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【艦これ】愛宕「パンパカさん」
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59 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:18:54.38 ID:M9eaaSqT0
執務室――
提督「……というわけで」
提督「みんなには、今まで通りの反応をお願いしたい」
吹雪「あの……本当に今まで通りでいいんですか?」
漣「全員、パンパカさんだと思い込んでたのに……」
提督「そうじゃないと、原因解明にならないからな」
60 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:19:26.49 ID:M9eaaSqT0
五月雨「でも……」チラリ
愛宕「私からもお願いするわ」
愛宕「これ以上、私の名前を正しく知らない子を増やすわけにはいかないの」
愛宕「外で恥をかかせてしまうかもしれないし……」
愛宕「なにより私が悲しくて死んじゃうわ……!」
叢雲「素直すぎて心が苦しい……!」
61 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:19:58.57 ID:M9eaaSqT0
愛宕「だから、ちゃんと私のことを覚えてもらいたいの」
愛宕「上辺だけじゃない……ちゃんと私のことを理解してもらいたい……」
愛宕「そして私の名前を呼んでもらいたい……!」
愛宕「そのためにも、原因を突き止めて改善したいの」
愛宕「だからみんな……協力してちょうだい……!」
叢雲「p――アタゴ……!」
電「パn――アタゴさん……!」
漣「パンp――アタゴさん……!」
吹雪「パンパk――アタゴさん……!」
五月雨「パンパカさん……!」
五月雨「じゃない! アタゴさん……!」
62 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:20:30.61 ID:M9eaaSqT0
吹雪「分かりました! 私たちにお任せください!」
叢雲「バッチリいつも通りの反応を見せてあげるわ!」
電「電たちにお任せなのです!」
漣「最後までパンパカさん扱いしてみせますよ!」
五月雨「任せてくださいね、パンパk――あ、アタゴさ――じゃなかった、パンパカさん!」
提督「いや五月雨はむしろ治ってないやんけ!(ツッコミ)」
「「HAHAHAHA」」
愛宕(心配過ぎる……!)キリキリ
63 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:21:02.79 ID:M9eaaSqT0
そして――
秋月「秋月型防空駆逐艦! 一番艦! 秋月! ここに推参いたしました!」
秋月「まだ右も左も分からない若輩者ですが! 先輩方のご指導のもと! すぐに最前線で活躍できるよう努力する次第です!」
秋月「どうぞ! よろしくお願い致します!」ビシッ!!
提督「君が秋月か、よろしくね」
秋月「はい! よろしくお願い致します!」ビシッ!!
64 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:21:34.64 ID:M9eaaSqT0
吹雪「吹雪です、よろしくね」
秋月「吹雪さんですね! よろしくお願い致します!」ビシッ!!
叢雲「叢雲よ、よろしく」
秋月「叢雲さんですね! よろしくお願い致します!」ビシッ!!
漣「こう書いて『さざなみ』です」
秋月「漣さんですね! よろしくお願い致します!」ビシッ!!
電「電なのです、電じゃないのです」
秋月「電さんですね! よろしくお願い致します!」ビシッ!!
五月雨「私、五月雨っていいます」
秋月「五月雨さんですね! よろしくお願い致します!」ビシッ!!
65 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:22:06.50 ID:M9eaaSqT0
漣「うーん、かたい」
吹雪「もっと気楽でいいのにねー」
叢雲「いやあんたも初対面はあんな感じだったわよ?」
五月雨「ふふふ、もっとリラックスしても大丈夫なのに」
電「そんなだから何かの拍子にいつもお茶を零すのです(毒舌)」
愛宕「うーん……」
66 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:22:38.99 ID:M9eaaSqT0
愛宕「秋月ちゃん、ちょっと良いかしら?」
秋月「え? あ、はい、なんでしょうか?」
愛宕「ちょっとお手てを拝借……」
秋月「あの、何を……?」
秋月(わわっ! この人……すごい美人です!)ドキッ
秋月(それにこの手も、すごく細くてきれい……!)ドキドキ///
愛宕「両手を握った後は……」
67 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:23:10.98 ID:M9eaaSqT0
愛宕「パンパカパーン♪」ガバッ
秋月「わあ!?」ガバッ
秋月(両手を上げさせられてます!?)
68 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:23:43.34 ID:M9eaaSqT0
愛宕「緊張するのは分かるけれど、私たちはあなたの味方よ?」
愛宕「あなたの頑張りたいという気持ちは、私たちも理解できるわ」
愛宕「だから、もっと肩の力を抜きましょう?」
愛宕「力まない方が、どんなことも受け入れられるものよ」
秋月「……そうすれば、私は強くなれますか?」
愛宕「うふふ♪ 愛宕よ、よろしく」つ
秋月「よ……よろしくお願いします」つ
69 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:24:15.20 ID:M9eaaSqT0
吹雪「パンパカさん! 急にボディタッチなんてしたら、驚くじゃないですかー!」
愛宕「あ、あらら……?」
叢雲「ごめんなさい、この人こういう人だから」
秋月「いえ、おかげで緊張がほぐれました!」
秋月「これなら私、皆さんと頑張っていけそうです!」
秋月「不束者ですが、よろしくお願いします!」ピシッ!
漣「はいはい、よろしく〜♪」
電「よろしくなのです」
五月雨「よろしくお願いします!」
70 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:24:47.10 ID:M9eaaSqT0
提督「はいカット!!」
秋月「えっ」
71 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:25:19.48 ID:M9eaaSqT0
吹雪「いつも通りでしたね」
漣「大体こんな感じでしょ?」
愛宕「ええ、いつも通りだったわ!」
秋月「あの、えっと……どういうことでしょうか?」
電「実は、ちょっとしたテストというか、なんといえば……」ハワワ
72 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:25:51.59 ID:M9eaaSqT0
提督「秋月、1つ質問をさせてくれ」
秋月「あ、はい、何でしょう?」
提督「ここにいる艦娘の名前を答えてもらいたいんだ」
秋月「ええ!?」
秋月「まさか……この問いに答えられなかったら、採用取り消しとか……!?」ガクブル
提督「あー大丈夫、そんなつもりはないから」
提督「ただ純粋に、どういう名前と認識したか、確認するだけだ」
秋月「わ、分かりました……」
73 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:26:23.36 ID:M9eaaSqT0
提督「まず、この子は?」
秋月「吹雪さんです」
吹雪「正解です」
提督「じゃあ、この子は?」
秋月「五月雨さんです」
五月雨「すごい、正解!」
提督「なら、この子は?」
秋月「叢雲さんです」
叢雲「やるじゃない」
74 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:26:55.22 ID:M9eaaSqT0
提督「この子は?」
秋月「電じゃなくて電さんです!」
電「合ってるのです!」
提督「この子は?」
秋月「こう書いて漣さんです」
漣「ご主人様! この子、優秀ですよ!?」
提督「凄いじゃないか、1回しか聞いてないのに」
秋月「記憶力には自信がありますから!」フフーン
提督「……では、この人は?」
75 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:27:27.13 ID:M9eaaSqT0
秋月「パンパカさんです!!」
愛宕「あ……あぁ……」ガクッ...!
76 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:27:59.32 ID:M9eaaSqT0
提督「おい! しっかりしろ! しっかりするんだ!」ユサユサ
愛宕「も、もうダメ……この世界を信じられないわ……」
五月雨「パンパカさん! しっかりしてくださいパンパカさん!」
五月雨「パンパカさああああああああああああん!!」
電「もう間違えてやがるなのです(毒舌)」
秋月「あわわわ……!」ガクブル
77 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:28:31.36 ID:M9eaaSqT0
秋月「ご、ごめんなさい!! 私、何か粗相をしたようで……!!」orz
秋月「でも……あの、何をしてしまったのか、皆目見当がつかなくて……!!」orz
叢雲「いいえ、あんたは悪くないわ」
漣「実は、これを知りたかったんだよねえ」
秋月「えっと……どういうことでしょうか?」
78 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:29:03.20 ID:M9eaaSqT0
提督「実は、この人……みんながパンパカさんと呼んでた艦娘はな……」
提督「パンパカという名前じゃないんだ」
秋月「……」
秋月「えっ」
提督「彼女には『愛宕』という名前があるんだよ」
秋月「あ、た……え? あた、ご? あたごさん?」
愛宕「そうよぉ」シクシク
秋月「えっ」
秋月「えええええええええええええええ!?!?!?!?」ガビーン!!
79 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:29:35.07 ID:M9eaaSqT0
秋月「も、申し訳ありません!!」orz
秋月「初対面なのに、名前を勘違いしていたなんて……!!」orz
提督「そのことなんだが……秋月」
提督「『愛宕』という言葉に聞き覚えはあるか?」
秋月「あ……ありません……」
愛宕「えっ!?」
提督「つまり愛宕から自己紹介を受けていない、ということだな」
愛宕「ええええええええええええええええ!?」
80 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:30:06.94 ID:M9eaaSqT0
愛宕「わ、私、ちゃんと自己紹介しましたー!」プンスカ!
秋月「えええ!? い、いつの間に!?」
提督「分からん……これはどういうことなんだ……?」
電「私たちも、見当がつかないのです!」
漣「さっぱりわかんねー!」
五月雨「いつも通りの会話で、こんなことが起こっちゃうなんて……!」
叢雲「うーん……全然気付かなかったわ……」
叢雲「吹雪はどう思う?」
81 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:30:39.04 ID:M9eaaSqT0
吹雪「……」ダラダラ
叢雲「吹雪?」
82 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:31:11.06 ID:M9eaaSqT0
吹雪「司令官……私、気付いちゃったかもしれません……」
提督「本当か!?」
愛宕「どこ、どこ!? どこが問題だったの!?」
吹雪「秋月ちゃんが、アタゴさんと会話してた時……」
吹雪「名前を、返事だと勘違いしたんじゃないかな? ……って」
提督「? どういう意味だ?」
83 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:31:42.85 ID:M9eaaSqT0
吹雪「つまり、あの時は秋月ちゃんが――」
秋月『……そうすれば、私は強くなれますか?』
吹雪「――って尋ねて、それに対してアタゴさんが――」
愛宕『うふふ♪ 愛宕よ、よろしく』
吹雪「――って言ってましたけど、もしかしてその言葉――」
84 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:32:15.42 ID:M9eaaSqT0
愛宕『うふふ……あたぼうよ♪ よろしく』
吹雪「――って勘違いしたんじゃ……?」
秋月「ああ!! それです!! 私、確かにそう聞きました!!」
提督「えええええええええええええええええええええ!?!?!?!?」
愛宕「えええええええええええええええええええええ!?!?!?!?」
85 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:32:47.31 ID:M9eaaSqT0
愛宕「『あたぼう』!? え、本当に『あたぼう』って聞いたの!?」
秋月「はい!! 間違いありません!!」
秋月「その言葉を聞いて『私、ちゃんと強くなれるんだ……頑張らないと!』って思いましたから!!」
秋月「忘れるはずがありません!!」
提督「マジかよ……」
86 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:33:19.44 ID:M9eaaSqT0
愛宕「でも、どうして私のことを、パンパカさんだと勘違いしたの……!?」
愛宕「自分で名乗ったことないのに……」
吹雪「それは秋月さんに責任はありません」
吹雪「だって私たちが『パンパカさん』と呼びましたから」
叢雲「なるほどね……アタゴがまだ名乗ってない状態で、私たちが全員『パンパカ』と呼ぶ光景を見たのなら……」
電「絶対に勘違いするに決まってるのです!」ハッ...!!
提督「た、確かに」
87 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:33:51.44 ID:M9eaaSqT0
漣「あーでも言われてみれば……」
漣「漣もアタゴさんの『あたぼうよ』って言葉、聞いた覚えあるかも」
五月雨「わ、私も同じです……!」
電「電も同じなのです!」
愛宕「ええー!?」
叢雲「あんた……話し方がまずいんじゃないの?」
叢雲「会話中に突然自己紹介するから、きっと名前だと思われなかったのよ」
愛宕「そうだったのね……」
88 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:34:23.31 ID:M9eaaSqT0
愛宕「……でも、海外の子たちは全員、ちゃんと理解していたわ!」
愛宕「あれは一体……!?」
漣「いやー海外の人は『あたぼうよ』なんて言葉、知らないと思いますけどねー?」
愛宕「あっ……」
提督「なるほど、だから日本艦娘は『あたぼうよ』と勘違いしたのに、海外艦娘たちは『atagoよ』と正しく聞き取れたのか」
叢雲「あの紹介の裏で、そんな勘違いが起こっていたなんて……」
五月雨「あっでもビスマルクさんは勘違いしそうな気g――」
電「それ以上言ってはいけないのです(戒め)」
89 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:34:55.17 ID:M9eaaSqT0
愛宕「私、ちゃんと自己紹介していたつもりだったのに……」
愛宕「みんなに勘違いさせてしまっていたのね」
提督「愛宕……」
愛宕「でも、それも今日でおしまい」
愛宕「私は自分の手で間違いを正してみせる……!」
90 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:35:26.94 ID:M9eaaSqT0
愛宕「秋月ちゃん」
秋月「は、はい」
愛宕「私は愛宕よ」
秋月「愛宕、愛宕……はい! 愛宕さんですね?!」
愛宕「ええ! そうよ! 私は愛宕よ!」
秋月「今度こそバッチリです! よろしくお願いします、愛宕さん!!」ビシッ!!
愛宕「あ……ああ……!」ウルウル
91 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:35:59.50 ID:M9eaaSqT0
愛宕「秋月ちゃああああああん!!」ギュー!!
秋月「むぎゅっ!?」
愛宕「お姉さん、とっても嬉しい!!」ギュー!!
愛宕「名前を呼ばれるだけなのに、これほど嬉しいことはないわ!!」ギュー!!
愛宕「もうね!! あなたのこと、とことん贔屓しちゃう!!」ギュー!!
秋月「く、くるしい……!」グエー
92 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:36:31.53 ID:M9eaaSqT0
提督(愛宕と秋月という美少女2人の抱擁シーンの尻まわりがえげつなさ過ぎる……写真撮っとこ)
スマホ「提督やってて良かったなホンマ!!」ピロリーン♪
93 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:38:13.41 ID:M9eaaSqT0
提督「……というわけで秋月には、愛宕の名前を定着させる任務を与える」
提督「早速愛宕のために頑張ってくれ」
秋月「はい! お任せを!」ビシッ!
愛宕「あ〜ん♥ この子、本当に可愛いわァ〜♥!」スリスリ
秋月「あ、あの……距離が、その……」
提督「愛宕はパーソナルスペースが狭いタイプなんだ、我慢してくれ」
94 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:38:45.28 ID:M9eaaSqT0
提督「まあ、姉が出来たと思えばいいじゃないか」
秋月「なるほど! さすがは司令官ですね!」
秋月「よろしくお願いします、愛宕姉さん!」
愛宕「!!!!!!!!」
愛宕「ええ!!!!!!!! なんでも頼ってね!!!!!!!!」
95 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:39:17.25 ID:M9eaaSqT0
五月雨「あ、あの!」
五月雨「せっかくだから、食堂に行きませんか!?」
漣「お、それ良いねー!」
叢雲「確かに、この時間ならまだ朝食を食べてる子も多いはずだわ」
電「では、秋月さんの案内ついでに、アタゴさんを布教するのです!」
96 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:39:49.27 ID:M9eaaSqT0
吹雪「せっかくですし、司令官もどうですか?」
提督「え? いやいや、俺はいいよ」
提督「これでも仕事中だし……」
吹雪「でも司令官も一緒なら、アタゴさんの間違いもすぐ直ると思います」
提督「……そうか、なら俺も同席しようかな」スクッ...
漣「メシウマ展開キタコレ!」
五月雨「食堂なだけに」
97 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:40:21.19 ID:M9eaaSqT0
漣「それでは、さっそく食堂にのりこめー^^」スタスタ
五月雨「ああ、待ってくださいよー!」トテトテ
提督「あんまり急ぐとまたこけるぞー?」スタスタ
電「そろそろそのロングヘアーをまとめろなのです(正論)」テクテク
愛宕「それじゃ、まずは食堂から案内するわね」スタスタ
秋月「分かりました!」スタスタ
叢雲「……あら、吹雪は来ないの?」
吹雪「あ、うん、ちょっと用事を済ませてから行くね」
叢雲「そう、早く来るのよ?」スタスタ
吹雪「分かった」ノ
吹雪「……」
98 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:40:53.02 ID:M9eaaSqT0
廊下――
提督「そうかー、周りがそう呼んでたら、間違えちゃうよなあ」
秋月「はい。全員がパンパカさんと呼んでいたので、すっかり勘違いしてしまいました」
五月雨「きっとみんなも同じだと思います」
漣「うへ〜……これ、凄い人数に注意する必要があるんじゃ……」
叢雲「まあ、それくらいは頑張らないとね」
電「あははは……」
電(……うーん……)
99 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:41:24.89 ID:M9eaaSqT0
電(確かに、周りに影響されることは、原因として考えられるけれど……)
電(ここまで影響するなんて、何かおかしいような……)
電(……それに)
電(だとしたら、どうして初期艦の吹雪さんまで、間違えたのかな……?)
電(司令官さんはちゃんと分かっているから、影響されたことは無いはずなのに……)
電(うーん……気のせいかもなのです……)
……………………
…………
100 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:41:56.90 ID:M9eaaSqT0
執務室――
吹雪「……」
吹雪「……」
吹雪「フ……」
吹雪「フフ……」
吹雪「フフフ……」
101 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:42:28.90 ID:M9eaaSqT0
吹雪「そっかあ……もうバレちゃったかあ……」
102 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:43:01.04 ID:M9eaaSqT0
吹雪「艦娘の名前をわざと間違えさせて、内部から崩壊させる作戦だったのに……」
吹雪「これは失敗かな」
吹雪「でも、他の作戦はどれも継続中……」
吹雪「よその鎮守府の仲間たちも、まだ正体はバレてない……」
吹雪「依然、計画に支障無し」
吹雪「今回の作戦も、あくまでサブイベントに過ぎない……」
吹雪「私たちの最大の目標は、ただ1つ――」ズズズ...!
103 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:43:32.88 ID:M9eaaSqT0
ゴゴゴゴゴ……
深海吹雪「艦娘ノ抹殺――」
深海吹雪「最後ニ嘲笑(わら)ウノハ、ワレワレダ……!!」ニタァ
ゴゴゴゴゴ……
(深海棲艦との戦いは)つづく
104 :
◆ag9TZfREZs
[saga]:2019/11/18(月) 21:44:04.64 ID:M9eaaSqT0
以上です、ありがとうございました。
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/18(月) 22:17:24.97 ID:G2MV6mkGO
乙
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/19(火) 13:11:35.93 ID:q9C+ehuLO
ジュラル星人並の回りくどい崩壊作戦
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/19(火) 13:41:47.27 ID:LA12BR0dO
強大な組織を内部から蚕食し崩壊させようって言う発想とその変装と潜入工作の能力は高く評価するが、もうちょっとこう直接的な策は無かったのだろうか……
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/20(水) 07:40:51.91 ID:ZeCGKP9TO
初級艦なら艦娘が集まる前に提督を室外機できたよな
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