【安価】岡部「未来ガジェット>>2号機だと?」

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11 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 06:02:01.38 ID:DFc1rdkF0

岡部「鈴羽…でいいんだよな?」

ダル「え、なんぞ?」

岡部「いや、なんでもない…内容はこれだ」

ダル「えー何々…今から20分後に…阿万音氏が僕にハグ!?」

ダル「マジすかオカリン!いいんすかオカリン!」

岡部「無論だ」

ダル「っしゃー!我が世の春がキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」

岡部「お、おい!落ち着けダル!」

ダル「(*´Д`)はぁ…はぁ…!」

岡部「駄目だこいつ…早くなんとかしないと…」

ダル「僕はキラじゃない!…んで、本当にこの内容で間違いないん?」

岡部「だからそう言っているだろう。あとはどうするのだ?」

ダル「その実行ボタンを押すだけだお」

岡部「そうか、では未来ガジェット51号機…起・動!!」ポチ

ダル「wktk」
12 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 06:07:01.31 ID:DFc1rdkF0

シーン…――


岡部「……」

ダル「……」

岡部「ダァルゥ…何も起こらんではないか!」

ダル「そらそうっしょ、20分後に指定したんだし」

岡部「ぐぬぬ…今すぐにすればよかったか」

ダル「それはさすがの阿万音氏にも物理的に不可能っしょ。瞬間移動でも使えんことには」

ダル「本人の能力的に出来ないことは実行させられないお」

岡部「なるほど…例えば助手に秋葉の中心で邪王炎殺黒龍波を放てと命令してもそれは無理だと」

ダル「牧瀬氏が邪王炎殺拳なんて使えるわけねーからね。その場合かっこだけになるよね…やめたげてよぉ」

岡部「…さて、そうなると暇だな」

ダル「カップ麺でも食う?この間買い足したっしょ」

岡部「そうするか…ではスーパーハカーよ、湯を沸かせ」

ダル「マンドクセ。つーかオカリンの方が台所に近い件について。あとハカーじゃなくてハッカーだろ常考」

岡部「貴様このラボの長を顎で使う気かぁ…!いいだろう!ではクリークだ!」

ダル「じゃんけんですねわかります」
13 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 06:12:29.94 ID:DFc1rdkF0

…20分後


ダル「つーかオカリンってさ、じゃんけん弱すぎじゃね?」

岡部「フッ…俺は大事なラボメンであり右腕のお前に、わ・ざ・と、勝たせてやってるのだ」

ダル「負け惜しみ乙」


トントントン…(階段を上がる音)


岡部「むっ?誰か来たようだな」

ダル「あっ、そういえばそろそろ時間だお」

岡部「時間?ああ、さっきのヤツか…いや待て、まさか本当に――」


鈴羽「おっはー!」ガチャ


岡部「本当に来た…だと…!じ、時刻は!?」

ダル「きっかり20分、指定した時間通りだお」

鈴羽「オッス岡部倫太郎!」

岡部「ば、バカな…い、いや、落ち着け。ま、まだそうと決まったわけでは…」

鈴羽「ん?どうかした?」

岡部「す、鈴羽…お前今日は、何の用だ?」

鈴羽「えっ、特にこれといって用事とかはないけど…」
14 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 06:15:27.15 ID:DFc1rdkF0

岡部「そ…そうか」

ダル「阿万音氏オッスオッス」

鈴羽「あ、橋田至…」ウズ…

岡部「…?」


鈴羽「うっ〜…えい!」バッ

ダル「オウフ」ダキィ


岡部「なん…だと…!?」
15 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 06:17:07.06 ID:DFc1rdkF0

岡部「す…鈴羽お前、突然何を…」

鈴羽「あ、あはは…な、なんだろう?ハグ…かなぁ?」

ダル「……」プルプル

鈴羽「ああ〜…ご、ごめんね橋田至。何か身体が勝手に、さ」スッ

ダル「我が生涯に…一片の悔いなしッ!!」バターン!

岡部「ダルーーーーーー!!!!」

鈴羽「えええーーっ!?」
16 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 06:22:19.78 ID:DFc1rdkF0

……


ダル「間違いなく人生最高の瞬間だったお…」

鈴羽「もう、突然倒れるんだから驚いたよ〜」

岡部(しかし、鈴羽は本当に俺が入力した通りの行動をした…)

岡部「まさか…本物…なのか…?」

鈴羽「え?」


岡部「もしもし、俺だ…どうやら我が研究所はとんでもない物を産み出してしまったらしい」スチャ

岡部「恐らく機関もこれを狙ってすぐにでも動き出すことだろう…」

岡部「ああ、わかってる。こっちも慎重に動くさ…機関になど渡して堪るものか」

岡部「そう、これも運命石の選択だ…エル・プサイ・コングルゥ」


岡部「ふぅ…」スッ

ダル「おまいはいったい誰と戦っているんだ……」

鈴羽「機関ってSERNのこと!?」

岡部「いや、違う。すまなかったな鈴羽」

鈴羽「え、なんのこと?」

岡部「こっちの話だ。実験協力ご苦労、帰っていいぞ」

鈴羽「いつ実験に協力したのかはわからないけど…まあそろそろ店長に怒られそうだし帰るね」

ダル「バイト抜け出してきてたのかお…」

岡部「バイト戦士の名が泣くぞ…というかあのミスターブラウン相手によくもまあこうぬけぬけと…」

鈴羽「あははー、んじゃバイバイ!」ガチャ
17 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 06:26:24.36 ID:DFc1rdkF0

岡部「…さてダルよ」

ダル「マジだったっしょ?」

岡部「ああ、さすがは我がマイ・フェイバリット・ライトアームダルゥ!」

岡部「よもやこのような世紀の発明をしてしまうとはな…!」

ダル「天才過ぎてスマソw」

岡部「そのウザさも天才故の傲慢と思えば…より腹立たしい!」

ダル「腹立たしいんかい」

岡部「ではさっそく続いての実験に移る!」

ダル「当然のように続けるんすね」

岡部「ククク…当たり前だ、たった一回だけでは完璧な実証実験とは呼べんだろうが」

岡部「最低あと4、5回は繰り返さんとな!」

ダル「さすがだぜオカリン…あんた今、最高に輝いてるよ…!」
18 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 06:28:29.12 ID:DFc1rdkF0

岡部「フゥーハハハ!では次の内容はこうだ!至急入力作業に移れ!」

ダル「オーキードーキー!」


次の内容>>21 いつ誰がどこで何をするか
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 06:32:43.70 ID:8imIRnVmO
フェイリスが一時間後に出前
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 06:40:25.52 ID:PPfpIYQb0
クリスが30分後に岡部にキス(唇に)
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 06:47:11.47 ID:dlKXTpPJO
>>20
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 06:47:50.38 ID:eUM8NBLfO
助手がオカリンにラッキースケベを繰り返す
23 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 22:25:07.00 ID:DFc1rdkF0

ダル「あのさ、オカリン」

岡部「……なんだ」

ダル「牧瀬氏に直接ちゅっちゅしてって頼めばいい件について」

岡部「だああっ!こ、これはあくまで実験の為だ!」

岡部「理由もなく助手自ら俺にキ…キスをするなど!未来ガジェット51号機のこれ以上ない性能証明となろう!」

ダル「オカリンェ…」

岡部「なんだその目は!やめろ!俺をそんな目で見るな!」

ダル「まあいいけどさ。入力内容は牧瀬氏が今から30分後にオカリンにキス(唇限定)、でおk?」

岡部「う、うむ。良きに計らえ」

ダル「それ何キャラなん?んじゃ入力っと…30分は牧瀬氏を気遣ったのか自分の心の準備の為なのか…」

岡部「おほんっ!…未来ガジェット51号機!起・動!」ポチ
24 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 22:27:03.96 ID:DFc1rdkF0

…30分後


ダル「僕の画像フォルダが火をふくぜ!」カタカタ…ターンッ

岡部「お前の画像フォルダには碌なものが保存されていないな…」

ダル「いやいや、全部僕がネットの海から集めたお宝なのだぜ」

岡部「アングラサイト巡りもほどほどにしておけよ」

ダル「ウイルス対策は万全だから問題ないお」

岡部「そういうことではない!」


トントントン…(階段を上がる音)


ダル「あっ、誰か来るお」

岡部「く、紅莉栖か!?」

ダル「たぶんそうじゃね?時間もちょうどだし」


紅莉栖「ハロー」ガチャ
25 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 22:29:03.28 ID:DFc1rdkF0

岡部「ク…クリスティーナ」

紅莉栖「おのれは何度同じことを言わせる気だ!ティーナは禁止!」

ダル「うっす牧瀬氏」

紅莉栖「橋田、あんたこいつと付き合い長いんでしょ、どうにかしなさいよ」

ダル「いやぁオカリンの厨二病は僕の手にはとても負えない件について」

岡部「ええい!そ、それで今日は何の用だ助手よ!」

紅莉栖「助手でもないと…はぁ…別に、用なんてないけど」

紅莉栖「何、用がなきゃ来ちゃいけないわけ?私もラボメンなわけだが?」

岡部「い、いやそうか…まあゆっくりしていけ」

紅莉栖「なによそれ?……んんっ!?」ビク
26 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 22:30:10.72 ID:DFc1rdkF0

ダル「お?」

岡部「ど、どうかしたか助手よ?」

紅莉栖(なに…これ…!猛…烈に…!)プルプル

岡部「クリスティーナ?」

紅莉栖(岡部に……ちゅっちゅしたいッッ!!!」

岡部「」

ダル「心の声が駄々洩れな件について」

紅莉栖「岡部ぇっ!!!」

岡部「は、はい!」


紅莉栖「んっ!」グイ!

岡部「んんんっ――!?」ズキューン!


ダル「や…やったッ!!」


紅莉栖「んーッ!!!」

岡部「!?!?!?!?」


ダル「これ完全に(舌)入ってるよね」

ダル「さっすが牧瀬氏!僕達に出来ないことを平然とやってのける!そこに痺れる憧れる〜!」
27 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 22:31:14.19 ID:DFc1rdkF0

…30分後


岡部「」チーン

紅莉栖「あ…ありのまま今起こった事を(ry」

ダル「さすがに長すぎだろ常考。ラボはラブホじゃねーっつの」

紅莉栖「…あの、岡部?」

岡部「」

ダル「綺麗な顔してるだろ?死んでるんだぜ、こいつ」

岡部「い〜…生きとるわっ!」ガバ!

ダル「オカリン復活ッ!オカリン復活ッ!」

岡部「はぁっ…はぁっ…死ぬかと思った…まゆりのばあちゃんが見えたぞ」
28 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 22:33:12.70 ID:DFc1rdkF0

紅莉栖「あの〜…岡部?」

岡部「ひぃ!もう勘弁してくださいぃ!」

紅莉栖「ちょっと?」

岡部「あ…ああ…」ガタガタガタガタ

ダル「駄目だお…オカリンが恐怖のあまりフリーザ様を前にしたベジータのようになってしまっているお」

紅莉栖「おい失礼だろ!誰が宇宙の帝王だ!」

ダル「一旦時間を置いた方がいいと思われ」

紅莉栖(まあ正直私もわけわかめな状況だし…なんでいきなりあ、あんなこと…)

紅莉栖「じゃ、じゃあ一旦帰るわ。あんたは岡部のこと見といて頂戴ね」

ダル「オーキードーキー」

紅莉栖「あと、この事他言したらあんたの大脳皮質ポン酢漬けにして家畜の餌にするから」

ダル「イ、イエスマム!!」

紅莉栖「うっ〜!本当に、私どうしちゃったんだろ!」ガチャ
29 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 22:34:45.04 ID:DFc1rdkF0

ダル「……牧瀬氏こえーお」

岡部「い…いったか…?」

ダル「ヘタリン乙」

岡部「黙れ!あんなことになるとは思わないだろう!?」

ダル「正直僕も驚いたお。誰もディープキスしろとは言ってねーし、牧瀬氏どんだけだお」

岡部「クッ…おのれ天才変態処女め…!ダル並みの性欲の持ち主だとでも言うのか…」

ダル「いやぁ…」テレ

岡部「褒めとらんわ!」

ダル「まあでもさ、そんだけ普段鬱憤が溜まってるってことでしょ。オカリンが釣った魚に餌あげないせいで」

岡部「誰が!いつ!何を釣り上げたと言うのだぁ!」

ダル「うーんこのオカリン…でもそれが僕らのオカリンなんだよなぁ」

岡部「ええーい!次に行くぞ!」

ダル「えっ、まだ続けるん?オカリン大丈夫なん?」

岡部「俺は狂気のマッドサイエンティスト!鳳凰院凶真ぁ!この程度で倒れる男ではない!」

ダル「フェニックスの名は伊達じゃない的な?てか牧瀬氏はいいん?」

岡部「じょ、助手の件はあとから考える!」

ダル「現実逃避ですねわかります。オカリン、その先は地獄だぞ」

岡部「うるさいぞダル!さっさと実験準備に移れ!」

ダル「はいはい、もうどうなっても僕知ーらねっと」
30 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 22:36:32.32 ID:DFc1rdkF0

岡部「次の内容はこれだ!」

ダル「ほいほ〜い」カタカタ


次の内容>>33 いつ誰がどこで何をするか
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 22:37:04.75 ID:yxpXBVv5O
加速した
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 22:49:54.47 ID:qXUFB/pFO
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 22:50:16.74 ID:iokNnkmH0
苗がパパをキモイと言う
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 22:56:06.46 ID:OGcdH7o8O
いつ、がないやんけ!

40秒後
35 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 23:08:31.99 ID:DFc1rdkF0

ダル「ちょっw40秒後に綯氏がブラウン氏にキモイ宣言とかマジすかw」

岡部「あのミスターブラウンのタコ坊主にはいつも苦渋を飲まされているからなぁ…」

岡部「この俺の積年の恨みを今!思い知らせてくれるっ!」

ダル「オカリンちっちぇえ!人としての器がちっちぇえッス!」

岡部「ククク…唐突に訪れる少し早めの娘の思春期に打ちのめされるがいい!」

ダル「オカリン鬼畜だわぁ…でもそこにシビれる憧れるぅっ!」

岡部「フゥーハハハ!では未来ガジェット51号機!起・動!」
36 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 23:11:31.12 ID:DFc1rdkF0

1階ブラウン管工房


鈴羽「ふんふ〜ん♪」

綯「……おとうさん」

天王寺「ん?どうした綯〜?」

綯「おとうさん――」


綯「キモイ」


天王寺「」

鈴羽「」

綯「…あれ?」
37 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 23:14:09.21 ID:DFc1rdkF0

<テンチョウ!シ…シンデル…

<オトウサーーンッ!?


ダル「…ヤバくね?ブラウン氏死んでね?」

岡部「大丈夫だ、問題ない」

ダル「せやろか?」

岡部「親馬鹿のミスターブラウンにはいい薬だろう」

ダル「でも僕達の仕業だってバレたら家賃1万アップどころじゃすまないお。リアルで抹殺される件」

岡部「ダルゥ…バレなければそれは罪ではないのだよ」

ダル「オカリン…」グッ

岡部「フッ…」グッ
38 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/01(土) 23:17:24.61 ID:DFc1rdkF0

岡部「よし!では次だ!」

ダル「ノッてきたお!今ならなんでも出来そうな気がしてきたお!」

岡部「いいぞぉダル!その調子だ!いくぞ!」

ダル「うおおおお!!なんでもこいやーっ!!」

岡部「それではこれだーー!」

ダル「ふおおおお!!!」カタカタカタ!


次の内容>>41 いつ誰がどこで何をするか
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 23:33:19.52 ID:wh5JjyIYo
kskst
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 23:58:47.66 ID:iokNnkmH0
加速
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 00:01:51.76 ID:vp6ZqTAC0
4分後、フェイリスが犬耳をつける
42 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/02(日) 11:28:13.75 ID:mgsAJM2s0

ダル「4分後に、フェイリスたんが犬耳装着…だと……」

ダル「おいぃぃぃ!!フェイリスたんに猫耳以外なんて…!そんなの!!」


ダル「正直見たいですッ!!!」


岡部「お前は本当に己の欲に正直なヤツだなダル」

ダル「フェイリスたんのどんな姿でも拝めるものなら拝みたい」

ダル「それは間違っているだろうか、いいや!間違ってなどいない!」

ダル「だって僕はどんなフェイリスたんでも愛しているし愛したいのだから!キリッ!」

岡部「喧しいし暑苦しい見苦しい」

ダル「ヒドス。てか4分後はやめね?もうちょい時間伸ばさないと僕がメイクイーンまで間に合わないだろ常考」

岡部「お前が間に合う必要はない、既にまゆりにフェイリスを見張れとメール済みだ」

ダル「いやそりゃねぇおオカリン!なんでこんな激レアイベントをこの僕が間近で見れないんだお!」

岡部「ならば今から走って向かうのだな!間に合うかもしれんぞ!」スッ

ダル「あっ、ちょっ!」

岡部「未来ガジェット51号機!起・動!」ポチ

ダル「あああああああ!!!ちくしょう!間に合ええええええ!!!!」ダッガチャ!

岡部「フッ…脂肪を燃やせ、ダルよ」
43 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/02(日) 11:28:45.38 ID:mgsAJM2s0

メイクイーン+ニャン2


フェイリス「お帰りニャさいませご主人様♪」

まゆり「フェリスちゃんフェリスちゃん」

フェイリス「ニャ?どうしたニャまゆニャン?」

まゆり「なんかね〜オカリンがフェリスちゃんのこと見てて欲しいんだって〜」

フェイリス「ニャニャ?どういう意味ニャ?」

まゆり「んーまゆしぃにもよくわからないのです」

フェイリス「ハッ、まさか!機関の魔の手がこのメイクイーン+ニャ――フニャ!?」

まゆり「どうしたのフェリスちゃん?」

フェイリス「ニャ…ニャニャ…ニャグアッ!?!?」ギギギ…

まゆり「フェリスちゃん!?」
44 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/02(日) 11:29:19.51 ID:mgsAJM2s0

フェイリス「な…な…なぜ、ニャ…!」

フェイリス(どうして…どうしてこんなにも!)

フェイリス「犬耳が着けたいんだニャアアアアアア!!!!」

まゆり「ええー!?」

フェイリス「ふぐぅ!ニャグゥ!なぜニャァ…なぜなんだニャァ…」

フェイリス「どうしても今犬耳を着けなければいけないと…フェイリスの身体が叫んでいるんだニャアアアッ!!!」

まゆり「だ、大丈夫フェリスちゃん?犬耳ならまゆしぃ持ってるよ!」

フェイリス「なぜ持っているのかは…この際どうでもいいニャ!お願いニャまゆニャン!フェイリスを犬耳メイドにしてぇ!」

まゆり「ガッテンだよ!」

フェイリス「でも…でもせめて、誰にも見えないところで…」

フェイリス「フェイリスが…フェイリス・ワンワンになるところは…!ご主人様達には、見せられないのニャ…!」

まゆり「じゃあロッカーまで一緒に行こ――」


「ちょおおおおっと待ったああああー!!!」
45 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/02(日) 11:30:44.20 ID:mgsAJM2s0

ダル「ゼハァッ…ゼハァッ…!ごっ、ぶぇっぷ…!ゲハァ!」ガクガク

まゆり「ダ、ダルくん!どうしたの大丈夫!?」

ダル「ハァッ…ハァッ…!ブェ…ブェイリズバン…!」

フェイリス「ダ、ダルニャン…色んなお汁でお顔が凄いことになってるニャ!しかもちょっと痩せてないかニャ?」

ダル「ちょ…ちょっと…ラ、ラボから…こ、こまで…ぜ、全力疾走…した、だけだお…!」

まゆり「ダルくん、そんなに急がなくてもメイクイーンは逃げないよ?」

ダル「ふぅ…ふぅ…見逃すものは、あるんだお…!」

まゆり「?」

フェイリス「ンニャ?」
46 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/02(日) 11:31:23.98 ID:mgsAJM2s0

ダル「ああっと!懐からさっき気まぐれに購入したコスプレ用犬耳がー(棒)」ポロ

フェイリス「フニャアア!?そいつを寄こすニャアアアアア!!!」バッ

ダル「な、なんという俊敏な動き!」

まゆり「フ、フェリスちゃん…」

フェイリス「ハァー…ハァー…もう…もう我慢出来ないのニャアーーッ!!!!」ネコミミポイー


フェイリス「装・着☆」シャキーン


ダル「犬耳フェイリスたんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」

オオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!

まゆり「フェリスちゃん犬耳も似合うね〜」

ダル「ふおおおお!!!(*´Д`)ハァ…ハァ…!」パシャパシャパシャ!

フェイリス「ニャア!撮っちゃダメニャア…ニャア〜なんでフェイリスはこんなぁ〜」

ダル「ニャンじゃなくてワン、やろ?」

まゆり「ダルくん自重しよ〜?」

ダル「フヒヒサーセンw」

フェイリス「フニャアァァァン!!」
47 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/02(日) 11:32:00.96 ID:mgsAJM2s0

まゆメール『犬耳フェリスちゃん!』ガゾウテンプ

岡部「…フッ、実験は成功か」

岡部「しかしダルのヤツ間に合ったのか…やはりヤツの欲は侮れんな」

岡部「…さて、ダルのヤツが帰ってくるまで待つのも面倒だ」

岡部「俺一人でも実験を続行するか」

岡部「では入力開始!」
48 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/02(日) 11:32:30.32 ID:mgsAJM2s0

岡部「そうだな…次はこんなものか?」カタカタ


次の内容>>51 いつ誰がどこで何をするか
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 11:33:23.30 ID:dkEla6OBO
踏み台
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 11:55:18.61 ID:vp6ZqTAC0
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 11:55:49.08 ID:qFgNpWXvO
ルカ子がマッチョになる
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 11:57:44.19 ID:qFgNpWXvO
↑時間は7分後で
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 12:36:21.23 ID:R0gV2clAO
細マッチョなら…
54 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 00:11:27.08 ID:SyrL1jUe0

岡部「漆原るか…女よりも女らしい、まさに大和撫子の体現…」

岡部「だが男だ」

岡部「しかし異性限定のはずの未来ガジェット51号機で行動指定可能らしい、不思議なことに」

岡部「…と、いうかだ。本当にこのマシンは異性のスケジュールしか操作出来ないのか?」

岡部「操作出来る対象の性別が固定されてるということならまだわかるが」

岡部「なぜ入力者の性別に応じて操作可能な性別が変わるのかがまるで理解出来ん」

岡部「もしやダルが勝手にそう言っているだけで、別に男も普通に操作可能なんじゃないだろうな…」

岡部「うむ、ありえる。ルカ子が操作可能という時点でほぼほぼ黒と言ってもいい」

岡部「…そもそも今更ながらどういう原理で動いているのだこれは?」
55 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 00:13:12.91 ID:SyrL1jUe0

岡部「うーむ……」

岡部「まあいいだろう!そんな些末な事、狂気のマッドサイエンティストは気にしないのだ!」

岡部「では実験再開といこう!頼りのない我が弟子には少々パンプアップしてもらおうではないか!」

岡部「まあダルの言った通りなら対象の能力的に不可能なことは遂行不能らしいが…」

岡部「なに、それならそれでこの俺が直々に鍛えてやるまでだ」

岡部「では時刻は7分後!オペレーションマッシブルカ子…開始だ!」

岡部「未来ガジェット51号機!起・動!」ポチ
56 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 00:16:01.74 ID:SyrL1jUe0

岡部「さて、それではこの俺直々に実験結果を見届けにいくとするか」

岡部「……む?マシンの裏に意味ありげなフタが…」パカ

岡部「なっ、なんと!キケン・押すなと書かれたボタンが現れたではないか!」

岡部「フッフッフ…こんなものを付けおってダルめ…これでは押してくださいと言っているようなものではないか」

岡部「そう!押すなと言われて押さない者がいるか?否!ボタンは押すものだ!」

岡部「というわけで俺は悪くない!何かあっても全てダルが悪いのだ!とうっ!」ポチ

未来ガジェット51号機『ピー…!ピー…!限定解除ボタンガ押サレマシタ』

岡部「限定解除…!ククク…なんと心くすぐる響きよ!」

未来ガジェット51号機『一時的ニ、不可能ガ可能トナル場合ガ、ゴザイマス』

岡部「不可能が可能に?どういう意味だ?」

未来ガジェット51号機『……』

岡部「…特にこれ以上は何も起きそうにないか」


岡部「まったく、期待させおって!」ガチャ


未来ガジェット51号機『……』

未来ガジェット51号機『オキヲツケ…クダサイ…』
57 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 00:17:08.82 ID:SyrL1jUe0

柳林神社


岡部「ふぅ…さて、もう指定した時刻は過ぎてるはずだが…」

岡部「ルカ子はどこに…」キョロキョロ


るか「あっ、岡…凶真さーん!」


岡部「おおっ、その声はまさしくルカ子!」バッ


コンマ判定>>58 高いほどルカ子の筋力がアップ

40以下 見た目変化なし
41以上 脱いだら凄い細マッチョ
61以上 一般的なマッチョ
81以上 天王寺並みのゴリマッチョ
96以上 まっちょしぃレベル
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 00:18:20.03 ID:BGkI9eAhO
このオカリン本編の事反省してないな?
59 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 01:45:53.87 ID:SyrL1jUe0

結果 03 ルカ子の筋力が微増した 具体的に言うと握力+1sくらい上昇した、凄い


ルカ子「こ、こんにちは岡っ…凶真さん…」

岡部(ふむ…見た目には変化なし、か…やはり無理があったか?)

ルカ子「?あ、あの凶真さん?」

岡部「ルゥカァ子よぉ、素振りには励んでいるか?」

ルカ子「は、はい!さ、さっきも20回ほど振ったところで…」

岡部「ほほう…」

ルカ子「な、なんだか今日僕調子がいいみたいで、素振りをしててもいつもより疲れないんです」

岡部(ん?一応微々たる効果は出ているのか?)
60 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 01:46:29.93 ID:SyrL1jUe0

岡部「そうかなるほど、修行の成果が出てきたらしいな」

ルカ子「そ、そうなんでしょうか…」エヘヘ

岡部(かわいい…だが男だ)

ルカ子「岡…凶真さん、僕、これからも素振り頑張ります」

岡部「うんむ、いい心がけだぞルカ子よ。その調子で励むがいい」

岡部「妖刀五月雨も、持ち主であるお前の成長を望んでいるぞ」

ルカ子「は、はい!ありがとうございます!」

岡部「どれ!それでは俺が少し修行を見てやろうではないか」

ルカ子「ほ…本当ですか!」

岡部「覚悟はいいかルカ子よ…?」

ルカ子「はっ、はい!」
61 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 01:47:21.96 ID:SyrL1jUe0

―少女?修行中―


フェイリス「フニャ〜ン!まゆニャ〜ン!」

まゆり「よしよし、大丈夫だよフェリスちゃん」

ダル「百合展開ktkr!わっふるわっふる!」


―少女?修行中―
62 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 01:49:31.80 ID:SyrL1jUe0

ルカ子「はぁ、はぁ…ン…」

岡部「よくやったぞルカ子。これでまた一歩、お前は成長した」

ルカ子「あ…あり、がとう…ございました…」

岡部「うむ、では俺はこの辺でラボに帰還する。またなルカ子」

ルカ子「は、はい、また…」

岡部「……」

ルカ子「?」

岡部「んんっ」セキバライ

ルカ子「…あっ」

ルカ子「その…エ、エル…プサイ……コンガリィ…?」

岡部「コングルゥだ馬鹿者ぉっ!ええい!いい加減覚えんか!」

ルカ子「ご…ごめんなさ〜い!」
63 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 01:51:41.32 ID:SyrL1jUe0

……


岡部「まったく、ルカ子のヤツめ、わざとやっているのではなかろうな…」

岡部「しかし結局のところマシンの効果は出ていたのか?…わからん」

岡部「…ふぅ、少々歩き疲れたな。ラボに帰る前にどこか寄るか」

岡部「いやそうだ、ドクペを買い足しておかねば」

岡部「あの時カップ麺と一緒にまとめて買ってしまえばよかったものを…」

岡部「くっ、俺の失態だ!ドクペの備蓄量を把握していなかったなど!」

岡部「ドクトルペッパリアン一生の恥!」

岡部「そうと決まれば今すぐドクペの買い占めに――」

岡部「んんっ!?」

岡部「な…なんだ…なぜ俺は、急に立ち止まったんだ…?」
64 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 01:54:05.97 ID:SyrL1jUe0

岡部「お、おかしい…何か、おかしいぞ…!」

岡部「ぬぐ!?」


岡部に起こった異変>>67 唐突にメイクイーンまで全力疾走し突入、何故か匍匐前進しか出来ないなど
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 02:29:06.09 ID:2H/iUgBDO
ポカリをケース買い
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 06:09:03.30 ID:ZNu/X61B0
6分の1サイズに縮小
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 06:37:36.73 ID:JybCiYrN0
服が透けて見えるようになる
68 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 12:28:20.96 ID:SyrL1jUe0

岡部「ぐぅ…な、なんだ今の眩暈は…」


――俺は…慎重じゃなかった


岡部「リーディング・シュタイナー…ではないな」


――あまりにも、愚かだった


岡部「くっ、俺としたことが暑さにやられたか…?」


――あのときの俺に言ってやりたい


岡部「これは本格的にドクペを補給しなければならんな…ん?」


――迂闊なことをするなと、軽率なことをするなと、見て見ぬフリをするなと…!


岡部「…は?」


――もっと注意を払えと!!


岡部「お…俺の、服が…消し飛んでいる…だと…っ!?」
69 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 12:29:21.73 ID:SyrL1jUe0

岡部「Wait、Wait、Wait!どうなっている!?いつの間に俺はパンツ一枚なのだっ!」

岡部「な、何が起こって…ハッ!まさか機関の陰謀!おのれ、この俺に対する妨害工作か!」

岡部(なんて言ってる場合ではない!?こんな街中でパンツ一枚など発見され次第即通報は免れんぞ!)

岡部「と、とにかく速く身を隠させねば――」

萌郁「……」

岡部「ふおぉっ!?」

萌郁「……」

岡部「シャ…閃光の指圧師(シャイニングフィンガー)!?お、お前いつからそこに…!」

岡部「と…というかなぜ――」

岡部(こいつも下着姿なんだっ!?HENTAIか!?野外の露出で興奮する性癖持ちだったのか!?)
70 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 12:30:04.37 ID:SyrL1jUe0

萌郁「……」カチカチカチ

岡部「…むっ?」ブーブー

萌郁メール『今来たところだよー(^^)/なんだか岡部くんが頭を抱えてたから心配になって、大丈夫ー(;´・ω・)?』

岡部(普通に接してきた…だと…!?こいつのメンタルはどうなっているんだ…!)

岡部「お、お前この状況をおかしいと思わないのか…?」

萌郁「?」カチカチ

萌郁メール『どういう意味?何かおかしなとこあるかな(?_?)』

岡部「何を言って――」

岡部(いや、ちょっと待てよ…)
71 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 12:30:48.84 ID:SyrL1jUe0

岡部「……」バッ、ババッ

萌郁「??」

岡部「こ、これは…感触が、ある…!」

岡部(間違いない!服の感触があるぞ!確かに俺は服を着ている!)

岡部「どういうことだ…ハッ、まさか!」

岡部(これは、透視能力!?)

岡部「むむむ!」キョロキョロ

岡部(ま、間違いない…よく見たら周囲の人間全員下着姿ではないか!テンパってて人がいることにすら気付いてなかった…)

岡部「なんということだ…俺は、第二の魔眼に目覚めてしまったというのか…!」

萌郁「???」

岡部(いやそんなわけあるか!…とも言い切れんのが鳳凰院凶真クオリティなのだが)

岡部「くっ!どうなっているんだ…!」
72 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 12:32:34.82 ID:SyrL1jUe0

萌郁「……」カチカチ

萌郁メール『ホントに大丈夫?熱中症とかじゃないよね?救急車呼んだ方がいい?』

岡部「ええい!俺は病気ではない!」

岡部(いや、でももしかしたら病気かもしれない…幻覚が見えてるのかも…怖くなってきた)

萌郁「岡部…くん…?」

岡部「……」

岡部(と、というか…俺はこの光景を見てしまっていていいのか…?)

萌郁「…?」

岡部(萌郁…なんと豊満なボデー、それも真紅の下着とは…!)

岡部(なんたる破壊力かっ!!)
73 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 12:33:32.48 ID:SyrL1jUe0

岡部「うっ」マエカガミー

萌郁「大…丈夫…?」ボイン

岡部「だ、大丈夫だ…も、問題ない」

萌郁「本、当…?」

岡部「あ、ああ、少し俺の中の邪龍が暴れ出しているだけだ…こんなもの、自分で鎮めれる…っ!」

萌郁「そう…?」

岡部(ぐっ!?こ…これ以上ここに留まる訳にはいかん!し、刺激が強すぎる!)

岡部「お、俺はこの後用事がある!も、もういくぞ!で、ではな閃光の指圧師よ!」ダッ

萌郁「あっ…」

岡部「うおおおお!!沈まれ邪龍よおおおお!!!」
74 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 12:34:53.92 ID:SyrL1jUe0

……


岡部「はぁ、はぁ…とりあえず人気のないところまでこれたな…」

岡部(街中はまさにカオスだった…普段の秋葉の18倍はカオスだった…!)

岡部(途中見たおっさんの下着姿で邪龍は治まったが…最悪の気分だ…)

岡部「しかし、いったい俺の身に何が起こっているというのだ…?」

岡部「考えられる原因としては…やはり未来ガジェット51号機か」

岡部「まさかダルのヤツ!俺を実験台に!」

岡部「待て、あれは異性にしか使えないはず…いや!ダルが嘘をついてる可能性も普通にあるのであった!」

岡部「おのれダルゥ…!この鳳凰院凶真にこのような屈辱を与えるとは…許さんぞ!!」

岡部「天誅だ!この俺の恐ろしさを思い出させてやる!」

岡部「今すぐラボまで戻らねば!待ってろよダルっ!」ダッ
75 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 12:36:05.58 ID:SyrL1jUe0

岡部「ぬおおおお!!!」ダダダ


岡部は無事にラボまで戻ることが出来るのか>>78
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 12:39:09.50 ID:JaCfTQecO
踏み台
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 12:44:24.89 ID:sjXcgugsO
踏み
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 13:06:36.74 ID:BGkI9eAhO
特に何事もなく到着
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 15:30:33.65 ID:QH9WSoGxO
期待
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 16:12:43.83 ID:LXGXdTvEo
誰か待っているかな
81 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 22:13:16.77 ID:SyrL1jUe0

未来ガジェット研究所


岡部「フンッ!」ガチャバン!

岡部「ダァ〜ルゥゥゥ〜〜ッ!!」


シーン――


岡部「……む?」

岡部「なんだ、誰もおらんではないか」

岡部「さてはダルのヤツめ、この俺に恐れをなして逃げおったな…!」

岡部「おのれ小癪な〜〜っ!」
82 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 22:13:50.86 ID:SyrL1jUe0

岡部「51号機は…あるな」

岡部「クックック…見ていろダルよ…!」

岡部「やられたらやり返す…倍返しだ!」

岡部「この鳳凰院凶真の怒りに触れたことを後悔するがいい!」

岡部「フゥーーハッハッハッ!」


ガタッ


岡部「ッ!?だ、誰だ!」
83 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/03(月) 22:14:53.85 ID:SyrL1jUe0

岡部「ダ…ダル…か?」

岡部「……ぬぅ!だ、黙ってないで姿を現さんかっ!」

???「……」スッ

岡部「!」


現れた人物>>86 刃物を持った綯様、瀕死のダルなど 複数も可
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 22:19:34.48 ID:hUzXZV430
泣きじゃくっているMrブラウン
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 22:45:19.69 ID:hY8P9yFPo
倒れたダルと無表情のまゆり
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 23:31:18.71 ID:CH6B2LXFo
まゆしぃ(大人)、足元にはIBN5100
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 23:47:16.14 ID:BGkI9eAhO
どういう状況だ…
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 23:56:59.37 ID:dpjyT4/KO
ここはいったい何世界線なんだ…
89 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/04(火) 07:46:10.47 ID:5zCDvNAJ0

岡部「ま…まゆり?」

まゆり?「……」

岡部「お前…なぜラボにいるんだ?今の時間はまだメイクイーンにいるはずだろう?」

まゆり?「……」

岡部「…まゆり?どうした、何かあったのか…?」

まゆり?「……」

岡部(な、なんだ?なぜ無言なのだ?)

岡部「ま、まゆりよ。お前、少し背が伸びたんじゃないか?」

岡部(というか、全体的に雰囲気が何か…大人っぽい?)

まゆり大「……」

岡部(馬鹿な、ありえん…あのまゆりだぞ?それがこ、こんなアダルティなオーラを醸し出すなど…!?)

岡部(というかなぜ無視されている!聞こえていないとでもいうのか?)
90 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/04(火) 07:47:28.07 ID:5zCDvNAJ0

岡部「俺だ。ああ、どうやら不味いことになった」スチャ

岡部「機関が我がラボメンに対して電波攻撃を仕掛けているらしい…!」

岡部「あろうことか我が人質を脳波コントロールし、この鳳凰院凶真の言葉を届かなくしているのだっ」

岡部「至急洗脳電波のジャミングを…なにっ!?支援は出来ないだと!」

岡部「なんということだ…まさか今回の攻撃は全世界規模だというのか…!?」

岡部「くっ…機関め、どうやら本気らしいな…!今宵、秋葉原は血に染まることになるやもしれん…」

岡部「…あぁ、わかってる。こうなれば俺1人でも何とかするしかあるまい」

岡部「フッ、問題ない。単独での任務も慣れている。必ずやり遂げてみせるさ」

岡部「そう!この俺の野望は世界の支配構造の変革!」

岡部「来たるべきラグナロックを戦い抜く為には、ラボメンの誰一人として欠かすわけにはいかん!」

岡部「我がラボの…ラボメン達の結束は、この鳳凰院凶真が必ず守ってみせると誓おうっ!」

岡部「そう、これもまた運命石の選択…! …エル・プサイ・コングルゥ」
91 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/04(火) 07:48:16.18 ID:5zCDvNAJ0

岡部「ふぅ〜…」スッ

まゆり大「……」

岡部「……」


岡部(き…気まずい…!)


岡部(なぜまゆりは喋らんのだ!?星屑との握手(スターダスト・シェイクハンド)中でもあるまいに!)

岡部(ど、どうして…俺がまゆり相手にこんな思いを…)

岡部(ハッ!まさか目の間にいるこのまゆりは、実はまゆりに化けた機関のエージェントなのでは!?)

岡部「むむむっ…ぬ?その足元にある物は…」

まゆり大「……」

岡部「あの、まゆり?」

まゆり大「…IBN」

岡部「なに?」


まゆり大「…IBN、5100…だよ」


岡部「なん…だと…!?」
92 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/04(火) 07:49:33.69 ID:5zCDvNAJ0

岡部「IBN5100…IBN5100と言ったのか!?」

まゆり大「……」コクリ

岡部「ななっ、ま…まさかまゆり、お前が見つけたのか!?」

まゆり大「……」

岡部「で、でかしたー!でかしたぞまゆりーっ!」

岡部「さすがラボメン002にしてこの鳳凰院凶真の人質っ」

岡部「お前はいつかやり遂げるヤツだと、俺は信じていたぞ!」

岡部「ククッ、クククッ…!本当に素晴らしい…素晴らし過ぎる成果だ!」

岡部「こうしてはおれん!さっそくダルを呼び戻し今すぐにでも解析作業に…!」

まゆり大「オカリン」
93 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/04(火) 07:50:50.55 ID:5zCDvNAJ0

岡部「ん、なんだまゆり?ああそうか、報酬が欲しいのだな!」

岡部「フッフッフ…心配せずともこの鳳凰院凶真、ケチ臭いマネはせん…」

岡部「ここはドドンと!お前の望むものをなんでも奢ってやろうではないか!」

岡部「さぁ〜まゆり!何が食いたい?何、俺は今気分がいい」

岡部「バナナでもおでん缶でもジューシーからあげ1でも!好きに言うがウィ…」

岡部「フゥーッハッハッハッハッハッハッハ!!」

まゆり大「……」

岡部「ハッ…ハハ……」

岡部(ほ、本当にどうしたというのだ?調子が狂うなんてレベルではないのだが…)

まゆり?「……聞いて、オカリン」

岡部「……まゆり?」

岡部(やはり、いつもの能天気で…脳内お花畑のまゆりではない…)

岡部「お前…いったい――うぐっ!?」グラ
94 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/04(火) 07:52:57.14 ID:5zCDvNAJ0

岡部「なっ!こ…これ、は…!!」

岡部(視界が滲む…地面が、揺れる…!平衡感覚が保てない…!!)

岡部「ぐ…うぅ…!?」ガクガク

岡部(間違いない…この感覚は……リーディングシュタイナー!)

まゆり大「オカリン」

岡部「ま…ゆり…?」

まゆり大「>>97
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/04(火) 07:53:58.36 ID:aPQV2gIQO
踏み台
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/04(火) 08:07:40.36 ID:wgiFr0SIo
いい加減働け
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/04(火) 08:10:46.86 ID:Hr+JsuOf0
クリスちゃんを泣かせちゃダメだよ
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/04(火) 21:50:41.87 ID:BkcZmpivO
いいぞもっとやれ
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/04(火) 21:55:10.00 ID:PO0k2nIwO
なぜかシリアスな展開に…
100 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/05(水) 00:35:35.25 ID:Q63v9nLG0

まゆり大「クリスちゃんを泣かせちゃダメだよ」

岡部「なっ」

岡部(まゆりいったい何を!?)

岡部「ぐっ…!?うあぁ…ぁぁぁぁぁぁ――!!!!」グワワワ…



世界線変動率?.??????%→?.??????%


101 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/05(水) 00:36:29.14 ID:Q63v9nLG0

岡部「――うっ」

岡部(今…確かに、リーディングシュタイナーが発動した…)

岡部「いったい、なぜ…」

岡部(どういうことなんだ。Dメール実験は行われていないはず…!なのになぜリーディングシュタイナーが)

岡部(何者かによって過去改変が行われた…?そういえば電話レンジ(仮)の方を見ていなかった…!)

岡部(まさかラボの誰かが無断で?)

岡部「くそっ、何が起きているのだ…っ!」

岡部(いや、落ち着け俺。今回もまずはどのような変化が起こったのかを把握しなければ)

ダル「どしたんオカリン?」

岡部「!」
102 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/05(水) 00:37:43.80 ID:Q63v9nLG0

岡部「ダ…ダル!」

ダル「うおっ、え、何?」

岡部「きっさま…さっきはよくもこの俺に呪いの魔眼を付与してくれたなっ!」

ダル「何言ってだ。またいつもの設定っすか?…ああ、透視能力のことか」

岡部「ほう、やはり貴様が原因か。覚悟は出来ているんだろうなダルよ!」

ダル「ちょっ、その話はもう終わったっしょ。まだ疑ってるん?」

岡部「なに…?」

ダル「だ〜か〜ら〜…僕はあれからずっとメイクイーンにいたんだって」

ダル「ラボに帰ってきたのはオカリンの後だお」

ダル「まゆ氏にもメールで確認したじゃんか」

岡部「なん…だと…?ではいったい誰がやったと言うのだ!」

ダル「だからそれを今話し合ってるところっしょ。マジ大丈夫?ボケるには早すぎだろJK」

岡部「…そ、そうか、そうであったな……」
103 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/05(水) 00:39:09.73 ID:Q63v9nLG0

岡部(なんということだ…ダルが犯人ではなかったのか)

ダル「つーか僕がオカリンに透視能力与えるなんて、そんなうらやまけしからんことありえんっしょ」

岡部(さっきまでの世界でもそうだったのか?まさか俺から逃れる為にダルがDメールを送って…)

ダル「やるならもち自分自身にやります。キリッ」

岡部(なんてことはないか、そんなことをするなら初めからやらなければいいし)

ダル「てかオカリンばっかズルいお。僕だって下着姿のおにゃのこ達が闊歩する楽園に行ってみたかったお」

岡部(さすがに過去改変するほどのことではあるまい。と、なると誰が…)

ダル「いや、でも男も下着姿で見えるんよな…うえぇっ」

岡部(まさか…まゆり?あのまゆりは随分と様子がおかしかったし…51号機を使ったのもまさか…?)

ダル「ちょっと僕にはキツいお。オカリンマジ勇者」

岡部(そもそも本当にあれはまゆりだったのか?誰かの変装…とか)

ダル「ちょっとオカリン聞いてるん?目の前で喋ってんのに無視とか」

岡部「そうだ!まゆりと言えば…!」

ダル「は、まゆ氏?なに?」

岡部「IBN5100…IBN5100は!?」
104 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/05(水) 00:39:50.87 ID:Q63v9nLG0

ダル「いったい何の話なんだってばよ」

岡部「IBN5100がここにあっただろう!」

ダル「いや知らんし。つかそれまゆ氏と何の繋がりがあんのさ」

岡部「ええい!」

岡部(クソッ!恐らくIBN5100はあのまゆりが持ってきたもの…この世界では来ていないということか?)

岡部「ダル、まゆりにはあったか?」

ダル「だからメイクイーンで…」

岡部「ここ!ラボでだ!」

ダル「うん?ラボでは今日は会ってないかな」

岡部「そう、か…」

ダル「なんかオカリンがいつにも増して様子おかしい件」

ダル「限定解除の影響かもわからんね」
105 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/05(水) 00:41:55.26 ID:Q63v9nLG0

岡部「限定解除…そうだダル。その限定解除とは結局何の意味があるんだ?」

岡部「キケンなどと書いていた割には特になにも起こらなかったが…」

ダル「いや、起こってんっしょ?」

岡部「なに?」

ダル「だからオカリンの透視能力とかどう考えてもオカリン自体の能力超えてるやん?

ダル「そういうのは普通に無理って言ったじゃんよ」

岡部「フッ、それは元々この鳳凰院凶真に限界など存在しないからで…」

ダル「厨二病乙」

岡部「ぐぬぬ…では俺があの時透視能力に目覚めたのは限定解除の効果だと言うのか?」

ダル「たぶんそう、まあぶっちゃっけ僕にもよくわからないんだよね」

岡部「なに?お前が作ったものだろう」

ダル「そうだけど出来るとは思ってなかったって言ったっしょ?」

ダル「元々気まぐれにVIPで安価出したのを、無理に決まってんだろって思いながらテキトーにやったら出来ちゃっただけだし」

岡部「なんだそれは!」

ダル「サーセン」
106 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/05(水) 00:42:37.14 ID:Q63v9nLG0

岡部「しかし、それでは限定解除とは何が起こるかわからんボタンだったということか…」

ダル「まあなんつーか出力が上がるボタン?だと思われ」

ダル「押したときの音声案内聞いた?」

岡部「確か不可能が可能になるとかなんとか言ってたな」

ダル「まさにその言葉の通りなんだよね」

岡部「なに?それはつまり出力が上がれば通常出来ないことも出来る様になるということか?」

ダル「そゆこと」

岡部「な、なんだそれは!それでは万能の願望機に等しいではないか!?言ってることがまるっきりデタラメだぞ!」

ダル「たぶんなんでもは無理っていうか、そもそも安定度が絶望的でさ」

ダル「なんの効果も出ないこともあるし、予想も出来ないことが起こる可能性も高いんだよね」

ダル「それだと取返しのつかない事態にもなりかねないじゃん?だから封印したわけ」
107 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/05(水) 00:43:43.39 ID:Q63v9nLG0

岡部「う、ううむ…」

ダル「これ様は通常の状態だとその人の行動を操る程度なのが」

ダル「限定解除状態だとその人以外にも影響を与えているってことだと思うんだよね」

岡部「なに?」

ダル「つまり通常状態でオカリンに3日後にハワイ旅行行けって入力したとするじゃん?」

ダル「そうするとオカリンは3日間で旅行に行けるように飛行機のチケット予約したりするわけ」

ダル「でもこの時オカリンにお金とか諸々の用意が出来なかったり、どうやってもハワイまで行けない状況になると」

ダル「それで旅行実行は不可能ってなって終わり。効力も消えるよね?」

岡部「そういう話だったな」
108 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/05(水) 00:45:41.01 ID:Q63v9nLG0

ダル「でもこれが限定解除状態だとさ。上手くいくとオカリンは絶対ハワイに行けるようになるんよ」

岡部「どういう意味だ」

ダル「だから例えばだけどオカリンに突然懸賞のハワイ旅行が当たったり」

ダル「他の色んな予定が急にキャンセルになったり、もしかしたらオカリンが空を飛べるようになったりもするかもって話」

岡部「なん…だと…!?」

ダル「まあ本当にそんなことが起きるのかはわからないよ?あくまでそういう予想も出来るってこと」

ダル「というかそれはあくまで上手くいった場合であって、さっきも言ったけど全然何も起こらないかもしれんし」

ダル「…もしかしたらハワイが日本とくっ付いちゃったり」

ダル「オカリンがミサイルに括り付けられてハワイに撃ち込まれちゃったりする可能性もあるんだお」

ダル「とにかくオカリンがなんとしてもハワイに行くように世界が捻じ曲がっちゃう感じかな」

岡部「…ダルよ。お前、頭大丈夫か?」

ダル「今日のお前にだけは言われたくないスレはここですか?」
109 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/05(水) 00:47:53.81 ID:Q63v9nLG0

ダル「まぁ、でもそれが正常な反応だお。オカリンにしては」

岡部「どういう意味だ!」

ダル「僕も今のは大袈裟に言ったけどさ。それぐらいヤバい代物っぽいのよこれ」

ダル「素直に通常状態で使った方がいいと思われ」

岡部「しかし、お前の語っていることが真実なら…これは世界の構造を自在に操作出来る装置ということではないか!」

ダル「だから自在には無理だって。でも、もしかしたら世界の常識を書き換えちゃったりするかも」

ダル「そう考えたらこれマジでヤバくね?僕って狂気のマッドサイエンティストだったん?」

岡部「狂気のマッドサイエンティストはこの鳳凰院凶真ただ1人だ!2人もいらん!」

ダル「はいはいワロスワロス」

岡部(しかし…これは使い方によってはまさに世界改変マシンとも呼べる代物だぞ…!?)

岡部(こんなものを作れるなんて…こいつ、やはり天才か?)

ダル「うわっ、服の裾にケチャップついてるお…」ハラポリポリ

岡部(まあダルはダルか)
110 : ◆OqhVLTNzDTh3 [saga]:2020/02/05(水) 00:49:39.48 ID:Q63v9nLG0

ダル「で、どうするん?」

岡部「どうする、とは?」

ダル「だからオカリンに透視能力を与えた犯人探し」

岡部「ああ!」

ダル「こいつのこと誰かにバレたんだとすれば正直ヤバくね?」

ダル「今日これ結構使っちゃったし僕らの所業が全部バレかねないお」

ダル「そうなったらいったいどんな目にあうか…」ブルブル

岡部「まずい…それは非常にまずい…」ガタガタ

岡部(助手やミスターブラウンにバレたところは想像したくない…!)
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