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【艦これ】提督「俺と……高雄と愛宕」

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641 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/19(月) 23:50:39.10 ID:ZbIJ+crK0

< なんなら大型スーパーでも事足りる >







雲龍「そういえば天城は何処へ連れて行ってもらったのかしらね」

高雄「さぁ? こう言ってはなんですが大湊から行けるところなんて地理的に限られていますけれど」

雲龍「昼前に出たとはいっても一晩で帰ってきたし」

高雄「函館くらいなら行けますね、一応」

雲龍「あの子口は兎も角実際は私よりちょろいし変なところでも喜んでそうね」

高雄「早々変なところへは……しかしですね」

雲龍「ええ」

高雄「何故か森伊蔵を段ボール二箱分くらい抱えて帰ってきた時点でもう国内ならどこでもいいのでは? 」

雲龍「えぇ……」
642 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/19(月) 23:51:47.27 ID:ZbIJ+crK0

< 二人で選んで、二人で行って、二人で楽しんで、二人で帰ってきて >







雲龍「そういえば部屋に変な段ボールがあると思ったのよ」

高雄「何本か開けて一人で飲んでいるのは見ましたが」

雲龍「うぅん……まぁ、あの子なら喜ぶでしょうけれど」

高雄「あの人が予約していたとも思えないしよく分かりませんよね」

雲龍「かといって天城がどこぞの酒店に予約してあの人がエスコートするお店から離れていたら意味が無いし」

高雄「うーん……」

雲龍「……」






天城「あの人の決めたコースで行くのに慣れ切っていたり、
その日の気分で楽しんでみるのも勿論良いですけれどね、
そもそもデートって二人で事前に楽しみながら計画するものでしょう? 」

愛宕「そうねぇ……なんならその数日が一番楽しいくらいかも」
643 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/19(月) 23:52:15.47 ID:ZbIJ+crK0

< 二人で選んで、二人で行って、二人で楽しんで、二人で帰ってきて >







雲龍「そういえば部屋に変な段ボールがあると思ったのよ」

高雄「何本か開けて一人で飲んでいるのは見ましたが」

雲龍「うぅん……まぁ、あの子なら喜ぶでしょうけれど」

高雄「あの人が予約していたとも思えないしよく分かりませんよね」

雲龍「かといって天城がどこぞの酒店に予約してあの人がエスコートするお店から離れていたら意味が無いし」

高雄「うーん……」

雲龍「……」






天城「あの人の決めたコースで行くのに慣れ切っていたり、
その日の気分で楽しんでみるのも勿論良いですけれどね、
そもそもデートって二人で事前に楽しみながら計画するものでしょう? 」

愛宕「そうねぇ……なんならその数日が一番楽しいくらいかも」
644 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/19(月) 23:53:17.48 ID:ZbIJ+crK0

< 程度と限度と頻度とそれから >







愛宕「高雄も雲龍も似たようなことはしていると思うんだけど」

天城「やっぱり誕生日となると男性に任せっきりになってしまうのでしょうね」

愛宕「悪い兆候よねぇ〜……つまんない女になるわ」

天城「優雅に傅かせる、ならまだしもただ謙らせるようになりそうです」

愛宕「悲しいことねぇ……」

天城「ええ……」

提督「俺は別にいいけどな。信頼されてるって感じるし、楽しませてやろうって気合も入るし」
645 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/19(月) 23:54:13.53 ID:ZbIJ+crK0

< いつも通りの日々っていいよね! >







愛宕「でも実はこういう面子になってからちょっと疲れているでしょう? 」

提督「まぁ……」

天城「そういえば天城も二人で決めたことはありますけれど天城が決めたことはありませんね」

愛宕「駄目よぉ? 時々は女も行きたいところ行って振り回してあげないと」

天城「反省、ですね」

提督「実に平和で普通でなんと素晴らしい会話。
……俺が仕事中に二人で昼酒楽しんでなければなお良いが」
646 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/19(月) 23:56:37.68 ID:ZbIJ+crK0

< 薄曇りから夜闇への、曖昧で陰鬱な境界時刻にて >







時雨「ねぇ、あきつ丸」

あきつ丸「何だ」

時雨「特務とか関係無く結構真面目に呟くけどいいかい」

あきつ丸「聞くだけなら」

時雨「君らしいね」

あきつ丸「安請け合いはできない性分でな」

時雨「……うん」

あきつ丸「それで? 」

時雨「……」

あきつ丸「……」

時雨「…………」

あきつ丸「…………時雨殿? 」

時雨「ん……鈴谷さんにさ、告白しなよ。
断られたって次の日彼女はいつも通り接してくれるし、きっと断らない」

あきつ丸「…………………………………………」
647 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/19(月) 23:57:58.54 ID:ZbIJ+crK0

< 言葉の刺さった場所から暖かく >







あきつ丸「…………それは本当に真面目な、話か? 」

時雨「あぁ。今の君みたいに不安定過ぎるやつに背中は預けられない」

あきつ丸「…………」

時雨「そろそろさ、いいじゃないか。
提督や山城たちと幸せな数年間を築いて、
それが異動と昇進なんて仕方無い理由で崩れ去って、
拉げた心と歪んだ精神で寂しさ押し殺しながら誰かの為って進んで。
もう何かを変えるかそれとも自分が変わるか、
いっそ壊してしまうかしないと先に君が壊れてしまうよ」

あきつ丸「……………………」

時雨「僕は特務なんていういけ好かないところに引き込まれた理由の君を全て肯定はしない。
けどね、本当に嫌いなら憎まれ口なんて叩くのも煩わしいと思うくらいにはある意味人間らしい」

あきつ丸「……………………」

時雨「癇に障ったなら謝るよ。それでもさ、僕が珍しく二人で飲もうなんて言う程、ってことは覚えておいて」

あきつ丸「……………………」

時雨「……………………」

あきつ丸「……………………」

時雨「……………………」

あきつ丸「……………………ありがとう、時雨殿。少し、こちらを見ないでいてくれるでありますか」

時雨「……あぁ」
648 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/19(月) 23:59:03.95 ID:ZbIJ+crK0

< 日常というものの煌めき >







鈴谷「む……? 」

那珂「? どうかした? 」

鈴谷「や、なんか大事なことが起こった気がする」

大井「誰かにとってのそれはいつもどこかで起きてるでしょ。次、鈴谷さん」

鈴谷「あ、ごめんごめん。ほーい」

那珂「なーんでこの面子でUNOなんて……そこでリバースはちょっと酷くない? 」

大井「UNO、UNO STOP。終わり」

鈴谷「あ、鈴谷も」

那珂「また那珂ちゃんかー……いいよ飲むよ分かってるよ睨まないでよ飲んでやるよテキーラァ! 」
649 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/20(火) 00:00:42.13 ID:yhxyWn7G0

< 身体的にも、あとUNOの弱さ的にも >






那珂「うげぇ……さすがにきっつい」

大井「私が六杯、鈴谷さんが五杯、那珂ちゃんが……

鈴谷「十二杯。……酷いにも程が無い? 」

那珂「うん? 」
650 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/20(火) 00:01:50.29 ID:yhxyWn7G0

< 背中を押した先にあるのが崖ではありませんように >







あきつ丸「……………………」

時雨「……………………落ち着いた? 」

あきつ丸「……あぁ。酒を不味くして悪かったであります」

時雨「別に。というか煙草でも吸いに行けばよかったじゃん」

あきつ丸「何も事情を知らないやつに見せる程自分の涙は安くない」

時雨「そ……」

あきつ丸「……」

時雨「……」

あきつ丸「…………」

時雨「…………」

あきつ丸「…………しかし、でありますよ? 」

時雨「うん? 」

あきつ丸「この流れでオコトワリされた場合は少々間抜けが過ぎるのでは? 」

時雨「や、え、あー……やー……うん? 」
651 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/10/20(火) 00:02:16.94 ID:yhxyWn7G0

ありがとうございました
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 00:03:52.78 ID:e7mg+wwm0
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 00:13:10.09 ID:4A0svfTj0
乙でさぁ
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 01:17:44.05 ID:vKYmIK4wo
お疲れ様です
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 17:34:00.61 ID:Tu/lt43K0
しばらくぶりに覗いたら更新きてて飛び上がった。続けてくれてありがとう
656 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/20(火) 23:32:37.74 ID:yhxyWn7G0

< ん? >






愛宕「んー……」

提督「ん? ん、んんっ……」

愛宕「……」

提督「……」

愛宕「んっ…………ふふ」

提督「…………裸でポッキーゲーム迫られるって斬新だなおい」
657 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/20(火) 23:34:42.48 ID:yhxyWn7G0

< うん? >







提督「別に風呂上がりでもなんでもないだろう……」

愛宕「ちゃんと下は履いてるわよ? 」

提督「なんで部屋入った瞬間ほぼ全裸の女にポッキーゲームさせられるのか、でいい? 」

愛宕「よきよき。……ん、ちょっと雰囲気出るでしょう? えっちくもなく無味乾燥でもなく」

提督「まぁ……

愛宕「ちょっとだるーい感じの女の子にただ甘えられてイチャつくだけ。何か悪いことある? 」

提督「幸せ、だね。……ベッドメイキングするだけじゃなかった? 」
658 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/20(火) 23:42:58.88 ID:yhxyWn7G0

< 想像以上に優しい笑みでした >







あきつ丸「おはよう時雨殿」

時雨「おはよ。……君、そんな爽やかな挨拶できるヒトだったんだね」

あきつ丸「失礼な」
659 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/20(火) 23:44:32.10 ID:yhxyWn7G0

< 正しく他人事 >






時雨「まぁ、僕も前までの仮にも仲間なのが常に陰鬱な顔してるときよりは随分マシな気分だよ」

あきつ丸「そこまで酷いツラではなかったと思うが……ま、変われば変わるものでありますね」

時雨「うん。で? 」

あきつ丸「うん? 」

時雨「いつ、鈴谷さんに告白するの? 」

あきつ丸「…………いや、昨日の今日でそれはさすがに厳しいのではないか」

時雨「そう? 」
660 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/20(火) 23:45:33.97 ID:yhxyWn7G0

< やり方が分からないのではなくてボーダーが分からないのです >







雲龍「あの人ってこっちがリードしてもいいの? 」

愛宕「今更な。リードしてあげると寧ろ喜ぶわよあの人」

雲龍「ふーん……」

愛宕「この前言ってたのは」

雲龍「ええ」

愛宕「隣に座ってキスから押し倒してほしい、だったかしらね」

雲龍「ん……まぁ、できないわけはないけれど」

愛宕「あなた想像が極端なのよ。
あの人基本的に普通だから別にそこからずっとリードしてほしいなんてね?
全然思っ……何故本気で分からないって顔なのかしら」
661 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/20(火) 23:46:23.67 ID:yhxyWn7G0

< 故意話 >







あきつ丸「というか時雨殿何か楽しんではいまいか」

時雨「当たり前じゃん。僕これでも心はうら若き女の子だよ? 」

あきつ丸「…………はぁ」

時雨「随分失礼な顔するね君……」
662 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/20(火) 23:47:05.03 ID:yhxyWn7G0

< 十日程過ぎて漸く実現してしまった罰ゲーム >







雲龍「コンセプトは“ いいなりメイド、朝までコース “ね」

涼月「……………………」

提督「いいセンスだ」

愛宕「露出は少なくしつつ古臭いメイド服じゃないところがいいわね」

Roma「これが羞恥顔の良さっていうこと? 」

Littorio「もうLittorioや雲龍には出せない雰囲気ね」

漣「ぶらーゔぁぶらーゔぁ。……君仮にも自分の姉が罰ゲームでコスプレさせられて何も思わないわけ? 」

初月「? なんで? 」

涼月「お初さぁん……」

初月「? 似合ってはいると、思うが? 」
663 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/20(火) 23:48:11.60 ID:yhxyWn7G0

< 皆目に良いもの見たいからね、仕方無いね >







雲龍「ちなみにベッドドレスは私会心チョイスのチョーカーと合わなかったから自作ね」

江風「すげぇなさすが雲龍さン」

雲龍「いえ、さすがに私じゃないわ」

江風「ほえ? 」

Littorio「ミシン得意ですものねRoma」

Roma「それこそ雲龍の言葉を借りるなら手慰みよ、姉さん」

涼月「……普通カードで巻き上げられた末の罰ゲームってここまでやり込むものなんですか? 」

提督「そんなわけ」
664 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/20(火) 23:52:25.96 ID:yhxyWn7G0

< 実際気持ち良いものなのかなアレ >






瑞穂「え、本当に手作りなんですか? 」

Roma「そうね。意外だった? 」

瑞穂「正直……あのですね」

Roma「? 」

瑞穂「ぬいぐるみ用のやつももしかしてお願いできますか? 」

Roma「よっぽど凝ったものでなければ。後で見に行くわ」

瑞穂「うわぁ! ありがとうございます! 」






雲龍「あれでそのぬいぐるみに跨がってシ

明石「はいはいやめやめ。そんな想像し易いこと言うのやめてくださいよ朝から酷い」

海風「……明石さんの方がよっぽど酷いのでは? 」
665 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/20(火) 23:55:06.79 ID:yhxyWn7G0

< 慣れてきただけですって >






雲龍「見たこと無いの? 」

明石「さすがにまぁ……」

雲龍「不思議ね」

加賀「それを普通にシていないと受け取れないのかしら」

愛宕「シていないでしょ、たぶん」

高雄「瑞穂さんってその辺は妙な羞恥だとか明石さんへの後ろめたさ持っていそうですものね」

瑞穂「聞こえてるんですけど……高雄さんも何か最近瑞穂に冷たくありません? 」

高雄「さぁ? 」
666 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/20(火) 23:55:45.56 ID:yhxyWn7G0

< 反論不可 >







能代「というかRomaさんがサラッと羞恥顔とか言ったのちょっとショックなんですけど」

Roma「? 可愛らしい表情という意味でしょう? 」

阿賀野「やーい薄汚れた価値観のしろーん」

能代「…………」
667 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/20(火) 23:56:32.58 ID:yhxyWn7G0

< それから追加で >







初月「そもそも下着類はガーター含めて僕も意見したからな」

涼風「えぇ……」

涼月「お初さぁぁん! 」
668 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/20(火) 23:57:11.28 ID:yhxyWn7G0

< その表情がまた >







涼月「誰にも見せないのに何故下着まで指定されているんですこれ」

提督「見せてくれてもいいけど」

涼月「他に沢山いるじゃないですか見せてくれるヒト」

提督「そういう問題じゃあ無いよ」

初月「なんなら最近カメラにハマってるから、色々撮ろうか? 」

涼月「絶対やめて。……いや、本当やめてね? 今もすっごい恥ずかしいんだからこれ」
669 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/20(火) 23:58:03.21 ID:yhxyWn7G0

< にも、と言われる自信があるわけでもないけれど >







漣「もう家電芸人とかそういうの越えてきたよね君」

初月「どうもこう気になると欲しくなるんだあぁいうの」

江風「撮る対象は一級品ばっかだしなー」

旗風「今のところ普通の団欒とかだけだからいいけど」

松風「八割くらいはサンジョルディとシロが被写体だしね」

伊14「大体のやつに雲龍さん写り込んでたり気配あるよねー」

伊13「動物、には……本当、好かれるから……」

雲龍「……には? 」
670 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/20(火) 23:58:55.00 ID:yhxyWn7G0

< 本人以外には当然の成り行き >







伊13「いや……えっと……綾というか、えと……すみません」

雲龍「別に悪意は無いでしょうけど。……じゃあ、取り敢えずお披露目は終わったから解散」

愛宕「はいはーい。昼食用意してくるからいい時間に食堂でー」

旗風「松姉さん、報告書の続き仕上げないと」

Roma「姉さん、今日も食前のトレーニング」

Littorio「だから別にLittorioは……うぅん」

漣「霧島マナちゃんが待ってーいるー」

明石「えぇ……」

涼月「え? えっと……えー……え? 放置……? このまま……? 」
671 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/20(火) 23:59:59.17 ID:yhxyWn7G0

< まぁ、気に入ったのなら毎日でもいいけど? >







雲龍「当然じゃないそんなの。別に給仕をやれだとかは言わないから一日楽しんでね」

涼月「楽しんでねって」

天城「飲み過ぎて昼前に出てくるであろう龍田さんや扶桑姉妹が今日の本番ですよ」

雲龍「一番弄り倒してきそうだものね」

涼月「ぁ……」

雲龍「忘れてたみたいね」

天城「心中、お察しします」

初月「こういうときには常にいそうだけどそういえばいなかったな。
……さて、Romaさんにヘッドドレス沢山貰ったから他のも試してみようか」
672 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/10/21(水) 00:00:28.50 ID:AJMM4cnV0

ありがとうございました
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 00:03:08.87 ID:q+hwvUXa0
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 00:54:54.69 ID:vXR8AmNYo
お疲れ様です
675 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/21(水) 21:10:48.95 ID:AJMM4cnV0

< 毎朝5kmくらい走れる優雅さは欲しいですけどね >







GZ「ふぅ……やはり朝のトレーニングは、クるな」

若葉「いや、時間帯は全く関係無く二時間で100kmも走る滅茶苦茶が問題だと思うが」

GZ「? 私たち化け物なら然程問題ではないだろう?
やろうと思えば200も300もいける身体なんだから」

若葉「別に押し付けはしないが……そこが問題だと思わないことが問題、なのはさすがに否定されたくないな」
676 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/21(水) 21:14:58.70 ID:AJMM4cnV0

< そこはご褒美ということで一つ >






若葉「しかし……伯爵も結局その辺りは化け物の体質を使うわけか」

GZ「まぁな。鍛えたいというよりは自分を追い込んで精神的に負荷を掛けるだけに過ぎない」

若葉「……そうか」






WS「美味しいわ」

GZ「不味くつくる方が難しいからな」

WS「言いますね」

若葉「言うだけあって伯爵の焼き菓子は最高に良い。
……運動後すぐの糖蜜塗れな焼き菓子が精神的負荷かは知らないが」
677 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/21(水) 21:15:43.95 ID:AJMM4cnV0

< Episode V >






明石「しかし何をまかり間違ってあの二人と観たのか」

漣「評価されないの分かるでしょ」

提督「や、一人で観る予定だったんだが……」



愛宕『んー、秘密の結婚式っていうのも良いかもしれないわねぇ〜』

高雄『これ、そもそもこの女が元凶では?
だらしない男を好きになるのはいいとしてそれなら女が避妊くらいはちゃんとすべきでしょう、パドメは』






明石「……若干あなたディスられてません? 」

漣「ディスってなんか久々に聞きました」

提督「若干じゃねぇ気もするけどな。……あの目は怖かったぞ、要らないデキないと思うからデキるって言われてるみたいで」
678 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/21(水) 21:16:28.03 ID:AJMM4cnV0

< 一方その頃 >







高雄「でも」

愛宕「んー? 」

高雄「子供は故郷の誰もいない湖水地方で産みたい、っていうのは分かる気がするわ」

愛宕「要らないんじゃなかった? 」

高雄「あくまで人としての話。……SFってどうも現代のリアルで考えてしまうから好きになれないわけだけど」

愛宕「ええ」

高雄「ヘアスタイルとか服も正直今から考えるとどうも駄目な方向にいく気がするのよね。
こう、変にテカっていたりエゲツない剃り込みが入っていたり」

愛宕「個人的には文化レベルって頭打ちで停滞期だと思うけど……そうかもね」

高雄「…………」

愛宕「…………」

高雄「…………どう考えても不貞腐れて消えたわよね、一緒に寝もしてくれないで消えたの」

愛宕「さぁ……? 」
679 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/21(水) 21:19:16.81 ID:AJMM4cnV0

< クローン戦争とかその辺は置いといてプリクエルの日常パートっていいよね…… >







愛宕「えーっと、でもほら、私あそこは好き」

高雄「? 」

愛宕「『君はとても美しい』」

高雄「ん、っと? 」

愛宕「『あなたを愛しているから』」

高雄「……」

愛宕「『違うよ、僕が、君に夢中なんだ』」

高雄「……」

愛宕「うん? 」

高雄「……印象に残ったシーンがあなたと同じって何か嫌ね」

愛宕「そこは女らしい姉妹らしいって思うところじゃない? ねぇ? 」
680 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/21(水) 21:21:01.54 ID:AJMM4cnV0

< 取り敢えず駄弁ってるだけの会話 >







愛宕「待って、そもそも」

高雄「……今度は何? 」

愛宕「パドメって歳上よね? ちょっとあやふやだけど」

高雄「たぶん、そうね」

愛宕「あの人ってスターウォーズ全般好きよね」

高雄「そうね」

愛宕「つまりあの人の趣味嗜好はアレの所為なのでは? 」

高雄「約十五年前と考えると……二十代前半ね」

愛宕「……」

高雄「……」

愛宕「……三段論法って馬鹿の理屈よね」

高雄「あなたが何を言いたいのか全く分からないんだけど……」
681 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/21(水) 21:22:15.94 ID:AJMM4cnV0

< お気に入りを並べてみるに >







提督「ローグワン」

漣「3」

明石「5」

提督「……」

漣「……」

明石「……」

提督「……喧嘩は止めようか」

漣「……そっすね」

明石「……不毛この上無いですしね」
682 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/21(水) 21:22:44.51 ID:AJMM4cnV0

< 敢えて自分を悪く言うと >







提督「通ぶるアホ」

漣「ニワカ映像主義」

明石「原理主義老害」

提督「……」

漣「……」

明石「……」

提督「……一番気に入らないやつなら一致しそうだよな」

漣「言っちゃいけないやつでしょそれ」

明石「ただの悪口大会になりますからねぇ……」
683 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/21(水) 21:25:12.28 ID:AJMM4cnV0

< 海外のコミュニティ的にどうなのかは知らない(ことにしておきたい) >







提督「ポリコレとかその辺除いてさ」

明石「え? ええ」

提督「EP8のドライブ特攻ってそんなに駄目か? 」

明石「まぁ、嫌いな人は本当に嫌いな展開なんじゃないですか?
私は特に好きでも嫌いでもないシーンと展開ですけど」

提督「映画全体の評価が低いのはもうどうしようもないとしてそれなりに観られる部分はあると思うんだよ」

明石「プリクエルとかシークエルとかそういう映画外の部分も大きいんでしょたぶん」

提督「ドライブ特攻は演出とかカット含めて好きな方なんだけどなぁ……俺がおかしいのかなぁ」






雲龍「あなた特攻は好きな方なんだけどなぁとか聞こえたのだけれど」

提督「え、いや、そんな悪意ある拾い方……」

明石「まぁ、でもやっぱりそこなんですかね。流れとかストーリーじゃなくてそこの部分」
684 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/21(水) 21:27:33.15 ID:AJMM4cnV0

< や、本当蓋でもしといた方が建設的だと思うよ >







提督「てーかさ、好きなものでマウント取り合うのってすげぇ嫌いなの俺」

明石「分かりますけどそんなものでしょ実際」

提督「無意識にやってることはあるかもしれねぇけどさ」

明石「その辺は分からなくは……や、まぁ、探してみれば悪くない部分もあ

漣「でもあれ確か監督はEP6観てないみたいっすよ」

提督「……なるほど」

明石「……なるほど」

漣「好きなものをマウントの道具にしたくないとか言った手前……罵詈雑言抑えてる顔ですねぇ」
685 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/21(水) 21:29:16.39 ID:AJMM4cnV0

< 知らない人興味無い人にとっては本当にどうでもいい話 >







漣「つーかそもそも設定上ハイパースペースはリアルに干渉できない筈でしょあれ」

提督「そこはあれよ、座標を船の中に設定して出現したってことだろうたぶん」

漣「そんな映像でしたかねぇ……」

提督「卑怯な考え方かもしれないけどそこら辺は所詮自分の感覚だからな。
良いか悪いかは一つの尺度であって結局は好みか好みじゃないか、許せるか許せないかだけでさ」

漣「そう言われるとどうにも。……漣は正直あれクソみたいな展開だと思いましたけどね。
別にあぁいう感じ演出したいなら加速して壁になって爆散とかでも大して変わらないと思いますし」

提督「かもな」

明石「問題なのは寧ろそこ以外の大部分ですからねぇ……」
686 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/21(水) 21:34:37.33 ID:AJMM4cnV0

< 筋金入りの >






漣「とかなんとか楽しく話してましたけど」

明石「ええ」

漣「散々好き勝手話し散らした挙句必死に許せるところを抽出しようとしてただけですよねあれ」

明石「まぁ……完全な原理主義ではないにしても設定厨みたいなところありますし設定無視は駄目でしょたぶん」

漣「明石さんも漣もそっすけどね。方向性は若干違うとしても」

明石「その辺逆に映画外で話せる機会できたと思うしか無いんですかね」

漣「たぶん。……つーか漣はフォールン・オーダーもやってないアホに変なこと言われる筋合無いんで」

明石「ですね。あれあの人もそこそこ納得する気はしますけど」

漣「なんならスコードロンします? 大してやってないんですよ」

明石「いいですねー。ヒコーキ飛ばせない分せめてゲームでは」

漣「じゃあそれで。……あれでもやっちゃう辺りよっぽど駄作続かない限り絞られ続けそっすよね」

明石「ファンですからねぇ……」
687 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/10/21(水) 21:35:40.48 ID:AJMM4cnV0

ありがとうございました
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 22:07:51.62 ID:q+hwvUXa0
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 23:14:27.60 ID:vXR8AmNYo
お疲れ様です
ごめん、あのシリーズは好きじゃないんだ
690 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/22(木) 23:04:40.57 ID:5whZaiuuO

< どうでもいいけど三帝同盟締結の日でもあるよ! >







提督「はいあがのんプレゼント」

阿賀野「どーもー。イヤリング? 」

提督「この前欲しいって言ってただろう? 意匠はまぁ誕プレ的に俺のセンスだけど」

阿賀野「んー……さっすがプレゼントで女の子を繋ぎ止める男。センスだけはいいね! 」

提督「巫山戯んな返せ」

阿賀野「いーやーでーすー。これはもう阿賀野のもの」

提督「ふん……ま、それで気に入ったら自分で買いな」

阿賀野「うん分かった。提督さんありがとね」

提督「いーえ? それで阿賀野繋ぎ止められるんなら安いものだよ」

阿賀野「根に持たないでくれる? 冗談でしょ? 」

提督「はいはい」






能代「…………」

涼風「うん? 嫉妬? 」

能代「いえ……なんだか能代の思う普通の恋人ってあんな感じかなって」

涼風「あー……」
691 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/22(木) 23:05:24.97 ID:eVQOwP9x0

< そんなもの私の世界には要りませんので >







愛宕「そんな私が普通の恋人じゃないみたいな」

能代「馬鹿にするつもりはありませんけど普通ではないですよねどう考えても」

愛宕「そう? 」

高雄「普通というのは他との比較でしょう? 私は彼にしか恋するつもりありませんので」

愛宕「比較対象が無いなら唯一が普通、と」

能代「はいはいご馳走様です。……ここにはいない他人っていうのも十分比較対象だと思いますけどね」
692 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/22(木) 23:07:29.25 ID:eVQOwP9x0

< 反発して、慣れて、どうでもよくなって >







能代「というか特に恋愛感情無い相手にイヤリングっていうのもあの人壊れてる気がするんだけど」

涼風「どうでもよくなってきたんじゃない。ここでの生活捨てる気なんて無いだろうし」

能代「普通は女友達にアクセとか服は贈らないでしょう。
ああいう人間だからこそ逆に考えると思うんですが」

加賀「そういえば二、三年前はそんなこと言っていた気がするわ」

涼風「歳食っていよいよ年貢を納める決意をしたんだな」

能代「それか阿賀野姉ぇも毒牙に……まぁ、それこそ別に今更な話ですが」

扶桑「……あなたはもう少しその辺心配したり怒ったり何かあると思うけど」

山城「能代も壊れ始めているってことですよ。私たちも経過としては似たようなものでしょう? 」

扶桑「あぁ……」
693 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/22(木) 23:08:12.69 ID:eVQOwP9x0

< 本日のメイン料理を待つ間に >







雲龍「私もゲームを買ったのよ」

提督「あぁん? どうせあれだろう? モノポリーとかレイルウェイズとか」

雲龍「ボードゲーム買いそうな顔に見える? 」

提督「見えないけど据え置きとか携帯型を買う顔にはもっと見えない」

雲龍「そう……」

提督「うん」

雲龍「……そういえばこの前明石と話してたんだけ

提督「待て待て待てそこでゲームの話終わるのかよ何がしたいんだお前」
694 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/22(木) 23:09:56.72 ID:eVQOwP9x0

< コントローラー出してくれるって本当ありがたい >








雲龍「いえね、よく考えなくても私一人でしかしてないし数時間しかしてないから話広がらないと思って」

提督「んなことねぇだろう。大体の会話なんて共通項無いのばっかだし」

雲龍「そう? ……ゲームキューブというのを買ったの。
気付いたら暴露てて一昨日漣にコントローラー追加で三つ買わされたわ」

提督「……何故に今更キューブなんだ? 」





漣「や、復刻でコントローラーとタップ出てますしね?
たまには旧作でワイワイやりたいでしょ? ね? 」

叢雲「なんでわざわざ雲龍姉妹の部屋に通販の箱持って来させられたのかと思えば……自分で買いなさいよゲームくらい」
695 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/22(木) 23:17:54.33 ID:eVQOwP9x0

< ちなみに朝から仕込んでました >






阿賀野「手伝ってくれてありがとねー」

能代「まぁ、この人数だし……そもそも普通誕生日の主役は座って待ってるものでしょう? 」

Littorio「Littorioは主役がホストって感覚なので自然ですけれどね」

阿賀野「そう? や、でももうちょっと豪華にしたかったんだけど」

能代「宴会なんて普段からしてるしあれ以上ってなると」

Littorio「フルコースや懐石にするしかありませんね」

阿賀野「そうなんだよねぇ〜。せめてハロウィンとくっつけてお菓子とか用意してもいいんだけど」

能代「ハロウィンはハロウィンで何かしらやるもんね」

Littorio「いいじゃないですか。何事も無いなんでもない日のようで、少しだけハッピーなんですよ」

阿賀野「その辺はLittorioさんポジティブだよね。……はいっ、今日のメイン完成! 」






提督「ローストチキンがメインってのはいいな。超美味そうだし」

阿賀野「えっへん」

提督「あぁ。……加賀と赤城の為にローストチキン用の鍋二つ買うってさすがにおかしくね? 」

阿賀野「……うん? 」
696 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/22(木) 23:20:49.81 ID:eVQOwP9x0

< 食べられる前に取ったりしてたら楽しくないしね >







阿賀野「というかね提督さん」

提督「うん? 」

阿賀野「赤城さんたちの為じゃなくて能代たちの為だから。
超速で無くなったらちょっと悲しいでしょう? 」

提督「あぁそういう……」

赤城「美味しいですねぇ……大蒜が強めで食が進みます」

江風「進まないことがあるみたいなこと言うね」

加賀「はぁ。……臆面も無く言われるというのも……いえ、これは本当にありがたいのは確かなのだけれども」
697 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/22(木) 23:21:51.20 ID:eVQOwP9x0

< まだまだかるーく酔ってるだけですが >







提督「や、まぁ、お前が何買おうと自由だが……そういやさ」

雲龍「? 」

提督「これでお前も重罪を犯せばテレビのテロップで“ 犯人はテレビとゲーム機を所持 ”って流されるな」

雲龍「そうね。これでいつ二番目以下でキープしてくるクソ男を殺しても問題無いわ」

提督「そのときはお前楽に死ねねぇな」

雲龍「というか殺してくれるのかしら」

提督「怪しいところだな」

明石「HAHAHA! ……オチた? 」

雲龍「ありがと」

提督「オチたぞ」

Roma「何やってるのよあなたたち……」
698 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/22(木) 23:27:25.51 ID:eVQOwP9x0

< そうかな? >






愛宕「あら、そのブレスレットいいじゃない? 」

阿賀野「んー、能代がくれたの」

愛宕「いいわねぇ〜。なんだかんだあの子もセンスあるわぁ」

高雄「能代さんは変な顔するかもしれませんけどあの人のイヤリングと合ってますね」

阿賀野「知らないけど二人で決めたのかもね。それか提督さんが能代に訊いたか」

能代「偶然ですよ。……二人で姉のプレゼント揃えるなんて恋人みたいで嫌でしょう? 」

699 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/22(木) 23:29:06.02 ID:eVQOwP9x0

< や、嘘ではないけど冗談ですよ? >






龍田「ファッション的な意味でいうと」

山城「あん? 」

龍田「シルバーのブレスレットって腕を華奢に見せる効果があるって言われるのよねぇ〜」

扶桑「そんな面倒臭い悪意ある理由で選ぶのはあなたくらいのものでしょうよ……」
700 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/10/22(木) 23:29:33.34 ID:eVQOwP9x0

ありがとうございました
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 23:30:30.73 ID:lKJQRFcG0
702 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:21:29.35 ID:Sj0Vw/5f0

< 一作目が2001年公開って怖い >







提督「組み分け帽子ってさ」

叢雲「あん? 」

提督「滅茶苦茶大声で個人の希望暴露しやがるけど大丈夫なのかなあれ」

叢雲「原書では喋るんじゃなくてテレパスみたいな感じなんじゃなかった? 」

提督「訳書も原書も読んだけど覚えてねぇなその辺」

叢雲「まぁ、演出にあぁだこうだ言うのも馬鹿らしいしどうでもいいわね」

提督「そうだな。……それをスターウォーズの話してるときに言われたらキレてた気はするけど」
703 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:24:10.15 ID:Sj0Vw/5f0

< マホウトコロの入学は七歳ですってよ >







提督「どうでもいいけど俺絶対スリザリンがいいわ」

叢雲「なんでよ。あんな地下牢に押し込められると歪みそうじゃない」

提督「設定的には名族とか金持ちが多いんだろう?ぜってー就職有利じゃん? 」

叢雲「あんたらしいわね」

提督「それにほら、土師孝也声のアラン・リックマンが教授とかやべぇと思う」

漣「分からないとは言えないですけど高雄さんはマギー・スミスが好きなんじゃなかったでしたっけ? 」

提督「憎み合う組同士での恋とか燃えそうでいいじゃん」

叢雲「はいはい。……お仲間的には龍田とかあきつ丸が生き生きしてそうでちょっと嫌ね」
704 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:25:50.92 ID:Sj0Vw/5f0

< 取り敢えずどうやって寝てたんすかねあれ >







漣「というか龍田さんの雰囲気とか色がスリザリン過ぎるだけでは? 」

龍田「雰囲気は兎も角色って何よ。色だけなら寧ろ一巻のボス色じゃない」

提督「龍田の頭裏にボス……殿下の顔があるのか」

漣「……」

叢雲「……」

提督「……」

龍田「ふふ、じゃあ私あなたと恋して三笠さんとも恋できるのねぇ〜」

高雄「ボトルとチョコレートの追加です。……そんな感想抱くのはあなたくらいでしょうよ」
705 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:26:27.38 ID:Sj0Vw/5f0

< 改めて観て思ったけど一番印象に残ったこと >







提督「映画だとドラコちゃんの肩やべぇなあれ」

叢雲「野球でもやるべきね」

漣「映画観て駄弁って下らないこと宣って更に巫山戯た感想って良いご身分ですねぇ……」
706 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:27:31.05 ID:Sj0Vw/5f0

< 運命は誰を恨めば良いのかな? >








初月「お前一応は世間的にもイケメンで通る顔に生まれてよかったな」

提督「まぁ……そうだね」

初月「顔が良いから腰振ってくれる女がいるんだぞ。親と神と天に感謝しておけ」

提督「あぁ」

高雄「それなら私も感謝しないといけませんね」

愛宕「私もね〜」

雲龍「感謝の土下座が必要なようね」

提督「……」

初月「……」

伊14「ほんっとにこのヒトたちは」

伊13「……馬鹿、ばっか」
707 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:29:02.17 ID:Sj0Vw/5f0

< マッドキャラって実はあんまりパッと思い出せないけど >







時雨「どうでもいいけど君って一応知り合いは多いよね」

あきつ丸「まぁ……友人が多いと言えないのが悲しいところだがな」

時雨「ある意味では羨ましいよ、そういうの」

あきつ丸「喧嘩を売っているのか時雨殿」

時雨「いや、誤射や実験台が多いって考えると……」

あきつ丸「あのな……マッドで戦闘狂な科学者でも目指すつもりなのでありますか? 」
708 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:33:02.99 ID:Sj0Vw/5f0

< 仕事さえできれば、ってのも中々難しいもの >







時雨「冗談さ。さっき我が親愛なる僚友が新しい男を探していたからね」

あきつ丸「なるほどな」

時雨「別にまともな恋をしろとは言わないけどさ、さすがにね」

あきつ丸「ビッチだろうか構うまい。戦闘さえまともにこなしてくれるのならな」

時雨「そりゃあそうだけどさ、君、あんな女に背中預けられるのかい?
帰ってどう甘えようか考えたりハメてもらおうか考える女に」

あきつ丸「時雨殿がどのビッチを念頭に置いているのかは知らないが……」

時雨「うん」

あきつ丸「自分は時雨殿に預けられるのでありますよ? 」

時雨「あ、っそう……さすがにあんな股も頭も緩い女と同列は傷付くんだけど」
709 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:34:14.64 ID:Sj0Vw/5f0

< 心乱れる愉快な擾乱 >






あきつ丸「しかしよく考えてみれば男の斡旋など容易にできるな」

時雨「それなら艦娘の妊娠研究も進みそうだね」

あきつ丸「そうだな。ここは世界の皆々様の為に一肌脱いでみ

鹿島「脱がなくていいですから……売春だか買春だか知りませんけど下手をすれば騒擾罪の類いでしょうそれ」
710 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:35:04.71 ID:Sj0Vw/5f0

< 白馬の王子様というものがいるとして >







雲龍「ガチ貴族だとか本気でハイステータスな男よね」

Roma「夢が無いわねあなた」

雲龍「比喩的表現でいうところの王子様はもう見つけたから」

Littorio「少々薹が立っていますけれどね」

雲龍「それはそれでいいの」

Roma「薹が立っているというか腐り掛けというか……性根は根腐れどころではないけれど」
711 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:35:31.17 ID:Sj0Vw/5f0

< じゃあ反対に自分は待っているの? >







Roma「いや、あのね、今更そんなものに期待するわけ無いでしょう。
強がりではないしツンデレとかいうやつではなくて……あのね、今すぐその巫山戯た顔やめないと張っ倒すわよ」
712 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:40:27.24 ID:Sj0Vw/5f0

< 一人暮らしじゃなくてよかったね >






提督「嗚呼……死ぬ」

叢雲「安心しなさい。まだ憚る世は残ってるわ」

提督「憎まれっ子っていうけど実際そんなに恨まれてるか俺」

叢雲「取り敢えずこの前殺された横須賀の将校には死ぬ程恨まれているでしょうね」

提督「あぁ、それで死んだわけかあの間抜け」

叢雲「他にも幾らだっているでしょう、あんたが蹴落とした有象無象」

提督「蹴落とした、ってより勝手に落ちてったんだけどな……風呂行くわ」

叢雲「ん、すっ転んで死ぬんじゃないわよ」

提督「そこまで酔ってない」






提督「…………ぅ……………………Zzz」

漣「取り敢えずすっ転んでなくてよかったね」

叢雲「……風呂で寝落ちって割と洒落にならないと思うけど」
713 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/23(金) 23:43:58.05 ID:Sj0Vw/5f0

< 短時間で目覚めると凄く気持ち良い酔いが >







提督「ん…………んん? 」

叢雲「あんたさっさと上がって寝なさい」

提督「おう…………おう、フラッフラする」

漣「きったないものブラブラさせないで上がってくださいねー」

提督「悪いけどもう少しいさせてくれ」

叢雲「仕ッ方無いわね」

漣「甘いよむーちゃーん、襲われちゃうよ漣たち」

提督「襲ったとしても叢雲だけだから安心しろ。……なぁ」

叢雲「あん? 」

提督「もう身体洗ったの? もっかいそこで一から洗い直しぶぅえあ痛っ
714 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/10/23(金) 23:45:57.42 ID:Sj0Vw/5f0

ありがとうございました
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 23:54:04.89 ID:B8ZsJWMq0
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 07:18:27.05 ID:geC9OyUzo
お疲れ様です
717 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:34:20.80 ID:mWfS4sDqO

< しこたま飲んだ後の爽快気味な朝 >







鹿島「ふぅ……」

大井「いっつ……あら? 」

鹿島「お風呂、先にいただきました」

大井「そ……」

鹿島「すみませんね、大井さん気持ち良さそうに寝ていたから」

大井「二日酔いで魘されていなかっただけ上々。
そもそもここあなたの部屋だし私に何か言う権利なんて無いわ」

鹿島「ふふ……」

大井「……」

鹿島「……」

大井「……全く記憶無いんだけど何故私があなたの部屋にお泊まりしたか分かる? あと変なところ触ってない? 」

鹿島「えーっと……」
718 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:35:20.94 ID:mWfS4sDqO

< 悲しみを背負って成長したと胸張って言えるのならば >







鹿島「なんというか……もうテコでも動かないここで寝ると大井さんが。
あと普通に私もお酒で寝落ちしてます」

大井「やっぱり……悪いわね、悪酔いすると時々やるのよこれ」

鹿島「構いませんよ。丁度誰かにいてほしかったところだったんです。何も喋らない、ただいてくれるヒトに」

大井「そう……」

鹿島「大井さんは失恋したことってあります? 」

大井「寝起きの頭に叩き込む言葉ではないわね。……無いわ」

鹿島「羨ましい」

大井「恋なんてしたこと無いだけかもしれないわよ? 」

鹿島「だとして、です。…………こんなに苦しいなら馬鹿な偽善者のままでいられればよかった」
719 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:40:48.67 ID:mWfS4sDqO

< 数時間前までの仲間 >






那珂「うーん……ちょっとダルい」

春雨「? 何かあったんですか? 」

那珂「昨日、というか三時くらいまで飲んでたから二日酔いかな」

春雨「その割に特にお酒臭くもないですけど」

那珂「だって大井ちゃんも鹿島ちゃんも弱いからさー」

春雨「鹿島さんは兎も角大井さんって龍田さん並に飲めた筈ですけど……」

那珂「か弱い那珂ちゃん並に飲んでから強いって言ってくれるかな?
両手の指で数えられるショットで酔うとかどうなってるの? 」

春雨「はぁ……」

浜風「か弱いの定義が壊れているんですが……」
720 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:41:37.54 ID:mWfS4sDqO

< ただ黙して耐えるのもまた、方法なのです >








鹿島「失恋、したんです」

大井「それは残念ね。……それで? 」

鹿島「それで、って……」

大井「別に突き放してるだとか興味が無いだとかじゃなくてね、
それでも奪いなさいよ、獲りにいきなさいよ、あなたの想いはその程度だったわけ? 」

鹿島「…………」

大井「正直あなたの理想には興味が無いからいいとして、
是が非でもモノにしたいモノは限界まで手伸ばして鷲掴みにして抱き締めるものよ。
それが恋した相手の愛であれ理想の世界であれ」

鹿島「…………大井さんは、強いんですね」

大井「弱いからよ。心が貧弱だから、せめて確かに感じられる自分の為に証を手にし続けたいの」

鹿島「…………」

大井「世界は北上さんだけじゃない。素晴らしい男性だっているし、思わず話しかけたくなる女もいる。
それでも、北上さんが欲しくて欲しくて堪らない。
そうじゃなければ恋じゃないのよ、ただ自分が気持ち良くなる為のパーツとしてしか相手を必要としないそれは邪悪」

鹿島「…………」

大井「涙で目が洗える程泣いてから、それでも立ち直れなければもう立ち直らなくていいじゃない。
でもそうなる前に、どんな手段を使っても手に入れようとしてみるべきなのよ。
私たちのどこに今更捨て去る高尚な意志なんてものがあるわけ? 」

鹿島「…………………………………………」
721 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:42:24.39 ID:mWfS4sDqO

< そもそも恋を失う、という書き方が間違っている >








金剛「ふーむ……なんだか近頃顔付きがちょっとだけまともになりましたネーあきつ丸」

時雨「さすが馬鹿とアホの皮十枚くらい被ってそっちが自分になりつつある有能」

金剛「そんなに被ってないと思うけど……まぁ、付き合いもそれなりデスから」

時雨「そうだね。……あの顔を見てさ」

金剛「ん……」

時雨「失恋を悟っちゃった女がいるんだ」

金剛「なるほど……んー…………うぅん、どうにもならないデスネー……」
722 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:43:23.65 ID:mWfS4sDqO

< 失うとかよりは敗恋の方が、まだ >







時雨「あきつ丸の心が決まった時点で、
鈴谷さんがどう反応したとしても鹿島さんの失恋は決まってしまったんだ」

金剛「時雨や大井ならそれでもgetしようとするのに」

時雨「まぁ、その辺は化け物とか憑座とか関係無いかもしれない性格の根幹だからね」

金剛「私たちにまともな感覚ってあるの? 」

時雨「逆にまともな感覚って何さ。それが諦めることと同義なら僕はそんなもの要らないよ」

金剛「ん……そう、強くあれるなら、私も……」

時雨「君は、きっと鹿島さん側だよね」

金剛「その通りデース。負けた恋は引き摺らない、応援以外では関わらない。それが佳い女ってやつなの」

時雨「提督のこと忘れてから言いなよ」

金剛「また痛いところを……うぅん、でもあれはノーカン、ノーカン。風邪と同じ悪い迷いだったのデース」
723 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:44:02.90 ID:mWfS4sDqO

< 沙吉比亜 >







金剛「ふぅ……それで? 」

時雨「うん? 」

金剛「鈴谷はオーケーすると思う? 」

時雨「どうだろう? 熊野さんは言うに及ばず怪しいのは何人か思い当たるけどあのヒトそういうの考えないからね」

金剛「それが彼女の良いところデース。ただ、自分の思うままに、それでも周りに合わせようと努力する」

時雨「悲しいくらい尊いね」

金剛「だからファンが多いんでしょう? 」

時雨「まぁね。……恋というのはそれはもう、溜め息と涙でできたものですよ、ってやつだ」

金剛「誰の言葉か知らないケドー……そうならない為にする努力が不特定多数に向かないだけ、そういう悲劇なだけなのデース」
724 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:44:40.66 ID:mWfS4sDqO

< とは言いつつ慣れたもの >








雲龍「あ、そういえば」

提督「あん? 」

雲龍「私今日赤薔薇ワンポイントの黒だから」

提督「あ、そう……何故それを食事中に言うのか全く分からないが」
725 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:45:36.91 ID:mWfS4sDqO

< 前もって知っていたら魅力半減なのです >







雲龍「些末なことよ」

提督「そうかい」

雲龍「ちなみにローライズで前も後ろもハート型よ? 」

提督「そりゃあエロいね。……お前は極端にしても女の子ってその辺理解してくれないよな」

雲龍「うぅん? 」
726 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:47:01.87 ID:mWfS4sDqO

< まぁ、サラッと耳元で囁かれるのも悪いとは思えませんが >








雲龍「でも天城のを無理矢理聞き出すのは結構昂ると思うの」

提督「それはお前また別の楽しみだろうが」

雲龍「うん? 」

天城「それを楽しみと認識している時点で同じ穴の……ム・ジ・ナ! 貉ですってば!
何故そこで穴姉妹とかいう謎単語が出てくるんです! 」
727 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/24(土) 22:47:58.28 ID:mWfS4sDqO

< 望ましい生まれ、というのは今の自分しか望めない >







時雨「満潮もさ、失恋で弱ってる鹿島さん慰めて堕としちゃえばいいのにね」

浜風「私たちとしてもその方が楽だけど……無理でしょうね」

春雨「そういうことできるんなら満潮ちゃんはわざわざ満潮ちゃんなんてやってないよ」

時雨「ご尤も。……かといって僕たちも望んで僕たちをやっているわけではないと思うけど」
728 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/10/24(土) 22:50:51.76 ID:mWfS4sDqO

無理矢理というわけでもありませんが一日約4レスで次にいけますね……目標までいけるかな?

ありがとうございました
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 22:52:04.68 ID:1iBS7lkT0
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 12:26:30.18 ID:dZMU8cSko
お疲れ様です
731 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:15:26.86 ID:rJuceFu+0

< 今までで一番笑ってしまった罵倒 >







提督「性欲に溺れた猿ってやつかな」

高雄「間違ってはいないのでは」

提督「や、誘ってきた子に言われたからなんか笑っちゃって」

高雄「はぁ」

提督「結局まだ続いてるしなぁ……あんなこと言われたのあのときだけだけどどうなんだろうね」

高雄「知りませ……ここの誰かなんですかそんなこと言ったの」
732 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:17:12.82 ID:rJuceFu+0

< 冷たい目ではないのが逆に >







愛宕「でもボス猿ってようはハーレムの主なわけだし似たような境遇なんじゃない? 」

高雄「猿の群れっていうのは何匹かオスもいるファミリーなわけだけれどね」

愛宕「そこはほら、どうせ子供は生まれないから」

高雄「まぁ……あぁ、他の群れから誘惑して堕落させて群体に加わらせるという意味では社会性の発展ではあるわね」

愛宕「ファミリー自体は順調に拡大しているものねぇ〜」

高雄「よかったですね、溺れさせる側で」

提督「……性欲に溺れた猿扱いの方がよっぽどマシだよそういう言い方」
733 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:17:45.92 ID:rJuceFu+0

< たぶんそんな意味の言葉は無いが >







山城「そういえばあなたズーフィリアは発症してないの? 」

雲龍「どこにそんな兆候があるっていうのよ。私はバイまでで手一杯」

扶桑「手一杯の意味とは」

龍田「寧ろサンが人間愛というかヒト性愛というか……アンスロポスフィリア? みたいなアレよね」

雲龍「そんなの知らっ……んん……駄目、そんなとこ、舐めないでよっ……んっ」
734 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:18:28.18 ID:rJuceFu+0

< ホームビデオ的なアレ撮影してました >








扶桑「相変わらず異常な程ベタベタ懐いてるわね」

山城「サンジョルディなんて男性名を付けたのが間違いだったのかもしれないわね。メスなのに」

龍田「知ってる? 動物に性行為を強要すると虐待でしょっ引かれるのよ? 」

雲龍「だから私は構ってあげてるぅん……だけ、だか、ら」






龍田「こんなに好かれて懐かれていたら妬きません? 」

加賀「……いえね、確かにあの子に好かれたいわよ私。
でもさすがに身体擦り付けられながら太腿舐められたいとは思わないのだけれど」

龍田「えぇ〜……? 」
735 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:19:22.98 ID:rJuceFu+0

< 本当にわざとじゃないのよ? >







龍田「あ、初月ちゃーん、このカメラありがと」

初月「ん? いや、僕も買って大して使ってないから」

涼月「お初さん動画より写真の方が好きだもんね」

龍田「ふぅん? でもその割に現像したりはしないのね」

初月「そうでもない。気に入ったやつはアルバムに入れてるんだ」

涼月「もう三冊目なんですよ実は。今度見にきます? 」

龍田「それは楽しそうねぇ〜。楽しみにしておくわぁ」







龍田「……ぁ」

Littorio「? 」

龍田「カメラにポルノ擬き入ってるの言い忘れてたわ」

Littorio「……はい? 」
736 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:19:58.07 ID:rJuceFu+0

< 映っていたもの >







涼月「…………」

初月「…………」

涼月「…………なんで途中から顔赤らめて悶える雲龍さんの顔オンリーなの? 」
737 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:21:03.99 ID:rJuceFu+0

< 変な、というか寧ろストレート >







Littorio「ふふ……龍田がシているところでも撮ったのかと」

龍田「さすがに自分のを撮る趣味はないわねぇ〜」

Littorio「その辺りは見せるつもりが無いのなら撮ってみるだけというのもアリでしょう? 」

龍田「私どっちかというと撮る方が好きなの」

雲龍「……またあの子たちに変な誤解されるじゃない私」
738 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:23:51.08 ID:rJuceFu+0

< 疑い >






Littorio「でも大体あぁいう風に戯れつかれるわけですよね」

雲龍「そうね」

Littorio「それならそもそもショーパンだとかではなくてロングのスカートだとかジーンズにすればいいのでは? 」

龍田「別にそういうの着ないわけじゃないものねぇ〜」

雲龍「まぁ……」

Littorio「……」

龍田「……ふふ」

雲龍「いや違っ、違うから、本当にアレは擽ったくて嫌がって……ちょっと何よその含み笑いは! 」
739 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:24:39.63 ID:rJuceFu+0

< 先代が誰かは誰も知らない >








鹿島「はぁ……どこかに良いヒトいないかなぁ……」

金剛「ハイ! 」

鹿島「金剛さんは確かに稀に見る凄いヒトですけど」

金剛「ですケドー? 」

鹿島「単純にこう、好みじゃないんです」

金剛「oh……my goddess……」

時雨「金剛に女神様なんているのかは置いといて……今度は君たちがコント師になるのかい? 」
740 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/26(月) 23:25:27.45 ID:rJuceFu+0

< 何も賭けない争わない、それだけで >








伊14「やーってられるかぁーっ! この札でどう勝てってんですかー! 」

阿賀野「皆配られたカードで勝負してるんだよなぁ〜」

能代「それが偏ってるって話でしょ」

伊13「不公平、良く、ないです」






提督「あいつらの大富豪見てるとすっげー楽しそうなんだよな」

愛宕「そうねぇ……あそこに入るとずっと一人勝ちできそうだからとかじゃない? 」

提督「や、さすがにそんなことは……ねぇ? 」
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