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貴方「安価でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」

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102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/12(土) 23:18:56.33 ID:LQQHIFVW0
3
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/12(土) 23:21:15.93 ID:9LhU+cpzO
まどかと会う可能性があったのなら2人でいたところを見られたとか?
104 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/12(土) 23:52:05.74 ID:DN0AvvKnO


ほむら「も……もう、帰りますか?」

貴方「いや、俺はこれからホームセンター寄ってくけど。まだ買う物があるんだ。暁美さんは帰る?」

ほむら「い、いえ。それなら私も……」

貴方「ついてくる?」


 暁美さんはこくりと頷いた。ついてくるらしい。

 二人で駅前のデパートに入ってホームセンターの階まで上がる。

 クラスメイトとスーパーの買い物袋を持って歩くのも変な感じだな。


 暁美さんは何が見たいんだろうか。

 俺についてきながらも、色々なものを見回して目移りしてるように見えた。


貴方「暁美さんは何を見たいの?」

ほむら「私は……物が増えてきたので収納とかを見たいなって」

ほむら「あとは特に決まってないです。まだ部屋に不便なところはいっぱいあるのでいいものがあれば」


 ひとまず先に電球を売ってるコーナーを見つける。


貴方「あった」

ほむら「電球……ですか?」

貴方「ああ。古いのが切れたからこれを機にLEDに変えようと。あとはペットの餌」

ほむら「何を飼ってるんですか?」



生き物
・自由安価

 下2レス
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/12(土) 23:55:06.51 ID:Jvo9pEZP0
スタンダートに猫
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/12(土) 23:55:16.18 ID:9LhU+cpzO
猫ばかりだったのでたまには犬がいいかな
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/12(土) 23:55:20.14 ID:vpY7FdYgo
セキセイインコ
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/12(土) 23:55:38.25 ID:P9oAngys0
熱帯魚
109 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 00:28:01.48 ID:WAr6rJeiO


貴方「犬がいるよ。暁美さんは動物好き?」

ほむら「え……まあその、可愛いのなら……。で、でも、吠えたり噛んだりしそうなのは怖い、かな」

ほむら「そういえば鹿目さんも言ってました。小さい頃に大きな犬に追いかけられたことがあるから苦手だって」

ほむら「でも小さくて大人しいのなら大丈夫みたいです。ふわふわした小動物が好きって、鹿目さんらしいですよね?」

貴方「お、おう」


 ……なんか急に饒舌になったな。鹿目さんは大型犬が苦手か。

 友達のことを話す暁美さんはいつもより明るく見えた。

 その様子は初めて親しい人ができた子供が母親に話すようで。ちょっとうらやましくも思えた。


ほむら「ペット用品のコーナー、こっちにありましたよ」

貴方「ああ。ドッグフードはここだな」


 棚に並ぶドッグフードの袋を一つ手にとる。

 その間、暁美さんは後ろのほうのコーナーを見ていた。シックな雰囲気に合いそうな、お洒落なインテリアだ。


貴方「いいインテリアだね」

ほむら「! ……は、はい。でもうち、あまり考えずにものを揃えちゃったから……こんなにお洒落なものが合うかどうか」

貴方「これから物を整理するならそういうのこだわってみてもいいのかもしれないね?せっかく自分が好き勝手出来る部屋なんだし」



1自慢できる部屋になったら見せてほしいな
2この後もどこか寄る?
3自由安価

 下2レス
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/13(日) 00:30:40.85 ID:6yok4H1x0
安価下
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 00:31:41.21 ID:KwZ4JqxD0
1
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/13(日) 00:39:24.57 ID:qwRmhRnk0
このメガほむはエイミー飼ってるのかな?
113 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 01:03:03.53 ID:WAr6rJeiO

貴方「自慢できる部屋になったら見せてほしいな」

ほむら「え……えーと…………はい、その」

ほむら「すぐには自慢なんてできないけど……あまり遅くならないように考えておきます」


 ……こういう時の暁美さんって軽いことは言わないんだろう。

 多分本当にいつか見せてくれる気でいる。


 その時を楽しみにしつつ、暁美さんと収納用の家具やインテリアを見て回ってから帰った。

 色々と買い込んでしまったから荷物が多くなってしまったようだ。


貴方「荷物多くなっちゃったね。家まで送るから半分持とうか?」

ほむら「え、でも悪いです……!」

貴方「本当気にしないでいいよ。なんか暁美さん見てると無理させたくなくてさ。ここから遠いの?」

ほむら「遠……くはない、かな。なので、心配しなくても……」

貴方「遠くないなら頼ってくれても大した負担にはならないよ。もしなんなら途中まででも。二人で持ったほうが楽になるから」


 暁美さんは『そう言うなら』と納得してくれた。

 それから案内してもらったが、暁美さんの家にたどり着くまでには本当にさほどかからなかった。

 このくらいなら本当に渋らなくてもよかったのに。……いや、このくらいだから渋ったのかな。

 なんにしても、暁美さんには頼ってほしかった。

114 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 01:35:13.87 ID:WAr6rJeiO

ほむら「ここまでしていただいて、本当にありがとうございます」


 家の前に来ると、暁美さんはぺこりと頭を下げた。

 それから少しだけもじもじと何かを言いたそうにしているのを待って――。


ほむら「……あの! よかったら、お茶でも出しましょうか? 見せるの予定より早くなってなんにもしてないけど……」

貴方「気にしないでいいのに。でもまあ、そう言うのならせっかくだから甘えようかな。ちょうど喉渇いてたし」

ほむら「ちょっとだけ待っていてください。片づけてきます、ので」


 そんな提案すら勇気を出した言葉だったのかなと思う。

 その言葉の後に部屋に入って行った暁美さんを少し待ってからお邪魔させてもらった。

 暁美さんが出してくれたのはペットボトルのお茶だった。


ほむら「すみません、あまりこういう時に気の利いた出せるものがなくて」

貴方「いや、お茶出してくれだだけでも十分気が利いてると思うよ?ありがとう」

貴方「へー、これが一人暮らしの部屋か。秘密基地みたいでいいな!」


 正直に言うと思ってたよりも狭かった。家族誰も居なくて一人ならこんなものか。

 ……というか、家族がいないってことは今ふたりっきりなのか。



1一緒に買い物っていうのもいいね
2今度は遊びに行ってみる?
3今も悪くはない部屋だと思うけどな
4自由安価

 下2レス
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 01:42:46.76 ID:H24sCtcE0
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 01:45:38.72 ID:KwZ4JqxD0
4

今度は俺の部屋を見てくれよ、女の子の意見を聞いてみたい
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/13(日) 01:46:11.99 ID:qwRmhRnk0
1+3
追加で暁美さんはペット飼ったりしてないの?
うちの犬。興味あるなら今度連れて来ようか?
118 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 02:21:16.65 ID:WAr6rJeiO

貴方「今度は俺の部屋を見てくれよ。女の子の意見を聞いてみたい」

ほむら「は、はい……今度。わんちゃんも見てみたいです」

貴方「うん。大丈夫、人を噛んだりはしないよ」


 暁美さんちでお茶をいただいてから帰宅した。


 これから部屋を整理するみたいだし、次来る時はどうなってるか楽しみだ。

 うちに来る時にも恥ずかしくないように片づけておこう。



▼ほむらの家を知りました。



【貴方】 7日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・鹿目さん様様
・美樹さやか・・・可愛いとこもあるじゃん?
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・家に上がった↑
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・なんか色々すごそう

[攻略済]
なし
119 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 02:22:02.44 ID:WAr6rJeiO
-------------------
今回はここまで
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/13(日) 02:29:32.22 ID:6yok4H1x0
仁美も攻略対象なのか
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/13(日) 02:30:45.25 ID:6yok4H1x0
乙です
122 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 19:41:21.67 ID:BxNYIaiD0
>仁美
基本的にメインではないです
いまのとこ設定的にNTLになっちゃうけど相手が上条だし
あまりにほったらかしてるとそれもありえるよなぁ、正直そうやって学んだほうがいいとは思うの
------------------------------------------------------------------------------------------


――――
8日目 教室



 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 もう週の半ばだ。もう少し頑張れば休日がやってくる。


さやか「おはよ」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「おはようございます」


 今日はいつもの女子三人はいつもより少し遅くにやってきた。

 誰か寝坊したのかな。

 HR前は話せずにみんなすぐに席のほうに行ってしまい、話せたのはHR後だった。


話しにいく
1ほむら
2さやか
3まどか

 下2レス
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 19:42:45.29 ID:seEVac0h0
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 19:46:15.24 ID:H24sCtcE0
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/13(日) 19:47:02.26 ID:6yok4H1x0
2
126 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 19:57:42.46 ID:BxNYIaiD0


貴方「今日は遅かったな。ギリギリだぞ」

さやか「いやー、それがねぇ……」

貴方「当ててみようか?寝坊した?」

さやか「誰が?」

貴方「って言ってる美樹だったりして」

さやか「なんでそう当ててくんのよ!……でも違うし。あたしは原因だけど寝坊したわけじゃないし」

貴方「へー?じゃあ……」

さやか「ここから先は当てられるかしらね」


 美樹が待ち合わせに遅れた理由?


1体調が悪かったから
2トラブルが起きたから
3人助けのため
4休みだと思ってたから
5やっぱり寝坊だろ

 下2レス
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 19:59:41.21 ID:H24sCtcE0
5
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/13(日) 19:59:50.31 ID:6yok4H1x0

一番好感度が上がりそうな答えは3かな
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 20:03:44.42 ID:H24sCtcE0
上がるとしたら1かと思ってた
130 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 20:36:23.05 ID:BxNYIaiD0

貴方「人助けのためとか?」


 そう言うと美樹は驚いた表情をする。


さやか「正解だよ。道に迷ってるおばあちゃんがいて、案内してたんだ」

貴方「……マジで!?」


 自分で言っておいてなんだけどこっちも驚いていた。

 そんな漫画みたいな状況。


貴方「頼まれたのか?」

さやか「いや、地図持ってああでもないこうでもないってうろうろしてたらわかるっしょ」

さやか「おまけに不良みたいな奴に『邪魔だ』ってわざとぶつかられたりしててさ。見ておけなくなったんだ」

貴方「へえ……いやでもさ、朝だろ?普通見逃す人も多くないか?」


 正直自分なら頼まれたんだとしてもちょっとしんどい。

 でも、美樹って意外と正義感あるんだな。


さやか「まあ、フツーはそう思うだろうね。でもその時はなんかそういうのやってみようって気になったのよ。目覚めちゃったわけ!」

さやか「……それに、まどかでも多分ほっとけないと思うよ。あいつあたしなんかよりすげー優しいから」

さやか「でもそっかー、あたしはやっぱりそういうキャラに見られてるんだ?これはもう正義の味方ですな!」


 とりあえず美樹は嬉しそうだった。そして俺もちょっと美樹のことを見直すことにした。


――――
――――
131 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 22:21:43.12 ID:BxNYIaiD0


 ――――授業開始のチャイムが鳴る。


 着替えて体育館に集まっていた。体育の授業だから周りには野郎共のみ。

 まあそれはそれで楽しいんだけど。


*「おー、いいね!」

*「あれって――さんか?キャップしてるから誰だかわかんなかった」

*「体型でわかるだろ!あぁでもキャップがなければもっとな」


 試合の合間、することがなくなるとみんな小窓のほうに集まっていた。

 理由は単純なことに、女子のプールの授業の風景が覗けるからだ。


*「なあなあ、【貴方】は誰がいいと思うよ?」



1(クラスメイトの誰か指名)
2あれってあっちのクラスは……
3自由安価

 下2レス
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 22:24:54.54 ID:H24sCtcE0
2はなんだろう?
安価↓
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 22:25:13.57 ID:VWqtOhMG0
ほむら
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/13(日) 22:25:14.46 ID:6yok4H1x0
2
2が気になるから
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 22:29:52.50 ID:H24sCtcE0
あとで2がなんだったか教えてほしい
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 22:37:28.79 ID:6yok4H1x0
中学でもう男女別になるのかプールは
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/13(日) 22:49:32.46 ID:h8qO4Ibu0
ラグビー見てたら出遅れた・・・
138 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 22:51:10.32 ID:BxNYIaiD0


 キャップはしてるけどよく見れば遠くからでもわかる。背の低い鹿目さん。逆に高くて、隣で凸凹コンビみたいになってる美樹。

 あと、みんなが泳ぐ中一人で先生と水に顔を付けるとこからやってる人がいる。


貴方(……顔を上げた)


 暁美さん、か。

 泳げないんだろうか。そもそももともと入院してた暁美さんには、冷たいプールに浸かるのは心臓に負担がかかるのかもしれない。

 先生も気を使ってか、すぐにプールサイドで休みに入って泳ぐみんなを見ていた。


貴方「……暁美さんかな」


 みんなは体型だけを見て誰がいいかを聞いてたんだろう。

 でも今本当に目で追っていたのは暁美さんだった。いつにもましてはかなげな雰囲気が気になったんだ。


*「えー、暁美さん?」

*「昨日からイメチェンしたじゃん。あれはかなりイイと思うんだよな。でも……なぁ、あれじゃね?細くね?」

*「貧相?」

*「おいやめろよ、直球すぎるだろ」

*「そういうのが好みかよー」


 マジに答えてみると、思った通りからかってくる男子たち。
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 22:52:53.55 ID:6yok4H1x0
体型だけならマミさんがぶっちぎりだな
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/13(日) 22:56:13.91 ID:h8qO4Ibu0
あとキリカもね
141 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 22:59:22.93 ID:BxNYIaiD0


貴方「う、うるさいなっ。暁美さんは……仕方ないだろ。病弱だったんだし」

*「いや、マジに返されても困るし」

*「おっとー?これはー?まさかのー?」


 ……それからすぐに笛が鳴って試合に呼ばれたが、その後もちょっといじられてしまった。

 もっと適当に軽く答えときゃよかったか?

 スタイルがいい奴はいる。なんつうか、こうして見てみりゃ……美樹とかも結構いいほうかもな。

 でもなんか、最近結構話すからか、あんまり暁美さんが囃し立てられるのはちょっと聞いていられない気がしてた。


――――
――――


*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちに声をかけてみる
2購買に飯買いに行かなきゃ
3教室の外へ
4自由安価

 下2レス
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/13(日) 23:01:18.91 ID:h8qO4Ibu0
2+ほむらに昨日の鮭はどうだったか聞いてみよう
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 23:01:22.36 ID:H24sCtcE0
4たまには屋上
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 23:01:34.74 ID:6yok4H1x0
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 23:04:39.41 ID:H24sCtcE0
無理なら安価↓でお願いします
146 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/13(日) 23:56:17.54 ID:BxNYIaiD0
昼休み



貴方「なあ、美樹たちって毎日屋上で飯食ってんの?今日も?」

さやか「うん、雨降ってなきゃね」

貴方「……そうか」


 たまにはまた屋上に行ってみようかと思ったけど、やめといたほうがいいかな。

 あんまり歓迎されてなかったし。


 あいつらも行ってしまったし、食べるか。ああ、今日弁当ないんだった。購買いいの残ってるといいな。


貴方「くそっ、売り切れないうちに急ぐしかない!」


 走らない程度に早歩き早歩き。

 ……購買に着いて棚を見ていると、ふと取ろうとしたものが重なって手が当たってしまった。

 これあと一個だったのに。


「あっ……ど、どうぞ」


 どうしようと考えてると控え目な声がした。

 え、譲ってくれるのか? というかこの声――……。


ほむら「って、あ……」

貴方「ああ。暁美さんいつもここに来てるって言ってたもんな」

147 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/14(月) 00:06:03.59 ID:y20v2Z++0


ほむら「【貴方】くんも来るんですか?」

貴方「まあたまに。毎日作るのも大変だろうし、こういうのが食べたくなるときもあるよ」

貴方「これ本当に譲ってもらっちゃっていいの?いつも売り切れるの早いんだよ」

ほむら「わ、私は毎日来てます……自慢にならないですけど。だから、いいんです」

貴方「じゃ、そういうことなら。ありがとな」


 食べたかったパンを譲ってもらった。


1昨日はあれからどうだった?
2今度一緒に昼食べない?
3自由安価

 下2レス
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/14(月) 00:08:29.64 ID:6vbfgLjw0
安価↓
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/14(月) 00:08:54.45 ID:Z9BvIXHm0
1+2
今度お昼一緒にたべない?お昼大目に持ってくるから
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/14(月) 00:09:29.47 ID:+8bnc8yMO
1
151 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/14(月) 00:16:26.17 ID:y20v2Z++0


貴方「今度お昼一緒にたべない?多めに持ってくるから」

ほむら「一緒に食べるのはいいですけど……いいんですか?」

貴方「お返しだと思ってさ」

ほむら「でも、作ってもらってるんですよね……?なんだか悪いです」

貴方「いやいや!俺だってこう見えて料理くらいできるんだよ?その時は作ってくさ」

ほむら「そ、そうなんですか……?」



*ちなみに今の言葉……
1出来る(事実)
2出来る(多分)

 下2レス
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/14(月) 00:18:29.08 ID:6vbfgLjw0
1
メシマズはいやだ
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/14(月) 00:18:40.62 ID:YcvSgZ2r0
1
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/14(月) 00:20:03.22 ID:+8bnc8yMO
料理が趣味とか?
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/14(月) 00:22:42.55 ID:Z9BvIXHm0
実家が定食屋とかラーメン屋とかだったら面白いかも
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/14(月) 00:27:15.22 ID:6vbfgLjw0
>>155
コジャレた店でも可能だと思う。
カフェとか
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/14(月) 00:30:18.55 ID:Z9BvIXHm0
>>156
喫茶店とかもいいかもね
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/14(月) 00:41:45.87 ID:QCaQGTgmo
実家は味が五十点の中華料理店にしよう(提案)
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/14(月) 00:44:08.67 ID:Z9BvIXHm0
>>158
さすがにそれは・・・w
160 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/14(月) 01:01:11.29 ID:y20v2Z++0

貴方「まあ、そりゃ大したことできるわけじゃないけど……自分で作ってくこともあるしな」

貴方「うちあんまり親が家にいないからさ。全部作ってもらうってわけにもいかないっていうか」

ほむら「わ、私なんて一人なのになにもできないです」

貴方「ま、まあまだ始めてすぐだろ!」

貴方「それに逆に一人だとそうなる気持ちもわからなくないかな……」

ほむら「あ、あと……鮭、ありがとうございました。美味しかったです」

貴方「お!上手く焼けた?」

ほむら「鮭はなんとかなったんですけど、ご飯が少し……固かったりして何度かやり直しました」

貴方「そ、そっか。炊飯器はあるの?」

ほむら「あるんですけど、面倒臭がってレンジでやっちゃって……」


 ……まずはそこからだった。

 まあ、炊飯器さえ引っ張り出してくれれば大丈夫だろう。

 色々揃ってるのが当たり前な家とはなにもかも違うよな。


――――
――――


*午後の授業が終わると待ちに待った放課後です。
1帰宅
2写真部
3部活を掛け持ちしてみる(部を指定)
4委員会
5寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。

 下2レス
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/14(月) 01:03:33.37 ID:Z9BvIXHm0
昨日は帰宅したから2
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/14(月) 01:04:01.31 ID:YcvSgZ2r0
4
一度ぐらいって見るか
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/14(月) 01:05:46.28 ID:Z9BvIXHm0
委員会、まどかが保健委員だったな
164 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/14(月) 01:24:54.29 ID:y20v2Z++0


*委員会活動
1図書委員
2風紀委員
3保健委員
4生徒会、立候補してみる?
5自由安価(ほか、やめとく等)

 下2レス
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/14(月) 01:25:17.78 ID:QCaQGTgmo
3
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/14(月) 01:27:12.29 ID:Z9BvIXHm0
1
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/14(月) 01:29:17.03 ID:Z9BvIXHm0

一応委員だけど部活の方がメインであまり積極的ではない感じで
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/14(月) 01:29:59.27 ID:6vbfgLjw0
まどかと一緒だったらよかったのに…
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/14(月) 01:34:23.03 ID:YcvSgZ2r0
違いが分からないからどの選択肢に誰がいるのかぐらい表示してほしかった
170 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/14(月) 01:55:24.76 ID:y20v2Z++0


 ……帰ろう、と思ったけどそろそろ委員会の仕事もやんないとまずい気がする。

 久しぶりに図書室に寄っていくことにした。


 ――――図書室に足を踏み入れるとそこはとても静かな空間だ。

 司書の先生に挨拶して仕事に取り掛かる。古くなった雑誌や新聞の整理。それと新しいものに入れかえてっと。

 文章だらけの本以外にもこういうのもあるから親しみやすい。他の委員の奴らも別に読書好きばかりではない。

 委員会なにかやらなくちゃって時に俺が図書委員を選んだのもなんとなく楽そうだからだった。


貴方(……これで終了かな。今度こそ終わりにするか)


*「ああ、あと【貴方】くん。貸出期限過ぎてる人いるから催促しといてほしいんだけど」

*「同じクラスだから多分知り合いでしょ」


 と、思ったら頼み事が来た。

 貸出カードのチェックなんて面倒からは逃れられたからよかったけど。



・クラスメイトと借りてる本の内容

 下2レス
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/14(月) 01:57:12.47 ID:+8bnc8yMO
まどかが園芸の本
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/14(月) 02:01:50.64 ID:pa0Mq03y0
さやかが恋の占いの本
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/14(月) 02:06:33.03 ID:6vbfgLjw0
まどかと関り少ないから何とか増やしたい
ほむらとさやかは多いし
174 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/14(月) 02:07:56.21 ID:y20v2Z++0


貴方(さーて、誰が何借りてんだ……?)


 カードを見せてもらうと、そこに書かれてる名前は美樹さやか。

 本の記録は……。

貴方(恋占いの本!?マジかよ。そういうキャラか?)

貴方(……誰か好きな人でもいんのか?美樹が?)


 色々と考えさせられてしまう内容だった。

 催促は明日にでも言えばいいだろ。了承の返事を返して挨拶をして去る。


 まあ、いい話のネタにはなるかな。



*この後
1帰宅
2写真部
3部活を掛け持ちしてみる(部を指定)
4寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。

 下2レス
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/14(月) 02:16:48.87 ID:YcvSgZ2r0
安価下
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/14(月) 02:38:27.06 ID:6vbfgLjw0
2
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/14(月) 15:43:33.57 ID:YcvSgZ2r0
178 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/14(月) 20:23:52.90 ID:y20v2Z++0
部室



 帰る前に部室に寄って行くことにする。

 すると――。


貴方「お疲れ様っす……って、あれは?」

*「おお、お疲れ。いいとこにきた。ちょうどさっき暁美さん入部届出してくれたとこなんだよ」

貴方「確かにそんな話してたけど、マジにうちにするのか」


 部室の中に暁美さんの姿を見つける。

 女子部員に囲まれて話しているところだった。まずは部についての説明とか、部室にあるものを紹介してるみたいだ。


*「女子が率先して見てるけど、【貴方】の知り合いなんだろ?」

*「カメラの使い方とかは教えてやりなよ。ちょっとはわかるだろ?」

貴方「クラスメイトっすよ。もちろんフォローはしますけど、そんなに本格的なの使ったことないっすけどね……」

*「まあ困ったら俺が教えるけどな!」


 部長は部長をやってるだけあってカメラには詳しい。趣味で色々やってる人らしかった。

 他の部員も若干オタク気質な奴がいたり、女子もおとなしめのタイプが多い。

 暁美さんとも気が合うだろう。そういう知り合いが増えたのはよかったのかもしれない。

179 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/14(月) 21:19:20.51 ID:y20v2Z++0


部長「そんで、カメラの使い方もなんだけど、モデルの話あったじゃん」

部長「今度頼まれてる校内雑誌の表紙に彼女を使うのはどうかと思ってさ」

「どう?たまには校舎や風景じゃなくてもいいだろ。みんな飽きてるだろうし。新しい部員の紹介ってことで、いい機会だと思わない?」

貴方「えっ、その話暁美さんにはもうしてるんすか?」

部長「いや、今からする。おーい、暁美さん」


 毎月配られる雑誌のことだ。前からその表紙の依頼が写真部にきてたりする。

 当たり前だけど、中身まで読まなくても表紙なら全校生徒の目に入ることにはなるだろう。

 たしかにいい機会だけど、かなり目立つことにならないか? 受けてくれるだろうか。


部長「校内雑誌用の表紙の写真撮りたいからさ、ちょっとモデルやってみない?」

ほむら「こ、校内雑誌、ですか? ……いきなりそれは、私まだ入ったばっかりなのに」

部長「関係ないって、上手く撮るのは俺たちに任せなよ。晴れ舞台になるよ〜。この前の写真も良く撮れてたじゃないか」

ほむら「で、でもそれってたくさんの人が見るんじゃ……」
180 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/14(月) 21:55:28.45 ID:y20v2Z++0


 渋っている様子の暁美さんに女子部員たちも押しに入った。


*「やってみればいいじゃん。撮った写真は見られてこそ、だよ!」

*「案外いい思い出になるかもよ?私は撮る側だけど、暁美さんはモデル向きの容姿してるしさ。飾ったらすごく綺麗になると思うよ?」

ほむら「え、え、そんなことは……」

*「本当だって。主要な雑誌には全部目を通してるくらい見る目は肥えてるんだから。マネージメントさせてよ」

部長「えっと、校内雑誌だしそんなに飾る予定はなかったんだけど……」

*「えー、じゃあそれはまたの機会でいいからさ。せっかくなんだしやってみようよ!」


 ……俺はなんて言うべきか。


1暁美さんがどうしても嫌じゃなかったらどう?
2暁美さんが表紙にいたらみんなも興味が沸くかも
3自由安価

 下2レス
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/14(月) 22:01:19.55 ID:6vbfgLjw0
1+2
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/14(月) 22:02:07.56 ID:bWdfFozP0
1+表紙の写真は自分に撮らせてほしいと部長に話す
183 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/14(月) 22:52:57.01 ID:y20v2Z++0

貴方「暁美さんがどうしても嫌じゃなかったらどう?」

部長「頼むよ暁美さん!」

ほむら「ええと……ええと……ちょっと待ってください…………」


 こういう時は急かさないほうがいいのかもしれない。

 どちらかの返事の決心がつくまで待つ。

 みんなは期待の目を送っている。俺も暁美さんが表紙に載った校内雑誌なら見てみたいと思っていた。

 それに、もし撮るのなら……――。


ほむら「……や、やりましょう」

部長「よっしゃ!じゃあ背景はどうしようか?校内?校舎周り?」

貴方「あの、写真は自分に撮らせてもらえませんか?」

部長「え〜? ここは俺が、と言いたいとこだけど……まあいいよ。【貴方】がいなかったら暁美さん入部してないもんな」

部長「ただし!いい写真撮ってこいよ」


 部長に任せてもらった。

 ちゃんと構図も考えないとな。

 まず、どこで撮ろうか?校内雑誌だから学校が映るほうがいいだろう。



1教室
2廊下
3校門前
4花壇
5屋上
6自由安価

 下2レス
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/14(月) 22:58:42.99 ID:bWdfFozP0
テーマを夕焼けにして5を基本に1や2も試す
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/14(月) 22:59:21.52 ID:6vbfgLjw0
186 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/14(月) 23:55:40.48 ID:y20v2Z++0


ほむら「そ、それじゃあ、今度はどこで撮りますか?」

貴方「そうだなぁ……場所より先に、夕焼けをテーマにするっていうのはどうかな?」

貴方「今までの表紙ってたしか昼間の風景しかなかったはず」

部長「なかったな」

貴方「ふと浮かんだんだ。夕焼けの中に佇んでるところ。イメージに合うんじゃないかって」

部長「インスピレーション湧いてるじゃねえか!その調子でさっそく撮った撮った!夕焼け時はもうすぐだぞ!」


 ……ちょっと強引な形でカメラを持たされて部室を締め出されてしまった。

 本気で期待してるみたいだ。いいの撮らないと。


貴方「この前みたいに屋上行って空をバックってのも考えたけど、教室や廊下に差し込む光ってのもよさそうだな」

貴方「夕焼けの一番良い時って短いし、さくっと数枚ずつ撮って回ろうか。いいの撮れたら提出しにいこう」

ほむら「は、はい。頑張ります」


 暁美さんも意気込んでくれている。

 雑談して緊張をほぐしながら、まず屋上に向かった。ここからだと空はよく見える。

 まだ少し上にある太陽。ここから見える景色を二人で眺めた。

187 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/15(火) 00:27:56.60 ID:NAoFKiyD0


貴方「暁美さんが本当に入部してくるなんて驚いたよ。どうして決心したの?」

ほむら「ええと……それは……」


 暁美さんは柵の上に置いた手をもじもじと動かす。


ほむら「…………こんなこと言うと自意識過剰だって思われちゃうかもしれないけど、【貴方】くんが撮ってくれたから」

ほむら「【貴方】くんや部長さんが『良い』って言ってくれたから」

ほむら「絶対私なんか撮る価値ないって思ってたんです。笑えないし、写真写りは悪いし」

ほむら「でも、そう言ってくれたから、もしかしたら入部してみたらこんな私でも何か変われるかもって……」

ほむら「……調子に乗りすぎですかね」


 照れくささが限界を超したのか、曖昧に笑ってそっぽを向く。

 赤が差し始めた空にこの前みたいに黒い髪が揺らめいていた。


貴方「いや、そんなことないよ」

貴方「ていうか、暁美さんはもっと調子乗ったってバチは当たらないさ。俺が保障するし、みんなも保証してくれるよ」

貴方「でも、そっか。そういう思いで入部してくれたんだな」

貴方「今日も絶対いい写真撮るよ!」


 自分も今までこんなに写真撮るのに張り切ってたことなんてなかった。

 あまり本気で写真に凝ってるほうではなかったし。

 暁美さんがきてくれたことで何か変わり始めたのかな、と思った。
188 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/15(火) 00:28:47.82 ID:NAoFKiyD0
---------------------
今回はここまで
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/15(火) 00:32:23.44 ID:PQHgc3L40
乙です

ほむらが自分からここまで動くとはなかなかないことですよね
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/15(火) 01:07:53.24 ID:ErQ6tmI90
ほむらは美少女だしな
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/17(木) 19:49:00.70 ID:TxtXCTP80
そろそろかな
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/20(日) 22:22:57.14 ID:ddAkeCJ/0
まだかな
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 16:01:23.25 ID:3l0anLqX0
こんなスレを待っていた
194 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/22(火) 20:46:29.26 ID:2IlKBoPI0


 それから屋上で何枚か撮って、自分たちの教室、その外の廊下でも撮影してみた。

 今日手渡されたカメラは綺麗に撮れるように調整してくれたらしい。暗くなってくると難易度は増してくる。

 やっぱり技術では部長に敵いそうになかった。でも、任せてくれたんだもんな。それに暁美さんにもああ言ったんだ。


貴方「どう? いいのはある?」

ほむら「夕焼け、どれも綺麗に撮れてると思います」

貴方「うん。でもメインは暁美さんだよ」

ほむら「【貴方】くんは、いいと思うのはありますか……?」

貴方「そうだな…………」


 そう言われると悩んでしまう。いくつか良いのはある。でも表紙は一枚だ。

 撮った写真の中から一つを選んで指さした。


貴方「これとかどうかな?」


 自分たち以外誰もいない教室で窓際の机に軽く手をついた写真だ。毎日通うよく知った教室。なのにどこか幻想的だ。

 ガラス張りでできた教室は陽の光をよく通してキラキラと反射させていた。

 考えてみればこんな時間に教室に寄ることはなかったな。


ほむら「……はい。いいと思います」


 その雰囲気がそこに佇んで照らされる暁美さんの姿とよく似合っていた。

195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 20:47:53.15 ID:groibvAS0
きた
196 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/22(火) 21:00:54.36 ID:2IlKBoPI0


貴方「じゃあ、これを提出してもいい?」


 そう言うと、暁美さんは少し悩んでから返事をしてくれた。


ほむら「……はい」

ほむら「や、やっぱり、恥ずかしいですね。みんなこれ見ちゃうんですね…………」

貴方「手元に来たら記念にとっとくといいよ。俺もとっとく」

ほむら「え、とっておくんですか?」

貴方「一応、『俺が撮った作品』でもあるんだからさ」

ほむら「あ、そ、そうでしたねっ。すみません」

貴方「なんで謝るの?さっきも言ったけどメインは暁美さんだよ。この景色だけでも……もし他の人でも、この写真は撮れなかったと思う」

ほむら「え……、でも、他にもっと良い人だって」

貴方「そういうことじゃなくてさ」

貴方「クラスメイトの暁美さんじゃなかったら俺も名乗り出なかったと思う。素直に部長に任せてたよ」


 部長なら持ち前の知識と技術で良い写真を撮るだろう。

 風景やほかのモデルだったらそうしてた。そのほうがいい。……でも、これは暁美さんの始めての大役で。

 暁美さんは俺が写真を撮ったから入部することを決めてくれて。


 だったら、やっぱりこの写真は俺が撮れてよかったと思う。

197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 21:01:53.22 ID:3l0anLqX0
この主人公は中身イケメンだな
198 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/22(火) 21:26:36.98 ID:2IlKBoPI0


貴方「……提出しに行こうか」

ほむら「はい。なんだか、私も」

貴方「ん?」

ほむら「他の人に見られるのはやっぱりまだ恥ずかしいけど、【貴方】くんや友達の鹿目さんに見てもらうのは、少し……」

ほむら「……なんていうのかな。嬉しい……楽しみ……、というか……うん。誇らしいって気がします」

ほむら「少しだけ…………だけど」

貴方「ああ、やっぱせっかく覚悟を決めて入ってもらったからにはそうじゃないとな。きっと鹿目さんだって良いって言ってくれるさ」


 変われるきっかけを求めて決心するように入部したという暁美さん。

 普段から消極的で決して目立とうとしない彼女にしては意外なほどに大胆な決断だ。

 でも、そんな決心をできたのだから、今ももう変わり始めてるんじゃないかなと思う。


 ――夕焼けが沈みかけた頃に部室に戻ってきた。その頃には部室にはほとんど人は残っていなかった。

 撮影した中から一つ選んだデータを提出する。



 …………あとはその写真が実際に印刷されて発行されるのを待つだけ。



【貴方】 8日目終了

[知り合い]
・鹿目まどか・・・鹿目さん様様
・美樹さやか・・・意外な一面ある?
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・教室でも部活でも仲間↑
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・なんか色々すごそう

[攻略済]
なし
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/22(火) 21:33:32.93 ID:lXWubIps0
外見もイケメンかもしれねーだろ!いい加減にしろ!(ブ男の可能性が無いとは言ってない)
200 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/22(火) 21:36:51.75 ID:2IlKBoPI0
――――
9日目 教室



 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 すると三人からも挨拶が返ってきた。


さやか「おはよ」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「お、おはようございます」


 いつも見る顔。元気な美樹の声と、優しげな鹿目さんの声と、ちょっとだけいつもより明るい気がする暁美さんの声。

 ……と。とりあえずここで昨日頼まれてたことを思い出した。


貴方「ああそうだ、美樹。図書室から本借りてるだろ。期限すぎてるから返せって司書の先生言ってたぞ」

さやか「へ?」


 そう言うと美樹はまるで心当たりなさそうな声をあげる。


まどか「【貴方】くん図書委員なんだっけ。さやかちゃん心当たりないの?」

さやか「うーーん……? あー、そういえばなんかあったわ」

貴方「『あったわ』ってお前な……」


 適当すぎるだろ。内容もアレだし本当にちゃんと読んだのかすら気になる。

201 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/10/22(火) 21:57:53.55 ID:2IlKBoPI0


ほむら「図書室、行くんですね。ちなみに何の本ですか?」

貴方「恋占いとかのやつ」

さやか「ちょっ……」


 そういえば暁美さんは本読むって言ってたけっな。

 なんてぼんやりと考えてると美樹が顔色を変える。


さやか「ちょっと!デリカシーなさすぎない?」

貴方「別に言われて困るほどやましい本じゃないだろ。そんなのに頼るのは意外だなって思ったけど」

貴方「それとも、まさか中身はそういう……?」

さやか「なわけないでしょーが!アホ!ばか!」

まどか「け、喧嘩しないでね!?」


 なんだか怒らせてしまったっぽい。

 鹿目さんが慌ててなだめてる。これは謝っといたほうがいいか……?


貴方「悪かったよ。延長するなら言っとくけど、とりあえず一回持ってこいよ」

さやか「…………あー、もういいよ。いらないし。てかどうでもいい」

さやか「返すの忘れてたわ。今日探してみる」


 まだ必要なのかと思って聞いてみると、素っ気ない返事がかえってきた。やっぱり適当なのかこれは。

 けど、彼女はどこか機嫌を損ねたように見えていた。



 ――――朝のHRが終わると授業の用意をする。



授業中
1真面目に取り組む
2話しかける(クラスメイト指定)
3他の人を眺める(クラスメイト指定)
4自由安価

 下2レス
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