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ロボ娘「本日入部いたしましたボ娘です」
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1 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:21:28.16 ID:DPW1xCl20
【ロボット】
ロボ娘「身長は155センチ、体重はりんごn個分」
ロボ娘「趣味は洋画鑑賞です。最近は名探偵ピカチュウを見に行きました」
ロボ娘「あとは、見ての通りロボットです。至らぬ点もあるかと思いますが、よろしくおねがいします」
ロボ娘(完璧、です)
女子A「ロボ娘ちゃん、前もそうだったけど名前いう時噛んでるよ」
ロボ娘「え?」
女子B「ボ娘って言ってるわよ」
ロボ娘「・・・・・・自爆します」
先輩「やめてー!部室が壊れるからー!」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1568467287
2 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:23:56.68 ID:DPW1xCl20
前回から続きました
前スレ
ロボ娘「本日転入いたしましたボ娘です」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1560869652/
3 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:24:31.98 ID:DPW1xCl20
【ボ娘】
先輩「爆弾って意味を込めてもうボムスメでいいじゃない」
ロボ娘「違います!私はロボ娘です!決して歩く爆弾ではないのです!自爆機能もついてません!」
女子A「ついてないのに自爆しようとするんだね」
女子B「いつものことじゃん」
ロボ娘「もはやそういうネタですから」
先輩「自分で言っちゃうんだ」
ロボ娘「先日も男子Aさんに止められましたが、特に支障はありません」
女子A「小麦粉とライターで粉塵爆発するんです!って楽しそうに言ってたらそりゃ止められるよ」
先輩「この子入部させて大丈夫なの?」
4 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:25:09.70 ID:DPW1xCl20
【疑惑】
女子A「そういえば、ロボ娘ちゃんってさ」
ロボ娘「はい、どうかしましたか?」
女子A「英語の訳のときはグーグル翻訳説が出てるけど」
ロボ娘「ええっ!?」
女子B「だってあんなにポンコツなのに英語だけできるって・・・・・・」
ロボ娘「私の趣味をお忘れですか!?洋画鑑賞ですよ!?」
先輩「字幕付きの?」
ロボ娘「字幕なしです!」
女子A「なるほど、音声吹替か」
ロボ娘「ちーがーいーまーすー!」
5 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:27:44.75 ID:DPW1xCl20
【アップデート】
ロボ娘「まったく、せっかく入部祝いに新しいアップデートを見せようと思っていたのに、出ばなをくじかれてしまったじゃないですか」
女子A「やっと辞書機能ついたの?」
ロボ娘「いえ、それはまだです」
女子B「じゃあ記憶装置の強化?」
ロボ娘「まるで私の記憶装置がもともと弱いものであるかのような扱いですね」
先輩「ロボットだし、腕からビームが出るようになったとか!」
ロボ娘「惜しいです!」
先輩「マジで?」
女子A「んー、じゃあ博士さんの感性とロボ娘ちゃんの存在意義から考えると・・・・・・腕がドライヤーになったとかかな」
女子B「いやいや、さすがにそれはないでしょ。もうプールの季節も終わったし」
先輩「まさかそんなしょぼいことはないでしょー」
ロボ娘「・・・・・・」
女子B「ロボ娘?」
ロボ娘「すぐに腕からビームが出るようにアップデートしてもらってきます!温風なんていらないんです!」
女子A「本当にドライヤーだったんだ!?」
6 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:29:35.92 ID:DPW1xCl20
【エネルギー】
男子A「ロボ娘のエネルギーってどこから供給してるの?コンセント?」
男子B「食ったものがどこにいくのかもわからんよな」
ロボ娘「私は主に自宅にあるチャージャーと食事からエネルギーを摂取してますよ」
女子C「食べ物もエネルギーになるの?ロボなのに?」
ロボ娘「私が食べたものは体内の機械によってバイオマス燃料に変換され、体内の発電機を動かすことができます。私はハイテクロボなのです」
男子B「思ってたよりハイテクだな」
ロボ娘「そうでしょうそうでしょう。もっと褒めていいんですよ」
男子A「ってことは、しいたけが好きなのはエネルギー効率がいいからとか?」
ロボ娘「いえ、味と食感が好きなだけですよ?」
男子A「・・・・・・ピーマンが嫌いなのは?」
ロボ娘「味と食感が嫌いなだけですが?」
女子C「あんた本当にロボなの?」
ロボ娘「またもや存在を疑われていますね!?」
7 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:30:20.74 ID:DPW1xCl20
【苦手】
女子A「ロボ娘ちゃんって勉強とピーマンと運動意外に苦手なものってあるの?」
先輩「苦手多くない?」
ロボ娘「そうですね、お茶が苦手です」
女子B「そういってもお茶を渡すようないじわるなのは・・・・・・男子Bぐらいしかいないわよ」
ロボ娘「いえ、落語の話ではなくて」
女子A「まんじゅう怖い的なやつじゃないんだ」
ロボ娘「はい。お茶が含んでいる殺菌作用がバイオマス燃料を精製するための微生物を減らしてしまいますので」
先輩「へー、割とちゃんとした理由なんだ」
ロボ娘「一応研究所にあるプラントで繁殖させた細菌を適宜摂取しているのでペットボトル一本分程度で動けなくなることはありませんが・・・・・・」
女子A「それって持ち歩いてたりは?」
ロボ娘「しますね。水筒の中身の液体燃料に含まれています」
女子B「あの水筒ってそんなのが入ってたんだ」
ロボ娘「液体燃料といってもほとんどただのシロップですけどね」
女子A「ちなみに、それって人間が飲んだらどうなる?」
ロボ娘「死にはしませんけど・・・・・・1週間ぐらいはお腹を壊しますね」
女子B「・・・・・・そういえば、男子Cを先週から見てないわね」
ロボ娘「えっ」
女子A「自分の水筒と間違えてシロップみたいなの飲んだって言ってたような・・・・・・」
ロボ娘「・・・・・・ご愁傷様です」
8 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:31:39.76 ID:DPW1xCl20
【外出】
女子A「なんだかんだ街中で通信容量気にせずにスマホ使えるのはべんりだわー」
ロボ娘「そうでしょうそうでしょう。私のルーターはスマホの電波が届かない地域でも衛星通信でルーターとしての役目を果たしますよ」
女子B「地下は?」
ロボ娘「電波がとどかなくなるほど地下深くまで潜ったことはないですが、おそらく大丈夫でしょう!」
女子C「無理そう」
女子A「洞窟とかも無理っぽいね」
ロボ娘「何を言いますか!いいでしょう、いまから渋谷ダンジョンに潜って証明してみせようじゃありませんか!」
女子B「そこは普通に通じるし」
ロボ娘「じゃあどこで証明しろって言うんですか!」
女子B「証明しなきゃいけないとこまで行く予定はないから大丈夫よ」
9 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:32:33.99 ID:DPW1xCl20
【戦闘力】
男子A「ん、ロボ娘?」
ロボ娘「男子Aさん、こんにちは」
女子A「あれ、なにやってんの?」
男子A「ああ、みんなと一緒か、よかった」
ロボ娘「まるで私が一人で外出することが不安であるかのように聞こえるのですが」
男子A「だってこの前もルーターカラスにとられてただろ?」
ロボ娘「二度とカラスには負けません!」
男子A「その前はハトの群れに襲われてて、さらに前にはチワワに持ってたおにぎり取られてたじゃんか」
女子B「あんたチワワより弱いんだ・・・・・・・」
ロボ娘「た、たまたまです!アレは油断していたからです!」
女子C「そろそろ虫に負けそう」
男子B「頭バグってるって考えたらもう負けてるんじゃないか?」
女子C「虫だけに?」
男子B「虫だけに」
ロボ娘「頭バグってるってどういう意味ですか!?」
女子A「うーん、とりあえず正常なロボはチワワに負けはしないと思うな」
10 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:34:26.11 ID:DPW1xCl20
【流行り物】
ロボ娘「男子Aさんが持ってるそれは、今流行りのタピオカミルクティーですね?」
男子B「いや、これカエルのタマゴ」
ロボ娘「ええっ!?ゲテモノ好きだったんですか!?」
男子A「タピオカであってるよ。変なモン食わせようとすんな」
男子B「こうもあっさり騙されるとは」
ロボ娘「ひどいです!ひどすぎます!純真な私の心を弄んで!」
男子A「まあタピオカってタピオカマルメガエルのタマゴだけどな」
ロボ娘「そうだったんですか!?私さっきごくごく飲んじゃったんですけど!?」
女子C「最近流行ってるから乱獲で数が減ってるらしいねー」
ロボ娘「そんな!私そんなものを飲んで・・・・・・」
女子B「こいつらの言ってること全部嘘だから」
ロボ娘「そうなんですか!?」
女子A「タピオカはキャッサバ芋からできてる・・・・・・らしいよ」
ロボ娘「芋?これがおいもなわけないでしょう!」
女子A「なんでこっちは信じないのさ」
ロボ娘「おいもはもっとほくほくしてます。こんなつるつるぷにぷににはなりませんよ」
女子B「こんにゃくに謝れ」
男子B「検索すれば一発で真偽がわかるのにな」
11 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:35:11.94 ID:DPW1xCl20
【アップデート2】
ロボ娘「女子Aさん女子Aさん!」
女子A「はいはい、どうしたの?」
ロボ娘「私、新たなアップデートがなされました!」
女子A「へぇ、どんなの?」
ロボ娘「なんとですね、私の腹部にタピオカ製造機が搭載されました!」
女子A「タピオカ限定?」
ロボ娘「更にミルクティー製造機も!」
女子A「ミルクティー限定?」
ロボ娘「組み合わせるとタピオカミルクティーになります!」
女子A「まあ、それはうれしいけどさ。容器は?」
ロボ娘「持ち歩いてます!」
女子A「持ち歩いてるんだ・・・・・・じゃあ一杯入れてよ」
ロボ娘「はい!ではすぐにご用意しますね」
女子A「ちょっとまってなんで容器を口に持ってくのなんで大口開けてるのおいこら止まれポンコツ話聞いてんのかお前どっから出す気だおいだから止まれって言ってんだろ」
12 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:35:59.24 ID:DPW1xCl20
【※個人の感想です】
女子A「うん、手順はともかく味はおいしい」
ロボ娘「わかっていただけましたか!?」
女子A「あと今度あんたの博士ぶっとばすから」
ロボ娘「どうしてですか!?」
女子A「あの博士絶対わざと口から出すように設計したでしょ」
ロボ娘「でも、その他の場所だとほら、下ぐらいしか・・・・・・」
女子A「もっとやり方があるでしょうが!穴から出すことを前提としないで!」
ロボ娘「博士はこっちの方がみなさん喜んでくれると言ってたんですが・・・・・・」
女子A「喜ぶ奴全員集めて。ぶっとばすから」
ロボ娘「女子Aさん実は結構乱暴ですね?」
女子C「こうみえて元ヤンだしねー」
女子B「逆高校デビューよね」
女子A「あんたがいうな」
ロボ娘(この人たちの過去に一体何が・・・・・・)
13 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:36:53.36 ID:DPW1xCl20
【改修案】
女子A「ってことで、どうしたらいいと思います?」
先輩「お腹を開けれるようにしたら?」
ロボ娘「なるほど!」
女子B「やめてください、走ってる最中に中身がこぼれる様になります」
先輩「そしてそこを冷蔵庫にする!」
ロボ娘「冷却装置を活かすわけですね!」
女子C「冷蔵庫は動き回ることを想定して作られてないからね」
先輩「タピオカミルクティーはそこから出すようにする!」
ロボ娘「なるほど!」
女子A「グロさはなくなる・・・・・・のかな?」
先輩「あと目から紫外線で殺菌とか、コンセント差込口つけたりとか」
ロボ娘「なるほどなるほど、参考になります!」
女子B「あんた家電に近づいてるけど大丈夫なの?」
ロボ娘「望むところです!」
女子B「女子A、この子のことがわからないんだけど」
女子A「とりあえずタピオカミルクティー機能は外していいんじゃないのかな?」
14 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:38:08.20 ID:DPW1xCl20
【仲間】
男子A「そういえばさぁ、ロボ娘みたいなのって他にいないのか?」
ロボ娘「ロボは私だけですよ。そもそも義手義足を製作してる研究所ですから」
男子A「ロボ「は」?」
ロボ娘「ロボではなくホムンクルスならいます」
男子A「義手義足関係なくないか?」
ロボ娘「博士曰く『てきとーにいろんな培養実験してたらできちゃった☆』と」
男子A「『できちゃった☆』でできるもんなの!?」
ロボ娘「そうでしょう、天才美少女博士ですから!」
男子A「ロボ娘、三十代の女性の事は少女って呼ばないんだ」
ロボ娘「博士は言っていました。自分が少女だと思っている限り少女であり続けるのだと」
男子A「それを言い張るようになった時点で少女じゃないんだよ」
ロボ娘「つまり!私はポンコツではないと思っている限り私は有能なのです!実際に腕のドライヤーは雨の日にみんなの靴下を乾かすのに役立っています!」
男子A「competent(有能)とconvenient(便利)は別物だよ」
15 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:38:51.22 ID:DPW1xCl20
【検索】
ロボ娘「しかし、ホムンクルスは生まれたばかりです」
男子A「ああ、赤ん坊なわけか」
ロボ娘「いえ、既にJKレベルまで成長してますが」
男子A「それ寿命とか大丈夫なのか?」
ロボ娘「博士曰く『効用曲線的な感じだから大丈夫大丈夫』と」
男子A「効用曲線って?」←高1
ロボ娘「私も知りません」←ポンコツ
男子A「・・・・・・ググるか」
ロボ娘「私も検索しますね」
博士「わからない人は『効用曲線 グラフ』で画像検索してね☆」
助手「ざっくりいうと最初だけぐっと伸び上がる曲線です」
16 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:39:33.84 ID:DPW1xCl20
【自宅】
女子A「ロボ娘って一人暮らしなんだよね?」
ロボ娘「はい。こうみえて家事は完璧です」
女子B「大丈夫?ものを押し入れに入れただけで掃除が終わったって言わない?」
ロボ娘「私をなんだと思ってるんですか!」
女子C「どこにあるの?」
ロボ娘「ここから徒歩10分ほどのところですね」
女子B「近っ」
ロボ娘「お隣が男子Aさんです」
女子A「えっ、なにそれ私聞いてないんだけど」
女子B「男子Aなら女子力高いし面倒見てくれてるでしょ」
女子C「変なことするような人じゃないもんね」
ロボ娘「ときどきしいたけを差し入れてくれます。男子Aさんはいい人です」
女子A「しいたけを渡すだけで好感度が上がる女・・・・・・」
女子B「安いわね」
ロボ娘「もちろんみなさんもしいたけを分けてくれるので親友たちです!」
女子C「しいたけ以外の基準はないの?」
ロボ娘「しいたけ、以外?・・・・・・次回のアップデートをお待ちくださ
17 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:40:44.18 ID:DPW1xCl20
【訪問】
女子A「なるほど、こっちに男子Aが・・・・・・」
女子B「なにやってんのよ、あんたは」
女子A「敵情視察?」
ロボ娘「敵同士なんですか?」
女子C「うわぁ、ロボ娘ちゃんにツッコまれるとか・・・・・・」
ロボ娘「私がいつボケましたか!?」
女子B「いいから早く入りましょ。アイスが溶けちゃう」
ロボ娘「はい、わかりました・・・・・・おや、開いてますね」
女子A「カギ閉め忘れてたの?」
ロボ娘「いえ、男子Aさんに合鍵を渡してるので恐らくそっちでしょう」
女子A「あ、あああ合鍵!?」
ロボ娘「きっと男子Aさんのお母さんがしいたけの煮物を作ってくれているはずです。ちょっと気分がハイになってきました」
女子B「あんた家族ぐるみで面倒みられてるのね」
18 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:41:24.54 ID:DPW1xCl20
【ログ】
女子A「ほんとにしいたけの煮物作ってた・・・・・・」
女子C「ごはんにあうね、これ」
女子B「煮物って言うか、旨煮?」
ロボ娘「ごはんもいいですが、そうめんと一緒に食べると格別ですよ」
女子A「なるほど!そうめんある?」
ロボ娘「えっと、たしか棚に残っていたはず・・・・・・あ、補充してくれてますね。博士が来たんでしょうか」
女子B「あんたちゃんと自分で買い物行ったりしてる?」
ロボ娘「私が買おうと思ったものはいつも補充されてるんです。自分でお買い物したいのに」
女子C「思考のログとか見てるんだろうねー」
ロボ娘「・・・・・・!?」
女子C「え、今まで気づいてなかった感じ?」
ロボ娘「も、盲点でした!だからほしいものは勝手に補充されてたんですか!」
女子B「むしろなんで今まで疑問に思わなかったし」
19 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:42:36.32 ID:DPW1xCl20
【割とお金持ち】
女子B「それにしてもまあ、広いわねー」
女子C「一人暮らしなのに3LDK・・・・・・」
ロボ娘「広すぎて逆に落ち着かないこともありますけどね」
女子A「本当にロボっぽくないなぁ。それがいいんだけれど」
ロボ娘「あと、こういう来客時のためにいろいろと遊ぶものは取り揃えていますよ」
女子B「まああっちに最新ゲーム一式あるしね」
ロボ娘「もちろんアナログゲームもたくさんです!さあさあ、なにやります?トランプ?ウノ?麻雀?バックギャモン?人生ゲーム?カタン?」
女子B「一部名前も聞いたことのないのがあるんだけど」
女子A「トランプとウノと人生ゲームぐらいしかわからないなぁ。麻雀はなんだか怖いし」
女子C「カンタンカンタン、あんなのポーカーと一緒よ」
ロボ娘「ではせっかくなのでルールを教えつつやりましょうか!」
女子B「え、麻雀やるながれ?私ドンジャラしかやったことないんだけど」
ロボ娘「大丈夫です!私が教えます!あ、いや、男子Aさんも指導要員として呼びますか」
女子B「女子Aに専属でいいんじゃない?」
女子A「ええっ!?ど、どどどうして!?」
女子C「さあねー」
20 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:43:29.67 ID:DPW1xCl20
【贅沢】
男子A「この女所帯に呼ばれるのは肩身が狭いんだけど」
女子B「いいじゃない。ハーレムよ、ハーレム」
女子C「え、脱衣あり?」
女子A「不健全なのはダメ!」
ロボ娘「私の魂を賭けよう!」
女子A「こっちは何言ってるの!?」
男子A「俺の部屋にきて漫画読み漁ってるからな、こいつ」
女子A「部屋を行き来する仲!?」
ロボ娘「ベッドの下に変な本はありませんでした。あと参考書のカバーの中とか、本棚の裏とか」
女子B「あんた電子派なんだ」
男子A「黙秘権を行使する」
女子C「じゃ、さっそくやろっか。えっと、マットある?」
ロボ娘「全自動卓なら」
女子C「なんて贅沢な!」
男子A「やる前にまず基本ルールだけ説明しとくから」
女子A「え、ええっと、ええっと、ふ、不束者ですが!」
ロボ娘「何を言ってるんですか?」
21 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:45:06.68 ID:DPW1xCl20
【泊まり】
女子C「立直一発タンヤオ平和一盃口ドラドラ、裏ドラも乗って倍満だね」
男子A「親倍直撃か。飛んだな、ロボ娘」
ロボ娘「」
・・・・・・・
ロボ娘「燃え尽きました・・・・・・真っ白に・・・・・・」
男子A「普段男子連中としかやらないから新鮮だったよ、ありがとう。んじゃ、俺は帰るわ」
ロボ娘「ま、待ってください!まだです!私はまだリベンジを果たしてません!」
女子A「でももう夜遅いし・・・・・・」
ロボ娘「まだ10時じゃないですか!夜はまだまだこれからですよ!」
女子C「着替えとかある?」
ロボ娘「私の物でよければありますが」
女子B「んじゃ今日は泊まりねー」
女子A「ええっ!?だ、男子Aも?」
男子A「んなわけないだろ、帰るっての。隣だし」
ロボ娘「隣ならまだいけますね!さあさあ、サイコロ振りますよ!」
男子A「妙に負けず嫌いだよなぁ・・・・・・まあいいか。付き合うよ」
女子A「じゃあ、泊り!?」
女子C「泊まらなくても帰れるでしょ」
女子B「ロボ娘ー、なんか適当につまめるもの作ってー」
ロボ娘「お任せあれ!本物のしいたけ料理というものをお見せしましょう!」
女子B「軽くつまめるものでいいんだからね?」
男子A「冷蔵庫に昨日炊いたこんにゃく余ってるだろ」
ロボ娘「しいたけ!しいたけが食べたいのです!いいじゃないですか、しいたけ!」
女子A「く、詳しいね」
女子B「ロボ娘の冷蔵庫事情把握してるの?」
男子A「把握してるも何も、俺が作ったから」
女子A「そんな同棲してるかみたいな!?」
22 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:46:09.19 ID:DPW1xCl20
【週4〜5】
女子A「だ、男子Aってそんなに頻繁にロボ娘のとこ来てるの?」シイタケ、シイタケ
男子A「んー、まあそうかな。3日に2回ぐらい」ヤキシイタケ、ニモノ、ツクダニ
女子A「お、多くないかな?」モウイッソゼンブツクレバイイノデハ?
男子A「いや、でも気になるし・・・・・・」ソウトキマレバサッソク!
女子A「そ、それってどういう意味で?」ワガヤノシイタケ、スベテヲツカッテ!
男子A「いや、ほっとけないだろ、あいつ」アシモトアブナイヨー、チラシオチテルヨー
女子A「それってどういう意味で!?」アッ
男子A「ほら、だってロボ娘ってほr」ガシャーン!!!!
男子A「なんだ!?どうした!?」
ロボ娘「あ、ああ、ああああぁぁぁぁぁ・・・・・・・しいたけ、しいたけがぁぁぁ・・・・・・」
女子C「床に落ちてるチラシ踏んで滑って転んだ」
女子B「で、抱えてたしいたけが全部ゴミ箱に入った」
ロボ娘「わ、私の、私の全しいたけが・・・・・・命より大事なしいたけがぁぁぁぁ!!!!」
男子A「もう残ってないのか?」
ロボ娘「ないですよぉ!全部使うつもりで出しましたからぁ!」
男子A「はぁ、しょうがないな。コンビニ行って買ってくる」
女子A「え、じゃ、じゃあ私も!」
女子C「いってらっしゃーい」
女子B「私らはこっち慰めとくわ」
ロボ娘「しいたけぇぇぇぇぇぇ・・・・・・・」
23 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:46:49.98 ID:DPW1xCl20
【感覚】
女子A「なんか、ロボ娘ちゃんに尽くしてるね」
男子A「尽くしてるっていうか、なんていうか・・・・・・」
女子A「いいんじゃない?世話好きなんだし」
男子A「そんなつもりはないんだけど、なんていうかあいつは、そう、あれだ」
女子A「あれ?」
男子A「ペット」
女子A「ペット」
男子A「なんていうか、放っておくと家の中を荒らしまわって手が付けられなくなるタイプのペットだ。だから目が離せないんだよ」
女子A「な、なるほど・・・・・・そういうわけか・・・・・・」
男子A「今日みたいなのも日常茶飯事だしな。一昨日も冷蔵庫のタマゴ全部落としたって騒いでたし」
女子A「なにをどうしたらそうなるのやら」
男子A「もっていた手ごと落ちたらしい」
女子A「接続が甘かったのかぁ」
男子A「さらにその前も米をぶちまけてて――」
24 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:47:54.22 ID:DPW1xCl20
【しいたけ】
男子A「ただいまー」
女子A「ただいまー」
女子B「おかえりー」
ロボ娘「男子Aさん!待ってましたよ!」
女子A「立ち直り早っ」
女子C「男子Aのお母さんが晩御飯のしいたけ分けてくれて、それ食べたら落ち着いたの」
女子A「子供か!」
ロボ娘「男子Aさん、例のモノを!いくらでしたか?」
男子A「売り切れてた」
ロボ娘「大丈夫です!ちゃんと今日はお金を降ろしてきたのでお支払いできま・・・・・・What's?」
男子A「どうやら謎の白衣の女性が昼頃に買い占めたらしくて今日は売り切れだってさ」
ロボ娘「・・・・・・」
女子C「あー、それであの量のしいたけが」
女子B「まあまあ、そんなこともあるって」
女子A「かわりにキノコの山買ってきたから、これでなんとか」
ロボ娘「・・・・・・自爆します!探さないでください!」
男子A「あっ、こら!やめろ!クソ、やっぱり力強い!父さーん!母さーん!姉ちゃーん!弟ー!助けてくれー!ロボ娘がまた自爆をー!」
25 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:48:36.82 ID:DPW1xCl20
【アフターナイト】
女子A「という感じのお泊り会になりました」
ロボ娘「どうしてありのまますべてを語ってしまうのですか!?」
先輩「えー、誘って欲しかったなー」
女子B「先輩誘ったらめんどくさそうですし」
先輩「えっ」
女子C「面倒みなきゃいけないのは1人で十分です」
先輩「えっ」
ロボ娘「えっ」
女子A「あの場に先輩が加わってたら収拾つかなかったかも」
先輩「・・・・・・ロボ娘ちゃーん!後輩たちがひどいのー!」
ロボ娘「ば、万能メイドロボを目指している私が、面倒を見られる側?」
女子A「万能どころか・・・・・・」
女子B「英語以外全部怪しいわよね」
女子C「結局料理とか掃除も全部男子Aか男子Aのお母さんがやってたし」
ロボ娘「・・・・・・もう自爆するしかないじゃないですか!」
先輩「じゃあ今日はロボ娘ちゃんの実力を見るために軽くパウンドケーキ作ろっか」
女子A「相変わらず切り替え早いですね」
女子B「大丈夫?しいたけ使わないけど料理できる?」
ロボ娘「じ、次回のアップデートをお待ちください」
先輩「作り方教えるから自分でレシピ更新してね」
女子C「やっぱりだったか・・・・・・」
26 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2019/09/14(土) 22:55:15.74 ID:DPW1xCl20
前回と同じくヤマオチイミナシ略してヤオイです。
前回はクラスでの生活オンリーだったので今回は日常生活を覗いてみました。
前スレのボ娘はミスですが、いっそそのままでいいやと思いました。
ホムンクルスちゃんは次回があれば出るかもです。幸運値が低い娘なので出ても不憫な目にしかあいません。
気が向いたら続き書くかも。全く関係ないの書くかも。
人外娘は至高。
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/09/15(日) 01:33:14.66 ID:3eEd6u1bO
でっこのSSはこれで終わりなの?まだ続くの?
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/09/26(木) 05:54:17.85 ID:HLEXedeho
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