ナルメア「団長ちゃん、何かしてあげよっか?」グラン「じゃ艇を降りてくださいよ」

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27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/29(日) 23:40:46.19 ID:Pzgz1MEU0
(グラン『ベースに黄金小麦、いろどりの青い果実。これ、普通の露店じゃ売ってないです』)

(グラン『どうりで肉々しい感じがあんまりしない』)

(グラン『すっごく気を遣ってくれてるのがわかります』)

(ナルメア『あ……!』)

(グラン『でも……』)

(グラン『これを作るためにナルメアさん、ひとりでどっか採りに行ったんですよね?』)

(ナルメア『あ…あはは、うん。ごめんね……?』)

(グラン『どこかに一人で行くときは、団員は必ず団長報告って言ってたのに』

(ナルメア『ごっごめんね!! で、でもね、団長ちゃん! あれくらいは一人でもだいじょ……!』)
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/29(日) 23:41:49.96 ID:Pzgz1MEU0
(グラン『団長としてそこはキッチリ清算します』)

(ナルメア『ご、ごめんね……』)シュン

(グラン『……。でも僕、ナルメアさんが僕のために、一生懸命作ってくれたって事がうれしくて』)

(グラン『なんだか、怒る気がなくなっちゃいましたwwww』)

(ナルメア『……!』)

(グラン『あーわかった。じゃあ罰としてですね。ウン、今回のよりもっとウマい、おなかいっぱいのパイを……』)

(ナルメア『団長ちゃんっ!』)バッ

(グラン『わっ、ちょ、食べてますから!離れてください、落としちゃうから!?』)

(ナルメア『うふふっ、団長ちゃん団長ちゃん、お姉さんうれしいっ! うれしいのっ!』)

(グラン『うわぁーーーーーーーーっ!?』)

*
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/29(日) 23:43:01.08 ID:Pzgz1MEU0
*

ナルメア「……“お、なか、いっ…ぱい、パイ”……今回ので、11、号……」

ナルメア「………です……。」

グラン「“おねえちゃんとくせいの、おなかいっぱいパイ、11号”?」

グラン「………」

グラン「……フッ」

ナルメア「……?」

グラン「はははははははっ!!!」

グラン「ブワハハハハハハハハハハハハハッッ、アーーーーーーーーッヒャッヒャッヒャッハッハッハッハッハッハッハwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/29(日) 23:44:16.56 ID:Pzgz1MEU0
ナルメア「……!?」ビクッ

グラン「ゲホゲホッ!ハハハ!ウグッ、ウワハハハッ!!ヒーーーーーッ!ヒハハハハハハハハ!!!」

グラン「ケハッ、カッカッカッカッカッ………! ぐははははははは……ゲホッ!」

グラン「クククク………あーー、ひっひっひ、ははは、ゲホ、っぷくくはははは……」

グラン「フフ………ははははははははは……あーー、はぁーーーーーーーーーーーーーーぁあ……。」

グラン「………フンンッ!!」ブンッ!!

ナルメア「んぶふっ!!?」ベシャッ!
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/29(日) 23:45:24.17 ID:Pzgz1MEU0
ナルメア「うっ……、げほっ、えほっ!? ……ぇ……え……!?」

グラン「オーやった! これぞパイ投げってやつですかね、ナルメアさんよお」

グラン「顔面クリーンヒットは何点ですか?」

ナルメア「だっ……、だ、団長ちゃんっ!? いくらなんでもひどいんじゃないかな!?」ゴシゴシ

ナルメア「食べ物を粗末にするのは、だ、駄目だし! 床も、パイでべしょべしょだし……!」

ナルメア「私はいいけど! ……その……」チラッ

パイグチャァ……
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/29(日) 23:46:29.15 ID:Pzgz1MEU0
ナルメア「……だ、団長ちゃん、また作ってって、おいしいって言ってくれたから……お姉ちゃんも、前のよりおいしくなるよう、がんばったよ……?」グチャ…グチャ…

ナルメア「だからお姉さん、ちょっとだけ悲しいかな……」グチャ…

グラン「うえー。変なモンかき集めないでくださいよ、後でやってください。見苦しい、マジでやめてくれません?」

ナルメア「! っ……ご、ごめんね……」ピタ

ナルメア「…あ……」

ナルメア「団長ちゃん、手……」

グラン「ん? ああ 汚れちゃったな。鷲掴みにしたから」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/29(日) 23:47:39.16 ID:Pzgz1MEU0
ナルメア「………、これ、お姉さんのハンカチ……使う?」

グラン「うん、その前に手を洗おうかな……これで。ちょうどいいのがあった」キュポッ

ナルメア「……だ、団長ちゃん、それエリクシ…… きゃっ!?」ビシャッ!(ナルメアの真上から半汁をかける)

グラン「うお〜〜 半汁で手を洗うってなんか罪悪感あるなあ」パシャパシャ

グラン「ほらナルメアさんよぉ。半汁だぞもったいねえ、口開けてほら。あんたは排水溝なんですから、ちゃんと飲まなきゃ」

ナルメア「〜〜〜〜っ、〜〜〜ッ、〜〜…!」ビシャビシャ ビシャ

グラン「口開けてホラ! ……そうそう、上手ですよー」

ナルメア「ぇほ!あぶぶ……、〜〜〜!! ゲホッ!かはっ!」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/29(日) 23:48:56.92 ID:Pzgz1MEU0
グラン「うはは。あーあー……こぼしちゃって。ほんともったいないわ、半汁もタダじゃないんですよ?」ピッピッ

グラン「ふぅ。ハンカチ」

ナルメア「ケホッ……グスッ………」ポタポタ

グラン「ハンカチッ!!!!!!!!!!!!」

ナルメア「っあ!? グスッ、ぁ、ごめ、ね、はい、ハンカチ……!」スッ

グラン「ハァァーーー。 もう気が失せたから行きます。掃除しといてくださいね、臭くてたまらんから」ゴシゴシグシャッ ペッ(ナルメアの顔に丸めたハンカチを投げ捨てる)

ナルメア「あうっ! ……ぅ、うん、すぐ片づけとくね…… ごめんね、団長ちゃん……」

*
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/29(日) 23:50:03.25 ID:Pzgz1MEU0
書き溜め分がいったん終わりましたので、また明日以降に投下します。
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/12/30(月) 00:07:15.28 ID:6nDNDB/T0
つまんね
グランのキャラ崩壊してるじゃん
妄想オナニーするなら他所でやれ
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/30(月) 01:20:37.78 ID:7yHDn0UEO
乙でした
また帝国のせいなんでしょ?知ってる
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/30(月) 18:11:53.02 ID:1ztD7Hti0
古戦場残りの肉はこんな風に有効活用されてたんですねぇ
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:34:55.36 ID:6ceZz64P0
シエ
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:35:58.57 ID:6ceZz64P0
シエテ「もう夜だし、そろそろいいんじゃない?団長ちゃん」

グラン「そ、そうですね……よし、今日のヘイローは終了!みんなお疲れ様ー!」

ラカム・イオ・シルヴァ「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」バターン

シルヴァ「わ、わた、しは!この、団を、今日で、抜けるッ!!」ハァハァハァ

ラカム「新入り、根を上げるには早すぎんだろうが……!」ハァハァハァ

イオ「そうよ……!逃がさないんだから……!地獄に……道連れよ」ハァハァハァ

シルヴァ「」ゾォッ

シルヴァ「ヒ……ふざ……ッ、ウ……!!」バターン

グラン「ちょっ、シルヴァ!? あちゃー、初日から飛ばしすぎたかな? よいしょ」(抱き上げ)
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:37:12.46 ID:6ceZz64P0
シエテ「今まで一人だったから、いきなりの集団行動で体がびっくりしちゃったんじゃないかな?」

グラン「そうですね……とりあえず部屋まで連れて行きます」

シエテ「一人で大丈夫かい? 団長ちゃん」

グラン「大丈夫! シエテさんには悪いけど、ラカム達を頼めますか?」

シルヴァ「オロシテクレ……」

グラン「あはは……」

シエテ「オッケー! 気を付けてね!」

シルヴァ「くっ……降ろしてくれーーーーーーーーーっ!!!」

*
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:38:15.34 ID:6ceZz64P0
シルヴァ「おぉっ……! このシチュー、最高にウマいな……!」

シルヴァ「疲れた体に沁みる……」パクパク

ラカム(この打って変わりよう。こいつもバカ組か……?)

グラン「でしょ? ローアインさん喜ぶだろうなぁ、調理室にいるだろうから後で紹介しますね」

シルヴァ「あぁ。こんな繊細な料理が作れるなら、きっと老練の調理師に違いない。私も失礼がないようにしなければ……」

グラン「あはは……(苦笑)」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:39:19.70 ID:6ceZz64P0
イオ「昨日もこのシチューだったけどね。一気に作りすぎなのよ」

ラカム「へっ。いらいらすんなよ、俺のパン食うか?」

イオ「いらないわよ、寄越すならかじる前に寄越しなさいよね、まず!」

ラカム「そりゃあ悪ぅーございました、なんか食欲がねえんだよな。おい、ルリア」ポイッ

ルリア「ヒュゴォォオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」ゴゥッ!!

イオ「もう、ルリア? あんた最近掃除機みたいよ? 普通に食べてくれない?」

ルリア「はぇ……?」モグモグ

グラン「シルヴァさん、それで足りる? パン、シチューにつけて食べるとおいしいですよ」

シルヴァ「む……」ヒタヒタ パクッ

シルヴァ「むっ……!」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:40:23.31 ID:6ceZz64P0
グラン「でしょ? パンが固いときは僕いっつもそうしてるんです」

シヴァ「あ、ありがとう、団長。……ひとりの時はいつもレーションしか食べてなかったから、こういう凝った料理は久しぶりでな。こういう上手な食べ方も忘れてしまう……」

グラン「そうなんですね……」

グラン「じゃあ、甘い物とか好きですか?」

シルヴァ「! すっ、好きだ!」

グラン「なら今度、ミリンって子が行きたいってクレープ屋さんがあるんで、一緒に行きますか?」

シルヴァ「う、うむ! 行く……!」ズイッ!

グラン「わ、わかりました……、おーいミリンちょっとー! いるー!?」

グラン「ありゃ? ねえイオ、ミリン知らない?」

イオ「ミリン? いつもクロエと一緒に食べてるじゃない、2人掛けの席の方よ」

グラン「ありがと!」

*
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:41:29.56 ID:6ceZz64P0
グラン「あーいたいた、ミリンちょっとー!」

ミリン「んぇ」モグモグ

クロエ「あ、だんちょじゃん。やっほー」

グラン「あーごめん、クロエと食べてたのか、邪魔しちゃったね」

クロエ「全然よきよきー、クロエじゃま的な?テキーラ?わら」

グラン「ううん! ていうか、メイクしながらごはん食べてるの……?」

クロエ「もち、もてスタ勉強中なんよー、どう? かわいいっしょ?わら」

グラン「うん、かわいい!」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:42:34.18 ID:6ceZz64P0
クロエ「あはは、やば! バリ直球でうける!わら」

ミリン「団長どの、なんでござるか? シルヴァどのも一緒に」

クロエ「あ、ほんとだシル姉ぇもじゃん、どったのどったの〜?」

シルヴァ「ど、どうも……」

グラン「シルヴァさんがさ……、「あのクレープ屋」行きたいって」

クロエ「えーうっそ!マジ!? めっちゃテンアゲぶっかまぽなんですけど!わら」

ミリン「テンアゲでござる〜! あの「鬼盛り」のでござるか!?」

シルヴァ(お、鬼盛り……!?)
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:43:38.04 ID:6ceZz64P0
グラン「それね! シルヴァさん甘いもの好きだけど、あんまりお店とか行かないみたいだから、2人でリードしてくれないかな?」

クロエ「クロエにおまかせ〜!」

ミリン「ござる! シルヴァどの、ここ座ってください!いま雑誌もってくるでござる!」

シルヴァ「あ、ぁ、……あ、ありがとう!」

グラン「僕も一緒に行くからあとで教えてね、クロエ」

クロエ「承知丸〜!」

シルヴァ「……テッ、テンアゲだ!」

グラン「む、無理して合わせないでいいですからね……。」




グラン「やれやれ……… ん?」

ナルメア「……。」モソモソ パクパク
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:44:41.83 ID:6ceZz64P0
グラン「……ナールメーアさんっ!」

ナルメア「ひぁぁぁぁぁぁっ!?」ビクゥゥッ!!!

グラン「うおおおっ!?」ビクッ

ナルメア「っ…っ……だ、っ、団長、ちゃん……!?」ドキドキドキ

グラン「ごめん、驚かして! なんか今日、すっごい端っこで一人で食べてたから、何かあったのか、と……」

グラン「どっどうしたんですか? 顔色、すごく悪い……」

ナルメア「ぇ、えっ……!?」

ナルメア「そ、そう、かな……ぁ、あれ、団長ちゃん……?」

グラン「は、はい……?」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:45:45.06 ID:6ceZz64P0
ナルメア「ぉ、おこ、おこ、て、怒ってない、の……!?」ビクビク

グラン「僕? 怒ってないですよ? ――――!」

グラン「ナルメアさん、目……」

ナルメア「ひっ……!?」ビクッ

グラン「……泣いていたんですか? 目、腫れて、まっかです」コソコソ

ナルメア「……っ、……??……そ、……えっ…?」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:46:49.55 ID:6ceZz64P0
グラン「何かありました? 話しにくいなら、別の場所行きましょう」コソコソ

ナルメア「………えぇ……?」

グラン「ナルメアさん、さぁ」(手を差し出す)

ナルメア「っ………」(俯く)

グラン「! ナ、ル…………。」

グラン「となり、座ってもいいですか?」

ナルメア「…………………」(頷く)
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:47:53.63 ID:6ceZz64P0
グラン「……。僕がそばにいたら、いやですか? ひとりのほうがいいですか?」

ナルメア「………」(首を横に振る)

グラン「あんまり、話したくないですか?」

ナルメア「………」

グラン「………」

グラン「ごめん、ナルメアさん」

ナルメア「……!」

グラン「僕は団長なのに、肝心な時、いっつも力になれない……!!」

ナルメア「……ぁ、あの、団長ちゃん……?」

グラン「んっ?」

ナルメア「覚えて、ないの……?」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:49:03.16 ID:6ceZz64P0
グラン「ん……………!?」

グラン「うぅ〜〜〜……………〜〜ん」

グラン「……ごめんなさい! 心当たりないです……」

ナルメア「………」

グラン「あ! あれかな? トイレ、間違えて入っちゃって……!」

ナルメア「っ! だ、団長ちゃん……っ!?! それは私がカギをかけ忘れたから……!」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:50:07.54 ID:6ceZz64P0
ナルメア「それに声、大きいよ……っ!」

グラン「ごっごめん!! ……そのことじゃない、ですよね。 顔見ればわかる」

ナルメア「………」

ナルメア(団長ちゃん……。本当に、覚えていないの……?)
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:51:12.56 ID:6ceZz64P0
グラン「ナルメアさん、もうちょっと話をしてもいいですか?」

ナルメア「………」

グラン「……ナルメアさん、辛い時、一人で抱え込むことを……僕は否定しません」

グラン「僕だってそういう時ありますから。何も間違ってないんですよ」

グラン「ナルメアさんは正しい。僕たちの、頼れるお姉さんなんですから」

ナルメア「………」ギュッ

グラン「だから僕知ってますよ、みんなから頼られちゃうから、人一番しょい込みやすいって事も」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:52:15.87 ID:6ceZz64P0
グラン「戦闘の時、いっつも最前線に立ってくれて。おかげでいつもナルメアさんには生傷が絶えない」

グラン「この際言いますけど。ヒールで治せばいいって訳じゃないんですよ」

グラン「ナルメアさんが生傷を作るたび、僕は死ぬほど後悔するんです。またナルメアさんを傷つけてしまったって」

ナルメア「………」

グラン「あとは……掃除する時、僕より何時間も先に起きてもうやってたり」

グラン「買い物の時なんて、僕たちの荷物全部持とうとするじゃないですか」

グラン「この前イオが怪我した時なんて、イオよりナルメアさんのが泣いてたり」

グラン「僕たちがシルヴァさんに艇の中案内してる時、シルヴァさんの部屋、いつの間にか掃除したり荷物運んだりしてくれてたの、あれもナルメアさんですよね?」

グラン「いっつも甘えちゃって……すみません」

ナルメア「ん……ううん……」グスッ
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:53:23.19 ID:6ceZz64P0
グラン「フ、あと、戦闘が終わった後は必ず手を洗うクセがあったり」

グラン「甘いものを作ってくれた時は、必ず飲み物はエリクシールハーフですね」

グラン「もっともっと知ってますよ、ナルメアさんの事」

グラン「……ずっと目で追っていると、いろんな事も分かっちゃうんですよ」

グラン「でも僕は、痛いとか、つらいとか、さみしいとか、泣きたいとか。ナルメアさんの口から聞いたことありません」

グラン「……僕の手、握って。ナルメアさん」スッ

ナルメア「…っ……!」(手を重ねる)
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:54:28.56 ID:6ceZz64P0
グラン「僕のこと、嫌いですか?」

ナルメア「そっ! ……そんなわけ、ないよ……っ!」

グラン「……いままで、すっごく頑張りましたね、ナルメアさん」

ナルメア「ッ……!!」ギュッ

グラン「あたま、なでていい? ナルメアさん」

ナルメア「……ぅ、うん……うんっ……なでて……!」グスグス

グラン「僕の前でくらい……今日だけでも、弱くていいんじゃないかな? ナルメアさん」ナデナデ

ナルメア「団長ちゃんっ!!」(抱きつく)

グラン「うおっ!?」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:55:44.13 ID:6ceZz64P0
ナルメア「怖かった……! 怖かったよぉ……!!」

グラン「よしよし、よく頑張ったね、ナルメアさん……。 ん?」

団員「「「「「「………!………!……・・・・・・!」」」」」」(絶句&ガン見)

シエテ(だッ、団長ちゃァーーん!? ここ、大食堂だよ!? みんな見てるから!?)←(ジェスチャー)

ナルメア「……っ、ぅぅ……っ!……ひっ……えぐっ……」

グラン「………(汗)」

*
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/30(月) 23:57:04.51 ID:6ceZz64P0
また明日以降、投下します。
グランのキャラ崩壊は理由がありますので、もしよければまた見ていただければと思います。
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/31(火) 00:21:07.39 ID:D/Qqcm1Io
うーんこの鬼畜
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/31(火) 00:51:37.58 ID:/ZeZ6ELwO
おつ
まんまヤンデレとホストやんけ
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/02(木) 10:29:37.94 ID:EwizPHpA0
きくうし様の推しに対する愛のこじらせ方は異常
毎度毎度ぶん殴るとかの実力行使して言うこと聞かせたりしてる印象
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/02(木) 20:35:14.30 ID:U/p2lXFp0
グラン「夜の甲板って、涼しくて気持ちがいいよねぇ」

ナルメア「………あの、団長ちゃん」

グラン「ん?」

ナルメア「ごめんね、団長ちゃんの服、汚くしちゃって……」

グラン「何言ってんの、僕嬉しいって言ったでしょ? ナルメアさんの本当の気持ち、やっと見れたからって」

ナルメア「団長ちゃん……」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/02(木) 20:36:20.33 ID:U/p2lXFp0
グラン「あ!! うれしいっていうと、ちょっと変態っぽいかな、あはは……?」

ナルメア「……」ポカーン

ナルメア「……くすっ、団長ちゃんは素敵な人よ 変態さんじゃないと思うな」

グラン「そ、そう?」

ナルメア「うん。お姉さんだって、団長ちゃんのことずーっとみてるから分かるの」

グラン「!? そ、それって……」

ナルメア「うん! お姉さん、団長ちゃんのお世話さんしてる時が一番楽しいから!」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/02(木) 20:37:25.33 ID:U/p2lXFp0
グラン「あ、あぁ……! な、なるほどね!」

ナルメア「うん! そう!」

グラン「は、ははははは!」

ナルメア「あっ、あはははは!」

グラン「あはは、あ〜……、うん、そういう……オチなのね……」ボソッ

ナルメア「! ………」

ナルメア「……、じゃ、じゃあ……どっ、ど、ぅ…!」

ナルメア「……どういう、オチが……良かったのかな、団長ちゃんは………?」(俯く)
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/02(木) 20:38:32.70 ID:U/p2lXFp0
グラン「え、えっ!?」

ナルメア「………っ…!」ギュッ

グラン「………ッ」

ナルメア「………〜〜〜〜っっ…!」ドキドキドキ

グラン「…………………、そ」

ナルメア「なっっ!!」

ナルメア「なぁーーーーーーんてね! あは、ごめんね団長ちゃん、お姉ちゃん何言ってんだろうね!?」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/02(木) 20:39:36.34 ID:U/p2lXFp0
ナルメア「ごめんね! あ、水飲む!? あっ寒いかな! 私、ちょっと暑くなっちゃって……!」(手で顔を扇ぐ)

グラン「あぁ〜…… うん、大丈夫!」

ナルメア「ほ、ほんと? なんでもいいから、してほしい事あったらお姉ちゃんに言ってね!? あは、あは……!」パタパタ

ナルメア「!!」

ナルメア(わ、私……あれから団長ちゃんと、ずっと手を握ったままだ……!!)

ナルメア(うそ……わたし今、団長ちゃんの事、すっごく意識しちゃってる……!)
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/02(木) 20:40:43.69 ID:U/p2lXFp0
ナルメア「だ、だっ団長ちゃん!? 手、繋いだままだと暑いよね!? ごめんね!?」

グラン「え? い、いや別に……」

ナルメア「ほ、ほんと? それなら良かった……、で、でも、お姉ちゃん、ごめんね、手の汗、すごかったりしない……?」

ナルメア「嫌だよね!? ごめんね、離すねっ!!」パッ

グラン「あ」

ナルメア(あ……ああ〜〜〜〜〜!! 団長ちゃん、ごめんね……! わたし、手汗、きっとすごかったから……!)

ナルメア(うぅ……ハンカチ……!)ゴソゴソ ゴシゴシ
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/02(木) 20:41:47.39 ID:U/p2lXFp0
ナルメア「……、あ……」

グラン「? どうしたんですか?」

グラン「そのハンカチ、なんか、クシャクシャですね……」

ナルメア「………うん、あのね……?」

*
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/02(木) 20:42:52.42 ID:U/p2lXFp0
*


グラン「な、なんですかそれ……!」

ナルメア「団長ちゃんは悪くないの! それは絶対に!」

ナルメア「お姉ちゃん、最近ちょっとだけ疲れててね? だから、ちょっと悪い夢を見ちゃったってだけよ?」

ナルメア「ごめんね団長ちゃん、こんな話、気分悪くなっちゃうよね……」

ナルメア「ごめんね! お姉さん、もう大丈夫だから!」

グラン「ナルメアさん……!」

ナルメア「ごめんねっ! でも、もういいの!」

グラン「!」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/02(木) 20:43:56.48 ID:U/p2lXFp0
ナルメア「……団長ちゃん、こんな私にも、すっごく優しくしてくれるでしょ? ……私、いまとっても幸せよ」

ナルメア「でもね? そんな団長ちゃんを、夢の中とは言え、わるものにしちゃった自分のことが……あまり好きになれないの」

ナルメア「団長ちゃんも、そんな嫌な夢をみる人のことなんて、絶対……」

ナルメア「……。だからね! もうじゅうぶん! お姉ちゃんは団長ちゃんから、いっぱい幸せをもらったよ!」 

ナルメア「だからね、お返しをさせて? お姉ちゃん、今までの団長ちゃんからもらった幸せ、少しずつでもお返ししていきたいの!」

ナルメア「だからね、もう大丈夫。 私なんかが、もう団長ちゃんに優しくされる資格なんて――」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/02(木) 20:45:03.87 ID:U/p2lXFp0
グラン「それは違うよ、ナルメアさん!」

ナルメア「違くないよ、団長ちゃんっ!」

グラン「っ」

ナルメア「ごっごめんね、強く言っちゃって……でもね。団長ちゃんがそう言ってくれても、これは私の気持ちの問題なの」

グラン「そんな……」

ナルメア「………」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/02(木) 20:46:12.16 ID:U/p2lXFp0
グラン「じゃあ、僕の気持ちはどうするんですか」

ナルメア「!」

グラン「僕は……、ぼくは……」

グラン「ナルメアさんといると……、……い、その、とても、あたたかいというか……!」

グラン「ほっとけないんです!! ……ナルメアさんが、いますごく苦しそうにしている顔見て、僕……あぁ、何て言えばいいのか……!」

グラン「なんで僕から離れて行こうとするんですか!? 変な理由、こじつけないで下さいよ!」

ナルメア「ち……ちがっ……!」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/02(木) 20:47:23.11 ID:U/p2lXFp0
グラン「僕のためを思って離れるって、何ですか……意味わかんないです。 僕は……、頼りないかもしれないけど! いつかナルメアさんを追い越して、僕がナルメアさんを守ります! ナルメアさんと……ずっと一緒にいたいから!」

ナルメア「……っ…!!」ドキッ

グラン「僕は団長で、何百人の団員のみんながいるけど! ……す、好きになったひとは、たった一人だけです!!」

グラン「……そ、そう、ひとりだけです……(く、口が滑った・・・)」

ナルメア「っ………!!」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/02(木) 20:48:27.35 ID:U/p2lXFp0
今日の書き溜めが終わりましたので、また明日以降投下します。
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/02(木) 21:02:23.68 ID:WJ65NLqWo

こんなの言われたら記憶捏造しそう
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/03(金) 02:31:55.50 ID:Mp2saXH5O

下げて落とすですね
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/04(土) 21:21:14.53 ID:9T3JS56b0
下げて上げるじゃないかしら
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/05(日) 21:26:32.52 ID:EikksOpN0
グラン「…………ッッ……」

ナルメア「………そ、そう、なんだ……!?」ドキドキ

グラン「そっ、そう、です……!」

ナルメア「…、………!」

グラン「っ………………」

ナルメア(……、が、がんばって……っ)ボソッ

グラン「っ」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/05(日) 21:27:34.75 ID:EikksOpN0
グラン「ナ、ナルメア、さん……!」

ナルメア「な、なぁに……? 団長ちゃん……?」(手を握る)

グラン「………………………………………………………………」

グラン「好きです…………!」

ナルメア「っ……!」ピクッ

グラン「だ、大好きですっっ!!!!!」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/05(日) 21:28:37.26 ID:EikksOpN0
ナルメア「……うれしい、うれしいよ、団長ちゃん……っ……っ」ポロポロ

グラン「い、い、いいです、か……?」

ナルメア「うん……いいよ、カッコイイよ、団長ちゃん」

グラン「! こ、ここ、こ、これから、ナルメアさんを、抱きしめます……よ……?」

ナルメア「うん……。お姉ちゃんを、抱きしめて……?」

グラン「っ!!」ギューッ

ナルメア「! やっぱり男の子だね、団長ちゃん……力強くて、気持ちいい……」

ナルメア「いいのかな……いいのかな、わたし……」

グラン「ナルメアさん……。僕、いますごく幸せです……」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/05(日) 21:29:39.39 ID:EikksOpN0
ナルメア「……ほんと? 私は、生まれてから今までで、いちばん、しあわせだなぁ……っ」

グラン「ぼ、僕だって……!」

ナルメア「! ふふ、団長ちゃんの腕、かたくてきつくて、おっきいね……」

グラン「ご、ごめんなさい! 痛かったですか?」(腕を緩める)

ナルメア「ううん違うの! ……安心したの、お願い団長ちゃん。もっと強く抱きしめてくれないかな……?」

グラン「! こ、これくらいですか?」

ナルメア「うんっ ありがとう……団長ちゃん……」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/05(日) 21:30:41.92 ID:EikksOpN0
グラン「……ナルメアさんの腕は、すごく、細くて白いですね」

ナルメア「ん……そう、かな? 太くなるの嫌だから、気にしてたの……」

グラン「細くて、かわいいです、ナルメアさん」

ナルメア「! ふふっ、ありがと、団長ちゃん」

ナルメア「団長ちゃんには、可愛く見られたいから……ね? うん、お姉ちゃんうれしいな、そう言ってくれると……」

グラン「! ……あの、僕、ナルメアさんの顔、もっと近くで見たいです」

ナルメア「え、えぇっ……!?」バッ(団長の胸に顔を埋める)
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/05(日) 21:31:57.00 ID:EikksOpN0
グラン「ちょ、なんで隠れるんですか……!」

ナルメア「だ、だってだって! なんで言うの!? なんで言っちゃうのかな、団長ちゃん……!」

ナルメア「そんなの、絶対、意識しちゃうよ……」

グラン「……、い、意識、してください!」

ナルメア「っ………」

ナルメア(団長ちゃん……かっこよすぎるよ!? こんなの、もっと大好きになっちゃうよ……団長ちゃん……っ)
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/05(日) 21:33:26.98 ID:EikksOpN0
グラン「……髪留め、取りますよ、ナルメアさん」

ナルメア(あ、あ、……髪留め、取られてる……準備、進められちゃってる…!)

グラン「わ、髪……さらさらで、きれいで……すごく、い、いいにおいが、します」

ナルメア「だ、団長ちゃんっ!!? 恥ずかしいから、かがないでっ……!」

グラン「じゃあ、こっち向いてください……お姉さんでしょ」

ナルメア「……っ………恥ずかしいよ、団長ちゃん……」

グラン「ナルメアさんの顔、見せてください……っ」

グラン「キ、キス、できない、ですから……!」
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/05(日) 21:34:22.84 ID:6dO9ufpMO
あぁ^〜
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/05(日) 21:34:30.48 ID:EikksOpN0
ナルメア「〜〜〜〜〜〜!!?!? 団長、ちゃん……っっ!?」

ナルメア(なんで言うのっ!? なんでいうのっ!? なんでいうのぉ……!!)

ナルメア「お……お姉ちゃんわかったわ、団長ちゃんは、ほんとうは、悪い団長ちゃんだったんだね、いじわるさんだったんだね……!?」

グラン「す、すみません! ……僕、でも、かっこいい言葉、出てこなくて……」

グラン「思ったことしか言えないくらい、余裕ないんです……!」

ナルメア「っ……」ピクッ
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/05(日) 21:35:38.72 ID:EikksOpN0
ナルメア「……、……っっ……!」

グラン「………」

ナルメア「……、うえ、向いていい……?」

グラン「は、はい……!」

ナルメア「っっ……、………ぁ…」スッ

グラン「……!」

ナルメア(団長ちゃんも、顔、まっかだったんだ……)
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/05(日) 21:36:41.34 ID:EikksOpN0
グラン「っ……目、閉じて、くれますか?」

ナルメア「………うん」(目を閉じる)

ナルメア「団長ちゃん、だいすきよ……」

グラン『ナルメアさん……僕も、大好きです』

ナルメア「っ………」ギュッ
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/05(日) 21:37:44.37 ID:EikksOpN0
ナルメア「…………!」



ナルメア「……、………!」




ナルメア「…………?…」



『……家畜種族が、夢見てんじゃねえよ』


ナルメア「えっ?」

ナルメア「ッッ、がはッッ…………―――――――!!?!?!?」

*
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/05(日) 21:38:59.45 ID:EikksOpN0
また明日以降、投下します。
お目汚し失礼しました。
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/05(日) 21:44:03.55 ID:6dO9ufpMO

いやまぁそうなると分かってたけどさ
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/05(日) 21:44:20.30 ID:hWGP/BIHO
エロ同人の星晶獣に乗っ取られてそう
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/06(月) 18:08:25.54 ID:VfmyMIJi0
いやこれは帝国のエロ魔晶パワーのパターンやね
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 20:40:28.69 ID:2N9UZBaN0
ナルメア「げうっ!?!」ダンッ!!

ナルメア「が、ぐッ、う……っっ!!?」ダンッ ゴンッ ドンッ 

ナルメア「い゛っ………!?」ゴツンッ

ナルメア「…………、――――。 …―――…!」フラフラ

ナルメア(な―――――――なに、が………)

ナルメア「くはッ…………ぁ!!!」ズキッ

ナルメア(い、痛いっ………! 息が…… 敵…… 戦………)

ナルメア(てき、敵……! 誰…… 団長ちゃんは……!)
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 20:41:33.79 ID:2N9UZBaN0
ナルメア「う゛っ!」ズキッ

ナルメア(あたま、が、くらくらする……! みぞおちに、攻撃された…… いつの間に、艇に……誰……な、なにが……! ま、まずは、こっ呼吸、を……)

ナルメア「エホ……ッ ケホ………ッ ハ……ハッ………」ゼェゼェ

ナルメア「ハッ………、ハァゥ、げほげほ、はぁっ、はひ! はぁはぁはぁは」

ナルメア「はっ ッ!? ぁあぅう゛……!!!?」ドカァァッ(再度攻撃を食らう)

ナルメア(―――――ッ……ま、た……)クラッ
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 20:42:37.92 ID:2N9UZBaN0
ナルメア「………痛ッッ…―――――!!」バタッ

ナルメア(だ、だめ……意識が…… せめて、団長ちゃん、は、ぜったいに……)

ナルメア「団長ちゃ…… ゲホ、に、逃げ………」

ナルメア「あああうっ!!!?」グイーッ

?『ぬおっ! うーわっ重いなぁ〜お前!』(ナルメアの角を掴み上げる)

?『無駄なモンばっか食ってっからそんなだらしねえ体になんだよ』
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 20:43:57.34 ID:2N9UZBaN0
ナルメア「あ、あうあ、やめ…… ゲホッゲホッ! えほ、ツノ、お、折れ、ちゃ……!」

?『ツノが折れる? じゃあ、ドコ持てばいいんだよ、えぇ!?』(角を持って全身を揺さぶる)

ナルメア「い、痛! いだい! いた……ゲホ、ハァ、ハァ……!」

ナルメア「はぁ、はぁ……はあっ、団長ちゃん、っは、はぁっ、にげて、逃げてえっ!!」

?『…………』

ナルメア「ッ、ハァ………ハァ……ハァ…!」

?『……まさかお前、気付いてないのか?』

ナルメア「ハァ……ハァ、っ、………」

?『団長ちゃんなら、目の前にいるじゃねえかよ』
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 20:45:04.15 ID:2N9UZBaN0
ナルメア「ッ」ビクッ

ナルイメア「……、団長ちゃんを、侮辱するな……!」

?『は?』

ナルメア「団長ちゃんは、貴様のような人じゃないっ!!」
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 20:46:08.15 ID:2N9UZBaN0
?『はぁぁ? おい、こっち見ろ』グイッ

ナルメア「! ハァ………! ハァ、ハッ、ハッ……」

ナルメア「い、嫌……」(目を伏せ瞼を閉じる)

?『こっち見ろ、オイっ!』グイグイ

?『何が嫌なんだよ、こっち見ろ、ブタァ!!』ボコッ ボコッ

ナルメア「うぅっ!! ……イヤ、嫌ぁっ!! いや……イヤ……イヤ、嫌………ぁ!」
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 20:47:19.01 ID:2N9UZBaN0
?『………』

?『ナルメアさん、顔あげて』

ナルメア「っ………」ビクッ!!

ナルメア「はッッ……ハァッ、うぅっ……! ゲホ、っは、ハァ………!」

ナルメア「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はっ、はっ、はっ……!」

?『大丈夫ですか? 落ち着いて、ね』(ナルメアの背中をさする)

ナルメア「!」ビク
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 20:48:23.02 ID:2N9UZBaN0
ナルメア「……、はぁっ、はぁ、ウグ、っふぅ、はぁ、はぁ……っ」

?『………』ナデナデ

ナルメア「……っ グスッ……! なん、でぇ……っ」

ナルメア「……… やめて……っ さわらないで……!」(手を振り払い、立ち上がる)

?『………』

ナルメア「……、…。」

ナルメア「……」クルッ

グラン「……やっと俺を見てくれたね、ナルメアさん」
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 20:49:43.39 ID:2N9UZBaN0
ナルメア「っ……」

ナルメア「う、うう……っ っ、っ、ぅ、ぅ、っ………!!」(膝から崩れ落ちる)

グラン「どうしたの??? 泣かないでよぉナルメアさんww」

ナルメア「団長ちゃん……っ 信じたくなかった……どうして、どうしてひどいことするの……?」

ナルメア「なんで…… なんでなんで……? ひどいよ、ひどいよ、団長ちゃん!!」

グラン「チッ。あー落ち着け落ち着け、うっせえなぁ……そういうのは求めてねえんだよ」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 20:50:47.49 ID:2N9UZBaN0
ナルメア「っ、でもっ!」

グラン「まずデカい声出すなッッ!!! 耳障りなんだよ、聞こえねえと思うか!!? この至近距離でよォ!! なぁ!!」

ナルメア「っ……、わ、わかった……」

グラン「ごめんなさいは?」

ナルメア「………」

グラン「ごめんなさいはどうしたよッ!!!!!!!!!?」バチッ!!(ガチビンタ)

ナルメア「あうっ!? ……、っご、ごめん、なさい」
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 20:51:54.38 ID:2N9UZBaN0
グラン「ったく、はぁ〜〜〜イライラさせんなぁ! で!? 俺と…… 豚が?」

ナルメア「っ……!!」ギュッ

グラン「同じ気持ちだって?」

ナルメア「だ、団長ちゃんは、そんな事言わない……!」

グラン「なんだって?」

ナルメア「どうしちゃったの、団長ちゃん……!? いきなり、いきなり怖くなっちゃって、わたし……うぅ、もう、どうしたらいいのか……」

ナルメア「ごめんね、きっと私がなにか、気に障ることしちゃったんだよね? わたし、っ、がんばって、治すから……! だからお願い、ぶたないで、ね? あんまりひどいことも、言わないでほしいな…… おねがい……」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 20:52:59.74 ID:2N9UZBaN0
グラン「わかったよ、じゃあ俺からも最初のお願いだ」

グラン「俺は言ったよな? 今朝、お前に、『この艇を降りろ』って」

ナルメア「っ」

グラン「ここは俺の艇だ。降りろ、くせえ。動物の匂いがすんだよ」

ナルメア「っっ……」

グラン「それによ、劣等種を飼ってるなんて他の騎空団の奴らに示しがつかねえし、何よりその気持ちわりぃ顔を見るたびに不快になんだわ」

グラン「昼に俺がお前の部屋に行ったとき、あの時はまだいいぜ? 俺も鬼じゃねえ、すぐ出てくのは無理だと! 寛大な心で! 丁重に! お前が出ていかねえと困るから言葉も選んでやってたのに」

グラン「それがどうだ? 夜になってもお前は消えねえ、参ったね。 何のつもりだ豚女、うちにはお前を飼い続ける養豚場はねぇんだよ」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 20:54:05.92 ID:2N9UZBaN0
ナルメア「ぅ…………」(涙目)

グラン「おまけにそのだらしのねえ体! 少しは見てくれが良かったら考えるがよ、お前のその……ハハ、まあ、わかってると思うがよ、少しは努力したらどうだよ、ダルダルの腹! ブヨッブヨの腕!! ダルッダルの足ィ!!」

ナルメア「うぅ………!」(唇を強く噛みしめ涙を流す)

グラン「な、頼むよ。お願いします、この団から消えてください! 迷惑なんです!!」

グラン「この通りです、出て行ってくださいっ!! 俺の団からきえてくださいっ!!」(土下座)

ナルメア「いやっ……嫌ぁ、やめて、やめてよそんなの、うう、っ、団長ちゃん……っ!!」(思わず両手で顔を伏せる)
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 20:55:11.25 ID:2N9UZBaN0
ナルメア「ごめんなさいっ! なおすから……いやなとこ、なおすからぁ……! やめて、教えてください、おしえてください………っっ」

グラン「あ、言ったな?いったな? よし起きろ、オラッ顔上げろ」(角を引っ張りナルメアの顔を上げる)

ナルメア「ああぁう……っ!」グイーッ
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 20:56:15.86 ID:2N9UZBaN0
グラン「よし、まずな、その顔! よくその顔下げて歩けるよな、不思議でしょうがねえ。気持ちが悪い、だれからも愛されない醜い顔。きったねえ豚面。お前なんか、どんなに努力しても誰からも愛されねえ、なんてったって醜いから」

ナルメア「っ、っ、っ、ふっ、ん、ぅ、っ……ぅ」ポロポロ

グラン「あとな、におい。自分じゃわかんねえんだろ? お前が歩いた後はみんな振り返る、誰だあの浮浪者はって、このヨゴレ女が。お前は誰からも愛されねえ、お前は永遠に独りぼっちだ」

グラン「その声。蛾がしゃべってんのか? 耳まで腐らせるつもりかよ? 才能あるぜ、人に嫌われる才能がよ」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 20:57:19.24 ID:2N9UZBaN0
グラン「言いたいことは山ほどあるぜ、上げきれねえから困る。なあ俺って親切だよな? お前の不快なとこ全部教えてやってんだからさ」

グラン「……おい、ありがとうは?」

グラン「ありがとうって言えよ!! 笑顔で、ありがとうって感謝しろや!!」

ナルメア「…っ……っふ…、……っ、ぁ、あり……えぐ、ふぅ、んん……」ポロポロ

グラン「お前の豚汁で床を汚すなよ、拭け、ホラ」

ナルメア「っ、っ、ふぅぅぅっん……っく、う、ぅ、ぅ〜〜〜……っ」ポロポロ

ナルメア「ごっ、め、ねっ……グス、うっうっ、ごめ、ね……っ ごめんね……っ」ゴシゴシ(手のひらで床に落ちた涙を力なく拭く)
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 20:58:24.87 ID:2N9UZBaN0
グラン「まずそもそもなぁ、降りろって言われてんのに居座ってるって神経がわからねえ! 恥ずかしくねえのかお前!? どんだけ厚顔無恥なんだよっての!ははは!」

グラン「必要ねえのお前なんか!! 誰もお前と一緒にいたくねえんだよ!!! わかったか!?」

ナルメア「………」グスグス ゴシゴシ

グラン「……どうなんだよっつってんだよ」ゲシッ(蹴り)

ナルメア「う゛っ……!? ゲホゲホ、ごほっ……」
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 20:59:28.16 ID:2N9UZBaN0
グラン「しっかし……ハハハ、しっかしよぉ! 滑稽だったなぁ〜〜〜マジで」

グラン「お前が俺に惚れてるからイケるとこまで行ってみよとかいったら、お前ホント最後までノリノリだもんよぉ〜〜wwww 俺もなんか舌がノッちゃってさぁ、演技派だよねえ俺!」

ナルメア「っ!!」

グラン「ブタが人間様に本気で恋しちゃってんだもんなぁ〜wwwwww もーさ、一生団内のネタにするわww よかったな、みんなの話題になれてよww」

ナルメア「それも……、それも嘘なの……?」

グラン「はぁ?」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 21:00:32.92 ID:2N9UZBaN0
ナルメア「嘘ッ!! うそだよね、団長ちゃん……だって、だってそれは、それだけは嘘だってわかるよ、わたしだって」

ナルメア「だってだって、あの時の団長ちゃんは……!」

グラン「そんなわけねえだろwwwwww」

ナルメア「………嘘」

グラン「……しつけえな豚ァ!!!! 誰がテメーの意見を聞いたんだよ!?」

ナルメア「っ…………」
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 21:01:35.91 ID:2N9UZBaN0
ナルメア「わ、わかったわ、お願い、出ていくから……」

ナルメア「だからおねがい、最後に私のお願いも聞いてくれない、かな」

グラン「……絶対に出ていくならな」

ナルメア「ありがとう……ございます」

ナルメア「………。」(立ち上がり涙を拭き、真剣な目でグランを見据える)

ナルメア「……団長ちゃん、嘘でいいから、優しく……わたしのこと、もう一回、愛してるって……言ってくれないかな……?」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/07(火) 21:02:38.95 ID:2N9UZBaN0
書き溜めが尽きたのでまた明日以降、投下します。
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/07(火) 21:32:04.52 ID:hh14aZY7O

良い船、いや良い騎空艇の絵が撮れそうですね
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 14:58:58.34 ID:xGRd9rSV0
誠ENDと思わせてからの純愛ルート
ホス狂はこれで一発よな
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/08(水) 22:11:28.11 ID:J97HJdra0
グラン「………」

ナルメア「………」

グラン「……はぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」(ため息)

グラン「結局それかよ、俺はドラフとかいう劣等種に恋なんてしないし、お前の事は遊びだって言ってんのに」

グラン「何もかも嘘ってわかってても、それでもいいのか?」

ナルメア「嘘でいいから……、おねがい」

グラン「バカバカしい………」
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/08(水) 22:12:31.23 ID:J97HJdra0
グラン「………」

ナルメア「………」

グラン「ナルメアさん、愛してるよ」

ナルメア「……ほんとに?」

グラン「もちろん」

ナルメア「……本当に、本当にほんと?」

グラン「本当なわけねえだろ? バカ野郎」

ナルメア「………」
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/08(水) 22:13:33.86 ID:J97HJdra0
グラン「これでいいか? サービスは終わりだ、間抜け」(ナルメアを指さす)

ナルメア「うん、もう十分」

グラン「ならさっさと――」

ナルメア「なんで腕を組んでいるの?」

グラン「……、組んでて何が悪いんだ?」

ナルメア「……だって団長ちゃんは」

ナルメア「冗談でも嘘をつくときは「右手の人差し指を腰当てに引っ掛けるくせ」があるから」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/08(水) 22:14:35.50 ID:J97HJdra0
グラン「………」

グラン「あ?」

ナルメア「……わかったわ団長ちゃん」

ナルメア「団長ちゃんは指を指すときは、親指は「立てずに」「中指でしまいこむ」し」

ナルメア「相手に対して怒るとき、下くちびるは「大きく開かずに」「尖らせる」」

グラン「……お前何言ってんだ?」
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 22:15:24.76 ID:+moYXE5IO
ヒエッ
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/08(水) 22:15:38.58 ID:J97HJdra0
ナルメア「訝しむときは「眉は下がらない」し目は「細めるより大きく開いて」顎は上がらず「わずかに下がる」」

ナルメア「……その帯剣の柄頭を人差し指と中指でたたく仕草は「怒っているときにする仕草」ではなく「気分が高翌揚しているときのみ」する仕草」

グラン「っ……、気持ちわりィ!!! イカれてるわお前!!! ストーカーかよ!!?」

グラン「なおさらテメーと一緒にいるのが、気持ち悪くなったわ!!!」

ナルメア「それ以上、団長ちゃんの姿で口を開くな」

グラン「!」
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/08(水) 22:16:46.84 ID:J97HJdra0
ナルメア「……私は団長ちゃんのお姉さん。 団長ちゃんの事なら、団長ちゃん本人よりも、仕草やクセも外から見れる分知っているわ」

ナルメア「とってつけの「貴様」よりもね」

グラン「っ……!」

グラン(コイツ……人が変わったみてぇに元気になりやがった……!?)
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/08(水) 22:17:55.85 ID:J97HJdra0
ナルメア「貴様にも少なからず感謝しているわ」

ナルメア「私は団長ちゃんがすべて。団長ちゃんの事を疑うなんてあってはならない、絶対にしてはならないこと」

ナルメア「でも」

ナルメア「団長ちゃんが危ないのに、だからって何もしないなんて、そんな話あるわけない」

ナルメア「例え嫌われても団長ちゃんを守り抜く……その信念だけは、何があっても折れてはならない」

グラン「っ」
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/08(水) 22:18:57.96 ID:J97HJdra0
ナルメア「ごめんね団長ちゃん、団長ちゃんがあんなこと絶対するわけないのに」

ナルメア「団長ちゃんだからって疑いもせず、信じちゃうなんて……お姉さん、ほんとバカね」

ナルメア「……絶対、絶対助けてみせるわ。団長ちゃん」

グラン「勝手に話進めてるんじゃねぇッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ナルメア「っ」ビクッ
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