THE3名様〜矢澤にこに墓標はいらぬ ここは地獄の秋葉原〜

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37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/25(日) 23:42:37.61 ID:3dPaV0KPO
穂乃果「絢瀬先生は冗談に聞こえないんだよ」

絵里「ここでは絵里ちゃんって呼びなさいよぉ。ほのか〜」

穂乃果「分かった分かった。暑いから」

梨子「ふふ」

穂乃果「笑ってないで助けてよ」

絵里「助けてって何よ?ねえ?嫌なの?」

穂乃果「も〜」

梨子「そう言えば今日生徒が面白い話をしてて」

穂乃果「面白い話?」

梨子「私達の頃にもあったと思うんですけど。ムラサキ鏡って覚えてます?」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/25(日) 23:51:01.03 ID:3dPaV0KPO
穂乃果「あ〜なんかあったね。え?何?うちの生徒が話してたの?高校生にもなって?」

梨子「はい。ムラサキ鏡って言う言葉を20歳まで覚えていると呪われる〜とか不幸になる〜とか。地域によって違ったかもしれませんけど」

穂乃果「すっかり忘れてたね〜。そんなの」

梨子「こう言う類の話って私達が子供の頃に流行った話もまだ残ってるんですね」

穂乃果「うん。私達の頃も花子さんだとか口裂け女とか親世代の怪談も流行ったもんね。今思えば何が怖かったんだろって感じだけどね」

梨子「ふふっ。面白いですよね」

絵里「ちょっとぉ」

穂乃果「あっ、やばっ。忘れてた」

梨子「忘れてた?」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/25(日) 23:58:35.91 ID:3dPaV0KPO
絵里「なんでそんな話をするのよぉ〜。もぉ〜帰ってお風呂入らなきゃ行けないのにぃ〜」

梨子「えっと…」

穂乃果「怖がりなんだよ。異常な程に。はあ…こんな怪談じゃ今時小学生でも怖がらないよ?」

絵里「怖いものは怖いの!仕方ないじゃない!責任取ってよ」

穂乃果「責任って…」

絵里「お願いします。エリーチカのお家に泊まって行って下さい」

穂乃果「はあ…分かったよ」

梨子「この姿…生徒には見せられませんね」

穂乃果「もういっその事良いんじゃない?」

40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/25(日) 23:59:59.80 ID:p7kFVTBl0
いくつになってもかわいいな
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/26(月) 00:04:38.49 ID:0ISv+g1PO
10年後のラブライブ 2学期
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1523017785/
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/26(月) 20:59:34.88 ID:Tm94ER9FO
「漢」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/26(月) 21:06:54.25 ID:Tm94ER9FO
花陽「あっ、ご飯…じゃなかった。穂乃果ちゃん…」

穂乃果「え!?花陽ちゃん?今、ご飯と私の事言い間違えたの?」

花陽「ち、違うの。ごめんなさい。失礼な事を言っちゃって…」

穂乃果「あの、念の為に聞くけど失礼って私に対してだよね?別に疑って訳ではないんだけど花陽ちゃんのご飯に対するリスペクトって凄いからもしかしたらと…」

花陽「…」

穂乃果「え!?なんで黙るの?図星だったの?」

花陽「…ごめんなさい」

穂乃果「謝らないでよ!!!」

ことり「穂乃果ちゃん。頬っぺたにご飯粒付いてるよ」

44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/26(月) 21:16:36.30 ID:Tm94ER9FO
穂乃果「え?どれ?こっち?」

ことり「そっちじゃないよ。こっちだよ。取ってあげますよ〜」パクっ

穂乃果「あ、ありがとう。なんか…それ…照れるね」

花陽「凄いです!今のは男の子が女の子にして欲しい事の上位に入ります」

ことり「え〜。そうかなぁ」

花陽「そうだよぉ」

穂乃果「いや、実際やられて私もグッと来たもん。男の子だったら今のでイチコロだね。こんなのことりちゃんしか出来ないよ。女の子オブ女の子だよ」

花陽「憧れますぅ」

ことり「そんな事ないよぉ」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/26(月) 21:55:43.26 ID:fqHX5nUc0
穂乃果「逆はどうなんだろうね?」

ことり「逆って?」

穂乃果「漢の中の漢!難しい字の方の漢ね!漢字の漢の方」

花陽「漢の中の漢…」

穂乃果「うん。どんなかな〜って」

ことり「決断力がある人は良いな〜って思うかも」

花陽「力持ちな人とか?」

穂乃果「ん〜ふんどし履いてる人は漢の中の漢だよね」

花陽「そ、それはどうかな?」

ことり「強さの中に優しさを感じる人とか?」

穂乃果「あっ!それカッコいい!」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/26(月) 22:10:39.29 ID:fqHX5nUc0
ことり「後は…ご飯をモリモリ食べる人!」

穂乃果「あ〜確かにワイルド!」

ことり「お茶碗に山盛りのご飯をって漢らしいよね」

穂乃果「うん。でも、それってさ…花陽ちゃんじゃない?」

ことり「花陽ちゃんモリモリ食べるもんねー」

花陽「やっぱり途中からそうなると思ったよぉ」

穂乃果「あ〜花陽ちゃんが膨れちゃったぁ」

ことり「かよちゃん〜頬っぺた膨らませて〜。おにぎりみたいですよ〜」ツンツン

花陽「も〜違うよぉ」

ことり「うふふ。花陽ちゃん可愛い〜」

穂乃果「いや〜…にしても、どうして私はご飯と間違えられたのかな?」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/26(月) 23:16:08.60 ID:fqHX5nUc0
「推し」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/26(月) 23:21:30.57 ID:fqHX5nUc0
花陽「はい。亜里沙ちゃんはメロンジュースで良かったかな?」

亜里沙「すいません。ありがとうございます」

花陽「どういたしまして。にこちゃんはオレンジジュース」

にこ「ありがとう、花陽」

亜里沙「μ'sのお二人とお昼を一緒に食べれるなんて感激です」

にこ「え?あっ、そ、そう?まあ…あれね。スーパーアイドルだからね」

亜里沙「はい!スーパーアイドルのにこさんとご一緒出来て嬉しいです」

にこ「なんて気持ちの良い子なのかしら。本当に絵里の妹なの?」

亜里沙「本当ですよ?」

にこ「いや…分かってるわよ」

亜里沙「ふふっ」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/26(月) 23:25:30.28 ID:fqHX5nUc0
にこ「所でさ、亜里沙ちゃんはμ'sが大好きって言ってたけどμ'sのメンバーでは誰推しなの?絵里は抜いてね」

亜里沙「海未さんです」

にこ「即答…」

花陽「亜里沙ちゃんは海未ちゃんが好きなんだ」

亜里沙「はい」

にこ「じゃあ二番目は?」

亜里沙「お姉ちゃんです」

にこ「いや…お姉ちゃんは抜いてって…って言うが絵里を入れても海未が一位なの?」

亜里沙「はい!」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/27(火) 04:44:22.30 ID:vMZVZYlX0
キラセン回で水色のサイリウム振ってたんだよなぁ
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/27(火) 20:27:09.26 ID:dTi218Xx0
にこ「え?じゃあ…私は何番目なの?」

亜里沙「にこさんは3番目です!」

にこ「え?そ、そう?」

亜里沙「はい!にこさん可愛くて大好きです」

にこ「へ、へ〜」

花陽「良かったね、にこちゃん」

にこ「べ、別に〜。そ、そんな事よりも花陽は何番目なの?」

花陽「わ、私?」

亜里沙「3番目です!」

花陽「わ、私も3番目?」

にこ「何よそれ?じゃあ、真姫は?」

亜里沙「3番目です!」

にこ「あっ、そう言う事」


52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/27(火) 20:38:50.66 ID:dTi218Xx0
亜里沙「私は箱推しですから!」

花陽「な、なるほど」

にこ「そんな言葉どこで覚えたの?って言うか箱推しなのに海未は違うじゃない」

亜里沙「海未さんの凄くカッコいい所に憧れます!」

花陽「確かに海未ちゃんはカッコいいけど。絵里ちゃんも凄くカッコいいよ?」

亜里沙「はい!自慢のお姉ちゃんです!」

花陽「そっか」

にこ「あの…亜里沙ちゃん?にこも結構カッコ良かったらするのよ?」

亜里沙「はい!もちろん知ってます!」

にこ「なのに3番…」

亜里沙「なんか…超えられない壁があるのかも…」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/27(火) 21:14:18.19 ID:dTi218Xx0
>>52

○ 花陽「何か…超えられない壁があるのかも…」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/27(火) 21:30:16.85 ID:dTi218Xx0
「変顔」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/27(火) 21:35:25.18 ID:dTi218Xx0
希「見ててな〜…ほれ!」

絵里「ちょっ…ふふっ…その顔やめてよ…ふふっ」

希「面白いやろ〜」

にこ「よくそんな顔出来るわね。信じられないわ」

希「そんな事言わないでよ。家で練習したんやから〜」

にこ「あんた…一人でそんな事してんの?大丈夫?」

希「一人暮らしって暇なんよ。なあなあ、えりちもやって見てよ」

絵里「私?でも…恥ずかしいわ…」

希「え〜良いやん。ね?」

絵里「じゃあ…笑わないでよ?」

にこ「変顔って笑わす為にやるんでしょ?」

絵里「行くわよ?」プゥー
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/27(火) 21:39:45.21 ID:dTi218Xx0
希「それが…変顔?」

絵里「そ、そうだけど…。ダメ?」

希「えりち…変顔舐めてるやろ?」

絵里「えっ!?」

希「頬っぺた膨らませて変顔って…ただ可愛いだけやん」

絵里「そ、そんな事言われても…私初心者だし…」

希「えりち。もっかいだけお手本を見せてあげる。変顔って言うのはこうやるんやーーー!!!」

絵里「くっ…ふふっ…ふふふ…あははは。希…何その顔…あははは」

希「分かった?」

絵里「分かったけど…ふふっ…ちょっと待って。ツボに…ツボに…」

希「ほれほれ〜」

絵里「あははは」

57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/27(火) 21:47:12.55 ID:dTi218Xx0
にこ「……にこも変顔やろうかな〜」

希「え?にこっちも?」

絵里「あははは。ちょっと、にこまで…やめてよ。あははは」

にこ「行くわよ〜」プゥー

希「……え?いつも通りの顔やん」

にこ「何ですって!!!!」

絵里「なんか笑いが止まったわ」

希「いや…冗談やけど。えりちの見て真似して可愛いって言われようとしてるのみえみえなんやもん」

にこ「そ、それは…」

希「にこっち。もし、にこっちが他のアイドルと一線を画するなら本域の変顔の一つでも出来なきゃね。こう言う風に〜」

にこ「くっ…憎たらし顔ね…」

絵里「あははは。や、やめてよ〜」

にこ「あんたはあんたでしつこいわね」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/27(火) 21:51:26.43 ID:dTi218Xx0
「無限」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/27(火) 21:59:18.20 ID:dTi218Xx0
絵里「ハラショー。やっぱりパフェはチョコレートね!」

真姫「…」

絵里「ね?真姫もそう思うでしょ?」

真姫「…うん」

絵里「ねえ?二人でいる時くらいスマホいじるのやめたら?」

真姫「そうね。ちょっと待って」

絵里「一人でいる時の寂しさより二人でいる時の孤独の方が寂しいわね…よっぽど…」

穂乃果「それなんかの歌詞でしょ?」

絵里「穂乃果!」

穂乃果「いや〜トイレ混んでてさ〜」

絵里「そうなの」

真姫「ごめん、絵里。海未とやりとりしてて。なんだっけ?」

穂乃果「何かあったの?」

絵里「あっ、別に。大した事じゃないから」

真姫「そうなの?」

絵里「え、ええ。チョコレート美味しいなってだけ…」

60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/27(火) 22:04:48.73 ID:dTi218Xx0
穂乃果「あ〜パフェ!確かに美味しそう」

絵里「一口食べる?」

穂乃果「食べる!」

絵里「一口だけよ?無限にある訳じゃないんだから」

穂乃果「分かってるよ」

真姫「多分穂乃果は分かってないわよ」

絵里「真姫にもあげるから。待っててね」

真姫「べ、別に私は…」

パクっ

穂乃果「ん〜うまい!パフェがあれば夏もエアコン要らずだね!」

真姫「でも夏になったら使うじゃない」

穂乃果「いや〜えへへ」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/27(火) 22:13:47.40 ID:dTi218Xx0
絵里「パフェばかり食べてるとまたダイエットする羽目になるものね」

穂乃果「うっ。それは…。あの…あっ!ふと思ったんたけどさ!」

絵里「何?」

穂乃果「エアコンってどうやって部屋を冷やしてるんだろうね?」

真姫「凄い強引に話を変えたわね」

穂乃果「いや…エアコンの話をしたから思い出してんだよ。誤魔化した訳じゃないよ」

絵里「エアコンにはフロンガスが使われていてガスの状態変化による熱の移動によって室内を冷やしてるのよ」

穂乃果「どう言う事?意味が分からないんだけど」

絵里「液体が蒸発する時に周囲の熱を奪う性質があるのは知ってる?授業で習ったと思うけど」

穂乃果「私達はまだかも」

真姫「習ってるわよ。私でも知ってるんだから」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/27(火) 22:28:24.20 ID:dTi218Xx0
絵里「その性質を使って部屋を冷やしてるのよ。フロンが蒸発した時に室内の熱を奪うのね。凄く簡単に言うとね」

穂乃果「って事はそのなんとかガスが無くなっちゃうと部屋は冷えないって事?」

絵里「そうよ」

穂乃果「誰が補充してるの?」

絵里「冷媒ガスは基本的に室内機と室外機をぐるぐると循環してるから配管に穴が開いたりしなければ基本的には無くならないのよ」

穂乃果「えっ?って事は…そのガスがある限りエアコンは無限に使えるって事だよね?使いたい放題って事だよね?これは夢があるね!」

真姫「いや…絶対にそんな単純な話じゃないでしょ。他の部品だって壊れるから」

絵里「って言うかそんな事したら電気代の請求が怖いから」


63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/27(火) 22:45:08.37 ID:30lL1cMDO
かしこいなぁ
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/27(火) 23:10:43.12 ID:vMZVZYlX0
かしこさの高低差がハンパない
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/28(水) 21:06:59.95 ID:6bJ2tDAE0
「餃子」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/28(水) 21:20:44.54 ID:6bJ2tDAE0
凛「凛ラーメンにしようかな」

希「本当にラーメン好きやな」

凛「うん。凄い好きにゃ」

希「ウチもたまにはラーメン食べようかなぁ」

凛「そうしなよ。海未ちゃんはラーメン食べない?」

海未「え?私は…」

海未(ラーメンよりも餃子が食べたい。けど…)

希「この後、練習やからなぁ。あまり食べ過ぎると動かなくなっちゃうよ」

凛「大丈夫にゃ!凛直ぐに消化するから」

希「えー本当に?」

海未(そう。この後練習なんですよね。餃子なんか食べたら…臭いが…)

67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/28(水) 21:38:02.19 ID:6bJ2tDAE0
凛「希ちゃん味噌?」

希「塩にしようかなぁ。海未ちゃんはラーメンでええの?海未ちゃん?」

海未(もし、練習で密着するだろうし。穂乃果なんて何もなくてもすぐ抱きついて来たりするし)

希「海未ちゃんどうしたんやろう?急にフリーズして」

凛「大丈夫かな?」

海未(ことりなんてニンニク嫌いだし。けど、そう思えばそう思うほど餃子を食べたくなって来ました。でも…もし…臭いなんて思われたら…私は…私は…)

凛「海未ちゃーん?おーい!全然反応しないにゃ」

希「なんか、本当に心配になってくるなぁ」

海未「私はどうすれば!!!!」



68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/28(水) 21:49:05.93 ID:6bJ2tDAE0
凛「うわぁ」

希「ど、どうしたん?急に大きな声を出して」

凛「ビックリしたにゃ」

海未「あっ…すいません。ちょっと考え事をしてて…」

凛「そ、そうなんだ」

希「考え事もええけど程々にな。海未ちゃんすぐに自分の世界に入り込んじゃうから…結構心配」

海未「す、すいません」

凛「で、海未ちゃんは注文決まった?」

海未「あっ、はい。あの…えっと…焼魚定食で…」

凛「なーんだ。ラーメンじゃないんだ」

海未「そうですね…ちょっと…水取って来ます。考え事してたら喉が渇いてしまって。二人も飲みますよね」

凛「ありがとう」

希「悪いね。ありがとう」

凛「海未ちゃん何を考えてたんだろう?また作詞で悩んでるのかな?」

希「深刻そうな顔してたもんなぁ。少しはウチ等でフォローしてあげないとね」

凛「そうだね」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/28(水) 23:11:56.35 ID:6bJ2tDAE0
「出世」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/28(水) 23:20:31.23 ID:6bJ2tDAE0
絵里「凛が魚を食べるなんて」

凛「いつまでも子供じゃないもん。好き嫌いばかりしないよ」

絵里「偉いわよ、凛!」

穂乃果「魚って言っても…凛ちゃんが食べてるのは鰻だからねぇ」

絵里「まあ…そうだけど…これでも進歩よ。さっきまで鰻も食べず嫌いしてたんだから」

凛「鰻美味しいにゃ〜」

穂乃果「まあ、でも鰻は確かに美味しいよねぇ。土用の丑の日バンザーイだよ」

絵里「そうね」

凛「凛、鰻だったらいくらでも食べれちゃうにゃ。よく見ると形も魚っぽくないし」

穂乃果「確かに!魚よりも蛇に近いかも」

絵里「あの…食べてる時にやめてくれない?」


71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/28(水) 23:26:48.66 ID:6bJ2tDAE0
凛「でも、鰻って本当に魚なのかな?」

絵里「本当に魚よ。心配しないで」

穂乃果「あっ!でもさ、こないだテレビでやってたんだけどね。鯉っているじゃん?」

凛「魚の?」

穂乃果「うん。魚以外の鯉って何があるの?」

凛「恋心の方の恋!」

穂乃果「あ〜なるほど」

絵里「他にも探せば沢山あると思うけど」

穂乃果「まあなんでもいいんだけど。あの、魚の鯉ね。あの鯉ってさ龍になるらしいね」

凛「龍?」

穂乃果「うん。出世魚ってあるでしょ?鯉が出世すると龍になるんだよ」

凛「え〜龍って本当に居るの?」

穂乃果「知らないけど。なんかなるんだって。どこだっけな?中国とかの話だけどね」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/28(水) 23:39:20.46 ID:6bJ2tDAE0
凛「ふ〜ん。不思議な事もあるもんだね」

絵里「それ全部間違ってるから」

穂乃果「え?そうなの?でもテレビでそう言ってたよ?」

絵里「また中途半端に聞いてたんでしょう。鯉が龍になるって言うのは伝説上の話よ。竜門って言う滝を登る事が出来た鯉は龍になるって。登竜門なんて言葉もそれが由来だったりね」

穂乃果「へ〜。そうなんだ」

凛「じゃあ、結局鯉は龍になるの?ならないの?」

絵里「架空の話だから実際にはならないわよ」

凛「じゃあ、鯉は鯉のままなんだ。鯉はずっと鯉…」

絵里「まあ、そうだけど。鯉は出世魚じゃないから。殆どの魚がそうでしょ」

凛「じゃあ、出世する魚は何が居るの?」

絵里「ブリとかボラが有名じゃない?」

穂乃果「サバは?」

絵里「サバは違うわよ」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/28(水) 23:45:59.14 ID:6bJ2tDAE0
穂乃果「ふ〜ん。でもさ、ニゴイっているじゃん?あれは鯉になるんじゃないの?」

凛「ニゴイって何?」

穂乃果「鯉のぼりの歌にも出てくるじゃん」

絵里「ニゴイはニゴイだから」

穂乃果「へ〜難しいなぁ」

絵里「全く…中途半端に変な知識をつけて…」

穂乃果「いや〜あはは…」

凛「出世魚か〜。ねえ?穂乃果ちゃんはいつ出世するの?」

穂乃果「え?いや…こう見えても生徒の中じゃのトップなんだけども。一応…」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/29(木) 22:47:36.32 ID:V5NvJX4v0
「変顔2」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/29(木) 22:52:02.16 ID:V5NvJX4v0
穂乃果「じゃあ、私から行くよ!ふんっ!」

凛「あははは。穂乃果ちゃん変な顔にゃ〜」

真姫「…」

凛「じゃあ、次は凛の番にゃ〜。にゃ!」

穂乃果「あははは。良いね〜。良いよ凛ちゃん」

真姫「…」

穂乃果「さあ、次は真姫ちゃんの番だよ」

凛「とっておきの奴を頼むにゃ」

真姫「絶対に嫌」
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/29(木) 23:02:39.47 ID:V5NvJX4v0
穂乃果「なんで!?」

真姫「だって恥ずかしいじゃない。よく出来るわね」

凛「それは凛達が恥ずかしいって事?」

真姫「言葉の通りよ」

穂乃果「真姫ちゃん。人生ってね、時には恥ずかしい事だってやらなきゃいけないんだよ。そうやって成長するんだから」

真姫「だとしても私は嫌」

穂乃果「頑固だなぁ。だいたい何がそんなに恥ずかしいのさ?」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/29(木) 23:11:25.96 ID:V5NvJX4v0
真姫「だって馬鹿みたいじゃない」

凛「それが変顔だからね」

真姫「だから嫌なのよ」

穂乃果「あのね真姫ちゃん。こう言う言葉があるんだよ。踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら踊らにゃ損々ってね。昔の人はよく言ったもんだよ」

真姫「じゃあ、二人がやればいいんじゃない?」

穂乃果「なんで?真姫ちゃんは?」

真姫「だって、そもそも私は阿呆じゃないし。損も何もないわ」

穂乃果「成る程。私達とはステージが違うと…。スクールアイドルだけに…」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/29(木) 23:34:30.80 ID:Rx88yy5rO
「10数年後…その3」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/29(木) 23:53:23.33 ID:Rx88yy5rO
絵里「スー…スー…」ZZZ

梨子「絢瀬先生寝ちゃいましたね」

穂乃果「飲み過ぎなんだよ。全く」

梨子「疲れてるんですよ。絢瀬先生責任感強いから」

絵里「んふふ」

梨子「今笑いましたね」

穂乃果「良い夢でも見てるのかな」

梨子「ですね」

穂乃果「ほら、絵里ちゃん。起きなよ」

絵里「ん…んん…穂乃果…ごめんなさい。迷惑掛けちゃって」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/30(金) 00:08:48.42 ID:pe8/tVybO
穂乃果「別に良いよ。私が今まで掛けてきた迷惑に比べれば可愛いもんだし」

絵里「ほんと…ごめん…」ガタッ

穂乃果「あぁ…また寝ちゃったよ」

梨子「なんか…お二人を見てると絆が強いんだなぁって」

穂乃果「今思ったの?どこを見て?」

梨子「なんとなくです」

穂乃果「まあね。絵里ちゃんは友達だけど…でも、私にとって絵里ちゃんはずっと憧れ…みたいな。あはは…何言ってんだろ、私も酔ってるのかな」

梨子「わかってますよ」


81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/30(金) 00:16:43.74 ID:pe8/tVybO
穂乃果「さっ、帰ろ帰ろ。ほら、絵里ちゃん。今度こそ起きてよ。帰るから。立って。明日から新学期なんだからね」

絵里「ん…んん…」

穂乃果「ほーら。肩貸すから」

絵里「うん」

穂乃果「さっ、行くよ。歩ける?」

絵里「うん……穂乃果……」

穂乃果「何?」

絵里「いつもありがとう。それだけ」

穂乃果「うん」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/30(金) 00:17:15.57 ID:pe8/tVybO
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/30(金) 04:52:42.87 ID:fHnqApD40
良いオチだった乙
そういや夏休みも終わりの時期か
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/30(金) 19:04:24.32 ID:XzigJYnoO
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2024/05/03(金) 19:21:26.70 ID:rjR6FAaTO
「ゴミ視聴者(チーター)潜伏
→RUST今季終了
→久々のJUN散歩in秋葉原
#凸禁止#話かけるな」
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86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/04(土) 00:35:43.74 ID:b624599u0
乙、おもろかったよ
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