【ラブライブ】翼「決めたよHand in Hand」【ハチナイ】

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62 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/17(火) 10:21:54.22 ID:7Sjg/fwW0
翼「お〜い。茜ちゃん」ノノ
 「って、高坂先輩!?」

穂乃果「ひさしぶりだね。有原さん」

有原「ホントに久しぶりです、高坂先輩」ペコペコ

穂乃果「いいっていいって」
 「それよりも頑張っているんだね、スクールアイドル同好会」

有原「はい!あの、よかったら高坂先輩も」

穂乃果「絶対見に行くよ」

有原「ありがとうございます」ペコペコ
 「やっったーーーーー!」
63 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/17(火) 10:23:02.29 ID:7Sjg/fwW0
茜(お姉ちゃん、茜の事なんてすっかり忘れてしまったんだ……)

穂乃果「どうかした?」

茜「いえ」カーーっ


エレナ「翼、何かあったの」
 「、、。どうも」

穂乃果「皆のジャマになっても悪いからこのくらいで」
 「ファイトだよ!スリーシンデレラ」

翼「はい!」
64 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/17(火) 10:25:29.68 ID:7Sjg/fwW0
ライブ前日 穂乃果サイド


穂乃果「千景ちゃん、スクールアイドル部の評判は何か流れてきてない?」

千景「話題にはなっている、。程度ね」

穂乃果「先生達から言い渡された目標は」

千景「正直、本番しだいね」ふぅ
 「わたしの占星術でも良い未来は写されていないわ」

穂乃果「……」

千景「わたし達も見に行ってあげましょう。せっかく素敵な後輩達が頑張っているのだもの」

穂乃果「そうだよね」

千景(悔しくて仕方がないのね…。まるで自分の事のように)ギュ
65 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/17(火) 10:29:03.18 ID:7Sjg/fwW0
その夜

穂乃果「ああぁもう」
 (歌いたい、歌いたい、歌いたくて仕方ないよ〜)


ほのおば「穂乃果ちゃん。そろそろご飯にしない?」

穂乃果「すぐに行きます」
66 : ◆o.T02ywbDc :2019/12/17(火) 20:36:21.80 ID:7Sjg/fwW0
有原サイド

夕姫「有原さん、サイズは大丈夫ですか?」キュッキュ

翼「うん。すごくピッタリくるよ、野崎さん」

夕姫「よかったです」ほっ

智恵「スカート短すぎてないかな…」

エレナ「このくらいの方が、脚のラインがキレイに見えると思うけど」

智恵「そりゃ、翼やレナちゃんはいいけどさぁ」
67 : ◆o.T02ywbDc :2019/12/17(火) 20:38:46.16 ID:7Sjg/fwW0
伽奈「生徒会です。ライブで使う機材についてですが」

和香「はい」
 「皆、ちょっと行ってくるわ」

翼「任せていい」

和香「ええ。このためにいるようなものよ」


泉田「ひとりじゃパワーは足りねえだろ。アタシも行くよ」タッタ

月島「ちょっと、泉田さん!?私も二人についていくわ」スッス

翼「了解」
68 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/17(火) 20:41:35.94 ID:7Sjg/fwW0
エレナ「そろそろ控え室に運べる道具は運んでおかない」

翼「使っていいのかな」

エレナ「近くに生徒会の人が居るから問題ないんじゃないかしら」

翼「それもそうだね」コクン
 「さぁ、気合入れて運ぶぞ〜」

茜「あの。あとは私達でできる作業だったりする?」

智恵「あとやっておきたい事は…、案内ていどに簡易的な装飾くらいかな」う〜ん

茜「よかったら!3人は明日に備えてゆっくり休んでください」


翼「えっと…」

新田「そうだね。飾り付けだったら3人は必要ないよ」

永井「結局、私達が役に立てたのはチラシ配りくらいだし」
69 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/17(火) 20:44:08.68 ID:7Sjg/fwW0
翼「えっと…」

新田「そうだね。飾り付けだったら3人は必要ないよ」

永井「結局、私達が役に立てたのはチラシ配りくらいだし」

智恵「いやいや。それだけでも私達にはすごくありがたかったよ」

エレナ「翼、ここは皆の言葉に甘えていいと思う」

翼「いいのかな。。」

茜「うん。茜だって出来るもん」ぐいっ

翼「じゃあ、任せた!」

夕姫「はい!」
 「道具運びは得意です」
70 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/17(火) 20:45:38.15 ID:7Sjg/fwW0
ピポン

翼「月島さんからnineだ」
 「えっと…、なんとかかんとか先輩からステージ上でリハーサルをやりますかだって」

エレナ「やりましょう。ライトの当たり具合とか気になっていたから」

智恵「よかったら、作業は中断してリハーサルに付き合ってよ」

新田「行く行く!このリハーサルが後々伝説になったりするのかな?」
71 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/17(火) 20:46:30.64 ID:7Sjg/fwW0
リハーサル

和香「3人とも。準備はいい?」

翼「いつでもバッチコーイ」


ヴゥーン
パッ!
72 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/17(火) 20:47:58.87 ID:7Sjg/fwW0
智恵「はじめまして」

3人「私達は里ヶ浜高校のスクールアイドル スリーシンデレラです」

エレナ「聞いてください」

翼「『決めたよHand in Hand』」
73 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/17(火) 20:50:26.61 ID:7Sjg/fwW0
〜〜〜♪


ハンドィンハンド
Wow wo!

何を探してる〜?
翼「まだ分からないけど、入り口はここかも」


それは君の中に
エレナ「眠ってる情熱」

智恵「もうすぐ目覚めそう」

気付いて〜!




決めたよーー
これからさあどこへ行こう

手に手を取っていこう
74 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/17(火) 20:52:48.75 ID:7Sjg/fwW0
伽奈(まぁまぁ。といったところでしょうか?)

和香(とりあえず、形にはなっている)

月島「コレがスクールアイドル、、。」
 (感動しました)

泉田「カッコイイじゃねえかよ!お前ら」

夕姫「凄いです。皆さん」パチパチパチ

茜「茜も、茜も感動した」パッパッパ


ピカアァ

近藤「いたいた」
 「皆に差し入れを持ってきたのだけれど」

新田「明日は大成功間違いなしだよ」

永井「うん。わたし達で残りの飾り付けを頑張ろう」
75 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/17(火) 20:54:46.73 ID:7Sjg/fwW0
夕食後

翼「ありがとう、近藤さん。すっごく美味しかったです」

近藤「どういたしまして」
 「そうだ。練習終わりにお腹が空いていたらうちの実家の中華料理屋に寄っていってね」

翼「もちろん」
76 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/17(火) 20:58:01.35 ID:7Sjg/fwW0
その夜

智恵「お風呂ありがとう」

翼「どういたしまして。掃除してくるからくつろいでてよともっち」

エレナ「ならあたしが洗ってくる。お客さんだし」

翼「レナちゃんにもお風呂掃除はさせられないって」

エレナ「いいの。本当は今回の事で翼が一番疲れているでしょう」



智恵「さっきのリハーサル動画で宣伝してみたから、明日はさらに人が来てくれるんじゃないかな」

翼「ともっち、すごく頭がいい」

智恵「これは鈴木さんのアイデアで…」
 「他のスクールアイドルと遜色のないクオリティだからって」


翼「…巻き込んじゃったかな」

智恵「えっ?」

翼「もしかしたら私の思いつきに、ともっちを巻き込んじゃったかな」
77 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/17(火) 21:00:02.29 ID:7Sjg/fwW0
智恵「そんな事ないよ、翼」
 (私は嬉しいんだ。今度こそ翼の力になる事ができるから)

翼「??」

智恵「うぅん、何でもない」


エレナ「翼のおフロはピッカピカに磨いてきたわ」ふうぅ

翼「ありがとう」

智恵「レナちゃん、なんだかツヤツヤしてない」

エレナ「湯気で加湿になったのかもね」

智恵「レナちゃん」ジィ
78 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/17(火) 21:02:30.80 ID:7Sjg/fwW0
翼「せっかく3人で居るんだからお茶にしよっか。今日はそこまで夜更かしできないけど」

智恵「賛成」

エレナ「茶葉があるなら、紅茶はあたしが淹れるね」

翼「あるよ!」


ズズズッ

翼「やっぱりレナちゃんのお茶は美味しいぃ〜」ゴク

エレナ「ありがとう」

智恵「もうちょっと落ち着いて飲もうか」
79 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/17(火) 21:04:25.94 ID:7Sjg/fwW0
翼「ゴメンゴメン。初ライブが明日だって思うと緊張してきて」ふうぅーー

智恵「翼も緊張してたんだ…。二人は緊張に慣れてると思っていたけど」


翼「味方が居てくれた野球とは違ってくるかな〜」

エレナ「あたしは緊張してるけど、不思議と失敗しない気がする」

智恵「大丈夫だよ。レナちゃん」

エレナ「ええ」コクン



翼「頑張ろう。3人でさ!」
80 : ◆o.T02ywbDc :2019/12/17(火) 21:08:32.90 ID:7Sjg/fwW0
本日はここで
今日で終わらせる予定でしたが、昼に予定が入ったために断念しました。


おやすみなさ〜い
81 : ◆o.T02ywbDc :2019/12/18(水) 09:04:01.13 ID:3VVMvN4O0
早朝 神社

チャリン

翼(今日のライブが最高のステージになりますように)

智恵(二人の足は引っ張りたくない)

エレナ(会場に皆が来てくれますように)
パンパン


翼「行こう!」



タッタッタ

夕姫「みなさ〜ん」ノノ
82 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:05:23.51 ID:3VVMvN4O0
翼「野崎さん?」


夕姫「有原さんのお母さんから、ここだと聞いて」ハァハァ

エレナ「まさか!何かトラブルが」

夕姫「いえ。でも、どうなのでしょうか」ハァハァ

翼「??」

智恵「とりあえず、落ち着いて」

夕姫「はい」フウゥ
 「実は、学校に人がいっぱい押し寄せてきて」

翼「ホントに!?」

智恵「……」

エレナ「……」
83 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:08:23.77 ID:3VVMvN4O0
里ヶ浜

月島「大変申し訳ありません。これ以上は会場に入りきらないため〜〜〜」

伽奈「後日、ラブライブ本サイトにこのステージの録画をアップさせていただく形となりました」

和香「高坂穂乃果さんによるゲリラライブは〜〜」

84 : ◆o.T02ywbDc :2019/12/18(水) 09:10:59.25 ID:3VVMvN4O0
4人「はあぁ、はあ」

泉田「ようやく来たか」

夕姫「この裏口を入って、講堂へ」
 「皆さんのパフォーマンスは高坂先輩のパフォーマンスのあとです」

翼「ありがとう。夕姫ちゃん」

あそこ!
あの扉から入れるわ



泉田「おっと。この通路は学校の関係者以外立ち入り禁止だ」
85 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:12:04.16 ID:3VVMvN4O0
講堂

穂乃果(待ってたよ。有原さん)はっはっ
 (ステージは穂乃果が温めておいたから)

パチパチパチ
パチパチパチ


穂乃果「引き続き、里ヶ浜高校のスクールアイドル『スリーシンデレラ』のライブを楽しんで!」

千景「高坂穂乃果さん。ありがとうございました」
 「皆様、次のステージ準備のためしばらくお待ちください」


ヴゥーーン、カチっ
86 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:14:01.45 ID:3VVMvN4O0
龍「くだらないわ」
 (有原さん。貴女はなんで今さらこんなくだらない事に時間を費やしているの?)

舞子「時間潰しに来てはみたけど…4」




(神宮寺)小也香「凄い」

聖良「幻となったスクールアイドルのパフォーマンスを生で見ることが出来るとは」
87 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:15:31.44 ID:3VVMvN4O0
控え室

エレナ(コレがスクールアイドルの影響力、高坂穂乃果の実力)

智恵「………」


翼「さ、二人も。早く着替えないと」

智恵(できるのかな)

翼「ともっち。私達は私達のパフォーマンスをやり遂げる、それでいいんだよ」
 「気合入れるための円陣いっくよ〜」

エレナ「野球ではないけれど。面白そうね」
88 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:20:46.60 ID:3VVMvN4O0
翼「1!!」

エレナ「2」

智恵「3」

翼「里高」

3人「ファイト!」グッン



ヴゥーン
パッ!
89 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:22:34.19 ID:3VVMvN4O0
智恵「はじめまして」

3人「私達は里ヶ浜高校のスクールアイドル スリーシンデレラです」

エレナ「聞いてください」

翼「『決めたよHand in Hand』」

・・・・・
・・・
・・



小也香「お遊戯会かしら???」フフフ

理亞「姉様。なにコレ」ひそひそ

聖良「私は見どころのあるグループだと思いますよ」
90 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:25:16.01 ID:3VVMvN4O0
数日後

穂乃果「じゃあ、切るね」

??「待ちなさい。穂乃果」
ツーッ ツーッ

穂乃果「……」ふぅ

翼「高坂先輩!」


穂乃果「あの日以来だね。有原さん」
 「ライブお疲れ様」

有原「はい!」
 「高坂先輩こそお疲れ様です」ペコッ

穂乃果「はじめてのステージに立ってみて、どうだった?」
91 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:27:25.21 ID:3VVMvN4O0
翼「すっごく楽しかったです!」
 「あんなにも大勢の観客の前で練習通りのパフォーマンスができるか緊張して、それでも曲が始まればどこかへ吹っ飛んでいって、終わった時の会場はとても輝いていて」

穂乃果(私達3人は終わった後にこんなにも笑顔でいられたのだろうか)

翼「そういえば、この学校の親切な誰かが私達に曲を作ってくれたんですよ!」
 「あの曲が無かったら私達は…」


穂乃果「もしかしたら、穂乃果は余計なことをしちゃったのかもね」あはは

翼「いえ。今日のライブステージは全て高坂先輩のおかげです」
 「途中で帰っていった人も大勢いましたから…。多分、アレ以下が今の私達の実力なんだとおもいます」

穂乃果「有原さんはこれからもスクールアイドルを続けていくの?」

翼「『私達』は続けます」

穂乃果「それは3人の決断?」

翼「はい!!」
 「3人でしっかりと話し合って決めました」
92 : ◆o.T02ywbDc :2019/12/18(水) 09:31:20.11 ID:3VVMvN4O0
穂乃果「だったら。元スクールアイドルの私から伝えられる事はもう何も無いよ」
 (………ありがとう、翼ちゃん)

ぱたっ、きーぃ



翼「待って!」キュッ
 「ねえ。私達と一緒に『ラブライブ』を目指しませんか?」

穂乃果「あ、あのね。今回は有原さんの情熱に引っ張られちゃっただけで…」ピタっ

翼「スクールアイドルをできないのは分かっています」
 「だから。高坂先輩にスクールアイドル部の監督になってほしいんです」

穂乃果「穂乃果が、監督を…」




翼「私達と一緒に!!『ラブライブ』を目指しませんか?」

穂乃果「『ラブライブ』」


……はっ!?
私は何を言ってるんだろう
93 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:35:14.23 ID:3VVMvN4O0
翼「さっきのは、つい勢いで……」
 「高坂先輩に監督をやってほしいだなんて失礼な話ですよね」

穂乃果「ひとつ聞かせてもらっていいかな?」
「有原さん達は何のためにスクールアイドルをするの」

翼「何のため」


穂乃果「この学校は廃校の危機でもなく、スクールアイドル以外にも頑張れる事はいくらでもあるはずだよ」
94 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:36:17.22 ID:3VVMvN4O0
翼「この学校と、スクールアイドルの素晴らしさを知ってもらうためです!」
 「私達を、私を支えてくれた『皆』のためです」


穂乃果「!!」
 「すこしだけ考えさせて」

有原「い、いくらでも。好きなだけお願いします」
95 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:37:48.40 ID:3VVMvN4O0
その夜 穂乃果ルーム

穂乃果「ゴメンなさい………」
 「あの時の気持ち、穂乃果にもやっとわかった気がするよ」



96 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:43:14.72 ID:3VVMvN4O0
昼休み

穂乃果「ねえ、千景ちゃん」

千景「なにかしら」

穂乃果「友達の相談を聞いてもらっていいかな」


千景「少し前まで授業中に寝てしまって困っていたお友達?」

穂乃果「最近の穂乃果はきちんと起きて授業に参加してるよ」
 「実は、その友達が今度はどの部活に入るか悩んでいて」

千景「有原さん達の事が気になる?」

穂乃果「もう一度、スクールアイドルをやってもいいのかな」



千景「高坂さん、お友達の誕生日は8月3日で間違っていないかしら」

穂乃果「うん」
97 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:44:48.41 ID:3VVMvN4O0
千景「それじゃあ、スクールアイドルに加わる事がそのお友達にとってよい兆しなのか」パラパラ
 「このタロットカードで占ってみましょうか」ヴォワアァーー

穂乃果(うわっ!?千景ちゃんのタロットからオーラが〜)


ッシュ
『正位置の塔』


千景「!? なるほどね」

穂乃果「どうだった?」

千景「塔の正位置。意味は分かるかしら」

穂乃果「えっと、確か」

千景「主な意味は突然の別れ、積み重ねた努力の崩壊……」
 「彼女達にあまり良い未来は見えてこないわ」
98 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:46:00.95 ID:3VVMvN4O0
穂乃果「それって、メンバーの離脱だったりするのかな」

千景「どうでしょうね」

穂乃果「未然に防ぐ事は出来ないの?千景ちゃん」

千景「そっちには進んではいけないわ!その先にはきっと」


穂乃果「そうd」
 (…そうじゃない)


穂乃果「それじゃダメなんだ!!」



ビュウゥーー
99 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:48:07.12 ID:3VVMvN4O0
穂乃果「そうと決まれば、部室へ出発だー」タッタッタ

千景(彼女の中にもう迷いはないのね)


穂乃果「そうだ」タッタ
 「千景ちゃん!ありがとーーー」

千景「行ってらっしゃい。高坂さん」
 (少しさびしいけれど)

穂乃果「千景ちゃん。また、お昼休みに」ブンブン

千景「ええ。楽しみにしているわ」コクッ
100 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:49:07.67 ID:3VVMvN4O0
放課後 スクールアイドル部 部室

バタッ

穂乃果「あ〜りはらさ〜ん」

翼「高坂先輩!」

和香「あの。スクールアイドル部に何かご用でしょうか?」


穂乃果「入部届、持ってきたよ!」ハイ
101 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:51:01.53 ID:3VVMvN4O0
智恵「へっ?」

エレナ「でも、先輩はもうステージに立たないと」

穂乃果「そうだね。エレナちゃんに何度も言ったように私達はもうステージに立つ事はないと思う」
 「だから穂乃果は監督として、キミ達と一緒にラブライブを目指したいんだ」

翼「ありがとうございます!!」
102 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:53:40.63 ID:3VVMvN4O0
和香「もしかして、有原さんはこの事を知っていたの?」

翼「皆には言えなくてゴメンね」
 「高坂先輩が引き受けてくれるかどうかは分からなくて」

穂乃果「翼ちゃんが私を監督にって誘ってくれたんだよ」

エレナ「さすがは翼ね」

智恵「翼、また何かメチャクチャなこと言ったんじゃない?」じぃぃ

翼「えぇ〜っと、まぁ、、それは」

穂乃果「大丈夫だよ。河北さん」ニッ
 「穂乃果は自分で決めてここに来ているからね」


智恵「そうですか」コホン
 「先日のライブではありがとうございました。高坂先輩」

和香「そうだ。私も」ペコペコ

穂乃果「それもいいっていいって。久しぶりに踊れて楽しかったから」
103 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 09:54:43.64 ID:3VVMvN4O0
夕姫「部室から楽しそうな声が」

コンコン

夕姫「練習遅れてすみません。宇喜多さんと」がらがら
 「あらっ?コレは一体」

茜「何で、ここにおねえちゃ、。高坂先輩が」

穂乃果「やっほー、二人共」ノノ
104 : ◆o.T02ywbDc :2019/12/18(水) 11:53:14.02 ID:3VVMvN4O0
夕姫「それは本当の話ですか?」ぱぁ

穂乃果「もちろん。これからよろしくね、野崎さん」

夕姫「よろしくお願いします」

茜(やった!!これからはお姉ちゃんと一緒の部活動)ニヘェ

夕姫「宇喜多さん?」

茜「……」ボワッ

穂乃果「もしかして、私じゃダメだったとか」

茜「あ、茜は、、監督と一緒に居られるのがすごく嬉しくて」///

翼「分かるよ。茜ちゃん」ウンウン
 「誘った私も、まさか穂乃果さんに教わることが出来るなんて夢のようだから」

茜(スクールアイドルをやっていたら、おねえちゃんも茜の事を思い出してくれるかな)
105 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 11:54:55.50 ID:3VVMvN4O0
穂乃果「引き受けたからには高坂穂乃果の名に懸けてラブライブへ……」
 「連れて行けるかはやっぱり皆の努力しだいで」


エレナ「翼。もう一度、あたし達の甲子園を目指しましょう」

翼「甲子園……、もしかして『ラブライブ』の事?」パチクリ

智恵「いいんじゃない。今度は私も混ぜてよ」
106 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 11:56:47.99 ID:3VVMvN4O0
和香「そういえば、有原さんとエレナさんは中学の時は野球部でしたね」ふむっ
 「だったら『スクールアイドルメンバー』としての部員は9人にするというのはどうかしら」

翼「それいいね〜!!ちょうどμ’sと同じ人数だし」フンフン
 「さっそく月島さん達にお願いしてくる」

智恵「待って」ガシッ
 「月島さんは風紀委員と掛け持ちで、この6人以外は何かと忙しいんじゃない」

翼「でも、月島さんなら引き受けて」

穂乃果「有原さん。別に、私達は9人に拘ってメンバーを集めたワケでもないんだよ」
 「たまたま最高の9人が集まっただけの話」

エレナ「この件はじっくり考えてもいいんじゃないかしら」

夕姫「私も本当に皆さんに付いて行けるのか、まだ不安で」

有原「そうだね。私が間違ってたかも」
107 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 12:08:19.48 ID:3VVMvN4O0
和香「すみませんでした」
 「私が余計な一言で先輩たちを」

智恵「今回のは完璧に翼の暴走だから気にしないで。鈴木さん」

翼「反省します」

穂乃果「どんどん言っていこうよ」
 「μ’sでもこんな風に立場、学年関係無く良い意見は出し合ってきたから」


茜「あの。少し気になったんだけど、この部のリーダーは誰になるのかな?」

・・・・・・

穂乃果「穂乃果は有原さんだと思っていたけど」

エレナ「あたしも翼以外に居ないと思う」

翼「えぇーー!?」
108 : ◆o.T02ywbDc :2019/12/18(水) 12:09:50.83 ID:3VVMvN4O0
智恵「いやいや。翼がリーダーはないんじゃない」

和香「私は高坂先輩がいいと思う。μ’sを引っ張っていた経験は大きいわ」

穂乃果「私が!?」う〜ん
 「やっぱりそれはダメ。リーダーはステージの上に居る人じゃないと」


夕姫「私は有原さんに誘われてここに居るので、有原さんがいいと思います」

智恵「確かに」

和香「そうね。高坂先輩が無理なら有原さんで」

茜「茜も」

エレナ「あたしは翼以外には従わないよ!」
109 : ◆o.T02ywbDc :2019/12/18(水) 12:13:49.32 ID:3VVMvN4O0
穂乃果「決まりだね!このグループのリーダーは有原翼さんで」

翼「私が、リーダー…」

穂乃果「頼んだよ。翼ちゃん」

翼「分かりました!監督」





ちなみに、スクールアイドル部の『部長』は穂乃果が引き受ける事になりました。
110 : ◆o.T02ywbDc :2019/12/18(水) 12:22:35.39 ID:3VVMvN4O0
了です。このスレは以上となります
キレイな結びを作れればよかったのかもしれませんが
ここでいったん物語を終わらせてもらいます


最後まで読んで下さった皆さんには作者から最大限の感謝を
111 : ◆o.T02ywbDc [sage saga]:2019/12/18(水) 12:23:31.61 ID:3VVMvN4O0
???「こうして。私高坂穂乃果は」
 「北の大地からもう一度『ラブライブ』を目指す事になったみたいだね」

コンコン

教頭「校長先生、いらっしゃいますか?」

???「あっ。教頭先生」

パタっ

???「今回はコレでおっしま〜い」
 「音ノ木を去っていった時には驚いたね。どうなる事かと思ったよ」アハハ


物語『スクールアイドルのための歌』へと、修正されていく…
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