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【安価】錬金術師「俺に何を飲ませた!?」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 12:52:16.39 ID:X9vIYJZz0
陰気な森の奥で錬金術をする男がいた
そして森へ迷いこんだ捨て子がいた
彼女はずるずると居候し、弟子として錬金術を学んでいた
しかし......
錬金術師「俺に何を飲ませた!?」
弟子「
>>3
」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1572666736
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 12:53:54.73 ID:3tpIk2iGO
女の子になる薬
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 13:01:32.80 ID:R+2iNp8ZO
ミノキシジル
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 13:05:56.04 ID:XTKPd04A0
あと一年で死ぬ薬
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 13:15:52.13 ID:X9vIYJZz0
弟子「ミノキシジルですが」
錬金術師「俺はハゲじゃない」
弟子「本当ですかぁ?」
錬金術師「にやにやすんな。追い出すぞ」
弟子「パワハラはんたーい!」
錬金術師「うるさいぞ胸パッド女」
弟子「あーっ!!次はセクハラですか!?」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 13:23:47.47 ID:X9vIYJZz0
錬金術師「食らえ」
弟子「むぐっ!!」
錬金術師「いちいちうるせぇ」
弟子「何するんですか!?」
錬金術師「人に変なもん飲ませといててめぇが飲まないってのは不公平だろ」
弟子「な、なるほど......?じゃないですよ!何飲ませたんですか!?」
錬金術師「
>>8
」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 13:25:28.82 ID:3tpIk2iGO
漢方薬
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 13:26:38.71 ID:c4+dkIfp0
素直になる薬
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 13:42:34.20 ID:X9vIYJZz0
錬金術師「素直になる薬だ」
弟子「出た!師匠のやけに抽象的な薬シリーズ!」
錬金術師「しまった、よりうるさくなる」
弟子「大したことないですね」
錬金術師「そうも言ってられないぞ」
弟子「なんですと!?」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 13:47:02.23 ID:X9vIYJZz0
錬金術師「お前のその態度には悩まされてきた」
錬金術師「......しかしだ。ここで俺がお前の弱みを握ることでピリオドを打つ!」
弟子「ふーん。そ、そうですか」
錬金術師「まずはそうだな......お前の一番の秘密を教えてもらおうか?」
弟子「
>>12
」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 13:51:52.94 ID:XLJccop/O
実は女の子なんですよ
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 13:51:56.18 ID:kf+7Xriro
実はまだおねしょする
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 13:58:24.04 ID:X9vIYJZz0
弟子「実はまだおねしょしちゃうんです」
錬金術師「ふーん。胸パッドだけじゃなく尿漏れパッドも必要なのか」
弟子「......はっ//////」
錬金術師「未熟者め。思い知ったか」
弟子「ひ、ひどいです......」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 14:01:33.02 ID:X9vIYJZz0
錬金術師「......っふふ」
弟子「笑わないでください!」
錬金術師「いや、そうかそうか。オムツ錬金してやろうか?」
弟子「うーーっ!師匠じゃなかったらぶっ殺しですよ!」
錬金術師「......え?『師匠じゃなかったら』って何?」
弟子「そ、それは......
>>16
」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 14:02:41.80 ID:XLJccop/O
実は好きだからとか言えるわけないじゃないですか……ゴニョゴニョ
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 14:13:20.29 ID:UtXZk5Ueo
>>15
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 14:34:37.22 ID:X9vIYJZz0
弟子「実は好きだからとか言えるわけないじゃないですか......ゴニョゴニョ」
錬金術師「?今なんて」
弟子「う、うるさぁい!!」
錬金術師「ごはっ!おま、殴んな!」
弟子「バカ師匠なんてハゲちゃえー!」
錬金術師「まずは泌尿器科だろう」
弟子「うえーん!」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 14:37:57.84 ID:X9vIYJZz0
誰もが寝静まった夜
陰気な森は闇を深く構える
弟子「眠れないです......」
弟子「起きてますか師匠?」
錬金術師「......」
弟子「寝てますね。ムカつきます......ん?」
よく見ると、普段床のあるところに穴が空いている
階段で地下に繋がっているようだ
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 14:43:01.40 ID:X9vIYJZz0
地下へ入っていくと、壁に掠れた文字が書いてある
『凄い.........薬保管庫 絶対に.....................』
弟子「凄い薬!?」
確かにその階段を下れば色とりどりの薬が置いてある部屋に出た
弟子「飲むしかない!」
弟子「......っぷは!......お?ラベルが付いてますね」
弟子「そうそう。師匠は絶対ラベルに効能を書くんです」
弟子「どれどれ......えっ、
>>21
」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/11/02(土) 14:47:22.79 ID:vrIHb8CJ0
Gウイルス
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 14:50:46.14 ID:3tpIk2iGO
回復薬G
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 15:14:23.92 ID:X9vIYJZz0
弟子「回復薬G......錬金術というより、調合?」
好奇心を満たした彼女は、階段を登り、錬金術師の研究室へ戻る
弟子「......だらしなく寝てますね」
弟子「そうだ。
>>24
しましょう」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 15:16:05.38 ID:kf+7Xriro
依頼された薬の調合
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/11/02(土) 15:35:00.37 ID:vrIHb8CJ0
手錠かけて監禁
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 15:41:10.11 ID:X9vIYJZz0
翌日
錬金術師「うーん......しまった、寝落ちしたか......」
錬金術師「まぁいいか......ん!?」
彼の両手には手錠がかけられ、昨日いた筈の研究室ではなく、弟子の部屋にいた
弟子「あっ、起きましたね?」
錬金術師「そんなことより、どういうことなんだこれは!」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 15:43:28.65 ID:X9vIYJZz0
弟子「どういうことも何も、手錠をかけて監禁した。それだけです」
錬金術師「っっっ!!」
弟子「珍しい顔してますね」
錬金術師「そりゃあそうだ。一体何の為にこんなことを?」
弟子「そうですねぇ......
>>28
」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 15:46:14.49 ID:vcAP97QVO
秘密を知られたからには、既成事実を作って師匠の弱みにしようと思いまして…
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 15:46:27.37 ID:c4+dkIfp0
こうでもしないと師匠は休んでくれない
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 15:58:07.66 ID:X9vIYJZz0
弟子「こうでもしないと師匠は休んでくれないじゃないですか」
錬金術師「お前まさか俺の事を」
弟子「ちーがーいーまーすー!単純に私の気分が悪いんです」
錬金術師「そ、そうか......だが、これでは食事も作れないし、トイレにも行けない」
弟子「食事は私が二人前作ります。トイレは私が面倒見ますよ」
錬金術師「ふざけてるのか?」
弟子「それとも漏らしちゃいます?人のこと言えなくなりますけど」
錬金術師「くっ......」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 17:51:35.74 ID:X9vIYJZz0
弟子「朝食のスクランブルエッグです」
錬金術師「どうも」
不器用にフォークを使い、口に運ぶ
結構いける味だ。どこで学んだんだ?
弟子「美味しかったですか?」
錬金術師「ああ。美味かった」
弟子「そうですか?嬉しいです」
錬金術師「ところで、トイレの面倒を見るってどういうことだ?」
弟子「
>>32
」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 17:52:46.96 ID:0yrx96rpo
え…言わせます?
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 17:54:45.92 ID:SqVWjPduO
>>32
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 17:55:42.05 ID:SqVWjPduO
間違えた
>>31
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 18:53:14.05 ID:X9vIYJZz0
弟子「え...言わせます?」
錬金術師「......あ、すまん」
錬金術師(やべえやべえやべえやべえやべえなんとしてでも回避せねば!!)
弟子「デリカシーのない人ですね本当に」
錬金術師「申し訳ない。それとなんだが」
弟子「どうしました?」
錬金術師「お前の気持ちは嬉しいけど、拘束は解かせてもらうよ」
弟子「......ふーん」
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 19:08:45.69 ID:X9vIYJZz0
錬金術師「一応弟子ってことだし、見て学んでよ」
弟子「?」
錬金術師「大気錬金」
みるみる間に手錠は錆びつき、軽く腕を動かせば粉のようにこぼれてしまった
弟子「え、なにそれ!」
錬金術師「戦争が活発だった頃は、物資を作るだけでなく、特殊なスキルも錬金術師には求められたんだ」
弟子「ふーん。ぶーぶー」
錬金術師「気持ちは受け取ってやるからさ。気を沈めてはくれないか?」
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 19:13:39.57 ID:X9vIYJZz0
錬金術師「今日は自室でゆっくりしてるからな」
そう言ってドアノブに手をかけると、異変に気付く
錬金術師「鍵がかかってるぞ?どうやって外鍵なんて増設したんだ」
弟子「回路錬金」
錬金術師「......それは魔術でいける気がするが。まあいい、ともかく鍵を渡せ」
弟子「いやです」
錬金術師「渡さないと
>>38
」
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 19:14:38.03 ID:kf+7Xriro
kskst
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2019/11/02(土) 19:16:27.52 ID:DwGa12ho0
この場で漏らすようするぞ
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 19:16:42.91 ID:aBm7jYN70
親父に言いつけるぞ
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 19:45:05.40 ID:X9vIYJZz0
錬金術師「この場で漏らすようにするぞ」
弟子「ひ......ひぇ......」
錬金術師「鍵を渡さないと尿漏れアルケミストになるぞ」
弟子「わ、渡します!渡しますからぁ!!」
観念して鍵を投げつけてきた
キャッチして扉の鍵穴に差し込めば勿論開いた
錬金術師「まったく」
弟子「うぅ......」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 20:20:32.22 ID:X9vIYJZz0
こうして、今日一日恐らく彼は出てこないであろう
そう思った彼女は行動を開始した
弟子「さて、研究室の錬金術の本を読み漁るぞ」
弟子「どれ読もうかなー?」
弟子「じゃあこの
>>43
にしよう」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2019/11/02(土) 20:22:02.58 ID:DwGa12ho0
催眠
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/02(土) 20:28:00.93 ID:3tpIk2iGO
賢者の石の錬成は可能か?
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/02(土) 23:25:06.48 ID:X9vIYJZz0
賢者の石の錬成は可能か?
賢者の石は錬金術という概念の根幹的かつ最終的なモノに到着する指標である
弟子「ふーん......」
今ではその存在に否定的な意見も多いが、果たして錬成は可能なのか?
伝承に基づいた幾つかのレシピを参考に、その謎に迫ることにした
弟子「これだ!これを読もう!」
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 08:06:48.15 ID:odlqII4b0
翌日
弟子「師匠?」
錬金術師「なんだ」
弟子「賢者の石って、作ろうと思ったことあります?」
錬金術師「あるけど」
弟子「どうやったんですか?」
錬金術師「本に書いているレシピを片っ端から試した。勿論失敗に終わったが」
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 11:25:43.26 ID:odlqII4b0
弟子「じゃあ師匠は賢者の石があると思いますか?」
錬金術師「あると思うよ。色々やって気付いたんだ」
弟子「どういうことですか?」
錬金術師「賢者の石っていうのは多分、最も優れた錬金術師のことさ。だからどっかにいるよ」
弟子「はぁ」
錬金術師「できもしないレシピで出来るってことは、不可能を可能にする最優の錬金術師の暗示さ」
錬金術師「ひいてはそれを成し遂げようとする錬金術師達の心。『賢者の意志』ってところだ」
弟子「つまんないダジャレですね」
錬金術師「すぐそういうことを言う」
弟子「でも、でももしそうなら......」
錬金術師「どうした?」
弟子「なんでもないです!!」
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 11:33:57.58 ID:odlqII4b0
弟子「師匠!」
錬金術師「ん?」
郵便受けを見に行った彼女の顔は幸せに満ちていた
弟子「応募錬金優秀賞ですよ!」
錬金術師「ああ、あの雑誌の懸賞ね。賞品は届いた?」
弟子「はい。旨いお肉ですよ!」
錬金術師「ところで、何を送ったんだ?」
弟子「
>>49
」
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 11:58:58.06 ID:s3nwQfDNo
一月に一回ちょっと触るだけで動き続ける歯車の置物(擬似永久機関)
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 12:24:37.54 ID:cPmIbTsj0
常に清水が満杯になる水瓶
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 14:26:32.49 ID:QeNDpxnl0
弟子「常に清水が満杯になる水瓶です」
錬金術師「お前にしてはやるじゃないか」
弟子「でしょー?」
錬金術師「やっぱ取り消す」
弟子「酷いですよ!」
錬金術師「ふふ。それじゃあ今夜は豪勢なディナーとしよう」
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 14:30:20.04 ID:QeNDpxnl0
届いた肉はバッチリ調理して満足度100%のディナーに昇華された
錬金術師「美味かったな」
弟子「ですねぇー......」
錬金術師「しかしお前が優秀賞とはな」
弟子「ふふん」
錬金術師「そろそろ独り立ちしてもいいんじゃないか?」
弟子「
>>53
」
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2019/11/03(日) 14:34:35.32 ID:KkAu7JZc0
いえ、自分は師匠と比べてまだまだですよ…(まだ師匠とは付き合ってもいないのに離れるわけには……)
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 14:37:47.14 ID:yxrsHjAAO
独り立ちしたら誰が師匠の介護をするんですか?
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 14:51:18.09 ID:QeNDpxnl0
弟子「独り立ちしたら誰が師匠の介護をするんですか?」
錬金術師「面白いことを言うね......まぁそれはどうにかするさ」
弟子「どうにかって?」
錬金術師「......ちょっと、言えないな」
弟子「隠し事ですか?そういうのはいけないと思います!」
錬金術師「俺が不自由になるまでここにいるつもりか?」
弟子「家で野垂れ死にたくはないでしょう」
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 15:03:23.03 ID:QeNDpxnl0
錬金術師「俺はそんなことの為に若い芽を摘みたくない」
弟子「わざわざ理屈をこねずに、親切心をありがたく受け取っておくってことは出来ないんですか?」
錬金術師「出来ない」
弟子「なんでですか」
錬金術師「......きっと、きっとお前は俺を避けるようになる」
弟子「その要因を聞いているんですよ!」
錬金術師「俺はな、呪われているんだ。死に近付くとなんでも食べる化け物になっちまう」
弟子「冗談言わないで下さい!本気で怒りますよ!」
錬金術師「本当のことなんだ。昔悪魔を殺したときに呪われた」
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 15:08:53.00 ID:QeNDpxnl0
弟子「だったら、解呪しちゃって下さいよ」
錬金術師「そんなチンケな呪いじゃないのさ。黙っていたことは謝るよ」
弟子「それでも師匠なら」
錬金術師「俺ひとりでどうこうできるレベルでもないんだ」
弟子「なら!私がついてます!二人ならどうにか出来るかもしれませんよ!」
錬金術師「その為にお前の活躍を潰すなんて、そんなことはできない」
弟子「師匠にとっては『そんなこと』かもしれないけれど......私にとっては重要なんです!」
錬金術師「......やれやれ......俺の負けだ」
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 15:11:55.82 ID:QeNDpxnl0
弟子「なら始めますよ」
錬金術師「本気なんだな?」
弟子「本気です。かわいい弟子の若い芽を摘まれないうちに解決するんです!」
錬金術師「そうか」
弟子「急に冷めないで下さい!ほら、どうやったら解呪できるのか教えて下さい!」
錬金術師「
>>59
」
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2019/11/03(日) 15:13:04.08 ID:KkAu7JZc0
………セックスだ(小声)
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 15:15:58.96 ID:hoyQFKB7o
呪いを他の親しい人に移す。呪いの解除は今の技術ではできない
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 16:10:39.54 ID:QeNDpxnl0
錬金術師「呪いを他の親しい人に移す。呪いの解除は今の技術ではできない」
弟子「......分かりました!私に任せて下さい!」
錬金術師「良いのか?」
弟子「当たり前じゃないですか!」
錬金術師「それじゃ、いくぞ」
彼女の手を掴む
そして目と目を合わせて魔力を込める
弟子「う......くっ......」
錬金術師「終わったぞ。大丈夫か?」
弟子「なんてこと......ありませんね!」
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 16:15:24.13 ID:QeNDpxnl0
錬金術師「強がるな」
弟子「師匠の前では強がりますよ」
錬金術師「適度に休めよ」
弟子「......はい」
錬金術師「何かスッキリしたよ。何かスゴい物が作れそうだ」
弟子「私も手伝いますよ!」
錬金術師「駄目。呪いを食らったんだ、今日は大人しく寝てろ」
弟子「むぅ」
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 16:18:19.87 ID:QeNDpxnl0
翌日
弟子「良く寝ましたよ」
錬金術師「そうか。ところでスゴい物ができた」
弟子「お、早いですね。見るにクマも出来てませんしきちんと寝れたんですね?」
錬金術師「観察力高いね」
弟子「そうでしょう?ところで!何ができたんですか?」
錬金術師「
>>64
」
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2019/11/03(日) 16:19:31.35 ID:KkAu7JZc0
惚れ薬だ
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 16:21:32.96 ID:FG5K3oghO
アクアウイタエ
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 16:59:47.04 ID:QeNDpxnl0
錬金術師「アクアウイタエだ」
弟子「へぇ、それって何なんですか?」
錬金術師「賢者の石みたいなもん......なのか、これ?」
弟子「えっ!?」
錬金術師「でも副作用もあるしなぁ。俺は飲まないよ」
弟子「じゃあ私も飲みません」
錬金術師「うーん......売り払うかな」
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 17:02:15.53 ID:QeNDpxnl0
弟子「じゃあ次に行商人が訪ねてきたときにでも売りますか」
錬金術師「そうするかなぁ」
弟子「しかし調子良いですね」
錬金術師「憎い?」
弟子「ちょっと」
錬金術師「酷いね」
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/11/03(日) 17:05:29.17 ID:QeNDpxnl0
弟子「結果は出ましたけど、アイデアとしてはスランプです!」
錬金術師「本でも読めば?」
弟子「気分じゃないんですよね」
錬金術師「.......じゃあ、何かの作り方教えてやるよ」
弟子「まじですか!?じゃあ
>>69
」
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 17:08:04.12 ID:FG5K3oghO
好感度わかる薬の作り方教えて
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/03(日) 17:13:23.63 ID:ebkTyR2v0
…ほどよく効く豊胸剤を…
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