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貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
- 303 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/06(月) 00:37:07.76 ID:WvkCm6JC0
- ――――
15日目 教室
自分の教室に入って、ひとまずみんなに挨拶する。
さやか「おはよー」
まどか「おはよう、【貴方】くん」
ほむら「……おはよう」
仁美「おはようございます」
今週ももう終わりか。
貴方「日にちが経つのって早いな……」
さやか「どうしたの?しみじみしちゃって」
貴方「いや、なんとなく」
1何かイベント事ってあったっけ?
2魔法少年の活動のほうに集中したい
下2レス
- 304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/06(月) 00:42:36.95 ID:yRiMF+V20
- 1
- 305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/06(月) 01:01:54.66 ID:XxeMmZpqo
- 1
- 306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 22:33:47.03 ID:2PZTh7kJ0
- やはり委員や部員と言った設定が必要なのかもな
得意分野・・・、校内放送をよく使う会議だな
- 307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/11(土) 15:11:59.80 ID:F6BYXwFx0
- まだかな
- 308 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/11(土) 21:05:55.05 ID:+WplgspN0
-
貴方「何かイベント事ってあったっけ?」
仁美「学校行事ですか?」
志筑さんは委員長だし、そういうの詳しいよな。
仁美「そろそろ文化祭が近づいてますよ。具体的なことを決めないと」
貴方「うちのクラスってなにやるんだったっけ?」
さやか「もう、しっかりしてよね」
貴方「そういやそうだったっけな。悪い悪い……【下2レス】だったか?」
・自由安価
下2レス
- 309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 21:07:16.14 ID:TWx0tcxm0
- メイド喫茶
- 310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 21:09:15.86 ID:EQNuNcuio
- 逆メイド喫茶
- 311 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/11(土) 21:30:03.12 ID:+WplgspN0
-
貴方「逆メイド喫茶だったか?俺らが主人になって客をメイドにさせる……みたいなコンセプト」
ほむら「接待させられたい人なんているのかしら……」
まどか「コスプレがメインなんじゃないかな?よくわかってないけど、ご主人様役っていうのはむず痒そうでいやかも」
さやか「てゆうか、仁美からしたら日常じゃない?」
仁美「まあ家政婦ならいますけれど、そのイメージでよろしいのでしょうか?」
ほむら「いるの?」
まどか「いるよ!でもそのイメージとはちょっと違うかも」
そういや家に行った時見たな。
若い人はいなかったし、服装も地味で落ち着いた感じだった。
さやか「詳しいことはこれから決めるんじゃない? ちょうど学活あるし」
一旦、この話題はその時間までとっておくことになった
――――
――――
- 312 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/11(土) 21:43:38.73 ID:+WplgspN0
-
――――それから放課後、さっそく今日学活で決まった方針で動きはじめる。
メイド服の買い出しと、それから一応喫茶と銘打ってるのでお茶も用意するらしい。自分たちも飲むのであまり高価なものではないけれど。
あとは……。
仁美「今日決まったことはまとめてますわ」
さやか「さすが仁美!文化祭実行委員より頼りになるね」
仁美「来てくれたお客さん(メイド)に【下2レス】をさせるということと、買うものは【下3レス】ですかね」
- 313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/11(土) 21:45:39.55 ID:TWx0tcxm0
- 安価↓
- 314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 22:52:09.50 ID:o77162Pv0
- それっぽいこと
- 315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/11(土) 22:54:39.12 ID:TWx0tcxm0
- 安価↓
- 316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 23:51:42.95 ID:EQNuNcuio
- 男がメイドをする意味で逆のつもりだったけど仕方ないね
- 317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 23:53:28.21 ID:obb4N1CD0
- それっぽいもの
- 318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 23:54:36.57 ID:TWx0tcxm0
- >>316
俺もそうかと思った。今更書き直してくれないものか…
- 319 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/12(日) 00:44:29.78 ID:n8IHEyIN0
- 共学だし執事喫茶の意味だとわざわざ逆ってつけるのは違和感が
---------------------------------------------------------
仁美「来てくれたお客さん(メイド)にそれっぽいことをさせるということと、買うものはそれっぽいものですかね」
さやか「つまり何も決まってないんだよな!」
貴方「どうする……何買えって帰ればいいんだ」
ほむら「ねえ、本当に誰なの?逆メイド喫茶とか言ったの」
貴方「メイド喫茶じゃ普通だから逆にしてみたら面白いんじゃないかって提案じゃなかったか?」
まどか「それって言ってみただけなんじゃ……」
仁美「あとは……普通にメイド・執事喫茶でいいんじゃないかって意見が今更ながら出たことでしょうか」
さやか「それはみんな思ってたことだと思う。普通でいいよ」
貴方「買い出しバックレねえ?もう一度主張してみたら通るかもしれない」
仁美「再考の余地ありですわね」
1適当にそれっぽいもの買って帰る
2メイド喫茶にしよう
下2レス
- 320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 00:46:19.05 ID:y4DZ4XDm0
- 安価↓
- 321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 00:46:38.90 ID:m134PPjb0
- 2
- 322 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/12(日) 00:54:29.52 ID:n8IHEyIN0
-
貴方「よし!バックレるぞ!」
買う予定だったメイド服とお茶だけは普通のメイド喫茶にしても必要になりそうだが、考え直すなら次来た時でいいだろう。
とりあえず今日は何も買わないで帰ることにした。
――――
――――
*ちょっと遅くなったけど放課後!
1誰か誘ってパトロール行くか(キャラ指定・複数可)
2レッツスポーツ!(内容指定)
3他の場所に寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。知り合いを誘うことはできます。
下2レス
- 323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 00:56:04.30 ID:y4DZ4XDm0
- 1 マミ
- 324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 01:11:54.46 ID:mg1P+vsL0
- 1マミ
- 325 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/12(日) 01:23:54.50 ID:n8IHEyIN0
-
貴方「――――へえ。巴さんのとこも今日買い出し行ったんですね」
マミ「そろそろどこも準備を始める頃なんでしょうね」
学校が終わると、ちょっと遅くなったがパトロールだ。
巴さんもちょうど買い出しが終わったところらしくタイミングよく待ち合わせることができた。
マミ「そちらは何をやるの?」
貴方「逆メイド喫茶……まあ、あんまりいい案が出なくて覆りそうなんですけど」
マミ「逆?来た人がご主人様になるんじゃなくて、もてなすの?」
マミ「一種のそういったクラブのような……?」
貴方「そういったクラブ…………!」
思い浮かんだのは鞭持った女性が立ってそうな光景。
……はっきりと言わなかったが、巴さんの口からそんな言葉が出たことに新鮮味を感じる。
貴方「まあ、結局普通のメイド喫茶になりそうです」
けど、もし来てくれたら巴さんのメイド姿ってどんな感じだろうな――って、ちょっとだけ思った。
貴方「巴さんのところは何をやるんですか?」
マミ「うちのクラスは――」
・自由安価(メイド喫茶以外)
下2レス
- 326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 02:15:35.86 ID:sEbZzre90
- 演劇、タイトルは魔法少女vs貞子
内容はホラー映画の貞子と正義の魔法少女が戦うと言う内容、
- 327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 02:54:37.94 ID:fsojmyeTo
- 撞球場(ポケットビリヤード)
台とキューは自作する
- 328 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/12(日) 17:44:13.81 ID:n8IHEyIN0
-
マミ「ビリヤードよ。台とキューを自作するの」
貴方「へー、面白そうですね。でも作るのは大変じゃないっすか?」
マミ「まあやれるだけやればいいのよ。穴にはボールが通るレーンは作らずにネットを張って……ポケットビリヤードっていうのがあるそうよ」
貴方「それならなんとかなりそう、かな……?」
マミ「私もメイド喫茶か逆メイド喫茶かわからないけど、お邪魔させてもらうわね」
学校行事についてほぼ雑談みたいに話していたが、巴さんは途中で凛々しい表情に切り替える。
マミ「さて……おしゃべりはこのくらいにして、集中しなくちゃね」
貴方「はい!」
魔力の反応がないか感覚を研ぎ澄ませる。巴さんが一緒にいるからって任せっきりにはしたくない。
そろそろソウルジェムを見なくてもわかるようにはなってきただろうか。
――――最初に使い魔を見つけて、そこから少し離れたところで魔女とも戦いを終える。
最近の巴さんは、俺みたいな素人目に見ても調子がいいように思える。
もちろん今までも初めて見た時から、さすがベテランだと納得するような戦闘技術があった。でもそれだけじゃないような。
- 329 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/12(日) 18:25:41.49 ID:n8IHEyIN0
-
貴方「あっという間に片付いちゃって驚きました。なんか、絶好調っすね?」
マミ「ええ、そうね。今の私には仲間がいるから。先輩として見本になりたいし、守らなくちゃいけないもの」
先輩とはいえ、守る対象と思われてるのか……と思うとちょっと複雑な気分にもなったが。
マミ「それに、【貴方】くんとは仲間としてだけじゃなくて魔法少女以外で話をすることも増えたしね」
そういや前にうちのクラスに仲間多いの羨んでたっけ。
巴さんだって人間なんだし、誰かとプライベートを共有する時間も大事だよな。
貴方「そういえば巴さんって付き合ってる人はいるんですか?」
マミ「えっ? ……いるように見える?」
貴方「巴さんはオシャレだなって思いますし、モテないほうだとは思いませんけど」
マミ「そ、そういう意味で言ったんじゃないの! ……今までずっと一人で魔女退治に追われてた。今だって命を懸けてるのは一緒」
マミ「私達は大事な使命を背負ってるのに、そんな暇があるように見えるのかなって」
自分がずいぶんと浮かれた考えをしていたことを反省した。
恋人ができても秘密を持つことになるし、命懸けで戦ってることなんて相手はもちろん知らない。もし突然消えたら、なんて思うのだろう。
貴方「たしかに……あっ、でも…………やっぱ彼女はほしいっす」
マミ「ま、まあそうよね?別に思うのは悪いことじゃないわ。出会いがあるのなら、恋愛捨ててまで魔法少年やれとは言わないし」
これから
1ご飯に誘う
2ヒミツの特訓
3自由安価
下2レス
- 330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 18:29:35.61 ID:fsojmyeTo
- もう遅い時間のはずだしな
3.解散
とか
- 331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 18:31:33.03 ID:ylcsRUig0
- 1
- 332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 18:31:54.78 ID:y4DZ4XDm0
- ↑
違うなら2
- 333 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/12(日) 19:49:14.92 ID:n8IHEyIN0
-
出会いがあるなら、か。
マミ「なんだか今日は遅くなっちゃったわね。夕食簡単に済ませちゃおうかなあ」
貴方「あ、もしかしてそこ入るんですか? ハンバーガーショップ」
マミ「普段は健康に悪そうだし避けてるんだけどね。まあ、たまには。……失望したかしら?」
貴方「いやいや、たまにはいいと思いますよ?ここなら安いし俺もご一緒しようかな」
適当に頼んで二人で店の二階に上がっていく。よさそうな席を見つけるとそこに腰掛けた。
巴さんはファストフードといえど、サラダをつけたり栄養が偏らないように工夫はしてるみたいだ。
貴方「さっきの話の続きですけど、巴さんって好きな人とかもいないんですか?」
貴方「もしいるんだったら、魔法少女だからって諦めるのはもったいないなって」
貴方「たしかに俺らは命懸けて戦ってるけど……仲間がいるから頑張れるんなら、恋人がいるから頑張れるってことだってあると思います」
マミ「それもそうね。そういう考え方も素敵ね。でも……残念ながらいないかな」
マミ「さっきも言った通り、魔女退治に追われてたからあまり考えたこともないの」
貴方「今まで一度もですか?」
マミ「そうなるかも」
1意外ですね
2自分もいないんですけどね
3自由安価
下2レス
- 334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 19:51:15.87 ID:y4DZ4XDm0
- 1+マミさんなら告白されていてもおかしくないのに
- 335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 19:51:44.58 ID:A7tnjyj7o
- ↑
- 336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 19:55:34.57 ID:y4DZ4XDm0
- やはりマミさんは高翌嶺の花扱いされてんのかな?
- 337 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/12(日) 20:19:23.95 ID:n8IHEyIN0
-
貴方「意外ですね」
マミ「いつもみんなの先輩だって大人ぶってるのにね。そういう経験はからきしだから、恋愛相談には乗れないかな」
巴さんは苦笑する。
すごく真面目な人だもんな。今まで諦めてた部分もあるのかもしれない。
貴方「さっきも言ったけど見た目も内面もオシャレだし、優雅だし、告白されていてもおかしくないのに」
マミ「そうかしら……?残念ながらそれもないわ。でも、もしされたとしても断ってたと思う」
貴方「今は違うんですか?」
マミ「今は……」
少し考え込んでから続く言葉を言った。
マミ「前よりは時間を取れるようになったし、考えてみようかな」
余裕がでてきたってことなんだろう。一人で背負わなくて良くなったから。
いいことなんだけど、巴さんがもしも誰かと付き合ったりしたらと思うと、なんか――……ちょっとだけ寂しく感じた。
二回目【貴方】 15日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・ギャップ
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・相談乗った
・暁美ほむら・・・手をつないだ
・佐倉杏子・・・生活大変そうだ
・巴マミ・・・絶好調↑
[攻略済]
美樹さやか
暁美ほむら
――――
明日は休日だ……。どこかへ行こうか?誰か誘おうか?
・誘えるキャラ(まどか/さやか/ほむら/マミ/仁美)※キャラによっては断られることもあります
・一人で行動することも可能
1遊びに行く
2パトロールに行く
3訓練する
4家に誘う
5相手の家に行く
6自由安価
下2レス
- 338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 20:24:56.16 ID:y4DZ4XDm0
- 1まどか ほむら
- 339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 20:28:23.83 ID:3zC1GPDy0
- 6 マミさんをデートに誘う
- 340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/13(月) 22:46:57.14 ID:JElllzsb0
- みんな早く終わらせたくて必死だ
- 341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/18(土) 00:09:04.54 ID:BkfirFC60
- a
- 342 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/18(土) 18:09:38.16 ID:mBYpwjBU0
- ――――
三週目 週末
先週末に続いて、今週も同じ場所で巴さんと待ち合わせだ。見慣れた明るい金髪を探す。
すると、彼女が近づいてくるのが見えた。
マミ「【貴方】くん、こんにちは」
いつもの二つのドリルではなく一つにまとめた髪型だ。
ふわふわくるくると巻いてあるのは同じだが、少しいつもと違う印象。
貴方「巴さん、今日は髪型違うんですね」
マミ「いつも同じじゃ飽きるでしょう?服も違うんだもの、変化を楽しみたいから」
貴方「いいと思います。俺もなにかアレンジしてみようかなあ……」
みんなの私服姿というのは慣れてきたけど、休日だとさらに気合いが入ってる気がする。
今日は遊びに来たのだから。
髪型、クラスでもスタイリング剤とか使いはじめた人は見るけど、今まで自分は特に考えたこともなかった。やっぱり興味の差か。
今日は何をしようかな?
1ショッピング
2お茶でも
3カラオケ
4自由安価
下2レス
- 343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/18(土) 18:14:08.75 ID:lZ1NiNaoo
- あ
- 344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/18(土) 18:25:47.74 ID:dT/lC/vt0
- 3なら歌判定するのかな?
- 345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/18(土) 18:26:14.11 ID:dT/lC/vt0
- すいません。安価↓
- 346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/18(土) 18:41:42.00 ID:tSAWaGKs0
- 3
- 347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/18(土) 18:42:13.51 ID:tSAWaGKs0
- マミさんアイドルになれるぐらい外見よくて歌上手いみたいだしな
- 348 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/18(土) 19:17:30.14 ID:mBYpwjBU0
-
貴方「今日はカラオケでも行きません?」
マミ「そういうのもたまにはいいわね。行きましょうか」
前の時には巴さんはいなかったよな。
みんながああ言ってくれたから、すっかり自信がついていた。それに巴さんの歌声というのも興味はある。
行先が決まって歩き出す。カラオケ屋ならこのへんだけでもいくつかあった。
貴方「『たまに』って言ってましたけど、カラオケってあまり行かないんすか?」
マミ「鹿目さんたちに誘ってもらったことはあるかな。でも一人では行きづらいし……家族がいた時は行ってたけどね」
――店の個室に入ってドリンクを待ちながら会話をする。
端末の中の曲のリストに目を通しながら選ぶ。……ちょっと言いづらい事聞いちゃったかな。
マミ「最近の曲とかも少ししかしらないかも」
貴方「好きなのでいいんですよ。俺もそうしますし」
俺もやっぱり最初は上手に歌えるやつにするつもりだ。
こっちの番が最初だった。準備が整うと曲を選び、イントロが流れ始める。
マミ「……えっ、上手じゃない!?」
マミ「これの後に歌うのって、ちょっと勇気がいるわね……――」
気持ち良く歌いきった!
▼誰もが聞き惚れる【歌唱力9】ボーナス。
- 349 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/18(土) 20:08:37.19 ID:mBYpwjBU0
-
貴方「巴さんもよかったっすよ。あの、発音とか!」
マミ「そ、そうかしら?」
最初のほうは巴さんは英語の歌とかかっこいい感じに歌ってたけど、段々ノッてきて色んな歌を歌ってた。
なにせ二人だから順番が回るのも早い。
普段は時に厳しく、真面目な印象の強い巴さん。もちろんそれ以外の部分も見えてきたけど、歌う姿もはしゃぐ姿も新鮮だから今日は収穫あったって感じだ。
貴方「英語の歌って俺はあんまり歌える気しないですし」
マミ「【貴方】くんは何を歌わせても上手じゃない」
貴方「また来たいっすね!今度は美樹たちも一緒に。あと、できたら佐倉さんもかな。どんな歌うたうか想像つかないけど」
マミ「美樹さんや佐倉さんも……か」
貴方「……巴さん?」
マミ「い、いえ!そうね。いつかみんなで一緒に行きましょう」
――――
――――
- 350 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/18(土) 20:15:43.42 ID:mBYpwjBU0
- マミの部屋
マミ「今日は楽しかったな」
マミ「最近は仲間ができて、友達もできたけど、それだけじゃない。…………【貴方】くんがいてくれるから」
お風呂から出た後、鏡の前に立つ。
いつになくご機嫌な気分で、いつもより身だしなみの手入れにも気合いが入っていた。
ふと、ドレッサーの隅に母の使っていた私物が目に入る。そこに問いかけるように。
マミ「――――私、こんなに幸せでもいいのよね?」
―三週目週末 終了―
[好感度] to貴方
美樹さやか★★★>巴マミ★★>暁美ほむら★志筑仁美★>鹿目まどか・佐倉杏子
★…フラグ一段階目 「気になる」
※大抵の場所なら誘ったらOKしてくれると思います。
※放課後行動では勝手についてくることもあるかもしれません。
★★…フラグ二段階目 「特別」
※【貴方】との行動を優先します。
※ここまでくればあとは流れに乗るだけだ!
★★★…フラグ三段階目 「恋慕」
※実質落ちてる。
※個別ENDにいってもいかなくても攻略済み。
☆…互いに恋人として誓い合った仲。他の人の好感度上げすぎると多分マズイことになる。
もし他の人に言い寄るようなことしたら普通に浮気です。
▽…嫉妬Lv1
※ハーレムならつきものくらいの可愛い嫉妬だよ。
※この辺で留めておかないと色々濁るかもよ。マズそうな選択肢は控えよう。
▼[マミルート]に入りました。なにもしなくても好感度の上がるイベントが進みます。
個別ENDの準備はできてます。 ※今回から個別ENDは選択肢なしでやります
- 351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/18(土) 20:18:21.07 ID:dT/lC/vt0
- 個別なしだとどうなる?
- 352 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/18(土) 20:26:58.69 ID:mBYpwjBU0
- 好感度上げきったら個別ENDを1回は必ずやるようになるだけであとは同じです。そのあと直前に戻ったりリセットもできます。
- 353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/18(土) 20:29:43.17 ID:dT/lC/vt0
- わかりました
- 354 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/18(土) 20:45:49.81 ID:mBYpwjBU0
- ――――
16日目 教室
――――学活の時間。
文化祭に向けて案も固まり、買い出しもはじまる頃。
他のクラスはもう準備を始めているところが多いが、うちは今になっても土台が固まらず考え直しでみんな焦った様子だ。
貴方(あんまり放課後遅くなるのはイヤなんだよな……)
俺だけならまだいい。けど、俺が遅くなるってことは美樹も鹿目さんも暁美さんもそうなるってことだ。
今見滝原にいる仲間は半分がうちのクラス。二人に任せる羽目になるのも忍びない。佐倉さんは風見野にいることもあるらしいし。
*「でも〜、普通じゃつまらないだろ!じゃあ、執事喫茶ってのはどうだ?」
まどか「わたしたちはどうすれば……?」
さやか「そーだよ!」
*「全員執事。あ!全員メイドでもいいけど」
貴方「女装とか勘弁なんだけど……」
結局多数決。
1メイド・執事喫茶
2執事喫茶(女子は男装)
3メイド喫茶(男子は女装)
3いっそ全然違うのにするか!?(自由安価)
下2レス
- 355 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/18(土) 20:46:37.67 ID:mBYpwjBU0
- ばんごうみす
1メイド・執事喫茶
2執事喫茶(女子は男装)
3メイド喫茶(男子は女装)
4いっそ全然違うのにするか!?(自由安価)
下2レス
- 356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/18(土) 20:47:35.57 ID:lZ1NiNaoo
- 1
- 357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/18(土) 20:54:41.30 ID:dT/lC/vt0
- 1
- 358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/18(土) 21:08:08.90 ID:hhRafvyl0
- クラスメイトたちの画像
http://livedoor.blogimg.jp/matomagi/imgs/f/4/f4a9abca.png
http://livedoor.blogimg.jp/matomagi/imgs/4/b/4bdf5a71.png
- 359 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/18(土) 21:32:06.87 ID:mBYpwjBU0
-
結局、普通のメイドと執事の喫茶になった。奇をてらうのもみんな懲りたらしい。
放課後はまた買い出しだ。せっかくまともに固まったことだし、少しお茶に凝ってみるのも悪くないかもしれない。
――美樹たちが服を見に行っている間、こっちでは一人、茶葉を眺めていた。
安いのを買うのは簡単だ。でも所詮文化祭の出し物ってレベルじゃなくて、ちゃんとお客さんに認めてほかった。
……うちに来てくれると言ってた巴さんの姿が浮かぶ。
まどか「何見てるの?」
貴方「お茶だよ。高いのは買えないけど、いいものを出したいなって思ってさ。巴さんにも認めてもらえるような」
さやか「へー、マミさん認めさせるのは大変だよ?」
仁美「うちから少し提供することもできますけど……」
貴方「いや……さすがに頼らせてもらうのは悪いよ。それに高級なのを使えば美味しいのかもしれないけど、なんか違う気がする」
仁美「ええ。わかりましたわ。淹れ方で質を上げることもできるはずですしね」
貴方「志筑さん、もしかしてそういうの得意だったりする!?」
仁美「いいえ、私はあまり。でもコツは聞いてきますわね。一緒に練習しましょう」
貴方「ああ、むしろ高級なの使ってもよく知らないんじゃもったいないよな。そっちはどう?いいのあった?」
ほむら「こっちは一応。でも……これ本当に人前で着るのよね」
まどか「わたしもあんまり目立ちたくはないなぁ。一緒に厨房のほうメインで頑張る?」
ほむら「……どちらも自信はないわ」
暁美さん目当てにしてる人多そうだし、結局表に立つことになりそうだけど。
……ひとまず服のことは任せてこっちはお茶のことを考えてみることにして、買い出しを終えた。
- 360 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/18(土) 22:23:06.13 ID:mBYpwjBU0
-
貴方(あれ……? あれって、巴さんと佐倉さんか)
大分遅くなった帰り道、二人が一緒にいるのを見つける。
貴方「巴さん、佐倉さん!パトロールですか?うちのクラス学活が長引いちゃって、二人に任せたみたいになっちゃってたらすみません」
マミ「ええ、もう終わったところ。気にしなくていいわよ。こっちも文化祭の準備はあるし。いい文化祭にしましょうね」
マミ「そちらは今帰りかしら?」
貴方「はい。パトロール中なら一緒に行こうと思ったんですけど、終わったなら」
マミ「あ!パトロールは終わったけど、もしよかったら……これから佐倉さんとご飯する予定だったの。【貴方】くんも一緒に来る?」
貴方「そうなんですか?じゃあ是非一緒に」
杏子「まあいいけどさ。取り分少なくなんないなら」
マミ「人が増えた分はたくさん作るわよ」
貴方「もしかして、巴さんが作るんですか?」
マミ「ええ。最近は外食も多かったけど、料理は得意だから。基本的には自炊よ」
この前もこのメンツだったな、と思いだす。あの時は鍋だったっけ。
料理が得意という言葉に自然と期待値が高まる。
- 361 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/18(土) 23:40:47.72 ID:mBYpwjBU0
-
――マンションの一室に通されると、俺らをソファに置いて巴さんが立った。
マミ「それじゃ、ちょっと待ってて。すぐに作ってくるわ」
貴方「今日はメニューもう決まってるんですか?」
杏子「パスタだってさ」
マミ「ボロネーゼを作ろうと思ってるわ」
巴さんはそう言ってキッチンのほうへ向かっていく。
杏子「パスタはマミの得意料理らしいからな。期待しててもいいんじゃない?」
貴方「もちろん期待してるよ。お腹もすいてるし」
二人でしばらく待つ。
相変わらず佐倉さんは雑談を好むタイプではないが、テレビがあるから空気の悪さはとくに感じない。
……すると、つまらなさそうにテレビの画面を見ていた佐倉さんが不意にこっちを見た。
杏子「マミのヤツ、今日はやたらとご機嫌なんだよな。妙に浮き足立ってるっていうか。……なんか知らねえ?」
貴方「いや……わからないけど」
杏子「そうか。【貴方】に聞いてもしょうがなかったな」
貴方「強いて言うなら文化祭が近づいてるくらい?まあそういう日もあるんじゃない」
杏子「あー。そういやそんな話してたね」
貴方「でも、巴さんなら心配することはないでしょ?魔法少女のことになると切り替え早いし、しっかりしてるし」
- 362 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/18(土) 23:52:10.78 ID:mBYpwjBU0
-
杏子「……」
マミ「ご飯が出来たわよ」
話していると、巴さんが料理を持ってやってきた。
佐倉さんとの話はそこで話題は途切れ、その後も特に気に留めることもなく終わった。
出来立てほかほかのパスタにスープとサラダつき。
ソースも具だくさんだし、トマトとチーズの風味が濃厚で良い。店で出てくるのと遜色ないレベルだ。
マミ「どうかしら?」
貴方「すごくおいしいです!これを短時間で作れちゃうんだから手際いいんだろうなぁ」
マミ「料理は段取りと手早さは肝心ね。上手くやらないと冷めちゃうから」
貴方「今日は誘ってくれて本当にありがとうございます。下手な店より絶対うまいですよ!」
マミ「私も【貴方】くんにはお礼をしたいの」
杏子「……今日は張り切ってんな」
マミ「そうかしら。今日もだけど、いつもよ」
それから、食後になると再び巴さんが席を立つ。
マミ「紅茶を淹れてくるわね」
貴方「あ、それ見ててもいいですか?紅茶を淹れるの上手くなりたくて」
マミ「そういうことならどうぞ。私がお手本になれるかわからないけど」
巴さんから紅茶を習い、ティータイムを楽しんでから帰宅する。
……佐倉さんはまだいるらしい。泊まってくのかな。
ともかく、作戦会議でもみんな一緒のお茶会でもなく招いてもらったのははじめてだ。
それを嬉しく思うとともに、以前より距離が縮まったのを感じていた。
二回目【貴方】 16日目終了
★マミルート★
- 363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/19(日) 20:19:13.87 ID:V8gfCx0K0
- マミさんかわいい
- 364 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/19(日) 21:26:58.86 ID:0mngCDF70
-
――――
――――
数日後 教室
――――それから巴さんに教えてもらったのを参考にしつつ、紅茶のコツを掴むために何回か練習を繰り返した。
志筑さんも本物のメイドさんから教えてもらったのだから心強い。練習の成果は形になりつつあった。
さやか「じゃーん、どうかなこれ!似合ってる?」
貴方「あ、あぁそうだな」
さやか「絶対今適当に返事した!」
……美樹が鹿目さんと暁美さん、それにいつもはこっちのほうを手伝ってくれてる志筑さんまで連れてきて、珍しくメイド姿で揃い踏みだ。
正直、みんな似合ってるし出来は上々だと思った。でもコメントしづらい。なんつーか、照れる。
衣装合わせももちろんしていて、うちのクラスの周辺ではメイドさんが散見されることとなった。
周りのクラスからも噂や注目の的になっているが、本番まで出来るだけ隠しておきたいから不用意にうろつかないことには決めている。
まどか「【貴方】くんはずっと厨房のほうにいるの?」
貴方「あんまし接客したいってわけじゃないけど……」
一応、全員コスプレさせて接客させるわけではなく、やりたくない人には無理強いはしないというスタンスだ。
厨房にずっと居たいならそうすることもできる。そのほうが合ってる人もいるし。
貴方「厨房のほうの仕事をメインにしたいけど、知り合いが来た時くらいは出てみようかな」
まどか「知り合いって、マミさん?」
貴方「ああ」
さやか「そうだね!知り合い来たら出たいね。ほむらも顔くらい見せるでしょ?」
ほむら「私は別に……」
さやか「相変わらずノリが悪いなあ、もう」
ほむら「そうかもしれないわね」
- 365 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/19(日) 22:33:11.29 ID:0mngCDF70
-
……クラスのことが終わると、なんとなく巴さんのクラスのある三年のフロアへと行ってみた。
最近は下校時間もバラバラだから、クラスメイト以外とは待ち合わせもしづらかった。
教室を覗いてみたが、もう残っている人はいない。巴さんも帰っちゃったかな……。
――そう思ったところで、後ろから声が聞こえた。
マミ「貴方くん、これから帰り?」
貴方「ああ、はい。どうしてるかなと思って」
マミ「文化祭の出し物の詳細についてはまだ秘密よ。まあ、そこそこ順調に進んでいるわ」
貴方「ビリヤードの台を作ってるんですよね。楽しそうです」
マミ「そっちは順調?」
貴方「ええ……まあ。最初こそ滅茶苦茶でしたけど、方針が固まってからはなんとかなってます」
来た方向へ廊下を戻り、二人で階段を降りていく。
こうして一緒に学校を出るのは久しぶりだった。
マミ「最近、放課後はどうしてるの?」
貴方「クラスの活動終わりにクラスメイトで一緒に行くことが多かったですかね。さすがに毎日とはいきませんけど」
マミ「毎日は大変よね」
貴方「……でも、巴さんは仲間がいなかった時は全部一人でやってたんですよね」
マミ「ええ。情報のチェックは毎日。私がやらなきゃ他に頼れる人がいなかったから。遅くなった日もあったけど行ってたわ」
- 366 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/20(月) 00:24:28.14 ID:aUdJcoNM0
-
マミ「前はそれが当たり前だった。魔女や使い魔だけじゃなくて、縄張りを荒らす魔法少女が来ないかも気を張っていたしね」
マミ「でももう一人では行きたくない、かな」
契約当初から見てきた魔法使いたちが皆仲間だったから争い事にあまりピンとこないけど、魔法使い同士すら仲間とは限らないんだな。
一人だとこの世界は想像以上に過酷だったのだろうと改めて思う。
貴方「そう思うのはしょうがないですよ。それに、俺たちもいますから!」
マミ「ええ、ありがとうね。今日は一緒にパトロール行く?」
貴方「はい!行きましょう」
校門を出るとそのまま街中を回りはじめる。
――その途中の路地裏で、何かの気配を感じた気がして感覚を集中してみた。
貴方「……あっ、もしかして魔女の反応ないですか?最近わかるようになってきて。魔女……いや、使い魔かな」
マミ「ああ、そうね。これは使い魔だわ。近くにいそうね」
よかった、合ってた。けど、俺が言うまで巴さんが気づかなかったのがちょっと違和感を覚えた。
気づけるか試すために言わなかったってわけでもなさそうだし。
使い魔を見つけると倒すまではさすがに速攻で終わった。
妙にご機嫌だと言ってたのがこの前。今日はいつもと比べて調子が悪そうにも思えるし、逆に、いつもより張り切ってるような気もした。
違う。張り切ってる……というか、どこか焦ってるんだ。
- 367 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/20(月) 00:26:57.95 ID:aUdJcoNM0
- ----------------
なんかネットワークの調子が悪いのでここまで
この辺はもうちょっとまとまって書きたいんですけど小出しになって申し訳ない
- 368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/20(月) 19:21:23.32 ID:R3AfQrepO
- 生理かな
- 369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/20(月) 20:05:24.63 ID:eeu/EuCD0
- マミさんあんな格好の魔法少女服で戦ったら胸は揺れるわスカート捲れてパンツは丸見えになっちゃうだろうな
- 370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/20(月) 20:36:09.24 ID:jiL4aY6Lo
- ★2つは好きになってるのかな
貴方のことばっかり考えたり一緒にいると嬉しいけど何故だろうみたいな状態?
- 371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/24(金) 17:00:32.11 ID:8poCha0r0
- 乙
- 372 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/25(土) 22:32:11.01 ID:eLolVzy90
- ------------------------------------------------------------------------------------------------------------
むしろぱんつ見えないのって子供向け意識してフリフリ詰めてるまどかとタイツ穿いてるほむらくらいじゃ
あとはスパッツ穿いてるキリカくらい?スパッツだから大丈夫かと言われるとそうでもない。気にせず見せてる分…
パンツ丸見えじゃかっこつかないのと【貴方】くんの目に毒なのでみんな変身した後はレオタード的なの穿いてるんじゃないかな!(だから大丈夫とは言ってない
- 373 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/25(土) 22:38:12.05 ID:eLolVzy90
-
貴方「あの、何かありました? 悩んでることとか」
巴さんと一番付き合いが長いのは佐倉さんだ。『いつもと調子が違う』というのは正しいのかもしれない。
何が原因かはわからないけど、悪い変化ではあって欲しくないと思う。
マミ「どうして?……そう見えるの?」
貴方「なにかいつもとは調子が違う感じがしたから」
マミ「悩みなんてないわ。あるわけがないの。私は今とても恵まれていて、幸せなんだもの。別に何かあったつもりはないんだけど」
その先の言葉を言いよどむ。巴さん自身ももしかしたら変調に気づいてるのかもしれない。
マミ「佐倉さんにも言われたのよ。最近の私は浮ついてるって」
マミ「私は仲間が出来て嬉しかったし、仲間がいるから力が出せると思ってた。でも、少し浮かれすぎてたのかしらね……」
巴さんは魔法少女のことになると時には厳しくて、切り替えが出来て。そんな事を言うなんて、巴さんらしくもない。
――そう思ったけど、巴さんだって俺らと変わらない普通の人なんだってことに気づく。
いつでも強くなんていられるはずがない。心境が変化することもあるし、調子が出ない時があったって当然のことなんだ。
1今日は終わりにしますか?
2悩んでないなら良かったです
3なにかあったら俺が守ります
4自由安価
下2レス
- 374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/25(土) 22:39:54.46 ID:WztkS3nfo
- あ
- 375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/25(土) 22:40:12.20 ID:6EAxhuui0
- 3
- 376 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/25(土) 23:41:02.27 ID:eLolVzy90
-
貴方「なにかあったら俺が守ります」
マミ「……【貴方】くんが?」
貴方「巴さんはベテランだし強いです。でも、気負いすぎてるんじゃないかなって」
貴方「俺だって巴さんが特訓してくれたおかげで強くなれましたから!調子が悪いならもっと頼ったっていいんですよ!こうして一緒に戦ってるんだから」
マミ「ええ……そうね。確かに私は今の幸せを失うことが怖くて、【貴方】くんの力を信じてなかったのかもしれない」
マミ「弱気になってちゃいけないわよね。また街を回りましょうか」
再び次の魔力を求めて歩き出す。
……ふと巴さんが漏らした、『今の幸せを失うのが怖い』という言葉。
長くこの世界にいて、犠牲になった人のことをよく知っているからこその考えなのかもしれない。
巴さんはいつでも俺たちのことを守ろうとしてた。――後輩だから。弟子だから。
でも、守られるだけなんてやっぱり嫌だ。
貴方(……そのためにも、もっと安心させられるくらい強くならないとな)
それに、鹿目さんはいつも人の役に立とうしてるし、美樹もああ見えて責任感がある。
佐倉さんだって巴さんに負けないくらい魔法少女に関しては真面目だし、力もある。
それでも『怖い』のかな。 ……もしかしたら巴さんは、戦うこと自体、本当ならしたくなかったのかもしれない。
そんなことを考えつつ、今は守る為に集中する。
パトロールを続けていった――――……。
―17日目 終了―
★マミルート★
- 377 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/26(日) 00:21:54.41 ID:oh1a9ow20
- ――――
教室 放課後
まどか「【貴方】くん、こっちもセッティングできたよ。これで無事に明日を迎えられるかな」
さやか「おおー、こうして見るとなかなかいい雰囲気じゃん?」
ついに文化祭が明日に迫る。今日は教室内の飾りつけと最後の準備をしていた。
仁美「メニューも形になりましたわね。紅茶も本格的になりましたし」
仁美「特に【貴方】くんが淹れたものは雑味なく仕上がっているのがわかりますよ」
貴方「志筑さんに言ってもらえるなら自信もてるなあ」
放課後には調理や紅茶の練習。
……それから、こっそりとパトロールの後に特訓も続けていた。
さやか「しょーじき言われなきゃそんなに違いがあるかわかんないけど……」
貴方「普段巴さんの飲んでるのにそれ言うのかよ」
まどか「言われればわかるんでしょ?」
ほむら「本当かしら」
さやか「まーうん……そう言うほむらはわかんのかよ!?」
ほむら「……」
仁美「その方のことも気になりますわね。よく話題に出てきますので」
貴方「ああ、今度会ってみる?気ぃ合うかもしれないな」
- 378 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/26(日) 01:17:38.24 ID:oh1a9ow20
-
少し話していたが、文化祭の準備も済んだのでこのあとは解散だ。
三人は何かテレパシーで話してたらしく。
まどか『――【貴方】くんも一緒にパトロール行く?』
鹿目さんから唐突に会話が振られた。けど……。
貴方『……悪い。寄りたいとこあるから』
まどか『そっか、わかった。じゃあさやかちゃんたちと行ってくるね。また明日』
その後志筑さんにも聞こえるように挨拶してから三人は教室を出て行った。
仁美「では、私もこれから用事がありますので。失礼いたしますわ」
貴方「ああ。また明日」
続いて志筑さんも去っていく。
――気になってたことは巴さんのことだった。あのことはみんなには言わないでほしいと言われてしまった。
俺は不調だったことも知ってるし、放ってはおけない。守ると言ったんだ。
できれば会いたい。フロアに行って、まだ文化祭の準備が終わってないなら待とう。そう思って移動する。
貴方(……もう帰っちゃったか)
教室はセットされていて、人気は感じられない。うちのクラス、時間をかけすぎてたか?
待ってても仕方ないので下校することにした。
帰っているなら連絡は取れる。一人でパトロールするのはまだ危険だろうか。『これからパトロールに行きませんか』と連絡を入れておいた。
それから少しして返信が来て、待ち合わせ場所を決める。巴さんもパトロールの最中だったらしい。
貴方(……先に一人で回ってたのか)
場所は病院の前だ。そこに急ぐことにした。
- 379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/26(日) 01:22:36.45 ID:05BpFOuB0
- シャルロッテ?
- 380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/26(日) 12:54:44.23 ID:m0MBGxZi0
- 映画で自分を殺した相手と同居してたのはやばかったな
- 381 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/26(日) 20:30:01.18 ID:oh1a9ow20
-
貴方(――あれ?)
目的地に向かう途中で、魔力の気配を感じた。それも、近づくにつれて気配が増している。
既に近くに来てたら巴さんも気づいてるだろう。
場合によっちゃ、待ち合わせの前にちょっと寄り道することになるかもしれない。それとも、巴さんを待ったほうがいいか?
先に魔力の一番強くなる方向を探ってみる。すると――その先が病院だった。
貴方(巴さんの姿は……ないな)
裏門のほうにも回って見てみたが、そこにも見当たらない。
結界に開かれた形跡があることに気づく。誰か戦ってる。先に巴さんが戦ってたんだ。
巴さんなら俺が加勢するまでもなくすぐに倒して出てきてしまうかもしれない。
一瞬そう思ったが、すぐに結界に飛び込んでいった。
足を進めていく。道中に使い魔はほとんどいなかった。巴さんが倒したからだろうか。
扉を開けて奥へ奥へと進む。道中に使い魔がいないなら、巴さんがいるのは一番奥だ。
貴方「!!」
- 382 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/26(日) 20:54:29.83 ID:oh1a9ow20
-
――最深部の扉を開け放つ。
巴さんは、人を丸呑みできるくらいの大きさの黒い蛇のような魔女と対峙していた。
対峙といっても、巴さんはその迫りくる巨体に対処できるような構えをしていなかった。
夢中で駆けだしていく。敵は今こっちに気づいてはいない。
・武器(自由安価)
下2レス
- 383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/26(日) 20:56:07.88 ID:bfisPRkMo
- あ
- 384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/26(日) 21:03:24.38 ID:zOQa4TUO0
- 剣
- 385 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/26(日) 21:42:41.17 ID:oh1a9ow20
-
短い杖を両手で握り込み、先端に刃を灯す。
闘志に合わせて大きく形作られていく。一瞬にして大剣となり、魔女に斬りかかった。
マミ「貴方くん……――!?」
魔女は真っ二つ――になったと思われた。
しかし巨体の割に驚くほど手ごたえがなかった。風船みたいに中身がないような。
その違和感の直後、切った中から同じ見た目をした別の巨体が現れた。今度はこっちに向かって。
貴方「なっ……!」
巴さんも驚いていたが、いつまでも呆けているようではない。
今度は俺の方に向いた巨体を巴さんが退けてくれた。撃った穴から再び魔女が飛び出す。
貴方「二人で引き付け合っていけばなんとかなりそうですね!」
マミ「ええ……!戦いづらい相手だけど今度こそ遅れはとらないわ」
刃を大剣から普通の剣へと戻す。
一つの脱皮した巨体を倒すのに必殺の威力は必要ない。むしろ必要なのは身軽さ。大振りなのは邪魔になるだけだ。
巴さんと協力して魔女を倒していくと、やがて脱皮し尽くしたのかグリーフシードを遺して消えていった。
- 386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/26(日) 21:51:37.60 ID:zOQa4TUO0
- こんなの好きになっちゃうじゃん
- 387 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/26(日) 22:39:24.96 ID:oh1a9ow20
-
マミ「……あの魔女は拘束しても脱皮してきたし、私の銃は一度撃ったら作りなおさないといけない」
マミ「知っていれば対処できたかもしれないけど、あの時は大技を使った後だった。……多分油断もしてたのね。私一人じゃ勝てなかった」
一瞬思った、『巴さんなら大丈夫だろう』という思考は間違いだったと確信する。
相性次第ではベテランでも殺されることがあるんだ。
貴方「俺一人でも勝てませんでしたよ。でも、いいんじゃないですか?」
貴方「俺たちはこうして生きてます。守り合えば弱点だってなくせますから」
マミ「ありがとう。……もう駄目だって思ったの。死んだら全て失ってしまうもの。それにずっと怯えていた」
マミ「仲間が出来たらもう怯えなくて済むんだって思った。でも、心の底から仲間を信じきれてなかったのは私のほうだった」
マミ「だから一人で張り切って、また失うことに怯えて…………」
貴方「言ったでしょ? なにかあったら守るって」
マミ「ええ。仲間がいるから強いって、こういうことなのよね」
戦うことはやめられない。俺たちには力があり、使命がある。
戦う限り、傷ついたり、時には死んでしまう可能性だってゼロにはならない。どんなに強くなっても。
けれど、その不安はこうしてなくしていくことは出来る。巴さんも、やっと一人で抱えてたものを下ろせたのかな――と、そう思った。
―18日目 終了―
★マミルート★
- 388 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/26(日) 23:14:08.46 ID:oh1a9ow20
- ――――
四週目休日
いつもなら休みの日だが、今日は文化祭当日だ。
教室にはクラスメイトが揃っている。
さやか「これでもう開店できそうだね」
まどか「うん。どのくらいお客さん来るかなあ? 来てくれるのは嬉しいんだけど、やっぱり恥ずかしさもあるんだよね」
さやか「それなぁ……」
二人はもうメイド服の衣装に着替えてスタンバイしている。そういえば順番最初だったな。
貴方「美樹はもっとノリノリかと思ってた」
さやか「いや!あたしだってそんな自信あるわけじゃないよ!?」
貴方「この前みんな連れて見せに来てたし」
さやか「それは【貴方】だからっていうか……」
貴方「ああ、コスプレのような格好は見慣れてるから?」
さやか「もしかして、コスプレのような格好って変身した衣装のこと?」
貴方「鹿目さんも接客に回るの意外だね」
まどか「みんな出るって言うから」
美樹はともかく、暁美さんとかはみんなの期待によって押し切られたようなものだった。
あまり乗り気ではなさそうだ。
……話しているうちに、文化祭開始の時間になる。
1じゃ、行ってくるよ
2客として楽しんでみる(メイドさん指名)
3自由安価
下2レス
- 389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/26(日) 23:18:04.27 ID:05BpFOuB0
- 1
- 390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/26(日) 23:19:48.47 ID:tbULnwku0
- 1
- 391 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/26(日) 23:42:54.18 ID:oh1a9ow20
-
貴方「じゃ、行ってくるよ」
クラスのことは当番の人に任せよう。巴さんのクラスに向かった。
マミ「あら、いらっしゃい。来てくれたのね」
貴方「はい、この時間はフリーなので。巴さんが居てよかった。本格的なんですね」
昨日もセットされているのは見たけれど、ボールが並べられてプレイしてるとこを見るとさらにわかる。
暫く他の人がやってるのを観察してみる。
マミ「ビリヤードってやったことある?」
下1レスコンマ判定
偶数 ある
奇数 ない
- 392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/26(日) 23:45:16.29 ID:05BpFOuB0
- ゾロ目ならプロ級の腕前
- 393 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/27(月) 00:31:51.58 ID:YsO2l+po0
-
貴方「いえ、初めてです。9を落としたら勝ちなんでしたっけ」
マミ「ボールに得点をつけて勝敗を決めるローテーションとか、一人で技術を測るボーラードというのもあるわよ」
マミ「私もやったことなかったんだけど、大分上達したのよ。ちょっと空いてる台で練習してみる?」
なんとなく巴さんってこういうのも上手そうだよな、なんて思いながら一緒にやってみる。
ボールがどう動くかの計算も大事だけど、狙った通りに身体を動かすのがまず難しかった。
マミ「もう慣れてきたみたいね。吹き矢も最初から真ん中連発しちゃうし、筋がいいのかもしれないわね」
あれまだ気にしてるのか。吹き矢とは大分勝手が違うような気もするけど。
貴方「ホント、文化祭終わったらなくなっちゃうの名残惜しいですね。折角よく出来てるのに」
マミ「仕方ないわ。でも、たしかに名残惜しいわね」
貴方「せっかく出来るようになってきたんだし、今度ビリヤードしに行きましょう! 駅前に遊べるとこありましたよね」
マミ「ええ!ぜひ行きましょうか」
次の遊びの約束をする。この場だけで終わらせるのももったいなさそうだ。
ひとしきり楽しむと、クラスの当番の時間が近づいてきてるのに気づく。
貴方「じゃ、当番があるので戻りますね。うちのクラスにも来てください!大歓迎です!」
マミ「ええ。少ししたら行くわね」
練習と、少し対戦もして遊んだ。勝った時には特典ということでキャンディももらった。
自分の教室へと戻っていく。次はこっちがもてなす番だ。
- 394 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/28(火) 23:25:21.47 ID:5/sF2wz80
-
クラスの後ろのドアから裏方側に入ると、調理班の様子が見える。
下ごしらえが必要な工程は家庭科室を借りているが、焼くだけの調理や飲み物の準備はここでやっている。
カフェとは仕切られた厨房の空間には濃い紅茶の香りが漂っていた。
貴方「お疲れー」
仁美「あら、次の時間から【貴方】くんの当番でしたわね」
貴方「どんな感じ?お客さん来てる?」
まどか「けっこう来てるよ。最初は割と暇だったんだけど、一人メイド服で宣伝に行ったのが効いたみたい」
貴方「へえ……そりゃ目を引けるだろうね」
さやか「6番テーブルから注文!紅茶とパンケーキ2つずつおねがーい!お客さん多いからちょっとだけまどかも手伝って」
まどか「あっ、うん!行くね」
さやか「……お、【貴方】はこれからこっち? ま、知り合いが来た時にはあたしが教えてやんよ」
美樹が注文を伝えに来て、鹿目さんと慌ただしく出ていった。二人はこの後もまだ当番か。
仁美「私はこの注文分が終わったら一旦抜けますわね」
貴方「ああ、うん。後は任せて」
貴方「さてと、とりあえずエプロンは着けないとな。それと……メインはこっち側だけど一応着替えてくるか」
メイド服はエプロンドレスみたいなものだが、実用的な本物のソレとは違って汚したら困る衣装だ。
執事服にいたっては更にビシッとした黒で汚れも目立ちやすい。
着替えて、引き締まったフォーマルな雰囲気の執事服の上に、似合わない簡易なエプロンをかける。
その姿で厨房に戻るとクラスメイトにからかわれたりしたが、まあこれも思い出作りのうちだ。
- 395 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/28(火) 23:32:03.76 ID:5/sF2wz80
-
時間はいつのまにか昼食時に近づいてきて、そのおかげかお客さんも増えてきていた。当番の時間が終わったらどこかで昼にしようか。
ペースを掴んだ頃に、美樹が注文とともに伝えにくる。
さやか「3番、紅茶とオムライスだって」
貴方「おう、了解」
さやか「それで来たら【貴方】も出てくれば?マミさん来てるよ」
貴方「それなら俺が持ってこうかな」
さやか「えーっ、それはあたしの役目だと思ってたのになあ」
貴方「美樹は散々いいところ見せてるだろ?」
まどか「出来立てのチキンライスたくさん持ってきたよー!」
さやか「まどかも来てね」
ウェイトレスから家庭科室での調理のほうに戻っていた鹿目さんも、丁度こっちに来たところだ。
鹿目さんは一瞬きょとんとしたものの意味を理解すると快活に返事をする。
……エプロンを脱ごう。
貴方「――――お待たせしました。……お嬢様」
恭しく礼をする。結局接客ってこれがはじめてなんだけど、マジに言うのくっそ恥ずかしい。
マミ「ふふっ、いいじゃない。その格好サマになってるわね、【貴方】くん」
貴方「からかわないでくださいよ」
さやか「それよりあたしとまどかの可愛いメイドコスは!?」
マミ「もちろんとても似合ってるわ。みんなからお嬢様なんて呼ばれるのはむずがゆいけどね」
まどか「えへへ……」
- 396 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/28(火) 23:37:15.75 ID:5/sF2wz80
-
いつのまにかいつもの知り合いが集まってた。けど、暁美さんがいないな。
貴方「そういや暁美さんは?今の時間も当番じゃなかったっけ?」
マミ「暁美さんなら一足先に見たわよ」
まどか「ほむらちゃん、途中から外に宣伝しに行ってるんだ」
貴方「あー、そういうこと」
マミ「それにしても、評判は本当みたいね」
貴方「評判って?」
マミ「料理はどれもそこそこ凝ってるけど、特に紅茶は本格的で美味しいって」
まどか「【貴方】くんが淹れたんですよ」
マミ「あら、そうなの?すごいじゃない」
貴方「ええ、まあ」
思わず照れ笑いする。
色々と気恥ずかしい思いもしたがそれ以上に達成感に満ちた、そんな文化祭の一日が過ぎていった…………。
――――
――――
- 397 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/28(火) 23:51:20.94 ID:5/sF2wz80
-
終了の時間が近づき、どこも店じまいとなる頃。
名残惜しさを感じながらも片づけを終えると、連絡が入っているのに気づいた。
このあとは後夜祭だ。残りたい人だけ残って、学校が用意した打上花火を見たりする時間。
マミ「来てくれたわね」
貴方「元々後夜祭気になってはいたんですけど、巴さんからの誘いならもちろんですよ。他の人は呼ばないんですか?」
マミ「そうね……今日は【貴方】くんと二人がいいと思って」
いつもより改まった様子だ。こちらも少し緊張してしまう。
マミ「昨日は本当にありがとう」
貴方「気にしないでください。俺も巴さんのおかげで助かったことたくさんあるんですから」
貴方「俺、本当に巴さんと出会ってよかったなって思います。辛かったり寂しい思いをせずに、こんなに幸せに魔法少年やれてるのは巴さんがいるからです」
マミ「……私でなくても他にも仲間はいるし、暁美さんだってベテランでしょう?」
貴方「それでも……――――」
★個別END分岐★
1巴さんのことが好きだから←
2みんなのことが好きだから
- 398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 23:54:44.96 ID:jlJTQsRe0
- ここはオートで進めたほうが良いよな
- 399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 23:58:51.23 ID:4Hk2XM1to
- 1
- 400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 00:01:30.87 ID:TPUNvVbH0
- 1
- 401 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/29(水) 00:05:29.04 ID:9fdH4HSt0
- あ、ここは選択式ではないです
- 402 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/04/29(水) 00:06:08.47 ID:9fdH4HSt0
-
貴方「巴さんのことが好きだから」
マミ「え……っ?」
貴方「巴さんとは先輩や師匠としてだけじゃなくて、こうして仲良くなって……強いところも弱いところも見てきました」
貴方「巴さんはいつも強くあろうとしてて、努力家で、そんなところももちろん好きです」
貴方「でも、他の人には見せない一面も見られて嬉しかったし、それに……可愛いなって思ったんです」
マミ「…………私も。私も【貴方】くんと同じ気持ちよ」
貴方「……!」
マミ「前に話したけど、私は普通の幸せって諦めてるところがあったの。出会いなんかないし、恋なんてしてる暇もないって」
マミ「でも、そんなことはなかったわ。恐れる必要もない。やっと気付けたの。これも、【貴方】くんと出会えたから」
二人きりでよかった。
今告白するとは思ってなかったけど、どことなく非日常の余韻が残る雰囲気――この空気がそうさせたのだろう。
貴方「花火、もうすぐはじまりますね」
マミ「ええ。楽しみね」
貴方「はい!」
巴さんの隣で空を見上げる。
色とりどりの光を散らす空を、満たされた気持ちで眺めていた……――――。
―マミEND―
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