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貴方「安価でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
- 356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 10:59:50.79 ID:zrbWCTKT0
- 正直ほむらとの二股修羅場はかなり気になる
さやかでもまどかでも
- 357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 14:38:46.30 ID:6PtO04yy0
- 魔法少女は強い、そして結界の中で死んだら死体が残らない、あとはわかるな?
- 358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 17:10:32.62 ID:ir1lByvdo
- 悲しみの向こうへ
- 359 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/10(日) 19:26:34.48 ID:2wIMMppH0
- このまま続行でもヤンデレはありえるんやで…?
おまけにヒロイン全員病んでるギャルゲとかも面白いかもしれない(白目)
-------------------------------------------------------------------------
1『恋人』になりたいって言ったらどう思う?・・・個別END
2『親友』って意味だよ・・・このままで続行←
問われて、暁美さんへの気持ちを再び考え直す。
この数週間、たくさん一緒に過ごして色んなことをして仲良くなれた。
――すると、やっぱり、暁美さんへの思いにぴったりと当てはまるのはこれだった。
貴方「『親友』って意味だよ」
ほむら「えっ?」
貴方「暁美さんは前から鹿目さんたちと仲良いけど、俺も暁美さんと仲良くなれて本当によかったって思ってるんだ」
貴方「……暁美さんはそう思ってくれてないかな?」
ほむら「…………」
するとどうしてか暁美さんはぽかんと黙り込んでしまう。
しかし、少ししてから納得したように言った。
ほむら「ううん……そう、だね。私も【貴方】くんと仲良くなれて良かったって思ってる」
写真に撮った満面の笑みも良いけれど、今は暁美さんらしい素敵な微笑を浮かべて。
――そうして、一緒にお昼の時間を過ごしていった。
[攻略済]
暁美ほむら
*午後の授業が終わると待ちに待った放課後です。
1帰宅
2写真部
3部活を掛け持ちしてみる(部を指定)
4委員会
5寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。
下2レス
- 360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/10(日) 19:30:44.07 ID:PB6MP9Ic0
- 4
マミさんと知り合いにはなりたい
- 361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 19:47:09.92 ID:6PtO04yy0
- 1
たまにはまっすぐ帰ろう
- 362 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/10(日) 20:32:51.03 ID:2wIMMppH0
- 放課後
――――帰りのHRが終わってチャイムが鳴る。
最近は写真部の活動が忙しかったし、たまにはまっすぐ帰ろう。
そう思って教室を出ると、同時に出てきた美樹が隣に並ぶ。たまたまタイミングが合ったみたいだ。
さやか「今日はもう帰んの?」
貴方「ああ、最近放課後色々やってたし」
さやか「やっぱ部活ってやってたほうが楽しいのかな?充実する?」
貴方「思い出は作れるんじゃね?少なくとも俺の場合はそうだと思うけど?」
さやか「あー、だよねー」
貴方「美樹もなんか部活やりたいとか?」
さやか「あたしに合うのって何部だと思う?」
1テニス部
2バレー部
3陸上部
4野球部のマネージャー
5吹奏楽部
6美術部
7放送部
8部活つくっちゃうのは?
9自由安価
下2レス
- 363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 20:40:25.85 ID:6PtO04yy0
- 踏み台
- 364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/10(日) 20:41:24.37 ID:PB6MP9Ic0
- 個人的には、7(聞いてて楽しそう)だけどどれも3や4も捨てがたい……
安価↓
- 365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/11/10(日) 20:51:16.26 ID:nSqpgYzT0
- 4
面倒見がよさそう
- 366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/10(日) 20:53:20.62 ID:PB6MP9Ic0
- >>365
フリーだし気になるだす男子がいるかもな
あとソフトボール部がないのが悲しい。あったら一番だったのに
- 367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/11/10(日) 21:01:09.45 ID:nSqpgYzT0
- 仁美やマミさんのような綺麗、といった感じではないけど元気で可愛くてスタイルも良い
社交性もあって面倒見もいいとなれば男子がほうっておく訳ないよね
- 368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 21:04:17.33 ID:6PtO04yy0
- 高翌嶺の花という感じではないから普通にモテそうなんだよな
- 369 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/10(日) 21:30:10.19 ID:2wIMMppH0
-
貴方「野球部のマネージャーとか?」
さやか「あぁ、自分がやるんじゃなくてマネージャーか。いいかもね!」
貴方「美樹はなんだかんだ面倒見良さそうだし」
さやか「いいこと言うね!」
貴方「ちなみに自分が動くほうはどうなの?」
さやか「あたしは運動はやんないよ。キツそうだし、あたしが大会なんて出たら余裕で記録抜いちゃうもんね」
貴方「そうかそうか」
さやか「でもさすがに今からは無理かなぁ。すでにマネージャーいるでしょ?」
さやか「軽く参加できそうなとこがあれば誰か誘って入ってみるのもいいんだけどな」
貴方「あんまり軽すぎると思い出も軽くなりそうなもんだけどな?」
野球部でマネージャーをする美樹か。
案外自分で言ってたように選手にはならずに、献身的に誰かのサポートに回る姿ってのも似合うかもしれない。
- 370 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/10(日) 21:54:10.79 ID:2wIMMppH0
-
貴方「そういえば、習い事とかも何もやってないんだっけ?最近なんか忙しそうにしてたけど」
さやか「……んー、そういうのならやってるような、やってないような?」
貴方「なんだそれ、どっちだよ」
さやか「まあやってないかな」
貴方「部活もいいけど、今からだと塾とか入ったほうが身になるんじゃねーか」
さやか「そりゃあんまり勉強は自信ないけどさぁ、よりによって塾とかツマンナイこと習い事にしたくないよ」
さやか「やるんだったら、【貴方】が教えてくれない?無料で!」
本気なのか冗談なのか。
貴方「……別に逃げ出さないならそれでもいいよ。今から図書室でも行く?」
さやか「えっ、……マジで?」
貴方「じゃあマジってことで」
さやか「ええー。まあ、確かに期末もあるし見てくれるなら嬉しいっちゃ嬉しいけど……」
まっすぐ帰ろうって思ったけど予定変更だ。
美樹は嬉しいのか嬉しくないのかわからない様子でついてきた。
- 371 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/10(日) 23:07:49.04 ID:2wIMMppH0
- 図書室
図書委員だから我が物顔で入ることはできるが、今日は委員会の用事で来たんじゃない。
普段から大してここに入り浸ることはなかった。
勉強で使うっていうのもなんとなくそんなイメージがあったからというだけだった。
貴方「……で、まずはどの教科からやる?」
さやか「教科書とか持ってるやつのほうがいいでしょ?あたし普段置き勉だからなー」
適当なテーブルで向かい合わせに腰掛けて教科書を出していく。
俺も後日使わない教科のならいくつか持ち帰ってるけど、さすがに全部は持ってない。
さやか「まずは英語かな。今日やったとことかマジで意味わかんなかった」
貴方「じゃーそうするか。確かに難しかったよなあれ。俺も復習できるし丁度いいや」
――――
――――
…………それから英語を今日やったことと近いところから復習していた。
さやか「――――やーっと理解できたわ。【貴方】が解読してくんなかったら一生わかんないままだったよ」
貴方「大げさだなぁ。調子のいいこと言って」
教えたり聞いたり相談したり、意外とあれこれと話していると勉強といっても案外声が大きくなりがちだと気づく。
静かな放課後の図書室では会話が丸ぎこえでちょっと恥ずかしい。もっと気にしなくて済む場所だったらよかったんだが。
貴方「……次からはもっと話しやすいとこにするか?」
さやか「えーっ、次」
貴方「テスト範囲はまだまだあるだろ。それに意外とかみ砕いて教えようと思ったら勉強しやすいことに気づいた」
さやか「じゃあ……カフェとか?」
貴方「場所代確保のために金払うのももったいないなぁ。無料でって言ってたのに。飲み物くらいならうちで出してやるけど?」
さやか「そう?でも無料でって言ったけど、ホントに何もせず教えてもらうだけっていうのはさすがに悪いかな」
さやか「飲み物くらいならうちでも出せるよ。一応、お礼としてね」
こういうところを意外と気にするのが美樹なんだろう。
……次やるなら、せっかくだから甘えてやってもいいかもしれない。
【貴方】 16日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・鹿目さん様様
・美樹さやか・・・割と律儀だよな↑
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ
[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・なんか色々すごそう
[攻略済]
暁美ほむら
- 372 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/10(日) 23:16:20.92 ID:2wIMMppH0
- -----------------
今回はここまで
- 373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/16(土) 23:31:33.22 ID:qZW19Ksi0
- まだかな
- 374 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/17(日) 00:21:55.84 ID:mIdqsCSh0
- ――――
17日目 教室
自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。
すると三人からも挨拶が返ってきた。
さやか「おはよ」
まどか「おはよう、【貴方】くん」
ほむら「おはよう」
暁美さんは前までみたいにオドオドした感じじゃなく、みんなと並んで前に出て、微笑んで挨拶するようになった。
前からすれば随分変わった暁美さんの印象。
さやか「そういえば、いつのまにかほむらの敬語とれてるね?やっぱいろいろあった?」
ほむら「えっ、ええとまあ……」
貴方「敬語じゃなくていいよって言ったんだよ」
まどか「そうだよね。クラスメイトなんだし」
さやか「まーそーだけどー。あたしには敬語だからなあ。あれはあれでアイデンティティな気もするけどね」
貴方「あ、美樹はたまには敬語で敬ってくれてもいいけど?」
さやか「あんたのことはうやまわない!」
朝の雑談
1美樹は先輩相手だとどんな感じ?
2鹿目さんも印象変わったよね
3自由安価
下2レス
- 375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/17(日) 00:28:37.70 ID:7MDfls2n0
- 1
- 376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/17(日) 00:54:08.05 ID:1gnH2Cjd0
- 1
- 377 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/17(日) 01:20:05.78 ID:mIdqsCSh0
-
部活はやってない美樹だが、ふと先輩と一緒にいた場面を思い出した。
貴方「そういや、美樹は先輩相手だとどんな感じ?変な態度とってないだろうな」
さやか「そんなことするわけないじゃんー!敬いたい人は敬ってんだから!」
まどか「うん、ちゃんと敬語つかってるよ?……たまにッス〜みたいに崩れてるけど」
ほむら「す……」
貴方「ほら駄目じゃねーか、美樹」
ほむら「でも……【貴方】くんもたまに言ってるじゃない」
貴方「ん、まあそーカナ……」
この中に部活中のことを知ってる人はいた。まさか暁美さんに言われてしまうとは。
彼女はくすくすと笑う。
なんとなくそんな雑談をして、HR開始のチャイムが鳴ると同時に席に戻っていった――――。
それから一時間目の授業。話を聞いてノートをとるだけの世界史の授業か。
授業中
1ノートに専念
2話しかける(クラスメイト指定)
3他の人を眺める(クラスメイト指定)
4自由安価
下2レス
- 378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/17(日) 02:03:52.94 ID:1gnH2Cjd0
- あんか下
- 379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/17(日) 17:01:56.49 ID:1gnH2Cjd0
- 3さやか
- 380 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/17(日) 21:20:50.89 ID:mIdqsCSh0
-
そういえばまた美樹と勉強する約束してた。そうでなくともテストは迫ってるんだ。
文化祭も終わって、いつまでも祭りモードじゃいられないんだよな。
ボードに出てきた内容をノートを書き取りながら、ふと美樹のほうを眺めてみる。と――。
貴方(雑談してんじゃねーか。ノートすら出してないし……余裕だな)
あくまで自分のためだからな、と再び言い聞かせて授業に集中しようとする。
けど、どうしても気になってこそっと話しかけてみた。
貴方「……美樹、ノート取らなくていいのかよ」
さやか「ボードの内容ならこの前から共有フォルダに資料あげてくれてるからいいのよ」
貴方「え……マジで?そんなの全然気づいてなかった」
さやか「ふふん、サボれるところは効率的にサボる方法を身につけないと」
貴方「で、でも書いたほうが覚えやすいんだよ。だって、この授業でノートすら放棄したら……確実に寝る!」
さやか「それ以上にメモしといたほうがいいとこがあったら【貴方】がメモっといてよ」
それはなんか腑に落ちない。腑に落ちないけど、自分のためだ。
教えてくれた美樹に感謝しつつ、書きかけのノートは完成させることにした……。
――――
――――
*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちに声をかけてみる
2購買
3教室の外へ
4自由安価
下2レス
- 381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/17(日) 21:26:56.29 ID:7MDfls2n0
- 安価↓
- 382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/17(日) 21:53:49.67 ID:1gnH2Cjd0
- 例の先輩と一緒に食べるんなら俺も混ぜてほしいと頼む
- 383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/17(日) 23:06:07.77 ID:1gnH2Cjd0
- こうでもしないとマミさんの出番が無いからな
- 384 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/17(日) 23:08:16.83 ID:mIdqsCSh0
- 昼休み
チャイムが鳴ると、教室全体がざわめきだす。
美樹たちは今日も弁当袋を持って教室を出る準備をしている。
貴方「屋上?たまには一緒に食べられないかなと思ったんだけど」
さやか「あー……前見た通り、他の友達も一緒にいるからさ」
貴方「あの先輩か……」
いつも他の女子に誘われてもそれを理由に断ってきてるみたいだ。
暁美さんと二人で空き教室に食いにいったこともあったけど、基本的に先約は優先なのはわかる。
貴方「まあ、一緒でも構わないよ」
さやか「そっちが構わなくてもこっちが構うんだって。その辺の男子とでも食べてなさいよ」
まどか「そ、そこまで邪険にしなくても……」
さやか「だって、困るでしょ?いきなり連れてってどう思われるかもわからないし」
まどか「うん、まあ……そうかもしれないけど」
貴方「さ、さすがにそんなに困るならいいよ!」
これはあれか。やっぱり、最初に思ったとおり女子の聖域だったってことか。
ちょっとそこに入るのは無理そうかな。
1購買いこう
2教室の外へ
3教室で食べよう
下2レス
- 385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/17(日) 23:11:56.13 ID:1gnH2Cjd0
- 無理だと明言されたか、安価下
- 386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/17(日) 23:42:13.15 ID:7MDfls2n0
- 3
- 387 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/18(月) 00:12:33.42 ID:0ZRNan0+0
-
*「【貴方】振られたの?しょーがねーから一緒に食ってやんよ」
貴方「嫌な言い方すんなよ」
男子生徒に話しかけられる。結局美樹の言うとおりその辺の野郎どもと食べることになりそうだ。
いつもちょっと優柔不断で早乙女先生にいじられてる奴だ。このクラスは気のいいやつが多い。
*「やっぱ【貴方】ってあの中の女子に惚れてたりすんの?一緒にいること多いじゃん」
貴方「たまたまだろ。そりゃ大切な友達だとは思ってるけど……」
*「噂通り暁美さん?それとも美樹さん?まさかの鹿目さんも押しとく?」
貴方「いや聞けよ」
噂が好きなのは男子も女子も変わらない。俺のこともあっちで話されてたりすんのかな。
*「美樹ねぇ、美樹は…………今どうなんだろうな」
貴方「何が?」
*「いや、美樹って上条に惚れてたろ?でもさぁ、上条は志筑さんと付き合ったわけじゃん」
貴方「え……!?」
唐突に現れた話に思わずこんなリアクションをしてしまう。
なんだその情報。情報量が多い。
*「何その反応、まさか気づいてなかったとか?上条に劣らずお前も鈍感だよな」
*「美樹が上条好きなのは見ればわかるって。みんな知ってたし。志筑さんと上条が付き合ったのも」
噂の上条は今教室にはいない。確か前に志筑さんと一緒にどこかへ行ってたのを見たことがある。
じゃあそれって……?
- 388 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/18(月) 00:36:07.32 ID:0ZRNan0+0
-
貴方「今二人がいないのもそういうことだったのか!?」
*「はははは、だから何言ってんだよ。マジで今更すぎだっての」
意外な情報を聞いてしまった。
美樹が恋占いの本なんてもの借りてたのも。それをもういらなくなったってのも。
……美樹、そこまでわかりやすく落ち込んでただろうか。
今は普段通り明るく見えるからわからなかった。
それを知ったら、少しだけ――――美樹への見方が変わった気がした。
――――
――――
*午後の授業が終わると待ちに待った放課後です。
1帰宅・・・美樹と勉強する話があったよな
2写真部
3部活を掛け持ちしてみる(部を指定)
4委員会
5寄り道
※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。
下2レス
- 389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 00:56:43.21 ID:NGeCyfxn0
- 安価下
- 390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 00:56:59.24 ID:sy9IuhzYo
- 2
- 391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/18(月) 00:57:55.25 ID:hc8XwDUq0
- 1
- 392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 01:00:19.31 ID:4Vyp1+y90
- そこは1だろ!?
- 393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/18(月) 21:40:29.19 ID:hc8XwDUq0
- さやかはマギレコでテレビ版の時より美少女になってたからな
- 394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 22:24:42.60 ID:rQUzInFi0
- >>391,393
てか読者はメール欄にsageを入れるんだぞ
- 395 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/20(水) 23:53:26.70 ID:ifqlnEj50
- 放課後
――――帰りのHRが終わってチャイムが鳴る。今日の授業もおしまいだ。
それから部室のほうに足を延ばしてみた。
貴方「お疲れ様ー……っす」
そう挨拶するとばらばらと返事が返ってくる。中に居るのは数人の前からいる部員とモデルさんたちだ。
部長「おお、お疲れ!この前の文化祭のことで打ち上げでもやるって話出てるんだけどさ、予定はどうだ?」
貴方「とくにないですけど……」
部長「それならよかった。明日あたり暁美さんにも聞いてきてよ。主役がいないんじゃはじまらないだろ?」
貴方「主役……そうですね!伝えておきます」
部長「それに、次の部長も決める時期だからなぁ……。なあ、【貴方】部長やってみねえ?」
貴方「え……?」
部長「この前の、【貴方】も一緒に優勝してるみたいなもんだからな。他のモデルのも何人か撮ってるし」
1やってみようかな
2お断りします
下2レス
- 396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/20(水) 23:55:29.80 ID:32jivpP10
- 1
- 397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/21(木) 02:14:01.86 ID:xWQDFL4oo
- 1
- 398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/21(木) 22:45:33.70 ID:ZK+QkJLn0
- このスレ面白いね
- 399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/22(金) 19:59:58.12 ID:zXYuo1GF0
- まだかな
- 400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/25(月) 20:55:44.68 ID:nXExwXy70
- 乙
- 401 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/25(月) 22:06:55.89 ID:TpWnaoRU0
-
貴方「……やってみようかな」
ちょっと考えたのちそう返事を返すと、食い気味に部長に手を取られる。
部長「そうか!やってくれるんだな。お前がやるなら安心して任せられるよ」
貴方「そこまで!?さすがに言いすぎじゃ?」
部長「うーん、実を言うと今年は立候補があんまし出なくてな……最近実績のある【貴方】ならみんな納得だろうと思って」
貴方「ああ……そういうことだったんすね。ならまあ、頑張ってみますよ」
部長とそんな話をしてからカメラを取りに行く。
今もモデルはたくさんいる。けど、今日は久しぶりに外に風景でも撮りに行こうか。
校外まで出て探索して街並みやら自然やらを写してから、自宅へ戻った。
【貴方】 17日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・鹿目さん様様
・美樹さやか・・・無理してた?
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ
[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・なんか色々すごそう
[攻略済]
暁美ほむら
- 402 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/25(月) 22:20:41.58 ID:TpWnaoRU0
- ――――
18日目 教室
さやか「おはよ」
まどか「おはよう、【貴方】くん」
ほむら「おはよう」
朝、自分の席にいるといつもの三人が教室に入ってきていた。
挨拶の声に気づいて返事を返す。
貴方「おー……っす」
さやか「朝から気の抜けた挨拶だこと」
ほむら「何を見てるの?」
手元にあるのは昨日撮影したデータの入ったカメラだ。
普通ならそうそうなくしたりなんかしないし、返すのは今日でもいいかと思って持って帰っていた。
……廃墟の件については一応反省はしている。
貴方「撮った写真をね」
さやか「あぁ、そういうのも撮るんだ」
貴方「暁美さんやミス見滝原で人の写真が目立ったけど、写真部こっちが元々メインだからな!?」
貴方「公園の片隅に咲く花とか、ちょっと洒落た街並みとか。街をぶらつく猫なんかも自然の一部かな?」
ほむら「あ……その子!」
- 403 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/25(月) 22:26:00.58 ID:TpWnaoRU0
-
貴方「へ?」
ほむら「鹿目さんが見てあげてた猫だよね?」
暁美さんが一枚の写真に反応する。
すると、鹿目さんも覗きこんできた。
まどか「あ、本当だ。エイミーだよ」
貴方「名前ついてたのか。野良猫?」
まどか「わたしがつけたんだよ。野良ちゃんなんだけど、たまにご飯とかあげてるの」
貴方「ふーん」
1飼えるなら飼ったら?
2今度見に行きたい
3自由安価
下2レス
- 404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 22:30:05.38 ID:j/0qZQjA0
- 2
- 405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/25(月) 22:30:37.78 ID:nXExwXy70
- 2
- 406 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/25(月) 23:23:52.63 ID:TpWnaoRU0
-
貴方「普段どこにいるの? 今度見に行きたい」
まどか「じゃあこんど案内するね。うちの近所でいつも見るんだ」
鹿目さんと約束をとりつけた。
犬も猫も動物は嫌いじゃない。だからこうして写真を撮ったりしてるんだし。
それから各々席に戻っていく前に前に暁美さんに打ち上げの話をしてみた。
暁美さんも特に予定はないらしく、事前に日程が決まっていれば行けるとのことだ。
とりあえずその通りに部長に連絡を送って、授業に臨む。
――――
――――
*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちに声をかけてみる
2購買
3教室の外へ
4自由安価
下2レス
- 407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/25(月) 23:24:17.89 ID:j/0qZQjA0
- 1
- 408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 23:29:15.27 ID:lEc/wxa/0
- 1
- 409 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/26(火) 00:24:10.08 ID:0vHNQBHC0
- 昼休み
チャイムが鳴ると、教室全体がざわめきだす。
貴方「そういえば、暁美さんはあれから弁当作ってったことってある?」
自分の弁当を出しながら、姿を見かけたのでほんの興味本位で聞いてみる。
美樹たちは今日も弁当袋を持って教室を出る準備をしていた。
ほむら「えええっ、えっと……」
貴方「あ、いや、してないならしてないでいいんだけどね?大変なのはわかるつもりだし!」
貴方「ただまあ、一回暁美さんが作ってきたの見たから、どうなのかなって気になっただけ」
ほむら「つ、作った、には作ったんだけど……持ってこられなかった」
貴方「?」
まどか「失敗しちゃったんだよね……別に、恥ずかしがることないよ」
まどか「わたしなんかパパに頼りきりで自分でお弁当なんて作ったことないし」
鹿目さんの言葉に少し違和感を覚えたが、そういえば鹿目さんの家庭の話を聞いたのを思い出した。
そういえばお父さんが主夫やってるんだっけ。
さやか「まどかのはフツーに羨ましいんだよなあ」
まどか「あ、でも家の手伝いなら少しするよ。わたしも今度お弁当作ってみようかな?」
ほむら「鹿目さん……立派だね」
さやか「ほむらは……料理さえ出来ればもう完璧なとこあるからね」
ほむら「えっ!?」
貴方「まあ、確かにそうかもな。誰もほっとかなくなるよ」
ほむら「えっ?えっ!?」
暁美さんはひたすらに困惑していた。もちろんお世辞なんかで言ってたわけじゃない。
……そして密かに何かに燃え始めていたのだが、それに自分は気づくことはなかったのだった。
- 410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 01:23:18.16 ID:MHXmwQLD0
- 今回はさやか狙いで行こうか
- 411 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/27(水) 20:57:18.75 ID:SvluSyv40
- ――――
放課後
――――帰りのHRが終わってチャイムが鳴る。
部長からは打ち上げの日程の連絡が来ていた。来週頭にやるみたいだ。
今は部活のことと、あと日程は決めてないけど美樹と鹿目さんとも約束事があるな。
今日は誰かに声をかけようか? それとも一人でどこかに寄ってから帰ろうか?
1美樹との勉強の約束を果たす
2鹿目さんとの野良猫の居場所に案内してもらう約束を果たす
3一人で寄り道
下2レス
- 412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/27(水) 21:00:25.34 ID:N4Dy1eiN0
- 1
- 413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/27(水) 21:08:35.99 ID:UKEDgzIm0
- 1
- 414 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/27(水) 22:33:32.62 ID:SvluSyv40
-
……美樹との約束、やる気が削げ落ちないうちに果たしておこうか。
貴方「おーい美樹、勉強会するって言ってただろ? 今日空いてるか?」
さやか「あ、覚えてたんだ?」
貴方「ていうかそんなに経ってない」
さやか「まあそれもそうだけど。じゃ、うちくる?場所くらいは出してやるって話だったでしょ」
貴方「そうだったな。じゃあ行くか」
美樹と二人で学校を出た。
家につくまでの間はいつもみたいになんでもない雑談だ。
貴方「へえ、美樹の家ってこんなほうにあったんだ」
さやか「うん。他にもまどかとか……あと仁美も近いかな?」
志筑さんの名前を出すのに少し躊躇ったような間があったことに気づく。
考えてみれば、前までの美樹ならここでも幼馴染の上条の話題は出していた気がする。
前はよく自分から話題に出していたのに、今は意図的に避けているような?
貴方(あぁ、しかし言われてからこんなことに気づくってのもやっぱ鈍感だな……俺)
もっとよく見ていれば他にも察せられるようなサインはあったのだろうか。
- 415 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/27(水) 23:15:55.00 ID:SvluSyv40
-
さやか「着いたよ!」
貴方「ここか。お邪魔しまーす」
家に上がらせてもらって挨拶すると母親らしき人が迎えてくれた。
勉強をするんだと言ったら驚きながら喜んでいた。
部屋でジュースを飲みながら適当に座って……こうしてるとすっかり遊びに来たみたいな気分になるが本題に入ろう。
貴方「今日は教科書とか持ってきてるよな?」
さやか「いやもっと文明の利器があるっしょ!」
そう言って美樹がノートパソコンを机に置く。
もしかして全部これ頼りか。
貴方「文明の利器もいいけど、教科書くらいは見たほうがいいんじゃねえの?」
さやか「えー、でも大体問題ってこっからでしょ?あたしは効率的なもんでー」
貴方「アナログな先生のは?」
さやか「そ、そういうのは【貴方】が見せてくれると思って!それにまどかとほむらも丁寧にノート取っててすごく頼りになるんだから」
貴方「暁美さんのノートか……まああれは確かにわかりやすかったな」
テスト前には貸してくれとか言ったっけ。とかそんなことを思いだす。
さやか「この場にないものねだったって今はしょうがないんだから、あるものでやるよ!まずは社会?」
貴方「ああ、資料全部共有に上がってるって言ってたな。ノートも持ってるけどさ……」
- 416 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/27(水) 23:29:21.86 ID:SvluSyv40
-
パソコンを操作するとPDFファイルが出てくる。
飾らない堅そうな文面の資料が画面に映った。……これよりは自分で書いたノート見たほうが勉強しやすいって思うのは俺だけか?
さやか「んー、といっても丸暗記かこれ。片方答え見て問題出して覚えてるか確認する?」
貴方「穴埋めみたいな?それでもいいけど」
何年になにが起きた――とか文中の言葉を問題にしてみる。
美樹は最初はボロボロだったし自分もところどころしか覚えてなかったものの、
まあさすがにこういうのは何回も繰り返せば段々と答えられるようにはなってくる。
知識を詰め込んでるって感じだけど、一旦は覚えたものがいつの間にかすっぽ抜けてしまわないか心配だ。
……いくつか繰り返して正答率が上がってきてから勉強に区切りをつける。
さやか「……【貴方】って優等生だよねえ。勉強楽しい?」
貴方「別に。でも授業は面白いのはあるかな」
さやか「ああ、あたしもそれはわかる!じゃあ何の教科が一番好き?」
1国語
2英語
3社会
4理科
5数学
6体育
7音楽
8美術
9家庭科
下2レス
- 417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/27(水) 23:32:25.01 ID:DGRTLz8oo
- kskst
- 418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/27(水) 23:32:36.31 ID:N4Dy1eiN0
- 7
- 419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/27(水) 23:36:46.67 ID:N4Dy1eiN0
- もしかして7は地雷だったか?9でもよかったのかな?
- 420 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/28(木) 00:01:33.03 ID:4DGX6Ced0
-
貴方「音楽かな」
さやか「あれっ、五教科じゃないんだ。意外」
貴方「別にそんなに真面目なわけじゃないって。勉強はたまたま出来るっていうか」
さやか「でたそれ、そういうの出来ない人からしたら最早イヤミだよ」
貴方「前言撤回。美樹よか真面目だった」
さやか「それはそれで腹立つー」
貴方「で、美樹は?何の教科が一番好きなんだよ」
さやか「んー……あたしも……音楽、かなぁ」
美樹はそう言うにはどこか自信なさげな様子で答えた。
貴方「なんでそんな自信なさげなんだよ。得意じゃないの?」
さやか「いや得意だよ?あたしこう見えて音楽のテストは毎回満点近くとってるからね?」
貴方「え……マジかよ……」
さやか「疑うなら証拠もある。うちだからね」
俺のほうはただ単に楽器触るのが楽しいとかそんな理由で答えてたから、まさか学力を出されるとは思わなかった。
苦手じゃないけど筆記は平均くらいだ。なんか負けた気分。
貴方「じゃあ音楽は教えてもらうか。つっても今まで五教科以外はそこまで重要視してなかったな。出来るに越したことはないけど」
さやか「バカにしないでよ。音楽が出来る人はすごい人はすごいっていうか……」
さやか「……まああたしは凡人だけどね」
……まあ、誰を思い浮かべたかはわかってしまった。
上条、たしかにあいつはすごいもんな。授業なんかじゃ触れられない楽器だし比べ物にならない世界。
美樹がテスト出来るのもその影響、か? そう思うとあんましツッコんじゃいけないのかなあ、とか考えた。
- 421 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/28(木) 00:40:17.83 ID:4DGX6Ced0
-
さやか「なんか腹すいてきたな。おやつ探しにいこ」
貴方「ああ、確かにそんな時間だな」
それからリビングのほうでおやつを食べにいくと、いつのまにか美樹は勉強の気分も吹き飛んでしまった様子だった。
さやか「そういやうち太鼓のソフトあるんだよね。せっかく来たんだからやんない?この前のゲーセンの時のリベンジ果たす!」
貴方「勉強しなくていいのかよ?」
さやか「あーうん、先に息抜きっていうの?」
貴方「まあいいけど、面白そうだし」
なんだかんだ勉強の気分が吹き飛んでたのは自分も一緒だったようで。
提案に乗ってしまう。うちじゃできないしな。
さやか「やっぱ【貴方】は太鼓使うの?」
貴方「逆にコントローラーでやったことないんだよな。タイミング狂いそうじゃん。それにやっぱ太鼓でやってこそだって」
さやか「あたしも最初はそう思ってたんだけどコントローラーのほうが速いのいけるんだよね」
さやか「よし!曲はそっちに任せたる!」
貴方「じゃまずは定番で」
さやか「お、いいの選ぶじゃん」
……いつのまにか熱中していた。
- 422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/28(木) 17:55:31.83 ID:MQTvxj+V0
- 良い雰囲気だな
- 423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/28(木) 20:55:46.76 ID:U1xurjp80
- また親友ができそうですねぇ…
友達は多い方がいいもんな
- 424 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/28(木) 21:46:32.55 ID:4DGX6Ced0
-
貴方「――――あれ、もうこんな時間か」
曲が終わったところでコントローラを置く。
最初のほうはコントローラで慣れてた美樹のが勝ってたけど、こっちもそろそろ追いついてきたところだ。
まあ、音感リズム感みたいな根本的な部分は同じくらいなんだろうな。
さやか「あれ、もう帰る?」
貴方「負けたままってのも悔しいからもう一回」
さやか「あはは、いいよー。もうこれからまた勉強って時間でもないね」
貴方「あっ、そういえば勉強しにきたんだった」
さやか「途中から遊んでたね。まあ勉強会なんてそんなもんでしょ。また今度だってできるんだし」
貴方「……まあそっか。美樹、ちゃんと社会覚えてるか?」
さやか「えー? えー、どうだろうなあ……」
勉強は諦めてもう一曲だけプレイすると、そろそろ家族が揃う時間らしい。
夕飯までいただくことになる前に帰宅することにした。
帰り道は夕飯のおつかいついでに途中まで美樹もついてきてくれて、その間に軽く覚えたことの復習をしていた。
- 425 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/28(木) 22:24:07.10 ID:4DGX6Ced0
-
さやか「まったく、いい機会とばかりにおつかい押し付けるんだからー。か弱いあたしが帰り道危ない目にあったらどうしてくれんのよ」
貴方「か弱い奴の言う台詞じゃないのは置いといて、とりあえずちょっと復習しとくか」
さやか「何覚えてる?」
貴方「じゃあモンゴル帝国の襲来」
さやか「えちょっとまって思い出せない。勝ったんだっけ」
貴方「確か一回目と二回目は勝てたんだよ偶然台風が来て。神風ってやつ」
さやか「すげー。今回の範囲いい国つくろう鎌倉幕府くらいしか覚えてないわ」
貴方「全っ然じゃねーか」
と言いつつも自分も細かいとこ突っ込まれるとあんまり自信ないな、なんて思って夕方の涼しい風を感じながら歩く。
美樹の家から少しだけ歩いたところでふと足を止める。
貴方「なんか聞こえる。バイオリン……?」
繊細でどこまでも澄んでいて芯があって……。
それは街の隅から聞こえてきただけなのに思わず惹きつけられるような魅力を持った音色だった。
思わず足を止めて気にしてしまうほど。これがバイオリンの音なのか。
さやか「……恭介だよ」
貴方「ああ、そっか。幼馴染だって前に言ってたもんな。家近いか」
もちろん今まで一度も聞いたことがないってわけじゃないと思う。
そりゃ生で聴いた覚えはないけども、それにしたってそこらのとは別格だってなんとなく理解した。
そしてふと疑問もわく。
貴方「たしかに最近は杖なしでも歩けるようになってきたって聞いたけどさ、腕のほうももうこんなに弾けるものなの?」
さやか「うん。ほぼ元通りだと思うよ。医者から云わせると……“奇跡”、だってさ?」
貴方「へー……」
そんなこともあるんだな。
社会でやった神風じゃないけど、神は見捨てていなかったってわけか。
貴方「まあとにかく治ってよかったよな」
さやか「うん。よかった」
- 426 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/28(木) 22:50:45.55 ID:4DGX6Ced0
-
貴方「美樹はもう聴かせてもらったのか?」
さやか「退院する前にいち早く聴かせてもらったよ」
なんでもない会話だけど、横にいる美樹を見るとなんともいえない表情をしていた。
確かに喜んでるんだろうけど、浮かないというか切ないというか。
それが皮肉にもバイオリンの音色と合っていて。――――なんつー顔させるんだよ、上条の奴は。
さやか「ああもう、しんみりさせる曲弾くんだから恭介は!さっさと買い物済ませて帰ろ」
貴方「そ、そうだな。なんかバイオリンって物悲しい感じする曲あるよな」
さやか「神様、かぁ……。もしかしたら、“神風”も誰かが願って起こした奇跡なのかもしれないね」
……美樹はどっか感傷的になったのか、泣きそうになりながらそんなこと言ってた。
歴史なんて普段文字列の丸暗記でしか覚えないくせに。
1そうかもしれない
2願っただけじゃ奇跡は起きない
3治ってなかったらどうなってたかな
4自由安価
下2レス
- 427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/28(木) 22:52:39.70 ID:LLdPPgRb0
- 2
- 428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/28(木) 23:03:15.27 ID:U1xurjp80
- 4そうだとしたら、神様って勝手だよな
- 429 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/28(木) 23:59:55.04 ID:4DGX6Ced0
-
願うとしたら名の知れた偉い人とかじゃなくて、きっと名も知らない歴史にも残ってないような人の願いなんだろうけど。
貴方「そうだとしたら、神様って勝手だよな」
さやか「それと同じくらい、なんでも神様のせいにする人間も勝手だと思うけどね」
貴方「まあ、戦争の時とか神風とかあやかって特攻させてるしな」
そんで考えた。
上条が志筑さんと付き合ったのも多分退院して学校に来てからで、それまでは美樹が一番近くに居て。
もしも状況が変わらなかったとしたらこうはならなかったんじゃないか。
貴方「……腕が治ってなかったらどうなってたかな」
さやか「どうだろうね。でも……やっぱ治ったのはよかったと思うよ」
貴方「ああ。そうだな」
それから少し歩いてスーパーの前で別れる。
貴方「じゃあな。暗いし一人なんだから気を付けて帰れよ」
さやか「一応心配してくれるんだ?」
貴方「そうやって泣いてたらいつもよりか弱く見えちゃうだろ」
さやか「泣いてないし!」
手を振って別れる。
――――別れ際に見た顔は、やっといつもの調子に戻っていた。
【貴方】 18日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・鹿目さん様様
・美樹さやか・・・弱いとこ見えた↑
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ
[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・なんか色々すごそう
[攻略済]
暁美ほむら
- 430 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/29(金) 00:01:38.72 ID:eAouf+Qw0
- -----------------
今回はここまで。
この世界クレオパトラとジャンヌダルクが魔法少女らしいし神風が魔法少女の仕業もありえるんだよなあ。
- 431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 01:04:58.65 ID:kyTxlTq50
- 乙
神風はむしろ魔女の仕業
- 432 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/11/30(土) 23:24:44.98 ID:uCwd88NG0
- ――――
19日目 教室
自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。
すると三人からも挨拶が返ってきた。
さやか「おはよ」
まどか「おはよう、【貴方】くん」
ほむら「おはよう」
普段通りの朝――だよな。
別に変ったところなんでないんだけど、なんとなく美樹を見てみる。昨日意外な顔見ちゃったからかな。
さやか「どうかした?なんかついてる?」
さやか「あ、それともあたしに見とれてたかぁ!」
なんて冗談を言ってくる美樹は間違いなくいつも通り。別れ際に見たのと同じ顔だった。
1そんなわけないだろ
2なんとなく心配でさ
3そうかもな
4自由安価
下2レス
- 433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/30(土) 23:25:52.34 ID:yCohY6c20
- 3
- 434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/30(土) 23:59:07.77 ID:yCohY6c20
- アゲ
安価↓
- 435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 00:00:39.37 ID:aSBdy1D6o
- 冗談で済ませる場面だが・・・
3
- 436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 00:06:24.57 ID:GwSwqlTH0
- 向こうの冗談にはこっちも冗談で返すぞ
- 437 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/01(日) 00:51:49.13 ID:H8+VX1PP0
-
貴方「そうかもな」
さやか「え?ほんと?」
向こうの冗談にはこっちも冗談で返すぞ。
貴方「うんうん、そう思いたいならそう思っといたほうがいいんじゃね」
さやか「あからさまに適当すぎんのよ!」
まどか「【貴方】くんとさやかちゃんも仲良さそうだよね」
さやか「どこをどう見たらそう見えるんだか」
ほむら「……【貴方】くんっ、私も昨日と少し変えたところがあるんだけどっ」
そして、冗談が通じなかった人が一人。
貴方「え?どこだろ?」
さやか「【貴方】ってばホーントそういうの気にしないんだから!昨日勧められてたやつ試した?」
貴方「あー、それはわからなかったけど暁美さんなら見とれられててもおかしくはないな」
さやか「ちょっと、それってあたしじゃおかしいって言ってるじゃーん!」
――暁美さんは、今や誰もが認める絶世の美少女なわけで。
HRが始まるまでそんな冗談交じりの会話をしてみんなで談笑していた。
授業中
1真面目に取り組む
2話しかける(クラスメイト指定)
3他の人を眺める(クラスメイト指定)
4自由安価
下2レス
- 438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 01:51:45.66 ID:aSBdy1D6o
- 1
- 439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 01:51:55.70 ID:Q7kN0W+x0
- そろそろバランスを
3
暁美さんを眺める
- 440 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/01(日) 19:54:04.57 ID:H8+VX1PP0
-
――――授業開始のチャイムが鳴る。
専用のペンを持って教師が電子ホワイトボードにさらさらと文章を書いていく。
やたらと高性能なものがあるのだから、パソコンを操作して映し出すだけの授業も多いが、自慢の整った字のおかげかこの先生はアナログ派のようだった。
全員席に着いて一時間目の国語の授業の時間になってから、朝の会話を少しだけ思い出して気になっていたことがあった。
貴方(結局、『昨日勧められてたやつ』ってなんだったんだ? 何か変わったとこあったっけ?)
美樹が言っていたがその違いに俺はいまだに気付けてなかった。
だがあの流れでまだどこが変わったのかわからないと言えばどうせ呆れられる。
少しだけ引っ掛かっていたものの直接聞くことはしなかった。
……まあ、そこまで興味があるわけでもないが。今になってなんとなく暁美さんに目を向けてみた。
ほむら「……!」
すると目が合って、一瞬二人の間だけに慌てた空気が流れる。
あからさまな逸らし方はしないものの、どちらからともなく自然に視線を外す。暁美さんもこっちを見てた?まさか。
それからすぐに、再びまっすぐと視線が向けられたのがわかった。
暁美さんはにこっと笑いかけていた。一度目が合ったのだから、覚悟を決めたというような――。
結局、俺のたいしたことない観察眼では変化はわからなかった。
――――
――――
*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちに声をかけてみる
2購買に飯買いに行かなきゃ
3教室の外へ
4自由安価
下2レス
- 441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 19:56:13.89 ID:EHX6CcUZ0
- 1
- 442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/01(日) 20:02:26.69 ID:GwSwqlTH0
- 1
- 443 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/01(日) 20:46:54.04 ID:H8+VX1PP0
- 昼休み
チャイムが鳴ると、教室全体がざわめきだす。
美樹たちは今日も弁当袋を持って教室を出る準備をしている。
貴方「結局、暁美さんの変化ってなんだったんだ?」
それを引き留める形で一言問いかけてみる。ギブアップだ。呆れられてもいい。
さやか「朝はああいったけど、まあわからないだろうねー」
ほむら「あ、えっと……!ほ、本当はあんまりたいしたことじゃないんだけど」
さやか「リップクリームでしょ?色もないし、最初は昨日の話からの推測で後になってからやっぱりってなったんだけどね」
と言われて見てもやっぱりわからない。
見た目は特に変わらないように見える。……まあ、ひび割れたりしてないし綺麗な唇だ。
まどか「じっと見つめてもわからないと思うよ。いちごの香りがするやつなんだ。かなり近づかないとわかんないよ」
貴方「!?」
さやか「今変なこと考えてないでしょうね?」
貴方「いや、さすがにしないって!」
ほむら「お昼食べたら塗りなおす用に持っていかなきゃ」
そう言って暁美さんが取り出したのはピンク色のスティック。
きっとまた彼女たちの中でそれを話題にして盛り上がるんだろう。俺は、ちょっと…………そこまではついていけなかった。
今日の放課後のこともついでに決めておこうかな?
1美樹、今日も勉強するか?
2鹿目さんとの野良猫の居場所に案内してもらう約束を果たす
3一人で寄り道
下2レス
- 444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 20:50:20.72 ID:EHX6CcUZ0
- 2
- 445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/01(日) 21:05:11.00 ID:GwSwqlTH0
- 2
- 446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 21:26:08.97 ID:GwSwqlTH0
- メガほむ 攻略済み
クーほむ
まどか
さやか
仁美
杏子
マミ
織莉子
キリカ
ゆま
全キャラコンプリートまで先は長い
- 447 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/01(日) 21:56:38.02 ID:H8+VX1PP0
- 外伝まで範囲広げてたらいつまでたっても終わらないのでまどマギの主要人物で全員とします
-------------------------------------------------------------------------------------
そうだ、ついでに今日の放課後のことも約束しておくか。
貴方「鹿目さん、野良猫の場所に案内してくれるの今日はどう?」
まどか「うん、いいよ。放課後いっしょにいこっか」
……放課後の予定が決まった。
――――
――――
放課後
――――帰りのHRが終わってチャイムが鳴る。
約束どおり、みんなが席から立ち上がりはじめると鹿目さんはこっちの席まで来てくれた。
まどか「じゃあ、いこっか」
貴方「うん。鹿目さんちの近くなんだよね?ついでに何か買ってく?」
まどか「ごはんは朝あげたから、おやつかな?」
まずはいつもどおり校門を出て、それから普段あまり通らない道のほうを歩く。
昨日行った美樹の家のあるほうだ。途中寄ったコンビニで猫用のおやつを買って、鹿目さんに案内されるまま目的地を目指す。
すると、道端の茂みを少しかきわけたところに皿が置いてあるのを発見する。
まどか「ここだよ。エイミー、出ておいで」
鹿目さんが優しく声をかけると、どこからか猫の鳴き声が聞こえて、茂みのさらに奥のほうから顔をのぞかせた。
- 448 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/01(日) 22:08:41.24 ID:H8+VX1PP0
-
まどか「こんにちは、今日はおやつ持ってきたよ。友達もいるんだ」
貴方「えーと、こんにちは?」
小さな黒猫はこっちを見上げている。
鹿目さんに倣って挨拶してみると、小さく鳴いてから差し出されたおやつを食べ始めた。
鹿目さんは慣れた様子だ。
貴方「いつからいるの?」
まどか「えーと、数ヶ月くらい前かなあ。まだ子猫だけど、お母さんとか見てないんだ。もしかしたらはぐれちゃったのかも……」
まどか「本当はうちで飼えればいいんだけどね。さすがに難しいから、ご飯だけはお小遣いから買って毎日あげてるんだ」
貴方「毎日……!?それって大変だろ」
1どうしてそこまで?
2無責任な餌付けは迷惑かもしれない
3自由安価
下2レス
- 449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 22:25:09.99 ID:EHX6CcUZ0
- 1
- 450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 22:25:31.78 ID:GwSwqlTH0
- 3
- 451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 22:27:00.40 ID:aSBdy1D60
- 1
- 452 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/01(日) 23:16:12.40 ID:H8+VX1PP0
-
貴方「どうしてそこまで?」
まどか「もともと猫は好きだし、ほっとけなかったっていうか……」
うちも犬は一匹飼っているが、同じ動物とはいえ野良の世話をするのとは随分違う。
安い餌だとしても、毎月出して余裕が残るほど中学生のお小遣いは大層な額ではないだろう。
今は小さいからあまり食べないのかもしれないけど……。
貴方「これから大きくなっても続けるの? 野良猫なんて、いつ怪我や病気をしていなくなるかもわからないのに」
まどか「怪我や病気、か……」
そう言うと鹿目さんは考え込んで、猫に心配そうな表情を向けた。
まどか「具合を悪くしてたらできるだけ助けてあげたいと思うよ。ここまで世話見ちゃったんだし。でも、やっぱ危ないよね……」
俺は正直『いつの間にかいなくなってしまうかもしれないから世話をしてもしょうがない』って意味も含んで言ってたと思う。
でも、鹿目さんの言葉には純粋に心配だけがこもっていた。心配だけど自分じゃどうしようもないという表情だ。
怪我や病気はペットでもありえるが、交通事故に遭うかもしれない。変な人に何かされてしまうかもしれない。それらは防げない。
貴方「保健所、とかに連れてかれてもまずいよね。うちももう犬がいるから飼えないだろうし」
貴方「ごめん、写真撮った時にはそんなこと全然考えてなかったな。猫が歩いてるなんてのびのびしてていいなってくらいにしか考えてなかった」
まどか「ううん、わたしもわかってたはずなのにあんまり考えてなかったから」
まどか「やっぱりママとパパに飼えないか頼んでみようかな……?」
鹿目さんのその提案には俺はうなずくことしかできない。
そして当の猫――エイミーは、そんな話を知るわけもなくおやつを食べ終わって満足そうにしていた。
その背中をそっと撫でてみると、手にすり寄って甘えてくる。……この無邪気な姿を守るために何かできればいいんだけどな。
【貴方】 19日目終了
[知り合い]
・鹿目まどか・・・随分献身的だな
・美樹さやか・・・弱いとこ見えた
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ
[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・なんか色々すごそう
[攻略済]
暁美ほむら
- 453 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/12/01(日) 23:45:59.46 ID:H8+VX1PP0
- ――――
20日目 教室
自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。
すると三人からも挨拶が返ってきた。
さやか「おはよ」
まどか「おはよう、【貴方】くん」
ほむら「おはよう」
それから昨日のことを聞いてみる。
貴方「鹿目さん、猫のことどうだった?」
まどか「話してみたんだけど、やっぱりダメだって……」
貴方「うーん、そっか……」
さやか「エイミーのこと?」
まどか「うん、飼えないかって。さやかちゃんのとこもペット駄目だったよね?」
さやか「あー、駄目だねぇ」
ほむら「うちも小さなアパートだから……」
やっぱりそうそう都合よく事は運ばないか。
貴方「まあ、野良だってすぐに危険なわけじゃないよ」
まどか「そうだね。そうなんだとは思いたいけど……」
鹿目さんはどこかまだ煮え切らない返事。
……言い出したのも俺だ。どうにかしてやりたい気持ちはあった。
- 454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 18:43:32.16 ID:XLU5oCP+0
- 乙
- 455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/05(木) 16:35:50.28 ID:ejMJM65h0
- かねてより二人で食事に出かけていた男性から交際を申し込まれたので、
「『付き合う』って何だろう?」と聞いてみたら、
「お互いを特別な存在だと認め合うことですよ…」と
思いのほか素敵な答えが即答で返ってきたので、お付き合いすることにしました。
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