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【ガルパン】みほ「直下さん」 エミ「小島だよ!!」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/25(金) 23:15:11.61 ID:D8MHIvdG0
みほ「はぁ……」
みほ「早退しちゃった……」
みほ「みんなの目が怖い……」
みほ「仕方ないよね……」
みほ「私のせいで、10連覇を逃しちゃったんだもん……」
みほ「……すごく……期待されてたもんね……」
みほ「家に帰る車の中で、お母さん、ため息69回もしてたし……」
みほ「途中から数えたから本当はもっと多かったのかもしれないけど……」
みほ「……お家帰ったら連覇祝勝会の準備を大慌てでみんなが片付けてる最中で、地獄だったな……」
みほ「天井から折り紙で作った輪っかの装飾ぶら下がってたし……」
みほ「おめでとうV10達成の垂れ幕とか片付けきれてなかったもんね……」
みほ「それ見て意地になってるのか、そのままでいいですとかお母さん言っちゃうし……」
みほ「ケーキとか、いろんな所に連覇って言葉入ってたなぁ……」
みほ「あの浮かれポンチディナー、黙々と真顔で食べるはめになったの、辛かったな……」
みほ「……でも、それだけ、期待されてたし、当然できると思われてたんだよね……」
みほ「…………」
コンコン
みほ「ひゃいっ!」 ビックゥ
みほ「ど、どうぞっ」
みほ(わわ、思わずどうぞって言っちゃった……)
みほ(お母さんだったらどうしよう……)
みほ(昨日のお夕飯のことを怒りにきたのかなあ……)
みほ(気まずい空気に門下生みんな祝勝会から逃げ出したし、私もすぐ部屋に戻っちゃったし……)
みほ(あれ、お母さん一人で食べたのかな……)
みほ(真顔で三角のパーティー帽子被ってただけでも怖かったのに、想像したくない絵面だな……)
ガチャ
エミ「あ、えと……こんばんは」
みほ「あ……確か……」
みほ「直下さん」
エミ「小島だよ!!」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1572012911
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/25(金) 23:23:28.58 ID:D8MHIvdG0
みほ「ご、ごめんなさい……」
みほ「まだ全員は覚えられてなくて……」
エミ「あー、まあそうだよね」
エミ「先輩覚える方が優先度高いだろうし」
エミ「……副隊長さっさとレギュラー入りしてたもんね」
エミ「私みたいなレギュラー落ちは覚えてないかあ〜」
みほ「あ、ええと、あうう……」
エミ「あはは……冗談冗談」
エミ「まーでも、将来は隊長になるんだし、みんなの名前とかは真っ先に覚えるといいかも」
エミ「やっぱ覚えてもらってると嬉しいものだし」
みほ「……うん。ありがとう」
みほ「来年には……実践できるようにしたいな」
エミ「応援するよ」
みほ「……」
エミ「……」
エミ(うおおおおおおおおお気まずーーーーーーい!!)
エミ(分かっちゃいたけどあんまり喋るタイプじゃないよね副隊長ッッ)
エミ(どうしようどうしよう、やっぱり荷が重いですって隊長〜〜〜〜〜〜!!)
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/25(金) 23:34:31.75 ID:D8MHIvdG0
☆ ★ ☆ ★ ☆
【回想】
エミ(うわーーーーーー)
エミ(最悪だあ、私何かした?)
エミ(隊長に部屋に呼び出されることなんてある???)
エミ(基本的にいい人ではあるんだけど、怖いんだよなあ……)
エミ(あの人口下手だもんなー……)
エミ(オブラートに包んで優しくとかやれない人だけに呼び出しが怖い……)
エミ(まあ副隊長や一年まとめ上げてる逸見さんも大概だけど)
エミ(ええい! まもなく呼び出された時間!!)
エミ(遅れる方がやばい!)
エミ(行くぞ!!)
コンコン
エミ「っつれいしまーーーーーーす!!」 ガチャッ
まほ「」 ビックゥ
エミ「一年小島エミです!!!」 ガバッ
まほ「あ、ああ……そのなんだ、軍隊でも体育会系でもないんだ」
まほ「もう少し楽にしていい」
エミ「っりがとうございます!」
エミ(いや無理だって、声荒げてないのに全面から威圧感漂ってますやん!!)
エミ(一手対応ミスるだけで事故にみせかけてヤークトの履帯を頭上に落とされそう……!) ビクビク
まほ「それで、ええと、子鹿さんだったかな」
エミ「小島だよ!!」
まほ「ん?」
エミ「あ、いや……その……」 ビクビク
エミ「何でもないです……隊長様の仰る通り私は愚かなバンビでございます殺さないで」 ドゲザー
まほ(どうしようエリカとは違う意味で扱いにくい……) オロオロ
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/25(金) 23:42:54.62 ID:D8MHIvdG0
まほ(やはりエリカを間に挟まないと後輩と上手くコミュニケーションが……)
まほ(いや、そんなことを言っている場合ではないな……)
まほ(……大事な妹のことなんだ……)
まほ「すまないが……早速本題に入らせてもらいたい」
エミ「は、はい」
まほ「……みほの――――妹のことだ」
エミ「副隊長の……?」
まほ「……まあ、そうとも言えるし、そうとも言えない」
エミ「?」
まほ「……みほは……先日のV逸以来、元気がない」
まほ「黒森峰女学園の副隊長としては、当時の行動も今の状態も失格だ」
まほ「……だが……」
まほ「姉として、非常に心配をしている」
まほ「……とても大きな、そして何より初めての挫折だ」
まほ「直接の原因となったこともあり、きっとかなり気に病んでいると思う」
まほ「……私も、黒森峰女学園隊長として失格だが、妹のことが気になってしまって、な」
エミ「そ、そんなことありません!」
エミ「妹さんや、後輩のことを気にかけてくれる隊長はとても素晴らしい人です!」
まほ「……・そうだろうか」
エミ「それに、お一人で二十四時間年中無休で完璧な黒森峰隊長をしなくてもいいと思います!」
エミ「エリカさんもよく言ってますよ、隊長の力になりたいって!」
まほ「そうか……」
エミ「私だって同じ気持ちです!」
エミ「私にできることがあれば何だって言ってください!」
まほ「そうか!」
エミ「はい!」
まほ「では今夜みほの様子を見てきてほしい」
エミ「はい!」
エミ「…………」
エミ「はい?」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/25(金) 23:49:04.72 ID:D8MHIvdG0
エミ「いやいやいや、え、なんで私が……」
まほ「嫌なのか?」
エミ「嫌っていうか……」
エミ「私、正直副隊長とはまともに会話したことが……」
まほ「……だからいいんだ」
エミ「え?」
まほ「みほは優しい子だ」
まほ「仲のいい友人が話しを聞こうとしても、気を使うだろう」
まほ「親しい者であればあるほど、打ち明けられない子なんだ、みほは」
まほ「以前も家族の目を盗んでは毎日ノートに何かを書いていたことがあってな」
まほ「深夜に人目を盗むようにしてやっていたから、一度狸寝入りをして声をかけたんだ」
まほ「何を書いているのか……何か困っているのか……とな」
まほ「だが、『なんでもない!なんでもないから!』と誤魔化されてしまったよ」
まほ「どう見ても何でもなさそうな表情だったし、後日ノートを燃やしていたくらいなのにな……」
まほ「結局あれから何事もないように暮らしてはいるが、あの時何に悩み深夜に人目を盗んでいたのか、真相は闇の中だ」
エミ(本命ポエム対抗愚痴ノート大穴自作の官能小説……)
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/26(土) 00:03:29.89 ID:I0HiCRSU0
まほ「とにかく、だ」
まほ「みほの様子を見てきて、どんな感じか報告してほしい」
まほ「……色々と言う者もいるだろうが、みほは必要な人材だ」
まほ「身内の贔屓目抜きに、来年勝利を奪還するには不可欠な存在だと思っている」
まほ「どうか、力を貸してほしい」 フカブカー
エミ「ちょ、頭を上げてください!」
エミ「きょ、協力はいいですし、理由もわかりましたけど……」
エミ「でも正直、自信はないですよ」
エミ「もっと喋りが上手い人とかいるでしょうし……」
まほ「……いや……君じゃないと駄目なんだ」
まほ「さっきも言ったとおり、みほは気を使うからな」
まほ「あまり近い者もだが、上級生も難しい」
まほ「そしてみほと繋がりが薄い者の中で――」
まほ「君が頭抜けてケータイ中毒だと聞いた」
エミ「ふえ!?」
エミ「だ、誰から……」
まほ「エリカだ」
まほ「彼女もネットサーフィンをよく隙間時間にやっているらしいが……」
まほ「君はメールをよくしていると聞く」
エミ「まあ、はい……」
まほ「どうやら、画面を見ずともメールを打てる猛者だと聞くが」
エミ「そ、それはー……そのぅ……」
まほ「……授業中は程々にしておく方が良い。いつかバレる」
エミ「はい……」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/26(土) 00:19:34.10 ID:I0HiCRSU0
エミ「……」
エミ「ん?」
エミ「メールを画面見ないで打てることがどう関係……」
まほ「……」
まほ「あの子は、人見知りはするが……本来かなり口が回る」
エミ「え?」
まほ「……よく大人達をいいように操っていたよ」
エミ「想像つきませんね……」
まほ「……昔はかなりやんちゃだったからな」
まほ「よくいたずらの責任をなすりつけられたよ」
エミ「そんな時代もあったんですねぇ」
まほ「お母様の式典用スーツに切れ目を入れて脱げるようにするイタズラの犯人にされかけて本気の喧嘩になったこともあったな」 フフ
エミ「楽しげな思い出風に笑ってますけどそれ着る前に気づかれたんですよね?イタズラ成功して地獄絵図がどこかで展開されてないですよね?」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/26(土) 00:27:43.22 ID:I0HiCRSU0
まほ「まあとにかく……」
まほ「みほは口が上手いし、愛されやすい存在みたいなところがあるからな……」
エミ(姉馬鹿……)
まほ「気を悪くしたらすまないが、様子を見に行ってみほの虜になる可能性も否定しきれない」
まほ「大きな感情は時に目を曇らせる」
エミ「でしょうね……」
まほ「後から話を聞くと、主観でねじ曲がっている恐れもあるだろう」
まほ「だから――」
まほ「実況のような形で、逐一どういう状況下を報告してほしい」
エミ「……やっぱそういう話ですよねー」
まほ「通話だと聞き取れないとかもあるだろうからな」
まほ「こまめにメールでブラインドタッチしながら報告してほしい」
エミ「んー……」
エミ(どうしよう、断りたいけど……)
まほ「君にしか頼めないんだ」
エミ(そう言われると弱いんだよなあ……)
エミ「わかりましたよ……」
エミ「でもあんまり期待しないでくださいね?」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/26(土) 00:41:48.10 ID:I0HiCRSU0
エミ「とりあえず、最新受信メールを押して返信ポチっとして……」
エミ「本文書いてここで送信っ」
まほ「上手いな……」
エミ「誤変換とかは画面見る暇ないでしょうから勘弁いただければ……」
まほ「ああ」
まほ「会話しながらポケットで打ってもらうんだ、そのくらい文句は言わない」
エミ「それと、多分画面見る余裕ないですし、宛先を選ぶ暇がないので……」
まほ「む、分かった」
まほ「私からメールを送ろう」
エミ「ありがとうございます」
エミ「それと、隊長からの命令が出ているって周囲に伝えていいでしょうか」
エミ「最新メールに返信するって動作になるので、誰かからメールが来ると計画狂っちゃうので」
まほ「……やむをえまい」
エミ「ありがとうございます」
エミ「とりあえず、アドレス交換した全員に隊長命令って添えて、しばらくメールはしないよう伝えておきます」
まほ「ああ、助かる」
エミ「……」
エミ(うーん、安請け合いしちゃったかなあ)
【回想終了】
☆ ★ ☆ ★ ☆
エミ(安請け合いだよ私の馬鹿ッッ)
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 00:50:00.14 ID:I0HiCRSU0
エミ「……その、さ……」
みほ「……」
みほ「ごめんなさい」
エミ「え?」
みほ「心配……かけちゃってるかな……って」
みほ「私のせいで……皆も苦しんでるのに……」
エミ「そ、そんなこと……」
みほ「世間の目とか、周囲の反応とか……」
みほ「全部、私のせいだから……」
エミ「……」
エミ(結構本気で苦しんでるっぽい……)
エミ(この話聞きながら送るの、心苦しいなあ……) メルメルメル
エミ(えーっと、『自分をえ』……) メルメルメル
エミ(あっ、この感覚、あ行を連打して送信ボタン押しちゃったっぽ……)
※ガラケーでは「あ行」を押すつもりで発信ボタンを押したり、「さ行」を押すつもりで電源ボタンを押してメール閉じちゃう事故が多発していたのである。
エミ(ええと続き続き……)
エミ(えっと、『延々責めてます』……っと) メルメルメル・・・ソウシンッ
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 01:02:43.23 ID:I0HiCRSU0
【時間は少々遡る……】
エリカ「……」 ウロウロ
エリカ「……」 ウロウロ
ガチャッ
小梅「わっ!」
小梅「び、びっくりした……」
小梅「どうしたの……私の部屋の前で……」
エリカ「な、何よ……意外と元気そうじゃない」
小梅「!」
小梅「……心配してくれてたんだ……」
エリカ「……フン」
エリカ「1年でレギュラー掴んだ戦力に、一回の挫折程度で辞められたら困るもの」
エリカ「そのくらい当然よ」
小梅「ふふ……」
小梅「……」
小梅「本当は……まだあんまり大丈夫じゃないんだけど……」
小梅「でも、私がずっと塞ぎ込んでたら、みほさんはきっともっと苦しむことになるだろうから……」
小梅「私も、私なりに逃げずにちゃんと前を向かないと」
小梅「それで……みほさんに、ありがとうって言いたいから……」
エリカ「……フン」
エリカ「ありがとうより先に、ごめんなさいを山程言うことになるわよ」
エリカ「あんたらのせいで優勝のがしたのは事実なんだから」
小梅「……うん。分かってるよ」
エリカ「ったく……まあいいわ」
エリカ「アンタは辞めなさそうだし……問題はあの子よね」
小梅「副隊長の椅子が空く、とか言わないんだね」 クス
エリカ「……あの子がいないと張り合いがないもの」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 01:05:14.59 ID:I0HiCRSU0
小梅「あ、そういえば、みほさんなら、なんとかなるかも」
エリカ「?」
小梅「なんか、隊長の命令で、エミさんが様子を見に行ってるって」
エリカ「エミ……って、あのパンターの?」
エリカ「なんであの子が……」
小梅「そこまでは……」
エリカ「……まあいいわ」
エリカ「心配なさそうだし、私はさっさと部屋に戻って日課のボクササイズでもするわ」
エリカ「……明日はちゃんと練習来なさいよ」
小梅「……うん。ありがとう」
エリカ「おやすみ」
小梅「おやすみなさい」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 01:08:37.04 ID:I0HiCRSU0
エリカ「……」
エリカ「そうは言ったけど……気になるわよねえ……」
エリカ「……」
エリカ「そういえば……」 ポチポチポチ
エリカ「あった。このメールだ」
エリカ「隊長、全員のアドレスを宛先にブチ込んでるから、全部見れるのよね……」
エリカ「えーっと……」
エリカ「これかしら」
エリカ「emi.kojima@softtank.ne.jp……名前をまんま使うなんて……」
エリカ「まあいいわ」
エリカ「……今どんな状況なのか、ちょっとメールしてみましょうか……」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 01:13:05.66 ID:I0HiCRSU0
エリカ「えーっと……」
エリカ「『こんばんは』……『逸見です』……と」 メルメルメル
エリカ「……『小耳に挟んだんだけど、副隊長の部屋を訪問してるって本当?』……」 メルメルメル
エリカ「……単刀直入に聞こうかしら」
エリカ「そうね……『今、どんな状況?』……と」 メルメルメル・・・ソウシンッ
エリカ「……」
ヴヴヴヴヴヴヴ(バイブ音)
エリカ「!」
エリカ「返事早いわね……」
エリカ「もう慰め終わったのかしら……」 ポチッ
from : emi.kojima@softtank.ne.jp
本文 : 延々責めてます
エリカ「!?!?!?!?!?!?!?!?!」
エリカ「何やってンのあいつ!?!?!?!?」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 01:19:39.14 ID:I0HiCRSU0
エリカ「待って待って待って」
エリカ「えっ、マジで何してんのあいつ!?」
ヴヴヴヴヴヴヴ
エリカ「またきた……」
from : emi.kojima@softtank.ne.jp
本文 : 泣き出しちゃいました
エリカ「当たり前でしょ!!!」
エリカ「ええ!? なんで!? どうしたらそうなるわけ!?」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 01:37:28.96 ID:I0HiCRSU0
エリカ「あの馬鹿何やってるわけ!?」 メルメルメル
to : emi.kojima@softtank.ne.jp
本文 : あんた何考えてるの!?
エリカ「あああああ……もうっ!」 ソウシンッ
エリカ「くそっ、意味わかんないわ……」
エリカ「もう直接部屋行った方がいいかしら……」
ヴヴヴヴヴヴヴ
from : emi.kojima@softtank.ne.jp
本文 : 全部私のせいだよねって……
エリカ「まったくよ!!」
エリカ「ええ……何これ……コイツどんな感情でコレ送って来てるのよ……」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 01:47:49.79 ID:I0HiCRSU0
エミ「……」
みほ「ぐすっ……」
エミ(色々こらえてたのかな……)
エミ(急に堰を切ったように泣き始めて……)
エミ(心配かけないように、とかやってたなら、そりゃ私程度の距離感の人間が選ばれるかあ)
エミ(心配かけないように、隊長にもちゃんと報告しないとなあ……) メルメルメル
エミ(でもちゃんと真面目に抱きしめてもあげたくなるなぁ……)
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/26(土) 02:15:06.31 ID:I0HiCRSU0
エリカ「あーもう!」
エリカ「こうなったらあの子の部屋に乗り込んで――」
ヴヴヴヴヴヴヴ
エリカ「今度は何よ!」
from : emi.kojima@softtank.ne.jp
本文 : 今、副隊長を優しく抱いてます
エリカ「!?!?!?1?!?!?!?!?」
エリカ「なんて???????????????????????」
from : emi.kojima@softtank.ne.jp
本文 : 色々慰めてあげたいなーと
エリカ「何?自分で気付つけてその後持ち上げるの?ヤクザ?」
エリカ「わかんない、何やってんの???」
ヴヴヴヴヴヴヴ
from : emi.kojima@softtank.ne.jp
本文 : 大きな声をあげてないてます。服もびしょびしょになってきました。
エリカ「…………」
エリカ「ん?」
エリカ「こいつ、もしかしてナニやって……」
エリカ「……いやいやまさかそんな……」
19 :
寝かけてました。一旦中断して明日の夜に終わらせます。
[saga]:2019/10/26(土) 03:36:56.92 ID:I0HiCRSU0
エリカ「ええい、うだうだするのは性に合わないわっ」
エリカ「聞いてやるッ」
エリカ「えーっと、『アンタまじで何をやってるの』……っと」 メルメルメル・・・ソウシンッ
ヴヴヴヴヴヴヴ
エリカ「っと、早いわね……」
from : emi.kojima@softtank.ne.jp
本文 : 色々と溜まってるみたいです!
エミ(あーあー、洋服が涙や鼻水でベタベタ……)
エミ(……冷たい目、いっぱい向けられてたもんねえ)
エミ(それから庇おうとしてくれる周囲にも申し訳無さがあったみたいだし)
エミ(うーん、あれかな、ロバ耳ホール的な存在が必要だったてことかな) メルメルメル
エミ(まあ、泣くことですっきりするならいいことだよね……) ソウシンッ
to : its_me_sensyado@bocomo.ne.jp
本文 : 私なんかでいいなら、溜まってるものをスッキリさせてあげたいなって思って、優しく抱きしめながら撫で回してます
エリカ「…………………」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/27(日) 03:46:22.49 ID:7lbRA9XL0
エリカさん……
なるほど 待ってるぞ
>>1
待ってる
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/29(火) 00:15:38.42 ID:65NRjD9U0
すみません予定が入ってしまって投下できませんでした
あんまり引っ張るネタでもないのですが今からやると寝るまでに終わらなさそうなので、
明日か明後日早めに初めて終わりたいと思います
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/31(木) 01:40:19.45 ID:YVYRR1DD0
月末が思ったより忙しかったですが、月変わるまで引っ張りたくないのでサクッと投下します
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/31(木) 01:43:13.81 ID:YVYRR1DD0
みほ「……」 グスッ
エミ「お、落ち着いた?」
みほ「うん……」
みほ「ごめんね……こんなとこ見せちゃって……」
エミ「ううん、全然」
みほ「その……このこと、みんなには……」
エミ「わかってるって」
エミ(ごめーーーーーーん!! 貴女のお姉さんに実況してる!) メルメルメル・・・ソウシンッ
to : its_me_sensyado@bocomo.ne.jp
本文 : 今日のことは、二人だけの秘密ってことになってるので、そのへんよろしく
エミ「じゃあなんで送ってきたのよ! 寝取られビデオレター感覚!?」
24 :
>>28訂正
[saga]:2019/10/31(木) 01:47:47.97 ID:YVYRR1DD0
みほ「……」 グスッ
エミ「お、落ち着いた?」
みほ「うん……」
みほ「ごめんね……こんなとこ見せちゃって……」
エミ「ううん、全然」
みほ「その……このこと、みんなには……」
エミ「わかってるって」
エミ(ごめーーーーーーん!! 貴女のお姉さんに実況してる!) メルメルメル・・・ソウシンッ
to : its_me_sensyado@bocomo.ne.jp
本文 : 今日のことは、二人だけの秘密ってことになってるので、そのへんよろしく
エリカ「じゃあなんで送ってきたのよ! 寝取られビデオレター感覚!?」
25 :
>>23訂正の間違いです申し訳ねえ
[saga]:2019/10/31(木) 01:48:37.67 ID:YVYRR1DD0
エミ「まあ……みんなに心配かけさせられないっていうのはよくわかるし」
みほ「うん……」
みほ「それに……多分私のこと、本当に怒ってると思う人もいるから……」
エミ「それって……」
みほ「うん……」
みほ「逸見さん……」
エミ「あー……」 メルメルメル
エミ「ライバル!って感じでここまできてたもんねぇ」 ソウシンッ
to : its_me_sensyado@bocomo.ne.jp
本文 : どうやら逸見さんのことが気になってるみたいです
エリカ「「えっ!?」
エリカ「……」
エリカ「えっ!?!?!?」
エリカ「な、なによ急に……」 ドキドキ
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/10/31(木) 01:55:03.51 ID:YVYRR1DD0
みほ「……それに……」
みほ「逸見さん、誰よりも”西住流”だから……」
みほ「お母さんに忠実だし……」
エミ「あー……」
エミ(確かに、ある程度あのときの行動に批判的だったなあ)
みほ「ずっと支えてくれてたのに、裏切っちゃった形になるから……」
みほ「言わなきゃいけないことは沢山あるのに」
みほ「……結局……何も言えてないや……」
エミ「副隊長……」 メルメルメル・・・ソウシンッ
エミ「まあ……みんなに心配かけさせられないっていうのはよくわかるし」
みほ「うん……」
みほ「それに……多分私のこと、本当に怒ってると思う人もいるから……」
エミ「それって……」
みほ「うん……」
みほ「逸見さん……」
エミ「あー……」 メルメルメル
エミ「ライバル!って感じでここまできてたもんねぇ」 ソウシンッ
to : its_me_sensyado@bocomo.ne.jp
本文 : 逸見さんに色々なことを想ってるけど言う勇気がないって感じです
エリカ「「なっ、なによ」
エリカ「あんたらさっきまで寝てたんでしょ!?」
エリカ「そ、そんな思わせぶりなこと、急に言われても……」
27 :
思いっきりコピペミスってる…… >>26訂正
[saga]:2019/10/31(木) 02:03:52.49 ID:YVYRR1DD0
みほ「……それに……」
みほ「逸見さん、誰よりも”西住流”だから……」
みほ「お母さんに忠実だし……」
エミ「あー……」
エミ(確かに、ある程度あのときの行動に批判的だったなあ)
みほ「ずっと支えてくれてたのに、裏切っちゃった形になるから……」
みほ「言わなきゃいけないことは沢山あるのに」
みほ「……結局……何も言えてないや……」
エミ「副隊長……」 メルメルメル・・・ソウシンッ
to : its_me_sensyado@bocomo.ne.jp
本文 : 逸見さんに色々なことを想ってるけど言う勇気がないって感じです
エリカ「「なっ、なによ」
エリカ「あんたらさっきまで寝てたんでしょ!?」
エリカ「そ、そんな思わせぶりなこと、急に言われても……」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/31(木) 02:04:30.87 ID:YVYRR1DD0
思ったより脳みそダメダメでミス連発してるので申し訳ないですが中止します
月が変わっちゃいますが週末に終わらせますので……
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/31(木) 23:22:56.74 ID:wU/wrZM30
乙
面白いぞ
期待して待ってます
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/01(日) 04:59:22.28 ID:poKcmG6H0
11月ばたついてて結局投下できなくて申し訳ない
これ以上引っ張ってもアレなので、今夜投下して終わらせます(宣言しておけば終わるはず……)
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/02(月) 02:31:28.15 ID:7KgP08Xf0
エリカ「……」
エリカ「……」 モヤモヤモヤモヤ
エリカ「……」
エリカ「……」 メルメルメルメルメル
エリカ「……ぐう……」
エリカ「……」
エリカ「……」 ソウシンッ
to : emi.kojima@softtank.ne.jp
本文 : 何よソレ、どんなことを想っているっていうのよ?
はっきりと具体的に言ってくれないとわからないんだけど。
エリカ「……」
エリカ(ああ〜〜〜〜〜! 送っちゃった送っちゃった送っちゃった……!) バタバタバタ
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/02(月) 02:38:23.86 ID:7KgP08Xf0
みほ「……友達に……なりたかったのにな……」
みほ「……」
みほ「でも……」
みほ「もう、無理、かなぁって……」 グスッ
エミ「副隊長……」
エミ(こ、これは何を言えば……)
みほ「……あ、ううん、ごめんね、暗い感じにしちゃって」 アワアワ
エミ「あ、ううん、大丈夫」
エミ「……何かあったら言ってね」
みほ「……ありがとう」
みほ「でも、本当に大丈夫」
みほ「……」
みほ「どうしても考えすぎちゃうし……」
みほ「ごめんね、できればその、逸見さんの話はもう……」
エミ「うん……そういうことなら……」
エミ(逸見さんのこと、これ以上はもう話したくないって感じかな……) メルメルメルメルメル・・・ソウシンッ
to : its_me_sensyado@bocomo.ne.jp
本文 : 逸見さんのこと、もう離したくないみたいです!!
エリカ「!?!?!?!?!?!?
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/02(月) 02:59:47.40 ID:7KgP08Xf0
まほ「……遅いな……」
まほ「さすがに遅すぎる」
まほ「催促のようで悪いが……」 メルメルメルメルメル・・・ソウシンッ
to : emi.kojima@softtank.ne.jp
本文 : 今どうなっている?
エミ「そういえば、隊長とは……」
みほ「……お姉ちゃんやお母さんとも、正直、少し気まずくて……」
エミ「……ほんと、大変だね……」
みほ「うん……」
みほ「それでも、私は――――」
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