【アイマス】千早「蘇える金狼」【コンマ・安価有り】

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104 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/12(日) 16:44:19.54 ID:bAAXTA8U0
千早「別に薬の実験になっても良いけど」

千早「失敗して、変な事にはならない?」

紺野「いや・・・今までの実験で、なにか変な事になった・・・・ことは無い」

紺野「あの先輩もそこまで馬鹿じゃない。ちゃんとそこは弁えている」

千早「そう・・・」

紺野「用意した薬は2つです。」

紺野「疲れない薬と罪を告白する薬」

紺野「どっちか一つを飲んでほしいのです」

千早「・・・・・・」

千早(疲れない薬・・・飲んだら疲れずに済む?)

千早(それよりも、もう一つの薬・・・・罪を告白する薬)

千早(罪を告白する・・・気になる。私の罪とは)

千早「罪を告白する薬を飲んでみるわ」

105 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/12(日) 16:56:29.68 ID:bAAXTA8U0
紺野「良いのですか。そっちで」

千早「どうせ罪なんて、暴かれているわ」

千早「弟の事・・・・思い当たるのはそれしかない」

千早「・・・・・」ゴクッゴクッ

千早「にがっ・・・」

紺野「言い忘れていましたけど、ものすごく苦いですよ」

千早「・・・・うぅぅ」

紺野「そうだ。ビデオ撮影して効果を記録しないと・・・・」

バタンッ

千早「」

紺野「倒れた!!!もしかして今度のは・・・まずかった」

千早「・・・・・」ブツブツ


106 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/12(日) 17:44:32.05 ID:bAAXTA8U0
千早「・・・・」ブツブツ

紺野「えっ・・・何」

千早「・・・レイナ・・・・ミズハ・・・・ごめんなさいごめんなさい」

千早「ごめんなさい・・・・ごめんなさいごめんなさい」

千早「ごめんなさい・・・・ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

紺野「・・・・・」

千早「ごめんなさい。ごめんなさい・・・・ごめんなさい」

紺野「まるで壊れたカセットだ」

ずっと、ずっと謝り続けていた。それが彼女の罪なのか




107 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/12(日) 18:34:40.09 ID:bAAXTA8U0
生徒会室

ガラガラガラッ

凪「失礼します」

雪菜「うむ・・・」

雪菜「さてと・・・18時。約束通り・・・・アイドル活動に相応しいピッタリの下品な女を連れてきました」

凪「本当!!!ですか」

雪菜「・・・日野茜」

日野茜「はいはい〜!!!雪菜ちゃんの為なら何でも協力するよ!!!」

雪菜「見ての通り、元気だけが取り柄の頭空っぽ女・・・・・煮るなり焼くなり自由に使ってもいい」

茜「なんだか、酷い事を言われている気がするけど」

雪菜「褒めている、扱いやすくて便利です」

凪(全然褒めてない・・・)



108 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/12(日) 21:47:26.65 ID:bAAXTA8U0
・・・・・

凪「あの・・・本当にアイドル活動をしてくれるの?」

茜「一応前から興味ありました!」

茜「好きなアイドルは・・・・913プロダクションの桜井夢子!」

茜「あの人の曲を聴くと元気になります!」

茜「凪ちゃんは誰が好きですか?」

凪「そうね・・・考えたこともなかったわ」

凪「うーん・・・」

凪「961プロダクションの高峯のあ辺り」

茜「高峰のあさんですか!」

茜「何度かお会いしたことはありますが、良い人ですよね!」
109 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/12(日) 22:17:31.11 ID:bAAXTA8U0
凪(良い人かどうかは分からないけど)

凪(取りあえず1人ゲット。残り1人も見つけないと)

凪「ねぇ日野茜さん。周りでアイドルになりたい、又は興味があったりする人は居る?」

茜「いえ、周りは部活に熱中しているから・・・いない!」

凪「・・・・・そう」

凪(だとすれば、一から勧誘しないといけない)

凪(転校してきたばかりだから全然知らない)

凪(明日考え直そう)

凪「早速だけど、カラオケでも行って実力を測ってみたい」

茜「はい」

凪(上手ければいいけど・・・・)
110 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/12(日) 22:42:16.63 ID:bAAXTA8U0
・・・・・・

千早「ん・・・・」

千早(確か私は薬を飲んで・・・それから・・・)

紺野「・・・・・・」

千早「あの・・・」

紺野「あっ、気が付いたんですね」

千早「私、何かあったの?」

千早「薬を飲んでからの記憶が無いの・・・・」

紺野(正直に伝えた方が良いか、それとも誤魔化した方が良いか)

紺野(どちらに転んでも良い展開にはならない)

↓コンマレス
1〜50 正直に伝える 51〜100 誤魔化す
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/12(日) 22:50:56.14 ID:qcT1jciaO
頑張れ
112 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/12(日) 23:22:09.28 ID:bAAXTA8U0
紺野(実験に協力してくれたんだ。正直に話さないと)

紺野「ずっと・・・謝っていました」

千早「謝っていた?」

紺野「レイナ、ミズハって名前の人に」

千早「!!!!!!」

千早「・・・・・・」

紺野「あの・・・」

千早「このことは誰にも言わないで」

千早「私たちだけの秘密で・・・・お願い」

紺野「ああ」

千早「絶対あの人にも秘密!!!!」

紺野「分かったって。誰にも言わない」

113 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/12(日) 23:44:37.65 ID:bAAXTA8U0
・・・・・

理科室

志希「そう・・・・また失敗」

志希「そっか・・・完全に行き詰まり」

志希「どうしようかなぁ〜うーん★」

紺野「あの・・・どうせだったら別の事をしませんか?」

志希「ん・・・それはどういう事」

紺野「アイドル活動。なんてのは」

紺野「自分、アイドル事務所でバイトしているんだけど」

紺野「人数が足りなくてね。アイドル募集中なんだ」

紺野「一ノ瀬先輩なら、きっと素晴らしいアイドルになりそうだ」

志希「・・・・・・・」

志希「フフフ」

志希「きっとでは無い。必ずよ」

114 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/13(月) 00:12:29.19 ID:bdZxXoKi0
志希「今のアイドル業界はぬる過ぎる」

志希「765プロや961プロを見ても・・・・大物っていう匂いがしない」

志希「だが、この天才たるあたしがいれば・・・

志希「アイドル界は大きく変わることになる」

志希「つまらない世の中を面白く・・・」

紺野「じゃあ・・・協力してくれる」

志希「・・・・・」コクッ

志希「気分転換に少しだけ」

紺野「よしっ」

紺野(まずは1人目・・・ゲット)
115 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/13(月) 13:00:12.97 ID:bdZxXoKi0
・・・・・・・



西園寺プロダクション

恵「それでは是非お願いしますぅ〜」

ピッ

恵「これで1人手に入れちゃいました〜」

聡美「そう・・・・おめでとう」

恵「あれあれ〜聡美さんはまだなんですかぁ〜」

聡美「・・・・」イラッ

聡美「こっちは質重視なの!!!」

聡美「どうせ、連れてくる子なんて大したことのない素人」

聡美「私は逸材を手に入れて見せる」
116 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/13(月) 16:59:29.40 ID:bdZxXoKi0
とある企業のパーティー会場

・・・・・

琴歌「・・・・・・」

琴歌(私みたいな没落財閥がこのような場所に居て良いのやら)

成金女「おやおや〜、そちらに居る方は・・・・西園寺家のご令嬢」

成金女「こんな場所に居るなんて場違いではありませんか?」

琴歌「・・・・」

クスクスッ

?「そういう貴方も、今窮地に立たされているのにそんな口をきいて良いのですか?」

成金女「・・・モンデンキントのジョセフ・真月」

ジョセフ・真月「このモンデンキント負けて、赤字続きだと聞きましたよ」

成金女「!!!」

成金女「・・・・・・・」

タッタッタッタッタ

琴歌「・・・・ありがとうごさいます」

ジョセフ・真月・・・・今や急成長の企業『モンデンキント』を仕切る中心人物

ジョセフ・真月「いえいえ、多少落ちたとしても西園寺一族なら挽回できます」









117 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/14(火) 23:45:51.83 ID:fgkjz8z70
琴歌「そうだと良いですけど・・・」

ジョセフ・真月「それに最近。アイドル業を再開したと聞きます」

琴歌「まだ・・・内緒にしているんですけど。よくご存じで」

ジョセフ・真月「よろしければ。協力しようと思いまして」

ジョセフ・真月「会長の孫なんですが・・・1人アイドルとして是非ピッタリの方がいます」

琴歌「ほ、本当ですか」

ジョセフ・真月「ええ、今すぐこちらに来てください」

・・・・・・・

ジョセフ・真月「こちらの部屋の中に会長のお孫さんがいらっしゃいます」

琴歌「モンデンキントの会長のお孫さんに会うのは初めてです。」

琴歌(どんな方なのか・・・楽しみです)
118 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/15(水) 01:33:16.55 ID:RZzj8mE30
ガチャッ

琴歌「失礼いたします」

?「・・・・・・・誰か来た」

有香「押忍っ!!!ジョセフ・真月・・・・・彼女は?」

ジョセフ・真月「西園寺家の当主です」

有香「西園寺・・・あの飛行機事故の・・・・」

琴歌「西園寺琴歌です。よろしくお願いします」

有香「押忍。中野有香です」

?「・・・・・・」

?「・・・・・・」

有香「そして・・・今から【妹】達を紹介します」

有香「まず初めに中野一花」

中野一花「・・・・よろしくお願いします」ペコリッ

琴歌「・・・・よろしくお願いします」

119 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/16(木) 23:37:38.55 ID:cvgKbdbX0
有香「中野二乃・・・そして向こうが中野三玖」

中野二乃「・・・・・」コクリッ

中野三玖「・・・・・」

有香「2人はシャイな方なので、あまりしゃべりたがらないのです!」

琴歌「・・・・・よろしく」

有香「次に中野四葉。隣が中野五月」

中野四葉「はい!中野四葉!よろしくお願いします!」

中野五月「・・・・・中野五月です。」

五月「パーティー会場には沢山の料理が出されていると聞きます」

五月「生ハムメロンなるものあるとかないとか・・・・」

琴歌「会場にありました。生ハムメロン」

五月「!!!!!!」



120 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/20(月) 23:03:15.62 ID:Eop+pnoI0
?「五月ちゃん。また食べ物の話をしている」

五月「食べる事はこの世で一番楽しい事です。食欲こそが人間に与えられた至福のひと時・・・」

?「また太っちゃうよ」

五月「・・・その分運動してますから!!!!」

有香「・・・・・・」

有香「じゃれ合ってないで挨拶しなさい!」

中野六海「・・・・・あっ、中野六海と言います。よろしくお願いします」

琴歌「うふふっ、よろしく」

有香「さらに向こうで寝ているのが、中野与七」

中野与七「zzzzzz」

有香「最後に・・・・」

中野幸村「中野幸村です。どうぞ名前だけでも覚えてください」ペコリッ

琴歌「・・・・?」

琴歌(1人だけ男の子?)

琴歌「はい。名前だけでなく今後もよろしくお願いします。」

ジョセフ・真月「世にも珍しい八つ子です」

有香「世界でも事例は少ない・・・・とても希少な存在」






121 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/20(月) 23:34:32.45 ID:Eop+pnoI0
琴歌「ジョセフ・真月さん。アイドルにピッタリの方というのは・・・・」

ジョセフ・真月「中野有香さんです」

有香「押忍!」

有香「西園寺プロダクションには前々から是非入ってみたいと思っていたんです!」

有香「この度復活したおかげでようやくかなう事が出来た!」

琴歌「そんな・・・ありがとうごさいます」

ジョセフ・真月「・・・・・フフフ」

五月「生ハムメロン・・・食べたいです」

一花「私達はこの部屋から動いちゃダメなんだから、我慢しないと」

二乃「・・・・・」

四葉「会場にどんな方がいるかは少し気になりますよね」

有香「・・・・・・・」

有香「今日は特別に会場に行っても良い。」

六海「えっ・・・」

三玖「本当に・・・・?」

ザワザワ

有香「ただし・・・・選んでもらうのは西園寺琴歌さんに一人だけ」

琴歌「私が選ぶんですか!!!!」

有香「押忍!」

琴歌(押忍でごり押しされている気がしますけど・・・・)

ジョセフ・真月「選んであげてください。私からもお願いします」

琴歌「うーん・・・・」

連れて行く子
↓コンマレス
1〜10 中野有香 11〜20 中野一花 21〜30 中野二乃 31〜40 中野三玖 41〜100 中野四葉
51〜60 中野五月 61〜70 中野六海 71〜80 中野与七 81〜90 中野幸村 91〜100 ジョセフ・真月
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/21(火) 15:20:03.44 ID:dHR8WnPtO
123 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/26(日) 11:37:29.33 ID:Fa8GKoMT0
パーティー会場

琴歌「さっきよりも人が多くなってます」

四葉「うわぁ・・・この人たちってみんな偉い人ですよね」

四葉「私だけが姉妹の中でもこの会場に参加できる・・・・」

四葉「・・・・・」ゾクッ

琴歌「どうされますか?」

四葉「五月には悪いけど・・・食べ物を堪能したいと思います」

四葉「あそこにあるのはタピオカミルクティーですよね!」

琴歌「そうだと思いますわ。種類も何十種類用意していると聞きました」

四葉「飲んでみたかったんです。飲むのは初めてで」

琴歌「・・・・それじゃあ全部取ってきますわ」



124 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/01/26(日) 12:43:06.58 ID:Fa8GKoMT0
・・・・・・・・

四葉「うーん・・・・違うのを飲んでもあんまり味が変わらない」

四葉「・・・・飲み過ぎて気分が・・・・」

琴歌「タピオカとミルクティーですから。所詮の基本ベースは同じですわ」

四葉「うっ・・・・」

?「なかなか、見ないメンツね」

四葉「!!!!」

琴歌「結城明日奈さん・・・」

結城明日奈・・・ご令嬢でありながら重度のゲーマーであり
世界中のゲーム大会で優勝している・・・あだ名は閃光のアスナ

結城明日奈「西園寺家の当主様にモンデンキントの会長のお孫さん」

明日奈「そして40年前は伝説のバンドの・・・・」

琴歌「明日奈さんは婚約者が決まっていると聞きました」

琴歌「あめでとうごさいます」
125 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/01(土) 13:54:05.57 ID:pCQXIFLh0
明日奈「相手は大手ゲームの人で、まだあんまり会ってないけど」

明日奈「卒業したら結婚・・・かな・・・親が勝手に決めたことだし」

四葉「・・・・・・・親が勝手に決めた結婚で良いのですか?」

明日奈「それは・・・賛否両論があると思うけど。私は別にどうでも良いの」

明日奈「ゲームさえ、続ける事が出来れば」

琴歌「・・・・・」

琴歌「もしゲームに飽きてしまった時は、アイドル活動をしてもらえると嬉しいですわ」

明日奈「アイドル?」

琴歌「ええ。西園寺は最近活動を再開しました」

明日奈「ほ、本当に!?」

四葉「はい!お姉ちゃんも参加します」

明日奈「もしかして中野姉妹全員加入している?」

明日奈「そうなれば楽しくなりそうだけど」

四葉「いえ、私は出ません」

明日奈「そうなの・・・・残念。天下取れそうなのに」



126 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/01(土) 15:52:05.37 ID:pCQXIFLh0
?「おい・・・挨拶もせずに何をしている明日奈」

明日奈「兄さん」

結城浩一郎「父さんも怒っているぞ。早く戻れ」

?「オレだって、遊びたいのに・・・ズルい」

?「まぁまぁ・・・・あとでカードゲーム一緒にしよっ」

琴歌「結城兄弟、全員来ていたのですか」

結城友奈「どうも、よろしく」

結城晴「ふん。」

四葉「見るのは初めて・・です」

浩一郎「・・・・・」

浩一郎「さぁ行くぞ」

明日奈「みんな。またね♪」

琴歌「はい。またですわ」
127 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/01(土) 22:42:17.06 ID:pCQXIFLh0
・・・・・

・・・・・

次の日

ジリリリリリリリリリリ

ジリリリリリリリリリリ

紺野「zzzzzzzzz」

美玲「うっさい!!早く起きろ!!!!」

紺野「もう・・・・朝か」

紺野「・・・・・・」

昨日は1人アイドルをゲットした。
引き続き、アイドルを探さないといけない

紺野「うまく見つかると良いけど」
128 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/01(土) 23:16:48.54 ID:pCQXIFLh0
リビング

紺野「・・・・・ん」

紺野「今日の朝食・・・・ごはんだけ?」

雪菜「・・・・・」

雪菜「もうお金が底を尽きています」

雪菜「これから朝と昼と夜はそれだけで暮らしてもらいます」

紺野「・・・・」

雪菜「・・・・・・」サッサッ

紺野(姉さんだけ、のりたまのふりかけを使っている)

美玲「ウチにものりたまをくれよ」

雪菜「・・・・・早坂美玲」

雪菜「この、のりたまのふりかけを使えるほどにお前は稼いでいるのか?」

美玲「・・・・まだ働ける年齢じゃない」

雪菜「だったら黙れ。口だけのゴミが逆らうな」

美玲「・・・・・」

雪菜「それとも白米だけでは食べられないのかな?」

雪菜「そうかそうか・・・だったら。没収だ」

美玲「えぇ・・・そんな」

129 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/01(土) 23:35:01.13 ID:pCQXIFLh0
紺野「・・・・・」

この家は姉さんの支配下にある。逆らうものや口答えするものは容赦しない

雪菜「この美玲のごはん・・・食べる?」

紺野「頂きます」

紺野(とは言え、ごはん一杯だけではお腹が持たない。美玲の分まで食べよう)

紺野「うん。美味しい」

美玲「・・・・・・・」プルプル

美玲「くっ・・・・・」

タッタッタッタ

バタンッ

雪菜「ああいうクソガキは嫌いだ」

130 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/02(日) 00:47:02.00 ID:ewPskgHr0
キーンコーンカーンコーン

紺野「放課後暇か?」

凪「どうしたのよ急に・・・・もしかしてデートの誘い?」

紺野「そうだよ。デートだ」

凪「・・・・・」

凪「もしかしてアイドル候補を探すの?」

紺野「その通り。候補も決まっている」

凪「本当!?」

紺野「ああ。この人しかいないって断言できる」

紺野「ズバリっ音無琴美の子孫だ」

凪「!!!!」
131 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/02(日) 01:18:50.33 ID:ewPskgHr0
紺野「アイドル界で頂点を目指すなら、中心の軸となる存在が必要となる」

紺野「それにピッタリなのは音無琴美さんの子孫であるが一番だ」

紺野「彼女の子孫なら、絶対に素質はある」

凪「音無琴美・・・・」

かつて461プロダクションで一世風靡したアイドル
人気絶頂の時に突如引退して2年後に子供を出産して亡くなる

凪「少なくとも、その子孫は年齢的に20代後半・・・アイドルとしては遅いのではないの?」

紺野「そんなことは無い。実力さえあれば何歳だって始められる・・・特にあの音無琴美の子供なら絶対に出来る」

凪「・・・・・自身満々ね」

凪「まぁ、私も次の候補が誰も居ないから付き合うわ」

凪(本当に手に入るのかな?)
132 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/02(日) 15:13:17.88 ID:ewPskgHr0
放課後

凪「それで音無琴美の子供は・・・・どこにいるのよ?」

紺野「さぁ・・・どこだろうな」

凪「もしかして知らないの」

紺野「だが、ヒントはある。」

紺野「この間、ここ50年のアイドルの歴史という本を読んだ」

紺野「そしたら音無琴美という人物には、ある人物が関わっていたんだよ」

紺野「961プロダクションの黒井社長」

凪「へぇー・・・そうなの」

凪「・・・・・」

凪「今から961プロダクションに乗り込むとか言わないでしょうね」

紺野「その通り。今から乗り込んで話を聞く」

凪「・・・・・・マジで言ってるの?」

紺野「ああ。本気だ!!」

凪「・・・・・」

133 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/02(日) 16:20:36.98 ID:ewPskgHr0
961プロダクション

紺野「なかなかのビルだね。アイドルも沢山在籍しても邪魔にはならない」

凪「961プロダクションの在籍しているアイドルの数は20名も居ないくらい」

紺野「少ないね」

凪「少数精鋭で765プロとは対極に位置する。」

凪「その分実力は高いアイドルが沢山・・・・・」

紺野「ふーん。例えばどんなアイドルがいるんだ」

凪「Sランクアイドルの玲音、高峰のあは有名ね」

紺野「高峰のあ・・・・」

紺野「とにかく・・・中に入る。黒井社長に会う」

ウィーンッ

紺野「・・・・・失礼します!!」

受付嬢「何の御用でしょうか?現在新規アイドル面接は受けておりません」

紺野「今すぐ黒井社長に会わせてください」

凪(直球で来たわね)

受付嬢「・・・・・・」

受付嬢「失礼ですが、貴方は社長の知合いですか?」



134 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/02(日) 16:30:56.57 ID:ewPskgHr0
紺野「知らない。会ったことも無い」

紺野「でも会いたいんです」

受付嬢「そうですか。でしたらお引き取りください」

受付嬢「また後日、改めて・・・」

紺野「いつ会えるんですか?」

受付嬢「そうですね・・・・早くても半年後くらいに・・・」

紺野「・・・・半年後」

受付嬢「社長は忙しい方ですから・・・・」

・・・・・・・

紺野「半年も待つのか・・・・」

凪「いや、絶対に会わせてもらえないわよ」

凪「諦めるて別の方法を考えるべきだと思うけど」

紺野「諦めるか。こうなったら侵入する」

凪「!!!!!」

紺野「何としても音無琴美さんの遺伝子を手に入れる。」

135 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/04(火) 01:25:52.16 ID:FOavS8hh0
?「無駄だよ。侵入したってこの961プロダクションのセキュリティは強固」

?「入るにはこの961プロダクションのカードが必要となる」

凪「やっぱり大手のセキュリティはしっかりしているのね」

紺野「なるほど・・・・」

紺野「それで、貴方は961プロダクションの関係者?」

小松伊吹「え・・・もしかして、この小松伊吹を知らないの?」

凪「・・・・・聞いた事あるような、無いような・・・」

紺野「まったく知らない」

伊吹「・・・・・」

伊吹(この961プロダクションのBランクアイドル・・・・あたしを知らない)

伊吹(嘘・・・よね)

伊吹「まぁいいわ。中に入りたいならあたしとゲームしない?」

紺野「今はそれどころでは無い。用がある」

伊吹「勝てば961プロダクションの中に入れるとしても?」

紺野「・・・・なに」

紺野「やるよ。するに決まっている」

凪「へぇー気前良いのね」

伊吹「それでは場所を移動しましょ」



136 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/04(火) 01:37:48.07 ID:FOavS8hh0
カラオケボックス

伊吹「さてと・・・ルールは簡単」

伊吹「今からカラオケで歌い、高得点を取った方が勝ち」

紺野「なるほど・・・上手く歌えば良いんだな」

伊吹「勝てば、961プロダクションのカードを貸してあげる」

伊吹「しかし、あたしが勝った時は五万円払ってもらう」

紺野「五万円!!!!」

紺野「・・・・・・・」

凪(なるほど・・・やはり裏があるのね)

凪(相手はアイドル?らしいからそれなりに上手に歌えるはず)

凪(金を毟り取られる)

伊吹(たまに沸くのよね〜961プロダクションの中に入りたいって人物)

伊吹(そういった人たちと勝負して、五万円を巻き上げる)

伊吹(とても良い稼ぎ。アンタも養分になりなさい)

紺野「五万円程度。音無琴美の子孫の為なら賭けられる」

凪「けど・・・今お金ないじゃあ・・・・」

紺野「勝てばいいのだよ。勝てば払わなくて済む」
137 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/08(土) 17:31:53.24 ID:1jVKJa2c0
伊吹「まずは・・・あたしから。選曲は公平にランダムで・・・・」

♪〜

伊吹「この曲は・・・・・」

伊吹「Oneday 投げ遣りな気持ちでドアを開け放して」

伊吹「Someday 何かカマしてやろうと思い立つ」

伊吹「Today 誰よりもhighな自分でいられるように」

伊吹「Let’s go! 君とギター積み込んで 今旅に出よう!」

紺野「・・・・・・」

凪「上手い・・・・流石アイドル」

伊吹「何もいらない〜だってさ」

・・・・・・

・・・・

・・・

伊吹「ふぅ・・・・さてと、どれくらいの点数か」

小松伊吹のカラオケ点数
↓コンマレス
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/08(土) 18:23:16.32 ID:zPtPy1oaO
139 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/08(土) 19:01:23.55 ID:1jVKJa2c0
小松伊吹 32点

伊吹「32点か・・・まずまずの結果ね」

凪「32点って低いんじゃないの?」

伊吹「この採点はAランクアイドル水瀬伊織を基準にした採点となる」

伊吹「高得点を取れるってことは水瀬伊織と同等という事」

伊吹(今のアタシはBランク、悔しいけど・・・・まだ)

紺野「次は俺のターン」

紺野(カラオケなんて何年ぶりだろう)

紺野(知っている歌がくればいいのだが)

♪〜

伊吹「これは・・・・神山満月の曲ね」

紺野「・・・・よしっ」




140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 19:11:57.65 ID:eE/bEPWA0
安価結果を全く活かそうとしないバカ
141 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/08(土) 19:25:11.29 ID:1jVKJa2c0
紺野「遠すぎる恋の道しるべ」

紺野「もうスキを増やせない NON NON」

紺野「夢の中はまるで別世界」

紺野「ストレートに想いも言えるのに」

紺野「オキニイリの服を毎日着ちゃうの」

紺野「あの人の目線がこっちにチラついてきますように」

・・・・・・

・・・・

・・・

アイドル界には興味があった

毎年何万というアイドルが生まれては消える・・・

中には騙されて、酷い目に遭う者もいる

なのにどうして目指すものは絶えないのだろうか・・・・

紺野「Iloveyouなんてとても言えない」

紺野「たばこの吸い方マネしてる事も」

紺野「あなたのハートからレインボーが私にスキと気付かせた〜」

142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/08(土) 19:26:03.80 ID:zPtPy1oaO
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/08(土) 19:26:58.02 ID:zPtPy1oaO
あーあ
144 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/08(土) 19:28:35.85 ID:1jVKJa2c0
・・・・・

紺野「ハァハァ・・・・」

紺野「やるべきことはやった・・・・」

紺野「後は点数を・・・32点以上取れば勝つ」

紺野「頼む・・・・勝ってくれ」

カラオケの点数
↓コンマレス
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/08(土) 19:41:26.06 ID:zPtPy1oaO
余裕やろ
146 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/08(土) 19:52:02.52 ID:1jVKJa2c0
紺野の点数 6点

紺野「・・・・・・・」

伊吹「残念だったね。さぁ50000円払ってくれるかしら?」

紺野「・・・・・文無しだ」

伊吹「そう・・・それなのに勝負したんだ」

伊吹「1週間くらいなら待ってあげても良いわよ」

紺野「・・・・・」

凪「待って。この私も勝負する」

凪「5万円とは言わず・・・12万で」

凪「その代わり、勝ったら。さっきの勝負もチャラで」

伊吹「へぇー、12万もの大金を賭けて勝負するの」

紺野「良いのか?小太刀さん」

凪「私だってまだ1人アイドルを集めなきゃいけないわけ」

凪「ならば・・・ここで私が勝って。音無琴美の子孫を手に入れる」

伊吹(馬鹿がもう一匹釣れた)


147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 19:55:28.27 ID:AKhlk2GQ0
内容よりも安価取ってる奴の方が何倍も面白い
148 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/08(土) 20:07:35.70 ID:1jVKJa2c0
♪〜

凪「この曲は・・・」

凪「どこかへおでかけ〜おじょうさま」

凪「喉がからから限界ぎりぎり発狂寸前」

凪「きゅゅゅゅゅゅゅんっ!」

伊吹(この歌はかなり難しい曲。この勝負はもらっ)

紺野「頑張れ・・・小太刀さん」

・・・・・・・

凪「しゃなりしゃなりおじょうさま」

凪「100年生きてるロリータ〜愛した人には背を向けて」

凪「ルビーの瞳、濡れたまつげのヴァンパイアガール」

凪「きゅゅゅゅゅゅゅゅゅん♪」

凪(100年生きているか・・・この曲は私にとっては皮肉な曲ね)

149 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/08(土) 20:13:21.91 ID:1jVKJa2c0
凪「ハァハァ・・・・」

凪「・・・・」

紺野「良かったよ。凄く・・・感動した」

凪「おそらく負けた・・・私じゃ無理ね」

凪「12万の準備しなきゃ・・・」

カラオケの点数
↓コンマレス
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 20:19:54.33 ID:95BJwK4FO
!?
151 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/08(土) 21:00:23.86 ID:1jVKJa2c0
伊吹「嘘・・・・1点差で・・・・このアタシが負けた」

伊吹「あり得えない。このBランクアイドルの・・・・このアタシが」

凪「これも勝負の結果。勝ちは勝ち・・・・ギリギリでも確かな勝利」

凪「約束通り、961プロダクションのカードキーを貸してもらう」

伊吹「くっ・・・・」

紺野「これで961プロダクションに入れる」

紺野「そして黒井社長に会える」

伊吹「・・・・・」

伊吹(フフフ、バカね。簡単にこのまま行かせると思う?)

伊吹(盗難があったと連絡するから、アンタたちは使った瞬間に照合されてアウトよ)
152 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/08(土) 21:27:20.18 ID:1jVKJa2c0
961プロダクション

凪「さてと・・・」

紺野「いよいよカードキーを使って中に入る」

凪「勘違いしているようだけど、カードキーなんて使わない」

凪「どうせあの女は盗難されたとか言って、連絡しているに決まっている」

凪「・・・・・だから使った瞬間アウトよ」

紺野「まぁ通報されてなくても本来はアウトだけど」

凪「君ならどうする?」

紺野「どうすると言ったって・・・・なぁ・・・・」

↓コンマレス
1〜50 素直にカードキーを届ける 51〜100 小松伊吹が賭け事をした事をネタに黒井社長に会う

153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/09(日) 13:09:15.83 ID:tin6jFQyO
154 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/09(日) 13:31:23.02 ID:JXq0p+LZ0
紺野「961プロのアイドルである小松伊吹が賭け事しているというのを脅せば・・・」

紺野「勿論、こっちもただでは済まない。下手すれば停学も考えないと」

凪「・・・・・」

凪「でも、痛みなしでは得られない」

紺野「その通り・・・・」

凪「武器も渡しておくから」

凪「はいっ」

紺野「ボイスレコーダ」

紺野「もしかして、会話を録音していたのか」

凪「もし、負けても良いように手は打っておくもの・・・お金を払った後でね」
155 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/09(日) 13:58:56.27 ID:JXq0p+LZ0
紺野「・・・・・・」

紺野(本来なら自分は負けていた。だが小太刀凪さんは助けてくれている)

紺野(なんとしても音無琴美の子孫を入手する)

紺野「よしっ」

受付嬢「また・・・貴方ですか。何の御用ですか?」

紺野「実は・・・あるアイドルの情報がありまして・・・・」

・・・・・・・・・
156 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/09(日) 14:07:22.05 ID:JXq0p+LZ0
・・・・・・

961プロ役員「たとえこれが、事実だとしても。君たちもただでは済まない」

961プロ役員「親御さんや学校には連絡・・・警察にも言わなければいけない」

961プロ役員「それを理解している?」

紺野「理解していないのはそっちだろ」

紺野「961プロのアイドルがこんなことをして・・・」

961プロ役員「・・・・・」

961プロ役員「何が目的だ・・・・」

紺野「別に961プロダクションを追い詰めるとか・・・・そんなことはしない」

紺野「社長に会いたい。それだけです」

961プロ役員「・・・・・・・」

961プロ役員「・・・・・・少し待っていろ」
157 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/09(日) 15:34:37.26 ID:JXq0p+LZ0
30分後

ガチャッ

黒井崇男「・・・・・」

凪(この人が961プロダクションの社長)

紺野「・・・・・」

黒井「小太刀凪・・・・そして紺野・・・」

黒井(来る前に少し調べたが・・・害はなさそうだ)

黒井(この私に会い。一体何を言うのか?)

紺野「別に脅すわけでは無い。聞きたいことがあるだけです」

紺野「かつてプロデュースをしていた音無琴美さんの事です」

黒井「・・・・・・・ほぉ」

黒井「この世に存在しないアイドルの話を聞いてどうする?」

紺野「この世に存在していなくても子孫は居るはず」

黒井「・・・・・」

紺野「その人の居場所を教えて欲しいのです。かつてプロデュースしていた貴方なら知っているはず」

凪「・・・・・」ゴクッ

黒井「何故、知りたいのだ?」



158 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/09(日) 15:46:41.70 ID:JXq0p+LZ0
紺野「アイドルデビューさせる」

黒井「・・・・・・・」

黒井「ほぉ・・・」

凪(バカ。別の言い訳しなさいよ・・・・よりにもよってアイドル・・・・)

凪(教えてくれない可能性だって)

紺野「音無琴美の子孫なら。アイドルとしても成功する確率は高い」

黒井「当たり前だ。あれ以上の逸材は見たことが無い」

黒井「・・・・」

黒井「音無琴美には一人の子供がいる。名は音無小鳥。年齢は2X歳」

黒井「デビューするには遅い。」

紺野「いや、まだ行けます!!」

紺野「音無琴美の娘なんです。出来るはず!!」

黒井「落ち着け。音無小鳥にはさらに子供がいる」

紺野「!!!!!!」

159 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/09(日) 15:55:33.23 ID:JXq0p+LZ0
黒井「そうだな・・・・今の時間なら、河川敷にでもいるだろ」

黒井「場所は教える・・・後は自分で勧誘するんだな」

紺野「・・・・ありがとうごさいます」

紺野(嬉しいこれで・・・)

凪「・・・・失礼を承知で聞きます」

凪「黒井社長は勧誘しなかったのですか?音無琴美さんの娘や・・・その子供を」

黒井「・・・・・音無琴美がどうしてアイドルを辞めたか知っているか?」

黒井「私には関わる資格が無いのだよ。2度とね」

黒井「もう直接会わないことにしている」

紺野「・・・・・」
160 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/09(日) 21:49:23.59 ID:JXq0p+LZ0
・・・・・・・・・・

河川敷

黒井『私には関わる資格が無いのだよ。2度とね』

黒井『もう直接会わないことにしている』

紺野(本当は会いたいんだろうな。未練たらたらって感じだった)

紺野(もし・・・音無琴美さんの子孫を手に入れて・・・活躍したら・・・会わせよう)

凪「もしかしてあそこに居る子?」

凪「さっきからずっと絵を描いているけど」

紺野「そうかもな・・・」

紺野「それじゃあ・・・後は任せた」

凪「どこへ行くのよ」

紺野「あの子を説得するのは小太刀凪さんだ」

紺野「俺じゃない・・・ちゃんと勝負して勝って・・・・ボイスレコーダにまで録音した凪さんに権利がある」

紺野「まぁ・・・失敗したら。次は自分が行くけど」

凪「・・・・」

凪「失敗なんてしない。私が説得して見せる」
161 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/09(日) 22:02:21.79 ID:JXq0p+LZ0
?「・・・・・・・ゴホッゴホッ」

?「・・・・・」

凪「嫌いな絵ね」

?「!!!!!」

凪「私の名前は小太刀凪っていうの。よろしく」

?「あの・・・えっと・・・」オロオロ

凪「私も時々を絵を描くのよ。風景画」

凪「一つ書くごとに世界観が生まれて」

凪「この世界は私が創造しているって気分になる」

?「・・・・・・・」

凪「貴方の描く世界観。隣に座ってみて良い?」
162 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/09(日) 22:15:07.31 ID:JXq0p+LZ0
2時間後

?「・・・・・・」

?「・・・・・・・」

カキカキ

?(2時間も無言で見つめられている)

?(本当に絵を見ている)

凪「・・・・・・・」

凪「・・・・・・・」

?「・・・・・・今日はもう終わりです」

凪「お疲れ様・・・ジュース奢るけど飲む?」

?「・・・・・あり、がとうごさいます・・・」


163 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/09(日) 22:34:18.35 ID:JXq0p+LZ0
・・・・・・

凪「ナタデココジュース。タピオカジュースよりこっちの方が好き」

凪「飲んだことある?」

?「いえ・・・・ジュース・・・・あんまり飲まない・・・・」

凪「そう・・・」

?「どうして・・・初めて会った・・・私に・・・」

凪「・・・・フフフ」

凪「勧誘しに来たの」

凪「アイドルに興味ない?」

?「・・・・・・・アイ・・・ドル」

?「・・・・・」

凪「別に断っても良いの・・・」

凪「でも私は君に・・・なってほしい」

凪「君には才能がある。絵を描いているときに思った」

凪「もっと色んな経験を積めば、将来凄い人間になると」
164 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/09(日) 22:55:08.36 ID:JXq0p+LZ0
凪「人間の生涯は短い」

凪「短い期間に色々な経験を積んだ方が良いと思う」

?「・・・・・・」

?「・・・・・・」

?「・・・・ママに・・・・相談します」

凪「良いの?」

?「・・・・・」コクッ

?「ゴホッゴホッ・・・」

凪「大丈夫?」

?「平気・・・・です・・・・」

165 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/09(日) 23:41:10.39 ID:JXq0p+LZ0
凪(後は親がオーケー出してくれればいいけど)

?「あの・・・・・」

?「もう一度・・・・・名前・・・聞いて良いですか?」

凪「小太刀凪」

?「私・・・名前・・・・由愛」

凪「由愛・・・良い名前ね」

凪「明日もまた。河川敷に行っても良い?」

・・・・・・・

・・・・・・

・・・・・

166 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/10(月) 00:23:44.29 ID:R2BEHzkD0
ゲームセンター

紺野「この時間なら、学校の帰りにプリクラを撮ろうとする学生もいる」

紺野「その中から適当に声を掛けてみるか」

?「上手いですぅ〜、凄く上手ですぅ〜」

△「んっふふふふ♪こんなものじゃない」

ガチャッガチャッ

〇「また・・・動きが速く・・・」

紺野「田崎恵さん。こんなところで何を」

恵「紺野君ですかぉ〜」

恵「見てくださいよぉ〜紗南ちゃんの動きを」

紺野「ん・・・・」

ガチャッガチャッ

ガチャッガチャッ

紺野「凄いレバーの動き・・・」

三好紗南「うりゃうりゃゃゃ」

ガチャッガチャッ

紗南「終わり」

〇「おめでとう。これで10人抜きですね」



167 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/10(月) 00:50:17.90 ID:R2BEHzkD0
紺野「・・・・見覚えがある顔だ。図書館で会わなかったか?」

〇「そうですね。この間はありがとうごさいました」

恵「島村むつみちゃんと知り合いなのですかぁ〜?」

紺野「この間、図書館で会っただけだよ」

島村むつみ「『カタハネ』をもうすぐ読み終えます・・・もう少し待ってください」

紺野「いいよ。別に今は・・・・読書する気分でも無いし」

紺野(そうだ。この子を誘ってみよう)

恵「言っておきますが、この子と今ゲームしている子は既に私が誘ってありますぅ〜」

紺野「そうなのか・・・」

むつみ「はい。もしかして西園寺プロの人?」

紺野「バイトだけど」

むつみ「よろしくお願いします」

紗南「むつみ。次は協力プレイしよっ」

恵「まだするんですかぁ〜」

紺野「・・・・・・」

紺野(恵さんはもう二人ゲットしている)

紺野(自分も早く探さないと)
168 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/12(水) 00:13:22.44 ID:46o38AZz0
「あっ・・・」

泰葉「あれ、ゲームセンターで会うなんて珍しいですね」

紺野「岡崎・・・泰葉さんこそゲームするんだ」

泰葉「いえ、病院の帰りのバスの時間まで時間があったので入っただけです」

紺野「病院の帰り・・・」

?「兄さま」

?「お久しぶり」

紺野「藍子と悠貴。退院おめでとう」

紺野「今回は意外と早かったな」

紺野藍子「はい。今回は調子も良くなるのは早くて」

紺野悠貴「ご迷惑をお掛けしました」ペコリッ

紺野「・・・・・」

この2人は紺野藍子と紺野悠貴。自分の妹でもある
幼いころから入退院を繰り返している。医者からは大人にはなれないだろうと宣告まで受けている

紺野「そうだ。なぁ今からゲームで相手して欲しい人がいる」

藍子「ゲームですか?」

169 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/12(水) 00:29:07.33 ID:46o38AZz0
恵「紗南ちゃんは凄いですぅ〜」

紺野「恵さん。今から勝負しないですか?」

恵「勝負ですか?」

紺野「今から格ゲーでそこの子と勝負して、勝った方が3,000円支払う」

恵「・・・・・」

恵「別にいいですよ〜。紗南ちゃんに勝てる相手なんて早々居ないですからぁ〜」

紺野「よしっ」

紺野(この勝負貰った。勝って臨時収入を手に入れる)

170 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/12(水) 22:25:58.67 ID:46o38AZz0
藍子「どうする。私が行く?」

悠貴「お姉ちゃんは休んでて・・・」

藍子「そう。なら休んでおく」

悠貴「・・・・・」

悠貴「よろしくお願いします。紺野悠貴です」

紗南「三好紗南。」

紗南「1つ聞いても良い?ゲームの経験は?」

悠貴「オンラインゲームを少々。格闘ゲームの経験は2、3回」

紗南(2、3回で挑むなんて・・・格の違いを見せつけてあげる)
171 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/15(土) 14:47:02.70 ID:U3lF675K0
悠貴「キャラはどれが良いのか。分からない」

藍子「取りあえず適当に選んでみた方が良いね」

藍子「操作になれることからまずは・・・・」

悠貴「・・・・・・うん」

紗南(このゲームでは、大抵のキャラは普通に使える)

紗南(でも初心者にはコマンドが複雑すぎて、操作は難しい)

紗南(余裕で勝つ)

「ファイト」

紗南「早速だけど、コンボを決める!!!!」

ガチャッガチャッ

紺野「動きが速い」

恵「もう体力を半分削ってますぅ」

悠貴「・・・・・・」

紗南「どう!!!!もうすぐ終わるけど!!!!」

ガチャッガチャッ
172 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/15(土) 15:18:40.09 ID:U3lF675K0
悠貴「操作方法は慣れないと扱いづらいけど・・・・」

悠貴「この程度なら後は何とかなる!!!」

ガチャッガチャッ

紺野「避けた!!!」

むつみ「それだけではありません。立場が逆転しました」

ガチャッガチャッ

紗南「ああ・・・ダメ・・・」

ガチャッガチャッ

「KO」

紺野「勝った。やった!!!」

悠貴「・・・・・・・」

紗南「もう一戦、もう一戦だ!!!」

173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/20(木) 23:30:07.19 ID:QLLYuPgA0
五等分が終わったからモチベが落ちたとか自分に言い訳してそうだな
174 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/23(日) 13:55:26.67 ID:AzNA3jPC0
>>173
貴方の好きな、三玖もこの世界では救われますよ

・・・・・・・

何度戦っても紗南は勝てなかった

紗南「ハァハァ・・・」

悠貴「・・・・・」

紗南「100円が切れた。もう戦えない」

紗南「完璧に負けた・・・・・」

紺野「・・・・・・・」

紺野(初めてゲームをしている姿を見たが・・・一方的なワンサイドゲーム)

紺野(相手もかなりの手練れには違いないが、格が違い過ぎる)

紗南「本当に、格闘ゲームは初心者か!!!!」

悠貴「うん・・・・」

紗南「・・・・・・」

紗南「三好紗南だ。今度は負けない・・・修業して勝ってやる」

悠貴「紺野悠貴です」

泰葉「盛り上がっていますけど、そろそろ帰える時間ですよ」

悠貴「あっ・・・」

泰葉「さぁ・・・早くバスに乗って」

175 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/23(日) 14:31:37.25 ID:AzNA3jPC0
紗南「・・・・悠貴・・・・ユウキ」

紗南「・・・・・・・」

紗南(ALOっていうオンラインゲームにユウキっていう伝説の最強プレイヤーがいるけど)

紗南(まさか・・・・)

・・・・・・

紺野「2000円だ。さっきゲームセンターで遊んだ金をそのままやる」

悠貴「あ、ありがとうございます」

悠貴「でも・・・二千円本当に貰って」

藍子「結構な大金ですね。特に兄さんは高校生になったし色々とお金がいるのでは?」

紺野「気にすんな、高校生ならバイトくらいして稼ぐ」

紺野(そのお金は悠貴のおかげで手に入ったんだからな。プレイ代くらいは払わないと)

紺野「給料日が楽しみだ」




176 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/23(日) 18:33:48.52 ID:AzNA3jPC0
ガチャッ

紺野「ただいま」

泰葉「ただいま帰りました」

雪菜「・・・・良く帰ってきた」

悠貴「この度はご迷惑をお掛けして申し訳ございません」

藍子「今後も度々ご迷惑をお掛けすると思いますが、お許しください」

紺野「・・・・・」

2人は帰ってから早々に、姉さんの前で土下座をした

雪菜「顔を上げろ。」

雪菜「足手まといだという感覚。忘れるな」

雪菜「お前達は病弱で早死にする。沢山の人のお世話になりながら、迷惑を掛けながら」

雪菜「・・・・・・・」

紺野(そこまで言わなくたっていいのに)

雪菜「藍子、悠貴今から外で三人、夕食を食べよう」

雪菜「丁度、お食事券がある」




177 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/23(日) 21:18:13.40 ID:AzNA3jPC0
紺野「ちなみに・・・今日の自分と岡崎泰葉さんの夕飯は・・・」

雪菜「白ご飯だ」

泰葉「また。ですか」

雪菜「嫌なら食べなくても良い」

泰葉「いえ。食べせて頂きます」

悠貴「ごめんなさい」

紺野「謝ることは無い。食事を楽しんで来いよ」

紺野「・・・・・・・」

178 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/02/23(日) 23:45:41.38 ID:AzNA3jPC0
リビング

泰葉「・・・・・・白ご飯。いつまで続くのでしょう」

紺野「さぁ。金が入れば豪華になる?」

泰葉「少し酷いと思いませんか」

泰葉「自分の妹に対しての扱い・・・・仮にも血のつながった相手に対して」

紺野「・・・・そんなことよりも」

泰葉「そんなことで済ますのですか」

紺野「その話はまた今度だ。今はこの食事の事について考えよう」

泰葉「・・・・・」

紺野「今のままではただの白ご飯」

紺野「しかし・・・あるものを買ってきた」

紺野「アラアラアラアララララ〜」

泰葉「もしかして」

↓コンマレス
1〜50 アラ 51〜100 ごはんですよ!








179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/24(月) 00:00:24.46 ID:Jf3l1WI5O
180 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/03/01(日) 13:59:52.51 ID:nkfwSrEl0
泰葉「アラ・・・」

泰葉「長崎出身なのでアラという海苔佃煮があるのは知ってます」

紺野「その通り。アラだ」

泰葉「しかし、関東でも売っているものですか?」

紺野「アンテナショップで買ってきた」

紺野「久しぶり関西の雰囲気を味わえてよかった」

泰葉「・・・・・・・・・」

泰葉「その海苔の佃煮を私にくださるのですか?」

紺野「条件付きでね」

紺野「今アイドルにピッタリな人材を探している」

紺野「岡崎泰葉さんなら。そういう逸材を知っているはず」

泰葉「・・・・」
181 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/03/01(日) 14:17:18.54 ID:nkfwSrEl0
泰葉「ないことは無いです。」

紺野「本当に!?」

泰葉「と言っても今もその場所に居るかどうかはわかりませんが」

泰葉「候補は二つ・・・・・」

紺野「・・・・・」ゴクリッ

泰葉「それは・・・・」

・・・・・

・・・・

・・・・

182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/01(日) 15:10:45.69 ID:Dj9XxnRcO
名前だけ挙げたキャラが再登場するのと
バカの寿命が来るのとどちらが先か
183 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/03/01(日) 21:17:44.54 ID:nkfwSrEl0
>>182
安心してください。貴方の好きな土屋亜子もすぐに登場しますよ

・・・・・



音無小鳥の家

小鳥「ただいま〜」

ガチャッ

由愛「・・・・おかりなさい。ゴホッゴホッ」

小鳥「ちゃんと家で大人しくしていた?」

由愛「・・・・・・・」コクッ

小鳥「・・・・・」

小鳥「なら、スケッチブックを見るわね」

由愛「・・・・・」

小鳥「・・・・・・絵が増えてる」

小鳥「どうして外に出たの?家で大人しくしなさいとあれほど言ったのに」

小鳥「ママの言うことが聞けないなら。没収するよ」

由愛「・・・・ごめんなさい」




184 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/03/01(日) 21:51:07.95 ID:nkfwSrEl0
小鳥「ダメとは言わない。だけど・・・・ちゃんと体を治してから。」

小鳥「元気になるまでは・・・・ね?」

由愛「・・・・」コクッ

小鳥「それじゃあ。夕飯を作るわね」

小鳥「今日は、由愛の好きな近江ちゃんぽん」

由愛「ほんとぉ?」

小鳥「ええ。最近作ってなかったでしょ?」

由愛「・・・・・・」

由愛「・・・・・・」

小鳥「どうしたの?」

由愛「夕飯の前に伝えたいことが・・・・あります・・・・」

・・・・・・

・・・・

・・・


185 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/03/01(日) 22:40:45.18 ID:nkfwSrEl0
次の日

西園寺プロダクション事務所

琴歌「という事は1人は集めたんですね」

紺野「1人は集めた。だがもう1人集めないと」

琴歌「わたくしも、もう1人集めないといけませんわ」

紺野「・・・・・宛はある?」

琴歌「いえ、手詰まりですわ」

紺野「フフフフ。実はアイドルにピッタリな子を2人・・・宛があります」

琴歌「2人も!?凄い」

紺野「しかし、場所が関東ではなく。関西・・・三重と奈良。」

琴歌「関西の方なんですね」

紺野「そこで・・・・お願いがあります。」

紺野「今度の週末に勧誘するために、関西へ行きませんか?」

紺野(交通費は沢山かかる。関西へ行くだけのお金も無い)

紺野(ここは会社の経費で・・・・)

琴歌「別に構いませんわ」


186 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/03/02(月) 21:42:24.43 ID:fzMztEMn0
琴歌「京都に用事がありますので、そのついでに」

紺野「はい。ありがとうごさいます」

紺野「よしっ」

紺野(アイドルの勧誘のついでに関西に行けるなんて、このバイトを始めて良かった)

・・・・・・

凪「へぇー京都に行くんだ。良いなぁ京都」

凪「一度は行ってみたい」

紺野「関西で行くなら加古川とか赤穂とかの播州の方が良い」

紺野「もしくは伊賀上野」

凪「三重って東海じゃない」

紺野「名張とか、伊賀上野は関西だよ」

紺野「ちなみ徳島、福井の一部も関西だ」

凪「ふーん。なんだか複雑ね」

紺野「関東の方が分かりにくいと思うけどな」


187 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/03/02(月) 21:57:04.12 ID:fzMztEMn0
紺野「結局どうだった?」

紺野「昨日の音無琴美さんの子孫は・・・」

凪「無事にオーケーよ。でも体調が悪いから暫く安静だって」

紺野「それは良かった。音無琴美さんの子孫と仕事が出来るなんて幸せなことは無い」

紺野「いずれは活躍して、女優としてもデビューして・・・」

凪「最後は手出すつもり?」

紺野「そうそう。最後はモノにして幸せな家庭を築いて・・・・」

凪「・・・・・マジで手を出すの」

紺野「冗談に決まっているだろ。流石にマズイでしょ」

凪「良かった冗談で。あんな子に手を出そうとしたら軽蔑していた」

紺野「・・・・」

188 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/03/02(月) 22:57:20.89 ID:fzMztEMn0
土曜日

新幹線

琴歌「人が多くて自由席が満席ですわね」

紺野「新幹線って座れるものだと思っていた」

琴歌「確実に座れるなら指定席にしないと、今の予算では捻出は出来ませんが」

紺野「これも訓練の一環として、京都駅まで立ちっぱなしで・・・・」

紺野(今後、イベントとかで立ちっぱなしもあり得るだろうし)

紺野「・・・・ん」

?「・・・・・・」キョロキョロ

紺野「あいつ・・・まさか」

紺野(こんなところで出会うとは、関東に居たんだな)

189 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/03/03(火) 22:14:54.06 ID:y5lztKH/0
?「・・・・・指定席にすれば良かった。あぁ〜早く座りたい」

紺野「変装しても獣の臭いで分かりまするぞ」

?「け、獣の臭いって。私は・・・」

?「あっ!!!!」

紺野「久しぶりだ。前川みく」

前川みく「会いたくない奴に出会ってしまった。」

紺野「昔は一緒にキャットフード食べる仲だったのに」

みく「それは昔の話!!!!」

みく「隣の号車に移るから。近づいたら不審者として叫びますから」

紺野「おい・・・・」

紺野「・・・・・なんだよ。つれないなぁ」

紺野(5年も経てば人も変わるか・・・)







190 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/03/03(火) 22:21:09.79 ID:y5lztKH/0
琴歌「今、前川みくさんとお話していませんでしたか?」

紺野「知っているんですか?」

琴歌「知ってるもなにも、346のアイドルで今人気急上昇中ですわ」

紺野「へぇー、アイドルやっているんだ」

紺野「負けちゃいられないな。西園寺プロダクションも早く売れて・・・・超えて見せる」

紺野「・・・・・ワクワクが止まらない」

琴歌「・・・・・・」
191 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/03/08(日) 23:11:43.08 ID:+okHMP2G0
・・・・・・・

琴歌「はい。こんにちは!!」

琴歌「琴歌チャンネルの琴歌ですわ」

琴歌「本日は京都に来ていまして・・・早速ですが、皆さんは京都と言えば何を想像しますか?」

琴歌「私は八つ橋ですわ」

琴歌「ということで、八つ橋専門店に来ています」

琴歌「ますばこの八つ橋・・・・」

パクッ

琴歌「この餡との絡みが良いですわ〜」

紺野「・・・・・・」

西園寺琴歌さんは動画サイトでチャンネルを作って活動している

登録者は300万人という・・・どれくらい凄いのかは分からないけど
192 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/03/08(日) 23:28:47.28 ID:+okHMP2G0
紺野「琴歌さん。少し良いですか?」

琴歌「はい」

紺野「その試食で食べたのは・・・八つ橋は八つ橋でも生八つ橋」

紺野「その中でも餡入りの生八つ橋だ」

紺野「八つ橋と言えば・・・・こっちの焼いたやつ」

紺野「琴歌さんの動画見ている層がどんな人かは不明だけど」

紺野「勘違いを起こすかもしれないから訂正した方が良いかもしれない」

琴歌「なるほど、八つ橋と言っても種類があるのですか・・・・勉強になりましたわ」

琴歌「それでは、もう一度取り直しますわ」

紺野「・・・・・取り直すの?」

琴歌「より良い。動画を撮る為には・・・もう一度取り直します」

紺野「はぁ・・・・」

193 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/03/09(月) 01:35:18.60 ID:8E6E3M6m0
・・・・・・・

紺野「まだ撮影しているな・・・・お土産でも買うかな」

紺野「まだ恵さんからゲットしたお金もあるし・・・」

紺野「しかし、京都で買うか・・・うーん」

?「そこにある八つ橋。全種類ください」

店員「は、はい」

紺野「すげぇ・・・」

紺野「全種類買うって、車輪の上の人間か!!!!」

紺野(一度でも良いから行ってみたいセリフ・・・羨ましい)

?「あの・・・」

紺野「えっ・・・」

?「さっきからジロジロ見ていますけど。私の知合いですか?」

紺野「いや、初めて会うけど」

?「本当ですか?」

紺野「本当だ。」

?「・・・・・・・」
194 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/03/09(月) 02:05:15.72 ID:8E6E3M6m0
琴歌「お待たせしましたわ」

紺野「あぁ、撮影終わったんだ」

?「・・・・・」ジー

琴歌「あっ、中野五月ちゃん」

中野五月「・・・えっとっ。貴方は・・・」

琴歌「この前のパーティで会った。西園寺琴歌です」

五月「この前のパーティですか・・・」

五月「先日はありがとうごさいました」ペコリッ

紺野「中野・・・五月」

琴歌「紺野君の学校に中野有香さんって名前の方いませんか?」

紺野「武道っ娘の先輩だね」

琴歌「その妹です」

紺野「!!!!!!」

紺野「あの人の妹さんか・・・」

紺野(見た感じだと似ても似つかない)

195 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/03/10(火) 00:34:01.11 ID:maoNhuAQ0
五月「姉の知合いですか?」

紺野「知り合いっていうよりは・・・なんていうか」

紺野「協力者というか・・・」

五月「・・・・・」

?「五月〜早く次の目的に行くよ〜」

五月「一花。もう少しお土産を買いたいです」

一花「もう少しだけよ」

紺野「また。新しい子が来た」

琴歌「中野一花ちゃんです。この子も中野有香さんの妹ですわ」

紺野「一体何人妹居るんだ」

一花「・・・・・」
196 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/03/10(火) 23:31:11.80 ID:maoNhuAQ0
喫茶店

一花「初めまして。中野一花と言います」

一花「姉がお世話になっています」

紺野「逆にお世話になっているよ。実験にも協力してくれて」

五月「実験?」

紺野「そう、鍛えている良い体だからね・・・多少激しいのも耐えてくれる」

琴歌「・・・・」

五月「・・・・」

一花「・・・・」

紺野「ん・・・・どうしたんだ。シーンとして」

五月「・・・・姉に何をしているんですか。最低です!!!!」

紺野「えっ・・・」

一花「男の人だから卑猥なのは仕方ないですけど・・・姉を利用するなんてね。引く・・・」

琴歌「これからアイドルとして活動する人ですので守らないと・・・・いけませんわ」

紺野「勘違いしていないでくれ」

紺野「別に卑猥なことしてないって!!!」




197 : ◆ssoeFE9sjAA9 [saga]:2020/03/11(水) 00:12:58.39 ID:0J6o2Hn/0
紺野「それにこれからアイドル活動するって・・・・」

琴歌「西園寺プロダクションのアイドルですわ」

紺野「なかなかのセンスだ。」

一花「あの・・・もしかして西園寺プロダクションに関わってます?」

紺野「スタッフだけど」

五月「危険すぎます。こんな変態がいる事務所に姉が加入するのは・・・・」

紺野「むしろ中野有香先輩の方が危険だろうに」

一花「・・・・・」

一花「どの辺りが危険?」

紺野「雰囲気が・・・怒らせるととんでもない事になりそう」



198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 15:34:01.67 ID:JV8wCh23O
再登場とかキャラを幸せにするとか
レスしといてこれ
結局才能も性格も腐りきってるから
いつまでも同じことを繰り返す
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