男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」

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160 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/15(金) 21:59:23.84 ID:Szqf4dx90
>>159
第二種殺ったからな
です。

シライシはれっきとした第一種です
161 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/15(金) 22:00:05.63 ID:Szqf4dx90
質問箱 更新しました。

返信できますのでよろしければどしどし質問お待ちしております
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 22:44:51.47 ID:VBiTwSnkO
ごめんそっちかww
163 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/18(月) 19:46:55.36 ID:NLMA0r0A0
シライシ君がその箱を開けるといくつかのボタンがそこにはあった。

シライシ「カモン! うちの最強マシ―ンっ!!」

そう高らかに宣言し、シライシ君は勢いよくスイッチを押した

………しかし、何も起きない。

男「あの、シライシ君?」

シライシ「待って。今呼び出し中やから」

男「どれくらいでくるの、そもそも何が」

シライシ「ウチの作った機械天使。7時間くらいで来ると思うから、夜中までまちぃや」

男「………」

作った? 機械天使を?

もしかしてシライシ君って結構凄いのだろうか。いや、すごく無ければ機械天使なんて関わることもできない。

もちろんシライシ君が嘘をついてなければだけど、嘘をつく必要はないと思うんだけど。

男「………じゃあ、宿に戻ろうか」

シライシ「せやな!」
164 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/18(月) 20:41:21.91 ID:NLMA0r0A0
シライシ「あー食った食った」

男「いい食べっぷりだね」

シライシ「こんなん食うことあんまないから」

宿で出されたスープ料理にはお米の練り物を焼いたやつが入っていた。僕は食べてないからわかんないけど、香ばしい匂いは確かに食欲をそそる。

ビービービー

そんな食後の休憩を満喫しているとシライシ君の懐から警戒音が鳴り始めた。

何事、と思っているとシライシ君が窓を開く。

「ょ〜〜〜〜さまぁ〜〜〜〜〜」

と何やら叫びながら部屋に飛び込んでくる一つの影。一体何事かと目をぱちくりさせながらその転がり込んできた人に警戒する。

シライシ「ウチが呼んだ機械天使や」

「わたくし、シイ様の丁稚をしております。い-68と申します。以後お見知りおきを」

すたっと立ち上がるとその男性は?雪まみれの服をはたき、胸に手を当て深々とお辞儀をした。

法衣?を着た男性の背中には一対の無機質な羽根。どうやら機械天使とは嘘ではないらしい。

シライシ「呼び出して悪いなぁ、いろは」

い68「滅相もありません。わたくしはひr「シライシ」家に仕える丁稚でございますので」

男「彼が、手助けをしてくれる?」

シライシ「ちょうど日も暮れて、忍び込みやすくなったやろ。うちといろはが注意はひいとくから忍び込み。幽霊やからできるやろ」

男「得意ってほど経験はないけど、でも姿を消せるんだからそんな大ごとにしないでも」

シライシ「ババども、幽霊とかに鋭いから、消えとっても見抜いてくると思うで」

何者なんだ、そのおばあさんたちは」

い68「潜入、工作。このわたくしにお任せでございます。えぇ」

かくして僕はシライシ君とい-68さんの手助けを得て、忍び込むことになったのだった。
165 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/18(月) 20:59:53.82 ID:NLMA0r0A0
案内された場所は朱塗りの柱に白壁といったいかにも東洋じみた建物だった。

このどこかにヒヅキさんがいるのかもしれないと思い、夜の闇に眼を凝らす。

約束のタイミングはもうそろそろ………

ドンッ

夜の闇に赤い火花が咲いた。その音と光に建物の中が騒然となる。

慌てて飛び出してきた人の中にヒヅキさんはいない。警備の人たちなのだろうか。

僕は姿を透明にするとその騒ぎに乗じて中へと侵入した。

思ったより人が多いな………

中では外の騒音に怯える女性達が身を寄せ合っていた。その服装はいずれも白装束であり月の光を反射させている。

幽霊といっても夜目がべつにきくわけでもないので一人ひとり確認していくと

ヒヅキ「………」

動じもしないヒヅキさんが一人柱に背を預けて佇んでいた。

………やっと、見つけた。

男「聞こえる? ヒヅキさん」

そっと声をかけてみる。。ヒヅキさんは今の僕を知らないからびっくりするだろうなぁ

と考えてはいたのだが、ヒヅキさんは僕の声に反応もしない。

男「ヒヅキさん?」

再度声をかけてみるもののやはり反応は…いや、小声で何かつぶやいている?」

ヒヅキ「…マレ……キエロ………ウルサイ……ヤメテ…」

上手く聞き取れたわけではないけど、あまり良いことは言ってない。

どうするべきか。

1.ヒヅキに触れる

2.日を改める

>>167
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/18(月) 21:02:38.50 ID:gjzjh0xso
2
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/18(月) 21:09:09.29 ID:+g5d9mzKO
2
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/18(月) 21:09:48.98 ID:F0pgWHoz0
2
169 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/18(月) 21:18:44.81 ID:NLMA0r0A0
あまりヒヅキさんの体調がよくないようだ。

出直すとしよう。

そう思って僕は建物を後にした。







ヒヅキ「あの男の幻聴すら…………なんて私は弱いんだ……」

ヒヅキ「はやく、忘れないと……いけない」
170 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/18(月) 21:25:45.97 ID:NLMA0r0A0
〜34週 日曜日〜

シライシ「いや、流石にもう無理やろ」

男「えっ」

シライシ「警戒厳しくなってるやろうし、ウチかて捕まりたくはない」

男「………そっか」

シライシ「悪いこと言わんからやめとき。外人が事件なんて起こしたら問題が派手になるで」

次の日。僕はもう一度ヒヅキさんに会いに行こうとしたところ、シライシ君に止められる。

確かに、外人で、幽霊の僕が事件を起こしたら問題になるだろう。おそらく教職を退かざるをえないかもしれない。

………悔しいけど、ここまでか。

シライシ「まぁ、乗りかかった船やし、そのヒヅキっちゅう鬼っこはウチが見張っといたるさかい、今はあきらめた方がええで」

男「ありがとうシライシ君。だけど君にそんなことさせるわけには」

シライシ「うちはいつかそっちの方に行くから、そのための先行投資や。慈善事業をする気はないから、安心し」

シライシ「ちゅーことで頼んだわ、いろは」

い68「お嬢様のためとあらば!」

シライシ「声大きいわ、ど阿呆」

シライシ「センセを送り届けるまでが案内役の仕事や。帰ろか、センセ」

男「…ありがとうシライシ君。この恩は忘れないから」

シライシ「利子はたっぷり頼むで」
171 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/18(月) 21:35:21.37 ID:NLMA0r0A0
〜36週〜

男「やっと戻ってこれた。遠かったなぁ」

男「…? なんか学園が変な気がする。気のせいかな」

アータル「やっと帰ってきたか小僧!」

男「わ、先輩。どうしたんですか」

アータル「どうしたもなにも、お前んとこのルーティが」

男「………番長連のトップになった!?」

男「なんて、バレバレな冗談に騙されたりしませんよ」

アータル「お前は冗談みたいな存在だけどな」

アータル「って冗談じゃねぇよ!」

男「はいはい。僕は忙しいんでもう行きますね。一週間休んだ分の仕事があるので」

アータル「………お前がいればまだマシだったのかもしれねぇんだけどなぁ」
172 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/18(月) 21:41:44.08 ID:NLMA0r0A0
男「みんなおはよーって、え、ルーティさん?」

ルーティ「うふふ。二週間ぶりね先生。先生に会いたくて、ずっと待ってたんですよ?」

男「なんか雰囲気変わったね」

ルーティ「好きな人のためならいくらでも変われる」

ルーティ「それが女の強いところよ、先生」

男「でも明るくなったみたいで、そんなルーティさんも素敵だなって思うよ」

ルーティ「ふふ、うふふ、うふふふふふ」

プライヤ(ここ空気、どす黒いぞぉ)コソコソ

サレム(先生も何気に焚きつけるようなことを言ってるのですよね)コソコソ

ミレイア(あの朴念仁。絶対にわかっていってないわよ)コソコソ

ジェラ(うぅ。なんだか怖いです)

男「さてみんな! それじゃあ授業を始めるよ!!」

亜人【ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】

教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】

>>173
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/18(月) 21:44:22.93 ID:gjzjh0xso
ベル理系
174 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/18(月) 22:13:27.94 ID:NLMA0r0A0
ベルスタシア 【理系 105】

ジェラルド【理系 259】

サレム【理系 553】

ルーティ【魔術 350】

プライヤ【魔導 1181】

ロウェナ【魔術 359】

ミレイア【文系 327】

リリ【魔術 563】
175 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/18(月) 22:25:47.47 ID:NLMA0r0A0
〜36週 土曜日〜

アイ「悔しい、悔しいよぉ」

アイ「あんなのって、ないよぉ」

セラス「私は歌えればそれでいい。そう思ってたけど」

セラス「人に聞いてもらえない歌が、こんなに虚しいとは」

アイ「セラスちゃん。何とかならないのかな。私、もう一度ステージに立ちたい」

アイ「みんなに歌を聞いてもらいたいよぉ」

セラス「……そう、ね。あの人に口を出せる人がいればいいのだけれど」

セラス「そんな人………」
176 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/18(月) 22:29:50.33 ID:NLMA0r0A0
男「これ、お土産のお皿だよ」

メイド「キレイな模様ですね。紺色が映えて美しいです」

男「飾っておくべきか使うべきか」

男「こんな皿で料理を食べれれば美味しいんだろうなぁ」

メイド「私の体をお使いくださいませ」

男「そんな。申し訳ないよ」

メイド「ですが、ご主人様に美味しい料理を味わっていただきたいのです」

メイド「そのためによりをかけて作らせていただきます」

男「ならメイドちゃんに甘えようかな」

男「さて、それじゃあ今日は」

1.誰かに勉強を教える

2.誰かに会いに行く

3.自由選択

>>178
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/18(月) 22:30:41.98 ID:+ZxKTfLDO
2ルーティ
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/18(月) 22:30:43.81 ID:F0pgWHoz0
2ルーティ
179 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/18(月) 22:59:56.83 ID:NLMA0r0A0
ルーティ「先生?」

男「わっ、驚いた」

ルーティ「ふふ。びっくりしてくれた?」

男「いきなり現れたらびっくりするよ」

男「その服。エグゾセさん…っていうかアイレーンさんみたい」

ルーティ「そうですね? アイレーンちゃんと一緒に選んだから」

ルーティ「似合ってますかぁ?」

男「前のイメージとは全然違うけど、そういう服装も似合ってるよ」

エグゾ「けっ」

男「エグゾセさんもいたんだ。ってその服装」

エグゾ「今の俺はアイレーンだからな」

男「もしかしてライブ?」

ルーティ「はい? 私たち、『Witch's Bruw』のライブです?」

男「………!?」

ルーティ「私、アイドルになったんですよ?」

ルーティ「もちろん、先生は私のファン1号ですから、ちゃーんと特等席、用意してますからね」

男「あ、あはは。いきなりだなぁ」

エグゾ「なんか用事でもあんのか?」

男「ないけども」

エグゾ「だったら来い」

ルーティ「エグゾセちゃん。先生を困らせたら駄目よ?」

エグゾ「…ごめん」

男「せっかくのお誘いだから見に行くよ」

ルーティ「はーい? 迎えを行かせますから、ぜーったいに見てくださいねぇ」

男「うん」
180 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/18(月) 23:03:47.28 ID:NLMA0r0A0
コンコン

男「はい」

カフカ「迎えです」

男「…そうか、君が」

カフカ「なにか」

男「いや、何でもないけど」

カフカ「それとこれ」

男「? 耳栓?」

カフカ「とある人から」

カフカ「渡せと」

男「そっか」

男(でもせっかくルーティさんがステージ立ってるんだからつけるの申し訳ないなぁ)

男(男だから配慮してくれてるのか? どうしよ)

1.耳栓をする

2.耳栓をしない

>>181
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/18(月) 23:06:31.63 ID:+ZxKTfLDO
1
182 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/18(月) 23:07:32.96 ID:NLMA0r0A0
男「………」シュポッ

カフカ「案内します」

男(あ、普通に声は聞こえるんだ)

男(耳栓として大丈夫なのかな。これ)
183 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/18(月) 23:32:10.63 ID:NLMA0r0A0
ザワザワ

男「結構人がいるなぁ。結成して間もないのに。アイレーンさんのファンかな?」

「お、おぬしは初参加でござるか?」

男「えっと、うん。今日が初めて」

「初参加でこんな席とは、おぬしさては大金持ちでござるか?」

男「…はい?」

「まぁまぁみなまでいうなでござるよ。では拙者がそんなおぬしにレクチャーしてやるでござる」

男「じゃあ、よろしく」

「Witch's Bruw は突如現れた巨大新星。メイレーンを中心にしたグループで、失神させるほどの蠱惑的な声色が武器でござる」

「三歌人のライブに乱入したかと思うと、その圧倒的な実力で三歌人を打ち負かし、ファンを奪い取り鮮烈にその名をとどろかせたのでござる」

「もちろんメイレーンだけでなく、ぶっとんだ歌声が特徴のアイレーン、いつも新鮮な気持ちで耳に入る歌声のノゥティと他メンバーも実力は折り紙付きでござる」

「今や、この学園の半分以上がWitch's Bruwのファンでござるよ。まさに一歌人状態でござる」

男「そっか」

男(ルーティさん………そんなことをしてたのか)

「さて、今日は互いに楽しむでござるよ えいえいおー!」

男(一体君は………)
184 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/18(月) 23:49:04.01 ID:NLMA0r0A0
ルーティ「私の歌声をみんなにあげるわ。それと引き換えに、皆の愛を私に頂戴?」

エグゾ「愚痴で蒙昧な愚民どもに、愛など価値はない。全部私たちが奪ってやるのだ!」

ノゥティ「ボクを愛してくれるのなら、見えないものを見せてあげる。ほら、もっと見てよ」

キャーッ ワーッ

ルーティ「うふふ?」パチンッ

「いま拙者にウインクをしてくれたでござる! うおーっ!!」

ルーティ「今日は特別な日だから早速歌っちゃうわ。一曲目は―――」
185 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/19(火) 00:00:43.48 ID:hsY97eLp0
「う、うぅ。幸せでござるぅ」

男「………」

男(確かにルーティさんの歌は上手だ。だけど)

バタッ

男(また一人倒れた。その表情は幸せそうだけど、このライブに漂う雰囲気)

男(これが君が望んだライブなのか?)

ルーティ「もっと、ねぇ、もっと愛を頂戴。ほしいの、あなたの愛が」

男(………わからないよ)







ルーティ「どうでしたぁ? 私たちのライブ」

男「すごい上手だったよ」

ルーティ「やっぱり幽霊には効かないのかな」ボソッ

男「なにか言った?」

ルーティ「先生にもっと褒めてほしいなって」

男「ははは。感想が長くなりそうだから家に帰ってからにするよ」

ルーティ「はーい?」

ルーティ「それじゃあ私たちはファンの皆と交流会があるから」

ルーティ「その前に」チュッ

男「!」

ルーティ「皆は握手だけど、先生は特別だから?」

男「あ、ありがとう」ハハハ

ルーティ「またあとでね!」





「……今の見たわよね」

「うん。そういえばあの人、前見たよ」

「もしかしてあの女の弱点なのかしら」

「でも、ひどいこと、したくないな」

「もし、彼が協力してくれるのならひどいことにはならないわよ」

「先生は良い人みたいだから。私たちを助けてくれるのかも。でもこんなことして、良いのかなぁ」

「………あの日、私たちが受けた仕打ちを考えたら足りないくらいよ」

「私は純粋に歌を聴いてほしい。だから歌を汚すあの人を私は許さないわ」
186 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/19(火) 00:01:45.70 ID:hsY97eLp0
ルーティの好感度【79】

ルーティへの好感度【35】
187 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/19(火) 00:02:11.77 ID:hsY97eLp0
今日はここまで

おやすみなさい
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 00:02:48.39 ID:qKde49FXo
乙乙
不穏さしか感じない
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 00:02:57.58 ID:9yR5v1Oj0
190 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/19(火) 00:08:45.05 ID:hsY97eLp0
ハートマークが文字化けするときってどうすればいいのでしょうか
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 00:19:46.02 ID:qKde49FXo
❤🖤💙💜💛💓
文字化けするか?
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 00:20:13.65 ID:qKde49FXo
したわ
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 00:20:41.28 ID:4/9d9vyQ0

確か文字コードを打ち込めばできるって聞いたことがあるけど詳しくは覚えてない
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 00:22:05.24 ID:ILPjhuLBO

大丈夫なのかこれは…
195 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 20:18:47.72 ID:08xzQRiF0
〜36週 日曜日〜

エリー「一体何があったっていうのよ。この私が遊びに誘っても」

ルーティ『ごめんなさい。エリー。今忙しいの』

エリー「なんてにべもなく断られるし、それにあれだけ嫌がってたのに歌ってるし」

エリー「って、別に私は寂しくないんだからねっ。ただルーティの様子が変だって思ったから…」

エリー「でもあの子があんな顔で歌うなんて知らなかった」

エリー「貴方は良い子、のはずよね。ルーティ」
196 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 20:19:30.62 ID:08xzQRiF0
男「さて今日は」

1.誰かに勉強を教える

2.誰かに会いに行く

3.自由選択

>>198
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 20:21:44.36 ID:r+XwGsfto
2ベルスタシア
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 20:22:09.91 ID:r0XfEXldO
2ロウェナ
199 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 20:31:24.77 ID:08xzQRiF0
ロウェナ「ボク。今大丈夫?」

男「どうしたの?」

ロウェナ「ううん。特に用事はないんだけど、ただ会いたかったんだ」

男「そっか。それだったらどこか食事でも行かない?」

ロウェナ「いいの? でも先生は」

男「大丈夫。それになんていうか」

男「どこか学園じゃないところで気分転換したい気分だったから」

ロウェナ「! だったらリリスちゃんから教えてもらったお店があるんだけど」

男「どんなお店?」

ロウェナ「ステーキ屋さんだよ。お肉が新鮮なんだって」

男「お肉が新鮮………リリスさん………まさか」

ロウェナ「どうしたの? 早く行こうよ」

男「わかった。それじゃあ行こうか」
200 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 20:47:19.24 ID:08xzQRiF0
リリス「いらっしゃいませ。よく来たな」

男(店員はリリスさんだった)

ロウェナ「あれぇ。なんでここにリリスちゃんが?」

リリス「ここは私の家だからな」

ロウェナ「えっ、すごい」

リリス「ふふ。表の顔は「リリスちゃんおっぱいすごい」

ロウェナ「普段の服じゃわかんなかったけど、リリスちゃんこんなにいい体してたんだね」

男(普段のすっぽり全身を覆うローブじゃわかりにくいけど確かに出るとこはでるし引っ込んでるところは引っ込んでる)

リリス「や、やめてくれ、恥ずかしい」

リリス「こほん。表の顔は屠殺業で、動物の肉を卸してるんだ」

リリス「ついでにステーキ屋もやっている」

ロウェナ「ステーキは大好きだよ。お姉さんは肉汁したたるレアで」

リリス「まずは席に案内する」

リリス「それとお前は………椅子はいるか?」

男「気分的に座らせてください」

リリス「冗談だ。幽霊が飛んでちゃ他のお客に迷惑だからな」

男「ありがとうございます」

ロウェナ「お肉〜お肉〜」
201 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 20:50:19.30 ID:08xzQRiF0
リリス「鶏や牛はもちろん、珍しい肉も揃えてるぞ。人肉は扱ってないが」

ロウェナ「ちょっと、今のお姉さんは人間なんだけど」

リリス「おっとすまない」

男「僕も元人間なんだけど」

リリス「元か…悪霊にみなせば容赦なく除霊するからな」

男「勘弁してください」

ロウェナ「よーし、牛肉ステーキ400gで! ごはん大盛!」

リリス「よし、わかった」

男「よく食べますね」

ロウェナ「せっかく食べれるようになったからね」

ロウェナ「あっ、ごめんね、ボク」

男「いえ、こうなったのはロウェナさんのせいではないですから」
202 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 20:52:37.19 ID:08xzQRiF0
ロウェナ「もぐもぐ。噛み応えがあって美味しい」

男「僕は柔らかいほうが好きですけど」

ロウェナ「この方が食べてる!って感じがするんだよね」

男(しかし美味しそうに食べるなぁ)

ロウェナ「…先生も食べる?」

男「でも僕は幽霊だし」

ロウェナ「憑りつけば食べれるよ。お姉さんが先生に体借りたときみたいに」

男「うーん」

1.ロウェナさんに憑りつく

2.断る

>>203
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 20:55:58.76 ID:6RzQmIzD0
1
204 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 21:03:37.13 ID:08xzQRiF0
男「じゃあちょっと体お借りするよ」

ロウェナ「いーよ。来て?」

ズブブ

ロウェナ「あっ、あっ、ああっ❤」

男「変な声ださないでくださいよ」

ロウェナ「にひひ」

ズブブ

男(憑りつくってこう、かな)

男(あ、あれ、体が吸い寄せられ)

僕は意識を失った。
205 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 21:10:22.46 ID:08xzQRiF0
ここは……どこだろう。

薄暗い。それに肌寒い。確か僕はロウェナさんと

「ロウェナさん?」

………僕の声ではなかった。

幼い、女の子の声。

しかし喋ったのは僕のはず。


「あ、あー、えー」

やはり声が違う。一体僕に何が。

「!!」

暗闇に目が慣れてきた。そして見えてきたものは。

木目の床と小さな机、小さなキャビネット、小さな鏡、ボロボロの人形にボール。

そしてここと外界を隔てる鉄の檻。

僕はなぜここに。それより僕はいったい。混乱しながら部屋を見渡すと

「!!」

そこにロウェナさんがいた。

小さな鏡の中に

やせ細り、薄汚れた服を身にまとったロウェナさんが

映っていた。
206 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 21:15:00.60 ID:08xzQRiF0
男「はっ!」

ロウェナ「どうしたの、先生」

男「い、いや。何でもない」

ロウェナ「私の体使わないの?」

男「勘違いされそうなセリフはやめてくれ」

ロウェナ「お姉さんの体じゃ満足できないのね。しくしく」

男「だからやめてくださいって。上手く憑りつけなかったんですよ」

ロウェナ「そっかぁ、先生幽霊初心者だもんね。えっとね、うににーって感じでいけば大丈夫だよ」

男「わかりません」

ロウェナ「結びつきたいって気持ちでぐっと行くんだよ。ほら再チャレンジカモン!」

男「いえ、やめておきます」

男(あれはただの白昼夢とは思えない。ロウェナさんの過去?)

男(だとすると、ロウェナさんにいったい何があったんだ)

男(ロウェナさんの生前にいったい何が)

ロウェナの好感度【91】

ロウェナへの好感度【50】
207 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 21:19:17.89 ID:08xzQRiF0
〜37週〜

男「そうですか。また被害者が」

テラス「君が狙われる心配はないだろうが、わが校にはまだ人間はいる」

テラス「早急に加害者を突き止めなければな」

男「リンネさん、ではないようですから」

テラス「君を襲ったものがどのようなものかわからないが」

テラス「我が学園を好きにはさせない。このことはしかと後悔させてみせよう」
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 21:20:09.86 ID:3KXouVhmO
連続殺人犯捕まえるの忘れてた
209 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 21:20:46.51 ID:08xzQRiF0
男(僕にはもうなにもできそうにないな)

男(あ、授業の準備しなくちゃ)

男(今週は)

亜人【ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】

教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】

>>210
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 21:26:18.32 ID:3KXouVhmO
リリ理系
211 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 21:31:25.12 ID:08xzQRiF0
ベルスタシア 【魔術 401】

ジェラルド【運動 381】

サレム【文系 542】

ルーティ【魔術 373】

プライヤ【魔導 1194】

ロウェナ【運動 250】

ミレイア【魔術 326】

リリ【理系 189】
212 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 21:41:44.21 ID:08xzQRiF0
〜37週 土曜日〜

オー「先代生徒会長が面白いもんつくっとるみたいやで」

「見たいね。もしかすると彼女の技術が必要になるかもしれないわ」

オー「あんたじゃ作れんのか?」

「どうかしら。可能かもしれないけど、今はそっちに割けるキャパシティがないわ」

「脳みそ増やそうかしら」

オー「あんたがいうとシャレにならんで」

「大丈夫いざってなると、あの子。貰っちゃうから」

オー「……本気かいな」

「私の可愛い娘なら可能よ。あのことっても食いしん坊だから」

オー「腐っても知り合いやろうに」

オー「しかしあないなもんどうやって作ったんや」

「私の昔の先祖が残してくれた研究資料から作ったの。もちろんこの私の体もその研究結果」

オー「恐ろしい女やで。くわばらくわばら。ワイは食べんといてくれよ」

「食べないわ。だってあなた―――じゃない」

オー「…どこで知った」

「あら、やっぱりそうだったのね。やけにあの子たちにやさしいからてっきり」

「あなたもそうなのかと」

オー「………」

「あら怖い」
213 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 21:42:33.91 ID:08xzQRiF0
男「今週はどうしようかな」

1.誰かに勉強を教える

2.誰かに会いに行く

3.自由選択

>>214
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 21:42:49.31 ID:6RzQmIzD0
2ルーティ
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 21:43:01.12 ID:3KXouVhmO
3殺人鬼をおう
216 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 21:52:05.75 ID:08xzQRiF0
男「ルーティさんのライブにまた誘われた」

男「せっかくチケット貰ったんだし、行くか」

―――

――



男「今日の会場は」

「もしもしっ、あの先生ですよねっ」

男「え? あ、君は」

アイ「この前、そのルーティちゃんといた先生だよね」

男「そうだけど。いったいどうしたの?」

アイ「先生にお話があって、聞いてほしいんだ」

男「でも今からルーティさんのライブが…」

アイ「ルーティちゃんの代わりに私がいくらでも歌ってあげるからっ」

アイ「だめ、かな」

1 ライブに遅刻するわけにはいかない

2.アイホワイトについて行く

>>217
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 21:58:09.63 ID:f89nZNCDO
正解が分からないけど2かな
218 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 22:16:26.19 ID:08xzQRiF0
男「わかった。何かあったみたいだしついて行くよ」

アイ「ほんと! ありがと先生!」ギュッ スカッ

男「ところでどこに」

アイ「こっちこっち」

―――

――



男「ここは、軽音部?」

アイ「ヨームっちに借りてるんだ。ヨームっちのファンは女性が多いからあんまり被害受けてないみたい」

アイ「だから今アイドル部あんなんになってるからって言って貸してもらってるの」

男「あんなのって?」

「メイレーンによる私有化。メイレーンたち以外のアイドルはろくな活動ができてない」

「それは私たちも同じだけど」

男「君は」

セラス「セラス。これでも『歌姫』と呼ばれていたわ」

男「三歌人の?」

アイ「いえいっ。私たち『三歌人』!」

セラス「今はそう呼ばれることはないけれど」

男「僕は詳しく知らないんだけど一体なにがあったというんだい?」

セラス「…そう、知らないのね」

セラス「あの人はこの学園の歌手やアイドルなんかをすべてつぶす気よ」

セラス「人気を独占することによって」

219 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 22:17:34.71 ID:08xzQRiF0
男「…で、でもあのルーティさんが」

セラス「そんなことするわけがない? なら私たちはなぜステージを台無しにされたのかしら」

セラス「ステージが開かれたら即座に乱入し、派手なパフォーマンスと魔法のような歌声でファンを奪い去っていく」

セラス「それだけじゃないわ。私たちが抗議しようとしても不良たちの手によってもみ消される」

男「それだったら風紀委員を頼れば」

アイ「うん、私たちも風紀委員のところには行ったんだよ」

アイ「でも今は学園が荒れてて力になれそうにないって」

セラス「きっとこれもメイレーンのせいね」

男「そんな! ルーティさんが」

セラス「番長連総長であるルーティが、不良たちをけしかけ、風紀委員の邪魔をしてるの」

アイ「確証は、ないんだけど」

男「………本当に番長連にルーティさんが?」

セラス「有名な話よ」

男「それが事実だとすると、責任は僕になるのかもしれない」

セラス「そう。だとすると話が早いわ」

男「?」

アイ「先生。私たちは歌を歌いたいだけなの。だから先生からルーティさんを説得して」

セラス「いいえ。この男を脅した方が早いわ」

アイ「そんなっ。ダメだよセラスちゃん」

セラス「私たちをあんな目に合わせておいて、卑怯もラッキョウもないわ。目には目を、歯には歯を、なのよ」

アイ「………」

男「話は分かった。ルーティさんに話をして君たちがステージに出られるように掛け合ってみるよ」

アイ「本当! ありがとう先生!!」

セラス「……本当かしら」

セラス「まぁ、私は歌が歌えればいいわ、一応信じてあげる」

男「ありがとう。約束は必ず守るから」

アイ「ありがとうっ。わーいっ! ステージに立てるかもしれないよセラスちゃんっ」ピョンッ

セラス「歌が歌える……ふふ、少しj気分が高揚してしまうわね」

男(なにが正しいのかわからないけど、この子たちに暗い表情をさせるわけにはいかないな)











ルーティ「ふぅん。やっぱり先生に接触したのね」

ルーティ「先生は誰にも渡さない。渡さないんだから」ギリッ
220 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 22:24:27.73 ID:08xzQRiF0
〜37週 日曜日〜

ベール「徹夜続きは、流石に堪えるわ」

ヴェール「夜更かしはお肌に悪いよ?」

ベール「私たちに肌の良し悪しなんてあるわけないじゃない」

ヴェール「それじゃあ目覚ましの毒、いっちゃうかい?」

ベール「自分で飲みなさい」

ヴェール「あぁん。美味しいのに」

ベール「それよりコーヒーかなんかない?」

ヴェール「ラーメンいっちょおまちぃ!」

ベール「………」ズルズル

ヴェール「それで、徹夜続きだなんて今度は何をやってるんだい?」

ベール「幽霊の研究、それにとある人の歌声の解析」

ヴェール「なんかよくわかんないね」

ベール「スポンサーがついたのよ。おかげで大忙しだわ」ズルズル

ヴェール「…はっ、コーヒーラーメンってありじゃない?」

ベール「なしね。白か黒かで言うと、ヘドロよ」

ヴェール「ヘドロ………」ジュルリ

ベール「このゲテモノぐらいが…」
221 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 22:25:42.86 ID:08xzQRiF0
男「いったい僕が知らないところで何が動いてるんだろうか」

男「さてと今日は」

1.誰かに勉強を教える

2.誰かに会いに行く

3.自由選択

>>223
222 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/05/23(土) 22:26:16.05 ID:08xzQRiF0
今日はここまで

ヴェールソフィアはベトベトン?
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 22:28:04.79 ID:3KXouVhmO
3殺人鬼を追う
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 22:35:22.99 ID:3KXouVhmO
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 22:38:58.52 ID:6RzQmIzD0
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 23:26:51.02 ID:1q0hdLV/O
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 23:26:54.65 ID:e6O5Ci8E0
228 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/06/09(火) 20:44:33.94 ID:TgpWOcFM0
マヒロ「ずいぶんとまぁ、変わっちまったな」

男「いろいろとありまして」

マヒロ「俺の故郷じゃあもっとヘンテコなことが起きるから驚きもしねぇが」

マヒロ「人間はやわなんだからもっと気を遣えよ」

男「はい、気を付けます」

マヒロ「でも襲われることがなくなったってのは良いことかもしれないな」

マヒロ「で、お前がいない間に俺なりに調べたんだが」

・犯人は複数いる

・学内での目撃証言がある

・番長連は関与していない

・狙われるのは第一種のみ

マヒロ「まとめるとこんなもんか」

男「第一種しか狙わないのがよくわからないね」

マヒロ「第二種を殺してもスリルがないからじゃないか」

マヒロ「もしくは第一種に恨みがあるか」

男「第一種に恨みがある………」

マヒロ「単純に考えると第二種共だろうが」

男「………少女ちゃんが何か知っていそうだけど」

マヒロ「ふん縛ってお話でもするかい?」

男「それじゃいけないよ。それに僕はもう少女ちゃんに顔向けできない」

マヒロ「やけに人間にこだわるんだな」

男「だって、第一種と第二種ですら溝は深いってのに、こんな姿じゃ理解できるなんていえないよ」

マヒロ「………当人もわかってほしいなんて思ってないだろうさ」

男「それでも僕は、第一種と第二種が違う存在だなんて思えないんだよ」

マヒロ「ま、犯人は単純に考えれば第二種だ。それをどう考えるかだ」

マヒロ「スラム街にでも行くかい?」

男「そうだね………」

1.特別保護区に行く

2.少女を尋ねる

3.メイドに尋ねる

>>229
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 20:57:19.52 ID:rME322uGO
1
230 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/06/09(火) 21:03:34.23 ID:TgpWOcFM0
男「特別保護区にいきましょうか」

マヒロ「よし来た。安心しろ俺が守って…やらなくてもいいのか」

マヒロ「ま、そこらへんの第二種を脅せば情報が手に入るだろ」

男「穏便にいきましょうよ」

マヒロ「っつっても脅しでもしないと、あいつらをやってくるか」

男「大丈夫ですよきっと」

男「そうだ、美味しいものをあげれば」

マヒロ「やれやれ」
231 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/06/09(火) 21:20:36.74 ID:TgpWOcFM0
マヒロ「スラム街に来たのはいいが、いやな視線を感じるな。歓迎はされてないみたいだ」

男「よそ者は歓迎されないね」

マヒロ「人さらいだと思われているのか。それとも」

パァンッ

マヒロ「迷い込んできたカモだと思われてるのか」

男「…撃った、の?」

マヒロ「武器を持ってたからな。正当防衛だ」

マヒロ「まさか殺すほどのことじゃないなんて言わないだろうな」

男「…いや、正当防衛だよ」

マヒロ「早いこと事を済ませよう」

男「うん。別れて聞き込みをしよう」

マヒロ「何かあったら大声あげろよ」

男「大丈夫だよ。いざとなったら消えれるから」

マヒロ「それもそうか。っと、そうだな。これを持っとけ」

男「石?」

マヒロ「それを持ってればお前がどこにいるかわかる。1時間後くらいに迎えにいくから」

男「了解。それじゃあまた一時間後」
232 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/06/09(火) 21:35:34.49 ID:TgpWOcFM0
男「成果なし……か」

男「やっぱ幽霊って嫌われ者なのかな」

タッタタッタッタ

男「? 走ってる? にしては変な足音」

「きゃあっ」

男「おっと、大丈夫? 君」

「ひ、ひぃっ、や、やめて」

男(…酷い怪我だ。誰かにやられたのか)

男「大丈夫、僕は何もしないよ」

「ごめんなさい、ごめんなさい、い、痛いこと、しないで」

男「大丈夫だから。酷い怪我してるけど、なにかあったのかい?」

「み、みんなが私をいじめるの! 私は、私は悪くないのにっ 私はなにも悪くないのっ」

「そ、そうだ、助けて、助けてよ。なんでもしてあげるから。痛いことじゃなかったら、なんでもするからっ」

「セックスだってやったげるわ。だから助けて、私を助けてよぉ」

男(幽霊だからそんなことできないけども) 

『どこ! どこに行ったの!? 逃がさないわよっ!」

「ひっ、や、やだ」

男「………」

1.助ける

2.見捨てる

>>233
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 21:36:31.51 ID:4mmxmDSM0
1
234 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/06/09(火) 21:50:32.87 ID:TgpWOcFM0
男「わかった、こっちにきて」

「助けて、くれるの?」

男「傷だらけの子を放ってはおけないんだ」

『今なら3枚で許してあげるから、出ておいで。出てこないと10枚よ』

男「ここに隠れて」

「っ」コクッ

男「……さて、どうしたものか」

男「こんにちは、どうかしましたか?」

「っ! あなた、人間じゃないわね」

男(スラム街にいるにしては立派な服を着てる…)

男「誰かを探してるみたいでしたので」

「娘が、娘が家出したのよ。まったく心配かけて悪い子だわ」

男「あぁ、向こうのほうに走っていった子はいましたけど」

「本当? まったく、逃げ足だけが取り柄の子ね。前の子はもっと大人しかったのに」

男(………行ったか)

男「行ったみたいだよ」

「はぁ、はぁ、ひっ、ひぃ、ひゃあ、はぁ、ぜぇ、ぜぇ」

男(一体この子はどんな目にあわされてきたんだろう)

男「とにかくマヒロさんが来るまで待つか」
235 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/06/09(火) 21:57:49.16 ID:TgpWOcFM0
マヒロ「……なんでそうなる」

男「でも、こんな傷だらけで」

マヒロ「だろうが俺らには関係ない。あまり情をかけすぎるな」

マヒロ「自分のためにならないぜ」

「や、やだ、捨てないで、捨てないでぇ」

男「大丈夫だから」

マヒロ「………ちっ。ここから連れ出してはやるが、あとは知らねぇぜ」

男「ありがとう。マヒロさん」

男「ほら、行くよ」

「あり、ありがとう、ありが、とうござい、ます」
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 21:58:40.12 ID:oM0g2aXEO
被虐ちゃんの身代わりになった子かな
237 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/06/09(火) 21:59:17.41 ID:TgpWOcFM0
今日はここまで
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 22:01:04.87 ID:rME322uGO
乙男家の愉快な仲間たち追加か
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 22:42:19.26 ID:oM0g2aXEO
おつ
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 22:43:28.45 ID:K+gjdG9Eo
乙乙
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 00:47:05.56 ID:/Dbhz5ID0
242 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/06/10(水) 20:47:04.01 ID:R/k2UcO80
メイド「おかえりなさいま、!」

男「ただいま。いきなりで悪いんだけど、この子をお風呂に入れて手当をしてもらえないかな」

メイド「………わかり、ました」

「………おじゃまします」

メイド「………」ジッ

男「? どうかした?」

メイド「いえ、どうぞこちらへ。被虐姉さん」グイッ

「! あなた、私のことを」

メイド「…えぇ」

メイド「貴方がどう、ご主人様に取り入ったかは知りませんが」

メイド「貴方が害を為すようなら、私はあなたを……躊躇なく殺します」

「ひっ、や、やめて。私は悪くないの、私は悪くないのよ?」ガクブル

メイド「……どうぞ、こちらが風呂場です。一人で洗えますね?」

「えぇ。大丈夫、だけど」

メイド「ではどうぞ、ごゆっくり」
243 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/06/10(水) 20:59:08.93 ID:R/k2UcO80
〜38週〜

被虐姉「すいません、すいません」

メイド「どうかされましたか」

ルーティ「先生に寄生しようとしてるみたいだから」

ルーティ「身の程をわからせておいてあげようと思ったの」

メイド「そうですか」

「た、助けて」

メイド「…あなたが言うと聞きたくもなくなります。どうぞ続きを」

ルーティ「大丈夫。お話だけですからね?」

「ひぃっ」
244 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/06/10(水) 21:00:54.41 ID:R/k2UcO80
男「ポルターガイストにも慣れてきた」

男「気分的には力持ちだな」

男「さて今週は」

亜人【ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】

教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】

>>245
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 21:02:40.56 ID:XdM+h8KSO
ジェラルド魔導
246 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/06/10(水) 21:11:36.01 ID:R/k2UcO80
ベルスタシア 【文系 460】

ジェラルド【魔導 298】

サレム【理系 567】

ルーティ【魔術 398】

プライヤ【魔導 1207】

ロウェナ【理系 315】

ミレイア【魔導 392】

リリ【魔導 487】
247 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/06/10(水) 21:21:41.97 ID:R/k2UcO80
〜38週 土曜日〜

ベール「…つまりは」

セルリア「どうかしたのかヨ」

ベール「新しい理論を思いついたのだけれど、実践できないのよね」

ベール「これじゃただの机上の空論」

セルリア「私たちも調べてるけど行き詰ってるヨー。実践できなくて証明できないヨ」

ベール「はぁ、幽霊なんてものを研究するのが間違えだったのかしら」

セルリア「もう支援してもらってるんだからどうしようもないヨー」

セルリア「それに断ったらバックにいる奴が怖いネ」

ベール「……バックは別にどうでもいいのよ。ただ」

ベール「私の理論が証明できないのが歯がゆいのよ」

ベール「とりあえず理論だけまとめて書類は送っておくけど、セルリアは何か成果は?」

セルリア「その男ってやつを拉致して実験したら駄目かヨ?」

ベール「駄目よ。あんたに任せたら幽霊でも死にそうだわ」

セルリア「けっ」
248 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/06/10(水) 21:29:43.80 ID:R/k2UcO80
男「被虐姉さんとルーティさん仲がいいみたいで嬉しいよ」

男「さてと僕は」

1.誰かに勉強を教える

2.誰かに会いに行く

3.自由選択

>>249
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 21:29:48.79 ID:xuBgdoDFo
2ベル
250 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/06/10(水) 21:47:15.19 ID:R/k2UcO80
ベル「ずずずずずーっ 美味い!」

男「どうしたのこんなところでラーメンなんか食べて」

ベル「あっ、先生! やっほー」

男「こんにちは。それでなんでベンチの上でラーメンなんか、どうしたの?」

ベル「お姉ちゃんに貰ったんだー」

男「お姉ちゃんって言うと、ベールさん?」

ベル「ううん。ヴェールソフィアお姉ちゃん」

男「ヴェールソフィア…あぁ! あの屋台の」

ベル「うん。先生が振ったヴェールお姉ちゃん」

男「人聞きが悪い」

ベル「先生って気になる人とかいないの? いないなら私が紹介してあげるよ」

ベル「ヴェルフェリアちゃんとかベルンカステルちゃんとか」

男「顔が広いんだね」

ベル「みーんな親戚なんだー。ほら、私って親戚多いからねー」

男「さすが元貴族」

ベル「えっへん!」

男「そんなベルスタシアさんは恋愛に興味ないの?」

ベル「ないよ」

男「そんなすっぱり」

ベル「あ、いやいや、あるよ! もう燃えるような恋がしてみたいなー」

男「燃えるような恋かぁ。僕の今までの恋愛経験はほろ苦いものだったからね」

ベル「ふーん、そっかぁ」

ベル「なら私がお試しに先生の恋人(偽)になってあげてもいいんだよ?」

男「こら、教師をからかわない」

ベル「冗談じゃないよ。だって私、先生のこと………」

ベル「駄目?」

1.協力してもらう

2.教師がそういうことするわけにはいかない

>>251
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 21:49:29.71 ID:Q6GVJ+4o0
2
252 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/06/10(水) 21:54:36.05 ID:R/k2UcO80
男「駄目だよ。ベルスタシアさん」

ベル「やっぱ先生はお堅いなぁ」

ベル「でも、そうだから先生といると安心できちゃうんだ」

男「教師は信用されないといけないから」

ベル「うんっ。私も先生信用してるからね!」

ベル「ちょっとだけ」ボソッ

男「その信用を裏切らないように頑張らないといけないな」

ベル「あ、そうだ。食後のデザートが食べたいなーなんて」

男「えぇ…。別にいいけど」

ベル「えへへぇ。私は没落してるからお金がないんだよー」

ベル「だから恵んでください先生様!」

男「はいはい。何が食べたいの?」

ベル「えっとね―――」

ベルスタシアの好感度【10】
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 21:58:37.88 ID:xuBgdoDFo
好感度10?
254 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/06/10(水) 21:59:34.89 ID:R/k2UcO80
〜38週 日曜日〜

テラス「そうか。わが校の中に犯人がいると」

マヒロ「俺が集めた情報が正しければな」

マヒロ「これは噂で裏はとれてないんだが」

マヒロ「武器を持った第二種がこっそり第一種を襲ってるって話だ」

テラス「第二種が………。しかし生徒はおろか学内に第二種など」

テラス「一人を除いて存在しない」

マヒロ「そいつは?」

テラス「彼女はそういうことはしない。しかし本当に第二種だというのなら」

テラス「学内だけの問題にはとどまらないかもしれないな」

マヒロ「それともう一つの問題だが」

マヒロ「殺人鬼リンネが生徒と知れたら火種になるぜ?」

テラス「…手は打つさ」

マヒロ「それはいつだ?」

マヒロ「老婆心から言っておくが、遅い決断はなんの役にも立たないんだぜ?」

テラス「心にとめておこう」
255 :【好感度40】でした ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/06/10(水) 22:01:13.27 ID:R/k2UcO80
男「そういえば被虐姉さんは、少女ちゃんのところの被虐娘ちゃんに似ているなぁ」

男「もしかして姉妹だったり?」

男「そんなわけないか」

男「さてと」

1.誰かに勉強を教える

2.誰かに会いに行く

3.自由選択

>>257
256 :亜人好き ◆HQmKQahCZs [saga]:2020/06/10(水) 22:01:52.26 ID:R/k2UcO80
今日はここまで

ベルスタシアより、ベールクレアのほうが素直なのかもしれない
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 22:02:28.19 ID:TV7CYEvDO
3被虐姉から事情を聞いてみる
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 22:02:43.72 ID:TARZI6rPO
3被虐姉さん関連で色々と調べる
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 22:03:03.26 ID:J7b/usaT0
2ルーティ
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