西住みほ 5歳「一緒に遊ぼう」 男 5歳「うん」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/24(日) 19:00:23.54 ID:FIrpFi/P0
男「父さん、今度はどこに住むの?」

父「父さんの仕事で戦車道の家元の家に住み込みで働くんだ」

男「そっかー」

父「いつも父さんの都合で引っ越しが多くてごめんな。今度の所は長く雇ってくれるらしいから」

男「大丈夫だよ。俺戦車好きだし、それに父さんが居なかったら俺ひとりぼっちだもん」

父「母さんが死んでもう2年か....」

男「うん....寂しいけどもう大丈夫だよ」

父「そうか、お前は強い子だ。そろそろ着くはずだ」ナデナデ

男「えへへ」

西住邸

父「すいません 今日から住み込みで整備士をさせていただく者ですけど」

しほ「はい....あなたは....」

父「君はもしかしてしほ...」

みほ「あっ!男の子だ!」

まほ「......//」しほの後ろ

しほ「子供達は向こうで遊んでなさい」

みほ「はーい!ほら行こっ?」

男「う、うん」

みほ「お姉ちゃんも行こ!」

まほ「うん....」

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/24(日) 19:16:37.09 ID:FIrpFi/P0
しほ「大学以来ね.....」

父「そうだな....」

しほ「いくら元恋人といってもここでは雇い主と整備士だということをわかってますね?」

父「わかってますよ。家元、そういうところも昔から変わりませんね」

しほ「余計なお世話です、いま倉庫とあなたの部屋に案内させますから」

父「どうもありがとうございます」

・・・・・・・・・

しほ「本当に変わりませんね....//」

・・・・・・・・・

みほ「私はみほって言うんだ!よろしくね」

男「僕は男っていいます 5歳です」

みほ「私も5歳だから一緒だね」

みほ「ほらっ!お姉ちゃんも自己紹介しなきゃダメだよ!」

まほ「え、うん....西住まほ 6歳です」

みほ「お姉ちゃんはちょっと照れ屋さんなんだ」

男「よろしくね」

まほ「うん、よろしくね」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/24(日) 19:33:20.40 ID:FIrpFi/P0
みほ「じゃあおままごとしようよ!私お母さんで男君はお父さんね」

男「いいよー」

男「まほちゃんは?」

まほ「じゃあペットの犬の役をやろうかな」

男「犬が好きなの?」

まほ「フサフサで可愛いから好き」

男「僕も犬好きだよ フサフサいいよね」

みほ「私はボコが好きー!」

男「テレビで夕方やってる奴だよね たまに見てるよ」

みほ「私は毎日見てるよ!録画もしてるもん!」

みほ「今度一緒に見よ?」

男「うん!」

みほ「じゃあおままごとはじめよう!」

男「ただいま」

みほ「お帰りなさい、今日のご飯はイチゴのおむすびとマカロンですよ」

まほ「わん!わん!」

男「美味しそう!いただきます!」



父「どうだ?みほちゃんとまほちゃんと仲良くなれたか?」

男「うん!楽しく遊んだよ」

父「そうか!しばらく一緒に住むんだから仲良くしないとな」

父「ちなみにどっちがタイプだ?多分まほちゃんの方はしほに似て結構キツイタイプになるぞ」

男「タイプ? ポケモンならほのおタイプが好き! リザードンかっこいいもん!」

父「はは...こういう話はもう少し大きくなったらしような」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/24(日) 19:48:46.07 ID:FIrpFi/P0
翌日

みほ「ここがこの辺で唯一の駄菓子屋だよ!」

男「すごい....お菓子がたくさん売ってる」

みほ「このボコチョコがいいよ!ボコのストラップが入ってるの!」

まほ「こっちの犬チョコもいいよ、いろんな種類の犬が出るんだ」

男「じゃあその二つ買うよ、美味しそうだし」

・・・・・・・・

男「えっとこのボコ、すごく光ってるけど」

みほ「それシークレットの黄金ボコだよ!いいなぁ」

男「じゃああげるよ 僕ボコあんまり詳しくないし」

みほ「ありがと!お礼に将来お嫁さんになってあげる!」

男「えへへ....」

男「犬チョコの方もなんだかすごく胴の長いダックスフンドが出たけど」

まほ「そ、それは幻のダックスフンド...ほ、欲しい」

男「じゃああげるよ」

まほ「あ、ありがと...お嫁さんになるかはもうちょっと考えさせて」

男「いいよー」

みほ「三人で結婚したらきっと楽しいよ!」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/24(日) 20:04:40.97 ID:FIrpFi/P0
幼稚園

男「男です。好きな物はポケモンです。」

エリカ「......//」

みほ「同じクラスだ!わーい!」

休み時間

みほ「男君!一緒に遊ぼう!」

男「うん!」

エリカ「ちょっと転校生!私と遊びなさい」

男「君は?」

エリカ「私は逸見エリカよ!覚えておきなさい」

男「よろしくね エリカちゃん」

エリカ「ほらじゃあ二人でおままごとするわよ」

みほ「男君は私と二人でおままごとするの!」

男「三人でやったら...」

二人「ダメ!!」

帰り道

エリカ「男は私と帰るの!」

みほ「私だもん!同じ家に住んでるから!」

エリカ「なっ!?」

みほ「これだってプレゼントされたもん!」

エリカ「なによ!そんなボコなんて!」ストラップを外して川に投げる

みほ「あ....?わぁぁぁぁぁぁぁん!!」

男「ちょっと待ってて!」川に入る

男「結構深い...,あばばばばばば」

エリカ「男が.....流されちゃった....?わぁぁぁぁぁぁぁん!!」

みほ「?わぁぁぁぁぁぁぁん!!」

まほ「二人ともどうしたの!?待ってて今大人を呼んでくるから」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/24(日) 20:23:31.16 ID:FIrpFi/P0
病室

男「んん.....ここは」

みほ「zzzzzz」手を握り

男「僕は確か川にボコを取りに行って取ったと思ったら思ったより深くて溺れて....」

父「目が覚めたか!よかった....本当によかった....」

男「父さん....苦しいよ」

父「無茶しやがって.....」

男「みほちゃんの泣いてる顔見てたら母さんを思い出してほっとけなかったんだ」

父「そうか....でも死ぬかもしれなかったんだもうこんなことは二度としないでくれ」

父「みほちゃんなんかお前を心配してずっと手を握ってたんだぞ」

みほ「うーん...朝?」

みほ「男君!!目が覚めたんだね!!」抱き

男「うん...ボコ ちゃんと取れたよ」

みほ「ありがと....今度はちゃんと大事にするから...もう絶対無くさないから」

男「うん、大事にしてあげて」

・・・・・・・・・・・・

しほ「男君が無事でよかったわね」

父「本当ですよ。この女の子を放っておけないところ誰に似たんでしょうね」

しほ「今は仕事じゃないから敬語じゃなくていいわよ」

父「本当に?そっちのが楽でいいわ」

しほ「まったく....それは間違いなくあなたに似たわね」

しほ「私と付き合う時もあなたが大学で一人の私を構い続けた結果だもの」

父「懐かしいなぁ」

しほ「そうね....」

常夫「・・・・・・・・」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/24(日) 20:48:34.00 ID:FIrpFi/P0
幼稚園

エリカ「・・・・・・」

男「エリカちゃん!」

エリカ「な、なに?」

男「これあげる」

エリカ「これはボコストラップ?」

男「うん!欲しいかと思って あのこと僕はもう気にしてないよ 多分みほちゃんも謝ったら許してくれと思う」

男「だから今度みほちゃんと三人で遊ぼうよ!」

エリカ「うん....私謝る」

一ヶ月後

常夫「話の内容は大体わかっているだろう?」

父「まぁなんとなく.....」

常夫「妻の気持ちが君に向き始めているのは君もなんとなく感じているだろう」

父「はい......」

常夫「新しい職場の紹介もするし退職金も払うだから二度とウチに近づかないでくれないか?」

父「わかりました....すぐに出て行きます」

・・・・・・・・・

みほ「来週の夏祭り楽しみだね」

男「うん!」

みほ「わたあめもりんご飴も食べるんだ!」

男「あと焼きそばも!」

みほ「絶対一緒に行こうね!指切りで約束しよう!」

二人「嘘ついたら針千本のーます!指切った!」

・・・・・・・・・・

男「えっ....引っ越し?」

みほ「えっ......」

父「突然で悪いんな....色々事情があって」

男「わかったよ....」

みほ「そんなのダメだよ!一緒に夏祭り行く約束したもん!
指切りもしたんだもん!」

男「ごめんね....父さんの仕事だからしょうがないんだ」

みほ「もう知らないもん!男君なんかもうどっか行っちゃえ!!」

父「本当にごめんな...いつも父さんのせいで」

男「いいよ....しょうがないよ」

引っ越し当日

常夫「突然のことですまないね」

父「いえ」

まほ「男君....短い間だけど楽しかったよ」

男「うん...僕も楽しかった」

まほ「みほは.....」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/24(日) 20:51:44.73 ID:FIrpFi/P0
男「しょうがないよ 約束破っちゃったもんきっと来てくれないよ」

みほ「男君!これあげる」

男「これリザードンのストラップ....いいの?」

みほ「うん ボコストラップのお礼...それでもっかい約束しよ
おっきくなったら二人で夏祭りに行くの」

男「うん....約束する!」

みほ「じゃあね.....」

男「バイバイ....」

・・・・・・・・・・・

父「次の職場も戦車道がある学校らしい....>>10ってところらしい」

男「うん.....」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 20:54:21.19 ID:yP+Q52Mro
大洗
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 20:55:13.13 ID:uF1A7W7iO
ロシア
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