【アイマスss】水曜日のアイドルマスター

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12 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 07:55:18.26 ID:thdf7D9X0


真「うわぁ!!!」


春香「これは……ふふっwww」


真美「あちゃ〜……」


真「あちゃーって何だよ!!」


貴音「面妖な」


真「ぶふっ…w 面妖なって…wひどいよ!貴音!」


伊織「自分でもちょっと笑ってるじゃないwww」


真「ていうか雪歩!ひどいじゃないか!」


雪歩「え。私は何も知らないよ?」


真「この写真、雪歩しか持ってないだろ!」


雪歩「えっーと………スマホがハッキングされたの」


伊織・響「ぶふぅっぅ!!!wwwww」


春香「ハッ……ハッキング…って……くふwww」


千早「言い訳が斜め上すぎるわね……ふふ」


13 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 07:56:32.62 ID:thdf7D9X0


ーーーこれは普通に可愛い写真なのでは?


(雪歩)『はい!私の真ちゃんフォルダの中でもお気に入りの写真ですぅ!』


P「おい。モザイクとれてるぞ」


やよい「雪歩さんが映ってますー!」


真「雪歩ぉおーー!!」


雪歩「…………悪質なCG技術だね」


P・律子・あずさ「あはははっwwww」


美希「ふふふwwwさっきから雪歩のその言い訳なんなのwww」


伊織「これがCGだったらここのスタッフはハリウッドに行った方がいいわね」


貴音「みんな、VTRが進んでいますよ」
14 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 07:57:45.71 ID:thdf7D9X0


ーーーこれが勘違いしてる写真?


(雪歩)『この写真は、一体何が可愛いと思いますか?』


響「逆に質問しだしたぞ」


ーーーそれは…ネコの衣装を着ているところが。


(雪歩)『違います』


伊織「違った!!wwwww」


春香「そうじゃないんだねwwww」


美希「笑い過ぎでお腹痛いのwwwww」
15 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 07:59:05.10 ID:thdf7D9X0


ーーーでは一体?


(雪歩)『この写真は…「とりあえず猫っぽい衣装を着れば可愛い」という浅はかな考えが表情に出つつも、やっぱり少し恥ずかしいという感情が隠せていない所が可愛いんですぅぅ!!』


響「なんか急に語りだしたぞ!」


春香「浅はかな考えって…wwww」


伊織「たしかに『猫コス=可愛い』は浅はかかもねww」


美希「猫コスって意外と難しいからね〜。この写真は可愛いけど、失敗すると本当に変になっちゃうの」


真「もうやめてぇーーー!」


(雪歩)『はぁ…本当可愛いな真ちゃん……この猫のポーズのワンパターンな感じも可愛いすぎる……』


亜美「ぶふっぅぅ!www」


真美「ワンパターンってwww」


やよい「でもとっても可愛いですー!」
16 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 08:02:02.70 ID:thdf7D9X0


ーーー菊地真の可愛さを証明する方法はありますか?


(雪歩)『そうですねぇ…女装させてナンパされたら立証というのはどうでしょう?』


全員「wwwwwwwwwwwwww」


真「………」


響「じょっ…w…女装って…wwww」


春香「ひどすぎるwwww」


伊織「雪歩がナンパとか言っちゃダメでしょwwww」


P「ゆ……ふw……雪歩…ひっw…お、お前…ふふっ……これからどういうキャラで行くつもりなんだwww」


真「…」シクシク


ーーーなるほど


美希「納得しちゃったのww」
17 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 08:03:56.86 ID:thdf7D9X0


頼もしい協力者から有力な説立証方法を得た我々はさっそく検証をスタート。


とりあえずまずは菊地真を「変装したら一般人に気づかれないか」という偽企画で彼女を呼び出す。


真「アレ、これだったのかー!」


P「ん?」


春香「どうかしました?プロデューサーさん?」


P「いやナレーションの声が少し気になってな…」


ーーーという企画です。


真『なるほど。面白そうな企画ですね!頑張ります!』


春香「うん。死ぬほど面白いから頑張ってwwww」


千早「はっ春香っ…やめ…w…なさい…ww」
18 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 08:07:04.20 ID:thdf7D9X0


すぐに彼女には普段のボーイッシュな服装から、ウィッグもつけてもらい、とても女の子らしい格好に変装してもらった。


https://i.imgur.com/M7X7K76.jpg
[画像真ん中イメージ]



P「こりゃ可愛いな」


ーーー気づかれない自信はありますか?


真『うーん、髪がかなり長くなってるから、なかなかバレないと思います』


真『これからどうすればいいんですか?』


ーーーこれから人通りの多い駅前で1時間ほど立っていてもらいます。その間に気づかれなければ成功です。


真『1時間も!?ぼーっと立ってるだけでいいんですか?』


ーーーはい。できれば退屈そうにしていてください。


真『退屈そうに?何かナンパ待ちみたいだなぁ』


春香「正解wwwそれ正解だからwwww」
19 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 08:41:08.14 ID:thdf7D9X0


退屈をアピールしなければ話しかけてくる人も話しかけてこない。


1時間もの間、人通りの多い場所で退屈そうにすることになった菊地真、すると!開始からわずか2分のこと!


『今おヒマですかー?ちょっとカフェでお話でもしませんかー?』


真『!!い、いえ結構です…』


真美「はや!!どんだけ可愛いんだよまこちん!」


貴音「少し驚いていましたね」


あずさ「反応が初々しくて可愛いわぁ」
20 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 08:43:44.48 ID:thdf7D9X0

とんでもない好スタートを切る菊地真選手は開始2分で1人目からナンパをされた後、良い流れは止まることを知らず、30分で10人からナンパされるという偉業を記録した。


やよい「すごいですーーー!」


亜美「だからどんだけ可愛いの!!」


たくさんの男性に声をかけられながらも、菊地真選手は一言で断っていった。


ただし、この男性の場合は少し様子が違ったが。


『俺ペンギン飼ってるんだけど見にこない?』


真『は?』


『俺ペンギン飼ってんの、今から見に来ようよ』


真『はい?』

21 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 08:45:40.23 ID:thdf7D9X0

『マジマジ。毎回大人2000円子供1000円払ったらウチに入れるんだけど一緒に行かない?』


真『それ水族館ですよね?』


『ええ!?何で俺の家の別名知ってるの?一回来たことある?』


真『……すいません。帰って下さい』



律子「……いやいやいやいや!」


春香「一体何の映像見せられてんの私達wwwww」


伊織「今の数十秒間スタジオの空気すごかったわよwwwww」


やよい「あの人、おうちが水族館なんですかー?」


P「あれはナンパテクニックだな。突拍子ないこと言って女の人と会話するんだ」

22 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 08:49:03.45 ID:thdf7D9X0

貴音「確かに今の殿方とは、会話が少しだけ続きましたね」


美希「たまにこういう面白い人いるのよね〜」


真「自分がナンパされてる映像を見る僕の気持ちにもなってよ!!」


雪歩「真ちゃん、どんまい」ニコッ


伊織「あんたが言うなwwww」


律子「今日の雪歩ちょっとおかしいわwwww」



ガックリと肩を落とす男性を見送った所で、残り時間5分、18人からナンパされ続けた菊地真。もはや説立証確実かと思ったその時!


女性『やめてください!』


男性『いいんじゃん!ちょっとだけ行こうよ〜!』


女性『本当に嫌ですから!』


男性『またまた〜』


響「お。なんか雲行きが……」


あずさ「一般の方がナンパされてるわね」
23 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 08:51:39.10 ID:thdf7D9X0

菊地選手、その2人に近づいて行く。


真『やめろ!その子嫌がってるだろ!』


真『あんまりしつこいなら、力づくで帰ってもらうよ!』


亜美「ひゅー!カッコいいーまこちん!」


律子「うん。大したもんね」


男性『ちっ!分かったよ…』


悔しそうに去っていく男性。


真『大丈夫ですか?』


女性『ありがとうございます…。あの人急に話しかけてきて……………』
24 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 08:54:29.34 ID:thdf7D9X0

真『あの人に何か言われましたか?』


女性『……………ペンギン飼ってるとかなんとか…』


春香「アイツかい!wwww」


伊織「ペンギンの人だったww」


真『ナンパには気をつけて下さい』


1時間で約20人にナンパされた者の台詞とは思えない。


真美『たしかに!wwww』


やよい「真さんカッコよかったですー!」


律子「結局カッコいいオチになっちゃったわね」


いいタイミングで揉め事を起こした男性と女性は、変装した萩原雪歩と765プロPである。


真「ええ!!!??」


響「じゃあなんだったんだコレwwww」


美希「ただの…ちゃww…茶番見せられただけなのww」

25 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 08:57:00.58 ID:thdf7D9X0

真「全然気づかなかった……」


貴音「雪歩もプロデューサーも素晴らしい演技でした」


P「どうもペンギンの人です」


千早「んふふっwwwww」


美希「やめてなのwwww」


雪歩「バレないか緊張しましたぁ」


律子「雪歩は本当にどんな心境だったのよwww」


ルールを変えずに、変装なしで同じ検証を行った場合。

1時間で36人の女性から声をかけられたようだ。


あずさ「ええっ」


春香「倍の人からwwww」
26 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 08:59:00.28 ID:thdf7D9X0

ダブルスコアを決められてしまう結果、やはり世間は、まだまだカッコいい彼女を求めているのかもしれません。


雪歩「そんなぁ〜〜!」


春香「いや雪歩はもうどういう立場なのか分かんないから…」



○検証結果
「菊地真と萩原雪歩の今後の関係が心配」



伊織「どんな結果よっ!」


響「確かに心配だけどwwww」


27 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 09:33:15.29 ID:thdf7D9X0
続きは夜に!
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/12(土) 10:54:20.45 ID:nyJlMgUqO
とりあえず乙
舞ってる
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/12(土) 13:19:55.07 ID:qi5k0GPwO
18はだーすさんの絵かなhttp://seiga.nicovideo.jp/seiga/im5154794
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/12(土) 19:10:49.24 ID:LqZKy9yp0
やってほしい説多すぎる説
31 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 21:25:03.42 ID:thdf7D9X0

春香「というわけで最初の説が終わりました!」


千早「終始真がイジられているだけだったわね」


美希「VTRの編集もなかなか悪意があったの」


P「でも変装した真可愛かったなぁ」


貴音「写真も可愛かったです」


あずさ「真ちゃん、今度一緒に女の子らしいお洋服買いに行きましょう〜」


真「うぅ……そう言ってもらえるだけでも良かったです」
32 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 21:28:34.65 ID:thdf7D9X0

真美「まこちん的にはヘコむVだったね〜」


亜美「どの辺が一番キた?」


真「VTRもそうだけど、何気にやよいが笑いを堪えられなかった瞬間が個人的にはキツかったよ……」


やよい「ええ〜!私ですか!?」


千早「そんな所あったかしら?」


P「あったあったwww」


春香「そこもう一度見れます?あーはい。見れる?」



***


ーーーでは彼女秘めたる可愛い部分は?


真美「だから秘めちゃダメっしょ!wwwアイドルなんだからwww」


やよい「…ふふっ……ww」


***



全員「あっはっはwwwww」


伊織「やよい、完全に笑ってるわねwwww」


春香「これはキツいwwww」


やよい「うぅーー。真さん、ごめんなさい……」

33 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 21:30:42.59 ID:thdf7D9X0

響「いやこれは完全にスタッフに悪意があるぞww」


春香「さあ!……くふw……気を取り直して次の説に行きましょう!」


真「やっと終わったよ………」


P「さっきの説は真が集中砲火だったな」


千早「次の説は誰が提案するのかしら?」


美希「次のプレゼンターは……貴音なのー!」


律子「貴音はどんな説を持ってきたの?」


あずさ「予想がつかないわねぇ」


貴音「はい。実は私はスタッフさんに順番を雪歩の説の後にしてもらうように頼んでありました」


貴音「正直、私の説は雪歩の説のおまけのようなものです」


34 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 21:33:37.64 ID:thdf7D9X0

貴音「ですが、結果私の説は立証されました」


P「……」


春香「ええ!?どういうことですか?」


真美「さすがお姫ちん、ミステリアスだぜ」


貴音「私が持ってきた説はこちらです!」


『765プロアイドル、VTRのナレーションがしりとりになっていても気がつかない説』


伊織「って、どういうこと??」


やよい「しりとりですかー?」


貴音「先程の真のおもしろVTR」


響「おもしろVTRwwww」


美希「今年1番笑うくらい面白かったのwwww」


貴音「そのVTRのナレーションの台詞は全て文ごとにしりとりになっていたのです」


亜美「うーーん?よく分かんない……どういう意味?」


貴音「先程の真のおもしろVTR、そのVTRのナレーションの台詞が全て文ごとにしりとりになっていたのです」


真「ふふww全く同じ事言ってるwwww」


伊織「頑なねwww」
35 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 21:35:05.06 ID:thdf7D9X0

春香「え?あはい。分かりやすいように?」


千早「どうしたの春香?」


春香「どうやらナレーションをまとめた台本があるみたい」


(以下、ナレーションの台詞)


菊地真、17歳、男性アイドル顔負けの凛々しい姿が女性に大人気の765プロ所属の女性アイドルであり、彼氏にしたいアイドルランキング断トツトップ。

プロダクションの中でも圧倒的に女性ファンが多い彼女は舞台上では男役を任される事も多い。

異常に女性人気が男性人気を上回る、そんな彼女のカッコよさを彼女の内に秘めたる可愛さが上回ることがあるのだろうか。

彼女を良く知る人物に話しを伺ってみた。

頼もしい協力者から有力な説立証方法を得た我々はさっそく検証をスタート。

とりあえずまずは菊地真を「変装したら一般人に気づかれないか」という偽企画で彼女を呼び出す。

(割愛)

ルールを変えずに、変装なしで同じ検証を行った場合。
1時間で36人の女性から声をかけられたようだ。

ダブルスコアを決められてしまう結果、やはり世間の目は、まだカッコいい彼女を求めているのかもしれません。



響「なるほどなぁ!」


雪歩「私のインタビューの所はナレーションでは無い扱いなんだね」


千早「最後は、ん、で終わってるのね」

36 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 21:36:27.82 ID:thdf7D9X0

やよい「すごいですー!全く気がつきませんでした!」


あずさ「確かに時々変な文脈になってる所もありますねえ」


律子「いや、でもコレは不可能でしょ……」


貴音「いえ、プロデューサーは気がついていたようですが」


P「うん。途中でな」


美希「ええ!!ハニー…じゃなくて、プロデューサー凄いの!」


春香「ああ!だから途中でナレーションの声がどうのこうのって」


P「なんか変だなーって思ってな」


P 「誰かの説だと思って黙ってた」


真「しりとりを見抜いたあげく、そのフォローまでしてるよこの人!」


伊織「有能すぎでしょ、あんた!!」
37 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 21:37:47.15 ID:thdf7D9X0

P「まあコーナー1つ潰すわけにもいかんし」


春香「なんかカッコいいんですけどwww」


貴音「プロデューサーが気づいた事に気付いた時は正直、内心ハラハラしました」


響「動揺してたんだ…全然分かんなかった…」


P「しりとりだって気付いた時に貴音が何かおかしかったから、ああ貴音の説か……って」


真「だから何で気づけるんだよwwww」


伊織「空気飲み過ぎでしょ!なんなのあんた!なんなの!私ちょっとトキめいてるんだけど!なんなの!!」


律子「私は有能過ぎて腹が立ってきたわ」


千早「もう全然収集つかなくなってるわね…」


やよい「とりあえずプロデューサーが凄いって事ですかー?」


あずさ「簡単に言うとそういうことね」


雪歩「でもプロデューサーが気付いてるんだから不成立なんじゃ…」


春香「いえ、貴音さんの説は、765プロアイドルが、となっているため、この説は立証されましたー!」


貴音「ありがとうございます」


真美「ギリギリ立証ってかんじー?」


響「普通なら余裕で成立だったけどな」

38 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 21:38:47.96 ID:thdf7D9X0

貴音「成立して良かったです」


美希「なんで?別に何も貰えないよ?」


貴音「いえ、私の説が成立したなのならプロデューサーが高級焼肉店に連れて行ってくれると約束していたもので」


春香「プロデューサー!!!」


P「ああ。約束は守る…」


響「そんな貴音と高級焼肉店なんて……諭吉が何枚あっても足りないぞ!!」


伊織「自殺行為だわ!」


P「約束は約束だ……」


美希「しかも美希たちに一言言えば、説を不成立にすることも出来たのに!」


P 「伊織や律子あたりなら気づくかなって」


伊織・律子「なんかごめんなさい!」


春香「さ、せめて食べ放題のお店にするとか……」


貴音「いえ、約束……ですから」


千早「四条さん、譲らないわね……w」


響「貴音ってば、結構頑固だからなぁ」
39 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 21:42:04.17 ID:thdf7D9X0

P「歩こう〜 果てない道〜………」


真「『約束』歌ってるよ!www」


伊織「やっぱりちょっとキツいのね……ww」


千早「こ、こういう使い方…w…や…やめて…ww」


雪歩「コーラス入れようか?」


春香「やめてwwwwww」




○検証結果


『プロデューサーは男前』




真「もうそれでいいwww」


美希「さ、さあ!気を取り直して、次の説に行ってみようなの!」


P「ああ。そうだな!次に行こう。貴音、焼肉楽しみにしてるよ!」


真「ふっw……僕なんかより全然カッコいいんだけどこの人……ww」

40 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 21:50:43.27 ID:thdf7D9X0

あずさ「次のプレゼンターは誰かしらね〜」


千早「次のプレゼンターは………真です!」


真「はい!」


あずさ「真ちゃんはどんな説を持っきたのかしらぁ」


律子「真かぁ…雪歩か美希あたり関するあたりじゃないかしら」


美希・雪歩「えっ」


真「正解です!」


美希・雪歩「ええ!?」


美希「こっち来ませんように……」


雪歩「私は真ちゃんを信じてますぅ」


春香「さっきさんざんイジってたのによく言えるなぁ」

41 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 21:52:50.27 ID:thdf7D9X0

P「で、どういう説なんだ?」


真「はい!僕が持ってきたのは…こちら!」


『星井美希、寝不足だと性格変わる説』


美希「ガッデム!」


響「美希かぁwwwww」


雪歩「よかったです……」


律子「これは……ふっww……私たちもなんとなく身に覚えがあるような……ww」


春香「ありましたねwwww」


美希「美希ほとんど覚えてないんだけど…」

42 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 21:53:55.66 ID:thdf7D9X0

春香「じゃあ、真。V振りお願いします!」


真「VTR…スタート!」




***


『星井美希、寝不足だと性格変わる説』



星井美希。15歳。結婚はまだできない。この765プロ所属の大人気アイドルは、中学3年生にして如月千早が嫉妬するほどのスタイルを持ち、歌やダンスにも圧倒的な才能を持ち、なんでも器用にこなせてしまう。


千早「ちょ、、私を巻き込まないで!」


春香「ち、千早…ちゃん…ww」


美希「ご、ごめんなの…千早さん…」


千早「嫉妬なんてしてません!」


そんな彼女のプロフィール欄には、特技:寝ること、と記されている。


斬新である。



響「ざんしんwww」


真「たしかに普通書かないよねwww」

43 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 21:55:13.36 ID:thdf7D9X0

暇な時間があれば寝ているというのは多くのファンにとっても共通の認識になっているようだ。
果たして彼女が睡眠不足になるとどうなってしまうのだろうか。
我々は今回の説提案者である菊地真に話を聞いてみた。


ーーーよろしくお願いします。


真『よろしくお願いします!!』


元気が良い。この時の彼女はまさか我々が彼女の猫コスチュームの写真を懐に忍ばせていることをまだ知らない。


亜美「くふwwそりゃ知らないよねwwww」


真美「知ってたらどんな顔してんだろwwww」


真「う、うるさいなぁ!」
44 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 21:57:00.16 ID:thdf7D9X0

ーーー星井美希とは親しいのですか?


真『はい!事務所の中でもよく話す方ですかね」


ーーー彼女は暇があれば寝ているというのは本当?


真『本当ですね』


雪歩「まあ、」


律子「本当ね」


やよい「はい!よくお昼寝してるのを見ます!」


ーーー彼女が寝不足な時を見た事がありますか?


真『ないです』


P 「まあ、」


貴音「無いですね」


ーーーでは今回の説の理由は?


真『美希のお姉さんから1度そんな事があったらしい。というのを聞いてですね』


雪歩「ああ。そーいえば、美希ちゃんのお家に遊びに行った時に少しお話ししました!」
45 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 21:59:23.71 ID:thdf7D9X0

ーーー彼女は暇があれば寝るというのは具体的にはどういった時でしょうか?


真『そーですねぇ……まず事務所にいる時は大体寝ています。あとはお仕事の移動中とか。それなのに、夜もぐっすり寝ているようです』


やよい「すごいですー!」


P「そうか?ただのグータラなんじゃ…」


ーーー彼女が起きているのはどんな時ですか?


真『うーん……オニギリを食べている時は大体起きていると思います』


律子「そこなのwwww」


ーーー他に起きている時はありますか?


真『うーーん……』


真『いえ、後は寝てます』


P・響・伊織「アハハハッwwww」


美希「もっと起きてるよ!!!」
46 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 22:00:58.24 ID:thdf7D9X0

真『あ!』


ーーー何かありましたか?


真『イチゴババロアを食べてる時も起きてます!』


雪歩・貴音「…ふふっ……ww」


響「だから何でババロア限定www」


美希「食べてる時に寝るわけないでしょー!」


ーーーオニギリやババロア以外のもの食べる時は寝ているんですか?


真『そもそも美希はオニギリとババロアしか食べません』


春香「ぶふぁっ!wwww」


P「くそwwww な、わけ……ふふっw……そんな訳無いだろwwww」


千早「しょ、衝撃……w…的な事実ですねwwwふふ」
47 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 22:02:13.01 ID:thdf7D9X0

ーーー………それは一体どういう?


響「スタッフさん困ってるじゃ無いかwww」


真『美希はオニギリとババロアで出来た女の子なんです』


真美「ま、まこちん何言ってんのっwwwww」


やよい「ふふっww」


雪歩「こ、これもう…ふっww……違う説だよwww」


美希「もお!!こないだ一緒に、普通にご飯食べに行ったでしょー!」

48 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 22:04:12.97 ID:thdf7D9X0

ーーーもし仮に、彼女がカレーを食べるとしたら


美希「もしじゃなくても、普通によく食べるのっ!」


ーーー食べるとしたら、寝ながら食べていると…?


真『………おそらく』


亜美「あっははwwwwwww」


伊織「………おそらく。じゃないわよwww」


P「いよいよ、ふざけ始めたなwwww」


ーーーパスタを食べる時も?


真『寝ながらパスタ巻いてますね』


春香「っはぁwww…ハァ…ww……ハァ…w …アハハwww」


貴音「み、美希は…器用…ふふ…ですね……ふふww」


ーーーカップ麺を食べる時も?


真『寝ながらお湯を入れて、3分待ってると思います』


亜美「ぶぶっ!!wwwww」


響「真wwwwほんとにっwwwやめてくれっwww」


あずさ「美希ちゃん…ふふっ…危ないわよ……ふふふw」


美希「普通に作れるってばぁ!!」


真「改めて見ると酷いこと言ってるなぁ僕ww」
49 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 22:06:13.21 ID:thdf7D9X0

ーーー「マリオネットの心」を歌っている時は?


真『最初の、「ねえ消えてしまっても探してくれますか?」の後はもう寝てますね』


響「だからっwwwほんとっっんはっwwやめろってwww」


美希「…………」


P「美希www起きろってwww」


美希「うるさいのっ!」


春香「もう今、性格変わってない?www」


真美「みきみき、寝不足ですかwwww」


美希「なんなのなのそれ!」
50 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 22:07:36.59 ID:thdf7D9X0

ーーー後ろで踊っていてどういった心境ですか?


真『ああ。また寝てるな…って』


(美希以外)全員「wwwwwwww」


春香「あーwwwwやばいっwwお腹痛いwwwww」


千早「いったん…ふっwww…一旦休憩させてwww」


P「お前どんな気持ちで踊ってんだよ!wwwww」


真「ああ。また寝てるな…って」


律子「やめてwwwwww」


美希「地獄なの……」

51 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 22:10:07.80 ID:thdf7D9X0

次に我々は今回の説の最大の情報源である星井美希の姉、星井菜緒さんを伺った。


美希「は?」


ーーーこんにちは。さっそく御質問よろしいですか?


菜緒『こんにちは。はい、どうぞ。』


美希「えっ?ちょっと…なんでなんで!」


ーーー星井美希さんは幼少の頃からよく寝る子でしたか?


菜緒『そうですね。生まれた時も産声を上げることなく寝ていたそうです』


美希「そんなわけないでしょっ!!」


P「wwwwww」
52 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 22:11:39.45 ID:thdf7D9X0

ーーー家ではよく妹さんとはお話ししたりなどは?


菜緒『うーん、基本的に学校やアイドルのお仕事で美希が家にいないことが多いですからね。もちろん一緒にいる時には普通に話す事もありますよ』


ーーーでは、今日の朝は妹さんとは会いましたか?


菜緒『はい。いつも美希の方が先に家を出るので、そこまでですが』


ーーー今日の朝「おはよう」と妹さんに言われた時どう思いましたか?


菜緒『いやまだ寝てるじゃんって思いましたね』


真「これはひどいwwwww」


春香「おはようって言ってるのにwwww」
53 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 22:13:09.69 ID:thdf7D9X0

ーーーちなみに妹さんの朝ごはんは?


菜緒『今日はトーストでしたね。いつもはオニギリなんですが、今朝はお米切らしてて』


ーーートーストを食べてる妹さんを見て何か思いましたか?


菜緒『寝てるのに器用にジャムつけるなぁって』


律子「ぶふっ!wwwwww」


貴音「っダメですww……笑いが止まり、ませんww」


ーーー妹さんを見送った時はどうでしたか?


菜緒『「寝ながら行くと危ないよ」って言うと「大丈夫!道覚えてるから!」って寝言が返ってきました』


やよい「っふふw」


亜美「何が大丈夫なの?wwww」
54 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 22:16:52.03 ID:thdf7D9X0

ーーーその後はなんと返事を?


菜緒『そっか…って』


響「諦めてるwwwwwww」


P「この人ほんと面白いなwwwww」


美希「今日、帰ったら本当に覚悟してよね!!!」


ーーー最後になりますが、おそらく今スタジオで激怒しているであろう妹さんに一言お願いします。


菜緒『寝言は寝てから言いなさい。あ、寝てるのか』


P「強いwwwwww」


伊織「妹、煽りすぎでしょ!この姉wwwww」


美希「もう殴る!あの女、ぶん殴ってやるのー!!」
55 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 22:17:44.55 ID:thdf7D9X0

あずさ「美希ちゃんwww……落ち着いて…ww」


春香「そうだよ、美希。寝言は寝て言わないと。あっ寝てるのかwwww」


千早「は、春香!wwwwやめなさい!wwww」


美希「あとで楽屋に来いなの!!」


春香「だから寝言は」


美希「もうそれはいいの!!!」


P「もういいwwwもうやめてくれwwww」


56 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 22:48:43.15 ID:thdf7D9X0
***


それではいよいよ検証をはじめよう。
今回は星井美希を寝かせない為に765プロの皆さんに協力してもらった。


美希「やっぱりみんなグルだったんだ!」


千早「内容までは知らなかったわ」


やよい「とりあえず美希さんを寝かさないようにって言われただけなんです」



この日の彼女のスケジュールは、仕事が3つ。それぞれ時間が空いているのでその間は事務所にいるという事らしい。
我々がいては気づかれる恐れがあるので、事務所内に隠しカメラと彼女のプロデューサーに小型カメラを持ってもらった。
57 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 22:50:09.88 ID:thdf7D9X0

AM9:00
ターゲットが事務所にやって来たようだ。


美希『おはようなの〜…あふっ』


P『おはよう。美希。今日の1本目は11時からだから、少しゆっくりしといてくれ』


美希『りょーかいなの〜』


美希『じゃあ美希はソファで寝てるから時間になったら起こしてね』


P『と思ったけど、、今度のドラマの台本が届いてるんだった。今のうちにちゃんと読んどいてくれ』


美希『ええ〜……こんなのいつでも読めるのに…」


P『いつでも読めるから今読んどくんだよ』


春香「なんだろ?ただのいつもの事務所の光景だね」
58 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 22:53:22.35 ID:thdf7D9X0

美希『はーい……』


来て早々の眠りを邪魔するプロデューサー。ちなみに彼女に渡された台本は我々が用意した偽物であり、最後まで読んだところで全く意味はない。


美希「ええっ!?」


千早「ひどいわねw」


ーーー偽の台本を読んでいる彼女に対して思うことは?


ーーーP『読んでも意味ないのに頑張るなぁって』


伊織「あんたが渡したんでしょ!!」

59 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 22:56:35.84 ID:thdf7D9X0
AM9:20
台本を読み終えた星井美希は、ようやくソファに横になろうとする。
そこにやってきたのは…


千早『あら?美希、おはよう』


美希『千早さん、おはようなの〜』


美希『そしておやすみなさいなのぉ、あふ』


千早『えっ!えーっと……』アタフタ


ここはなんとしてでも、寝かさないでもらいたい。
60 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 22:57:41.94 ID:thdf7D9X0

千早『み、美希!!』


美希『うわっ。びっくりしたぁ……きゅ、急にどうしたの、千早さん?』


千早『ど、どうしたら美希みたいに……胸が大きくなるのかしら!!』


美希『はい?』


春香「何言ってんのwwww」


P「何を話題にしてるんだww」


千早「違うんです!何も思いつかくて!」

61 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 22:58:39.09 ID:thdf7D9X0

美希『えっーと…』


千早『ほら!私ってあんまり大きい方じゃないじゃない?』


美希『は、はぁ……』


真美「めっちゃ困ってるwwww』


伊織「いや困るでしょこれwww」


千早『だから私より大きい美希に、その……あ、アドバイスが貰いたくて!』


P「(美希っていうか、事務所だと他のアイドル全員が千早より大きいんだけど……とは言うまい)」


春香「(ていうか、みんな千早ちゃんより……)」


その他全員「(というか………いや、やめとこう)」


62 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:00:24.82 ID:thdf7D9X0

番組のためにプライドを捨ててくれた如月千早。


美希『アドバイスって…別に何にもしてないの……』


千早『そんなわけない!!絶対何か秘密があるはずなの!』グワッ


美希『ええぇ……そんなこと言われても……』


千早『何か食事に気をつけてたりはしないの?』


美希『いやぁ特に……好きな物を好きなだけ食べて、よく寝ることかな』


千早『それで大きくなったら苦労はしないの!』
63 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:01:28.88 ID:thdf7D9X0


P「千早…苦労してたんだな……」


美希『だから美希は別に苦労してないの……』


千早『ストレスレスが良いっこと!?』


美希『い、いや。そういうことじゃ………いやもうそれでいいの。気にしない事が一番なんじゃないかな?』


千早『…………ちょっと触らせて』


美希『は?』



響「怖い怖い怖いwwww」


雪歩「美希ちゃんの反応が……www」

64 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:02:35.33 ID:thdf7D9X0

美希『本当に今日はどうしたの、いや…どうしたんですか?』



律子「美希が敬語使ってるwww」


真「そりゃ敬語にもなるよ、これはwww」



千早『ちょっとでいいの!触れば何か分かる気がするの!』


美希『いや何にも分からないと思うんだけど…」


千早『ちょっとでいいのよ?ほんのちょっと』


美希『さっきからちょっとってなんなの!?』


千早『逆に聞くわ。何秒ならOK?』


美希『1秒もNGなんだけど……』
65 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:04:08.18 ID:thdf7D9X0

春香「どうしようwwwこの会話何時間でも聞いていたいwwww」


貴音「美希がこういう反応をするのは新鮮ですね……ふふっ」


千早「今からあの自分を殴りに行きたい…」



美希『なんだろ……いつもなら別にそこまで嫌がったりしないんだけど……今日の千早さんは、なんか怖いの……』


千早『分かったわ、揉まないから!触るだけ!』


美希『そーゆーのが怖いの!』



響「この映像事務所的にNGなんじゃ……ww」


P「面白いからもういいやwww」
66 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:05:47.27 ID:thdf7D9X0

美希『あのね千早さん……美希は胸が大きい千早さんよりも歌が上手な千早さんの方が羨ましいし、素敵だと思うの』


美希『美希だって千早さんみたいに歌が上手になりたいし、練習もしてるけど。やっぱり千早さんほど、一生懸命それに向き合えないよ。それは立派な千早さんの才能だと思うの』


千早『美希……』


美希『だから美希が尊敬する千早さんのままの方が美希は嬉しいなっ』



P「美希がすごい大人になってるwwww」


やよい「美希さん!凄いです!!」


真「これもう千早のせいで性格変わってない?」

67 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:06:48.02 ID:thdf7D9X0

千早『………ありがとう、美希。私、目が覚めたわ』


美希『う、うん。美希こそ目が覚めたの……』



あずさ「っふふふw」

春香「だろうねwww」



千早『ごめんなさいね、休んでる所に。私はそろそろレッスンに行ってくるわ』


美希『ううん。いってらっしゃいなの!』

68 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:08:39.08 ID:thdf7D9X0

大きな爪痕を残して、事務所を後にする如月千早は見事に星井美希の眠りを妨げてくれた。


すると星井美希はおもむろに自分の頬をつねり始めた。


美希『いたたっ』グイッ


美希『…………………』



美希『………夢かと思った…』




全員「wwwwwwww」


春香「はぁ…www…ひぃwwwwタメだこれwww」


響「そ、そうだよねwwwコレは夢かと疑うぞwwww」


伊織「美希のあの呆然の表情wwwwは、初めて見たwww」

69 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:11:51.99 ID:thdf7D9X0

AM9:50

そうこうしているうちに事務所を出発するまでに後30分ほどの時間になっていた。まだ彼女が居眠りをする時間が残されている。


すると彼女のいる休憩スペースに天海春香と水瀬伊織がやってきた。



真「なんか珍しい組み合わせだね」



美希『2人ともおはようなの』


春香・伊織『どうもーーー!!』パチパチパチ!!


美希『えっ』


春香『天海ですっ!』


伊織『水瀬ですっ!』


春香・伊織『2人合わせて、アマミナセでーす!』


美希『………』( ゚д゚)ポカーン



律子「あんたたち何やってんのwwwww」


P「そりゃこんな顔になるわwwww」
70 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:14:30.60 ID:thdf7D9X0

春香『いやぁ、また台風が近づいているみたいですねぇ』


伊織『そうねぇ…結構強いみたいだし、事務所が心配だわ』


春香『私心配だから、ちょっと台風が来た時のシュミレーションをした方がいいと思うの!』


伊織『いやシュミレーションも何も外に出ずに家の中ですごしてればいいじゃない…』


春香『あっ!台風で伊織が飛ばされてるー!』


伊織『えっ?は?』


春香『あっ!台風で伊織が飛ばされてるー!』


伊織『やれってか………んんっ!…あーれー。春香〜たーすーけーてー!』
71 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:18:09.80 ID:thdf7D9X0

春香『伊織……なんでそんなことに……』


伊織『あんたがやれって言ったんでしょ』ボソ


伊織『春香ー!!早く助けてーー!!』


春香『分かった!今からカッパに着替えて外出るね!』


伊織『あんたは部屋の中にいるんかい!』


春香『うん。マンションの10階の部屋』


伊織『私すごい飛ばされてるわね!10階の高さの窓と会話してたの!?今から降りても間に合わないから!死んじゃうから!』


春香『いや「今日なら、傘させばアニメみたいに飛べる気がする!!」っていきなり窓開けて…』


伊織『そんなメルヘンチックな理由で飛び降りたんだ私!!10階の高さから!』


春香『うんだから、一番頑丈そうな傘貸してあげた』


伊織『止めるの!!そこは!』
72 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:19:28.36 ID:thdf7D9X0

伊織『もういい。他にも危ないことあるでしょ?』


春香『うーん。あっ台風って色んな物とか飛んできそうで危ないよね?』


伊織『たしかにそうね、折れた枝とか。飛ばされちゃった傘とか結構怖いわね』


春香『あと、折れた枝とかね〜』


伊織『それさっき私が言った』


春香『あと伊織とか』


伊織『私まだ飛んでるの!?』


春香『あと仕事が飛ぶと怖い』


伊織『それは確かに怖いけど!』


春香『あと歌詞とか飛んだらホント怖い…』ブルブル


伊織『それはほんっとに怖いけど!台風関係ないから!』
73 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:20:52.47 ID:thdf7D9X0

春香『あと鳥とか当たりそうで怖い』


伊織『んー?鳥って風が強い日は何処かに隠れてるイメージだけど?』


春香『えっ!でも一度家から外に出ないと事務所来れないよ?小鳥さん』


伊織『音無小鳥かい!あんた影で鳥って呼んでるの!?』


春香『略すと分かりやすいかなって』


伊織『逆に分かりにくくなってんのよ!』


伊織『もう!私も小鳥も飛ばされないから!』
74 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:22:25.05 ID:thdf7D9X0

春香『台風ってホント怖い』


伊織『…………』


伊織『あーー!春香のマンションの窓に向かって折れた枝が飛んできてるーー!』


春香『パリーンッ!!うわぁ!!ビックリしたぁ。ギリギリ避けたけど』


伊織『対応力たっか。と思ったら割れた窓から雨と風が…!!』


春香『よっと。木の板をテープで止めてっと…』


伊織『だから対応力が凄い』
75 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:24:19.31 ID:thdf7D9X0

伊織『そうこうしているウチに今度は人が飛んできてるーーー!』


春香『ガラガラっと窓開けて、クッションとして布団を持って……ドンッ!パシッ!…大丈夫ですか、お怪我は?』


伊織『凄すぎるでしょあんた!』


伊織『…………と思ったら!その人はなんと!ゾンビでしたー!!このままじゃ、春香がゾンビにされちゃう〜!!』


春香『あわわわわわ!小鳥さん!どうしてこんなことに……』


伊織『勝手に小鳥にされた!?』
76 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:25:32.69 ID:thdf7D9X0

伊織『さあ、動揺しているウチに家族もゾンビにされて、逃げ場がありません!!』


春香『こうなったら……』


春香『窓開けて、傘差して、ピョンっ!』


伊織『それさっきのメルヘンなやつ!!』


春香『うわーい!飛んでるー!楽しい〜!!』


伊織『なんであんたは成功するのよ!?』


伊織『もういいわ!!』


春香・伊織『どうもありがとうございましたー』
77 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:27:41.33 ID:thdf7D9X0

全員「おおーーー!」パチパチパチパチ


P「なかなかちゃんとした漫才だったじゃないか!」


雪歩「急に始まった時はどうなるのかって思いましたけど、完成度高くてビックリしましたぁ」


やよい「2人とも凄いです〜!」


律子「漫才番組のオファー貰ってこようかしら」


真「でも、2人が漫才の練習してる所想像すると………くっwwww」


貴音「ふふっ。なかなかしゅーるな絵面になりますね…」


春香「いやぁww 緊張したよねぇ?」


伊織「そうね。しかも美希全く笑わないしwww」


美希「そりゃ2人が急にあんな事やり出したら、誰でも反応に困るの!」

78 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:30:26.51 ID:thdf7D9X0

漫才を終えた2人は星井美希をじっと見つめて言葉を待っているが、彼女は呆気にとられたまま、しばらく見つめ合うという謎の間が生まれた。


美希『………』


春香・伊織『…………』


美希『えっ……美希待ちなの!?』


伊織『あんたしかいないでしょ?』


春香『うん。どうだった?』


美希『どうって……えっ、何が?』


春香『私達の漫才』


美希『いや急だったから驚いたけど………ネ、ネタ自体よりも2人の完成度が凄かったの……』


伊織『本当?練習したかいがあったわね!』


春香『いや〜楽しかった!』


伊織『春香はともかく、デコちゃんが漫才の練習する姿なんて想像できないの…』
79 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:33:12.21 ID:thdf7D9X0

春香『そう?ネタは伊織が考えたんだけど』


伊織『春香が相手だとすぐに完成したわ』


美希『は、はあ……』



P「美希困ってるwwww」


律子「美希がこんなに困った顔してるところ見た事ないww」


亜美「いやww千早おねーちゃんの時もソートー困ってたと思うけど、これはwww」



美希『な…なにかの番組でやるの?それ…』


春香『ん?やらないよ』


美希『え゛』
80 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:34:52.36 ID:thdf7D9X0

美希『じゃあ何で……今漫才やったの?』


伊織『いやー、別に』


美希『別にって………えぇ……』


春香『やってみたかっただけだよ?』


美希『な、何か…今日の2人こわいんだけど……』


伊織『あんたも私達と一緒にやってみる?トリオで』


美希『えっ。い、いや、その、結構です…』


春香『ええー残念。美希が入ればコンビ名が「アマミナセ☆」になってたのに……』


美希『あ、美希は☆なんだ…』
81 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:36:23.97 ID:thdf7D9X0

伊織『なんでやねんっ!!』


美希『!!』ビクッッ


美希『えっ……なに……?』ビクビク


伊織『いや、ツッコミ』


美希『な、何で今ツッコんだの……?』


伊織『いや、別に』


美希『………』ドンビキ



響「これは怖いぞwwwww」


千早「み、美希が……くふっ……可哀想…だ…わww」


P「美希が伊織をあんな目で見るなんてwwww」
82 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:39:37.13 ID:thdf7D9X0


AM9:20
2人の時間稼ぎのおかげでなんとか事務所を出発する時間までターゲットを寝かさないでいられた。


美希『じゃ、じゃあ美希そろそろ行くから……』


春香『窓から行く?傘貸そうか?』


美希『い、いや……普通に行くの………』


春香・伊織『いってらっしゃーい』


美希『い、いってきますなの……』
83 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/12(土) 23:41:37.00 ID:thdf7D9X0
とりあえず書き溜めはここまでです。
明日また溜めてから投稿します。
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/12(土) 23:59:31.51 ID:mh0tw918O
>>70
し、シミュレーション……
85 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/13(日) 00:23:05.56 ID:itOP9fr30
>>84
ごめん…恥ずかしい……
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/13(日) 01:39:15.62 ID:FW/FQBjh0
亜美真美引き離すと尋常じゃないくらい寂しがる説とかやってほしい
可愛い説見たい
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 16:41:36.42 ID:Y8QxRUFmo
めちゃくちゃ好き
88 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 05:49:53.68 ID:kzj4Fb1D0


プロデューサーの聞くに耐えない宇宙談義のおかけで無事ターゲットを寝かせることなく1つ目の仕事現場に到着した。しかし、話を無視して寝ないところを見るにズボラに見えても彼女はやはり良い子なのだろう。



AM13:00
1つ目の仕事が終わり、事務所に帰る車中。


P『美希お疲れ様』


美希『疲れたの〜、あふっ』


P『そうか…』


P『さっきの話の続きなんだけどなーーーーーー……


美希『へ、へぇ〜そうなんだ〜…』



真「全然空気読まないなこの人wwww」


伊織「美希、疲れたって言ってるのにwww」


やよい「なんだか美希さんが可哀想です〜……』

89 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 08:35:14.27 ID:kzj4Fb1D0
ごめんなさい、間違えた。
↓こっちで。
90 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 08:35:47.26 ID:kzj4Fb1D0
プロデューサーの聞くに耐えない宇宙談義のおかけで無事ターゲットを寝かせることなく1つ目の仕事現場に到着した。しかし、話を無視して寝ないところを見るにズボラに見えても彼女はやはり良い子なのだろう。


PM1:00
1つ目の仕事が終わり、事務所に帰る車中。

P『美希お疲れ様』

美希『疲れたの〜、あふっ』

P『そうか…』

P『さっきの話の続きなんだけどなーーーーーー……

美希『へ、へぇ〜そうなんだ〜…』


真「全然空気読まないなこの人wwww」

伊織「美希、疲れたって言ってるのにwww」

やよい「なんだか美希さんが可哀想です〜……』
91 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 08:37:10.84 ID:kzj4Fb1D0

帰りも同様にどうでもいい話を聞かせるプロデューサー。そして、それにちゃんと相槌を打ってあげる星井美希。やはり彼女は良い子である。奇しくも説検証中に新たに「星井美希実は良い子説」が立証されてしまったようだ。



あずさ「実はも何も、美希ちゃんは良い子よ〜」


美希「あずさ!大好きなの!!」



事務所に帰ってきた彼女は、定位置とも呼べる休憩室のソファーに向かう。次の現場に出発するまでの間、彼女を寝かさないでいることができるのだろうか…。


テーブルを挟んだ2つのソファーの内、1つはすでに彼女たちに占拠されていたので、彼女は向かいの1つに横になるようだ。



亜美『あ。ミキミキ!』


真美『おはよーん』


美希『おはようなの、亜美真美』


美希『そして、おやすみなの〜……』


亜美真美『おやすみー』
92 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 08:38:35.22 ID:kzj4Fb1D0

律子「あれ?寝かせちゃダメでしょ」


P「むしろいつもの方が話しかけてるよな」



一体どういうことなのか、双海姉妹はターゲットにそれ以上話しかけることなく、彼女はそのままソファーに横になって目を閉じてしまった。


すると二人は小声で話し始める。


真美『やっぱりやめといたん方がいいんじゃない…?』ヒソヒソ


亜美『何言ってんのさ!ここまで来たんだからもう引き返せないっしょ』ヒソヒソ


2人は1つのタブレットPCで何かしているようだ。


真美『真美たち、まだ中1だし……』ヒソヒソ


亜美『もう中1なんだよ?これくらい普通に見てるって…たぶん』ヒソヒソ


美希『……?』



春香「え?」


P「これってまさか……?」


律子「あんたたち…ひょっとして!」
93 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 08:40:37.59 ID:kzj4Fb1D0

真美『真美たちには早すぎるって!』ヒソヒソ


亜美『だってクラスのみんなも見てるって言ってたし…』ヒソヒソ


真美『でも、、だってこんな裸で……』ヒソヒソ


美希『!』


亜美『裸じゃないとできないからじゃない?』ヒソヒソ


真美『できないって、生々しすぎるよ!』ヒソヒソ


美希『……………///』
94 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 08:42:30.94 ID:kzj4Fb1D0

千早「えっ///」


真「これって///」


あずさ「あらあら〜///」



亜美『ほら、イヤホン付けて。再生するよ』ヒソヒソ


真美『う、うん……』ヒソヒソ


美希『!』


亜美『う、うわぁ』


真美『えっ?い、いきなり!?』


美希『!!』


95 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 08:43:38.67 ID:kzj4Fb1D0

亜美『えっコレってこんなになるの?』


真美『うわぁ……何か怖い』


亜美『なんか相手の方、すごい吹いてる……』


真美『これ体大丈夫なのかな……』


亜美『あ、出ちゃいそう……』


真美『なんかよくわかんないけど激しいね……』
96 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 08:46:40.67 ID:kzj4Fb1D0

美希『……………………………コホン』


亜美『あっ……終わっちゃった……』


真美『うぅ……よく分かんなかったよぉ……』


亜美『そうだねー。誰かに見せて聞いてみる?』


美希『!!……………コホン』


真美『って言っても誰に?』


亜美『やっぱり大人メンバーでしょ?りっちゃんとかあずさおねーちゃんとか』


美希『…んん゛!』


97 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 08:48:07.69 ID:kzj4Fb1D0

真美『えー…でも……こんなの見てるって……』


亜美『いいから聞いてみよ!』


美希『…………………………………………』


美希『……ちょっと待って2人とも!』



P「とうとう自分から話しかけたな……」



亜美『ど、どうしたの?ミキミキ?』


真美『起きてたんだ?』
98 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 08:49:39.95 ID:kzj4Fb1D0

美希『ふ、2人には……そ、その…そーゆーのはまだ早いって思うな……///』


亜美『でも同い年の友達は見てるって……』


美希『とにかく!まだ2人は見ちゃダメなの!///』


真美『なんでミキミキがムキになるのさー』


亜美『じゃあミキミキも一緒に見ようヨ!』


美希『えっ///……で、でも、それは……///』


亜美『いいじゃんいいじゃん!』


真美『ほらほらこっちきて。ミキミキの方が詳しそうだし。色々教えてよ』


美希『いや、美希はそーゆーのあ、あんまり。よくし、知らないけど………///』


と言いながらも、2人の方に近づく星井美希。
99 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 08:51:00.55 ID:kzj4Fb1D0

P「えーっとこれ…」


響「VTR止めた方がいいんじゃ……///」



亜美『じゃあ、最初っから再生するよ〜』


美希『う、うん……////』


真美『いやーそれにしても……ミキミキが』
100 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 08:51:30.56 ID:kzj4Fb1D0
https://i.imgur.com/KiljeQc.jpg
101 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 08:52:32.81 ID:kzj4Fb1D0

亜美真美『プロレスに興味があったなんてね!』


美希『………へっ?』



春香「え?」


響「そ、そういうことか……」


真「よ、よかったぁ…」


亜美「うーんまこちん、何がよかったのかな〜?」


真「う、うるさいなぁ!///」


102 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 08:54:43.90 ID:kzj4Fb1D0

美希『なにこれ……?』


真美『なにって、プロレスじゃーん』


美希『えっ。なんでプロレス……?』


亜美『なんでってミキミキ、プロレス一緒に見たかったんじゃなかったの?』


美希『な、なにがどうなってるの?』


真美『どうなってるも何も。真美たちずっとプロレス見てただけじゃん』


美希『え、でも。裸で。とか……///』


亜美『プロレスラーはほぼ裸見たいなもんでしょ』


美希『でも他にも、その、吹くとか///出ちゃうとか///』


真美『プロレスって毒霧とかたまに吹くよね〜』


亜美『最後の方はリングの外に出ちゃってたし』


美希『…あー…そういうことなの……///』
103 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 08:56:16.29 ID:kzj4Fb1D0

亜美『そういうことも何も』


真美『どういうことだと思ってたのさ?』


美希『え////』


亜美『何かと勘違いしてたの?』


真美『うーん、一体何と間違えてたのかなぁ?』




P「もうこいつらただのおっさんだろ」



美希『べ。別に何も勘違いしてないの!』


美希『さ、さぁ!一緒に見るのプロレス!』


亜美真美『おっけー』ニヤニヤ
104 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 08:57:40.79 ID:kzj4Fb1D0

律子「そういうオチね…」


あずさ「よかったわぁ…」


亜美「んー?何がよかったのかなぁ?」


伊織「やめい」


春香「私達も騙されちゃってたけど。プロレスだって分かった時の美希のあの顔www」


千早「驚きと残念感があったわね」


真「あと、少し安心してたしww」


P「そこは何か可愛いなww」

105 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 09:00:11.39 ID:kzj4Fb1D0

美希「コレは本当に自分で見たくなかったの…」


貴音「ふふっ。美希、可愛かったですよ」


美希「こんなの美希が欲しい可愛いじゃないの!」


響「雪歩とやよいは最初からよく分かってなかったみたいだけどなー」


雪歩・やよい「???」


春香・真「(いや。雪歩は絶対分かってるはず……)」


P「(むしろ雪歩は最初にオチまで気づいてたな…)」
106 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 09:01:05.74 ID:kzj4Fb1D0

やよい「美希さんぷろれすが好きだったんですか?」


雪歩「何にしても美希ちゃんお昼寝できなかったね」


伊織「自分から話しかけちゃったしね」




結局、彼女は出発するまで、照れ隠しのために興味のないプロレスをしばらく見続けた。

移動時もプロデューサーの妨害があり、なかなか居眠りできない星井美希を見ていると我々も少し心が痛む。

その後も順調に765プロは星井美希の安眠を妨害し続ける。
107 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 09:02:05.50 ID:kzj4Fb1D0

雪歩『美希ちゃんおかわりのお茶どーぞ』


美希『雪歩…流石に10杯目はもう要らないの…』



真「雪歩はお茶攻めかー」



真『美希見てよ!このフリフリの衣装!結構似合ってない?』


美希『真くん!ぜんっぜん似合ってないの!美希が選んであげるから、それ脱いで!』



雪歩「 真ちゃんも上手に気を反らせるね〜」


真「いや正直そんなつもりなかったんだけど…」

108 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 09:03:51.36 ID:kzj4Fb1D0

やよい『み、美希さん!お、オニギリ作ったので食べて下さい!』


美希『食べるの!ありがとう、やよい!いただきまーす』パク


美希『甘っ!このオニギリ凄く甘いの!?コレお塩とお砂糖間違えてるんじゃ……』


やよい『ええ!?ごめんなさい……すぐ作り直します!』



律子「コレは私が塩と砂糖のラベル替えておいたの」


やよい「ええ!?そうだったんですか!?」


伊織「まあやよいがわざと間違えるわけないわよね…」
109 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 09:05:23.59 ID:kzj4Fb1D0

あずさ『美希ちゃん、こっちに来て一緒に雑誌読みましょう』


貴音『これなど、美希に似合いそうですよ』


あずさ『これなんかも美希ちゃんに似合うわ〜』


貴音『いやこれもなかなか』


あずさ『いやいやこれも良いわね〜』


美希『あ、ありがとうなの…』



響「2人は褒め殺しか〜」


あずさ「本当に似合うと思ってたのよ〜。美希ちゃんスタイルいいから」


貴音「まことに羨ましい限りです」


響「2人が言っちゃダメだぞ……」


P「(という響も結構スタイル抜群なんだがな……なんだ!?悪寒が!)」


千早「…………」
110 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 09:12:13.60 ID:kzj4Fb1D0

響『美希〜!プロレスの本、一緒に読むかー?』


美希『また、プロレスなの…流行ってるの?』


響『んー?よく分かんないけどピヨ子がたくさん持ってるから一緒に読まないかって』


美希『ひびきっ!それは待つのーー!!!』



P「これは止めて正解」


律子「そうですね」


やよい「小鳥さんも、ぷろれす好きなんですかー?」


律子「まあ…」


P「ある意味そうかもな…」


伊織「ていうか小鳥はなんでそんなの職場に持ってきてるのよ」


P「いや何度も注意してるんだが…」


律子「私はもう諦めた」
111 : ◆HOXU8/DdDTdF [sage]:2019/10/14(月) 10:17:22.37 ID:kzj4Fb1D0
亜美真美引き離すのやろうかと思ったけどもう先にやられちゃったぜ
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