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花沢類「そんなに俺のへそが気になる?」牧野つくし「べ、別に……」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/08/30(金) 22:32:07.63 ID:/ARAiuYRO
「うっ……」
「あ、起きた」
「えっ? は、花沢類!?」
昏倒したつくしが目覚めると、そこは花沢類の膝の上であり、上から見下ろす彼に気づいた瞬間に身を起こして慌てて距離を取った。
「皆はもう帰ったよ」
「そ、そっか……」
周囲を見渡しても誰もいない。
花沢類と2人っきり。ドキドキする。
先程のことがまざまざと脳裏をよぎり、あれはもしかしたら全て自分が見た夢だったのではないかと思っていると、花沢類がおもむろに。
「牧野はガチャ運強いね」
「な、なんのこと……?」
「だから、ガチャウンのこと」
(てことはつまり花沢類のおへそはガチャ?)
SSRの糞を一発で引き当てたのだろうか。
いやいや、そんなわけあるかと思いつつも。
たしかに室内には花の香りが充満しており。
それを今一度胸いっぱいに吸い込むと、彼が。
「牧野は『花よりうんこ』なんだね」
などと言え得て妙な上手いオチをつけたものだから、牧野つくしも負けじとこう言い返した。
「花沢類のうんちなら、花よりも好き」
そう言って屈託なく微笑む牧野つくしの笑顔に見惚れた花沢類が堪らず目を逸らしながら。
「……ずるいな、牧野は」
なんて、悔しそうに呟き、負けを認めたのは、この先ずっと2人だけの秘密となるだろう。
【花よりうんこ】
FIN
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