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篠原夏希「とめて……涙」DIO「涙よ止まれぇええいっ! ザ・ワールド!!」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/09/11(水) 21:42:09.12 ID:MjJgHx9zO
久遠寺高校に通う篠原夏希は高校3年生。
明るく快活で愛想が良く容姿端麗な彼女は剣道部に所属しており、誰もが目を惹く才色兼備。
そんな彼女に頼み事をされたら誰もが NO!とは言えない。そうあの、空条承太郎ですら。
「いきなりごめんなさい、承太郎さん」
「まったく、いい迷惑だぜ」
とかなんとか言いつつも、承太郎はJO機嫌だ。
「それで? 何故この俺に声をかけたんだ?」
「どうしてもおばあちゃんに会わせたくて」
「ほう……そいつは楽しみだ」
承太郎の脳内では既にご挨拶から結納、結婚、披露宴、出産、3年目の浮気、穏やかな老後まで全てが完璧に想定されている。やれやれだぜ。
ところがどっこい。
「侘助!」
「ばあちゃん……」
この侘助とかいうチャラいおっさんが出て来てからというものの、承太郎は苛ついていた。
なんでもこの下郎は篠原夏希の叔父であり、彼女は大層慕っているようで、面白くなかった。
「借りた金は利子つけて返すからさ……」
「侘助! 今ここで……!」
「おっと、待ちな。そこから先はこの空条承太郎が許さねぇ。ばばあは引っ込んでな」
薙刀を振り回しながら規制ワードを口走ろうとした危険な老婆を宥めて、承太郎が前に出る。
ザ ッ
「誰だ、お前は……?」
「俺は空条承太郎。しかと覚えておきな」
「夏希の友達か?」
「俺の女を呼び捨てにすんじゃあねぇよ」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド
格好良く決めたつもりだった承太郎であるものの侘助と同じく肝心な篠原夏希も首を傾げていた為、やれやれだぜと首を振り体裁を整えた。
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