
まどか「ほむらちゃんって、髪長くてきれいだよね。伸ばしてるの?」
ほむら「別に……。前にも誰かに聞かれたかしら?」
まどか「みんな羨ましがるよ。長いと手入れ大変だろうなって思うけど、やっぱ憧れるもん」
さやか「そういうまどかこそ、今伸ばしてるって聞いたぞー?」
仁美「ロングなまどかさんも似合いそうですわね」
さやか「いいねー」
まどか「さやかちゃんは?」
さやか「あたし?あたしは今の髪型気に入ってるけど、まあ一度くらい長くするのもいいかもね」
ほむら「……私は、志筑さんみたいにウェーブがかってるのもいいと思うけど」
仁美「えっ、私はむしろストレートのほうが……」
貴方「おお、今日はめっちゃガールズトークしてる」
さやか「そりゃあ、あたしたちだけだとね。【貴方】はどう思う?ここで男子の意見を聞いてみよう!」
貴方「俺の意見を代表にされても困るけどな」
仁美「【貴方】くんの好み、ですわね」
髪型の話、か。
1ロングのがいい
2ショートのがいい
3ウェーブかかってるのがいい
4結んでるのがいい
5そういや暁美さんの髪って左右に別れたクセついてるな
6そういや美樹って変わった髪型してるな
7自由安価
下2レス
- 186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/24(火) 22:55:17.71 ID:cY1Ne3J80
- 5
- 187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/24(火) 23:00:21.55 ID:EP/WH2KJ0
- 5
- 188 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/24(火) 23:55:03.67 ID:0pHZlo260
-
ひとまずみんなを見てみる。好みって言われてもな。
貴方「そういや暁美さんの髪って、左右に分かれたクセついてるな」
さやか「えー?出てきた感想がそれ?つまんないのー」
仁美「でもたしかにそうですわね。うねったりはしてませんけれど、変わったクセに流れてます」
ほむら「そうかしら?理由はわからないけど、とれないのよ」
まどか「うーん、分け目に何かあるってわけでもないのにね」
鹿目さんが不思議そうに暁美さんの髪を後ろから触れている。そして、何かを思いつく。
まどか「ほむらちゃんって、ふたつに結んでみても似合いそう。そしたらお揃いだね!」
ほむら「そういう髪型、私にも似合うかしら……?」
貴方「暁美さんがツインテールか。ちょっと印象変わりそうだけど、まあ悪くはないんじゃないか」
まどか「うちにまだリボンがあるんだ。色違いの。今度来た時にあげるよ。そしたらお揃いできるよ」
ほむら「……そう言うなら、今度ね」
貴方(そういやぁ、昔の……?)
鹿目さん、前は赤いリボンじゃなかったんだっけ?
おぼろげに、黄色いリボンをした姿が浮かんだ気がした。
――――
――――
*待ちに待った放課後です。
1下校前に校内でコミュ(キャラ指定)
2誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
3レッツスポーツ!(内容指定)
4他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/25(水) 00:05:25.10 ID:OqSr04EG0
- 2さやか、杏子
- 190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/25(水) 00:52:29.57 ID:bw6SnKmR0
- 1仁美
- 191 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/28(土) 19:24:03.19 ID:Q9mp+kMY0
- 放課後
――――帰りのHRが終わってチャイムが鳴ると、教室内は一気に騒がしくなって、段々生徒たちは去っていく。
鹿目さんたちも今日はパトロールに行くって言ってた。美樹と一緒に行くから、三人はいらないだろうということだ。
俺はどうしようか。とりあえず荷物をまとめて出ようとすると、扉のそばに志筑さんがいるのが見えた。
貴方「志筑さん、帰らないの?誰か待ってるとか?あ、もしかして上条か?」
仁美「い、いえ!私ももう帰りますわ」
貴方「あ、そう?」
仁美「上条君は今日はお忙しいようなので。……コンクールが近いから、練習に集中したいのだそうです」
貴方「あー、バイオリンか。ちなみにコンクールっていつなの?」
仁美「来月の頭です。私もお誘いしていただいてるんですよ」
そう話す志筑さんはやっぱりどこか嬉しそうだ。
仁美「あ……でも、さやかさんもだって言ってました」
貴方「……もしかして、ヤキモチやいてたり?」
仁美「いえいえ。さやかさんは彼の入院中もずっと傍にいた大切な幼馴染なんですよ?」
仁美「それに恐らく、バイオリンに関してはさやかさんのほうが理解がありますから。恩のある友人を誘うのは当然のことです」
- 192 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/28(土) 19:47:42.64 ID:Q9mp+kMY0
-
貴方「そりゃ……そうだな」
仁美「……はい」
俺はアイツの願いを知ってるし、恋愛じゃ駄目でも美樹の気持ちは報われてほしいと思ってる。
つーか、もし上条が恋人にかまけて美樹からの恩も音楽のことも蔑ろにしてたら、美樹に止められてもブン殴ってるとこだ。
なんか、でも、志筑さん見てるとちょっともどかしい感じはするよな。
志筑さんは理性的な人だけど、頭じゃわかってても――みたいな強がりが透けてみえる。
仁美「私もバイオリンは習い事でやっていますが、上条君ってバイオリンを弾く時は本当に活き活きとしてるんですよ」
仁美「やっぱりとても敵いません。きっと、だからこそ人を魅了する演奏が出来るのでしょうね」
貴方「志筑さんもバイオリン弾けるんだ」
仁美「はい。楽器は和洋や種類問わず色々と触ってますから、一通り演奏できると思います」
貴方「すげー。今も続けてるの?」
仁美「バイオリンだけは。でも私なんて本当にすごくないですよ」
謙遜することないだろうにな。俺からしたら想像もつかない世界だし。
仁美「私ももちろん、上条君の演奏には心惹かれておりました」
仁美「でも……私にはあまり理解できませんでした。私も続けていれば同じものが見えると思ったのですが、どうやら私には才能がないようです」
貴方「そんなことないと思うけどな。まあ、聞いたことない人に言われてもって思うかもしれないけど」
仁美「……そうでしょうか?」
1志筑さんのバイオリン聞きたい
2俺も上条のバイオリン聞いてみたいな
3パトロール行くか(キャラ指定・複数可)※まどか・さやか以外
4自由安価
下2レス
- 193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/28(土) 19:50:02.90 ID:J3rBndJ30
- 1
- 194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/28(土) 19:51:10.16 ID:ejb5ck110
- 1
- 195 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/28(土) 20:13:02.11 ID:Q9mp+kMY0
-
貴方「あ、じゃあ俺も志筑さんのバイオリン聞きたいな」
仁美「私のバイオリンを?」
貴方「ああ。もちろん詳しいわけじゃないけど、聞いてみてから言ったほうがいいだろ? あと、まあ単純に気になってさ」
仁美「いいですけど、期待はなさらないでくださいね? 今から行きますか?」
――……志筑さんと約束を取り付けて、学校を出た。
何気に彼氏持ちの女子の家に入れてもらうのって大丈夫かなとか考えたけど。
仁美「【貴方】くん、着きましたよ。ここですわ」
案内された先は思った以上の豪邸で、そんな浅はかな考えは吹き飛んだ。
玄関に入る前から使用人が出てきて荷物を持ってもらった。室内にも執事さらメイドさんやらがいて、二人きりって感じとは程遠い。
仁美「バイオリンならスタジオのほうですわね」
貴方「そんなのもあるんだ……」
仁美「はい。防音になっていて、楽器は大体そこに置いてあります」
学校の音楽室みたいなところかな。広い廊下を進んでいくと、部屋に通されてひとまず少しだけ落ち着いた。
……さっきまでの雰囲気は仰々しすぎた。
- 196 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/28(土) 21:04:42.54 ID:Q9mp+kMY0
-
貴方「これがそのバイオリンか。高そう」
仁美「あえて金額は言いませんが、練習用ですわ」
志筑さんがケースを開く。
音楽室という予想はその通りで、この部屋には小さいものから大きいものまで楽器のケースがたくさんあった。極めつけは立派なグランドピアノ。
貴方「ここにある楽器、全部弾けるの?」
仁美「はい。一通りは」
……まあ、音楽家を目指してるわけでもないのにこれだけ出来てもって気もしなくはないが、単純にすごい。
仁美「では、曲は……」
貴方「志筑さんの得意な曲でいいよ。俺そもそもあんましクラシック知らないし」
仁美「はい。では、はじめますね」
バイオリンを構える姿は本格的だ。
部屋の中にバイオリンの音色が響き渡る。
貴方(……うまいじゃん)
志筑さんは謙遜してたけど、俺の素直な感想としては十分上手に聞こえた。
音楽的に詳しいことはわからないが、難しそうな速い部分も弾きこなしてるし、強弱もしっかりついてる。
貴方(上条がすごすぎて自信をなくしてるだけなのかな?)
- 197 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/28(土) 21:34:08.55 ID:Q9mp+kMY0
-
……やがて、演奏が終わる。観客はひとりだが拍手をしてみた。
貴方「すごいよ、志筑さん!俺のために弾いてくれてありがとう!」
仁美「そ、そうですか?」
貴方「上条はすごいんだろうけどさ、志筑さんだって十分うまいよ。才能がないなんて思わない」
貴方「でも……バイオリンを弾くの、好きじゃないの?」
そう聞くと、志筑さんは肯定するように苦笑を浮かべた。
仁美「『好きこそものの上手なれ』……と言うじゃないですか」
仁美「ただ単に上手だという以上に、それをどれだけ好きになれるかということも才能のひとつだと思うんです」
仁美「それこそ、何よりもそれに打ち込んでいる時が輝いているし、何よりも優先したくなる」
貴方「……上条はそうなのか」
仁美「私もバイオリンを弾くことは嫌いではありませんでした」
仁美「でも、私にとってはやっぱり『習い事』の一つなんです。彼のバイオリンは好きだけど、その気持ちは理解できない」
1志筑さんは自分を優先してほしい?
2理解しようとしただけでも十分なんじゃないか
3自由安価
下2レス
- 198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/28(土) 21:37:25.49 ID:WWGtkM4E0
- 1
- 199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/28(土) 21:38:21.33 ID:4QMWkipjo
- 3・・・美樹と鹿目のことはどう思う?
- 200 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/28(土) 22:22:40.65 ID:Q9mp+kMY0
-
貴方「……美樹と鹿目さんのことはどう思う?」
仁美「さやかさんとまどかさんのこと?」
貴方「ああ。他の人ならその気持ちを理解できたのか……って思ってさ」
仁美「どうでしょうね……」
貴方「俺もそこまで入れ込んでるものはないかな。ってか趣味らしい趣味もないし。でも、そんな人が大半だよ」
仁美「そうなのかもしれません……ですが」
1志筑さんは自分を優先してほしい?
2理解しようとしただけでも十分なんじゃないか
3自由安価
下2レス
- 201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/28(土) 22:29:23.95 ID:KMwuWGP00
- 1
- 202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/28(土) 22:33:58.58 ID:fOSXEfMe0
- 1
- 203 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/03/28(土) 23:24:53.05 ID:Q9mp+kMY0
-
そうはいっても上条がそうなんだから、それじゃ慰めにはならないってことか。
それってつまり、上条の気持ちを分かりたいっていうより――。
貴方「志筑さんは自分を優先してほしい?」
仁美「そうしたら、彼の輝きを奪ってしまうことになりますから」
貴方「ああ……そうか。でも、恋人って一方的なもんじゃないだろ。もう少しくらいアピールしてみてもいいんじゃないか?」
貴方「我慢ばっかじゃつまんないだろ」
仁美「そ、そうですわね。もう少しだけアピールしてみます」
貴方「まあ、上条も今は忙しいってのはわかるし、暇な時はまたみんなで遊びに行ったりしようよ。俺もこうして相談に乗るしさ」
仁美「はい。なんだかそう言ってくれると心強いです」
その時、ノックが鳴った。使用人のようだ。
「仁美お嬢様、お茶が入りましたよ。お持ちしましょうか?」
仁美「あっ、今行きますわ。演奏はこのくらいにして、【貴方】くんもティータイムにしましょうか」
貴方「ティータイム?作法とか大丈夫かな……」
仁美「そんなのお気になさらなくていいですわ」
……最近は巴さんと紅茶とか飲むこと多かったし大丈夫かな?
そんなことを思いながら、志筑さんと部屋を出た。
二回目【貴方】 10日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・ギャップ
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・相談乗った↑
・暁美ほむら・・・手をつないだ
・佐倉杏子・・・興味なしか…
・巴マミ・・・プライベート
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら
――――
明日は休日だ……。どこかへ行こうか?誰か誘おうか?
・誘えるキャラ(まどか/さやか/ほむら/マミ/仁美)※キャラによっては断られることもあります
・一人で行動することも可能
1遊びに行く
2パトロールに行く
3訓練する
4家に誘う
5相手の家に行く
6自由安価
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