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【艦これ】提督「俺と……高雄と愛宕」

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696 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/22(木) 23:20:49.81 ID:eVQOwP9x0

< 食べられる前に取ったりしてたら楽しくないしね >







阿賀野「というかね提督さん」

提督「うん? 」

阿賀野「赤城さんたちの為じゃなくて能代たちの為だから。
超速で無くなったらちょっと悲しいでしょう? 」

提督「あぁそういう……」

赤城「美味しいですねぇ……大蒜が強めで食が進みます」

江風「進まないことがあるみたいなこと言うね」

加賀「はぁ。……臆面も無く言われるというのも……いえ、これは本当にありがたいのは確かなのだけれども」
697 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/22(木) 23:21:51.20 ID:eVQOwP9x0

< まだまだかるーく酔ってるだけですが >







提督「や、まぁ、お前が何買おうと自由だが……そういやさ」

雲龍「? 」

提督「これでお前も重罪を犯せばテレビのテロップで“ 犯人はテレビとゲーム機を所持 ”って流されるな」

雲龍「そうね。これでいつ二番目以下でキープしてくるクソ男を殺しても問題無いわ」

提督「そのときはお前楽に死ねねぇな」

雲龍「というか殺してくれるのかしら」

提督「怪しいところだな」

明石「HAHAHA! ……オチた? 」

雲龍「ありがと」

提督「オチたぞ」

Roma「何やってるのよあなたたち……」
698 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/22(木) 23:27:25.51 ID:eVQOwP9x0

< そうかな? >






愛宕「あら、そのブレスレットいいじゃない? 」

阿賀野「んー、能代がくれたの」

愛宕「いいわねぇ〜。なんだかんだあの子もセンスあるわぁ」

高雄「能代さんは変な顔するかもしれませんけどあの人のイヤリングと合ってますね」

阿賀野「知らないけど二人で決めたのかもね。それか提督さんが能代に訊いたか」

能代「偶然ですよ。……二人で姉のプレゼント揃えるなんて恋人みたいで嫌でしょう? 」

699 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/22(木) 23:29:06.02 ID:eVQOwP9x0

< や、嘘ではないけど冗談ですよ? >






龍田「ファッション的な意味でいうと」

山城「あん? 」

龍田「シルバーのブレスレットって腕を華奢に見せる効果があるって言われるのよねぇ〜」

扶桑「そんな面倒臭い悪意ある理由で選ぶのはあなたくらいのものでしょうよ……」
700 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/10/22(木) 23:29:33.34 ID:eVQOwP9x0

ありがとうございました
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 23:30:30.73 ID:lKJQRFcG0
702 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:21:29.35 ID:Sj0Vw/5f0

< 一作目が2001年公開って怖い >







提督「組み分け帽子ってさ」

叢雲「あん? 」

提督「滅茶苦茶大声で個人の希望暴露しやがるけど大丈夫なのかなあれ」

叢雲「原書では喋るんじゃなくてテレパスみたいな感じなんじゃなかった? 」

提督「訳書も原書も読んだけど覚えてねぇなその辺」

叢雲「まぁ、演出にあぁだこうだ言うのも馬鹿らしいしどうでもいいわね」

提督「そうだな。……それをスターウォーズの話してるときに言われたらキレてた気はするけど」
703 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:24:10.15 ID:Sj0Vw/5f0

< マホウトコロの入学は七歳ですってよ >







提督「どうでもいいけど俺絶対スリザリンがいいわ」

叢雲「なんでよ。あんな地下牢に押し込められると歪みそうじゃない」

提督「設定的には名族とか金持ちが多いんだろう?ぜってー就職有利じゃん? 」

叢雲「あんたらしいわね」

提督「それにほら、土師孝也声のアラン・リックマンが教授とかやべぇと思う」

漣「分からないとは言えないですけど高雄さんはマギー・スミスが好きなんじゃなかったでしたっけ? 」

提督「憎み合う組同士での恋とか燃えそうでいいじゃん」

叢雲「はいはい。……お仲間的には龍田とかあきつ丸が生き生きしてそうでちょっと嫌ね」
704 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:25:50.92 ID:Sj0Vw/5f0

< 取り敢えずどうやって寝てたんすかねあれ >







漣「というか龍田さんの雰囲気とか色がスリザリン過ぎるだけでは? 」

龍田「雰囲気は兎も角色って何よ。色だけなら寧ろ一巻のボス色じゃない」

提督「龍田の頭裏にボス……殿下の顔があるのか」

漣「……」

叢雲「……」

提督「……」

龍田「ふふ、じゃあ私あなたと恋して三笠さんとも恋できるのねぇ〜」

高雄「ボトルとチョコレートの追加です。……そんな感想抱くのはあなたくらいでしょうよ」
705 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:26:27.38 ID:Sj0Vw/5f0

< 改めて観て思ったけど一番印象に残ったこと >







提督「映画だとドラコちゃんの肩やべぇなあれ」

叢雲「野球でもやるべきね」

漣「映画観て駄弁って下らないこと宣って更に巫山戯た感想って良いご身分ですねぇ……」
706 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:27:31.05 ID:Sj0Vw/5f0

< 運命は誰を恨めば良いのかな? >








初月「お前一応は世間的にもイケメンで通る顔に生まれてよかったな」

提督「まぁ……そうだね」

初月「顔が良いから腰振ってくれる女がいるんだぞ。親と神と天に感謝しておけ」

提督「あぁ」

高雄「それなら私も感謝しないといけませんね」

愛宕「私もね〜」

雲龍「感謝の土下座が必要なようね」

提督「……」

初月「……」

伊14「ほんっとにこのヒトたちは」

伊13「……馬鹿、ばっか」
707 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:29:02.17 ID:Sj0Vw/5f0

< マッドキャラって実はあんまりパッと思い出せないけど >







時雨「どうでもいいけど君って一応知り合いは多いよね」

あきつ丸「まぁ……友人が多いと言えないのが悲しいところだがな」

時雨「ある意味では羨ましいよ、そういうの」

あきつ丸「喧嘩を売っているのか時雨殿」

時雨「いや、誤射や実験台が多いって考えると……」

あきつ丸「あのな……マッドで戦闘狂な科学者でも目指すつもりなのでありますか? 」
708 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:33:02.99 ID:Sj0Vw/5f0

< 仕事さえできれば、ってのも中々難しいもの >







時雨「冗談さ。さっき我が親愛なる僚友が新しい男を探していたからね」

あきつ丸「なるほどな」

時雨「別にまともな恋をしろとは言わないけどさ、さすがにね」

あきつ丸「ビッチだろうか構うまい。戦闘さえまともにこなしてくれるのならな」

時雨「そりゃあそうだけどさ、君、あんな女に背中預けられるのかい?
帰ってどう甘えようか考えたりハメてもらおうか考える女に」

あきつ丸「時雨殿がどのビッチを念頭に置いているのかは知らないが……」

時雨「うん」

あきつ丸「自分は時雨殿に預けられるのでありますよ? 」

時雨「あ、っそう……さすがにあんな股も頭も緩い女と同列は傷付くんだけど」
709 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:34:14.64 ID:Sj0Vw/5f0

< 心乱れる愉快な擾乱 >






あきつ丸「しかしよく考えてみれば男の斡旋など容易にできるな」

時雨「それなら艦娘の妊娠研究も進みそうだね」

あきつ丸「そうだな。ここは世界の皆々様の為に一肌脱いでみ

鹿島「脱がなくていいですから……売春だか買春だか知りませんけど下手をすれば騒擾罪の類いでしょうそれ」
710 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:35:04.71 ID:Sj0Vw/5f0

< 白馬の王子様というものがいるとして >







雲龍「ガチ貴族だとか本気でハイステータスな男よね」

Roma「夢が無いわねあなた」

雲龍「比喩的表現でいうところの王子様はもう見つけたから」

Littorio「少々薹が立っていますけれどね」

雲龍「それはそれでいいの」

Roma「薹が立っているというか腐り掛けというか……性根は根腐れどころではないけれど」
711 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:35:31.17 ID:Sj0Vw/5f0

< じゃあ反対に自分は待っているの? >







Roma「いや、あのね、今更そんなものに期待するわけ無いでしょう。
強がりではないしツンデレとかいうやつではなくて……あのね、今すぐその巫山戯た顔やめないと張っ倒すわよ」
712 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:40:27.24 ID:Sj0Vw/5f0

< 一人暮らしじゃなくてよかったね >






提督「嗚呼……死ぬ」

叢雲「安心しなさい。まだ憚る世は残ってるわ」

提督「憎まれっ子っていうけど実際そんなに恨まれてるか俺」

叢雲「取り敢えずこの前殺された横須賀の将校には死ぬ程恨まれているでしょうね」

提督「あぁ、それで死んだわけかあの間抜け」

叢雲「他にも幾らだっているでしょう、あんたが蹴落とした有象無象」

提督「蹴落とした、ってより勝手に落ちてったんだけどな……風呂行くわ」

叢雲「ん、すっ転んで死ぬんじゃないわよ」

提督「そこまで酔ってない」






提督「…………ぅ……………………Zzz」

漣「取り敢えずすっ転んでなくてよかったね」

叢雲「……風呂で寝落ちって割と洒落にならないと思うけど」
713 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:43:58.05 ID:Sj0Vw/5f0

< 短時間で目覚めると凄く気持ち良い酔いが >







提督「ん…………んん? 」

叢雲「あんたさっさと上がって寝なさい」

提督「おう…………おう、フラッフラする」

漣「きったないものブラブラさせないで上がってくださいねー」

提督「悪いけどもう少しいさせてくれ」

叢雲「仕ッ方無いわね」

漣「甘いよむーちゃーん、襲われちゃうよ漣たち」

提督「襲ったとしても叢雲だけだから安心しろ。……なぁ」

叢雲「あん? 」

提督「もう身体洗ったの? もっかいそこで一から洗い直しぶぅえあ痛っ
714 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/10/23(金) 23:45:57.42 ID:Sj0Vw/5f0

ありがとうございました
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 23:54:04.89 ID:B8ZsJWMq0
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 07:18:27.05 ID:geC9OyUzo
お疲れ様です
717 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:34:20.80 ID:mWfS4sDqO

< しこたま飲んだ後の爽快気味な朝 >







鹿島「ふぅ……」

大井「いっつ……あら? 」

鹿島「お風呂、先にいただきました」

大井「そ……」

鹿島「すみませんね、大井さん気持ち良さそうに寝ていたから」

大井「二日酔いで魘されていなかっただけ上々。
そもそもここあなたの部屋だし私に何か言う権利なんて無いわ」

鹿島「ふふ……」

大井「……」

鹿島「……」

大井「……全く記憶無いんだけど何故私があなたの部屋にお泊まりしたか分かる? あと変なところ触ってない? 」

鹿島「えーっと……」
718 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:35:20.94 ID:mWfS4sDqO

< 悲しみを背負って成長したと胸張って言えるのならば >







鹿島「なんというか……もうテコでも動かないここで寝ると大井さんが。
あと普通に私もお酒で寝落ちしてます」

大井「やっぱり……悪いわね、悪酔いすると時々やるのよこれ」

鹿島「構いませんよ。丁度誰かにいてほしかったところだったんです。何も喋らない、ただいてくれるヒトに」

大井「そう……」

鹿島「大井さんは失恋したことってあります? 」

大井「寝起きの頭に叩き込む言葉ではないわね。……無いわ」

鹿島「羨ましい」

大井「恋なんてしたこと無いだけかもしれないわよ? 」

鹿島「だとして、です。…………こんなに苦しいなら馬鹿な偽善者のままでいられればよかった」
719 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:40:48.67 ID:mWfS4sDqO

< 数時間前までの仲間 >






那珂「うーん……ちょっとダルい」

春雨「? 何かあったんですか? 」

那珂「昨日、というか三時くらいまで飲んでたから二日酔いかな」

春雨「その割に特にお酒臭くもないですけど」

那珂「だって大井ちゃんも鹿島ちゃんも弱いからさー」

春雨「鹿島さんは兎も角大井さんって龍田さん並に飲めた筈ですけど……」

那珂「か弱い那珂ちゃん並に飲んでから強いって言ってくれるかな?
両手の指で数えられるショットで酔うとかどうなってるの? 」

春雨「はぁ……」

浜風「か弱いの定義が壊れているんですが……」
720 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:41:37.54 ID:mWfS4sDqO

< ただ黙して耐えるのもまた、方法なのです >








鹿島「失恋、したんです」

大井「それは残念ね。……それで? 」

鹿島「それで、って……」

大井「別に突き放してるだとか興味が無いだとかじゃなくてね、
それでも奪いなさいよ、獲りにいきなさいよ、あなたの想いはその程度だったわけ? 」

鹿島「…………」

大井「正直あなたの理想には興味が無いからいいとして、
是が非でもモノにしたいモノは限界まで手伸ばして鷲掴みにして抱き締めるものよ。
それが恋した相手の愛であれ理想の世界であれ」

鹿島「…………大井さんは、強いんですね」

大井「弱いからよ。心が貧弱だから、せめて確かに感じられる自分の為に証を手にし続けたいの」

鹿島「…………」

大井「世界は北上さんだけじゃない。素晴らしい男性だっているし、思わず話しかけたくなる女もいる。
それでも、北上さんが欲しくて欲しくて堪らない。
そうじゃなければ恋じゃないのよ、ただ自分が気持ち良くなる為のパーツとしてしか相手を必要としないそれは邪悪」

鹿島「…………」

大井「涙で目が洗える程泣いてから、それでも立ち直れなければもう立ち直らなくていいじゃない。
でもそうなる前に、どんな手段を使っても手に入れようとしてみるべきなのよ。
私たちのどこに今更捨て去る高尚な意志なんてものがあるわけ? 」

鹿島「…………………………………………」
721 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:42:24.39 ID:mWfS4sDqO

< そもそも恋を失う、という書き方が間違っている >








金剛「ふーむ……なんだか近頃顔付きがちょっとだけまともになりましたネーあきつ丸」

時雨「さすが馬鹿とアホの皮十枚くらい被ってそっちが自分になりつつある有能」

金剛「そんなに被ってないと思うけど……まぁ、付き合いもそれなりデスから」

時雨「そうだね。……あの顔を見てさ」

金剛「ん……」

時雨「失恋を悟っちゃった女がいるんだ」

金剛「なるほど……んー…………うぅん、どうにもならないデスネー……」
722 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:43:23.65 ID:mWfS4sDqO

< 失うとかよりは敗恋の方が、まだ >







時雨「あきつ丸の心が決まった時点で、
鈴谷さんがどう反応したとしても鹿島さんの失恋は決まってしまったんだ」

金剛「時雨や大井ならそれでもgetしようとするのに」

時雨「まぁ、その辺は化け物とか憑座とか関係無いかもしれない性格の根幹だからね」

金剛「私たちにまともな感覚ってあるの? 」

時雨「逆にまともな感覚って何さ。それが諦めることと同義なら僕はそんなもの要らないよ」

金剛「ん……そう、強くあれるなら、私も……」

時雨「君は、きっと鹿島さん側だよね」

金剛「その通りデース。負けた恋は引き摺らない、応援以外では関わらない。それが佳い女ってやつなの」

時雨「提督のこと忘れてから言いなよ」

金剛「また痛いところを……うぅん、でもあれはノーカン、ノーカン。風邪と同じ悪い迷いだったのデース」
723 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:44:02.90 ID:mWfS4sDqO

< 沙吉比亜 >







金剛「ふぅ……それで? 」

時雨「うん? 」

金剛「鈴谷はオーケーすると思う? 」

時雨「どうだろう? 熊野さんは言うに及ばず怪しいのは何人か思い当たるけどあのヒトそういうの考えないからね」

金剛「それが彼女の良いところデース。ただ、自分の思うままに、それでも周りに合わせようと努力する」

時雨「悲しいくらい尊いね」

金剛「だからファンが多いんでしょう? 」

時雨「まぁね。……恋というのはそれはもう、溜め息と涙でできたものですよ、ってやつだ」

金剛「誰の言葉か知らないケドー……そうならない為にする努力が不特定多数に向かないだけ、そういう悲劇なだけなのデース」
724 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:44:40.66 ID:mWfS4sDqO

< とは言いつつ慣れたもの >








雲龍「あ、そういえば」

提督「あん? 」

雲龍「私今日赤薔薇ワンポイントの黒だから」

提督「あ、そう……何故それを食事中に言うのか全く分からないが」
725 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:45:36.91 ID:mWfS4sDqO

< 前もって知っていたら魅力半減なのです >







雲龍「些末なことよ」

提督「そうかい」

雲龍「ちなみにローライズで前も後ろもハート型よ? 」

提督「そりゃあエロいね。……お前は極端にしても女の子ってその辺理解してくれないよな」

雲龍「うぅん? 」
726 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:47:01.87 ID:mWfS4sDqO

< まぁ、サラッと耳元で囁かれるのも悪いとは思えませんが >








雲龍「でも天城のを無理矢理聞き出すのは結構昂ると思うの」

提督「それはお前また別の楽しみだろうが」

雲龍「うん? 」

天城「それを楽しみと認識している時点で同じ穴の……ム・ジ・ナ! 貉ですってば!
何故そこで穴姉妹とかいう謎単語が出てくるんです! 」
727 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:47:58.28 ID:mWfS4sDqO

< 望ましい生まれ、というのは今の自分しか望めない >







時雨「満潮もさ、失恋で弱ってる鹿島さん慰めて堕としちゃえばいいのにね」

浜風「私たちとしてもその方が楽だけど……無理でしょうね」

春雨「そういうことできるんなら満潮ちゃんはわざわざ満潮ちゃんなんてやってないよ」

時雨「ご尤も。……かといって僕たちも望んで僕たちをやっているわけではないと思うけど」
728 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/10/24(土) 22:50:51.76 ID:mWfS4sDqO

無理矢理というわけでもありませんが一日約4レスで次にいけますね……目標までいけるかな?

ありがとうございました
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 22:52:04.68 ID:1iBS7lkT0
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 12:26:30.18 ID:dZMU8cSko
お疲れ様です
731 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:15:26.86 ID:rJuceFu+0

< 今までで一番笑ってしまった罵倒 >







提督「性欲に溺れた猿ってやつかな」

高雄「間違ってはいないのでは」

提督「や、誘ってきた子に言われたからなんか笑っちゃって」

高雄「はぁ」

提督「結局まだ続いてるしなぁ……あんなこと言われたのあのときだけだけどどうなんだろうね」

高雄「知りませ……ここの誰かなんですかそんなこと言ったの」
732 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:17:12.82 ID:rJuceFu+0

< 冷たい目ではないのが逆に >







愛宕「でもボス猿ってようはハーレムの主なわけだし似たような境遇なんじゃない? 」

高雄「猿の群れっていうのは何匹かオスもいるファミリーなわけだけれどね」

愛宕「そこはほら、どうせ子供は生まれないから」

高雄「まぁ……あぁ、他の群れから誘惑して堕落させて群体に加わらせるという意味では社会性の発展ではあるわね」

愛宕「ファミリー自体は順調に拡大しているものねぇ〜」

高雄「よかったですね、溺れさせる側で」

提督「……性欲に溺れた猿扱いの方がよっぽどマシだよそういう言い方」
733 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:17:45.92 ID:rJuceFu+0

< たぶんそんな意味の言葉は無いが >







山城「そういえばあなたズーフィリアは発症してないの? 」

雲龍「どこにそんな兆候があるっていうのよ。私はバイまでで手一杯」

扶桑「手一杯の意味とは」

龍田「寧ろサンが人間愛というかヒト性愛というか……アンスロポスフィリア? みたいなアレよね」

雲龍「そんなの知らっ……んん……駄目、そんなとこ、舐めないでよっ……んっ」
734 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:18:28.18 ID:rJuceFu+0

< ホームビデオ的なアレ撮影してました >








扶桑「相変わらず異常な程ベタベタ懐いてるわね」

山城「サンジョルディなんて男性名を付けたのが間違いだったのかもしれないわね。メスなのに」

龍田「知ってる? 動物に性行為を強要すると虐待でしょっ引かれるのよ? 」

雲龍「だから私は構ってあげてるぅん……だけ、だか、ら」






龍田「こんなに好かれて懐かれていたら妬きません? 」

加賀「……いえね、確かにあの子に好かれたいわよ私。
でもさすがに身体擦り付けられながら太腿舐められたいとは思わないのだけれど」

龍田「えぇ〜……? 」
735 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:19:22.98 ID:rJuceFu+0

< 本当にわざとじゃないのよ? >







龍田「あ、初月ちゃーん、このカメラありがと」

初月「ん? いや、僕も買って大して使ってないから」

涼月「お初さん動画より写真の方が好きだもんね」

龍田「ふぅん? でもその割に現像したりはしないのね」

初月「そうでもない。気に入ったやつはアルバムに入れてるんだ」

涼月「もう三冊目なんですよ実は。今度見にきます? 」

龍田「それは楽しそうねぇ〜。楽しみにしておくわぁ」







龍田「……ぁ」

Littorio「? 」

龍田「カメラにポルノ擬き入ってるの言い忘れてたわ」

Littorio「……はい? 」
736 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:19:58.07 ID:rJuceFu+0

< 映っていたもの >







涼月「…………」

初月「…………」

涼月「…………なんで途中から顔赤らめて悶える雲龍さんの顔オンリーなの? 」
737 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:21:03.99 ID:rJuceFu+0

< 変な、というか寧ろストレート >







Littorio「ふふ……龍田がシているところでも撮ったのかと」

龍田「さすがに自分のを撮る趣味はないわねぇ〜」

Littorio「その辺りは見せるつもりが無いのなら撮ってみるだけというのもアリでしょう? 」

龍田「私どっちかというと撮る方が好きなの」

雲龍「……またあの子たちに変な誤解されるじゃない私」
738 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:23:51.08 ID:rJuceFu+0

< 疑い >






Littorio「でも大体あぁいう風に戯れつかれるわけですよね」

雲龍「そうね」

Littorio「それならそもそもショーパンだとかではなくてロングのスカートだとかジーンズにすればいいのでは? 」

龍田「別にそういうの着ないわけじゃないものねぇ〜」

雲龍「まぁ……」

Littorio「……」

龍田「……ふふ」

雲龍「いや違っ、違うから、本当にアレは擽ったくて嫌がって……ちょっと何よその含み笑いは! 」
739 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:24:39.63 ID:rJuceFu+0

< 先代が誰かは誰も知らない >








鹿島「はぁ……どこかに良いヒトいないかなぁ……」

金剛「ハイ! 」

鹿島「金剛さんは確かに稀に見る凄いヒトですけど」

金剛「ですケドー? 」

鹿島「単純にこう、好みじゃないんです」

金剛「oh……my goddess……」

時雨「金剛に女神様なんているのかは置いといて……今度は君たちがコント師になるのかい? 」
740 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:25:27.45 ID:rJuceFu+0

< 何も賭けない争わない、それだけで >








伊14「やーってられるかぁーっ! この札でどう勝てってんですかー! 」

阿賀野「皆配られたカードで勝負してるんだよなぁ〜」

能代「それが偏ってるって話でしょ」

伊13「不公平、良く、ないです」






提督「あいつらの大富豪見てるとすっげー楽しそうなんだよな」

愛宕「そうねぇ……あそこに入るとずっと一人勝ちできそうだからとかじゃない? 」

提督「や、さすがにそんなことは……ねぇ? 」
741 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:26:43.68 ID:rJuceFu+0

< 極端 >







龍田「ぬるいわねぇ〜……」

雲龍「悪手を取っても容易に挽回できるものね」

加賀「あれが普通の遊びだと思うけど」

扶桑「だからといって……麻雀なんてやるならせめて山城と一緒に打たせて、お願いだから」

瑞穂「……こうも容赦無く絞り上げ続けてよく友人でいられますね皆さん」
742 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:29:05.77 ID:rJuceFu+0

< 眺めて打ってるのを更に眺めて飲む >








山城「でも正直私が打つと姉さまってより負ける気がするわ」

天城「山城さんは不運を捻じ伏せるくらい底意地の悪さと悪運と才能がありますからね……」

山城「それくらい無いとあぁいう手合とはやっていられないもの」

提督「てーか山城も扶桑も普通に強いよな。
…………致命的なところでライン読み切った挙句その上で大負けするけど」

743 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/10/26(月) 23:29:33.92 ID:rJuceFu+0

ありがとうございました
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/26(月) 23:49:23.68 ID:Nn0peHQD0
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/27(火) 21:28:59.45 ID:tNj4kX26o
いるよな、何故そこでそれを引くのか、こっちが聞きたくなる奴。

お疲れ様です
746 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/27(火) 23:19:26.97 ID:+eIiTQm60

< 一夜明け >







提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………ほへぇ」







高雄「? 何を黄昏ているんです。まだ執務開始前なのに」

提督「…………首輪とリードが思いの外愉しくて絶望感溢れてんの」
747 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/27(火) 23:21:23.94 ID:+eIiTQm60

< ついでに溜息と伏せた目 >








高雄「……………………」

提督「待て待て待て待て無言で後退りするんじゃない」

高雄「…………まぁ、今更だし。ええ、大丈夫問題ありません。私は、大丈夫」

提督「何がどう大丈夫なんだ覚悟を決めるな馬鹿」

高雄「馬鹿はあなたでは? 」

提督「そうだけども! ちょっと待って、ねぇ、聞いて? 」

高雄「弁解したい、と」

提督「そうだよ! ……いや、本当ちょっとその目やめて、心にクるからそれぇ! 
今だけは慈愛と諦念の籠もった顔に愛が感じられない! 」
748 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/27(火) 23:22:31.94 ID:+eIiTQm60

< 思いの外使えちゃったときってどうすればいいんだろうね >








高雄「それで? 」

提督「最初に言っておくけど普通にベッドで使ったからな?
屋外どころか廊下とかにも出てさえいないからな? 」

高雄「それで何か安心できるとでも思っているんですかあなたは」

提督「露出系はレベル違うだろう? ってのはまぁ置いとこう」

高雄「ええ」

提督「こうな、片手でリード使えると色んな体位ができて」

高雄「でしょうね」

提督「引っ張ったときの首の動きとか無理矢理上向かせてとか、クるなぁ……って」

高雄「はぁ。…………」

提督「や、だからそう引いた顔で後退るんじゃな……首をさすりながら覚悟を決めた顔をするな馬鹿」
749 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/27(火) 23:23:42.60 ID:+eIiTQm60

< この世で最も不要な無駄に輝く瞳 >







雲龍「っはぁ…………はぁ…………っ」







加賀「ねぇ」

天城「……なんです」

加賀「あの子何故朝食後からひたすら泳いでいるわけ? 」

天城「滾りが抑えられないとかなんとか」

加賀「はぁ……? 」

明石「あまり内容は聞きたくありませんねぇ……」
750 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/27(火) 23:26:56.55 ID:+eIiTQm60

< 顔だけ見れば物凄い達成感 >






明石「どうでもいいですけど私最近“ あまり内容は聞きたくありませんねぇ…… ”ばっか言ってますよね」

天城「かもしれませんね」

加賀「? また言いたい? 」

明石「や、結構ですマジで。ネタにしたけど本当ネタにならないんで」

加賀「そう……」

天城「…………遂に泳ぎすら飽きたみたいな顔して上がってきましたけど目逸らさないでいただけます? 」
751 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/27(火) 23:30:08.40 ID:+eIiTQm60

< 勘弁してください >






加賀「一応訊いておくけれどあなた何故そんな無駄に元気なの? 」

天城「水泳直後のデッドリフトって意味分かりませんよね」

明石「てーかトレーニング的には間違い甚だしいでしょこれ」

雲龍「心身共に充実し過ぎて黙っていると壊れそうなのよ」

明石「それはそれでいいんじゃないです? 」

雲龍「これ以上壊れたら自分でも何するか分からないわ」

明石「常に何言い出すか分からないくせに」

雲龍「それを超えて、ってことなのだけれど……いいのね? 本当に、どうなってもいいのね? 」

明石「やー……」
752 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/27(火) 23:32:07.35 ID:+eIiTQm60

< 意味の間違ったトレーニングから数時間後 >







雲龍「あぁ、でも全ッ然駄目。治まらない鎮まらない」

天城「いっそ頭を酷使する方にシフトしては」

明石「や、えぇ……? 」

加賀「まぁ、方向性としてはいいわね、多少落ち着いた方が」

雲龍「そうね……うん、その方がいいかも」







高雄「あの……」

提督「うん? 変な案件でも来……“ 有事における航空戦力のむつ市北進の是非と展開後の北太平洋防衛についての立案 ”? 何やってんだあいつアホなの? 」
753 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/27(火) 23:33:19.06 ID:+eIiTQm60

< (本来は)一年に一度(すら)も無い出来事 >







雲龍「仕事を頂戴」

提督「え……」

高雄「……今の一言で非常に疲れたので本当に代わっていただけます? 」
754 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/27(火) 23:34:25.90 ID:+eIiTQm60

< 混ざる >







提督「なんかさ、お前見てると本気で女になりたくなるよ。お前にはなりたくないけど」

雲龍「これで中々つまらないもので苛々させられるものよ、ね? 」

高雄「ええ。……まぁ、それでも私は女でよかったと思いますが」

雲龍「そうね」

提督「高雄みたいな男に抱き締めてほしかったなぁ……」

高雄「はい? 」

雲龍「頭溶けて馬鹿になるくらいヤってほしいの間違いではなくて? 」

愛宕「つまり頭溶けて馬鹿になった高雄と抱き締め合ってヤればいいのね? 」

提督「ん、んん……? 」
755 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/27(火) 23:37:15.41 ID:+eIiTQm60

< 大体の人は全く無いと言う気はするけど >







雲龍「たまには痛かったり苦しかったりするのも気持ちいいものじゃない? 」

高雄「私は頭が痛いのでもう十分です」

雲龍「あら、大丈夫? 」

高雄「大丈夫ではありませんね。……たまには? 」

提督「痛かったり苦しかったりするのは俺が嫌なの」

高雄「そんなことは知っていますけれど……それすら揺らいでいるわけで」

提督「んん……お前の所為だぞ」

雲龍「あなたのお陰でしょう? 」

愛宕「はい緑茶。…………私もちょっと興味あるなぁ、なんて。言っちゃいけない雰囲気? 」
756 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/27(火) 23:40:45.66 ID:+eIiTQm60

< 何がしかの琴線を握り締められたような >







扶桑「私、顔だけなら加賀まりこが好きなのよね」

龍田「あなた急に何言い出したの? 」

山城「姉さまがリアルの人間について話すなんて珍しいですね」

扶桑「私、あぁいう女になりたかったのかもしれないわ。
それなりに奔放で、結構お騒がせで、けれどプライベートの核心は誰にも触れさせない」

龍田「分かるわぁ〜」

山城「分からない女はいないでしょうね」

初月「なるほど。……こんなに満場一致感がある三人なんて久々に見た気がするな」
757 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/27(火) 23:42:22.37 ID:+eIiTQm60

< それだけに集約されるのもどうしたものか >







漣「ご主人様って金! 努力! SEX! って感じですよねー」

明石「確かに暴力はありませんけどもねぇ……」
758 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/27(火) 23:46:27.66 ID:+eIiTQm60

< 唐突に、という程でも無いが >







雲龍「あぁ……巨乳和服最高。そう思わない? 」

提督「そっすね」

雲龍「変に衒いがあったり着崩すなんて勿体無い。静謐に着こなすのがいいのよ」

提督「そっすね」

雲龍「乱れた姿も良いけれどしっとりと姿勢良く品を保って」

提督「そっすね」

雲龍「勿論、それを壊して乱れさせて欲に塗れさせるのが終着だけれど」

提督「そっすね」

天城「気の無い返事に見せ掛けているところ申し訳ありませんけれどね、
妙にこちらへ視線を投げないでいただけます? 」
759 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/27(火) 23:48:56.35 ID:+eIiTQm60

< あまりにも真っ直ぐで純粋な瞳 >







提督「や、断じて妙な視線じゃねぇぞ。こいつ連れてってくれねぇかなと思ってるだけで」

雲龍「そんな酷い。私は行きずりの女だったというの? 」

天城「行きずりにしては何度夜を」

雲龍「昨晩のアレで再認識したわ。私この男に身体と快楽で縛られてるって」

天城「はぁ……」

提督「……もう少し違うシチュで女の子に言われるんなら男として誇らしかったりするかもしれねぇけどだな」
760 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/27(火) 23:50:06.42 ID:+eIiTQm60

< 笑みだけはいつも通り聖性溢れ >







時雨「足柄と話すと疲れるよまったく……バトルジャンキーはこれだから」

あきつ丸「夕立はそうではないのだったな。時雨からすれば」

時雨「アレは言動がアホなだけだから。夕立は結構繊細で時々アホのラインを超えるだけ」

赤城「そんなレベルであの戦闘能力を出すとは困ったものですね」

時雨「…………」

あきつ丸「…………」

赤城「? 」

時雨「…………お帰りはあちらですが? 」

あきつ丸「そろそろ帰って提督殿に迷惑がられるがいい」

赤城「まだ到着しただけなのですけれど……素晴らしいご挨拶ですねぇ」
761 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/27(火) 23:53:09.27 ID:+eIiTQm60

< その後生きていたいと思えるかは、さて >







赤城「ま、短期出張のようなものですから」

時雨「大湊に長期でいられる理由は知りたくないけど実に嬉しいね」

あきつ丸「どうせ目が潰れ耳が腐るような悪辣非道な理由であろうよ」

赤城「それで済めばいいですねぇ」

あきつ丸「ふん」

時雨「いっそ赤城さんの悪行を全部知る代わりに海軍から解放してほしいくらいだよ僕。
それくらいの対価は十分受け取れる筈だけどなぁ……」
762 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/27(火) 23:55:25.57 ID:+eIiTQm60

< 善人であるから違いに気付くというわけでも >







赤城「この後飲めます? 」

あきつ丸「鈴谷と最上がいてもいいのなら」

赤城「構いませんよ。……あきつ丸さん」

あきつ丸「なんだ」

赤城「なんだか知りませんけれどおめでとうございます。随分と前向きになったんですね」

あきつ丸「…………」

時雨「凄いことだし相手をちゃんと見てるんだろうけど……怖さが先に来るんだよなぁ」
763 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/27(火) 23:58:57.63 ID:+eIiTQm60

< 燃え盛って更に薪を焚べ油を注ぎ息を吹き込み >






提督「ふぃー……つっかれたつっかれた」

加賀「お疲れ様。高雄と愛宕は? 」

提督「シャワー浴びて大人しく寝るってよ。俺も一杯飲んだら寝るわ」

加賀「無駄に書類の山高かったものね。……私以外もう皆寝てしまったわ」

提督「赤城もいねぇしな」

加賀「ええ」

提督「っと……そういや雲龍は? 滅茶苦茶元気だったしあいつくらいいるのかと」

加賀「あの子なら天城だけは確保して引き摺っていったわ」

提督「えぇ……」
764 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/28(水) 00:00:47.61 ID:OxdGr3ci0

< まともに起き上がって来られればね >






加賀「私もそうだけれど明石や瑞穂はお風呂の後すぐ逃げたわ」

提督「だろうね。……悲鳴とか聞こえたりしてない? 」

加賀「まだ、聴こえてこないわね、まだ」

提督「ならまぁ安心しておくか。……天城に逆恨みされそうだな俺」
765 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/10/28(水) 00:01:15.17 ID:OxdGr3ci0

ありがとうございました
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/28(水) 00:17:12.89 ID:jJZNyLvo0
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/28(水) 20:26:48.98 ID:pNPjT++Bo
お疲れ様です
768 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/28(水) 22:55:26.46 ID:OxdGr3ci0

< 穿たざるを得ずに >







提督「幸福って何なんだろう……」

高雄「選んだ男と共にあること」

提督「それは……いや、俺もそうだけど、でも」

高雄「あなたを疑うということは、私の生を、つまり幸福を疑うということです」

提督「…………」

高雄「私の生は幸福に満ち溢れて、或いは零れてさえいますよ」

提督「それならこれ程嬉しいことは無いさ。
…………即答できるってのを自惚れだけで終わらせられればなぁ……テキトーな話のつもりだったんだけどなぁ」
769 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/28(水) 22:56:06.47 ID:OxdGr3ci0

< 唐突に喋った >







雲龍「胸ばかり大きくなって身長が……

天城「身長が? 」

雲龍「身長も大きかったわそういえば」

天城「そういえばってなんなんですか……」
770 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/28(水) 22:57:56.76 ID:OxdGr3ci0

< ブラックのオーバーニーとかもうね…… >







伊14「龍田さんがオーバーニーブーツなんて履いてると」

龍田「んー? 」

伊14「エロ過ぎて不健全ですよね! 」

龍田「そんなこと言われても」

扶桑「でも龍田だけじゃなくて私たち大概な服装よねきっと」

山城「まぁ……通常の部隊から独立しているとはいえ軍事施設でショーパンノースリーブが普通だったりしますものね」

雲龍「……うん? 」
771 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/28(水) 22:58:55.17 ID:OxdGr3ci0

< 好色選挙法違反は……遵守 >






提督「ほげ…………ぅうん」

高雄「? 何かありました? 」

提督「いやな、こう毒電波というか変なモノを受信したんだ」

高雄「いつもでは? 」

提督「はいはい。…………やっぱ高雄が秘書っぽいスタイルなのは良くないけど良いな」
772 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/28(水) 23:00:52.14 ID:OxdGr3ci0

< 特に前触れも感傷も無く >







Littorio「ふぅ……眠い」

Roma「そうね」

Littorio「…………」

Roma「…………私、いつまでここにいてもいいのかしら」

Littorio「いたいの? 」

Roma「それは……いえ、“ いなければならない ”のかしら」

Littorio「言い直さなくても。……ねぇ、Roma」

Roma「何? 」

Littorio「最初は異国の地に慣れるためといって始めたわね。
二人きりのときであろうとこの国の言葉で話すと」

Roma「そうね」

Littorio「Littorioにはもう違和感が微塵も無くなってしまったの。
祖国の言葉はあの人と愉しい夜に堕ちるための彩りに成り下がってしまったわ」

Roma「……………………そう」
773 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/28(水) 23:03:13.12 ID:OxdGr3ci0

< それが永遠に続くというのならば、せめてもの手向け >







Littorio「祖国の名を与えられておきながら、そう呼ばれることに嫌悪感さえあるわ」

Roma「……」

Littorio「祖国のことを憎むなんてできる筈が無い。
けれどね、彼らと共に幸せである時間だけはただのLittorioでありたい」

Roma「…………」

Littorio「国家だとか義務だとか、せめてあと最長で七十年くらい、忘れさせて? 」

Roma「…………」

Littorio「…………」

Roma「…………素直に羨ましいわ、姉さん。そんなに尊くて無様な生き方、私には絶対選べないから」
774 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/10/28(水) 23:03:41.10 ID:OxdGr3ci0

ありがとうございました
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/28(水) 23:16:49.68 ID:jJZNyLvo0
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/29(木) 06:50:56.57 ID:GKq3sNeHo
お疲れ様です
777 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/30(金) 22:24:20.19 ID:uEq3GHip0

< まぁ、その辺はこう純粋に数だけ考えてみて >







提督「すげーこと思い付いた」

雲龍「? 」

提督「女の数は星の数ほど、って慣用句みたいなのあるじゃん」

雲龍「そうね」

提督「ていうことはおっぱいは二倍あるだろう? 」

雲龍「そういうことになるわね」

提督「二倍の可能性だぜ? ヤバくね? 超名言になるんじゃね? 」

雲龍「そうね。…………片方だけ触らせてくれるとかそんな女いないと思うけど」
778 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/30(金) 22:25:20.65 ID:uEq3GHip0

< 語る語る語る止まらない >








提督「例の帝国のことを神聖でもローマでも帝国でもないとかほざく奴本当嫌い」

阿賀野「何? また誰かに虐められたの? 」

提督「や、アホの上官とお話しててね」

阿賀野「ふーん? よしよししてあげようか? 」

提督「要らん。……まぁ、百歩譲って十三世紀以降はそれでもいいけどさぁ、800年に一応の成立を見た辺りの、
まだ国号が神聖ローマ帝国じゃないときまで含めて帝国じゃないとかいう間抜けはな?
いや、つーか“ ドイツ臣民の ”が入ってる国とはまた別物だからな?
そういうところちゃんとしてない不勉強なレッテル貼りくんは悔い改めて、
小学校からやり直すべきだと思うのていとくくんは」

阿賀野「通ってないから知らないけどたぶん小学校でやらないでしょその辺」

提督「大体ヴォルテールとかいうフランス人の評価鵜呑みにして言葉だけ流行らすんじゃねぇよ意味分かんねぇよなんなの」

阿賀野「現代の民主主義国家における高級軍人がヴォルテール否定しちゃ駄目じゃない? 」

提督「そいつも言ってただろう。“ 私はあなたの意見には反対だ。そしてあなたが主張する権利は生命をかけて防ぐ ”」

阿賀野「“ だが守る ”でしょ。……阿賀野しか聞いてないからってあんまり世間様皮肉ったり喧嘩売っちゃ駄目だよ? 」
779 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/30(金) 22:26:40.80 ID:uEq3GHip0

< 語り合ってくれるだけで良いんですけどね >







提督「で、まぁそいつフランス駐在してた所為でフランス贔屓なんだけどさ」

阿賀野「超似たもの同士じゃん」

提督「まぁな。取り敢えずジャンヌは不細工ではなかった説信奉者なわけよ」

阿賀野「まぁ、イングランドとか敵側の資料に書かれてもおかしくないこと書かれてないしね」

提督「そこで美少女だったって主張してくれれば心置きなく肩組めるんだが」

阿賀野「うぅん? 」

提督「学者なら兎も角趣味なら夢くらい持て……何だあれリアリストでも気取ってんのかフザケンナアタマオカシイノカアイツ……クッソ

阿賀野「うんそうだね。…………………………………………はぁ? 」
780 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/30(金) 22:29:06.07 ID:uEq3GHip0

< 別にそんな変換した覚え無いんですけどねぇ…… >







雲龍「死が二人を分かつまで、ってまぁ綺麗事があるじゃない」

天城「綺麗事と一言で切り捨てられない尊さがあると思いますけれど」

明石「ま、私たちには縁遠いものですから。生活環境も、それから化け物の身体から見ても」

天城「しかしそれを望み願うことすら捨て去ってしまっては」

明石「早めに切り捨てて別の楽しみを得ることも選択でしょう」

雲龍「あの、別にそんな堅苦しいことが言いたいのではなくてね、
林檎スマホだと“ 死が二人を若妻で ”って予測変か……そんな顔で見なくても」
781 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/30(金) 22:29:42.53 ID:uEq3GHip0

< ぽつーん…… >







天城「でも……うぅん、そうですよね。分かっていたことではありますけれど」

明石「そんなものです。私たちにとって轟沈……というかまぁ死亡ですね。
そういったことは身近に過ぎて逆に認識が及ばない」

天城「冗談や愛の言葉では口にしても、あの人が先に死んでしまうというのは無意識に考えないようにしていたのかもしれませんね」

明石「ええ。……それにほら、私たちってたぶん皆刹那的で享楽主義者なんですよ」

天城「今が楽しければそれでいい、ですか」

明石「あなたといるから幸せ、なんです。あなたといれば不幸でもいい、なんて本音じゃない」

天城「…………ええ」






雲龍「…………ぼっちってこういう気分なのかしらね」
782 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/30(金) 22:30:30.14 ID:uEq3GHip0

< しかも自分もそう思うのに >







愛宕「そこはあなた間違ってるわよ、女的に」

明石「? 愛宕さんはどうだっていうので? 」

愛宕「“ あなたに幸せにしてほしい、あなたを幸せにしたい ”」

明石「……なるほど」

天城「重い、言葉ですね」

愛宕「だって私重い女だし」

雲龍「物理じゃなく、ね。…………本当に物凄い疎外感があるわ、私から始めた話なのに」
783 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/30(金) 22:31:03.37 ID:uEq3GHip0

< まるでミリ単位で整頓されているかのような >







明石「感謝はしてるんですけどね」

提督「うーん……や、俺お前並には散らかさないからなんとも言えねぇわ」

明石「こう、矢鱈に整理清掃されるのはどうにも落ち着かないというか」

提督「もうちょっと頭の中並に部屋も整理すべきだと思うぞ。お前頭はクリアなんだから」

明石「や、やや、別に頭自体もそこまで整理はされて……」







瑞穂「捨ててはいけない図面や奥に仕舞うと困る工具もあるのでしょうしね、並べておくしか無いでしょう」

高雄「気持ちは本当によく分かりますけれど……」

愛宕「いっそ隣の部屋も改装して明石の研究室にでもしたら? 」
784 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/30(金) 22:32:04.14 ID:uEq3GHip0

< 成長したのね、みたいな >







瑞穂「言ってみたことはありますよ? そうしたら」

愛宕「そうしたら? 」

瑞穂「“ そもそも物自体は工廠で十分。けどどうしても手元に無いと閃きに対応できないものがある ”、と」

高雄「うーん……」

愛宕「いっそそれなら工廠で寝泊りすればいいのに」

瑞穂「瑞穂が困ります。たまには工具や機械の散らばる工廠で愉しむのも悪くな……なんですその生暖かい目線は」
785 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/30(金) 22:33:04.34 ID:uEq3GHip0

< 注文の多い風俗店 >







雲龍「他人は連れてこないこと」

提督「振り切って一人で来たぞ」

雲龍「お酒は控えめにすること。できれば飲まない」

提督「朝からお前に言われてたからな」

雲龍「髭はしっかりと剃ってくること」

提督「さっき風呂で剃ったぞ」

雲龍「ヘアもちゃんとセットし直してくること」

提督「風呂入って寝る気分だったのにしてきたぞ」

雲龍「今晩だけは私だけを一番に……いいえ、唯一愛してくれること」

提督「当然」

雲龍「ようこそいらっしゃいましたお客さ……んん、旦那様? 明日の朝、しっかりとキスで送り出させてくれること」

提督「……ん」

雲龍「ん…………ようこそ、いらっしゃいました、旦那様」

提督「……………………お前が何をしたいのか皆目分からないよ俺」
786 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/30(金) 22:38:52.86 ID:uEq3GHip0

< 案内人も猟犬も本日はお休み >








雲龍「ホルターネックの女とヤりたかったと聞いたから」

提督「そんなことは言った覚えも無いし思ってもいないんだが」

雲龍「ホルターネックのドレスで三つ指着いているんだから分かるでしょう? 」

提督「分かりたくないって言ってんだよ馬鹿お前が分かれ」

雲龍「コスプレの流れで買ってみたはいいけれど安っぽいし嬢っぽいから着たことなかったのよこれ」

提督「だからってソファに並んで酒注ぐとかどういう思考してんだ」

雲龍「谷間の魅せ方も膝への触れ方もあざといでしょう? 」

提督「最高だよもう馬鹿でしょ君」

雲龍「と、言いつつ注がれて呷るのね」

提督「飲まねぇとな。やってらんねぇの」

雲龍「そ……ね…………『注文の多い料理店』の青年たちが最後はどうなったか、知ってる? 」
787 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/30(金) 22:40:36.33 ID:uEq3GHip0

< 興味が無いとは言ってない >







明石「耳を甘噛みされる気持ち良さ知らないんですねぇ……」

瑞穂「こう、ビビッ、ビクーン、ピーンッ! てキますよね」

山城「というかもう首筋に触れられただけでクるわ。はしたない話だけれど」

旗風「はぁ」

松風「なるほど。……ピュア芸とかカマトトとか言われてるクセに妙に首筋気にしてそうなのは、なんなの? 」
788 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/30(金) 22:43:24.85 ID:uEq3GHip0

< 好きなものと苦手なものどちらを先に、とも違う >







Roma「姉さん……いい加減決めたら? 」

Littorio「待って、もう少し、もう少しだけ」

Roma「これで何回目だと」

Littorio「むぅ……」

Roma「はぁ。…………どうせ両方食べてしまうのにどちらを先に食べるのかなんて無駄にも程があると思うけれど」
789 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/30(金) 22:45:01.97 ID:uEq3GHip0

< 迷うのもまた楽しいのです >






Littorio「む……つまらない女ってよく言われない? 」

Roma「姉さんには時々。……いい加減そのジェラート溶け始めているけれど、食べないの? 」
790 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/30(金) 22:51:11.05 ID:uEq3GHip0

< ほんたうのさいはひは一体何だらう >






提督「ふぅ……恐怖で顔がくしゃくしゃになって元には戻らなくなったんだったかな」

雲龍「ええ」

提督「つまり出し過ぎてもう元には戻らないのか俺」

雲龍「それは困るわね」

提督「本当な。……宮沢賢治なら」

雲龍「? 」

提督「『銀河鉄道の夜』の方が好みかな」

雲龍「あなたが戻らないの? 私が帰ってはこれないの? 」

提督「さぁ……」

雲龍「んん……」

提督「…………ん」

雲龍「ん……私のにも、注いで? 」
791 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/10/30(金) 22:51:37.63 ID:uEq3GHip0

ありがとうございました
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/30(金) 22:52:03.26 ID:guMAonvvo
お疲れ様です
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/30(金) 23:07:20.00 ID:off+pJX30
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/31(土) 05:10:39.27 ID:yK1AxFmno
滋賀二人を分かつまで

795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/31(土) 16:19:29.87 ID:awL4WYgF0
滋賀二人を若妻で
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