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貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
- 375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/25(土) 22:40:12.20 ID:6EAxhuui0
- 3
- 376 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/25(土) 23:41:02.27 ID:eLolVzy90
-
貴方「なにかあったら俺が守ります」
マミ「……【貴方】くんが?」
貴方「巴さんはベテランだし強いです。でも、気負いすぎてるんじゃないかなって」
貴方「俺だって巴さんが特訓してくれたおかげで強くなれましたから!調子が悪いならもっと頼ったっていいんですよ!こうして一緒に戦ってるんだから」
マミ「ええ……そうね。確かに私は今の幸せを失うことが怖くて、【貴方】くんの力を信じてなかったのかもしれない」
マミ「弱気になってちゃいけないわよね。また街を回りましょうか」
再び次の魔力を求めて歩き出す。
……ふと巴さんが漏らした、『今の幸せを失うのが怖い』という言葉。
長くこの世界にいて、犠牲になった人のことをよく知っているからこその考えなのかもしれない。
巴さんはいつでも俺たちのことを守ろうとしてた。――後輩だから。弟子だから。
でも、守られるだけなんてやっぱり嫌だ。
貴方(……そのためにも、もっと安心させられるくらい強くならないとな)
それに、鹿目さんはいつも人の役に立とうしてるし、美樹もああ見えて責任感がある。
佐倉さんだって巴さんに負けないくらい魔法少女に関しては真面目だし、力もある。
それでも『怖い』のかな。 ……もしかしたら巴さんは、戦うこと自体、本当ならしたくなかったのかもしれない。
そんなことを考えつつ、今は守る為に集中する。
パトロールを続けていった――――……。
―17日目 終了―
★マミルート★
- 377 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/26(日) 00:21:54.41 ID:oh1a9ow20
- ――――
教室 放課後
まどか「【貴方】くん、こっちもセッティングできたよ。これで無事に明日を迎えられるかな」
さやか「おおー、こうして見るとなかなかいい雰囲気じゃん?」
ついに文化祭が明日に迫る。今日は教室内の飾りつけと最後の準備をしていた。
仁美「メニューも形になりましたわね。紅茶も本格的になりましたし」
仁美「特に【貴方】くんが淹れたものは雑味なく仕上がっているのがわかりますよ」
貴方「志筑さんに言ってもらえるなら自信もてるなあ」
放課後には調理や紅茶の練習。
……それから、こっそりとパトロールの後に特訓も続けていた。
さやか「しょーじき言われなきゃそんなに違いがあるかわかんないけど……」
貴方「普段巴さんの飲んでるのにそれ言うのかよ」
まどか「言われればわかるんでしょ?」
ほむら「本当かしら」
さやか「まーうん……そう言うほむらはわかんのかよ!?」
ほむら「……」
仁美「その方のことも気になりますわね。よく話題に出てきますので」
貴方「ああ、今度会ってみる?気ぃ合うかもしれないな」
- 378 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/26(日) 01:17:38.24 ID:oh1a9ow20
-
少し話していたが、文化祭の準備も済んだのでこのあとは解散だ。
三人は何かテレパシーで話してたらしく。
まどか『――【貴方】くんも一緒にパトロール行く?』
鹿目さんから唐突に会話が振られた。けど……。
貴方『……悪い。寄りたいとこあるから』
まどか『そっか、わかった。じゃあさやかちゃんたちと行ってくるね。また明日』
その後志筑さんにも聞こえるように挨拶してから三人は教室を出て行った。
仁美「では、私もこれから用事がありますので。失礼いたしますわ」
貴方「ああ。また明日」
続いて志筑さんも去っていく。
――気になってたことは巴さんのことだった。あのことはみんなには言わないでほしいと言われてしまった。
俺は不調だったことも知ってるし、放ってはおけない。守ると言ったんだ。
できれば会いたい。フロアに行って、まだ文化祭の準備が終わってないなら待とう。そう思って移動する。
貴方(……もう帰っちゃったか)
教室はセットされていて、人気は感じられない。うちのクラス、時間をかけすぎてたか?
待ってても仕方ないので下校することにした。
帰っているなら連絡は取れる。一人でパトロールするのはまだ危険だろうか。『これからパトロールに行きませんか』と連絡を入れておいた。
それから少しして返信が来て、待ち合わせ場所を決める。巴さんもパトロールの最中だったらしい。
貴方(……先に一人で回ってたのか)
場所は病院の前だ。そこに急ぐことにした。
- 379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/26(日) 01:22:36.45 ID:05BpFOuB0
- シャルロッテ?
- 380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/26(日) 12:54:44.23 ID:m0MBGxZi0
- 映画で自分を殺した相手と同居してたのはやばかったな
- 381 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/26(日) 20:30:01.18 ID:oh1a9ow20
-
貴方(――あれ?)
目的地に向かう途中で、魔力の気配を感じた。それも、近づくにつれて気配が増している。
既に近くに来てたら巴さんも気づいてるだろう。
場合によっちゃ、待ち合わせの前にちょっと寄り道することになるかもしれない。それとも、巴さんを待ったほうがいいか?
先に魔力の一番強くなる方向を探ってみる。すると――その先が病院だった。
貴方(巴さんの姿は……ないな)
裏門のほうにも回って見てみたが、そこにも見当たらない。
結界に開かれた形跡があることに気づく。誰か戦ってる。先に巴さんが戦ってたんだ。
巴さんなら俺が加勢するまでもなくすぐに倒して出てきてしまうかもしれない。
一瞬そう思ったが、すぐに結界に飛び込んでいった。
足を進めていく。道中に使い魔はほとんどいなかった。巴さんが倒したからだろうか。
扉を開けて奥へ奥へと進む。道中に使い魔がいないなら、巴さんがいるのは一番奥だ。
貴方「!!」
- 382 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/26(日) 20:54:29.83 ID:oh1a9ow20
-
――最深部の扉を開け放つ。
巴さんは、人を丸呑みできるくらいの大きさの黒い蛇のような魔女と対峙していた。
対峙といっても、巴さんはその迫りくる巨体に対処できるような構えをしていなかった。
夢中で駆けだしていく。敵は今こっちに気づいてはいない。
・武器(自由安価)
下2レス
- 383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/26(日) 20:56:07.88 ID:bfisPRkMo
- あ
- 384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/26(日) 21:03:24.38 ID:zOQa4TUO0
- 剣
- 385 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/26(日) 21:42:41.17 ID:oh1a9ow20
-
短い杖を両手で握り込み、先端に刃を灯す。
闘志に合わせて大きく形作られていく。一瞬にして大剣となり、魔女に斬りかかった。
マミ「貴方くん……――!?」
魔女は真っ二つ――になったと思われた。
しかし巨体の割に驚くほど手ごたえがなかった。風船みたいに中身がないような。
その違和感の直後、切った中から同じ見た目をした別の巨体が現れた。今度はこっちに向かって。
貴方「なっ……!」
巴さんも驚いていたが、いつまでも呆けているようではない。
今度は俺の方に向いた巨体を巴さんが退けてくれた。撃った穴から再び魔女が飛び出す。
貴方「二人で引き付け合っていけばなんとかなりそうですね!」
マミ「ええ……!戦いづらい相手だけど今度こそ遅れはとらないわ」
刃を大剣から普通の剣へと戻す。
一つの脱皮した巨体を倒すのに必殺の威力は必要ない。むしろ必要なのは身軽さ。大振りなのは邪魔になるだけだ。
巴さんと協力して魔女を倒していくと、やがて脱皮し尽くしたのかグリーフシードを遺して消えていった。
- 386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/26(日) 21:51:37.60 ID:zOQa4TUO0
- こんなの好きになっちゃうじゃん
- 387 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/26(日) 22:39:24.96 ID:oh1a9ow20
-
マミ「……あの魔女は拘束しても脱皮してきたし、私の銃は一度撃ったら作りなおさないといけない」
マミ「知っていれば対処できたかもしれないけど、あの時は大技を使った後だった。……多分油断もしてたのね。私一人じゃ勝てなかった」
一瞬思った、『巴さんなら大丈夫だろう』という思考は間違いだったと確信する。
相性次第ではベテランでも殺されることがあるんだ。
貴方「俺一人でも勝てませんでしたよ。でも、いいんじゃないですか?」
貴方「俺たちはこうして生きてます。守り合えば弱点だってなくせますから」
マミ「ありがとう。……もう駄目だって思ったの。死んだら全て失ってしまうもの。それにずっと怯えていた」
マミ「仲間が出来たらもう怯えなくて済むんだって思った。でも、心の底から仲間を信じきれてなかったのは私のほうだった」
マミ「だから一人で張り切って、また失うことに怯えて…………」
貴方「言ったでしょ? なにかあったら守るって」
マミ「ええ。仲間がいるから強いって、こういうことなのよね」
戦うことはやめられない。俺たちには力があり、使命がある。
戦う限り、傷ついたり、時には死んでしまう可能性だってゼロにはならない。どんなに強くなっても。
けれど、その不安はこうしてなくしていくことは出来る。巴さんも、やっと一人で抱えてたものを下ろせたのかな――と、そう思った。
―18日目 終了―
★マミルート★
- 388 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/26(日) 23:14:08.46 ID:oh1a9ow20
- ――――
四週目休日
いつもなら休みの日だが、今日は文化祭当日だ。
教室にはクラスメイトが揃っている。
さやか「これでもう開店できそうだね」
まどか「うん。どのくらいお客さん来るかなあ? 来てくれるのは嬉しいんだけど、やっぱり恥ずかしさもあるんだよね」
さやか「それなぁ……」
二人はもうメイド服の衣装に着替えてスタンバイしている。そういえば順番最初だったな。
貴方「美樹はもっとノリノリかと思ってた」
さやか「いや!あたしだってそんな自信あるわけじゃないよ!?」
貴方「この前みんな連れて見せに来てたし」
さやか「それは【貴方】だからっていうか……」
貴方「ああ、コスプレのような格好は見慣れてるから?」
さやか「もしかして、コスプレのような格好って変身した衣装のこと?」
貴方「鹿目さんも接客に回るの意外だね」
まどか「みんな出るって言うから」
美樹はともかく、暁美さんとかはみんなの期待によって押し切られたようなものだった。
あまり乗り気ではなさそうだ。
……話しているうちに、文化祭開始の時間になる。
1じゃ、行ってくるよ
2客として楽しんでみる(メイドさん指名)
3自由安価
下2レス
- 389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/26(日) 23:18:04.27 ID:05BpFOuB0
- 1
- 390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/26(日) 23:19:48.47 ID:tbULnwku0
- 1
- 391 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/26(日) 23:42:54.18 ID:oh1a9ow20
-
貴方「じゃ、行ってくるよ」
クラスのことは当番の人に任せよう。巴さんのクラスに向かった。
マミ「あら、いらっしゃい。来てくれたのね」
貴方「はい、この時間はフリーなので。巴さんが居てよかった。本格的なんですね」
昨日もセットされているのは見たけれど、ボールが並べられてプレイしてるとこを見るとさらにわかる。
暫く他の人がやってるのを観察してみる。
マミ「ビリヤードってやったことある?」
下1レスコンマ判定
偶数 ある
奇数 ない
- 392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/26(日) 23:45:16.29 ID:05BpFOuB0
- ゾロ目ならプロ級の腕前
- 393 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/27(月) 00:31:51.58 ID:YsO2l+po0
-
貴方「いえ、初めてです。9を落としたら勝ちなんでしたっけ」
マミ「ボールに得点をつけて勝敗を決めるローテーションとか、一人で技術を測るボーラードというのもあるわよ」
マミ「私もやったことなかったんだけど、大分上達したのよ。ちょっと空いてる台で練習してみる?」
なんとなく巴さんってこういうのも上手そうだよな、なんて思いながら一緒にやってみる。
ボールがどう動くかの計算も大事だけど、狙った通りに身体を動かすのがまず難しかった。
マミ「もう慣れてきたみたいね。吹き矢も最初から真ん中連発しちゃうし、筋がいいのかもしれないわね」
あれまだ気にしてるのか。吹き矢とは大分勝手が違うような気もするけど。
貴方「ホント、文化祭終わったらなくなっちゃうの名残惜しいですね。折角よく出来てるのに」
マミ「仕方ないわ。でも、たしかに名残惜しいわね」
貴方「せっかく出来るようになってきたんだし、今度ビリヤードしに行きましょう! 駅前に遊べるとこありましたよね」
マミ「ええ!ぜひ行きましょうか」
次の遊びの約束をする。この場だけで終わらせるのももったいなさそうだ。
ひとしきり楽しむと、クラスの当番の時間が近づいてきてるのに気づく。
貴方「じゃ、当番があるので戻りますね。うちのクラスにも来てください!大歓迎です!」
マミ「ええ。少ししたら行くわね」
練習と、少し対戦もして遊んだ。勝った時には特典ということでキャンディももらった。
自分の教室へと戻っていく。次はこっちがもてなす番だ。
- 394 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/28(火) 23:25:21.47 ID:5/sF2wz80
-
クラスの後ろのドアから裏方側に入ると、調理班の様子が見える。
下ごしらえが必要な工程は家庭科室を借りているが、焼くだけの調理や飲み物の準備はここでやっている。
カフェとは仕切られた厨房の空間には濃い紅茶の香りが漂っていた。
貴方「お疲れー」
仁美「あら、次の時間から【貴方】くんの当番でしたわね」
貴方「どんな感じ?お客さん来てる?」
まどか「けっこう来てるよ。最初は割と暇だったんだけど、一人メイド服で宣伝に行ったのが効いたみたい」
貴方「へえ……そりゃ目を引けるだろうね」
さやか「6番テーブルから注文!紅茶とパンケーキ2つずつおねがーい!お客さん多いからちょっとだけまどかも手伝って」
まどか「あっ、うん!行くね」
さやか「……お、【貴方】はこれからこっち? ま、知り合いが来た時にはあたしが教えてやんよ」
美樹が注文を伝えに来て、鹿目さんと慌ただしく出ていった。二人はこの後もまだ当番か。
仁美「私はこの注文分が終わったら一旦抜けますわね」
貴方「ああ、うん。後は任せて」
貴方「さてと、とりあえずエプロンは着けないとな。それと……メインはこっち側だけど一応着替えてくるか」
メイド服はエプロンドレスみたいなものだが、実用的な本物のソレとは違って汚したら困る衣装だ。
執事服にいたっては更にビシッとした黒で汚れも目立ちやすい。
着替えて、引き締まったフォーマルな雰囲気の執事服の上に、似合わない簡易なエプロンをかける。
その姿で厨房に戻るとクラスメイトにからかわれたりしたが、まあこれも思い出作りのうちだ。
- 395 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/28(火) 23:32:03.76 ID:5/sF2wz80
-
時間はいつのまにか昼食時に近づいてきて、そのおかげかお客さんも増えてきていた。当番の時間が終わったらどこかで昼にしようか。
ペースを掴んだ頃に、美樹が注文とともに伝えにくる。
さやか「3番、紅茶とオムライスだって」
貴方「おう、了解」
さやか「それで来たら【貴方】も出てくれば?マミさん来てるよ」
貴方「それなら俺が持ってこうかな」
さやか「えーっ、それはあたしの役目だと思ってたのになあ」
貴方「美樹は散々いいところ見せてるだろ?」
まどか「出来立てのチキンライスたくさん持ってきたよー!」
さやか「まどかも来てね」
ウェイトレスから家庭科室での調理のほうに戻っていた鹿目さんも、丁度こっちに来たところだ。
鹿目さんは一瞬きょとんとしたものの意味を理解すると快活に返事をする。
……エプロンを脱ごう。
貴方「――――お待たせしました。……お嬢様」
恭しく礼をする。結局接客ってこれがはじめてなんだけど、マジに言うのくっそ恥ずかしい。
マミ「ふふっ、いいじゃない。その格好サマになってるわね、【貴方】くん」
貴方「からかわないでくださいよ」
さやか「それよりあたしとまどかの可愛いメイドコスは!?」
マミ「もちろんとても似合ってるわ。みんなからお嬢様なんて呼ばれるのはむずがゆいけどね」
まどか「えへへ……」
- 396 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/28(火) 23:37:15.75 ID:5/sF2wz80
-
いつのまにかいつもの知り合いが集まってた。けど、暁美さんがいないな。
貴方「そういや暁美さんは?今の時間も当番じゃなかったっけ?」
マミ「暁美さんなら一足先に見たわよ」
まどか「ほむらちゃん、途中から外に宣伝しに行ってるんだ」
貴方「あー、そういうこと」
マミ「それにしても、評判は本当みたいね」
貴方「評判って?」
マミ「料理はどれもそこそこ凝ってるけど、特に紅茶は本格的で美味しいって」
まどか「【貴方】くんが淹れたんですよ」
マミ「あら、そうなの?すごいじゃない」
貴方「ええ、まあ」
思わず照れ笑いする。
色々と気恥ずかしい思いもしたがそれ以上に達成感に満ちた、そんな文化祭の一日が過ぎていった…………。
――――
――――
- 397 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/28(火) 23:51:20.94 ID:5/sF2wz80
-
終了の時間が近づき、どこも店じまいとなる頃。
名残惜しさを感じながらも片づけを終えると、連絡が入っているのに気づいた。
このあとは後夜祭だ。残りたい人だけ残って、学校が用意した打上花火を見たりする時間。
マミ「来てくれたわね」
貴方「元々後夜祭気になってはいたんですけど、巴さんからの誘いならもちろんですよ。他の人は呼ばないんですか?」
マミ「そうね……今日は【貴方】くんと二人がいいと思って」
いつもより改まった様子だ。こちらも少し緊張してしまう。
マミ「昨日は本当にありがとう」
貴方「気にしないでください。俺も巴さんのおかげで助かったことたくさんあるんですから」
貴方「俺、本当に巴さんと出会ってよかったなって思います。辛かったり寂しい思いをせずに、こんなに幸せに魔法少年やれてるのは巴さんがいるからです」
マミ「……私でなくても他にも仲間はいるし、暁美さんだってベテランでしょう?」
貴方「それでも……――――」
★個別END分岐★
1巴さんのことが好きだから←
2みんなのことが好きだから
- 398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 23:54:44.96 ID:jlJTQsRe0
- ここはオートで進めたほうが良いよな
- 399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 23:58:51.23 ID:4Hk2XM1to
- 1
- 400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 00:01:30.87 ID:TPUNvVbH0
- 1
- 401 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/29(水) 00:05:29.04 ID:9fdH4HSt0
- あ、ここは選択式ではないです
- 402 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/29(水) 00:06:08.47 ID:9fdH4HSt0
-
貴方「巴さんのことが好きだから」
マミ「え……っ?」
貴方「巴さんとは先輩や師匠としてだけじゃなくて、こうして仲良くなって……強いところも弱いところも見てきました」
貴方「巴さんはいつも強くあろうとしてて、努力家で、そんなところももちろん好きです」
貴方「でも、他の人には見せない一面も見られて嬉しかったし、それに……可愛いなって思ったんです」
マミ「…………私も。私も【貴方】くんと同じ気持ちよ」
貴方「……!」
マミ「前に話したけど、私は普通の幸せって諦めてるところがあったの。出会いなんかないし、恋なんてしてる暇もないって」
マミ「でも、そんなことはなかったわ。恐れる必要もない。やっと気付けたの。これも、【貴方】くんと出会えたから」
二人きりでよかった。
今告白するとは思ってなかったけど、どことなく非日常の余韻が残る雰囲気――この空気がそうさせたのだろう。
貴方「花火、もうすぐはじまりますね」
マミ「ええ。楽しみね」
貴方「はい!」
巴さんの隣で空を見上げる。
色とりどりの光を散らす空を、満たされた気持ちで眺めていた……――――。
―マミEND―
- 403 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/29(水) 00:11:50.22 ID:9fdH4HSt0
-
二回目【貴方】 四週目休日終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・ギャップ
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・相談乗った
・暁美ほむら・・・手をつないだ
・佐倉杏子・・・生活大変そうだ
・巴マミ・・・☆恋人☆
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
[好感度] to貴方
巴マミ☆>美樹さやか★★★>暁美ほむら★志筑仁美★>鹿目まどか・佐倉杏子
★…フラグ一段階目 「気になる」
※大抵の場所なら誘ったらOKしてくれると思います。
※放課後行動では勝手についてくることもあるかもしれません。
★★…フラグ二段階目 「特別」
※【貴方】との行動を優先します。
※ここまでくればあとは流れに乗るだけだ!
★★★…フラグ三段階目 「恋慕」
※実質落ちてる。
※個別ENDにいってもいかなくても攻略済み。
☆…互いに恋人として誓い合った仲。他の人の好感度上げすぎると多分マズイことになる。
もし他の人に言い寄るようなことしたら普通に浮気です。
▽…嫉妬Lv1
※ハーレムならつきものくらいの可愛い嫉妬だよ。
※この辺で留めておかないと色々濁るかもよ。マズそうな選択肢は控えよう。
1直前の好感度★★★のまま続行(ハーレム主人公が鈍感なのはお決まりのこと)
2一日目からリセット…攻略済記録は引き継がれます。設定変更が可能。
…魔法少女ベテラン組は接点とか共通点的にこのままのほうが攻略しやすいかな?
下4レス多数決
- 404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 00:12:36.44 ID:TPUNvVbH0
- 1
- 405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 00:12:37.21 ID:z70LUfl/0
- 2
- 406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 00:13:04.46 ID:D7BIeXfV0
- せっかく、仁美が★あるから1
- 407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 00:13:31.68 ID:mcAbW1OQo
- ないと思います>>攻略しやすい
2
- 408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 00:14:59.88 ID:jUT+zg2+0
- 2
- 409 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/29(水) 00:38:20.84 ID:9fdH4HSt0
- リセット
今回
・見滝原中二年でまどかたちと同クラス
・【貴方】は契約して魔法少女たちと関わっていた
・5人全員契約済み
・部活なし
・生徒会なし
・ほむらはクールなほう(未攻略)
前回同様攻略済キャラのみ好感度高く引き継ぎます。
たとえば、2個目を変えてもマミとは何かしらの関係はつけると思います。
変更箇所を下4レスまで、矛盾する内容が含まれる場合はコンマが高い方採用
- 410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 00:45:49.18 ID:D7BIeXfV0
- 例えば、まどかと同じ部活とかはありですか?
安価↓
- 411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 00:46:35.05 ID:jUT+zg2+0
- 貴方は生徒会役員
- 412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 00:51:09.14 ID:mcAbW1OQo
- あえて未契約&無資格にしよう
いろいろ知りすぎていく貴方とかやりたい
まどか達の同級生でいい
- 413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 00:58:53.38 ID:D7BIeXfV0
- 見滝原中二年でまどかたちと同クラスで杏子の幼なじみ(つまり、風見野に在住していた時期があった)
杏子の親父さんが急に人から信じられることが杏子と何かしら関係あったの走っているが詳しくは知らない
杏子は別れの挨拶来て消えた感じの関係だったとか
- 414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 00:59:42.73 ID:YkSjGsAI0
- 家は大金持ちにして
- 415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 01:03:10.46 ID:D7BIeXfV0
- まとめると
生徒会の一員で無資格兼未契約の杏子の幼なじみの元風見野市在住のお金持ち
- 416 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/29(水) 01:20:59.49 ID:9fdH4HSt0
-
・【貴方】は見滝原中二年でまどかたちと同クラス
変更なし
・【貴方】は契約して魔法少女たちと関わっていた
→ 魔法少女とは無関係。杏子とは幼馴染。マミとは多分生徒会とかで関わってる。
・5人全員契約済み
変更なし
・部活なし
変更なし
・生徒会なし
→ 生徒会役員
・ほむらはクールなほう(未攻略)
変更なし
・大金持ち! new
幼馴染設定来てますが、
某桐野編と違ってほぼ個性は出さない(あとギャルゲな性質上一人にだけ特化はさせたくない)ので過去も細かくは詰めないです。
初期から一応親交があるくらいのアドバンテージ。
ついでに何の役やってるか決めとこう
1副生徒会長(二年だから生徒会長にはなれないということで)
2書記
3会計
4あんまり詳しくないんでその他記述式
下2レス
- 417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 01:24:42.83 ID:D7BIeXfV0
- 4庶務
- 418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 01:25:32.19 ID:5zRX6fm70
- 1
- 419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 15:51:45.94 ID:UdRSL8zc0
- これまさかほむらと仁美の攻略途中の好感度もリセットかよ
- 420 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/29(水) 21:36:05.80 ID:9fdH4HSt0
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仁美はともかく、前回は契約ありきの話が多かったのでほむらは完全リセット(前々回からの引継分だけは残す)ですね
また、マミの好感度も同じく減少で引継。同じ関係性を引き継げる場合のみ『そのまま』引き継ぎます。
・・・ただやっぱり今回から金持ち設定があるので仁美との続きイベントもそのままは使えないな。
前々回のまどかとの猫イベントも出来るなら金で解決しちゃうので同じく。
また、ベテラン組相手で契約済だと対等の立場に立てたのが強みで、
未契約だとどうしても庇護される側を脱せないのと、所詮部外者の男じゃ魔法少女事情に口を挟んでも言葉に重みが出ないので、
魔法少女事情から関わろうとするのはおすすめしないです。(無関係な人間は遠ざけようとするため深く関われない)
まずは1回目のように日常で関係を築くのが吉かなと思います。
リセット後の好感度
[好感度] to貴方
美樹さやか★★★>暁美ほむら★巴マミ★>志筑仁美・鹿目まどか・佐倉杏子
★…フラグ一段階目 「気になる」
※大抵の場所なら誘ったらOKしてくれると思います。
※放課後行動では勝手についてくることもあるかもしれません。
★★…フラグ二段階目 「特別」
※【貴方】との行動を優先します。
※ここまでくればあとは流れに乗るだけだ!
★★★…フラグ三段階目 「恋慕」
※実質落ちてる。
※個別ENDにいってもいかなくても攻略済み。
☆…互いに恋人として誓い合った仲。他の人の好感度上げすぎると多分マズイことになる。
もし他の人に言い寄るようなことしたら普通に浮気です。
▽…嫉妬Lv1
※ハーレムならつきものくらいの可愛い嫉妬だよ。
※この辺で留めておかないと色々濁るかもよ。マズそうな選択肢は控えよう。
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- 421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 21:51:17.90 ID:D7BIeXfV0
- さやかちゃん、実は記憶受け継いでいるだろwwww
- 422 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/29(水) 21:56:25.47 ID:9fdH4HSt0
- さやかはほぼそのまま受け継いでるよ(ボソッ
ちなみに実は仁美の攻略解放条件はさやかちゃん攻略
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――――……3rd. 起動
目を覚ますと天井が目に入る。
身体を起こせば今まで寝そべっていたベッドが見える。
そう、今日もまたいたって平常な朝がはじまったのだ。
【貴方】は寝起きのぼんやりした頭を覚醒させ、確かめるように今の状況を思い出す。
一人用にしてはベッドは広く、大きな部屋。
ここが自分の自室だ。【貴方】は世間からすればかなりの大金持ちの生まれだった。
しかしこれから登校する見滝原中学校はいたって平凡な学校。これからどこにでもあるような一日が始まる。
*「【貴方】お坊ちゃま。朝食の用意が出来ております」
部屋の外から聞こえる使用人の声に、さっと身支度を済ませて広間へと向かった。
- 423 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/29(水) 23:08:50.63 ID:9fdH4HSt0
- ――――――
――――――
1日目
見滝原中学校 教室
貴方「おはよう」
略した挨拶を口にしながら自分の席をセットして座る。
床のボタンを押すと机とイスがワンタッチで立ち上がる仕組みだ。
さやか「おはよう!」
まどか「おはよう、【貴方】くん」
ほむら「……おはよう」
挨拶が返ってくる。
美樹の朝から元気になるような声に、鹿目さんの一日が明るくなるような挨拶。
それから、少し遅れて暁美さんの落ち着いた声。
少し冷たい態度にも聞こえるが、ちゃんと挨拶してくれるのだからこれでもそんなに悪く思われてないと思う。
まどか「今日の数学宿題あったよね。わたしちょっと自信ないとこあって」
さやか「あたしはムリだけど、そういうの聞ける人ならそこそこいるじゃん」
貴方「あ、それなら僕が――」
ほむら「私が見るわ」
言いかけたところで先に暁美さんに取られてしまった。
……暁美さんは普段何に対しても興味なさそうにしてるけど、鹿目さんのこととなるとやたらと気にかけるところがある。
そう見えるのは気のせいじゃないが、友達だからといえば僕たちだって友達はなずだ。――少なくともそう自分は思っていた。
ほむら「それとも、私じゃ不足だったかしら?」
ほむら「このクラスには学級委員長の優等生のお嬢様と、副生徒会長までやってる優等生のお坊ちゃまがいるものね」
まどか「えっ、ううん!不足なんてないよ!ありがとう。ほむらちゃんが見てくれるなら心強いって。わたしももっと頑張らなくちゃね」
暁美さんは僕が言い出したことに気づいてかあてつけるように言う。
こう言うが、暁美さんだって十分優等生の認識で通っている。まあ、暁美さんに任せておけば大丈夫だろう。
――――やがて朝のHRがはじまり、学校での一日が過ぎていく。
- 424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 23:44:01.67 ID:mcAbW1OQo
- うわ御曹司だから使用人も要るのか
幼馴染は小学校卒業してから疎遠ってこともあり得るが
大作の予感(大変なことになるな)
Q.滝中生徒会は4人でどうでしょうか
- 425 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/30(木) 00:20:04.88 ID:kJsBdyCW0
- 放課後
帰りのHRも終わってチャイムがなると、鞄を持って席を立つ。
雑談はほどほどにそろそろ教室を出ないと。
さやか「【貴方】はこれから生徒会の仕事?なんかやっぱすごいけど大変そうだなぁ」
まどか「頑張ってね。いってらっしゃい!」
貴方「あ、待って。その前に。三人は今の学校に何か不満点はない?」
さやか「不満点? ……んー別に。しいて言うならあんましムズかしい宿題出さないように言っといてよ!」
まどか「それはさすがに……。わたしも特にはないよ」
貴方「……そうか。ありがとう。暁美さんは?遠くから来たんだし、他と比べて気づいたことはないか?」
ほむら「いえ。入院してたんだし、前の学校の事なんて覚えてないわ」
貴方「それもそうだ。配慮が足りなかった」
普段が文武両道なゆえに忘れそうになるが、暁美さんはここに来る前はずっと入院してたと聞いている。
あまり通えてなかったのだろう。前の学校の話もほぼ聞いたことはなかった。
さやか「さっすが副生徒会長となると考えることの規模が違うというか、難しいこと考えてんのね?小市民のあたしには縁のないことだわぁ」
貴方「別に生徒会に入るのに身分なんて関係ないよ。役員になる権利は平等にあるんだ。美樹さんだって望むなら立候補すればいい」
さやか「ムリムリ。あたしじゃ誰も推薦してくんないよ。っと、あたしもそろそろ帰ろうかな」
まどか「あ、いっしょにいく?」
ほむら「それなら私も……」
他の人も美樹に続くように教室を去っていった。
……あまり建設的な意見は聞けなかったな。
自分が通っている学校なのに、学校のことを考えてる人が少なすぎるとは思っていた。
- 426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/30(木) 11:18:50.56 ID:sWdXZ5af0
- さやかという自分が恋人に選ばれるまで絶対あきらめないガール
- 427 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/01(金) 20:58:30.44 ID:PaxvsgKK0
- お坊ちゃま貴方くんのキャラが割と迷走中です
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『生徒会執行部』――その教室の前で足を止める。コン、コンと何か規則正しいリズムを刻んでいる音が聞こえる。
*「あっ、やべえ!副会長だ!」
僕が扉を開ると、慌てたように今まで机の上で跳ねていた小さな球体を掴んで隠した。
……ピンポン玉かな。
貴方「……仕事のほうは順調かな?」
*「まあ、はい……といっても、正直言って最近そんなにやることないじゃないですか?」
*「あっ!だからって遊んでいいとは思ってないっす!これっぽっちも!」
クラスの掃除当番でここを掃除しに行くこともあるが、意外とこの部屋にはよくわからないものも置いてある。
美樹さんがピンポン玉を見つけて、男子と混じって遊んでいたっけな。
貴方(こんな人までいるんだから、美樹さんが立候補しても問題ない気がするけどな……)
貴方「別にないならいいけど。息抜きしてた方が仕事してるふりをしてるよりはよほど効率はいいよ」
貴方「君、同じ学年だよね?副会長って肩書きで身構えてるみたいだけど、そんなに堅苦しくしなくていいのに」
*「いやー、そういうわけにはいかないっすよ。完璧な副会長で通ってるんだから。でも、意外と話が分かるんですね!」
貴方「というか、会長が許してるからやってたんでしょう……?」
会長のほうを見てみると、ぎくりと目を逸らした。
会長「い、いやっ。まあそうは言ってないけどなぁ……」
*「実質副会長のほうが力は上じゃないすか?」
会長「さすがにそう言い切られると困るなあ……はは」
貴方「…………」
ゆるい空気を作っている一番の要因はこの人なのかもしれない。
会長ももちろん優秀な人ではあるんだが。
- 428 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/01(金) 22:23:25.12 ID:PaxvsgKK0
-
「まずはお茶でも飲んで落ち着いたら?それからやることを考えましょう。息抜きは必要だけど、息抜きっていうのは頑張るためにあるんだから」
ひとまず席に腰掛けると、そっと背後からテーブルに紅茶が置かれる。
*「マミさんは飴と鞭の使いが上手いなぁ。あと紅茶もうまい」
マイポットと電気ケトル、それからティーカップ。何故だかそんなものもこの部屋にはあった。
多分どこかで使われていたんだろう。色んな備品がここに集まっている。
生徒会というみんなからは堅苦しいと思われがちな場所だが、結構自由にやらせてもらっていた。
会長「巴さんは『庶務』っていうより秘書って感じだよねえ。将来目指す?」
マミ「それもいいかもしれないわね」
庶務の巴さんは雑用から些細な気付いたことまで何でもこなしてくれる縁の下の力持ちだ。ただし、多忙な人でもあるらしい。
……ちなみに、もう一人の庶務が遊んでた人だ。
巴さんの淹れる紅茶はおいしいし、モチベーションや集中力もアップするのでまあいいだろう。
しかし、それだけでは最早ただのお茶会……みたいな。
貴方「書類に追われて暇そうじゃない人もいるし、仕事の振り方も見直したほうがいいのは確かだが……」
貴方「巴さんの言う通りだ。やることは見つけるよ」
今日の活動内容
1校則の見直し
2これから行う運動(挨拶・読書推進等)を決める
3ボランティア活動
4部活動視察
5この部屋の片づけから始めます?
6自由安価
下2レス
- 429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 22:28:30.20 ID:mDwhbavc0
- 安価↓
- 430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 22:42:22.27 ID:M4TxHSLB0
- 5
- 431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 23:21:50.62 ID:w3ICXvvx0
- この貴方ちびまる子ちゃんの花輪君に匹敵する程の大金持ちと考えて良いのかな?
- 432 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/01(金) 23:40:08.51 ID:PaxvsgKK0
- とりあえず比較対象としては近いところに金持ちがいるので仁美と同レベルと考えてもらえれば!
----------------------------------------------------------------------------------------------
……さっき思ったが、この部屋はよくわからないものが多い。
積み重ねられたダンボールの中身とか何が眠っているのかわからなくなっているものもある。
貴方「この部屋の片づけから始めます?」
この一言で今日の活動が決まる。
もちろん作業が残っている人は作業を優先していい。
特に会計なんかは役割上、目を通さなければいけない書類は多くなりがちだ。
*「――――カツラみつけました!あとこっちには剣も!」
貴方「演劇部の部室かここは!?」
実際、元は演劇部の持ち物だと思うのだが。もしくは、以前の生徒会がボランティアか地域活動で使ったのか……?
マミ「これは……カンパンと水ね。賞味期限もまだあるわ」
マミ「緊急時には持っていかなきゃいけないんだから保存場所は把握しておかないと」
貴方「そうですね。すぐに必要なものといつか必要になるもの、それから恐らく使わないだろう備品で分けて整理しておきましょう」
会長「非常食、いつか必要になるの……?」
貴方「賞味期限が大丈夫かは気にかけておいたほうがいいでしょう。迫ってきたら処分して入れかえます」
ほかにでてきたもの
・自由安価
下3レスまで
- 433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 23:42:17.47 ID:bMm+tPrqo
- ゆいぐるみ
- 434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 00:15:06.66 ID:tp85bvALo
- 猫耳カチューシャ多数
- 435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 00:16:23.54 ID:cmZO+s2y0
- 大量の旧スクミズ
- 436 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/02(土) 00:36:55.71 ID:8z4f+l4/0
-
貴方「これは……ぬいぐるみ、いや人形か?随分頭でっかちだが」
恐らく何かのアニメ作品のものだろうか。
どう見ても元々は誰かの私物と思われるので、欲しい人がいるのなら持って帰ってもらってもいいだろう――
そう思って振り向くと、猫の耳のついたカチューシャを頭にやっている巴さんが立っていた。
貴方「……何をやってるんです?」
マミ「つけられちゃったのよ。そこのダンボールにたくさん入っているわよ」
貴方「はあ。巴さんは先輩なんだから叱ってやってもいいんですよ?」
マミ「ですって」
*「あはは、すいません。つい出来心で」
会長「見てみて、こっちのダンボールは女子用の水着がたくさんあるよ」
マミ「なによそれ!?」
巴さんは猫耳カチューシャのことがあったから、いかがわしいものと勘違いしたのかもしれない。
見てみると、水泳の授業で使えそうなスクール水着だった。いずれも袋に入った新品だ。
貴方「サイズは?」
マミ「均等にあるように見えるわ。授業で使うものために買ったものなのかしら?」
貴方「なるほど……?」
- 437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 00:53:14.92 ID:cmZO+s2y0
- こりゃネコ耳だけでなくスク水もマミさんに着てもらうしかないな
- 438 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/02(土) 01:08:05.79 ID:8z4f+l4/0
-
今のうちの学校の制度では、水泳用の水着は各自自前で用意することになっている。
スクール水着には変わらないのでデザインは似たり寄ったりだが、細部を見れば違いがあるはずだ。
なにより無償で支給される教科書とは違って、水着は各自買わなければいけないことが当然と思っていた。
授業を受けるために必須なのにも関わらずだ。
無償には出来ないが、一括で大量に購入すれば安く仕入れることができたりはしないだろうか。
貴方「……高い物ではないが、それすらお金を払うのが難しい人というのはいるんだよな」
マミ「?」
貴方「折角あるのなら有効利用しましょう。購買部あたりで格安で売るのはどうでしょうか?」
会長「たしかにここで抱えてても仕方ないからねえ。かけあってみるよ」
貴方「それと、今まで各自で購入が必要だった授業の必需品は、学校側で用意するのを検討してもいいと思います」
貴方「生徒への負担を少なくさせられるのと、統一を図れるかと」
*「副会長って、庶民の気持ちも考えられる金持ちだから慕われるんですねえ」
貴方「……まあ」
――――よくわからないダンボールの中身を整理した!
*生徒会活動終了後。
1巴さんと何か話す
2外へ出る
・帰宅
・寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 01:08:52.04 ID:wlJSewlf0
- 1
- 440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 01:10:43.92 ID:cmZO+s2y0
- 1
- 441 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/02(土) 01:42:10.36 ID:8z4f+l4/0
-
活動が終わるとみんなもう帰ろうとしていたが、巴さんはみんなの分のティーカップを片づけていた。
貴方「それ手伝います」
マミ「あら、ありがとう」
自分だって飲ませてもらっているのだから、押し付けるのも悪いかなと思った。
庶務といっても雑用係ってわけじゃない。
貴方「巴さんって忙しそうにしてますよね。やっぱり受験勉強か、それとも習い事でも?」
マミ「習い事はしてないわ。受験勉強はしているけど……」
言い切らない言葉から、それだけじゃない雰囲気を匂わせている。
そしてそれ以上言おうとはしなかった。……言いたくはないようだ。
貴方「気を悪くしたらすみません。巴さんって今一人暮らしで、支援をしてくれる保護者もいないんですよね」
貴方「よく夜中に出歩いている姿を見ると聞いて。もしかしたら、アルバイトとかしているんじゃないかって」
うちの学校ではアルバイトは原則禁止の要相談だ。
恐らくどこの学校でもそうだろうけれど、許可なくやっていることがバレたらまずい。
……聞いてみた時、少し動揺したのが見て取れた。
マミ「き、金銭的に余裕がないわけじゃないわ。遺してくれたものがあるから」
真偽はわからないが、追い詰めたいわけじゃない。生活の大変さはわかるし、相談しても許可だって簡単に下りるかはわからない。
巴さんは真面目で気の利く人だし、同じ生徒会で顔を合わせている知り合いを疑いたくはなかった。
貴方「そうですか」
もしかしたら――――と思いつつ、この場ではそう返して話を終わらせた。
三回目【貴方】 1日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・クラスメイト↓
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・友人↓
・佐倉杏子・・・昔の知り合い(疎遠)↓
・巴マミ・・・先輩↓
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
- 442 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/02(土) 01:49:36.45 ID:8z4f+l4/0
- ------------------------------------------------------------------------------------------------------
寝ます
ちなみに、こう書いてますが実際中学生のバイトは法律的には禁止されてます
そもそも↑の法律がこの世界で通じれば一人暮らしも許されねーだろってことで高校生基準に合わせて書きました
------------------------------------------------------------------------------------------------------
- 443 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/02(土) 21:36:37.84 ID:8z4f+l4/0
- ――――
2日目 昼休み
……昨日の放課後は結局一日ほぼ片づけしかやらずに終わってしまった。
昼休み、食事が終わった後なんとなく生徒会室に寄って、ちょっとした作業を片づけていると、教室の外に影が見えた。
・誰か(見滝原在学のキャラ)
下2レス
- 444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 21:37:19.33 ID:HNxeLJiMo
- しつ
- 445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 21:42:32.06 ID:vuyCVP/80
- ほむほむ
- 446 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/02(土) 22:01:29.10 ID:8z4f+l4/0
-
貴方「何か用でも?……って、暁美さん?」
扉を開けてみると暁美さんが立っていた。
いつも鹿目さんや美樹さんと一緒にいるイメージだが今日は一人だ。
ほむら「少しどんなものが気になって。これが目安箱?」
貴方「ああ、暁美さんも意見があれば気軽に投書してほしい。今だったらここで言ってくれたほうが早いけど」
ほむら「今は特には……」
貴方「まあ、思いついたらでいいよ。折角来てくれたんだし、何か飲む?」
ほむら「いいの?」
ひとまず中へ招き、紅茶を淹れてみる。
いつもは巴さんが使っているティーポット。彼女の淹れる物には敵わないかもしれないが。
ほむら「……面接みたいで緊張するわ」
貴方「楽にしてくれていいよ。友人とのお茶会だとでも思ってくれれば」
ほむら「ええ、そうね。お茶ありがとう」
貴方「暁美さんもそういうの苦手なんだね。寡黙ではあるが、堂々としているほうだと思ってたけど」
- 447 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/02(土) 22:21:35.87 ID:8z4f+l4/0
-
なんといっても、暁美さんはいつもと変わらない様子でけろりと言っていたからそう見えなかった。
ポーカーフェイスというか、感情が表に出にくいだけなのかな。
ほむら「どうかしらね……。なんとなく言ってみたけど、やってみたらどうなるかはわからないわ」
貴方「僕らは来年だね。暁美さんも成績優秀だろう?きっといいところ目指せるよ」
ほむら「嫌だ、進路相談なんて本当に面接みたいだわ」
貴方「そうだね。他の話にしようか……暁美さんも一人暮らしだっけ?」
ほむら「……『も』?」
貴方「うちの先輩にもいてね。意外とこの学校はそういう人が多いんだなって思ったから」
ほむら「あぁ、そういうこと」
貴方「不満点っていうか、大変なところはない?私生活でも、体調の面とかでも」
ほむら「私生活は特に困ってないわ。けれど……」
貴方「けれど?」
ほむら「……いいえ、特に不満点はないわ」
1交友関係について
2本当に困ったことはない?
3自由安価
下2レス
- 448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 22:22:26.92 ID:HNxeLJiMo
- あ
- 449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 22:42:40.02 ID:I6ap7Bdh0
- 2+ほむらさんてまどかさんと友達になりたいの?
- 450 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/02(土) 23:04:17.58 ID:8z4f+l4/0
-
貴方「本当に困ったことはない?」
ほむら「……ええ。ないわ。あったとしても、あなたに話せるようなことじゃない」
突き放したような言い方だ。
これは絶対なにかあるな。その正体を探ってみる。
貴方「交友関係も上手くいってる? そういえば…… 暁美さんって鹿目さんと友達になりたいの?」
ほむら「……え?」
貴方「いや、よく一緒にいるからそうなのかなって」
ほむら「傍から見たら、友達とは見えていないの……?」
貴方「あ、いや!そうだよね。あれだけ一緒にいるんだからもう友達だよね」
ほむら「私たちは?」
貴方「え」
ほむら「私たちも友達とは思っていないのかなって……」
貴方「ゆ、友人と思っているよ!さっきも言った!」
ほむら「そう……。それならよかった」
友人。たしかに互いにそう思っているはずなのだが――――。
そういえば、何がきっかけで暁美さんと友人になったんだっけ……?
-------------------------------------------------
…だって、好感度欄にそう書いてあるからね。
・暁美ほむら・・・友人 ←
-------------------------------------------------
――――
――――
*放課後。
1生徒会室へ
2校内でコミュ(キャラ指定)
3外へ出る
・帰宅
・校外ボランティア
・寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 23:08:45.12 ID:wlJSewlf0
- 3寄り道
杏子とであいたい
- 452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 23:09:00.24 ID:tp85bvALo
- 1
- 453 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/02(土) 23:36:19.68 ID:8z4f+l4/0
-
――――放課後になると再び生徒会室に顔を出した。
みんな集まっており、昼休みとは活気が違う。
……さらに違いがあるとすれば、会長の席に昨日の人形が置いてあることか。
貴方「……気にいったんですか?それ」
会長「誰も持って帰ろうとしなかったしさあ、捨てるのも祟られそうだから」
貴方「祟られそうって……今まで存在忘れられてたんですよ」
今日の活動内容
1校則の見直し
2これから行う運動(挨拶・読書推進等)を決める
3部活動視察
4人形を供養してくれるところを探す
5自由安価
下2レス
- 454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 23:37:55.73 ID:wlJSewlf0
- 4
- 455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 23:42:50.70 ID:w0i0oW1z0
- 4
- 456 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/03(日) 00:00:16.87 ID:IzS/hlEP0
-
会長「よし、供養してくれるところを探そう!」
貴方「えええ、そんな大げさな……」
今日の活動内容は、会長たってのお願いで人形の供養になった。
マミ「供養って、お祓いでもすればいいの?神社にでも持っていく?」
会長「この子を一生愛してくれるような貰い手が見つかれば、それでもいいかもしれないけど……」
庶務「一生ってガチすぎません?ビビりすぎですよ。日本人形みたいな見た目してるならともかく、こんなおもちゃみたいのに」
会長「だってそれ、たまに『愛……』とか言ってるから。きっと愛に飢えてるんだよ」
マミ「すでに変なのにとり憑かれてるんじゃない!?」
庶務「そんなわけ――」
ゆいぐるみ『ういー、アイスー』
貴方「言った!」
ちょっと違った気もするけれど。
*どうしよかこれ。
1とりあえずアイス買ってくる
2鹿目さんとかこういうの好きじゃない?(家庭科室に持ってく)
3お祓いする
4自由安価
下2レス
- 457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 00:02:34.81 ID:fHCVF1v30
- 3
- 458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 00:03:23.97 ID:pzHxO+1lo
- 2
- 459 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/03(日) 00:35:04.33 ID:IzS/hlEP0
-
貴方「人形といっても、一応裁縫でできてる品ですよ。手芸部のほうが詳しかったりしません?」
マミ「呪いに詳しいわけじゃないと思うのだけど」
貴方「詳しくなくても、こういうのが好きな人はいるかな……と」
庶務「誰かに押し付けようってことですねー」
会長「部活動視察の一貫だね」
人形を持って家庭科室に行ってみることにした。
――こちらに気づくと部長が挨拶しにくる。そっちは会長が対応してるので、見知った顔に話しかけてみる。
鹿目さんも手芸部員だ。
まどか「お疲れさま……って、それはどうしたの?」
貴方「鹿目さんってこういうの好きじゃないかな?」
まどか「お人形さん?」
貴方「たまに喋る人形」
まどか「……電池でも入ってるのかな?」
貴方「純度呪い100%」
まどか「す、好きじゃないよ!」
……断られてしまった。
会長「ここでもらってくれない?一生愛してくれない?部費あげるからさー」
あっちでも交渉してる様子だ。部費に心揺らいでるようだが…
貴方(というか、そんな軽く部費上げるなんて言って後で後悔しても知らないぞ)
*…交渉の行方は!?
下1レスコンマ判定
0~30 二つ返事で了承
31~60 やっぱ無理
61~ あげたのになぜか戻ってきた
- 460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 00:40:05.75 ID:fHCVF1v30
- あ
- 461 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/03(日) 00:49:52.32 ID:IzS/hlEP0
-
会長「【貴方】くん!無事引き取ってもらえたよ!」
貴方「え、そうなんですか?けど学校から部費援助してもらうよう取り合うの会長ですよ」
会長「そこは上手くするからさ!」
マミ「まあ、無事に済んだようでよかったわ。これで落ち着いて紅茶が飲めるというものね……」
庶務「いいっすね!ティータイムにしましょう!」
一件落着で家庭科室を後にする。
……が、生徒会室に戻ると、なぜか元の位置に人形があった。
会長「あわわ、あわわわわわわわわわわわ」
貴方「……約束し損ですね」
マミ「本格的にオカルトじみてきたわねぇ……」
まだまだ末永い付き合いになりそうである。
*生徒会活動終了後。
1巴さんと何か話す
2人形と何か話す
3人形にアイスを献上する
4外へ出る
・帰宅
・寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 00:50:55.97 ID:fHCVF1v30
- 4寄り道
- 463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 00:51:05.10 ID:sUZpjMYN0
- 3
- 464 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/03(日) 01:03:11.92 ID:IzS/hlEP0
-
……すぐには何とかする手立てが見つからないので、とりあえず今日の活動は終了だ。
ゆいぐるみ『ういーあいすー』
貴方「……アイスがほしいの?」
ゆいぐるみ『ういーあいすー』
貴方「ういってなんなんだ……」
ゆいぐるみ『ういーあいすー』
喋る頻度が高くなってきている気がする。これはねだられてるんだろうか。
購買部もこの時間では閉まっているので、近くのコンビニでアイスを買ってきて目の前に置いておいた。
ゆいぐるみ『<(`・∀・´)>』
……どうやら満足したようである。
貴方(といってもこのままじゃ溶けてべとべとになっちゃうよな)
貴方(――――! 袋の中身がなくなってる……)
三回目【貴方】 2日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・クラスメイト
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・友人だよ!
・佐倉杏子・・・昔の知り合い(疎遠)
・巴マミ・・・先輩
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら1
巴マミ
- 465 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/03(日) 01:15:11.17 ID:IzS/hlEP0
- ---------------------------------
なんかオカルトじみてきました
杏子ちゃんが巫女かゴーストバスターとして登場すればいいんじゃないかな(適当)
久しぶりに予告復活 次回は3日(日)18時からの予定
- 466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 09:27:07.80 ID:+RogJJCR0
- >>『ういーあいすー』
人形の中身はだらけてるいろはちゃんかな?
- 467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 13:08:28.20 ID:Oi3QzXtUO
- 祓うならここは教会の娘、杏子の出番だな
アイス(甘いもの)好きで意気投合したりして
- 468 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/03(日) 18:09:15.96 ID:IzS/hlEP0
- ――――
3日目 昼休み 生徒会室
貴方「…………」
ゆいぐるみ『<(`・∀・´)>』
今日も昼休みにこの教室に来たが、やはり人形は昨日と変わらない位置にあった。
自分の意思でテレポートテーションしたりするのなら、満足したなら消えてくれればいいのに。
貴方(今日も誰か来てるようだ)
・誰か(見滝原在学のキャラ)
下2レス
- 469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 18:10:33.26 ID:pzHxO+1lo
- 美樹
- 470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 18:25:04.67 ID:+RogJJCR0
- まどかとさやか
- 471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 18:40:41.69 ID:b44ajVLA0
- と時々ほむら
- 472 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/05/03(日) 19:04:53.83 ID:IzS/hlEP0
- 時々なのか…
--------------------------
扉を開けてみると、鹿目さんと美樹さんの二人がいた。
さやか「あっ、なんだ。開いてるんじゃん!昼までやってるの?」
貴方「ああ、まあ。でも適度に息抜きはしてるよ。二人は何か用事が?」
さやか「生徒会が変な人形持ってたってまどかに聞いてさあ。もしかしたら今もあんのかなって思って」
まどか「昨日の人形、結局うちの部に置くって話になったんだよね?でもどこにも見当たらなくて」
貴方「あー……あれならそこに」
部屋の中を指す。
まどか「渡すのやめたの?」
貴方「確かに渡したはずなんだけどなあ……。渡す瞬間を見てたわけではないけどさ」
さやか「じゃあなんか勘違いでも起きてるんじゃない?で、これが人形?思ってたのと違うなー。可愛いもんじゃん」
ゆいぐるみ『<(`・∀・´)> ハッ』
貴方「お茶くらい出すよ。……それと一緒でいいならだけど」
さやか「わー、気が利くー!あっ別にあたしは気にしないよ?気になって見に来たんだし!」
美樹は勧める前から部屋に入って人形の前に来ていた。
興味本位で来たらしいが、まだなんとも思ってないようだ。
1二人は霊感とかあるほう?
2学校生活について聞いてみる
3自由安価
下2レス
- 473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 19:06:24.59 ID:4XT+8mz20
- 2
- 474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 19:07:49.02 ID:xgUQ3Sk4o
- 2
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