【安価】魔女「お金貸して」戦士「誰が貸すかよ」

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23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 20:12:19.50 ID:uOo1YjwY0
バイト
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/08(金) 20:16:37.08 ID:yk4zDTaH0
戦士「ストリップしてもらおうかな」

魔女「しょ、正気!?」

戦士「脱げよ」

魔女「......くっ//////」


魔女は服を脱ぎ出す
魔女の伝統的なローブを脱ぎ捨て、黒の下着だけになった


戦士「......ん、まぁいいかな」

魔女「あんま見ないでよ///」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/08(金) 20:55:31.74 ID:yk4zDTaH0
〜しばらくして〜


戦士「よし、サイズもピッタリだ」

魔女「え、なにこれは」


彼女は彼の用意したラフな動きやすい服に着替えさせられた


戦士「これでバッチリ体で払う用意が整ったって訳だ」

魔女「今から......!?//////」

戦士「じゃあ>>27
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 20:58:30.01 ID:tWDCTqeEo
ヌードモデルで金稼ぎ
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 20:59:11.23 ID:Z9rQENKU0
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 21:00:29.68 ID:Z9rQENKU0
ごめんなさい、本文読んでませんでした
出来たら「あるお屋敷で奉公」で
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 21:10:23.17 ID:mdROUo6O0
相変わらず他人に厳しく自分に甘い自己中が暴れてるな
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 21:30:15.32 ID:HodAF7Nto
当然>>28は無効な
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 21:32:15.45 ID:cX6bfLqvo
Rじゃないから程々にしとけよ
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 21:38:11.32 ID:Unbb4DhLo
女が屈辱的な目に遭わされるのって萎えるからえろは程々にお願い
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/08(金) 21:38:45.56 ID:yk4zDTaH0
>>26の方が進めやすいので採用します


戦士「ヌードモデルで金稼ぎだ」

魔女「人の体で......!」

戦士「使い魔なんて都合のいい奴隷だろ?」

魔女「否定できない」

戦士「それじゃあカメラ回すぞー」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/08(金) 21:42:21.87 ID:yk4zDTaH0
魔女「あのぅ」

戦士「はい」

魔女「アングル......低くありません?」

戦士「いいだろ別に」

魔女「人に見られるとなると......」

戦士「なんだそりゃ。まるで俺ならいいみたいじゃないか」

魔女「え......あぁ......間違えました」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/08(金) 21:48:04.75 ID:yk4zDTaH0
こうして、撮影は終了した
金にするため、戦士は映像を各社に売り込みに行った
そして......


戦士「映像が売れました」

魔女「売れたかぁ」


彼女は映像が売れることで金額如何によってはもう体で払わなくともよいという淡い期待を抱いている
そしてそれとは裏腹に自分の姿が公開されることに対して恐怖を覚えていた


戦士「嬉しくないの?」

魔女「複雑......いくらで売れた?」

戦士「>>37
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 21:51:34.84 ID:HodAF7Nto
22万
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 21:51:39.26 ID:1y1cmI0qo
5万
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 21:51:40.60 ID:Z9rQENKU0
44万
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 21:51:42.73 ID:3L6fNXlcO
貸してた額の倍以上
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 21:52:23.57 ID:/lS602Or0
500万
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/08(金) 22:11:57.82 ID:yk4zDTaH0
戦士「5万」

魔女「安っ」

戦士「いや......ごめん......これは俺のプロデュースにも問題があるわ」

魔女「素直ね」

戦士「非は比較的認める人間だからな」

魔女「それにしては良心が欠如してない?」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/08(金) 22:17:41.82 ID:yk4zDTaH0
戦士「まぁここまでは規定路線」

魔女「規定路線?」

戦士「どうせ本人が来ようが使い魔が来ようがおんなじってことさ」

魔女「確かにガワがあればヌードモデルなんて誰でもできるわね」

戦士「という訳でこの5万を元手にこっから本格的にやっていこうと思う」

魔女「おお!」

戦士「さあやりたい仕事を候補から選べ」


>>44...
1.魔女を活かして薬作り
2.戦士のノウハウでモンスター退治
3.遺跡荒らし
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 22:18:23.06 ID:3gSEa/3DO
1
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 22:18:24.14 ID:BnXgU2rj0
1
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/08(金) 22:34:04.28 ID:yk4zDTaH0
魔女「当然薬作りよ」

戦士「それもそうか」

魔女「今回は戦士にも試飲してもらおうかしら」

戦士「えー......お前何回失敗作飲んで家で介抱したと思ってんだ。そんなん飲めるかよ」

魔女「あれは作ろうとしてる薬が悪かったのよ!しびれ薬を作ろうとしてたから不可抗力!」

戦士「失敗するなよ。ほら作れ」


こうして、魔女は作業に取りかかった
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/08(金) 22:36:55.54 ID:yk4zDTaH0
〜しばらくして〜


魔女「グビグビグビ」

戦士「!?試飲か!?だったら俺に言ってから飲めよ」

魔女「ぷはっ、なんで?」

戦士「俺の預り知らぬところで倒れられても困るんだよ。今何飲んだ?」

魔女「>>48
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 22:40:56.45 ID:Z9rQENKU0
惚れ薬
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 22:41:44.58 ID:kB0Ntwm2O
素直になる薬
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 22:46:12.68 ID:Xkl66Pfz0
ID:Z9rQENKU0
本当こいつの恋愛脳うぜぇ
そのくせ気に入らないキャラ相手には平気で嫌がらせ安価するくせに
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/08(金) 22:56:53.31 ID:yk4zDTaH0
魔女「素直になる薬よ」

戦士「自白剤みたいなもんか」

魔女「そんな感じね」

戦士「売れるかもな......あんまりそういう薬って流通していないんだ」

魔女「でも売るのは勿体ないかな......」

戦士「何言ってんだ?」

魔女「ああいやこれは薬の効果で......」

戦士「つまり本音じゃねーか!!」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/08(金) 23:01:53.62 ID:yk4zDTaH0
魔女「ごめんごめん」

戦士「まったく、金の戻ってこない理由が少し分かった気がする」


椅子から立ち上がりかけたが、また音を立てて座る


魔女「あはは」

戦士「笑ってるよこいつ。金稼がなきゃ奴隷なのに笑ってるよ」

魔女「もう諦めてます」

戦士「お前諦めんなよ。こんな生活に屈辱を感じないのか?」

魔女「>>53
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 23:02:50.48 ID:4+aqaxc9O
別に(好きな人といられるし……)
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 23:04:34.24 ID:cX6bfLqvo
このままならお金なくても暮らせるし
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/08(金) 23:24:31.20 ID:yk4zDTaH0
魔女「このままならお金なくても暮らせるし」

戦士「このままいけばな」

魔女「どういうこと?」

戦士「どうしても金がなくなってできることも無くなったらどうすると思う?」

魔女「解雇?」

戦士「まぁ正解かな?お前を売る」

魔女「>>56
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 00:16:01.60 ID:w1c5jrm6O
誰も踏み台にならず出方を伺ってて草
kskst
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 00:18:26.06 ID:NnkeYu4gO
異議あり!人身売買は良くないと思います!
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 00:42:55.60 ID:YwybU8Wd0
魔女「異議あり!人身売買は良くないと思います!」

戦士「そりゃまぁね。それに俺はお前のこと、やればできる奴だと思ってるぞ」

魔女「本当?」


彼女は意外そうに笑う
自己肯定は強いのに、なんでだ?


戦士「あとは借金癖さえなければなぁ」

魔女「これも魔導の発展のためです」

戦士「どうだか」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 11:17:19.26 ID:YwybU8Wd0
戦士は完成した薬を売り込みに行った


魔女「暇ねぇ」

魔女「折角だし、部屋のタンスでも開けて見ようかな」


彼女は大きなタンスを両手で勢いよく開けた


>>60...中身
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 11:31:03.66 ID:nw5lsGSWO
普通に装備品とか閉まってある……中に魔女の写真が
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 11:37:19.76 ID:f50wJY7Mo
>>59
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 11:43:47.58 ID:YwybU8Wd0
魔女「どれどれ」


装備品がしまってある。どれもがキチンと清潔に保管されている
そんな所に戦士としての誇りを感じていると、一枚の写真が


魔女「.......え!?」


それは魔女の写真だった
なぜこんなところに写真があるのだろうか
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 11:47:32.42 ID:YwybU8Wd0
魔女「やっぱりあいつ、もしかして......」

戦士「ただいまー」

魔女「っ、おかえり!」


慌ててタンスを閉めた
どうやらそのことに気づいた様子はないが、うっかり写真を戻し忘れた


戦士「なんと、薬がもう売れたんだ」

魔女「いくらで?」

戦士「>>64
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 11:51:15.68 ID:nw5lsGSWO
20万。自白剤に使うとら言っていた人もいたなー
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 12:02:33.75 ID:eYW3Tf45O
10万
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 12:17:36.65 ID:YwybU8Wd0
戦士「10万だって」

魔女「ふふん」

戦士「おいおい、王国一の魔女になるお方が10万で満足か?」

魔女「言ってくれるわね」

戦士「言ってやりますとも」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 12:20:24.75 ID:YwybU8Wd0
こうして、上手いこと乗せられた彼女は再び製薬を始めた


魔女「......そういえば」

戦士「どうかしたか?」

魔女「この写真、何?」


先ほどタンスから見つかった自分の写真を提示し、問う


戦士「え、あー......>>68
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 12:25:34.77 ID:nw5lsGSWO
知り合いに撮ってくれと言われたけど、渡しそびれてた
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 12:44:46.29 ID:gy9A5tb1o
何と言われたら魔女の写真です
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 14:30:44.76 ID:jKoE+sjD0
戦士「何と言われたら魔女の写真です」

魔女「そういうことを聞いてるんじゃなくて......あぁもう!」

戦士「こわ」

魔女「うるさい!」

戦士「でも写真写りいいよな」

魔女「写真写りがいいんじゃなくて私の顔が整ってるんですーっ!」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 14:36:37.88 ID:jKoE+sjD0
戦士「ところで、こんな話をしている間にお前の後ろの薬品......なんかヤバそうになってるが問題ないのか?」


ハッとして彼女が振り向くと、大釜の中に入れた薬品が妙な反応を示している
原因を探れば、目を離している隙に虫が大釜に入り込んでしまったせいらしい
憎らしく羽虫を睨み付ける


魔女「あーっ!!ちょ、もっと早く言いなさいよ!!!」

戦士「話しかけてきたのはお前だろ!?」

魔女「うっさい人身売買野郎!」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 14:42:26.96 ID:jKoE+sjD0
戦士「それは今関係ないだろ」


返事はなかった
彼女が慌ただしくかき混ぜたり熱したり中和剤を入れたりして奮闘しているからだ


魔女「はぁ...はぁ......出来たわ!」

戦士「短い奮闘だったな。何が出来た?」

魔女「分からない」

戦士「廃棄しろ」

魔女「いや、効能のある何かであることは確実なのよ」

戦士「じゃあ飲んでみろよ」

魔女「えー......じゃんけんで決めません?」

戦士「......しょうがないなぁ」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 14:45:28.45 ID:jKoE+sjD0
魔女「最初はグー!」

戦士「じゃんけんポン!」


結果は_______
          戦士の負けだった


魔女「よっしゃー!ほら飲みなさい!」

戦士「くそっ、受けるんじゃなかった......グビッ」


>>74...薬の効果
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 14:59:25.32 ID:0/NlaqpDO
副作用が無く快眠できる睡眠薬
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 14:59:27.80 ID:QGgwC9Pn0
副作用がなく快眠できる睡眠薬
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 14:59:57.35 ID:nw5lsGSWO
好きな相手について話す薬
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 15:01:18.72 ID:nG+c9y/90
子供化する薬
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 15:52:29.35 ID:jKoE+sjD0
...これ起こりうるのかなぁ



戦士「............」

魔女「や、やばい......人を殺めてしまったかも」


薬を飲んだ瞬間、彼は倒れこんでしまった
安らかな顔なもんだから、あまりに驚いて呼吸を確認する


魔女「良かった、生きてる」

魔女「もしやこれ......睡眠薬......!?」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 16:00:59.70 ID:jKoE+sjD0
数時間後


戦士「はっ!!」

魔女「うわっ!」

戦士「あれ、なんで寝てんだ俺」

魔女「どうやら私の作ったものは睡眠薬だったようです」

戦士「そうか......お陰でよく眠れた」

魔女「バッチリ覚醒しているようですね」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 16:05:35.13 ID:jKoE+sjD0
魔女「なんで飲むことになったか覚えていますか?」

戦士「お前がじゃんけんさせたんだろが」

魔女「健忘も見られず。と......」

戦士「なんだ、何の話だ」

魔女「この薬、強力な上に副作用がありません」

戦士「......やるやん!!売ってくるわ!」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 16:11:11.22 ID:jKoE+sjD0
戦士は風のように飛び出していった


魔女「商魂たくましいとはこのことでしょうね」

魔女「というか、なんであんな方が私にお金貸してたんでしょうか......」

魔女「聞く限りでは、今回の取り立てにも利子がついてないですし」

魔女「......あぁ、でも使い魔にされてしまったんでした」

魔女「つらい」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 16:12:39.64 ID:jKoE+sjD0
戦士「やあやあ」

魔女「早くないですか」

戦士「あんな薬どこも欲しがるに決まってら」

魔女「いくらで売れたんです?」

戦士「>>83
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 16:13:27.50 ID:eJ0910kDO
踏み
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 16:14:02.64 ID:f50wJY7Mo
50万
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 17:30:46.59 ID:jKoE+sjD0
戦士「50万!!」

魔女「ごぜうまん」

戦士「というわけでお前の借金はなくなった。余った分はお前にやるよ」

魔女「さんぜうにまん」

戦士「やっぱお前はやればできる奴なんだよ!」

魔女「なんでこんなあっさり儲かるの......?」

戦士「うーん......マーケティングがド下手なんじゃないか?」

魔女「まーけてぃんぐ?」

戦士「テメーIQ3か?」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 17:36:23.44 ID:jKoE+sjD0
魔女「とにかく、そのマーケティングってやつをやってみればいいのね!?」

戦士「そうだよ」

魔女「どういうことをすればいいの?」

戦士「じゃあこれ」

魔女「え、これって」


戦士が彼女に渡したのは古びた御守りだった
彼女はそれがどんなものか知っていた


戦士「小さい頃、俺に作ってくれただろ?」

魔女「まだ持ってたんだぁ......」

戦士「じゃあそれを売り込む設定で、その良いところを簡単にプレゼンしろ」

魔女「>>87
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 17:46:09.51 ID:nw5lsGSWO
安価↓
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 17:47:43.64 ID:eYW3Tf45O
頑張って作ったのでとっても効果があります
しっかり持っていてください
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 18:49:21.35 ID:jKoE+sjD0
魔女「頑張って作ったのでとっても効果があります」

戦士「うん」

魔女「しっかり持っていてください」

戦士「......前向きに検討します」

魔女「お!好感触ですよ!良かったんじゃないですか!?」

戦士「いや、ダメダメだけど?」

魔女「え!?」

戦士「今のは体のいい断り方だからね」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 18:57:44.07 ID:jKoE+sjD0
魔女「そんなぁ」

戦士「それはそれとして俺はその御守りを持ち続けるけどね」

魔女「え......?」

戦士「なんでもないっすよ。そこで提案なんだが......」

魔女「何?」

戦士「業務提携というのはどうだ?」

魔女「私と組むってこと?」

戦士「そうだが」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 19:06:15.02 ID:jKoE+sjD0
魔女「えー......」

戦士「なんだその顔は?」

魔女「なんかねー。なんかねー」

戦士「よし良く考えてみやがれ。お前の手元の約30万は誰の手柄だ?」

魔女「そりゃ私のよ」

戦士「さっきのマーケティングの話を思い出せIQ3。誰の手柄だ?」

魔女「......私と、貴方?」

戦士「そうだろ?自ずとどうすりゃいいか分かるハズだ......!」
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 22:25:16.35 ID:YwybU8Wd0
こうして、業務提携は行われた
もう夜も遅いのでひとまず解散し、明日話し合うことになった

〜翌朝〜


魔女「それで、どうするの?」

戦士「売り込み、宣伝、注文の確保は俺がやる。お前は何か作るときの開発に集中しろ」

魔女「貴方、大変じゃないの?」

戦士「王国一の魔女になりたくないのか?」

魔女「そりゃあなりたいけれど」

戦士「なら気にするな。借金する図太さがありゃじきに気にならなくなる」

魔女「......貴方って、すごくすごくものすごく根に持つタイプよね」

戦士「身内ネタと言ってくれ。早速昨日睡眠薬を売った会社からの依頼を掴んだ」

魔女「内容を詳しく」

戦士「>>93
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/09(土) 22:33:46.75 ID:qjVq0UG50
安価↓
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 22:47:09.83 ID:Q2Ek6Vw8O
よく効く活力剤が欲しいらしい
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 22:54:27.47 ID:YwybU8Wd0
戦士「よく効く活力剤が欲しいらしい」

魔女「ふむふむ、活力剤......レシピがあったかもしれないわね」

戦士「今回はすんなりいきそうだな」

魔女「いや、多分一筋縄ではいかないわね」

戦士「なんでだ?」

魔女「活力剤自体は作れるわ。問題は『よく効く』って所よ」

戦士「なるほど」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/09(土) 23:07:23.02 ID:YwybU8Wd0
魔女「多少アレンジを加えたりしないと無理よ」

戦士「こういう場合はやはり足し算の発想か?」

魔女「そうね。何か追加することでどうにかなるかもしれない」

戦士「なるほど。では俺が採取してこよう」

魔女「さすが『戦士』ってだけある」

戦士「『盗賊』とかのほうがいいんだろうがな。何が必要なんだ?」

魔女「>>97
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 23:08:17.65 ID:qjVq0UG50
竜の血
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 00:01:42.24 ID:uNxJvj2DO
ユニコーンの角
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 11:41:34.84 ID:s8L7qXKO0
魔女「ユニコーンの角よ」

戦士「そりゃまた凄い一品だね」

魔女「それだけに効果は抜群よ。粉末の一つまみで効きすぎる程にね」

戦士「角を粉にしてさえ絶大なのか......よし!やる価値は大いにある」

魔女「でも、ユニコーンなんてそういないわよ?」

戦士「普通にはいないな。だが俺はユニコーンに会う方法を知っている!だから任せろ」

魔女「分かった」


戦士は返事を聞き届けると装備を持って家を飛び出した
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 12:00:17.28 ID:s8L7qXKO0
〜ユニコーンの丘〜


この丘は低温地帯の草原にある
太陽は低く登り、翠色に輝くのだ
この丘の上は冷気が吹きすさび、小さな霊峰のようだ
決まってそこにユニコーンは現れる


戦士「ユニコーン!」

ユニコーン「......」

戦士「お前の角をくれないか?」

ユニコーン「>>101
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 12:02:10.57 ID:1JZkZ8Y/O
いいよ。すぐに生えるから
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 12:15:20.51 ID:oH0N0hPO0
欲しければ戦って勝ち取るがよい
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 13:56:56.74 ID:6WyHfLuv0
ユニコーン「欲しければ戦って勝ち取るがよい」

戦士「言うと思ったぜ」

ユニコーン「いざ!」


ユニコーンは高速で突進してくる
ユニコーンは魔力で飛べる上に鋭利な角を持っているのでジャンプは悪手だ
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 14:39:27.42 ID:6WyHfLuv0
しかし、突進は外せば逆に大きな隙になるものだ
戦士は緩急をつけた二連サイドステップでかわした


戦士「そこだっ!!」


つけた緩急を利用し、自然に体重をかけてユニコーンの横腹を斬る
しかしユニコーンは一つ彼の知らない技を持っていた


ユニコーン「ボルトホーン!」


ユニコーンの角から電撃が発せられる
それは真っ直ぐに彼の肉体を貫いた


戦士「うぐっ!」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 14:50:40.73 ID:6WyHfLuv0
ユニコーン「やるな」

戦士「なんだそれ......反則だろ......!」

ユニコーン「お前も知っているだろう?霊獣に常識は通用しない!!」


ユニコーンは角から大量の電気を発生させる
それは形を成し、ユニコーンと同様の姿になった
まさかの分身。続けてもう一体電気で作り、三体になってしまった


戦士「最悪だ......他の奴じゃなくてよりによって電撃ユニコーンと出くわしちまったようだ」

ユニコーン「我が同胞を知っているのか......?勝負の後で教えてもらおうか!!」


三体のユニコーンはほとばしる電気を纏い突進してくる
回避するのは至難の業だろう
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 14:56:56.59 ID:6WyHfLuv0
彼は咄嗟に三体の内の本体に向かって剣を投げつけた


ユニコーン「狙いは良いが、今度は相討ちではすまんぞ!!」

戦士「ああそうとも......エレメント!!」


そう唱えると彼の肉体が剣に吸い込まれる
これでは突進する相手はおらず、むしろ剣に当たればダメージだ


ユニコーン「何ぃ!ぐっ......!」


ユニコーンに投げられた剣が刺さる
すると剣の中から戦士が再び現れる


戦士「悪いな......こいつも霊剣なんだ」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 14:59:59.06 ID:6WyHfLuv0
突き刺した霊剣を抜く


戦士「続けるか?」

ユニコーン「まだ動けるぞ!」

戦士「ならば我が必殺技で仕留めてやる」

ユニコーン「良いだろう!はぁぁぁぁぁ......!!」


ユニコーンが帯電する
奴も同様に大技を繰り出そうとしているのだ


戦士「食らえ!>>108
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 15:02:00.81 ID:PB6MP9Ic0
臥竜大覇ァァァァァッ!!!
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 15:34:32.75 ID:PVNKxd2aO
必殺!スーパービックバンソード!
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 15:47:06.83 ID:6WyHfLuv0
戦士「必殺!スーパービッグバンソード!」

ユニコーン「ヴォルツ・スラスト!」


剣はあふれんばかりに質量を増加させて叩き斬ろうとする
圧倒的な創造はあらゆるものを等しく破壊するのだ
ユニコーンは電気を角に集め、純粋な電気の刃を作り出す
それを電光石火のスピードで叩きつけた


「うおおおおおおおおっ!!!」
「ぐおおおォォォォォッ!!!」


大気は振動し、空間が歪む
余波による爆発がそこら中で起こり、草原はもはや静寂の加護を受けない
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 15:52:35.23 ID:6WyHfLuv0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


戦士「はぁ.......はぁ......」

ユニコーン「うぎ......ぐ......」

戦士「やっぱ......相討ちだったわ......」

ユニコーン「いや、お主は正しい......さらばだ」


ユニコーンの体が電気になる
それは緩やかに放電し、その姿は無くなってしまった


_________その角を除いては
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 16:04:33.25 ID:6WyHfLuv0
戦士「おいーっす......ただいま」

魔女「おかえり......って!その怪我何!?」

戦士「かすり傷だよこんなもん。ほら、角だ」

魔女「ありがとう。でもそれは絶対かすり傷ではないから安静にしててよ」

戦士「しょうがねーな」

魔女「後で回復薬持っていくから」
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 17:10:19.98 ID:6WyHfLuv0
戦士「納品してきたよ」

魔女「......え?その状態で?」


彼は先ほど養生のため全身に包帯を巻かれた
安静にしているよう言われたのにその状態で動いたのだ


戦士「ははは。ミイラ男だって言われたよ」

魔女「いいから休んで」

戦士「まぁまぁ、これで命がけで材料を取りに行く気概があるって伝わったんだ。心証いいぜ」

魔女「体を壊したら元も子もありませんから!」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 17:16:41.01 ID:6WyHfLuv0
翌日


魔女「戦士」

戦士「はい」

魔女「ポストに手紙入ってたよ」

戦士「......俺に手紙なんぞ寄越す奴がいるのか......?」


彼は封を解いて中身を読み始めた


>>115
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 17:17:24.48 ID:6WyHfLuv0
ミスしました。すみません
>>116...手紙の内容
です
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 17:29:48.69 ID:PB6MP9Ic0
親からの見合いの話
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 17:35:07.57 ID:cgI4DXZno
ラブレター(魔女宛)
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 20:41:00.46 ID:948svEax0
戦士「......ほぉー」


驚くべきことに、その内容は魔女宛のラブレターだったのだ
認めたくないが、もしかして写真映りが良いのではなく本当に顔が整っているのかもしれない


魔女「どう?」

戦士「くだらん手紙だ。後で捨てる」

魔女「ふーん」
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 20:45:16.92 ID:948svEax0
戦士「傷が治ったぞ」

魔女「そう」

戦士「まさかここまで早く治るとはな」

魔女「バイタリティが高いんじゃないの?」

戦士「......おい」

魔女「何?」

戦士「まさか俺の回復薬にユニコーンの角を使ってないだろうな」

魔女「......何のことだか」

戦士「俺のことは気にするな。そう簡単には死なないから」
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 21:22:31.75 ID:s8L7qXKO0
戦士(......さて)

戦士(さっきはああ言ったが、このラブレターはやはり魔女に見せるべきなのだろうか)

戦士(と言っても差出人は不明だし)

戦士(何より走り出しのこの大切な時期に色恋に走られるのはよくない)

戦士(そうするとこれを送った奴に失礼だし、真実の愛とやらに魔女も目覚めるかもしれない)

戦士(どうすべきか......)


>>121...見せる?
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 21:27:03.83 ID:PB6MP9Ic0
見せる
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 21:27:57.44 ID:3Q3KZIK0o
みせよ
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 22:08:48.27 ID:s8L7qXKO0
戦士「魔女」

魔女「何?」

戦士「さっきの手紙なんだが......」

魔女「読めって?」


魔女は手紙を読み出す
一通り目を通し終わったとき、彼女は複雑な表情をしていた


戦士「それを読んでお前がどう思ったか分からんが、差出人が不明なんだ」

魔女「じゃあ配達の人に聞いてみる?」

戦士「そうだな」
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